ﾊﾞﾀﾝｯ

「嫌！やめてよぉ！離して！助けてお兄ちゃん！」

「静かにしてくれよ、集中できないだろ…」

「ひっ！やめて、そんなの近付けないで！」

「…抑えといてくれ。」

「わかりました。」

「嫌あぁぁぁぁ！！！」

桃子「」ﾌﾟｸｰ

P「だから悪かったって。」

桃子「謝ったって許さないんだからね！桃子が歯医者嫌いなの知ってるくせに！」

P「だって桃子、虫歯出来てただろ？悪化する前に治療しとかないと色々支障が出るんだよ。」

桃子「だからってあんな騙し討ちみたいなことしなくてもいいじゃん！」

P「それについては謝ってるじゃないか。」

桃子「」ﾌﾟｲ

P「…どうしたら許してくれるんだ？」

桃子「今日一日桃子に付き合って。」

P「まあそれで許してくれるなら…」

桃子「そうと決まれば早速行くよ、お兄ちゃん。」

P「はいはい。」

桃子「はいは一回！ちゃんとエスコートしてよね、お兄ちゃん！」

P「承知しましたお嬢様っと…」







765ベイクォーター

桃子「まずは服からね。」

P「いきなり嵩張るのから行ったな。」

桃子「いいの！どうせ持つのはお兄ちゃんなんだから。」

P「えっ、マジで？」

桃子「エスコートしてくれるんでしょ？」

P「いやまあそうだけど…仕方ないな、約束したし。」

桃子「あ、この服可愛い！」

P「確かに、中々いいんじゃないか？」

桃子「これもいいなー。」

P「…」

桃子「お兄ちゃん、どっちの方が似合ってる？」

P「どっちも似合ってるぞ。」

桃子「お兄ちゃん…つまんない大人だね。」

P「うっ…」

ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀｰ

P「あれだけ見たのに結局買ったのは3着だけか…」

桃子「ホントはもっと買っても良かったけどお兄ちゃんの財布が可哀想だからね。」

P「お気遣いどーも。次はどうするんだ？」

桃子「うーん…とりあえず見て回りたいかな。」

P「りょーかい。」


桃子「あ、このアクセサリ綺麗！」

P「6、6桁か…」




桃子「お兄ちゃん、あれ欲しいな。」

P「すまん、無理だ。」




桃子「あはは、お兄ちゃん下手くそだね。」

P「体鈍ってるなぁ…」










桃子「あー、楽しかった。」

P「そりゃ良かったよ。ほい、これ。」

桃子「ありがと、冷たっ。」

P「また虫歯になるなよー？」

桃子「今度は大丈夫だもん！」

P「はははっ、そうだな。」

桃子「もう…こんなに楽しかったのは久しぶりかも。」

P「…」

桃子「桃子が楽しいと思えるのはみんなのおかげ、でももっと楽しみたいって思うのはお兄ちゃんがいるからだよ？」

P「…」

桃子「お兄ちゃんのおかげでみんなに会えたし楽しいことも嬉しいことも増えたの。」

P「桃子…」

桃子「まあたまにポンコツで頼りないときもあるけど…これからもプロデュースよろしくね！お兄ちゃん！」

P「おう、任せとけ！みんなまとめてトップアイドルにしてやるよ！」

桃子「期待しないで待ってるよ、お兄ちゃん♪」

おわり

おまけ

劇場

のワの「あー、歯が痛いなー。これ虫歯かなー。」

千早「歯が痛いわね…虫歯かしら…」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

P「…」

翼「プロデューサーさん！」

P「ん、どうした翼？」

翼「わたし虫歯があるみたいだから歯科医院に連れていってほしいの！だめ？」

P「だめ。」

翼「けちー。」ﾌﾞｰ

P「なんでこうなったんですか？」

小鳥「さあ…？私も歯が痛いわー。」

P「…」

何故か虫歯の治療についてきてもらうとPとデート出来るという噂が広まっていた。

おまけ2

銅鐸歯科医院

「それじゃあ治療を始めるぜ！」

「ジーグランサー！」(麻酔)

「ミッチー、マッハドリルだ！」

「虫歯め！死ねぇ！」

「痛い痛い痛い！」

「おっと、油断しちまったか！」

「うううっ…」

「宙さん、治療が終わりました。」

「鋼鉄ジーグの相手には物足りないぜ！」

歯医者になって虫歯をチクチクするゲームを作ってたら思い付いたので。

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