11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 00:27:12.24 ID:mhx7J5xRO
~放課後 教室~
女「おとこー!ここから先が全然わかんないのー!」
男「はいはい、どこですかー、っと」
男「…なにこれ」
女「好きな先輩の電話番号!」
男「…勉強は?」
女「しーらないっ!それより、これからどーしよ…?」
引用元: ・幼馴染「おとこー!友くんとデートの約束しちゃった!」
男「アイツのですか? 確か、和食が好きだったはずですよ」
会長「和食か……。自信がないんだが今度君に味見してもらえないだろうか?」
男「料理詳しくないですけどそれでよろしければ」
会長「すまない、では明日作ってきてみる」
これはある意味で儲け物だよな
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 00:45:10.12 ID:mhx7J5xRO
男「あのね…俺は勉強を教えに来たの」
女「これだって、立派な社会勉強だよー!」
女「それに、男のアドバイスって凄く的確なんだもん!」
女「…なのになんで男に彼女が出来ないんだろ?」
男「…さっさと電話して散れ!お前の死は次に活かす!」
女「じょ、冗談だってば…」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 00:50:54.24 ID:mhx7J5xRO
男「…とりあえず、いきなり電話は無いだろうな」
女「うんうん」
男「メールは?…電話番号を出してくる時点で知ってるわけないか」
女「うん、知らない」
男「…ま、でも何とかなるだろ」
カチャッ、プルルルル…
女「!?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 00:54:33.92 ID:Chc65mtEO
後輩「あ、男さん。先輩まだ部活やってましたか?」
男「ああ、1人で残って練習してたよ」
後輩「そうですか……」
男「…………今なら1人だから行っても大丈夫じゃないかな?」
後輩「ほ、本当ですか!?」
男「いけるいける」
後輩「じゃあ私、先輩の所に行ってきます!」
男「頑張れよ」
支援
男「ああ、1人で残って練習してたよ」
後輩「そうですか……」
男「…………今なら1人だから行っても大丈夫じゃないかな?」
後輩「ほ、本当ですか!?」
男「いけるいける」
後輩「じゃあ私、先輩の所に行ってきます!」
男「頑張れよ」
支援
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 00:56:10.79 ID:mhx7J5xRO
女「ちょ、ちょっ!」
男「…もしもし」
男「…うん、○○先輩って人のアドレスのことなんだけど」
男「…そう、知ってる?部活が同じってやっぱ強いね」
男「…うん、そう、今すぐ。できれば本人の了解とかは無しで」
男「…ありがと」
ガチャ
男「アドレスゲット、と」
男「…もしもし」
男「…うん、○○先輩って人のアドレスのことなんだけど」
男「…そう、知ってる?部活が同じってやっぱ強いね」
男「…うん、そう、今すぐ。できれば本人の了解とかは無しで」
男「…ありがと」
ガチャ
男「アドレスゲット、と」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:02:43.14 ID:mhx7J5xRO
ティロリン
男「そらきた」
女「…すごーい!誰から聞いたの!?」
男「同じ部活の人だよ。…さて次は…」
女「?」
男「…まさか、いきなりメール送るつもりだったのか?」
女「あ」
男「…さすがにそれはヒくだろ…ちょっと待っててな」
ガラッ
男「そらきた」
女「…すごーい!誰から聞いたの!?」
男「同じ部活の人だよ。…さて次は…」
女「?」
男「…まさか、いきなりメール送るつもりだったのか?」
女「あ」
男「…さすがにそれはヒくだろ…ちょっと待っててな」
ガラッ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:08:45.23 ID:mhx7J5xRO
~10分後~
男「ただいま」
女「…どこ行ってきたの?」
男「まぁ、ね」
男「これでキッカケは作ったが…あとは先輩の善意次第だな」
女「…なにしたの?」
男「秘密。…俺に出来るのはここまで。あとは自分の力でなんとかしてくれな」
男「ただいま」
女「…どこ行ってきたの?」
男「まぁ、ね」
男「これでキッカケは作ったが…あとは先輩の善意次第だな」
女「…なにしたの?」
男「秘密。…俺に出来るのはここまで。あとは自分の力でなんとかしてくれな」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:16:42.84 ID:mhx7J5xRO
~翌日 朝~
先輩「あの」
モブ「はいっ!なんでしょうか?」
…………
先輩「…君が、女さん?」
女「!?はひっ!?」
先輩「なんか、俺に話があるみたいだけど」
女「えぇっ!?」
先輩「あの」
モブ「はいっ!なんでしょうか?」
…………
先輩「…君が、女さん?」
女「!?はひっ!?」
先輩「なんか、俺に話があるみたいだけど」
女「えぇっ!?」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:27:18.61 ID:mhx7J5xRO
男「あー、えと、違いますよ!用があるのは俺の方です!」
先輩「え?」
男「これ、先輩のモノじゃないですか?」
先輩「あ…」
女「…キーホルダー…?」
男「これ、校門付近に落ちてたらしいですよ」
男「結構珍しい形だったんで、なんとなくですが先輩の鞄についてたの、覚えてました」
先輩「え?」
男「これ、先輩のモノじゃないですか?」
先輩「あ…」
女「…キーホルダー…?」
男「これ、校門付近に落ちてたらしいですよ」
男「結構珍しい形だったんで、なんとなくですが先輩の鞄についてたの、覚えてました」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:32:47.41 ID:mhx7J5xRO
先輩「あぁ…たしかに俺のだ」
先輩「助かった。ありがとう」
男「お礼ならこっちに行ってください。俺はただ、誰のものかを考えただけですから」
女「あ、え、えっと」
先輩「なるほど…そういうこと、か…」
先輩「君が拾ってくれたんだね、ありがとう」
女「あ、あ、えっと…!あの…!」
先輩「助かった。ありがとう」
男「お礼ならこっちに行ってください。俺はただ、誰のものかを考えただけですから」
女「あ、え、えっと」
先輩「なるほど…そういうこと、か…」
先輩「君が拾ってくれたんだね、ありがとう」
女「あ、あ、えっと…!あの…!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:39:28.38 ID:mhx7J5xRO
~昼休み 図書室~
図書委員「で、…そのあとは?」
男「無事にアドレス交換終了。晴れて二人は知り合ったとさ。めでたしめでたし。」
図書委員「…あやしいですね」
男「…なんだよ、その目は…」
男「…まぁ、だいたい想像している通りだよ」
図書委員「やっぱり」
図書委員「で、…そのあとは?」
男「無事にアドレス交換終了。晴れて二人は知り合ったとさ。めでたしめでたし。」
図書委員「…あやしいですね」
男「…なんだよ、その目は…」
男「…まぁ、だいたい想像している通りだよ」
図書委員「やっぱり」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:48:01.90 ID:mhx7J5xRO
図書委員「また今回はずいぶん大胆な行動に出ましたね…」
男「まぁ、期待には応えたかっただけさ」
図書委員「それでついたあだ名が『出会い系人間』だなんて…」
男「…今回は流石に先輩にも最後はバレてたっぽいけどなー…」
図書委員「…バカバカしいです」
男「まぁ、期待には応えたかっただけさ」
図書委員「それでついたあだ名が『出会い系人間』だなんて…」
男「…今回は流石に先輩にも最後はバレてたっぽいけどなー…」
図書委員「…バカバカしいです」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 01:53:04.46 ID:mhx7J5xRO
男「あ、片付け手伝うよ」
図書委員「…毎日やっても、見返りなんてありませんよ」
男「別に最初っから見返りなんて気にしてないってば」
図書委員「……」
図書委員「ありがとう、ございます」
男「いえいえ。…ところで、なんでいつもこんな乱雑なの?」
図書委員「……///」
図書委員「…毎日やっても、見返りなんてありませんよ」
男「別に最初っから見返りなんて気にしてないってば」
図書委員「……」
図書委員「ありがとう、ございます」
男「いえいえ。…ところで、なんでいつもこんな乱雑なの?」
図書委員「……///」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:01:32.50 ID:mhx7J5xRO
図書委員「(相変わらずワケのわからない人…)」
図書委員「(どうして人と人を出会わせるなんてことするのかな)」
図書委員「(でも、この人と居るのは楽しい、かも)」
男「…どしたの?」
図書委員「ふあぁぁ!?」
図書委員「び、びっくりさせないでください!!」
男「こ、こっちの台詞だって…」
図書委員「(どうして人と人を出会わせるなんてことするのかな)」
図書委員「(でも、この人と居るのは楽しい、かも)」
男「…どしたの?」
図書委員「ふあぁぁ!?」
図書委員「び、びっくりさせないでください!!」
男「こ、こっちの台詞だって…」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:07:15.68 ID:mhx7J5xRO
会長「ふむ。ここに居たのか」
男「…生徒会長?どうしたんです?こんな辺鄙なところに」
図書委員「…殴りますよ?」
会長「いやちょっと君にお礼がいいたくてな」
男「お礼?…あぁ、>>23のことですか」
会長「その通り。どうやら副会長も満足してくれたようだ」
男「…生徒会長?どうしたんです?こんな辺鄙なところに」
図書委員「…殴りますよ?」
会長「いやちょっと君にお礼がいいたくてな」
男「お礼?…あぁ、>>23のことですか」
会長「その通り。どうやら副会長も満足してくれたようだ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:16:23.80 ID:mhx7J5xRO
男「会長の料理は完璧でしたからね」
会長「本当にありがとう、君の情報あってこそだ」
男「いやいや、お礼を言うのは俺の方ですよ。今日の件もお世話になりましたし」
会長「女さんのことかい?…お安い御用だよ」
図書委員「会長もグルでしたか…」
会長「本当にありがとう、君の情報あってこそだ」
男「いやいや、お礼を言うのは俺の方ですよ。今日の件もお世話になりましたし」
会長「女さんのことかい?…お安い御用だよ」
図書委員「会長もグルでしたか…」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:21:47.13 ID:mhx7J5xRO
会長「…そろそろ鐘がなりそうだ、またな」
男「はい。またいつでも協力しますよ」
会長「こっちもだ」
会長「…あぁそうだ、図書委員さん?」
図書委員「…はいっ!?何でしょうか!?」
会長「この男を、よろしく頼むぞ?」
図書委員「!!?」
バタンッ
男「はい。またいつでも協力しますよ」
会長「こっちもだ」
会長「…あぁそうだ、図書委員さん?」
図書委員「…はいっ!?何でしょうか!?」
会長「この男を、よろしく頼むぞ?」
図書委員「!!?」
バタンッ
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:26:47.25 ID:mhx7J5xRO
図書委員「(な、なに言うんですか、あの人は!?)」
図書委員「(私は…私は…)」
~次の日~
女「ありがとー!」
男「…わかったから、勉強しろって」
女「ありがとー!本当にありがとー!」
男「はいはい、…うっさいなもう」
図書委員「(私は…私は…)」
~次の日~
女「ありがとー!」
男「…わかったから、勉強しろって」
女「ありがとー!本当にありがとー!」
男「はいはい、…うっさいなもう」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:33:14.54 ID:mhx7J5xRO
後輩「あの」
モブ「おうどうした」
後輩「……」
………
女「それでね、そのあと先輩がね!」
男「…ノロケ話聞かされても」
女「ノロケてないって!でね、先輩の…」
男「………」
後輩「あの、男さん」
男「ん?」
モブ「おうどうした」
後輩「……」
………
女「それでね、そのあと先輩がね!」
男「…ノロケ話聞かされても」
女「ノロケてないって!でね、先輩の…」
男「………」
後輩「あの、男さん」
男「ん?」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:37:36.23 ID:mhx7J5xRO
男「…あ!もしかして>>36の子?」
後輩「はい。あのときは、ありがとうございました」
男「いや、頑張ったのは君自身っしょ?俺は別に…」
女「なになに!?もしかしてこの子もくっつけちゃったの!?」
男「…あっちで話そうか」
後輩「はい」
後輩「はい。あのときは、ありがとうございました」
男「いや、頑張ったのは君自身っしょ?俺は別に…」
女「なになに!?もしかしてこの子もくっつけちゃったの!?」
男「…あっちで話そうか」
後輩「はい」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:45:52.70 ID:mhx7J5xRO
男「…んで、どしたの?」
後輩「えと、男さんにお恩返しがしたくて」
後輩「あの、これ…」
男「…Jリーグのチケット2枚?」
後輩「はい、この間、ナンクロの懸賞で貰いました」
後輩「男さんへのお礼もまだだったし、ぜひとも貰ってほしいです」
後輩「えと、男さんにお恩返しがしたくて」
後輩「あの、これ…」
男「…Jリーグのチケット2枚?」
後輩「はい、この間、ナンクロの懸賞で貰いました」
後輩「男さんへのお礼もまだだったし、ぜひとも貰ってほしいです」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:52:11.55 ID:mhx7J5xRO
男「…いいのか?」
後輩「はい!」
男「なら、ありがたく、いただきます」
後輩「…先輩も頑張ってください!」
男「?」
後輩「…何でもありません!それでは失礼します!」
男「頑張る…?何を…?」
後輩「はい!」
男「なら、ありがたく、いただきます」
後輩「…先輩も頑張ってください!」
男「?」
後輩「…何でもありません!それでは失礼します!」
男「頑張る…?何を…?」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 02:59:21.37 ID:mhx7J5xRO
~昼休み 図書室~
男「さて、どうしたものか…」
図書委員「どうしたんですか?また誰かと誰かをくっつけるための悪巧みですか?」
男「…人聞き悪いな、それ」
男「あぁそうだ、…サッカーの試合って興味ある?」
図書委員「サッカー?別に無いわけでは無いですが、なんでまた…」
男「いや、チケット2枚貰ったからさ、もし興味があるなら…、って思って」
男「さて、どうしたものか…」
図書委員「どうしたんですか?また誰かと誰かをくっつけるための悪巧みですか?」
男「…人聞き悪いな、それ」
男「あぁそうだ、…サッカーの試合って興味ある?」
図書委員「サッカー?別に無いわけでは無いですが、なんでまた…」
男「いや、チケット2枚貰ったからさ、もし興味があるなら…、って思って」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 03:03:40.44 ID:mhx7J5xRO
図書委員「…!!」
男「ま、ダメならダメで他の人を…」
図書委員「い、いいです、よ?」
男「…え?」
図書委員「一緒に行ってあげてもいい、って言ったんです!」
男「は、はい!…え!?いいの!?」
図書委員「……///」
男「ま、ダメならダメで他の人を…」
図書委員「い、いいです、よ?」
男「…え?」
図書委員「一緒に行ってあげてもいい、って言ったんです!」
男「は、はい!…え!?いいの!?」
図書委員「……///」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 03:09:25.60 ID:mhx7J5xRO
図書委員「(この人と出会ってから、何だか私まで変な感じになってる…)」
図書委員「(だから確かめないと…この気持ちが何なのかを…)」
図書委員「それで、試合はいつ、どこでやるんですか?」
男「…えっと、来週の日曜、隣町の競技場、だってさ」
図書委員「…わかりました!」
図書委員「(だから確かめないと…この気持ちが何なのかを…)」
図書委員「それで、試合はいつ、どこでやるんですか?」
男「…えっと、来週の日曜、隣町の競技場、だってさ」
図書委員「…わかりました!」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 07:52:56.95 ID:mhx7J5xRO
とりあえず目覚めの短編を
~翌週~
ポニテ娘「…ねぇ」
男「ん?」
ポニテ娘「あんたに相談があるんだけど」
男「…誰?」
ポニテ娘「私は隣のクラスの…」
ポニテ娘「そんなことより、あんた、F1って知ってる?」
男「…人の話聞けよ」
~翌週~
ポニテ娘「…ねぇ」
男「ん?」
ポニテ娘「あんたに相談があるんだけど」
男「…誰?」
ポニテ娘「私は隣のクラスの…」
ポニテ娘「そんなことより、あんた、F1って知ってる?」
男「…人の話聞けよ」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:00:22.03 ID:mhx7J5xRO
男「…F1、ね。まぁ知ってるっちゃ知ってるが…」
ポニテ娘「へぇー、噂どおり、物知りなのね」
男「肝心の勉強がダメじゃ、意味ないけどな」
男「んで、F1がなんだって?」
ポニテ娘「…それは」
………
男「…なるほど、彼氏がF1にドハマリ中で、話についていけない、と」
ポニテ娘「へぇー、噂どおり、物知りなのね」
男「肝心の勉強がダメじゃ、意味ないけどな」
男「んで、F1がなんだって?」
ポニテ娘「…それは」
………
男「…なるほど、彼氏がF1にドハマリ中で、話についていけない、と」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:07:15.28 ID:mhx7J5xRO
ポニテ娘「私F1の話なんてよくわかんないし、どうすればいいのか…」
男「ふむ、なるほどねー…」
男「ま、そんなのは簡単だな」
ポニテ娘「ふぇ?」
~昼休み 図書室~
図書委員「…で、放っておいた、と」
男「相変わらず酷い言い方するな…」
男「ふむ、なるほどねー…」
男「ま、そんなのは簡単だな」
ポニテ娘「ふぇ?」
~昼休み 図書室~
図書委員「…で、放っておいた、と」
男「相変わらず酷い言い方するな…」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:13:19.63 ID:mhx7J5xRO
男「放っておいたんじゃなくて、語らせろって言ったんだよ」
図書委員「つまり現状維持、ってこと?」
男「いや、『彼氏に説明してもらえ』ってことさ』
男「…知らないなら、最初から素直に知らないって言えばいいんだよ」
男「そうすれば、初心者にもわかりやすく会話しだすもんだろ?」
図書委員「つまり現状維持、ってこと?」
男「いや、『彼氏に説明してもらえ』ってことさ』
男「…知らないなら、最初から素直に知らないって言えばいいんだよ」
男「そうすれば、初心者にもわかりやすく会話しだすもんだろ?」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:17:57.19 ID:mhx7J5xRO
図書委員「なるほど…、そうやって会話の種を増やすのですか」
図書委員「…相変わらず…」
男「…わかってるって。何も言うな」
男「ま、一応最低限のチームとドライバーは教えたつもりだけど」
図書委員「ところで、あなたは誰が好きなのですか?」
男「マッサとニック」
図書委員「…聞いたところで、どっちも知らないのですが」
図書委員「…相変わらず…」
男「…わかってるって。何も言うな」
男「ま、一応最低限のチームとドライバーは教えたつもりだけど」
図書委員「ところで、あなたは誰が好きなのですか?」
男「マッサとニック」
図書委員「…聞いたところで、どっちも知らないのですが」
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:29:11.83 ID:mhx7J5xRO
短編のネタもしくは支援SSをよこせー!
本編
~翌週末 地元の駅~
ドヨーン…ドヨーン…
男「うっわ、中途半端な天気…」
男「(折り畳み傘は2本持ってきたけど)」
男「…これは…絶対降るだろうな」
タッタッタ
図書委員「…お、お待たせしましたっ」
男「!!(ワンピース、だと…!?)」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:35:51.44 ID:mhx7J5xRO
男「(ちくしょ、なかなかにツボをついてきやがる…っ!)」
図書委員「…やっぱり、変、ですか。…ですよね」
男「ん、んなわけない!びっくりしただけだっつの」
図書委員「…似合ってますか?」
男「似合ってる似合ってる」
図書館「…よかった」
男「!?(…この笑顔は反則だろがい!)」
図書委員「…やっぱり、変、ですか。…ですよね」
男「ん、んなわけない!びっくりしただけだっつの」
図書委員「…似合ってますか?」
男「似合ってる似合ってる」
図書館「…よかった」
男「!?(…この笑顔は反則だろがい!)」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:43:01.07 ID:mhx7J5xRO
~電車内~
男「(…まさか図書委員に見とれてしまうとは…)」
男「(…微妙に香水まで付けてきてるし)」
男「(…これじゃ本当に)」
~1時間前~
男「じゃ、行ってくるわ」
妹「兄者のデートなのじゃ!行ってらっしゃいなのじゃー!」
男「(…まさか図書委員に見とれてしまうとは…)」
男「(…微妙に香水まで付けてきてるし)」
男「(…これじゃ本当に)」
~1時間前~
男「じゃ、行ってくるわ」
妹「兄者のデートなのじゃ!行ってらっしゃいなのじゃー!」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:48:08.80 ID:mhx7J5xRO
男「デ、デート!?」
妹「違うのか?男と女が二人でお出かけ、これはデートなのじゃ!」
男「そ、そんなつもりは…」
妹「…自分のことに関しては相変わらず本当にニブチンな奴じゃ」
男「う、うるさいな…、戸締まりはしっかりしろよ!」
妹「わかったのじゃ!帰ったら一緒にスコーン食べようなのじゃ!」
妹「違うのか?男と女が二人でお出かけ、これはデートなのじゃ!」
男「そ、そんなつもりは…」
妹「…自分のことに関しては相変わらず本当にニブチンな奴じゃ」
男「う、うるさいな…、戸締まりはしっかりしろよ!」
妹「わかったのじゃ!帰ったら一緒にスコーン食べようなのじゃ!」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:52:31.49 ID:mhx7J5xRO
男「…好きな人にあげるって言ってたやつか」
妹「ううううるさいのじゃ!兄者には関係ないのじゃ!」
男「いやアドバイスしたの俺じゃん」
妹「ぐぬぬぬぬぬ早く行くのじゃ!ごーふぉーぶろーくん!」
………
男「Go for broken、ね…」
図書委員「?」
男「なんでもない」
妹「ううううるさいのじゃ!兄者には関係ないのじゃ!」
男「いやアドバイスしたの俺じゃん」
妹「ぐぬぬぬぬぬ早く行くのじゃ!ごーふぉーぶろーくん!」
………
男「Go for broken、ね…」
図書委員「?」
男「なんでもない」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 08:57:32.86 ID:mhx7J5xRO
男「(日曜の昼間とはいえ、そこそこは混むか…)
図書委員「…あの!」
男「?」
図書委員「席、どうぞ…!」
婆「いい、いらん」
図書委員「えと、でも…」
婆「いらんったらいらん!」
図書委員「あ、そうですか…」シュン
男「……」
タンッ
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 09:02:03.37 ID:mhx7J5xRO
男「あ、俺たち次で降りますんで!」
図書委員「ふぇ!?」
ギュッ
タッタッタッ…
婆「………?」
婆「まぁいいか、よっこらせ」
ストン
~別の車両~
男「はは、よくあるよくある」
図書委員「うぅ…」
男「ま、婆さんにもプライドがあんだろ」
図書委員「ふぇ!?」
ギュッ
タッタッタッ…
婆「………?」
婆「まぁいいか、よっこらせ」
ストン
~別の車両~
男「はは、よくあるよくある」
図書委員「うぅ…」
男「ま、婆さんにもプライドがあんだろ」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 09:12:39.30 ID:mhx7J5xRO
男「そういうときは席を離れて、別の車両に行けばいいわけさ」
男「感謝がほしいのなら、また次の機会に、だな」
図書委員「…///」
男「…?」
チョンチョン
図書委員「…手…」
男「…っ!!」
バッ
男「ご、ごめんっ!」
図書委員「あ…」
図書委員「………」
男「感謝がほしいのなら、また次の機会に、だな」
図書委員「…///」
男「…?」
チョンチョン
図書委員「…手…」
男「…っ!!」
バッ
男「ご、ごめんっ!」
図書委員「あ…」
図書委員「………」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 09:20:48.10 ID:mhx7J5xRO
~競技場前~
図書委員「ね、年季が入ってますね…」
男「このスタジアムはJリーグが開幕したときからホームグラウンドになってるとこだからな」
男「少し前までは電光掲示板も単色灯だったらしい」
図書委員「……」
男「…さてと、飲み物と食べ物を調達したら入ろうか」
図書委員「はい」
図書委員「ね、年季が入ってますね…」
男「このスタジアムはJリーグが開幕したときからホームグラウンドになってるとこだからな」
男「少し前までは電光掲示板も単色灯だったらしい」
図書委員「……」
男「…さてと、飲み物と食べ物を調達したら入ろうか」
図書委員「はい」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 09:28:54.63 ID:mhx7J5xRO
~競技場内~
図書委員「…何も買えませんでしたね」
男「そりゃそうか…」
男「ま、想定の範囲内だけどな」
図書委員「?」
男「ほれ、お菓子とペットボトル」
図書委員「あ…」
男「備えは万全に整えておかないと、ね」
図書委員「…ありがとうございます」
図書委員「…何も買えませんでしたね」
男「そりゃそうか…」
男「ま、想定の範囲内だけどな」
図書委員「?」
男「ほれ、お菓子とペットボトル」
図書委員「あ…」
男「備えは万全に整えておかないと、ね」
図書委員「…ありがとうございます」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 09:34:42.39 ID:mhx7J5xRO
図書委員「…でもペットボトルは1本しか…」
男「さすがにこの中なら自販機の一つぐらいあるっしょ」
男「…ぬるくて割高だろうけど」
図書委員「…あの、私っ!」
男「気にせんでいいよ。こっちの方が冷えてるだろうし」
男「もし向こうの方がいいなら、交換するってことで」
図書委員「あの…はい…」
男「よし、んじゃ、まずは席の確保だね」
男「さすがにこの中なら自販機の一つぐらいあるっしょ」
男「…ぬるくて割高だろうけど」
図書委員「…あの、私っ!」
男「気にせんでいいよ。こっちの方が冷えてるだろうし」
男「もし向こうの方がいいなら、交換するってことで」
図書委員「あの…はい…」
男「よし、んじゃ、まずは席の確保だね」
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 10:15:51.13 ID:mhx7J5xRO
~スタンド~
図書委員「…ホーム側の自由席は結構混んでますねー…」
男「まだ試合開始まで時間あるからな」
男「それに、アウェイ側の自由席を埋められるのはごく僅かのチームだけだし」
男「…さっさと座ろうぜ」
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 10:20:35.44 ID:mhx7J5xRO
ドヨーン…ドヨーン…
図書委員「天気、悪いですね」
男「…そうだな。…傘はもってきたのか?」
図書委員「ええ、折り畳みを。…どうしたんですか?」
男「…いや、カッパも2着もっていけば良かったなって」
男「そっちの方が何かと便利そうだしなー…。ぐぬぬ…失敗した」
図書委員「……」
図書委員「天気、悪いですね」
男「…そうだな。…傘はもってきたのか?」
図書委員「ええ、折り畳みを。…どうしたんですか?」
男「…いや、カッパも2着もっていけば良かったなって」
男「そっちの方が何かと便利そうだしなー…。ぐぬぬ…失敗した」
図書委員「……」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 10:30:32.34 ID:mhx7J5xRO
男「選手入場も終わったし、いよいよ試合開始、か」
図書委員「……」
男「…?どうした?さっきから黙って」
図書委員「いえ…ただ…なんでこんなに優しくするんですか?」
男「え?」
図書委員「…そうやって、他の女の子にも優しくするんですか?」
男「……」
図書委員「…ごめんなさい。なんでもないです」
ピーッ
キックオフ!!
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 10:38:14.78 ID:mhx7J5xRO
ドヨドヨ…
男「…なぁ、どうして俺があんなお節介をしだしたか、知りたいか?」
図書委員「…え?」
図書委員「…はい、知りたいです」
男「…そか」
男「もちろん、これはただの自己満足なんだけど」
男「…俺はさ、『やった』後悔よりも『やらなかった』後悔の方が辛いって思うんだよな」
男「…なぁ、どうして俺があんなお節介をしだしたか、知りたいか?」
図書委員「…え?」
図書委員「…はい、知りたいです」
男「…そか」
男「もちろん、これはただの自己満足なんだけど」
男「…俺はさ、『やった』後悔よりも『やらなかった』後悔の方が辛いって思うんだよな」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 10:43:34.95 ID:mhx7J5xRO
男「それが恋バナだったら、尚更だ」
図書委員「想いを告げられずに、片思いのまま終わる、と」
男「…なかには、相手が自分のことを知らないまま終わることだってあるだろ?」
男「何にせよ、…そんなのは悲しすぎる」
図書委員「…でも、それはしょうがないじゃないですか」
図書委員「両思いだなんて…なかなかなれませんよ」
図書委員「想いを告げられずに、片思いのまま終わる、と」
男「…なかには、相手が自分のことを知らないまま終わることだってあるだろ?」
男「何にせよ、…そんなのは悲しすぎる」
図書委員「…でも、それはしょうがないじゃないですか」
図書委員「両思いだなんて…なかなかなれませんよ」
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 10:48:35.07 ID:mhx7J5xRO
図書委員「それなら、傷つかずにいた方が、ずっといいです」
男「…でもそれは、どちらかを『選べた』人の発想、だろ?」
図書委員「…!!」
男「俺だって、誰かれ構わずやってるわけじゃない」
男「…それに、別に告白まではいかずとも、ただ仲良くしたいって人もいるわけだしな」
男「…でもそれは、どちらかを『選べた』人の発想、だろ?」
図書委員「…!!」
男「俺だって、誰かれ構わずやってるわけじゃない」
男「…それに、別に告白まではいかずとも、ただ仲良くしたいって人もいるわけだしな」
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:00:56.26 ID:mhx7J5xRO
男「人の心なんて直ぐに変わっちゃうしね」
男「仲良くなるうちに気になりだすのはもちろんだし」
男「付き合い始めてから、お互いに好きになったりする奴らも居るし」
男「…だから諦めたりしないで、出会ったり、関わったり、話し合ったりしてみないと」
男「って思ってたら、いつの間にかこんなことしてた」
男「仲良くなるうちに気になりだすのはもちろんだし」
男「付き合い始めてから、お互いに好きになったりする奴らも居るし」
男「…だから諦めたりしないで、出会ったり、関わったり、話し合ったりしてみないと」
男「って思ってたら、いつの間にかこんなことしてた」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:03:28.79 ID:mhx7J5xRO
男「…ま、理由としてはそんなところだ」
男「…もしかしたら、そんな理由は後付けで、ただ単純にしたいだけかもしれんが」
男「ただ…一度きりの人生なんだから、悔いのないように生きないと、な!」
男「Go for broken、だ!」
図書委員「……」
男「…とはいえ、さすがに自分から誰と誰をくっつけたいなんてのは、流石に思わないけどね」
男「…もしかしたら、そんな理由は後付けで、ただ単純にしたいだけかもしれんが」
男「ただ…一度きりの人生なんだから、悔いのないように生きないと、な!」
男「Go for broken、だ!」
図書委員「……」
男「…とはいえ、さすがに自分から誰と誰をくっつけたいなんてのは、流石に思わないけどね」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:10:31.27 ID:mhx7J5xRO
ポツ…ポツ…
ザアアアア…
男「あ、雨か…」
男「ごめんな、くだらない話しちゃって…どっかで雨宿りするか?」
図書委員「…ううん、見てる」
男「…?そっか、じゃ、傘を…」
図書委員「…いい」
男「へ?…いくらなんでも…風邪引くぞ?」
図書委員「(Go for broken…当たって、砕けろ…!)」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:18:17.27 ID:mhx7J5xRO
図書委員「(私、やっとわかったよ…自分の気持ちが…)」
図書委員「ねぇ、…ちょっといい?」
男「?」
………
アレオーアレオー!!
アレオーオ-オ-グランパ-ス!!
図書委員「っ!っ!」
男「…まさか応援団の近くまで来るとは…」
男「慣れないことはしない方が…」
図書委員「ねぇ、…ちょっといい?」
男「?」
………
アレオーアレオー!!
アレオーオ-オ-グランパ-ス!!
図書委員「っ!っ!」
男「…まさか応援団の近くまで来るとは…」
男「慣れないことはしない方が…」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:25:04.15 ID:mhx7J5xRO
アレアレオーアレーアレアレオーアレー
ナッゴヤアレー ナッゴヤアレ-
図書委員「♪!♪!」
男「もしもーしっ!、どうなさいましたーっ!?」
男「こんなびしょ濡れになっちゃって…こんなとこじゃ傘なんてさせないし…」
男「なんかリミッターでも外したんですかーっ!?」
図書委員「ねぇっ!どっちが勝つと思いますかーっ!?」
男「聴いてねえし」
ナッゴヤアレー ナッゴヤアレ-
図書委員「♪!♪!」
男「もしもーしっ!、どうなさいましたーっ!?」
男「こんなびしょ濡れになっちゃって…こんなとこじゃ傘なんてさせないし…」
男「なんかリミッターでも外したんですかーっ!?」
図書委員「ねぇっ!どっちが勝つと思いますかーっ!?」
男「聴いてねえし」
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:29:57.26 ID:mhx7J5xRO
男「ふむ…いつの間にか先制されてんのか…」
男「…それにこの雨で、オールドグラウンド…ピッチは最悪…」
男「(でも、負けるだなんてここではとても言えないし)」
男「まずは引き分けにしないとだなー!」
図書委員「いえっ!勝ちますよ!絶対にっ!」
図書委員「なんなら、賭けたっていいですっ!」
男「…それにこの雨で、オールドグラウンド…ピッチは最悪…」
男「(でも、負けるだなんてここではとても言えないし)」
男「まずは引き分けにしないとだなー!」
図書委員「いえっ!勝ちますよ!絶対にっ!」
図書委員「なんなら、賭けたっていいですっ!」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:39:08.51 ID:mhx7J5xRO
男「賭け?…また随分と強気だな…」
男「わかったっ!…何を賭けるんだーっ!?」
図書委員「…大事なモノですっ!」
男「…?」
図書委員「(私は…もう、諦めない…っ!)」
デデンデ デンデン
デデンデ グラ-ンパス
ゴ-ル!!
男「わかったっ!…何を賭けるんだーっ!?」
図書委員「…大事なモノですっ!」
男「…?」
図書委員「(私は…もう、諦めない…っ!)」
デデンデ デンデン
デデンデ グラ-ンパス
ゴ-ル!!
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:47:45.92 ID:mhx7J5xRO
~試合終了後~
図書委員「クシュン!!」
男「あーあー言わんこっちゃない」
図書委員「…でも、賭けは私の勝ちですよ」
男「あー、ま、あの状況で最後の最後に大逆転するとはねー…」
図書委員「だから言ったじゃないですかー」
男「…うん、俺の負けだ」
図書委員「にっ!」
図書委員「クシュン!!」
男「あーあー言わんこっちゃない」
図書委員「…でも、賭けは私の勝ちですよ」
男「あー、ま、あの状況で最後の最後に大逆転するとはねー…」
図書委員「だから言ったじゃないですかー」
男「…うん、俺の負けだ」
図書委員「にっ!」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:52:43.22 ID:mhx7J5xRO
男「…しかし、まさか初めて試合を見て、いきなりホーム側の自由席、それも応援団の近くとは…」
男「しかもあんなに叫んで…普段のキャラとは、また随分と違うことをしましたな」
図書委員「はいっ…今さらになって、すごく恥ずかしくなってきましたっ…」
男「…やっぱり」
男「しかもあんなに叫んで…普段のキャラとは、また随分と違うことをしましたな」
図書委員「はいっ…今さらになって、すごく恥ずかしくなってきましたっ…」
男「…やっぱり」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 11:58:05.16 ID:mhx7J5xRO
図書委員「でも…!」
男「ん?」
図書委員「これが…『やった』後悔、ってやつですよね…!」
男「え?あー…」
図書委員「…確かに『やらない』後悔より幾分もマシです…!」
図書委員「…なんか、後悔だけじゃなくて、清々しさも混ざった不思議な気持ち…」
男「…まさか、それを味わうためにわざわざあんなところに?」
図書委員「はい!」
男「……」
男「ん?」
図書委員「これが…『やった』後悔、ってやつですよね…!」
男「え?あー…」
図書委員「…確かに『やらない』後悔より幾分もマシです…!」
図書委員「…なんか、後悔だけじゃなくて、清々しさも混ざった不思議な気持ち…」
男「…まさか、それを味わうためにわざわざあんなところに?」
図書委員「はい!」
男「……」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:03:57.13 ID:mhx7J5xRO
図書委員「…クシュン!!」
男「…無茶しやがって。早く帰るぞ…風邪が酷くなる前に」
図書委員「…待ってください。賭けがまだ終わってません」
男「はぁ?…なに言ってんだ、そんなびしょ濡れの体で…」
図書委員「…どうしても今じゃなきゃダメなんです。今、伝えないと」
男「…え?伝える?」
男「…無茶しやがって。早く帰るぞ…風邪が酷くなる前に」
図書委員「…待ってください。賭けがまだ終わってません」
男「はぁ?…なに言ってんだ、そんなびしょ濡れの体で…」
図書委員「…どうしても今じゃなきゃダメなんです。今、伝えないと」
男「…え?伝える?」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:09:06.18 ID:mhx7J5xRO
図書委員「『やった』後悔も、『やる』勇気も貰った、今しか…」
男「……」
図書委員「…ちゃんと、聞いててくださいね…一度しか、言いませんから…」
図書委員「私は、貴方のことが好きです!たぶん、ずっと前から。」
男「……」
図書委員「…ちゃんと、聞いててくださいね…一度しか、言いませんから…」
図書委員「私は、貴方のことが好きです!たぶん、ずっと前から。」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:13:42.07 ID:mhx7J5xRO
男「……え?」
図書委員「(…プルプル)」
男「あの、えと…話が急すぎて…」
男「…返事はいつに」
図書委員「もちろん今です!私が欲しい『大事な物』は…今!ここでの!貴方の本音です!」
男「あー…なるほど…そういうことか…」
図書委員「YかNか!ズバッと決めてくださいっ!」
図書委員「(…プルプル)」
男「あの、えと…話が急すぎて…」
男「…返事はいつに」
図書委員「もちろん今です!私が欲しい『大事な物』は…今!ここでの!貴方の本音です!」
男「あー…なるほど…そういうことか…」
図書委員「YかNか!ズバッと決めてくださいっ!」
218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:15:12.70 ID:mhx7J5xRO
gdgd
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:20:10.56 ID:mhx7J5xRO
男「…あー」
男「んー…」
男「………」
男「ホントに、俺でいいのかよ?」
図書委員「……うん」
男「ホントの、ホントに言いんだな?」
図書委員「……ん」
男「…返事も聞かないのに泣くなよ…」
図書委員「…だ、だっでぇ…」
ポン
ナデナデ
男「…俺で良ければ、喜んで」
男「んー…」
男「………」
男「ホントに、俺でいいのかよ?」
図書委員「……うん」
男「ホントの、ホントに言いんだな?」
図書委員「……ん」
男「…返事も聞かないのに泣くなよ…」
図書委員「…だ、だっでぇ…」
ポン
ナデナデ
男「…俺で良ければ、喜んで」
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:35:08.71 ID:mhx7J5xRO
図書委員「!!本当に…!?」
男「うん」
図書委員「ホントの、ホントに!?」
男「…本音で話す。それが、賭けでの約束だったろ?」
図書委員「うっ…うぅぅ…ぁぁ…!!」
ナデナデ
男「やれやれ…」
男「泣く顔も泣く顔でいいんだけど」
男「俺としては、笑う顔も見たいなー」
男「うん」
図書委員「ホントの、ホントに!?」
男「…本音で話す。それが、賭けでの約束だったろ?」
図書委員「うっ…うぅぅ…ぁぁ…!!」
ナデナデ
男「やれやれ…」
男「泣く顔も泣く顔でいいんだけど」
男「俺としては、笑う顔も見たいなー」
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:40:48.55 ID:mhx7J5xRO
図書委員「ぅぁ…っ、ぐすっ、ひっく…」
ゴソゴソ
男「さぁ、これで涙を拭いて。」
図書委員「…うん…」
男「…帰ろうか」
サッ
図書委員「あ…、手…」
男「ま、…手ぐらいは、直ぐに繋げるだろ?」
図書委員「…うんっ!」
男「これから、よろしく」
図書委員「…こちらこそ!」
図書委員「…にっ!」
ゴソゴソ
男「さぁ、これで涙を拭いて。」
図書委員「…うん…」
男「…帰ろうか」
サッ
図書委員「あ…、手…」
男「ま、…手ぐらいは、直ぐに繋げるだろ?」
図書委員「…うんっ!」
男「これから、よろしく」
図書委員「…こちらこそ!」
図書委員「…にっ!」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 12:42:30.60 ID:mhx7J5xRO
第二部終わった…これで落ちても完結できたって言える…!
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:18:12.68 ID:mhx7J5xRO
短編
~朝 学校 階段~
男「ふわぁぁ…眠ぅ」
お嬢様「見つけましたわー!」
お嬢様「とぅ!」
グシャッ
男「ぐえぇぇ」
………
男「…朝から重たい跳び蹴りありがとうございましたお嬢様」
お嬢様「礼には及ばずですわ」
~朝 学校 階段~
男「ふわぁぁ…眠ぅ」
お嬢様「見つけましたわー!」
お嬢様「とぅ!」
グシャッ
男「ぐえぇぇ」
………
男「…朝から重たい跳び蹴りありがとうございましたお嬢様」
お嬢様「礼には及ばずですわ」
270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:22:58.32 ID:mhx7J5xRO
お嬢様「さっそくご相談があるんですが」
男「…ご相談?」
お嬢様「私、この度好きな殿方が出来まして」
男「そら良かった、…もういいだろ」
お嬢様「話を最後まで聞きなさい無礼者!」
男「朝から蹴り食らわす女に言われたくねーよ…」
男「…ご相談?」
お嬢様「私、この度好きな殿方が出来まして」
男「そら良かった、…もういいだろ」
お嬢様「話を最後まで聞きなさい無礼者!」
男「朝から蹴り食らわす女に言われたくねーよ…」
272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:27:59.24 ID:mhx7J5xRO
………
男「…マックに行きたい?」
お嬢様「違いますわ。マクドナルドですの」
男「………はぁ」
お嬢様「その殿方はマクドナルドで働いているらしいのです」
お嬢様「私、お仕事をなさる彼をぜひとも見たいと思いまして」
男「なら普通に行けばいいじゃん…いくら女子でも一人はファストフードぐらいは…」
お嬢様「行ったことありませんわ」
男「!?」
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:32:32.96 ID:mhx7J5xRO
お嬢様「ですので、注文の仕方とかを教えていただきませんか?」
男「…日本に居るんだ、こんなやつ…」
~昼休み 図書室~
図書委員「…で、どうしたんですか?」
男「別に?普通に教えてやったよ」
男「…おまけで、印象に残るようにもな」
図書委員「?」
男「…日本に居るんだ、こんなやつ…」
~昼休み 図書室~
図書委員「…で、どうしたんですか?」
男「別に?普通に教えてやったよ」
男「…おまけで、印象に残るようにもな」
図書委員「?」
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:37:42.53 ID:mhx7J5xRO
………
フレッシュ!!フレッシュ!!
店長「…ちょっとあの叫んでる子、キミんとこの制服じゃないか?」
殿方「…え?…見に行ってきます」
………
お嬢様「フレッシュ!フレッシュ!」
殿方「あ、あの…」
お嬢様「あ、やっときましたわ!」
お嬢様「ちょっと!どういうことですの!?さっきからこんなに叫んでいるのに…!」
殿方「……え?」
276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:46:31.54 ID:mhx7J5xRO
………
図書委員「…人に片付けてもらいたいときは、大声で『フレッシュ』と叫べ…って言ったんですか!?」
男「…面白いっしょ」
図書委員「…趣味悪いですね」
男「…いくらなんでもマックの使い方ぐらいは友達に聞いてくれよ…」
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:47:52.81 ID:mhx7J5xRO
男「ま、でも殿方は大爆笑、ギャップ萌えで好印象、結果的には良かったんじゃないか?」
男「そのあとは、割と良好な関係を築いているみたいだし」
図書委員「…でも後が怖くないですか、それ」
男「…結果良ければ全てよし、だろ」
お嬢様「…そんなこと…、あるわけないですわ…」
男「!!!」
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:54:39.37 ID:mhx7J5xRO
ここから本編
~翌日 早朝~
妹「兄者ー!起きるのじゃー!」
男「…うぃー、風邪ひいたな、これ」
妹「ずぶ濡れになるからじゃ」
男「しょうがないだろ、ったく…」
妹「ところで、ケータイの着信は見なくていいのか?
男「…ケータイ…」
妹「珍しく朝から何度も鳴っていたのじゃ」
男「…しまった!」
~翌日 早朝~
妹「兄者ー!起きるのじゃー!」
男「…うぃー、風邪ひいたな、これ」
妹「ずぶ濡れになるからじゃ」
男「しょうがないだろ、ったく…」
妹「ところで、ケータイの着信は見なくていいのか?
男「…ケータイ…」
妹「珍しく朝から何度も鳴っていたのじゃ」
男「…しまった!」
281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 15:58:33.11 ID:mhx7J5xRO
ガチャン
トゥルルルル…
トゥルルルル…
ガチャ
彼女「………」
男「あ、あのー…」
彼女「……」
男「…怒ってらっしゃいますか…?」
彼女「…知りませんっ!ばかっ!」
ブチッ
トゥー…トゥー…トゥー…
男「…ヤバいぃっ!」
ダダダダダ…
妹「おー、今日は支度が早いのじゃ」
トゥルルルル…
トゥルルルル…
ガチャ
彼女「………」
男「あ、あのー…」
彼女「……」
男「…怒ってらっしゃいますか…?」
彼女「…知りませんっ!ばかっ!」
ブチッ
トゥー…トゥー…トゥー…
男「…ヤバいぃっ!」
ダダダダダ…
妹「おー、今日は支度が早いのじゃ」
283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:05:15.91 ID:mhx7J5xRO
男「…いってきます!」
妹「…私より早く出るなんて…」
妹「もしや、ついに兄者にも『女』が出来たのか!?」
母「バカ言ってないではやく食べなさい」
妹「はい」
~コンビニ前 (待ち合わせ場所)~
男「はぁ、はぁ、ぜ、全速力で、来たんだ、ぜぇ…」
彼女「…でも、貴方自身が決めた時間には30分も遅れてますけどね」
男「……」
286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:13:20.24 ID:mhx7J5xRO
男「ごめんなさい、ホントにごめんなさい」
彼女「…昨日が夢だったんじゃないかって…怖くて…寂しかったです」
男「…夢じゃない、さ。…だって今日、めちゃくちゃ風邪気味だし」
彼女「……私もです(にっ)」
男「…!」
男「お詫びに、なにか奢るよ…」
彼女「…30分ぶんの誠意見せてくださいね」
男「は、はい」
彼女「…昨日が夢だったんじゃないかって…怖くて…寂しかったです」
男「…夢じゃない、さ。…だって今日、めちゃくちゃ風邪気味だし」
彼女「……私もです(にっ)」
男「…!」
男「お詫びに、なにか奢るよ…」
彼女「…30分ぶんの誠意見せてくださいね」
男「は、はい」
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:21:24.50 ID:mhx7J5xRO
~学校~
男「ぜぇ、ぜぇ…買うのにてこずってたら…」
男「結局、遅刻ギリギリだったな…」
彼女「…でもあんなんじゃ、全然足りませんよ!」
男「ま、まだ買うのか…!」
彼女「当たり前。」
男「やれやれ…」
彼女「…クスクス」
彼女「…じゃ、また図書室で」
男「…あぁ」
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:25:43.97 ID:mhx7J5xRO
………
幼馴染(女)「おー!キューピット様ー!」
男「恥ずかしいからやめろやその言い方」
幼馴染「えー!でもでもだって、私と先輩を繋いでくれた、恋のキューピ」
男「あーもううるさいうるさい!」
男「ただ小中高と一緒のよしみで何とかしてやっただけだよ」
幼馴染(女)「おー!キューピット様ー!」
男「恥ずかしいからやめろやその言い方」
幼馴染「えー!でもでもだって、私と先輩を繋いでくれた、恋のキューピ」
男「あーもううるさいうるさい!」
男「ただ小中高と一緒のよしみで何とかしてやっただけだよ」
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:32:01.71 ID:mhx7J5xRO
幼馴染「あ、そういえば」
男「ん?」
幼馴染「先輩が、『落とし物にしてくれてありがとう』って…?」
幼馴染「…?どゆこと?」
男「…知らなくていいよ」
男「(やっぱ、いくら何でもバレてやがったか…)」
幼馴染「必要なときはいつでも協力する、とも言ってたよ!」
男「えと、『こちらこそありがとう』って言っといて」
男「ん?」
幼馴染「先輩が、『落とし物にしてくれてありがとう』って…?」
幼馴染「…?どゆこと?」
男「…知らなくていいよ」
男「(やっぱ、いくら何でもバレてやがったか…)」
幼馴染「必要なときはいつでも協力する、とも言ってたよ!」
男「えと、『こちらこそありがとう』って言っといて」
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:38:24.64 ID:mhx7J5xRO
幼馴染「あー、でね!でね!実は今日も相談に…!」
男「あー…えっと、悪いけど今日は、というか…」
幼馴染「ふぇ?」
………
会長「そうか…しばらくは時間がとれないのか…」
男「はい、放課後はちょっと用事が出来てしまいまして…」
男「申し訳ありません、いずれ、時間は作ります」
会長「あぁわかった。こちらこそすまなかったな、君に頼りすぎたみたいで」
会長「…ところで
………
男「あー…えっと、悪いけど今日は、というか…」
幼馴染「ふぇ?」
………
会長「そうか…しばらくは時間がとれないのか…」
男「はい、放課後はちょっと用事が出来てしまいまして…」
男「申し訳ありません、いずれ、時間は作ります」
会長「あぁわかった。こちらこそすまなかったな、君に頼りすぎたみたいで」
会長「…ところで
………
302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:44:59.06 ID:mhx7J5xRO
後輩「…その用事って、もしかして女の子ですか?」
男「それは断じて違いまするぞ」
後輩「喋り方でわかりますよ…」
後輩「はー、よかったー、男さんがちゃんと付き合えて」
男「…え、なんで?」
後輩「てっきり、女の子に興味が無い、ホ さんかと」
男「…笑顔でなんつーことぶっちゃけてんの…?」
304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:51:28.69 ID:mhx7J5xRO
後輩「それで、その相手というのは…?」
男「それは…」
………
ポニテ娘「…って、誰?」
男「誰と言われましても…」
ポニテ娘「だってあんた、コネいっぱいあるんでしょー?」
ポニテ娘「その気になれば、もっと綺麗で有名な人と付き合うってこともできるじゃん!」
男「そんな娘いないだろ…」
ポニテ娘「あー、もう!もったいないもったいない!」
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 16:55:39.08 ID:mhx7J5xRO
………
お嬢様「………」
男「………」
お嬢様「一生許しませんわよ…!」
男「な、仲良くなったんだからいいじゃねぇか!?」
お嬢様「ホントに良いと思ってるんですか?」
男「……」
お嬢様「ホントに良いと思ってるんですか?」
男「……」
男「…誰か、助けて…」
お嬢様「………」
男「………」
お嬢様「一生許しませんわよ…!」
男「な、仲良くなったんだからいいじゃねぇか!?」
お嬢様「ホントに良いと思ってるんですか?」
男「……」
お嬢様「ホントに良いと思ってるんですか?」
男「……」
男「…誰か、助けて…」
315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:05:08.32 ID:mhx7J5xRO
~下校時間 図書室~
男「これで、一通りの挨拶は終わったかな」
男「…しばらくは、お節介の時間も少なくなるんかねー…」
彼女「…お待たせしました!」
男「へー…、こうやって戸締まりしていたのか…」
彼女「…さて、それじゃ、朝の続きに行きましょうか」
男「…マジっすか」
彼女「…冗談ですよ」
男「これで、一通りの挨拶は終わったかな」
男「…しばらくは、お節介の時間も少なくなるんかねー…」
彼女「…お待たせしました!」
男「へー…、こうやって戸締まりしていたのか…」
彼女「…さて、それじゃ、朝の続きに行きましょうか」
男「…マジっすか」
彼女「…冗談ですよ」
323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:14:05.15 ID:mhx7J5xRO
彼女「ただ…」
男「ただ?」
彼女「…一緒にファミレスとかどうですか?」
男「…奢りで?」
彼女「違います」
彼女「…今は、帰るのがもったいない気分なのです」
男「…そうだな…。行くか…」
彼女「…にっ」
男「(相変わらず、満面の笑みだなー…)」
男「ただ?」
彼女「…一緒にファミレスとかどうですか?」
男「…奢りで?」
彼女「違います」
彼女「…今は、帰るのがもったいない気分なのです」
男「…そうだな…。行くか…」
彼女「…にっ」
男「(相変わらず、満面の笑みだなー…)」
328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:20:02.55 ID:mhx7J5xRO
~一週間後~
~学校~
幼馴染「………」
幼馴染「あぁぁ!最近、男が冷たいっ!」
幼馴染「…相談もできないし…!くぅぅぅ…」
幼馴染「なにこのモヤモヤした感じぃ…!」
………
会長「…ちょっと、いいかな?」
幼馴染「…ふぇっ?」
~学校~
幼馴染「………」
幼馴染「あぁぁ!最近、男が冷たいっ!」
幼馴染「…相談もできないし…!くぅぅぅ…」
幼馴染「なにこのモヤモヤした感じぃ…!」
………
会長「…ちょっと、いいかな?」
幼馴染「…ふぇっ?」
330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:26:52.21 ID:mhx7J5xRO
幼馴染「(な、なんで会長がここに…!?)」
会長「君が、男の幼馴染か…?」
幼馴染「は、はい!…え?男?」
会長「…実はな…」
………
幼馴染「なるほどー!男が最近相談に乗ってくれなくて困っていると」
会長「あぁ…恥ずかしい限りだ。男の言葉がないだけで、こんなにも不安だとは」
幼馴染「…わかります!わかりますよその気持ち!」
334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:33:00.21 ID:mhx7J5xRO
幼馴染「私も、同じことを思ってました!」
会長「…君もか」
会長「…バカだなぁ、今さらになって、男の存在の有り難みを知るなんて…」
幼馴染「…はい…私も、同じです」
幼馴染「…そうだ、直訴しに行きませんか?」
会長「…直訴?」
335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:39:18.13 ID:mhx7J5xRO
幼馴染「はい!…彼にお願いしに行くんですよ!」
会長「…何をだ?まさか彼女と別れろなんて言うつもりじゃ…!」
幼馴染「…やっぱ、まずいですよねー」
会長「…それはいくらなんでも…」
幼馴染「うーん…こういうとき、男が居ればなぁ」
会長「自分へのお願いを自分で考えてどうする…」
会長「…何をだ?まさか彼女と別れろなんて言うつもりじゃ…!」
幼馴染「…やっぱ、まずいですよねー」
会長「…それはいくらなんでも…」
幼馴染「うーん…こういうとき、男が居ればなぁ」
会長「自分へのお願いを自分で考えてどうする…」
338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:43:06.16 ID:mhx7J5xRO
お嬢様「話は聞かせてもらいましたわ!」
デデーン
会長「だ、誰だ!?」
幼馴染「あ、あの人は…お嬢様!」
会長「お嬢様…?」
幼馴染「某有名企業の社長の一人娘です!」
お嬢様「私にも、あの方に言いたいことがございますので」
デデーン
会長「だ、誰だ!?」
幼馴染「あ、あの人は…お嬢様!」
会長「お嬢様…?」
幼馴染「某有名企業の社長の一人娘です!」
お嬢様「私にも、あの方に言いたいことがございますので」
339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:47:44.20 ID:mhx7J5xRO
お嬢様「結果的に今の殿方と出会えたのも、あの男のおかげ」
お嬢様「しかし、殿方との出会いをあんな惨めなカタチのままで終わるのは、私としても認められません」
会長「…何を言っているんだ?」
幼馴染「…男にハメられてマックで赤っ恥かいたようですよ?」
お嬢様「しかし、殿方との出会いをあんな惨めなカタチのままで終わるのは、私としても認められません」
会長「…何を言っているんだ?」
幼馴染「…男にハメられてマックで赤っ恥かいたようですよ?」
342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:50:30.06 ID:mhx7J5xRO
お嬢様「私は今度こそ、ちゃんとした殿方とのお付き合い『の仕方』を要求しますわ!」
幼馴染「いや、さっきからそれを話していたんですけどねー…」
会長「…大丈夫なのか…?」
お嬢様「なんですのその目は」
会長「別に」
幼馴染「別に」
幼馴染「いや、さっきからそれを話していたんですけどねー…」
会長「…大丈夫なのか…?」
お嬢様「なんですのその目は」
会長「別に」
幼馴染「別に」
346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 17:55:22.36 ID:mhx7J5xRO
………
お嬢様「…別に彼女が出来たからといって、私たちへの助言をしなくなったわけではないですわよね?」
会長「あぁ。今でも気にかけてくれてるしな」
お嬢様「問題は、そのための時間が以前より著しく減っていること」
幼馴染「前は放課後によく話をしてたんですけどねー」
お嬢様「今はその時間が、彼女との時間に費やされていると」
348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 18:00:37.70 ID:mhx7J5xRO
お嬢様「ふっふっふ…閃きましたわ!」
会長「…言ってみろ」
お嬢様「私たちも、『彼女』になればいいのですわ!」
会長「えっ」
幼馴染「えっ」
お嬢様「なんですのまたその目は。…もしかして、男さんがお嫌いなのですか?」
幼馴染「…嫌い、じゃない、けど…」
会長「…どちらかといえば、むしろ…好き、になるのか…?」
お嬢様「ほらごらんなさい」
会長「…言ってみろ」
お嬢様「私たちも、『彼女』になればいいのですわ!」
会長「えっ」
幼馴染「えっ」
お嬢様「なんですのまたその目は。…もしかして、男さんがお嫌いなのですか?」
幼馴染「…嫌い、じゃない、けど…」
会長「…どちらかといえば、むしろ…好き、になるのか…?」
お嬢様「ほらごらんなさい」
377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 18:40:04.71 ID:mhx7J5xRO
ま、やるだけやってみますか
会長「…でも、それじゃ私たちの目的がなくなるだろ。却下だ」
お嬢様「…どうしてですの?彼氏が一人から二人に増えるだけじゃないで…」
幼馴染「その考えが既にアウトだよーっ!」
………
会長「…やはり、小細工は無しだ。正々堂々と言おう」
幼馴染「『…もう一度、私たちにアドバイスをしてくれ』ってことをですか?」
会長「…あぁ」
会長「…でも、それじゃ私たちの目的がなくなるだろ。却下だ」
お嬢様「…どうしてですの?彼氏が一人から二人に増えるだけじゃないで…」
幼馴染「その考えが既にアウトだよーっ!」
………
会長「…やはり、小細工は無しだ。正々堂々と言おう」
幼馴染「『…もう一度、私たちにアドバイスをしてくれ』ってことをですか?」
会長「…あぁ」
382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 18:47:15.10 ID:mhx7J5xRO
幼馴染「うー、それって、すごーく情けないような…」
会長「…言うな。全ては私たちの甘えが原因だったんだ」
会長「できる限り相談するときは、男の負担にならないようにして、時間が無いのならメールで…」
幼馴染「…それもダメなら?」
会長「そのときは、潔く諦めよう」
お嬢様「…むぅ…、良い案だと思ってましたのに…」
会長「…言うな。全ては私たちの甘えが原因だったんだ」
会長「できる限り相談するときは、男の負担にならないようにして、時間が無いのならメールで…」
幼馴染「…それもダメなら?」
会長「そのときは、潔く諦めよう」
お嬢様「…むぅ…、良い案だと思ってましたのに…」
385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 18:56:16.65 ID:mhx7J5xRO
~昼休み 図書室~
彼女「ねぇ」
男「ん?」
彼女「最近、『お節介』をやってないって、本当ですか?」
男「…うん」
男「個人的にはやりたいんだけど、流石に時間がな…」
男「それに今は、君の側に居た方がいいと思ってね」
彼女「…それは、不安だからですか?」
男「…?」
386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:00:04.75 ID:mhx7J5xRO
彼女「…いえ、…何でも」
男「……」
男「不安、か。そうかもしれない」
男「恥ずかしい話だけど、あんなことしてたのに自分自身が付き合ったことは無いんだ」
男「だから、距離感を掴めていないってのはあるかもしれない」
彼女「……」
彼女「…それはきっと、みんな同じだと思いますよ」
男「え?」
388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:05:23.33 ID:mhx7J5xRO
彼女「私も付き合ったのは初めてなので、よくわかりませんが…」
彼女「…きっと、みんなも一緒で、距離感なんてわからないんだと思います」
彼女「だからこそ、貴方に肩を押されたかったんじゃないんですか?」
男「……」
男「…雰囲気、変わったな…」
彼女「…きっと、みんなも一緒で、距離感なんてわからないんだと思います」
彼女「だからこそ、貴方に肩を押されたかったんじゃないんですか?」
男「……」
男「…雰囲気、変わったな…」
389: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:10:20.16 ID:mhx7J5xRO
彼女「…?そうですか?」
男「あぁ…何か、違うような…」
彼女「だとしたら、変えたのは貴方ですよ」
男「…でも、変わらないところもある」
彼女「?」
男「にっ、て笑ってみてよ」
彼女「…にっ!」
男「…その笑顔は、変わらない」
バタン
男「!?」
392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:17:16.58 ID:mhx7J5xRO
ポニテ娘「ちょっと聞いてよ!」
男「…図書室なんだから静かにしろよ…」
ポニテ娘「……」
ポニテ娘「……っ!」
ポニテ娘「……ぷはぁ!」
男「…息まで止めなくても…」
ポニテ娘「…ふぅ…」
彼女「…ふふっ!」
ポニテ娘「…あ、これが彼女さん?…なんだ、意外と可愛いじゃない」
彼女「え、え?なに、急に…///」
ポニテ娘「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」
彼女「はぅぅぅ…」
男「いじめんな!」
393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:24:01.51 ID:mhx7J5xRO
男「…で、何しに来たんだ?」
ポニテ娘「あ、そうそう聞いてよ!私のバカ彼氏がね…」
………
幼馴染「男は昼休みは図書室に居るんです!」
幼馴染「そこの図書委員と付き合ってるらしいですよ!」
会長「…あぁ、直接対決、だな」
お嬢様「今さらですが、そこまで堅くなる必要は無いのでは…」
お嬢様「…?なんか聞こえますわね」
395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:31:22.57 ID:mhx7J5xRO
幼馴染「…間違いなく中に居ますねー」
会長「よし、行こう」
お嬢様「てぇい!」
幼馴染「って、蹴るの!?」
………
ポニテ娘「もう朝から晩までF1の話ばっかり…!」
彼女「それだけ、心を許してるってことじゃないんですか?」
ポニテ娘「…かもしれないけど、もういい加減飽きたー!飽きたー!」
男「じゃあ別れればいいのに…」
ポニテ娘「やだ」
397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:36:04.58 ID:mhx7J5xRO
男「……」
ポニテ娘「でもあいつにだっていいところも」
バタンッ!!
女「!?」
お嬢様「話は聞かせてもらいました」
会長「いや、全然聞いてないから…」
幼馴染「男、いる?」
男「…なんだこりゃ…何がなんだか…」
会長「な、なぁ、男、私たちは」
ガラッ
後輩「男さーん、ちょっといいですか?」
後輩「って……男さんが、ハーレムをお作りになってる」
男「おい待てこら」
ポニテ娘「でもあいつにだっていいところも」
バタンッ!!
女「!?」
お嬢様「話は聞かせてもらいました」
会長「いや、全然聞いてないから…」
幼馴染「男、いる?」
男「…なんだこりゃ…何がなんだか…」
会長「な、なぁ、男、私たちは」
ガラッ
後輩「男さーん、ちょっといいですか?」
後輩「って……男さんが、ハーレムをお作りになってる」
男「おい待てこら」
400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:46:01.25 ID:mhx7J5xRO
………
男「…なるほど、だいたいの事情は解った」
会長「すまない、元は私が…」
男「いえ、元はといえば俺が勝手にやめちゃったのが原因ですから…」
お嬢様「そうですわ」
幼馴染「お願いだからちょっと黙ってて」
………
後輩「それにしても、生徒会長さんも可愛いところがあるんですね」
会長「…っ!?」
男「ですね。料理したり、俺にお願いしにきたりだなんて…」
会長「…っ!///」
403: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:53:11.64 ID:mhx7J5xRO
会長「ち、違う、私は…!」
ポニテ娘「顔真っ赤じゃない…」
お嬢様「二十日大根みたいな色ですわ」
彼女「もうちょっと他に例えは無かったんですか…?」
会長「み、見ないでくれ…///」
………
男「んで、後輩も同じような感じか」
後輩「私のはそこまで酷くないとは思いますけどね…」
後輩「単純に相談しに来ただけですし」
ポニテ娘「顔真っ赤じゃない…」
お嬢様「二十日大根みたいな色ですわ」
彼女「もうちょっと他に例えは無かったんですか…?」
会長「み、見ないでくれ…///」
………
男「んで、後輩も同じような感じか」
後輩「私のはそこまで酷くないとは思いますけどね…」
後輩「単純に相談しに来ただけですし」
405: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 19:59:56.16 ID:mhx7J5xRO
男「…ははっ」
幼馴染「?」
お嬢様「何がおかしいんですの?」
男「…いや、…君の言うとおり、だったか」
彼女「…にっ!」
男「なるほど、ね」
ポニテ娘「…変なの」
………
男「…なぁ、俺、もっかいやろうかな」
彼女「…『お節介』ですか?」
男「…うん」
幼馴染「?」
お嬢様「何がおかしいんですの?」
男「…いや、…君の言うとおり、だったか」
彼女「…にっ!」
男「なるほど、ね」
ポニテ娘「…変なの」
………
男「…なぁ、俺、もっかいやろうかな」
彼女「…『お節介』ですか?」
男「…うん」
407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 20:04:26.32 ID:mhx7J5xRO
男「…しばらくはやめられなさそうだしな」
彼女「…ですね」
男「また、俺の帰る時間が遅くなりそうだけど…」
彼女「合わせます」
男「…いいのかよ?」
彼女「…やっぱり、『お節介』も含めて、貴方は貴方ですからね」
男「あぁ、違いない」
彼女「…ですね」
男「また、俺の帰る時間が遅くなりそうだけど…」
彼女「合わせます」
男「…いいのかよ?」
彼女「…やっぱり、『お節介』も含めて、貴方は貴方ですからね」
男「あぁ、違いない」
410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 20:12:19.20 ID:mhx7J5xRO
~数週間後~
~昼休み 図書室~
彼女「…で、それからみんなは?」
男「…頑張ってるよ、それぞれの相手とね」
男「あーぁ、結局彼女が出来てもあんまり変わらんかったなー…」
彼女「…ですね」
男「ま、いっか」
男「こーいうポジションも、悪くない」
~昼休み 図書室~
彼女「…で、それからみんなは?」
男「…頑張ってるよ、それぞれの相手とね」
男「あーぁ、結局彼女が出来てもあんまり変わらんかったなー…」
彼女「…ですね」
男「ま、いっか」
男「こーいうポジションも、悪くない」
413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/04(日) 20:17:25.53 ID:mhx7J5xRO
男「なぁ」
彼女「…はい?」
男「ありがとな」
彼女「…はい」
男「……」
彼女「…にっ!」
彼女「…はい?」
男「ありがとな」
彼女「…はい」
男「……」
彼女「…にっ!」
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。