1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:20:55.99 ID:oynbD4Af0
士郎「そうか、はいこれ」
セイバー「メモですか」
イリヤ「まぁ、私一人でも十分だけどね」
セイバー「それはこちらの台詞です」
士郎「今晩の夕食のだからな」
セイバー「分かりました」
イリヤ「じゃ、着替えてくるわ」トコトコ
セイバー「私も着替えてきます」トテトテ
士郎「……」
ライダー「あの、士郎がいけばいいのでは?」
士郎「あの二人は本当はすごく仲良くできると思うんだ」
ライダー「そうですか」
士郎「日頃から仲良くしてほしいんだけどな」
セイバー「メモですか」
イリヤ「まぁ、私一人でも十分だけどね」
セイバー「それはこちらの台詞です」
士郎「今晩の夕食のだからな」
セイバー「分かりました」
イリヤ「じゃ、着替えてくるわ」トコトコ
セイバー「私も着替えてきます」トテトテ
士郎「……」
ライダー「あの、士郎がいけばいいのでは?」
士郎「あの二人は本当はすごく仲良くできると思うんだ」
ライダー「そうですか」
士郎「日頃から仲良くしてほしいんだけどな」
引用元: ・士郎「二人ともおつかい頼めるか?」イリヤ・セイバー「おk」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:25:18.64 ID:oynbD4Af0
イリヤ「どれにしようかな~?」
桜「イリヤさん。どうされました?」
イリヤ「丁度良かったわ。今から買い物にいくの。服を選んでちょうだい」
桜「買い物なら別になんでもいいのでは?」
イリヤ「いいから」
桜「わかりました」
イリヤ(とびっきりおめかししてシロウに褒めてもらうんだから)
セイバー「……」
凛「セイバー?なに鑑の前で腕組してるの?」
セイバー「丁度良かった。リン、服選びを手伝ってください」
凛「珍しいわね。オシャレしたいの?」
セイバー「ま、まあ、あの……現代にあわせた衣服をですね……」
凛「はいはい。士郎に可愛いとこを見せたいんでしょ?」
セイバー「違います!!」
凛「これとかいいんじゃない?キャミソールのやつ」
桜「イリヤさん。どうされました?」
イリヤ「丁度良かったわ。今から買い物にいくの。服を選んでちょうだい」
桜「買い物なら別になんでもいいのでは?」
イリヤ「いいから」
桜「わかりました」
イリヤ(とびっきりおめかししてシロウに褒めてもらうんだから)
セイバー「……」
凛「セイバー?なに鑑の前で腕組してるの?」
セイバー「丁度良かった。リン、服選びを手伝ってください」
凛「珍しいわね。オシャレしたいの?」
セイバー「ま、まあ、あの……現代にあわせた衣服をですね……」
凛「はいはい。士郎に可愛いとこを見せたいんでしょ?」
セイバー「違います!!」
凛「これとかいいんじゃない?キャミソールのやつ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:28:17.26 ID:oynbD4Af0
玄関
士郎「……」
イリヤ「シロウー!!」テテテッ
士郎「おー、可愛いじゃないか」
イリヤ「でしょー?」ムフー
士郎「ほんと、イリヤは妖精みたいだよな」ナデナデ
イリヤ「ふふーん」
桜「あはは」
セイバー「……シロウ?」ソーッ
士郎「セイバー?」
セイバー「着替えました……」トテトテ
士郎「セイバーも可愛いな」
セイバー「そ、そうですか?」
イリヤ「むぅ……」
凛「ふっ……私のセンスは天井知らずよ」
士郎「……」
イリヤ「シロウー!!」テテテッ
士郎「おー、可愛いじゃないか」
イリヤ「でしょー?」ムフー
士郎「ほんと、イリヤは妖精みたいだよな」ナデナデ
イリヤ「ふふーん」
桜「あはは」
セイバー「……シロウ?」ソーッ
士郎「セイバー?」
セイバー「着替えました……」トテトテ
士郎「セイバーも可愛いな」
セイバー「そ、そうですか?」
イリヤ「むぅ……」
凛「ふっ……私のセンスは天井知らずよ」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:31:52.54 ID:oynbD4Af0
士郎「じゃあ、財布は……」
イリヤ「私がもつわ!」
セイバー「何をいいます。イリヤスフィールには荷が重いです」
イリヤ「なによ!!財布ぐらいもてるんだからぁ!!」
セイバー「ここは私に任せてください。これでも一国を預かっていた身です。財源の確保には覚えがあります」
イリヤ「私がもつー!!」
セイバー「こら!聞き分けのないことをいわないでください!!」
士郎「おいおい……」
凛「出発前からこんなんじゃあ、おつかいなんてできっこないわよ?」
桜「仲良くしてください」オロオロ
イリヤ「むぅ……」
セイバー「む……」
士郎「セイバー、イリヤに譲って―――」
セイバー「シロウは私がイリヤスフィールよりも劣っているといいたいのですか!?」
士郎「なんでさ!?」
イリヤ「私がもつわ!」
セイバー「何をいいます。イリヤスフィールには荷が重いです」
イリヤ「なによ!!財布ぐらいもてるんだからぁ!!」
セイバー「ここは私に任せてください。これでも一国を預かっていた身です。財源の確保には覚えがあります」
イリヤ「私がもつー!!」
セイバー「こら!聞き分けのないことをいわないでください!!」
士郎「おいおい……」
凛「出発前からこんなんじゃあ、おつかいなんてできっこないわよ?」
桜「仲良くしてください」オロオロ
イリヤ「むぅ……」
セイバー「む……」
士郎「セイバー、イリヤに譲って―――」
セイバー「シロウは私がイリヤスフィールよりも劣っているといいたいのですか!?」
士郎「なんでさ!?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:36:49.30 ID:oynbD4Af0
セイバー「酷く心外です」プイッ
士郎「違う。そういうことじゃない」
イリヤ「シロウはセイバーにばっかりやさしいんだからー!!」ジタバタ
士郎「イリヤ!?」
凛「あーあ、どっちもプライド高いから」
桜「あぁ……仲良く、仲良くしてくださぁい」オロオロ
ライダー「埒があきませんね。―――セイバー?」
セイバー「なんですか?」
ライダー「士郎からメモを受け取りましたね?」
セイバー「ここにあります」ピラッ
ライダー「貴女はメモを持つ役と財布を握る役を同時にこなすというのですか?」
セイバー「その通りです」ムフー
ライダー「では、万が一買い物に失敗した場合、全てが貴女の責任になる。その覚悟もあると?」
セイバー「当然です。失敗などありえませんが」
ライダー「ならば、失敗した場合、夕食は抜き、というリスクも背負うのですね?」
士郎「違う。そういうことじゃない」
イリヤ「シロウはセイバーにばっかりやさしいんだからー!!」ジタバタ
士郎「イリヤ!?」
凛「あーあ、どっちもプライド高いから」
桜「あぁ……仲良く、仲良くしてくださぁい」オロオロ
ライダー「埒があきませんね。―――セイバー?」
セイバー「なんですか?」
ライダー「士郎からメモを受け取りましたね?」
セイバー「ここにあります」ピラッ
ライダー「貴女はメモを持つ役と財布を握る役を同時にこなすというのですか?」
セイバー「その通りです」ムフー
ライダー「では、万が一買い物に失敗した場合、全てが貴女の責任になる。その覚悟もあると?」
セイバー「当然です。失敗などありえませんが」
ライダー「ならば、失敗した場合、夕食は抜き、というリスクも背負うのですね?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:40:51.59 ID:oynbD4Af0
セイバー「む……それはやりすぎでは?」
ライダー「当然のリスクだと思いますが。この買い物の責を一手に受けるというのなら」
セイバー「……」
ライダー「どうしますか?」
セイバー「イリヤスフィール」
イリヤ「なによ」
セイバー「財布を預けます」
イリヤ「ふん。最初から素直にそうしていればいいのよ」
セイバー「これでいいのですね?」
ライダー「ええ」
士郎「じゃあ、車に気をつけてな」
セイバー「もしものときは車を両断します」
士郎「やめろ」
イリヤ「いってきまーす!!」トコトコ
凛「大丈夫なんでしょうね……?」
ライダー「当然のリスクだと思いますが。この買い物の責を一手に受けるというのなら」
セイバー「……」
ライダー「どうしますか?」
セイバー「イリヤスフィール」
イリヤ「なによ」
セイバー「財布を預けます」
イリヤ「ふん。最初から素直にそうしていればいいのよ」
セイバー「これでいいのですね?」
ライダー「ええ」
士郎「じゃあ、車に気をつけてな」
セイバー「もしものときは車を両断します」
士郎「やめろ」
イリヤ「いってきまーす!!」トコトコ
凛「大丈夫なんでしょうね……?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:46:56.80 ID:oynbD4Af0
イリヤ「で、セイバー?メモにはなんて書いてあるの?」
セイバー「ええと……豚肉、じゃがいも、にんじん、にんにく、しょうが……ですね」
イリヤ「ふーん」
セイバー「この材料は、きっとカレーです」
イリヤ「そうなの?」
セイバー「イリヤスフィール、財布の中身は確認しましたか?」
イリヤ「えっと……はい」ピラッ
セイバー「5000円ですか」
イリヤ「これだけあれば買えるってことよね」
セイバー「ええ。そうでしょう」
イリヤ(ふっ。今の材料、全部暗記したわ。一人でおつかいしてシロウに褒めてもらうんだから)
セイバー(財布はイリヤスフィールが握っている……片時も目を離さないようにしなければ……失くされたら大事です)
イリヤ「らんらーん」トコトコ
セイバー「……」ジーッ
セイバー「ええと……豚肉、じゃがいも、にんじん、にんにく、しょうが……ですね」
イリヤ「ふーん」
セイバー「この材料は、きっとカレーです」
イリヤ「そうなの?」
セイバー「イリヤスフィール、財布の中身は確認しましたか?」
イリヤ「えっと……はい」ピラッ
セイバー「5000円ですか」
イリヤ「これだけあれば買えるってことよね」
セイバー「ええ。そうでしょう」
イリヤ(ふっ。今の材料、全部暗記したわ。一人でおつかいしてシロウに褒めてもらうんだから)
セイバー(財布はイリヤスフィールが握っている……片時も目を離さないようにしなければ……失くされたら大事です)
イリヤ「らんらーん」トコトコ
セイバー「……」ジーッ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:50:46.55 ID:oynbD4Af0
道路
イリヤ「―――とまって!!」
セイバー「え!?」
イリヤ「……」
セイバー「な、なんですか?敵ですか!?」
イリヤ「赤信号よ」
セイバー「そんなことですか。ここは交通量が少ないですから、無視しても構いません」
イリヤ「駄目よ。もし車がきたらどうするの?」
セイバー「斬ります」
イリヤ「はぁ……まるで駄目ね。シロウもそろそろ愛想尽かせるわね」
セイバー「な、何故ですか!?」
イリヤ「何事にも万が一があるの」
セイバー「万が一の可能性を心配しては物事が悉く遅延します」
イリヤ「何言ってるのよ。それで安全を犠牲にするとかバカみたいでしょ」
セイバー「多少の危険は覚悟の上です」
イリヤ「―――とまって!!」
セイバー「え!?」
イリヤ「……」
セイバー「な、なんですか?敵ですか!?」
イリヤ「赤信号よ」
セイバー「そんなことですか。ここは交通量が少ないですから、無視しても構いません」
イリヤ「駄目よ。もし車がきたらどうするの?」
セイバー「斬ります」
イリヤ「はぁ……まるで駄目ね。シロウもそろそろ愛想尽かせるわね」
セイバー「な、何故ですか!?」
イリヤ「何事にも万が一があるの」
セイバー「万が一の可能性を心配しては物事が悉く遅延します」
イリヤ「何言ってるのよ。それで安全を犠牲にするとかバカみたいでしょ」
セイバー「多少の危険は覚悟の上です」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:54:20.21 ID:oynbD4Af0
イリヤ「いい?死んだら、元も子もないでしょ?」
セイバー「ですから、私は死にません」
イリヤ「私があぶないのー!!」
セイバー「安心してください。私が守りますから」
イリヤ「そういうことじゃないってばー!!!」
ランサー「なにやってんだよ?お前ら?」
セイバー「ランサー?」
ランサー「こんなところで痴話喧嘩とは、げんきだねえ」
イリヤ「そういうのじゃないわよ!!」
ランサー「じゃあな」スタスタ
イリヤ「まだ赤信号よ!」
ランサー「ここは滅多に車なん―――」
ブゥゥゥゥゥン!!!!
ガシャーン!!!!
セイバー「なるほど。信号は守ったほうがいいですね」
セイバー「ですから、私は死にません」
イリヤ「私があぶないのー!!」
セイバー「安心してください。私が守りますから」
イリヤ「そういうことじゃないってばー!!!」
ランサー「なにやってんだよ?お前ら?」
セイバー「ランサー?」
ランサー「こんなところで痴話喧嘩とは、げんきだねえ」
イリヤ「そういうのじゃないわよ!!」
ランサー「じゃあな」スタスタ
イリヤ「まだ赤信号よ!」
ランサー「ここは滅多に車なん―――」
ブゥゥゥゥゥン!!!!
ガシャーン!!!!
セイバー「なるほど。信号は守ったほうがいいですね」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 19:57:32.87 ID:oynbD4Af0
イリヤ「大丈夫?」
ランサー「……」
イリヤ「もう……世話がやけるんだからぁ……」パァァ
セイバー「イリヤスフィール、財布は無事ですか?」
イリヤ「ちゃんとあるってば」
セイバー「そうですか」
ランサー「俺の心配をしやがれ……」
イリヤ「それだけ口が利けるならもう大丈夫でしょ?」
ランサー「ちくしょう……」
「あ、あの!!大丈夫でしたか?!」
ランサー「ああ、気にすんな。信号無視した俺がわりいんだから」
「はぁ……」
ランサー「助けてもらったな。これ、やるよ」
イリヤ「なにこれ?」
ランサー「駄賃だ。これでアイスでも買え」
ランサー「……」
イリヤ「もう……世話がやけるんだからぁ……」パァァ
セイバー「イリヤスフィール、財布は無事ですか?」
イリヤ「ちゃんとあるってば」
セイバー「そうですか」
ランサー「俺の心配をしやがれ……」
イリヤ「それだけ口が利けるならもう大丈夫でしょ?」
ランサー「ちくしょう……」
「あ、あの!!大丈夫でしたか?!」
ランサー「ああ、気にすんな。信号無視した俺がわりいんだから」
「はぁ……」
ランサー「助けてもらったな。これ、やるよ」
イリヤ「なにこれ?」
ランサー「駄賃だ。これでアイスでも買え」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:01:55.68 ID:oynbD4Af0
イリヤ「みて、セイバー。資金が5500円になったわ」
セイバー「ランサー、いいのですか?」
ランサー「いいって。お前らに借りを作るほうが地獄だ」
セイバー「では、頂きます」
ランサー「へいへい」
イリヤ「よし。いくわよ」
セイバー「それでは。車に気をつけてください」
ランサー「もうあんなヘマはしねーよ」
イリヤ「らんらーん」トコトコ
セイバー「……」トテトテ
ランサー「信号……守るか」
ランサー「……」スタスタ
ブゥゥゥゥン!!!
ランサー「車が信号無視かよ―――!?」
ガシャーン!!!
セイバー「ランサー、いいのですか?」
ランサー「いいって。お前らに借りを作るほうが地獄だ」
セイバー「では、頂きます」
ランサー「へいへい」
イリヤ「よし。いくわよ」
セイバー「それでは。車に気をつけてください」
ランサー「もうあんなヘマはしねーよ」
イリヤ「らんらーん」トコトコ
セイバー「……」トテトテ
ランサー「信号……守るか」
ランサー「……」スタスタ
ブゥゥゥゥン!!!
ランサー「車が信号無視かよ―――!?」
ガシャーン!!!
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:05:28.86 ID:oynbD4Af0
商店街
イリヤ「いつもシロウはどこで買い物してるの?」
セイバー「そこのスーパーですね」
イリヤ「ふーん」
キャスター「あらー?奇遇ねー!!」タタタッ
セイバー「キャスター」
イリヤ「なに?買い物?」
キャスター「ええ。そういう貴女たちもかしら?」
セイバー「はい」
キャスター「今がお買い得よ。急いだほうがいいわ」
セイバー「お買い得?」
キャスター「ええ。ほら、牛肉が安売りしてるのよ」
イリヤ「ふーん」
セイバー「なるほど。確かに安いものを手に入れたほうがシロウも喜ぶかもしれません」
イリヤ「え?」
イリヤ「いつもシロウはどこで買い物してるの?」
セイバー「そこのスーパーですね」
イリヤ「ふーん」
キャスター「あらー?奇遇ねー!!」タタタッ
セイバー「キャスター」
イリヤ「なに?買い物?」
キャスター「ええ。そういう貴女たちもかしら?」
セイバー「はい」
キャスター「今がお買い得よ。急いだほうがいいわ」
セイバー「お買い得?」
キャスター「ええ。ほら、牛肉が安売りしてるのよ」
イリヤ「ふーん」
セイバー「なるほど。確かに安いものを手に入れたほうがシロウも喜ぶかもしれません」
イリヤ「え?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:09:03.53 ID:oynbD4Af0
セイバー「いきましょう」
イリヤ「まって!!メモに牛肉なんてないでしょ!?」
セイバー「豚肉の代用に使えます」
イリヤ「ちょっと、メモに書かれているものも買えないの?」
セイバー「ですが」
キャスター「何をもめているのかしら?」
セイバー「いえ……それが、このメモに書かれているものを買ってくるように言われたのですが」
キャスター「カレーね。別に豚肉じゃなくてもいいじゃない」
イリヤ「そうなの?」
キャスター「ええ」
セイバー「ほら、みなさい」
イリヤ「むぅ……」
キャスター「ほら。早くいかないと売れきれちゃうわよ」
セイバー「それは困ります。いきましょう」
イリヤ「ちょっと待ちなさいよー!!勝手なことしないでー!!」
イリヤ「まって!!メモに牛肉なんてないでしょ!?」
セイバー「豚肉の代用に使えます」
イリヤ「ちょっと、メモに書かれているものも買えないの?」
セイバー「ですが」
キャスター「何をもめているのかしら?」
セイバー「いえ……それが、このメモに書かれているものを買ってくるように言われたのですが」
キャスター「カレーね。別に豚肉じゃなくてもいいじゃない」
イリヤ「そうなの?」
キャスター「ええ」
セイバー「ほら、みなさい」
イリヤ「むぅ……」
キャスター「ほら。早くいかないと売れきれちゃうわよ」
セイバー「それは困ります。いきましょう」
イリヤ「ちょっと待ちなさいよー!!勝手なことしないでー!!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:12:47.52 ID:oynbD4Af0
スーパー
セイバー「手に入れました」
イリヤ「もう……シロウに怒られてもしらないんだから」
セイバー「それはないでしょう。むしろ、この戦果に褒美をくれるかもしれません」ムフー
イリヤ「……」
イリヤ(くっ……でも、大丈夫。私が財布を持ってるんだし……)
セイバー「イリヤスフィール、パンがありますよ」
イリヤ「えー?買いたいの?」
セイバー「先ほど500円で買えるかと」
イリヤ「はいはい……」
セイバー「こっちです」
イリヤ「まってったら」
ドンッ
イリヤ「きゃぁ?!」
アーチャー「すまない。余所見をしていた。怪我はないか?」
セイバー「手に入れました」
イリヤ「もう……シロウに怒られてもしらないんだから」
セイバー「それはないでしょう。むしろ、この戦果に褒美をくれるかもしれません」ムフー
イリヤ「……」
イリヤ(くっ……でも、大丈夫。私が財布を持ってるんだし……)
セイバー「イリヤスフィール、パンがありますよ」
イリヤ「えー?買いたいの?」
セイバー「先ほど500円で買えるかと」
イリヤ「はいはい……」
セイバー「こっちです」
イリヤ「まってったら」
ドンッ
イリヤ「きゃぁ?!」
アーチャー「すまない。余所見をしていた。怪我はないか?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:16:57.03 ID:oynbD4Af0
イリヤ「ええ」
アーチャー「そうか」
セイバー「アーチャー?何をしているのですか?」
アーチャー「買い物だが?」
セイバー「そうですか」
アーチャー「そうそう。凛に一言言っておいてくれ。帰ってくるときは電話の一本ぐらいよこせとな」
セイバー「わかりました」
アーチャー「突然帰ってきて『夕飯は?』といわれる身にもなってほしいものだ……」ブツブツ
セイバー「アーチャーも大変なのでしょうね」
イリヤ「ほら、セイバー。パンでしょ?何が欲しいの?」
セイバー「目移りしますね。色とりどりです」
イリヤ「こっちのパンは?」
セイバー「うーん……」
ハサン「―――マスターにも困ったもです。急に麻婆豆腐が食べたいとか……ん?」
ハサン「可愛い財布ですね。お店の人に渡してきましょうか」スタスタ
アーチャー「そうか」
セイバー「アーチャー?何をしているのですか?」
アーチャー「買い物だが?」
セイバー「そうですか」
アーチャー「そうそう。凛に一言言っておいてくれ。帰ってくるときは電話の一本ぐらいよこせとな」
セイバー「わかりました」
アーチャー「突然帰ってきて『夕飯は?』といわれる身にもなってほしいものだ……」ブツブツ
セイバー「アーチャーも大変なのでしょうね」
イリヤ「ほら、セイバー。パンでしょ?何が欲しいの?」
セイバー「目移りしますね。色とりどりです」
イリヤ「こっちのパンは?」
セイバー「うーん……」
ハサン「―――マスターにも困ったもです。急に麻婆豆腐が食べたいとか……ん?」
ハサン「可愛い財布ですね。お店の人に渡してきましょうか」スタスタ
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:20:34.75 ID:oynbD4Af0
イリヤ「これでいいのね?」
セイバー「ええ」
イリヤ「全く……」
セイバー「……すいません。お手洗いに行ってきます」
イリヤ「早くしてよ」
セイバー「わかりました」トテトテ
イリヤ「家を出る前に済ませてきなさいよね」
イリヤ「……ん?」
イリヤ「……」ゴソゴソ
イリヤ「あれ……?」ゴソゴソ
イリヤ「こっち……あれ……あれ……?」ゴソゴソ
イリヤ「……」サーッ
イリヤ「うそ……うそでしょ……?」ゴソゴソ
イリヤ「ない……ない……!!」ゴソゴソ
イリヤ「いや……そんな……なんで……?!」ウルウル
セイバー「ええ」
イリヤ「全く……」
セイバー「……すいません。お手洗いに行ってきます」
イリヤ「早くしてよ」
セイバー「わかりました」トテトテ
イリヤ「家を出る前に済ませてきなさいよね」
イリヤ「……ん?」
イリヤ「……」ゴソゴソ
イリヤ「あれ……?」ゴソゴソ
イリヤ「こっち……あれ……あれ……?」ゴソゴソ
イリヤ「……」サーッ
イリヤ「うそ……うそでしょ……?」ゴソゴソ
イリヤ「ない……ない……!!」ゴソゴソ
イリヤ「いや……そんな……なんで……?!」ウルウル
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:24:49.02 ID:oynbD4Af0
セイバー「―――お待たせしました」トテトテ
セイバー「イリヤスフィール?」
セイバー「どこですか?」キョロキョロ
セイバー「イリヤスフィール!!」
セイバー「いない……。カートだけが元の場所に……」
セイバー「……」
士郎『最近、小さな女の子を狙った誘拐事件とかよくあるらしいな』
セイバー『ほう』
士郎『イリヤは可愛いから特に注意しろ』
イリヤ『大丈夫よ。―――そんな奴、殺しちゃうんだから』
セイバー「まずい……!!イリヤスフィールが人を殺めてしまう……!!」オロオロ
セイバー「イリヤスフィール!!!早まらないでください!!!」
セイバー「イリヤスフィール!!!」
アーチャー「やかましいぞ。セイバー」
セイバー「イリヤスフィール?」
セイバー「どこですか?」キョロキョロ
セイバー「イリヤスフィール!!」
セイバー「いない……。カートだけが元の場所に……」
セイバー「……」
士郎『最近、小さな女の子を狙った誘拐事件とかよくあるらしいな』
セイバー『ほう』
士郎『イリヤは可愛いから特に注意しろ』
イリヤ『大丈夫よ。―――そんな奴、殺しちゃうんだから』
セイバー「まずい……!!イリヤスフィールが人を殺めてしまう……!!」オロオロ
セイバー「イリヤスフィール!!!早まらないでください!!!」
セイバー「イリヤスフィール!!!」
アーチャー「やかましいぞ。セイバー」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:28:42.46 ID:oynbD4Af0
セイバー「アーチャー?!」
アーチャー「なにかあったのか?」
セイバー「イリヤスフィールがいなくなったのです!!」
アーチャー「なに?」
セイバー「早くしないと大変なことに……」
アーチャー「まだ店の中にいるだろう。私も探す」
セイバー「助かります」
アーチャー「お菓子コーナーではないのか……」シュッ
セイバー「イリヤスフィール!!」ダダダッ
イリヤ「ここにもない……」ウルウル
イリヤ「えっと……えっと……」
イリヤ「確かランサーが轢かれたときには確認した……」ウルウル
イリヤ「シロウに怒られちゃう……怒られちゃう……」ポロポロ
イリヤ「外で落としたのかも……探さなきゃ……」ポロポロ
アーチャー「なにかあったのか?」
セイバー「イリヤスフィールがいなくなったのです!!」
アーチャー「なに?」
セイバー「早くしないと大変なことに……」
アーチャー「まだ店の中にいるだろう。私も探す」
セイバー「助かります」
アーチャー「お菓子コーナーではないのか……」シュッ
セイバー「イリヤスフィール!!」ダダダッ
イリヤ「ここにもない……」ウルウル
イリヤ「えっと……えっと……」
イリヤ「確かランサーが轢かれたときには確認した……」ウルウル
イリヤ「シロウに怒られちゃう……怒られちゃう……」ポロポロ
イリヤ「外で落としたのかも……探さなきゃ……」ポロポロ
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:32:50.74 ID:oynbD4Af0
アーチャー「駄目だ。いない」
セイバー「くっ……!」
アーチャー「外に出たのかもしれない」
セイバー「その可能性が高いですね」
アーチャー「投影開始―――セイバー、これを」
セイバー「携帯電話ですか……?」
アーチャー「私はもう少し中を調べよう。セイバーは外に行ってくれ」
セイバー「わかりました」
アーチャー「見つけたら報告をする。いいな?」
セイバー「はい」
セイバー「急がなければ……!!」
セイバー「イリヤスフィールが何かしでかしたら……」
セイバー「私がシロウに叱責されてしまう……!!!」
セイバー「イリヤスフィース!!!」ダダダッ
アーチャー「……さて、そもそも何故急に姿を消したのか考えるべきか。誘拐されるような人物でもあるまい」
セイバー「くっ……!」
アーチャー「外に出たのかもしれない」
セイバー「その可能性が高いですね」
アーチャー「投影開始―――セイバー、これを」
セイバー「携帯電話ですか……?」
アーチャー「私はもう少し中を調べよう。セイバーは外に行ってくれ」
セイバー「わかりました」
アーチャー「見つけたら報告をする。いいな?」
セイバー「はい」
セイバー「急がなければ……!!」
セイバー「イリヤスフィールが何かしでかしたら……」
セイバー「私がシロウに叱責されてしまう……!!!」
セイバー「イリヤスフィース!!!」ダダダッ
アーチャー「……さて、そもそも何故急に姿を消したのか考えるべきか。誘拐されるような人物でもあるまい」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:36:45.11 ID:oynbD4Af0
イリヤ「うぅ……ないよぉ……」トボトボ
ゴンッ
イリヤ「いた?!なによぉ!!」
イリヤ「電柱か……」
イリヤ「……」トボトボ
ドンッ
イリヤ「いったいわね!!」
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「あ……」
ギルガメッシュ「貴様、王に向かってなんたる口のききかただ?」
イリヤ「なによぉ」
ギルガメッシュ「ふん。まぁ、貴様のような雑種はそうやって地面を見つめながら、地を這って生きるのが正しい姿だな」
イリヤ「どいて」
ギルガメッシュ「貴様がどけ。王が通る道を歩むな」
イリヤ「むぅ……わかったわよ」トボトボ
ゴンッ
イリヤ「いた?!なによぉ!!」
イリヤ「電柱か……」
イリヤ「……」トボトボ
ドンッ
イリヤ「いったいわね!!」
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「あ……」
ギルガメッシュ「貴様、王に向かってなんたる口のききかただ?」
イリヤ「なによぉ」
ギルガメッシュ「ふん。まぁ、貴様のような雑種はそうやって地面を見つめながら、地を這って生きるのが正しい姿だな」
イリヤ「どいて」
ギルガメッシュ「貴様がどけ。王が通る道を歩むな」
イリヤ「むぅ……わかったわよ」トボトボ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:41:18.42 ID:oynbD4Af0
ギルガメッシュ「……ふん。また電柱に頭蓋を当てる気か?ふはははは!!真性のマゾか、お前?」
イリヤ「……」トボトボ
ギルガメッシュ「さては、路傍の草を見ては自身の矮小な矜持を奮い立たせているのか?」
イリヤ「……」
ギルガメッシュ「ふははははは!!!!実に雑種らしい生き方だ!!」
イリヤ「……」トボトボ
ギルガメッシュ「地を見つめながら歩み、そして大地に伏すお前の未来が手に取るようにわかるぞ!!ふははははは!!!」
イリヤ「……」トボトボ
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「はぁ……ないよ……どこだろう……」キョロキョロ
ギルガメッシュ「……なるほど」
イリヤ「はぁ……」
ギルガメッシュ「ほら、木偶人形。これだろ?このソフトクリームがほしければ、我の股をくぐるがよい」
イリヤ「……いらない」
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「……」トボトボ
ギルガメッシュ「さては、路傍の草を見ては自身の矮小な矜持を奮い立たせているのか?」
イリヤ「……」
ギルガメッシュ「ふははははは!!!!実に雑種らしい生き方だ!!」
イリヤ「……」トボトボ
ギルガメッシュ「地を見つめながら歩み、そして大地に伏すお前の未来が手に取るようにわかるぞ!!ふははははは!!!」
イリヤ「……」トボトボ
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「はぁ……ないよ……どこだろう……」キョロキョロ
ギルガメッシュ「……なるほど」
イリヤ「はぁ……」
ギルガメッシュ「ほら、木偶人形。これだろ?このソフトクリームがほしければ、我の股をくぐるがよい」
イリヤ「……いらない」
ギルガメッシュ「……」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:45:37.56 ID:oynbD4Af0
イリヤ「どこだろう……どこ……?」キョロキョロ
ギルガメッシュ「貴様……王の施しを無碍にするか!?」
イリヤ「あれがないと……買い物が……」
ギルガメッシュ「ちっ……」
イリヤ「はぁ……」トボトボ
イリヤ(あの信号のときには間違いなくあった。やっぱり、このアーケードに入ったときよね)
ギルガメッシュ「ほれ」
イリヤ「なに?」
ギルガメッシュ「チョコ&バニラにしてやったぞ?ふはははは!!!」
イリヤ「いらないって」
ギルガメッシュ「貴様……一度ならず二度までもか……!!!万死に値する!!」
イリヤ「はぁ……」トボトボ
ギルガメッシュ「もうしらん!!勝手にしろ!!」
イリヤ「どこぉ……」
ギルガメッシュ「……」
ギルガメッシュ「貴様……王の施しを無碍にするか!?」
イリヤ「あれがないと……買い物が……」
ギルガメッシュ「ちっ……」
イリヤ「はぁ……」トボトボ
イリヤ(あの信号のときには間違いなくあった。やっぱり、このアーケードに入ったときよね)
ギルガメッシュ「ほれ」
イリヤ「なに?」
ギルガメッシュ「チョコ&バニラにしてやったぞ?ふはははは!!!」
イリヤ「いらないって」
ギルガメッシュ「貴様……一度ならず二度までもか……!!!万死に値する!!」
イリヤ「はぁ……」トボトボ
ギルガメッシュ「もうしらん!!勝手にしろ!!」
イリヤ「どこぉ……」
ギルガメッシュ「……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:49:38.84 ID:oynbD4Af0
セイバー「イリヤスフィール!!」ダダッ
セイバー「はぁ……くそ……」
アサシン「ん?何をしている?」
セイバー「アサシン!!イリヤスフィールを見ませんでしたか!?」
アサシン「あの銀髪の妖精か。いや、みていないな」
セイバー「ここではないのですか……!!」
アサシン「ん……?おい」
セイバー「失礼します!!」ゴォォォ
アサシン「……」
アサシン「紙切れを落としていったぞ……」
アサシン「ふむ。カレーの材料か」
アサシン「どうしたものか。届けたくとも山門から動けん身だ」
アサシン「……」
アサシン「時が解決してくるだろう。それまでこのメモは預かっておくぞ、セイバー」
セイバー「はぁ……くそ……」
アサシン「ん?何をしている?」
セイバー「アサシン!!イリヤスフィールを見ませんでしたか!?」
アサシン「あの銀髪の妖精か。いや、みていないな」
セイバー「ここではないのですか……!!」
アサシン「ん……?おい」
セイバー「失礼します!!」ゴォォォ
アサシン「……」
アサシン「紙切れを落としていったぞ……」
アサシン「ふむ。カレーの材料か」
アサシン「どうしたものか。届けたくとも山門から動けん身だ」
アサシン「……」
アサシン「時が解決してくるだろう。それまでこのメモは預かっておくぞ、セイバー」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:53:03.40 ID:oynbD4Af0
イリヤ「はぁ……ぁ……」
イリヤ「だめ……どこにもない……」
イリヤ「このままじゃ……このままじゃあ……」
士郎『イリヤは駄目だな』
凛『ほんとね』
桜『全く使えません』
イリヤ『やめてよぉ……』
士郎『使えない子は嫌いだ』
イリヤ「―――いやぁ!!!」
イリヤ「そんなことになったらシロウを殺しちゃう!!」
イリヤ「探さないと……!!」
ギルガメッシュ「これか?―――駅前の数個限定のシュークリームだ」
イリヤ「帰って」
ギルガメッシュ「貴様……いい加減にしろ……!!」
イリヤ「だめ……どこにもない……」
イリヤ「このままじゃ……このままじゃあ……」
士郎『イリヤは駄目だな』
凛『ほんとね』
桜『全く使えません』
イリヤ『やめてよぉ……』
士郎『使えない子は嫌いだ』
イリヤ「―――いやぁ!!!」
イリヤ「そんなことになったらシロウを殺しちゃう!!」
イリヤ「探さないと……!!」
ギルガメッシュ「これか?―――駅前の数個限定のシュークリームだ」
イリヤ「帰って」
ギルガメッシュ「貴様……いい加減にしろ……!!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 20:58:34.40 ID:oynbD4Af0
イリヤ「私は……!!!」
ギルガメッシュ「いいから食せ」ズイッ
イリヤ「え……ちょ……」
ギルガメッシュ「ふん。王の財よりも大事なものなどこの世に存在しない!!」
イリヤ「……」
ギルガメッシュ「王の施しだ。食すがよい」
イリヤ「うん……」モソモソ
ギルガメッシュ「ふん……」
イリヤ「あ……おいしい……」
ギルガメッシュ「ふははははは!!!!当然だぁ!!我が認めたシュークリームなるぞ!!まずいわけがない!!」
イリヤ「……ありがとう」
ギルガメッシュ「礼を言われる筋合いはない!!たわけ!!」
イリヤ「少し落ち着いたわ。なんだか見つかりそうな気分になったわ」
ギルガメッシュ「何が見つかるのだ?」
イリヤ「財布。私にとっては命よりも重い財布なの」
ギルガメッシュ「いいから食せ」ズイッ
イリヤ「え……ちょ……」
ギルガメッシュ「ふん。王の財よりも大事なものなどこの世に存在しない!!」
イリヤ「……」
ギルガメッシュ「王の施しだ。食すがよい」
イリヤ「うん……」モソモソ
ギルガメッシュ「ふん……」
イリヤ「あ……おいしい……」
ギルガメッシュ「ふははははは!!!!当然だぁ!!我が認めたシュークリームなるぞ!!まずいわけがない!!」
イリヤ「……ありがとう」
ギルガメッシュ「礼を言われる筋合いはない!!たわけ!!」
イリヤ「少し落ち着いたわ。なんだか見つかりそうな気分になったわ」
ギルガメッシュ「何が見つかるのだ?」
イリヤ「財布。私にとっては命よりも重い財布なの」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:03:56.78 ID:oynbD4Af0
ギルガメッシュ「財布だと?」
イリヤ「ええ」
ギルガメッシュ「はん!下らん!!そんなもののために我の与えしソフトクリームを二度も断ったのか!?」
イリヤ「だから、大事なものなの」
ギルガメッシュ「ふざけるな!!おかげで腹が冷えたであろうが!!」
イリヤ「知らないわよ」
ギルガメッシュ「まぁよい。その非礼は童の憑き物。一度は許す。二度目はない!!」
イリヤ「はいはい」
ギルガメッシュ「ふん。で、どのような財布だ?」
イリヤ「探してくれるの?」
ギルガメッシュ「バカをいうな!!我は王だ!!地に落ちたものを見ることすらないわ!!」
イリヤ「そう。じゃあ、いいわ。一人で探すから」
ギルガメッシュ「勝手にしろ!!」
イリヤ「……」キョロキョロ
ギルガメッシュ「……おい。せめて前方ぐらい確認せんか」
イリヤ「ええ」
ギルガメッシュ「はん!下らん!!そんなもののために我の与えしソフトクリームを二度も断ったのか!?」
イリヤ「だから、大事なものなの」
ギルガメッシュ「ふざけるな!!おかげで腹が冷えたであろうが!!」
イリヤ「知らないわよ」
ギルガメッシュ「まぁよい。その非礼は童の憑き物。一度は許す。二度目はない!!」
イリヤ「はいはい」
ギルガメッシュ「ふん。で、どのような財布だ?」
イリヤ「探してくれるの?」
ギルガメッシュ「バカをいうな!!我は王だ!!地に落ちたものを見ることすらないわ!!」
イリヤ「そう。じゃあ、いいわ。一人で探すから」
ギルガメッシュ「勝手にしろ!!」
イリヤ「……」キョロキョロ
ギルガメッシュ「……おい。せめて前方ぐらい確認せんか」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:09:23.07 ID:oynbD4Af0
イリヤ「ないなぁ……もしかしてやっぱりお店で……?」
ギルガメッシュ「……」キョロキョロ
イリヤ「なにしてるの?」
ギルガメッシュ「ん?いや、靴紐が解けたのだ」
イリヤ「……そう」
ギルガメッシュ「ふん。早くそのみすぼらしい財布とやらを探せばよい。どうせ大した金貨も入っていなかったのだろう?」
イリヤ「5500円入ってたの」
ギルガメッシュ「ふははははははははははは!!!!あーっはっはっはっはっは!!!!」
ギルガメッシュ「なんだ、その草花にも劣る金は!!我を笑い死にさせる気かぁ!!!!」
イリヤ「……」ムカッ
ギルガメッシュ「ふはっははははは!!!!!あはははははははは!!!!!」
イリヤ「もうついてこないで!!」
ギルガメッシュ「ほれ」スッ
イリヤ「なによ?」
ギルガメッシュ「5億の小切手だ」
ギルガメッシュ「……」キョロキョロ
イリヤ「なにしてるの?」
ギルガメッシュ「ん?いや、靴紐が解けたのだ」
イリヤ「……そう」
ギルガメッシュ「ふん。早くそのみすぼらしい財布とやらを探せばよい。どうせ大した金貨も入っていなかったのだろう?」
イリヤ「5500円入ってたの」
ギルガメッシュ「ふははははははははははは!!!!あーっはっはっはっはっは!!!!」
ギルガメッシュ「なんだ、その草花にも劣る金は!!我を笑い死にさせる気かぁ!!!!」
イリヤ「……」ムカッ
ギルガメッシュ「ふはっははははは!!!!!あはははははははは!!!!!」
イリヤ「もうついてこないで!!」
ギルガメッシュ「ほれ」スッ
イリヤ「なによ?」
ギルガメッシュ「5億の小切手だ」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:13:58.48 ID:oynbD4Af0
イリヤ「いらない」
ギルガメッシュ「なに……?」
イリヤ「お金の問題じゃないの!!」
ギルガメッシュ「わからんなぁ?どういうことだ?」
イリヤ「私はおつかいを頼まれたの!!」
ギルガメッシュ「それで?」
イリヤ「財布を任されたの……」
ギルガメッシュ「ふむ。つまり財源を握ったわけか」
イリヤ「そう。で、その財源を私は失くした」
ギルガメッシュ「ならば、それを越える財を持って帰ればいいだけの話ではないか」
イリヤ「失くしたことが問題なの!!新しいものを用意しても失くしたことにはかわりない」
イリヤ「失くしたら……嫌われる……から……」
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「だから……探さなきゃ……」トボトボ
ギルガメッシュ「ふん……つまらん。そこまでして他人の信頼を得たいのか。浅ましいな」
ギルガメッシュ「なに……?」
イリヤ「お金の問題じゃないの!!」
ギルガメッシュ「わからんなぁ?どういうことだ?」
イリヤ「私はおつかいを頼まれたの!!」
ギルガメッシュ「それで?」
イリヤ「財布を任されたの……」
ギルガメッシュ「ふむ。つまり財源を握ったわけか」
イリヤ「そう。で、その財源を私は失くした」
ギルガメッシュ「ならば、それを越える財を持って帰ればいいだけの話ではないか」
イリヤ「失くしたことが問題なの!!新しいものを用意しても失くしたことにはかわりない」
イリヤ「失くしたら……嫌われる……から……」
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「だから……探さなきゃ……」トボトボ
ギルガメッシュ「ふん……つまらん。そこまでして他人の信頼を得たいのか。浅ましいな」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:17:12.23 ID:oynbD4Af0
セイバー「イリヤスフィール!!!!」
セイバー「はぁ……はぁ……」
バーサーカー「……?」
セイバー「イリヤスフィールは?!」
バーサーカー「……」フルフル
セイバー「城に戻ってもいないのですか……!!」
バーサーカー「……」ナニカアッタ?
セイバー「……」
セイバー(私の直感が告げている……。真実を語れば……私が死ぬ……)
セイバー「いえ。なんでもありません」
バーサーカー「……」ジーッ
セイバー「本当です」
バーサーカー「……」ジーッ
セイバー「失礼します!!!」ゴォォォ
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
セイバー「はぁ……はぁ……」
バーサーカー「……?」
セイバー「イリヤスフィールは?!」
バーサーカー「……」フルフル
セイバー「城に戻ってもいないのですか……!!」
バーサーカー「……」ナニカアッタ?
セイバー「……」
セイバー(私の直感が告げている……。真実を語れば……私が死ぬ……)
セイバー「いえ。なんでもありません」
バーサーカー「……」ジーッ
セイバー「本当です」
バーサーカー「……」ジーッ
セイバー「失礼します!!!」ゴォォォ
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:22:04.77 ID:oynbD4Af0
イリヤ「はぁ……やっぱりない……」
イリヤ「お店に戻ろう……」トボトボ
ギルガメッシュ「財は盗まれるものだ」
イリヤ「……?!」
ギルガメッシュ「そこまで探してないのなら、そう考えるのが妥当だ。違うか?」
イリヤ「そ、そんな……」
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「ううん……まだ、探していないところもある」
ギルガメッシュ「無駄ではないかぁ?」
イリヤ「……」ウルウル
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「あるもん!!!」ダダダッ
ギルガメシュ「ちっ……」
ギルガメッシュ「王の忠告も耳を通さんとは……無礼千万だな……」
イリヤ「お店に戻ろう……」トボトボ
ギルガメッシュ「財は盗まれるものだ」
イリヤ「……?!」
ギルガメッシュ「そこまで探してないのなら、そう考えるのが妥当だ。違うか?」
イリヤ「そ、そんな……」
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「ううん……まだ、探していないところもある」
ギルガメッシュ「無駄ではないかぁ?」
イリヤ「……」ウルウル
ギルガメッシュ「……」
イリヤ「あるもん!!!」ダダダッ
ギルガメシュ「ちっ……」
ギルガメッシュ「王の忠告も耳を通さんとは……無礼千万だな……」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:27:43.43 ID:oynbD4Af0
スーパー
イリヤ「……」
イリヤ「ここだ。もうここ以外にない……」
アーチャー「いた。イリ―――」
ギルガメッシュ「おい!!」
イリヤ「なによ」
ギルガメッシュ「ここはもう探したのであろう?」
イリヤ「そうだけど」
ギルガメッシュ「ならば諦めろ。人間は卑賤な者だ。野に打ち捨てられた物なら小金であろうと貪る」
イリヤ「まだ拾われてないかもしれない」
ギルガメッシュ「はんっ!!ありえんな」
イリヤ「どっかいってよ」ゲシッ
ギルガメッシュ「きさま……!!一度目は許すが二度目はないぞ!!」
イリヤ「はいはい」
アーチャー「……ふむ。とりあえずセイバーに連絡はするか」
イリヤ「……」
イリヤ「ここだ。もうここ以外にない……」
アーチャー「いた。イリ―――」
ギルガメッシュ「おい!!」
イリヤ「なによ」
ギルガメッシュ「ここはもう探したのであろう?」
イリヤ「そうだけど」
ギルガメッシュ「ならば諦めろ。人間は卑賤な者だ。野に打ち捨てられた物なら小金であろうと貪る」
イリヤ「まだ拾われてないかもしれない」
ギルガメッシュ「はんっ!!ありえんな」
イリヤ「どっかいってよ」ゲシッ
ギルガメッシュ「きさま……!!一度目は許すが二度目はないぞ!!」
イリヤ「はいはい」
アーチャー「……ふむ。とりあえずセイバーに連絡はするか」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:31:34.47 ID:oynbD4Af0
アーチャー「……」トゥルルル
ガチャ
アーチャー「もしもし?」
セイバー『はぁ……はぁ……!!』
アーチャー「どうした?随分と息が乱れているが」
セイバー『な……なんでしょうか……?』
アーチャー「イリヤが見つかった」
セイバー『そ、そうです……はぁ……か……』
アーチャー「セイバー?大丈夫か?」
セイバー『はぁ……はぁ……』
アーチャー「おい」
バーサーカー『■■■■―――!!!』
アーチャー「バーサーカーに追われているのか?!」
セイバー『すいません!!!イリヤスフィールのことをおねが―――』ブツッ
アーチャー「おい!!セイバー!!!セイバー!!―――くそ……どうする……?」
ガチャ
アーチャー「もしもし?」
セイバー『はぁ……はぁ……!!』
アーチャー「どうした?随分と息が乱れているが」
セイバー『な……なんでしょうか……?』
アーチャー「イリヤが見つかった」
セイバー『そ、そうです……はぁ……か……』
アーチャー「セイバー?大丈夫か?」
セイバー『はぁ……はぁ……』
アーチャー「おい」
バーサーカー『■■■■―――!!!』
アーチャー「バーサーカーに追われているのか?!」
セイバー『すいません!!!イリヤスフィールのことをおねが―――』ブツッ
アーチャー「おい!!セイバー!!!セイバー!!―――くそ……どうする……?」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:38:56.45 ID:oynbD4Af0
イリヤ「……」キョロキョロ
ギルガメッシュ「見つかるわけがない!!」キョロキョロ
イリヤ「うるさいわね!!ほっといて!!」
ギルガメッシュ「そもそもそれほどまでに大事なものならどうして手放す?」キョロキョロ
イリヤ「しっかり握ってたつもりだったの……」
ギルガメッシュ「はっ。握っていただと?財というのは確かな宝物庫に入れておくべきだ!!痴れ者!!」キョロキョロ
イリヤ「……」ウルウル
ギルガメッシュ「まぁ、お前のような雑種では落とすのも無理は―――」
イリヤ「……」ポロポロ
ギルガメッシュ「な……」
イリヤ「わかってるわよぉ……うるさい……」ポロポロ
ギルガメッシュ「うっとうしい!!泣くな!!!」
イリヤ「うっく……ぐす……」ゴシゴシ
ギルガメッシュ「ええい!!―――我が愛用している鼻セレブをくれてやる!!」
イリヤ「あ、ありがとう……チーン!!」
ギルガメッシュ「見つかるわけがない!!」キョロキョロ
イリヤ「うるさいわね!!ほっといて!!」
ギルガメッシュ「そもそもそれほどまでに大事なものならどうして手放す?」キョロキョロ
イリヤ「しっかり握ってたつもりだったの……」
ギルガメッシュ「はっ。握っていただと?財というのは確かな宝物庫に入れておくべきだ!!痴れ者!!」キョロキョロ
イリヤ「……」ウルウル
ギルガメッシュ「まぁ、お前のような雑種では落とすのも無理は―――」
イリヤ「……」ポロポロ
ギルガメッシュ「な……」
イリヤ「わかってるわよぉ……うるさい……」ポロポロ
ギルガメッシュ「うっとうしい!!泣くな!!!」
イリヤ「うっく……ぐす……」ゴシゴシ
ギルガメッシュ「ええい!!―――我が愛用している鼻セレブをくれてやる!!」
イリヤ「あ、ありがとう……チーン!!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:44:58.47 ID:oynbD4Af0
アーチャー「……どうやら、英雄王に任せても大丈夫なようだな」
アーチャー「さて、財布の所在だが……」
アーチャー「……」
ギルガメッシュ「全く。そのように強引に目をこすれば、見えるものも見えんぞ!!」
イリヤ「うん」
ギルガメッシュ「ふん。これだから雑種は……」キョロキョロ
イリヤ「さっきからなにをキョロキョロしてるの?」
ギルガメッシュ「汚い床だと思ってな」キョロキョロ
イリヤ「ふーん」
アーチャー「床にはないぞ。―――ここにあるからな」
アーチャー「中身も無事だし、イリヤに渡せば終わりだが……それでは英雄王の矜持に関わるな」
アーチャー「……よし」
アーチャー「花を持たせてやるか」
アーチャー「さて、財布の所在だが……」
アーチャー「……」
ギルガメッシュ「全く。そのように強引に目をこすれば、見えるものも見えんぞ!!」
イリヤ「うん」
ギルガメッシュ「ふん。これだから雑種は……」キョロキョロ
イリヤ「さっきからなにをキョロキョロしてるの?」
ギルガメッシュ「汚い床だと思ってな」キョロキョロ
イリヤ「ふーん」
アーチャー「床にはないぞ。―――ここにあるからな」
アーチャー「中身も無事だし、イリヤに渡せば終わりだが……それでは英雄王の矜持に関わるな」
アーチャー「……よし」
アーチャー「花を持たせてやるか」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:49:18.16 ID:oynbD4Af0
シュルルル
ギルガメッシュ「ん?何かが這って来たぞ……?」
ギルガメッシュ「なんだ……この小汚いものは……?」
ギルガメッシュ「おい」
イリヤ「なに―――あーーー!!!!!」
ギルガメッシュ「これか?」
イリヤ「それそれそれ!!!!やっぱりあったんだぁ!!!!」
ギルガメッシュ「ふん。つまらんなぁ。こんなもののために時間を費やしたのか?」
イリヤ「ありがとう!!」
ギルガメッシュ「え……」
イリヤ「探してくれて」
ギルガメッシュ「はっ!!探してなどおらん!!向こうから寄って来たのだぁ!!」
イリヤ「よかった……ほんとに……うぅ……」ポロポロ
ギルガメッシュ「見つかったのだ!!笑え!!」
アーチャー(ふっ……あとは任せるぞ。英雄王)タタタッ
ギルガメッシュ「ん?何かが這って来たぞ……?」
ギルガメッシュ「なんだ……この小汚いものは……?」
ギルガメッシュ「おい」
イリヤ「なに―――あーーー!!!!!」
ギルガメッシュ「これか?」
イリヤ「それそれそれ!!!!やっぱりあったんだぁ!!!!」
ギルガメッシュ「ふん。つまらんなぁ。こんなもののために時間を費やしたのか?」
イリヤ「ありがとう!!」
ギルガメッシュ「え……」
イリヤ「探してくれて」
ギルガメッシュ「はっ!!探してなどおらん!!向こうから寄って来たのだぁ!!」
イリヤ「よかった……ほんとに……うぅ……」ポロポロ
ギルガメッシュ「見つかったのだ!!笑え!!」
アーチャー(ふっ……あとは任せるぞ。英雄王)タタタッ
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 21:55:46.75 ID:oynbD4Af0
イリヤ「うっく……よかった……よかったよぉ……」ポロポロ
ギルガメッシュ「ぬぬぬ……見つかったのだぞ!!何故、泣く?!」
イリヤ「うれしいからに決まってるでしょ!!」
ギルガメッシュ「ふん。そうか。ならば我を称えろ!!!落涙を忘れるほどになぁ!!!」
イリヤ「うん!!すっごい感謝してる!!ありがとう!!」
ギルガメッシュ「お、おう……」
イリヤ「はぁ……これで買い物ができる……」
ギルガメッシュ「無駄な時間を過ごした。我は帰るぞ!!」
イリヤ「まって!!しっかりお礼をさせて!!」
ギルガメッシュ「ふん。下民の礼などいらん!!」
イリヤ「セイバーと一緒にお礼がしたいの」
ギルガメッシュ「……なに?」
イリヤ「セイバーもきっと私を探してる。事情を説明して―――」
ギルガメッシュ「そうかそうか!!セイバーが一緒かぁ!!!ふはははは!!!!愉快愉快!!!よぉし!!礼をしろぉ!!」
イリヤ「まってて、セイバーを探してくる!!」テテテッ
ギルガメッシュ「ぬぬぬ……見つかったのだぞ!!何故、泣く?!」
イリヤ「うれしいからに決まってるでしょ!!」
ギルガメッシュ「ふん。そうか。ならば我を称えろ!!!落涙を忘れるほどになぁ!!!」
イリヤ「うん!!すっごい感謝してる!!ありがとう!!」
ギルガメッシュ「お、おう……」
イリヤ「はぁ……これで買い物ができる……」
ギルガメッシュ「無駄な時間を過ごした。我は帰るぞ!!」
イリヤ「まって!!しっかりお礼をさせて!!」
ギルガメッシュ「ふん。下民の礼などいらん!!」
イリヤ「セイバーと一緒にお礼がしたいの」
ギルガメッシュ「……なに?」
イリヤ「セイバーもきっと私を探してる。事情を説明して―――」
ギルガメッシュ「そうかそうか!!セイバーが一緒かぁ!!!ふはははは!!!!愉快愉快!!!よぉし!!礼をしろぉ!!」
イリヤ「まってて、セイバーを探してくる!!」テテテッ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:01:21.65 ID:oynbD4Af0
アーチャー「セイバー!!!」
セイバー「アーチャー!!!来てくれたのですか?!」
アーチャー「先に行け!!今頃、イリヤは君を探している!!」
セイバー「しかし!!」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
アーチャー「いけ」
セイバー「アーチャー……死ぬ気ですか?」
アーチャー「いや。まだ買い物の途中でね。残念なことに食材を冷蔵庫にいれるまで死ねない」
セイバー「……」
アーチャー「早くしろ。イリヤがまた行方不明になるぞ」
セイバー「申し訳ありません!!!」ダダダッ
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
アーチャー「さぁ、こい……狂人め」
アーチャー「セイバーが戻れば全てが丸く収まるのだ……」
アーチャー「―――投影、開始!!」
セイバー「アーチャー!!!来てくれたのですか?!」
アーチャー「先に行け!!今頃、イリヤは君を探している!!」
セイバー「しかし!!」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
アーチャー「いけ」
セイバー「アーチャー……死ぬ気ですか?」
アーチャー「いや。まだ買い物の途中でね。残念なことに食材を冷蔵庫にいれるまで死ねない」
セイバー「……」
アーチャー「早くしろ。イリヤがまた行方不明になるぞ」
セイバー「申し訳ありません!!!」ダダダッ
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
アーチャー「さぁ、こい……狂人め」
アーチャー「セイバーが戻れば全てが丸く収まるのだ……」
アーチャー「―――投影、開始!!」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:06:00.08 ID:oynbD4Af0
イリヤ「セイバー?どこー?」
ギルガメッシュ「ええい!!セイバーはどうした!!」
イリヤ「肩車して。探すから」
ギルガメッシュ「貴様!?言うにことかいて王の肩を借りるだと?!」
イリヤ「はやく」
ギルガメッシュ「一度目は許す!!二度目はない!!」
イリヤ「わーい、高い高い!!」
ギルガメッシュ「早くセイバーを探せぇ!!」
イリヤ「右いって」ペシペシ
ギルガメッシュ「叩き落すぞ!!」
イリヤ「セイバー!」
ギルガメッシュ「王の頭を叩くなど……ありえん……ありえん……!!」
イリヤ「セイバー!!―――そこ左」ペシペシ
ギルガメッシュ「口頭で告げろ!!いちいち叩くな!!!」
イリヤ「せいばぁー」
ギルガメッシュ「ええい!!セイバーはどうした!!」
イリヤ「肩車して。探すから」
ギルガメッシュ「貴様!?言うにことかいて王の肩を借りるだと?!」
イリヤ「はやく」
ギルガメッシュ「一度目は許す!!二度目はない!!」
イリヤ「わーい、高い高い!!」
ギルガメッシュ「早くセイバーを探せぇ!!」
イリヤ「右いって」ペシペシ
ギルガメッシュ「叩き落すぞ!!」
イリヤ「セイバー!」
ギルガメッシュ「王の頭を叩くなど……ありえん……ありえん……!!」
イリヤ「セイバー!!―――そこ左」ペシペシ
ギルガメッシュ「口頭で告げろ!!いちいち叩くな!!!」
イリヤ「せいばぁー」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:12:49.37 ID:oynbD4Af0
イリヤ「いない……どこいったんだろう?」
ギルガメッシュ「さてはセイバーと共に謝礼すると嘯いたか?」
イリヤ「そんなことないわ。どこかにいるはずよ」ペシペシ
ギルガメッシュ「がぁー!!もう我慢ならん!!!頭が高いわぁ!!!!」ガバッ
イリヤ「きゃぁ!?」
ギルガメッシュ「貴様、つけ上がりおって!!!王をなんだと心得るか?!」
イリヤ「高い高いしてくれるの?」
ギルガメッシュ「いいだろう。天高く突き上げ、落としてくれる!!!」グッ
イリヤ「わーい、たかーい!!」
ギルガメッシュ「ふははははは!!!!おわりだぁ!!雑種ぅ!!!」
セイバー「―――ゆっくりとイリヤスフィールを降ろせ。出なければ胴と足を切り離す」
ギルガメッシュ「……」ソーッ
イリヤ「セイバー!!!」
セイバー「無事でしたか!?」
イリヤ「うん!!」
ギルガメッシュ「さてはセイバーと共に謝礼すると嘯いたか?」
イリヤ「そんなことないわ。どこかにいるはずよ」ペシペシ
ギルガメッシュ「がぁー!!もう我慢ならん!!!頭が高いわぁ!!!!」ガバッ
イリヤ「きゃぁ!?」
ギルガメッシュ「貴様、つけ上がりおって!!!王をなんだと心得るか?!」
イリヤ「高い高いしてくれるの?」
ギルガメッシュ「いいだろう。天高く突き上げ、落としてくれる!!!」グッ
イリヤ「わーい、たかーい!!」
ギルガメッシュ「ふははははは!!!!おわりだぁ!!雑種ぅ!!!」
セイバー「―――ゆっくりとイリヤスフィールを降ろせ。出なければ胴と足を切り離す」
ギルガメッシュ「……」ソーッ
イリヤ「セイバー!!!」
セイバー「無事でしたか!?」
イリヤ「うん!!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:17:58.79 ID:oynbD4Af0
セイバー「心配しましたよ?」
イリヤ「ごめんなさい。財布を落として……」
セイバー「え……。で、財布は?」
イリヤ「見つけたわ」
セイバー「はぁ……それぐらい言ってください。一緒に探しますから」
イリヤ「だって……バカにされるちゃうって思って……」
セイバー「勝手に居なくなるほうが困ります」
イリヤ「うん……ごめんなさい」
セイバー「でも、無事でよかった」ナデナデ
イリヤ「うぅ……」
セイバー「さて―――英雄王?」
ギルガメッシュ「な、なんだ?」
セイバー「女児を誘拐するとは、堕ちるところまで堕ちましたね?」
ギルガメッシュ「誘拐だと!?だれがこのような小娘を持ち帰るか!!」
セイバー「何を言っても無駄だ!!」
イリヤ「ごめんなさい。財布を落として……」
セイバー「え……。で、財布は?」
イリヤ「見つけたわ」
セイバー「はぁ……それぐらい言ってください。一緒に探しますから」
イリヤ「だって……バカにされるちゃうって思って……」
セイバー「勝手に居なくなるほうが困ります」
イリヤ「うん……ごめんなさい」
セイバー「でも、無事でよかった」ナデナデ
イリヤ「うぅ……」
セイバー「さて―――英雄王?」
ギルガメッシュ「な、なんだ?」
セイバー「女児を誘拐するとは、堕ちるところまで堕ちましたね?」
ギルガメッシュ「誘拐だと!?だれがこのような小娘を持ち帰るか!!」
セイバー「何を言っても無駄だ!!」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:21:54.37 ID:oynbD4Af0
イリヤ「まって!!」
セイバー「イリヤスフィール……?」
イリヤ「ギルガメッシュが財布を見つけてくれたの」
セイバー「え……?」
イリヤ「だから……一緒に……」
セイバー「本当ですか?」
ギルガメッシュ「いいや。探してなどおらんなぁ」
イリヤ「え!?」
ギルガメッシュ「我が地に落ちたものなど拾い上げると思うのか!!!」
セイバー「確かに。それは貴方のプライドが許さないでしょうね」
イリヤ「まって!!セイバー!!」
セイバー「このような無頼漢を庇う必要などありません!!!」
イリヤ「ほんとに―――」
セイバー「覚悟はいいか!!!」
ギルガメッシュ「こい!!!」
セイバー「イリヤスフィール……?」
イリヤ「ギルガメッシュが財布を見つけてくれたの」
セイバー「え……?」
イリヤ「だから……一緒に……」
セイバー「本当ですか?」
ギルガメッシュ「いいや。探してなどおらんなぁ」
イリヤ「え!?」
ギルガメッシュ「我が地に落ちたものなど拾い上げると思うのか!!!」
セイバー「確かに。それは貴方のプライドが許さないでしょうね」
イリヤ「まって!!セイバー!!」
セイバー「このような無頼漢を庇う必要などありません!!!」
イリヤ「ほんとに―――」
セイバー「覚悟はいいか!!!」
ギルガメッシュ「こい!!!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:25:18.62 ID:oynbD4Af0
イリヤ「だめぇぇぇ!!!!!!」
バコーン!!!!!
セイバー「!?」
ギルガメッシュ「!?」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
イリヤ「バーサーカー!?」
アーチャー「に、にげろ……セイバー……」
セイバー「アーチャー!?」
バーサーカー「……」
ギルガメッシュ「狂犬か……こんなときに……!!」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
セイバー「まずい……!!!」
ギルガメッシュ「ふん!!!」ゲシッ
セイバー「ぐぁ!?―――何をするのですか!!英雄王!!」
ギルガメッシュ「邪魔だぁ!!雑種は買い物をしてさっさとされ!!目障りだ!!!」
バコーン!!!!!
セイバー「!?」
ギルガメッシュ「!?」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
イリヤ「バーサーカー!?」
アーチャー「に、にげろ……セイバー……」
セイバー「アーチャー!?」
バーサーカー「……」
ギルガメッシュ「狂犬か……こんなときに……!!」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
セイバー「まずい……!!!」
ギルガメッシュ「ふん!!!」ゲシッ
セイバー「ぐぁ!?―――何をするのですか!!英雄王!!」
ギルガメッシュ「邪魔だぁ!!雑種は買い物をしてさっさとされ!!目障りだ!!!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:28:11.07 ID:oynbD4Af0
セイバー「な……!?」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
ギルガメッシュ「ふん……我に挑むとは愚か!!」
ギルガメッシュ「ゲート・オブ―――」
イリヤ「やめて!!」
ギルガメッシュ「どけ!!」
イリヤ「バーサーカー!!」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
イリヤ「ハウス!!!」
バーサーカー「……」
イリヤ「帰って庭掃除!!」
バーサーカー「……」コクコク
イリヤ「全く……」
セイバー「助かった……」
ギルガメッシュ「ふん」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
ギルガメッシュ「ふん……我に挑むとは愚か!!」
ギルガメッシュ「ゲート・オブ―――」
イリヤ「やめて!!」
ギルガメッシュ「どけ!!」
イリヤ「バーサーカー!!」
バーサーカー「■■■■―――!!!!!」
イリヤ「ハウス!!!」
バーサーカー「……」
イリヤ「帰って庭掃除!!」
バーサーカー「……」コクコク
イリヤ「全く……」
セイバー「助かった……」
ギルガメッシュ「ふん」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:31:39.40 ID:oynbD4Af0
イリヤ「はぁ……改めてお礼を……」
ギルガメッシュ「……よい。今のを礼をする」
イリヤ「え……?」
ギルガメッシュ「さらばだ」スタスタ
イリヤ「ま、まって……」
セイバー「……」
アーチャー「ぐぐ……だれか……助けてくれ……」
セイバー「あの、アーチャーの手当てをお願いします」
イリヤ「え、あ、うん……。セイバーは先に買い物済ませてて。はい、財布」
セイバー「分かりました」
セイバー「よし。メモを……」
セイバー「ん……?」ゴソゴソ
セイバー「……」ゴソゴソ
イリヤ「痛みはまだある?」パァァ
アーチャー「だいぶ楽になった……ありがとう」
ギルガメッシュ「……よい。今のを礼をする」
イリヤ「え……?」
ギルガメッシュ「さらばだ」スタスタ
イリヤ「ま、まって……」
セイバー「……」
アーチャー「ぐぐ……だれか……助けてくれ……」
セイバー「あの、アーチャーの手当てをお願いします」
イリヤ「え、あ、うん……。セイバーは先に買い物済ませてて。はい、財布」
セイバー「分かりました」
セイバー「よし。メモを……」
セイバー「ん……?」ゴソゴソ
セイバー「……」ゴソゴソ
イリヤ「痛みはまだある?」パァァ
アーチャー「だいぶ楽になった……ありがとう」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:36:34.00 ID:oynbD4Af0
セイバー「……」ゴソゴソ
セイバー「おかしいですね……」ゴソゴソ
セイバー「……」サーッ
イリヤ「セイバー?どうかした?」
セイバー「え?いや……なんでも……ありません……」
アーチャー「……今晩の材料でも買いに来ていたのか?」
イリヤ「ええ。カレーよ」
アーチャー「なるほど……」カキカキ
イリヤ「ん?」
アーチャー「セイバー。これを渡しておく」
セイバー「え?」
アーチャー「どう使うかは君次第だ」
セイバー「これは……カレーのメモ……?」
アーチャー「では、失礼する」
イリヤ「うん。よくわからないけど、ありがとー」
セイバー「おかしいですね……」ゴソゴソ
セイバー「……」サーッ
イリヤ「セイバー?どうかした?」
セイバー「え?いや……なんでも……ありません……」
アーチャー「……今晩の材料でも買いに来ていたのか?」
イリヤ「ええ。カレーよ」
アーチャー「なるほど……」カキカキ
イリヤ「ん?」
アーチャー「セイバー。これを渡しておく」
セイバー「え?」
アーチャー「どう使うかは君次第だ」
セイバー「これは……カレーのメモ……?」
アーチャー「では、失礼する」
イリヤ「うん。よくわからないけど、ありがとー」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:39:28.14 ID:oynbD4Af0
イリヤ「さ、買い物するわよ!!」
セイバー「は、はい」
セイバー(アーチャー、感謝します)
イリヤ「らんらーん」
セイバー「イリヤスフィール、財布を持っていてください」
イリヤ「え?いいわ。私には荷が重かったみたいだから」
セイバー「いえ。貴女が相応しい」
イリヤ「そう?」
セイバー「はい」
イリヤ「じゃあ、持つわ」
セイバー「あと、手を」
イリヤ「ど、どうして……?」
セイバー「目の前から消えてもらっては困りますから」
イリヤ「……ふん」ギュッ
セイバー「では、いきましょう」ギュッ
セイバー「は、はい」
セイバー(アーチャー、感謝します)
イリヤ「らんらーん」
セイバー「イリヤスフィール、財布を持っていてください」
イリヤ「え?いいわ。私には荷が重かったみたいだから」
セイバー「いえ。貴女が相応しい」
イリヤ「そう?」
セイバー「はい」
イリヤ「じゃあ、持つわ」
セイバー「あと、手を」
イリヤ「ど、どうして……?」
セイバー「目の前から消えてもらっては困りますから」
イリヤ「……ふん」ギュッ
セイバー「では、いきましょう」ギュッ
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:43:24.06 ID:oynbD4Af0
セイバー「きちんと買えましたね」
イリヤ「そうね。まぁ、余裕よ」
セイバー「ふっ」
イリヤ「なによー?!」
セイバー「半分、もってもらえますか?」
イリヤ「私に持たせる気?」
セイバー「持っているほうがシロウは褒めてくれると思いますが?」
イリヤ「むぅ……仕方ないわね……」
セイバー「さ、手を」
イリヤ「はいはい」ギュッ
セイバー「そういえば……以前にシロウと買い物したとき、歌を歌ったらしいですね」
イリヤ「そうだけど?」
セイバー「聞かせてもらえますか?」
イリヤ「特別だからね?」
セイバー「ええ……お願いします」
イリヤ「そうね。まぁ、余裕よ」
セイバー「ふっ」
イリヤ「なによー?!」
セイバー「半分、もってもらえますか?」
イリヤ「私に持たせる気?」
セイバー「持っているほうがシロウは褒めてくれると思いますが?」
イリヤ「むぅ……仕方ないわね……」
セイバー「さ、手を」
イリヤ「はいはい」ギュッ
セイバー「そういえば……以前にシロウと買い物したとき、歌を歌ったらしいですね」
イリヤ「そうだけど?」
セイバー「聞かせてもらえますか?」
イリヤ「特別だからね?」
セイバー「ええ……お願いします」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:46:30.67 ID:oynbD4Af0
衛宮邸
イリヤ「ただいまー!!!」
セイバー「ただいま戻りました」
士郎「心配したぞ?!」
凛「もう!!3時間も買い物にいってんじゃないわよ!!!」
桜「すっごく心配したんですよ!!」
ライダー「お怪我はありませんか?」
イリヤ「平気よ。ちょっと寄り道が過ぎちゃっただけでね」
セイバー「ええ。問題はなにもありませんでした」
士郎「それならいいんだけど」
イリヤ「シロウ!!はい!!」
士郎「イリヤ、ありがとう。すぐに作るからな」
セイバー「シロウ、私もがんばったのですが……」
士郎「わかってるよ。セイバーには特盛にするから」
セイバー「ど、どうも……」
イリヤ「ただいまー!!!」
セイバー「ただいま戻りました」
士郎「心配したぞ?!」
凛「もう!!3時間も買い物にいってんじゃないわよ!!!」
桜「すっごく心配したんですよ!!」
ライダー「お怪我はありませんか?」
イリヤ「平気よ。ちょっと寄り道が過ぎちゃっただけでね」
セイバー「ええ。問題はなにもありませんでした」
士郎「それならいいんだけど」
イリヤ「シロウ!!はい!!」
士郎「イリヤ、ありがとう。すぐに作るからな」
セイバー「シロウ、私もがんばったのですが……」
士郎「わかってるよ。セイバーには特盛にするから」
セイバー「ど、どうも……」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:49:28.37 ID:oynbD4Af0
士郎「―――できたぞ!!」
凛「まってました!!」
セイバー「ペコペコです」
桜「ふふ。どうぞ」
イリヤ「わーい!!」
ライダー「頂きます」
セイバー「私とイリヤスフィールで買ってきたものですから心して食べてください」ムフー
イリヤ「その通り」ムフー
凛「何よ偉そうに」
士郎「そうだな。セイバーもイリヤもお疲れ様」
イリヤ「うん」
セイバー「……」モグモグ
士郎「どうだ?」
セイバー「はい。美味です」
士郎「そっか」
凛「まってました!!」
セイバー「ペコペコです」
桜「ふふ。どうぞ」
イリヤ「わーい!!」
ライダー「頂きます」
セイバー「私とイリヤスフィールで買ってきたものですから心して食べてください」ムフー
イリヤ「その通り」ムフー
凛「何よ偉そうに」
士郎「そうだな。セイバーもイリヤもお疲れ様」
イリヤ「うん」
セイバー「……」モグモグ
士郎「どうだ?」
セイバー「はい。美味です」
士郎「そっか」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:51:39.11 ID:oynbD4Af0
セイバー「シロウ。まだ、カレーはありますか?」
士郎「あるけど。おかわりか?」
セイバー「はい。新しいお皿に盛って下さい」
士郎「なんでさ?」
セイバー「お願いします」
士郎「まぁ、いいけど」
イリヤ「セイバー?」
セイバー「……」
士郎「はい」
セイバー「ラップもお願いします」
凛「なに?デリバリーでもするの?」
イリヤ「あ……もしかして……」
セイバー「イリヤスフィール、行きましょうか」
イリヤ「うん!」
士郎「……?」
士郎「あるけど。おかわりか?」
セイバー「はい。新しいお皿に盛って下さい」
士郎「なんでさ?」
セイバー「お願いします」
士郎「まぁ、いいけど」
イリヤ「セイバー?」
セイバー「……」
士郎「はい」
セイバー「ラップもお願いします」
凛「なに?デリバリーでもするの?」
イリヤ「あ……もしかして……」
セイバー「イリヤスフィール、行きましょうか」
イリヤ「うん!」
士郎「……?」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:54:20.80 ID:oynbD4Af0
夜 公園
ギルガメッシュ「……」
セイバー「ここにいましたか」
ギルガメッシュ「なんだ?」
セイバー「……どうぞ」
ギルガメッシュ「なんだそれは?」
イリヤ「カレー」
ギルガメッシュ「目が腐る。下げろ」
セイバー「そうもいきません。これは貴方のおかげで完成したようなものです」
ギルガメッシュ「お前……」
イリヤ「ここに置いておくから、食べてね」
セイバー「それでは」
ギルガメッシュ「……」
ギルガメッシュ「……」モグモグ
ギルガメッシュ「ふん……まずいな……王の舌には合わん……」モグモグ
ギルガメッシュ「……」
セイバー「ここにいましたか」
ギルガメッシュ「なんだ?」
セイバー「……どうぞ」
ギルガメッシュ「なんだそれは?」
イリヤ「カレー」
ギルガメッシュ「目が腐る。下げろ」
セイバー「そうもいきません。これは貴方のおかげで完成したようなものです」
ギルガメッシュ「お前……」
イリヤ「ここに置いておくから、食べてね」
セイバー「それでは」
ギルガメッシュ「……」
ギルガメッシュ「……」モグモグ
ギルガメッシュ「ふん……まずいな……王の舌には合わん……」モグモグ
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:57:01.04 ID:oynbD4Af0
柳洞寺
アサシン「……現れんか」
アサシン「捨てるか」
キャスター「何をしているのかしら?」
アサシン「ん?なに、ちょっとな」
キャスター「ん?」バッ
アサシン「あ、こら」
キャスター「これ……カレー?」
アサシン「……しらん」
キャスター「どこかで見た気がするけど……」
アサシン「返せ」
キャスター「はいはい」
アサシン「……」
キャスター「サボるんじゃないわよ」
アサシン「分かっている」
アサシン「……現れんか」
アサシン「捨てるか」
キャスター「何をしているのかしら?」
アサシン「ん?なに、ちょっとな」
キャスター「ん?」バッ
アサシン「あ、こら」
キャスター「これ……カレー?」
アサシン「……しらん」
キャスター「どこかで見た気がするけど……」
アサシン「返せ」
キャスター「はいはい」
アサシン「……」
キャスター「サボるんじゃないわよ」
アサシン「分かっている」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 22:59:41.09 ID:oynbD4Af0
アサシン「ふう……」
キャスター「ほれ」
アサシン「っ!?」
キャスター「食べ終わったら、洗って返して」
アサシン「お前……」
キャスター「そう遠まわしで言われても分からないわ。これからは札でも下げてなさい」
アサシン「……」
キャスター「それじゃあ」
アサシン「ふ……」
アサシン「……」モグモグ
アサシン「毒でも入ってるな……」
アサシン「女狐の料理がこんなに美味いわけあるまい……」
アサシン「……」モグモグ
キャスター「ほれ」
アサシン「っ!?」
キャスター「食べ終わったら、洗って返して」
アサシン「お前……」
キャスター「そう遠まわしで言われても分からないわ。これからは札でも下げてなさい」
アサシン「……」
キャスター「それじゃあ」
アサシン「ふ……」
アサシン「……」モグモグ
アサシン「毒でも入ってるな……」
アサシン「女狐の料理がこんなに美味いわけあるまい……」
アサシン「……」モグモグ
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 23:02:47.58 ID:oynbD4Af0
衛宮邸
セイバー「さてと、もう寝ましょうか」
イリヤ「ふわぁ……そうね」ギュゥ
士郎「……」
セイバー「おやすみなさい、シロウ」
イリヤ「おやすみー」
凛「二人で寝るつもりかしら?」
桜「イリヤさんがくっついていましたから、そうじゃないでしょうか?」
ライダー「……」
士郎「よかった。仲良くなったみたいだな」
ライダー「よかったですね、士郎」
士郎「根のほうではきっと相性がいいんだと思う。ただ、素直になれなかっただけで」
凛「家主も大変ね」
士郎「別にそうでもないさ」
桜「ふふ」
セイバー「さてと、もう寝ましょうか」
イリヤ「ふわぁ……そうね」ギュゥ
士郎「……」
セイバー「おやすみなさい、シロウ」
イリヤ「おやすみー」
凛「二人で寝るつもりかしら?」
桜「イリヤさんがくっついていましたから、そうじゃないでしょうか?」
ライダー「……」
士郎「よかった。仲良くなったみたいだな」
ライダー「よかったですね、士郎」
士郎「根のほうではきっと相性がいいんだと思う。ただ、素直になれなかっただけで」
凛「家主も大変ね」
士郎「別にそうでもないさ」
桜「ふふ」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 23:05:49.83 ID:oynbD4Af0
セイバーの部屋
セイバー「すぅ……すぅ……」
イリヤ「うーん……しろ~」ドガァ
セイバー「む……」
イリヤ「むにゃむにゃ……いけぇ……ばーさーかー……」ドガァ
セイバー「……」イラッ
セイバー「……ううーん……」バキィ
イリヤ「いひゃ?!」
セイバー「すぅ……すぅ……」
イリヤ「むぅ……」
イリヤ「ふわぁぁ~」バシィ
セイバー「……っ」
セイバー「えくすかりばぁー」ドンッ
イリヤ「いったぁ!?!?―――セイバー!!!寝相悪い!!!」
セイバー「貴方に言われたくありません!!!」
セイバー「すぅ……すぅ……」
イリヤ「うーん……しろ~」ドガァ
セイバー「む……」
イリヤ「むにゃむにゃ……いけぇ……ばーさーかー……」ドガァ
セイバー「……」イラッ
セイバー「……ううーん……」バキィ
イリヤ「いひゃ?!」
セイバー「すぅ……すぅ……」
イリヤ「むぅ……」
イリヤ「ふわぁぁ~」バシィ
セイバー「……っ」
セイバー「えくすかりばぁー」ドンッ
イリヤ「いったぁ!?!?―――セイバー!!!寝相悪い!!!」
セイバー「貴方に言われたくありません!!!」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/23(木) 23:10:12.73 ID:oynbD4Af0
翌朝
イリヤ「いーっだ!!!」
セイバー「おのれ!!!もう貴女の顔など見たくもない!!」
士郎「なんでさ……」
凛「確かに相性がいいのかもね。喧嘩するほどなんとやら」
桜「朝からやめてくださーい……」オロオロ
ライダー「ふっ……また、買い物に行かせますか?」
イリヤ「セイバーなんてだーいきらい!!」
セイバー「私も貴女のことなど好きになれません!!!」
士郎「おい、二人ともやめろ」
イリヤ「ふんっ!!」プイッ
セイバー「ふんっ」プイッ
士郎「仲良くしてくれよ……」
セイバー「嫌です!!」
イリヤ「やだー!!!」
END
イリヤ「いーっだ!!!」
セイバー「おのれ!!!もう貴女の顔など見たくもない!!」
士郎「なんでさ……」
凛「確かに相性がいいのかもね。喧嘩するほどなんとやら」
桜「朝からやめてくださーい……」オロオロ
ライダー「ふっ……また、買い物に行かせますか?」
イリヤ「セイバーなんてだーいきらい!!」
セイバー「私も貴女のことなど好きになれません!!!」
士郎「おい、二人ともやめろ」
イリヤ「ふんっ!!」プイッ
セイバー「ふんっ」プイッ
士郎「仲良くしてくれよ……」
セイバー「嫌です!!」
イリヤ「やだー!!!」
END
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