1: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 00:58:14.40 ID:J7ZQ2ama0
リツコ「人の作り出した究極の汎用人型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン。その初号機。建造は極秘裏で行われた。われわれ人類、最後の切り札よ」

ローラ「これも、パパのお仕事~?」

ゲンドウ「そうだ。久しぶりだな」

ローラ「パパぁ!やっほ~ローラだよ!o((^∀^))o」

ゲンドウ「フン、出撃」

ミサト「出撃?零号機は凍結中でしょ!?まさか、初号機を使うつもりなの!?」

リツコ「ほかに道はないわ」

ミサト「ちょっと、レイはまだ動かせないんでしょう?パイロットがいないわよ」

リツコ「さっき届いたわ」

ミサト「マジなの?」

リツコ「ローラ」

ローラ「ん~?なに~?」

リツコ「あなたが乗るのよ」

ローラ「オッケ~♪」

引用元: ゲンドウ「君がエヴァ初号機パイロットだ」ローラ「オッケ~♪」 



4: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 01:01:51.10 ID:J7ZQ2ama0
主婦A「やっぱり、引っ越されますの?」

主婦B「まさかここが本当に戦場になるとは思ってもみませんでしたから。」

主婦A「うちも主人が私と子供だけでも疎開しろって。」

主婦B「疎開ねぇ。いくら要塞都市だからと言ったって、何一つ当てにできませんものね。」

主婦A「昨日の事件!思い出しただけでもぞっとしますわぁ。」



ミサト「すまないけど、ちょーっち寄り道するわよ。」

ローラ「どこ~??」

ミサト「うふ、い・い・と・こ・ろ!」

ローラ「なんか寂しい街だね~!うふふ~!」

ミサト「時間だわ。」

ローラ「すご~い!ビルが生えてく~!いっぱ~い!うふふ!」

ミサト「これが使徒迎撃専用要塞都市…第3新東京市。私たちの街よ。そして、あなたが守った街…」

ローラ「いい感じ~!」


7: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 01:07:15.87 ID:J7ZQ2ama0
リツコ「おはようローラ、調子はどう?」

ローラ「えーっとね~、いい感じ~!」

リツコ「それは結構。エヴァの出現位置、非常用電源、兵装ビルの配置、回収スポット、全部頭に入っているわね?」

ローラ「オッケ~!」



リツコ「では、もう一度おさらいするわ。通常EVAは有線からの電力供給で稼動しています。非常時に体内電池に切り替えると、

蓄電容量の関係でフルで1分、ゲインを利用してもせいぜい5分しか稼動できないの。これが私たちの科学の限界ってわけ。お分かりね。」

ローラ「すごいね~!わくわくしちゃう!」

リツコ「では昨日の続き、インダクションモード、始めるわよ。」

リツコ「目標をセンターに入れて。スイッチオン。落ち着いて、目標をセンターに。」

ローラ「オッケー!」

リツコ「次。」

マヤ「しかし、よく乗る気になってくれましたね、ローラ。」

リツコ「他人の言う事にはおとなしく従う、それがあの子の処世術じゃないの?」

ローラ「目標をセンターに入れてオッケ~♪目標をセンターに入れてオッケ~♪目標をセンターに入れてオッケ~♪目標をセンターに入れてオッケ~♪目標をセンターに入れて…」


9: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 01:29:31.59 ID:J7ZQ2ama0
ミサト「どうして私の命令を無視したの?」

ローラ「んー、ごめんね~!」

ミサト「あなたの作戦責任者はあたしでしょ」

ローラ「え~!そうだったの~?ローラ知らなかったぁ~」

ミサト「あなたには私の命令に従う義務があるの。分かるわね?」

ローラ「オッケ~♪」

ミサト「今後、こういうことの無いように」

ローラ「オッケ~♪」

ミサト「あんたほんとに分かってんでしょうね?」

ローラ「ぷいんぷいん~♪」

ミサト「あんたねぇ、なんでも適当に、はいはい言ってりゃいいってもんじゃないわよ!」

ローラ「分かってるよ~!いいじゃん勝ったんだから~・°°・(>_<)・°°・。」

ミサト「そうやって表面だけ人に合わせていれば楽でしょうけどね、そんな気持ちでエヴァに乗ってたら、死ぬわよ!」

ローラ「だ~いじょぶ、死なないよ♪あなたはローラが守るから♪うふふ~♪」


10: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 01:38:29.33 ID:J7ZQ2ama0
ケンスケ「トウジのやつさ、反省してた。妹に説教されたらしいよ。私たちを救ってくれたのは、あのロボットなのよ、って。小学校低学年に説教されるな、っての。ほんと。な?

夜はいいよな、あのうるさいセミが鳴かないから。小さいころは静かでよかったけど、毎年増えてる」

ローラ「生態系が戻ってる、って、ミサトさんが言ってたよ~!」

ケンスケ「フーン、ミサトさんね。まったく羨ましいよ、あんなきれいなお姉さんと一緒に住んでて、エヴァンゲリオンを操縦できて…ああ、一度でいいから、思いのままにエヴァンゲリオンを操ってみたい!」

ローラ「やめた方がいいよ~!ママが心配するよ~ふふふ♪」

ケンスケ「ああ、それなら大丈夫、俺、そういうのいないから。…ローラといっしょだよ。」

ローラ「ローラはママいるよ~、いまはね~、双子の弟と一緒に暮らしてるの!それでね、下にも双子の兄弟がいるんだよ!いまはね~8歳!あっ間違っちゃった14歳!」



24: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 02:12:57.88 ID:J7ZQ2ama0
 
リツコ「あ、忘れるところだったわ!ローラ、頼みがあるの」 

ローラ「な~に~?」 

リツコ「綾波レイの更新カード。渡しそびれたままになってて、悪いんだけど、本部に行く前に彼女のところへ届けてくれないかしら」 

ローラ「オッケ~♪…」 

ミサト「どーしちゃったのー?レイの写真をじーっと見ちゃったりしてー」 

ローラ「ううんー」 

ミサト「ひょっとして、ローラ…」 

ローラ「んー?なにー?ぷいんぷいんー?」 

ミサト「まったまた、テレちゃったりしてさ。レイの家に行くオフィシャルな口実ができて、チャンスじゃない!」 

ローラ「ちがうよ~!」 

ミサト「ウフフフフ、すーぐむきになって、からかい甲斐のある奴ー」 

リツコ「ミサトと同じね」 

ミサト「がぁ!」 

ローラ「ふふふ~あのね~、ローラはね~、同じエヴァのパイロットなのに、レイちゃんのことぜ~んぜん知らないの!うふふ!」 

リツコ「いい子よ。とても。あなたのお父さんに似て、とても不器用だけど」 

ローラ「ローラのお父さん?んー?忘れちゃった!うふふ!」



14: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 01:56:40.56 ID:J7ZQ2ama0
冬月「碇、未確認飛行物体が接近中だ」

冬月「おそらく第5の使徒だな」

ゲンドウ「テスト中断、総員第一種警戒態勢」

冬月「零号機はこのまま使わないのか」

ゲンドウ「まだ戦闘には耐えん。初号機は?」

リツコ「380秒で、準備できます」

ゲンドウ「出撃だ」

リツコ「はい」

シゲル「目標は、塔の沢上空を通過」

マコト「初号機、発進準備に入ります」

マコト「第1ロックボルト外せ」

シンジ「解除確認」

マコト「了解。第2拘束具、外せ」

ローラ「オッケ~♪」

シゲル「目標は芦ノ湖上空へ侵入」

マコト「エヴァ初号機、発進準備よろし!」

ミサト「発進!」



シゲル「目標内部に高エネルギー反応!」

ミサト「なんですって!?」

シゲル「円周部を加速、収束していきます!」

リツコ「まさか!」

ミサト「だめ!よけて!」

ローラ「え!?きゃ~~~~~!!!」

ミサト「ローラ!!!」

トリンドル「てへぺろ☆」


18: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 02:07:27.07 ID:J7ZQ2ama0
レイ「明日、午前0時より発動される、ヤシマ作戦のスケジュールを伝えます。ローラ、綾波の両パイロットは、本日1730(イチナナサンマル)、ケイジに集合。

1800(イチハチマルマル)、初号機および零号機起動。1805(イチハチマルゴー)、発進。同30(サンマル)、二子山仮設基地到着。

以降は別命あるまで待機。明朝日付変更と同時に作戦行動開始。

これ、新しいの。寝ぼけて、その格好で来ないでね」

ローラ「ん~~?わっ!ごめ~ん!うふふ!」

レイ「食事」

ローラ「なんにも食べたくな~い!」

レイ「60分後に、出発よ」

ローラ「また、あれに乗らなきゃだめかな~?」

レイ「ええ、そうよ」

ローラ「ローラあんまり乗りたくないよ~!こわいよ~!ちょっと嫌ってかんじ~!」

レイ「じゃ、寝てたら?」

ローラ「オッケ~♪」

レイ「初号機には私が乗る。赤城博士が初号機のパーソナルデータの書き換えの用意しているわ」

ローラ「リツコちゃんが?」

レイ「じゃ、葛城一尉と赤城博士がケイジで待っているから。さよなら」

ローラ「バイバ~イ!」


20: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 02:11:15.10 ID:J7ZQ2ama0
シゲル「敵シールド、第17装甲板を突破!本部到達まで、後3時間55分!」

マコト「四国および九州エリアの通電完了」

オペレータ「各冷却システムは試運転に入ってください」

リツコ「精密機械だから、慎重にね」

ローラ「オッケ~♪」

ミサト「本作戦における、各担当を伝達します」

ミサト「ローラ」

ローラ「やっほ~ローラだよo((^∀^))o」

ミサト「初号機で砲手を担当」

ローラ「オッケ~♪」

ミサト「レイは零号機で防御を担当して」

レイ「はい」

リツコ「これは、ローラと初号機の方が、シンクロ率が高いからよ。今回はより精度の高いオペレーションが必要なの」

リツコ「陽電子は地球の自転、磁場、重力の影響を受け、直進しません。その誤差を修正するのを、忘れないでね」

リツコ「正確に、コア一点のみを貫くのよ」

ローラ「そんなことまだやってないよ~!できるかな~ぷんぷん!」

リツコ「大丈夫、あなたはテキストどおりにやって、最後に真ん中のマークがそろったらスイッチを押せばいいの。後は機械がやってくれるわ」

リツコ「それと、一度発射すると、冷却や再充填、ヒューズの交換などで、次に撃てるまで時間がかかるから」

ローラ「オッケ~♪」

リツコ「今は余計なことを考えないで。一撃で撃破することだけを考えなさい」

ローラ「オッケ~♪うふふ!」

レイ「私は…私は初号機を護ればいいのね」

リツコ「そうよ」

レイ「分かりました」

ミサト「時間よ。2人とも着替えて」

ローラ「オッケ~♪」

レイ「はい」



25: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 02:14:46.94 ID:J7ZQ2ama0
ローラ「これで死んじゃったらどうしよ~!あわわ~!」

レイ「どうしてそういうことを言うの?あなたは死なないわ」

ローラ「え~?うっそ~ほんとに~?うふふ!」

レイ「私が守るもの」

ローラ「レイちゃんはなんでこれに乗るの?」

レイ「…絆だから」

ローラ「きずな?」

レイ「そう、絆」

ローラ「お父さんとの?」

レイ「みんなとの」

ローラ「レイちゃんってつよ~い!」

レイ「私にはほかに何も無いもの」

ローラ「あっそうなの~?ローラはね~、色々あるよ~えっとね~う~んと、、忘れちゃった!うふふ!」

レイ「時間よ。行きましょ。じゃ、さようなら」

ローラ「たのしみんみんぜみ~(^з^)~♪」


27: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 02:20:56.38 ID:J7ZQ2ama0
アスカ「ハロ~ォ、ミサト!元気してた?」

ミサト「まあねー。あなたも、背、伸びたんじゃない?」

アスカ「そ。ほかのところもちゃんと女らしくなってるわよ。」

ミサト「紹介するわ。エヴァンゲリオン弐号機専属パイロット、セカンドチルドレン、惣流・アスカ・ラングレーよ。で、噂のサードチルドレンはどれ?」

ミサト「この子よ。」

ローラ「やっほ~ローラだよo((^∀^))o」

アスカ「フーン、冴えないわね。」

アスカ「サードチルドレン!」

ローラ「なになに~?」

アスカ「ちょっと付き合って。」

ローラ「オッケ~♪」





ローラ「弐号機って赤いんだ!わぁ~ぷいんぷいん~!」

アスカ「違うのはカラーリングだけじゃないわ。所詮、零号機と初号機は、開発過程のプロトタイプとテストタイプ。訓練無しのあなたなんかにいきなりシンクロするのがそのいい証拠よ。

けどこの弐号機は違うわ。これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ。正式タイプのね。」

ローラ「ぷわぷわ~」

アスカ「水中衝撃波!爆発が近いわ…」

ローラ「あ~あれ~!使徒かな~?」

アスカ「あれが?本物の?チャ~ンス!」

ローラ「ん~あれだったっけ~?わかんな~い!うふふ!」


28: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 02:24:55.88 ID:J7ZQ2ama0
アスカ「さあ、行くわよ。」

ローラ「ん~?」

アスカ「あんたも、来るのよ!」

ローラ「なになに~?プラグスーツに着替えたら何するの~???」

アスカ「あんたバカぁ?決まってるじゃない、弐号機で、あれをやっつけるのよ。」

ローラ「えーミサトさんにオッケ~って言ってもらってないよ~!」

アスカ「勝った後に、貰えばいいのよ。さ、あたしの見事な操縦、目の前で見せてあげるわ。ただし、ジャマはしないでね。」



アスカ「L.C.L. Füllung, Anfang der Bewegung Anfang des Nerven anschlusses.Ausulösung von Rinkskleidung.Synchro-Start.」

ローラ「わくわく~!」

アスカ「思考ノイズ!ジャマしないでって言ったでしょう!?」

ローラ「なんで~?」

アスカ「あんた日本語で考えてるでしょう?ちゃんとドイツ語で考えてよ!」

ローラ「ローラはね~、パパがバングラデシュ人だからベンガル語っていうバングラデシュの言葉喋れるんだよ~!え~っと、例えばね~、ノモシュカール アマール ナーム ローラ これはね~、やっほ~ローラだよo((^∀^))oって言ったの~!うふふ!」

アスカ「バカ!!!いいわよ、もう!思考言語切り替え、日本語をベーシックに!エヴァンゲリオン弐号機、起動!」



56: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 21:04:55.90 ID:J7ZQ2ama0
加持「少し、痩せたかな?」

ローラ「そうかな~?昨日たこ焼き食べたよぉ~~~」

加持「悲しい恋をしてるからだ」

ローラ「どうして、そんなこと言うの~?」

加持「それはね、涙の通り道にほくろのある人は、一生泣きつづける運命にあるからだよ」

ローラ「え~でもローラほくろないよ~!だからずっとハッピッピーのピッピッピー♪

きゃ~!ミサトさん!?」

ミサト「むぅぅ!」

ローラ「お久しぶり、ミサトさん~~~♪」

加持「やっ、しばらく」

ローラ「加持さんっておばかさん~!ふふふ!」

ミサト「こいつのバカは相変わらずなのよ!あんた弐号機の引き渡し済んだんなら、さっさと帰りなさいよ!」

加持「今朝、出向の辞令が届いてね。ここに居続けだよ。また三人でつるめるな。昔みたいに」

ミサト「誰があんたなんかと!」

ローラ「うふふ~!」


57: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 21:05:51.60 ID:J7ZQ2ama0
ローラ「ただいま~!今日もつかれたんこぶ~!あれ~この荷物なんだろ~?ローラのかな?うふふ!」

アスカ「失礼ね、あたしの荷物よ」

ローラ「アスカちゃん!ど~してローラのおうちにいるの~?」

アスカ「あんたこそまだいたの?」

ローラ「ん~まだって~?うふふ!」

アスカ「あんた、今日からお払い箱よ」

ローラ「え?お払い箱ってな~に~?え~?」

アスカ「ミサトは私と暮らすの。まぁ、どっちが優秀かを考えれば、当然の選択よね。ほんとは加持さんといっしょの方がいいんだけど」

ローラ「え~ほんとに!すっご~い!」

アスカ「しっかし、どうして日本の部屋って、こう狭いのかしら。荷物が半分も入らないじゃない」

ローラ「うんうん\(^o^)/」

アスカ「おまけに、日本人てどうしてこう危機感足りないのかしら?よくこんな鍵のない部屋で暮らせるわね。信じられない」

ミサト「日本人の心情は察しと思いやりだからよ」

ローラ・アスカ「ミサトさん…」

ミサト「お帰りなさ~い、さっそくうまくやってるじゃない」

アスカ「何がですか?」

ローラ「ぽよぽよ~?」

ミサト「今度の作戦準備」


58: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 21:20:32.60 ID:J7ZQ2ama0
ミサト「第7使徒の弱点は1つ!分離中のコアに対する二点同時の荷重攻撃、これしかないわ。

つまり、エヴァ2体のタイミングを完璧に合わせた攻撃よ。そのためには2人の協調、完璧なユニゾンが必要なの。

そ・こ・で、あなたたちにこれから一緒に暮らしてもらうわ」

アスカ「えぇ~っ!?」

ローラ「おお~!」

ミサト「使徒は現在自己修復中。第2波は6日後、時間がないの」

アスカ「そんな、無茶な~」

ミサト「そこで、無茶を可能にする方法。二人の完璧なユニゾンをマスターするため、この曲に合わせた攻撃パターンを覚え込むのよ」

ミサト「6日以内に、1秒でも早く!」

アスカ「はぁ…」

ローラ「がんばるっちだよぉ~\(^o^)/ぷいんぷいん~」


59: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 21:35:13.05 ID:J7ZQ2ama0
シゲル「目標は、強羅絶対防衛線を突破」

ミサト「来たわね、今度は抜かりないわよ」

ミサト「音楽スタートと同時に、A.T.フィールドを展開。後は作戦通りに。2人とも、いいわね?」

アスカ「了解!」

ローラ「オッケ~♪」

シゲル「目標は、山間部に侵入」

アスカ「いいわね、最初からフル稼動、最大戦速で行くわよ!」

ローラ「オッケ~オッケ~♪ぷいんぷい~んってやっちゃうね~♪」

シゲル「目標、ゼロ地点に到達します!」

ミサト「外電源、パージ。発進!」


60: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 21:45:28.87 ID:J7ZQ2ama0
ダイジェスト版戦闘シーン



アスカ「ちょっとぉ~っ!あたしの弐号機に何てことすんのよ!」

ローラ「うふふ~ごめん~!ちょっとやっちゃった~♪」

アスカ「最後にタイミング外したの、そっちでしょ!普段からボケボケっとしてるからよ!昨日の夜だって、寝ないで何してたの!?」

ローラ「昨日はトランペットの練習してたよ~♪」

アスカ「嘘ばっかし!トランペットの音なんて聞こえなかったわよ!」

ローラ「う~んざんね~ん、嘘でした~本当はね~本当は~え~と、忘れちゃった!うふふ!」

アスカ「なにそれ!あんたバカぁ!?」

ローラ「うふふ~バカかも~ぷいぷい~\(^o^)/」

発令所職員「アハハハハ…」

冬月「また恥をかかせおって…」


62: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 22:24:41.42 ID:J7ZQ2ama0
アスカ「何してんの?」

ローラ「ベンガル語のお勉強だよ~♪」

アスカ「ったく、お利口さんなんだからぁ」

ローラ「うふふ~!例えばね~、アージケ キー コレチェン?で、今日は何してた~?アージケ ベラテ ギエチで、ローラは今日遊んでたよ~~♪♪だよo((^∀^))o」

アスカ「そんなことどーだっていいわよ。ジャーン!オキナワでスキューバーできないから、ここで潜るの」

ローラ「そうなんだ~!ローラも潜りたい~!」

アスカ「いやよ。どれどれ、他には何やってんの?ちょっと見せて…この程度の数式が解けないの?はい、できた。簡単じゃん」

ローラ「え~すご~い!ローラぜ~んぜんわかんなかった~!アスカちゃん学校の勉強できないのに~なんで~?」

アスカ「問題に何が書いてあるのか、分からなかったのよ」

ローラ「ん~?目悪いの~???」

アスカ「違うわよ。まだ漢字全部覚えてないのよね、向こうの大学じゃ、習ってなかったし」

ローラ「大学~?え~アスカちゃん大人なの~!?」

アスカ「あ、去年卒業したの。でぇ、こっちのこれはなんて書いてあるの?」

ローラ「え~っとね~、これはね~、う~んと、わかんな~い!うふふ!」

アスカ「もう…見てみて、ローラ!」

ローラ「ん~~?」

アスカ「バックロールエントリー!」

ローラ「すご~いすご~い!たこやき5個分くらいすごいね~うふふ!」


63: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 22:50:09.88 ID:J7ZQ2ama0
オペレータ「はい、しばらくお待ちください」

ゲンドウ「なんだ?」

ローラ「やっほ~パパ~ローラだよo((^∀^))oあのねあのね~」

ゲンドウ「どうした!早く言え!」

ローラ「こわ~い!ぷいぷい~あのね~あのね~学校でローラの進路相談があるからパパも一緒に来て~って言われたの~うふふ!」

ゲンドウ「そういう事はすべて葛城君に一任してある。下らんことで電話をするな。こんな電話をいちいち取り次ぐんじゃな…」

ローラ「あれ?パパ~?切れちゃった??ま~いっか!うふふ!」


65: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 23:13:40.70 ID:J7ZQ2ama0
アスカ「これも動かないわ」

レイ「どの施設も動かない。おかしいわ」

アスカ「下で何かあったってこと?」

レイ「そう考えるのが自然ね」

ローラ「ぷにぷに~ヾ(●′ᴗ')ノ゙」

レイ「駄目、ネルフに連絡付かない」

アスカ「こっちも駄目、有線の非常回線も切れちゃってる」

ローラ「何してるの~?」

アスカ「あんたバカぁ!緊急時のマニュアルよ!」

レイ「とにかく本部へ行きましょう」

アスカ「そうね。じゃあ、行動を開始する前に、グループのリーダーを決めましょ!で、当然私がリーダー。異議無いわね?」

ローラ「オッケ~!」

レイ「…」

アスカ「じゃあ行きましょう!」

レイ「こっちの第7ルートから下に入れるわ」

ローラ「ドア開かないよ~」

アスカ「ほらローラ、あんたの出番よ」

ローラ「うっそーほんとに!?これ回すの~???」

アスカ「早くやりなさいよ」

ローラ「オッケ~♪がんばるんるんるんば!!!」


66: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 23:29:09.88 ID:J7ZQ2ama0
リツコ「3人ともお疲れさま。ローラ、よくやったわ。」

ローラ「なにが~?」

リツコ「ハーモニクスが前回より8も伸びているわ。たいした数字よ。」

アスカ「でも私より50も少ないじゃん?」

リツコ「あら、10日で8よ。たいした物だわ。」

アスカ「たいした事ないわよ!良かったわねぇ、お褒めの言葉を頂いて。」

ローラ「うん!はっぴっぴ~のぴっぴっぴ~!」

アスカ「先に帰るわ!バーカ!」


67: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 23:37:21.15 ID:J7ZQ2ama0
アスカ「えーっ、手で、受け止める!?」

ミサト「そう。落下予測地点にエヴァを配置、A.T.フィールド最大で、あなたたちが直接、使徒を受け止めるのよ。」

ローラ「え~だめだったら~?」

ミサト「その時はアウト。」

アスカ「機体が衝撃に耐えられなかったら?」

ミサト「その時もアウトね。」

ローラ「勝てるの~?」

ミサト「神のみぞ知る、と言ったところかしら。」

アスカ「これでうまく行ったら、まさに奇跡ね。」

ミサト「奇跡ってのは、起こしてこそ初めて価値が出るものよ。」

アスカ「つまり、何とかして見せろ、って事?」

ミサト「すまないけど、ほかに方法がないの。この作戦は。」

アスカ「作戦と言えるの!?これが!」

ミサト「ほんと、言えないわね。だから、いやなら辞退できるわ。」

アスカ&レイ&ローラ「…」

ミサト「みんな、いいのね?一応規則だと遺書を書くことになってるけど、どうする?」

アスカ「別にいいわ。そんなつもりないもの。」

レイ「私もいい。必要、ないもの。」

ローラ「え~とね~ローラはね~、誰に書こうかな!パパと~ママと~弟のリョウと双子の妹たちと~あとは~ヘアメイクのよっしーと~」

ミサト「すまないわね。終わったらみんなにステーキおごるから!」

アスカ「えぇっ、ほんと!?」

ミサト「約束する!」

ローラ「ワァーイ!」

アスカ「忘れないでよ!」

ミサト「期待してて!」


68: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 23:38:13.13 ID:J7ZQ2ama0
アスカ「今時の子供がステーキで喜ぶと思ってんのかしら。これだからセカンドインパクト世代って、貧乏臭いのよねぇ。」

ローラ「ローラステーキだーいすき!うふふ!」

アスカ「フン、何が「ワァーイ」よ、大袈裟に喜んだりしちゃってさ。」

ローラ「でもステーキ食べたらジム行くの!アスカちゃんも行く~?」

アスカ「そんなの必要ないわ。さてと、せっかくご馳走してくれるって言うんだもの、ど・こ・に・し・よ・う・か・なっと!あんたも今度はいっしょに来るのよ。」

レイ「私、行かない。」

ローラ「なんでなんで~?」

レイ「肉、嫌いだもの。」

ローラ「そうなんだ!ローラはねぇ~フルーツが好き!昨日は一日中フルーツ食べてたよ~!でもわたしフルーツすきだけどグレープフルーツとキウイとパイナップルとブドウが苦手なんだ~!すっぱすっぱなんだもん~(^з^)-☆」

アスカ「フン、そんなこと聞いてないわよ」


70: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 23:54:18.55 ID:J7ZQ2ama0
ローラ「ねぇねぇ~」

アスカ「何よ!」

ローラ「アスカちゃんはなんでエヴァに乗ってるの~?」

アスカ「決まってるじゃない、自分の才能を世の中に示すためよ。」

ローラ「じぶんのさいのう?」

アスカ「フン。あの子には聞かないの?」

ローラ「レイちゃんには、前聞いたんだよ~!ぽわぽわ~!」

アスカ「ふーん。仲のおよろしいこと。」

ローラ「うふふ!と~っても仲良しなんだよ~!」

アスカ「ローラはどうなのよ。」

ローラ「う~ん、え~っとね~、あはっ!忘れちゃった~!!」

アスカ「忘れちゃったって…あんた、バカぁ?」

ローラ「うふふ!」

アスカ「…ほんとにバカね。」


71: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/10(火) 23:55:06.82 ID:J7ZQ2ama0
車内放送「次は新宮ノ下、新宮ノ下、お出口、左側に変わります。」

アスカ「さぁ、約束は守ってもらうわよ。」

ミサト「はいはい、大枚おろしてきたから、フルコースだって耐えられるわよ。」

アスカ「ミサトの財布の中身くらい、分かってるわ。無理しなくていいわよ。優等生も、ラーメンなら付き合うって言うしさ。」

レイ「私、ニンニクラーメンチャーシュー抜き。」

アスカ「私はフカヒレチャーシュー、大盛りね!」

店主「へい、フカヒレチャーシュー、お待ち!」

ローラ「ねぇ、ミサトさ~ん」

ミサト「なぁに?」

ローラ「このラーメンちょーYUMMYだね\(^o^)/」

アスカ「アンタ、ほんとにバカね」


105: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 22:27:31.94 ID:HqZLOdw/0
リツコ「そう言えば、今日はまた一段と明るいわね、ローラ。」

ミサト「明日だからね。」

リツコ「そうね。明日ね。」



ローラ「明日、パパに会いにいくんだ~(^o^)久しぶりだから~何話せばいいかな~?表参道のカフェに行くの~うふふ~!」

レイ「どうして私にそんな事言うの?」

ローラ「ん~なんとなく♪うふふ!あ、今日の掃除のとき~、雑巾絞ってたでしょ!なんかね~ママってかんじだった!」

レイ「ママ?」

ローラ「うん、わたしはね、いっつもクイックルワイパーでクルクル~っておそうじしちゃうから、ママみたいに雑巾使ってる~!って思ったの!うふふ!」

レイ「何を言うのよ…」


106: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 22:32:35.06 ID:HqZLOdw/0
ゲンドウ「3年ぶりだな。2人でここに来るのは。」

ローラ「そうだっけ~?ローラはいっつも来てるよ~♪うふふ!」

ゲンドウ「人は思い出を忘れる事で生きていける。だが、決して忘れてはならない事もある。ユイはそのかけがえのないものを教えてくれた。私はその確認をするためにここへ来ている。」

ローラ「なるほど~!帰ったらママに教えてあげよ~っと!」

ゲンドウ「言うな。すべては心の中だ。今はそれでいい。時間だ。先に帰るぞ。」

ローラ「パパ!今日はパパと話せてとってもハッピッピーだったよ~o((^∀^))o」

ゲンドウ「そうか…」


107: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 22:42:47.52 ID:HqZLOdw/0
ミサト「あれ?ローラ、おだし変わった?」

ローラ「あ!分かった~?バングラデシュのカレーを入れてみたの♪うふふ!」

アスカ「きゃぁ~ぁ!あっつぅ~いぃ!」

ローラ「あっごめ~ん!わたしあっついお風呂が好きなんだ~!」

アスカ「ううっ!そうやってすぐ謝って!ほんとに悪いと思ってんの?」

ローラ「ごめんごめ~ん!」

アスカ「ローラってなんだか条件反射的に謝ってるように見えんのよね~。人に叱られないようにさ!」

ローラ「てへぺろ☆」

アスカ「ほらぁ!そうやってすぐふざけて!」

ミサト「まぁまぁ、それもローラの生き方なんだから。」

アスカ「彼女の生き方を容認するなんて、甘い!最近ミサト、ローラに甘すぎるんじゃない?」

ミサト「そぉ?」

アスカ「加持さんとよりが戻ったからって、他人に幸せ押し付けないでよね。」

ミサト「加持なんかとは何でもないわよ。」

加持(電話)「よぉ、葛城。酒の旨い店見つけたんだ。今晩どう?じゃ。」

アスカ「どーせ私は不潔な大人の付き合いなんて、した事ないわよ。何さ、保護者ぶったりしてさ。偽善的!反吐が出るわ!」

ローラ「おもしろ~い!うふふ!」


108: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 22:50:06.31 ID:HqZLOdw/0
ミサト「聞こえる?ローラ。」

ローラ「ミサトさん!今のテストどうだった~?いい感じ~?」

ミサト「は~い、ゆーあーナンバーワン!」

ローラ「わーい!ハッピッピ~!」

アスカ「参っちゃったわよねぇ。あっさり抜かれちゃったじゃない?ここまで簡単にやられると、正直ちょっと悔しいわよねぇ。

すごい!すばらしい!強い!強すぎる!あ~無敵のローラ様ぁ!これであたし達も楽できるってもんじゃないの。

ね~!?まぁね~、私たちもせいぜい置いてけぼり食わないように、頑張らなきゃ!」

レイ「さよなら。」

アスカ「…」

ローラ「アスカちゃ~ん、かえろ~!」

アスカ「フン。」


109: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 22:55:51.13 ID:HqZLOdw/0
ミサト「みんな聞こえる?目標のデータは送った通り。今はそれだけしか分からないわ。慎重に接近して反応をうかがい、可能であれば市街地上空外への誘導も行う。

先行する一機を残りが援護。よろしい?」

アスカ「はーい、先生!先鋒はローラさんがいいと思いまーす!」

ローラ「え~?うっそ~!」

アスカ「そりゃもう、こういうのは、成績優秀、勇猛果敢、シンクロ率ナンバーワンの殿方の仕事でしょう?それともローラちゃん、自信無いのかなぁ?」

ローラ「できないできない~!アスカちゃんの方が上手だよ~!」

アスカ「またそうやって!できないなんて言わせないわよ!」

ローラ「え~じゃぁやってみようかな~!ローラをお手本にしてね!うふふ!」

アスカ「なっ、なっ、なんですってぇ!?」

ミサト「ちょっと、あなたたち…」

ローラ「ミサトさんがユーアーナンバーワンって言ってくれたからね~!」

ミサト「いや、あれは…」

ローラ「がんばるっち~!」

アスカ「弐号機、バックアップ!」

レイ「零号機も、バックアップに廻ります。」

ミサト「あの子達、勝手に…」

リツコ「ローラ、ずいぶん立派になったじゃない?」

ミサト「だめよ、帰ったら叱っておかなきゃ。」

リツコ「あなた、いい保護者になれるわよ。」


110: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 22:56:31.32 ID:HqZLOdw/0
ミサト「じゃああの影の部分が使徒の本体なわけ?」

リツコ「そう、直径680メートル、厚さ約3ナノメートルのね。その極薄の空間を、内向きA.T.フィールドで支え、内部はディラックの海と呼ばれる虚数空間。」

リツコ「多分、別の宇宙につながっているんじゃないかしら?」

ミサト「あの球体は?」

リツコ「本体の虚数回路が閉じれば消えてしまう。上空の物体こそ、影に過ぎないわ。」

ミサト「初号機を取り込んだ、黒い影が目標か…」

アスカ「そんなの、どうしようもないじゃん。」



ローラ「ん?お水が濁ってきてる~?なんでなんで~?さっき影のところに落ちてからなんか変な感じ~!

ここやだ~!ロックはずした~い!だれか~!パパ~!ママ~!リョウ~!!!」


112: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 23:28:00.86 ID:HqZLOdw/0
ミサト「エヴァの強制サルベージ?」

リツコ「現在、可能と思われる、唯一の方法よ。」

リツコ「992個、現存する全てのN2爆雷を、中心部に投下。」

リツコ「タイミングを合わせて残存するエヴァ2体のA.T.フィールドを使い、使徒の虚数回路に1000分の1秒だけ干渉するわ。

その瞬間に、爆発エネルギーを集中させて、使徒を形成するディラックの海ごと破壊する。」

ミサト「でもそれじゃあエヴァの機体が…シンジ君がどうなるか…救出作戦とは言えないわ。」

リツコ「作戦は初号機の機体回収を最優先とします。たとえボディーが大破しても構わないわ。」

ミサト「ちょっと待って!」

リツコ「この際、パイロットの生死は問いません。」

ミサト「!」

リツコ「シンジ君を失うのは、あなたのミスなのよ!それ、忘れないで!」

ミサト「碇司令やあなたが、そこまで初号機にこだわる理由は何?」

ミサト「エヴァって何なの!?」

リツコ「あなたに渡した資料が全てよ!」

ミサト「嘘ね!」


113: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 23:28:33.63 ID:HqZLOdw/0
ローラ「…だれ~?」

ローラ「ローラだよo((^∀^))o」

ローラ「それはわたしだよ~!」

ローラ「わたしはあなただよ~人は自分の中にもう一人の自分を持っているの~♪自分と言うのは常に2人でできているんだよ~!うふふ!」

ローラ「ふたり~?」

ローラ「実際に見られる自分とそれを見つめている自分だよ~!ローラと言う人物だって何人もいるのだよ~!」

ローラ「あなたの心の中にいるもう一人のローラ、ミサトちゃんの心の中にいるローラ、アスカちゃんの中のローラ、レイちゃんの中のローラ、パパの中のローラ♪」

みんなそれぞれ違うローラだけど、どれも本物のローラだよ~!うふふ!」

ローラ「え~すっご~い!いっぱいいる~!」

ローラ「でしょでしょ~♪」

ローラ「そうそう、最近わたしパパに褒められたの~すごいでしょ~♪」

ローラ「すっご~い!はっぴっぴ~♪」

ローラ「パパはローラのこと大好きだもんね~!」

ローラ「そうそう~だ~いすき!うふふ!」

ローラ「パパに会いたいな~」

ローラ「ママにも~」

ローラ「弟といもうとにも会いたいよ~(>_<)」

ローラ「こっから出たいよ~~~」

ローラ「 ううううう~~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆☆*:.。.」


115: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 23:35:21.41 ID:HqZLOdw/0
シゲル「エヴァ両機、作戦位置。」

マヤ「A.T.フィールド、発生準備よし。」

リツコ「了解。」

マコト「爆雷投下、60秒前。」

アスカ「何が始まったの!?」

ミサト「状況は?」

マコト「分かりません!」

マヤ「全てのメーターは、振り切られています!」

リツコ「まだ何もしていないのに!」

ミサト「まさか、ローラが!」

リツコ「ありえないわ!初号機のエネルギーは、ゼロなのよ!」

オペレータ「おおっ!」

アスカ「私、こんなのに乗ってるの?」

レイ「…」

リツコ「何て物を…何て物をコピーしたの?私たちは…」

ミサト「エヴァがただの第1使徒のコピーなんかじゃないのは分かる。」

ミサト「でも、ネルフは使徒をすべて倒した後、エヴァをどうするつもりなの?」

アスカ「…」

レイ「…」

ローラ「やっほ~~ローラだよ~~~~!!!o((^∀^))o」

ミサト「ローラ…ローラ!ローラ! 」

ローラ「ミサトさ~ん!ただいま~♪」


116: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/12(木) 23:37:51.96 ID:HqZLOdw/0
ヒカリ「きりーつ、気を付け、礼!」

トウジ「さーって、メシやメシ!」

放送「2年Aクラスの鈴原トウジ、鈴原トウジ、至急、校長室まで。」

トウジ「何や?」

ケンスケ「なんかやったの?」

トウジ「いや、心当たり、ないわ。」

ローラ「え~なんだろね~?うふふ!」

ケンスケ「ところでローラ、ちょいと気になる情報を仕入れたんだけど…」

ローラ「…エヴァさんごうき?」

ケンスケ「そう。アメリカで建造中だった奴さ。完成したんだろ?」

ローラ「知らな~い!うふふ!」

ケンスケ「隠さなきゃならない事情も分かるけど、なぁ、教えてくれよ!」

ローラ「ほんとに知らないよ~!」

ケンスケ「松代の第2実験場で起動試験をやるって噂、知らないのか?」

ローラ「知らな~い!それより~、クイズ!『ぱおーん』ってなく生き物は何でしょう(*^O^)/?」


123: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 00:14:32.65 ID:Z4OpMX6K0
ケンスケ「象だろ?」

ローラ「ぶ~!正解はね~んん~(^з^)- パンダァ~!!」

ケンスケ「…パイロットはまだ決まってないんだろ?」

ローラ「だから~分からないよ~そんなの~」

ケンスケ「俺にやらしてくんないかなぁ、ミサトさん。なぁ、シンジからも頼んでくれよ!乗りたいんだよ、エヴァに!」

ローラ「ほんとに知らないよ~もう~」

ケンスケ「じゃあ、四号機が欠番になったって言う話は?」

ローラ「え?けつばん?何?」

ケンスケ「欠番、だよ。四号機が無くなったってことだ。ほんとにこれも知らないの?第2支部ごと吹っ飛んだって、パパのところは大騒ぎだったみたいだぜ。」

ローラ「んー???」

ケンスケ「やっぱ、末端のパイロットには関係ないからな、言わないって事は、知らなくてもいいことなんだろ?ローラにはさ。」

ローラ「ぷいぷい~ϵ( 'Θ' )϶」

ケンスケ「すまなかったな、変な事聞いて。しかし、トウジの奴、遅いなぁ。」


124: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 00:16:00.01 ID:Z4OpMX6K0
ローラ「おはよう~~!あれ、アスカちゃんは?」

ミサト「もう先に出てるわ。徹底して私と顔を合わせないつもりね」

ローラ「なんで~?」

ミサト「ローラにはまだ女心は分からないか」

ローラ「え~???そういえばさ~!」

ミサト「なに?」

ローラ「四号機がけつばんって、ほんと~?なんか事故があって爆発したってケンスケが言ってたの!」

ミサト「ええ、本当よ。四号機はネルフ第二支部と共に消滅したわ。S2機関の実験中にね

ここは大丈夫よ。3体ともちゃんと動いてるじゃない。パイロットもスタッフも優秀だし」

ローラ「でも、アメリカから参号機が来るって~!松代でするんでしょ、きどうじっけん!」

ミサト「うーん、ちょっち4日ほど留守にするけど、加持が面倒見てくれるから心配ないわよ」

ローラ「オッケ~!気をつけてね~(^з^)♪」

ミサト「リツコも立ち会うんだし、問題ないわよ」

ローラ「あ~また新しいパイロット~~?」

ミサト「その、パイロットなんだけど…」

ピンポーン

ローラ「ん?は~い!ローラだよ~!」

ケンスケ「おはようございます!今日は、葛城三佐にお願いにあがりました!自分を、自分をエヴァンゲリオン参号機のパイロットにしてください!」

ミサト「へ?」


127: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 00:21:20.76 ID:Z4OpMX6K0
ローラ「まつしろで事故???うっそ~た~いへん!ミサトさんたちは大丈夫かな~?」

レイ「まだ連絡取れない」

ローラ「え~うっそ~~どうしよ~!」

アスカ「何グジグジ言ってんのよ!今私らが心配したって、何にもならないでしょう!?」

ローラ「でも~~~」

レイ「今は碇司令が、直接指揮を執っているわ」

ローラ「パパが~?」


128: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 00:23:14.18 ID:Z4OpMX6K0
シゲル「目標接近!」

マコト「全機、地上戦用意!」

ローラ「え~っ?使徒~~?これが使徒なの~~~??」

ゲンドウ「そうだ。目標だ」

ローラ「え~~これはエヴァだよ~!!」

アスカ「そんな、使徒に乗っ取られるなんて…」

ローラ「あ!もしかして~誰か乗ってる??」

アスカ「あんたまだ知らないの!?参号機にはね…」

ローラ「アスカちゃん?」

アスカ「きゃあぁぁぁ!」

ローラ「え~~~?????」

マコト「エヴァ弐号機完全に沈黙!」

マヤ「パイロットは脱出、回収班向かいます」


129: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 00:24:49.02 ID:Z4OpMX6K0
シゲル「目標移動、零号機へ」

ゲンドウ「レイ、近接戦闘は避け、目標を足止めしろ。今初号機をまわす」

レイ「了解。乗っているのは、彼…」

レイ「きゃっ!」

マヤ「零号機、左腕に使徒侵入!神経節が侵されて行きます!」

ゲンドウ「左腕部切断。急げ!」

マヤ「しかし、神経接続を解除しないと!」

ゲンドウ「切断だ」

マヤ「はい…」

レイ「ひっ!」

マヤ「零号機中破、パイロットは負傷」

ローラ「え~うっそ~!」

ゲンドウ「目標は進行中だ。後20(フタマル)で接触する。おまえが倒せ」

ローラ「え~ほんとに~?でもアスカちゃんもレイちゃんもダメになっちゃったし~

わたしがんばる~!!!GO!!GO!!!!!ƪ(Ơ̴̴̴̴̴̴͡.̮Ơ̴̴͡)ʃ」


130: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 00:30:38.98 ID:Z4OpMX6K0
ミサト「ローラ…?」

ローラ「ミサトさん!無事だったんだ~!」

ミサト「あたしはね…ごめんなさい、あたしあなたに大事なこと伝えなきゃいけなかったのに、こんなことに…」

ローラ「え~なに~??」

ミサト「ローラ、ごめんね、ごめんね…」

マヤ「エントリープラグ回収班より連絡。パイロットの生存を確認」

ローラ「おお~生きてた!?よかった~♪」

男「了解。変形部はレーザーで切断。L.C.L.の変質サンプルは最優先で…」

ミサト「あの参号機のパイロットは…フォースチルドレンは…」

女「付着している生体部品は破棄処分、熱処理を準備!」

ローラ「あれ???トウジ~~~~?????

うわぁあああああああああ!ごめ~~~~ん!!!大丈夫だった~!?!?

トウジが乗ってたなんてぜ~んぜんわかんなかった!!!!うふふ!」


132: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 00:44:11.51 ID:Z4OpMX6K0
ローラ「アスカは~??」

ミサト「来ないわよ。よろしく、とも言ってなかったわ。」

ローラ「は~い、じゃぁアスカちゃんによろしく~って言っといてね~!」

ミサト「そうやって愛想ばかりついてると、これから先辛いわよ。」

ローラ「え~?どうゆうこと~??」

ミサト「分かってると思うけど、これから先、あなたの行動にはかなりの制限がつくから。」

ローラ「オッケ~♪ツイッターは??(^o^)」

ミサト「…オッケーよ。」

ローラ「ミサトさん、どうしてフォースチルドレンがトウジだったの~??」

ミサト「第4次選抜候補者は、全てあなたのクラスメートだったのよ。私も最近知ったわ。全て、仕組まれていたことだったの。」

ローラ「クラスのみんな…誰だっけ~?忘れちゃった~!うふふ!」

ミサト「鈴原君のことは、いくら言葉で謝っても取り消されるミスではないわ。

でもローラ、正直私は、あなたに自分の夢、願い、目的を重ねていたわ。それがあなたの重荷になってるのも知ってる。

でも私たちは、ネルフのみんなは、あなたに未来を託すしかなかったのよ。それだけは、覚えておいてね。」

ローラ「ふ~ん、なるほど~!」

ミサト「…本部までのパスコードとあなたの部屋はそのままにしておくから。」

ローラ「え~片付けてていいよ~!あ~でも色々見られたくないかも!ん~どうしよっかなぁ~(>_<)でもねーわたしもうエヴァには乗らないの!飽きちゃった!うふふ!」

ミサト「積極的に話をしている…変わらないわね、いつもと…」


134: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 01:03:05.42 ID:Z4OpMX6K0
ローラ「加持さん、こんなところで何やってるの~??」

加持「それはこっちのせりふだよ。何やってるんだ、ローラは。」

ローラ「わたしはもうエヴァには乗らないの~o((^∀^))o」

加持「そうか…アルバイトが公になったんでね。戦闘配置に俺の居場所はなくなったんだ。以来ここで水を撒いてる。」

ローラ「こんな時に~~?使徒来てるしあぶないよ~!」

加持「こんな時だからだよ。葛城の胸の中もいいが、やはり死ぬ時はここにいたいからね。」

ローラ「え~うっそ~死ぬ~??」

加持「そうだ。使徒がここの地下に眠るアダムと接触すれば、人は全て滅びるといわれている。サードインパクトで。

それを止められるのは、使徒と同じ力を持つエヴァンゲリオンだけだ。」

ローラ「レイちゃんだ!え~あぶな~い!」

加持「シンジ君、俺はここで水を撒くことしかできない。だが、君には君にしかできない、君にならできることがあるはずだ。

誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか。ま、後悔のないようにな。」

ローラ「オッケ~♪」


135: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 01:03:37.67 ID:Z4OpMX6K0
ゲンドウ「続けろ。もう一度108(ヒトマルハチ)からやり直せ。」

ローラ「パパ~!ローラだよo((^∀^))o初号機に乗せて~♪」

ゲンドウ「なぜここにいる。」

ローラ「え~と、なんでかって言うと~、う~んと、忘れちゃった~!うふふ!」


163: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 22:41:53.15 ID:Z4OpMX6K0
シゲル「目標は、メインシャフトに侵入、降下中です!」

ミサト「目的地は!?」

マコト「そのまま、セントラルドグマへ直進しています!」

ミサト「ここに来るわ…総員待避!急いで!」

マコト「総員待避!繰り返す、総員待避!」



ミサト「エヴァ初号機!?…ローラ?」

ローラ「ふわああああああああああああああああああ!ふわふわ~!!!」

ミサト「5番射出、急いで!」

ローラ「なにこれ~~~ちょ~~たのしい!!!うふふ!…あれ?あれれ~??エネルギー切れちゃった??うふふ!」

マヤ「初号機、活動限界です!予備も動きません!」

ミサト「ローラ…!」


164: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 22:48:13.57 ID:Z4OpMX6K0
ローラ「あれ?動け~!動け、動け!動け~!!今動かなきゃ、だめだよ~う!!!ぷいんぷいん!」

ミサト「あれは…」

ローラ「動け~動け~動け~!!!動け~動け~動け~あ~もう~~~~動いてよ!

今動かなきゃ、みんな死んじゃうよ~~~!!!!!死ぬのは怖いよ~~~!!!

だから、動いてよ~~~~~!!!!!!くるくるくるƪ(•̃͡ε•̃͡)∫ƪ(•̃͡ε•̃͡)∫ƪ(•̃͡ε•̃͡)∫」



マヤ「エ、エヴァ、再起動…」

ミサト「すごい…」

マヤ「まさか…信じられません、初号機のシンクロ率が400%を超えています!」

リツコ「やはり目覚めたのね、彼女が。」



加持「初号機の覚醒と開放。ゼーレが黙っちゃいませんな。」

加持「これもシナリオの内ですか?碇司令。」

冬月「始まったな。」

ゲンドウ「ああ、全てはこれからだ。」


166: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 22:57:37.88 ID:Z4OpMX6K0
ローラ「あれ~?なにこれどこ~??エントリープラグ?なにこれ~よくわかんな~い!」



ローラ「あ~、レイちゃんだ~!」

レイ「サビシイって何?」

ローラ「ん~、サビシイっていうのは~、パパとかママに会えないことかな~?」

レイ「シアワセって何?」

ローラ「それはね~、毎日ハッピッピーでいい感じ!ってこと!うふふ!」

レイ「優しくしてくれる?他の人が。」

ローラ「うん、み~んな優しいよ~!o((^∀^))o」

レイ「どうして?」

ローラ「え~どうしてだろう、う~ん、わかんな~い!うふふ!」

レイ「もうエヴァには乗らないんじゃないの?」

ローラ「そう思ったけど~やっぱり乗ったらみ~んなハッピーかな~って思ったから乗ったの!」

レイ「乗って?」

ローラ「使徒とかたくさんいるから~GO!GO!ってやっつけちゃうの!」

レイ「戦って?」

ローラ「使徒がきゃ~ってなって~、そしたら地球はいい感じ~!ってなるよ!うふふ!」


167: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 23:24:00.12 ID:Z4OpMX6K0
(ミサト「がんばってね」)

(リツコ「がんばってね」)

(アスカ「なにやってんの、ちゃんとしなさいよ」)

(トウジ「がんばれや~!」)

(ケンスケ「がんばれよ!」)

(ゲンドウ「よくやったな、ローラ」)

ローラ「ミサトさんも、リツコさんも、アスカちゃんも、トウジも、ケンスケも、パパも、誉めてくれるんだよ~!うふふ!」

(ミサト「がんばってね」)

ローラ「うん!!!たこやき100個分くらいがんばるっち~~~٩(⚙ȏ⚙)۶ ⚡!!!!!!」



オペレータ「全探査針、打ち込み終了。」

オペレータ「電磁波形、ゼロマイナス3で固定されています。」

マヤ「自我境界パルス、接続完了。」

リツコ「了解、サルベージ、スタート。」

マコト「了解、第1信号を送ります。」

シゲル「エヴァ、信号を受信。拒絶反応無し。」

マヤ「続けて、第2、第3信号送信開始。」

オペレータ「対象カテクシス異常無し。」

オペレータ「デストルドー、認められません。」

リツコ「了解、対象をステージ2へ移行。」

ミサト「…ローラ!」


169: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 23:33:02.35 ID:Z4OpMX6K0
 

ローラ「ん~??なんか匂いがする~~~たこやき~??あっ!おこのみやき~??

それともフルーツかな~??ベリーって感じ!あっ!分かった!ママの匂い~!!うふふ!!!」



ゲンドウ「セカンドインパクトの後に生きていくのか、この子は。この地獄に。」

ユイ「あら、生きていこうと思えば、どこだって天国になるわよ。だって、生きているんですもの。幸せになるチャンスは、どこにでもあるわ。」

ゲンドウ「そうか…そうだったな。」

(ローラ「ママ~ …」 )

ユイ「決めてくれた?」

ゲンドウ「男だったらリョウ、女だったらローラと名づける。」

ユイ「リョウ…ローラ…ウフフフッ」


170: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/13(金) 23:56:29.77 ID:Z4OpMX6K0
ミサト「久しぶりに3人揃ったってのに、ギスギスしてるわねぇ~…」

アスカ「ごちそうさま。」

プルルルル

ミサト「アスカ!」

アスカ「嫌よ、どうせ加持さんからミサト宛てのTELでしょ?ミサトが出なさいよ。」

ミサト「…それはないわ。」

ローラ「わたしが出るね~(^o^)」

アスカ「あら、無敵のローラ様にそのような雑務を。申し訳ないですわねぇ~。」

ローラ「もしも~し!ローラだよ~」

アスカ「何よ、すまし面しちゃってさ…」

ローラ「アスカちゃん、なんか変な人が変な言葉しゃべってる~~~!」

アスカ「…ママからだわ。貸しなさいよ!」

ローラ「すご~いすご~い!ペラペラ~!!!」

アスカ「ま、いつものコミュニケーションってやつ。」

ローラ「仲良しなんだね!うふふ!」

アスカ「まぁ上っ面はね。表層的なものよ。本当の母親じゃないし、でも嫌いって訳じゃないのよ、ちょっと苦手なだけ…なんであんたにこんな事話さなきゃなんないのよ!」

ローラ「え~もっと話してもだいじょ~ぶだよ~!!」

アスカ「へん、あんたなんかに同情されたら、この私もおしまいだわ!」


172: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 00:16:10.62 ID:QAT8xbOc0
マヤ「心理グラフが乱れています、精神汚染が始まります!」

リツコ「使徒が心理攻撃…まさか、使徒に人の心が理解できるの?」

アスカ「こんちくしょーっ!」

オペレータ「陽電子消滅。」

シゲル「だめです、射程距離外です!弐号機、ライフル残弾ゼロ!」

ミサト「光線の分析は?」

マコト「可視波長のエネルギー波です!A.T.フィールドに近いものですが、詳細は不明です!」

リツコ「アスカは?」

マヤ「危険です、精神汚染、Yに突入しました!」



ローラ「え~!アスカちゃんだいじょ~ぶ!?」

ゲンドウ「…」

ローラ「わたしが初号機で出るよ~~!o((^∀^))o」

冬月「いかん!目標はパイロットの精神を侵蝕するタイプだ!」

ゲンドウ「今、初号機を侵蝕される事態は、避けねばならん。」

ローラ「だ~いじょうぶ、わたしだったらやられないから♪♪」

ゲンドウ「その保証はない。」

ローラ「でも、このままじゃアスカちゃんがた~いへんなことになっちゃう!」

ゲンドウ「構わん。レイ、ドグマを降りて、槍を使え。」

冬月「ロンギヌスの槍をか!碇、それは…」

ゲンドウ「A.T.フィールドの届かぬ衛星軌道の目標を倒すには、それしかない。急げ!」

ミサト「しかし、アダムとエヴァの接触は、サードインパクトを引き起こす可能性が!あまりに危険です、碇司令、やめてください!」

ローラ「まって!わたしがやるから~!ちょっといい感じなことを思いついたの!うふふ!」

ゲンドウ「…」


173: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 00:18:37.78 ID:QAT8xbOc0
アスカ「いやあああああ!私の、私の中に入ってこないで!痛い!ひっ!

痛い!痛い!いやぁ!いやぁ~!!」



アスカ「ママーッ!ママッ!私、選ばれたの!人類を守る、エリートパイロットなのよ!世界一なのよ!

誰にも秘密なの!でも、ママにだけ教えるわね!いろんな人が親切にしてくれるわ。だから、寂しくなんかないの!

だから、パパがいなくっても大丈夫!さみしくなんかないわ!だから見て!私を見て!」

ローラ「アスカちゃ~ん!」

アスカ「ローラ!?」

ローラ「やっほ~ローラだよo((^∀^))o」

アスカ「嫌ぁ!何よ!」

ローラ「いまは~アスカちゃんの心の中にいるのです~!うふふ!アスカちゃんのこと、ローラはちゃ~んと見てるよ♪」

アスカ「嫌ぁ!私の心まで覗かないで!お願いだから、これ以上心を侵さないで!」

ローラ「うふふ~だ~いじょうぶだよ!わたしが助けてあげる!」

アスカ「ハァ!?ふざけないで!」


174: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 00:21:24.78 ID:QAT8xbOc0
ミサト「アスカ!」

マヤ「心理グラフ限界!」

リツコ「精神回路がズタズタにされている…これ以上の過負荷は危険過ぎるわ。」

ミサト「アスカ戻って!」





アスカ「イヤよ!あんたなんかに助けられたくない!」

ローラ「え~でも助けてあげる~!うふふ!」

アスカ「嫌、絶対に嫌!アンタなんかに助けられるんなら、ここで死んだ方がマシだわ!」

ローラ「死んじゃだめだよ~!アスカちゃんは、ローラのだ~いじなおともだちだから!」

アスカ「…ともだち?フン、偽善者ぶらないでよ」

ローラ「いいからいいから~!よ~し、たこやきパワー注入~~!!!」

アスカ「え?ええ?いやああああああああああ!!!!!!」

ローラ「うふふ!」


175: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 00:23:35.08 ID:QAT8xbOc0
マヤ「弐号機健在、グラフ正常位置。」

シゲル「機体回収は、2番ケイジへ。」

オペレータ「第67番ルートを使用してください。」

ミサト「アスカは?」

マコト「パイロットの生存は確認。汚染による防疫隔離は解除されています。」

ミサト「そう…」

ローラ「良かった~アスカちゃん!」

アスカ「うるさいわね、ちっとも良くないわよ!」

よりにもよって、アンタに助けられるなんて!アンタに助けられるなんて……ありがと。」

ローラ「うん!いい感じ~!」



冬月「たこやき…」

ゲンドウ「…」


194: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:00:12.96 ID:QAT8xbOc0
ローラ「今日はね~、リツコさんとミサトさんがネルフを案内してくれるんだって~!うふふ~!」

アスカ「ふ~ん、たのしそうだこと。ま、お子様向けでしょうけど」

ローラ「え~そんなことないよ~!ネルフの秘密だから絶対言わないでねって言われたからすごいよ~!あっ!言っちゃった!うふふ!」



リツコ「綾波レイの部屋よ。彼女の生まれ育ったところ。」

ローラ「え~!ここで生まれたの~??」

リツコ「そう、生まれたところよ。レイの深層心理を構成する光と水は、ここのイメージが強く残っているのね。」

ローラ「なるほど~ʕ̡̢̡ʘ̅͟͜͡ʘ̲̅ʔ̢̡̢」

ミサト「赤木博士、私はこれを見に来たわけじゃないのよ。」

リツコ「分かっているわ、ミサト…」

ローラ「次はどこかな~わくわく!」



ローラ「あれ~?エヴァ?」

リツコ「最初のね。失敗作よ。10年前に破棄されたわ。」

ローラ「え~失敗しちゃったの~?うふふ!」

リツコ「ただのゴミ捨て場よ。あなたのお母さんが消えたところでもあるわ。

覚えてないかもしれないけど、あなたも見ていたはずなのよ。お母さんが消える瞬間を。」

ローラ「ママが消える~?わ~お、マジック!!」

ミサト「リツコ!」

リツコ「…真実を見せてあげるわ。」


195: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:01:17.68 ID:QAT8xbOc0
ローラ「え~?レイちゃんがいっぱい!!!!わ~なにこれ~!!!」

ミサト「まさか、エヴァのダミープラグは!」

リツコ「そう、ダミーシステムのコアとなるもの。その生産工場よ。」

ミサト「これが!?」

ローラ「レイちゃんがぷくぷく~~ƪ(Ơ̴̴̴̴̴̴͡.̮Ơ̴̴͡)ʃ」

リツコ「ここにあるのはダミー。そしてレイのためのただのパーツに過ぎないわ。人は神様を拾ったので喜んで手に入れようとした。だから罰が当たった。それが15年前。

エヴァは、人間なのよ。本来魂のないエヴァには、人の魂が宿らせてあるもの。みんな、サルベージされたものなの。」

レイたち「ウフフフフ…」

ローラ「うふふ~!」


197: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:09:41.23 ID:QAT8xbOc0
カヲル「フンフンフンフンフン~♪歌はいいねぇ。」

ローラ「え~?」

カヲル「歌は心を潤してくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ。そう感じないか?ローラ。」

ローラ「わたしのこと知ってるの~??」

カヲル「知らないものはないさ。失礼だが、君は自分の立場をもう少しは知ったほうがいいと思うよ。」

ローラ「何の話してるかわかんないよ~~(●・̆⍛・̆●)あなたはだれ~~??」

カヲル「僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ、仕組まれた子供。フィフスチルドレンさ。」

ローラ「フィフスチルドレン?え~っと、誰だっけ??」

カヲル「カヲルでいいよ、ローラ。」

ローラ「オッケ~♪」


198: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:10:54.18 ID:QAT8xbOc0
マコト「フィフスチルドレンが、今到着したそうです。」

ミサト「渚カヲル。過去の経歴は抹消済み。レイと同じくね。」

マコト「ただ生年月日は、セカンドインパクトと同一日です。」

ミサト「委員会が直で送ってきた子供よ。必ず何かあるわ。」

マコト「マルドゥックの報告書も、フィフスの件は非公開となっています。それもあって、ちょいと諜報部のデータに割り込みました。」

ミサト「危ない事するわねぇ!」

マコト「フィフスのシンクロテスト、どうします?」

ミサト「今日のところは小細工をやめて、素直に彼の実力、見せてもらいましょ。」


200: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:17:52.44 ID:QAT8xbOc0
カヲル「やぁ、僕を待っててくれたのかい?」

ローラ「え~?あ~、誰だっけ~?忘れちゃった!うふふ!」

カヲル「カヲルだよ。今日は?」

ローラ「今日は試験があったの~でもぜ~んぜんできなかった~!\(^o^)/だからこれからバター買ってから帰るの~♪」

カヲル「帰る家、ホームがあるという事実は、幸せにつながる。良いことだよ。」

ローラ「うん、ほ~んとにそう思う~!」

カヲル「僕は君ともっと話がしたいな。いっしょに行っていいかい?」

ローラ「え~?どこに~?」

カヲル「シャワーだよ。これからなんだろ?」

ローラ「今日はシャワーじゃなくてアロマやりながら半身浴するんだ~♪」

カヲル「一緒じゃ、だめなのかい?」

ローラ「え~?なに~?きもちわる~い!うふふ!」


201: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:23:28.69 ID:QAT8xbOc0
カヲル「一時的接触を極端に避けるね、君は。恐いのかい?人と触れ合うのが。

他人を知らなければ裏切られることも互いに傷つくこともない。でも、さびしさを忘れることもないよ。

人間はさびしさを永久になくすことはできない。人は一人だからね。ただ忘れることができるから、人は生きていけるのさ。」

ローラ「ん~なんか難しくてわかんな~い!うふふ!」

カヲル「もう、帰るのかい?」

ローラ「うん、早く帰ってぐーすかぴーしなきゃ(๑′ᴗ‵๑)」

カヲル「常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる。ガラスのように繊細だね。特に君の心は。」

ローラ「わたしが~?」

カヲル「そう。コウイに値するよ。」

ローラ「コウイ~~?」

カヲル「好きって事さ。僕は君に逢うために生まれてきたのかもしれない。」

ローラ「え~?ナンパ~???こわい~!!早く帰らなきゃ!!!٩(⚙ȏ⚙)۶」

カヲル「ローラ…」


202: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:26:15.13 ID:QAT8xbOc0
ミサト「聞きたいことがあるの。」

リツコ「ここでの会話、録音されるわよ。」

ミサト「構わないわ。あの少年の、フィフスの正体は何?」

リツコ「おそらく、最後のシ者ね。」



カヲル「さあ行くよ、おいで、アダムの分身。そしてリリンのしもべ。」



マコト「エヴァ弐号機、起動!」

ミサト「そんなバカな!アスカは!?」

シゲル「303(サンマルサン)病室です。確認済みです。」

ミサト「じゃあいったい誰が…?」

マヤ「無人です、弐号機にエントリープラグは挿入されていません!」

ミサト「誰もいない?フィフスの少年ではないの?」

マコト「セントラルドグマに、A.T.フィールドの発生を確認!」

ミサト「弐号機?」

マコト「いえ、パターン青!間違いありません!使徒です!」

ミサト「何ですって?使徒…あの少年が?」


203: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:27:51.97 ID:QAT8xbOc0
ローラ「うっそ~!あの人使徒だったの~?え~!信じらんない~!!!びっくり~!!!あわわわ~」

ミサト「事実よ。受け止めなさい。出撃、いいわね。」

ローラ「は~い、オッケ~!」





オペレータ「初号機、第4層に到達、目標と接触します。」

ローラ「あ~いたいた!」

カヲル「待っていたよ、ローラ。」

ローラ「あ~、え~っと、カヲルくんだっけ~?」

カヲル「エヴァシリーズ。アダムより生まれし人間にとって忌むべき存在。それを利用してまで生き延びようとするリリン。僕にはわからないよ。」

ローラ「え~カヲルくんが使徒ってほんとだったの~?」

カヲル「エヴァは僕と同じ体でできている。僕もアダムより生まれしものだからね。魂さえなければ同化できるさ。この弐号機の魂は、今自ら閉じこもっているから。」

ローラ「あ!それってA.T.フィールド~??(^o^)」

カヲル「そう、君たちリリンはそう呼んでるね。なんぴとにも侵されざる聖なる領域、心の光。リリンもわかっているんだろ?A.T.フィールドは誰もが持っている心の壁だということを。」

ローラ「う~ん、よくわかんな~い!うふふ!」


204: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:28:46.37 ID:QAT8xbOc0
オペレータ「エヴァ両機、最下層に到達。」

オペレータ「目標、ターミナルドグマまで、後20。」

ミサト「初号機の信号が消えて、もう一度変化があったときは…」

マコト「分かってます。その時はここを自爆させるんですね。サードインパクトが起こされるよりはマシですから。」

カヲル「人の宿命(さだめ)か…人の希望は悲しみに綴られているね…」



マコト「これまでにない強力なA.T.フィールドです!」

シゲル「光波、電磁波、粒子も遮断しています!何もモニターできません!」

ミサト「まさに結界か…」

マヤ「目標およびエヴァ弐号機、初号機共にロスト、パイロットとの連絡も取れません!

シゲル「ターミナルドグマの結界周辺に先と同等のA.T.フィールドが発生。」

マヤ「結界の中へ侵入していきます!」

ミサト「まさか、新たな使徒?」

シゲル「だめです、確認できません!あ、いえ、消失しました!」

ミサト「消えた!?使徒が?」


206: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:35:17.55 ID:QAT8xbOc0
カヲル「アダム…われらの母たる存在…アダムより生まれしものはアダムに還らねばならないのか?人を滅ぼしてまで…

違う…これは…リリス!そうか、そういうことかリリン!

ありがとう、ローラ。弐号機は君に止めておいてもらいたかったんだ。そうしなければ彼女と生き続けたかもしれないからね。」

ローラ「ん~??ぷいぷい~~~(ლ ^ิ౪^ิ)ლ」

カヲル「僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね。だが、このまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。

自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。」

ローラ「え~?むずかしくてぜ~んぜんわかんない!o(>_<)oもっと簡単に言って~!」

カヲル「遺言だよ。」

ローラ「ゆいごん?あ~!なるほど~!」

カヲル「さあ、僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる。滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。

そして、君は死すべき存在ではない。」

ローラ「うっそ~ほんと~??」

カヲル「君たちには未来が必要だ。ありがとう。君に逢えて、嬉しかったよ。」

ローラ「あ~!消えちゃった~!え~!どうしよ~!!!え~っと、カヲルくんだったっけ~??変な名前~!うふふ!!!」


209: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:56:17.33 ID:QAT8xbOc0
ローラ「ミサトさ~んどうしよう!カヲルくんがいなくなっちゃった~!!わたし何かしたかな~?。・°°・(>_<)・°°・。」

ミサト「彼は死を望んだ。生きる意志を放棄して見せ掛けだけの希望にすがったのよ。ローラは悪くないわ。」

ローラ「あっそうだったの~~??そっか~!ゆいごん言ってたよ~!!えっとね~、う~んと、忘れちゃった!うふふ!」


210: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/14(土) 23:56:50.50 ID:QAT8xbOc0
ミサト「私たちはみんな同じなのよ。」

リツコ「心がどこか欠けているの。」

アスカ「それが恐いの。」

レイ「不安なの。」

ミサト「だから、今、一つになろうとしている。」

アスカ「互いに埋め合おうとしている。」

レイ「それが、補完計画。」

冬月「人は、群れていなければ生きられない。」

ゲンドウ「人は一人で生きていけない。」

リツコ「自分は一人しかいないのに。」

加持「だから辛いんだな。」

アスカ「だからさみしいのよ。」

ミサト「だから、心を、体を重ねたいの。」

レイ「一つになりたいのね。」

冬月「人は、脆く、弱いものでできている。」

リツコ「心も体も、脆くて弱いものでできている。」

ゲンドウ「だから、お互いに補完し合わねばならない。」

ゲンドウ「そうしなければ生きていけないからだ。」

ローラ「え?なに?なにこれ~????」


211: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/15(日) 00:01:08.16 ID:QAT8xbOc0
レイ「なぜ、生きてるの?」

アスカ「それを知りたくて、生きてるのかな?」

レイ「誰のために生きてるの?」

アスカ「もちろん、私のためよ。」

ローラ「ん~、わかんな~い!うふふ!」

レイ「生きていて嬉しい?」

ローラ「たのしいよ~~o((^∀^))o」

レイ「生きていて嬉しい?」

アスカ「嬉しいに決まってるわよ。」

レイ「生きていて嬉しい?」

ミサト「楽しいことしか、したくないの。」

ローラ「なんでなんで~???」





加持「さみしいのは、嫌いかい?」

ローラ「きら~い!でもね~、いつも犬と猫と一緒に住んでるからさみしくないの~!」

加持「辛いのは、嫌いかい?」

ミサト「好きじゃないわ。」

加持「だから逃げるのか?」

ミサト「そうよ。嫌なことから逃げ出して、何が悪いって言うのよ!」

ローラ「べつにぜ~んぜんオッケ~だよ~!\(^o^)/」


212: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/15(日) 00:09:06.20 ID:jU0PoUA60
ローラ「ここどこ~?何にも無いしだれもいな~い!」

ローラ「じゆうのせかい~!」

ローラ「じゆう?」

ローラ「だれにもじゃまされない、じゆうの世界だよ~!うふふ!」

ローラ「これがじゆう?」

ローラ「そ。自由の世界。」

ローラ「すご~い!ぷかぷか~!」

レイ「その代わりに、何もない。」

ローラ「う~ん、そうだね~」

ミサト「あなたが考えない限り。」

ローラ「え~、どうしたらいいか分かんな~い!」

レイ「不安なのね。」

アスカ「自分のイメージがないのね。」

ローラ「ぷいんぷい~んლ(ʘ▽ʘ)ლ」

ミサト「何もつかめない世界。」

加持「君の好きにしていい世界。」

ミサト「けど、あなたは不安なのね。」

冬月「どうしたらいいのか、分からないのかね?」

ローラ「どうしたらいいの~?」

ゲンドウ「不自由をやろう。」

アスカ「ほら、これで天地ができたわ。」

レイ「でもこれで、自由が一つ、消えた。」

ミサト「あなたは地に立たなければならない。」

加持「だが、君は安心する。」

マコト「自分の心が少し楽になったから。」

シゲル「そして、歩いていく。」

マヤ「それは、あなたの意志。」

ローラ「わたしの意志~?」


213: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/15(日) 00:10:11.07 ID:jU0PoUA60
リツコ「世界に地が存在するのは、あなたの周りの世界。」

トウジ「せやけど、おまえは自由に動けるんや。」

ケンスケ「その気になれば世界の位置を変える事もできるさ。」

ヒカリ「そして、世界の位置も常に同じところではないの。」

加持「時の流れとともに、変わっていくものさ。」

冬月「君自身も変わる事ができる。」

ゲンドウ「おまえをかたどっているのは、おまえ自身の心と、その周りの世界だからな。」

リツコ「だって、これはあなたの世界ですもの。」

ミサト「あなたが捉えている、現実の形なのよ。」

ローラ「え~なんか変なかんじ~!うふふ!」

ユイ「ここには、あなたしかいないからよ。」

ローラ「わたししかいないから~?」

ユイ「自分以外の存在がないと、あなたは自分の形が分からないから。」

ローラ「え~??」

ミサト「そう。他の人の形を見る事で、自分の形を知っている。」

アスカ「他の人との壁を見る事で、自分の形をイメージしている。」

レイ「あなたは、他の人がいないと自分が見えないの。」

ローラ「よくわかんな~い!!!o(>_<)o」

ミサト「他人との違いを認識する事で、自分をかたどっているのね。」

レイ「一番最初の他人は、母親。」

アスカ「母親は、あなたとは違う人間なのよ。」

ローラ「おもしろ~い!わたしとママが一緒だったらた~いへんだよ~!!うふふ!」

ミサト「そうよ。ローラ。」

アスカ「やっと分かったの?」


214: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/15(日) 00:11:19.11 ID:jU0PoUA60
アスカ「ローラ!ようやくお目覚めね、ローラ。」

ローラ「な~んだ、アスカちゃん~!」

アスカ「なんだとは何よ、こうして毎朝遅刻しないように、起こしに来てやってるのに、それが幼なじみにささげる感謝の言葉ぁ?」

ローラ「うん、ありがと~!o((^∀^))oもうちょっと寝るっち~~」

アスカ「何甘えてんの!もぉ、さっさと起きなさいよ!」



ユイ「ローラったら、せっかくアスカちゃんが迎えに来てくれているのに、仕様のない子ね。」

ゲンドウ「ああ。」

ユイ「あなたも、新聞ばかり読んでないで、さっさと支度してください!」

ゲンドウ「ああ。」

ユイ「もう、いい年してローラと変わんないんだから…」

ゲンドウ「君の支度はいいのか?」

ユイ「はいいつでも!もう、会議に遅れて冬月先生に文句いわれるの、私なんですよ。」

ゲンドウ「君はもてるからな。」

ユイ「バカ言ってないで、さっさと着替えてください!」

ゲンドウ「ああ、分かってるよ、ユイ。」


215: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/15(日) 00:20:56.14 ID:jU0PoUA60
アスカ「ほぉら、さっさとしなさいよぉ!」

ローラ「分かってるよ、ちょっとうるさ~い!」

アスカ「何ですってぇ?じゃあおば様、行ってきまーす!」

ローラ「いってきまんぼ~う∧( 'Θ' )∧」

ユイ「はい、行ってらっしゃい。

ほら、もう!あなた!いつまで読んでいるんですか!」

ゲンドウ「ああ、分かってるよ、ユイ。」





ヒカリ「起立!礼!」

ミサト「喜べ皆の衆!弁当の時間だ!」

レイ「ローラちゃん、一緒に食べよ♪」

ローラ「オッケ~♪アスカちゃんも呼んでくる~!」

レイ「あ~、ちょっと購買でやきそばパン買ってくるから~!」

ローラ「は~い!」

アスカ「レイは?」

ローラ「やきそばパン買いに行ったよ~~!」

アスカ「ふ~ん。さ~て、今日のお弁当は~??」

レイ「ただいま!」

ローラ「おかえり~早かったね!」

レイ「聞いてよ~!今日やきそばパン売り切れててさ~、代わりにチャーシューまん買って来た!」

アスカ「え~それ美味しそう、ちょっと交換してよ!」

レイ「嫌よ~!なんかアスカのお弁当最近茶色いし~?料理してるんだっけ~?絆創膏いっぱい貼ってるのバレバレよ!」

アスカ「うるさいわね~!この私にかかればど~んな料理だって…」

ローラ「あ~~!そうそう~~~!!!」

レイ「なに?うるさいわよローラ」


216: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/15(日) 00:21:23.97 ID:jU0PoUA60
ローラ「今日ね~変な夢みたの~うふふ!」

アスカ「あんたの夢の話なんて聞いてないわよ!」

ローラ「うふふ~!あのね~、わたしとアスカちゃんとレイちゃんで、エヴァっていうロボットみたいなのに乗ってどんどん敵を倒すの~!」

レイ「ローラってそんな趣味あったっけ?少年マンガでも読むの?」

ローラ「読まないよ~!でもね~すご~いリアルでびっくり~ってかんじだった!うふふ!」

アスカ「ふ~ん、もちろんあたしが一番多く敵を倒すのよね?」

ローラ「え~どうだったっけ~?忘れちゃった~!うふふ!」

アスカ「何よ!肝心なとこでしょ~!」

レイ「でもおもしろそうね、その夢」

ローラ「でしょでしょ~♪最後はね、み~んなオレンジジュースになって消えちゃったの!うふふ!」

アスカ「変なの。ローラ、早くお弁当食べれば?」

ローラ「オッケ~♪今日のお弁当は何かな~??きゃ~~!!!!!」

レイ「なに?」


217: ◆3XI3XE1fi2 2012/04/15(日) 00:38:00.06 ID:jU0PoUA60
ローラ「たこやき10個入ってる~~~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」

一同「ワァー!ブラボーッ!」

ミサト「おめでとう!」

アスカ「おめでとう!」

レイ「おめでとう」

リツコ「おめでとう!」

加持「おめでとう!」

ヒカリ「おめでとう!」

ケンスケ「めでたいなぁ!」

トウジ「おめでとさん!」

ペンペン「クックックワァクッ!」

マコト「おめでとう!」

シゲル「おめでとう!」

マヤ「おめでとう!」

冬月「おめでとう」

碇ゲンドウ&ユイ「おめでとう」

ローラ「うふふ!お~わり!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/」



読んでくれてありがと~~~~~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆