1: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 22:50:23.68 ID:RyTaiEAa0
ガチャッ

モバP(以下P)「お、おはようございま……すっと」

ちひろ「おはようございます。なんなんですか、その大きな包みは?」

P「折りたたみ式のベッドです」

ちひろ「……はいぃ?」

P「だからベッドですよ。ようは寝具です」

ちひろ「どうしてそんなものを事務所に?仮眠室がありますよね?」

P「仮眠室はアイドルの皆も使うじゃないですか。それに仮眠室だとすぐに連絡が取れないですし」

ちひろ「まぁ、言いたいことは分かりますけど……」

P「30分くらい横になりたい時に使うだけですから」

ちひろ「そう言う事なら構いませんけど……いや、いいのかしら?」

P「大丈夫大丈夫♪」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405605013

引用元: モバP「事務所に仮眠用のベッドを置いてみた」 



2: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 22:54:48.69 ID:RyTaiEAa0

ケース1 双葉杏・遊佐こずえ(+佐久間まゆ)の場合


3: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 22:57:25.87 ID:RyTaiEAa0
P「ん~~!なんとか書類も片がついたな」

ちひろ「お疲れ様です」

P「30分ほど横になりますので、何かあったらすぐに呼んで下さい」

ちひろ「了解でーす」

P「さて、ちょっと横になるか……ん?」

杏「……んが」Zzz

P「おい待てコラ」

ちひろ「どうしました?」

P「先客がいました」

ちひろ「あらら」


4: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:00:49.53 ID:RyTaiEAa0
P「よいしょっと」ズイッ

杏「んごっ」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん?一体何を?」

P「杏なら端に寄せれば問題ないかと」

ちひろ「いやいや、ダメでしょう!」

P「だって杏ですよ?」

ちひろ「えぇ~」

P「それではおやすみなさい」

5分後

こずえ「……ぷろでゅーさー」ユサユサ

P「……ん?こずえか。どうした?」

こずえ「こずえもー…いっしょにおひるね…するのぉー」

P「え、でも狭いぞ?」

こずえ「いいよぉー…?」

P「んじゃ好きにしなさい」

こずえ「……わかったー」モゾモゾ

ちひろ(もう好きにしたらいい……)


5: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:04:33.75 ID:RyTaiEAa0
さらに10分後

杏「……んぐぅ」Zzz

P「ふひゅぅ……」Zzz

こずえ「……んにゅ」Zzz

まゆ「……うふっ」ヒョコッ

ちひろ「ま、まゆちゃん!?こ、これには事情があるのよ!?」

まゆ「……」カシャッ

ちひろ「カシャ?」

まゆ「見て下さいちひろさん……小の字」ウフッ

ちひろ「あぁ、確かにこの3人だと川って言うよりは小みたいね。って、怒らないの?」

まゆ「なんでですかぁ?」

ちひろ「なんでって、プロデューサーさんが他の子と寝てるのよ?文字通り」

まゆ「だって、杏ちゃんとこずえちゃんですよぉ?」

ちひろ「ま、まぁまゆちゃんが良いなら構わないけど……(年上でも杏“ちゃん”なんだ)」

まゆ「……プロデューサーさんの寝顔。うふふふふふぅ」

ちひろ(放っておこう)

6: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:05:21.16 ID:RyTaiEAa0

ケース2 川島瑞樹・三船美優・和久井留美の場合


7: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:10:03.14 ID:RyTaiEAa0
P「……ふぬぁ」Zzz

美優「あら、プロデューサーさんったら毛布が肌蹴てる」

美優「……可愛い寝顔」

美優(少しくらい、いいわよね?)ソッ

留美「ダメに決まってるでしょう?」

瑞樹「気持ちはわかるわ。でも抜け駆けはダメよ?」

美優「っ!?」

瑞樹「こっそり添い寝しようとするなんて、意外と大胆じゃない」

美優「そ、そういうつもりじゃ」

留美「ならどういうつもりだったのかしら?」

美優「し、シーツが寄っていないか確認しようかと……」

瑞樹「別に私たちは添い寝をするのが悪いって言ってる訳じゃないの。抜け駆けはダメ、ってだけの話よ」

美優「え?」

10: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:15:42.75 ID:RyTaiEAa0
留美「そうね、ここは公平にじゃんけんと行きましょうか」

瑞樹「あら、ここは年上に順番を譲るものじゃないかしら?」

留美「あら、普段は年齢のことを気にしてるのに都合が良すぎない?」

美優「そ、それなら私が最初に見つけたんですから私が一番で……」

P「あのー」

瑞樹「仕方ないわね、なら最初は美優でいいわ。でも次は譲らないわよ」

留美「勝手に決めないでくれる?」

P「おーい」

瑞樹「ちょっと黙っててくれな……プロデューサー?」

11: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:20:12.63 ID:RyTaiEAa0
P「いい歳した大人が3人もで何をやってるんですか」

留美「お、起きてたの?」

P「そばで騒がれたら嫌でも起きますよ」

美優「すみません……」

P「どいて下さい。もう起きますから」

瑞樹(あーあ、起きちゃったか。でも)

留美(今ならまだ温もりが残ってる)

美優(2人とも、同じことを考えてる……)

「「「……」」」ゴゴゴゴゴゴゴ

ちひろ「止めなくていいんですか?」

P「ほっとけばいいんですよ」


12: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:21:05.55 ID:RyTaiEAa0

ケース3 城ヶ﨑美嘉・莉嘉の場合


13: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:25:33.66 ID:RyTaiEAa0
P「あー、やっぱすぐ横になれると思うと楽だわー」

美嘉「あ、プロデューサーまた寝てるの?」

P「んー?まぁな。と言ってもすぐに仕事に戻るけど」

美嘉「ふーん」

P「なぁ美嘉」

美嘉「何?」

P「プロデューサーのここ、空いてますよ(某春日風に)」

美嘉「な、なななななな!?」

P(やっぱ美嘉はからかうと面白いなぁ)

美嘉「そそ、そういうのは、ま、まだ早いんじゃないかにゃっ!?」

14: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:30:19.63 ID:RyTaiEAa0
P(噛んだ……)

ちひろ(あらやだ可愛い)

P「じゃあやめとく?」

美嘉「えっ!?ぷ、プロデューしゃーが寝れないって言うなら、すすす、少しくらい添い寝してあげてもいい、いいよ?わ、私お姉ちゃんだし!?」

P「おい落ち着けカリスマギャル」

美嘉「じ、じゃあ失r「Pくーんっ!!」ピョンッ

グリュッ

P「$%&(‘)({`?*△□§♬➶や&$e%rtg(‘h!!!!???」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん!?」ガタッ


16: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:34:50.50 ID:RyTaiEAa0
莉嘉「あ、ゴメーン☆痛かった?」

美嘉「莉嘉!いいからどきなさい!!」

莉嘉「はーい。あ、お腹に膝が当たっちゃってたんだね☆」

ちひろ「莉嘉ちゃん、そこはお腹じゃなくてね?」

P「ア、アガガガガアガガガガガアッガアガガガ」

美嘉「え?『男に生理の辛さがわからないように、この痛みはお前らにはわからない』?ぷ、プロデューサー。病院行く?」

P「い゛、い゙い゙」フルフル

10分後

P「ふーっ、ふーっ」

莉嘉「Pくん、本当にゴメンね?」

18: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:39:10.71 ID:RyTaiEAa0
P「あ、あぁ。危ないからもうしちゃダメだぞ?」

美嘉「アタシからも謝るよ。ごめんなさい」

P「もういいよ。一応近いうちに病院は行くけどさ」

ちひろ「行くときは予め連絡して下さい。有給扱いにしておきますから」

P「ありがとうございます」

美嘉「も、もしなんだけどさ……」

P「ん?」

美嘉「もし、そのー、ダメになっちゃってたらさ。アタシが責任とってあげるから!」

ちひろ(あら大胆)

19: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:42:55.76 ID:RyTaiEAa0
P「ダメになってる事前提で話しないでくれよ」

美嘉「あ、そういう意味じゃ無いんだよ!?もしもの話だから!!……まぁアタシはプロデューサーと一緒にいれるなら」ゴニョゴニョ

莉嘉「えーっ!だったらアタシが責任取るー!だから安心してね、Pくん♪」

P「あ、あはは」

美嘉「アンタ反省してるの!?」

莉嘉「し、してるよー!」

ちひろ(一件落着、かしら?)

21: ◆oCJZGVXoGI 2014/07/17(木) 23:47:01.33 ID:RyTaiEAa0
数日後

P「検査の結果、無事でした」

ちひろ「良かったですね」

P「……所で、アレなんですけど」

ちひろ「アレ?」

志希「ハスハスハスハスハスハス♪」

P「撤去した方がいいですかね?」

ちひろ「プロデューサーさんの思うように」


その後、折りたたみベッドはほぼ杏&こずえ専用になったとかならなかったとか

おしまい