1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:08:24.09 ID:swPBywG50
葛西「早くしろって」
サザエ「いきなり人に向かって失礼ね!」
葛西「火火火…ババアに向かってババアって言うのが失礼なのか?」
サザエ「貴方の言う通りね」
葛西「だろ?さっさと火ィ貸せ」
シュボッ
葛西「スーッ……はぁ、やっぱり生き返るねぇ~」
サザエ「火貸したんだから、あたしの家の手伝いしてちょうだい」
葛西「は?」
サザエ「いきなり人に向かって失礼ね!」
葛西「火火火…ババアに向かってババアって言うのが失礼なのか?」
サザエ「貴方の言う通りね」
葛西「だろ?さっさと火ィ貸せ」
シュボッ
葛西「スーッ……はぁ、やっぱり生き返るねぇ~」
サザエ「火貸したんだから、あたしの家の手伝いしてちょうだい」
葛西「は?」
引用元: ・葛西善二郎「おいババア、火ィ貸してくれねーか?」サザエ「えっ」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:17:38.35 ID:swPBywG50
サザエ「ただいまー」
カツオ「おかえり姉さん!」
ワカメ「その人は誰?」
サザエ「今日からこの家のお手伝いさんになる人よ!」
葛西「はぁ?」
フネ「お金はどうしたんだい?」
サザエ「タダでお手伝いしてくれるみたいよ」
葛西(おいおい、ふざけんなよ…)
ワカメ「これから家の用事が楽になるわね」
サザエ「ビシビシ働いてもらうわ!」
葛西(…火火火…たまにはこーいうのも悪くねぇか……)
カツオ「おかえり姉さん!」
ワカメ「その人は誰?」
サザエ「今日からこの家のお手伝いさんになる人よ!」
葛西「はぁ?」
フネ「お金はどうしたんだい?」
サザエ「タダでお手伝いしてくれるみたいよ」
葛西(おいおい、ふざけんなよ…)
ワカメ「これから家の用事が楽になるわね」
サザエ「ビシビシ働いてもらうわ!」
葛西(…火火火…たまにはこーいうのも悪くねぇか……)
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:26:12.16 ID:swPBywG50
カツオ「葛西さん、これ持っていって」
葛西「何だこりゃ?」
カツオ「タマの餌だよ!」
葛西「餌って…これ、犬の糞じゃねーか……?」
カツオ「僕の家では犬の糞が猫の餌なんだ!」
葛西(再利用って考えればいいか…)
フネ「葛西さん」
葛西「はい?」
フネ「ちょっと、お使いに行ってきてくれないかい?」
葛西「へいへい…」
葛西「何だこりゃ?」
カツオ「タマの餌だよ!」
葛西「餌って…これ、犬の糞じゃねーか……?」
カツオ「僕の家では犬の糞が猫の餌なんだ!」
葛西(再利用って考えればいいか…)
フネ「葛西さん」
葛西「はい?」
フネ「ちょっと、お使いに行ってきてくれないかい?」
葛西「へいへい…」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:29:53.20 ID:swPBywG50
タラ「僕も行くですぅ」
葛西「クソガキは、タバコでも吸ってろ」
タラ「うわあああああああん!!!」
サザエ「葛西さん!タラちゃんを泣かさないで!!」
ペシッ
サザエの平手打ちを食らう葛西
葛西「いてっ……」
サザエ「タラちゃんもお使いに連れて行ってあげて」
葛西(火火火…おじさん、もうキレそうだぜ……)
タラ「僕のお馬さんですぅ!」
葛西「…火火ーン」
タラ「さっさと進むですぅ!葛西馬!」
葛西「クソガキは、タバコでも吸ってろ」
タラ「うわあああああああん!!!」
サザエ「葛西さん!タラちゃんを泣かさないで!!」
ペシッ
サザエの平手打ちを食らう葛西
葛西「いてっ……」
サザエ「タラちゃんもお使いに連れて行ってあげて」
葛西(火火火…おじさん、もうキレそうだぜ……)
タラ「僕のお馬さんですぅ!」
葛西「…火火ーン」
タラ「さっさと進むですぅ!葛西馬!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:39:29.90 ID:swPBywG50
タラ「大根とネギとトマトをよこせですぅ!」
八百屋の親父「タラちゃんお使いか?偉いねぇ!」
スッ
タラ「大根とネギとトマト、ゲットですぅ」
葛西「親父…これお金だ」
親父「あんた、いい年して子供にコキ使われてるんだねぇ」
葛西「……」
タラ「ふんふーん♪」
葛西(シックス曰く…子供というのは神より上の存在)
葛西(そんな子供に、俺はコキ使われると思えばいいだけだ…)
八百屋の親父「タラちゃんお使いか?偉いねぇ!」
スッ
タラ「大根とネギとトマト、ゲットですぅ」
葛西「親父…これお金だ」
親父「あんた、いい年して子供にコキ使われてるんだねぇ」
葛西「……」
タラ「ふんふーん♪」
葛西(シックス曰く…子供というのは神より上の存在)
葛西(そんな子供に、俺はコキ使われると思えばいいだけだ…)
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:44:12.03 ID:swPBywG50
―夕食前―
葛西「ふぅ…やっと一息つけるぜ」
シュボッ
葛西「火火火…」
プルルルルル
ピッ
葛西「シックス…?」
シックス「葛西、連絡もしないで何をしているんだい?」
葛西「いや、ちょっと急用が出来まして…」
シックス「そうか…お前のことだ、私は何の心配もしていないよ」
葛西「火火火…ありがとうございます」
シックス「また何かあれば、こちらから連絡をする」
葛西「了解」
ピッ
葛西(あーめんどくせぇな…早いとこ抜け出さねーと…)
葛西「ふぅ…やっと一息つけるぜ」
シュボッ
葛西「火火火…」
プルルルルル
ピッ
葛西「シックス…?」
シックス「葛西、連絡もしないで何をしているんだい?」
葛西「いや、ちょっと急用が出来まして…」
シックス「そうか…お前のことだ、私は何の心配もしていないよ」
葛西「火火火…ありがとうございます」
シックス「また何かあれば、こちらから連絡をする」
葛西「了解」
ピッ
葛西(あーめんどくせぇな…早いとこ抜け出さねーと…)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:49:17.34 ID:swPBywG50
葛西「すいません」
サザエ「なによ?」
葛西「明日から、お手伝いさんを辞めたいと…」
サザエ「何バカなこと言ってるのよぉ~貴方は一生ここで働いてもらうわよ!」
葛西「だから俺は……」
タッタッタ
マスオ「サザエ、大変だよ!」
カツオ「家の物置小屋が燃えてるんだ!!」
サザエ「!?」
フネ「は、早く火を消さないと…」
葛西(火火火…この間に逃げるか……)
サザエ「なによ?」
葛西「明日から、お手伝いさんを辞めたいと…」
サザエ「何バカなこと言ってるのよぉ~貴方は一生ここで働いてもらうわよ!」
葛西「だから俺は……」
タッタッタ
マスオ「サザエ、大変だよ!」
カツオ「家の物置小屋が燃えてるんだ!!」
サザエ「!?」
フネ「は、早く火を消さないと…」
葛西(火火火…この間に逃げるか……)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 16:55:35.22 ID:swPBywG50
葛西(火が暮れちまうところだったぜ…)
ガッ
シャツの袖を掴まれる
タラ「どこに行くですかぁ?」
葛西「あ?」
タラ「物置小屋が燃えてる…タバコを吸ってたのはお兄さんだけですよねぇ?」
葛西(コイツ……)
タラ「逃げるってことは、犯人は俺だって言ってる様なもんですよ^^」
葛西(…クソッ!)
葛西は物置小屋を燃やしてはいなかった
しかし、この状況で逃げれば自分が犯人だと疑われてしまう
葛西(俺以外に、火を使った奴がいるってことか…?)
ガッ
シャツの袖を掴まれる
タラ「どこに行くですかぁ?」
葛西「あ?」
タラ「物置小屋が燃えてる…タバコを吸ってたのはお兄さんだけですよねぇ?」
葛西(コイツ……)
タラ「逃げるってことは、犯人は俺だって言ってる様なもんですよ^^」
葛西(…クソッ!)
葛西は物置小屋を燃やしてはいなかった
しかし、この状況で逃げれば自分が犯人だと疑われてしまう
葛西(俺以外に、火を使った奴がいるってことか…?)
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:00:18.64 ID:swPBywG50
波平「みんな、無事か?」
サザエ「今やっと消火できたわ~」
マスオ「あぁ!僕のxxxと●●●●●がっ…!」
サザエ「貴方!!あたし以外の女に使ってるんじゃないでしょうね!?」
マスオ「ち、違うんだサザエ…これは……」
タラ「タイコおばさんを家に連れ込んでヤッてたですぅ」
サザエ「!?」
マスオ「ハハッ、バレちゃったか~」
その後、サザエにボコボコにされるマスオ
葛西(…タバコが落ちてやがる)
どうやら、物置小屋が燃えた原因はポイ捨てのタバコであった
サザエ「今やっと消火できたわ~」
マスオ「あぁ!僕のxxxと●●●●●がっ…!」
サザエ「貴方!!あたし以外の女に使ってるんじゃないでしょうね!?」
マスオ「ち、違うんだサザエ…これは……」
タラ「タイコおばさんを家に連れ込んでヤッてたですぅ」
サザエ「!?」
マスオ「ハハッ、バレちゃったか~」
その後、サザエにボコボコにされるマスオ
葛西(…タバコが落ちてやがる)
どうやら、物置小屋が燃えた原因はポイ捨てのタバコであった
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:07:23.20 ID:swPBywG50
葛西(物置の近くに、タバコの箱まで捨ててやがるな)
フネ「あんたの仕業じゃないのかい?」
葛西(タバコの銘柄が俺と同じやつか…)
葛西(わざと落としておいたのか?俺を陥れようってか…?)
タラ「お兄さんと同じタバコのですぅ」
サザエ「この犯罪者!!警察に突き出してやるわ!」
葛西「おいおい…俺はずっと家の手伝いをしてただろ?」
波平「言い訳は署で聞こうじゃないか」
葛西「おい、ちょっと待てって…」
カツオ「いきなり疑うのも良くないんじゃない?」
サザエ「そうねぇ…せっかくの雑用を手放すことになっちゃうし」
フネ「あんたの仕業じゃないのかい?」
葛西(タバコの銘柄が俺と同じやつか…)
葛西(わざと落としておいたのか?俺を陥れようってか…?)
タラ「お兄さんと同じタバコのですぅ」
サザエ「この犯罪者!!警察に突き出してやるわ!」
葛西「おいおい…俺はずっと家の手伝いをしてただろ?」
波平「言い訳は署で聞こうじゃないか」
葛西「おい、ちょっと待てって…」
カツオ「いきなり疑うのも良くないんじゃない?」
サザエ「そうねぇ…せっかくの雑用を手放すことになっちゃうし」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:13:12.45 ID:swPBywG50
プルルルル
シックス「はい…」
葛西「シックス?俺です」
シックス「随分と長い用事のようだね?」
葛西「すいません…1ヶ月ほど、休暇を与えてはくれませんか?」
シックス「長いな……こちらの計画も進めなければならんというのに」
葛西「夏休みも働いた分、お願いします」
シックス「いいだろう。1ヶ月だけ、休暇をあげるよ。」
葛西「火火火…助かりますぜ」
カツオ「あ、葛西さん!」
サザエ「どこ行ってたのよ~?」
葛西(いっちょ探してみるか…俺を陥れようとしたバカをな…)
シックス「はい…」
葛西「シックス?俺です」
シックス「随分と長い用事のようだね?」
葛西「すいません…1ヶ月ほど、休暇を与えてはくれませんか?」
シックス「長いな……こちらの計画も進めなければならんというのに」
葛西「夏休みも働いた分、お願いします」
シックス「いいだろう。1ヶ月だけ、休暇をあげるよ。」
葛西「火火火…助かりますぜ」
カツオ「あ、葛西さん!」
サザエ「どこ行ってたのよ~?」
葛西(いっちょ探してみるか…俺を陥れようとしたバカをな…)
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:17:43.82 ID:swPBywG50
ノリスケ「タイコ!逃げよう!」
ボォォォォ!!
イクラ「火事ハァイ!!火事ハァイ!!」
タイコ「イクラ!不謹慎なことは言わないの!」
ノリスケ「家が燃えてる…おじさんの所に避難しよう…!!」
磯野家の物置小屋が燃えている間にも
ノリスケの家が、燃やされていた
葛西「まずは、磯野家の周りに怪しい奴がうろついてなかったかだ」
三郎「あれぇ?」
葛西「ちょっと聞きたいことがある」
三郎「サザエさんのところの家政婦さんですよね?」
葛西「あー…そういうことでいいわ」
三郎「聞きたいことって何でしょうか?」
ボォォォォ!!
イクラ「火事ハァイ!!火事ハァイ!!」
タイコ「イクラ!不謹慎なことは言わないの!」
ノリスケ「家が燃えてる…おじさんの所に避難しよう…!!」
磯野家の物置小屋が燃えている間にも
ノリスケの家が、燃やされていた
葛西「まずは、磯野家の周りに怪しい奴がうろついてなかったかだ」
三郎「あれぇ?」
葛西「ちょっと聞きたいことがある」
三郎「サザエさんのところの家政婦さんですよね?」
葛西「あー…そういうことでいいわ」
三郎「聞きたいことって何でしょうか?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:22:50.99 ID:swPBywG50
葛西(確か火がついたのは、夕方だったな)
三郎「早くしてくださいよ」
葛西「昨日の夕方に…磯野家の周辺に怪しい奴は見なかったか?」
三郎「磯野さんの?…うーん、僕はその時配達をしていたんで見てませんね」
葛西「そうか、助かったぜ」
三郎「また何かあったら言ってくださいね」
葛西「おっと…最後にもう1つだけ」
三郎「はい?」
葛西「あんた、タバコは吸うか?」
三郎「ハハッ!僕は吸いませんよ、身体に悪いし!」
葛西(…)
波平「なに?ノリスケもか?」
ノリスケ「はい…僕が帰ってきた頃には…」
サザエ「これって放火魔じゃないからしらぁ…」
三郎「早くしてくださいよ」
葛西「昨日の夕方に…磯野家の周辺に怪しい奴は見なかったか?」
三郎「磯野さんの?…うーん、僕はその時配達をしていたんで見てませんね」
葛西「そうか、助かったぜ」
三郎「また何かあったら言ってくださいね」
葛西「おっと…最後にもう1つだけ」
三郎「はい?」
葛西「あんた、タバコは吸うか?」
三郎「ハハッ!僕は吸いませんよ、身体に悪いし!」
葛西(…)
波平「なに?ノリスケもか?」
ノリスケ「はい…僕が帰ってきた頃には…」
サザエ「これって放火魔じゃないからしらぁ…」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:31:05.43 ID:swPBywG50
―公園―
葛西「チッ、大した情報は掴めなかったな…」
葛西「シューラ達も連絡取れねーしよ……」
カツオ「葛西さーん!」
葛西「何か分かったか?」
カツオ「ううん、近所の人にも聞いてきたけど怪しい人は見なかったって!」
葛西「そうか……」
カツオ「僕たちは物置小屋だったから良かったけど…」
カツオ「もし、家だったらみんな死んじゃってたよ……」
葛西「火火火…だろうな」
カツオ「ねぇ…お兄さんって前はどんな仕事をしてたの?」
葛西「おじさんか?おじさんはなぁ……」
葛西「チッ、大した情報は掴めなかったな…」
葛西「シューラ達も連絡取れねーしよ……」
カツオ「葛西さーん!」
葛西「何か分かったか?」
カツオ「ううん、近所の人にも聞いてきたけど怪しい人は見なかったって!」
葛西「そうか……」
カツオ「僕たちは物置小屋だったから良かったけど…」
カツオ「もし、家だったらみんな死んじゃってたよ……」
葛西「火火火…だろうな」
カツオ「ねぇ…お兄さんって前はどんな仕事をしてたの?」
葛西「おじさんか?おじさんはなぁ……」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:35:33.29 ID:swPBywG50
中島「磯野ォーーー!!」
カツオ「中島!?」
葛西「……」
中島「僕の家も燃やされちゃったんだよぉ…!」
カツオ「中島の家も!?」
葛西「またか」
中島「じいちゃんが…まだ家に逃げ切れてないんだ!」
カツオ「えっ」
葛西「おい、坊主」
中島「はい?おじさん誰?」
葛西「さっさと案内しろ…自分のじいさんを見殺しにする気か?」
カツオ「葛西兄さんなら助けてくれるよ!」
カツオ「中島!?」
葛西「……」
中島「僕の家も燃やされちゃったんだよぉ…!」
カツオ「中島の家も!?」
葛西「またか」
中島「じいちゃんが…まだ家に逃げ切れてないんだ!」
カツオ「えっ」
葛西「おい、坊主」
中島「はい?おじさん誰?」
葛西「さっさと案内しろ…自分のじいさんを見殺しにする気か?」
カツオ「葛西兄さんなら助けてくれるよ!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:38:44.09 ID:swPBywG50
―中島家前―
葛西「おー、こりゃ派手に燃え上がってんな」
2階の窓からおじいちゃんが手を振っていた
中島のおじいちゃん「ひろしーひろしー」
中島「じいちゃん!!」
カツオ「おじいさん!早く逃げてください!」
中島のおじいちゃん「ダメじゃあ…弘を置いて逃げることはできーん…」
中島「僕ならここにいるよ!!早く逃げて!」
葛西「火火火…相当ボケてらっしゃるみたいだな」
中島のじいちゃん「弘ー、ワシに構わず早く逃げるんじゃあ」
葛西「おー、こりゃ派手に燃え上がってんな」
2階の窓からおじいちゃんが手を振っていた
中島のおじいちゃん「ひろしーひろしー」
中島「じいちゃん!!」
カツオ「おじいさん!早く逃げてください!」
中島のおじいちゃん「ダメじゃあ…弘を置いて逃げることはできーん…」
中島「僕ならここにいるよ!!早く逃げて!」
葛西「火火火…相当ボケてらっしゃるみたいだな」
中島のじいちゃん「弘ー、ワシに構わず早く逃げるんじゃあ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:44:49.19 ID:swPBywG50
中島「もう、そこからこっちへ飛び降りてよ!!」
中島のじいちゃん「そんなことはできーん…」
カツオ「中島ならここにいるよぉ!」
中島のじいちゃん「それは弘ではない、ワシを馬鹿にするなカツオ!」
カツオ「ダメだアイツ……」
中島「嫌だよじいちゃん、死なないで!!」
スッ
葛西「ちょっくら行って来るぜ」
スタスタ
カツオ「葛西さん危険だよ!!そんな炎の中に入っていったら!」
葛西(何でだろうねぇ…俺が人助けなんて、変わっちまったなぁ…)
中島のじいちゃん「そんなことはできーん…」
カツオ「中島ならここにいるよぉ!」
中島のじいちゃん「それは弘ではない、ワシを馬鹿にするなカツオ!」
カツオ「ダメだアイツ……」
中島「嫌だよじいちゃん、死なないで!!」
スッ
葛西「ちょっくら行って来るぜ」
スタスタ
カツオ「葛西さん危険だよ!!そんな炎の中に入っていったら!」
葛西(何でだろうねぇ…俺が人助けなんて、変わっちまったなぁ…)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 17:54:32.32 ID:swPBywG50
葛西は炎の中をいとも簡単に、潜り抜けて行き
2階にへと向かった
中島のじいちゃん「だ・・・だれじゃあ!!」
葛西「あんたには、まだ死なれちゃ困るみたいだぜ」
ガッ
中島のじいさんを担ぎ上げ、2階から飛び降りようとする
葛西「火火火…おじさんにはきついかもな…」
中島のじいちゃん「ウッヒャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
葛西「!?」
突如、奇声をあげ葛西を突き飛ばすじいさん
葛西「おい…じいさん、どうしたんだ?」
中島のじいちゃん「ワシに触るなっっっぅ!!!ウヒョ!!!」
葛西(あの眼……)
中島「お、おい磯野ォ…2人共出てこないじゃないかぁ…」
カツオ「葛西さん……」
2階にへと向かった
中島のじいちゃん「だ・・・だれじゃあ!!」
葛西「あんたには、まだ死なれちゃ困るみたいだぜ」
ガッ
中島のじいさんを担ぎ上げ、2階から飛び降りようとする
葛西「火火火…おじさんにはきついかもな…」
中島のじいちゃん「ウッヒャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
葛西「!?」
突如、奇声をあげ葛西を突き飛ばすじいさん
葛西「おい…じいさん、どうしたんだ?」
中島のじいちゃん「ワシに触るなっっっぅ!!!ウヒョ!!!」
葛西(あの眼……)
中島「お、おい磯野ォ…2人共出てこないじゃないかぁ…」
カツオ「葛西さん……」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 18:29:39.30 ID:swPBywG50
すいません、風呂いってました
中島のじいさん「ワシはワシはワシはワシは!!!!!」
葛西「うるせーな…」
中島のじいさん「放火魔は貴様じゃ!!!」
葛西「あ?あんたじゃねーのかよ?」
中島のじいさん「ワシは、命令されただけだ!!自分の意思ではしておらん!」
葛西「火火火…関係ねーな。命令されたとしても、あんたはもう俺達側の人間だぜ?」
中島のじいさん「俺達…側……?」
スッ
掌を炎で包み
葛西「犯罪者の世界へ踏み込んだ…って訳さ!」
ボォォォォォ!!
中島のじいさん「がはっ……」
葛西「火火火…火加減はどうだ……?」
中島のじいさん「ワシはワシはワシはワシは!!!!!」
葛西「うるせーな…」
中島のじいさん「放火魔は貴様じゃ!!!」
葛西「あ?あんたじゃねーのかよ?」
中島のじいさん「ワシは、命令されただけだ!!自分の意思ではしておらん!」
葛西「火火火…関係ねーな。命令されたとしても、あんたはもう俺達側の人間だぜ?」
中島のじいさん「俺達…側……?」
スッ
掌を炎で包み
葛西「犯罪者の世界へ踏み込んだ…って訳さ!」
ボォォォォォ!!
中島のじいさん「がはっ……」
葛西「火火火…火加減はどうだ……?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 18:33:22.79 ID:swPBywG50
葛西「さーてと、ジジイはこのままにしておいていいか」
葛西「命令されたってことは、黒幕がいるって訳だな…」
タッタッタ
中島のじいさんを放置したまま、2階から飛び降りた葛西
カツオ「葛西さん!」
葛西「ワリィな、じいさんは助けられなかった」
中島「なぁーんだ。それなら仕方ないよ。」
葛西(火火火…)
カツオ「中島何言ってんだよ!?」
中島「それより、火遊びしようぜ磯野ォ!」
カツオ「中島!お前頭狂ってんだろ!?」
葛西(コイツも……同じだな…)
中島「磯野ォ、早く放火しまくろうぜー」
葛西「命令されたってことは、黒幕がいるって訳だな…」
タッタッタ
中島のじいさんを放置したまま、2階から飛び降りた葛西
カツオ「葛西さん!」
葛西「ワリィな、じいさんは助けられなかった」
中島「なぁーんだ。それなら仕方ないよ。」
葛西(火火火…)
カツオ「中島何言ってんだよ!?」
中島「それより、火遊びしようぜ磯野ォ!」
カツオ「中島!お前頭狂ってんだろ!?」
葛西(コイツも……同じだな…)
中島「磯野ォ、早く放火しまくろうぜー」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 18:40:06.89 ID:swPBywG50
葛西「じゃあな、カツオ」
カツオ「葛西さん…どこ行くの!?」
葛西「俺はこの街を出るぜ。短い間世話になったな。」
カツオ「えっ、放火魔を捕まえるんじゃないの…?」
葛西「お前等で探しとけ、おじさんはもう疲れたんだよ」
カツオ「……」
葛西「火には気をつけろよ?」
葛西はそれだけを言い残し、立ち去った
この街全体の異様な雰囲気を葛西は感じ取っていた
葛西(……まだ残ってやがったんだな、電子ドラッグが……)
カツオ「葛西さん…どこ行くの!?」
葛西「俺はこの街を出るぜ。短い間世話になったな。」
カツオ「えっ、放火魔を捕まえるんじゃないの…?」
葛西「お前等で探しとけ、おじさんはもう疲れたんだよ」
カツオ「……」
葛西「火には気をつけろよ?」
葛西はそれだけを言い残し、立ち去った
この街全体の異様な雰囲気を葛西は感じ取っていた
葛西(……まだ残ってやがったんだな、電子ドラッグが……)
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 18:44:34.45 ID:swPBywG50
カツオ「ただいまー」
サザエ「あら、カツオ」
フネ「こんな時間までどこに行ってたんだい?」
カツオ「ご…ごめん。葛西さんと遊んでたんだ。」
サザエ「アイツはどこよ」
カツオ「お手伝いさんを辞めるって…」
サザエ「あらそう、どうでもいいわ」
カツオ「え?いいの?」
フネ「それより、早く夕飯を食べてくれないかい?」
カツオ「分かったよー、今日の夕飯なに?」
サザエ「タマよ」
カツオ「えっ!?」
サザエ「あら、カツオ」
フネ「こんな時間までどこに行ってたんだい?」
カツオ「ご…ごめん。葛西さんと遊んでたんだ。」
サザエ「アイツはどこよ」
カツオ「お手伝いさんを辞めるって…」
サザエ「あらそう、どうでもいいわ」
カツオ「え?いいの?」
フネ「それより、早く夕飯を食べてくれないかい?」
カツオ「分かったよー、今日の夕飯なに?」
サザエ「タマよ」
カツオ「えっ!?」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 18:49:40.41 ID:swPBywG50
波平「カツオ、座りなさい」
サザエの言った通り、テーブルの上にはタマが乗せられていた
恐らく刃物で斬り刻んだのであろう…
血まみれの状態のまま、皿の上にタマが置いてあった
フネ「今日はご馳走よ」
ワカメ「お兄ちゃん、早く食べないと」
カツオ「み…みんなおかしいよ……タマをどうして…!!」
マスオ「カツオくん、タマは非常食なんだよ」
波平「左様…食べることこそ、タマへ対しての最大の敬意だ」
ムシャムシャ
フネ「あら、美味しいじゃないか」
ワカメ「うふふ…血が濃くて美味しい~」
カツオ「……やめてよ、みんな!!ねぇ!!」
サザエの言った通り、テーブルの上にはタマが乗せられていた
恐らく刃物で斬り刻んだのであろう…
血まみれの状態のまま、皿の上にタマが置いてあった
フネ「今日はご馳走よ」
ワカメ「お兄ちゃん、早く食べないと」
カツオ「み…みんなおかしいよ……タマをどうして…!!」
マスオ「カツオくん、タマは非常食なんだよ」
波平「左様…食べることこそ、タマへ対しての最大の敬意だ」
ムシャムシャ
フネ「あら、美味しいじゃないか」
ワカメ「うふふ…血が濃くて美味しい~」
カツオ「……やめてよ、みんな!!ねぇ!!」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 18:53:59.65 ID:swPBywG50
タラ「尻尾が美味しいですぅ^^」
カツオ「オエェェェ…!!」
サザエ「ほら、カツオも食べなさい」
カツオ「い…いらない!!」
パシッ
サザエの手を叩いた
波平「ぶわっかもん。」
カツオ(みんなおかしい…!!早く逃げないと…!)
タッタッタ
カツオが家から飛び出すと
家の前には、全裸のノリスケが立っていた
ノリスケ「やぁカツオくん!」
カツオ「ノリスケおじさん!?」
ノリスケ「今日はバカに冷えるね~風邪には気をつけるんだよ!」
カツオ(く、狂ってる…狂ってる…!)
カツオ「オエェェェ…!!」
サザエ「ほら、カツオも食べなさい」
カツオ「い…いらない!!」
パシッ
サザエの手を叩いた
波平「ぶわっかもん。」
カツオ(みんなおかしい…!!早く逃げないと…!)
タッタッタ
カツオが家から飛び出すと
家の前には、全裸のノリスケが立っていた
ノリスケ「やぁカツオくん!」
カツオ「ノリスケおじさん!?」
ノリスケ「今日はバカに冷えるね~風邪には気をつけるんだよ!」
カツオ(く、狂ってる…狂ってる…!)
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:00:10.10 ID:swPBywG50
中島「磯野ォ…今からこの街の家片っ端から燃やしていこうぜぇ…」
ノリスケ「一度燃やしたら爽快だよ」
カツオ「僕に近づくな!!犯罪者!!」
タッタッタ
カツオ(みんな…みんな…どうしたんだよ!!)
ひたすら、走り逃げ続けるカツオ
サブちゃん「あ、カツオくん」
カツオ「三郎さん!?」
サブちゃん「そんなに慌てて、どうしたんだい?」
カツオ「みんなの様子がおかしいんだよ!放火しようとか…」
サブちゃん「放火…?それは大変だね」
カツオ「助けてよ三郎さん!僕1人じゃどうにも出来ないんだ!」
サブちゃん「いいよ、バイクに乗せてってあげるよ」
ノリスケ「一度燃やしたら爽快だよ」
カツオ「僕に近づくな!!犯罪者!!」
タッタッタ
カツオ(みんな…みんな…どうしたんだよ!!)
ひたすら、走り逃げ続けるカツオ
サブちゃん「あ、カツオくん」
カツオ「三郎さん!?」
サブちゃん「そんなに慌てて、どうしたんだい?」
カツオ「みんなの様子がおかしいんだよ!放火しようとか…」
サブちゃん「放火…?それは大変だね」
カツオ「助けてよ三郎さん!僕1人じゃどうにも出来ないんだ!」
サブちゃん「いいよ、バイクに乗せてってあげるよ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:04:13.45 ID:swPBywG50
ぶろろろろん
サブちゃん「ほら…着いたよ」
カツオ「え」
そこは、磯野家前であった
カツオ「三郎さん…ここ僕の家だよ!ここら辺はもう危険……」
ドサッ
突き飛ばされるカツオ
カツオ「いたっ」
サブちゃん「降りろよ。カツオ。」
カツオ「…え」
サブちゃん「ほら、皆集まって!放火の時間が始まるよ!」
ガサガサッ
三郎の合図と共に、周りからサザエやマスオ達が姿を現す
三郎「カツオくん…いい光景だろ?」
カツオ「何を……言ってるの…………?」
サブちゃん「ほら…着いたよ」
カツオ「え」
そこは、磯野家前であった
カツオ「三郎さん…ここ僕の家だよ!ここら辺はもう危険……」
ドサッ
突き飛ばされるカツオ
カツオ「いたっ」
サブちゃん「降りろよ。カツオ。」
カツオ「…え」
サブちゃん「ほら、皆集まって!放火の時間が始まるよ!」
ガサガサッ
三郎の合図と共に、周りからサザエやマスオ達が姿を現す
三郎「カツオくん…いい光景だろ?」
カツオ「何を……言ってるの…………?」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:09:33.59 ID:swPBywG50
サブちゃん「これが電子ドラッグの力さ……」
カツオ「電子ドラッグ……?」
サブちゃん「この街の人達はねぇ、何かを燃やしたいという衝動に駆られてたんだ」
サブちゃん「だから僕が電子ドラッグを見せて、解放させたんだ」
サブちゃん「カツオ君には後で見てもらうけどね」
カツオ「……そ、そんな…」
その場から逃げ去ろうとするカツオ
ガッ
サブちゃん「待ちなよ」
カツオ「は……離せ!!」
サブちゃん「暴れられる困るからさ、足撃ってもらおうか」
マスオ「ふふっ、じゃあ僕がカツオくんの足をぶち抜くよ」
スッと拳銃を構えるマスオ
マスオ「カツオくんも、これで僕達の仲間さ」
バキューーーン
カツオ「電子ドラッグ……?」
サブちゃん「この街の人達はねぇ、何かを燃やしたいという衝動に駆られてたんだ」
サブちゃん「だから僕が電子ドラッグを見せて、解放させたんだ」
サブちゃん「カツオ君には後で見てもらうけどね」
カツオ「……そ、そんな…」
その場から逃げ去ろうとするカツオ
ガッ
サブちゃん「待ちなよ」
カツオ「は……離せ!!」
サブちゃん「暴れられる困るからさ、足撃ってもらおうか」
マスオ「ふふっ、じゃあ僕がカツオくんの足をぶち抜くよ」
スッと拳銃を構えるマスオ
マスオ「カツオくんも、これで僕達の仲間さ」
バキューーーン
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:16:03.64 ID:swPBywG50
カツオ「……」
葛西「おーいてぇ……」
撃たれた右足を押さえている葛西
カツオの代わりに、銃弾を受けた
カツオ「葛西さん!?」
葛西「…強化細胞使ってねぇと、苦労するぜ全く…」
三郎「お前…この間の……」
タバコに火をつけ、一服する葛西
口から煙を吐き
葛西「火火火…貴方方の計画を邪魔しにきた訳ではございませんので……」
マスオ(撃ちたい…撃ちたい…ム ム )
三郎「じゃあ、その子をこっちに渡してくれるかな?」
葛西「この子供をか……?」
三郎「そうだ、早くこっちによこせ」
葛西「おーいてぇ……」
撃たれた右足を押さえている葛西
カツオの代わりに、銃弾を受けた
カツオ「葛西さん!?」
葛西「…強化細胞使ってねぇと、苦労するぜ全く…」
三郎「お前…この間の……」
タバコに火をつけ、一服する葛西
口から煙を吐き
葛西「火火火…貴方方の計画を邪魔しにきた訳ではございませんので……」
マスオ(撃ちたい…撃ちたい…ム ム )
三郎「じゃあ、その子をこっちに渡してくれるかな?」
葛西「この子供をか……?」
三郎「そうだ、早くこっちによこせ」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:24:18.49 ID:swPBywG50
葛西「止めた方がいいぜ?こいつは一般人とは違うからな…」
三郎「何を訳の分からないことを…よこせ!!」
カツオ「ぶるぶるっ」
葛西「そいつは無理な話だ」
三郎「ふっ、ならば撃ち殺してやる」
カツオ「か…葛西さん……助けてよぉ!!」
葛西「悪いなカツオ。俺はスーパーマンや超能力者でもねぇ…」
葛西「どこにでもいるおじさんだ……」
三郎「ハハッ、その通りだな」
葛西「この状況でお前を救うことはできない、それなのにピンチの場面に駆けつけたりした…」
葛西「火火火…何でヒーローを気取ってるかって?」
タッ!
マスオへ向かって駆け出す葛西
葛西「おじさんなぁ……火の扱い方も知らねぇ、ひよっ子共が嫌いなんだよ…!!!」
三郎「何を訳の分からないことを…よこせ!!」
カツオ「ぶるぶるっ」
葛西「そいつは無理な話だ」
三郎「ふっ、ならば撃ち殺してやる」
カツオ「か…葛西さん……助けてよぉ!!」
葛西「悪いなカツオ。俺はスーパーマンや超能力者でもねぇ…」
葛西「どこにでもいるおじさんだ……」
三郎「ハハッ、その通りだな」
葛西「この状況でお前を救うことはできない、それなのにピンチの場面に駆けつけたりした…」
葛西「火火火…何でヒーローを気取ってるかって?」
タッ!
マスオへ向かって駆け出す葛西
葛西「おじさんなぁ……火の扱い方も知らねぇ、ひよっ子共が嫌いなんだよ…!!!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:34:42.19 ID:swPBywG50
一瞬にして、マスオを丸焦げにした
葛西「火火火……」
マスオ「…ぐはっ」
ドサッ
三郎「クッ…!!構わん撃てェ!!!」
一斉に葛西に向けて銃口を向ける
葛西「しゃらくせぇ……まとめて火の扱い方を教えてやるよ!!」
数分後…三郎とカツオ以外、全員葛西によって燃え尽くされた
葛西「一丁あがり…っと」
うつ伏せで倒れているマスオの背中に座り込み、一服をする葛西
葛西「言っただろ?火には気をつけろってな……」
三郎「な、何者だ…!!」
葛西「どこにでもいるおじさんだ、表向きはな……」
葛西「だが、裏では悪役を演じる……ちょいワルおじさんってとこだ」
葛西「火火火……」
マスオ「…ぐはっ」
ドサッ
三郎「クッ…!!構わん撃てェ!!!」
一斉に葛西に向けて銃口を向ける
葛西「しゃらくせぇ……まとめて火の扱い方を教えてやるよ!!」
数分後…三郎とカツオ以外、全員葛西によって燃え尽くされた
葛西「一丁あがり…っと」
うつ伏せで倒れているマスオの背中に座り込み、一服をする葛西
葛西「言っただろ?火には気をつけろってな……」
三郎「な、何者だ…!!」
葛西「どこにでもいるおじさんだ、表向きはな……」
葛西「だが、裏では悪役を演じる……ちょいワルおじさんってとこだ」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:43:51.42 ID:swPBywG50
カツオ「葛西さん…お手伝いさんじゃなかったの……?」
葛西「俺はそんなちっぽけな職業にはついちゃいねぇ」
葛西「いずれ分かることさ…カツオ…」
カツオ「……」
三郎「クーーーーーーーーーハッ!!!」
葛西「…燃料切れか?」
三郎「ちわーーー三河屋です!三河屋です!!!三河屋です!!!!」
カツオ「さ……三郎さん…」
三郎「え?サザエさん!?ハハハッ家を燃やしてくれって?お安い御用ですよ!!」
葛西「火火火…どうやら、放火は全部お前の仕業か」
三郎「磯野家の物置小屋やノリスケの家まで燃やしてやったよ!」
カツオ「さ…三郎さんが放火を…!?」
三郎「いやぁ、マジで爽快だよ。燃やすっていうのはね!」
葛西「たまたま、俺のタバコと同じ銘柄だった訳か?」
三郎「偶然だよね!!やっぱり火を愛する者同士だからかな!?」
葛西「俺はそんなちっぽけな職業にはついちゃいねぇ」
葛西「いずれ分かることさ…カツオ…」
カツオ「……」
三郎「クーーーーーーーーーハッ!!!」
葛西「…燃料切れか?」
三郎「ちわーーー三河屋です!三河屋です!!!三河屋です!!!!」
カツオ「さ……三郎さん…」
三郎「え?サザエさん!?ハハハッ家を燃やしてくれって?お安い御用ですよ!!」
葛西「火火火…どうやら、放火は全部お前の仕業か」
三郎「磯野家の物置小屋やノリスケの家まで燃やしてやったよ!」
カツオ「さ…三郎さんが放火を…!?」
三郎「いやぁ、マジで爽快だよ。燃やすっていうのはね!」
葛西「たまたま、俺のタバコと同じ銘柄だった訳か?」
三郎「偶然だよね!!やっぱり火を愛する者同士だからかな!?」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 19:51:13.26 ID:swPBywG50
三郎の身体が、どんどん膨張していく
三郎「火ハ…ウツクシイ…」
ムキムキッ
カツオ「あ…っ…あぁ………」
三郎の身体は全身ムキムキとなった
葛西「火火火…化けモンだな」
三郎「サブちゃん120%ダ」
カツオ「こ、こんなの勝てっこないよ……」
三郎「これで…この街を放火できるゾ……!!」
カツオ「この街は絶対に壊させないぞ…!!」
葛西「ハァ……くだらねぇ考えだな」
三郎「何だと……?」
葛西「街を放火してぇ?だから、仲間集めてコソコソ放火活動か?」
葛西「熱心なこった」
三郎「火ハ…ウツクシイ…」
ムキムキッ
カツオ「あ…っ…あぁ………」
三郎の身体は全身ムキムキとなった
葛西「火火火…化けモンだな」
三郎「サブちゃん120%ダ」
カツオ「こ、こんなの勝てっこないよ……」
三郎「これで…この街を放火できるゾ……!!」
カツオ「この街は絶対に壊させないぞ…!!」
葛西「ハァ……くだらねぇ考えだな」
三郎「何だと……?」
葛西「街を放火してぇ?だから、仲間集めてコソコソ放火活動か?」
葛西「熱心なこった」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 20:02:17.23 ID:swPBywG50
葛西「お前は悪意もクソもねーな」
葛西「ただ単に悪を気取ってる…不良ちゃんと変わらねぇよ」
三郎「俺をあんな奴等と一緒にするな…!!」
葛西「いいや、同じだな。」
葛西「火の使い方を覚えたばかりのガキだな…火火火」
三郎「ダッマッレッ!!」
ガッ
葛西の右肩を掴み、握りつぶそうとする
ギリギリッ…
葛西「っ……力強いな………」
葛西「ただ単に悪を気取ってる…不良ちゃんと変わらねぇよ」
三郎「俺をあんな奴等と一緒にするな…!!」
葛西「いいや、同じだな。」
葛西「火の使い方を覚えたばかりのガキだな…火火火」
三郎「ダッマッレッ!!」
ガッ
葛西の右肩を掴み、握りつぶそうとする
ギリギリッ…
葛西「っ……力強いな………」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 20:05:51.87 ID:swPBywG50
カツオ「葛西さん!!」
葛西「心配無用だぜ、おじさん強いしよ」
三郎「まだそんなことを言っているのカ!?哀れだな!!!」
葛西「お前……気付かないのか?」
ふと、自身の背中が燃えて上がっていることに気がついた
三郎「グァァァァァ!!!!俺の俺の背中がッ…!!」
カツオ「葛西さん!今だよ!」
カツオが三郎の背中に火を放ったのだ
葛西「ちゃんと俺から火の扱い方を学んだみてーだな…」
三郎「熱い!!熱いよぉぉぉぉ!!!!」
葛西「お前はあの方の足元にも及ばない、自然と俺は惹きつけられたんだよ…俺は…」
葛西「火を怖がってお前に…魅力の欠片もねぇな!!!」
トドメに三郎の全身を火で包み込んだ
三郎「アッ…………ツイ…………」
葛西「心配無用だぜ、おじさん強いしよ」
三郎「まだそんなことを言っているのカ!?哀れだな!!!」
葛西「お前……気付かないのか?」
ふと、自身の背中が燃えて上がっていることに気がついた
三郎「グァァァァァ!!!!俺の俺の背中がッ…!!」
カツオ「葛西さん!今だよ!」
カツオが三郎の背中に火を放ったのだ
葛西「ちゃんと俺から火の扱い方を学んだみてーだな…」
三郎「熱い!!熱いよぉぉぉぉ!!!!」
葛西「お前はあの方の足元にも及ばない、自然と俺は惹きつけられたんだよ…俺は…」
葛西「火を怖がってお前に…魅力の欠片もねぇな!!!」
トドメに三郎の全身を火で包み込んだ
三郎「アッ…………ツイ…………」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 20:10:58.20 ID:swPBywG50
カツオ「これで、全部終わったんだね」
葛西「…もっと仲間が増えてたらきつかったかもな……」
カツオ「葛西さん、帰るの?」
葛西「もう俺の役目は終わった。この街に残るか…」
葛西「俺達についてくるかは、お前が決めろ」
葛西「お前も、俺達と同じ新しい血族の仲間さ」
カツオ「僕……が…?」
葛西「望むなら連れて行ってやるよ。犯罪者の世界にへとな。」
カツオ「犯罪者の世界………」
葛西「そこにいるボスは、本物の悪について教えてくれるだろうな……」
葛西「偽じゃない悪をな」
カツオ「葛西さん」
葛西「答えは決まったか?」
カツオ「もう、答えは決まってるよ…………」
葛西「…もっと仲間が増えてたらきつかったかもな……」
カツオ「葛西さん、帰るの?」
葛西「もう俺の役目は終わった。この街に残るか…」
葛西「俺達についてくるかは、お前が決めろ」
葛西「お前も、俺達と同じ新しい血族の仲間さ」
カツオ「僕……が…?」
葛西「望むなら連れて行ってやるよ。犯罪者の世界にへとな。」
カツオ「犯罪者の世界………」
葛西「そこにいるボスは、本物の悪について教えてくれるだろうな……」
葛西「偽じゃない悪をな」
カツオ「葛西さん」
葛西「答えは決まったか?」
カツオ「もう、答えは決まってるよ…………」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 20:19:25.57 ID:swPBywG50
カツオはその後、シックスの元で働くこととなった
シックス「ようこそ、我が仲間へ」
葛西「火火火…」
カツオ「これからはシックス様のために、私の命を捧げます…」
シックス「私をガッカリさせないでくれよ?」
カツオ「もちろんです…必ずや期待に応えてみせます」
シックス「ならば、お前に新しい名前を与えよう…我が血族にふさわしい名を…」
葛西(…火火火)
偽の悪はいらねぇ
俺が求めているのは、そんな半端な悪じゃない
悪でありながら人を惹きつけ、虜にする……そんな悪意だ
最後まで見届けてやるよ……ネウロかシックス
どちらが生き残っているのかをな………
お し ま い
シックス「ようこそ、我が仲間へ」
葛西「火火火…」
カツオ「これからはシックス様のために、私の命を捧げます…」
シックス「私をガッカリさせないでくれよ?」
カツオ「もちろんです…必ずや期待に応えてみせます」
シックス「ならば、お前に新しい名前を与えよう…我が血族にふさわしい名を…」
葛西(…火火火)
偽の悪はいらねぇ
俺が求めているのは、そんな半端な悪じゃない
悪でありながら人を惹きつけ、虜にする……そんな悪意だ
最後まで見届けてやるよ……ネウロかシックス
どちらが生き残っているのかをな………
お し ま い
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 20:52:16.08 ID:swPBywG50
※おまけ
ネウロ「ヤコ、第1回魔界探偵事務所消火訓練を始めるぞ」
ヤコ「は……?」
ネウロ「吾代も呼んである。火の扱いには気をつけねばならんからな。」
ヤコ(ネウロが着てるの消防士の人が着てるやつだよね…?何で持ってんの…)
ネウロ「もし、事務所が火事になったら大変だぞ」
ヤコ「急にどうしたのよ…?火事になっても私のこと、見殺しにしそうなあんたが消火訓練なんて…」
ネウロ「失礼な。我が輩がそんな鬼畜なことをするわけなかろう。」
ヤコ(どのツラ下げて言ってんだ…!!)
ネウロ「さぁ、やってみるか」
ヤコ「まず何から始めるの?」
ネウロ「消火器の使い方からだ」
ネウロ「ヤコ、第1回魔界探偵事務所消火訓練を始めるぞ」
ヤコ「は……?」
ネウロ「吾代も呼んである。火の扱いには気をつけねばならんからな。」
ヤコ(ネウロが着てるの消防士の人が着てるやつだよね…?何で持ってんの…)
ネウロ「もし、事務所が火事になったら大変だぞ」
ヤコ「急にどうしたのよ…?火事になっても私のこと、見殺しにしそうなあんたが消火訓練なんて…」
ネウロ「失礼な。我が輩がそんな鬼畜なことをするわけなかろう。」
ヤコ(どのツラ下げて言ってんだ…!!)
ネウロ「さぁ、やってみるか」
ヤコ「まず何から始めるの?」
ネウロ「消火器の使い方からだ」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 20:56:58.28 ID:swPBywG50
ネウロ「事務所の屋内に消火器が設置してあるぞ」
ヤコ「これって、火を消すあれだよね?」
ネウロ「そうだ…使い方は実に簡単だぞ」
スッ
消火器をそのまま、ヤコに振り下ろした
ガツンッ!
ヤコ「ふぎゃっ!!」
ネウロ「このようにして、使うのだぞ」
ヤコ「ちがーーーう!!もうそれ凶器になってんじゃん!?」
ネウロ「む?魔界の消火器はこのようにして扱うのだぞ?」
ヤコ「出たよ魔界トーク…地上と魔界じゃ違うんだから!」
ネウロ「放火大会とかはないのか?」
ヤコ「なにその危ない大会!?」
ヤコ「これって、火を消すあれだよね?」
ネウロ「そうだ…使い方は実に簡単だぞ」
スッ
消火器をそのまま、ヤコに振り下ろした
ガツンッ!
ヤコ「ふぎゃっ!!」
ネウロ「このようにして、使うのだぞ」
ヤコ「ちがーーーう!!もうそれ凶器になってんじゃん!?」
ネウロ「む?魔界の消火器はこのようにして扱うのだぞ?」
ヤコ「出たよ魔界トーク…地上と魔界じゃ違うんだから!」
ネウロ「放火大会とかはないのか?」
ヤコ「なにその危ない大会!?」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:03:36.99 ID:swPBywG50
ネウロ「よし、消火器の使い方は学んだな」
ヤコ「いやいや…全然学べてないし……」
ガチャッ
吾代「今日は何の用だコラァ!!!?」
ヤコ「吾代さんネウロが消火訓練するって……」
吾代「消火訓練だぁ?」
ネウロ「吾代よ。この事務所で喫煙をしているのは貴様だけだぞ。」
吾代「けっ、それがどうしたっていうんだよ?」
ネウロ「この事務所が火事になったとき、真っ先に貴様を犯人に仕立て上げれるな」
吾代「ふざけんなテメェ!!!何で俺が犯人にされなきゃいけねーんだよ!」
ヤコ「吾代さん、この際禁煙してみたら?」
吾代「なっ…お前までもそんなこと…!!」
ヤコ「だって正直タバコ臭いし……身体に良いことないじゃん……」
吾代(……)
吾代にとって、女子高生からのタバコ臭いという一言には
とつてつもない破壊力が秘められていた
ヤコ「いやいや…全然学べてないし……」
ガチャッ
吾代「今日は何の用だコラァ!!!?」
ヤコ「吾代さんネウロが消火訓練するって……」
吾代「消火訓練だぁ?」
ネウロ「吾代よ。この事務所で喫煙をしているのは貴様だけだぞ。」
吾代「けっ、それがどうしたっていうんだよ?」
ネウロ「この事務所が火事になったとき、真っ先に貴様を犯人に仕立て上げれるな」
吾代「ふざけんなテメェ!!!何で俺が犯人にされなきゃいけねーんだよ!」
ヤコ「吾代さん、この際禁煙してみたら?」
吾代「なっ…お前までもそんなこと…!!」
ヤコ「だって正直タバコ臭いし……身体に良いことないじゃん……」
吾代(……)
吾代にとって、女子高生からのタバコ臭いという一言には
とつてつもない破壊力が秘められていた
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:09:13.95 ID:swPBywG50
吾代(イライラ…)
ヤコ「良かった、禁煙を決意してくれたんだね」
ネウロ「爆発寸前のようだがな」
吾代「次は何するんだよ!?さっさと訓練しようぜ!!」
ヤコ「妙に張り切ってるね、吾代さん!」
ネウロ「ふむ、次は火事になった時どこから避難するかだ」
ヤコ「そうだよね~仕事してる時に火事とかなったらパニくっちゃうよね」
吾代「そんなもん、窓から飛び降りれば済む話だろ!!」
ネウロ「そうだな…手本を見せてみろ」
ポイッ
吾代を事務所の外へ投げ出した
吾代「アーーーーーッ…………」
グシャッグシャッ…!
ヤコ「ご、吾代さーーーーーん!!!」
ネウロ「という訳で、窓から飛び降りると吾代みたいになってしまうぞ」
ヤコ「良かった、禁煙を決意してくれたんだね」
ネウロ「爆発寸前のようだがな」
吾代「次は何するんだよ!?さっさと訓練しようぜ!!」
ヤコ「妙に張り切ってるね、吾代さん!」
ネウロ「ふむ、次は火事になった時どこから避難するかだ」
ヤコ「そうだよね~仕事してる時に火事とかなったらパニくっちゃうよね」
吾代「そんなもん、窓から飛び降りれば済む話だろ!!」
ネウロ「そうだな…手本を見せてみろ」
ポイッ
吾代を事務所の外へ投げ出した
吾代「アーーーーーッ…………」
グシャッグシャッ…!
ヤコ「ご、吾代さーーーーーん!!!」
ネウロ「という訳で、窓から飛び降りると吾代みたいになってしまうぞ」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:17:35.05 ID:swPBywG50
吾代「ハァハァー……消火訓練に避難訓練なんていらねぇだろ!」
ネウロ「そうはいかん。避難の方も怠っては危険だ。」
ネウロ「事務所から外へ出る場所は1つしかない」
ヤコ「このドアを開けて出るしかないよね」
ネウロ「避難する際に、慌ててはならんぞ」
ヤコ「あ、それ学校で習ったことあるよ!…えーっと…」
ネウロ「押せ、駆け出せ、喋れ、この3つでおかしだ」
ヤコ「いやいや!!絶対違う!!!!」
ネウロ「む?我が輩が間違っているというのか?」
ヤコ「全部逆だよ!!押すな、駆けない、喋らないだよ!!」
ネウロ「ほう、なるほどな……」
吾代「なんならよ、火事が起きた時のことをシュミレーションしてみよーぜ」
ヤコ「あっ、いいアイディアだね吾代さん!」
ネウロ「ふむ、シュミレーションも大切だな。やってみるか。」
ネウロ「そうはいかん。避難の方も怠っては危険だ。」
ネウロ「事務所から外へ出る場所は1つしかない」
ヤコ「このドアを開けて出るしかないよね」
ネウロ「避難する際に、慌ててはならんぞ」
ヤコ「あ、それ学校で習ったことあるよ!…えーっと…」
ネウロ「押せ、駆け出せ、喋れ、この3つでおかしだ」
ヤコ「いやいや!!絶対違う!!!!」
ネウロ「む?我が輩が間違っているというのか?」
ヤコ「全部逆だよ!!押すな、駆けない、喋らないだよ!!」
ネウロ「ほう、なるほどな……」
吾代「なんならよ、火事が起きた時のことをシュミレーションしてみよーぜ」
ヤコ「あっ、いいアイディアだね吾代さん!」
ネウロ「ふむ、シュミレーションも大切だな。やってみるか。」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:27:56.27 ID:swPBywG50
吾代「俺はソファに座ってるってことにするぜ」
ヤコ「じゃあ、私はあかねちゃんと遊んでるってことに」
ネウロ「我が輩はドアの前に立っているとしよう」
ヤコ「……」
ネウロ「どうした?」
ヤコ「ネウロ、ドアの前に立って私達を避難させない気だよね…?」
ネウロ「おぉ!よく分かったな!」
吾代「よく分かったじゃねぇよ!?殺す気か!?」
ネウロ「違うぞ、避難させないだけだぞ」
ヤコ(ぜってー殺す気だろ…)
ネウロ「さぁ、火事だ…逃げろ」
タッタッタ
ヤコ「ちょ…ネウロどいてよ!!」
吾代「お前が、突っ立ってたら逃げられねーだろうが!」
ネウロ「フハハハハ、通りたければ我が輩を倒してみろ」
ヤコ「じゃあ、私はあかねちゃんと遊んでるってことに」
ネウロ「我が輩はドアの前に立っているとしよう」
ヤコ「……」
ネウロ「どうした?」
ヤコ「ネウロ、ドアの前に立って私達を避難させない気だよね…?」
ネウロ「おぉ!よく分かったな!」
吾代「よく分かったじゃねぇよ!?殺す気か!?」
ネウロ「違うぞ、避難させないだけだぞ」
ヤコ(ぜってー殺す気だろ…)
ネウロ「さぁ、火事だ…逃げろ」
タッタッタ
ヤコ「ちょ…ネウロどいてよ!!」
吾代「お前が、突っ立ってたら逃げられねーだろうが!」
ネウロ「フハハハハ、通りたければ我が輩を倒してみろ」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:32:35.95 ID:swPBywG50
ネウロ「30分が経過…貴様等、本当なら死んでいるぞ」
ヤコ「あんたが通さないからでしょ!!」
吾代「ったく、付き合ってらんねーよ!」
ネウロ「おや?どこに行くつもりだ?」
吾代「外でタバコ吹かしてくらぁ!」
バタンッ!
ネウロ「ふむ、何を怒っているのだ」
ヤコ「禁煙も限界だったんだね…」
ネウロ「まぁいい。次は、通報訓練だ。」
ヤコ「通報訓練?」
ネウロ「火事が起きた際の、通報の仕方だ」
ヤコ「あんたが通さないからでしょ!!」
吾代「ったく、付き合ってらんねーよ!」
ネウロ「おや?どこに行くつもりだ?」
吾代「外でタバコ吹かしてくらぁ!」
バタンッ!
ネウロ「ふむ、何を怒っているのだ」
ヤコ「禁煙も限界だったんだね…」
ネウロ「まぁいい。次は、通報訓練だ。」
ヤコ「通報訓練?」
ネウロ「火事が起きた際の、通報の仕方だ」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:40:16.52 ID:swPBywG50
ネウロ「あかねが、自動火災報知の役割を果たしてくれるぞ」
ヤコ(あかねちゃん…すごすぎるよ……)
ネウロ「ではまず、自動火災報知のベルが鳴るとしよう」
あかね(ぶんぶんっ!!)
ヤコ「ひぃぃ…!あかねちゃんが尋常じゃない動きを…!」
ネウロ「ベルの代わりだ。さて、我が輩がこれを見て通報をする。」
ヤコ「119番だよね?」
ネウロ「そうだ。ヤコ、このタバコを持って誇らしげにしてみろ。」
ヤコ「え?タバコを持って?」
カシャッカシャッ
タバコを口元に当ててる、ヤコの姿を写メールで撮影するネウロ
ネウロ「ククッ…女子高生探偵が喫煙となればどうなるだろうな…」
ヤコ「ストーーーーップ!!!」
ネウロ「なんだ?せっかく通報の準備をしていたのに」
ヤコ「そっちの通報じゃなくて!火事の通報だよ!!」
ヤコ(あかねちゃん…すごすぎるよ……)
ネウロ「ではまず、自動火災報知のベルが鳴るとしよう」
あかね(ぶんぶんっ!!)
ヤコ「ひぃぃ…!あかねちゃんが尋常じゃない動きを…!」
ネウロ「ベルの代わりだ。さて、我が輩がこれを見て通報をする。」
ヤコ「119番だよね?」
ネウロ「そうだ。ヤコ、このタバコを持って誇らしげにしてみろ。」
ヤコ「え?タバコを持って?」
カシャッカシャッ
タバコを口元に当ててる、ヤコの姿を写メールで撮影するネウロ
ネウロ「ククッ…女子高生探偵が喫煙となればどうなるだろうな…」
ヤコ「ストーーーーップ!!!」
ネウロ「なんだ?せっかく通報の準備をしていたのに」
ヤコ「そっちの通報じゃなくて!火事の通報だよ!!」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:47:43.35 ID:swPBywG50
―1時間後―
ネウロ「では、消火&避難&通報訓練を終了する」
ヤコ「はぁ…あんたの行事はいっつも疲れるよ…」
ネウロ「色々と学ぶことが出来ただろう」
ヤコ(何1つ学べることなんてなかった気が……)
ネウロ「火には十分と用心せねばな」
ヤコ「分かってるよー…ん、吾代さんは?」
ネウロ「遅いな、タバコを吸うには時間がかかりすぎだぞ」
ヤコ「どうしたんだろう?」
ネウロ「案外放火でもしてそうだな」
ヤコ「もー変なこと言わないでよ…私、ちょっと探してくるね」
タッタッタ
ネウロ「では、消火&避難&通報訓練を終了する」
ヤコ「はぁ…あんたの行事はいっつも疲れるよ…」
ネウロ「色々と学ぶことが出来ただろう」
ヤコ(何1つ学べることなんてなかった気が……)
ネウロ「火には十分と用心せねばな」
ヤコ「分かってるよー…ん、吾代さんは?」
ネウロ「遅いな、タバコを吸うには時間がかかりすぎだぞ」
ヤコ「どうしたんだろう?」
ネウロ「案外放火でもしてそうだな」
ヤコ「もー変なこと言わないでよ…私、ちょっと探してくるね」
タッタッタ
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 21:55:36.62 ID:swPBywG50
―探偵事務所前―
ヤコ「え…」
ジョァァァァ
吾代「ハァハァ…クソッ!消えねぇ!!」
事務所の前のビルが、小さな火で燃え盛っていた
吾代は尿で必死に消火しようとしていた
吾代「クソッ…!!ポイ捨てなんてするんじゃなかった!!」
ヤコ(……嗚呼…)
ネウロ「あ、笹塚刑事?はい…助手の方です!」
ネウロ「忙しい中、申し訳ありません…」
ネウロ「我々の事務所の前のビルに、放火をしている男を見つけたので……」
お し ま い
ヤコ「え…」
ジョァァァァ
吾代「ハァハァ…クソッ!消えねぇ!!」
事務所の前のビルが、小さな火で燃え盛っていた
吾代は尿で必死に消火しようとしていた
吾代「クソッ…!!ポイ捨てなんてするんじゃなかった!!」
ヤコ(……嗚呼…)
ネウロ「あ、笹塚刑事?はい…助手の方です!」
ネウロ「忙しい中、申し訳ありません…」
ネウロ「我々の事務所の前のビルに、放火をしている男を見つけたので……」
お し ま い
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