1: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:02:42 ID:wYB
香澄「というのが欲しいなあって」


ほたる「あぁ~、良いですねぇ~」


ほたる「"…綺麗な星空だ、まぁ君の方が綺麗だけどな"」キリッ


ほたる「なんて言われてたらもう!」


ほたる「きゃーっ!きゃーっ!ですよ!」


香澄「分かる分かる~」


香澄「でも私はむしろ」


香澄「"私が…可愛い?ふふっ、そんな事を言われたのは君が初めてだ…嬉しいな"」キリッ


香澄「みたいなカッコいい渚ちゃんが時折見せる乙女な部分が聞きたいなぁ」


ほたる「うわーっ!良いですね良いですね!」


渚「なぁ、そういう話は本人が居ないところでやってくれないか」

引用元: 香澄「藤代渚ASMR」[スクスト・メロ] 



2: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:03:30 ID:wYB
ほたる「ASMRといえば何気ない日常の音声も欲しいですよね~」


香澄「自宅で裁縫してる渚ちゃんが人形相手に会話してるのとか良いよね」


渚「何でそれ知ってるんだよ!?」


香澄「"おーい、聞いてるのか?"」キリッ


香澄「"…って、ふふっ、人形に言っても仕方ないか"」キリッ


ほたる「あぁぁ!可愛い!可愛いです!ギャップ萌えですね!」ハァハァ


渚「息が荒いな…」


渚「というより香澄!まさか人形に…」


香澄「大丈夫だよ、盗聴機なんて仕込んでないから大丈夫だから、大丈夫、大丈夫だよ渚ちゃん?」


渚「怪しすぎるぞ!?」

3: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:04:11 ID:wYB
香澄「あとは藤代渚ASMRめざまし時計とかも欲しいかなぁ」


渚「なんだよそれ!?」


香澄「"朝だぞ、起きないとダメじゃないか"」キリッ


香澄「"まったく、世話のやけるやつだな"」キリッ


香澄「って少し呆れ気味に毎朝起こして欲しいの~」


ほたる「むしろ起きたくないですね!ずっと聞いてたいです!迷惑かけたいです!」


渚「起きろよ!何の為のめざましだよ!」


渚「あと毎回私のマネするときにキメ顔するのやめてくれないか!?」


ほたる「いやいや、普通の顔じゃあんなキザなセリフ言えませんよ」


渚「キザ!?」

4: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:04:48 ID:wYB
小春「わかりみが深い」ヌッ


渚「誰!?」


小春「あっ、初めまして!湊小春です!」


渚「あ、あぁ…よろしく湊さん、藤代渚だ」


小春「えっ!あの渚さんですか!」


小春「翠の完全上位互換と噂の…」


渚「誰!?」


渚「翠さんの事は知らないけど失礼じゃないか!?」


翠「そうだぞー」スーッ


渚「誰!?」

5: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:05:20 ID:wYB
翠「呼ばれて飛び出てキラルリベール、隼坂翠です」


翠「どうも、お初にお目にかかります」ペコリ


渚「あぁご丁寧にどうも、藤代渚です」


渚(落ち着いた声のマトモな人だな)


翠「いやー、初めて生で聞いたけどやっぱり良いよね!藤代ちゃんの声!」


渚(前言撤回だな)


翠「わたしもイケボな方だけど藤代ちゃんみたいにキザなセリフ言えないもん」


渚「私がキザというのは共通認識なのか!?」

6: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:06:38 ID:wYB
香澄「無自覚で言ってるならそれはそれでどうかと思うの」


渚「香澄までそんな事言うのか」


香澄「むしろ私だからというか…」


香澄「普通の女の子に対して、私にするのと同じ言動を取ってたら今頃、渚ちゃんは刺されるか監禁されてるはずだよ?」


渚「私が何をした!?」


ほたる「そのルックスとスタイルとイケボで言動が王子様なのに内面は普通に女の子って惚れない要素が無いですからねー」


翠「おかしいな、わたしも大体そうなんだけど小春以外から惚れられた事ないよ」


小春「え?わたし以外からも惚れられたいの?」


翠「ごめん小春、そんなつもりないから拳を下ろして」

7: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:07:26 ID:wYB
香澄「まぁそういうわけだから渚ちゃんが八つ裂きにされる前に藤代渚ASMRで代用出来るようにしたいなって」


渚「そ、そうか…そういう事なら私も協力するしかないな…」


香澄「いいの?ありがとう渚ちゃん!」


渚「ああ」


渚(ここで断っても恐いしな)


香澄「じゃあこの日の為に書き留めておいたセリフがあるから言ってもらえる?」


ほたる「あっ!それならあたしもお願いします!」


小春「すみません、でしたらわたしも…」


翠「はいはーい!わたしもあるよ!」


渚(今日帰れるかな…)

8: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:08:07 ID:wYB
香澄「じゃあまずはこんな感じで…」ヒソヒソ


渚「えぇ…?こんなのが聞きたいのか…?」


渚「えー、コホン」


渚「…どうした?いつもの元気が無いぞ?」


渚「そうか、悩みがあるんだな」


渚「…その悩み、私にも分けてくれないか?」


渚「これ以上、君が悩む姿を見たくない」


渚「…」


渚「…こ、こんな感じ…で良いのか?」


香澄「ありがとうございます」


渚「なぜ敬語になる」


ほたる「いつもの元気を知ってるということは少なくとも友人!そんな顔見知りからの突然なアプローチと決め台詞!流石ですね!」

9: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:08:48 ID:wYB
ほたる「じゃあ次はこんな感じで…」


渚「私には良さが分からないんだが…」


渚「まぁとにかくやってみるか」


渚「えー、コホン」


渚「…おかえり、今日もお疲れ様」


渚「夕食ならすぐに出来るぞ、それとも先にシャワーでも浴びてくるか?」


渚「それか、おかえりのハグでもいいぞ」


渚「なんてな、ふふっ」


渚「…」


渚「これどうなんだ…?」


ほたる「どうもなにも良いに決まってるじゃないですか!」


ほたる「ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?の王道シチュでしょうが!」ハァハァ


香澄「養いたい」

10: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:09:43 ID:wYB
小春「すみませんこれを…」


渚「これ?…これ!?」


渚「えー、コホン」


渚「…君とは戦いたくなかったんだがな」


渚「ああ、君も私も譲れない物があるのは分かっている」


渚「手は抜かない、全力で行くぞ!」


渚「…ぐはっ!君はやはり強いな…」


渚「もし違った形で出逢っていたら…友人になれたかも…な…がくっ…」


渚「…」


渚「どういうシチュエーションだよ!」


小春「えっ、わたし達の世界では良くある事で…」


渚「どんな世界なんだ!?」


ほたる「なるほど!EP3ゆきにほリスペクトですね!」


翠「いやいや、わたしリスペクトでしょ」

11: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:10:19 ID:wYB
翠「じゃ!お願いね藤代ちゃん!」


渚「藤代ちゃんって呼び方慣れないんだよな…」


渚「って、また変なセリフなんだが…まぁいいか…」


渚「えー、コホン」


渚「…さて、どうしたものか」


渚「ここはやはり正攻法で攻めるべきか」


渚「いや、裏をかくのも手だな」


渚「よし、決まった」


渚「すみません、ハンバーグカレーください」


渚「…」


渚「何だよこれ!?」


翠「イケボの無駄遣い」


ほたる「勿体無さすぎて逆に贅沢ですね!」

12: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:11:00 ID:wYB
香澄「渚ちゃんがハンバーグカレーって言うの凄い可愛い」


渚「そうか?」


香澄「もう一回、聴こっと」ポチッ


《ハンバーグカレーください》


ほたる「良いですねぇ~!このイケボとわんぱく感のギャップ!ふとした時に見せる子供っぽさ!」


翠「言ってる事も声もわたしと大して変わらないのになぁ」


小春「一番の違いは日頃の行いかな」

13: ◆ajqgdR8aUE 20/10/20(火)19:11:46 ID:wYB
香澄「じゃあ今までの録音したやつをYouTubeで流そうか」


渚「YouTubeで!?」


香澄「最初は藤代渚ファンクラブでひっそり楽しもうと思ってたけど、世界中の人に渚ちゃんの声を知ってほしくなっちゃった」


香澄「そんな渚ちゃんの声を生で聴ける優越感って凄いと思うの」


渚「マッチポンプじゃないか!?」


小春「大丈夫ですかね、刺激的過ぎて何らかの法に触れませんかね」


ほたる「最悪コミケか何かでCDとして売りましょう!」


翠「いいね!あとは生写真とか付けて…」


渚「私の声で商売しようとするなよ!」


END