15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 00:53:03.94 ID:M5RA1HqbO
P「う……もう朝か……
……やばい、遅刻ギリギリだ」
やよい「あっ、……おはようございます、プロデューサー」ニコッ
P「おはよう、やよい……やよい?」
やよい「朝ごはん、できてますよ。
顔洗ってきてくださいね」
P「いや……いや、ちょっと待て」
やよい「?」
P「……なんでやよいが俺の部屋にいるんだ?」
……やばい、遅刻ギリギリだ」
やよい「あっ、……おはようございます、プロデューサー」ニコッ
P「おはよう、やよい……やよい?」
やよい「朝ごはん、できてますよ。
顔洗ってきてくださいね」
P「いや……いや、ちょっと待て」
やよい「?」
P「……なんでやよいが俺の部屋にいるんだ?」
引用元: ・P「朝起きたらやよいが朝食を作ってた」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 00:57:32.27 ID:M5RA1HqbO
やよい「……プロデューサー、昨日のことどこまで覚えてますか?」
P「昨日、のこと……昨日……」
やよい「えーっとぉ、……あ、冷めちゃうんで、今は先に朝ごはんにしましょうよー」
P「あ、あぁ……
……昨日……昨日……」ブツブツ
やよい「……」
P「昨日、のこと……昨日……」
やよい「えーっとぉ、……あ、冷めちゃうんで、今は先に朝ごはんにしましょうよー」
P「あ、あぁ……
……昨日……昨日……」ブツブツ
やよい「……」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:03:24.57 ID:M5RA1HqbO
やよい「お口に合いますかぁ……?」
P「うん……うまいよ。ありがとな」
やよい「うっうー! よかったです!」
P「……すまん、どうしても思い出せないんだ、昨日のこと。
確か社長とたるき亭で呑んでたのは覚えてるんだが……」
P「うん……うまいよ。ありがとな」
やよい「うっうー! よかったです!」
P「……すまん、どうしても思い出せないんだ、昨日のこと。
確か社長とたるき亭で呑んでたのは覚えてるんだが……」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:07:21.54 ID:M5RA1HqbO
やよい「プロデューサーさん」
P「は、はい」
やよい「――――遅刻しちゃいますから、ちょっとだけ、急がないとですよ?」
P「そっ、そうだった!」ガツガツ
P「は、はい」
やよい「――――遅刻しちゃいますから、ちょっとだけ、急がないとですよ?」
P「そっ、そうだった!」ガツガツ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:09:24.26 ID:M5RA1HqbO
やよい「ふふっ。わたし、先に洗い物しときますね」
P「あ、あぁ。すまん」
やよい「いえいえー」パタパタ…
P「……やよいはいい子だなぁ」
P「いやいやいやいや、おかしいおかしいおかしい」
P「あ、あぁ。すまん」
やよい「いえいえー」パタパタ…
P「……やよいはいい子だなぁ」
P「いやいやいやいや、おかしいおかしいおかしい」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:12:29.22 ID:M5RA1HqbO
P「お、俺も手伝うよ」カチャカチャ
やよい「あ、じゃあお願いしますー」ザザーッ
P「……」キュッキュッ
やよい「……」ザザーッ
P「……」ゴシゴシ
やよい「……」フキフキ
P(ま……まさか……な……?)
やよい「あ、じゃあお願いしますー」ザザーッ
P「……」キュッキュッ
やよい「……」ザザーッ
P「……」ゴシゴシ
やよい「……」フキフキ
P(ま……まさか……な……?)
31: プロデューサーさんじゃなくて「プロデューサー」だっけ? 2012/01/08(日) 01:18:12.84 ID:M5RA1HqbO
やよい「……ふたりだと」
P「はいっ?」ビクッ
やよい「ふたりだと、あっという間ですねー」
P「そ、そうだな。
ふたりで皿洗ったのなんか、昔やってたバイトの時以来だ」
やよい「へぇー! プロデューサーって、バイトしてたんですね」
P「学生の頃はな」
P「はいっ?」ビクッ
やよい「ふたりだと、あっという間ですねー」
P「そ、そうだな。
ふたりで皿洗ったのなんか、昔やってたバイトの時以来だ」
やよい「へぇー! プロデューサーって、バイトしてたんですね」
P「学生の頃はな」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:23:56.74 ID:M5RA1HqbO
やよい「そっかー、バイトしてたのかぁ……」
P「な、なんだ? そんなに変か?」
やよい「いえー、違いますよぉ。
プロデューサーがバイトしてたって知ってるの、わたしだけかなーって」
P「な、なんだ? そんなに変か?」
やよい「いえー、違いますよぉ。
プロデューサーがバイトしてたって知ってるの、わたしだけかなーって」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:26:58.18 ID:M5RA1HqbO
P「うーん……そう言えばそうだったかもしれん」
やよい「……うれしいなぁ。
わたしだけかぁ」ニコニコ
P「お、おう」
P(やっぱりおかしいやっぱりおかしいやっぱりおかしい)
やよい「……うれしいなぁ。
わたしだけかぁ」ニコニコ
P「お、おう」
P(やっぱりおかしいやっぱりおかしいやっぱりおかしい)
37: >>33 ありがとう 2012/01/08(日) 01:29:34.92 ID:M5RA1HqbO
やよい「あっ、プロデューサー!」
P「はいっ!」ビクビクッ
やよい「……」
P「……」
やよい「……急ぎましょっか」
P「そ、そうだな」
P「はいっ!」ビクビクッ
やよい「……」
P「……」
やよい「……急ぎましょっか」
P「そ、そうだな」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:33:53.91 ID:M5RA1HqbO
P(結局、当たり障りの無い話だけして出社して来たが……)
やよい「うっうー! おはようございますーっ」
伊織「あら、朝から上機嫌じゃないの」
春香「おはよう、やよいちゃん。
プロデューサーさんと一緒だったの?」
やよい「えっとぉ……」チラッ
P(なぜこっちをチラ見した)
やよい「うっうー! おはようございますーっ」
伊織「あら、朝から上機嫌じゃないの」
春香「おはよう、やよいちゃん。
プロデューサーさんと一緒だったの?」
やよい「えっとぉ……」チラッ
P(なぜこっちをチラ見した)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:37:46.09 ID:M5RA1HqbO
やよい「――――さっき、階段のところで一緒になったんですよねー。
ね? プロデューサー」ニコッ
P「あ、あぁ、そうだな」
伊織「朝からプロデューサーの顔見てテンション上がるなんて、
やよいらしいわね、ほんと」
やよい「えへへー」
P(……なんでやよいに気を使われたみたいになってんだ?)
ね? プロデューサー」ニコッ
P「あ、あぁ、そうだな」
伊織「朝からプロデューサーの顔見てテンション上がるなんて、
やよいらしいわね、ほんと」
やよい「えへへー」
P(……なんでやよいに気を使われたみたいになってんだ?)
45: >>42 大目にみてくれ 2012/01/08(日) 01:43:41.03 ID:M5RA1HqbO
P(一体何があったのか、社長に聞いてみるか……
でもそれは同時に地雷っぽい気もする……どうしよう……)
やよい「……あの、プロデューサー」コソッ
P「う、ん?」
やよい「別に、気にしないでいいですよ?
いつも通りで……」ニコッ
P(そう言われると余計に気になるうううううっうー)
でもそれは同時に地雷っぽい気もする……どうしよう……)
やよい「……あの、プロデューサー」コソッ
P「う、ん?」
やよい「別に、気にしないでいいですよ?
いつも通りで……」ニコッ
P(そう言われると余計に気になるうううううっうー)
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:49:41.31 ID:M5RA1HqbO
P(やよいは撮影に行った。
俺は今日はほとんど事務職か電話で打ち合わせだから、
付いていくことは出来ない。
そして今は俺一人……)
ガタンッ
P「俺はやっ、やっ、やっちまったのかっ!?
あの、アイドルとは言えほとんど子供の、いや、あのいたいけなやよいとっ!?」
俺は今日はほとんど事務職か電話で打ち合わせだから、
付いていくことは出来ない。
そして今は俺一人……)
ガタンッ
P「俺はやっ、やっ、やっちまったのかっ!?
あの、アイドルとは言えほとんど子供の、いや、あのいたいけなやよいとっ!?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:51:47.01 ID:M5RA1HqbO
やよい『いつも通りで……』ニコッ
P(……でも、あの大人びた笑顔……気遣い……)ホワホワ
P「ってちっがーうっ!!
そう言う問題じゃねぇ!!
……うっ、あの笑顔を思い出すと、なんかとてつもない罪悪感がっ……」
P(……でも、あの大人びた笑顔……気遣い……)ホワホワ
P「ってちっがーうっ!!
そう言う問題じゃねぇ!!
……うっ、あの笑顔を思い出すと、なんかとてつもない罪悪感がっ……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 01:55:09.41 ID:M5RA1HqbO
P「ダメだ、とてもじゃないが仕事にならん……
社長に確認してみよう……」ピッピッピッ
Prrrrr、Prrrrr、Prrrrr、……
社長「やぁ、もしもし。昨日はずいぶん呑んでたが、大丈夫かね?」
P(そんなに呑んでたのか俺っ……)
社長に確認してみよう……」ピッピッピッ
Prrrrr、Prrrrr、Prrrrr、……
社長「やぁ、もしもし。昨日はずいぶん呑んでたが、大丈夫かね?」
P(そんなに呑んでたのか俺っ……)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:00:11.56 ID:M5RA1HqbO
P「あ、あの社長、ひとつ確認したいことが……」
社長『なんだね?』
P「昨日……やよいがいつから一緒にいたか、覚えてますか……?」
社長『あぁ、そのことか。
……覚えていないのかね?』
社長『なんだね?』
P「昨日……やよいがいつから一緒にいたか、覚えてますか……?」
社長『あぁ、そのことか。
……覚えていないのかね?』
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:02:12.13 ID:M5RA1HqbO
P「いえっ! 大筋は覚えておりますっ!
ただ、細かい所が曖昧だったもので……ははは……」
社長『ふむ。
君がだいぶ出来上がってきた頃に、律子くんがたるき亭に来てな……』
P(律子が……はっ!
なんとなく、うすらぼんやりと思い出してきたぞ……)
ただ、細かい所が曖昧だったもので……ははは……」
社長『ふむ。
君がだいぶ出来上がってきた頃に、律子くんがたるき亭に来てな……』
P(律子が……はっ!
なんとなく、うすらぼんやりと思い出してきたぞ……)
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:07:08.44 ID:M5RA1HqbO
律子『遅れてしまってすみません』
社長『ずいぶん長引いたようだね。
収録は上手くいったかね?』
律子『はい、それは大丈夫なんですが……やよいが終電をのがしてしまって』
やよい『すみません……』
社長『それはいけないな。なら、タクシーを……』
P『ちょっと待てれぅ!!』
社長『ずいぶん長引いたようだね。
収録は上手くいったかね?』
律子『はい、それは大丈夫なんですが……やよいが終電をのがしてしまって』
やよい『すみません……』
社長『それはいけないな。なら、タクシーを……』
P『ちょっと待てれぅ!!』
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:11:42.21 ID:M5RA1HqbO
P『律子ォ!』ガタンッ
律子『は、はい?』
P『お前最近働き詰めでほとんど休んでないだろ』キリッ
律子『え? えぇ、まぁ』
P『そんなことじゃあ、
せっかく軌道に乗りかけてきた竜宮小町のプロデュースに差し障る!
だからお前は帰って寝ろ!!』ビシィッ
律子『は、はい?』
P『お前最近働き詰めでほとんど休んでないだろ』キリッ
律子『え? えぇ、まぁ』
P『そんなことじゃあ、
せっかく軌道に乗りかけてきた竜宮小町のプロデュースに差し障る!
だからお前は帰って寝ろ!!』ビシィッ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:15:39.32 ID:M5RA1HqbO
律子『い、いや、やよいが……』
P『俺が今から送ってくる! 社長、すみません!』ペコッ
社長『そ、そう言うことなら私は別に構わないが……』
P『やよいっ! 俺と帰るのは嫌かっ?』ガシッ
やよい『ひゃっ……!
い……嫌じゃないです! プロデューサーがいいです!』
P『だ、そうだ』フフン
律子『なに勝ち誇った顔してんですか』
P『俺が今から送ってくる! 社長、すみません!』ペコッ
社長『そ、そう言うことなら私は別に構わないが……』
P『やよいっ! 俺と帰るのは嫌かっ?』ガシッ
やよい『ひゃっ……!
い……嫌じゃないです! プロデューサーがいいです!』
P『だ、そうだ』フフン
律子『なに勝ち誇った顔してんですか』
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:18:17.90 ID:M5RA1HqbO
P(おっ……思い出して来たぁあああっ!)
社長『そう言って君は彼女の手を引いて出て行ったわけだが……
その後、問題無かったかね?』
P「はいッ、無事任務完了しましたッ!」
社長『ならいいのだが』
P(そ、それで確かその後……)
社長『そう言って君は彼女の手を引いて出て行ったわけだが……
その後、問題無かったかね?』
P「はいッ、無事任務完了しましたッ!」
社長『ならいいのだが』
P(そ、それで確かその後……)
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:21:23.56 ID:M5RA1HqbO
運転手『どこまで?』
P『えーとぉ……やよいの家まで……うっ!』
やよい『うわっ、しっかりしてください!
すみません、一回そこのコンビニで停めてもらっていいですかぁ?』
運転手『はい(かわいい子だな……)』
P『えーとぉ……やよいの家まで……うっ!』
やよい『うわっ、しっかりしてください!
すみません、一回そこのコンビニで停めてもらっていいですかぁ?』
運転手『はい(かわいい子だな……)』
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:25:49.12 ID:M5RA1HqbO
P『おろろろろ……』オロロロ
やよい『プロデューサー……ごめんなさい、わたしのために……』サスサス
P『ううっ……いや、当然のおろろろろ』オロロロ
やよい『……プロデューサー、自分の家の住所って、わかりますか?』サスサス
P『俺んちの……?』
やよい『プロデューサー……ごめんなさい、わたしのために……』サスサス
P『ううっ……いや、当然のおろろろろ』オロロロ
やよい『……プロデューサー、自分の家の住所って、わかりますか?』サスサス
P『俺んちの……?』
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:28:45.25 ID:M5RA1HqbO
やよい『ここからわたしの家まで遠いですし、
プロデューサーの家に直接行った方が、早く休めますよね?』
P『うううぅ……俺んちはぁ……いま散らかっててぇ……』
やよい『わたしが掃除してあげますから……ね?』サスサス
P『やよいぃ……』
P(それでやよいと一緒に俺の部屋に……部屋に……!?)
プロデューサーの家に直接行った方が、早く休めますよね?』
P『うううぅ……俺んちはぁ……いま散らかっててぇ……』
やよい『わたしが掃除してあげますから……ね?』サスサス
P『やよいぃ……』
P(それでやよいと一緒に俺の部屋に……部屋に……!?)
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:33:13.26 ID:M5RA1HqbO
P「うわぁあああああっ!!
そっから思い出せなぃいいいいいいい!!」
やよい『いつも通りで……』ニコッ
P「いつもと違う何かがッ!
非日常がッ! そこにあったと言うのか……ッ!?」
やよい『うれしいなぁ。
わたしだけかぁ』ニコニコ
P「マイガッ!!」ガンガン
そっから思い出せなぃいいいいいいい!!」
やよい『いつも通りで……』ニコッ
P「いつもと違う何かがッ!
非日常がッ! そこにあったと言うのか……ッ!?」
やよい『うれしいなぁ。
わたしだけかぁ』ニコニコ
P「マイガッ!!」ガンガン
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:36:57.06 ID:M5RA1HqbO
P「はっ! 今にして思えば……!」
やよい『シャワー借りてもいいですか……?』モジモジ
P「何故かそのシーンだけ鮮明に思い出せるうううううううわあああああ!!」
やよい『シャワー借りてもいいですか……?』モジモジ
P「何故かそのシーンだけ鮮明に思い出せるうううううううわあああああ!!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:42:13.31 ID:M5RA1HqbO
P「もうダメだ……俺は最低だ…… 逃げPだ……
あの元気で無垢で可愛いやよいになんてことを……」シクシク
やよい『あっ……プロデューサー……怖いです……んぅっ……』
P「!?
違う、これは記憶じゃなくて妄想だ! た、多分きっとそうだ!!
や、やばい、もう何がなにやらっ……」
あの元気で無垢で可愛いやよいになんてことを……」シクシク
やよい『あっ……プロデューサー……怖いです……んぅっ……』
P「!?
違う、これは記憶じゃなくて妄想だ! た、多分きっとそうだ!!
や、やばい、もう何がなにやらっ……」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 02:46:37.22 ID:M5RA1HqbO
P「はぁっ、はぁっ、……
……とにかく、あとでやよいに確認しよう……
考え得る限り最悪の……まさにワーストコミュニケーションだが……
やよいの優しさにかまけてそれすらしなかったら、
それこそやよいに合わせる顔がない……!」ガタッ
……とにかく、あとでやよいに確認しよう……
考え得る限り最悪の……まさにワーストコミュニケーションだが……
やよいの優しさにかまけてそれすらしなかったら、
それこそやよいに合わせる顔がない……!」ガタッ
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:17:51.25 ID:M5RA1HqbO
ガチャッ、
やよい「今日も遅くなっちゃいましたー」
P「やよい、お疲れさま」
やよい「あっ……
プロデューサーも遅くまでお疲れさまですー」ニコッ
P(もう夜なのに笑顔が眩しいっ)
やよい「今日も遅くなっちゃいましたー」
P「やよい、お疲れさま」
やよい「あっ……
プロデューサーも遅くまでお疲れさまですー」ニコッ
P(もう夜なのに笑顔が眩しいっ)
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:20:13.96 ID:M5RA1HqbO
やよい「みんなは……」
P「もう帰っちゃったよ。
残ってるのは俺だけだ」
やよい「そう、ですか」
P「あぁ」
やよい「……」
P「……」
P「もう帰っちゃったよ。
残ってるのは俺だけだ」
やよい「そう、ですか」
P「あぁ」
やよい「……」
P「……」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:22:30.20 ID:M5RA1HqbO
P「な、なぁ、やよい」
やよい「なんですか?」
P「……その、昨日のことなんだが……」
やよい「あぁ、もう、別に気にしなくていいって言ったじゃないですかぁ」
P「そ、そう言うわけにはいかんっ」
やよい「……覚えてないんですよね?」
P「あ……あぁ……ほんとにすまん……」
やよい「なんですか?」
P「……その、昨日のことなんだが……」
やよい「あぁ、もう、別に気にしなくていいって言ったじゃないですかぁ」
P「そ、そう言うわけにはいかんっ」
やよい「……覚えてないんですよね?」
P「あ……あぁ……ほんとにすまん……」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:25:48.59 ID:M5RA1HqbO
やよい「……」
P「昨日、俺はお前と一緒に部屋に帰って……
……それから、……その、何があったのか……」
やよい「……覚えてないなら、それでいいじゃないですか」
P「え?」
やよい「わたしはそれでいいと思いますよ?」
P「昨日、俺はお前と一緒に部屋に帰って……
……それから、……その、何があったのか……」
やよい「……覚えてないなら、それでいいじゃないですか」
P「え?」
やよい「わたしはそれでいいと思いますよ?」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:27:50.83 ID:M5RA1HqbO
P「いや、だから、そう言うわけには……」
やよい「じゃあ、もし何かあったら、プロデューサーはどうするんですか?」
P「……それは……責任を……」
やよい「責任、って?
具体的にはどうするんですか?」
P「……」グッ
やよい「じゃあ、もし何かあったら、プロデューサーはどうするんですか?」
P「……それは……責任を……」
やよい「責任、って?
具体的にはどうするんですか?」
P「……」グッ
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:31:43.46 ID:M5RA1HqbO
やよい「ね? いろいろとプロデューサーに迷惑掛けちゃうから、
この話はなかったことにした方がいいと思うんです、わたし」
P「……」
やよい「それに、みんな――――プロデューサーのこと、大好きですし」ニコッ
この話はなかったことにした方がいいと思うんです、わたし」
P「……」
やよい「それに、みんな――――プロデューサーのこと、大好きですし」ニコッ
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:34:17.61 ID:M5RA1HqbO
やよい「だから、別にわたしは……」
P「……う」
やよい「う?」
P「責任を取って、やよいと真剣に付き合う!
プロデューサーじゃなくて、男として!」ガターンッ
やよい「!」
P「……う」
やよい「う?」
P「責任を取って、やよいと真剣に付き合う!
プロデューサーじゃなくて、男として!」ガターンッ
やよい「!」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:37:32.90 ID:M5RA1HqbO
やよい「……ほんとですか?」
P「あぁ、ほんとだ!
いや、もしやよいがよかったらだが……
ここで体面を気にするほど、俺は腐ってないつもりだぞ!」
やよい「……うれしい」
P「俺は、やよい、お前と――――」
やよい「でも、……ほんとに残念なんですけど、お断りしますね」ニコッ
P「あぁ、ほんとだ!
いや、もしやよいがよかったらだが……
ここで体面を気にするほど、俺は腐ってないつもりだぞ!」
やよい「……うれしい」
P「俺は、やよい、お前と――――」
やよい「でも、……ほんとに残念なんですけど、お断りしますね」ニコッ
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:40:59.08 ID:M5RA1HqbO
P「なっ……なんでだ?
やっぱり、俺なんかじゃ嫌か……?」
やよい「いえいえ! ほんとにうれしいんですよ?
わたし、プロデューサーのこと大好きですもん」
P「じゃ、じゃあ……」
やよい「でも、これじゃなんだか、無理やりみたいじゃないですかー。
プロデューサーの弱みを握って……みたいで、わたしはそれが嫌です」
やっぱり、俺なんかじゃ嫌か……?」
やよい「いえいえ! ほんとにうれしいんですよ?
わたし、プロデューサーのこと大好きですもん」
P「じゃ、じゃあ……」
やよい「でも、これじゃなんだか、無理やりみたいじゃないですかー。
プロデューサーの弱みを握って……みたいで、わたしはそれが嫌です」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:45:25.77 ID:M5RA1HqbO
P「……」
やよい「もし、もしもですよ?
プロデューサーが、春香さんや伊織ちゃんや美希さんを差し置いて、
どうしてもわたしがいい、わたしが一番って言ってくれるなら……
それなら、よかったです。
だから今回は、……お断りします。ごめんなさい。
でも、うれしかったですよ」ニコッ
やよい「もし、もしもですよ?
プロデューサーが、春香さんや伊織ちゃんや美希さんを差し置いて、
どうしてもわたしがいい、わたしが一番って言ってくれるなら……
それなら、よかったです。
だから今回は、……お断りします。ごめんなさい。
でも、うれしかったですよ」ニコッ
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:48:02.74 ID:M5RA1HqbO
P「やよい……いや、俺の方こそ、……ほんとに、いろいろごめんな……」
やよい「だからぁ、気にしないでくださいってば。
だって――――
――――何もなかったですもん。プロデューサーと」
P「……は?」
やよい「だからぁ、気にしないでくださいってば。
だって――――
――――何もなかったですもん。プロデューサーと」
P「……は?」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:52:48.34 ID:M5RA1HqbO
やよい「わたしはただプロデューサーの部屋に泊めてもらっただけで、
あ、シャワーは浴びさせてもらいましたけどぉ、
でもプロデューサーすぐ寝ちゃって、
だから私もベッドの端っこを貸してもらって、
なんだかわたしもすぐ寝ちゃって、それだけですよー」
P「……」プルプル
あ、シャワーは浴びさせてもらいましたけどぉ、
でもプロデューサーすぐ寝ちゃって、
だから私もベッドの端っこを貸してもらって、
なんだかわたしもすぐ寝ちゃって、それだけですよー」
P「……」プルプル
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 03:57:58.93 ID:M5RA1HqbO
やよい「それでわたしが先に起きたから、
お礼として朝ごはんを食べてもらってぇ。
だけどすごく焦ってるプロデューサー見てるとなんか楽しくて……
だからちょっとからかっちゃいましたー。
えっと……安心しましたか?」
P「こっ……こっ……こらぁあああああああああっ!!」ドタバタ
やよい「ひゃあーっ」バタバタ
お礼として朝ごはんを食べてもらってぇ。
だけどすごく焦ってるプロデューサー見てるとなんか楽しくて……
だからちょっとからかっちゃいましたー。
えっと……安心しましたか?」
P「こっ……こっ……こらぁあああああああああっ!!」ドタバタ
やよい「ひゃあーっ」バタバタ
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 04:02:13.64 ID:M5RA1HqbO
P「まったく!
けしからんまったく!」
やよい「ご、ごめんなさいです」
P「俺がどれだけ真剣に悩んだと……」ブツブツ
やよい「……ありがとうございます」
P「ん? 何がありがとうなんだ?」
やよい「だって、わたしと……そうなってた可能性が、
プロデューサーのなかでもあったってことですよね?」
けしからんまったく!」
やよい「ご、ごめんなさいです」
P「俺がどれだけ真剣に悩んだと……」ブツブツ
やよい「……ありがとうございます」
P「ん? 何がありがとうなんだ?」
やよい「だって、わたしと……そうなってた可能性が、
プロデューサーのなかでもあったってことですよね?」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 04:04:19.93 ID:M5RA1HqbO
P「そ、それはだな……はっ!
もう乗せられないぞ!!」
やよい「なーんだぁ」
P「反省しろっ!!」
やよい「はぁーい。えへへ……」
P「やれやれ……」クター
もう乗せられないぞ!!」
やよい「なーんだぁ」
P「反省しろっ!!」
やよい「はぁーい。えへへ……」
P「やれやれ……」クター
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 04:07:59.19 ID:M5RA1HqbO
P「じゃあ、気を付けて帰れよ」
やよい「今日は送ってくれないんですか?」
P「ばっ……バカ、ほんとに怒るぞ!」
やよい「冗談ですってばぁ。
プロデューサーも、気を付けて帰ってくださいねー」
P「あぁ……また明日な」
やよい「はーい」フリフリ
やよい「今日は送ってくれないんですか?」
P「ばっ……バカ、ほんとに怒るぞ!」
やよい「冗談ですってばぁ。
プロデューサーも、気を付けて帰ってくださいねー」
P「あぁ……また明日な」
やよい「はーい」フリフリ
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 04:13:25.88 ID:M5RA1HqbO
やよい「……」クルッ
P「……」フリフリ
やよい(わわっ、まだ見送ってくれてたんだ)フリフリフリー
やよい(いつかプロデューサーがほんとにわたしのことを好きになってくれるまで、
昨日のほんとのことは誰にも内緒にします。
……えへへ、ごめんねプロデューサー!)ニコッ
P「……」フリフリ
やよい(わわっ、まだ見送ってくれてたんだ)フリフリフリー
やよい(いつかプロデューサーがほんとにわたしのことを好きになってくれるまで、
昨日のほんとのことは誰にも内緒にします。
……えへへ、ごめんねプロデューサー!)ニコッ
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 04:17:56.43 ID:M5RA1HqbO
――――この日の撮影を境に、高槻やよいは爆発的な人気を得ることになる。
ある雑誌の表紙を飾った、純粋で、可愛く、元気で、
しかしどこか儚げで、透明で、不思議な艶のある笑顔で手を振るその少女は、きっと――――
【おわり】
ある雑誌の表紙を飾った、純粋で、可愛く、元気で、
しかしどこか儚げで、透明で、不思議な艶のある笑顔で手を振るその少女は、きっと――――
【おわり】
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 04:58:01.38 ID:M5RA1HqbO
【エピローグ】
春香「なんだか最近のやよいって……」
美希「明らかに雰囲気変わったの」
伊織「一体何があったのかしら?」
やよい「ねぇ、プロデューサー、一口いかがですか?」
P「お、いいのか? やよいの弁当だろう?」
春香「なんだか最近のやよいって……」
美希「明らかに雰囲気変わったの」
伊織「一体何があったのかしら?」
やよい「ねぇ、プロデューサー、一口いかがですか?」
P「お、いいのか? やよいの弁当だろう?」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:02:05.53 ID:M5RA1HqbO
やよい「だってプロデューサー、お昼まだでしょう?
はい、どーぞ」スッ
P「……スッ、って言われてもな」
やよい「あーん、です」ニコッ
P「う……まぁいいか。あーん」パクッ
やよい「どうですか?」
P「うん、うまいよ」モグモグ
やよい「えへへ……よかったですー」ニコニコ
はい、どーぞ」スッ
P「……スッ、って言われてもな」
やよい「あーん、です」ニコッ
P「う……まぁいいか。あーん」パクッ
やよい「どうですか?」
P「うん、うまいよ」モグモグ
やよい「えへへ……よかったですー」ニコニコ
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:05:20.82 ID:M5RA1HqbO
美希「ぐぬぬなの。あれくらい美希だってやるのにー」
春香「何というか……不思議と大人っぽい?」
伊織「そうね、今までもお姉ちゃんっぽいところはあったけど……
急になんか大人っぽくなったわ」
美希「……もしかして」
春香・伊織「?」
美希「やよい、ハニーと……」ボソッ
春香「えぇっ」ガタッ
伊織「ぶっ」ガタタッ
春香「何というか……不思議と大人っぽい?」
伊織「そうね、今までもお姉ちゃんっぽいところはあったけど……
急になんか大人っぽくなったわ」
美希「……もしかして」
春香・伊織「?」
美希「やよい、ハニーと……」ボソッ
春香「えぇっ」ガタッ
伊織「ぶっ」ガタタッ
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:08:57.67 ID:M5RA1HqbO
春香「いくらなんでもそれは……」アセアセ
伊織「そっ、そうよ!
なに適当言ってんのよ!」
美希「じゃあ……二人とも、それ以外になにか思い付くの?」
やよい「プロデューサー、ちゃんとご飯は食べてくださいね?」
P「あぁ、わかってるよ。ありがとう」
春香・伊織「「……」」
伊織「そっ、そうよ!
なに適当言ってんのよ!」
美希「じゃあ……二人とも、それ以外になにか思い付くの?」
やよい「プロデューサー、ちゃんとご飯は食べてくださいね?」
P「あぁ、わかってるよ。ありがとう」
春香・伊織「「……」」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:16:28.14 ID:M5RA1HqbO
美希「こうなったら、ハニーに直接確かめてくるの!」
伊織「ちょっ、なに言ってんのよバカ!」ガシッ
春香「それはいくらなんでもまずいよ美希!」バッ
美希「離してなのーっ! これは美希とハニーの問題でもあるんだからっ!」
やよい「じゃあ、わたしレッスン行ってきますね」
P「おう。頑張って来い」
伊織「ちょっ、なに言ってんのよバカ!」ガシッ
春香「それはいくらなんでもまずいよ美希!」バッ
美希「離してなのーっ! これは美希とハニーの問題でもあるんだからっ!」
やよい「じゃあ、わたしレッスン行ってきますね」
P「おう。頑張って来い」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:18:56.54 ID:M5RA1HqbO
P「ふぅ……なにか食べるか」
美希「ハニー!!」
春香「あわわっ」
伊織「し、知らないわよどうなっても!」
P「ん? どうしたんだ三人とも」
美希「ハニー……やよいとなにかあったの?」
P「ぶふっ」ブフッ
美希「ハニー!!」
春香「あわわっ」
伊織「し、知らないわよどうなっても!」
P「ん? どうしたんだ三人とも」
美希「ハニー……やよいとなにかあったの?」
P「ぶふっ」ブフッ
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:24:07.23 ID:M5RA1HqbO
P「なっ、なにかってなんだよ?」
美希「なにかはなにかなの」ジーッ
春香「……」
伊織「……」
P「なにも無いぞ、別に!」
美希「じゃあ、ハニーは最近のやよいを見てどう思うの?」
P「どうって……調子よく頑張ってるなーとは思うけど」
美希「それだけなの?」
美希「なにかはなにかなの」ジーッ
春香「……」
伊織「……」
P「なにも無いぞ、別に!」
美希「じゃあ、ハニーは最近のやよいを見てどう思うの?」
P「どうって……調子よく頑張ってるなーとは思うけど」
美希「それだけなの?」
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:28:04.18 ID:M5RA1HqbO
P「いや、それだけって言っても」
美希「ハニーなら私達がなにか変わったら細かいことでもすぐ気付くはずなの。
やよいがなんで急に人気になったのかもわかるはずなの」
春香「……私も気になります、アイドルとして」
伊織「そ、そうよ、アイドルとして上を目指すからには、知っておきたいわ!」
P「う、うぅ、そうは言ってもな……」
美希「ハニーなら私達がなにか変わったら細かいことでもすぐ気付くはずなの。
やよいがなんで急に人気になったのかもわかるはずなの」
春香「……私も気になります、アイドルとして」
伊織「そ、そうよ、アイドルとして上を目指すからには、知っておきたいわ!」
P「う、うぅ、そうは言ってもな……」
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:35:11.75 ID:M5RA1HqbO
テレビ『……と言うわけで、ゲストの高槻やよいちゃんなんですが、』
P「!」
春香「あ、やよいが映ってる」
伊織「こないだの収録のやつね」
美希「ほら、ハニーよく見てなの!」グイッ
P「わ、わかったって……」
P「!」
春香「あ、やよいが映ってる」
伊織「こないだの収録のやつね」
美希「ほら、ハニーよく見てなの!」グイッ
P「わ、わかったって……」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:45:01.01 ID:M5RA1HqbO
司会『やよいちゃんは最近お仕事増えて大変だと思うけど、
どうかな、恋愛とかについてちょっと聞きたいな』
やよい『恋愛ですかー? うーん……
……私、まだ考え方とかが子供っぽいから、
もっと成長して、相手の人のことも考えられるようにならないと、
恋しても、それって恋じゃなくて憧れ?になっちゃうと思うんですよねー』
どうかな、恋愛とかについてちょっと聞きたいな』
やよい『恋愛ですかー? うーん……
……私、まだ考え方とかが子供っぽいから、
もっと成長して、相手の人のことも考えられるようにならないと、
恋しても、それって恋じゃなくて憧れ?になっちゃうと思うんですよねー』
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:47:33.52 ID:M5RA1HqbO
やよい『だから、今はお仕事頑張りながら、自分と向き合って、
一歩ずつ進んで、大人に近づいて行きたいって思います』ニコッ
司会『お、おぉ……十分立派な大人な考え方だと思うけどねぇ、それ……
えっと、じゃあ次の質問は……』
春香「すごい拍手ですね」
伊織「とても前までのやよいとは思えないわ」
美希「……」
一歩ずつ進んで、大人に近づいて行きたいって思います』ニコッ
司会『お、おぉ……十分立派な大人な考え方だと思うけどねぇ、それ……
えっと、じゃあ次の質問は……』
春香「すごい拍手ですね」
伊織「とても前までのやよいとは思えないわ」
美希「……」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:52:24.86 ID:M5RA1HqbO
美希「……で、どうなの? ハニー」
P「いや、あの……確かに、やよいは急にいい意味で大人びてきたと思うよ。
それが表情とか仕草にも出てて、いつもの元気なやよいとも共存してるから、
特に魅力的に見えるようになったんじゃないか?」
美希「それはその通りだと思うの。
……問題は、ハニーがやよいになにをしたかなの!」ドンッ
P「いや、あの……確かに、やよいは急にいい意味で大人びてきたと思うよ。
それが表情とか仕草にも出てて、いつもの元気なやよいとも共存してるから、
特に魅力的に見えるようになったんじゃないか?」
美希「それはその通りだと思うの。
……問題は、ハニーがやよいになにをしたかなの!」ドンッ
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:55:22.29 ID:M5RA1HqbO
P「だ、だからなにもしてないって!」
美希「ウソなの!
なにもしてないのにやよいがいきなりあんなに変わるわけないの!」
P「いや、……そうだ!
別に俺じゃなくても、誰か他に好きな人が出来たとか」
美希・春香・伊織「!」
P「それでいろいろ思うところがあって、……とかじゃないか?」
美希「ウソなの!
なにもしてないのにやよいがいきなりあんなに変わるわけないの!」
P「いや、……そうだ!
別に俺じゃなくても、誰か他に好きな人が出来たとか」
美希・春香・伊織「!」
P「それでいろいろ思うところがあって、……とかじゃないか?」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 05:58:22.87 ID:M5RA1HqbO
春香「まぁそれなら……」
伊織「確かに、筋は通るわね……」
美希「……かもしれないの」
P「だ、だろ?
もしなにかあったんだとしたら、きっとそうだよ。
さぁ、お前たちもそろそろ午後の仕事の準備するんだ」
伊織「確かに、筋は通るわね……」
美希「……かもしれないの」
P「だ、だろ?
もしなにかあったんだとしたら、きっとそうだよ。
さぁ、お前たちもそろそろ午後の仕事の準備するんだ」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:02:05.25 ID:M5RA1HqbO
P(ふ、ふぅー……やれやれ、妙なところで鋭いから困る。
……しかし、こないだのは何もなかったとすると、
ほんとにやよいには好きな人ができたりしたわけか?
やよいに好きな人……)
ズキッ
P(……まてまてまて、『ズキッ』ってなんだよ『ズキッ』って!!
ちっ、違う、これは断じてうわぁああああああっ!!)
……しかし、こないだのは何もなかったとすると、
ほんとにやよいには好きな人ができたりしたわけか?
やよいに好きな人……)
ズキッ
P(……まてまてまて、『ズキッ』ってなんだよ『ズキッ』って!!
ちっ、違う、これは断じてうわぁああああああっ!!)
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:07:02.31 ID:M5RA1HqbO
やよい「え? 好きな人、ですか?」
P「あ、あぁ。
今日放送されてた番組のやよいのインタビュー見てて、ちょっと気になってな」
やよい「……ふぅーん。
気になりますか?」
P「そりゃあ……アイドルのことだし……」
やよい「あー。そんな言い方するプロデューサーには教えませんよー」プイッ
P「お、おい……」
P「あ、あぁ。
今日放送されてた番組のやよいのインタビュー見てて、ちょっと気になってな」
やよい「……ふぅーん。
気になりますか?」
P「そりゃあ……アイドルのことだし……」
やよい「あー。そんな言い方するプロデューサーには教えませんよー」プイッ
P「お、おい……」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:11:32.72 ID:M5RA1HqbO
P「悪かったよ……個人的に気になるから、教えてくれないか?」
やよい「えへへ。しょうがないなー。
あのですね……いますよ、好きな人」
P「そ、そ、そうか。
道理で最近大人びてきたわけだ、うん」
やよい「ほんとですか?
私、大人っぽくなってますか?」
P「うん、間違いないぞ、うん」
やよい「……」
やよい「えへへ。しょうがないなー。
あのですね……いますよ、好きな人」
P「そ、そ、そうか。
道理で最近大人びてきたわけだ、うん」
やよい「ほんとですか?
私、大人っぽくなってますか?」
P「うん、間違いないぞ、うん」
やよい「……」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:15:52.18 ID:M5RA1HqbO
P「そうかー、いるんだな、ちゃんと。
いやー、よかったよかった、うんうん……」
やよい「……プロデューサー」
P「な、なんだ?」
やよい「いいんですか? わたしに好きな人がいても」
P「それは……仕事に差し障りがないなら、別に……」
いやー、よかったよかった、うんうん……」
やよい「……プロデューサー」
P「な、なんだ?」
やよい「いいんですか? わたしに好きな人がいても」
P「それは……仕事に差し障りがないなら、別に……」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:19:44.29 ID:M5RA1HqbO
やよい「あ、じゃあ平気ですね。
いつもその人に応援してもらってますから。
わたし、そのおかげで頑張れちゃうんですよー」
P「へ、へぇー、それはいいな、うん、それはいいことだぞ」
やよい「その人は優しくてー、かっこよくてー、
頑張ってるわたしよりもっと頑張ってくれててー、……」
いつもその人に応援してもらってますから。
わたし、そのおかげで頑張れちゃうんですよー」
P「へ、へぇー、それはいいな、うん、それはいいことだぞ」
やよい「その人は優しくてー、かっこよくてー、
頑張ってるわたしよりもっと頑張ってくれててー、……」
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:23:29.10 ID:M5RA1HqbO
P「す、すごいなーそれは、いい人じゃないか。
そんな人なら、安心だな、うん」
やよい「そうなんですよー。
わたし、その人といると、とっても安心した気分になるんです」
P「その人、プロデューサーの素質あるんじゃないかな、なんて、ははは……」
P(逃げてぇ……
なんか今すぐ逃げてぇ……)ズキズキ
そんな人なら、安心だな、うん」
やよい「そうなんですよー。
わたし、その人といると、とっても安心した気分になるんです」
P「その人、プロデューサーの素質あるんじゃないかな、なんて、ははは……」
P(逃げてぇ……
なんか今すぐ逃げてぇ……)ズキズキ
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:28:04.22 ID:M5RA1HqbO
やよい「あっ、プロデューサーもそう思いますか?
わたしもずっとそう思ってたんですよー。
きっと、その人とだったらずっと一緒にやっていけるって」
P「だ、……だったら、いっそその人がだな……
やよいをプロデュースしたら、いいんじゃないか……?」
やよい「……じゃあ、そうしちゃおっかな」
P「……っ」ズキッ
わたしもずっとそう思ってたんですよー。
きっと、その人とだったらずっと一緒にやっていけるって」
P「だ、……だったら、いっそその人がだな……
やよいをプロデュースしたら、いいんじゃないか……?」
やよい「……じゃあ、そうしちゃおっかな」
P「……っ」ズキッ
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:31:53.58 ID:M5RA1HqbO
やよい「頼んでみようかなー、その人に。
わたしのプロデュース、お願いします、って」
P「……」
やよい「今から」
P「いっ、今からっ!?」ガタッ
わたしのプロデュース、お願いします、って」
P「……」
やよい「今から」
P「いっ、今からっ!?」ガタッ
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:36:31.66 ID:M5RA1HqbO
P(おいおいおい!
こ、これは引き留めるべきだよな!?
いや、しかし、やよいが本当にその人が好きなら、いや、
しかし765プロとして、いや、やよいのプロデューサーとして、
いやいや、いやいやいや、
……違うだろっ!
ここはそんなのとは関係無く、引き留めなきゃダメだろ!)
P「や、やよい!」
やよい「……はい?」
こ、これは引き留めるべきだよな!?
いや、しかし、やよいが本当にその人が好きなら、いや、
しかし765プロとして、いや、やよいのプロデューサーとして、
いやいや、いやいやいや、
……違うだろっ!
ここはそんなのとは関係無く、引き留めなきゃダメだろ!)
P「や、やよい!」
やよい「……はい?」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:39:29.94 ID:M5RA1HqbO
P「お、お前のプロデューサーは、俺だぞっ!
これからもずっと、やめる気なんかないからなっ!」
やよい「……プロデューサー?」
P「あぁ、頼まれたってやめてやるもんか!
絶対お前をトップアイドルにするまで、俺はお前のプロデューサーだからな!!」
これからもずっと、やめる気なんかないからなっ!」
やよい「……プロデューサー?」
P「あぁ、頼まれたってやめてやるもんか!
絶対お前をトップアイドルにするまで、俺はお前のプロデューサーだからな!!」
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:46:37.03 ID:M5RA1HqbO
P「だから……他のやつに、プロデューサー頼むとか、やめてくれよ……」
やよい「……えっとぉ……」
P「……」
やよい「じゃあ……これからも、ずっと私のプロデュース、してくださいね?
私の大好きなプロデューサーさん」ニコッ
やよい「……えっとぉ……」
P「……」
やよい「じゃあ……これからも、ずっと私のプロデュース、してくださいね?
私の大好きなプロデューサーさん」ニコッ
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 06:51:27.88 ID:M5RA1HqbO
P「……え?」
やよい「えへへ、トップアイドルまではまだまだ長いですよー!」ギュッ
P「えっ、ちょ、……えっ」
やよい「わたしのプロデューサーは、ずっとプロデューサーに決まってますよー。
……ね?」チュッ
P「なっ、おまっ……!」
やよい「二回目、ですよっ!」
【終わり】
やよい「えへへ、トップアイドルまではまだまだ長いですよー!」ギュッ
P「えっ、ちょ、……えっ」
やよい「わたしのプロデューサーは、ずっとプロデューサーに決まってますよー。
……ね?」チュッ
P「なっ、おまっ……!」
やよい「二回目、ですよっ!」
【終わり】
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