1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:18:07.94 ID:p67SLdEo0
―――街
アルヴィン「やっと着いたな」
ローエン「ええ、少々長旅になってしまいました」
レイア「ジュード、これからどうするの?」
ジュード「そうだね。とりあえず宿を取って、その後は自由行動でいいんじゃないかな?」
ミラ「そうか」
エリーゼ「ジュード」
ジュード「なに?」
エリーゼ「あの、ですね……」
レイア「ジュード!!ジュード!!」
ジュード「どうしたの?」
レイア「アップルグミがなくなったの思い出した!先に買い出し行こうよ!」
ジュード「ああ、そういえばそうだったね。みんなは宿を取っておいて」
ミラ「了解した」
エリーゼ「あ……ジュード……」
アルヴィン「やっと着いたな」
ローエン「ええ、少々長旅になってしまいました」
レイア「ジュード、これからどうするの?」
ジュード「そうだね。とりあえず宿を取って、その後は自由行動でいいんじゃないかな?」
ミラ「そうか」
エリーゼ「ジュード」
ジュード「なに?」
エリーゼ「あの、ですね……」
レイア「ジュード!!ジュード!!」
ジュード「どうしたの?」
レイア「アップルグミがなくなったの思い出した!先に買い出し行こうよ!」
ジュード「ああ、そういえばそうだったね。みんなは宿を取っておいて」
ミラ「了解した」
エリーゼ「あ……ジュード……」
引用元: ・【テイルズ】エリーゼ「レイア、死んでください」【SS】
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:22:15.33 ID:p67SLdEo0
―――宿
エリーゼ「……(ぽむぽむぽむ」
ティポ「エッリッーゼっは、いっしょっにっいっかっなっいっの?」
エリーゼ「……」
ミラ「アルヴィンもローエンも出かけたか……ふむ」
エリーゼ「……」
ミラ「エリーゼは出かけないのか?」
エリーゼ「出かけようと……思ってました」
ミラ「どういうことだ?」
ティポ「レイアに邪魔されたんだよね~、エリーゼ?」
エリーゼ「うん」
ミラ「邪魔……ああ、そういえば先程ジュードを呼び止めていたな。どこに行こうとしていたんだ?」
エリーゼ「特に決めてません……。ジュードと一緒に歩きたかっただけです」
ミラ「あの時にそう言えば良かっただろう。事情がわかればレイアもジュードを連れて行くことはしなかったはずだ」
ティポ「エリーゼは奥ゆかしいからね~。ああいうときは一歩引いちゃうんだ」
エリーゼ「……(ぽむぽむぽむ」
ティポ「エッリッーゼっは、いっしょっにっいっかっなっいっの?」
エリーゼ「……」
ミラ「アルヴィンもローエンも出かけたか……ふむ」
エリーゼ「……」
ミラ「エリーゼは出かけないのか?」
エリーゼ「出かけようと……思ってました」
ミラ「どういうことだ?」
ティポ「レイアに邪魔されたんだよね~、エリーゼ?」
エリーゼ「うん」
ミラ「邪魔……ああ、そういえば先程ジュードを呼び止めていたな。どこに行こうとしていたんだ?」
エリーゼ「特に決めてません……。ジュードと一緒に歩きたかっただけです」
ミラ「あの時にそう言えば良かっただろう。事情がわかればレイアもジュードを連れて行くことはしなかったはずだ」
ティポ「エリーゼは奥ゆかしいからね~。ああいうときは一歩引いちゃうんだ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:26:44.18 ID:p67SLdEo0
ミラ「なるほど。そういう女性を難しい言葉でなんていうんだったかな……ヤマモトヨーコ?」
ティポ「なにそれ~?」
ミラ「うむ。古代語で女性に対する最大級の褒め言葉だ」
ティポ「へえ~、じゃあエリーゼはヤマモトヨーコだね」
エリーゼ「う、うれしいです」
ミラ「しかしな、エリーゼ。時には我を貫くことも大事だ」
エリーゼ「どういう……ことですか?」
ミラ「愛する人を背中から支えているだけでは自分が幸せになれない。昔読んだ本にそう書いてあった」
エリーゼ「そうなんですか?」
ティポ「じゃあ、ヤマモトヨーコはだめなの~?!」
ミラ「いや、その精神は大事だ。それを持ちつつも譲渡できないときは決して退いてはならない、ということだ」
エリーゼ「な、なるほど……ヤマモトヨーコだけじゃだめなんですね」
ミラ「そういうこと、らしい」
ティポ「なにそれ~?」
ミラ「うむ。古代語で女性に対する最大級の褒め言葉だ」
ティポ「へえ~、じゃあエリーゼはヤマモトヨーコだね」
エリーゼ「う、うれしいです」
ミラ「しかしな、エリーゼ。時には我を貫くことも大事だ」
エリーゼ「どういう……ことですか?」
ミラ「愛する人を背中から支えているだけでは自分が幸せになれない。昔読んだ本にそう書いてあった」
エリーゼ「そうなんですか?」
ティポ「じゃあ、ヤマモトヨーコはだめなの~?!」
ミラ「いや、その精神は大事だ。それを持ちつつも譲渡できないときは決して退いてはならない、ということだ」
エリーゼ「な、なるほど……ヤマモトヨーコだけじゃだめなんですね」
ミラ「そういうこと、らしい」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:28:54.70 ID:p67SLdEo0
ティポ「ヤマモトヨーコってむずかしぃ~」
エリーゼ「大変……です」
ミラ「エリーゼもジュードのことが気になるならレイアにばかり譲っていないで、強引な行動を取るときも必要だ」
エリーゼ「強引……ですか?」
ミラ「ああ」
ティポ「たとえば?」
ミラ「そうだな……公衆の面前で抱きつくとか、キスをしてみるとか」
エリーゼ「キキキ、キス……ですか!?」
ティポ「うわーん!!!はずかしいよぉ!!!」
ミラ「効果は抜群だし、即効性が高い。それにそれぐらいの劇薬でなければ時間がかかるだろう」
ティポ「なんでー?」
ミラ「考えてもみろ。ジュードとレイアは私達とは比べ物にならないほど同じ時間を過してきている」
エリーゼ「そう、ですね」
ミラ「つまり、二人が築き上げてきた心の絆は誰よりも長く深い。出会ってから二か月ほどの私達では太刀打ちできない」
エリーゼ「大変……です」
ミラ「エリーゼもジュードのことが気になるならレイアにばかり譲っていないで、強引な行動を取るときも必要だ」
エリーゼ「強引……ですか?」
ミラ「ああ」
ティポ「たとえば?」
ミラ「そうだな……公衆の面前で抱きつくとか、キスをしてみるとか」
エリーゼ「キキキ、キス……ですか!?」
ティポ「うわーん!!!はずかしいよぉ!!!」
ミラ「効果は抜群だし、即効性が高い。それにそれぐらいの劇薬でなければ時間がかかるだろう」
ティポ「なんでー?」
ミラ「考えてもみろ。ジュードとレイアは私達とは比べ物にならないほど同じ時間を過してきている」
エリーゼ「そう、ですね」
ミラ「つまり、二人が築き上げてきた心の絆は誰よりも長く深い。出会ってから二か月ほどの私達では太刀打ちできない」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:30:56.89 ID:p67SLdEo0
ティポ「やばい!やばいよ、エリーゼ!!」
エリーゼ「じゃ、じゃあ、やっぱりジュードと……キキキキ、キスをしないといけませんか?」
ミラ「いや。私のいったことは極端な行動だ。ヤマモトヨーコのエリーゼでは少しハードルが高いだろう」
エリーゼ「じゃあ、どうするんですか?」
ミラ「エリーゼ、レイアに勝るところを探すんだ」
エリーゼ「……」
ティポ「レイアはバカだから勉強では勝てそうだよね~」
ミラ「そうじゃないだろう」
エリーゼ「え?違うんですか?」
ティポ「ゲートが発達してるのはエリーゼだよね~?」
ミラ「……エリーゼはレイアが嫌いなのか?」
エリーゼ「そ、そんなことありません!」
ティポ「ちょっとうざいだけ」
ミラ「そうか。疎ましいのか」
エリーゼ「ち、違います!!」
エリーゼ「じゃ、じゃあ、やっぱりジュードと……キキキキ、キスをしないといけませんか?」
ミラ「いや。私のいったことは極端な行動だ。ヤマモトヨーコのエリーゼでは少しハードルが高いだろう」
エリーゼ「じゃあ、どうするんですか?」
ミラ「エリーゼ、レイアに勝るところを探すんだ」
エリーゼ「……」
ティポ「レイアはバカだから勉強では勝てそうだよね~」
ミラ「そうじゃないだろう」
エリーゼ「え?違うんですか?」
ティポ「ゲートが発達してるのはエリーゼだよね~?」
ミラ「……エリーゼはレイアが嫌いなのか?」
エリーゼ「そ、そんなことありません!」
ティポ「ちょっとうざいだけ」
ミラ「そうか。疎ましいのか」
エリーゼ「ち、違います!!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:33:15.41 ID:p67SLdEo0
ミラ「エリーゼ、私達がエリーゼに勝っている点はずばり時間だ」
ティポ「じかん?」
エリーゼ「でも、ジュードとレイアは幼馴染ですよ?」
ミラ「違う。それは月日の問題だ」
ティポ「よくわからないよ?」
ミラ「私達はレイアが同行するまでも随分と苦楽を共にしてきた」
エリーゼ「はい。危ないときもありましたね」
ミラ「そのとき助けになったは、リリアルオーブだ」
ティポ「リンクもいっぱいしたよね」
ミラ「それだ。私達はレイアにリンクの時間で圧倒的に勝っている」
エリーゼ「あ、なるほど」
ティポ「ジュードってレイアが来るまでは基本的にミラとエリーゼとリンクしてるもんね」
ミラ「そう。月日の差は埋めようがないが、絆の密度で言えば引けを取らない」
ティポ「じかん?」
エリーゼ「でも、ジュードとレイアは幼馴染ですよ?」
ミラ「違う。それは月日の問題だ」
ティポ「よくわからないよ?」
ミラ「私達はレイアが同行するまでも随分と苦楽を共にしてきた」
エリーゼ「はい。危ないときもありましたね」
ミラ「そのとき助けになったは、リリアルオーブだ」
ティポ「リンクもいっぱいしたよね」
ミラ「それだ。私達はレイアにリンクの時間で圧倒的に勝っている」
エリーゼ「あ、なるほど」
ティポ「ジュードってレイアが来るまでは基本的にミラとエリーゼとリンクしてるもんね」
ミラ「そう。月日の差は埋めようがないが、絆の密度で言えば引けを取らない」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:35:30.89 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「でも、どうすればいいんですか?」
ミラ「ジュードに言ってみれば良い。これからはずっとリンクしててほしい、と」
ティポ「おぉ~!」
ミラ「戦術的な説明を加えれば、尚良し。傍から見ればエリーゼがジュードのことを狙っているなんて誰も分からない」
エリーゼ「そ、それ、大丈夫でしょうか……」
ミラ「エリーゼならできるさ、大丈夫」
ティポ「エリーゼ、がんばれ~」
エリーゼ「わ、わかりました」
ミラ「よし。そうと決まったら早速ジュードに交渉してみよう」
エリーゼ「今からですか!?」
ティポ「こころのじゅんびがぁ~」
ミラ「私もついて行ってやるから心配するな」
エリーゼ「わ、わかりました……がんばります」
ミラ(ふむ……これで退屈はせずに済みそうだ)
ミラ「ジュードに言ってみれば良い。これからはずっとリンクしててほしい、と」
ティポ「おぉ~!」
ミラ「戦術的な説明を加えれば、尚良し。傍から見ればエリーゼがジュードのことを狙っているなんて誰も分からない」
エリーゼ「そ、それ、大丈夫でしょうか……」
ミラ「エリーゼならできるさ、大丈夫」
ティポ「エリーゼ、がんばれ~」
エリーゼ「わ、わかりました」
ミラ「よし。そうと決まったら早速ジュードに交渉してみよう」
エリーゼ「今からですか!?」
ティポ「こころのじゅんびがぁ~」
ミラ「私もついて行ってやるから心配するな」
エリーゼ「わ、わかりました……がんばります」
ミラ(ふむ……これで退屈はせずに済みそうだ)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:37:31.77 ID:p67SLdEo0
―――道具屋前
レイア「ジュード、荷物持つってば」
ジュード「大丈夫だって」
レイア「いいからいいから」
ジュード「もう、レイアって一度言い出したら聞かないんだから」
レイア「それはジュードも同じでしょ?」
ジュード「そんなことないと思うけど」
レイア「ありますー」
ジュード「はいはい」
レイア「あはは」
ジュード「ふふ」
ミラ「―――随分と楽しそうだな」
ジュード「ミラ!?」
ティポ「ジュード!!!」
ジュード「うわぁあ!?噛みつかないでよ!?」
レイア「ジュード、荷物持つってば」
ジュード「大丈夫だって」
レイア「いいからいいから」
ジュード「もう、レイアって一度言い出したら聞かないんだから」
レイア「それはジュードも同じでしょ?」
ジュード「そんなことないと思うけど」
レイア「ありますー」
ジュード「はいはい」
レイア「あはは」
ジュード「ふふ」
ミラ「―――随分と楽しそうだな」
ジュード「ミラ!?」
ティポ「ジュード!!!」
ジュード「うわぁあ!?噛みつかないでよ!?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:39:32.64 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「ティポとジュードは仲良しですね」
ジュード「んぐぐぐぐ……!!」
レイア「エリーゼもどうしたの?買い物?」
ミラ「いや、ジュードを探していたんだ」
レイア「何か用事?」
エリーゼ「あの……ジュード」
ジュード「んぐぐぐ……ぷはっ!!!―――え?なに?」
エリーゼ「あの……あの……」
ティポ「エリーゼはね、ジュードとずっとリンクしていたいんだよ」
ジュード「リンクを?」
エリーゼ「はい……」
ミラ「どうだろうか、ジュード。エリーゼのためだと思って」
レイア「どういうこと?」
ジュード「んぐぐぐぐ……!!」
レイア「エリーゼもどうしたの?買い物?」
ミラ「いや、ジュードを探していたんだ」
レイア「何か用事?」
エリーゼ「あの……ジュード」
ジュード「んぐぐぐ……ぷはっ!!!―――え?なに?」
エリーゼ「あの……あの……」
ティポ「エリーゼはね、ジュードとずっとリンクしていたいんだよ」
ジュード「リンクを?」
エリーゼ「はい……」
ミラ「どうだろうか、ジュード。エリーゼのためだと思って」
レイア「どういうこと?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:41:33.76 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「せ、せんじゅつてきな……ものです」
ジュード「……まあ、別にいいけど」
エリーゼ「本当ですか!?」
ティポ「やったね、エリーゼ♪」
エリーゼ「うん!」
レイア「でも、ずっとリンクって何か意味あるの?」
ティポ「レイアは別に知らなくてもいーことだよ?」
レイア「なんでよ!?」
ミラ「まあまあ、エリーゼは精霊術を強化させたいらしい。そのためにリンクしリリアルオーブを強化させる。特に問題はない」
レイア「でも、ずっとエリーゼとだと戦術の幅とかがなくなるんじゃない?」
ティポ「なんか文句あるの?」
レイア「いや、文句というか」
ジュード「いいんじゃないかな?エリーゼがより強力な精霊術を使えるようになれば僕も嬉しいし」
ミラ「おお。そうか。よかったな、エリーゼ?」
エリーゼ「はい!」
ジュード「……まあ、別にいいけど」
エリーゼ「本当ですか!?」
ティポ「やったね、エリーゼ♪」
エリーゼ「うん!」
レイア「でも、ずっとリンクって何か意味あるの?」
ティポ「レイアは別に知らなくてもいーことだよ?」
レイア「なんでよ!?」
ミラ「まあまあ、エリーゼは精霊術を強化させたいらしい。そのためにリンクしリリアルオーブを強化させる。特に問題はない」
レイア「でも、ずっとエリーゼとだと戦術の幅とかがなくなるんじゃない?」
ティポ「なんか文句あるの?」
レイア「いや、文句というか」
ジュード「いいんじゃないかな?エリーゼがより強力な精霊術を使えるようになれば僕も嬉しいし」
ミラ「おお。そうか。よかったな、エリーゼ?」
エリーゼ「はい!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:43:43.24 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「じゃあ、早速リンクしましょう」
ジュード「え?」
エリーゼ「これからは戦闘以外でもリンクしましょう」
ミラ「な、んだと……?」
ティポ「そうしたほうが戦闘でも息がぴったりになるよね~?」
レイア「いや、流石にそれはちょっと……」
ミラ「エリーゼがそこまで考えていたとは……面白い」
ジュード「それってもうご飯のときとか寝るときとか、四六時中ってこと?」
エリーゼ「はい」
ジュード「……それってどうなんだろう?」
ミラ「そもそもリンクを続けることでどんな影響があるのかなんてわからないからな」
ジュード「うん。基本的に戦闘時にしかリリアルオーブは反応しないからね」
レイア「じゃあ、リンクなんて無理なんじゃあ……」
ジュード「でも、新しい発想だよ。着眼点が面白い。流石はエリーゼだね」
ジュード「え?」
エリーゼ「これからは戦闘以外でもリンクしましょう」
ミラ「な、んだと……?」
ティポ「そうしたほうが戦闘でも息がぴったりになるよね~?」
レイア「いや、流石にそれはちょっと……」
ミラ「エリーゼがそこまで考えていたとは……面白い」
ジュード「それってもうご飯のときとか寝るときとか、四六時中ってこと?」
エリーゼ「はい」
ジュード「……それってどうなんだろう?」
ミラ「そもそもリンクを続けることでどんな影響があるのかなんてわからないからな」
ジュード「うん。基本的に戦闘時にしかリリアルオーブは反応しないからね」
レイア「じゃあ、リンクなんて無理なんじゃあ……」
ジュード「でも、新しい発想だよ。着眼点が面白い。流石はエリーゼだね」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:45:44.76 ID:p67SLdEo0
ティポ「それほどでも~」
エリーゼ「ない……です」
ジュード「うん。これは新しい発見ができるかもしれないね。是非とも試してみようよ」
レイア「本気なの!?」
ジュード「こういう実験から進歩や進化が始まるんだよ」
レイア「いや、でもずっとリンクなんて……」
ミラ「苦しくなれば切ればいいだけの話だ。何か問題でもあるのか、レイア?」
レイア「う、うん……もしかしたら変な副作用とか……」
ジュード「そんな異変があればすぐにやめるよ」
エリーゼ「はい。私、ヤマモトヨーコですからすぐに言います」
レイア「え?ヤマモト?」
ミラ「そうと決まれば早速リンクを開始してみてはどうだ?」
ジュード「そうだね……エリーゼ、意識を僕に向けてくれる?」
エリーゼ「はい……ぅん……よかった、ジュードと繋がりました」
エリーゼ「ない……です」
ジュード「うん。これは新しい発見ができるかもしれないね。是非とも試してみようよ」
レイア「本気なの!?」
ジュード「こういう実験から進歩や進化が始まるんだよ」
レイア「いや、でもずっとリンクなんて……」
ミラ「苦しくなれば切ればいいだけの話だ。何か問題でもあるのか、レイア?」
レイア「う、うん……もしかしたら変な副作用とか……」
ジュード「そんな異変があればすぐにやめるよ」
エリーゼ「はい。私、ヤマモトヨーコですからすぐに言います」
レイア「え?ヤマモト?」
ミラ「そうと決まれば早速リンクを開始してみてはどうだ?」
ジュード「そうだね……エリーゼ、意識を僕に向けてくれる?」
エリーゼ「はい……ぅん……よかった、ジュードと繋がりました」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:47:58.62 ID:p67SLdEo0
ミラ「どんな気分だ?」
ジュード「今はまだなんとも。いつものリンクと変わらないね」
レイア「まあ、まだ何もしてないしね」
ティポ「ジュード、なんかしてみてよ。戦闘じゃしないようなことをさ~」
ジュード「そうだね。何事も検証していかないと」
ミラ「そういえば、リンクしているときは互いの危険を敏感に感知できるようになるな」
エリーゼ「相手の感覚が分かるときもありますね」
ジュード「治癒術も伝動するしね」
レイア「うーん……あ、何か食べてみてよ」
ジュード「それ面白そう」
ティポ「じゃあ、ジュード。このリンゴを食べてみてー」
ジュード「うん。―――もぐもぐ」
エリーゼ「―――ひゃ!?」
ジュード「今はまだなんとも。いつものリンクと変わらないね」
レイア「まあ、まだ何もしてないしね」
ティポ「ジュード、なんかしてみてよ。戦闘じゃしないようなことをさ~」
ジュード「そうだね。何事も検証していかないと」
ミラ「そういえば、リンクしているときは互いの危険を敏感に感知できるようになるな」
エリーゼ「相手の感覚が分かるときもありますね」
ジュード「治癒術も伝動するしね」
レイア「うーん……あ、何か食べてみてよ」
ジュード「それ面白そう」
ティポ「じゃあ、ジュード。このリンゴを食べてみてー」
ジュード「うん。―――もぐもぐ」
エリーゼ「―――ひゃ!?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:50:07.97 ID:p67SLdEo0
ミラ「どうした!?」
レイア「なにか感じた?」
エリーゼ「あ……あの、突然リンゴの味が……」
ジュード「へえ、味覚まで伝動するんだ」
ミラ「これは面白いな。そうだ、こういうのはどうだ?」
ジュード「え?―――うわ!ちょ!ミラ!?脇はだ、め―――あははははは!!!」
エリーゼ「ん……くっ……ぁん……」
ティポ「やめろー!!!エリーゼがくるしんでるだろー!!!」
レイア「擽られると感じちゃうんだ」
ミラ「ふむ」
ジュード「はぁ……はぁ……酷いよ、ミラ」
エリーゼ「うぅ……見えない手が脇を……」
ティポ「ちょーじょーげんしょーこわーい!!
ミラ「だがこれで痛覚以外は互いの感覚を共有している証明になったな」
レイア「なにか感じた?」
エリーゼ「あ……あの、突然リンゴの味が……」
ジュード「へえ、味覚まで伝動するんだ」
ミラ「これは面白いな。そうだ、こういうのはどうだ?」
ジュード「え?―――うわ!ちょ!ミラ!?脇はだ、め―――あははははは!!!」
エリーゼ「ん……くっ……ぁん……」
ティポ「やめろー!!!エリーゼがくるしんでるだろー!!!」
レイア「擽られると感じちゃうんだ」
ミラ「ふむ」
ジュード「はぁ……はぁ……酷いよ、ミラ」
エリーゼ「うぅ……見えない手が脇を……」
ティポ「ちょーじょーげんしょーこわーい!!
ミラ「だがこれで痛覚以外は互いの感覚を共有している証明になったな」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:52:37.42 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「あ……すいません……あの……」
ミラ「ん?どうした?」
ティポ「おしっこ」
エリーゼ「ティポ!!」
レイア「ああ、うん、向こうにトイレあったよ」
エリーゼ「すいません……行ってきます」
ジュード「でも、確かにこれはいい研究テーマになるよ」
レイア「どういうことに活用するの?」
ジュード「リハビリとしては有効性が高いと思うよ。相手の感覚で脳が錯覚してくれたら、医療行為としては十分だよ」
レイア「なるほど。動かなくなった部位に動いている感覚を与えるわけね」
ジュード「そうそう。そうすればリハビリは円滑に―――ん?」
ミラ「どうした?」
ジュード「あれ?え?んん??だ、大丈夫……だよね?」
レイア「ジュード?」
ミラ「ん?どうした?」
ティポ「おしっこ」
エリーゼ「ティポ!!」
レイア「ああ、うん、向こうにトイレあったよ」
エリーゼ「すいません……行ってきます」
ジュード「でも、確かにこれはいい研究テーマになるよ」
レイア「どういうことに活用するの?」
ジュード「リハビリとしては有効性が高いと思うよ。相手の感覚で脳が錯覚してくれたら、医療行為としては十分だよ」
レイア「なるほど。動かなくなった部位に動いている感覚を与えるわけね」
ジュード「そうそう。そうすればリハビリは円滑に―――ん?」
ミラ「どうした?」
ジュード「あれ?え?んん??だ、大丈夫……だよね?」
レイア「ジュード?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:55:01.67 ID:p67SLdEo0
ジュード「……はぅ!?」
ミラ「どうした?」
ジュード「い、いや……それが……おぉ♪」
レイア「ちょっと、変な声出さないでよ」
ジュード「違うんだ……なんか……あの……おぉぉ♪」
ミラ「ジュード?股 とお尻を押さえて、どうかしたのか?痛むのか?生理痛か?」
ジュード「い、いや……これって、多分……エリーゼの感覚が伝わってきてる……」
レイア「まさか!?」
ミラ「なるほど。―――エリーゼはいま排尿と排便を同時に行っているわけか」
レイア「冷静に分析しないでよ!!!」
ミラ「しかし、ジュードの珍妙な姿勢をみれば一目瞭然ではないか」
レイア「言わないでよ!!―――それより、ジュード!早くリンクを切ってあげて!!エリーゼがかわいそう!!」
ジュード「あ……今、お尻拭いてる」
レイア「言うなってば!!!―――活伸棍・神楽!!!!」
ミラ「どうした?」
ジュード「い、いや……それが……おぉ♪」
レイア「ちょっと、変な声出さないでよ」
ジュード「違うんだ……なんか……あの……おぉぉ♪」
ミラ「ジュード?股 とお尻を押さえて、どうかしたのか?痛むのか?生理痛か?」
ジュード「い、いや……これって、多分……エリーゼの感覚が伝わってきてる……」
レイア「まさか!?」
ミラ「なるほど。―――エリーゼはいま排尿と排便を同時に行っているわけか」
レイア「冷静に分析しないでよ!!!」
ミラ「しかし、ジュードの珍妙な姿勢をみれば一目瞭然ではないか」
レイア「言わないでよ!!―――それより、ジュード!早くリンクを切ってあげて!!エリーゼがかわいそう!!」
ジュード「あ……今、お尻拭いてる」
レイア「言うなってば!!!―――活伸棍・神楽!!!!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:57:13.93 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「すいません、おまたせしました。……ジュード?」
ティポ「顔、腫れてるなー」
ジュード「あはは……これぐらいへーきへーき……」
レイア「エリーゼ!やっぱりずっとリンクは危険すぎるよ!!ね、悪いことはいわないからやめよう!?」
エリーゼ「どうしてですか?」
ティポ「邪魔すんじゃねー」
レイア「いや……だって……」
ミラ「エリーゼ、お前の排泄行為の感覚が全てジュードに伝わってしまうんだ。それでもするか?」
エリーゼ「え……」
ジュード「……///」
ミラ「人間の羞恥心を抉るような行為だ。私もあまり推奨できないな」
エリーゼ「……そ、うなんですか?ジュード?」
ジュード「う、うん……ごめん……」
ティポ「ぎゃぁぁぁ!!!!ジュード以外のお嫁にいけなーい!!」
ティポ「顔、腫れてるなー」
ジュード「あはは……これぐらいへーきへーき……」
レイア「エリーゼ!やっぱりずっとリンクは危険すぎるよ!!ね、悪いことはいわないからやめよう!?」
エリーゼ「どうしてですか?」
ティポ「邪魔すんじゃねー」
レイア「いや……だって……」
ミラ「エリーゼ、お前の排泄行為の感覚が全てジュードに伝わってしまうんだ。それでもするか?」
エリーゼ「え……」
ジュード「……///」
ミラ「人間の羞恥心を抉るような行為だ。私もあまり推奨できないな」
エリーゼ「……そ、うなんですか?ジュード?」
ジュード「う、うん……ごめん……」
ティポ「ぎゃぁぁぁ!!!!ジュード以外のお嫁にいけなーい!!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 16:59:21.10 ID:p67SLdEo0
レイア「ね、だからもうやめとこ?」
エリーゼ「で、でも、繋がる時をちゃんと決めておけば大丈夫だと、思います!」
ジュード「エリーゼ……」
ミラ「一理あるな。一つがダメだからと全てを拒絶するのは愚行だろう」
レイア「でも……」
ジュード「うん、そうだね。何事にも欠点はある。そこだけを見て将来の有益性を捨てることはできない」
ティポ「うんうん!だよねー」
レイア「ジュード!!」
ジュード「医療でもよくあることだよ。特効薬の副作用には目をつぶらなくちゃいけない」
レイア「それは……そうだけど……」
ミラ「きちんと規則を設ければ問題などないはずだ」
ティポ「レイアは頭かたいなー」
レイア「私は二人を心配して……!!」
ミラ「ともかく宿に戻ってゆっくりとこれからのことを話そう」
エリーゼ「で、でも、繋がる時をちゃんと決めておけば大丈夫だと、思います!」
ジュード「エリーゼ……」
ミラ「一理あるな。一つがダメだからと全てを拒絶するのは愚行だろう」
レイア「でも……」
ジュード「うん、そうだね。何事にも欠点はある。そこだけを見て将来の有益性を捨てることはできない」
ティポ「うんうん!だよねー」
レイア「ジュード!!」
ジュード「医療でもよくあることだよ。特効薬の副作用には目をつぶらなくちゃいけない」
レイア「それは……そうだけど……」
ミラ「きちんと規則を設ければ問題などないはずだ」
ティポ「レイアは頭かたいなー」
レイア「私は二人を心配して……!!」
ミラ「ともかく宿に戻ってゆっくりとこれからのことを話そう」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:01:25.06 ID:p67SLdEo0
―――宿
ジュード「お互いに恥ずかしいって思うときはリンクを切ればいいんだよね」
エリーゼ「そうですね。それさえ守れば……」
レイア「ジュード、男と女じゃ恥ずかしいときの場面が違うと思うんだけど」
ジュード「例えば?」
レイア「それは……あの……」
ミラ「生理か?」
レイア「う、うん……」
ジュード「エリーゼってもう初潮迎えたの?」
エリーゼ「え……うーん……わかりません」
ティポ「まだだよー」
ジュード「そっか……でも、年齢的にいつきてもおかしくないし……レイア」
レイア「な、なに?」
ジュード「一応、エリーゼに説明しておいてあげて。来たときにリンクが繋がってたら僕も困るし」
レイア「わ、わかった……」
ジュード「お互いに恥ずかしいって思うときはリンクを切ればいいんだよね」
エリーゼ「そうですね。それさえ守れば……」
レイア「ジュード、男と女じゃ恥ずかしいときの場面が違うと思うんだけど」
ジュード「例えば?」
レイア「それは……あの……」
ミラ「生理か?」
レイア「う、うん……」
ジュード「エリーゼってもう初潮迎えたの?」
エリーゼ「え……うーん……わかりません」
ティポ「まだだよー」
ジュード「そっか……でも、年齢的にいつきてもおかしくないし……レイア」
レイア「な、なに?」
ジュード「一応、エリーゼに説明しておいてあげて。来たときにリンクが繋がってたら僕も困るし」
レイア「わ、わかった……」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:03:26.68 ID:p67SLdEo0
レイア「―――というわけだから、もし来たらリンクを切ってね」
エリーゼ「分かりました」
ティポ「●●●●●から血がでるのー!?こわいよー!!!!」
レイア「大丈夫だって。大人になった証だと思えばいいし、みんな経験することだから」
エリーゼ「はい……がんばります」
ジュード「話、終わった?」
レイア「うん。ちゃんと理解してくれたよ、ね?」
エリーゼ「はい。早く子供を産みたいです」
ジュード「そっか……夢はお嫁さんだもんね?」
エリーゼ「か、かわいいお嫁さん、です……///」
ミラ「よし。じゃあ、規則も決まったところで早速リンク生活に入ろうか」
ジュード「うん……。エリーゼ、いくよ?」
エリーゼ「はい、ジュード。繋がりましょう……んっ!」
エリーゼ「分かりました」
ティポ「●●●●●から血がでるのー!?こわいよー!!!!」
レイア「大丈夫だって。大人になった証だと思えばいいし、みんな経験することだから」
エリーゼ「はい……がんばります」
ジュード「話、終わった?」
レイア「うん。ちゃんと理解してくれたよ、ね?」
エリーゼ「はい。早く子供を産みたいです」
ジュード「そっか……夢はお嫁さんだもんね?」
エリーゼ「か、かわいいお嫁さん、です……///」
ミラ「よし。じゃあ、規則も決まったところで早速リンク生活に入ろうか」
ジュード「うん……。エリーゼ、いくよ?」
エリーゼ「はい、ジュード。繋がりましょう……んっ!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:06:40.92 ID:p67SLdEo0
ジュード「でも、こうして繋がり続けるって意外と大変だね」
エリーゼ「そうですね」
レイア「やっぱり疲れちゃうの?」
ジュード「なんていうか、肩が凝るっていうのかな?」
エリーゼ「不思議な感じですね」
ミラ「その緊張が解けたとき、きっと二人は一段階上にいけるのだろう」
レイア「そんなもんかなぁ?」
ジュード「どうだろうね。実験は始まったばかりだし」
エリーゼ「ですね……あ」
ジュード「どうしたの?」
エリーゼ「あの……ジュード……えと」
ティポ「おならを我慢するのはよくないよ~?」
ジュード「……!?!?」
レイア「あ……///」
ミラ「そんなことまで分かるのか。リンクとは恐ろしいものだな」
エリーゼ「そうですね」
レイア「やっぱり疲れちゃうの?」
ジュード「なんていうか、肩が凝るっていうのかな?」
エリーゼ「不思議な感じですね」
ミラ「その緊張が解けたとき、きっと二人は一段階上にいけるのだろう」
レイア「そんなもんかなぁ?」
ジュード「どうだろうね。実験は始まったばかりだし」
エリーゼ「ですね……あ」
ジュード「どうしたの?」
エリーゼ「あの……ジュード……えと」
ティポ「おならを我慢するのはよくないよ~?」
ジュード「……!?!?」
レイア「あ……///」
ミラ「そんなことまで分かるのか。リンクとは恐ろしいものだな」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:10:21.88 ID:p67SLdEo0
―――数時間後
アルヴィン「ふーん、訓練の一環ね」
ローエン「いいのではないでしょうか。これから戦いも厳しくなるでしょうし」
ジュード「うん。これはきっとこれから役に立つことだと思うから」
エリーゼ「はい」
ミラ「今後に期待だな」
レイア「……私は、反対だな」
ジュード「レイア?」
ティポ「なんで~?」
レイア「だって、別に戦闘のときだけでも十分だと思うし。それにお互いの恥ずかしいことがわかっちゃうなんて……」
アルヴィン「別にいいんじゃねーの?二人ともそれを了承した上でこうしてるわけだろ?」
レイア「だけど!!」
ティポ「うるさいなー。黙ってみててよ、レイアは」
レイア「ちょ!?そんな言い方しなくてもいいでしょ!?」
アルヴィン「ふーん、訓練の一環ね」
ローエン「いいのではないでしょうか。これから戦いも厳しくなるでしょうし」
ジュード「うん。これはきっとこれから役に立つことだと思うから」
エリーゼ「はい」
ミラ「今後に期待だな」
レイア「……私は、反対だな」
ジュード「レイア?」
ティポ「なんで~?」
レイア「だって、別に戦闘のときだけでも十分だと思うし。それにお互いの恥ずかしいことがわかっちゃうなんて……」
アルヴィン「別にいいんじゃねーの?二人ともそれを了承した上でこうしてるわけだろ?」
レイア「だけど!!」
ティポ「うるさいなー。黙ってみててよ、レイアは」
レイア「ちょ!?そんな言い方しなくてもいいでしょ!?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:13:20.72 ID:p67SLdEo0
ミラ「では、そろそろお風呂に入ろうか」
レイア「うん……今日はなんか疲れちゃったし」
ティポ「エリーゼ、いってらっしゃい」
エリーゼ「うん」
ジュード「あ、エリーゼ。リンクはどうする?切っとく?」
エリーゼ「お風呂ぐらいならいいと思います」
ジュード「そっか。エリーゼがそういうなら」
エリーゼ「はい」
レイア「……」
ミラ「レイア?どうした?」
レイア「え?ううん、なんでもない」
ミラ「そうか」
レイア「うん……」
レイア「うん……今日はなんか疲れちゃったし」
ティポ「エリーゼ、いってらっしゃい」
エリーゼ「うん」
ジュード「あ、エリーゼ。リンクはどうする?切っとく?」
エリーゼ「お風呂ぐらいならいいと思います」
ジュード「そっか。エリーゼがそういうなら」
エリーゼ「はい」
レイア「……」
ミラ「レイア?どうした?」
レイア「え?ううん、なんでもない」
ミラ「そうか」
レイア「うん……」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:16:36.13 ID:p67SLdEo0
―――女湯
レイア「リリアルオーブをわざわざ持ってこなくても」
エリーゼ「ローエンが言ってたんです。鍛練は常にしないといけないって」
レイア「そうなんだ……」
ミラ「いいことじゃないか。鍛練しなければ幾ら才能があっても無駄になるからな」
レイア「はぁ……」
ミラ「どうした?」
レイア「鍛練しても敵わないことがあるんだよね」
ミラ「なんだ?私の体になにかついてるか?」
エリーゼ「バリボー……」
レイア「ほんとにバリボー……」
ミラ「なんだ?言いたいことがはっきり言えばいいだろう?」
レイア「リリアルオーブをわざわざ持ってこなくても」
エリーゼ「ローエンが言ってたんです。鍛練は常にしないといけないって」
レイア「そうなんだ……」
ミラ「いいことじゃないか。鍛練しなければ幾ら才能があっても無駄になるからな」
レイア「はぁ……」
ミラ「どうした?」
レイア「鍛練しても敵わないことがあるんだよね」
ミラ「なんだ?私の体になにかついてるか?」
エリーゼ「バリボー……」
レイア「ほんとにバリボー……」
ミラ「なんだ?言いたいことがはっきり言えばいいだろう?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:21:39.86 ID:p67SLdEo0
―――寝室
ジュード「……」
ジュード「エリーゼって胸から洗うんだ……」
ローエン「こらこら、ジュードさん?」
ジュード「え?」
アルヴィン「お姫様の洗う個所を口にしなさんな。想像しちまうだろうが」
ジュード「あ、ご、ごめん」
ローエン「しかし、ほどほどにしておいた方がいいかと思います」
ジュード「どうして?」
アルヴィン「リンクってリリアルオーブ同士をつなぐものなんだけど、下手すりゃもっと深いところで繋がっちまうこともあるらしいからな」
ジュード「どういうこと?」
ローエン「私も噂でしかきいたことがありませんが、繋がっていなかった部分……つまり痛覚や他のものまで伝導してしまうらしいのです」
ジュード「そうなんだ……でも、五感全てが繋がることは医療に使えそうだよね」
アルヴィン「こんなときでもそう言うこと考えるのか……優等生だねえ」
ローエン「全くです」
ジュード「……」
ジュード「エリーゼって胸から洗うんだ……」
ローエン「こらこら、ジュードさん?」
ジュード「え?」
アルヴィン「お姫様の洗う個所を口にしなさんな。想像しちまうだろうが」
ジュード「あ、ご、ごめん」
ローエン「しかし、ほどほどにしておいた方がいいかと思います」
ジュード「どうして?」
アルヴィン「リンクってリリアルオーブ同士をつなぐものなんだけど、下手すりゃもっと深いところで繋がっちまうこともあるらしいからな」
ジュード「どういうこと?」
ローエン「私も噂でしかきいたことがありませんが、繋がっていなかった部分……つまり痛覚や他のものまで伝導してしまうらしいのです」
ジュード「そうなんだ……でも、五感全てが繋がることは医療に使えそうだよね」
アルヴィン「こんなときでもそう言うこと考えるのか……優等生だねえ」
ローエン「全くです」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:26:20.32 ID:p67SLdEo0
―――夜 廊下
ジュード「ふう……」
レイア「ジュード、なにしてるの?」
ジュード「え?ううん、ちょっとね」
レイア「?」
ジュード「あ……今、エリーゼが眠ったみたい」
レイア「そんなことまで分かるの?」
ジュード「うん。感覚なんだけどね」
レイア「そうなんだ……」
ジュード「―――なんかエリーゼがずっと傍にいる感じなんだ」
レイア「え?」
ジュード「なんていうかな、胸の中にエリーゼがいるっていうか……時間が経つとその感じがすごく大きくなってきたんだ」
レイア「そ、そうなんだ……」
ジュード「エリーゼが寝る瞬間を感じたくて、こうしてちょっと時間を潰してたんだ」
レイア「……ねえ、ジュード。もう、やめよう?」
ジュード「ふう……」
レイア「ジュード、なにしてるの?」
ジュード「え?ううん、ちょっとね」
レイア「?」
ジュード「あ……今、エリーゼが眠ったみたい」
レイア「そんなことまで分かるの?」
ジュード「うん。感覚なんだけどね」
レイア「そうなんだ……」
ジュード「―――なんかエリーゼがずっと傍にいる感じなんだ」
レイア「え?」
ジュード「なんていうかな、胸の中にエリーゼがいるっていうか……時間が経つとその感じがすごく大きくなってきたんだ」
レイア「そ、そうなんだ……」
ジュード「エリーゼが寝る瞬間を感じたくて、こうしてちょっと時間を潰してたんだ」
レイア「……ねえ、ジュード。もう、やめよう?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:31:21.76 ID:p67SLdEo0
ジュード「え?」
レイア「私、なんだか怖いよ」
ジュード「どうして?」
レイア「だって……感覚がずっと繋がってるって、いくらリリアルオーブのためだからって怖くない?」
ジュード「確かにご飯を食べてる時も同時に二つの味がするときもあったけど……これといっては」
レイア「……べ、別に今も繋がってる必要なんてないよね?」
ジュード「でも、これは訓練の一環だから」
レイア「でも!!」
ジュード「レイア?何か変だよ?」
レイア「……」
ジュード「あ……今、寝返りうった……」
レイア「……!?」
ジュード「―――え?レイア、今僕にリンクした?」
レイア「……リンクって割り込みできたよね……私で試してよ……」
ジュード「レイア……?」
レイア「私、なんだか怖いよ」
ジュード「どうして?」
レイア「だって……感覚がずっと繋がってるって、いくらリリアルオーブのためだからって怖くない?」
ジュード「確かにご飯を食べてる時も同時に二つの味がするときもあったけど……これといっては」
レイア「……べ、別に今も繋がってる必要なんてないよね?」
ジュード「でも、これは訓練の一環だから」
レイア「でも!!」
ジュード「レイア?何か変だよ?」
レイア「……」
ジュード「あ……今、寝返りうった……」
レイア「……!?」
ジュード「―――え?レイア、今僕にリンクした?」
レイア「……リンクって割り込みできたよね……私で試してよ……」
ジュード「レイア……?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:36:05.29 ID:p67SLdEo0
レイア「私が一番みんなの足を引っ張ってるんだし……成長させるなら、私じゃないかな?」
ジュード「……でも、これはエリーゼから頼まれて……」
レイア「い、いや……なの」
ジュード「え?」
レイア「もう、置いて行かないで!!」
ジュード「レイア……」
レイア「もう……いや……これ以上、私を置いて先に行かないで……おねが、い……」
ジュード「……」
レイア「私だって強くなりたい……みんなに迷惑をかけない程度にでいい……ほんの少しだけ……強くなりたいよぉ……」
ジュード「……」
レイア「うぅ……ぐす……」
ジュード「いいの?このまま感覚を共有し続けることになるけど」
レイア「ジュード……!」
ジュード「レイアだけじゃない。僕もまだまだ弱い。―――だから、レイア。一緒に強くなろう」
レイア「―――うん!」
ジュード「……でも、これはエリーゼから頼まれて……」
レイア「い、いや……なの」
ジュード「え?」
レイア「もう、置いて行かないで!!」
ジュード「レイア……」
レイア「もう……いや……これ以上、私を置いて先に行かないで……おねが、い……」
ジュード「……」
レイア「私だって強くなりたい……みんなに迷惑をかけない程度にでいい……ほんの少しだけ……強くなりたいよぉ……」
ジュード「……」
レイア「うぅ……ぐす……」
ジュード「いいの?このまま感覚を共有し続けることになるけど」
レイア「ジュード……!」
ジュード「レイアだけじゃない。僕もまだまだ弱い。―――だから、レイア。一緒に強くなろう」
レイア「―――うん!」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:40:43.29 ID:p67SLdEo0
―――翌日
エリーゼ「え……?」
ティポ「どういうことかせつめいしろー!!!」
ジュード「エリーゼはほら、精霊術の強化が目的なんでしょ?」
エリーゼ「は、はい」
ジュード「それならミラとリンク生活をしていたほうがいいと思うんだ」
ミラ「……」
エリーゼ「でも……私は……」
レイア「ジュード、朝ごはんできたよー♪」
ジュード「ごめん、エリーゼ。―――うん、すぐにいくよ」
エリーゼ「あ……ジュード……」
ミラ「ふむ……エリーゼ、どうする?」
エリーゼ「……」
ティポ「…………レイア…………レイアが………何かいった………絶対………そうだ………」
エリーゼ「え……?」
ティポ「どういうことかせつめいしろー!!!」
ジュード「エリーゼはほら、精霊術の強化が目的なんでしょ?」
エリーゼ「は、はい」
ジュード「それならミラとリンク生活をしていたほうがいいと思うんだ」
ミラ「……」
エリーゼ「でも……私は……」
レイア「ジュード、朝ごはんできたよー♪」
ジュード「ごめん、エリーゼ。―――うん、すぐにいくよ」
エリーゼ「あ……ジュード……」
ミラ「ふむ……エリーゼ、どうする?」
エリーゼ「……」
ティポ「…………レイア…………レイアが………何かいった………絶対………そうだ………」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:44:18.06 ID:p67SLdEo0
―――宿屋前
アルヴィン「出発までまだ時間あるよな?ちょっと出かけてくる」
ローエン「私も少々、個人的に買う物がありますので」
ジュード「うん」
ミラ「あまり遅くならないようにな」
レイア「ねえ、ジュード。私も買いたいものがあるんだけど」
ジュード「そうなの?」
レイア「付き合ってよ」
ジュード「うん、いいよ」
エリーゼ「―――ダメです!!!!」
レイア「!?」
ミラ「エリーゼ?どうしたんだ?」
エリーゼ「ジュードは私と散歩するんです!!」
ティポ「レイアはすっこんでろー!!!」
レイア「はあ?!」
アルヴィン「出発までまだ時間あるよな?ちょっと出かけてくる」
ローエン「私も少々、個人的に買う物がありますので」
ジュード「うん」
ミラ「あまり遅くならないようにな」
レイア「ねえ、ジュード。私も買いたいものがあるんだけど」
ジュード「そうなの?」
レイア「付き合ってよ」
ジュード「うん、いいよ」
エリーゼ「―――ダメです!!!!」
レイア「!?」
ミラ「エリーゼ?どうしたんだ?」
エリーゼ「ジュードは私と散歩するんです!!」
ティポ「レイアはすっこんでろー!!!」
レイア「はあ?!」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:48:32.35 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「ほら、ジュード。一緒に行きましょう!」
ジュード「え、あの……」
レイア「ちょっと、ちょっと。エリーゼ、どうしたの!?」
エリーゼ「レイアこそ、早くジュードの腕から離れてください」
レイア「い、いや……だって」
エリーゼ「なんですか?」
ティポ「大した用事じゃないんでしょ?!一人でいってきたらいいじゃん!」
レイア「む……男手が必要なんですー」
エリーゼ「アルヴィンに頼んでください!」
レイア「エリーゼこそアルヴィンと一緒に散歩したらいいじゃない」
エリーゼ「ジュードがいいんです!」
レイア「私もジュードがいいもん」
ジュード「あ、あの……二人とも動きにくいから離れて……」
ミラ「……駅弁というやつか」
ジュード「え、あの……」
レイア「ちょっと、ちょっと。エリーゼ、どうしたの!?」
エリーゼ「レイアこそ、早くジュードの腕から離れてください」
レイア「い、いや……だって」
エリーゼ「なんですか?」
ティポ「大した用事じゃないんでしょ?!一人でいってきたらいいじゃん!」
レイア「む……男手が必要なんですー」
エリーゼ「アルヴィンに頼んでください!」
レイア「エリーゼこそアルヴィンと一緒に散歩したらいいじゃない」
エリーゼ「ジュードがいいんです!」
レイア「私もジュードがいいもん」
ジュード「あ、あの……二人とも動きにくいから離れて……」
ミラ「……駅弁というやつか」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 17:54:34.59 ID:p67SLdEo0
ジュード「ミラからも何か言ってよ」
ミラ「そうだな……二人とも落ち着け」
レイア「……」
エリーゼ「……」
ティポ「レイア、死ねばいいのに」
レイア「!?」
ジュード「エリーゼ!?」
エリーゼ「え?」
レイア「え?じゃないよ!!流石に傷つくよ!!!」
ミラ「ジュードの体は一つだけだ。奪い合うな」
エリーゼ「だって……レイアが私とジュードのリンク生活を奪ったから……」
ティポ「この泥棒猫ー!!」
レイア「なんでよー!!」
ミラ「全く、どうしてこうなった?」
ジュード「……」
ミラ「そうだな……二人とも落ち着け」
レイア「……」
エリーゼ「……」
ティポ「レイア、死ねばいいのに」
レイア「!?」
ジュード「エリーゼ!?」
エリーゼ「え?」
レイア「え?じゃないよ!!流石に傷つくよ!!!」
ミラ「ジュードの体は一つだけだ。奪い合うな」
エリーゼ「だって……レイアが私とジュードのリンク生活を奪ったから……」
ティポ「この泥棒猫ー!!」
レイア「なんでよー!!」
ミラ「全く、どうしてこうなった?」
ジュード「……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:00:52.66 ID:p67SLdEo0
ミラ「公平にくじ引きでもして決めたらどうだ?」
レイア「くじ引き?」
ミラ「そう。リンク生活ができる方と毎回一緒に買い物へ行ける方を決めるんだ」
エリーゼ「それ……どっちがいいんでしょうか……」
レイア「リンク生活も捨てがたいけど……毎回デート……うーん……」
ティポ「究極のせんたくだー」
ミラ「どうする?」
レイア「やるよ……どっちでもいい気がしてきたし」
エリーゼ「そうですね……わけっこです」
レイア「友達らしく、ね?」
エリーゼ「はい」
ミラ「では、クジを作るから少し待て」
ジュード「あの……僕の意見は……?」
レイア「くじ引き?」
ミラ「そう。リンク生活ができる方と毎回一緒に買い物へ行ける方を決めるんだ」
エリーゼ「それ……どっちがいいんでしょうか……」
レイア「リンク生活も捨てがたいけど……毎回デート……うーん……」
ティポ「究極のせんたくだー」
ミラ「どうする?」
レイア「やるよ……どっちでもいい気がしてきたし」
エリーゼ「そうですね……わけっこです」
レイア「友達らしく、ね?」
エリーゼ「はい」
ミラ「では、クジを作るから少し待て」
ジュード「あの……僕の意見は……?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:07:16.95 ID:p67SLdEo0
ミラ「―――できたぞ」
レイア「あれ?くじが三本あるけど?」
エリーゼ「もう一つは外れですか?」
ティポ「ひどいよー!!!」
ミラ「いや。私も引くことにした」
レイア「えええ!?なんで!?」
ミラ「なんだかジュードを取り合ってるお前たちが楽しそうだったから、参加したくなった」
エリーゼ「ミラ……ひどいです」
ミラ「くじなら公平だろう?」
レイア「で、追加されたものってなに?」
ティポ「気になるけど……きくのがこわいよー」
ミラ「引いてみてからのお楽しみだ」
ジュード「ミラ……なんて書いたの?」
レイア「……」
エリーゼ「……誰から引きますか?」
レイア「あれ?くじが三本あるけど?」
エリーゼ「もう一つは外れですか?」
ティポ「ひどいよー!!!」
ミラ「いや。私も引くことにした」
レイア「えええ!?なんで!?」
ミラ「なんだかジュードを取り合ってるお前たちが楽しそうだったから、参加したくなった」
エリーゼ「ミラ……ひどいです」
ミラ「くじなら公平だろう?」
レイア「で、追加されたものってなに?」
ティポ「気になるけど……きくのがこわいよー」
ミラ「引いてみてからのお楽しみだ」
ジュード「ミラ……なんて書いたの?」
レイア「……」
エリーゼ「……誰から引きますか?」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:11:36.43 ID:p67SLdEo0
ミラ「私は残りもので構わない」
レイア「じゃあ、私が引くよ!!」
エリーゼ「は、はい……」
ティポ「うぉぉ……きんちょうするー」
ミラ「さあ、引け」
レイア「う、うん……」
ジュード「あの……僕のことを弄んでるだけだよね?ねえ?」
レイア「―――これだ!!」
ミラ「……なんて書いている?」
レイア「……」
エリーゼ「見せてください」
ティポ「もったいぶってんじゃねー」
レイア「キ、キス権って書いてるけど……なにこれ?」
ミラ「おーそれを引いたか。じゃあ、思う存分ジュードとキスするがいい。次はエリーゼが―――」
エリーゼ「ちょっと待ってください!!!!」
レイア「じゃあ、私が引くよ!!」
エリーゼ「は、はい……」
ティポ「うぉぉ……きんちょうするー」
ミラ「さあ、引け」
レイア「う、うん……」
ジュード「あの……僕のことを弄んでるだけだよね?ねえ?」
レイア「―――これだ!!」
ミラ「……なんて書いている?」
レイア「……」
エリーゼ「見せてください」
ティポ「もったいぶってんじゃねー」
レイア「キ、キス権って書いてるけど……なにこれ?」
ミラ「おーそれを引いたか。じゃあ、思う存分ジュードとキスするがいい。次はエリーゼが―――」
エリーゼ「ちょっと待ってください!!!!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:16:52.31 ID:p67SLdEo0
レイア「私も待った!!」
ミラ「なんだ?不服か?」
ティポ「なんだよー、キス権って!!」
ミラ「キス券とキス権をかけてみたんだ。面白くないか?」
レイア「意味分かんないよ!?」
エリーゼ「それは無効にしてください!」
ミラ「なんだ、キスしたくないのか?」
レイア「あ……それは……あの……」
エリーゼ「ダメです!」
ティポ「僕がキスを阻止してやるー!!」
ジュード「うわぁぁ!!!ちょっと、噛みつかないで!!!」
レイア「ちょ!!私がキスできないじゃない!!離れてよ、ティポ!!」
ミラ「エリーゼ、くじを引け」
エリーゼ「それどころじゃありません!!」
ミラ「そうなのか?―――じゃあ、私が引くか……うむ、リンク生活か。悪くない」
ミラ「なんだ?不服か?」
ティポ「なんだよー、キス権って!!」
ミラ「キス券とキス権をかけてみたんだ。面白くないか?」
レイア「意味分かんないよ!?」
エリーゼ「それは無効にしてください!」
ミラ「なんだ、キスしたくないのか?」
レイア「あ……それは……あの……」
エリーゼ「ダメです!」
ティポ「僕がキスを阻止してやるー!!」
ジュード「うわぁぁ!!!ちょっと、噛みつかないで!!!」
レイア「ちょ!!私がキスできないじゃない!!離れてよ、ティポ!!」
ミラ「エリーゼ、くじを引け」
エリーゼ「それどころじゃありません!!」
ミラ「そうなのか?―――じゃあ、私が引くか……うむ、リンク生活か。悪くない」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:21:00.92 ID:p67SLdEo0
―――街道
アルヴィン「……なんか空気が悪くないか?」
ローエン「私もそう思います。なにかギスギスしてますね」
アルヴィン「結局、ジュード君は誰ともリンクしてないな」
レイア「……」
エリーゼ「……」
ジュード「あの……二人とも歩きにくいから……離れてよ」
レイア「だってさ、エリーゼ」
エリーゼ「今のはレイアに言ったんです」
ティポ「ジュードから離れて故郷に帰れー」
ジュード「……ミラ?」
ミラ「なんだ?」
ジュード「どうするの、これ?」
ミラ「何故、私に決断をゆだねる。他人の決めた選択など何の意味もないぞ?」
ジュード「無責任だよ、ミラ!!」
アルヴィン「……なんか空気が悪くないか?」
ローエン「私もそう思います。なにかギスギスしてますね」
アルヴィン「結局、ジュード君は誰ともリンクしてないな」
レイア「……」
エリーゼ「……」
ジュード「あの……二人とも歩きにくいから……離れてよ」
レイア「だってさ、エリーゼ」
エリーゼ「今のはレイアに言ったんです」
ティポ「ジュードから離れて故郷に帰れー」
ジュード「……ミラ?」
ミラ「なんだ?」
ジュード「どうするの、これ?」
ミラ「何故、私に決断をゆだねる。他人の決めた選択など何の意味もないぞ?」
ジュード「無責任だよ、ミラ!!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:26:44.05 ID:p67SLdEo0
ミラ「それよりジュード、そろそろ私とリンクしよう。これ以上に成長できるのか私自身も興味があるのでな」
ジュード「この状況でそれを言うの!?」
ミラ「なんだ。私とでは嫌なのか?」
ジュード「嫌じゃないけど……」
レイア「……」
エリーゼ「……」
ミラ「ふむ……では、リンク開始」
ジュード「ちょっと!?強引にするの!?」
ミラ「ジュードは少々優柔不断なところがあるからな。こういうところでは引っ張ってやろうと思う」
ジュード「な……」
ローエン「ミラさんは尻に敷くタイプなのですね」
アルヴィン「ジュード君は尻に敷かれるタイプだな」
ミラ「うん、悪くないな。戦い以外でも通じ合っているというのも」
ジュード「ミラ……お腹すいてたんだ」
ミラ「うむ。何か作ってくれ」
ジュード「この状況でそれを言うの!?」
ミラ「なんだ。私とでは嫌なのか?」
ジュード「嫌じゃないけど……」
レイア「……」
エリーゼ「……」
ミラ「ふむ……では、リンク開始」
ジュード「ちょっと!?強引にするの!?」
ミラ「ジュードは少々優柔不断なところがあるからな。こういうところでは引っ張ってやろうと思う」
ジュード「な……」
ローエン「ミラさんは尻に敷くタイプなのですね」
アルヴィン「ジュード君は尻に敷かれるタイプだな」
ミラ「うん、悪くないな。戦い以外でも通じ合っているというのも」
ジュード「ミラ……お腹すいてたんだ」
ミラ「うむ。何か作ってくれ」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:31:49.90 ID:p67SLdEo0
―――正午
ジュード「じゃあ、そろそろお昼にしようか」
ローエン「ええ。そうしましょう」
ミラ「空腹すぎて頭が痛いぞ、ジュード。なるべく早くしてくれ」
ジュード「はいはい……」
レイア「ジュード、何か手伝うよ!!」
エリーゼ「私も手伝います!」
ジュード「え?うん、ありがとう……といってもお弁当を並べるだけなんだけど」
レイア「それ私がやるー!!」
ティポ「ティポせんこー!!!」
レイア「きゃあ!!?」
エリーゼ「これを並べればいいんですか?」
ジュード「う、うん」
レイア「ちょっと、エリーゼ!!今のはやり過ぎだよ!!」
エリーゼ「今のはティポがやったことです。私じゃありません」
ジュード「じゃあ、そろそろお昼にしようか」
ローエン「ええ。そうしましょう」
ミラ「空腹すぎて頭が痛いぞ、ジュード。なるべく早くしてくれ」
ジュード「はいはい……」
レイア「ジュード、何か手伝うよ!!」
エリーゼ「私も手伝います!」
ジュード「え?うん、ありがとう……といってもお弁当を並べるだけなんだけど」
レイア「それ私がやるー!!」
ティポ「ティポせんこー!!!」
レイア「きゃあ!!?」
エリーゼ「これを並べればいいんですか?」
ジュード「う、うん」
レイア「ちょっと、エリーゼ!!今のはやり過ぎだよ!!」
エリーゼ「今のはティポがやったことです。私じゃありません」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:37:04.54 ID:p67SLdEo0
レイア「いやいや!!その言い訳はもう通じないって!!」
ティポ「やるかー!?エリーゼの邪魔はさせないぞー!!」
レイア「うわぁ!!?ちょっと、変なとこにはいってこな―――ひゃん!?」
ミラ「食事中ぐらい静かにできないのか?」
アルヴィン「……」
ローエン「事情はよくわかりませんが、ミラさんに責任の一端があるように思えますよ?」
ミラ「エリーゼもレイアも自分で選んだのだ。私に責任などない」
アルヴィン「言い切りやがった……とんでもねえ女王だ」
ミラ「女王ではない……あ、いや、精霊の王だから、合っているか……」
ジュード「はい。ミラ」
ミラ「すまないな」
ジュード「おかわりもあるから」
ミラ「では、そのおかわり分をもらっておこう。おかわりは必ずするのだからな」
レイア「でい!やあ!!」
エリーゼ「ティポグライダー!!」
ティポ「やるかー!?エリーゼの邪魔はさせないぞー!!」
レイア「うわぁ!!?ちょっと、変なとこにはいってこな―――ひゃん!?」
ミラ「食事中ぐらい静かにできないのか?」
アルヴィン「……」
ローエン「事情はよくわかりませんが、ミラさんに責任の一端があるように思えますよ?」
ミラ「エリーゼもレイアも自分で選んだのだ。私に責任などない」
アルヴィン「言い切りやがった……とんでもねえ女王だ」
ミラ「女王ではない……あ、いや、精霊の王だから、合っているか……」
ジュード「はい。ミラ」
ミラ「すまないな」
ジュード「おかわりもあるから」
ミラ「では、そのおかわり分をもらっておこう。おかわりは必ずするのだからな」
レイア「でい!やあ!!」
エリーゼ「ティポグライダー!!」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:42:05.11 ID:p67SLdEo0
ジュード「もう、二人ともやめなよ」
レイア「はぁ……はぁ……」
エリーゼ「……」
ミラ「……もぐもぐ……」
ジュード(う……!?ミラの感覚が伝わってくる……よく噛んでよ……ミラ……)
エリーゼ「ごめんなさい」
レイア「はぁ……私もやりすぎた」
ジュード「ほらほら。早く食べよう?」
レイア「うん……」
エリーゼ「分かりました……」
ジュード「もう二人がリンク生活しちゃえばいいじゃないかな?」
レイア「え?私とエリーゼが!?」
ミラ「うん、良い考えだ。そうすれば丸く収まる」
ティポ「いやだよぉ!!」
レイア「はぁ……はぁ……」
エリーゼ「……」
ミラ「……もぐもぐ……」
ジュード(う……!?ミラの感覚が伝わってくる……よく噛んでよ……ミラ……)
エリーゼ「ごめんなさい」
レイア「はぁ……私もやりすぎた」
ジュード「ほらほら。早く食べよう?」
レイア「うん……」
エリーゼ「分かりました……」
ジュード「もう二人がリンク生活しちゃえばいいじゃないかな?」
レイア「え?私とエリーゼが!?」
ミラ「うん、良い考えだ。そうすれば丸く収まる」
ティポ「いやだよぉ!!」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:46:47.35 ID:p67SLdEo0
ミラ「何故だ?」
エリーゼ「だって……きっとうまくいかないと思います……」
レイア「ちょ!?」
ミラ「エリーゼ、ジュードの何を見てきたんだ?」
エリーゼ「え?」
ミラ「まずはやる。お前の好きなジュードはいつもそうして私たちを助けてくれた。違うか?」
エリーゼ「そ、それは……」
ミラ「やる前から逃げてはなにもできない。エリーゼはそんなに弱い人間だったのか?」
エリーゼ「……」
ティポ「エリーゼ……やろうよ?」
エリーゼ「ティポ……」
ティポ「レイアのこと、もっと知ればきっと……」
レイア「エリーゼ……」
エリーゼ「……レイア、リンク……してくれますか?」
レイア「うん!勿論だよ!一緒に強くなろ、エリーゼ!」
エリーゼ「だって……きっとうまくいかないと思います……」
レイア「ちょ!?」
ミラ「エリーゼ、ジュードの何を見てきたんだ?」
エリーゼ「え?」
ミラ「まずはやる。お前の好きなジュードはいつもそうして私たちを助けてくれた。違うか?」
エリーゼ「そ、それは……」
ミラ「やる前から逃げてはなにもできない。エリーゼはそんなに弱い人間だったのか?」
エリーゼ「……」
ティポ「エリーゼ……やろうよ?」
エリーゼ「ティポ……」
ティポ「レイアのこと、もっと知ればきっと……」
レイア「エリーゼ……」
エリーゼ「……レイア、リンク……してくれますか?」
レイア「うん!勿論だよ!一緒に強くなろ、エリーゼ!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:51:22.04 ID:p67SLdEo0
―――街
レイア「あ……エリーゼ、向こうにお手洗いあったよ?」
エリーゼ「あ、はい」
ミラ「うん。まだギクシャクしているが、大丈夫そうだな」
ジュード「……ミラ、もうお腹すいたの?」
ミラ「小腹がすいたな」
アルヴィン「相変わらずだな……」
ローエン「では、宿を取り次第自由行動ということで」
ジュード「うん。そうしよっか」
ミラ「うむ……ん?」
ジュード「どうしたの?」
ミラ「ジュード……今、私とデートしたいって思ったか?」
ジュード「えええ!?!!?」
ミラ「いや、気の所為ならいいんだ。気にするな」
ジュード(な、なんで……一瞬頭によぎったことを……まさか……リンクの所為?)
レイア「あ……エリーゼ、向こうにお手洗いあったよ?」
エリーゼ「あ、はい」
ミラ「うん。まだギクシャクしているが、大丈夫そうだな」
ジュード「……ミラ、もうお腹すいたの?」
ミラ「小腹がすいたな」
アルヴィン「相変わらずだな……」
ローエン「では、宿を取り次第自由行動ということで」
ジュード「うん。そうしよっか」
ミラ「うむ……ん?」
ジュード「どうしたの?」
ミラ「ジュード……今、私とデートしたいって思ったか?」
ジュード「えええ!?!!?」
ミラ「いや、気の所為ならいいんだ。気にするな」
ジュード(な、なんで……一瞬頭によぎったことを……まさか……リンクの所為?)
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 18:56:34.04 ID:p67SLdEo0
―――女子トイレ
レイア「じゃあ、ここで待ってるから」
エリーゼ「はい」
エリーゼ「……ふう」
―――エリーゼってジュードのこと好きって言ってたけど
エリーゼ(え……!?)
―――私のほうが何倍も好きなんだから、譲ってくれてもいいのに
エリーゼ(これって……・レイアの声?)
エリーゼ(脳内に直接響いてくる……?)
―――エリーゼ、私のこと嫌ってるんだろうな……だから、あんな意地悪なことをティポに言わせてるんだろうな……
エリーゼ「……」
ティポ「エリーゼ……」
エリーゼ(あ……向こうの声が聞こえるってことは……もしかして、私の声も……?!)
レイア(え……エリーゼ??)
エリーゼ(レイア……聞こえますか?)
レイア「じゃあ、ここで待ってるから」
エリーゼ「はい」
エリーゼ「……ふう」
―――エリーゼってジュードのこと好きって言ってたけど
エリーゼ(え……!?)
―――私のほうが何倍も好きなんだから、譲ってくれてもいいのに
エリーゼ(これって……・レイアの声?)
エリーゼ(脳内に直接響いてくる……?)
―――エリーゼ、私のこと嫌ってるんだろうな……だから、あんな意地悪なことをティポに言わせてるんだろうな……
エリーゼ「……」
ティポ「エリーゼ……」
エリーゼ(あ……向こうの声が聞こえるってことは……もしかして、私の声も……?!)
レイア(え……エリーゼ??)
エリーゼ(レイア……聞こえますか?)
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:01:56.65 ID:p67SLdEo0
レイア(これってどういうこと?)
エリーゼ(多分、リンクの所為じゃないですか?)
レイア(こんなことまでできるんだ……)
エリーゼ(心の声が聞こえますね……)
レイア(う、うん……やっぱりリンクって怖いよ……)
エリーゼ(あの……今からおしっこするんで……)
レイア(ああ、うん。リンク切るね)
エリーゼ(……あれ?)
レイア(ねえ、エリーゼ。ちゃんとリンク切ろうよ)
エリーゼ(切ろうとしてます)
レイア(でも切れてないよ?)
エリーゼ(あう……あの、もうでそう……です)
レイア(ああ、うん。先に出そっか。我慢はよくないし)
エリーゼ(は、い……ん……)
レイア(……はぅ……ん……エリーゼのが伝わってくる……んん……♪)
エリーゼ(多分、リンクの所為じゃないですか?)
レイア(こんなことまでできるんだ……)
エリーゼ(心の声が聞こえますね……)
レイア(う、うん……やっぱりリンクって怖いよ……)
エリーゼ(あの……今からおしっこするんで……)
レイア(ああ、うん。リンク切るね)
エリーゼ(……あれ?)
レイア(ねえ、エリーゼ。ちゃんとリンク切ろうよ)
エリーゼ(切ろうとしてます)
レイア(でも切れてないよ?)
エリーゼ(あう……あの、もうでそう……です)
レイア(ああ、うん。先に出そっか。我慢はよくないし)
エリーゼ(は、い……ん……)
レイア(……はぅ……ん……エリーゼのが伝わってくる……んん……♪)
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:06:28.36 ID:p67SLdEo0
―――宿屋
ジュード「はあ……」
ジュード(アルヴィンもローエンも出て居ちゃったなぁ)
ミラ(そうなのか?)
ジュード(うん)
ミラ(じゃあ、今ジュードは一人か?)
ジュード(うん―――)
ジュード「え!?ミラ!!?」
ジュード「いや……この部屋にはいない……違う、今のは直接脳内に……」
ミラ(ジュード、どうやらリンクの能力が格段に向上しつつあるようだな)
ジュード(まって、これは……?)
ミラ(リンクによる意思疎通ができるようになったのだろう)
ジュード(そんな……って、ミラ、今なにをしようとしてるの?)
ミラ(排泄だ。我慢しろ)
ジュード(ちょっとまって!!心の準備が―――おぉぉ♪)
ジュード「はあ……」
ジュード(アルヴィンもローエンも出て居ちゃったなぁ)
ミラ(そうなのか?)
ジュード(うん)
ミラ(じゃあ、今ジュードは一人か?)
ジュード(うん―――)
ジュード「え!?ミラ!!?」
ジュード「いや……この部屋にはいない……違う、今のは直接脳内に……」
ミラ(ジュード、どうやらリンクの能力が格段に向上しつつあるようだな)
ジュード(まって、これは……?)
ミラ(リンクによる意思疎通ができるようになったのだろう)
ジュード(そんな……って、ミラ、今なにをしようとしてるの?)
ミラ(排泄だ。我慢しろ)
ジュード(ちょっとまって!!心の準備が―――おぉぉ♪)
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:11:03.72 ID:p67SLdEo0
ジュード「ミラ!!」
ミラ「困ったことになったな。リンクも切れてくれないぞ」
ジュード「これって繋がりすぎたってことかな?」
ミラ「だろうな。この分だとエリーゼとレイアも同じことになっていそうだ」
ジュード「……どうすればいいんだろう?」
ミラ「現状ではなんともいえないな」
ジュード「そうだ!リリアルオーブを外せば……!!」
ミラ「……」
ジュード(聞こえる?)
ミラ「ああ」
ジュード「どうして……!?」
ミラ「リリアルオーブを破壊するしかないのかもしれないな」
ジュード「でも、そんなことしたらこの先が……」
ミラ「ああ。恐らく怪我だけでは済まないだろうな」
ミラ「困ったことになったな。リンクも切れてくれないぞ」
ジュード「これって繋がりすぎたってことかな?」
ミラ「だろうな。この分だとエリーゼとレイアも同じことになっていそうだ」
ジュード「……どうすればいいんだろう?」
ミラ「現状ではなんともいえないな」
ジュード「そうだ!リリアルオーブを外せば……!!」
ミラ「……」
ジュード(聞こえる?)
ミラ「ああ」
ジュード「どうして……!?」
ミラ「リリアルオーブを破壊するしかないのかもしれないな」
ジュード「でも、そんなことしたらこの先が……」
ミラ「ああ。恐らく怪我だけでは済まないだろうな」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:15:48.23 ID:p67SLdEo0
―――広場
レイア「……」
エリーゼ「……」
ティポ「レイアー、なにジュードのことばっかかんがえてるのさー!」
レイア「ちょ!?勝手に心を読まないでってば!!」
エリーゼ「でも……読みたくなくても読めちゃいます」
レイア「だよね……」
エリーゼ「どうしますか?」
レイア「どうしようっか?」
ティポ「だから、なんでレイアの頭の中のジュードはいつも半裸なのさー」
レイア「きゃぁあああ!!!!」
エリーゼ「……不潔です」
レイア「ちょっと!!もう言わないで!!余計に意識しちゃうから!!」
エリーゼ「はぁ……」
レイア「……もうやだ……リンク切りたい……」
レイア「……」
エリーゼ「……」
ティポ「レイアー、なにジュードのことばっかかんがえてるのさー!」
レイア「ちょ!?勝手に心を読まないでってば!!」
エリーゼ「でも……読みたくなくても読めちゃいます」
レイア「だよね……」
エリーゼ「どうしますか?」
レイア「どうしようっか?」
ティポ「だから、なんでレイアの頭の中のジュードはいつも半裸なのさー」
レイア「きゃぁあああ!!!!」
エリーゼ「……不潔です」
レイア「ちょっと!!もう言わないで!!余計に意識しちゃうから!!」
エリーゼ「はぁ……」
レイア「……もうやだ……リンク切りたい……」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:21:05.26 ID:p67SLdEo0
―――夜 宿屋
アルヴィン「マジかよ!?」
ミラ「ああ。この四人は文字通り心が通じ合った仲になった」
ジュード「……」
レイア「もう大変なんだよ!?」
アルヴィン(よかったぜ……俺の心なんて読まれたらたまったもんじゃない……)
ローエン「しかし、リリアルオーブを外しても効果が本人に残ってしまうのは不可解ですね」
アルヴィン「そうでもないだろ」
ティポ「なんでー?」
アルヴィン「リリアルオーブは元来潜在能力を引き出すものだ。オーブの力で意思疎通っていう能力が目覚めちまったんだろ?」
ミラ「迷惑な能力だ」
レイア「でも……このままじゃ……」
ローエン「そうですね……流石に色々と不都合があるでしょう」
エリーゼ「……どうしたらいいんでしょうか?」
アルヴィン「―――どうしてもっていうなら、相手を殺せばいいんじゃないか?」
アルヴィン「マジかよ!?」
ミラ「ああ。この四人は文字通り心が通じ合った仲になった」
ジュード「……」
レイア「もう大変なんだよ!?」
アルヴィン(よかったぜ……俺の心なんて読まれたらたまったもんじゃない……)
ローエン「しかし、リリアルオーブを外しても効果が本人に残ってしまうのは不可解ですね」
アルヴィン「そうでもないだろ」
ティポ「なんでー?」
アルヴィン「リリアルオーブは元来潜在能力を引き出すものだ。オーブの力で意思疎通っていう能力が目覚めちまったんだろ?」
ミラ「迷惑な能力だ」
レイア「でも……このままじゃ……」
ローエン「そうですね……流石に色々と不都合があるでしょう」
エリーゼ「……どうしたらいいんでしょうか?」
アルヴィン「―――どうしてもっていうなら、相手を殺せばいいんじゃないか?」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:25:45.09 ID:p67SLdEo0
ジュード「アルヴィン!!!」
アルヴィン「冗談だ」
ミラ「今のは失言だ」
アルヴィン「悪かったよ」
エリーゼ「……」
レイア「―――エリーゼ!?」
エリーゼ「あ……」
ティポ「なんだよー!ちょっと思っちゃっただけだろー!」
レイア「でも……酷いよ!酷過ぎる!!」
ローエン「どうされましたか?」
レイア「なんで、そんな簡単に「死んでください」っていえるの!?」
エリーゼ「……」
ジュード「エリーゼ……」
ミラ(幼い精神力ではこの状況は中々堪えるだろうな……)
ジュード(そんな……)
アルヴィン「冗談だ」
ミラ「今のは失言だ」
アルヴィン「悪かったよ」
エリーゼ「……」
レイア「―――エリーゼ!?」
エリーゼ「あ……」
ティポ「なんだよー!ちょっと思っちゃっただけだろー!」
レイア「でも……酷いよ!酷過ぎる!!」
ローエン「どうされましたか?」
レイア「なんで、そんな簡単に「死んでください」っていえるの!?」
エリーゼ「……」
ジュード「エリーゼ……」
ミラ(幼い精神力ではこの状況は中々堪えるだろうな……)
ジュード(そんな……)
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:31:26.51 ID:p67SLdEo0
ローエン「本音というのは相手を傷つけるものですからね」
レイア「ひどいよ……ひどい……」
エリーゼ「わ、わたしだって……もう心を見られるのなんて、いやです……」
ジュード「レイア……今日はもう休もう?」
レイア「うぅ……やだよ……エリーゼの声なんて……聞きたくないよ……」
エリーゼ「……」
ティポ「こっちだって、レイアの心はもう見たくないよー」
アルヴィン「こりゃやばいな」
ミラ「……リリアルオーブか……アルヴィン、何か知らないのか?」
アルヴィン「知ってるなら、さっきみたいな失言はしねーって」
ミラ「ふむ……困ったな。私は構わないが、この現状はジュードが嫌がるだろうし」
ジュード「え……」
ミラ「先ほどから何度もジュードの脳内で私は裸にされているしな」
ジュード「あ……ご、ごめん……なさい……」
ローエン「思春期には辛いですね」
レイア「ひどいよ……ひどい……」
エリーゼ「わ、わたしだって……もう心を見られるのなんて、いやです……」
ジュード「レイア……今日はもう休もう?」
レイア「うぅ……やだよ……エリーゼの声なんて……聞きたくないよ……」
エリーゼ「……」
ティポ「こっちだって、レイアの心はもう見たくないよー」
アルヴィン「こりゃやばいな」
ミラ「……リリアルオーブか……アルヴィン、何か知らないのか?」
アルヴィン「知ってるなら、さっきみたいな失言はしねーって」
ミラ「ふむ……困ったな。私は構わないが、この現状はジュードが嫌がるだろうし」
ジュード「え……」
ミラ「先ほどから何度もジュードの脳内で私は裸にされているしな」
ジュード「あ……ご、ごめん……なさい……」
ローエン「思春期には辛いですね」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:38:24.96 ID:p67SLdEo0
ローエン「―――レイアさんとエリーゼさんはお休みになられました」
ミラ「すまないな」
ローエン「いえいえ。ジジイの包容力ならお二人とも安心して寝てくれると思っただけです」
アルヴィン「マジな話、これからどうする?」
ジュード「うん……」
ミラ「人間の心は脆いものだな……」
ジュード「ミラが強すぎるって感じもするけど」
ミラ「そうか?」
ジュード「ミラってば本当に世界のことしか考えてないんだね」
ミラ「当然だ。それがマクスウィルの使命だからな」
アルヴィン「すげえな」
ジュード「―――でも、ミラみたいには誰もなれない。だから、この状況は……」
ローエン「ええ。非常に危ういと言えます。エリーゼさんとレイアさんの精神が崩壊してもおかしくないほどに」
アルヴィン「二人がただ泣くだけならいいけど……。間違いでも起こしたら……」
ジュード「アルヴィン、やめてよ!!」
ミラ「すまないな」
ローエン「いえいえ。ジジイの包容力ならお二人とも安心して寝てくれると思っただけです」
アルヴィン「マジな話、これからどうする?」
ジュード「うん……」
ミラ「人間の心は脆いものだな……」
ジュード「ミラが強すぎるって感じもするけど」
ミラ「そうか?」
ジュード「ミラってば本当に世界のことしか考えてないんだね」
ミラ「当然だ。それがマクスウィルの使命だからな」
アルヴィン「すげえな」
ジュード「―――でも、ミラみたいには誰もなれない。だから、この状況は……」
ローエン「ええ。非常に危ういと言えます。エリーゼさんとレイアさんの精神が崩壊してもおかしくないほどに」
アルヴィン「二人がただ泣くだけならいいけど……。間違いでも起こしたら……」
ジュード「アルヴィン、やめてよ!!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:42:35.77 ID:p67SLdEo0
―――寝室
レイア「……」
エリーゼ「―――レイア?」
レイア「―――!?」
エリーゼ「……」
レイア「エリーゼ……?」
エリーゼ「……」
レイア「な、なに……?」
エリーゼ「聞かなくても心を読めばわかりますよね?」
レイア「……ちょっと待って……嘘でしょ?」
エリーゼ「自分の心に嘘をつくなんてできるんですか?」
レイア「ねえ……やめてよ……」
エリーゼ「もう……見たくないし……見られたくもありません……」
レイア「エリーゼ……!?」
エリーゼ「―――レイア、死んでください」
レイア「……」
エリーゼ「―――レイア?」
レイア「―――!?」
エリーゼ「……」
レイア「エリーゼ……?」
エリーゼ「……」
レイア「な、なに……?」
エリーゼ「聞かなくても心を読めばわかりますよね?」
レイア「……ちょっと待って……嘘でしょ?」
エリーゼ「自分の心に嘘をつくなんてできるんですか?」
レイア「ねえ……やめてよ……」
エリーゼ「もう……見たくないし……見られたくもありません……」
レイア「エリーゼ……!?」
エリーゼ「―――レイア、死んでください」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 19:50:10.55 ID:p67SLdEo0
ジュード「エリーゼ!!!」
エリーゼ「……は、放してください!」
ミラ「レイア、こっちに来るんだ!」
レイア「あ……あぁぁ……」
ジュード「エリーゼ、落ち着いて!!」
エリーゼ「もう、こうしないと……こうしないと……!!」
レイア「……エリーゼ……」
エリーゼ「ティポだけでも……苦しいのに……レイアに全部見られちゃうなんて……いや……」
ミラ「エリーゼ……」
エリーゼ「ティポは……私の想いを代弁してくれることもある……でも、これは……私の嫌な部分を見せちゃうだけです……」
ジュード「エリーゼ……」
エリーゼ「レイアに嫌われたくない……ミラにも……ジュードにも……友達になれたのに……こんなことで……失いたくない……」
ミラ「ジュード、エリーゼを部屋に連れていってくれ。このままでは何をするか分からん」
ジュード「うん……さ、エリーゼ?」
レイア「―――ま、待って!!」
エリーゼ「……は、放してください!」
ミラ「レイア、こっちに来るんだ!」
レイア「あ……あぁぁ……」
ジュード「エリーゼ、落ち着いて!!」
エリーゼ「もう、こうしないと……こうしないと……!!」
レイア「……エリーゼ……」
エリーゼ「ティポだけでも……苦しいのに……レイアに全部見られちゃうなんて……いや……」
ミラ「エリーゼ……」
エリーゼ「ティポは……私の想いを代弁してくれることもある……でも、これは……私の嫌な部分を見せちゃうだけです……」
ジュード「エリーゼ……」
エリーゼ「レイアに嫌われたくない……ミラにも……ジュードにも……友達になれたのに……こんなことで……失いたくない……」
ミラ「ジュード、エリーゼを部屋に連れていってくれ。このままでは何をするか分からん」
ジュード「うん……さ、エリーゼ?」
レイア「―――ま、待って!!」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:01:51.15 ID:p67SLdEo0
ミラ「レイア?」
レイア「待って……エリーゼと二人にして」
ジュード「レイア!?」
レイア「いいから……信じて」
ミラ「分かった。ただし、扉の傍で待機はさせてもらう」
レイア「うん」
ジュード「……」
ミラ「では、ジュード?」
ジュード「う、うん」
エリーゼ「……」
レイア「エリーゼ、ティポは?」
エリーゼ「部屋に……います」
レイア「そうなんだ……」
エリーゼ「……はい」
レイア「―――エリーゼ、ごめん」
レイア「待って……エリーゼと二人にして」
ジュード「レイア!?」
レイア「いいから……信じて」
ミラ「分かった。ただし、扉の傍で待機はさせてもらう」
レイア「うん」
ジュード「……」
ミラ「では、ジュード?」
ジュード「う、うん」
エリーゼ「……」
レイア「エリーゼ、ティポは?」
エリーゼ「部屋に……います」
レイア「そうなんだ……」
エリーゼ「……はい」
レイア「―――エリーゼ、ごめん」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:07:37.49 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「え……?」
レイア「私、エリーゼのことすごく怖いって思っちゃった」
エリーゼ「……」
レイア「まあ、それは今もなんだけどね。あはは」
エリーゼ「……」
レイア「エリーゼ……私に心を見られたくないんだよね?」
エリーゼ「はい……」
レイア「どうして?」
エリーゼ「……そんなのだって……」
レイア「私、エリーゼの言葉は本当に悲しかったけど……普段の心は好きだったな」
エリーゼ「ど、どこがですか?」
レイア「だって、ジュードがいつも台所にいて、ミラが新聞読んでて、エリーゼは二人から可愛がられてて……」
エリーゼ「あ……それは……」
レイア「そういう家族が欲しいって時々だけど、思ってたよね?」
エリーゼ「……はい」
レイア「私、エリーゼのことすごく怖いって思っちゃった」
エリーゼ「……」
レイア「まあ、それは今もなんだけどね。あはは」
エリーゼ「……」
レイア「エリーゼ……私に心を見られたくないんだよね?」
エリーゼ「はい……」
レイア「どうして?」
エリーゼ「……そんなのだって……」
レイア「私、エリーゼの言葉は本当に悲しかったけど……普段の心は好きだったな」
エリーゼ「ど、どこがですか?」
レイア「だって、ジュードがいつも台所にいて、ミラが新聞読んでて、エリーゼは二人から可愛がられてて……」
エリーゼ「あ……それは……」
レイア「そういう家族が欲しいって時々だけど、思ってたよね?」
エリーゼ「……はい」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:16:08.01 ID:p67SLdEo0
レイア「そのときのエリーゼ、いつも油断してた感じがする」
エリーゼ「そ、それを言うならレイアだって……なんかジュードと教会で……」
レイア「あーあー!!!!それいっちゃう!?」
エリーゼ「―――レイア……ごめんなさい」
レイア「……ううん。私もエリーゼの心を見るのは嫌だったし、それはお互い様」
エリーゼ「でも、私は本気でレイアのことを……」
レイア「……」
エリーゼ「もう……そんな私のことなんて……」
レイア「エリーゼ?今の私の心、わかる?」
エリーゼ「あ……」
レイア「エリーゼのこと、怖いって思った。でも、それ以上に、やっぱり私はエリーゼが好きみたい」
エリーゼ「レイア……」
レイア「えへへ。なんでだろうね……。どうしてもエリーゼのことは嫌いになれなかったよ」
エリーゼ「レイア……レイア……」
レイア「エリーゼ……どうしても殺したかったら……いいよ?」
エリーゼ「そ、それを言うならレイアだって……なんかジュードと教会で……」
レイア「あーあー!!!!それいっちゃう!?」
エリーゼ「―――レイア……ごめんなさい」
レイア「……ううん。私もエリーゼの心を見るのは嫌だったし、それはお互い様」
エリーゼ「でも、私は本気でレイアのことを……」
レイア「……」
エリーゼ「もう……そんな私のことなんて……」
レイア「エリーゼ?今の私の心、わかる?」
エリーゼ「あ……」
レイア「エリーゼのこと、怖いって思った。でも、それ以上に、やっぱり私はエリーゼが好きみたい」
エリーゼ「レイア……」
レイア「えへへ。なんでだろうね……。どうしてもエリーゼのことは嫌いになれなかったよ」
エリーゼ「レイア……レイア……」
レイア「エリーゼ……どうしても殺したかったら……いいよ?」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:21:51.49 ID:p67SLdEo0
エリーゼ「……」
レイア「―――そっか。もう、そんな気はないんだ。嬉しい」
エリーゼ「……そんなの当たり前です」
レイア「ねえ……このままでも私達はやっていけると思うんだ」
エリーゼ「……」
レイア「心が見えたままだから、また喧嘩もすると思う。嫌な思いもきっとする」
エリーゼ「はい……」
レイア「でも、私はエリーゼを嫌いにはならない。―――だから、これからも一緒に居られると思うの。根拠はないけどね」
エリーゼ「レイア……私は……」
レイア「エリーゼは……どう思う?やっぱり、一緒にはいたくない?」
エリーゼ「ううん……居たい……レイアともっと居たい……!!」
レイア「そっかそっか!よーし、じゃあ、仲直りしよ?」
エリーゼ「い、いいんですか……また、私……」
レイア「気にしないの。それはお互い様って言ったでしょ?―――ほら、握手握手」
エリーゼ「……はい……仲直り、です……」
レイア「―――そっか。もう、そんな気はないんだ。嬉しい」
エリーゼ「……そんなの当たり前です」
レイア「ねえ……このままでも私達はやっていけると思うんだ」
エリーゼ「……」
レイア「心が見えたままだから、また喧嘩もすると思う。嫌な思いもきっとする」
エリーゼ「はい……」
レイア「でも、私はエリーゼを嫌いにはならない。―――だから、これからも一緒に居られると思うの。根拠はないけどね」
エリーゼ「レイア……私は……」
レイア「エリーゼは……どう思う?やっぱり、一緒にはいたくない?」
エリーゼ「ううん……居たい……レイアともっと居たい……!!」
レイア「そっかそっか!よーし、じゃあ、仲直りしよ?」
エリーゼ「い、いいんですか……また、私……」
レイア「気にしないの。それはお互い様って言ったでしょ?―――ほら、握手握手」
エリーゼ「……はい……仲直り、です……」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:26:33.21 ID:p67SLdEo0
ミラ「―――ふむ。どうやら向こうは割り切ったようだな」
ジュード「もう、大丈夫なのかな?」
ミラ「心配はいらないだろう。ジュード、次は私達の番だ」
ジュード「え?」
ミラ「このままでも君はいいのか?」
ジュード「……うん。だって、ミラに見られて困るような心なら、ここまで付いてきてないと思うから」
ミラ「ふ……なるほど」
ジュード「まあ……恥ずかしい妄想とかも見られちゃうのが……あれだけど……」
ミラ「ふふ。私は気にしない。ジュードの脳内で●されようが、咎めるつもりはない」
ジュード「え……」
ミラ「そう。まさにそんな感じだ」
ジュード「もう!!ミラがそういうから想像しちゃったじゃないか!!!」
ミラ「あはは、ジュード。己を律する訓練も必要だな」
ジュード「ミラのイジワル……」
ミラ「ふふ、愛情表現だよ。許してくれ」
ジュード「もう、大丈夫なのかな?」
ミラ「心配はいらないだろう。ジュード、次は私達の番だ」
ジュード「え?」
ミラ「このままでも君はいいのか?」
ジュード「……うん。だって、ミラに見られて困るような心なら、ここまで付いてきてないと思うから」
ミラ「ふ……なるほど」
ジュード「まあ……恥ずかしい妄想とかも見られちゃうのが……あれだけど……」
ミラ「ふふ。私は気にしない。ジュードの脳内で●されようが、咎めるつもりはない」
ジュード「え……」
ミラ「そう。まさにそんな感じだ」
ジュード「もう!!ミラがそういうから想像しちゃったじゃないか!!!」
ミラ「あはは、ジュード。己を律する訓練も必要だな」
ジュード「ミラのイジワル……」
ミラ「ふふ、愛情表現だよ。許してくれ」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:32:15.53 ID:p67SLdEo0
レイア「さて、寝ようか?」
エリーゼ「はい」
レイア「あ……やっぱり私と寝るのは不満なんだ」
エリーゼ「本当はミラと寝たかったです」
レイア「ちょ!?胸で判断しないでよ!?」
エリーゼ「レイア、寝てる間に私をめちゃくちゃにする気なんですか……?」
レイア「いやいや……抱きしめて寝ようって思っただけで……」
エリーゼ「やめてください」
レイア「うわ!心の底から拒絶された!!」
エリーゼ「意外と、便利ですね」
レイア「そんな使い方しないでよ……もう」
エリーゼ「……」
レイア「ありがとう……じゃあ、お言葉に甘えて……ん……」
エリーゼ「……ん……ふぅ……レイア、大好きです」
レイア「嘘はだめ……。エリーゼ、私のことそんなに好きじゃないじゃん……。でも、嬉しい……大好きだよ、エリーゼ?」
エリーゼ「はい」
レイア「あ……やっぱり私と寝るのは不満なんだ」
エリーゼ「本当はミラと寝たかったです」
レイア「ちょ!?胸で判断しないでよ!?」
エリーゼ「レイア、寝てる間に私をめちゃくちゃにする気なんですか……?」
レイア「いやいや……抱きしめて寝ようって思っただけで……」
エリーゼ「やめてください」
レイア「うわ!心の底から拒絶された!!」
エリーゼ「意外と、便利ですね」
レイア「そんな使い方しないでよ……もう」
エリーゼ「……」
レイア「ありがとう……じゃあ、お言葉に甘えて……ん……」
エリーゼ「……ん……ふぅ……レイア、大好きです」
レイア「嘘はだめ……。エリーゼ、私のことそんなに好きじゃないじゃん……。でも、嬉しい……大好きだよ、エリーゼ?」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:38:24.55 ID:p67SLdEo0
―――翌日
ローエン「そうですか、もうこのままでも大丈夫なのですね?」
レイア「うん。ごめんね、ローエン。心配かけて」
ローエン「いえいえ」
アルヴィン「でも、よく峠を越えたな。どんな魔法を使ったんだよ?」
エリーゼ「魔法じゃないです。―――友達ですから」
レイア「ねー?」
アルヴィン「なんじゃそりゃ」
ジュード「アルヴィンもローエンとリンク生活してみたら分かるんじゃない?」
ローエン「ほお」
アルヴィン「やめろよ……。死んでもごめんだぜ……心を覗かれるなんて」
ミラ「よし、準備は整ったな。出発するぞ」
レイア「うん!」
エリーゼ「がんばります!」
ローエン「おや……?」
ローエン「そうですか、もうこのままでも大丈夫なのですね?」
レイア「うん。ごめんね、ローエン。心配かけて」
ローエン「いえいえ」
アルヴィン「でも、よく峠を越えたな。どんな魔法を使ったんだよ?」
エリーゼ「魔法じゃないです。―――友達ですから」
レイア「ねー?」
アルヴィン「なんじゃそりゃ」
ジュード「アルヴィンもローエンとリンク生活してみたら分かるんじゃない?」
ローエン「ほお」
アルヴィン「やめろよ……。死んでもごめんだぜ……心を覗かれるなんて」
ミラ「よし、準備は整ったな。出発するぞ」
レイア「うん!」
エリーゼ「がんばります!」
ローエン「おや……?」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/18(日) 20:44:02.71 ID:p67SLdEo0
―――街道
ミラ「そういえばエリーゼ。ティポはどうした?」
ローエン「私もそれが気になっていました」
エリーゼ「ティポは……もう必要ないですから、ドロッセルに送りました」
ジュード「どうして?」
エリーゼ「だって……ティポは私が言えないことを言ってくれる存在でしたから」
アルヴィン「……まあ、そうなんだろうな」
エリーゼ「でも、今は私の心にちゃんと向かい合ってくれる友達がいますから……もうティポは卒業です」
レイア「へー、そうなんだ。その友達ってだれだれー?」
エリーゼ「もう!レイア、いじわるです!ティポより性質が悪いです!!」
レイア「へっへーん。私はティポみたいに甘くないからねー」
エリーゼ「もう……レイアなんて嫌いです」
レイア「嘘ばっかり……ふふ」
エリーゼ「勝手に心を見ないでください!」
レイア「やだよー!―――エリーゼ、私もだーいすき♪」
おしまい
ミラ「そういえばエリーゼ。ティポはどうした?」
ローエン「私もそれが気になっていました」
エリーゼ「ティポは……もう必要ないですから、ドロッセルに送りました」
ジュード「どうして?」
エリーゼ「だって……ティポは私が言えないことを言ってくれる存在でしたから」
アルヴィン「……まあ、そうなんだろうな」
エリーゼ「でも、今は私の心にちゃんと向かい合ってくれる友達がいますから……もうティポは卒業です」
レイア「へー、そうなんだ。その友達ってだれだれー?」
エリーゼ「もう!レイア、いじわるです!ティポより性質が悪いです!!」
レイア「へっへーん。私はティポみたいに甘くないからねー」
エリーゼ「もう……レイアなんて嫌いです」
レイア「嘘ばっかり……ふふ」
エリーゼ「勝手に心を見ないでください!」
レイア「やだよー!―――エリーゼ、私もだーいすき♪」
おしまい
コメントする