長州「カバンの中でも見てみるか」

長州「えーと何々・・・俺は碇シンジってやつになったのか」

長州「んっ！？２０１５年！？未来！？」

長州「まいったなー・・・」

長州「しかしプロレスいや。格闘技の世界はどうなったのかな・・・」

ドッカーン！！

長州「なんだぁ！？」

長州「未来じゃあ日本でもテロか！？」

キュイーン！キキー！！

長州「あぶねーぞコラ！車から出ろコラ！」

ミサト「あなたがシンジ君ね！早く乗って！！」

長州「何だとタココラ！」

ミサト「いいから早く！」

長州「ぐえっ！」

長州（女に力負けするだと！？）

ミサト「それじゃいくわよ！しっかり捕まってて！！」

ブーン！！！

長州「オエっ！」

ドーン！！

プスプス・・・

長州「いてて・・・吹っ飛ばされるとは・・・」

長州「てっ何だありゃ！？」

ミサト「あれは私たちの敵使徒よ」

長州「使途！？」

ミサト「詳しいことは分からないわ、でも使徒が人類を襲い続ける限り我々は戦わなくちゃならないの」

長州「あんた戦うとか言ってるけど軍人か何か？」

ミサト「一応そういうことになってるわ」

長州「一応？なんだモグリか・・・」

ミサト「あ～もうどうでもいいわ」

長州「あっそうそう、この車は防空壕にでも向かってるのか？」

ミサト「何言ってるの？あなたのお父さんの所へ向かっているわ」

長州「お父さん？・・・あ～お父さんね。うんお父さん・・・」

長州（やばい！お父さんとか知らねーよ！）

ミサト「お父さんのこと苦手？」

長州「苦手ですよ・・・うん。苦手ですよ」

ミサト「そう」

ミサト(私も親子に関しては言える立場じゃないわね)

長州（気まずいなー・・・）

ミサト「VTOLが撤退！？まさかN２爆弾を使う気！？」

ミサト「シンジくん伏せて！」

長州「はっ！？」

チュドーン！！！！

プスプスプス・・・

おまたせ

長州「ぷっは～！」

ミサト「クッ！」

ミサト(街中でN２なんて正気じゃないわね！)

ミサト「シンジ君怪我は？」

長州「いや～大仁多との試合に比べれば・・・」

ミサト「あっうんそうなの・・・」

ミサト（大仁多って何・・・？）

ミサト「ああでも車がダメになっちゃったわ～まだローン残ってるのに～」

長州「しっかし今の爆弾はえぐかったな～うん。えぐかった」

ミサト「あれはＮ２爆弾って言うのよ」

長州「ふーん」

ミサト「そういえば自己紹介がまだだったわね、私は葛城ミサト、ミサトと呼んでくれて構わないわ」

ミサト（しかしこの子な～んか普通の子とは違う・・・碇指令の子だからかしら・・・）

長州「ああヨロシク」

ミサト「それじゃあ再び出発するわ」

長州「ああ」

ミサト「ここが人類の砦ジオフロントよ」

長州「ほお～！いや大したもんですよ！うん大したもんですよ！」

ミサト「すごいでしょ、でもこれからもっと凄いものを見せてあげるわ」

長州「ほあ～もっと凄いやつね～」

ミサト「そうじゃあ楽しみにしててね」

長州「ここさっきも通っただろ」

ミサト「う～ん合ってるはずなんだけどね～おかしいな～」

長州「迷ったのかコラ！？」

リツコ「葛城一尉ここでなにをしているの？」

ミサト「ごみ～んリツコ！ちょっと道に迷っちゃってー」

リツコ「あのね今は緊急を要する事態なのよ！そんな職務態度では困るわ！」

ミサト「だからゴメンって」

リツコ「ハア………まあいいわ、それでその子がサードチルドレン？」

ミサト「そう彼がマルドゥク機関から選出された３番目の子、碇シンジ君よ」

リツコ「よろしくねシンジ君」

長州「ああヨロシク」

長州（コンパニオンの姉ちゃんみたいな格好だな～）

リツコ「それじゃあ行きましょうか」

ミサト「ええ」

長州（未来は一周回ってダサいのか？）

リツコ「じゃあシンジ君も付いてきてちょうだい」

長州「あ～はい」

長州「なんじゃこりゃ！？化け物か！？」

リツコ「汎用決戦兵器エヴァンゲリオンその初号機よ」

長州「エヴァンゲリオンだあ～！？」

バーン！

ゲンドウ「久しぶりだなシンジ」

長州「あんた誰？」

ミサト「碇司令っ！」

長州「碇・・・？あー！これお父さんかよ！）

ゲンドウ「乗れっ」

ミサト「乗れって！？まさかシンジ君を載せる気！無茶よレイですらシンクロするのに何ヶ月かかったと思ってるの！？」

リツコ「座っているだけでかまわないわ」

ミサト「でっでも！」

リツコ「人類の危機よ手段を選んでる場合じゃないわ」

ミサト「クッ……」

ゲンドウ「乗るのか乗らないのかハッキリしろ！」

長州「何だとタココラ！」

長州「それが人に物頼む態度かコラ！？」

ゲンドウ「臆病者に用はない帰れ！・・・冬月予備が使えなくなったレイを起こしてくれ」

冬月「使えるのかね」

ゲンドウ「死んでいるわけではない」

長州（何だ。変わりがいるじゃねえか）

キュルキュルー

レイ「ハアハアハアハア」

ゲンドウ「レイ、もう一度だ」

レイ「ハイ」

長州「まてコラー！ふざけんじゃねえぞコラ！」

ミサト「シッシンジ君！？」

長州「何がもう一度だ！このクソばか野郎！てめー[ﾋﾟｰｰｰ]！てめーが死んだら俺が墓に糞ぶっかけてやる！」

長州「それがてめーのやり方か！？それがてめーのやり方なのか！？」

長州「乗ってやるよ！乗ってやるよ！エヴァンゲリオンに乗ってやるよ！」

ミサト「シッ、シンジ君のっ乗ってくれるの！？」

ミサト（何なのよこの迫力！？本当に中学生なの！？オッサンみたい！）

長州「乗るって言ってるだろ！くらわすぞ！」

リツコ「エヴァの発進準備急いでっ！」

リツコ（何なのよあの切れ方？異常者みたいだわ）

エントリープラグの中

長州「口の中切ったみたいな味だな～」

ミサト「我慢しなさい男の子でしょ！」

長州「闘いの前に何だ！ゴチャゴチャ言うんじゃねえ！」

ミサト（やっぱり普通の子とは大きく違うわね・・・）

ミサト「シンジ君発進するわよいいわね？」

長州「・・・・・・」

ミサト「・・・・・・」

ミサト「エヴァンゲリオン初号機発進！」

長州「ぐっ！」

長州（Gがかかることくらい先に言っとけよ！）

ガシュン！

長州（あれが使途か・・・ムタ並に気味が悪い・・・）

ミサト「何をぼさっとしてるの！まずは歩くことから考えて！」

長州「何だとコラ！先に言っとけタコ！」

サキエル「・・・ビシッ！」

長州「ぐう！いてーじゃねえか！どういうことだ！」

ミサト「落ち着いてシンジ君！それはあなたのダメージじゃないわ！」

長州「てめ～食らわされたいのか！？女でも容赦しねーぞ！」

長州「いてーのは痛いんだ！・・・」

ミサト「まずいわっ！ダメージが大きすぎる！」

長州「ぐへ！ごふ！・・・」

ドーン！

マヤ「頭部破損！パイロット生死不明！」

ミサト「神経接続解除！プラグ射出！パイロットの救出を優先して！」

マヤ「ダメですっ！信号受け付けません！」

ミサト「なんですって！」

冬月「絶望的だな」

ゲンドウ「問題ない、まだ手立てはある」

冬月(碇め、まさか初号機を覚醒させるつもりか？)

ミサト「まずいわ！このままじゃコアが破壊される！どうにかなんないのリツコっ！？」

リツコ「私にだってこうなってしまったら出来ることなんて無いわ」

プラグの中にて

長州「・・・藤波！俺はお前の噛ませ犬じゃないぞ！何で俺がお前の下なんだ！何で俺がお前の前を歩かなきゃいけないんだ！俺とお前とどこが違う。お前はチャンスを与えられただけだ。勝負しろ！勝負してやる！お前をぶっ倒してやる！」

長州「・・・あれが始まりだったな～」

長州「まるで走馬灯だ・・・もう死ぬのか？」

？「おい長州。そんなんでいいのか？」

長州「・・・ん～？誰だ？」

？「はっはっは。どうでもいいじゃないか。そんなことより長州。こんなんでいいのか？お前は？」

？「お前は革命戦士だろ？デカイことやれるはずだ」

長州「もう年だよ・・・ピークはとっくの昔に過ぎた」

？「でも今は少年の身体だ。これからがピークだ！」

長州「・・・ああそうか。俺は若いんだ・・・」

？「元気があれば何でも出来る！元気があれば使途も倒せる！」

？「迷わず行けよ！行けば分るさ！ありがとー！ダー！」

長州「・・・使途・・・俺はお前の噛ませ犬じゃねえぞー！」

マヤ「エヴァ初号機再起動！」

ミサト「なんですって！もう電源はないはずよっ！」

リツコ「ありえないわっ！………まさか暴走っ！？」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「ああ・・・」ニヤリ

初号機「ウオー！！！！！！！」

ガシガシガシ！

長州「[ﾋﾟｰｰｰ]コラ！」

ミサト「使途を蹴りまくっている・・・！」

長州「サキエル～！」

バッコーン！！！

ミサト「今度は腕で吹っ飛ばして空中で使途がニ回転！？」

バーン！

マヤ「使途、殲滅！」

初号機「ウオ～ン！！！！！！！！！！！！！！！」

ミサト「私たちはあんなものを扱っていたというの！？」

冬月「ユイ君が目覚めたのか！？」

ゲンドウ「いや違う、ユイは目覚めてない」

冬月「ではこれはなんなんだ！？」

ゲンドウ「わからない、だがシナリオにはなんの影響も及ぼさない」

冬月「だといいがな」

マヤ「第３新東京市全体に謎のメロディが流れています！」

http://www.youtube.com/watch?v=aAuUE34Pmks



ミサト「なんですって！音源は！？」

マヤ「音源は・・・しょ初号機です！」

ミサト「一体なんなのよ！この事態は！？」

リツコ「ありえないことが多すぎるわ！」

次の日

長州「う～ん・・・ふわ～！」

長州「あ～身体のあちこちがいてー」

長州「少年のまんまか・・・夢じゃなかったんだな・・・」

ガラガラー

ミサト「お目覚めはどうシンジ君？」

長州「てめーの顔なんか見たくねえよ」

ミサト「そうは言ってもね、こっちも色々と聞かなくちゃいけないことがあるのよ、だから我慢してちょうだい」

長州「そんなの知るか。てめーらその目で見てただろ！」

ミサト「使徒のこととか気にならないの？」

長州「どーでもいいよ。もう出て行け」

ミサト「じゃあしばらく時間をおいたら話せる？」

長州「話さねーよ！」

ミサト「じゃあせめて使途を倒したあとに流れた曲について何かしらない？」

長州「出て行けコラー！」

ミサト「わっ分ったわ・・・」

ミサト（かなり気性の激しい子ね・・・反抗期？いや何か違う・・・）

しばらくして

リツコ「それで何か分った？」

ミサト「ぜ～んぜん。何にも話してくれなかった」

リツコ「反抗期かしら」

ミサト「それならいいんだけど。な～んか違うんだよね～」

リツコ「なんかね・・・」

ミサト「まあ碇指令の子だし変わってはいるんだろうけど・・・」

リツコ「・・・・・・」

さらにしばらくして

長州「またあの化け物に乗れってのか！？」

ミサト「無理なお願いってことは分かってる、でもエヴァに乗れる人は限られてるのよ」

長州「そんなの自衛隊の仕事だろうが！」

ミサト「詳しいことは言えないわ、でもあの兵器は貴方達くらいの子供じゃないと操ることが出来ないの」

長州「何だとタココラ！」

ミサト「・・・でも使徒を倒すことが出来るのはエヴァだけよ」

長州「・・・・・・」

長州（う～ん・・・何かうんって言わなきゃ消されかねんな・・・）

長州「分った。うん分った。乗るよ。乗ればいいんだろ」

ミサト「ありがとう、てっきり断られると思っていたから・・・本当は大人がやらないといけないことなのにね」

長州「じゃあ契約だな」

ミサト「はい！？」

長州「月収は最低でも８０万。飯は好きなの食い放題。住む所は狭くても良いから高級なマンションだ。もちろんプライベートは干渉するなよ。あとは俺を現場監督にしろ」

ミサト「ちょっと待って頂戴！そんな滅茶苦茶な条件はなに！？それに現場監督って」

長州「俺に現場を仕切らせろ」

ミサト「だったら作戦部長としてその条件は飲むことが出来ないわ」

長州「ふざけんじゃねえぞコラ！どうして飲めないんだ！」

ミサト「私たちは遊びでやってるんじゃないのよ、中学生に判断を任せられるわけ無いでしょっ！」

長州「何が作戦部長だコラ！」

長州「あんとき作戦なんかあったか！？無かっただろうが！」

長州「テメーは歩けと痛くないしか言ってねえじゃねか！」

ミサト「そんな事言ったてしょうがないでしょ！何もかも初めてなのよ！」

長州「な～にが初めてだコラ！使途がいるのは知っただろ！準備しとけコラ！」

ミサト「準備とかそんなのは知ったこっちゃないわよ！文句があるなら碇指令に言えばいいじゃない！」

長州「テメーコノヤロー！」

ガッシャーン！！！！！！！！

ミサト「何よ！椅子なんか投げて！」

長州「ふざけんじゃねえぞコラ！」

長州「現場仕切ってるのはおめーだろうが！おめーが現場の全てのだろーが！」

長州「こっちは身体１つしかねーんだぞコラ！」

長州「なにが指令だ！なにが部長だ！てめーだけで使徒の一匹でも潰してみろ！」

長州「そしたら俺は認めてやる！」

ミサト「何よその態度！こっちが下手に出たら調子に乗って！」

ミサト「絶対に条件は飲まないわよ！」

長州「ならさっさと出てけコラー！」

ガッシャーン！！

ミサト「言われなくても出て行くわよ！」

バッターン！

しばらくして

ミサト「もう信じられない！」

リツコ「一体どうしたの？」

ミサト「かくかくしかじかかんかんがくがく・・・」

リツコ「ふーん・・・かなりしっかしした子ね」

ミサト「ただがめついだけよ！いくらパイロットでも中学生のガキよ！」

リツコ「でも（歩けと痛くないしか言ってない）は秀逸ねＷＷＷ」

ミサト「くっとっとにかくあのガキは私が教育するわ！」

ミサト「あのガキは私と同居させるわ！」

リツコ「お好きにどうぞ」

さらにしばらくして

ミサト「つーわけでシンジ君は私と同居することになったから」

長州「何だとコラ！？」

長州「プライベートを拘束するってのかコラ！？」

ミサト「当たり前じゃない。シンジ君はまだ中学生よ。保護者が必要よ」

長州「現場仕切れねえやつが保護者なんか出来るわけねーだろ！」

ミサト「大人を舐めるな！生意気言うんじゃないわよ！」

長州「何だとタココラ！生意気言ってるのはてめーだコノヤロー！」

長州「使徒が来たら俺に頼るくせして何だその態度は！俺は都合のいい男じゃねえ！」

ミサト「うるさい！子供は大人の言う事を黙って聞けばいいのよ！」

ミサト「荷物は全部私の家に届けたから！生活したけりゃ私の家にくることいい！」

ミサト「じゃあ私は先に家に帰るから！」

長州（あの糞アマ～！・・・）

もっとしばらくして

ピンポンピンポンピンポン！！！

長州「出ろコラー！」

ガチャ

ミサト「なんだ～来たんだ」

長州「来させたのはてめーじゃねえか」

ミサト「まあいいわ。入って入って」

長州「うわっ！臭え！！ありとあらゆる臭いがする！！！」

ミサト「何よ失礼ね！」

長州「何かあちこちにシミとかゴミがある・・・」

ミサト「ん～じゃあシンジ君。掃除しといて」

長州「はあ～？」

ミサト「あなたは大人に教育されなきゃ将来とんでもないことになるわ」

ミサト「だから始めに掃除をしなさい。基本でしょ」

長州「何だとコラ～！」

長州「てめえの汚れだろうが！てめえの汚れはてめえで落とせ！何で俺が落とさなきゃなんないんだ！？」

ミサト「いいから黙って掃除しなさい！私はあなたの上官よ！」

長州「何が上官だコラ！上等だコノヤロー！！」

ミサト「何よ[ﾋﾟｰｰｰ]気？言っとくけど私はこれでも軍人なのよ！」

ブン！

長州「よっ」

ひょい

ミサト「避けた！？」

長州（若いと軽くて動きがいいよ。うん動きがいい）

ミサト「逃げたら余計に痛い目に遭うわよ！」

ブン！

ひょい

ミサト「くそ！」

長州（パワーはありそうだな・・・）

長州（正面から組めそうにないな・・・）

長州（なら・・・）

長州「どりゃー！！！」

ミサト「なっタックル・・・」

長州（と見せかけてスピン！）

ミサト「後ろに回った！？」

長州（そして後頭部を殴る！）

長州「[ﾋﾟｰｰｰ]コラー！」

バキ！ボコ！ベキ！

ミサト「ガは！ぐは！げほ！・・・」

長州「オラオラオラー！！！って何だもうくばったか」

ミサト「うう・・・」

長州「まあ俺をキレさせたってのは大したもんだよ」

長州「ニ度と掃除なんて言うなよ。もっとしんどい思いさせてやる」

さらにしばらくして

ミサト「・・・・・・」

リツコ「どうしたの！？顔がボコボコじゃない！？」

ミサト「あのガキにやられたのよ！」

リツコ「えっ！？」

ミサト「碇指令にクビにするようお願いしてくるわ！」

リツコ「ちょっと！今日はシンクロテスト・・・」

ミサト「しるかー！」

指令室にて

ミサト「碇指令！碇シンジ君をクビにして下さい！」

ゲンドウ「なぜだ」

ミサト「シンジ君は上官の私に対して反抗してきます！このボコボコの顔もシンジ君にやられたんですよ！」

ゲンドウ「そうか・・・だがクビには出来ない」

ミサト「なぜですか！？あんな危険なパイロットは・・・」

ゲンドウ「これを見てみろ」

ミサト「こっこれは！？」

テストにて

長州「オーセイッ！」

リツコ「どうシンジ君の様子は？」

マヤ「凄いです！シンクロ率８０％ですよ！まるでエヴァに乗るために生まれてきたみたいです！」

リツコ「ただものじゃなさそうね・・・」

指令室にて

ゲンドウ「だからクビには出来ない」

ミサト「そっそんな・・・」

ゲンドウ「引き続きシンジと同居しろ」

ミサト「分りました・・・」

ミサトの家にて

長州「何だとタココラ！」

バキ！

ミサト「ぐう！」

長州「同居を続けるだあ！？あの糞親父め！」

長州「おい！車出せ！文句言いに行くぞ！」

ガス！

ミサト「うっ！分った！車出すから！」

しばらくして

長州「おいコラ指令！どーいうことだコラ！」

ゲンドウ「なんだ」

長州「なんだも糞もあるかコノヤロー！この女と同居しろってどーいうことだ！」

ゲンドウ「中学生に独り暮らしはさせられん・・・」

長州「何だとタココラ！」

長州「椅子に座ってるだけの男が父親ズラしてんじゃねーぞコラ！」

長州「てめーかち喰らわすぞ！」

冬月「まあ落ち着いて・・・」

長州「うるせーコラ！」

バキ！

冬月「ぐは！」

ゲンドウ「！？」

ゲンドウ「まて。条件を呑もう」

長州「本当か！？」

ゲンドウ「ただし月給を１００万にする。その変わりに同居はしてくれ」

長州「う～ん・・・ならいい。うんいい」

ゲンドウ「そういうことだ」

長州「じゃあ帰るわ」

冬月「・・・うう帰ったか？」

ゲンドウ「ああ」

冬月「あれが反抗期ってやつなのか？」

ゲンドウ「分らん・・・」

ゲンドウ「・・・よく調べてくれ」

冬月「分った・・・」

もっとしばらくして

長州「学校だあー！？」

ミサト「そっそうよ。だってシンジ君まだ中学生じゃない」

長州「そっか義務教育か・・・」

ミサト「そう。そうなの。だから行かなきゃ不味いの」

長州「しょうがねえな。行くとするか」

ミサト「ほっ・・・」

さらにしばらくして

長州（今日から学校かー・・・）

長州（もうとっくの昔に大学も卒業したんだけどな～）

長州（まあしょうがねえな）

教師「それでは碇君自己紹介を」

長州「えーちょ・・・碇シンジです。よろしく・・・」

パチパチパチ

長州（危ね～長州っていいそうなっちまった・・・）

教師「じゃあこれ碇君のパソコンだから」

長州「あっはい・・・」

長州（未来はパソコンが学校で貰えるのか！？）

長州（いや～大したもんだ）

長州（でも俺パソコン苦手なんだよな～）

ヒカリ「ねえ、あなたさっきの転校生の碇君よね？」

長州「そうだけど」

ヒカリ「いや、なんかさっきからパソコンの操作に戸惑ってるのかなーって」

長州「いや～ちょっと苦手なんだよ。うん苦手なんだよ。パソコンは」

ヒカリ「あ～そういうことだったのね、なら私が教えてあげようか？」

長州「いやー悪いねー」

ヒカリ「ええもちろんよ！あっ自己紹介がまだだったわね私は洞木ヒカリ、このクラスの委員長よ」

長州「へ～委員長か。よろしく」

しばらくして

ヒカリ「こうこうこうでこうするの・・・」

長州「いや～分り易かった。ありがと」

ヒカリ「どういたしまして」

ヒカリ「又何か困ったことがあったら言ってね！」

長州「ああ」

さらにしばらくして

長州（ん？メールが届いているな）

ヒカリ　碇君はどこからきたの？

長州（え～と山口でいいや）

ヒカリ　どうして転校してきたの？

長州（ん～親の都合でいいや）

ヒカリ　好きな人はいる？

長州（めんどうだからいないにしとこ）

ヒカリ　碇君がエヴァのパイロットって本当？ｙ/n

長州（何でこいつがエヴァなんか知ってるんだ！？）

長州（不味いからｎにしておこう・・・）


ガラッ

トウジ「なんやここもえらい人が少なくなってるのう・・・」

ケンスケ「トウジ！ずいぶん久しぶりじゃないかどうしてたんだ？」

トウジ「この間の戦いで妹が怪我してな、ずっと入院しとったんや、それでワイもずっと看病しててな」

トウジ「ほんまあのパイロットむかつくわ！もっと上手に戦えへんのか！」

トウジ「ん？あそこに座っとるの誰や？見いへん顔やな」

ケンスケ「ああ、あいつは碇シンジって言って今日転校してきた奴さ」

トウジ「転校生？疎開疎開言うてはるこの時期にか？」

ケンスケ「だろ？なんか奴は怪しくてな実は俺あいつがエヴァのパイロット何じゃないかと思っているんだ」

トウジ「なんやて！・・・あいつが・・・あいつがワイの妹を・・・」

ケンスケ「まあ確証はないけどね、さっきメールしたときは違うって言ってるし」

トウジ「そんなもんいくらでも嘘付けるわっ！ちょっと話しつけてくる！」

トウジ「おい転校生！ちょっと面貸しや！」

長州「なんだお前は？」

トウジ「とぼけるんちゃう！お前がワイの妹を怪我させたくせにっ！」

長州「何だとコラ！？」

トウジ「まだ言うか！貴様がエヴァのパイロット言うのは分かっとるんや！」

長州（ばれてるのか！？）

トウジ「とにかく！放課後屋上に来いや！」

しばらくして

トウジ「逃げずに来たことは評価したる、だがやっぱりワイはお前を許せへんっ！」

トウジ「ワイはお前を殴らないかんのや！」

バキ！

トウジ「ごふ！」

長州「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーぞコラ！」

長州「な～にが妹だコラ！俺の知った事か！」

長州「てめーコノヤロー！[ﾋﾟｰｰｰ]コラー！」

ゲシゲシゲシ！！！

トウジ「おふ！ごふ！えふ！」

ケンスケ「ひっひい～！」

トウジ「・・・うう。やるやないか転校生・・・」

長州「ま～だくたばらないのかコラ！」

ドガシ！

トウジ「ギュプ！・・・」

長州「ふう～って何だそこのメガネ！お前もやらたいのか！？」

ケンスケ「さよならー！！！！」

ウーウーウーウー！！！！

長州「なんだ！？」

綾波「・・・・・・」

長州「綾波じゃねーかどうした？」

綾波「・・・非常警報先いくから」

長州「使徒かよ・・・しょうがねえなー」

長州「おいジャージ！さっさと逃げろよ！」

トウジ「・・・・・・」

しばらくして

ミサト「司令の居ない間に第4の使徒襲来、こちらの都合はお構いなしか・・・」

日向「女性に嫌われるタイプですね」

ミサト「シンジ君は？」

マヤ「もう既に準備完了していますっ！」

ミサト「いつでも出撃できるわね・・・シンジ君いい、こちらの言うことはちゃんと聞くのよ！」

長州「知るかコラ！現場監督は俺だ！」

ミサト「ごちゃごちゃ言ってんじゃないわよ！それじゃ発進するわよいいわね？」

長州「ちょっと待てコラ！作戦を聞いてな・・・」

ミサト「エヴァンゲリオン初号機発進！」

シュバーン！

長州「ぐう～！」

長州（しかしこの使徒ムチみたいな物持ってるな・・・）

長州（近づかずに銃で仕留めるとするか）

ミサト「シンジ君パレットライフルを使って！」

長州「うるせーぞコラ！」

長州（指示がおせーんだよ！）

バババババババ！！！！！！！

ミサト「バカっ！煙で見えないっ！」

長州「先に言えコラ！」

ヒュン！

長州「ぐっ！足をやられた！！」

長州「くそ～！ナイフで刺し殺してやる！」

ヒュン！ガキン！

長州「なっ！？」

ミサト「それはATフィールドよっ！それを破らないと使徒にはダメージが与えられないっ！」

長州「だから先に言えコラー！！！」

シュッ！

長州「うっ！」

マヤ「アンビリカルケーブル断線！」

ミサト「なんですって！」

リツコ「まずいわね後5分しかないわ」

長州「何だとコラ！？欠陥品だろ！！」

長州（しょうがねえ。肉弾戦だな・・・）

長州「[ﾋﾟｰｰｰ]コラー！」

ドーン！

長州（タックルが結構効くな・・・）

長州「おらー！もういっちょー！」

ドーン！ビシ！

マヤ「ATフィールド中和っ！」

ミサト「やったわ！このまま畳み掛けるのよ！」

長州「決めるぞ～！」

ドーン！バキ！

長州「よっしゃー！あとはコアを潰すだけだ！」

マヤ「そっそんな！」

リツコ「どうしたのマヤ！？」

マヤ「使徒付近に民間人二人がっ！」

リツコ「なんですって！」

ミサト「あれはシンジ君のクラスメイトっ！？」

トウジ・ケンスケ「ヒッイイイイ！」

長州「このタコ！」

長州（このまま戦うとあいつら死んじまう・・・）

長州（しょうがない・・・）

ミサト「シンジ君は何をしているのっ！？」

マヤッ「ダメです！何者かに映像と音声が遮断されていますっ！」

ミサト「一体なんなのよっ！リツコッ！」

リツコ「私も分からないわ！マギも何の反応も示さないのよ！」

長州「さっさと乗れコラー！」

トウジ・ケンスケ「えっ！？」

長州「乗れって言っんだろうがー！」

トウジ「わあ～！」

ケンスケ「なっなんだよこの液体！？カッカメラがあ～！」

長州「知るかタコ！」

ケンスケ「あっカメラがっ！」

トウジ「なっなんなんやあいつ！？」

長州「黙ってろコラ！」

マヤ「映像と音声回復！」

ミサト「なっ！なんであいつらがプラグ内にいるのよ！？」

リツコ「きっとシンジくんが助けたんだわ！」

マヤ「シンクロ率急低下！」

リツコ「異物を入れるからよ」

ミサト「くっ！」

ミサト(エヴァ稼働時間ももう殆ど無い！マズイわね)

ミサト「そのまま一旦撤退して！体制を立て直すわ！」

長州「出来るわけねえだろ！な～に考えてんだコラ！？」

ミサト「出来るわよ！」

長州「な～にが出来るわよだコラ！てめーの指示は作戦でもなんでもねー！ただのヤジだ！」

ミサト「なっ！？」

リツコ「なめられたものね・・・」

マヤ「初号機素手でコアを潰そうとしていますっ！」

リツコ「そんな無茶よ！」

長州「潰れろー！！！」

ボキバキゴキ！！！

日向「コッ！コアにヒビが入っています！」

リツコ「あっ！ありえないわ！」

ビシバシボシ！！！

長州「おりゃ～！！！」

マヤ「エヴァ初号機活動限界！」

パキン！

日向「パッパターン青消滅！」

リツコ「なんてことなのっ！」

冬月「まさに間一髪か・・・」

長州「ふう～やったか・・・」

トウジ「おっ・・・おわったんか？」

長州「な～にがおわったんかだコラ！てめーらのせいで苦労したんだぞ！」

トウジ・ケンスケ「すッスミマセンでしたあー！！！」

長州「さっさと出てけコラー！」

トウジ・ケンスケ「はい～！！！」

しばらくして

長州「てめ～コノヤロー！！」

バキ！

ミサト「ごぷ！」

リツコ「しっシンジ君！？」

長州「何なんだあの指示は！？何がしたいんだ！俺を殺したいのかコラ！？」

ミサト「・・・・・・」

長州「何とか言えコラー！」

ゲス！

マヤ「もう失神しています！」

長州「くそ！偉い奴出て来い！話をさせろー！」

冬月「まあまあ落ち着いて・・・」

長州「な～にが落ち着けだコラ！またぶっ飛ばすぞコラ！」

冬月「うっ・・・」

長州「さっさとあのバカ女をクビにしろ！」

冬月「だが彼女は優秀・・・」

長州「何だとタココラ！作戦は立てない。年は食ってる。何の価値があるんだ！？」

冬月「まあその・・・最期に一回だけでもチャンスを与えてやってくれないか？」

長州「次あの女がヘマしたら俺が作戦部長だ」

冬月「なっ！？」

長州「まあ今までも作戦なんて無かったからな。全部俺のアドリブみたいなもんだ問題無いだろ」

長州「分ったか」

冬月「わっ分った・・・」

しばらくして

ゲンドウ「赤木博士、シンジの調査のことどうなった？」

リツコ「はい、碇シンジに関しましては遺伝子レベルで本人であることが確認できました」

ゲンドウ「・・・そうか、ご苦労だったな」

ゲンドウ(やはりシンジはシンジか・・・だが何かがおかしい・・・)

リツコ「いえ構いません」

リツコ(しかし碇指令も妙な調査を・・・でもたしかに彼は色々と妙ね）

ゲンドウ「それより、零号機の起動実験の方だが・・・」

リツコ「はい予定通り、この後行うことになっております」

ゲンドウ「そうか、わかっ・・・」

冬月「ご苦労だったな赤木博士、もう下がってくれて構わない」

リツコ「そうですか。では失礼します」

冬月「・・・シンジ君のことで話がある」

ゲンドウ「なんだ」

冬月「かくかくしかじかかんかんがくがく・・・」

ゲンドウ「・・・そうか」

冬月「本当にあれはシンジ君なのか？」

ゲンドウ「赤木博士の調査によれば間違いなくシンジだ・・・」

冬月「そうか・・・しかしどうも少年ぽくない・・・まるでぜーレの老人共の迫力だ・・・」

ゲンドウ「考えすぎだ。所詮子供だ・・・」

冬月「ならいいんだが・・・」

ゲンドウ「・・・・・・」

さらにしばらくして

ミサトの家にて

長州「なにコラー！」

ガッシャーン！！！

ミサト「ひい～！」

長州「な～んで俺が綾波にカード届けなきゃいけねーんだ！」

ミサト「パイロット同士の交流になるかと思って・・・」

長州「だったらさっさと車を出せコラ！」

ミサト「ごめんなさい！今日は無理なの！だからタクシーで行って！チケットあるから！」

長州「ちっしょうがねえな～！」

ミサト「ほっ・・・」

タクシーにて

長州「しっかし何か殺風景な街だなー」

長州「あっ」

長州（そーいや今は２０１５年の未来だったな）

長州（図書館でも行ってこの世界のことでも調べるとするか）

長州「行き先変更。図書館にしてくれ」

運転手「はいよー」

しばらくして

運転手「着きました」

長州「どうも」

長州「さてと、とりあえず近代史の本でも読むか・・・」

長州「ふ～ん・・・インパクトってすげーんだな」

長州「よし。次は格闘技がどうなったか調べるか」

長州「ん～変だな？プロレスどころか総合の本すら無いじゃねーか」

長州「変だな～ってっお！格闘技の歴史か～」

長州「これはちょうどいい読んでみよう」

長州「え～とどれどれ・・・・・・」

長州「ってなんじゃこりゃ～！！！」

長州「何てこった！この世界にはまともな格闘技が無い！！！」

本「格闘技の歴史は古代ローマのコロッセオ行われた興行が一番古い格闘技の試合と言われている」

本「しかしローマが崩壊したあとは格闘技は危険だと言う事で廃れていった」

長州「なんてこった！」

長州「そっそうだレスリングはどうなったんだ！？」

長州「ふう～良かったレスリングの本もビデオも沢山ある・・・」

長州「だが見てみなきゃ分らないな・・・」

長州「・・・・・・」

長州「何だこれはー！！！」

長州「これがレスリングだとー！？」

長州「投げも絞めも寸止めじゃねーか！」

長州「ほっほかの格闘技は・・・」

長州「・・・みんな寸止めだ・・・」

長州「それにプロレスのプの字もない・・・」

長州「俺の人生っていったい何だったんだ・・・」

長州「ぐー・・・・・・」

？「おい長州。長州！」

長州（ん！？）

？「おい長州！このままでいいのか！格闘技はこのままでいいのか！）

長州（またか！あんた誰だよ？）

？「はっはっは！そんなことはどうでもいいじゃないか」

？「なあ長州。お前は革命戦士だろ！この世界に革命を起こしてみろ！」

長州（革命か・・・）

？「そうだ革命だ！元気があれば何でも出来る！元気があれば革命も出来る！」

？「迷わず行けよ！行けば分るさ！ありがとー！ダー！」

長州「ふあ～！変な夢見たな～・・・」

長州「革命か・・・」

長州「頑張るしかねえな・・・」

長州「あっカード届けるんだった」

長州「タクシー？図書館まで一台」

しばらくして

運転手「着きましたよ」

長州「どうも」

長州「何だこの建物・・・」

長州「ボロボロじゃねえか！？」

長州「一応表札ぽいのもあるな・・・」

長州「おーい綾波～！ネルフのカード届けに来たぞー！」

長州「留守か～！？ってん？鍵が開いてる・・・」

長州「入るぞ～・・・」

ガチャ

長州「ありゃ？ドアチェーンが・・・」

綾波「・・・誰」

長州「うわ！いたのか！」

長州「ほら俺はちょう・・・じゃなかった。碇シンジだよ。サード何とかの」

綾波「・・・何か用？」

長州「カード届けに来たんだよ。ドアチェーン外してくれ」

綾波「・・・構わないわ」

長州「んじゃ入るぞ

長州「何だその格好は！？」

綾波「・・・何？」

長州「何が何だコラ！そんなはしたない格好して！」

綾波「・・・問題ない」

長州「俺があるんだタコ！さっさと着替えろコラ！」

綾波「・・・分った」

脱ぎ脱ぎ

長州「生着替えしてんじゃねーよ！」

綾波「・・・着替えろと言ったのはあなた」

長州「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーぞコラ！奥で着替えろー！」

綾波「・・・分った」

綾波「・・・着替えた」

長州「ふう～やっとか」

長州「んじゃこれカード。確かに渡したぞ」

綾波「・・・・・・」

長州「・・・・・・」

長州「・・・そーいやこのあと実験だろ？タクシーで一緒に行かないか？」

綾波「・・・そう」

長州「タクシーチケット山ほどあるから」

しばらくして

ゲンドウ「レイ・・・準備はいいか？」

レイ「はい、問題ありません」

ゲンドウ「そうか・・・では赤木博士」

リツコ「これより零号機再起動実験をはじめます」

マヤ「ボーダーラインクリア零号機起動！」

マヤ「シンクロ率７０%に到達しています」

長州「うん。大したもんだ」

ミサト「うまくいってるわね」

リツコ「・・・そうね」

リツコ「実験終了、レイ上がっていいわよ」

レイ「分かりました」

ウー！ウー！ウー！

ミサト「警報！？」

リツコ「まさかっ！使徒！？」

日向「パターン青！間違いありません！使徒です！」

ミサト「あれが使徒っ！？」

長州「めんどくせーなー！」

ミサト「エヴァの出撃準備急いで！」

長州「おいコラ！作戦の準備はしなくていいのか！」

ミサト「そんな暇はないわ！」

長州「何だとコラ！」

ミサト「使徒は目の前なのよ！いいからいきなさい！」

長州「あてでしんどい思いさせてやるからな・・・」

ミサト「くっ！」

日向「初号機発進準備入りますっ！」

第一ロックボルト外せ！

日向「第二拘束具外せ！」

日向「エヴァ初号機発進準備完了！」

ミサト「エヴァ初号機発進！」

シュポーン！

長州「く～！」

青葉「目標内部に高エネルギー反応！」

ミサト「なんですって！？」

青葉「円周部を加速！収束していきますっ！」

リツコ「まさかっ！？」

ミサト「発進を中止してっ！」

マヤ「無理です！間に合いませんっ！」

ミサト「シンジ君！避けてっ！」

長州「なら固めてんじゃねーぞコラー！」

ビシュー！！！！！！！

長州「が～！！！！！」

ミサト「シンジ君ッ！」

ミサト「早く戻してっ！」

青葉「目標完黙！」

ミサト「シンジ君はっ！？」

日向「生きていますっ！」

マヤ「初号機回収！第７ケイジヘ！」

ミサト「ケイジヘ行くわ！後は任せたわよ！」

しばらくして

ミサト「シンジ君はっ！？」」

救護班「意識は失っていますが、命に別状はありません！」

ミサト「よかった！」

ミサト（糞！これじゃあ眼を覚ましたらボコボコにされる！）

冬月「初号機の状態は？」

リツコ「胸部、第3装甲板まで見事に溶解……機能中枢がやられなかったのが不幸中の幸いです」

冬月「そうか・・・しかしこれでは彼女は作戦部長をクビにするしか・・・」

ゲンドウ「それで初号機は起動できるのか？」

リツコ「しばらくすれば、起動には支障ないでしょう」

冬月「ならいい。ところで零号機は？実戦では使えないのか？」

リツコ「再起動自体は可能ですが、まだフィードバックに誤差があります」

冬月「つまり、実戦は厳しいと？」

リツコ「ええ」

ゲンドウ「・・・報告ご苦労だった」

リツコ「では一旦失礼します」

冬月「碇・・・この後どうするつもりだ？」

ゲンドウ「判断は、葛城一尉に委ねる」

冬月「彼女にか？しかしシンジ君が反発するぞ。このあいだの事もある・・・」

ゲンドウ「奴がなんと言っても所詮子供、何ら問題はない」

冬月「だといいがな・・・」

冬月（嫌な予感しかしない・・・）

青葉「敵、加粒子砲命中、ダミー消滅」

ミサト「次」

青葉「独12式自走臼砲、消滅」

ミサト「なるほどね」

日向「これまで採取したデータによりますと目標は一定距離内の外敵を自動排除するものと推測されます。」

日向「エリア侵入と同時に加粒子砲で100%狙い撃ち、接近戦は危険すぎますね」

ミサト「ATフィールドは？」

青葉「健在です、肉眼ではっきり確認できるほど強力です」

ミサト「攻守ともにパーペキ、まさに空中要塞ね・・・シールドは？」

オペレーター「現在目標は、我々の直上、第三新東京市、ゼロ・エリアに侵攻。直径、１７．５メートルの巨大シールドが、ジオフロント内、ネルフ本部に向かい、穿孔中です。」

日向「敵はここへ直接攻撃を仕掛けるつもりみたいですね」

ミサト「到達予定時刻は？」

オペレーター「は。明朝、午前０時、０６分５４秒、その時刻には、２２層全ての装甲防御を貫通して、ネルフ本部へ到達するものと思われます。」

ミサト「あと10時間足らずか・・・」

ミサト「ところでパイロットの様態は？」

日向「身体に異常はありません。神経パルスが0.8上昇していますが、許容範囲内です」

青葉「敵シールド到達まであと9時間55分。」

ミサト「状況は良くないわね」

日向「白旗でも上げますか？」

ミサト「それが通じる相手ならね・・・それよりちょっちやってみたいことがあるの」

冬月「目標レンジ外からの超長距離狙撃か」

ミサト「目標のATフィールドを中和せず、高エネルギー集合体による一点突破、これしか方法はありません。」

ゲンドウ「マギは？」

ミサト「賛成が2条件付き賛成が１です」

ゲンドウ「反対する理由はない、思う存分やりたまえ」

長州「ん～！良く寝た～！」

長州「って使徒はどうなったんだ？」

長州「あっ・・・あの糞女～！」

ガラガラ～

綾波「・・・・・・」

綾波「明日、午前０時より発動される、ヤシマ作戦のスケジュールを伝えます」

長州「そんなもんあとにしろ！」

長州「ちょっと待て！その作戦を考えたのは誰だ！？」

綾波「・・・葛城・・・」

長州「何だとコラ～！」

長州「葛城～！ぶっ殺してやるぞ～！！！！！！」

ドーン！！！！

長州「出て来い葛城ー！！！！どこだー！！！！！」

ミサト「ちょっ！シンジ君！？どうしたの！？」

長州「どうしたも糞もねえぞコラ！何でお前がまだ作戦部長なんだ！」

ミサト「なんでって決まってるじゃない！私以外に誰がいるのよ！」

長州「俺に決まってるだろタコ！」

長州「おい冬月！次この女がヘマしたら俺を作戦部長にするって話はどうなったんだ！」

冬月「いや・・・それは・・・」

長州「俺との約束を破ったのかコラー！」

ミサト「ちょっとどういう事なんですか副指令！？」

冬月「いや・・・あの・・・その・・・」

ゲンドウ「シンジ。これはもう決定事項だ」

長州「な～にが決定事項だコラ！俺はこの作戦には従わねえぞ！」

冬月「シンジ君待ってくれ！この作戦は彼女一人で考えた作戦じゃない！皆で考えたんだ！」

ミサト「ちょっとそれじゃあ私一人じゃあ信用出来ないんですか！？」

長州「当たり前だろ！」

長州「そもそも俺と葛城。いや俺とネルフはスイングしねえんだよ！」

長州「あとなー！俺の身体は１つしかねーんだぞコラ！１つしかないんだぞ１つしか！」

長州「それなのに何で俺じゃなくてお前ら作戦を考えてるんだコラ！ふざけんじゃねえぞコラ！」

長州「それにこの戦いは俺と使徒とのリターンマッチだ！誰にも邪魔はさせねえぞ！」

長州「リングのど真ん中で堂々とやりあいたいんだ！」

長州「だ～れがこんな狙撃なんかやるかコラー！」

長州「いいかてめーら！俺は勝手にやるからな！」

長州「準備しとけよ！」

バタン！

冬月「・・・なんてこった」

ゲンドウ「・・・レイだけでもこの作戦を遂行させるんだ」

ミサト「シンジ君は無視して！自走陽電子砲を支給調達！」

ミサト「あとシールドを自走陽電子砲と同時に使えるよう穴を開けといて！」

一同「はい！」

病室にて

長州「ふん！ふん！ふん！ふん！・・・」

ガラガラー

綾波「・・・何をしてるの？」

長州「見れば分るだろ。スクワットだ。ふん！ふん！」

綾波「明日、午前０時より発動される、ヤシマ作戦のスケジュールを伝えます」

綾波「碇、綾波の両パイロットは、本日、１７３０、ケイジに集合。１８００、初号機、及び、零号機、起動。１８０５、発進。同３０、二子山仮設基地に到着。以降は別命あるまで待機」

綾波「明朝、日付変更とともに、作戦行動を開始。これ、新しいの」

長州「どれどれ・・・なるほど・・・」

長州「俺は勝手に使徒と戦う。綾波も勝手に使徒を狙撃する・・・」

長州「まあいい作戦だな」

綾波「６０分後には出発よ」

長州「分った・・・」

ミサト「以上の理由により、この自走陽電子砲は、本日１５時より、特務機関ネルフが、徴発いたします」

戦自職員「そっそんな！無茶苦茶だ！」

ミサト「可能なかぎり原型をとどめて返却いたしますので。ご協力感謝します」

ミサト「それじゃ～レイ！お願いね！精密機械だからそ～っとよ」

日向「しかし、Ａ．Ｔ．フィールドをも貫くエネルギー算出量は、最低１億８千万キロワット。それだけの大電力を、どこから集めてくるんですか？」

ミサト「決まってるじゃない、日本中からよ」

しばらくして

長州「ついに始まるな・・・」

長州「もしかして死ぬかもな。なんてな。はは」

綾波「あなたは死なないわ。・・・私が守るもの」

長州「頼もしいな」

綾波「・・・私には絆があるから」

長州「誰とのだ？」

綾波「・・・みんな」

長州「ふーん・・・」

ただいま自国は〇時〇分〇秒となりました

日向「作戦スタートです」

ミサト「レイ！いいわね、日本中のエネルギーすべてあなたに預けるわ！」

綾波「・・・はい」

長州「オーセイ！」

日向「全エネルギー、ポジトロンライフルへ」

８，７，６，５，４・・・

マヤ「目標内部に高エネルギー反応っ！」

リツコ・ミサト「なんですって！」

日向「３，２，１・・・発射！」

チュドーン！・・・

綾波「・・・！」

ミサト「外れたっ！……でも大丈夫よ！第２射準備今すぐ開始して！」

オペレーターズ「了解！」

オペレーター「敵シールド！ジオフロント内に侵入！」

日向「ヒューズ交換！再充填開始っ！」

マヤ「銃身冷却開始！」

メカニック「陽電子、加速再開！」

長州「いくぞオラー！」

オペレーター「初号機が動きました！」

ミサト「何！？」

マヤ「目標内部に再び高エネルギー反応！」

ミサト「まずいっ！」

バシュー！！！！！！

綾波「うああああああ！！！！！」

長州「使徒～！！！覚悟しろ～！！！！」

リツコ「盾が持たないっ！」

ミサト「大丈夫よっ！盾がやられてもATフィールドがあるわっ！でもそれも長くは持たないっ！」

ミサト「再発射までは！？」

日向「後１０秒！」

マヤ「駄目です！銃身が焼けました！」

ミサト「なんですって！？」

リツコ「シンジ君に賭けるしかないみたいね・・・」

長州（・・・使徒を潰すにはラリアットもサソリも駄目だ）

長州（・・・ならあの技しかない）

長州（今の俺なら絶対に出来る！」

長州「いくぞ～！」

バキン！

ミサト「膝蹴り！？」

長州「キチンシンクだー！！！！！」

シーン・・・・・・

日向「・・・・・・パターン青消滅！」

ミサト「いよっしゃああああああ！」

リツコ「やったわねっ！」

ミサト「それで！パイロットはっ！？」

マヤ「パイロット両名無事ですっ！」

ミサト「よかった！無事なのね！」

長州「やったか・・・って綾波！？」

プシュー

長州「綾波～！」

ミサト「ちょ！ちょっとシンジ君！勝手にプラグを降りちゃだめじゃない！」

リツコ「まあ大丈夫よ、もう」

ミサト「ちょっリツコまでそんな事言うの！？」

長州「綾波～！大丈夫か～！？」

長州「開けるぞ～！ってあっちい！！」

ガキグルガチャンプシュー！

長州「やっと開いたか・・・」

綾波「・・・・・・」

長州「おいどうした！？」

綾波「・・・ごめんなさい、こんな時どんな顔すればいいのかわからないの」

長州「笑えばいいだろタコ！」

綾波「・・・・・・」

ニコ！

長州「何だ笑えるのか・・・よ～しじゃあ葛城をぶっ飛ばしにいくか！」

寛！じゃなくて完！