1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:19:18.54 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「魔法使えるようになったんだろ」

幼なじみ「純潔を大事に大事に守ってたもんな」

幼なじみ「ははは、早く使ってみろよ」

男「うるさい行き遅れ」

引用元: 幼なじみ「おい、魔法使い」 



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:24:12.69 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「今日もお前は引きこもりか」

男「俺は在宅業務だって何度言えばわかるこの腐れニート」

幼なじみ「ニートじゃない家事手伝いだ何度言えばわかるこの大魔導師」

男「なんでもいいから仕事の邪魔はすんなよ」

幼なじみ「じゃあジョジョ読ませろ」

男「勝手に読んでろ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:30:07.72 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「腹減った」

男「じゃあ帰れ」

幼なじみ「めどい」

男「じゃあ作れ」

幼なじみ「めどい」

男「どうしろと」

とぅるるるるん
幼なじみ「あーすいません特上寿司一人前お願いしまーす」

男「おい」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:33:31.61 ID:T+2fWUW1O
二人とも三十路です。これは変えない。

幼なじみ「うにウマー」

男「……」

幼なじみ「大トロウマー」

男「……」

幼なじみ「ミートボールウマー」

男「!?」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:36:41.82 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「暇だ」

男「俺は仕事中だ」

幼なじみ「でかけようぜ」

男「聞け」

幼なじみ「バッセン行こうバッセン」

男「だから」

幼なじみ「ほれほれ」

男「はぁ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:41:55.59 ID:T+2fWUW1O
バッティングセンター

ぐわらごわきーん
幼なじみ「俺が時を止めた、九秒の時点でな」
ぶんぶんぶーん
男「……」

幼なじみ「このもやしっこが」

男「お前みたいに暇じゃないんでな」

幼なじみ「せっかくだから魔法使えよマジシャン」

男「お前もしつこいな」
かーん
ほーむらん!
ぱーぱらっぱー

幼なじみ「お」

男「あ」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:49:00.28 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「くっ……くくく」

男「……」

幼なじみ「よかったな嫁が貰えて。これで脱●●だ」

男「オ  置いてるバッセンってなんなの?」

幼なじみ「TE   じゃくてセブンティーンってのはわかってるなしかし」

男「そしてお前はなんでそんな詳しいんだ」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 12:53:02.30 ID:T+2fWUW1O
いろいろ萌える設定が各自あるだろうから書きたいやつは書いてくれ

幼なじみ「押し入れに住み着いてる天使だって?」

男「何を言ってるんだお前は」

幼なじみ「いやなんかラブ時空から電波が」

男「てかそろそろ帰れ」

幼なじみ「めどい」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:00:29.42 ID:T+2fWUW1O
男「飯作れよ飯」

幼なじみ「めどい」

男「おい家事手伝い」
幼なじみ「わーったよ。あたしの華麗な料理を見せちゃる」

男「カレーってオチはなしな」

幼なじみ「……」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:06:03.68 ID:T+2fWUW1O
電車

男「今日は納品か」

幼なじみ「よう」

男「なんでこんなとこいるんだニート」

幼なじみ「なんでもいいだろプチマージ」

男「俺はこれから仕事だから邪魔すんな」

幼なじみ「ふーん。そのだっさいシャツで行くんだ」

男「あ? 俺の勝手だろ」

幼なじみ「まぁ、いいんじゃない。あなたがそれでいいなら、ははは」

男「……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:11:42.23 ID:T+2fWUW1O
電車・夕方

男「なんとかオッケーもらったか」

幼なじみ「よう」

男「お前はストーカーか」

幼なじみ「人聞き悪いな。ほれ」

男「ん……これは、服?」

幼なじみ「ついでに買ってやった。感謝しろ」

男「……いらねぇよ」

幼なじみ「なんでさ」

男「お前は俺の母親か」

幼なじみ「うん」

男「はぁ……もらってやるよ」

幼なじみ「あ、金払え」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:15:17.46 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「結婚式行くぞ」

男「やれやれ、ついにあいつも結婚しやがったか」

幼なじみ「魔術師仲間がいなくなるのはつらいか?」

男「ザキ」

幼なじみ「ぐふっ……といえばランバ・ラル」

男「車出したぞー」

幼なじみ「あいあい」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:20:23.28 ID:T+2fWUW1O
ちゃーちゃーちゃちゃー

男「おお、ウェディングドレスだ」

幼なじみ「肉まんウマー」

男「あいつ10歳近く年下の嫁さん貰いやがって。うらやけしからん」

幼なじみ「フカヒレウマー」

男「見ろよ」

幼なじみ「ワインウマー」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:26:22.34 ID:T+2fWUW1O
男「おめでとう」

幼なじみ「おめ」

新郎「よう、久しぶりだなお二人さん。相変わらず一緒か」

男「こいつが」

幼なじみ「こいつが」
新郎「マジで変わらんな」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:31:37.95 ID:T+2fWUW1O
男「おめでとうございます」

幼なじみ「おめでとうございます」

新婦「は、はじめまして」

男「新郎はいいやつなんで、お二人で頑張ってください。お幸せに」

新婦「ありがとうございます。そちらは奥様ですか? 仲いいですね。わたしたちもそんな夫婦になりたいですわ」

幼なじみ「……ありがとうございます。お幸せに」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 13:44:11.08 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「あーつかれたー」

男「飲みすぎ食いすぎなんだよ、お前は」

幼なじみ「もうねる」

男「ほら、布団だ」

幼なじみ「んー」

男「じゃあ俺は仕事あるから」

幼なじみ「んー」


幼なじみ「夫婦、か」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 15:22:58.00 ID:T+2fWUW1O
男「おはよう」

幼なじみ「む……もう朝か」

男「昼だ。お前には時計の針が二つとも真上を指してるのが見えんのか」

幼なじみ「そうかそうか。よし、飯をよこせ」

男「黙れ。俺は寝る」

幼なじみ「このニートが」

男「それはお前だ。俺は今までずっと仕事で疲れてんだ」

幼なじみ「ふはは、眠りにつくがいい、とこしえにな」

男「……ぐー」

幼なじみ「のび太くんかこいつは」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 15:26:53.02 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「……」

ごそ

幼なじみ「……」

きゅっきゅっ

幼なじみ「……」

じー

幼なじみ「……ぷっ」

がさがさ

幼なじみ「……」

じゅーじゅー

幼なじみ「……」

がちゃっ すたすた

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 15:32:59.18 ID:T+2fWUW1O
男「う……朝か……じゃねぇ夜中か」

男「腹減ったな……コンビニでも……」

男「ん、なんだこれは? 野菜炒め? うげっ野菜はあんま好きじゃないんだよな」

『食え』

男「実に簡潔な書き置きだな」

男「いただきます」

もしゃもしゃ

男「……なんであいつは無駄に料理がうまいんだ」

男「……ん? さっきの書き置きの裏に何か……」

『鏡見ろ』

男「……額に『野菜』って書いてあるな。当て付けか」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 15:40:11.20 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「おーとこくん。あーそーぼ」

男「20年前くらいだったら大歓迎だったんだがなぁ、その台詞」

幼なじみ「まぁまぁ上がりたまえ」

男「仕事の邪魔はするなよ」

幼なじみ「合コンに誘われた」

男「……お前が?」

幼なじみ「なんか『もうすぐ三十路だやばいぜ男見つけよう同盟』の皆様が」

男「お前の周り変な奴ばっかだもんなぁ」

幼なじみ「夕方に出るわ。それまでカイジ読ませて」

男「あいあい」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 15:44:46.78 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「崇山庵子」

男「?」

幼なじみ「いや、またラブ時空から電波が」

男「そんなことよりそろそろ時間だぞ」

幼なじみ「やべっ」

男「おいおいそれは俺の靴だ」

幼なじみ「いてきまー」

男「いてらー」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 15:54:58.60 ID:T+2fWUW1O
合コン会場・居酒屋

もうすぐ三十路だやばいぜ男見つけよう同盟(MMM同盟)会員A「女、おそい」

幼なじみ「ごめんごめん」

MMM会員B「ま、時間には間に合ってるからいいじゃん」

合コン男A「じゃ、そろったみたいだし始めよっか。かんぱーい」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:02:55.50 ID:T+2fWUW1O
合コン男B「じゃあ自己紹介しましょーか!」

MMM会員A「Aでーす☆ タイプな男の人はー優しい人かなー☆ きゃっ☆ あ、24でーす☆」

MMM会員B「Bです。明るい感じの人が好きです。……26です」

幼なじみ「女です。三十路です」

MMM会員A「ちょっと待て」

MMM会員B「トイレ、行こうか」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:09:29.99 ID:T+2fWUW1O



MMM会員A「おうコラ打ち合わせ通りって話はどうなった」

幼なじみ「忘れてた」

MMM会員B「まったく女はいつも抜けてるんだから……」

MMM会員A「こちとら5年付き合った彼氏と別れたばっかで切羽詰まってんだよ。次、ミスったら……わかるな?」

幼なじみ「了解了解」

MMM会員B「Aのあのキャラもないと思うけどね……」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:17:16.84 ID:T+2fWUW1O
MMM会員A「ごめんなさーい☆ 女ちゃん気分悪くなったみたいでー☆」

合コン男A「そうなの? 女さん、大丈夫?」

幼なじみ「はぁ」

合コン男B「じゃあ女さんの自己紹介の続きだっけ?」

幼なじみ「女です。ええと、25です。よろしく」

合コン男B「みなさんは○×商事の経理課なんだって?」

MMM会員A「そうなのー☆ よろしくねー☆」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:22:07.67 ID:T+2fWUW1O
合コン男B「僕らは○○医大の4年です。よろしく」

合コン男A「ほら、C。次はお前だぞ。いつまでも食ってないで」

合コン男C「ん? ああ、Cです。よろ」

ぱくぱく

合コン男A「こいつは……」

MMM会員A「医大なんですかー? きゃーかっこいいー☆」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:26:09.44 ID:T+2fWUW1O
AM2:00

男「ふー、一段落したかな」

男「腹減ったし夜食でも買いにコンビニ行ってくるか」

ててててててん、ててててて

男「やっぱファミチキだな……ん? あれは女……と、誰だあの男は?」

男「確かあそこは、ホテル街……」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:36:44.99 ID:T+2fWUW1O
 
AM1:00

合コン男A「マジすか?ありえねー」
MMM会員A「ほんとだよー☆なんかわたし彼氏できないんだよねー☆」

合コン男B「……ええと」
MMM会員B「……(話題が尽きた……)」

合コン男C「だからパスタはアルデンテよりちょっと短い時間くらいがいいんですよ」
幼なじみ「いや、そのりくつはおかしい」

~~

合コン男B「……ということで今日は解散!」

MMM会員A「Aくん、行こっ☆(離すものか……!)」

ぎゅううううう

合コン男A「は、はい(なんだ、この腕の力は……!)」

MMM会員B「ふぅ、今日は散々だったわ。女ちゃん帰りましょ……あれ、Cくんとどこ行くんだろ」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:44:19.94 ID:T+2fWUW1O
AM2:00
某所・バー

幼なじみ「うまい!」

合コン男C「でしょう。こんな場所にあるけどここのパスタは絶品なんです」

幼なじみ「これは君の意見も認めざるをえないようだ」

合コン男C「ふふ、恐縮です……ん、あれは確か……Bさんじゃないですか?」

幼なじみ「ほんとだ。おーいBー」

MMM会員B「……ばれちゃった。もしかして私、お邪魔かな?」

合コン男C「いえいえ、そういうのではないですよ」

幼なじみ「パスタ、うまいぞ!」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:48:34.18 ID:T+2fWUW1O
合コン男C「つまり……なわけです」

MMM会員B「へぇー、Cさんって博識ねー」

合コン男C「そ、そうですか? ありがとうございます。大体こういう話すると引かれるんですが」

MMM会員B「そうかなー? Cくんの話、好きだよ、わたし」

合コン男C「Bさん……」

幼なじみ「パスタウマー」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 16:55:27.99 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「ただいま」

男「……なぜここに」

幼なじみ「財布忘れた」

男「合コンはどうした」

幼なじみ「Aに奢ってもらった。『といち』とか言ってたけど」

男「じゃあ帰れ」

幼なじみ「めどい。寝る」

男「帰れ!」

幼なじみ「?」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 17:05:34.68 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「どうした、大声出して」

男「お前さ、さっき知らない男とホテル街にいたよな?」

幼なじみ「よく知ってるな」

男「普通、男と女があんな場所いたらやることは一つだろ!」

幼なじみ「……」

男「でもさ、俺わかっちゃうんだよな。お前の事だからどうせうまいもん食ってただけだって!」

幼なじみ「正解だ。だったらなぜ大声出す」

男「わかっちゃうから余計、のこのこと家に来たお前を追い返せないこのもどかしさがさぁ!」

幼なじみ「そかそか、ではあたしは寝るぞ」

男「おやすみぃ!」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 17:24:58.52 ID:T+2fWUW1O
PM2:00

幼なじみ「む……朝か」

男「ぐー」

幼なじみ「やれやれ情けない。朝から爆睡とはな」

ごそごそ ふぁさ

幼なじみ「……」

幼なじみ「さて、ここらへんに……」

がさがさ

幼なじみ「おお、奴の嫁だ。まだ未使用か」

幼なじみ「これは……ロ    、か」

幼なじみ「うーむ、見事なピンクだ」

幼なじみ「これは貫通式ではないのだな」

幼なじみ「オ  の精とか出てこないのだろうか」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 17:29:52.34 ID:T+2fWUW1O
男「おい」

幼なじみ「おはよう、ダメだぞ早起きしなきゃ」

男「もう昼だ」

幼なじみ「やれやれ、男の屁理屈にも困ったものだ」

男「何をやっている」

幼なじみ「お前の嫁に挨拶を」

男「そういうの、いいから」

幼なじみ「じゃあなんで捨てないんだ? これ」

男「捨てる暇もないんだよ、ここんとこ」

幼なじみ「あー、わかった。あたしとの思い出の品だからな、捨てられないのも分かる」

男「思い出の品がこれでいいのか……?」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 17:44:02.59 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「んじゃ、帰るわ」

男「ほんと自由だな、お前」

幼なじみ「えっと、財布持って……」

男「帰り道、気を付けろよ」

幼なじみ「はいはい。あ、そうだ、ちょっちこっち来て」

男「なんだよ……んっ」

幼なじみ「んっ……じゃね」

がちゃん

男「……ほんと自由だな、お前」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 17:55:52.70 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「おい、マジックマスター」

男「なんだNot currently in Employment,Education or Training」

幼なじみ「長いな」

男「反省している」

幼なじみ「読ませろ」

男「ほらよ」

幼なじみ「布団臭いぞ」

男「俺ので寝るな。ここんとこ干してない」

幼なじみ「そか」

男「干してくれよ」

幼なじみ「自分でやれ」

男「おっしゃる通り」

 
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 18:05:32.46 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「ドライブ行こうぜ」

男「運転は俺なんだろ」

幼なじみ「たりめーよ。あたしペーパーだぜ」

男「今日はこれから大事な打ち合わせあるから、パスな」

幼なじみ「む」

男「だから帰れ」

幼なじみ「成恵の世界読んでる」

男「じゃあ鍵ここに置いとくから、帰る時閉めろよ」

幼なじみ「果たしてそううまくいくかな……?」

男「はいはい、じゃあいってくる」

幼なじみ「いてら」

幼なじみ「……」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 18:13:10.80 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「うー」

ごろごろ

幼なじみ「うー」

くんかくんか

幼なじみ「うー」

じたばた

幼なじみ「うー」

ぴた

幼なじみ「すー……」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 21:27:56.59 ID:T+2fWUW1O
男「ふぅ……一日中パソコンに向き合ってると気が滅入るな」

男「あー……目が痛い……」

幼なじみ「ロート、ロートロートー」

男「ロート製薬ー、っていつからいたお前。てかどこから入ってきた。あ、目薬サンキュ」

幼なじみ「玄関。鍵」
男「ああ、あのままパクってたのか」

幼なじみ「今日は孤独のグルメを読みたい気分」

男「ご自由に」

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 21:33:15.38 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「井ノ頭五郎はいい男だと思う」

男「金持ちっぽいし、なんで今は一人なんだろうな」

幼なじみ「あ、そういや実家から帰ってこいって連絡があった」

男「帰れよ」

幼なじみ「めどい。どうせお約束だろうし」

男「縁談なー。女の三十路はつらいつらい」

女「めどいなー」

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 21:39:54.98 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「ドライブ行こうぜ」

男「なんかデジャブが」

幼なじみ「ちょっくら九州のほうまで、どうだい?」

男「とおいなー。しかも高速とガソリンでどれだけかかると」

幼なじみ「そういうめどいことは、考えない」

男「考えないほうがめどいわ。……しかし今度残念なことに仕事でそっちのほう行くんだよな」

幼なじみ「わぁい、偶然だねぇ」

男「この前俺がそう言ったからお前日程合わせたんだろが、ったく」

幼なじみ「そういうめどいことは、考えない」

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 21:43:12.07 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「ついた」

男「ご都合主義とは、かくもたやすいものなのか」

幼なじみ「うち、寄ってく?」

男「んー、先に仕事片付けるわ」

幼なじみ「そ。じゃここで降りるわ」

男「じゃ、またな」

幼なじみ「ういー」

175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 21:48:11.91 ID:T+2fWUW1O
男「疲れた」

男「やれやれ、お偉いさんに会いに来いとは言えないしなぁ」

男「毎度ながらこっちまで来るのはなかなか」

?「男様ですね?」

男「ん……? あぁ爺さん」

爺「お久しぶりです。お迎えに参りました」

男「リムジンとは相変わらず景気がいいですねぇ。でも今日はこっち、車あるから誘導だけお願いします」

爺「かしこまりました」

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 21:52:45.73 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「よう」

男「おう」

幼なじみ母「まあまあ久しぶりねぇ男くん」

男「どうも」

幼なじみ母「お仕事のほう、うまくやってる?」

男「おそらくは……」

幼なじみ母「そう……。爺、男くんを部屋にお連れしなさい」

爺「はい」

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 21:58:45.49 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「暇だ」

男「お前はどこでも言う事変わらんな」

幼なじみ「ここには漫画が、ない。死ぬ」

男「安い命だ。縁談の話は?」

幼なじみ「まだ、仕掛けてこない」

男「ふむ」

幼なじみ「ねる」

男「俺のベッドで寝るな」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 22:05:16.72 ID:T+2fWUW1O
食事中

かちゃかちゃ

男「相変わらずここのお料理はおいしいですねー」

幼なじみ母「そういってくれるとシェフも喜ぶと思うわ」

シェフ「……」

ぺこり

幼なじみ母「そうそう、女ちゃんにお話があるんだけど……」

幼なじみ「……」

幼なじみ母「あなたもそろそろ落ち着いてもいい頃だと思うのよ。」
幼なじみ母「一人暮らししたいっていう話も男くんがいるからやらせてあげたけど」
幼なじみ母「もう……? ねぇ? 男くん」

幼なじみ「……」

男「……そう、ですね」

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 22:10:37.95 ID:T+2fWUW1O
引き続き食堂

男「女と幼なじみ母さんは二人で部屋にいったか……」

男「やれやれ、俺にどう答えろっていうんだ」

シェフ「……」

男「あ、シェフさん。いましたか、すみません」

シェフ「いえ……」

シェフ「あの、差し出がましい事なのですがお二人は恋人では……」

男「違いますよ」

シェフ「そう、ですか……」

男「?」

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 22:19:57.89 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ母「この方なんてどうかしら、由緒正しい家系なのよ」

幼なじみ「そうだねー」

幼なじみ母「こちらの男性もいいかもしれないわね。近年成長されてる企業の……」

幼なじみ「んー」

幼なじみ母「もう、聞いているの?」

幼なじみ「んあー」

幼なじみ母「わかっているわよ、あなたは男くんの事が好きなんでしょ?」

幼なじみ「いや、そのりくつはおかしい」

幼なじみ母「……ふぅ。あなたたちは昔からそんなだから……」
幼なじみ母「もう、三十路よ? 母さんあんたの歳の時にはあんた産んでたわよ!」
幼なじみ母「いい加減やることやっちゃいなさいよ! 若い内にしかできないこと、いっぱいあるんだから!」

幼なじみ「ビ  乙」

幼なじみ母「あたしが生涯で許したのは父さんだけよっ! あっ……」

幼なじみ「はいはいノロケノロケ」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 22:31:23.66 ID:T+2fWUW1O
男「シェフさんって去年入ったばっかですよね」

シェフ「ええ……」

男「若いのにこんなとこで働けるのすごいですねー」

シェフ「いえ……」

男「……(会話が盛り上がらんな……)」

シェフ「……あの」


幼なじみ「おいすー」

男「お、早かったな」

幼なじみ「あれ、男なんでまだここいんの」

男「シェフさんと話してた」

幼なじみ「ふーん」

シェフ「では私はこれで……」

男「はい、朝食も楽しみにしてます」

シェフ「……」

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 22:39:32.31 ID:T+2fWUW1O
男「人ん家来てまで仕事やってる自分が悲しいぜ」

かたかた

幼なじみ「お」

男「また邪魔しにきたか」

幼なじみ「いえいえ、差し入れです」

男「これは……」

幼なじみ「あなたの嫁(処 )です」

男「何持ってきてんだお前」

幼なじみ「ロ    もお忘れなく」

男「バカだ、こいつはバカだ……」

幼なじみ「ぷるぷるー」

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 22:50:20.58 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「コミケでオ  売ったら注意されるよ!」

男「クリアちくわならいいのだろうか、ってなに喋ってんだ俺」

幼なじみ「またラブ時空か」

男「まぁいいや、風呂入ってくる」

幼なじみ「いてら」

男「ここにいるのか」

幼なじみ「あたしの家だし」

男「まぁいいか」


幼なじみ「……ふぅ」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 23:39:14.55 ID:T+2fWUW1O
男「いー湯だった」

男「無駄に広いのはお約束ってね」

シェフ「あの……」

男「あれ、どうしたんですか」

シェフ「お、男にい……ちゃん?」

男「ん……ああ! 従妹! 従妹じゃないか!」

従妹「やっぱり男にいちゃんだった……」

ぎゅ

男「懐かしいなぁ、大きくなっ……てもないか」

従妹「そんなことないもん……にいちゃんいいにおい」

すんすん

男「風呂上がりだからな」

従妹「えへへー」

すりすり

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 23:43:36.77 ID:T+2fWUW1O
幼なじみ「おい、男。嫁(処 )も一緒に風呂に入れたら……」

嫁(処 )「ぷるぷる」

幼なじみ「……ん?」


シェフ「えへへー」

すりすり


幼なじみ「……」

嫁(処 )「ぷるぷる」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/14(火) 23:50:36.76 ID:T+2fWUW1O
翌日

幼なじみ母「というわけで建前上、一人とは見合いしてもらうわ」
幼なじみ母「お断りするのを前提というのは少し心苦しいけど……いいわね?」

幼なじみ「……わかった」


男「ん、見合い行くのか」

幼なじみ「……いってくる」

男「いてら」

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 00:00:38.84 ID:fwDcPVHPO
男「暇だ……ってこれじゃ女だな。俺には仕事が」

従妹「おにいちゃん」

男「従妹か。仕事は?」

従妹「昼食までは大丈夫だよ。下ごしらえも一通り終わったしね」

男「すごいな。従妹って確かまだ成人してないよな? なのにこんなとこで働けるなんて」

従妹「……えへへ。頑張ったんだよ」

221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 00:08:58.79 ID:fwDcPVHPO
従妹「ところで、女さん……お嬢様、行っちゃったね」

男「見合いだろ? あいつもいい歳だからなぁ。あとお前がお嬢様って言うとなんか変だな」

従妹「おにいちゃんも……いい歳だよね。恋人、いるの?」

男「……見栄をはってもしょうがないから正直に言うが、いない」

従妹「……そっか、それって……」

幼なじみ「ただいまん !……あれシェフちゃん」

従妹「!?」

男「いきなりなんだお前は。見合いはどうした」

幼なじみ「日程がうまく伝わってなかったらしく、明日に延期だと」

男「そりゃ難儀な。俺、明日には帰らなきゃいけないんだが」

幼なじみ「帰るまでには終わるだろ」

男「へいへい」

従妹「……」

227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 00:15:56.59 ID:fwDcPVHPO
夕食・食堂

男「従妹の料理はうまいなー」

従妹「ほんと……! じゃなくて、ありがとうございます!」

幼なじみ母「……」

幼なじみ「……」

かちゃ かちゃ

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 00:29:15.32 ID:fwDcPVHPO
食後・私室

幼なじみ母「……どういうつもり?」

幼なじみ「……」

幼なじみ母「あなたがいいって言うから今日にしたのに」
幼なじみ母「急に行きたくないなんて子供じみた事言い出して」
幼なじみ母「行く前にも聞いたわよね?」

幼なじみ「……ごめんなさい」

幼なじみ母「……もう。明日は、大丈夫ね?」

幼なじみ「はい」

幼なじみ母「わかったわ。……おやすみなさい」


幼なじみ「……だめだな、あたし」

242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 00:42:07.09 ID:fwDcPVHPO
同刻・男の部屋

従妹「おにいちゃん、あのね」

男「んー、どしたー」

かたかた

従妹「私……。私が料理を始めたきっかけって知ってる?」

かたかた

従妹「お父さんは物心ついた時からいなくて、お母さんは忙しくて、家でお料理するのは私の役目だった」

かたかた

従妹「何回やってもうまく作れなくて。おいしくできなくて。それでも作ってた」

かたかた

従妹「でもある日、お母さんがいなくなった。」

かた

246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 00:50:23.04 ID:fwDcPVHPO
従妹「私は泣いた。泣いて、泣いて、泣きつくして、私の中には何もなくなっちゃった」

従妹「私は引き取られた。そこでも料理した。お母さんに作ってあげなきゃ。お母さんに。お母さん。お母さん」

従妹「そんな料理がおいしいわけがない。でも、その人はいつも食べ続けてくれた」

従妹「いつも、まずいまずいって言いながら全部食べてくれた」

従妹「私ね、その言葉で気付いたんだ、お母さんはもういないって」

従妹「お母さんはいつもおいしいって言って食べてくれたから」

従妹「その人は、それからもまずいって食べ続けたんだ」

従妹「私は思った。この人においしいって言わせてやるんだって」

従妹「昨日、叶っちゃったんだ、その願い」

従妹「でもね、足りないんだ」

249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 01:02:15.09 ID:fwDcPVHPO
従妹「その人にずっと、一生、おいしいって言わせたいの」

従妹「その人の笑顔をずっと見つめていたいの」

従妹「おにいちゃん、好きだよ」


男「……俺は、お前の事、好きだよ」

従妹「……うん」

男「……妹としか見れないなんてそんな事も言わない」

従妹「……うん」

男「……ただ、わからないんだ」

従妹「……なにが?」

252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 01:10:09.74 ID:fwDcPVHPO
男「好きって気持ちが何種類もあるっていうこと」

男「一つしかない『好き』って気持ちが、わからないんだ」

従妹「女さんの事は……好き?」

男「……わからない」

従妹「……そっか」

従妹「……うん、わかった! 私の事は好きなんだね?」

男「ああ、それは確かだ」

従妹「なら、いいや! またいつか答えを聞くから、覚えておいてよ?」

男「……お手柔らかにな」

255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 01:20:32.54 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「……」

翌日・見合い会場

幼なじみ「先日の失礼、大変申し訳ありませんでした。……失礼ついでとなりますが、今回のお話、お断りさせていただきたいと思います」

幼なじみ「誠に身勝手な事は承知の上、どうかご容赦願います」

幼なじみ「私は今まで迷っておりました。いえ、その事さえも自覚しておりませんでした」

幼なじみ「長い長い年月をかけて、人よりも時間はかかってしまいました」

幼なじみ「それでも、それに気付いてしまったからにはしっかりと目を向けていこうと思います」

幼なじみ「本当に申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました」


幼なじみ「……ふぅ」

幼なじみ母「ほんと、あんたって子は……相手方、ぽかんとしてたわよ」

幼なじみ「ははは」

幼なじみ母「もうっ」

261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 01:30:07.44 ID:fwDcPVHPO
男「……よう」
幼なじみ「……おう」男「……帰るか」
幼なじみ「……ああ」

従妹「おにいちゃん……ううん、男さーん!」
男「ん?」
従妹「次に会うときはもっとおいしいもの作っちゃいますから」
男「ああ、楽しみにしてるよ」

従妹「女さん」
幼なじみ「!」
従妹「次に会うときは……わかってますね?」
幼なじみ「……ああ、わかってるよ」
従妹「……あと、立ち聞きはめっですよ? お嬢様♪」
幼なじみ「……ははは、すまなかった」
従妹「いえっ」

男「どした?」
従妹「なんでもありません!」
男「そっか。よし、帰ろう!」
幼なじみ「おー」

265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 01:34:10.70 ID:fwDcPVHPO
男「帰って……きたな……」

幼なじみ「ああ、なんか四時間半くらい行ってた気がする」

男「何言ってんだ。3日もいたんだぞ」

幼なじみ「そうだっけ」

男「あー、なんでもいいや。疲れた」

幼なじみ「ねる」

男「俺も」

幼なじみ「おやすみ」

男「おやすみ」

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 01:38:30.29 ID:fwDcPVHPO
ということで一旦終了。
従妹を出した辺りから歯車が狂い出した。
見合い編で終わらせる事もできたけど日常編をもっと書きたかった。
でも眠い。需要があったら保守してくれ。
明日は午前中にちょっとのあとは夕方まで書けないと思う。
おやすみ。

312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 10:24:43.79 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「おい、魔法使い」

男「なんだ、勇者」

幼なじみ「MP切れのお前ってマジ使えないな」

男「てか勇者と魔法使いのパーティーってバランス悪くないか?なんでルイーダで俺しか誘わなかったんだ」

幼なじみ「ぷるぷるー」

[勇者は嫁(処 )を装備した!]
[勇者はごまかしている!]

従妹「じー」

[従妹は仲間になりたそうな目でこちらを見ている!]

315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 10:31:14.21 ID:fwDcPVHPO
男「俺らもレベル30だぞ、そろそろ魔王に」

幼なじみ「ニフラム! ニフラム!」

男「……何をやってる」

幼なじみ「ニフラムって呪文はな、自分より弱いやつを消せるんだ」

男「そして俺はゾンビ系というわけか」

幼なじみ「その通りだ、ははは」

男「ははは、死ねィ!」

316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 10:36:10.08 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「メラとヒャドを両手に出してくれ」

男「出した」

幼なじみ「くっつけてくれ」

男「消えた」

幼なじみ「おかしいだろう! 極大消滅魔法ができなきゃ!」

男「いや、そのりくつはおかしい」

317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 10:38:59.22 ID:fwDcPVHPO
でんでんでんでんでんでんでんでんでーでで

幼なじみ「あー」

男「どした」

幼なじみ「データ消えた」

男「おまっ、俺のデータ」

幼なじみ「てへっ」

男「三十路のしかも棒読みだと悪意しか感じられない」

319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 10:55:10.85 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「飯、作ったぞ」

男「珍しいな」

幼なじみ「食え」

男「ジャージャー麺か……」

もぐもぐ

幼なじみ「……」

ずずず

男「……」


男「ごちそうさま」

幼なじみ「おそまつさま。どうだった?」

男「まずい」

幼なじみ「そうだな」

320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 11:02:21.08 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「あー」

ごろごろ

男「転がるな」

幼なじみ「あー」

ぎゅう

男「枕を抱き潰すな」

幼なじみ「あー」

ごろんごろん

男「前転すな」

幼なじみ「う」

じたばた

男「腰、痛めたか」

幼なじみ「いたい」

331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 12:34:43.86 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「映画見ようぜ」

男「んー、たまにはいいか」

幼なじみ「よっしゃ、タツヤ行くぞタツヤ」


幼なじみ「これなんかどうだ?」

男「パルプフィクション……前に見ただろ。そんなにアッー!が見たいのか」

幼なじみ「んー……じゃあこれ」

男「バス男? タイトルからしてダメだな」

幼なじみ「いちいち文句多いな。だったらお前が決めろ」

男「私はただ一個人としての見解を述べただけデスよ? 自分が好きなのを見ればいいのデスよ?」

幼なじみ「むかつく」

332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 12:48:43.22 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「お、お前のコーナーだぞ」

男「普通に入るな。俺を引っ張るな」

幼なじみ「お、アダルトグッズがあるぞ。おぉ、嫁(非処 )だ」

男「この町はどうなってるんだ」

幼なじみ「覚えてるか? 昔、二人で古本屋のアダルトコーナーに入ったこと」

男「なんでここで思い出モードだよ。普通幼なじみの思い出ってもっと綺麗なもんだろ」

幼なじみ「奥にひっそりてあった女体コレクションのガチャポン。一回五百円だったな」

男「あのやけにできの悪いフィギュアな」

幼なじみ「二人で金を出しあって買ったんだよな」

男「俺が80%出してな」

幼なじみ「やっぱり今でも持ってるのか?」

男「お前がパクってどっかになくしたんだろ」

348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 14:40:06.68 ID:fwDcPVHPO
男「結局借りたのはショーシャンクか」

幼なじみ「ランキングは基本だからな」

男「さて、DVD入れて」

幼なじみ「この14インチテレビ、モノラルなんだよな」

男「いいんだよ、5000円だったから」

幼なじみ「あと三年で使えなくなるがな。たぶん家電法の廃棄料のが高いぞ」

男「いーんだよ! 3年もてば!」

349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 14:43:42.51 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「しかし寒いな」

男「布団二枚も被りながら何を言う」

幼なじみ「寒いものは寒いんだ」

ぐい

男「なんだ」

幼なじみ「こい」

男「冷たいなお前」

幼なじみ「やれやれ」

ぎゅ

男「こっちがやれやれだ」

367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 16:16:55.34 ID:fwDcPVHPO
男「うわ」

幼なじみ「お」

男「これもアッーあるのかよ」

幼なじみ「刑務所だと基本っしょ。興奮する?」

男「するか!」


幼なじみ「おお」

男「やっぱ雨の中叫ぶシーンはかっこいいな」

幼なじみ「下水通ってきたから汚れ取れてうれしーって気持ちがよく現れてるな」

男「違うだろ」

369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 16:19:28.65 ID:fwDcPVHPO
男「次はこれだ」

幼なじみ「ゲームセンターCX……ネットで漁れば」

男「そこまでだ」

幼なじみ「たしかWiiでもロックマン9の配信されてたな」

男「ああ、それ見てないな。よし、セット」

幼なじみ「ほら、寒いから早くこい」

男「へいへい」

370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 16:22:45.76 ID:fwDcPVHPO
男「有野課長は面白いな」

幼なじみ「あたしは特命係長のが好きだ。劇場版は期待できないがな。●●場的な意味で」

男「黙れ」

幼なじみ「さて、眠くなってた」

男「寝るがいいさ」

幼なじみ「おやすみ」

男「離せ」

幼なじみ「おやすみ」

男「……おやすみ」

399: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 19:38:50.87 ID:fwDcPVHPO
かたかた

男「ふう」

幼なじみ「何してる」

のた

男「もたれかかるな」

幼なじみ「また  ゲか」

男「またって何だよ。お前の前でやった覚えないぞ」

幼なじみ「あたしの前では、か」

男「ぐ」

幼なじみ「そんな事より飯ができたぞ」

男「ん、この匂いは炒飯か」

幼なじみ「さっさと食え」

401: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 19:41:04.27 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「どうだ」

男「まずい」

幼なじみ「ん、そうか」

男「ごち」

幼なじみ「うむ」

男「皿洗ってくる」

幼なじみ「頼んだ」

407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 19:52:57.20 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「銭湯行こうぜ」

男「どした急に」

幼なじみ「行きたくなった」

男「まんまじゃねぇか。しゃーねー行くか」

幼なじみ「スーパーじゃない銭湯な」

男「もち。こっち来たばかりに行ってたとこ久々に行ってみるか」

409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 20:00:03.88 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「パーラー・パラッパー……」

男「潰れてるな。なんだこのセンスのない名前のパチンコ屋は。どうする?」

幼なじみ「あー、めどい」

男「これはスーパー銭湯・バスキングに行くしかないか」

幼なじみ「えー」

410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 20:01:45.34 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「スーパー銭湯、楽しいな! ジェットバスすごいぞわ! 電気風呂かっこいいぞー!

413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 20:06:12.13 ID:fwDcPVHPO
バスキング・食堂

幼なじみ「スーパー銭湯、楽しいな! ジェットバスすごいぞー! 電気風呂かっこいいぞー!」

男「興奮しすぎだ。初めてだったのか」

幼なじみ「しかも簡易食堂までついてるのか。これはもう普通の銭湯には行けないな!」

男「どっちにしても潰れてるけどな……」

幼なじみ「ふー」

男「おま、寝るな」

幼なじみ「いいではないか」

男「膝が重い……」

幼なじみ「……髪を撫でるの、楽しいか?」

男「これだけ長いと、まぁ、そこそこ」

415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 20:14:31.80 ID:fwDcPVHPO
バスキング・外

幼なじみ「うわ、寒」

男「もう冬並みだな。風呂上がりだし……コート着るか」

幼なじみ「あ、ずるい。……ってそれこの前あたしが買ってあげたやつじゃないか」

男「……あったかいしな」

幼なじみ「ふーん。それ」

男「ポケットに手を入れるな」

幼なじみ「寒いから」

男「……じゃあもっとくっつけ」

幼なじみ「二人羽織ー」

男「前が見えね」

420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 20:35:17.07 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「満月だ……」

男「綺麗だな」

幼なじみ「満月を見ると……」

男「猿になるのか」

幼なじみ「じっちゃーん!……くしゅっ」

男「早く戻ろう」

幼なじみ「うい」

じゅる

424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 20:51:26.04 ID:fwDcPVHPO
男「二徹……ねむい……」

どさ

幼なじみ「寝すぎてねむい……」

どさ

男「……のるな」

幼なじみ「重いか?」

男「……軽いが……のるな」

てれれん

幼なじみ「人間掛け布団ー(cv.大山のぶ代)」

男「だから……だめだ……眠気、が……」

幼なじみ「寝るがよい」

男「ぐー」

幼なじみ「ふっ」

432: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 21:15:18.59 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「おいすー、ぽこたんいんした……お……?」

幼女「おばちゃんだれー?」

幼なじみ「おば……きゅー?」

男「何やってんだおばきゅー」

幼なじみ「ついにお前もそこまで堕ちたか……あたしが引導を」

男「まてまて、こいつは姪だ」

幼女「おばきゅーってなにー?」

437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 21:20:29.59 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「なるほど、あの妹さんのお子さんか」

男「二人ともどうしても外せない仕事があるらしくてな」

幼なじみ「でも今まではこんなことなかったじゃないか」

男「いつも預けてる託児所が潰れたらしくてな。転園先が決まるまで頼むとだと」

幼なじみ「しかし独身男性に預けるとはお前の妹さんもなかなか大胆だな」

幼女「にいちゃんあそんでー」

幼なじみ「にい……と?」

男「それはお前だ」

443: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 21:26:25.44 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「なんであたしがおばちゃんでお前がにいちゃんなんだ! 納得いかん」

男「知らない女の人はみんな『おばちゃん』なんだよ。頑張って親しくなれ」

幼なじみ「なんだと。よし、姪ちゃん、遊ぼう」

幼女「えー、おばちゃんとー?」

幼なじみ「ぐっ、おばちゃんじゃくて、おねえちゃん、な? はい、リピートアフタミー」

幼女「わかったー、おばちゃんー」

幼なじみ「がー!」

男「今のうちに仕事ができる……楽だな」

447: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 21:38:22.11 ID:fwDcPVHPO
かたたた

男「んー」


幼なじみ「このっ」

幼女「おばちゃんよわいー」

おばちゃん「志貴を使うのは反則だぞっ! こっちは藁だぞっ!」
カットカットカットォ!

幼女「あははー、17分割ー」


男「楽しそうだなあいつら……あんな感情の起伏が激しい女は久しぶりだ」

452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 21:46:00.63 ID:fwDcPVHPO
幼女「ねー、にいちゃーん」

男「どした、姪」

幼女「にいちゃんってまほーつかいなの?」

男「ぶっ」

幼なじみ「ぷっ」

男「てめぇ、姪に何を」

幼女「まほー、つかってみてー」

男「ええ、と」

幼なじみ「ほらほら、使ってみんしゃい」

男「残念だったな。今日はMPが足りないみたいだ」

幼女「?」

460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 22:10:27.42 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「ご飯できたぞー」

幼女「あたし、はこぶー」

幼なじみ「気をつけてな」

男「今日は……もやしと卵の炒め物にほうれん草のおひたし、か」

幼女「やさいきらいー」

男「きらいー」

幼なじみ「ちゃんと食べなさい」


幼女「おいしー!」

幼なじみ「ふふん、そうだろうそうだろう。男?」

男「……まずい」

幼なじみ「その差し出した茶碗はなんだ」

幼女「あたしもおかわりー」

465: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 22:20:44.07 ID:fwDcPVHPO
幼女「おふろー」

幼なじみ「こらこら、そこらへんに脱ぎ散らかすな」

男「……」

幼なじみ「こっち見んな」

男「いやなんか……なんでもない」

幼なじみ「?変なやつ。あ、ほら走っちゃだめだろー」

男「……」

482: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 23:40:09.93 ID:fwDcPVHPO
幼女「またねー、おばちゃーん」

男妹「女さん、ありがとうございました」

幼なじみ「いえいえ。楽しかったよ」


男妹「兄さん、ごめんね。急に頼んじゃって」

男「託児所がなくなったのも急だったから仕方ないさ」

幼女「おかーさん、かえろー」

男妹「そうね。女さん、兄さん、さようなら」

幼女「ばいばーい」

男「おう」

幼なじみ「姪、気をつけて帰れよ」

ばたん

幼なじみ「ふう」

男「……寂しいか?」

幼なじみ「うるさいのがいなくなってせいせいしたよ、ははは」

男「そう、だな」

485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 23:50:07.36 ID:fwDcPVHPO
幼女「きたぞー」

幼なじみ「きたか」

幼女「なんでおばちゃんいつもにいちゃんの部屋にいるのー?」

幼なじみ「それは」

幼女「こいびとどーしー? おつきあいしてるのー?」

幼なじみ「……いや」

がちゃ

男「プリンのご到着だぞー」

幼女「わーい、プリンだー」

男「……ん? どうした?」

幼なじみ「……いや」

487: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/15(水) 23:54:32.67 ID:fwDcPVHPO
幼なじみ「託児所が見つかっただって?」

男「やっとな。評判良さそうなとこで空きが出たらしい。来月の頭……来週には行くみたいだ」

幼なじみ「そうか、つまり明日で姪が来るのも最後になるのか」

男「……寂しいか?」

幼なじみ「……寂しい、かもな」

男「そうだな」

496: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 00:09:43.50 ID:cN6RpXn0O
幼女「きたよー」

幼なじみ「よう」

幼女「どしたの? げんきないよー」

幼なじみ「……そんなことないぞ! 今日はあたしが志貴を使ってやる!」

幼女「わたしをころしたせきにん、とってもらうからね……?」

かたかた

男「……」

497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 00:10:29.91 ID:cN6RpXn0O
よし、だめだ。眠い。おやすみ。

504: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 00:29:34.31 ID:cN6RpXn0O
終わらせようと思えばいつでも終わらせることはできるんだけどね。
逆に言えばネタが尽きない限りずっと続けられるんだけど。
また明日書くよ。3日ルール直前までには終わらせます。多分。
需要なさそうだったらすぐ終わらせるけど。

今度こそマジで寝る。おやすみ。

609: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:01:29.32 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「おい、魔法使い」

幼女「あおこさんつよーい」

幼なじみ「くそ! もっと動け! カレー好き!」

幼女「あははー、けりとばすわよー」


かたかた

男「ふう」

610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:03:23.46 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「ご飯できたぞー」

幼女「わーい、いただきまーす」

男「やっと、飯か……なんだこれは」

幼なじみ「マタデーよ」

男「……材料は?」

幼なじみ「マタデー」

幼女「おいしーい」

612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:05:41.16 ID:cN6RpXn0O
幼女「わたし、おさらあらうー」

幼なじみ「よし、一緒に洗うか」

幼女「うん!」


男「すっかり仲良くなったな。まるで……」

幼なじみ「何か言ったかー?」

男「いや」

616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:14:36.57 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「よーし、姪、お風呂入るぞー」

幼女「おふろー」

男「……」

幼なじみ「どうしたんだ、さっきから」

男「なんか、さ」

幼女「きょうはにいちゃんもいっしょにはいろー!」

男・幼なじみ「ぶっ」

619: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:18:56.83 ID:cN6RpXn0O
男「……なんで俺たちは三人で浴槽につかってるんだ」

幼なじみ「せまい」

幼女「ぎゅーぎゅーだー! えへへー」

男「もうちょっと抵抗しろよ」

幼なじみ「お前こそ幼子の裸体を拝みたかったのだろう。やはりロリ」

幼女「たのしいねー」

男「……そうだな」

幼なじみ「……ああ」

621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:21:57.76 ID:cN6RpXn0O
男「いつも姪の髪洗ってやってるのか」

幼女「わしゃわしゃー」

幼なじみ「じっとしないと目にシャンプー入るぞー」

幼女「きゃー」

男「……」

幼なじみ「……じっと見つめるな」

男「はは」

625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:26:20.87 ID:cN6RpXn0O
幼女「おねえちゃんのかみ、きれいー」

男「これでもお嬢様だからな、こいつ」

幼なじみ「ふふん」

幼女「わしゃわしゃー」

幼なじみ「こら、やめろ」

男「ははは」

628: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:30:34.99 ID:cN6RpXn0O
男・幼なじみ・幼女「ごくごくごく」

男・幼なじみ・幼女「ぷはー」

幼なじみ「やはり風呂上がりには牛乳だな」

幼女「だなー」

男「しかし瓶牛乳なんか買ってたっけ?」

630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:38:41.43 ID:cN6RpXn0O
ぴんぽーん

幼女「あ、おかーさんだー」

たたた


幼なじみ「……」

男「……お前」

幼なじみ「……さ、行くぞ。妹さんが待ってる」

男「……ああ」

636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:44:17.12 ID:cN6RpXn0O
男妹「お世話になりました、兄さん、女さん。姪が迷惑かけませんでした?」

幼なじみ「いえ、楽しかったですよ。またこういう時があったらいつでもどうぞ」

男「お前が言うな」

男妹「あはは、もしあったらまたお願いしますね」

幼女「にいちゃん、おねえちゃん、またねー」

ふりふり

男「ああ、元気でな、姪」

幼なじみ「……またな! 姪!」

男妹「では、さようなら、兄さん、女さん」

ばたん

639: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:48:49.31 ID:cN6RpXn0O
男「……いっちゃったな」

幼なじみ「ああ」

男「よかったのか? これからも来させる事だって」

幼なじみ「……あたしはお姉ちゃんだからな。お母さんじゃ、ないんだ」

男「! そういえば呼び方」

幼なじみ「さて、疲れた、もう寝るぞ」

男「……そうだな。もう寝よう」

642: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 16:51:36.21 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「……おはよう」

男「おそよう、もう昼だ」

幼なじみ「お前だって布団の中じゃないか」

男「今は急ぐ仕事もなくてな。ぼーっとしてたんだ」

幼なじみ「このニートが」

男「それはお前だ」

647: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:05:06.30 ID:cN6RpXn0O
男「ところでさ」

幼なじみ「なんだ」

男「寝るときは別々の布団だったと思うんだが、なんで今は一緒なんだ?」

幼なじみ「寒いじゃあないか」

男「そしてなんでこんなに顔が近……んっ」

幼なじみ「んっ……ふっ」

男「どや顔やめい」

655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:18:46.63 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「……」

ごろごろ

男「無言で転がるな。俺の上を」

幼なじみ「……」

じょりじょり

男「無言で触るな、脛毛を」

幼なじみ「……」

男「無言で寝るな。俺の上で」

659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:30:16.46 ID:cN6RpXn0O
がちゃ

男「うお、冷蔵庫の中何もねー。買い物行くか」

サトーココノカドー・食材売り場

男「さて、何を買うか……」

幼なじみ「肉が食いたい」

男「どっから現れた」

幼なじみ「デパ地下試食巡りの途中でね」

男「お嬢様が聞いて呆れるよ……」

661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:37:11.57 ID:cN6RpXn0O
男「結局焼き肉か」

幼なじみ「にくー」

じゅうじゅう

男「ホットプレート使うと部屋臭くなるから嫌なんだがなあ」

幼なじみ「もともと臭いじゃないか」

男「帰れ」

幼なじみ「にくー」

ぱくぱく

665: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:44:30.34 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「栗の花の匂いって塩素の匂いに似てないか」

男「お前は何を言っているんだ」

幼なじみ「なんでもない。ふう、うまかった」

男「肉ばっか食いやがって野菜も食え」

幼なじみ「お前が言うか。あたしはちゃんとバランスよく食べたぞ」

男「うそつ……なっ、いつの間にか野菜が消えている」

幼なじみ「君とは違うのだよ君とは」

667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:47:26.72 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「食った食った」

ごろん

男「食べてすぐ寝るな、牛になるぞ」

幼なじみ「よいではないかよいではないか」

男「……ったく」

なでり

幼なじみ「んー」

668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:52:54.47 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「あのさ」

男「どした」

幼なじみ「あたしの部屋が引き払われた」

男「……そうか」

幼なじみ「決めろってことだと思う。帰るか、残るか」

男「……親父さんか」

幼なじみ「約束だったからな。30歳までって」

671: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 17:59:54.09 ID:cN6RpXn0O
男「……それで、お前はどうするんだ?」

幼なじみ「ああ、それは」

ぴんぽーん

男「ん、誰だこんな時間に」

幼なじみ「いた」

男「ああ、膝に乗ってるの忘れてた。すまん」

幼なじみ「いたた」

男「悪かったって。どなたですかー」

742: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 20:33:06.46 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「いたた」

ずるずる

男「腰に引っ付くな」

ずるずる

男「どなたですかー」

がちゃ

従妹「お兄ちゃん、来ちゃった……よ……?」

男「あ」

幼なじみ「あ」

従妹「あ」

749: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 20:41:52.16 ID:cN6RpXn0O
従妹「……なんで女さんはお兄ちゃんの腰にぶらさがってるの?」

男「俺に聞くな」

幼なじみ「臀部がいい感触だぞ。特に尻タブが」

男「ええい、気色悪いことすな」

従妹「ほんと……?」

ぷに

男「お前も触るな!」

782: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 21:25:05.07 ID:cN6RpXn0O
男「……つまり長期休暇ができたのでこっちまで来た、と」

従妹「うん、案外暇なんだよ、専属シェフって。やることはそれなりにあるけど」

男「しかし一言くらい連絡入れても……」

従妹「いやー、休暇決まったのが今日だったんだ。そのまま来ちゃった」

男「そうか……」

従妹「てかこの部屋臭いね」

幼なじみ「男の体臭だ」

男「俺の体臭は焼いた肉の臭いか」

785: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 21:28:22.80 ID:cN6RpXn0O
換気中・・・

従妹「寒いね」

男「……」

幼なじみ「ああ」

男「……」

男「あの」

従妹「えへへ」

幼なじみ「ぐふふ」

男「二人ともなんで俺にくっついて」

従妹「ふふ」

幼なじみ「げへへ」

790: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 21:33:59.85 ID:cN6RpXn0O
換気中・・・

従妹「あのね」

男「うー、なんだ」

従妹「答えを、聞きに来たの」

男「……」

幼なじみ「……」

従妹「女さん、部屋がなくなったんでしょ?」

従妹「それで、答えを聞くなら今しかないって」

従妹「……答えを聞かせてください。お兄ちゃん、女さん」

810: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 21:53:26.62 ID:cN6RpXn0O
換気中・・・

男・幼なじみ「俺(あたし)は」

男・幼なじみ「……」

従妹「……」

男「俺は……」

男「……こいつは幼なじみだ。ずっとずっと」

男「誰よりもこいつを知っている自信があるし、誰よりも自分を知られている自信もある」

男「……でも、従妹、お前も俺の幼なじみなんだ」

男「俺はお前を小さい頃から知っている。お前も俺を昔から知っている」

男「だから、二人とも俺にとって大事な幼なじみだって事は変わりないんだ」

824: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 22:12:38.76 ID:cN6RpXn0O
従妹「……それって」

男「……だけど」

男「二人とも大事な幼なじみなんだ、だけど」

男「女は、俺にとってなくてはならないものなんだ」

男「欠けたピースを埋めるもの。噛み合った歯車。自分が自分であるための」

男「従妹、お前の事は素直に好きって言える。けど」

男「女の事は好き、じゃないんだ。いなくちゃならない。そんな存在」

男「それが、俺の、答えだ」

838: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 22:24:58.79 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「……あたしは」

幼なじみ「男が東京に出るって聞いた時、目の前が真っ白になった」

幼なじみ「毎日当たり前にしていた事。男をからかう。男をなじる。男を殴る」

幼なじみ「そして何よりも大切だったのが、男に会う事」

幼なじみ「だから、あたしはこっちに来た。誰にも言わず、会いに来た」

幼なじみ「男から親に知らされて、親と約束した。30歳までに決めろって」

幼なじみ「でも、わからなかった。何を決めるかが」

幼なじみ「男といると、とても楽で、楽しかった。ずっとこのままでいいと思ってた」

幼なじみ「二人ともそう思ってた。あたしたちはこのままでいいってそう思い合った。……無意識の内に」

幼なじみ「だけど、二人がよくても周りはよくないんだね」

幼なじみ「あたしたちが変わらなくても世界は常に変化し続ける」

幼なじみ「それが嫌で、意地になった。あたしたちは変わってやるものかって」

男「……でも」

843: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 22:33:14.40 ID:cN6RpXn0O
男「……でも簡単な事だったんだな」

従妹「……そう、だよ。簡単な事、だったんだよ」

従妹「二人はお互いが必要で」

従妹「二人はお互いが不可欠で」

従妹「ただ、それだけの事、だったん、だよ」

従妹「それが、……恋人や、……夫婦に、変わっても、何も、変わらない」

従妹「そんな事に、気付かない、なんて、いい歳して、馬鹿、だね、二人とも」


幼なじみ「本当に、馬鹿だ。人を悲しませてまでしてようやく気づくなんてな。……お互いに」

男「……ああ。本当に、馬鹿だ」

854: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 22:41:52.73 ID:cN6RpXn0O
翌日

幼なじみ「……む、朝か」

男「昼だ」

幼なじみ「まったく、昨日は激しかったからな」

男「それはお互い様だ」


従妹「女さんおはようございます」

幼なじみ「おはよう」

男「だから昼だ」

従妹「昨日は激しかったですねー」

幼なじみ「そうだな」

男「なんか誤解を招きそうだ」

幼なじみ「誰が?」

従妹「確かに」

男「昨日は口論が激しかったなー」

幼なじみ「説明的台詞乙」

860: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 22:46:32.94 ID:cN6RpXn0O
従妹「というわけでシェフの朝食ですよー」

男「おお、立派……だ?」

幼なじみ「目玉焼きに……焼き海苔」

従妹「冷蔵庫何もないんだもん」

男「あ、昨日肉と野菜しか買ってない」

幼なじみ「ばっかでー」

男「誰のせいだ」

864: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 22:55:35.53 ID:cN6RpXn0O
従妹「さて、帰らねばなりません」

男「長期休暇じゃなかったのか」

従妹「言ったでしょ、女さんの部屋がなくなったから答えを聞きに来たって」

従妹「昨日、今日の分だけ休暇を貰ってそのまま来たの。明日からもう出勤なの」

従妹「シェフはやることいっぱいあるのです」

男「そうか……」

従妹「うん、それで最後に言わなきゃいけない事があるんだけど」

男「なんだ?」

従妹「昨日、お兄ちゃんと女さんはお互いなくてはならない存在だって言ったよね」

男「ああ」

従妹「だったら、そこに加えてわたしが入っちゃっても別に問題ないよね? ……んっ!」

男「んっ……!? んんんんんっ!」

幼なじみ「ななな」

従妹「ちゅっ……れろ……ぷはっ! えへへ、じゃあ二人とも、またね!」

ばたん

875: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 23:00:48.01 ID:cN6RpXn0O
男「……」

幼なじみ「……」

男「……」

幼なじみ「……んっ」

男「……」

幼なじみ「んっ!」

男「んっ」

幼なじみ「んー……」

男「……ふう」

幼なじみ「やれやれだ」

男「まったくだ」

884: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 23:06:31.58 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「おい、魔法使い」

男「なんだニート」

幼なじみ「あたしに魔法かけた責任、とってもらうからな」

男「……すごい臭い台詞だな」

幼なじみ「言ってて照れたぜ」

男「……おう、これからもかけ続けてやるよ」

幼なじみ「臭い」

男「かぐな」

fin

966: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 23:50:10.66 ID:cN6RpXn0O
幼なじみ「人間座椅子ー。……あったかいな」

男「なんかやってること変わんないな」

幼なじみ「変わると思ってたか?」

男「全然」

幼なじみ「だろ」

むぎゅ

男「首に手を回して何を」

幼なじみ「んっ」

男「ん」

973: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 23:54:18.92 ID:cN6RpXn0O
従妹「こんちわー」

男「んっ……」

幼なじみ「んんっ……」

従妹「あらら」

男「んー、うわっ」

幼なじみ「んー、んー」

男「目を開けろ、目を」

幼なじみ「……おお」

従妹「むー、なんだかなー」

男「ははは」

幼なじみ「はが三つ」

981: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/16(木) 23:57:44.31 ID:cN6RpXn0O
従妹「いい加減、結婚とかしないの?」

男「今のままが幸せだからな」

幼なじみ「な」

従妹「今までが嘘のようにラブラブだね。……まあ隠れてたのが表に出ただけだろうけど」

男「ははは」

幼なじみ「ふひひ」