1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:28:33.28 ID:8onIGGyH0
ヤンデレ「うふふふ…ほら見てこの血…あなたに飲んで欲しくて」

男「血は飲むものじゃないぞ、吸うものだ」

ヤンデレ「じゃあ、吸って欲しくて」

男「いやでも俺は蚊じゃないから吸わないし」

ヤンデレ「私はあなたに吸って欲しいの…」

男「うーん吸いたいのはやまやまなんだけどなぁ~、俺、蚊じゃなくて人間だからな~」

ヤンデレ「で、でも」

引用元: ヤンデレ「あなたのことずっと見てます」男「おうどんどん見ろ」 




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:32:15.61 ID:Gko6VgZQO
男「で、ほらボタボタ落ちてる。あーあー床が」

ヤンデレ「ご、ごめんなさい」

男「あ、雑巾とってきて。玄関にあるから」

ヤンデレ「う、うん」トトト

男「あー!血落ちてる!あちゃー…」

ヤンデレ「ごめんなさい…」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:35:34.55 ID:Gko6VgZQO
男「はいティッシュ。これで傷抑えて洗ってきなさい」

ヤンデレ「ふふふ…私はあなたのそういう優しさがたまらなく好きなのよ…あなたは私だけのm」

男「ほら!早く洗ってこい!その後病院行くからな、切った言い訳考えとけよ」

ヤンデレ「あ、う…うん…」トトト

男「あ、洗面所あっちね」

ヤンデレ「あっ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:39:16.93 ID:Gko6VgZQO
男「ふう…フローリングだからこんなもんか」

ヤンデレ「ふふ…私、今日アナタのためにおうどん丼作ってきたの…つゆは私の経血と唾液と」

男「悠長なことしてる場合か!医者にいう言い訳考えたんだろうな」

ヤンデレ「まだ、です…」

男「ほら、3つ数えるまでに考えろ。いーち」

ヤンデレ「あっ…えっと…」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:42:25.84 ID:Gko6VgZQO
男「よかったな…死ぬほどじゃなさそうだ」

ヤンデレ「アナタにだったら殺されてもいいわ」

男「捕まるわ俺が」

ヤンデレ「じゃあ一緒に死にましょう?二人の愛を永遠に…!!」

男「でもお前まだおうどん丼食べてないじゃん」

ヤンデレ「あっ…たっ食べてからでいいから…」

男「あーでも伸びてそうだな」

ヤンデレ「ごめんなさい…」

男「いやいや謝らなくても」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:45:56.60 ID:Gko6VgZQO
男「お笑い番組ってなんだかんだ面白いな。お前はこういうの嫌い?」

ヤンデレ「私は好きな人と一緒にいるときしか笑わないの」

男「あれ?俺と今一緒にいるじゃん。笑わないってことは俺のこと好きじゃないのね」

ヤンデレ「あ!いや、違っそうじゃなくて」

男「あっちゃー俺もとんだ勘違い野郎だったなー」

ヤンデレ「いやっ!笑ってるわ!ほらっ!(ニコッ)ねっ!?ねっ!?(ニコッ)」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:50:21.98 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「またあの子と一緒に話してたのね…あなたは私のものなのに…」

男「うんっお前よりも楽しかったよ」

ヤンデレ「えっ…」
ヤンデレ「そうよ…あなたはあの女に誑かされてんのよ、許せないわ…」

男「てゆーかお前と離れれば他の女なら誰でもいいんだけどね」

ヤンデレ「えっ…」

男「つーか、あの子に何かしても、根本的解決じゃないというか…泣くなよ、嘘、冗談だから!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:54:45.94 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「今日はハンバーグよ…ふふ…」

男「うわー美味しそう、何入れたの?髪?」

ヤンデレ「ええ…あなたに私を味わって欲しくて…」

男「あー本当だ。一本避けて二本避けて…」ヒョイヒョイ

ヤンデレ「えっ」

男「え?ハンバーグのつなぎは髪じゃないだろパン粉だろ」

ヤンデレ「…パン粉も入れたのよ…」

男「うん美味しい」

ヤンデレ「!」パァッ

男「この髪はまぁ適当にティッシュにくるんですてとくわ」

ヤンデレ「そ…そ、う……」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 00:57:40.97 ID:Gko6VgZQO
男「さぁそろそろ風呂に入るか」

ヤンデレ「えぇそうね」

男「さも当然のように入ってくるな」

ヤンデレ「当然よ?私たちは四六時中どこでも愛しあって」ツルッ

ゴスッ

ヤンデレ「」

男「お前は本当に詰めが甘いな」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:02:27.71 ID:Gko6VgZQO
男「最近学校でも火災訓練が多くなったな」

ヤンデレ「あなたと一緒なら、火災の時だって…ふふっ」

男「いや俺は作法通りに逃げるから、一緒にいたら普通に助かるよ。やったね!」

ヤンデレ「そうね」

男「そんな露骨に落ち込むなよ…」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:05:14.36 ID:Gko6VgZQO
男「あー、魔法使いたいって思うこと、ふとあるよね」

ヤンデレ「私たちはもう魔法にかかっているわ…愛という魔法に…」ウットリ

男「それを解除する魔法を使いたいんだが」







男「ごめん泣くなよ!マホトーンとか言わないから」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:09:03.19 ID:Gko6VgZQO
男「ブログやってみた。結構大変だなぁこれ」

ヤンデレ「私もやってるわ…」

男「お、ちょっと見せてくれ」

ヤンデレ「私とアナタの愛の育みの記事よ」

記事
タイトル 男
本文
男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男


男「…」
男「なんか彼氏募集中で男性に飢えてますみたいな記事だな」

ヤンデレ「ちっ違うの!アナタのことで!こ、これは」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:13:32.85 ID:Gko6VgZQO
男「将来の進路について考えてみよう」

ヤンデレ「決まってるじゃない…アナタは私と結婚して、それから…私がアナタを養って、子どももいっぱいつくって…それからそれから」

男「よーし!独身のカメラマンになろう」

ヤンデレ「…」

男「…ごめん、嘘。結婚するから泣くなよ」

ヤンデレ「ほ、本当に!?」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:18:21.29 ID:Gko6VgZQO
男「お前、俺の部屋で何やってんだよ」

ヤンデレ「見てわからない…?私、アナタのベッドに潜るだけで体が火照っちゃって…」

ヤンデレ「ね~ぇ、私たち、いつも愛しあってるじゃない…今だって」

男「ごめん…そのベッドさ。俺の友達呼んだときに、そいつが酔ってそこに吐いちゃったんだよね…クリーニング出さなきゃ…」

ヤンデレ「いやああああああああ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:21:06.70 ID:Gko6VgZQO
男「学校行くか」

ヤンデレ「待って、いってきますのキスを」

男「いやお前も行くだろ」

ヤンデレ「私とキス…したくないの?」

男「したいけどもう学校に走らないとな。あーキスしたかったけど仕方ないなーこれは仕方ない」
男「ほら早くいくぞ」

ヤンデレ「…はい…」グスッ

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:27:19.43 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「アナタの携帯のメールのあの女の子の名前…誰よ…!」

男「お、お前…!見たのか?」

ヤンデレ「安心して男くん。アナタを装って二度とかけないように言っておいたわ」

男「なんてことするんだ」

ヤンデレ「あの女が悪いのよ…私はアナタを守りきったのよ…!ふふふ」

男「あれはサクラメールだよ!無視を決め込んでたのに返信したらまた送ってくるじゃねーか!」

ヤンデレ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:31:07.43 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「うふふ…今日はクッキーを作ったの」

男「お、上手そうだな」

ヤンデレ「ふふ、私の血がアナタの中に入っていくわ…」

男「そのあと尻から出ていくけどな」

ヤンデレ「…意地悪…」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:35:58.87 ID:Gko6VgZQO
男「なんで裸で俺のベッドに入ってくる」

ヤンデレ「ふふ…今夜もた~っぷり愛を確認しあいましょう?ねぇ?ねぇ?ねぇ?」

男「そうか…お前は愛を確認しなきゃいけないのか…俺はお前を愛しすぎて確認しなくてもいいと思ってたんだけど」

ヤンデレ「うっ…でも…」

男「お前も確認なんていらないくらい愛してくれてると信じてたのに…」

ヤンデレ「よ、よく考えたら確認なんていらないわね。私たちの愛が確認不要絶対だものね、そ、そうよね」

男「ん」

男(一発抜いててよかった。賢者って素敵)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:39:28.31 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「最近アナタの私物を慰みものにしてるの」

男「食事中になんてこと言いやがる」

ヤンデレ「最近ハマっているものわね…ふふっ」

男「やめろ」

ヤンデレ「ボールペンよ。ふふっ」

男「あ、それならいいよ。それ友達のペンだし、むしろアイツ喜ぶよ」

ヤンデレ「いやあああああああ」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:43:43.52 ID:Gko6VgZQO
男「久々に散歩でもするか」

ヤンデレ「さぁ、これをつけて」ジャラ

男「首輪?俺が?」

ヤンデレ「アナタがどこにも行かないようにしなくちゃ…ふふふふふ」

男「仕方ねぇな…」
男「あれー!?おかしいなー!俺、首が太いから入らないぞ!これ小型犬用じゃん!あちゃー無理だわー」

ヤンデレ「…」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:47:25.33 ID:Gko6VgZQO
男「お前って美人だよな」

ヤンデレ「えっ…」

男「ボインちゃんだし細身だし、色白で艶のある髪、クリクリした目」

ヤンデレ「それはアナタを愛しているからよ…ふふっ何だって、アナタのためなら…」

男「二人の愛は永遠だ」

ヤンデレ「……幸せ……夢みたいだわ……」






男「おい早く起きろ」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:53:15.29 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「最近、欲しいの…」

男「何が?」

ヤンデレ「アナタの愛が…もっともっと…受け止めきれないくらいに欲しいの…」

男「欲しい?」

ヤンデレ「欲しいわ」

男「そんなに欲しい?」

ヤンデレ「欲しいの!」

男「どのくらい欲しい?」

ヤンデレ「狂おしいほど欲しいわ」

男「そっかー、そんなに欲しいのかー」

ヤンデレ「欲しいわ」

男「欲しいのかー…」





ヤンデレ「…は、はやくちょうだいよ!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 01:58:31.41 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「耳掻きしてあげるわ…」

男「お、悪いね」

ヤンデレ「~♪」カキカキ

男「ん~」

ヤンデレ「アナタが愛しい…このまま脳まで突き破っちゃいたいくらいに…ふふっ」

男「Zzz…」

ヤンデレ「ねぇ、アナタが好きよ」

男「ZZz…」

ヤンデレ「ねぇ」ユサユサ

男「んぉ?」

プツッ

男「痛っ!?」

ヤンデレ「ひゃ!?ごめんなさい!!」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 02:03:13.35 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「男くんがいない…」

ヤンデレ「メール…しなきゃ…電話も…」ポチポチ

ヤンデレ「…出ない…」

ヤンデレ「出ない出ない出ない出ない出ない出ない出ない出ない」ポチポチポチポチポチポチポチ


ガチャ

男「人がトイレ入ってるときに電話とかなんつープレイだよ」

ヤンデレ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 02:09:01.38 ID:Gko6VgZQO
男「おかわり」

ヤンデレ「わかったわ。ふふ」

男「えらく大盛きたな」

ヤンデレ「私の炊いたご飯、いっぱい食べてくれると嬉しいの」

男「そっかー」

男「おかわり」

ヤンデレ「えっ?」
ヤンデレ「あ…もうご飯がないわ」

男「俺の胃袋舐めるな…いやいい!いいから!新しく作ろうとしなくてもいいから!まず涙拭こう!?ね!?」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 02:13:58.31 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「はぁ…」

男「なんだその赤い絵。お前が書いたのか」

ヤンデレ「これがアナタよ」

男「俺は翼生えてねーから」

ヤンデレ「これがあの下衆」

男「俺の友達血塗れじゃねーか」

ヤンデレ「そしてこれが私」

男「お前ブラックホールだったんだな」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 02:20:41.44 ID:Gko6VgZQO
ヤンデレ「ケーキを作ったわ」

男「おー、こりゃまた立派なもんだ」

ヤンデレ「ふふ…あなたのためなら私は」

男「で、何入れたの?爪?」

ヤンデレ「…あっ」

男「忘れたのか…あっいや今から入れたりとかしなくていいから!面倒くさいだけだから!愛は十分伝わったから!だからそうやって手首切るなって」ポカッ

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 02:26:54.25 ID:Gko6VgZQO
男「そろそろ眠くなってきたな」

ヤンデレ「えぇ、でもあなたが望むなら、私は一晩中だって、朝までだって」

男「いやだから眠たいんだって」

ヤンデレ「…」

男「よし寝ようさぁ寝よう」

ヤンデレ「…うん」

男「なぁ」

ヤンデレ「?」

男「お前って、結構美人だよな」

ヤンデレ「っ!」

おわり