1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 07:35:37.86 ID:KaZyt8Ls0
ディアナ「ええ、ちょっと地球に用事がありまして…」

ギンガナム「久々の休日に子供の相手なんてなあ…できるわきゃねえだろぉぉおおお!」

ロラン「あうー!」ぴとっ

ギンガナム「小生の膝に何用だ小僧ぉぉぉ!だいたいなんで小生がこんなガキを…!」

ロラン「きゃっきゃっ!」すりすり

ギンガナム「…今日は絶好の旅行日和でありますなあ…行ってらっしゃいませディアナ様あ!!!」

引用元: ギンガナム「甥っ子の面倒を見ろだとぉ!?」 




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 07:46:07.01 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「勢いで引き受けてしまったが…一体何をすればいいのだ…」

ロラン「うー」…ヨチヨチ

ギンガナム「なかなか良いハイハイだなあ!貴様将来はギンガナム隊の隊員にならんかぁ!?」

ロラン「あー」きゃっきゃっ

ギンガナム「小生は子守なんぞしたことがないし…誰かに相談できればいいのだが…」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 07:54:30.84 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「まあ街に行けば誰かいるかもしれんな。」

ロラン「?」

ギンガナム「抱っこの仕方がわからん。かといってまだ歩けないようだ。…よし」ヒョイ

ロラン「うっ!?」

ギンガナム「小生の肩の座り心地はどうだ小僧?」

ロラン「あー♪」

ギンガナム「フハハハハハ!そうか最高か!では出かけるぞ小僧ォォォ!!!!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 08:07:09.69 ID:KaZyt8Ls0
のっしのっし

ギンガナム「世間では正月気分も落ち着いて来たようだ…む?あれは?」

メリーベル「あけましておめでとうギム。あれ?なんだその子は…もしかしてお前の!?」

ギンガナム「違う、この子はディアナの甥っ子だ。地球遠征の間預かることになった」

メリーベル「なるほど!人質にして政権を奪うんだな!?」

ギンガナム「違ぁああう!この子供の可愛さに耐え切れなくなった小生は、子煩悩の封印を解いたのだ!」

ロラン「あうー」にこっ

メリーベル「!」ドキッ

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 08:11:09.95 ID:KaZyt8Ls0
メリーベル「…とりあえずその子に服を買うべきだ。その薄着では…」

ギンガナム「そういえばそうだな、うっかりしていた…。ではな、メリーベル」

メリーベル「待ちな!」

ギンガナム「?」

メリーベル「その抱っこの仕方といい、街を連れ歩くだけで子守もできないギム・ギンガナム!」

メリーベル「あたしが抱っこの仕方を教えてあげるよ!!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 08:16:28.02 ID:KaZyt8Ls0
メリーベル「おいで」ひょいっ

メリーベル「ほーらよしよし…首を守るように支えてやるんだよ…」

ロラン「はあー♪」

ギンガナム「彼氏もいないお前をクリスマス会に呼んでケーキを食わせてやったのに…よくもほざいたなぁ!!!」

ひょいっ

ギンガナム「ホォラよしよォォォし!!!どうだ小僧ォォォ!!!」

ロラン「きゃっきゃっ♪」

メリーベル「なんだい、できるんじゃないかいギム!アハハハハハハ!!!」

ギンガナムは抱っこを覚えた

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 08:21:52.84 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「よォォォし!きちんとした抱っこも覚えたし、次は服屋に行くか!」

ロラン「あうー♪!!!」

ギンガナム「ではなメリーベル!!ハハハハハハハ―――ッ!!!!」

のっしのっし



メリーベル「…心配だな。メーリス回そう…『ギムを見かけたら手伝ってやって』っと…」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 08:26:00.28 ID:KaZyt8Ls0
ズンズンズン…

ギンガナム「さて、どの店で…む?」

ロラン「うー」ちょいちょい

【ベビー服 ハリーオード】

ギンガナム「ほぉう…なかなかいい店構えだ…ここで買うとするか…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 08:36:36.23 ID:KaZyt8Ls0
いらっしゃいませー

ギンガナム「この小僧に似合う服を見繕ってくれ!」

ハリーオード「ほうこれは可愛いお子さんだ…これはいかがでしょう?」

ギンガナム「全身にディアナのシルエットと星のプリントか。…もう少しマシなデザインがいいな」

ハリーオード「マシなデザインと言ったか!おのれぇぇぇ!!!」

ロラン「あうー」ぐいぐい

ギンガナム「む!?この服は!小生の服と同じデザインではないか!」

ロラン「あーうーぃ♪」

ハリーオード「…お気に召したようですな。では早速着替えを…」サッサッ

ギンガナム「なるほど!!!ペアルックとはこういうものか!!フハハハハ!!!」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 08:48:30.46 ID:KaZyt8Ls0
ハリーオード「お買い上げありがとうございます…しかし可愛いお子さんだ」

ロラン「うー」

ハリーオード「見たところ1歳くらいでしょうか。もう歩きますか?」

ギンガナム「まだハイハイだ」

ハリーオード「このくらいだと、いつ歩いてもおかしくありませんな」

ギンガナム「そういうものか?」

ハリーオード「ええ。できれば、歩いた瞬間をビデオなどに収めたいものです」

ギンガナム「なるほど…」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:02:46.88 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「というわけで家電量販店イオリアにやってきたぞ」

ロラン「あー!」

刹那「俺が店員だ…」

ギンガナム「ビデオカメラが欲しいのだが」

刹那「ならばこれがいい。太陽炉搭載の最新型、クアンタだ。充電不要で経済的…」

ギンガナム「ほう…」

刹那「補助機能のトランザムを使えば最大望遠で外宇宙まで見える」

刹那「さらに運動会などではソードビットを展開して周りのパパを薙ぎ払うことも可能だ」

刹那「また、製造元はソレスタルビーイングでメーカー対応も充実している」

ギンガナム「買った!支払いはギンガナム艦隊だ!嬉しいか小僧!」

ロラン「あー♪」

ギンガナム「このビデオカメラに貴様の成長データを記録して…将来における宝物にしてやるッッ!!!」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:11:30.32 ID:KaZyt8Ls0
刹那「せっかくの最新型のお買い上げだ。簡単な説明をする」

マリナ「説明は私が。ここが…で…こうして…そして電源ですが……」

ギンガナム「うむ」









ゲンガナム市街
市民A「うわ!?な、なんだ!!?」
市民B「突然電気が消えた!?」
市民C「雷なんて鳴ってないわよ!!?」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:14:36.26 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「フハハハハハ!カメラの起動にゲンガナムの全電力を使ったが…これでいつでも動画が撮れるぞ!」

マリナ「よかったわね、ロランくん」

ロラン「うう…」プルプル

ギンガナム「…どうした小僧?」

ロラン「…あうー!!!あーん!!」

ギンガナム「どうした!腹でも減ったのか!!?」

ロラン「あーん!うわーん!!」

ギンガナム「何が不調なのだ!!!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:23:04.91 ID:KaZyt8Ls0
マリナ「これはもしかして…ちょっといいかしら。ごめんねロランくん」クンクン

ギンガナム「原因がわかっているのか、マリナイスマイール!」

マリナ「ええ、おむつ交換が必要ね」

ギンガナム「ええおむつ交換とは…可愛いやつめ!!!」

マリナ「あいにくうちでは扱ってないけれど、この近くにカテジナキヨシがあるわ」

ギンガナム「すぐ買ってくるから小僧を頼む!」ダッ

マリナ「あっ」


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:34:52.37 ID:KaZyt8Ls0
ウィーン

ギンガナム「ハァハァ…カテジナ!おむつを売ってくれ!」

カテジナ「な、なに言ってんだい!?とち狂って赤ちゃんプ  でもするつもりかい!?」

ギンガナム「早くしろ…家電量販店においてきたままの赤ん坊が泣いているんだぞお!!」

カテジナ「…赤ん坊?何言ってんのかしらないが…赤ん坊の年齢とオムツのメーカーは?」ゴソゴソ

ギンガナム「1歳くらいだ!メーカーなんぞ知るわきゃねえだろお!」

カテジナ「オムツは赤ん坊を泣きやませるための必要道具ということもわからずに…まったく」パサ

カテジナ「多分これで大丈夫だろう。安心と信頼のアナハイム社のやつだ」

ギンガナム「よし!請求先はギンガナム艦隊だ!」ガシッ

カテジナ「…ところであんたオムツの変え方知ってるの?」

ギンガナム「マニュアル道理にやっていますというのはアホの言うことだぁ!!」ダダ…

カテジナ「…甘いよねえ坊や」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:44:15.43 ID:KaZyt8Ls0
刹那「…そろそろ帰ってくる頃か」

マリナ「あやすーことがー♪しーあわせーならー♪」ゆらり…ゆらり…

ロラン「ぐす…くぅ…くぅ…」すや…

ダダ…

マリナ「あら、お帰りね」

ギンガナム「ハァ…ゼェ…!」

ギンガナム「…母の…腕の…ゆりかごの…中で…ゼェ、…人は…己の中の…母性…本能を…甦らせる…ハァ…」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:51:44.76 ID:KaZyt8Ls0
マリナ「…アナハイムのオムツね。いい見立てだわ、カテジナさん」

刹那「オムツの変え方は知っているか?」

ギンガナム「マニュアル通りにやっ…」

マリナ「多くの人が使えるように、マニュアルがあるのよ。状況に応じて、それを変えればいいの…」

ギンガナム「…」

刹那「…俺の脳量子派で意識共有空間を作り出す。そうすればマリナの記憶によってお前もオムツ交換ができるだろう」

ギンガナム「うむ…わかった」

刹那「ただ空間を出たらやり方を忘れるから、習得するつもりでやるんだ」

ギンガナム「(オムツ交換の)覚悟はいいか小僧ォォォーーー!!」

ロラン「うー!」」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 09:59:36.82 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「…ふぅ。なるほど、オムツ交換とはこういうものか…」

ロラン「あうー♪」

ギンガナム「ハハハハハハ!オムツを変えると元気になるなあ!」

ギンガナム「もらしたオムツの不快感を知るから、しっとりさらさらの快適さを感じることができるッ!!」

ロラン「うー、うー♪」すりすり

マリナ「あらあら、すっかり御大将に懐いているわね」

ギンガナム「頬ずりであるーーーーッッッ!!!!」すりすりすり

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 10:04:31.04 ID:KaZyt8Ls0
刹那「それでこれからどうするつもりだ?

ギンガナム「せっかくビデオを買ったのだ。どこかに出かけたいな」

ロラン「うー」

マリナ「どこかいい行楽地はあったかしら…?」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 10:23:57.67 ID:KaZyt8Ls0
マリナ「そうだ、ガンダム博物館がいいわ。今はたしか遠隔操作兵器展をやっているはずよ」

ギンガナム「なるほど…サイコミュの英才教育にいいかもしれんな。そこに行くとするか」

ロラン「…」ぐー

ギンガナム「なんだ小僧、腹が減ったのか?」

マリナ「赤ん坊は食べて寝るのが仕事ですもの。無理もないわ」

ギンガナム「では遊びに行く前に腹ごしらえといくか小僧!」

ロラン「うー!」

のっしのっし…

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 10:25:01.15 ID:KaZyt8Ls0
刹那「…マリナ。俺も博物館に…」

マリナ「ダメよ…。今日は定休日じゃ…」

刹那「……量子ワープ!!!」フッ

マリナ「…刹那!!!逃がさないわよ…!!!」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 10:30:09.62 ID:KaZyt8Ls0
のっしのっし…

ギンガナム「さて、どこで食事をするかだが…」

【中華料理 マスターアジア 小さなお子様も安心です!】

ギンガナム「ほう、なぜか親近感を感じるな…ここにするか小僧?」

ロラン「ひゃうー!」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 10:38:10.39 ID:KaZyt8Ls0
アレンビー「いらっしゃいませ。メニューでございます!」

ギンガナム「ほう!これは綺麗な地球のお嬢さん!角が付いているとは変わった制服だ…」

アレンビー「ご注文がお決まりの頃伺います。またねボク!」ニコッ すたすた…

ギンガナム「美味そうな割に、なかなか安いではないか。これはいい店に入った…」

ロラン「うー」ぐいぐい

ギンガナム「どうした小僧…ん?あれは厨房スタッフか?」

ヒソヒソ…

ドモン「駄目だ、兄さん…やっぱりできない。こんな安月給で働くなんて…!」グスッ

バナージ「辞めたいよ…こんなところでバイトしていたら。心が壊れて、人間ではなくなってしまう!」

リディ「そうだよ、雇われているんだ…決して逆らえない鬼店長にな!」

イワーク「俺たちは、格安料理のしわよせでこんな労働を…強いられているんだ!!!!!」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 10:44:56.69 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「値下げにやり過ぎなどということは無いよ」ボソ

ギンガナム「ブラック企業を垣間見たようだがな。さっさと食べて出よう。…小僧、何が食べたい?」

ロラン「ぱー」ちょい

ギンガナム「ネオ香港離乳食ランチか、いいだろう。小生は東西南北中央不敗定食にするか」

アレンピー「おきまりでしょうかー!」ぱたぱた

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 10:56:07.76 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「…なかなかの味だったなぁ!」

ロラン「…」

ガラッ

レイン「ただいまみんなー!出前終わったわ…あら?」

ギンガナム「おお!ネオジャパンの女か、邪魔しているぞ」

レイン「メリーベルからのメール通りね。本当に子供を」

ギンガナム「メール?」

レイン「いえ、それより。食べ終わったら背中をさすってあげなくちゃだめですよ」

ギンガナム「なぜだ」

レイン「なぜかというと…」さすさす…とんとん

ロラン「っぽぅ」

レイン「小さいうちは自力のゲップが難しいんです。覚えておいてくださいね」

ギンガナム「なるほど…またひとつ覚えたぞ。ゲップをさせるために背中をさするとな…」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 11:08:09.38 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「さて、ようやく博物館だ…」

ミリアリア「いらっしゃいませ何名様でしょうか?」

ギンガナム「入館の花火をあげるッッッ!!!!」チャリーン…パシッ

ロラン「ひゃあ!!」

ミリアリア「!!?」

ギンガナム「大人1枚、子供1枚。請求はギンガナム艦隊」

ミリアリア(び、びっくりした…コイントスか)ドキドキ

ミリアリア「ハイ…確認できました」

ギンガナム「うむ!!!」

ミリアリア「それでは…2名様ッ!入館ッ!どーぞッッ!!!」ピ ピ ピ ブー!!!

ギンガナム「ギム・ギンガナム!子供連れ!入るぞ!」ダダダダッ!!!

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 11:22:24.30 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「なかなか広い内装だな。どこから見たものか…」

ロラン「うー、きゃあ…あ、っい…いー」

ギンガナム「!!!な、何か言ったか小僧ォォォォーーーー!!!」

ロラン「…?」

ギンガナム「そうだビデオで確認を…えーい機能不全に落ちたのか!?停止も再生もできない!」

アレハンドロ「それは録画モードだからですよ…」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 11:26:29.63 ID:KaZyt8Ls0
ギンガナム「何者だ!!!」

アレハンドロ「フッハッハッハッハッハッハ!当博物館へようこそ!」

コツコツ…

アレハンドロ「理事長のアレハンドロと申します。よろしければご案内を」

ギンガナム「なるほど、おもしろい。お願いしようか」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 11:56:12.89 ID:KaZyt8Ls0
アレハンドロ「…これが黒歴史のすべてです。続いてMSについて…」

ロラン「あー、うー♪」

ギンガナム「……………」

アレハンドロ「…で、…がですな…、…というわけで…」

ロラン「ぴゃ?」

ギンガナム「……………」

アレハンドロ「というように、これらのモビルスーツは設計され…どうしました?」

ギンガナム「いや…人はなぜ争うのだろうと考えていたのだ。一度封印した黒歴史を、掘り返してまで」

ギンガナム「闘争の先にあるものが破壊だから、黒歴史は封印されたのに…」

アレハンドロ「命を繰り返す為…子供のために、戦い続けなければならないから残っていたのでは?」

ギンガナム「…大人はそうやって子供を戦争に利用してきたのではなかろうか?」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 12:04:05.88 ID:KaZyt8Ls0
アレハンドロ「利用などと…。我々が戦ってきたのは、事実子供を守るためでしょう?」

ギンガナム「子供を守るためと言いながら、子供を守っている敵を撃ってきたのだ。大人は…」

アレハンドロ「…」

ギンガナム「そんなエゴで戦う者などに、子供達は守れん…」

アレハンドロ「…」

ギンガナム「…小僧はひとつ小生に教えてくれた。子供は愛でるためにいるとな…」なでり…

ロラン「あうー?」

アレハンドロ「…」

ギンガナム「…帰還するぞ小僧。帰ってお昼寝の時間だ…」フッ

ロラン「あー♪!!!」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 12:11:08.97 ID:KaZyt8Ls0
アレハンドロ「…子供を利用してきた、か…。……む!?どうしたお嬢ちゃん」

ミネバ「た、助けて!あのおじさんがずっとあとをついてくるの…!」

ドズル「ご、誤解だ!親子だ!」

アレハンドロ「遺伝子が全然違うだろう!つまみ出せ警備員!」

警備員「ハッ!」

ドズル「ど、どこだシャア!説明してやってくれ!シャア……!」






プル「すごいぞプルツー!これハマーンのキュベレイだ!」

プルツー「ほんとだ!あっ!あっちにはゼータが…!」

シャア(合法的に幼女が拝める…やはり博物館はいいものだ…フフフ)

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 12:22:28.44 ID:KaZyt8Ls0
ディアナ「帰りましたよ、閣下!…いないのかしら?入りますよ」

シュッ

テクテク…

ディアナ「…!これは…」

ロラン「すぴー…」ぎゅ…

ギンガナム「…ギリッ…ぐぅ…」ビクンッ!

ディアナ「…こんなにおもちゃを散らかして。買ってきたのかしら」

ディアナ「まったく閣下は布団もかけずに…」ファサッ

ディアナ「…フフフ、しかしあの閣下がねえ。まあ、もう少しだけ寝かせてあげましょうか」スタスタ

シュッ

ロラン「ちゃー…」きゅうっ

ギンガナム「あた…たか…ふすー……わが…よの……はる…が…きた…すぴー」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 12:31:56.41 ID:KaZyt8Ls0
??「はぁ、はぁ…め、メリーベル!」

メリーベル「なんだ、そんなに急いで」

??「閣下がかわいい男児を連れてお散歩中だと聞いた!どどどこだ!?わわわ私が抱っこしてあげる!!」

メリーベル「………カテジナキヨシで見たって人が」

??「わ、わかった!邪魔したな!」タタタタ…

メリーベル「はぁ…今頃は本拠地に戻った頃かねえ」

メリーベル「しかしなんだよこの艦隊への請求書…ギム、おもちゃ買いすぎだろ」カタカタ

メリーベル「………あーあ、アタシも子供欲しくなってきたなあ…」







おわり

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 13:05:08.12 ID:KaZyt8Ls0
5年後

ロラン「ぎ、ギムおいちゃん、しょうぎ、あそんでっ!」

ギンガナム「フハハハハ!!!覚悟はいいか小僧ォォォォーーー!!!」

10分後

ロラン「お、おう、おうて!」パチッ

ギンガナム「ま、待て小僧ォォ!」

ディアナ「ダメですよ閣下、もう3階も待ってしています」

ギンガナム「おおのぉぉぉぉおおおれえええええええ!!」






今度こそおわり