5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 09:26:17.81 ID:qLMXBF2j0
佐々木「キョン、結婚をしよう」
キョン「・・・・・・ん?」
佐々木「僕と結婚するんだよ」
キョン「ん?・・・ん?」
佐々木「君と、僕が、結婚するんだ。キョン」
キョン「・・・・・・・・・・・・ん?」
キョン「・・・・・・ん?」
佐々木「僕と結婚するんだよ」
キョン「ん?・・・ん?」
佐々木「君と、僕が、結婚するんだ。キョン」
キョン「・・・・・・・・・・・・ん?」
引用元: ・佐々木「キョン、ここにサインを頼む」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 09:30:03.11 ID:qLMXBF2j0
佐々木「君と僕もそろそろ親友という枠を乗り越える時期だと思うんだ」
キョン「ん?ん?」
佐々木「この先きっとお互いが、人生を共に歩むパートナーが必要になるよね?」
キョン「ん?」
佐々木「キョン、僕と結婚しようよ」
キョン「・・・ん?」
キョン「ん?ん?」
佐々木「この先きっとお互いが、人生を共に歩むパートナーが必要になるよね?」
キョン「ん?」
佐々木「キョン、僕と結婚しようよ」
キョン「・・・ん?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 09:35:35.59 ID:qLMXBF2j0
佐々木「キョン、君は僕のこと嫌いじゃないだろ?」
キョン「んん」
佐々木「それでじゅうぶんじゃないか」
キョン「んん?」
佐々木「さ、ここに名前とハンコを」サッ
キョン「・・・んん?」
キョン「んん」
佐々木「それでじゅうぶんじゃないか」
キョン「んん?」
佐々木「さ、ここに名前とハンコを」サッ
キョン「・・・んん?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 09:40:59.79 ID:qLMXBF2j0
佐々木「おっと、話が急すぎたかな?」くつくつ
キョン「んん、んん」
佐々木「ふふっ、キョンが動揺するのも無理ないか」くつくつ
キョン「んん!」
佐々木「じゃあ婚姻届の前に式場の話からしようか?」
キョン「ん!?」
キョン「んん、んん」
佐々木「ふふっ、キョンが動揺するのも無理ないか」くつくつ
キョン「んん!」
佐々木「じゃあ婚姻届の前に式場の話からしようか?」
キョン「ん!?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 09:48:21.13 ID:qLMXBF2j0
佐々木「あれ?結婚旅行の計画が先の方が良かったかい?」
キョン「んん!?」
佐々木「でもそれだと今度は君の方が話が早いよ」くつくつ
キョン「んー!」
佐々木「あはは、ゆっくり決めていこうか?」
キョン「んん!んー!?」
キョン「んん!?」
佐々木「でもそれだと今度は君の方が話が早いよ」くつくつ
キョン「んー!」
佐々木「あはは、ゆっくり決めていこうか?」
キョン「んん!んー!?」
17: ◆WOzlYvh7m2 2011/11/05(土) 09:49:34.15 ID:qLMXBF2j0
こうしてふたりは行方不明になった
終わり
終わり
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 10:27:45.05 ID:YAY8/+pA0
佐々木「キョン、ここにサインを頼む」 スッ
キョン「ん? ああ」 さらさらさら…
佐々木(よく読みもせず……軽率すぎるよ、キョン)くつくつ
佐々木「ここに判子もおねがい」
キョン「おう」 ぽん
佐々木「……」くつくつ
キョン「どうした?」
佐々木「書類の類はしっかり目を通そうね、キョン。きみはぼくにはめられたんだよ」くつくつ
佐々木「それは婚姻届さ。これで晴れてぼくときみは夫婦となったんだ!」
キョン「知ってるが」
佐々木「そうか、知って……え?」
キョン「全部わかった上でサインしたんだぞ」
佐々木「え、それどういう……あ……えぇ!?」カァァ…
キョン「結婚しよう」
佐々木「……は、はい……」
キョン「ん? ああ」 さらさらさら…
佐々木(よく読みもせず……軽率すぎるよ、キョン)くつくつ
佐々木「ここに判子もおねがい」
キョン「おう」 ぽん
佐々木「……」くつくつ
キョン「どうした?」
佐々木「書類の類はしっかり目を通そうね、キョン。きみはぼくにはめられたんだよ」くつくつ
佐々木「それは婚姻届さ。これで晴れてぼくときみは夫婦となったんだ!」
キョン「知ってるが」
佐々木「そうか、知って……え?」
キョン「全部わかった上でサインしたんだぞ」
佐々木「え、それどういう……あ……えぇ!?」カァァ…
キョン「結婚しよう」
佐々木「……は、はい……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 11:24:39.02 ID:YAY8/+pA0
佐々木「……」ぽー…
キョン「佐々木?」
佐々木「……ちょっと御手洗い……」
ジャー… バシャバシャ
佐々木「ふぅっ」 キリッ
佐々木「……」
キョン「……」
佐々木(……あれ? 夢じゃない?)
佐々木「キョ、キョンッ」
キョン「なんだ」
佐々木「ぼくの頬をつねってくれないかっ!」
キョン「こうか?」 ぷにぷに
佐々木(あ、気持ちいい……え? 夢じゃない!?)
キョン(やわらけえ……) ぷにぷに
キョン「佐々木?」
佐々木「……ちょっと御手洗い……」
ジャー… バシャバシャ
佐々木「ふぅっ」 キリッ
佐々木「……」
キョン「……」
佐々木(……あれ? 夢じゃない?)
佐々木「キョ、キョンッ」
キョン「なんだ」
佐々木「ぼくの頬をつねってくれないかっ!」
キョン「こうか?」 ぷにぷに
佐々木(あ、気持ちいい……え? 夢じゃない!?)
キョン(やわらけえ……) ぷにぷに
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 11:41:50.56 ID:YAY8/+pA0
佐々木(夢じゃないってことはぼくとキョンは夫婦ってことで……え?)
佐々木「なんでっ!?」
キョン「な、何がだ」
佐々木「なんでサインしてくれたんだ!?」
キョン「なんでって……おまえと結婚したいからに決まってるだろう」
佐々木「なんで結婚したいの!?」
キョン「それはおまえのことが、その……好きだから……」
佐々木「……」
佐々木「……!? え? え!?」
キョン「……」
佐々木「お、御手洗い行ってくるっ」
キョン「落ち着けっ」 ぐいっ
佐々木「ぎゃんっ」 すてーん
佐々木「なんでっ!?」
キョン「な、何がだ」
佐々木「なんでサインしてくれたんだ!?」
キョン「なんでって……おまえと結婚したいからに決まってるだろう」
佐々木「なんで結婚したいの!?」
キョン「それはおまえのことが、その……好きだから……」
佐々木「……」
佐々木「……!? え? え!?」
キョン「……」
佐々木「お、御手洗い行ってくるっ」
キョン「落ち着けっ」 ぐいっ
佐々木「ぎゃんっ」 すてーん
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 11:55:51.05 ID:YAY8/+pA0
キョン「す、すまん。怪我とかないか?」
佐々木「……なんで……」
キョン「今度はなんだよ」
佐々木「だって、色々順序飛ばしてるのに……ぼくたち恋人ですらなかったのに……」
キョン「え? おれたち恋人じゃなかったのか?」
佐々木「え?」
キョン「最近いつもいっしょにいるから、すっかりその気でいたんだが……」
佐々木「だ、だってキ、キスとかしたことないし……手をつないだことすら……」
キョン「……」
佐々木「だからぼくは、きみにとってはただの友人だろうって、ずっと……」
ちゅっ
佐々木「……」
キョン「……」 ちゅー…
佐々木「……!? ……!」
佐々木「……なんで……」
キョン「今度はなんだよ」
佐々木「だって、色々順序飛ばしてるのに……ぼくたち恋人ですらなかったのに……」
キョン「え? おれたち恋人じゃなかったのか?」
佐々木「え?」
キョン「最近いつもいっしょにいるから、すっかりその気でいたんだが……」
佐々木「だ、だってキ、キスとかしたことないし……手をつないだことすら……」
キョン「……」
佐々木「だからぼくは、きみにとってはただの友人だろうって、ずっと……」
ちゅっ
佐々木「……」
キョン「……」 ちゅー…
佐々木「……!? ……!」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 12:14:15.14 ID:YAY8/+pA0
佐々木「ぷはっ……はぁ……はぁ……キョン……」
キョン「ずっと不安にさせてたんだな。ごめん」 ぎゅっ
佐々木「あっ」
キョン「おまえのことが大好きなんだ。おれと結婚してくれ」
佐々木「はい。……はいっ」 ぎゅっ
キョン「婚姻届書、今からいっしょに届けに行くか」
佐々木「うんっ」
キョン「……」 てくてく
佐々木「……」 とことこ
キョン「……手」 すっ
佐々木「あ……うん」 ぎゅっ
キョン「……少し恥ずかしいな」
佐々木「そうだね。でも、ずっとこうしていたいよ」
キョン「ずっと不安にさせてたんだな。ごめん」 ぎゅっ
佐々木「あっ」
キョン「おまえのことが大好きなんだ。おれと結婚してくれ」
佐々木「はい。……はいっ」 ぎゅっ
キョン「婚姻届書、今からいっしょに届けに行くか」
佐々木「うんっ」
キョン「……」 てくてく
佐々木「……」 とことこ
キョン「……手」 すっ
佐々木「あ……うん」 ぎゅっ
キョン「……少し恥ずかしいな」
佐々木「そうだね。でも、ずっとこうしていたいよ」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 12:26:29.58 ID:YAY8/+pA0
役所
キョン「そろそろ順番だな」
佐々木「うん」
キョン「本当に姓はおれのでいいのか? 別におれは佐々木姓になっても……」
佐々木「いいんだ。きみの姓が欲しい……ずっと欲しかった」
キョン「佐々木……」
佐々木「……もう、佐々木じゃなくなるよ。これからは……」
キョン「ああ。愛してる、 」
おわり
キョン「そろそろ順番だな」
佐々木「うん」
キョン「本当に姓はおれのでいいのか? 別におれは佐々木姓になっても……」
佐々木「いいんだ。きみの姓が欲しい……ずっと欲しかった」
キョン「佐々木……」
佐々木「……もう、佐々木じゃなくなるよ。これからは……」
キョン「ああ。愛してる、 」
おわり
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 13:02:03.71 ID:ybaNtVId0
キョン「サインするのは構わんが、どうしてサイン欄以外を見せては貰えんか?佐々木よ」
佐々木「それは出来ない相談だよ」
キョン「だが、実態を知らない物にサインするのは流石に軽率じゃないか?」
佐々木「くっくっくっ、そうかも知れないな。だけど、今回だけは僕を信じてくれないかい、親友としてさ」
佐々木「それは出来ない相談だよ」
キョン「だが、実態を知らない物にサインするのは流石に軽率じゃないか?」
佐々木「くっくっくっ、そうかも知れないな。だけど、今回だけは僕を信じてくれないかい、親友としてさ」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 13:30:57.78 ID:ybaNtVId0
キョン「サインするのは構わんが、サイン欄以外を見せては貰えんか?佐々木よ」
佐々木「それは出来ない相談だよ」
キョン「だが、実態を知らない物にサインするのは流石に軽率じゃないか?」
佐々木「くっくっくっ、そうかも知れないな。だけど、今回だけは僕を信じてくれないかい、親友としてさ」
キョン「例えばだ、こいつが借用書の保証人の欄だったとしたら俺はサインする訳にはいかないだろ」
佐々木「キョン、保証しよう。ここにサインして君が損害を被る事は無い。寧ろこの欄にサインしてくれたら、僕達の仲はより素晴らしい物になるだろう。僕はこれを二人の乗り越えるべき試練の一つだと思ってる」
キョン「それなら、なおさら俺も見たいな。お前だけに負担をかける訳にはいかない」
佐々木「それは出来ない相談だよ」
キョン「だが、実態を知らない物にサインするのは流石に軽率じゃないか?」
佐々木「くっくっくっ、そうかも知れないな。だけど、今回だけは僕を信じてくれないかい、親友としてさ」
キョン「例えばだ、こいつが借用書の保証人の欄だったとしたら俺はサインする訳にはいかないだろ」
佐々木「キョン、保証しよう。ここにサインして君が損害を被る事は無い。寧ろこの欄にサインしてくれたら、僕達の仲はより素晴らしい物になるだろう。僕はこれを二人の乗り越えるべき試練の一つだと思ってる」
キョン「それなら、なおさら俺も見たいな。お前だけに負担をかける訳にはいかない」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 13:46:48.06 ID:ybaNtVId0
佐々木「い、いや、それはダメだ。とにかく見せる訳にはいかないんだ。理由も聞かないで欲しい。後でしっかり説明するから」
キョン「しかしなぁ」
佐々木「ダメかい」ウルウル
\キョンク~ン ハサミカシテ~!/バタン!!
キョン妹「あぁ~キョンくんお姉ちゃん泣かした~」
キョン「こ、これは違うんだ妹よ」
キョン妹「どうして泣いてるの?キョンくんがイジワルしたの?」
佐々木「ちょっとお姉ちゃんが無理なお願いをしちゃったの。キョンは悪くないんのよ。ゴメンね」
キョン妹「キョンくんだめだよ。聞いてあげなよ~」
キョン「しかしだな………」
キョン妹「キョンくん!!」
キョン「しかしなぁ」
佐々木「ダメかい」ウルウル
\キョンク~ン ハサミカシテ~!/バタン!!
キョン妹「あぁ~キョンくんお姉ちゃん泣かした~」
キョン「こ、これは違うんだ妹よ」
キョン妹「どうして泣いてるの?キョンくんがイジワルしたの?」
佐々木「ちょっとお姉ちゃんが無理なお願いをしちゃったの。キョンは悪くないんのよ。ゴメンね」
キョン妹「キョンくんだめだよ。聞いてあげなよ~」
キョン「しかしだな………」
キョン妹「キョンくん!!」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 14:00:24.09 ID:ybaNtVId0
キョン「分かったよ、俺が悪かった。佐々木よここに書けばいいんだな」
佐々木「あ、あぁ、フルネームで頼むよ。間違えないようにしっかりね」
キョン妹「キョンくんお姉ちゃん泣かしちゃだめだよ。じゃーねー」バタン
佐々木「妹さんは元気いっぱいだね。それに素直だ」
キョン「全くだ。たまに本当に俺の妹か疑問に思うよ。それと、書いたがこれでいいか?」
佐々木「大丈夫だ。それでは、ここに印鑑を………」
キョン「おい、どうしてお前がそれをもっているんだ」
佐々木「先ほど君がお茶を取りに行った時に少し探したらすぐ見つかったよ、机の引き出しというのは少し分かりやすすぎだ」
キョン「まさか、漁るやつがいるとは思わなかったからな」
佐々木「悪いとは思ったけど必要な事だったんだ、済まない」
佐々木「あ、あぁ、フルネームで頼むよ。間違えないようにしっかりね」
キョン妹「キョンくんお姉ちゃん泣かしちゃだめだよ。じゃーねー」バタン
佐々木「妹さんは元気いっぱいだね。それに素直だ」
キョン「全くだ。たまに本当に俺の妹か疑問に思うよ。それと、書いたがこれでいいか?」
佐々木「大丈夫だ。それでは、ここに印鑑を………」
キョン「おい、どうしてお前がそれをもっているんだ」
佐々木「先ほど君がお茶を取りに行った時に少し探したらすぐ見つかったよ、机の引き出しというのは少し分かりやすすぎだ」
キョン「まさか、漁るやつがいるとは思わなかったからな」
佐々木「悪いとは思ったけど必要な事だったんだ、済まない」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 14:09:02.24 ID:ybaNtVId0
キョン「ここまでくれば、もうどうにでもなれ。信用してるからな、佐々木。頼んだぞ」
佐々木「キミの全面的な信用とは嬉しいよ、キョン。では、市役所に行こうか」
キョン「市役所?何をするつもりだ?」
佐々木「書類は作ったら然るべき場所に提出しないと効果を発揮しないんだよ」クックック
キョン「仕方ないな。少し距離があるから自転車で行くか。佐々木は後ろに乗ってくれ」
佐々木「キミの全面的な信用とは嬉しいよ、キョン。では、市役所に行こうか」
キョン「市役所?何をするつもりだ?」
佐々木「書類は作ったら然るべき場所に提出しないと効果を発揮しないんだよ」クックック
キョン「仕方ないな。少し距離があるから自転車で行くか。佐々木は後ろに乗ってくれ」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 14:23:46.37 ID:ybaNtVId0
~on 自転車~
佐々木「懐かしいね。こうやって君の後ろに乗っているの中学生の頃を思い出すよ」
キョン「そうだな、親友と呼び合える仲になったのはこいつが理由の一つだろうな」
佐々木「それでだ、キョン。思うのだが僕達のつき合いも十分長い、変化のない関係を維持し続けていて良いのだろうか。僕はこのまま燻っているべきではないと思うんだ」
キョン「俺は別にこのままでもいいんだが、お前が言うのだからそれなりにそうなんだろう」
佐々木「あぁ、僕もだいぶ悩んだよ。でも僕達は次のステップに進むべきだと結論付けたんだ」
キョン「それが、さっきのサインなのか。一体何の書類なんだ?」
佐々木「僕はね、親友の次のステップは夫婦だと思うんだ」
おわれ
佐々木「懐かしいね。こうやって君の後ろに乗っているの中学生の頃を思い出すよ」
キョン「そうだな、親友と呼び合える仲になったのはこいつが理由の一つだろうな」
佐々木「それでだ、キョン。思うのだが僕達のつき合いも十分長い、変化のない関係を維持し続けていて良いのだろうか。僕はこのまま燻っているべきではないと思うんだ」
キョン「俺は別にこのままでもいいんだが、お前が言うのだからそれなりにそうなんだろう」
佐々木「あぁ、僕もだいぶ悩んだよ。でも僕達は次のステップに進むべきだと結論付けたんだ」
キョン「それが、さっきのサインなのか。一体何の書類なんだ?」
佐々木「僕はね、親友の次のステップは夫婦だと思うんだ」
おわれ
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 15:01:06.59 ID:ybaNtVId0
そこまで言われたら、せっかくなので少しだけ続けます
少しだけですがね
キョン「性別の問題とか色々あるが、妥当ではあるな。しかし、それが今回の件とどう関係するのか分からん」
佐々木「………。」
佐々木「君の鈍感さを少し見くびっていたようだ。まさか、ここまでとは。
オノ・ヨーコは世界に間違った日本のイメージを植え付けたとは言うが君が有名に、ないとは思うが、なったとしたらそれはそれで新たな日本の偏見を生みそうだよ」クックック
キョン「おいおい、そこまで言うか?周りは少々変わったやつが多いが、俺は何の変哲もない普通の高校生だぞ」
少しだけですがね
キョン「性別の問題とか色々あるが、妥当ではあるな。しかし、それが今回の件とどう関係するのか分からん」
佐々木「………。」
佐々木「君の鈍感さを少し見くびっていたようだ。まさか、ここまでとは。
オノ・ヨーコは世界に間違った日本のイメージを植え付けたとは言うが君が有名に、ないとは思うが、なったとしたらそれはそれで新たな日本の偏見を生みそうだよ」クックック
キョン「おいおい、そこまで言うか?周りは少々変わったやつが多いが、俺は何の変哲もない普通の高校生だぞ」
93: まさか彼女すらいないのに婚姻届の事を調べる事になるとは思わなかった 2011/11/05(土) 15:10:28.26 ID:ybaNtVId0
佐々木「長いつき合いなんだ。それくらい知っているさ。だからこそ君の魅力も分かっているし、
君が今日18歳の誕生日なのも知ってたんだ。今日のこれも実はサプライズなのさ」
キョン「あぁ、そうだったのか。それは嬉しいが、もう言っても良かったのか?」
佐々木「構わないよ。サインをして捺印した時点で殆ど達成だったんだ。実はもう、親御さんには承諾を得てるんだ。本当はわざわざ君と一緒に行かなくても良かったのさ。それに君はまだ、分かってないのだろう?」
キョン「俺以外はみんな知っていた、という訳か。まぁ確かにまだ分かってない。だが、こんな事をされると今度のお前の18歳の誕生日に何かしなくてはな」
佐々木「大丈夫さ、貰いたい物ももう決まってる」
キョン「あまり、値段の高い物はやめてくれよ」
佐々木「一生に一度なんだ、多少値段が高くても許して欲しいな」
キョン「やれやれ、ほら市役所に着いたぞ」
君が今日18歳の誕生日なのも知ってたんだ。今日のこれも実はサプライズなのさ」
キョン「あぁ、そうだったのか。それは嬉しいが、もう言っても良かったのか?」
佐々木「構わないよ。サインをして捺印した時点で殆ど達成だったんだ。実はもう、親御さんには承諾を得てるんだ。本当はわざわざ君と一緒に行かなくても良かったのさ。それに君はまだ、分かってないのだろう?」
キョン「俺以外はみんな知っていた、という訳か。まぁ確かにまだ分かってない。だが、こんな事をされると今度のお前の18歳の誕生日に何かしなくてはな」
佐々木「大丈夫さ、貰いたい物ももう決まってる」
キョン「あまり、値段の高い物はやめてくれよ」
佐々木「一生に一度なんだ、多少値段が高くても許して欲しいな」
キョン「やれやれ、ほら市役所に着いたぞ」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 15:20:29.87 ID:ybaNtVId0
~市役所~
俺「確かに受理しました。おめでとうございます(クソ、リア充め)」
佐々木「それでは、行こうかキョン」
キョン「もう夕方になっちまったぞ。帰るんじゃないのか?」
佐々木「流石にそれじゃあ味気ないだろう。夕方になってお腹も空いているのだろう。夕食を共にしよう。その時に今日の事を説明するつもりさ」
キョン「ようやく種明かしって事か。じゃあ駅前でいいか?」
佐々木「いや、そっちじゃないんだ。もうレストランは予約してある」
キョン「これもサプライズってやつか。嬉しいが、少し恥ずかしいな」
佐々木「僕が案内するからその通りに行ってくれ」
キョン「わかった。腹が減り始めた所だ、自転車を漕いでいる内に空腹感もちょうど良くなるだろう」
俺「確かに受理しました。おめでとうございます(クソ、リア充め)」
佐々木「それでは、行こうかキョン」
キョン「もう夕方になっちまったぞ。帰るんじゃないのか?」
佐々木「流石にそれじゃあ味気ないだろう。夕方になってお腹も空いているのだろう。夕食を共にしよう。その時に今日の事を説明するつもりさ」
キョン「ようやく種明かしって事か。じゃあ駅前でいいか?」
佐々木「いや、そっちじゃないんだ。もうレストランは予約してある」
キョン「これもサプライズってやつか。嬉しいが、少し恥ずかしいな」
佐々木「僕が案内するからその通りに行ってくれ」
キョン「わかった。腹が減り始めた所だ、自転車を漕いでいる内に空腹感もちょうど良くなるだろう」
97: 展開に無理がある?えっ?聞こえないな 2011/11/05(土) 15:30:43.77 ID:ybaNtVId0
~レストラン~
キョン「」
佐々木「どうしたんだい?突然固まるだなんて」
キョン「俺はそこまで金を持ってきてないぞ。それによくわからんがドレスコードってのがあるんじゃないか?お前は大丈夫だが、俺は駄目そうだぞ」
佐々木「くっくっく。大丈夫さ。意外とこういうのは甘い物なんだ。君は襟のある服を着てるし、ジーンズでもない。それに僕が持ってきたこのプレゼントのネクタイを着ければ完璧さ」
キョン「なんと手回しの良いことか………」
佐々木「さぁ、これでいいだろう」
キョン「ええぃ、もうヤケクソだ。行くぞ、佐々木」
キョン「」
佐々木「どうしたんだい?突然固まるだなんて」
キョン「俺はそこまで金を持ってきてないぞ。それによくわからんがドレスコードってのがあるんじゃないか?お前は大丈夫だが、俺は駄目そうだぞ」
佐々木「くっくっく。大丈夫さ。意外とこういうのは甘い物なんだ。君は襟のある服を着てるし、ジーンズでもない。それに僕が持ってきたこのプレゼントのネクタイを着ければ完璧さ」
キョン「なんと手回しの良いことか………」
佐々木「さぁ、これでいいだろう」
キョン「ええぃ、もうヤケクソだ。行くぞ、佐々木」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 15:39:53.04 ID:ybaNtVId0
~レストランの中~
俺「いらっしゃいませ。ご予約の方ですか」
佐々木「あぁ、佐々木で予約してある」
俺「ご予約の佐々木様ですか。ご案内いたします(氏ね、リア充め)」
キョン「あぁ、それとボーイさんお尋ねしたいことが………」
俺「いらっしゃいませ。ご予約の方ですか」
佐々木「あぁ、佐々木で予約してある」
俺「ご予約の佐々木様ですか。ご案内いたします(氏ね、リア充め)」
キョン「あぁ、それとボーイさんお尋ねしたいことが………」
101: 俺は俺であって俺ではないのです 2011/11/05(土) 15:46:26.98 ID:ybaNtVId0
なんか高そうなメシ
佐々木「ーーーーー。」
キョン「だが、ーーーーー。」
佐々木「いや、ーーーーー。だから林檎社は世界に市場を広げる事が出来たって訳さ」
キョン「なる程な」
佐々木「そういえば、さっきボーイさんと何を話していたのかい?」
キョン「いや、ちょっとな。それよりそろそろ説明して貰いたいのだが」
佐々木「あぁ、そうだったね。………」
キョン「どうしたんだ?急に黙り込んで」
佐々木「最初に謝らなくちゃいけないんだ、キョン。僕は君の鈍感さを利用して、君を騙した。
だが、許して欲しい。僕は、その………」
佐々木「君の事が好きなんだ!!!」
佐々木「ーーーーー。」
キョン「だが、ーーーーー。」
佐々木「いや、ーーーーー。だから林檎社は世界に市場を広げる事が出来たって訳さ」
キョン「なる程な」
佐々木「そういえば、さっきボーイさんと何を話していたのかい?」
キョン「いや、ちょっとな。それよりそろそろ説明して貰いたいのだが」
佐々木「あぁ、そうだったね。………」
キョン「どうしたんだ?急に黙り込んで」
佐々木「最初に謝らなくちゃいけないんだ、キョン。僕は君の鈍感さを利用して、君を騙した。
だが、許して欲しい。僕は、その………」
佐々木「君の事が好きなんだ!!!」
104: >>1ではないです 2011/11/05(土) 15:53:13.71 ID:ybaNtVId0
キョン「…どうゆうことだ?」
佐々木「僕は昔『恋愛なんて精神病だ』なんて言ってたが、皮肉にもその病にかかってしまったようなんだ。それに、いくら時間が経っても良くなる様子もない。
いや、寧ろ悪化する一方なんだ。それなのに、君の周りには沢山の魅力ある女性がいて。
…君が他の女性に取られるのが怖かったんだ。嫉妬というやつだよ。そんな人に君を取られない為に僕は君を騙したんだ。」
佐々木「あれは、婚姻届というやつなんだ」
キョン「あぁ、知っていたさ」
佐々木「僕は昔『恋愛なんて精神病だ』なんて言ってたが、皮肉にもその病にかかってしまったようなんだ。それに、いくら時間が経っても良くなる様子もない。
いや、寧ろ悪化する一方なんだ。それなのに、君の周りには沢山の魅力ある女性がいて。
…君が他の女性に取られるのが怖かったんだ。嫉妬というやつだよ。そんな人に君を取られない為に僕は君を騙したんだ。」
佐々木「あれは、婚姻届というやつなんだ」
キョン「あぁ、知っていたさ」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/05(土) 16:03:53.72 ID:ybaNtVId0
佐々木「えっ」
キョン「市役所に提出する時にチラッと見えてな。別に止める理由もないからな。そのままにした」
佐々木「嫌じゃないのかい!?」
キョン「そんな事あるわけないだろ。お前は俺の大切な親友。いや、今は妻だろう」
佐々木「キョン!」
俺「食後の飲み物でございます」
佐々木「あぁ、ありがとう。でも、………なんだいこれは?」
キョン「結婚には指輪が付き物だろ。ちょっと早いが誕生日プレゼントってやつさ」
佐々木「いつ!?どこで!?準備してたのさ!?」
キョン「妹が部屋に来てただろ。あの時ハンガーに掛かってた上着に入れて行ったみたいだ。お袋のお下がりのようだが、俺が稼ぐ用になるまではそいつで我慢してくれ」
佐々木「我慢だなんて、そんな。やっぱり君は最高だよ!大好きだよ!キョン」
キョン「あぁ、俺も好きだよ。佐々木。いやもう違うな。大好きだぞーーー。」
終わり
キョン「市役所に提出する時にチラッと見えてな。別に止める理由もないからな。そのままにした」
佐々木「嫌じゃないのかい!?」
キョン「そんな事あるわけないだろ。お前は俺の大切な親友。いや、今は妻だろう」
佐々木「キョン!」
俺「食後の飲み物でございます」
佐々木「あぁ、ありがとう。でも、………なんだいこれは?」
キョン「結婚には指輪が付き物だろ。ちょっと早いが誕生日プレゼントってやつさ」
佐々木「いつ!?どこで!?準備してたのさ!?」
キョン「妹が部屋に来てただろ。あの時ハンガーに掛かってた上着に入れて行ったみたいだ。お袋のお下がりのようだが、俺が稼ぐ用になるまではそいつで我慢してくれ」
佐々木「我慢だなんて、そんな。やっぱり君は最高だよ!大好きだよ!キョン」
キョン「あぁ、俺も好きだよ。佐々木。いやもう違うな。大好きだぞーーー。」
終わり
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