1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:18:11.20 ID:1H6TlWdo0
俺「・・・・・・」

妹「・・・・・・りー」(白目)

俺「・・・何それ」

妹「何が?」(白目)

俺「目」

妹「め?」(白目)

俺「目だよ目、アイ、ここ」

妹「やーだー、お兄ちゃん愛って///」(白目)

俺(駄目だコイツ)

引用元: 俺「ただいまー」 妹(白目)母(白目)父(白目) 




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:20:04.30 ID:1H6TlWdo0
俺「おーいかーちゃん、妹のやつ何で白・・・・・・」

母「あら、久々にご帰宅のようね」(白目)

俺「アンタもかよ・・・・・・」

母「ねーえ、おとーさーん!俺君が帰ってきたわよー!!」(白目)

俺「何で白目なん?」

母「さっきお父さん帰ってきたのよー」(白目)

俺「いや何で白」

父「お、帰ってきたのか」(白目)

俺「アンタもかよ!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:23:12.42 ID:1H6TlWdo0
母「何がかしら」(白目)

父「アンタって言われたがな」(白目)

俺「いやほら、目が・・・」

母「メ?メって・・・ああ!そういえば今日お水やるの忘れたわ!」ダッ(白目)

俺「いや、ちげえ・・・行っちった」

父「お前エスパーか」(白目)

俺「たまたま・・・じゃねえよ何で白目なんだよ」



父「――――――」ニヤニヤ(白目)

俺「・・・・・・?」

父「―――お腹、減ってんじゃ、ないか?」ニヤニヤ(白目)

俺「・・・・・・ああ(何かこええ)」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:28:38.46 ID:1H6TlWdo0
妹「ちゃんにー、久々にゲームやろ!」(白目)

俺「ちゃんにー言うなこの業界人」

妹「いいじゃん別にー、だって1年ぶりでしょ?」(白目

俺「ああ、そんくらい経ったかもな(妹はクリクリお目目だったのに)」

妹「あれからむっちゃ訓練したんよ鉄拳」(白目)

俺「へ、へー・・・ま、俺に敵うわけねえけどな(白目になっちゃって勿体ない)」

妹「そのへらず口を潰してやるもんね!」(白目)

俺「お前がな(まあ、可愛いって言えば可愛いんだけど・・・つか何でだろう)」

俺「なあ妹」

妹「なーに?」(白目)

俺「何でし・・・

       父『――――――』ニヤニヤ(白目)

・・・いや、何でもない」

妹「? 変なのー」(白目)

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:34:24.96 ID:1H6TlWdo0
カチャカチャ

妹「あら?あららら?何で何で!?」(白目)

俺「だっさ!お前だっさぁぁ!!1年無駄かアホ」

妹「アホ言うな!これでも家族の中では一位なんよ!」(白目)

俺「そうなんだーへー」ニヤニヤ

妹「くっそー・・・」(白目)

俺「・・・その顔で悔しがるの怖い」

妹「え?顔?」(白目)

俺「うん、だって白目が・・・あっ」

妹「――――――」ジトーッ(真白目)

俺「!?(目が・・・絵の具のように・・・!)」ビクビク

妹「――――白目?」カクカク(真白目)

俺「(こええええええええ) な、なな、何でもにゃい」

妹「―――あ、そう」(白目)

俺「(ふー・・・戻ったぁ・・・・・・いや戻ってねえよ白目)」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:37:22.27 ID:1H6TlWdo0
妹「さて、こんなのやられた内に入らないからもう一回!」(白目)

俺「いやもういいだろ何回やんだよ」

妹「私が勝つまで!」(白目)

俺「アホか」

   「ごはんよー!来なさーい!」

妹「あ、もー昼ごはんか」(白目)

俺「んじゃ、行くか」

妹「ちぇー」(白目)

俺「久々におふくろの味にありつけるな」

妹「・・・どうせ」(白目)

俺「え?」



母「はいこれお昼よ」(白目)

俺「いただきます・・・(チキラーか・・・)」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:42:04.26 ID:1H6TlWdo0
母「さて、じゃあ食べましょうかね」(白目)

父「そうするか」(白目)

妹「たまには違うのがいーい」(白目)

母「文句は薄給のおっさんに言いなさい」(白目)

父「な、知らん!俺は知らんぞ!」(白目)

俺「ははは・・・(白目じゃなきゃ笑えんだが・・・)」



父母妹「いただきまーせ!」ビジャッ!

俺「あつっ・・・はあああああ!!??」

妹「ガバボボボボガ」ドンドンッ

母「ンブバボブグ」ズズッズズッ

父「グボッボゴロロロ」クルクル



父母妹「ぶはーっ!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:45:58.18 ID:1H6TlWdo0
俺「お前ら何やってんの!?」

母「何って・・・ご飯に決まってるじゃない」(黄土目)

妹「そーよ、普通の食卓よ」(黄土目)

父「うんうん」(黄土目)

俺「いや全然普通じゃねえよ!何で顔突っ込んだ!?」

母「だからここで食べるのよ、普通よ」(薄黄目)

俺「・・・・・・やっぱり目か、普通じゃねえよ」

妹「つかさっきからちゃん・・・お兄ちゃんおかしいよね。帰ってくるなり目がーとか」(薄黄目)

父「そうだよなあ、お前この1年で何があったんだ?」(ほぼ白目)

俺「・・・・・・いや・・・何も・・・・・・(何だってんだ一体)」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:51:19.80 ID:1H6TlWdo0
妹「あ、お兄ちゃん全然食ってない」(白目)

母「あら、早く食べちゃいなさい」(白目)

俺「いや箸が」

母「箸?やーだ何それ知らないわ」ケラケラ(白目)

俺「いやあそこにあったろ箸入・・・・・・あれ?」

妹「お兄ちゃんマジで頭の病院行ったがいいんじゃない?」(白目)

父「もう病院じゃ無理かもしんないな」(白目)

母「いっそ葬儀場にする?」(白目)

妹「やだもー!おかーさんブラックジョーク!!」ケラケラ(白目)

父母妹「ハハハハハハハハ・・・・・・」(白目)(白目)(白目)



俺「お、俺ちょっと出かけてくる!」ガタン

母「あ」(真白目)

妹「あ」(真白目)

父「あ」(真白目)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 21:58:11.88 ID:1H6TlWdo0
俺「(どーなってやがんだ・・・)」トボトボ

俺「(白目白目白目・・・何で全員白目なんだ!?)」



中年「・・・はい、ですからそれはもう十分・・・はいっ、ではー」ピッ(白目)

少年「だから最強カードつったらレアメタル・ノース・ドラゴンだろー」(白目)

JK「てかさー、数学の白山宿題出しすぎじゃね?あ待ってゆーりんからメール来た」ポチポチ(白目)

主婦たち「そーなのよ、だからあそこの家はもう・・・」「やだ、それホント?」「3丁目のとこもきっと・・・」(白目)(白目)(白目)



主婦たち「――――――」ジロッ(真白目)

俺「・・・・・・?(何か見られたような・・・)」トボトボ



主婦たち「・・・見た?あの人・・・」「ソトヒトよ、ソトヒト」「あ、それあんまり言わないほうがいいわよ」(真白目)(真白目)(真白目)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:04:14.62 ID:1H6TlWdo0
俺「はーあ、勢いで逃げてきたけどどーすっかな・・・



???「ちょっとそこのアナタ」トントン(白目)

俺「え、俺?うわっ!!」ビクッ

主婦1「あら、ごめんなさいねビックリしたかしら」(白目)

俺「い、いや、まあ・・・(こええええええええ知らんババアたちの白目マジこえええええええ)」

主婦2「ほら、やっぱり・・・」

主婦3「ホントねえ・・・」

俺「あ、あの・・・何すか?(知らん人なのに)」

主婦1「えーと、じゃあもう単刀直入に言うわね。あなたダレカでしょ」(白目)

俺「は?」

主婦2「要するにあなたソトヒトでしょってこと」(白目)

俺「・・・は?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:11:45.64 ID:1H6TlWdo0
主婦2「だからソトヒトって・・・知らないのソトヒト」(白目)

俺「あの、おふざけならやめてくれま」

主婦1「おふざけじゃないわよ!!」(真白目)

俺「(ババアこええっての)あの、何すかその・・・ソー何とかって」

主婦1「今から教えてあげるわ」(白光目)

俺「うわっ!!目が・・・」

主婦1「・・・よそ者のくせに」(真白目)

俺「く・・・な、何するんですか!」

主婦たち「!!!!!!」ビクッ(真白目)

俺「・・・あの、何なんですかホントに」

主婦1「な・・・何で・・・効かないの・・・?」(薄青目)

俺「(あ、微妙に色が)何のことかさっぱり」

主婦3「ちょ、ちょっと!こういう時は連絡しないと!」(薄青目)

主婦1「そ、そうだったわね!け、携帯は・・・あれ?携帯!携帯!!」ゴソゴソ(薄青目)」

俺「(何だか知らんけどこれは逃げるチャンス!)あの、さよならー!!」ダッ

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:18:32.58 ID:1H6TlWdo0
俺「(ヤバい意味分からなさすぎワロタ、いややっぱワロエナイ)」タッタッ

紳士「ふんふーん♪ベイベベイベ・・・あっ!ソトヒト発見じゃゴラア!」(眩白目)

俺「だー!もう熱いこれ!今度は変なおっさんかよ!」ダダダッ

紳士「!?(・・・何故だ、同化が・・・)・・・・・・もしもし、親方様ですか」(薄青目)



俺「(こーいう時どーしたらいーんだよ・・・!)・・・・・・あ、友だ。何してんだコソコソと」

友「・・・・・・ふー、怖かったやべかった」

俺「おーい友ー」

友「!!!!」ビクビクビクン

俺「ビビリすぎだろお前」

友「な、なんだ・・・お前か・・・ビクったー・・・」

俺「ビクったーじゃねーよ、何だこの町は」

友「・・・教えてやるから俺ん家に来い」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:24:17.05 ID:1H6TlWdo0
~友の家~

友「ほい紅茶」

俺「お、サンキュー」カチャ

友「・・・・・・お前、平気だったんだな」

俺「え?ああ、それだよそれ。意味わかんねえんだよさっきから」

友「ああ、この町は半年前から意味が分からない状態になった」

俺「一体何なんだそれ」

友「詳しくは俺もよく知らない、お前も見たろ、白目むいた住人を」

俺「見過ぎて正直頭がおかしくなりそうです」

友「どうもアレはどこぞの宗教のせいらしい」

俺「は?宗教?オカルトかっつの」

友「確信は持てない、だが俺の信頼出来る情報屋から届いたものだ。信頼度98%」

俺「大分前から思ってたけどお前何なんだよwwwwwwwwwwマフィアかwwwwwwwwwwwww」

友「いいえ、ケフィアです」

俺「・・・・・・ノーコメントってことか」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:30:04.55 ID:1H6TlWdo0
友「さすが俺の親友、分かってんな」

俺「お前がダジャレを言うってことは何も言えないってことだからな」

友「まあ、そこはどうでもいいんだ。この町は約半年前からこんな状況だ」

俺「白目のやつが出たってことか」

友「ああ、しかもごくわずかな期間で住民のほとんどがそうなった」

俺「なるほど・・・・・・で、何でお前は大丈夫だったんだ?」

友「そこなんだ。俺が白目にならなかった理由はまだ分からないが、何故俺が今も黒目のままでいられるか・・・」

俺「何でだ」

友「俺がヒッキーだからだ」

俺「冗談を言うな」ムンズ

友「いやいやいやマジだってこれ」

俺「じゃあ納得のいくまで説明しろやアホ」

友「これから言うつもりだっつの、お前は知ってるよな?俺が極端に心開かない人見知りだって」

俺「ああ、俺にしか目合わして話しないもんな」

友「そのおかげなんだ。人の目を見ない俺は白目にならなかった。これでハッキリしたろ」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:35:24.38 ID:1H6TlWdo0
俺「・・・・・・相手の目を見なければ白目にならない」

友「そういうことだ」

俺「いや、それだと俺はどうなるんだ」

友「何だ一体」

俺「ここに来るまで2回ほど目からビームくらったんだが、白目になってないぞ俺」

友「お、おい・・・それホントか?ホントにそうなのか??」ユサユサ

俺「おいちょっと落ち着け、落ち着けって。マジだよホントホント、トラストミー」ガクンガクン

友「いよっしゃああああああああああああああああああ」イヤッホゥゥゥ

俺「落ち着いてねーじゃねーか」

友「お前救世主になれるぞ」ガシッ

俺「超展開すぎて眠い」

友「とりあえず今日はここに泊まれ、ていうかしばらく泊まれ」

俺「えー・・・お前とかよー・・・何で野郎と一つ屋根の下で」

友「文句言うな、最高のおもてなしをしてやる。それにこの町の、いや、日本の危機を救うのにお前の力が必要だからな」

俺「壊れたか友」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:41:17.61 ID:1H6TlWdo0
友「壊れてない、とりあえず今日は寝ようか夜の7時だし」

俺「ジジババかお前、早すぎ」

友「正直ニート同然の生活してたら昼夜どうでもいい」

俺「しらねーよ、大体何だよ救世主って。俺何もできねーぞ

友「その辺は明日話すから、とりあえずおやす・・・あ、お布団持ってくるわ」

俺「いいっていいって、俺ソファーでも寝れるから」

友「このピーヒョロ野郎!お客様を革の上で寝かせられるか!」

俺「お客にむかってピーヒョロ野郎て」

友「ほいふかふか布団おまち!」

俺「お、意外と材質いいじゃんこれ。すぐ寝れそ」

友「低反発まくらも、何と無料でプレゼント!フォウ!」ボスッ

俺「(久々にアホを見れて良かった)しかも気持ちいいなこれ」

友「だろ?それねーちゃんのだから」

俺「寝れんくなった」

友「嘘でs  俺「死ねおやすみ」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:46:18.45 ID:1H6TlWdo0
~AM8:46~

俺「ん、んあああぁっ、くきーっ・・・・・・朝か」コキッコキッ

友「お、起きたかお前」

俺「半日寝るとか何年ぶりだろ・・・」

友「おらおら、朝飯あっから食べい」

俺「どーせたまっかけご飯とかだろ・・・お、すげえ何これホテルかよ」

友「ふふん、俺実は料理出来るタチなんだぜすげーだろ」

俺「正直びっくりだマジで」

友「ま、ねーちゃんのスパルタ教育のおかげかなー」

俺「そっか、お前のねーちゃんすげー料理うめーもんな」

友「今となっちゃ俺が再現するしかねえけどさ・・・」

俺「あ・・・わりい」

友「いやわりいのは俺だわ、98%くらい」

俺「調子のんな100%だろ」

友「いいから食え食え、そのあとで説明すっから」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:49:31.95 ID:1H6TlWdo0
俺「あ、結構うめえ」モグモグ

友「そのセリフは聞き飽きた!」バーン

俺「ジョジョ立ちすんなキモい」パクパク

友「料理おさげしまーす」カチャカチャ

俺「子供たちがまだ食べてるでしょうが!」バン

友「田中邦衛強っwwwwwwwwww」

俺「ハハハwwwwwwwwwwwww」

友「ハハハwwwwwwwwwwwww」カチャカチャ

俺「ハハハてかたすのかよマジで」



俺「で?これから何をすりゃいいんだ?」

友「その前にまずはこちらをご覧いただきたい」

俺「何だそれ」

友「この町で起きた事件・・・それを出来る限りでまとめた資料だ」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:53:58.59 ID:1H6TlWdo0
俺「うわーなげー読む気失せるー」

友「じゃあ読まなくていいわ、それより昨日ジャックに聞いたんだけどさ」

俺「誰だジャック」

友「98%」

俺「例の情報屋そいつか」

友「そいつによれば、お前は抗体を持っているかもしれないと、そう言った」

俺「抗体・・・ウイルスに対抗するやつか」

友「ああ、それも普通の人間では持っていない特殊なやつだ」

俺「ほうほう」

友「ジャックはこれをSKN抗体と呼んでる」

俺「どうでもいいがSKNって何だ」

友「白目 効か なーい だそうだ」

俺「」

友「ともかくそれを上手く利用すれば、この町の住民はひとまず助かる」

俺「何か知らんけどそいつはすごい」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 22:58:47.68 ID:1H6TlWdo0
友「では早速抗体を取り出すから、腕出せ」

俺「ほれ」

友「ドドスコスコス」

俺「オワコンだからさっさやれ」

友「あいすいません」プズッ チュー

俺「もういいの?」

友「これ以上やるとかお前はドMか」

俺「真面目に聞いてんだが」

友「ああ、抗体は元があればどんどん増やせるから大丈夫だ」

俺「んで、仮に抗体培養に成功したとしてそれをどうやって住民に打つんだ?」

友「ここにバズーカがある」

俺「うんお前バカだろ」

友「説明すっからその指引っ込めや」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:04:02.71 ID:1H6TlWdo0
友「いいか?普通に打とうにも打てない。暴れたり攻撃されるからな」

俺「そりゃそうか」

友「で実はこのハンドバズーカ、こうやって撃つとするじゃん」

俺「わ、あぶなお前」

友「こうドシューって撃つと相手に軽い傷ができる」

俺「ほう」

友「んで、こん中に抗体入った液体を入れてりゃ、届くわけだ」

俺「意味は分からんけどそうなるもんはそうなるのか」

友「物分かりがいい人でおじさん嬉しいぞ」

俺「よく言われます」

友「よし、んじゃあ俺は培養を進めるから、お前はジャックと作戦でも練っといてくれ」

俺「わかった・・・は?ジャック?」

ジャック「ジャックでーす」

俺「うわ、びっくりした!」

ジャック「ヘイヘイヘーイ、アメリカジャ、コンナノニチジョウチャハンジデース!HAHAHAHA」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:10:20.21 ID:1H6TlWdo0
俺「ツッコミどころありすぎですってば」

友「ま、まったね~」ダッ

俺「あ!こらてめえ!・・・逃げられた」

ジャック「ヨシ、ジャア作戦会議ハジメマショウヤ」

俺「あ、はい・・・(慣れねえな)」

ジャック「サッキモ聞イタトハ思ウガ、君ハ抗体ヲ持ツ数少ナイ人物ダ」

俺「そうみたいすね」

ジャック「イッツソーワンダフォー!アメージング!フォーフォー!!」パチパチ

俺「(やべえアメリケンこええよ)」

ジャック「ンジャマア、無駄話ハコノクライニシテ、ぐれねーど撃チマクルゼ」

俺「バズーカね、それ当たったら怪我どころじゃなくないすか?」

ジャック「ノーノー、ばずーかハ万能デース、大丈夫デース、ごむごむのばずーかァ!!」ブンッ

俺「・・・・・・・・・」

ジャック「わんぴーす知ラナイ?」

俺「あ、いや、まあ(知ってても反応出来るか!)」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:15:00.76 ID:1H6TlWdo0
~2時間後~

ジャック「・・・デ、えねるハココデトンデモナイみすダト気ヅキマシタ!ごむごむの黄金・・・」

俺「(知ってる・・・知ってるけど言えねえまま・・・)」

友「よーすお前らどうだ作戦は」

俺「おい友一発バズーカ試し撃ちさせてくれ」スチャッ

友「だー!お前何だいきなり」

俺「それはこっちのセリフだ、ジャックがワンピの話で止まらないんだぞ」

ジャック「そーりー、ツイ熱クナッテシマイマシタ」

友「なるほど、じゃ、大丈夫そうだな!」

俺「そういや、二人はどうやって知り合ったんだ?」

ジャック「ねとげデース」

俺「あーね」

友「日米引籠同盟」

俺「うまかねーよ」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:21:28.18 ID:1H6TlWdo0
友「さて、こんだけありゃ充分だろ。ほい抗体入りバズーカ弾、シェフの気まぐれハーブの風に吹かれて。」ドサッ

俺「お前これ・・・作りすぎだろ」

友「誰もが次元ってわけじゃない、失敗は誰にでもあるものさ」

俺「なるほど、スカ用か」

ジャック「ウヘヘヘ・・・腕ガナルゼ・・・」コキコキ

俺「(やべえアメリケンこええよパート2)」

友「ま、実はそんだけじゃないんだがな」

俺「え?」

ピンポーン

友「あ、噂をすれば来たな早速」タッタッ

俺「誰だ一体」

友「おおみんなよく来てくれたな」ガチャ

ザワザワザワザワ

俺「多過ぎだろって誰だこいつら」

友「日日引籠d  俺「またそれ・・・日日だから違うかごめん」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:23:50.13 ID:1H6TlWdo0
友「俺がネトゲで集めた有志たちだ」

俺「よーこんなに来れたなおい、30人はいるんでねーの?」

友「余裕でもっといる、目に入ってないやつらも多いからな」

俺「あ、マジだ。しかもおにゃのこまでいるし!隅に置けんな友くん」

友「みんな俺と同じで人と目を合わせたがらないから助かったんだな」

俺「・・・・・・それっておかしくねぇ?」

友「さて、君たちに作戦を発表する」

俺「無視かーい」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:30:23.75 ID:1H6TlWdo0
友「諸君に集まってもらったのは他でもない」

俺「始まった、何か始まったぞ」

ジャック「ローゼ演説ノ始マリダ、ア、ろーぜッテノハ友サンノHandle Name」

俺「急にネイティブになってビックリした」

ジャック「ねっと内デモヨクコノ演説ヲ聞イタ・・・彼ガかりすまト呼バレル理由ノ一ツデス」

俺「(無駄に説得力あったからなコイツ・・・)」



友「・・・というわけだ、諸君の健闘を祈る。では3人ずつ中に入ってバズーカと弾を取れ」

群衆「はい!!」

俺「かーちゃん、私は今ナチス・ドイツにおりまする」

友「なーにやってんだ、お前も取ってこいよ。あ、お前は最前列だから」

俺「なんでえ!?」

友「だって攻撃効かねえじゃん」

俺「そうか、そうか・・・いやおい!抗体打てよ!そしたら効かないんじゃねえの!?」

友「お前は天才か」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:35:15.51 ID:1H6TlWdo0
俺「いや、お前がバカなだけ・・・」

友「でも、もしかしたらってのもあるし、ぶっちゃけ俺の大切な仲間なんで・・・」

群衆「キャー」「ローゼサンサイコー」「ブッチャケカミ」

俺「俺はどーでもいいの!?」

友「いい!!」キッパリ

俺「お疲れっしたー」スタスタ

友「あ、お疲・・・って!ちょい待ち!真面目に考えて最前列にしたんだっつの!」

俺「いやだって俺ビビリーなのに」

友「一応相手はパンピーだから。それにバズーカを撃つだけの簡単なお仕事です」

俺「つってもさぁ・・・」

友「・・・・・・頼む、この通りだ。協力してくれ」

俺「・・・・・・あーもう!わーったよ!!その代わり全部終わったらねーちゃんのレシピ教えろよ!」

友「秘伝から何まで全部教えてやらあ!」

俺「っしゃ!・・・え、ちょっと待ってやっぱ変k」

友「しゅっぱーーーーつ!!!」       俺「えー・・・・・・まあいいか」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:39:58.64 ID:1H6TlWdo0
主婦たち「でね、2丁目の山本さんのぼっちゃんが・・・」
「そうそう、何やってるのかしらねー」「噂じゃ、悪い子とつるんでるって」「やだー」(白目)(白目)(白目)


主婦たち「――――――」キラーン(真白目)(真白目)(真白目)

俺「(こえええええええええええ)けどドーン」ズドーン

主婦たち「あうっ!」ドサッ

俺「あれ?意外と生々しくね・・・?」

友「あとは血小板が何とかしてくれる」

俺「いやそれ自然治癒じゃん」



俺「て思ったら何かいっぱい来たああああああああああ」

友「よっしゃ!お前ら全員相手の目を見るな!いつも通りの生活で行け!!」

群衆「はいっ!!!」ダッ  ズドーン

俺「いつも通りとかアホかあああああああ」ズドーン

ジャック「xxxx OFF!! xxxx OFF!! xxxx OFF!! YEAHHHHHHHH!!!!」ズドンズドンズドンズドン

俺「アメリケンこえええええええええええええええええええええええええ」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:44:33.25 ID:1H6TlWdo0
俺「おいこっちからも来たぞ!」

友「想定の範囲内でーっす!」ズドーン

俺「意外と友の運動神経が研ぎ澄まされててワロタ」

友「ワロワロホスピタル中にも敵は来るぞ!」

俺「あーわかった、ネトゲかこれ」ズドーン

友「イエス!」

ジャック「Jesus!!!」ズドーンボガーン

俺「つーか楽勝じゃね?」

友「狙いはそこじゃないんだが」

俺「あ、そうか根源を潰すんだったな」

友「で、根源は何処にあんねん」

俺「知らんがな」

友「どないやねん」ペシッ

俺「やめさしてもらうわ」スタスタ

友「やっぱ好きやね・・・ってちょっとコラ!!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:51:03.43 ID:1H6TlWdo0
俺「え?だって根源知らんとかバータレかっつの」

友「俺かてどこぞの宗教ってしか知らんもん」

俺「あーあ、どーすんの」

友「・・・・・・ジャック!」

ジャック「イエッサー」カタカタカタカタ  ピコーンピコーン

俺「ジャックが何だかかっこいい!」

友「ジャックは武道派かつ知能派だからな」

ジャック「ワカリマシタゼ!!キャツラハココカラ2km先ノビル内ニ潜伏中!!」

全員「でかしたジャック!!」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:54:30.67 ID:1H6TlWdo0
俺「せいやー!」ズドーン

友「ちょいやー!」ドガーン

俺「あれっすねー!」ズドーン

友「何がっすかー!」ドガーン

俺「戦闘シーン面白くないっすねー!」ズドーン

友「そうですねー!」ドガーン

俺「パーッとビル行こうぜー!」ズドーン

友「そうですねー!」ドガーン





~白星ビル~

俺「やっと着いたか・・・」ゼイゼイ

友「白々しい」

俺「うっせ」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/16(水) 23:59:21.50 ID:1H6TlWdo0
友「しかしこのビルやけにでけえ」

ジャック「最近建テラレタラシイ」

俺「ここをぶっ潰したら、家族は元通りなんだろうな?」

ジャック「私ノ情報ハ98%正シイ」

俺「頑張って2%埋めようよ」

友「まあまあ、そうジャックを責めるな」

俺「攻めるのはこっちでーす!!」ガンッ



受付「部外者の方は・・・うっ!」(白目→真黒目)

友「ジョーイさんに用はない・・・フッ」

俺「こっちが恥ずかしいからやめてそれ」

友「身の引き締まる思いがするだろ」

俺「引き締まったから二度と言わない方向でお願いします」

友「んじゃ、突撃だ!!!」

全員「オーーー!!!!」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:04:48.29 ID:GSrpJpn80
俺「何この散らばった敵編成、ロケット団のアジトかよ」ズドンズドン

友「正確には、ファイアレッドのそれに近いな」ズガンズガン

俺「もーいいよこういう単調な作業」ズド-ン

友「お前仕事長続きしなさそう」ズガーン

俺「しないやつに言われたくないやい」ズドンズドーン



俺「・・・そろそろ最上階だな。行くぞ!」バンッ

ワラワラワラワラワラワラワラワラワラ(真白目)(真白目)(真白目)(真白目)(真白目)(真白目)(真白(ry

俺「むっちゃいっぱいいるううううううううううううううう」

友「こいつはやばい・・・・・・」

俺「え、マジで?」

友「ここは俺らネトゲ軍団に任せとけ、シメはお前に任せた」

俺「ちょ、嘘だろオイ」

友「ここまでイージーモードだったんだ、見せ場は全部お前にやるよ」

俺「・・・・・・分かった、いや分かんないけども。でも頼んだぞ」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:07:44.36 ID:GSrpJpn80
友「ああ、片付けたらすぐ行くからな」

俺「よし・・・って?敵全員倒れてんだけど」

友「あらホント」

ジャック「オッセーヨオ前ラ」

俺友「さーせーん」

俺「・・・・・・えっと、じゃあボスは」

友「・・・行ってこい」

俺「もうシリアスムードないですが」

友「・・・知らん」

俺「・・・・・・グダグダじゃん」スタスタ



友「危なくなったら叫べよー」

俺「台無しだ!!!」バンッッ



俺「・・・・・・・・・・・・」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:12:28.47 ID:GSrpJpn80
~最上階 通称ボスの部屋~

ボス「やあ、よく来たね」

俺「・・・・・・ああ」

ボス「紅茶はどうする?」

俺「いらん」

ボス「そうか、まあいい。どうせあげないから」グビグビ

俺「何だお前」

ボス「私は『有美乃会』の会長、白芽 雪男だ」

俺「ださっwwwwwwwwwwwww」

ボス「私を愚弄する気か?」

俺「だってwwwwwwwwww色々とwwwwwwwwwwwww」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:19:57.98 ID:GSrpJpn80
ボス「まあいい、ここまで来たからには私の目的を聞いてもらおう」

俺「あ、いいっすそういうの」

ボス「いーから!」

俺「あ、はい」

ボス「・・・私には夢がある」

俺「キング牧師乙」

ボス「それは、この世の全てを真っ白にすることだ」

俺「そっすか、じゃあ灰になればいいじゃないですか」

ボス「いいから黙って聞けっての、それにこの目で見ないと意味がない」

俺「そーですね」

ボス「白はこの世の始まりの色だ。何もない。なのに色がついている。
美しい、実に美しい。私は白に惹かれていった。この世の全てをこの世の始まりの色にしたかった。だが!」

俺「はい来ましただがー、逆接の接続詞ー、筆者の主張始まり始まり」

ボス「(こいつ・・・)だが、人々は何を血迷ったか、黒ばかりを身にまとっている。黒は邪悪だ、醜い。
特にあの瞳。瞳で見られるのが私には耐えがたいのだ」

俺「なげーよまだかよ」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:24:21.81 ID:GSrpJpn80
ボス「ならば、全員白目にしてしまおう―――私はそう決めた。
そうすれば、誰からも黒眼で見られることがない。私は白に包まれる世界を創り出せ―」

俺「だるっ、もーいい!」ズガーン

ボス「ぐっ・・・・・・だからどうした?」ケロリ

俺「!!!(バズーカが・・・効かない!?)くそっ!」ズガンズガンズガン

ボス「全く、全く効かないなぁ」

俺「(どーなってやがんだ・・・やはりボスたるもの、正攻法では効かないというわけか・・・)」

ボス「さて、そろそろこちらも攻撃してみるか・・・っと」スッ

俺「!!!(来る、何かが・・・来る!)」



ボス「オラァッ!」ブンッ

俺「あぶなっ」パリーン

ボス「なっ・・・かわしただと・・・!!」

俺「カップ投げただけかよ!!!」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:28:35.00 ID:GSrpJpn80
ボス「と見せかけてウルァッ!」ブンッ

俺「さっきよりおそっ」 パリーン

ボス「やばいもう物ない」

俺「そこに木彫りの熊が」

ボス「あ、どうも」

俺「(何で教えたんだ俺!)」

ボス「これでもくらえやああああ!!」ブオンッ

ゴトッ  ボス「うぎゃあああ」

俺「重いだろーがバカめ」

ボス「くそ・・・貴様よくも・・・」

俺「何もしてねーよジジイ」

ボス「見事だ・・・私の・・・負・・・け・・・」バタン

俺「何だこのジジイ、大丈夫か?勝ったけど」スタスタ



俺「しかし何故バズーカが・・・・・・うわ、防弾チョッキ着てんじゃんこのジジイ」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:33:35.84 ID:GSrpJpn80
友「おーい、どうだー調子」

俺「何もしてないのに勝った」

友「よくやったな」

俺「やってねーっての」

ジャック「オメデタオメデタ、フーフー!」

俺「懐妊してねーし夫婦じゃねーし」

友「ひとまずは、これで良かったねということで」

俺「色々とひどかったなこれ」

友「このジジイどうするよ」

俺「もうちょっと痛い目見てもらおっか。おいジジイ今から病院行くぞ」ガシッ

ボス「う・・・くそ・・・・・・白の・・・世界・・・・・・」

俺「安心しろ、お前を真っ白な世界に連れてってやる」

ボス「・・・ふっ・・・・・・すまな・・・い」



俺「ジジイ紅茶臭っ」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:36:42.27 ID:GSrpJpn80


俺「あーやっと終わったー」

友「しかしお前も考えたな、ジジイを精神病院行きとか」

俺「あそこなら真っ白な部屋で過ごせるからジジイにぴったり」

友「ジジイ喜んでたな、だけど痛い目に合ってなくね?」

俺「俺が送ったのは6人部屋だ」

友「なるほどな、ククク」





患者たち「・・・・・・ウゥー」(黒目)(黒目)(黒目)(黒目)(黒目)

ボス「うお、やめろ、そんな目で私を見るなああああああああああああ・・・・・・」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:41:16.46 ID:GSrpJpn80
俺「さて、俺はそろそろ実家に戻るわ」

友「おう、家族さんにもよろしく言っといてな」

俺「お前もニート生活やめれや」

友「はは、でも在宅ビジネスが大成功してっから正直外に出たくない」

俺「分かるけどさ、外も楽しいぞ?」

友「うーん・・・ま、考えとくわ」

俺「つーか変わったよなお前」

友「何処が?」

俺「自信がついた?っていうか・・・自信に溢れるようになったよお前」

友「ちょっと何言ってるかわかんないです」

俺「明るくなったってことだよ1年前と比べて。言わすな恥ずかしい」

友「はは、そうかもな」

俺「その調子なら俺以外とも友達作れるかもよ」

友「それはねーだろ」

俺「甘いな・・・・・・ほら」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:47:12.69 ID:GSrpJpn80
ジャック「ハウアーユー!!」

友「うわっ!びっくりした!!」

俺「そこの茂みに何かいるなって思ったら案の定コイツ」

ジャック「あめりか流ビックリドッキリアイサツデース!」

俺「ハウアーユーて疑問形だろ」

友「あーびっくりしたぁー・・・」

ジャック「二人ノ話ハズット聞コエテマシタ、テカ聞イテマシタ」

俺「マジかそれ、どっから?」

ジャック「アーヤット終ワッターカラデス」

俺「全部かよ」

友「はずいはずい」

ジャック「水臭イデスネー、私タチハフレンドデスヨー。隠レテオ話ハノンノン!」

俺「いつの間にか俺も友達だった」

ジャック「イエース、ジャパニーズまぶだーち!」

俺「どこで覚えたんだそんなん」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:53:39.21 ID:GSrpJpn80
ジャック「実ハ、大事ナオ知ラセガアリマス」

友「ん?何だジャック」

ジャック「今日付ケデ、アメリカニ帰ラナイトイケマセン」

俺「え・・・・・・ホントに?」

友「・・・何でまた」

ジャック「ビザ切レカケデス」

俺「んなもんすっとぼけときゃいーのよ」

ジャック「イヤイヤ、タマニハ帰ラナイト両親ガ心配シマス」

友「そっか、そうだよなー」

俺「いざ離れるとなると寂しくなるなー」

ジャック「・・・本当ハモット早ク言ウベキデシタガ・・・デモ、最期ニコウシテ思イ出ガ出来テ嬉シカッタデス。マタ遊ビニ来マス」

俺「おう、待ってるからなジャック」

友「またネトゲで落ち合おうぜ」

俺「あ、そっか。ネトゲか・・・」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 00:57:11.43 ID:GSrpJpn80
ジャック「ジャ、ソロソロ準備スルノデ、サヨナラデス。俺サンマタ会イマショウ!ろーぜサンハマタ後デ」

俺「じゃーなージャック」

友「またなー、生で会えないのは寂しいぞー」

ジャック「・・・グスン」タッタッ

俺「あれ?泣いてねジャック」

友「俺ん家の茂みって微毒入ってんだよ」

俺「何してんだよ!」

友「いや泥棒避け、あと少々趣味で」

俺「ジャック不憫」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 01:00:59.58 ID:GSrpJpn80
俺「んじゃ、そろそろ帰るわ」

友「おう、たまには遊びに来いよー」

俺「毒ハウスに行くの嫌や」

友「いーじゃんよー、低反発まくら貸してやっから」

俺「ちょっとでもゆらいだ俺のバカ、でもまあ行ってやるよ」

友「一緒にふざけ合おうぜ」

俺「そんときには人数増えてるといいな!」

友「そうだな!」

俺「じゃあなー」スタスタ

友「じゃーなー」    バタン







俺友「(ありがとうって言うの忘れた・・・・・・)」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 01:05:00.29 ID:GSrpJpn80
俺「ただいまー」

妹「おかえりー」

俺「(カッコがついてない・・・治ってる)よかった・・・」

妹「え?何が?」

俺「いや、何でもない。さ、鉄拳やるぞ!」

妹「ちょ、ちょっと!どうしたの急にやる気になって!」

俺「なんかしたくなったの!」

妹「変なの・・・でも絶対負けないから!」

母「はいはい、その前にご飯食べなさいね」

俺「わーりましたよー、あ、またチキンラーメンとか言わな」

父「そのまさかだ息子よ」

俺「マジかよ」

父「お前エスパーか」

俺「たまたまっていうかルーティーンワーク読まれすぎなんだよ」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 01:09:00.62 ID:GSrpJpn80
妹「最近ガチでチキラー飽きてきた」

母「安いのよこれ」

父「高かったら許さんし」

母「それもそうね」

俺「はは、いいじゃないか別に。おいしいぞチキラー」ズルズル

妹「あ、お兄ちゃんフライングー」

俺「うるせーやーい」

母「減点マイナス5本」ヒョイ

俺「あ゛ー!俺のマイラーメン!」

妹「お兄ちゃんざまあああああああ」

父「静かに食おうや・・・もーらいっ」

母「あ、おとーさん!何取ってんの!」

父「るせー!食卓はサバイバルなんだよ!」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/17(木) 01:12:37.98 ID:GSrpJpn80
母「意味の分からんこと言わないでちょうだい!」

父「分かれよこんくらい!」

妹「もー喧嘩はよしなって」

父母「断じて喧嘩じゃない」

俺妹「(ハモった!)・・・クスッ」

父母「あ・・・・・・」

母「・・・・・・オホホ」

父「・・・・・・オホン」



父「・・・えーと、それでは皆さんご一緒に」



家族「いただきます」ズルズル



俺「(・・・・・・友のねーちゃんはチキンラーメンの料理出来んのかな・・・?)」