―――

振り向きP「春香のオリジナル曲を担当してくれたのは、DJ YOSHITAKAさんと、村井聖夜さんだ」

振り向きP「面識のある人、知っている人もいるだろうが、知らない人のために紹介しよう」

振り向きP「お二人の代表曲はこんな所だな」

※女性ボーカル曲を中心にしますが、有名な男性Vo.曲、インスト曲がある場合はそれも紹介します
また、どうしてもつべに都合の良い動画が無い場合は、ニコニコのものを貼ります


DJ YOSHITAKA
「Evans」http://www.youtube.com/watch?v=LTU9PiyHg0g



「MAX LOVE」http://www.youtube.com/watch?v=SjIC-XniBBI



「Darling my LUV」http://www.youtube.com/watch?v=Bxpmn3pQoss




小鳥（……Evans……EVAN様……この人が作ってたのね）

美希（小鳥が前に見てた、裸の男の人が出てくる動画で流れてたの）

春香「MAX LOVEってすごく良い曲ですね～、これは私のカバーにならないんですか？」

振り向きP「残念だが入ってない。……まあ、今後のCDで前向きに考えてみるよ」

村井聖夜
「恋のミラクル☆」http://www.youtube.com/watch?v=RC50dvfqhc0



「Leaving...」http://www.youtube.com/watch?v=nav7ZEOITrc



「透明なマニキュア」http://www.youtube.com/watch?v=U6wSVH6umqU





真「恋のミラクル、はいかにもアイドルの曲って感じですね」

雪歩「でもそう言われると……どの曲も、この中の誰かに似合いそうな曲だね」

振り向きP「村井さんは女性ボーカル曲を作り続けているベテランだからな」

振り向きP「今回は春香の曲を作ることになったが、共通のオリジナルを担当しようとも考えた」

振り向きP「また機会があれば、村井さんにも共通曲や、みんなで歌う曲のオファーをしてみよう」

振り向きP「そして、春香の担当するカバー曲はこの３つになる」


その１：「GRADUATION～それぞれの明日～」http://www.youtube.com/watch?v=iGWAhnyz_WM



春香「良い曲ですね～、卒業式の曲ですか」

振り向きP「ありきたりだが、その人物の名前に合った曲を歌う、ということもしておきたい」

振り向きP「そこで考えて、名前の通り『春』をイメージする曲が欲しかったからな」

振り向きP「クセの無いポップスだから、歌いやすくて春香のイメージにもぴったりだろう」

春香「はい、なんかもう楽しみですよー」

その２：「紅蓮の焔」 


春香「今度のは暗い感じの曲ですね」

伊織「暗いって言うか……病んでる、って感じね」

振り向きP「病んでる……言い得て妙だな」

振り向きP「春香の印象とは少し違うが、これも合っていると思う」

振り向きP「これを歌えれば歌手としてもアイドルとしても幅が出るぞ」

春香「は、はい。頑張ってやってみます」

その３：「恋する☆宇宙戦争っ！！」http://www.youtube.com/watch?v=x_EveSVcbwk



千早「これは……」

響「おおぉ……」

春香「こ、これ歌うんですかぁ……」

振り向きP「……まぁ、みんなの反応ももっともだろう」

振り向きP「が、GRADUATIONと紅蓮の焔だけでは伝えきれない春香の魅力を伝えられる」

振り向きP「春香の特徴というか……『ｷｬﾋﾟｷｬﾋﾟ』した感じをもっと出したいんだよ」

春香「ｷｬﾋﾟｷｬﾋﾟ……（してるかな私？）」

伊織（まあ、わからなくもないわね）

振り向きP「さっきの紅蓮の焔と同様、これを歌いきれれば春香の可能性がもっと広がるはずだ、頑張れ」

春香「……や、やってやろうじゃないですか」

振り向きP「あとは共通オリジナル曲を作ってくれるのが、NAOKIさんだ」

振り向きP「NAOKIさんの代表曲は、さっきのGRADUATIONがそうだ。あと他に、こういったものがある」


NAOKI
「B4U」http://www.youtube.com/watch?v=-dPK9HQIufk



「Strike Party!!」http://www.youtube.com/watch?v=8uqgTeiCx_A



「Remenber You」http://www.youtube.com/watch?v=4oCTru2Uim0




振り向きP「Strike Partyもそうだが、さっきの村井さん同様、聞き馴染みやすく、誰にでも歌いやすい曲が多い」

振り向きP「そこを考慮して、今回の共通オリジナル曲を担当してもらった」

振り向きP「全員の担当ということで、NAOKIさんには負担が大きくなってしまうんだが……最高の曲を用意してもらった」

春香「わかりました。……全部の曲、持てる力を出し切って歌いたいと思います」

千早「NAOKIさんの曲に関しては、私たちも同様……ですよね」

振り向きP「……うん、良い心構えだな。……じゃあ春香への曲紹介は以上だ」

春香「はい！」

―――

振り向きP「次は千早だな」

千早「よろしくお願いします」

振り向きP「千早は肥塚良彦さんと、S.S.D.FANTASICAこと、飯吉新さんの二人がオリジナルを作ってくれた」


肥塚良彦
「ルックス」http://www.youtube.com/watch?v=HYLwyT2Ast4



「うらもからだも落花微塵」http://www.youtube.com/watch?v=Zp4IyclwGuQ



「Dreams in the night」http://www.youtube.com/watch?v=kLaBlbnjc08




振り向きP「実は3曲目のDreams～は、肥塚さん本人が歌ってる」

響「へえぇ～良い声だなぁ」

振り向きP「そう、その甘い歌声から、ファンからは『王子』とも呼ばれてる」

律子（ルックスのPVに亜美みたいな娘が出てるけど……関係無いわね）

やよい「あうぅ～、『うらもからだも』……なんて読むんですか～？」

貴音「『らっかみじん』ですよ」

王子の時に「そう」って言ったのに振り向き忘れた

なのでここで振り向いておこう。そう！( ﾟдﾟ )彡


S.S.D.FANTASICA
「かげぬい」http://www.youtube.com/watch?v=u4gXgvBbLpI



「BALLAD THE FEATHERS」http://www.youtube.com/watch?v=Cizb-9DyJ6I



「JOURNEY TO "FANTASICA"」http://www.youtube.com/watch?v=C2lvn1AdSZk




あずさ「和風というか……どれもオリエンタルな感じ、ですね」

振り向きP「お、良い言い方ですね。飯吉さんは確かに民族系音楽が得意ですよ」

貴音「かげぬい、は確かに和風と言われても違和感がありません」

真「JOURNEY TO～は良いですね。ボク、こういうの好きなんですよ」

振り向きP「ほぉ～、今後の参考にしよう」

振り向きP「と、これがオリジナル担当のお二人だな」

千早「どちらも挑戦しがいのある曲を作ってくれそうですね」

千早「……カバー曲はどうなっているんですか？」

振り向きP「よし、早速聴いていこう」


その１：「僕の飛行機」http://www.youtube.com/watch?v=uJcWrUgQKf0



千早「これ……すごく好きです。とてもまっすぐで、綺麗な歌ですね」

振り向きP「……と、千早なら言うと思った。自信を持って千早に薦められる一曲だ」

千早「はい、ありがとうございます」

春香「私も歌ってみたいけど……確かに千早ちゃんが一番似合うだろうね」

振り向きP「そうだなぁ。千早のカバー曲を考える際に、真っ先に浮かんだ曲だからなぁ」

自分で保守

振り向きP「よし、次にいこう。次のカバー曲はこれ」


その２：「INORI」http://www.youtube.com/watch?v=bAxTPK4gnM8



千早「これは……トランス、というジャンルでしたか？」

律子「どちらかと言うと、ボーカルよりもメロディが先行している曲ですね」

振り向きP「その通り、トランス楽曲であり、サイバーな刺々しいメロディが主体の曲だ」

振り向きP「そしてそれに負けない、力強いボーカルが必要になってくる」

千早「私の歌声で……それを実現しろ、ということですね？」

振り向きP「そういうことになる。これを歌いきったときの快感や壮大さはスゴイと思うぞ」

その３：「青い鳥」http://www.youtube.com/watch?v=xf08kDYxDPE



千早「……何か、タイトルに運命的なものを感じますね」

振り向きP「そう！（ ﾟдﾟ )彡なんだよ。俺もなぜかは知らないんだけど」

千早「僕の飛行機、とも違って、ストレートに明るい、疾走感のある曲ですね」

千早「春香の時に言っていた……『幅』というものですか？」

振り向きP「まぁ、タイトルから直感的に千早に回したんだがな」

振り向きP「結果的にはそういう効果が狙える曲だと思う」

千早「ふふ……プロデューサー、私こういう曲も好きですよ」

振り向きP「実は、千早にはその歌唱力を信頼して、INORIのような曲を優先的に回そうと思ってたんだが……」

振り向きP「結果的には、明るい爽やかな曲が多くなったな。まぁそれも面白いと思う」

―――

振り向きP「よし、次はやよいだ」

やよい「はい！よろしくおねがいしまーっす！」ｶﾞﾙｰﾝ

振り向きP「やよいの曲を作ってくれたのはTOMOSUKEさんと、Dr.Hondaこと本田晃弘さんだ」

やよい「どんな人たちなんですかぁ？」

振り向きP「えーとな、こういう曲を作る人たちだ」


TOMOSUKE
「さよならトリップ」http://www.youtube.com/watch?v=UTX1WxCwjYw



「jet coaster☆girl」http://www.youtube.com/watch?v=M_Vdvqr89ms



「Turii～Panta rhei～」http://www.youtube.com/watch?v=gsqYEKQYtxM




やよい「はわ～、TOMOSUKEさんの曲はどれもオシャレさんですねー」

あずさ「私も好きですけど……女の子がよく聴くような曲が、多いんですね」

振り向きP「その通り！TOMOSUKEさんは、女性向けの曲が大得意」

振り向きP「そしてそんな自分のことを『ス　　』とか言っちゃう、お茶目な人だ」

伊織「ス　　、ねぇ……」

振り向きP「本田さんの代表曲はこんなとこかな」


Dr.Honda
「KYAMISAMA ONEGAI!」http://www.youtube.com/watch?v=yun29jOKD_0



「高高度降下低高度開傘」http://www.youtube.com/watch?v=C_DrvG7lTpw



「恋の抑止力」http://www.youtube.com/watch?v=42TXP7SYfDA




振り向きP「本田さんは『メタルギア』シリーズの音楽も手掛けている、大御所の方だな」

振り向きP「壮大なオーケストラ主体、キラキラしたシンセ主体、どちらの曲も完璧にこなす達人だろう」

やよい「そうですねーキラキラです～……えーと、この……きゃみさま……？」

春香「プロデューサーさん、これ間違ってませんか？……カミサマ、ですよね？」

振り向きP「……曲名が個性的なのも、本田さんの特徴だ。『キャミサマ・オネガイ』で合ってる」

真「２曲目なんて、曲名のインパクトがもうスゴイですよ。なんて読むんですか？」

振り向きP「こうこうどこうかていこうどかいさん」

やよい「うっうー！本田さんの曲、どれも面白い名前ですー」

振り向きP「本田さんにやよいの担当をお願いしたのは、結構な冒険だな」

振り向きP「化学反応を期待して、こちらからオファーした」

振り向きP「で、次はカバー曲の紹介に移ろう」


その１：「ヘリコプター」http://www.youtube.com/watch?v=bzOGiXpFCI8



やよい「すっごくいい曲です～、聴いてるだけで元気になれちゃいます！」

振り向きP「やよいの特徴は何と言っても『元気』だからな。こういう曲はやよいにはピッタリ合うだろう」

振り向きP「もう合いすぎてて、他に何か言うことも出来ないくらいだな……」

その２：「ふしぎなくすり」http://www.youtube.com/watch?v=fxI5rpPj6eI



やよい「なんかすごく変わった歌詞ですね～。……ふしぎなくすり、ってけっきょく何なんですかぁ？」

伊織「……やよいは知らなくていいことよ」

やよい「？？」ｷｮﾄﾝ

振り向きP「かなりキてる歌詞だな、確かに。……だが、やよいの魅力は伝えやすい」

響「こ、この曲でか？」

振り向きP「やよいの更なる魅力は『歌声』だ」

千早「ああ～……なるほど、確かに……」

振り向きP「この曲の特徴的な歌詞を違和感なく伝えられるのは、やよいだけだろう」

やよい「わ、わたしにしかできないことなんですか……？」

振り向きP「そう！（ ﾟдﾟ )彡だ」

振り向きP「歌詞がぶっ飛んでいても、やよいの歌声なら中和できる。やよいにしか出来ないことなんだぞ！」

やよい「が、がんばりますっ！」

その３：「moffing」http://www.youtube.com/watch?v=Iwb6ZXtoNPA



やよい「これも変わった歌詞だけど……なんかこっちのは面白いなーって感じです！」

振り向きP「まぁ、ふしぎな～の方が色々と問題のある歌詞なだけだ。気にするな」

伊織「ていうか……なんでやよいに変な歌ばっかり回すのよ！」

振り向きP「しょ、しょうがないんだよ。さっきも言ったけど、変な歌詞でもやよいなら許されるんだ」

美希「それは…………ミキもちょっと思うな」

伊織「む……否定はできないけど……」

振り向きP「こっちも特徴的な歌詞だが、変と言うよりかは、いわゆる『可愛げ』があるな」

振り向きP「やよいが歌うと可愛さも増すから、歌詞のおかしさがむしろプラスに働くだろう」

やよい「は～い、いっぱい『モフモフ』してみたいですー！」

伊織「変な曲なら断ってもいいのに。もう、やよいってばお人よしなんだから……」

―――

雪歩「よ、よろしくお願いしますぅ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

振り向きP「雪歩、緊張しなくてもいいんだぞ？ちゃんと良い曲を貰ってるから」

雪歩「ど、どんなのですかぁ？」

振り向きP「まずオリジナル担当はdjTAKAさんと、阿部靖広さんの二人だ」

振り向きP「TAKAさんは千早の時に聴いた『INORI』のように、トランスが得意な人だ。が、他にもこういうものがある」


djTAKA
「White Eve」http://www.youtube.com/watch?v=lZWu052DVLc



「DROP」http://www.youtube.com/watch?v=5GdYUg6CwVI



「嘆きの樹」http://www.youtube.com/watch?v=hauW5diFw6Y




千早「この嘆きの樹……は、現代音楽みたいですね。現代音楽よりはよっぽど馴染みやすいですが」

振り向きP「おお、流石クラシック鑑賞が趣味！女の子に『嘆きの樹』は理解できないと思ったんだがなぁ」

雪歩（前２曲はどっちも歌ったら面白い曲になりそうだけど……）

雪歩（３曲目は、私にはさっぱり理解できないですぅ……そもそも『曲』なんでしょうか？）

振り向きP「で、阿部さんの代表曲はこんなところ」


阿部靖広
「Really Love」http://www.youtube.com/watch?v=Wj1ABrCqX38



「In my story」http://www.youtube.com/watch?v=dEM8RPBkh7I



「Believing」http://www.youtube.com/watch?v=8R2mRy13BFo




雪歩「男の人が歌う曲が多いんですね」

振り向きP「実は下２曲とも、阿部さん本人が歌ってる。女性への提供も多いが、本人歌唱も多いんだな」

雪歩「でもキーが高いから、ちょっと頑張れば私でも歌えそうですぅ……」

振り向きP「うん。阿部さんはロック系統、ポップス系統、どちらも女性が歌うのにも適した曲を作ってくれる」

雪歩「はい、レコーディングがすっごく楽しみです」ｷﾞｭｯ

振り向きP（いまｷﾞｭってしたな……（ ﾟдﾟ )）

振り向きP「で、もう一つの売りであるカバー曲についてだ」


その１：「ever snow」http://www.youtube.com/watch?v=iDRxyfQVytk



雪歩「これもNAOKIさんの曲なんですかぁ」

真「色んな曲作ってるんですね」

振り向きP「NAOKIさんはどんなジャンルの曲でも作れるって言われてるからなぁ」

雪歩「……あ！……ひょっとしてever snowって名前だから……」

振り向きP「まぁね、タイトルで分かるとおり、春香同様、『雪』をテーマにした曲が一つ欲しかった」

響「安直だなぁプロデューサー……」

雪歩「ふふっ、でも……すごく歌ってみたいです。名前がどうとかじゃなく、そう思いました」

振り向きP「お、おう」

その２：「High School Love」http://www.youtube.com/watch?v=8hRZn_6YVO0



雪歩「今度の曲は明るいですね。やっぱり幅が出る、ってことなんですか？」

振り向きP「やっぱりそう！（ ﾟдﾟ )彡いうことになるね」

振り向きP「あとコレはDJ YOSHITAKAさんの曲だ。代表曲の一つだな」

雪歩「テンポが速いから、ちゃんと曲についていけるか不安ですぅ……」

振り向きP「……『宇宙戦争』歌わされる春香はどうなるんだよ」

のヮの「」

伊織「アンタが勝手に選んだクセによく言うわ……」

振り向きP「」

その３：「Angel Fish」http://www.youtube.com/watch?v=YeqRdNu_T8g



振り向きP「ever snowよりもさらに暗い、しっとりした系統の曲だ」

振り向きP「雪歩の、歌声におけるアピールポイントである『憂い』や『影』が一層映える」

雪歩「憂い、ですかぁ」

振り向きP「あんまり暗い曲を歌うのは好きじゃないか？」

雪歩「いや、そんなことは……むしろこの曲、すごく好きです」

振り向きP「……あんまりこういう風に言うのもアレなんだが、この曲を歌いこなせるメンバーは限られる」

振り向きP「千早か、貴音か、雪歩かな……今回は、雪歩が一番似合うと思って選んだ」

雪歩「ありがとうございますプロデューサー。がんばって、自分のものにしてみせます」

―――

真「次はボクですか！？」

振り向きP「おう、真の曲担当を発表して行こう」

振り向きP「えー……まず一人目は、TAGさんだ」

美希「あ、スーパースターの人なの」

振り向きP「おい、満さんがTAGさんなわけないだろ！いい加減にしろ！」

美希「まだそんなこと言ってるの？もうあんな人、スターでも何でもないの」

千早「……ﾌ、ｸｸｸ……ｗ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

真「何なんだ……美希、千早、どういうこと？」

美希「真君は……知らなくていいと思うな」

真「？？？」


TAG
「アルストロメリア」http://www.youtube.com/watch?v=yjpyetKbSvE



「～Timeless～」http://www.youtube.com/watch?v=GQnueJ4mNzA



「Diamond Dust -Try to Sing Ver.-」http://www.youtube.com/watch?v=QmnwgLNirOA

振り向きP「もう勝手に進めるぞ？……で、もう一人がgood-coolさんだ」


good-cool
「＠n H＠ppy Choice」http://www.youtube.com/watch?v=fxXsncvtWuk



「PITAゴラス☆KISS」http://www.youtube.com/watch?v=3ww2M5cKpLI



「Make Me Your Own」http://www.youtube.com/watch?v=mtEnXruo-qQ




美希「これ……どっちともでヨシタカさんが歌ってるの」

千早「え！？……あ、言われてみれば……」

真「え、そうなの？」

振り向きP「よく気付いたな……Diamond DustとピタゴラスKISSで、ヨシタカさんが歌ってる」

美希「うん、ミキたちは実際に声も聞いてたからわかるの」

真「へぇ～」

振り向きP「TAGさんはピアノの旋律が綺麗な曲、ユーロビート風のノリの良い曲、が得意だ」

振り向きP「グックルさんはメロディの『線』が太いのが特徴だな。ロックやハウスがより力強く聴こえる」

真「はい、曲を聴いた感じ、ボクの歌いやすそうな曲が来る気がします！」

振り向きP「よし、次にカバーについてだ」


その１：「涙のRegrets」http://www.nicovideo.jp/watch/sm14987324


真「雪歩のとは違う意味で重い曲ですね。……でも、力強くていいと思います」

振り向きP「この曲に関しては、どんな曲でも歌いこなせる千早でも中々難しい」

千早「そうですね……無理ではないですけど、ギターやドラムの強さに押されてしまうかもしれませんね」

振り向きP「力強いボーカル……と言う意味では、この曲は真の独壇場かもな」

真「へへっ、腕が鳴りますよぉ！」

その２：「Look to the sky-Japanese version-」http://www.youtube.com/watch?v=eZ6qmCvxorg



真「こ、コレ……！日ノ本さんの入場曲じゃないですかぁ！！」

雪歩「え、誰？」

真「知り合いの女子プロレスラーで……ぷ、プロデューサー、本当にいいんですか！？」

振り向きP「そう！（ ﾟдﾟ )彡いう事情なら、むしろ真が歌わなくて誰が歌うんだよ」

振り向きP「これも芯の強いボーカルが求められる、真にピッタリの曲だ」

真「ぼ、ボクが……この曲を……」

振り向きP「……日ノ本零子の入場曲に使われるくらいのクオリティの歌声、頼む」

真「まっかせてくださいよ！」ﾏｯｺﾏｺﾘｰﾝ

その３：「Love Rox」http://www.youtube.com/watch?v=9agesDlBF4w



真「こういう歌詞、良いですよね。曲自体も良いですけど」

振り向きP「真のカバー選出の基準は『力強さ』なんだ」

振り向きP「だが、この曲のようなストレートな『恋の歌』も、お前には必要だよな」

真「へへっ……ありがとうございます」

振り向きP「ああただ、無理に女の子らしく歌わなくてもいい」

振り向きP「この曲を真なりに歌い上げれば……それだけで完璧な『恋する乙女』になれるはずだ」

真「わかりました……恋する乙女、なってやりますよ！」

―――

振り向きP「よし、次は亜美だ！（ ﾟдﾟ )彡」

亜美「わーい！振り向き兄ちゃん待ちくたびれたYO！」

振り向きP「安心しろ、すぐに紹介してやる」

振り向きP「まずオリジナル担当はQrispy Joyboxさんと、上野圭市さんだ」

亜美「上野さんはいいとして……くりすぴぃ？」

振り向きP「本名はちゃんと別にあるんだが……その名義で活動しているからな。クリスピーさんでいいと思う」

亜美「どんな曲作る人なの～？」

振り向きP「えー、まずクリスピーさんはこんな感じ」


Qrispy Joybox
「Music-U」http://www.youtube.com/watch?v=4PViZeWVhd0



「サヨナラナミダ」http://www.nicovideo.jp/watch/nm15906092


「Twinkle Wonderland」http://www.youtube.com/watch?v=yYzr_ib7s7A

振り向きP「上野さんはこんな感じ」


上野圭市
「Mr.T -take me higher-」http://www.youtube.com/watch?v=Yd3aM4KBBZY



「Kick Out仮面」http://www.youtube.com/watch?v=IU9EL6X5rtE&feature=related



「BEAUTIFUL ANGEL」http://www.youtube.com/watch?v=UD4BsHgc-08




亜美「二人とも～、キラキラって感じの曲が多いね」

振り向きP「特にクリスピーさんは、それが最大の強みだからな。オシャレでハジけるような曲が多い」

振り向きP「上野さんは……実は、さっきの『ふしぎなくすり』の作曲者でもある」

春香「あれ作った人が、BEAUTIFUL ANGELみたいな曲を作るんですか……」

振り向きP「そこの『ふり幅』の大きさが上野さんの魅力でもある」

振り向きP「ふざけている感じでも、真面目な一面を見せるってとこがな」

振り向きP「……で、亜美と真美はそれぞれちゃんとソロでCDを出すんだが……」

振り向きP「お互いの『違い』をきちんと前面に出す、という点に一番気を使った」

律子「……二人の担当Pとして、そこに気を使っていただけてありがたく思います」

真美「亜美との違い、かぁ……」

亜美「ふ～ん、違いってそんなに大事なんだ」

振り向きP「流石に先生方に、細かい差異を考慮して曲を作ってもらうわけにはいかなかった」

振り向きP「……ので、そこの違いはカバー曲ではっきりと見せつけようという結論に達した」


その１：「隅田川夏恋歌」http://www.youtube.com/watch?v=Jmp_gmqfVyk&feature=related



振り向きP「春香の担当である、村井さんの作曲だ。村井さんの自作の機械音声に歌わせている」

千早「……それを聞いて納得しました。あまりスムーズに歌えるような歌詞構成ではないですからね」

振り向きP「……が、亜美にはこれを一人できちんと歌ってもらう」

亜美「え゛！マジで！？」

亜美「……に、兄ちゃ～ん、亜美、こんなちょ→ムズイ曲歌えないよ～！えーんえーんｸﾞｽｸﾞｽ」

律子「……（棒読み）って付けてあげようかしら？」

亜美「うへ、バレてた。……でも兄ちゃん、ホントに亜美に歌えるかなぁ？」

振り向きP「亜美も真美もなぁ、ふざけていることが多いだけで、歌のポテンシャル自体はトップクラスなんだ」

振り向きP「この曲、歌えるかどうかで言ったら、そりゃあ難しいけど最終的には誰でも歌えはする」

振り向きP「……が、この曲を歌って『説得力』を持たせられるのは亜美しかいない」

亜美「せっとくりょくって……真美が歌ってもいいんじゃないの？」

振り向きP「歌詞の内容で言えば確かに真美向けなんだが……」

振り向きP「そもそも千早が言ったように、歌詞構成に無理があるのは聴けばわかる」

振り向きP「その前提が微妙に狂っている曲ならば、亜美が歌いこなす方がより『らしい』と思ったんだ」

亜美「？？？そう……なの？」

亜美「……あ、ごめん。やっぱ今の発言ナシ」

振り向き「ふっふっふ……ナシと言われても言ってやろう。そう！（ ﾟдﾟ )彡だよ」

律子「…………」ﾊｧ

その２：「LOVE☆BA☆ZOOKA!」http://www.youtube.com/watch?v=yswqskkR4VY



振り向きP「お馴染み、DJ YOSHITAKAさんの曲だ」

振り向きP「……これについては、ほぼノータイムで亜美用のカバーに決まった」

亜美「んっふっふ～、流石は振り向き兄ちゃん、良い仕事してますね～」

亜美「まさに亜美にピッタリの曲でないかい？第一印象からビビビッ☆と来ちゃったからねえ」

振り向きP「気に入ってもらえたら何よりだよ」

真美「うわぁ～真美も『L.O.V.Eラブバズーカ！』って歌いたかったよー兄ちゃん」

振り向きP「……我慢しよう」

その３：「Drive Me Crazy」http://www.youtube.com/watch?v=t9nFrJuGLJM



振り向きP「これもラブバズーカと同系統の曲だ」

振り向きP「亜美のコンセプトは『はっちゃけ』に設定した」

振り向きP「……本当ならそのイメージを崩すような曲を入れてもよかったんだがな……」

真美「はっちゃけ……」

亜美「ぬふふ、いいんでない？」

亜美「よっしゃ、練習しとこ……『３倍アイスクリーム！！』……にっへっへ」

律子「まったくもう」

振り向きP「これもまた、『双海亜美』をさらに魅力的にする曲になるだろう」

―――

振り向きP「で、真美だ」

真美「うん」

振り向きP「真美の担当はショッチョーさんと、Des-ROWさんの二人」

真美「曲は～？どんな感じなの～？」


ショッチョー
「concon」http://www.youtube.com/watch?v=GC3Zn1T5OD4



「こなもん屋人情歌」http://www.youtube.com/watch?v=-IiwbD2SBGM



「情熱 fun! fun!」http://www.youtube.com/watch?v=1yNnURf2Rsc




律子「この代表曲と先ほどのコンセプトを考えると……亜美向けの人なんじゃないですか？」

振り向きP「ふっふっふ……今回ショッチョーさんには、conconの系統で曲を注文した」

真美「conconってこの……ピロピローンって曲でしょ？歌は入ってないけど」

振り向きP「そう、シンセ主体の『S-C-U』名義で、歌モノに挑戦」

振り向きP「という、ショッチョーさん側からしても未知の注文をしたんだ」

振り向きP「やよいと本田さんのコンビ以上の冒険だが、名曲が出来上がる予感がするぞ」

真美「もう一人がデスローさんだっけ……ちょ→怖そうな名前ぢゃん」

振り向きP「まね、メタルとかも作る人だしね。でも、繊細なメロディーの曲も作ってるんだ」


Des-ROW
「大見解」http://www.youtube.com/watch?v=MVJvYEJFP68



「星空に誓うロマンス」http://www.youtube.com/watch?v=gs0G0RdCoDU



「Pharaoh★Love」http://www.youtube.com/watch?v=PXN0FCwpQLw




響「大見解作ってる人が、Pharaoh Loveや星空～みたいな曲も作るのかぁ」

真美「ふへぇ～、どの曲もスゴいEーんじゃん！」

振り向きP「Des-ROWさんが作れる曲は、他にも色々なジャンルに渡る」

振り向きP「今回はまぁ下二つみたいな『年頃の女の子』向けの曲を注文しといたよ」

真美「じゃあ、カバー曲はどんなんになるの？」

律子「違いを見せる、と仰ってましたが……真美のコンセプトはどうなるんでしょう」

振り向きP「真美のコンセプトはな……ちょっと言いづらいな」

真美「へ？なんで？」

振り向きP「……まぁ、まず曲を発表していこう。その後で改めて言おう」


その１：「花吹雪」http://www.youtube.com/watch?v=bUKabYy9rQU



真美「これ、お姫ちんのが似合ってるんじゃないかなぁ……」

振り向きP「その意見ももっともだろう。一応、ちゃんと貴音にも和風の曲は用意してる」

貴音「はあ、そうでしたか」

振り向きP「この曲を選んだのは、単純な『興味』だな」

振り向きP「真美の歌声と、この曲のメロディとが融合したときにどうなるのか、それが楽しみで選んだ」

振り向きP「ただ一つ言っておくと、亜美が歌う姿はあまりイメージ出来なかった」

振り向きP「真美だからこそこの曲を選んだ部分は、確実にある」

真美「……うん、わかった」

その２：「キセキはじまり☆」http://www.youtube.com/watch?v=Knos6OUFqjw



振り向きP「亜美のラブバズーカ、真美のこの曲が、二人の最大の違いだと思う」

真美「えぇ、そうなの？……あんまり変わんないと思うけどなぁ」

振り向きP「じゃあヒントをやろう……真美にラブバズーカが似合わないわけじゃない」

振り向きP「ただ、この曲が真美にあまりにも似合いすぎてる……『歌詞』が」

真美「ふ～ん……歌詞どんなんだっけ」

春香「あ、私はわかったかな」

やよい「えぇ！ぜ、全然わかんないです～……」

亜美「う～～～～ん……亜美もよくわかんないなぁ」

律子（……ほぉ～、なるほど。プロデューサー殿、結構二人の違いを見てるじゃないですか）

その３：「less」http://www.youtube.com/watch?v=dt74tdJR6UM



律子「今回の曲はえらくストレートに来ましたね」

千早「……成程、私にもわかりました。亜美と真美の『そこ』の違いですね」

亜美「ううぅ～～ん……ちょ→しっとり～ぃんな曲なのはわかるけど……これが真美との違い……？」

真美「…………」

振り向きP「真美は、もうわかったみたいだな」

真美「あ、う……うん」

振り向きP「真美のがお姉さんだからなぁ」

振り向きP「明るい曲での二人の違い、はもちろん、この曲は亜美が歌ってもあまり様にならない」

振り向きP「亜美との違いを考えた時に、最終的にはこういう曲に行きつくことになる」

振り向きP「もちろん亜美の方にも、隅田川のような曲を歌いこなせる良さがあるんだがな」

亜美「うおぉん……兄ちゃん、ギブアップだよー。答え教えて～」

振り向きP「真美が違いをわかった以上、亜美には教えん。自力で考えなさい」

亜美「うぇえ！そんなぁ～～」

―――

伊織「次は私、ってわけね」

振り向きP「最初に言っておきたいんだが……伊織のオリジナルは『冒険』しかない」

伊織「は、ハァ！？どういうことよ」

振り向きP「カバー曲の候補を探した結果、イメージにピッタリな３曲がすぐに見つかった」

振り向きP「それだけ、伊織という人物の個性が際立っている証拠でもある」

伊織「ま、まぁそう言われたら悪い気はしないけど……」

振り向きP「そう！（ ﾟдﾟ )彡なると、オリジナルでもイメージを重視すると、CD全体が間延びしてしまう」

振り向きP「なので、伊織のオリジナルは、伊織のイメージとはちょっと違う人たちにオファーを出した」

伊織「だ、誰なの……？」

振り向きP「まず一人目はSota Fujimoriさんだ」


Sota Fujimori
「Fly Above」http://www.youtube.com/watch?v=oi0pus6fjfo



「We Can Change」http://www.youtube.com/watch?v=Ee4STFYm_Ts



「Colorful Days」http://www.youtube.com/watch?v=slQr8gvZZhA




振り向きP「Sotaさんはシンセの達人と呼ばれるほど、音作りにこだわりのある人だな」

振り向きP「だから音に凝れるトランスやエレクトロが多い」

伊織「こ、この３曲目って……！」

振り向きP「ん？……ああ、そういえば雪歩の担当Pが現役の頃の曲だな」

雪歩「ね、寧々プロデューサーの曲も作ってたんですかぁ……」

振り向きP「他の二人も573プロの所属だな」

伊織「…………」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

伊織（小早川凜子がこの人の曲を歌ってて、私には歌えない……わけがないわ！）

伊織「わかったわ！Sotaさんの曲、歌いこなしてやろうじゃない……もう一人は！？」

振り向きP「うぉう！急にやる気になったな」

また、そう！（ ﾟдﾟ )彡の時に振り向くのを忘れてしまった
流石にFBIも怖いし、いちいちチェックしてられないので、これからは忘れてても無視することにする


振り向きP「もう一人は浅見祐一さん……活動名義はU1さん、だ」


U1
「fellow」http://www.nicovideo.jp/watch/sm12195494


「Hold Tight」http://www.youtube.com/watch?v=ytvtG0El7sg



「AFTER THE GAME OF LOVE」http://www.youtube.com/watch?v=xkmKUevNDIc




振り向きP「fellowのようなポップスは例外的で、基本はダンスミュージックを作る人だ」

振り向きP「それも、かなり『洋楽』寄りの曲を、な」

伊織「確かに……正直fellowも、自分が歌ってる姿はイメージしにくいわね」

振り向きP「その意味で、冒険ということだった。……Sotaさんはいいみたいだが、U1さんはどうだ？」

伊織「……この伊織ちゃんが、歌えない曲なんてあるわけないでしょ」

伊織「どんな曲が来ても、バッチリ仕上げちゃうんだから！」

振り向きP「わかった。……U1さんもアイドル曲だとは考慮してくれてるだろうが、伊織のその覚悟はありがたいよ」

伊織「……ふんっ」

伊織「さぁさぁカバー曲よ！この伊織ちゃんのイメージに合ってる３曲とやらを早く教えなさいよ」

振り向きP「言われんでも教えてやる、まずは１曲目だ」


その１：「Sweet Illusion」http://www.youtube.com/watch?v=qFnMzRGzDtQ



春香「ほおぉ……」

美希「自信満々すぎて逆に不安だったけど……なの」

響「自分も、あんまり期待はしてなかったけど……」

律子「ぐうの音も出ない、というやつですね。伊織以上にこの曲が似合う人はここにはいないでしょう」

振り向きP「伊織自身はどう思う？」

伊織「……ま、文句ないわよ。良い曲じゃない」

振り向きP「千早の担当の肥塚さんの曲だ。伊織をイメージしたときに２番目に思い浮かんだ」

その２：「うるとら★ボーイ」http://www.youtube.com/watch?v=hB420Niz788



振り向きP「村井さんの曲だ。３番目に浮かんだ曲だったな」

伊織「ふーん、悪くないけど……３番目ねぇ」

雪歩「あんまり、伊織ちゃんっぽくはないんじゃ……」

貴音「……ふふ……わたくしには、伊織こそが適任だと思いましたよ」

亜美「亜美もそう思ったかな～♪」

春香「え？どこらへんが？」

振り向きP「ヒントとしては、歌詞だな。あと『伊織自身』が主役の歌じゃないな」

伊織「……？」

やよい「あ、わかりました！……なるほどぉ～」

振り向きP（これは並行世界の伊織が歌っている「フタリの記憶」から意識されたイメージだ）

振り向きP（もちろんあっちに比べると歌詞は合っていないが、それでも対になる曲だと思っている）

伊織「で、３曲目ってわけね」

やよい「プロデューサー、まだ一番最初に浮かんだ曲、出てないですよね？」

振り向きP「ああ、あえて出さなかった」

あずさ「なんでですか？」

振り向きP「……『もう正に』だったから」

伊織「はぁ？」

振り向きP「伊織という人物を考えた時に、この曲抜きでは語れない、それくらいの曲だ」

振り向きP「もう正直、タイトルだけでも伊織以外の誰にも歌えない曲だとわかってくれると思う」

伊織「ま、前置きはいいから……早く教えなさいよ！」


その３：「なまいきプリンセス」http://www.youtube.com/watch?v=YbWLvGK9lew



春香「ああ……」

千早「これは、もう……」

美希「……あはっ☆確かにでこちゃん以外、誰も歌えないの」

伊織「…………」

伊織「ぐ、ぐぐぐ…………」

振り向きP「……じゃ、次はあずささんの番で

伊織「」ﾄﾞｹﾞｼｯ

振り向きP「ぬぉう！」

伊織「」ｹﾞｼｹﾞｼｯ

振り向きP「い、痛い痛い！！何するんだ伊織！」

伊織「理由なんて要らないでしょ！？アンタにはコレがお似合いよ」ﾄﾞｹﾞｼｹﾞｼｯ

振り向きP「なんでだ！？伊織にピッタリの歌じゃないかぁ！」

伊織「うるさいうるさいうるさーい！」

あずさ「い、伊織ちゃん……もうその辺に……」

やよい「そ、そうですよぉ、プロデューサーがケガしちゃいますよ……」

伊織「……もう、しょうがないわね」

振り向きP「ﾌﾊｧｰ助かった……FBI以上の恐怖を感じたよ」

千早（FBI？海外で何かあったのかしら）

振り向きP「じゃあ、改めてあずささんの曲を発表していきましょう」

―――

あずさ「はい～、よろしくお願いします」

振り向きP「あずささんには、kors kさんと小野秀幸さん、二人のオリジナル曲を歌ってもらいます」

あずさ「こーすけさん、小野さん、ですね」

振り向きP「まずはkors kさんから紹介しましょう」


kors k
「smooooch・∀・」http://www.youtube.com/watch?v=Ey1ymDaxmog&feature=fvst



「All My Love」http://www.youtube.com/watch?v=T4CtkUI_-j0



「Bounce Bounce Bounce」http://www.youtube.com/watch?v=bIvkcKZ9GFA




小鳥（smoooch……この人が作ってたのね）

美希（小鳥がパソコンで見てた、可愛いキャラの出てくる動画で流れてたの）

振り向きP「kors kさんは、『作れないジャンルはない』とまで言われる、万能の人です」

振り向きP「歌いこなせる人を選ぶ曲は多少ありますが、あずささんにその心配はいらないでしょう」

振り向きP「あずささんは良い意味で、最年長らしい安定感があります。歌に関してもそれは同じですから」

あずさ「ま、まぁ……ありがとうございます」

振り向きP「次に小野さんですね。真美が担当する『less』も小野さん作曲です」


小野秀幸
「林檎と蜂蜜」http://www.youtube.com/watch?v=QP88cM7Ytkg



「夢についてTYPE C」http://www.youtube.com/watch?v=IPzjyAmhdBE



「over there」http://www.youtube.com/watch?v=PT1AsPNLKDg




振り向きP「ブラスバンド曲を得意としている人です」

振り向きP「lessもですが、ブラス主体の曲となると『大人』な雰囲気のモノが多くなりますね」

あずさ「うふふ、だから私の担当になって下さったんですね」

振り向きP「え？……え、ええ。そうです」

振り向きP「あんまりストレートに『大人大人』って言ってもアレかと思ったんですが……すいません」

あずさ「いえいえ、だからこそ私を選んで下さった……それだけで満足ですよ」

振り向きP「オリジナルの二人は以上ですね」

あずさ「はい～、次はカバー曲ですね」

春香（プロデューサーさんどうするんだろう……）

伊織（あんまり大人な雰囲気のだけ持っていても……）

伊織（口ではああ言っても、あずさだっていい気はしないはずだわ）

振り向きP（……とか思ってるんだろうなぁ）

振り向きP「えー、あずささん向けということで、確かに『大人』な曲もあるんですが……」

振り向きP「一番考慮したのは『歌いやすさ』です」

あずさ「歌いやすさ……？」

振り向きP「あずささんが歌うんだから、そりゃあアダルティな曲の方が似合いますよ」

振り向きP「だけど、あずささんが歌った時に『しっくりくる曲』全てが、ではありません」

振り向きP「なのであずささんが歌っている姿をよりイメージしやすい」

振り向きP「かつ大人な雰囲気になりすぎない曲を選びました」

その１：「Confession」http://www.youtube.com/watch?v=q6Qry-to7Ug



振り向きP「真の『Love Rox』を作ったのと同じ、Takao Nagataniさんの曲です」

真「でも、こっちの方がより疾走感があるって感じですね！」

雪歩「確かに……大人って雰囲気の曲じゃないですね」

響「うん……でも、あずさが歌ってても、全然不思議じゃない曲だな」

あずさ「そ、そうなの？」

亜美「うんうん……上手く言えないけど、ちょ→似合ってると思うよ！」

あずさ「あ、あら～そうかしらぁ？」

振り向きP「ええ、似合ってると思います。だからこそこの曲を選んだんです」

その２：「Pink Rose」http://www.youtube.com/watch?v=ZXk3G4wAfFY



律子「さっきよりは年齢層高めになったけど……これも一概に『大人向け』とは言えないですね」

振り向きP「そう！（ ﾟдﾟ )彡だろう？」

振り向きP「村井さんの曲だが、アダルティな曲を上手く大衆向けにアレンジされている」

振り向きP「決して無理しているようには聴こえない、それでいてあずささん本来の魅力が出る」

振り向きP「そう思って、選びました」

あずさ「ふふ……いいと思いますよ。私自身、とても歌いやすいと思います」

その３："『termination』"http://www.youtube.com/watch?v=u_c-9SpzXxs



伊織「ま、アンタのことだから１曲くらいはマジな大人曲を入れてくるとは思ったわよ」

振り向きP「しょうがないんだ。この曲が真っ先に思い浮かんだのも事実なんだ」

振り向きP「ちなみにNAOKIさんの曲だ。バラードが好き、ということもあって入魂の一曲だな」

春香（そりゃあ、イメージで言えばコレが一番ぴったりだもんね……）

あずさ「プロデューサーさん、私そんなことで落ち込むような女じゃありませんよ？」

振り向きP「ええ。でも、あんまりそういう曲だけ回してもどうかな、と思ってまして……」

あずさ「ふふ……だからこそ、この１曲を選んで下さったんでしょう？」

あずさ「ConfessionもPink Roseも、そしてこの曲も。どれも私のことを思って選んでくれた」

あずさ「私、プロデューサーさんのその気持ちがとても嬉しいんです」

振り向きP「あずささん……（ *ﾟдﾟ *)」

伊織「アンタのそういう顔、気持ち悪すぎるから。さっさと次行って、次」

―――

振り向きP「はっはっは、『なまいきプリンセス』がうるさいので次に行きましょう」

伊織「……」ﾑｶｯ

振り向きP「次は律子だな」

律子「はぁ、私ですか。……時間かかるの嫌だから、伊織は我慢してね」

伊織「……しょうがないわね、一回蹴るだけで我慢するわ」ｹﾞｼｯ

振り向きP「いてっ！……で、律子の担当はRyu☆さんと劇団レコードさんだ」

律子「はぁ、劇団……複数人の作曲チームなんですか？」

振り向きP「いや、そう！（ ﾟдﾟ )彡いう名義なだけだ。本名は広野さんという」

律子「わかりました。代表曲を挙げてもらってもよろしいですか？」


Ryu☆
「I'm so Happy」http://www.youtube.com/watch?v=l3mTNtL5UAg



「STARS（Ryu☆Remix）」http://www.youtube.com/watch?v=MLEsQf0gKQU



「Mermaid girl」http://www.youtube.com/watch?v=LqrmHD-0m04

律子「え、ちょっとこれって……」

振り向きP「Ryu☆さんはテンポの速い曲が得意で、キャッチーなメロディからファンも多い」

律子「いや、それはわかりますけど……プロデューサーに言ったじゃないですか」

律子「あまり派手な売り方をしないで欲しいって……絶対に派手な曲が来るじゃないですか！」

振り向きP「……律子、その考え方がいけないんだ」

律子「えぇ？」

振り向きP「Mermaid girlを聴いただろう？派手というほどでもないが、キャッチーさは損なわれていない」

振り向きP「そういう曲を作るのも、プロなら朝飯前だ、ということだよ」

律子「は、はぁ……そうだったんですか。すいません」

振り向きP（…………よしよし）

振り向きP（本当は、「メガネ」の一点で向こうからオファーしてきてくれたんだ）

振り向きP（だからド派手な曲が来る可能性も全然あるんだが……黙ってよう）

劇団レコード
「ナスカの丘」http://www.youtube.com/watch?v=IrWOczNFTd8



「More Move」http://www.youtube.com/watch?v=wcwezsE7Da4



「流砂の嵐」http://www.youtube.com/watch?v=UiaMkumidSo




律子「劇団レコードさんは、民族音楽系統なんですか」

振り向きP「まあそっちなんだが、流砂の嵐のように、それが転じて『歌謡曲』テイストもあるのが特徴だな」

律子「あぁ……何か懐かしい感じがしたのはそのせいでしたか」

振り向きP「これはどちらかというと、化学反応を見たい『冒険』系のオファーだな」

律子「……もう、派手な売り方をしないでくれ、という話を聞いておいて、結局は冒険ですか」

振り向きP「とは言ってもな、春香の『紅蓮の焔』も広野さんの曲だ」

振り向きP「オファーは冒険でも、出来上がる曲は堅実だ。決して外したようなものは来ないだろう」

律子「まあそうでしょうね。……期待するしかありませんね」

振り向きP「次にカバー曲だな。律子のテーマは『無理をしない女の子らしさ』だ」

律子「……そのテーマ設定はありがたいですが……」

律子「抽象的すぎて、どんな曲が来るのか、よくわかりません」

振り向きP「聴いていけばわかると思うぞ」


その１：「最速逃避行」http://www.youtube.com/watch?v=-ZFVRrVMT9U



律子「ははぁ……おぼろげに、ですが理解は出来ましたよ」

振り向きP「肥塚さんの曲だ。抑圧された少女の、自分の解放がテーマの歌詞」

律子「別に私は、抑圧されてはいませんけどね」

亜美（……ふ～ん）ﾆﾔﾆﾔ

真美（そんなことないと思うけどな～♪）ﾆﾔﾆﾔ

律子（……って考えてんでしょ。顔に出てるわよ、顔に）

振り向きP「どうした？」

律子「いえ、何でも……次に行きましょう」

その２：「カラフル・ミニッツ」http://www.youtube.com/watch?v=3Kc1nvvWp1Q



律子「メロディや音使いが特徴的ですね、Qrispyさんの曲ですか」

振り向きP「当たり。律子のカバー曲を考えた際に、２番目に候補に挙がった曲だ」

律子「はぁ……よくわかりませんが、なぜかこの曲は自分でも合ってると思います」

振り向きP（ちなみに、並行世界の律子の持ち歌は「魔法をかけて」だ）

振り向きP（この曲の全体の雰囲気が似ていて、さらに歌詞の最後で「魔法をかけて」と歌っている）

振り向きP（俺自身も、そして律子も、この要素がシンパシーを感じる原因になったのだろう）

その３：「妄想学園ino-koi組」http://www.youtube.com/watch?v=LkKl4bZMbfU



律子「これ、が……無理をしない女の子らしさ……？」

振り向きP「何もおかしくないぞ？恋をする女の子の、素直な気持ちを歌ってる」

振り向きP「小野さん作曲だが、まったく大人の雰囲気はしないな」

振り向きP「律子のカバーを考えた時に、真っ先に候補として浮かんだ曲だ」

律子「…………」

振り向きP「お前を見てきてな、無理をしている、と感じたわけじゃない」

振り向きP「ただ、お前だって『女の子』なんだな、と感じる場面がいくつもあった」

振り向きP「テーマの『無理をしない』というのは、素直な気持ちを歌う曲を選んだ、という所」

振り向きP「そして、歌詞がより『女の子』らしいものを選んだんだ」

亜美「んっふっふ～、兄ちゃんイイ線行ってるよぉ～」

亜美「りっちゃんだってホントは、アイドルみたいなぷりち～な服とか、着たいもんね～？」

律子「……それ以上言ったらシメるわよ？」

振り向きP「……？（ ﾟдﾟ )」

律子「……まあ、わかりましたよ。プロデューサー也に、ちゃんと考えがあったんですね」

律子「その方針について、自分の中で否定できませんし、する気もありません」

律子「ですから……ちゃんと歌い上げてみせますよ」

振り向きP「おお、そう！（ ﾟдﾟ )彡か。頼んだぞ」

律子「はい！」


―――

振り向きP「じゃあ次は、美希にしよう」

美希「……zzz……zzz」

振り向きP「…………」

雪歩「み、美希ちゃん……！」

律子「ゲンコツしてもいいですよね？」

振り向きP「構わん、やれ」

律子「」ｺﾞﾁﾝ！

美希「～～～～～」

美希「いったーい！だれ、誰なの！？ミキの安眠をぼーがいするヒドイ人はぁ！」

律子「ほぉお…………」ｷﾗｰﾝ

美希「」

美希「あはっ☆プロデューサー、ひょっとして次はミキの番なの？」

振り向きP「……ｿｳﾀﾞﾖｰ」

美希「そう、って言ったのに振り向かないの……」

振り向きP「……そんなことはともかく、さっさと発表してくぞ」

律子「ﾊｧ……やれやれ」

振り向きP「美希のオリジナル担当一人目は、NAOKIさんとのユニット活動でも人気があるjunさんだ」


jun
「KIMONO?PRINCESS」http://www.youtube.com/watch?v=PMGfGxUE6Ks



「THIS NIGHT」http://www.youtube.com/watch?v=hw7oZq6wojc



「TWINKLE?HEART」http://www.youtube.com/watch?v=zAcfLfKinQA

「?」になってしまった部分には、本来は「ハート」の絵文字が入る、脳内変換してくれ


律子「Ryu☆さんのように、テンポの速い曲が多いですね」

振り向きP「そこが特徴だな。更に本人が女性で、歌唱もするから、女性が歌いやすい曲が圧倒的に多い」

美希「ふ～ん、ミキ、嫌いじゃないの」

律子「作ってもらってる立場で何を偉そうに……」

振り向きP「そしてもう一人はL.E.D.さんだ」

振り向きP「春香の『宇宙戦争』も作曲した人で、普段はかなりバッキバキのハードコアを作っている」

振り向きP「その中で、女性ボーカル曲のみをピックアップしてみた」


L.E.D.
「XANADU OF TWO」http://www.youtube.com/watch?v=SHMAJfkaDMk



「PHOTONGENIC」http://www.youtube.com/watch?v=HBPoOANiwQo



「JEWELLERY STORM」http://www.youtube.com/watch?v=hwgsIsYiFjI

律子「ハードコア寄りということで予想はしてましたが……」

春香「この人もテンポの速い曲が多いんですねぇ……」

亜美「ミキミキの曲は、テンションアゲアゲ↑～で行くってこと？」

振り向きP「オリジナルは、そう！（ ﾟдﾟ )彡なると思う」

律子「ということは……伊織のように、カバーで本来の美希の姿を見せるということですか？」

律子「ま、美希にテンポの速い曲が似合ってないと言うわけじゃありませんけどね」

美希「……プロデューサー？律子、さんの言ってるので合ってるの？」

振り向きP「……うむ、律子の言ったように、カバーが美希に合っているものばっかりだったからな」

振り向きP「ならオリジナルは、それとは違う美希の姿を見せよう、と思ってな」

美希「へぇ～、ミキが歌うカバーってどんなの？」

その１：「にゃんだふる55」http://www.youtube.com/watch?v=usZKxtb3gl0



律子「ああ、これはもう間違いないです」

響「美希そのものって感じだなぁ」

真「うんうん、わかるよ」

美希「……え？そうなの？」

真「……え？」

伊織「自分じゃわからないの？」

美希「え、だってコレ……猫さんの歌でしょ？ミキ、猫さんじゃないよ？」

千早「……ふふ…」

律子「ﾊｧｧ……アンタらしいわ」

振り向きP「はっはっは、何にしても、美希のカバー候補の中で真っ先に浮かんだ曲だ」

あずさ「とってもピッタリなんじゃないかしら……ね、美希ちゃん？」

美希「？？？」

その２：「カナリヤ」http://www.youtube.com/watch?v=o-fMKbFMC0A



振り向きP「この曲の中での歌い方自体は独特だが……美希の声がよく似合う曲だと思う」

美希「あ、これは……ミキもそう思うの」

振り向きP「この曲は単純なようで、意外と似合う人物が少ないと思う」

真美「そうだねぇ～、やよいっちとかはけっこーイケるんじゃない？」

やよい「そ、そうかなぁ」

振り向きP「ああ、やよいも意外とイケるかなぁ。……でもやっぱり美希かなぁ」

美希「うんうん、美希がもらった曲なんだから、誰にもあげたりしないの！」

その３：「キミに届け」http://www.youtube.com/watch?v=H1g_R8HH4K8



貴音「……成程、面白い所から攻めてきましたね」

律子「ははぁー、確かにコレは美希に向いてるわねぇ」

振り向きP「しっとりした曲調があることで幅が出る。そしてこの曲は美希の歌声がとても良く映える」

美希「……うん、すっごく良いと思うの」

振り向きP「コレを歌ってる『ふじのまなみ』さんは、その独特の歌声が人気の秘訣だ」

振り向きP「カバーによってかなり毛色が変わると思うが……美希なら大丈夫だろう」

美希「ん、すっごく良い曲だと思ったから、ミキ、一生懸命頑張るの」

振り向きP「……もちろん他の曲も頑張れよ？」

美希「もちろんなの！」

―――

振り向きP「じゃ次は響な、貴音は最後ってことで」

貴音「かしこまりました」

響「おお～、自分、いつ呼ばれるのかずっとドキドキしてたぞぉ！」

振り向きP「えー、響のオリジナル曲を作ってくれた人……まずは、96さんだ」

響「『くろ』？」

振り向きP「本名は黒沢さんなんだが……『96ちゃん』と呼ばれる機会の方が多いんで、96さんでいいかな」

響「面白い名前の人だなぁ。どんな曲を作るんだ？」

振り向きP「バリバリのロックが得意な人だな。ボーカルものもよく作るけど」


96
「AREA51」http://www.youtube.com/watch?v=tO1iH77i88o



「衰色小町メランコリア」http://www.youtube.com/watch?v=FyQyeaAWz4U



「君影草」http://www.youtube.com/watch?v=SeaxSTjbb74

真「AREA51って凄くカッコいいですね！こういうのたまんないですよ！」

春香「君影草は、あずささんが歌うと似合いそうですよね」

あずさ「あ、あら～……恥ずかしいけど、自分でもそう思ってたのよぉ……」

律子「ロックが得意と言うことで激しいモノばかりかと思っていましたけど……中々の人ですね」

響「どの感じの曲が来るんだろうなぁ。自分、どの曲調のが来ても嬉しいぞ！」

振り向きP「それはそれは……96さん本人に聞かせてあげたいな」

振り向きP「じゃ、もう一人だな。もう一人は、PONさん」

響「また面白い名前だな」

振り向きP「本名は渡辺さんだが……例によってPONさんと呼ぼう」


PON
「探検ノート」http://www.youtube.com/watch?v=EuDuLTZ5OVM



「さよなら僕自身」http://www.youtube.com/watch?v=CglEX5mDWO0



「疾風」http://www.youtube.com/watch?v=6bSDZl0ZtkQ

千早「さよなら僕自身……男の人ですか？かなりキーが高いですね」

雪歩「阿部さんと似た感じなんでしょうかね」

振り向きP「え～……本人歌唱、という点も含めて、阿部さんと同じだ」

響「うぇ！？これPONさんが歌ってるのかぁ！」

亜美「すっごぉーい！よくこんな高い声出せるねぇ」

振り向きP「まぁ阿部さん同様、だからこそ女性でも歌いやすい」

振り向きP「その探検ノートだって、本人歌唱の別バージョンがあるくらいだからな」

律子「この人の曲は特徴がはっきりわかって面白いですね」

貴音「はい、響に似合いそうな曲がわたくしにも想像できます」

響「へぇ～どっちもすっごく楽しみだぞぉ！」

振り向きP「響の個性が、どちらの曲でも発揮されることが期待できるな」

振り向きP「で、そうなると、カバー曲では少し冒険してみたくなる」

響「どんな風に？」

振り向きP「えー…………まず冒険でも何でもない、響の日常から行こうか」

響「日常？何のことだ？」

振り向きP「こういうことだよ」


その１：「夢添うてぃ」http://www.youtube.com/watch?v=d3u1CjLhcZw



響「Oh……」

貴音「こ、これは確かに……」

響「いや、まあ……そりゃあ嫌じゃないけど……」

振り向きP「……最後の最後まで、コレを入れるかどうか迷ったよ」

振り向きP「だけど、やっぱり響と言えば『沖縄』これは譲れん！」

響「そ、そうかぁ……まぁ、そうだよなぁ」

響「うん……！プロデューサー、自分この曲歌ってみたいぞ！」

真「響、沖縄でさんざん歌ってきたんだし、こういう時くらい違う曲を歌ってもいいんじゃないの？」

響「い、いや！やっぱりこの曲を歌いこなせるのは、千早でも美希でもなく自分なんだ！」

響「プロデューサーだってそれを考えてこれを選んだんだ、そうだろう！」

振り向きP「……ｽｩｰｯ」

響「あ、」

振り向きP「そう！（ ﾟдﾟ )彡」

響「あちゃー、遅かったか……」

響「まぁいいや、本場の人間として、やっぱ歌わなきゃダメさぁー！」

響「他の曲は……まさか他のも全部、沖縄民謡なんじゃ……」

振り向きP「流石にそんなことはしない。あと２曲は沖縄関係ない」


その２：「つぼみ」http://www.youtube.com/watch?v=yDHzui6UhzM



振り向きP（色々と大人の事情で消される可能の高い動画だ）

振り向きP（もし消されたらiTunesで「パーキッツ」で検索して試聴してくれ）

響「前向きで良い曲だなぁ。コレ歌えるのか、自分嬉しいぞ！」

美希「うん、美希も好きだけど、響の方が似合ってると思うの」

振り向きP「やはり響のアピールポイントは『前向き』な所だからな」

振り向きP「そういう部分が見せれる曲が欲しかったんだ。これならバッチリだな」

響「ああ！」

その３：「THE PLACE TO BE」http://www.youtube.com/watch?v=QTznhqcbghY



伊織「へぇえ～……わざと響っぽくない曲を選んできたのね」

やよい「はわ～、あずささんとも違うけど……すっごく大人っぽい曲です～」

千早「今までの誰の曲とも違う感じですね」

響「うわぁ、難しそうだぞ……」

振り向きP「響の個性は、たぶん幅を持たせたときに一番光るモノだと思う」

振り向きP「だから、普段なら『アイドル』は歌わない曲をわざと選んだんだ」

響「そ、そうなのか……」

振り向きP「俺から言えることはこれだけだ……『モノにしろ』」

響「……」ｺﾞｸﾘ

響「お、面白いじゃないか……やってやるさぁ」

振り向きP（ちなみにこの曲を選んだのは、並行世界の響の持ち歌「Next Life」に影響されたからだ）

振り向きP（まったく響らしくない曲、アイドルが歌いそうにない曲……という点を踏まえ、この曲を選んだ）

―――

振り向きP「で、最後は貴音」

貴音「はい、よろしくお願いいたしますプロデューサー」

振り向きP「貴音の曲担当……一人目は猫叉Masterさんだ」

貴音「ねこまた……ますたぁ」

振り向きP「本名の佐藤さん、でもいいけど、ここは例の如く猫叉さんだな」


猫叉Master
「サヨナラ・ヘヴン」http://www.youtube.com/watch?v=hBVMVEsyJEE



「The Smile of You」http://www.youtube.com/watch?v=jH28u0hdFPY



「being torn the sky」http://www.youtube.com/watch?v=zTLxz9-H2Hk




小鳥（サヨナラ・ヘヴン……この人の曲だったのね）

美希（前に小鳥が、パソコンの前で号泣してた時に流れてた曲なの）

振り向きP「この人の音楽も民族音楽系に入るな。この系統では一番人気と言っても過言ではない」

振り向きP「民族音楽の一方、下２曲のような柔らかいボーカル曲も得意だ」

振り向きP「貴音の歌声ともマッチする曲を作ってくれるだろう」

貴音「はい、とてもありがたいことですね」

振り向きP「そしてもう一人……ある意味冒険であり、ある意味これ以上ない人選だ」

貴音「どなたでしょうか？」

振り向きP「あさき、さんだ」

振り向きP「今までのカバー曲では、青い鳥の作曲者、ヘリコプターの作詞担当の人だ」


あさき
「魚氷に上り 耀よひて」http://www.youtube.com/watch?v=l_IiGPXZc7g



「NIL」http://www.youtube.com/watch?v=qNMcXFXyCI4



「Ru-Ru-Ru」http://www.youtube.com/watch?v=hs9o0RKMz3M

律子「これはまた……随分とエグイ曲が多いですね」

千早「あ、青い鳥の時とはイメージが全く違うわ……！」

やよい「ヘリコプターともぜんぜん違います～……」

貴音「……」

振り向きP「あさきさんは日本語歌詞の作詞能力も大きく評価されている部分だ」

振り向きP「そう！( ﾟдﾟ )彡いう意味では、貴音と非常に合った人なんだが……」

振り向きP「かなり個性が強い人だからな……最終的にどういう曲が仕上がるか、予想できないんだ」

振り向きP「だから、ある意味では冒険になる。……貴音に限らず、だけど」

振り向きP「だけど、あさきさんの世界観についてこれるのは、同じく独特な世界観を持った貴音だけだろう」

振り向きP「あさきさんの担当を貴音にしたこと自体は、間違ってないと思いたい」

貴音「……面白い」

貴音「この『うおひにのぼり、かがよひて』……わたくしの心に、深々と刺さりました」

真（あれってそう読むんだ……）

貴音「プロデューサー、わたくし、この方の世界観とやらに、入ってみたいと思います」

振り向きP「そう！( ﾟдﾟ )彡か……そう！( ﾟдﾟ )彡言ってくれて嬉しいよ」

美希「いくらなんでも振り向きすぎなの……」

貴音「ふふ……ちょうどこのたび、わたくし自身に大きな挑戦が降りかかりました」

貴音（……「ADA」とやらの声を担当する……わたくしが機械の声を……）

貴音「これもまたその挑戦の一つ。やり遂げてみせましょう」

振り向きP「わかった。じゃあカバー曲に移ろう」

貴音「はい」

振り向きP「まず貴音のカバー選出のテーマは……一つは『和風』、もう二つは『月』だ」

振り向きP「貴音本人のキャラとはちょっと離れる曲もあるが……逆に幅になってちょうどいいだろう」


その１：「まほろば」http://www.youtube.com/watch?v=SNDF3HvRrZk&feature=related

貴音「これは、『和風』の方ですね」

響「やっぱりそうだよな」

律子「Ryu☆さんの曲ですね？こういう曲も作るんですか」

振り向きP「うん、みんなの言ってることでほぼ合ってる」

振り向きP「ここまでダンサブルだと、いくら和風でも貴音には合わないかも……とも思うが」

振り向きP「しかし、貴音の歌唱力と個性がそんな不安を解消してくれることだろう」

貴音「はい、必ずや歌い上げてみせましょう」


その２：「RISLIM」http://www.youtube.com/watch?v=0PE61wn1MSA&feature=related



貴音「成程確かに、『月』がこの歌詞の中でも重要な要素となっておりますね」

真美「にしても、お姫ちんっぽい感じじゃないよね」

律子「いや……貴音だったら歌い上げそう、って期待できる曲ではあるわね」

響「自分もそう思うなあ。なんか貴音だったらこういう曲でもすんなり歌っちゃいそうだぞ」

その３：「Miracle Moon～お月様が中継局」http://www.youtube.com/watch?v=NJJ18aB2Ggk



響「これはそのまんまだな」

春香「タイトルだけでも『月』の歌ってわかるもんね」

振り向きP「そりゃそうだ、俺が考えた貴音のカバー曲、第一候補だからな」

伊織「……あんたの候補の基準って、ほんっとーに単純よね！」

振り向きP「『なまいきプリンセス』何か言ったかい？」

伊織「……絞め殺すわよ？」

貴音「ふふ……恋する乙女の歌詞、悪くないではありませんか」

振り向きP「そうそう！（ ﾟдﾟ )彡、貴音にもストレートな恋の歌は似合うと思うんだ」

振り向きP「そんな意味でも、この曲は貴音のために選んだ曲だ」

―――

というわけで、全員の曲の紹介が終わった

しばらくして実際に出来上がった曲もアイドルたちの手に届いた

予想とは大きく違う曲を作ってきた人もいれば、納得の作品を作り上げた人もいた

……各アイドルのCDは、こんな感じだ


M@STER PREMIUM SERIES

MP01：春香
01：PREMIUM GIRL / DJ YOSHITAKA
02：あなたへの一歩 / 村井聖夜
03：紅蓮の焔
04：恋する☆宇宙戦争っ！！
05：GRADUATION～それぞれの明日～
06：ULTiM@TE ☆×13/NAOKI


NAOKIさんの曲は「アルティメット・スターズ」と読むらしい

MP02：千早
01：Missing / 肥塚良彦
02：カナタノソラ / S.S.D.FANTASICA
03：僕の飛行機
04：INORI
05：青い鳥
06：ULTiM@TE ☆×13/NAOKI


MP03：やよい
01：Les germes de soja / TOMOSUKE
02：一撃必殺のスマイル / Dr.Honda
03：ヘリコプター
04：ふしぎなくすり
05：moffing
06：ULTiM@TE ☆×13/NAOKI


ちなみに、TOMOSUKEさんの作ったやよいの曲、
フランス語だが、意味は「もやし」らしい……良い仕事してくれますね


MP04：雪歩
01：White Night / djTAKA
02：Love Letter / 阿部靖広
03：ever snow
04：High School Love
05：Angel Fish
06：ULTiM@TE ☆×13/NAOKI

MP05：真
01：KNOCK! KNOCK! KNOCK! / TAG NEXT MORE
02：Tear Down the Black Room / good-cool
03：涙のRegrets
04：Look to the sky -Japanese version-
05：Love Rox


MP06：亜美
01：Wonderful Holiday / Qrispy Joybox
02：It's ファンタスティック / 上野圭市
03：隅田川夏恋歌
04：LOVE BA☆ZOOKA！
05：Drive Me Crazy

It'sファンタスティックは、ふしぎなくすりの流れを組む曲となっていた……
それにより、亜美のCDはQrispyさんの正統派な曲を除いて、かなりカオスな出来栄えとなった


真美
01：Stray Cat / S-C-U
02：girly cyclone / Des-ROW
03：花吹雪
04：キセキはじまり☆
05：less

S-C-U名義で初のボーカル入り。
ショッチョーさんも不安だったようだが、中々の曲が出来上がったようだ

伊織
01：INNOCENT LADY / Sota Fujimori
02：Dear. My Precious / U1
03：Sweet Illusion
04：うるとら★ボーイ
05：なまいきプリンセス
06：ULTiM@TE ☆×13 / NAOKI

Sotaさん新曲では、Sotaさん特有の、ボーカルを加工する「ケロり」が存分に発揮されていた
伊織はどう思ったかわからないが、俺には伊織の新しい扉を開けたように思えた


あずさ
01：NO PROBLEM / kors k
02：ただいま / 小野秀幸
03：Confession
04：Pink Rose
05：『termination』
06：ULTiM@TE ☆×13 / NAOKI


律子
01：Glaces of the Glasses / Ryu☆
02：瞳の奥のロマンス / 劇団レコード
03：妄想学園ino-koi組
04：カラフル・ミニッツ
05：最速逃避行
06：ULTiM@TE ☆×13 / NAOKI

律子の願い虚しく、Ryu☆さんのアゲアゲなハッピーハードコアチューンが出来上がった……

MP07：真美、MP08：伊織、MP09：あずさ、MP10：律子

MP11：美希
01：Heartful Queen Bee / jun
02：VENUS NUCLEUS / L.E.D.
03：にゃんだふる５５
04：カナリヤ
05：キミに届け
06：ULTiM@TE ☆×13 / NAOKI


MP12：響
01：グランドスラム・サンシャイン / 96
02：駆け足のセイシュン / PON
03：夢添うてぃ
04：つぼみ
05：THE PLACE TO BE
06：ULTiM@TE ☆×13 / NAOKI


MP13：貴音
01：Planet Princess / 猫叉Master
02：残響と星空に懸かる / あさき
03：RISLIM
04：Miracle Moon～お月様が中継局
05：まほろば
06：ULTiM@TE ☆×13 / NAOKI

全員のCDが出来上がり、発売が開始された

573プロが送る「本格派アイドルグループ」

そのソロCDを最初に売り出す……結果から言えば、売れ行きは好調だった

狙い通り、アーティストから興味を持ってもらい、そこから個人のメンバーを覚えてもらう

その計画が功を奏して、みんなにたくさんのファンが付くようになった


その後改めて、全員で収録したCDを発表し、これもまた大ヒットを記録した

「THE IDOLM@STER」は、まさに「アイドル」となったのだ


……と、ここで終わればよかったのだが……とんでもないことになってしまった

春香「ほ、本当なんですか……！？」

千早「まさか……あの人が……」

やよい「えぇー！！す、すっごいビックリですー！」

雪歩「はうぅ……で、でもわかりますよ、私」

真「いやぁ、ボクからしたら、意外すぎるけどなぁ」

律子「……またアイツらの仕業ね」

響「え、そうなのか？……あっちからやる気満々だと思ってたぞ」

貴音「……流石に、自分から今更そのような活動をしたいとは思わないでしょう」

美希「……zzz……zzz……」

伊織「……で、結局あんたたちのせいなんでしょ？」

亜美・真美「「んっふっふ～♪」」



小鳥「えーと……冗談……ですよね？」

振り向きP「いや……なんかマジで……小鳥さんもCD出すことになったみたいです」

小鳥「い……いやいやいやいやいや……」

振り向きP「その……みんなのライブイベントで、律子と一緒にMCやってくれたじゃないですか」

振り向きP「何か、『あの人の曲も聞きたい』って投書が鬼のように来たらしくて……」

小鳥「そ、そうなんですか～///？」ﾃﾚﾃﾚ

振り向きP「ええ。……噂では、組織票まがいの投稿の疑いもあるんですけどね」

小鳥「そ、そんなそんなっ、プロデューサーさん、ファンの方々を悪く言っちゃダメですよぉ」

あずさ「…………」

あずさ（この間、会社のポストに「色んなとこの兄ちゃんに手伝ってもらったんだ～」って亜美ちゃんたちが……）

あずさ（……私の胸に、しまっておきましょう）


小鳥「で、プロデューサーさん！曲はもう注文してあるんですかぁ？」

小鳥「カバー曲もぉ、ガンガン歌っちゃいますよぉ！」

振り向きP「……何だかんだでそう！( ﾟдﾟ )彡言うと思ってました」

振り向きP「ちゃんとオファーしてますし、カバー曲も選びましたよ、もう」

小鳥「早く教えてくださいよぉ」

振り向きP「えーとですね、まずオリジナル２曲なんですが……」

小鳥「おお、やっぱりみんなのCDと同じ構成にするんですね！？」

振り向きP「えー……そのうちの１曲は、wacこと脇田さんにお願いしました」


wac
「少年リップルズ」http://www.youtube.com/watch?v=sauHbJkq5eY



「Little Rock Overture」http://www.youtube.com/watch?v=7uFeyhW1u8U



「ロクブテ」http://www.youtube.com/watch?v=EomstlYsqSw




小鳥「うわぁ～良い曲ばっかりじゃないですかぁ！」

振り向きP「……正直小鳥さんにはもったいない人ですよ」

小鳥「ちょっともう～どういうことですかぁ」

振り向きP（……そのままの意味ですが）

振り向きP「千早が歌った『僕の飛行機』の作曲者でもありますね」

振り向きP「少年リップルズのような、情緒的で深い世界観の曲も作れます。そこに魅了されるファンは多いですね」

小鳥「もう一人は、もう一人は誰ですか！？」

振り向きP（……がっつくなよOBSN……）

振り向きP「もう一人は、Togoさんです。シェフとも呼ばれている人です」


Togo-chef
「Sunshine Dance」http://www.youtube.com/watch?v=h8_2-6wMXho



「jelly kiss」http://www.youtube.com/watch?v=GEt_rrrY3CQ



「L'amour dans le lycee （High School Love）」http://www.youtube.com/watch?v=nnF6psoWdXo




小鳥「Togoさんはオシャレな曲が多いんですねぇ」

振り向きP「そう！( ﾟдﾟ )彡ですね。ボサノバ、ラテン系の曲が得意な人です」

振り向きP「３曲目なんかは雪歩が歌ったヤツのリミックスですけど、まったく雰囲気が違いますからね」

小鳥「ふっふっふ……小娘には出せない大人の魅力を存分に発揮しろ、ということですね？」

振り向きP「え、あ、えー……えー……そう！( ﾟдﾟ )彡です」

振り向きP「で、カバー曲ですね。最初のコレは、小鳥さんをイメージした瞬間に思い浮かびました」

振り向きP「この曲に関しては、確かにアイマスメンバーの誰よりも小鳥さんが似合ってます」


その１：「会社はワタシで廻ってる！？」http://www.youtube.com/watch?v=0U5FFXVatIw



小鳥「へぇ～こんな曲があったんですかぁ……OLがテーマの歌……」

振り向きP「小鳥さんにしか歌えないでしょ？」

小鳥「ま、まあそうですね」

小鳥「悪い曲じゃないっていうか……すごく良い曲だけど……」

小鳥「……次、お願いします」

その２：「恋は臆病」http://www.youtube.com/watch?v=6p2a_HSrgnQ



小鳥「……なんなんですか、この心にグサリと来るようなタイトルと歌詞は」

振り向きP「え？何のことですか？」

小鳥「わざとやってるでしょ」

振り向きP「( ﾟдﾟ )彡」

小鳥「何で何も言わずに振り向くんですか！」

振り向きP「いやまあ、でも曲が良いのは確かですから」

振り向きP「真美が歌ってた『キセキはじまり☆』と同じ作曲者の人ですし」

小鳥「むうぅ～、そりゃあ良い曲ですけどぉ……」

その３：「まっさら」http://www.youtube.com/watch?v=oYAhkKoTcZc



小鳥「やっぱりわざとじゃないですかぁ！」

小鳥「そりゃ良い曲ですよ？良いですけど……私には眩しすぎますよ……うぅ」

振り向きP「小鳥さん……そもそもこの状況が恵まれすぎてたんです」

振り向きP「少しくらいはね、歌ってて『死にたい』と思うような目に逢ってくれないとね？」

小鳥「……謎の生物に後頭部から喰われる呪いをかけてやりますよ」

振り向きP（それは怖すぎる……）

小鳥「ﾊｧ……でもま、コレで私も男の人から……」

小鳥「ｳ、ｸﾞﾍﾍﾍ……」

振り向きP（……やっぱりもっとエグイ曲でも良かったな）


こうして発売した小鳥さんのCDだが、俺の個人的な予想に反し、中々の売り上げを記録した

MP EX：小鳥
01：色 / wac
02：[O]ffice [L]ove / Togo-chef
03：会社（セカイ）はワタシで廻ってる！？
04：恋は臆病
05：まっさら
06：ULTiM@TE ☆×13（＋1） / NAOKI

世の中、何が流行るかわからないもんだ……

正式なメンバーでこそないが、小鳥さんも「レアキャラ」扱いでファンから愛されている

そして、新たな計画が始動しようとしていた

真「へぇ、ユニットですか」

春香「面白そうじゃないですか！」

振り向きP「活動の前にみんなに言ってた、『色々な組み合わせ』ってヤツだ」

振り向きP「今回のプロジェクトはM@STER T@GFORCE」

振り向きP「オリジナルのデュオ曲を１つずつ、カバーを２つずつ」

振り向きP「ユニットの組み合わせは、こちらで決めさせてもらった。多分大丈夫だろうがな」

春香「千早ちゃんとかぁ……なんか改めて二人ってなると……照れるね」

千早「そ、そうね……」


雪歩「ま、真ちゃん、私頑張るからね！」

真「はは、もう雪歩……もっとリラックスしていいんだよ？」


美希「響とかぁ……よろしくなの……あふぅ」

響「よろしくって言いながら寝るなぁ！自分どうでもいいと思われてそうで傷付くぞぉ！？」

やよい「伊織ちゃん、二人でがんばろーね！」

伊織「そうね、やよいとだったら、私ももっと頑張れる気がするわ」


亜美「ふへぇ～真美と二人で……で、いいんだぁ。ラッキーだね」

真美「亜美と二人で活動って……アイドルでは初めてだねぇ」


貴音「あずさ、よろしくお願いしますね」ﾍﾟｺﾘ

あずさ「あらあら貴音ちゃん、こちらこそ～」ﾍﾟｺﾘ

律子（ふう……私はやらなくていいみたいね）

振り向きP「……と思ってそうな、律子。お前は小鳥さんとペアだ」

小鳥「はいぃ！？」

律子「ちょっとぉ！」

振り向きP「事務員とプロデューサーのコンビ……むしろこの組み合わせしかないでしょう」

律子「……マジですかぁ」

小鳥「わ、私また歌っちゃったりしていいんですかぁ……ｸﾞﾍﾍﾍ」

律子（小鳥さん……ますます気持ち悪さに磨きが……）

振り向きP「組み合わせは以上だ」

振り向きP「今回は計３曲と少ないので、ペアにしたことによる『会話』も重視する」

律子「CDの中にラジオトークでも入れるんですか？」

振り向きP「それが一番いいんじゃないかなぁ。人によってはミニドラマとかでも面白いけど」

律子「ま、悪くはないですね」