1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 21:55:17.94 ID:BXFMpyCH0
赤沢「お願い!」

赤沢「赤沢さん、実は僕も…君のことが…」

赤沢「え?」

赤沢「僕も赤沢さんのこと、ずっと好きだったんだ」

赤沢「恒一くん…。私嬉しい!」

赤沢「さあ、おいで泉美。熱い接吻を始めようじゃないか」

赤沢「恒一くん!!」



鳴「」

引用元: 赤沢「恒一くん、好き!大好き!私と付き合って!」 



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 21:59:39.14 ID:BXFMpyCH0
鳴(私がいることに気付いてない…?)

鳴(いや、確かに私はいない者なんだけど…)

鳴(まさか赤沢さんが榊原くんを好きだったなんて、意外)


ガラッ

勅使河原「ちーす」

赤沢「…」

風見「赤沢さん今日も早いね。予習?」

赤沢「当たり前でしょ?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:02:31.01 ID:BXFMpyCH0
赤沢「…恒一くんは?一緒じゃないの?」

勅使河原「いいや」

赤沢「そう…」

風見「用でもあるのかい?」

赤沢「別に」イライラ


赤沢(早く恒一くんの顔が見たい…)

赤沢(このまま来なかったらどうしよう!)ガタッ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:04:56.27 ID:BXFMpyCH0
風見「あ、赤沢さんどこに行くの?」

赤沢「ちょっと下駄箱までっ!」

勅使河原「何なんだあの人…」



赤沢「…」ウロウロ

赤沢(まだかなぁ…)

望月「うわっ!…びっくりした赤沢か。脅かさないでよ」

赤沢「別に脅かしてないわよ」イライラ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:07:10.39 ID:BXFMpyCH0
望月「だって赤沢さん睨んでるみたいだったし…」

赤沢「そんな事……ハッ」

赤沢(自分では気付かなかったけど、私って睨んでるような目してたのかな…)

赤沢(ってことは恒一くんにも勘違いされてたら…ど、どうしよう)


望月「あ、榊原くん。おはよう」

恒一「おはよう」

赤沢「!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:09:22.56 ID:BXFMpyCH0
赤沢(お、落ち着け泉美っ!)

赤沢「おはよう恒一くん」

恒一「おはよう、赤沢さん」

赤沢「…」

恒一「な、何…?」

赤沢「……」ダッ

恒一「行っちゃった…何だろう」

望月「変な人だね」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:12:50.88 ID:BXFMpyCH0
恒一「赤沢さんてさ、何か…怖いよね。とっつき難いって言うか」

望月「うん。何か毎日が生理って感じだよね」

恒一「そういうのは良く分からないけど…」

望月「とにかく、赤沢さんはあんまり怒らせない方が身のためだよ」

恒一「僕、もしかしたら赤沢さんに嫌われてるかも知れない」

望月「え?どうして?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:15:27.72 ID:BXFMpyCH0
恒一「何か、気付くと視線を感じるんだよ」

望月「うんうん」

恒一「それで、その視線の方を見ると、いつも赤沢さんが僕のこと睨んでるんだよ」

望月「恐怖だね…」

恒一「はぁ…何もしてないはずなんだけどなぁ」

望月「女の子って複雑だからね」

恒一「うん、もしかしたら自分でも知らぬうちに傷つけたのかも…」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:21:58.71 ID:BXFMpyCH0
~女子トイレ~

赤沢「はぁ…うまく笑顔が作れない…」

赤沢「ニコッ」

赤沢「…何かぎこちなくなるのよねぇ」

赤沢「そんなことないよ赤沢さん!」

赤沢「えっ…恒一くん?」

赤沢「赤沢さんの笑顔は世界一だよ!赤沢さん最高!!」

赤沢「そ、そんな…そこまで言われると泉美照れちゃう//」

赤沢「さぁ、おいで僕のかわいい泉美。熱い接吻を始めようじゃないか」

赤沢「う、うん。チューッ」


小椋(個室から出て行きずらい……)

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:26:50.64 ID:BXFMpyCH0
先生「よーし、じゃあ二人組つくれー!」


恒一「二人組か…」

望月「榊原くん、僕とペアにならない?」

恒一「うん」

赤沢「待ちなさい!!」

望月「へ?」

赤沢「望月くんは高森くんと組みなさい」

望月「えぇ?若森くんと?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:30:14.98 ID:BXFMpyCH0
恒一(僕を一人にさせるつもりか…?やっぱり嫌われてたんだな…)

赤沢「て言うことで恒一くんは私とペアね」

恒一「えっ」

赤沢「ダメ?今日杉浦さんが休みだから、他にいないのよ」

恒一「や、でも…」

赤沢「いいでしょ?」

恒一「わかった…」

赤沢(フフフッ)

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:36:19.22 ID:BXFMpyCH0
勅使河原「そんで先生、何するんですか?」

先生「二人三脚だ」

恒一「二人三脚か…って赤沢さんと僕が!?」

赤沢「頑張りましょう、恒一くん」

恒一(良く見たら男女のペアって僕たちだけじゃないか…)

赤沢「じゃあ早速ハチマキ結ぶわね」ギュッギュッ

恒一「赤沢さん…ちょっと強く締めすぎじゃないかな…」

赤沢「そんな事ないわよ」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:40:27.79 ID:BXFMpyCH0
恒一「いや、でも…」

赤沢「嫌…?」

赤沢「嫌じゃないけど…」

赤沢「ほら、恒一くん。練習しよっ」

赤沢「わわっ…赤沢さん、胸が当たってるよ」

赤沢「本当は嬉しいくせに」

赤沢「赤沢さんっ!僕もう我慢できないっ!」

赤沢「いいのよ…本能に従いなさい、恒一くん」

赤沢「赤沢さん!好きだ!キスしたい!」

赤沢「今日は特別に許可します//」


恒一「」


赤沢「しまった……」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:45:47.48 ID:BXFMpyCH0
赤沢「い、今のは…その…違うの!これはっ、その…だからっ!」

恒一(か、かわいい//)

赤沢(し、死にたいよぅ…)

恒一「赤沢さん…僕、今まで赤沢さんのこと誤解してたよ」

赤沢「えっ?」

恒一「赤沢さん、とっても可愛い人だったんだね」

赤沢「そ、そんな可愛いだなんて…//」

恒一「キスして…いいかな?」

赤沢「い、いいとも…」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:48:43.12 ID:BXFMpyCH0
赤沢「ふぁにゃあ…チュッチュッ……ふへへっ」


先生「赤沢、何やってんだ。早く二人組作れ」

赤沢「は、はいっ!」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:50:52.74 ID:BXFMpyCH0
ワハハハハッ

赤沢(は、恥ずかしいっ//)


恒一「赤沢さんどうしたんだろ…調子でも悪いのかな」

望月「榊原くん、足結んだよ。行こう」

恒一「おうっ」

望月「いっちにっ、いっちにっ」

恒一「いっちにっ、いっちにっ」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 22:54:48.19 ID:BXFMpyCH0
望月「そう言えば聞いたよ、榊原君、綾野さんが好きなんだって?」

恒一「おいっ、声でかいって!」

赤沢(!?)

綾野「!?」

恒一「綾野さんに聞かれたらどうするんだよ!」

望月「ごめんごめん」

綾野(恒一くん…私のことを……?)

赤沢「…」ギリギリ

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 23:00:00.55 ID:BXFMpyCH0
恒一「ったく…」

鳴「さ・か・き・ば・ら・君」

恒一「見崎さん?」

鳴「やめといて方が、いいよ。綾野さんは」

恒一「どうして?」

鳴「ビ  だから」

恒一「えぇー!?そうだったの?」

綾野(違う!違う!)

鳴「私と付き合った方が、いいよ。きっと楽しいと思う」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 23:04:07.12 ID:BXFMpyCH0
綾野(!)

赤沢(とられてたまるかっ!)

赤沢「恒一くん!こっち来て!」

恒一「えっ?」

赤沢「愛の逃避行よ!」

恒一「オッケー!分かったぜ!」



~女子トイレ~

赤沢「ふふ…うふふっ…ふにゃあ…恒一きゅん//」

小椋(いい加減、早く出てってくれないかなぁ…個室から出られないじゃん)

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 23:07:09.58 ID:BXFMpyCH0
赤沢「いけないっ、もう1時間目始まっちゃう!」

小椋「やっと出てくれたか…私も急がなきゃ!」


キーンコーンカーンコーン

赤沢(昨日恒一くんと目が合ったのは14回だから…今日の目標は19回ね)

赤沢「…」チラッ

恒一(うわっ、またこっち睨んだ)

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 23:10:17.30 ID:BXFMpyCH0
赤沢「…」チラッ

恒一(まただ…すごく怖いんだけど…)

赤沢(よしっ!これで10回ね…。今日はいいペースだわ)

恒一「あの、赤沢さん」

赤沢「ビクッ な、何?」

恒一「睨むのよしてよ」

赤沢「に、睨んでなんかないっ」

恒一「え…そうなの?」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 23:14:21.73 ID:BXFMpyCH0
赤沢「それは誤解よ、恒一くん!」

恒一「でも睨んでるようにしか見えなかったけど」

赤沢「睨んでたんじゃない…見つめてたのよ!」

恒一「見つめ……えっ?」

赤沢「好きだから…、恒一くんの事が、好きだからっ!」

恒一「…ッ!」ガバッ

赤沢「! 恒一くん…?」

恒一「僕も…君のことが好きだ」

赤沢「…知ってた、分かってた、全部…」

恒一「うん…」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/13(月) 23:16:26.41 ID:BXFMpyCH0
赤沢「だから、ね…?」

赤沢「うん。付き合おう」

赤沢「嬉しい…」

赤沢「赤沢さん、いや泉美。キス、するよ…」

赤沢「優しくしてね…?//」

赤沢「当たり前だろ…泉美…」




鳴「」


お わ り