4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:16:45.66 ID:N1WZbZzJ0
八千代「…………」
小鳥遊「どういうことですか、いきなり」
杏子「やめるっつーか…異動?本部から連絡あった」
種島「そんな…」
相馬「まーもう四年もやってるわけだからねー」
小鳥遊「うわ相馬さんどこから沸いて出たんですか」
相馬「ヒドイな小鳥遊くーん」
小鳥遊「どういうことですか、いきなり」
杏子「やめるっつーか…異動?本部から連絡あった」
種島「そんな…」
相馬「まーもう四年もやってるわけだからねー」
小鳥遊「うわ相馬さんどこから沸いて出たんですか」
相馬「ヒドイな小鳥遊くーん」
引用元: ・ぽぷら「ええっ!杏子さん、お店やめちゃうの!?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:17:52.86 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「…というかさっきから微動だにしないなチーフ」
八千代「…………」
小鳥遊(あぁまぁこの人は店長大好きだからな…)
(待てよ、店長がいなくなるってことは十中八九チーフもいなくなるってことで)
(そしたら芋づる式に佐藤さんまでやめることになったり…)
相馬「まあそうなると店が崩壊するよね」
小鳥遊「心読まないで下さい!ていうか笑ってる場合じゃないでしょ」
相馬「失礼な!俺はこの上なく真剣だよ?佐藤君がやめたら俺の仕事が増えるじゃない」
小鳥遊「…………」
相馬「うわ何その軽蔑の目!まぁともかくさ、轟さんがやめなければ仕事の方に影響はでないわけでしょ?」
八千代「…………」
小鳥遊(あぁまぁこの人は店長大好きだからな…)
(待てよ、店長がいなくなるってことは十中八九チーフもいなくなるってことで)
(そしたら芋づる式に佐藤さんまでやめることになったり…)
相馬「まあそうなると店が崩壊するよね」
小鳥遊「心読まないで下さい!ていうか笑ってる場合じゃないでしょ」
相馬「失礼な!俺はこの上なく真剣だよ?佐藤君がやめたら俺の仕事が増えるじゃない」
小鳥遊「…………」
相馬「うわ何その軽蔑の目!まぁともかくさ、轟さんがやめなければ仕事の方に影響はでないわけでしょ?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:19:39.40 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「まぁそうですけど…チーフのことだから店長についていくに決まってるんじゃ」
相馬「聞いて(脅して)みなきゃわからないよ?」
小鳥遊「今副音声でとんでもないことが聞こえたんですが」
相馬「まぁまぁこれもワグナリアの平和のため………轟さん?」
八千代「………(杏子さんが転勤……このお店から離れる…それなら私はついていかなくちゃ…でもそしたら店のみんなとも…佐藤くんとももうお別れ…?)」
相馬「轟さーん?」
八千代「きゃっ、そそそ相馬くんどうしたの?」
相馬「いや、店長が異動になるって話…轟さんはどうするのかなぁって」
相馬「聞いて(脅して)みなきゃわからないよ?」
小鳥遊「今副音声でとんでもないことが聞こえたんですが」
相馬「まぁまぁこれもワグナリアの平和のため………轟さん?」
八千代「………(杏子さんが転勤……このお店から離れる…それなら私はついていかなくちゃ…でもそしたら店のみんなとも…佐藤くんとももうお別れ…?)」
相馬「轟さーん?」
八千代「きゃっ、そそそ相馬くんどうしたの?」
相馬「いや、店長が異動になるって話…轟さんはどうするのかなぁって」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:21:08.21 ID:N1WZbZzJ0
八千代「あ、そ、そうね…たぶん私も杏子さんと一緒に…」
種島「えええ!!」
小鳥遊「あああああやっぱりいいい」
種島「そんな…八千代さんもきょーこさんもいなくなっちゃうの…?」うるうる
八千代「ぽぷらちゃん…」
小鳥遊「あああこんな時だってのに先輩かわいいいいい」なでなで
八千代「…いいですか?杏子さん」
杏子「私は別にかまわんが…」
種島「えええ!!」
小鳥遊「あああああやっぱりいいい」
種島「そんな…八千代さんもきょーこさんもいなくなっちゃうの…?」うるうる
八千代「ぽぷらちゃん…」
小鳥遊「あああこんな時だってのに先輩かわいいいいい」なでなで
八千代「…いいですか?杏子さん」
杏子「私は別にかまわんが…」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:23:23.57 ID:N1WZbZzJ0
相馬「(やっぱりそうなるか…佐藤君のこともあるし、何より俺の仕事が増えるのは困るよね)
轟さんちょっとこの写真……」
ガンッ
相馬「いっで!!」
八千代「あ…さ、さとーくん」
佐藤「………」
八千代「その…」
佐藤「…行くんだろ」
八千代「え…う、うん…」
佐藤「体に気ぃつけろよ」
八千代「そうね、ありがとう…あ、胃薬…頭痛薬もくれるの?こ、こんなに?」
小鳥遊「佐藤さん落ち着いてください」
轟さんちょっとこの写真……」
ガンッ
相馬「いっで!!」
八千代「あ…さ、さとーくん」
佐藤「………」
八千代「その…」
佐藤「…行くんだろ」
八千代「え…う、うん…」
佐藤「体に気ぃつけろよ」
八千代「そうね、ありがとう…あ、胃薬…頭痛薬もくれるの?こ、こんなに?」
小鳥遊「佐藤さん落ち着いてください」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:26:43.62 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「何も今すぐいなくなるわけじゃないんですし」
種島「そ、そうだよね!でもやっぱりみんなでさ、ちゃんとお別れ会しようよ!」
杏子「送別会…食い物」
ガコッ
山田「何だか楽しそうです!何の話ですか!?山田も混ぜてください!!」
小鳥遊「山田…」
種島「あのね、杏子さんと八千代さんがね、お店やめることになっちゃったの…」
山田「……そ、そんな!?山田のお母さんと犬が!!」
種島「そ、そうだよね!でもやっぱりみんなでさ、ちゃんとお別れ会しようよ!」
杏子「送別会…食い物」
ガコッ
山田「何だか楽しそうです!何の話ですか!?山田も混ぜてください!!」
小鳥遊「山田…」
種島「あのね、杏子さんと八千代さんがね、お店やめることになっちゃったの…」
山田「……そ、そんな!?山田のお母さんと犬が!!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:29:21.59 ID:N1WZbZzJ0
種島「だからね、寂しいけど…みんなで送別会を開こうと思うの!」
山田「それは納豆の出番と言うことですね!?山田頑張ります!!」
種島「?納豆?よくわからないけど頑張ろうね葵ちゃん!」
杏子「食い物……八千代、パフェ」
八千代「………」
杏子「八千代?」
八千代「あっ、は、はい!今お持ちします!」
種島「あ、お客様!とにかく仕事しなくちゃね、いらっしゃいませー!」
佐藤「…………」
山田「それは納豆の出番と言うことですね!?山田頑張ります!!」
種島「?納豆?よくわからないけど頑張ろうね葵ちゃん!」
杏子「食い物……八千代、パフェ」
八千代「………」
杏子「八千代?」
八千代「あっ、は、はい!今お持ちします!」
種島「あ、お客様!とにかく仕事しなくちゃね、いらっしゃいませー!」
佐藤「…………」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:32:22.23 ID:N1WZbZzJ0
相馬「う…いてて…ひどいよ佐藤君、俺は佐藤君のためを思って」
佐藤「…………」
相馬「ていうかさー、ちょっとは引き止めるとかなんとかないの?ほんとヘタレなんだからー」
佐藤「……………」
相馬「大事な友達ってポジションに居てもさ、バイトの同僚なんて高が知れてるよ?」
「会わなくなったら交友関係もそれっきり、なんてことに」
佐藤「………………」
相馬「幸いにも種島さんがチャンスを作ってくれたしー、送別会で今度こそ男を見せて友達以上の関係に……」
ズガンッ
佐藤「…………」
相馬「ていうかさー、ちょっとは引き止めるとかなんとかないの?ほんとヘタレなんだからー」
佐藤「……………」
相馬「大事な友達ってポジションに居てもさ、バイトの同僚なんて高が知れてるよ?」
「会わなくなったら交友関係もそれっきり、なんてことに」
佐藤「………………」
相馬「幸いにも種島さんがチャンスを作ってくれたしー、送別会で今度こそ男を見せて友達以上の関係に……」
ズガンッ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:35:08.08 ID:N1WZbZzJ0
種島「小鳥遊君、注文取ってきたんだけど佐藤さんは…」
小鳥遊「え、佐藤さんなら確かあっちに、……!!
(…さ、佐藤さんから未だかつて無い負のオーラが…!!)
佐藤さんはちょっと忙しいみたいなので、ほ、他の人に頼みましょうね!」
種島「え?うんいいけどー」
小鳥遊「よ、よかった…あんな近寄っただけで胃が痛くなりそうな空気に先輩が触れなくて」
相馬「…ほんとヘタレだよねー…」
小鳥遊「って相馬さん、いつからいたんですか」
相馬「今来たとこだよー…ていうか小鳥遊君、俺の頭を見て何か思うことない?」
小鳥遊「いつもにも増して大きなたんこぶだとは思いますがどうせ自業自得だと思うので口にしません」
相馬「うう、みんなひどいよ…」
小鳥遊「え、佐藤さんなら確かあっちに、……!!
(…さ、佐藤さんから未だかつて無い負のオーラが…!!)
佐藤さんはちょっと忙しいみたいなので、ほ、他の人に頼みましょうね!」
種島「え?うんいいけどー」
小鳥遊「よ、よかった…あんな近寄っただけで胃が痛くなりそうな空気に先輩が触れなくて」
相馬「…ほんとヘタレだよねー…」
小鳥遊「って相馬さん、いつからいたんですか」
相馬「今来たとこだよー…ていうか小鳥遊君、俺の頭を見て何か思うことない?」
小鳥遊「いつもにも増して大きなたんこぶだとは思いますがどうせ自業自得だと思うので口にしません」
相馬「うう、みんなひどいよ…」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:38:25.98 ID:N1WZbZzJ0
八千代「(体に気をつけて、か…さとーくん、少しでも寂しいと思ってくれてるのかな)」
杏子「どうした、八千代」
八千代「あ、いえ…何でもないんです。ちょっぴり寂しかっただけで」
杏子「…お前まで無理に店を移ることはないが…」
八千代「いえ!寂しいのは寂しいですけど、私は杏子さんのお世話ができれば、それで幸せなんです」
杏子「そうか」
八千代「はい!」
(少しだけ胸がちくちくするけど)
(きょーこさんの幸せが私の幸せだから、きっとこれでいいのよ)
杏子「どうした、八千代」
八千代「あ、いえ…何でもないんです。ちょっぴり寂しかっただけで」
杏子「…お前まで無理に店を移ることはないが…」
八千代「いえ!寂しいのは寂しいですけど、私は杏子さんのお世話ができれば、それで幸せなんです」
杏子「そうか」
八千代「はい!」
(少しだけ胸がちくちくするけど)
(きょーこさんの幸せが私の幸せだから、きっとこれでいいのよ)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:40:53.08 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「(…相馬はムカつくが)」
「(会わなくなったらそれきり、なんて想像に容易くて泣けてくるな…)」
「(メルアドは知ってるが、新しい職場ともなればメールなんざ打ってる暇もないだろう。アイツ機械オンチだし)」
「(やっぱ今度の送別会とやらで何とかするしかないのか…)」
「(相馬はムカつくが)」
「(…ま、叶わなかったらどうせバイト辞める気だったしな…)」
「(しかしどうすれば…)」
相馬「ちょ、佐藤くーん!?鍋!鍋コゲてるから!!」
佐藤「…あ」
種島「佐藤さん相馬さーん!ってうわコゲくさいよ!?」
佐藤「…種島か」
種島「?」
佐藤「すまん、今俺にはお前をいぢめる余裕がないんだ…」
種島「いぢめなくていーの!!!」
「(会わなくなったらそれきり、なんて想像に容易くて泣けてくるな…)」
「(メルアドは知ってるが、新しい職場ともなればメールなんざ打ってる暇もないだろう。アイツ機械オンチだし)」
「(やっぱ今度の送別会とやらで何とかするしかないのか…)」
「(相馬はムカつくが)」
「(…ま、叶わなかったらどうせバイト辞める気だったしな…)」
「(しかしどうすれば…)」
相馬「ちょ、佐藤くーん!?鍋!鍋コゲてるから!!」
佐藤「…あ」
種島「佐藤さん相馬さーん!ってうわコゲくさいよ!?」
佐藤「…種島か」
種島「?」
佐藤「すまん、今俺にはお前をいぢめる余裕がないんだ…」
種島「いぢめなくていーの!!!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:43:14.60 ID:N1WZbZzJ0
山田「山田もいますよー」
相馬「二人揃ってどうしたの?」
種島「えーと今度の送別会でね、キッチンの二人にお料理を担当してほしいの!」
山田「山田は出し物をするのです」
佐藤「…あぁ。別にいいぞ。どうせそうなるだろうと思ってたし」
相馬「だねー」
山田「山田が出し物をするんですよ!?皆さん興味がわきませんか!?」
佐藤「それで種島、何作ってほしいんだ」
相馬「二人揃ってどうしたの?」
種島「えーと今度の送別会でね、キッチンの二人にお料理を担当してほしいの!」
山田「山田は出し物をするのです」
佐藤「…あぁ。別にいいぞ。どうせそうなるだろうと思ってたし」
相馬「だねー」
山田「山田が出し物をするんですよ!?皆さん興味がわきませんか!?」
佐藤「それで種島、何作ってほしいんだ」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:46:04.46 ID:N1WZbZzJ0
種島「え、う、うん…んーとねー」
山田「無視ですか!?相馬さん、相馬さんは山田に興味わきますよね!?」
相馬「え、えぇー?俺?」
伊波「ふぅ…こんにちはー」
伊波「……?」
「(遅番だったんだけど…何だか今日はいつにも増して騒がしいな)」
どんっ
小鳥遊「ん?…あ」
伊波「えっ…た、たかなしく…いやああああああっ!!」
山田「無視ですか!?相馬さん、相馬さんは山田に興味わきますよね!?」
相馬「え、えぇー?俺?」
伊波「ふぅ…こんにちはー」
伊波「……?」
「(遅番だったんだけど…何だか今日はいつにも増して騒がしいな)」
どんっ
小鳥遊「ん?…あ」
伊波「えっ…た、たかなしく…いやああああああっ!!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:49:59.45 ID:N1WZbZzJ0
伊波「えぇっ!?杏子さんと八千代さんが!?」
小鳥遊「そうですけどとりあえず手を離してもらえますか伊波さん」
「ていうか久しぶりだなこのやりとり」
伊波「ごごごごめんね小鳥遊君……」
小鳥遊「まぁぼーっと突っ立ってた俺も悪いですけど、今度からはちゃんと前見て歩いてくださいね…」
伊波「ご、ごめんなさい…」
「それで、みんなが話してるのって…」
小鳥遊「二人を送るために送別会を開くんです。詳しいことは先輩が話すと思いますけど」
伊波「ほ、ほんとに居なくなっちゃうんだ…」
「(えーっ!?でもでも、そしたら八千代さんに片思いしてる佐藤さんは…)」
伊波「…!か、かわいそう…!!」
小鳥遊「うわっ!何で泣くんですか伊波さん寂しいんですか!?」
伊波「ち、違うの…寂しいのもそうだけど、この涙は違うのー!!」
「(佐藤さん…私何が出来るかもわからないけど、精一杯協力しますから…!!)」
佐藤「何か今寒気がしたんだが」
小鳥遊「そうですけどとりあえず手を離してもらえますか伊波さん」
「ていうか久しぶりだなこのやりとり」
伊波「ごごごごめんね小鳥遊君……」
小鳥遊「まぁぼーっと突っ立ってた俺も悪いですけど、今度からはちゃんと前見て歩いてくださいね…」
伊波「ご、ごめんなさい…」
「それで、みんなが話してるのって…」
小鳥遊「二人を送るために送別会を開くんです。詳しいことは先輩が話すと思いますけど」
伊波「ほ、ほんとに居なくなっちゃうんだ…」
「(えーっ!?でもでも、そしたら八千代さんに片思いしてる佐藤さんは…)」
伊波「…!か、かわいそう…!!」
小鳥遊「うわっ!何で泣くんですか伊波さん寂しいんですか!?」
伊波「ち、違うの…寂しいのもそうだけど、この涙は違うのー!!」
「(佐藤さん…私何が出来るかもわからないけど、精一杯協力しますから…!!)」
佐藤「何か今寒気がしたんだが」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 15:57:28.47 ID:N1WZbZzJ0
相馬「それから一週間後」
佐藤「何言ってんだ相馬。いいからさっさとメシ作れ」
種島「さあ!八千代さんときょーこさんを送る会、始めるよー!!」
山田「山田、伊波さんと一緒に飾りつけ頑張りました!…でも、音尾さんがいなくて残念です……」
八千代「連絡…つかなかったんですよね、杏子さん」
杏子「ああ。大方電波の届かない所にでもいるんだろ」
種島「もう、音尾さんったら!大事な送別会なのに…」
小鳥遊「でも、何も閉店後のワグナリアですることなかったんじゃないですか?」
種島「うん、でも盛大にやりたかったし、杏子さんにもお腹いっぱい食べてほしかったから」
杏子「」もぐもぐ
種島「ああっ杏子さんまだダメだよっ!」
佐藤「何言ってんだ相馬。いいからさっさとメシ作れ」
種島「さあ!八千代さんときょーこさんを送る会、始めるよー!!」
山田「山田、伊波さんと一緒に飾りつけ頑張りました!…でも、音尾さんがいなくて残念です……」
八千代「連絡…つかなかったんですよね、杏子さん」
杏子「ああ。大方電波の届かない所にでもいるんだろ」
種島「もう、音尾さんったら!大事な送別会なのに…」
小鳥遊「でも、何も閉店後のワグナリアですることなかったんじゃないですか?」
種島「うん、でも盛大にやりたかったし、杏子さんにもお腹いっぱい食べてほしかったから」
杏子「」もぐもぐ
種島「ああっ杏子さんまだダメだよっ!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:01:25.34 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「そいつはほっとけ種島。いいから進行しろよ」
伊波「(な、なんか学芸会みたい……)」
種島「うー、とりあえず…乾杯しよ!未成年組はジュースだけど!」
「かんぱーい!!」
「「「かんぱーい」」」
小鳥遊「はい伊波さん、乾杯です」伊波「あ、う、うん…」
山田「八千代さん!山田、八千代さんとカンパイしたいです!」八千代「まあ、ありがとう葵ちゃん」
相馬「いやーお二人がいなくなると寂しくなりますよー」杏子「ん」
種島「さとーさん!かんぱー…い、」すかっ
「………」
佐藤「…あぁ。すまん種島、ちっさくて照準が合わなかった」
種島「もーーー!!」
伊波「(な、なんか学芸会みたい……)」
種島「うー、とりあえず…乾杯しよ!未成年組はジュースだけど!」
「かんぱーい!!」
「「「かんぱーい」」」
小鳥遊「はい伊波さん、乾杯です」伊波「あ、う、うん…」
山田「八千代さん!山田、八千代さんとカンパイしたいです!」八千代「まあ、ありがとう葵ちゃん」
相馬「いやーお二人がいなくなると寂しくなりますよー」杏子「ん」
種島「さとーさん!かんぱー…い、」すかっ
「………」
佐藤「…あぁ。すまん種島、ちっさくて照準が合わなかった」
種島「もーーー!!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:05:01.82 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「…しかしチーフがいなくなると、ワグナリアは大変ですよ」
八千代「小鳥遊くん…そうね、私と杏子さん、二人も抜けちゃうんだものね」
「お仕事に支障が出ないといいんだけど…」
小鳥遊「出るかもしれませんね…“チーフが”いなくなると」
八千代「?」
山田「見てください、山田の納豆芸を!!」
種島「葵ちゃんすごい!!」
杏子「食い物で遊ぶな」
佐藤「………」
相馬「みんな思い思いに騒いでるねぇ、佐藤くん」
佐藤「今すぐ失せろ」
相馬「ヒドッ!!そんなこと言わないでさぁ、轟さんに話しかけたら?」
八千代「小鳥遊くん…そうね、私と杏子さん、二人も抜けちゃうんだものね」
「お仕事に支障が出ないといいんだけど…」
小鳥遊「出るかもしれませんね…“チーフが”いなくなると」
八千代「?」
山田「見てください、山田の納豆芸を!!」
種島「葵ちゃんすごい!!」
杏子「食い物で遊ぶな」
佐藤「………」
相馬「みんな思い思いに騒いでるねぇ、佐藤くん」
佐藤「今すぐ失せろ」
相馬「ヒドッ!!そんなこと言わないでさぁ、轟さんに話しかけたら?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:08:33.27 ID:N1WZbZzJ0
相馬「仮にも“一番の友達”なわけだからさ、轟さんも話したがってると思うよ?」
佐藤「………」
相馬「一番の“友達”なんだから」
佐藤「………」
相馬「いちば…いやいやちょっとま、どっから出したのそのフライパン!!」
「俺は友達のまま終わるのが嫌ならこっちからアプローチかけないとって言いたいの!俺を殴る前に!!」
佐藤「………チッ」
相馬「(ホッ)…まあでもヘタレの佐藤君にいきなりそれは難しいかと思って」
佐藤「殺すぞ」
佐藤「………」
相馬「一番の“友達”なんだから」
佐藤「………」
相馬「いちば…いやいやちょっとま、どっから出したのそのフライパン!!」
「俺は友達のまま終わるのが嫌ならこっちからアプローチかけないとって言いたいの!俺を殴る前に!!」
佐藤「………チッ」
相馬「(ホッ)…まあでもヘタレの佐藤君にいきなりそれは難しいかと思って」
佐藤「殺すぞ」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:14:08.66 ID:N1WZbZzJ0
相馬「じゃーん!!」
佐藤「…なんだそりゃ」
相馬「え?決まってんじゃない、複数の男女がクジをひいて、当たりを引いた人がそれ以外の人に命令を下すゲームだよ!」
佐藤「…簡単に言うと」
相馬「王様ゲームだね!!」
佐藤「…………」ギリギリギリ
相馬「痛い!痛いよ佐藤君!!」
佐藤「…なんだそりゃ」
相馬「え?決まってんじゃない、複数の男女がクジをひいて、当たりを引いた人がそれ以外の人に命令を下すゲームだよ!」
佐藤「…簡単に言うと」
相馬「王様ゲームだね!!」
佐藤「…………」ギリギリギリ
相馬「痛い!痛いよ佐藤君!!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:21:23.03 ID:N1WZbZzJ0
山田「相馬さん!山田の納豆芸、どうでしたか!?」
相馬「あっ山田さん丁度いいところに…大丈夫大丈夫、おもしろかったよ!(見てないけど)」
山田「ほんとうですか!でも山田、店長に怒られてしまいました…」
相馬「へぇ、それじゃ店長に怒られない楽しいことしようか」
山田「そんなものがあるんですか!山田、知りたいです!」
佐藤「…オイ相馬」
相馬「それじゃ山田さん、王様ゲームって言ってこれみんなに引いてもらってきてね」
山田「おうさま…?了解しました!」
佐藤「!おい待て山田、」
山田「みなさーん!!」
佐藤「…………」
相馬「もう諦めなよ佐藤くー…て、いだだだだちょ、佐藤君それマジで骨折れるから!!」
相馬「あっ山田さん丁度いいところに…大丈夫大丈夫、おもしろかったよ!(見てないけど)」
山田「ほんとうですか!でも山田、店長に怒られてしまいました…」
相馬「へぇ、それじゃ店長に怒られない楽しいことしようか」
山田「そんなものがあるんですか!山田、知りたいです!」
佐藤「…オイ相馬」
相馬「それじゃ山田さん、王様ゲームって言ってこれみんなに引いてもらってきてね」
山田「おうさま…?了解しました!」
佐藤「!おい待て山田、」
山田「みなさーん!!」
佐藤「…………」
相馬「もう諦めなよ佐藤くー…て、いだだだだちょ、佐藤君それマジで骨折れるから!!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:30:14.58 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「王様ゲームって…(合コンじゃないんだから)」
八千代「杏子さん、王様ゲームって何ですか?」
杏子「知らん」
伊波「(おおお王様ゲームって、私男の人と何かするような命令がでたら殴っちゃう…!!)」
種島「葵ちゃん、王様ゲームって何するの?」
山田「山田、よく知りません!相馬さんがこれを持っていって皆さんに引いてもらえと言ってました!」
小鳥遊「やっぱりそうか……相馬さん、これ仕事の同僚同士でやるもんじゃないでしょう」
相馬「え、そう?小鳥遊くんが王様になれば種島さんにあんな格好やこんな格好をさせることもできるのに」
小鳥遊「やりましょう!!(先輩の犬耳)(先輩の幼稚園児)(先輩のミジンコ…)」
種島「かたなし君……」
八千代「杏子さん、王様ゲームって何ですか?」
杏子「知らん」
伊波「(おおお王様ゲームって、私男の人と何かするような命令がでたら殴っちゃう…!!)」
種島「葵ちゃん、王様ゲームって何するの?」
山田「山田、よく知りません!相馬さんがこれを持っていって皆さんに引いてもらえと言ってました!」
小鳥遊「やっぱりそうか……相馬さん、これ仕事の同僚同士でやるもんじゃないでしょう」
相馬「え、そう?小鳥遊くんが王様になれば種島さんにあんな格好やこんな格好をさせることもできるのに」
小鳥遊「やりましょう!!(先輩の犬耳)(先輩の幼稚園児)(先輩のミジンコ…)」
種島「かたなし君……」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 20:36:50.77 ID:N1WZbZzJ0
相馬「ま、簡単に言うと当たりクジを引いた人が他の人に何でも命令できるっていうゲームかな」
「指名するのは番号だから人の指名はできないけど」
小鳥遊「それで王様は…」
種島「あ!わたし王様ー!!」
小鳥遊「…ちっ」
種島「かたなし君!?」
「え、えと、じゃあ命令はー…2番が4番の肩をもむ!!」
伊波「えーっ!!?(にに2番ってわたし…)4番は…」
小鳥遊「………………俺です…」
伊波「えええーーーっ!!?むむ無理だよっ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:43:09.37 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「…いえ!王様の命令は絶対ですから!伊波さんには俺の肩を揉んでいただきます!」
伊波「そ、そんな小鳥遊くん命を捨てる気!!?」
小鳥遊「殺すつもりなんですか」
「(無理で命令却下されたら俺が王様になったとき
先輩にミジンコの着ぐるみ断られるかもしれないじゃないですか!!)」
伊波「(あ、そ、そういうこと…)(でも小鳥遊君、これ番号制ってわかってるのかな…)」
伊波「それじゃ、い、行きます……!!」
小鳥遊「お願いします!」
伊波「(たたた小鳥遊君の肩…!!小鳥遊君に触っ…触っ…)」
「きゃーーーーーー!!!」
バキィッ
小鳥遊「ぐっは!!!」
種島「かたなしくーーーん!!!」
伊波「そ、そんな小鳥遊くん命を捨てる気!!?」
小鳥遊「殺すつもりなんですか」
「(無理で命令却下されたら俺が王様になったとき
先輩にミジンコの着ぐるみ断られるかもしれないじゃないですか!!)」
伊波「(あ、そ、そういうこと…)(でも小鳥遊君、これ番号制ってわかってるのかな…)」
伊波「それじゃ、い、行きます……!!」
小鳥遊「お願いします!」
伊波「(たたた小鳥遊君の肩…!!小鳥遊君に触っ…触っ…)」
「きゃーーーーーー!!!」
バキィッ
小鳥遊「ぐっは!!!」
種島「かたなしくーーーん!!!」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:47:48.23 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「…け、肩甲骨が…」
伊波「ご、ごめんなさい…!」
種島「な、なんか私もごめんなさい、かたなし君…」
山田「次、行きましょう!!王様はだれですか!?」
杏子「私だな」
八千代「おめでとうございます、杏子さんv」
杏子「うむ。命令…そうだな。お前ら全員私に食べ物を貢げ」
小鳥遊「あんたルールわかってんのか」
伊波「ご、ごめんなさい…!」
種島「な、なんか私もごめんなさい、かたなし君…」
山田「次、行きましょう!!王様はだれですか!?」
杏子「私だな」
八千代「おめでとうございます、杏子さんv」
杏子「うむ。命令…そうだな。お前ら全員私に食べ物を貢げ」
小鳥遊「あんたルールわかってんのか」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 16:59:05.61 ID:N1WZbZzJ0
杏子「ちっ。じゃあ7番でいいや。何か食い物持って来い」
八千代「はい!わかりました、杏子さん!!」
山田「7番は八千代さんだったみたいです」
相馬「幸せいっぱいって感じで出て行ったねー」
佐藤「…………」
小鳥遊「ていうか、これじゃいつもと変わらないじゃないですか!」
相馬「うーん、このメンバーでやろうとしたのがまず間違いだったかな…」
佐藤「今更気づいたのか」
八千代「はい!わかりました、杏子さん!!」
山田「7番は八千代さんだったみたいです」
相馬「幸せいっぱいって感じで出て行ったねー」
佐藤「…………」
小鳥遊「ていうか、これじゃいつもと変わらないじゃないですか!」
相馬「うーん、このメンバーでやろうとしたのがまず間違いだったかな…」
佐藤「今更気づいたのか」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:03:57.39 ID:N1WZbZzJ0
八千代「はい杏子さん、パフェですv」
杏子「ん」
相馬「じゃ、じゃあ次行こうか…王様は…」
小鳥遊「俺です!!(ようやく…ようやく先輩に…!!)」
「1番がこのミジンコの着ぐるみを―――!!」
山田「結構着心地いいです」
小鳥遊「…………………」
種島「か、かたなし君…なんでミジンコの着ぐるみなんか持ってるの…」
伊波「ていうか何を根拠にあんなに堂々と1番を…」
小鳥遊「だって…だって、この中じゃ1が一番数字として小さいじゃないですか!」
「俺は認めません!先輩は小さいものの星に生まれついてるんですから1番じゃないとダメなんです!!」
種島「かたなしくん、それなんかひどい!!」
佐藤「ていうか泣くなよ」
杏子「ん」
相馬「じゃ、じゃあ次行こうか…王様は…」
小鳥遊「俺です!!(ようやく…ようやく先輩に…!!)」
「1番がこのミジンコの着ぐるみを―――!!」
山田「結構着心地いいです」
小鳥遊「…………………」
種島「か、かたなし君…なんでミジンコの着ぐるみなんか持ってるの…」
伊波「ていうか何を根拠にあんなに堂々と1番を…」
小鳥遊「だって…だって、この中じゃ1が一番数字として小さいじゃないですか!」
「俺は認めません!先輩は小さいものの星に生まれついてるんですから1番じゃないとダメなんです!!」
種島「かたなしくん、それなんかひどい!!」
佐藤「ていうか泣くなよ」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:10:29.70 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「なんか収拾つかなくなってきたな…」
種島「えーと、次は…」
相馬「あ、俺が王様だねー」
小鳥遊・佐藤「(嫌な予感しかしねぇ…!)」
相馬「まったくみんな王様ゲームをわかってないなぁ、もっとおもしろ…楽しい命令にしないと」
佐藤「オイ言い直せてねぇぞ」
山田「それで相馬さん、命令はなんですか?」
種島「えーと、次は…」
相馬「あ、俺が王様だねー」
小鳥遊・佐藤「(嫌な予感しかしねぇ…!)」
相馬「まったくみんな王様ゲームをわかってないなぁ、もっとおもしろ…楽しい命令にしないと」
佐藤「オイ言い直せてねぇぞ」
山田「それで相馬さん、命令はなんですか?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:14:43.42 ID:N1WZbZzJ0
相馬「えーとね、5番に2番をハグしてもらおうかな」
小鳥遊「!!よかった、俺は8番…」
佐藤「……………」
相馬「あ、佐藤君5番だねー」
「でもホラ軽い命令にしてあげたし、相手が轟さんじゃない場合も…」
杏子「2番…私か」
八千代「はぅっ!!」
相馬「…えーと…なんかゴメン佐藤君」
佐藤「お前ほんと死ねよ」
小鳥遊「!!よかった、俺は8番…」
佐藤「……………」
相馬「あ、佐藤君5番だねー」
「でもホラ軽い命令にしてあげたし、相手が轟さんじゃない場合も…」
杏子「2番…私か」
八千代「はぅっ!!」
相馬「…えーと…なんかゴメン佐藤君」
佐藤「お前ほんと死ねよ」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:16:45.12 ID:N1WZbZzJ0
八千代「(佐藤君と杏子さんがハグ…!?佐藤君は好きだけどそそそんな)」
「ささ佐藤君そんなことになったら私にはもう佐藤君を斬るしか道は残されてないのだけれど…!」
佐藤「…おちつけ」
八千代「ああでででも佐藤君を斬るなんて…!…ど、どうしたら…、」
「…!!わかったわ、佐藤君を斬って私も死ぬ!!」
佐藤「どうわかったらそうなるんだ」
種島「あわわわ八千代さん落ち着いてー!!」
山田「愛憎乱れたドロドロのグログロ…!これぞ山田の望んだ展開です!」
伊波「何言ってるの山田さん!?」
「ささ佐藤君そんなことになったら私にはもう佐藤君を斬るしか道は残されてないのだけれど…!」
佐藤「…おちつけ」
八千代「ああでででも佐藤君を斬るなんて…!…ど、どうしたら…、」
「…!!わかったわ、佐藤君を斬って私も死ぬ!!」
佐藤「どうわかったらそうなるんだ」
種島「あわわわ八千代さん落ち着いてー!!」
山田「愛憎乱れたドロドロのグログロ…!これぞ山田の望んだ展開です!」
伊波「何言ってるの山田さん!?」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:24:05.69 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「ちょ、ちょっと相馬さんどうしてくれるんですかこの状況!!」
相馬「ひー…あっはっはお腹痛……」
小鳥遊「ダメだこの人!!」
種島「か、かたなし君なんとかしてー!!」
小鳥遊「ええっ無茶言わないで下さい先輩!!」
杏子「やだ」
八千代「え……」
杏子「佐藤に抱きしめられるとか私が嫌だ。よって却下」
佐藤「だろうな。俺も死んでも嫌だ」
相馬「え~~…」
小鳥遊「(な、なんと言うか…初めて店長が横暴で助かった…!!)」
相馬「ひー…あっはっはお腹痛……」
小鳥遊「ダメだこの人!!」
種島「か、かたなし君なんとかしてー!!」
小鳥遊「ええっ無茶言わないで下さい先輩!!」
杏子「やだ」
八千代「え……」
杏子「佐藤に抱きしめられるとか私が嫌だ。よって却下」
佐藤「だろうな。俺も死んでも嫌だ」
相馬「え~~…」
小鳥遊「(な、なんと言うか…初めて店長が横暴で助かった…!!)」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:34:47.90 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「つーか、そろそろ子供は帰る時間だろ」
種島「子供じゃないよっ!!」
佐藤「俺は別に種島とは言ってないんだが。そーかそーか種島は子供か」
種島「えっだって佐藤さん今明らかに私見…きーーーーっ!!!」
小鳥遊「先輩落ち着いて!!ああでも怒ってる先輩かわいい…」
山田「そんな!山田、まだ王様になってないです!!」
伊波「じゃ、最後の一回ってことで…」
相馬「そうだね、じゃあ最後に…王様だーれだ!」
種島「子供じゃないよっ!!」
佐藤「俺は別に種島とは言ってないんだが。そーかそーか種島は子供か」
種島「えっだって佐藤さん今明らかに私見…きーーーーっ!!!」
小鳥遊「先輩落ち着いて!!ああでも怒ってる先輩かわいい…」
山田「そんな!山田、まだ王様になってないです!!」
伊波「じゃ、最後の一回ってことで…」
相馬「そうだね、じゃあ最後に…王様だーれだ!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:37:35.30 ID:N1WZbZzJ0
山田「がーん!!山田じゃありません!!」
伊波「わ、私も違う…」
種島「私もー」
八千代「私も違うみたい…」
佐藤「……違う」
小鳥遊「俺でもないですよ」
相馬「俺も違うってことはー…」
杏子「私だ」
伊波「わ、私も違う…」
種島「私もー」
八千代「私も違うみたい…」
佐藤「……違う」
小鳥遊「俺でもないですよ」
相馬「俺も違うってことはー…」
杏子「私だ」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:46:57.96 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「(て、店長の命令…さっきみたいに食べ物持ってこいとか…?)」
相馬「(うーん、上手いこと佐藤君と轟さんで何かさせられないかと思ったけど)
(おもしろさを優先したせいでクジに仕込み入れなかったんだよな…)」
「(こうなったら帰るまでになんとか二人っきりにさせないと…)」
「それで店長、ご命令は?」
杏子「ああ。これにて解散!3番と8番は残って片付け!」
種島「ええーーーっ!?」
山田「店長、つまんないです!」
佐藤「(…3番…)………」
八千代「あら、8番って私だわ」
相馬「!!」
杏子「ん…すまんな」
八千代「いえ!気にしないで下さい」
相馬「(店長…!!GJです…!!)」
杏子「相馬なんかウザイから失せろ」
相馬「(うーん、上手いこと佐藤君と轟さんで何かさせられないかと思ったけど)
(おもしろさを優先したせいでクジに仕込み入れなかったんだよな…)」
「(こうなったら帰るまでになんとか二人っきりにさせないと…)」
「それで店長、ご命令は?」
杏子「ああ。これにて解散!3番と8番は残って片付け!」
種島「ええーーーっ!?」
山田「店長、つまんないです!」
佐藤「(…3番…)………」
八千代「あら、8番って私だわ」
相馬「!!」
杏子「ん…すまんな」
八千代「いえ!気にしないで下さい」
相馬「(店長…!!GJです…!!)」
杏子「相馬なんかウザイから失せろ」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:49:20.95 ID:N1WZbZzJ0
小鳥遊「でも二人だけじゃこれだけの量片付けるの大変でしょう。俺も残りますよ」
佐藤「おー」
相馬「(小鳥遊君め…余計な真似を、ていうか佐藤君も断れよ)…伊波さん、ちょっと」
伊波「え、そ、相馬さん!?メガホン!?」
相馬「だって近づいて殴られると痛いしね」
伊波「す、すみません…」
相馬「あぁ、気にしないで。それよりさ、伊波さん、佐藤君と轟さんのことは知ってるよね?」
伊波「あ、は、はい…!」
佐藤「おー」
相馬「(小鳥遊君め…余計な真似を、ていうか佐藤君も断れよ)…伊波さん、ちょっと」
伊波「え、そ、相馬さん!?メガホン!?」
相馬「だって近づいて殴られると痛いしね」
伊波「す、すみません…」
相馬「あぁ、気にしないで。それよりさ、伊波さん、佐藤君と轟さんのことは知ってるよね?」
伊波「あ、は、はい…!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 17:58:56.04 ID:N1WZbZzJ0
相馬「これが最後の機会だろうし、せっかくだから二人を二人っきりにしてあげたいんだよー」
伊波「あ、そうですね!」
相馬「俺は山田さん達を連れて外に出るから、伊波さんは小鳥遊君を説得して連れてきてくれないかな?」
伊波「は、はあ…」
相馬「じゃあよろしく!」
伊波「わ、わかりました…!」
伊波「あ、そうですね!」
相馬「俺は山田さん達を連れて外に出るから、伊波さんは小鳥遊君を説得して連れてきてくれないかな?」
伊波「は、はあ…」
相馬「じゃあよろしく!」
伊波「わ、わかりました…!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:02:08.55 ID:N1WZbZzJ0
伊波「返事はしたものの…(説得…ど、どどうすれば…)」
伊波「たた小鳥遊君!」
小鳥遊「はい、何ですか?」
伊波「えーっとその、あの…二人…その…さとうさ…ほら、」
小鳥遊「はい?」
伊波「えっと…!あ、その、だから!」
バキッ
佐藤「…?小鳥遊どうした?」
相馬「んー?伊波さんと一緒に外にいたよ?」
「申し訳ないけど、伊波さんを一人で帰すわけにいかないからやっぱり帰るって」
佐藤「そうか」
伊波「たた小鳥遊君!」
小鳥遊「はい、何ですか?」
伊波「えーっとその、あの…二人…その…さとうさ…ほら、」
小鳥遊「はい?」
伊波「えっと…!あ、その、だから!」
バキッ
佐藤「…?小鳥遊どうした?」
相馬「んー?伊波さんと一緒に外にいたよ?」
「申し訳ないけど、伊波さんを一人で帰すわけにいかないからやっぱり帰るって」
佐藤「そうか」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:11:13.73 ID:N1WZbZzJ0
種島「ごめんね八千代さん、八千代さんの送別会でもあるのに後片づけなんかさせて…」
八千代「いいのよぽぷらちゃん。お店にいるのもこれで最後だし、私が片付けたいの」
山田「……山田、寂しいです……山田のお母さんと…犬が…」
八千代「葵ちゃん…」
伊波「わ、私も…店長はこんな私を雇ってくれて、八千代さんは私の憧れで…」
八千代「まひるちゃん…小鳥遊君はどうして気絶してるの…?」
種島「うわーーーーん!!」
八千代「ぽ、ぽぷらちゃん!?」
種島「きょーこさんも八千代さんもいなくなっちゃやだよー!!」
山田「山田も嫌ですーーー」
八千代「ふ、二人とも…」おろおろ
八千代「いいのよぽぷらちゃん。お店にいるのもこれで最後だし、私が片付けたいの」
山田「……山田、寂しいです……山田のお母さんと…犬が…」
八千代「葵ちゃん…」
伊波「わ、私も…店長はこんな私を雇ってくれて、八千代さんは私の憧れで…」
八千代「まひるちゃん…小鳥遊君はどうして気絶してるの…?」
種島「うわーーーーん!!」
八千代「ぽ、ぽぷらちゃん!?」
種島「きょーこさんも八千代さんもいなくなっちゃやだよー!!」
山田「山田も嫌ですーーー」
八千代「ふ、二人とも…」おろおろ
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:22:26.13 ID:N1WZbZzJ0
杏子「泣きやめお前ら。永遠の別れってわけじゃないんだから」
八千代「杏子さん…そうですよね。ね、みんな、きっとまた会えるわ」
ぽぷら「うん……」
八千代「さ、もう暗いから」
杏子「こいつら送ってから迎えに来る」
八千代「ありがとうございます、杏子さん」
相馬「…佐藤君、ちゃんとわかってる?これが最後のチャンスなんだよ?」
佐藤「いいからさっさと行け」
相馬「いでっ、もう、乱暴だなあ佐藤君は」
八千代「杏子さん…そうですよね。ね、みんな、きっとまた会えるわ」
ぽぷら「うん……」
八千代「さ、もう暗いから」
杏子「こいつら送ってから迎えに来る」
八千代「ありがとうございます、杏子さん」
相馬「…佐藤君、ちゃんとわかってる?これが最後のチャンスなんだよ?」
佐藤「いいからさっさと行け」
相馬「いでっ、もう、乱暴だなあ佐藤君は」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:27:07.88 ID:N1WZbZzJ0
バタン、ブロロロロ……
八千代「………」
佐藤「……やるか」
八千代「うん!」
佐藤「ったく、これだけあったの全部食ったのか…」
八千代「杏子さん、食べ物を粗末にしない人だから…」
佐藤「………」
八千代「………」
「(な、なんだか気まずいわ…!?)」
「(いつも佐藤君と二人で居てもこんな空気にならないのに…)」
佐藤「…八千代」
八千代「は、はいっ!」
佐藤「……そこの皿、取ってくれ。洗う」
八千代「あ…う、うん!」
八千代「………」
佐藤「……やるか」
八千代「うん!」
佐藤「ったく、これだけあったの全部食ったのか…」
八千代「杏子さん、食べ物を粗末にしない人だから…」
佐藤「………」
八千代「………」
「(な、なんだか気まずいわ…!?)」
「(いつも佐藤君と二人で居てもこんな空気にならないのに…)」
佐藤「…八千代」
八千代「は、はいっ!」
佐藤「……そこの皿、取ってくれ。洗う」
八千代「あ…う、うん!」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:30:31.42 ID:N1WZbZzJ0
八千代「今日、楽しかったわね」
佐藤「そりゃよかったな」
八千代「お料理も美味しかったし、王様ゲームなんてしたの初めてだったから」
佐藤「だろうな」
八千代「あ、…あのときはごめんなさい…気が動転しちゃって」
佐藤「あの時…ああ、相馬の命令か」
「気にしてない。嫌だったんだろ、店長が俺に抱きしめられるの。俺も嫌だが」
八千代「あ…でもね、私あのとき…」
佐藤「?」
八千代「きょーこさんが佐藤君に抱きしめられるのもいやだったけど」
「さとーくんが杏子さんを抱きしめるのも、いやだったのよ」
佐藤「…?」
八千代「…あら、私何言ってるのかしら?」
佐藤「俺に聞くなよ」
佐藤「そりゃよかったな」
八千代「お料理も美味しかったし、王様ゲームなんてしたの初めてだったから」
佐藤「だろうな」
八千代「あ、…あのときはごめんなさい…気が動転しちゃって」
佐藤「あの時…ああ、相馬の命令か」
「気にしてない。嫌だったんだろ、店長が俺に抱きしめられるの。俺も嫌だが」
八千代「あ…でもね、私あのとき…」
佐藤「?」
八千代「きょーこさんが佐藤君に抱きしめられるのもいやだったけど」
「さとーくんが杏子さんを抱きしめるのも、いやだったのよ」
佐藤「…?」
八千代「…あら、私何言ってるのかしら?」
佐藤「俺に聞くなよ」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:35:59.24 ID:N1WZbZzJ0
八千代「……机も拭き終わったし、これでいいかしら?」
佐藤「いいんじゃねえか。…お疲れ」
八千代「佐藤君もお疲れ様。杏子さん、もう少しかかるって」
佐藤「そうかよ。…飴、食うか」
八千代「ありがとうさとうくん、やさしいのね」
佐藤「…別に」
八千代「この携帯も、佐藤君に契約してもらったのよね」
「いつもお話聞いてもらって…これからも、さとーくんと一緒にいられたらいいのに」
佐藤「………」
(相馬『佐藤君、ちゃんとわかってる?これが最後のチャンスなんだからね?』)
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:41:18.84 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「…最後のチャンス、か……」
八千代「え?」
佐藤「なんでも…いや、…やち」
♪♪♪♪
八千代「あ、」
佐藤「……店長だろ。出ろよ」
八千代「う、うん…はい、あ、杏子さん」
「はい…はい。わかりました、今行きます」
佐藤「………」
八千代「…それじゃ、佐藤君。私…もう行くわね」
佐藤「…ああ」
八千代「その…今までいろいろと、ありがとう」
佐藤「ああ」
八千代「え?」
佐藤「なんでも…いや、…やち」
♪♪♪♪
八千代「あ、」
佐藤「……店長だろ。出ろよ」
八千代「う、うん…はい、あ、杏子さん」
「はい…はい。わかりました、今行きます」
佐藤「………」
八千代「…それじゃ、佐藤君。私…もう行くわね」
佐藤「…ああ」
八千代「その…今までいろいろと、ありがとう」
佐藤「ああ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:47:50.47 ID:N1WZbZzJ0
八千代「それじゃあ…」
佐藤「……………」
ぎゅっ
八千代「え」
八千代「え、あ、あああのさとーく…」
佐藤「いればいいだろ」
八千代「え…」
佐藤「一緒にいたいなら、ずっとここにいればいいだろ」
八千代「……さとーく…ん」
佐藤「行くな、八千代」
八千代「……!」
佐藤「……………」
ぎゅっ
八千代「え」
八千代「え、あ、あああのさとーく…」
佐藤「いればいいだろ」
八千代「え…」
佐藤「一緒にいたいなら、ずっとここにいればいいだろ」
八千代「……さとーく…ん」
佐藤「行くな、八千代」
八千代「……!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:52:35.96 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「…………」
八千代「…………」
佐藤「……すまん」
八千代「え、いや、あの…」
佐藤「…店長、待ってるんじゃないのか」
八千代「……え、あ、そうね…」
「……あの…さとーく」
佐藤「八千代」
八千代「あ…」
佐藤「まあ、なんだ。…元気でな」
八千代「………、…うん…」
八千代「…………」
佐藤「……すまん」
八千代「え、いや、あの…」
佐藤「…店長、待ってるんじゃないのか」
八千代「……え、あ、そうね…」
「……あの…さとーく」
佐藤「八千代」
八千代「あ…」
佐藤「まあ、なんだ。…元気でな」
八千代「………、…うん…」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 18:53:41.03 ID:N1WZbZzJ0
杏子「遅れてすまん」
八千代「……いえ…」
杏子「…?どうした、何かあったのか」
八千代「……いえ…何でもないんです…」
「何でも…」
八千代「……いえ…」
杏子「…?どうした、何かあったのか」
八千代「……いえ…何でもないんです…」
「何でも…」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:00:43.16 ID:N1WZbZzJ0
チュンチュン、チチチ…
八千代「……(そろそろ杏子さんが迎えにくる時間…)」
「(昨日はさとうくんのことばかり考えて全然眠れなかったわ…)」
杏子「八千代」
八千代「あ、杏子さん…おはようございます」
杏子「……寝てないのか」
八千代「え、いえ、あの…大丈夫です」
杏子「…行くか」
八千代「は、はい!」
八千代「……(そろそろ杏子さんが迎えにくる時間…)」
「(昨日はさとうくんのことばかり考えて全然眠れなかったわ…)」
杏子「八千代」
八千代「あ、杏子さん…おはようございます」
杏子「……寝てないのか」
八千代「え、いえ、あの…大丈夫です」
杏子「…行くか」
八千代「は、はい!」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:10:46.56 ID:N1WZbZzJ0
~ワグナリア~
小鳥遊「…それで、店長とチーフがいなくなったわけですけど」
伊波「うん……」
種島「さ、佐藤さん?大丈夫?えーっと…ほら、い、いぢめてもいいんだよ?」
「ちっちゃ…ちっ、ちっちゃくな…、えっと、…ちっちゃいでしょ私!!」
佐藤「…………」
種島「うわーーーんかたなし君、佐藤さんが動かないよっ!!」
小鳥遊「疲弊しきってますね…(ていうかよくバイト来たなあの人…)」
伊波「う、うん…」
相馬「なんかこうなっちゃうとからかいがいがないよねー、ほんっとヘタレなんだからさあ」
小鳥遊「伊波さん、今相馬さんを佐藤さんに近づけたら死人が出ます。殴り倒してください」
伊波「へっ!?」
相馬「ちょっ待っ、小鳥遊君!?小鳥遊く…」
佐藤「……………」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:20:07.64 ID:N1WZbZzJ0
ブロロロロ…
杏子「…もう昼過ぎたし、その辺の店で飯にするか」
八千代「……(さとーくん、どうしてあんなことを…)
(前にもぎゅってされたことはあったけど…でも)」
杏子「…八千代?」
八千代「…………」
杏子「八千代」
八千代「あっ、は、はい!」
杏子「どうした。腹が減ったのか?元気がないようだが」なでなで
八千代「…あ……あの、違うんです…」
杏子「何があった」
八千代「いえ、あの…私、なんだかおかしくて」
杏子「?」
杏子「…もう昼過ぎたし、その辺の店で飯にするか」
八千代「……(さとーくん、どうしてあんなことを…)
(前にもぎゅってされたことはあったけど…でも)」
杏子「…八千代?」
八千代「…………」
杏子「八千代」
八千代「あっ、は、はい!」
杏子「どうした。腹が減ったのか?元気がないようだが」なでなで
八千代「…あ……あの、違うんです…」
杏子「何があった」
八千代「いえ、あの…私、なんだかおかしくて」
杏子「?」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:23:24.95 ID:N1WZbZzJ0
八千代「送別会の時…別れ際にさとーくんにぎゅっとされてから、ずーっと胸がもやもやして苦しくって…」
「今も、きょーこさんに撫でてもらってるのに、幸せなはずなのに、私…」
杏子「……」
八千代「さとーくんのことばっかり頭でぐるぐる回って、よくわからなくて…」
杏子「…八千代」
八千代「…は、はい」
杏子「やっぱりお前は戻れ」
八千代「え、」
杏子「佐藤んとこに戻れ」
「今も、きょーこさんに撫でてもらってるのに、幸せなはずなのに、私…」
杏子「……」
八千代「さとーくんのことばっかり頭でぐるぐる回って、よくわからなくて…」
杏子「…八千代」
八千代「…は、はい」
杏子「やっぱりお前は戻れ」
八千代「え、」
杏子「佐藤んとこに戻れ」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:31:53.96 ID:N1WZbZzJ0
八千代「…ついていっちゃ…ダメ、ってことですか…?」
杏子「そうじゃないが、気にかかってることがあるんだろう」
八千代「……はい…でも、私…」
杏子「八千代はどうしたいんだ?」
八千代「私…、私は、…戻りたいです。さとーくんに、会って、言いたいことが…」
杏子「ならそうしたらいい。陽平迎えに来させる」
八千代「でも私、杏子さんとお別れするのも辛いんです!」
杏子「心配ない」
八千代「え…」
杏子「こうすればいいだろう」
八千代「あ…!!」
杏子「そうじゃないが、気にかかってることがあるんだろう」
八千代「……はい…でも、私…」
杏子「八千代はどうしたいんだ?」
八千代「私…、私は、…戻りたいです。さとーくんに、会って、言いたいことが…」
杏子「ならそうしたらいい。陽平迎えに来させる」
八千代「でも私、杏子さんとお別れするのも辛いんです!」
杏子「心配ない」
八千代「え…」
杏子「こうすればいいだろう」
八千代「あ…!!」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:34:25.98 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「………あ」
種島「きゃーーー!!佐藤さん手どうしたの!?」
小鳥遊「佐藤さん、今日はもう帰ったほうがいいですよ!もう四回目じゃないですか!」
伊波「そ、そうですよ…ゆっくり、休んだほうが…」
佐藤「………そうか。悪い」
小鳥遊「い、いえ…」
「(な、なんかよくわからないけど心が痛む…!!)」
種島「きゃーーー!!佐藤さん手どうしたの!?」
小鳥遊「佐藤さん、今日はもう帰ったほうがいいですよ!もう四回目じゃないですか!」
伊波「そ、そうですよ…ゆっくり、休んだほうが…」
佐藤「………そうか。悪い」
小鳥遊「い、いえ…」
「(な、なんかよくわからないけど心が痛む…!!)」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:38:10.83 ID:N1WZbZzJ0
山田「なんか騒がしいです…あれ、佐藤さんもう上がりですか?」
佐藤「…………」
山田「無視!?」
バタン
相馬「佐藤君更衣室入った?」
山田「相馬さん!佐藤さんがひどいんです!いくら八千代さんがいなくなったからって…」
ズドン!!
山田「ひいっ!?」
相馬「佐藤くーんお店壊さないでー」
佐藤「…………」
山田「無視!?」
バタン
相馬「佐藤君更衣室入った?」
山田「相馬さん!佐藤さんがひどいんです!いくら八千代さんがいなくなったからって…」
ズドン!!
山田「ひいっ!?」
相馬「佐藤くーんお店壊さないでー」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:47:58.30 ID:N1WZbZzJ0
相馬「ほら山田さんもうフロアに出た出た」
山田「え、でも山田今日シフト入ってない…」
相馬「じゃあ俺がパフェでも奢ってあげるからさ」
山田「ほんとですか!!」
相馬「(…まったく、佐藤君は少しは俺に感謝するべきだよね)」
「ね、そう思わない小鳥遊君?」
小鳥遊「何のことだかさっぱりわかりませんが微塵も思いません」
相馬「ひどい!」
山田「?」
山田「え、でも山田今日シフト入ってない…」
相馬「じゃあ俺がパフェでも奢ってあげるからさ」
山田「ほんとですか!!」
相馬「(…まったく、佐藤君は少しは俺に感謝するべきだよね)」
「ね、そう思わない小鳥遊君?」
小鳥遊「何のことだかさっぱりわかりませんが微塵も思いません」
相馬「ひどい!」
山田「?」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 19:54:15.20 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「…?(相馬と山田の声がしたが…誰もいないのか)」
ガチャ、ガタガタ…
佐藤「(何だ?)」
「はっ…はぁ、…さとーくん!」
佐藤「…は……」
八千代「さとーくん!!」
ぎゅっ
佐藤「…やち…よ?」
八千代「さとーくん…!」
ガチャ、ガタガタ…
佐藤「(何だ?)」
「はっ…はぁ、…さとーくん!」
佐藤「…は……」
八千代「さとーくん!!」
ぎゅっ
佐藤「…やち…よ?」
八千代「さとーくん…!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 20:00:08.18 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「……おま、何で」
八千代「え?あのね、杏子さんの車に乗ってたんだけど、陽平さんが迎えに来てくれて」
佐藤「いや待て意味がわからん」
「それにどうやって来たかは聞いてない。何でお前がここに居るんだってことだ」
八千代「あ…えっと、佐藤君に言いたいことがあって」
佐藤「…なんだよ」
八千代「あのね、私、一緒にいたい!」
佐藤「は…?」
八千代「私やっぱり、さとーくんとずっと一緒がいい!!」
佐藤「…………」
八千代「だ…ダメだった?」
佐藤「………いや、」
ぎゅ、
八千代「え?あのね、杏子さんの車に乗ってたんだけど、陽平さんが迎えに来てくれて」
佐藤「いや待て意味がわからん」
「それにどうやって来たかは聞いてない。何でお前がここに居るんだってことだ」
八千代「あ…えっと、佐藤君に言いたいことがあって」
佐藤「…なんだよ」
八千代「あのね、私、一緒にいたい!」
佐藤「は…?」
八千代「私やっぱり、さとーくんとずっと一緒がいい!!」
佐藤「…………」
八千代「だ…ダメだった?」
佐藤「………いや、」
ぎゅ、
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 20:00:50.22 ID:N1WZbZzJ0
美月「そこまでだ金髪コラ殺すぞ」
佐藤「何でお前がいるんだよ…」
陽平「お久しぶりッス!」
美月「陽平がお嬢を迎えにいくって時偶然会ったんだよ」
八千代「美月さんの車で送って貰ったのよー。美月さん陽平さん、ありがとう」
陽平「いやいやお嬢と姐さんの頼みっスから!!」
美月「また何かありましたらお呼びください。金髪テメーお嬢に何かしたら殺すぞ」
佐藤「さっさと帰ってくれ」
佐藤「何でお前がいるんだよ…」
陽平「お久しぶりッス!」
美月「陽平がお嬢を迎えにいくって時偶然会ったんだよ」
八千代「美月さんの車で送って貰ったのよー。美月さん陽平さん、ありがとう」
陽平「いやいやお嬢と姐さんの頼みっスから!!」
美月「また何かありましたらお呼びください。金髪テメーお嬢に何かしたら殺すぞ」
佐藤「さっさと帰ってくれ」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 20:05:31.69 ID:N1WZbZzJ0
八千代「…でも入れ違いにならなくてよかったわ、さとーくんもう帰るところだったんでしょう?」
佐藤「…まあな。お前、店長は良かったのか」
八千代「え?」
佐藤「店長と離れてこっちに戻ってきて、良かったのか」
八千代「大丈夫よ!」
佐藤「……(!?)」
八千代「ここで働いたあと、毎日杏子さんのお店にも行くから!!」
佐藤「……………」
相馬「(やっぱり轟さんはそうか…佐藤君、残念!)」
山田「相馬さん、何笑ってるんですか?」
相馬「あ、ダメだよ山田さん、こっち来ちゃ」
佐藤「…まあな。お前、店長は良かったのか」
八千代「え?」
佐藤「店長と離れてこっちに戻ってきて、良かったのか」
八千代「大丈夫よ!」
佐藤「……(!?)」
八千代「ここで働いたあと、毎日杏子さんのお店にも行くから!!」
佐藤「……………」
相馬「(やっぱり轟さんはそうか…佐藤君、残念!)」
山田「相馬さん、何笑ってるんですか?」
相馬「あ、ダメだよ山田さん、こっち来ちゃ」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 20:11:54.31 ID:N1WZbZzJ0
八千代「明日にはこっちに戻るけど、佐藤君にも会えたし、これから行こうと思ってるの!」
佐藤「………」
八千代「杏子さんがそうすればいいって言ってくれて…やっぱりきょーこさんは素敵よね!」
佐藤「…それで、どうやって行くんだ。結構遠いんだろ」
八千代「…………えーっと」
佐藤「………はーーーーーー……」
八千代「これまでにない深い溜め息っ!?」
佐藤「………」
八千代「杏子さんがそうすればいいって言ってくれて…やっぱりきょーこさんは素敵よね!」
佐藤「…それで、どうやって行くんだ。結構遠いんだろ」
八千代「…………えーっと」
佐藤「………はーーーーーー……」
八千代「これまでにない深い溜め息っ!?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 20:21:29.34 ID:N1WZbZzJ0
佐藤「(…絶対何も考えてなかったな、コイツ)」
八千代「やっぱり、バスか電車で…?」
佐藤「……行くぞ」
八千代「え?」
佐藤「店長んとこ行くんだろ。俺ももう上がりだし、送ってってやる」
八千代「本当?さとうくん優しい、やっぱり大好き!」
佐藤「ゲフッ、ゴホッ…ゲホゲホ…」
八千代「ああっさとーくん!?」
相馬「(…結局いつもどおり…)」
「ま、いいか。これからも面白そうだし」
fin
八千代「やっぱり、バスか電車で…?」
佐藤「……行くぞ」
八千代「え?」
佐藤「店長んとこ行くんだろ。俺ももう上がりだし、送ってってやる」
八千代「本当?さとうくん優しい、やっぱり大好き!」
佐藤「ゲフッ、ゴホッ…ゲホゲホ…」
八千代「ああっさとーくん!?」
相馬「(…結局いつもどおり…)」
「ま、いいか。これからも面白そうだし」
fin
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/23(水) 20:22:13.17 ID:N1WZbZzJ0
杏子「店の食い物食うし働かないしで一日で追い出された」
音尾「連れて帰ってくれって本部に頼まれて…」
八千代「杏子さん!!」
佐藤「………」
小鳥遊「(頑張ってください、佐藤さん…)」
音尾「連れて帰ってくれって本部に頼まれて…」
八千代「杏子さん!!」
佐藤「………」
小鳥遊「(頑張ってください、佐藤さん…)」
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