1: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 01:41:10.76 ID:cZSjYh4QO
前作 

【ミリマス】桃子「お兄ちゃん、どこ行くの?」P「イイところだよ。」  

765プロ

美希「ハニー!ミキとデートに行くの!ついでに歯医者も行くの!」

P「とうとうストレートに来るようになったなお前ら…歯医者ぐらい一人で行けるだろ?」

美希「ハニーと一緒じゃなきゃや!」

P「我儘言うなって…でもなんで急に虫歯が流行りだしたんだ?」

春香「765プロならぬ648プロですよ!プロデューサーさん!」

千早「春香…私でも流石にそれはどうかと思うわ…」

P「でもアイドル+事務員で計50人も虫歯だからな…648プロと馬鹿にされてもしかたない。」

春香「虫歯じゃないのはプロデューサーさんと律子さんだけですもんね。」

P「アイドルの体調管理も出来ないダメプロデューサーだな…俺。」

美希「ミキ、なんでみんな虫歯なのか知ってるよ?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408380070

引用元: 【ミリマス】P「これじゃ648プロだな…」 



2: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 01:48:38.12 ID:cZSjYh4QO
P「ホントか!?美希!」

美希「でもタダじゃ教えてあげないの。」

P「おいおい…」

美希「そだね…ミキとデートにいくなら教えてあげるの!」

P「ぐっ、姑息な手を…」

美希「どうするの?」

P「…わかったよ、今度合間を見てスケジュールを開ける。その時ならな。」

美希「イエーイ!ミキの粘り勝ちなのー!」

春香「プロデューサーさん!私も!私もデートしたいです!」

P「春香はダメだ。」

春香「な、なんでですか!?」

P「お前情報持ってないだろ?ならデートする意味はないだろ。」

春香「うぐぐ…美希ズルいよー!」

美希「これが持つものと持たざるものの差なの!」フンスッ

千早「くっ…」

3: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 01:56:29.83 ID:cZSjYh4QO
P「とりあえず教えてくれ。」

美希「いいよ。えーっとねー小鳥のせいなの。」

小鳥「」ビクッ

P「…ほう?」グリン

美希「小鳥が作った変なお薬が人を虫歯にする薬なんだって!」

小鳥「み、美希ちゃん…?ど、どこでそれを…じゃなくて根拠はあるのかしら…?」

美希「これなの。」

小鳥「そ、それは亜利沙ちゃんがいたるところにつけてる盗聴機!」

P「春香!千早!今すぐ亜利沙連れてこい!」

春香「ま、まあまあプロデューサーさん、亜利沙ちゃんも悪気がある訳じゃ…」

千早「そうですよプロデューサー。」

P「お前ら…まさかグルなのか…?」

のワの

美希「ハニー、お話続けるよ?」

5: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 02:05:02.79 ID:cZSjYh4QO
P「お前たちには後でじっくり聞かせてもらうからな。美希、続けてくれ。」

のワの

美希「はいなの。それでね、小鳥がそのお薬をポットの中に入れたの。そのポットを使って雪歩がお茶を入れたから…」

P「営業で外回りしてた俺と律子以外の全員が飲んでしまったと…音無さん、弁明を聞きましょうか。」

小鳥「………三十六計逃げるに如かず!」ダッ

P「あ、まて!」

律子「ただいま戻りましたー。」ガチャッ

小鳥「ピヨ!?」

律子「わっ!小鳥さん!どうしたんですかそんなに慌てて…」

P「律子!それ捕まえろ!」

律子「えっ!?」

7: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 02:13:46.42 ID:cZSjYh4QO
小鳥「捕まるわけには…!」ダッ

P「律子!あれが虫歯の元凶だ!」

律子「なんですって!?」

P「絶対に逃がすな!」

律子「はい!……小鳥さん?」ユラァ…

小鳥「ひいっ!」

律子「覚悟してくださいね…?」天地鳴動の構え

小鳥「ピヨーー!!!」

スパアァァァン!









律子「これでよしっと…」パンパン

P「流石は律子、手際がいいな。」

律子「そんなに誉めないでくださいよ。照れるじゃないですか。」

小鳥「あ、あのー…せめて普通に縛ってほしいかなーって…このままだと頭に血がのぼって…」

律子「あ"?」

小鳥「なんでもありません…」


8: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 02:24:18.67 ID:cZSjYh4QO
P「さて、遺言を聞きましょうか。」

小鳥「あれ…重くなってる…」

P「大人しく白状すれば良いものを…まさかの逃亡ですからね。」

春香「極刑ですよ、極刑!」

P「千早。」

千早「はい。春香、あっちで遊びましょうね。」ズリズリ

春香「あ、千早ちゃん…!引き摺らないで!」


10: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 02:52:49.22 ID:cZSjYh4QO
P「まったく…で?」

律子「お聞かせ願いましょうか。」

小鳥「ぴぃー…」

P「」ふうっ…

P「桃子が泣いてましたよ?」

小鳥「」ビクッ

P「折角虫歯が治ったのに、もう虫歯にならないって約束したのにって。」

P「約束破っちゃってごめんなさいって…」

小鳥「」

P「…」

小鳥「わ、わかりました…すべて話します…」


11: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 02:57:54.81 ID:cZSjYh4QO
一週間前

小鳥「あら?あれは…桃子ちゃんとプロデューサーさん?」

小鳥「なんの話をしてるのかしら…」







桃子「……付き合って。」

P「まあそれで許してくれるなら…」

小鳥「!?!?!?」

桃子「そうと決まれば早速行くよ、お兄ちゃん。」

P「はいはい。」

桃子「はいは一回!ちゃんとエスコートしてよね、お兄ちゃん!」

P「承知しましたお嬢様っと…」








小鳥「桃子ちゃんとプロデューサーさんが…付き合う…?付き合ってあんなことやそんなことを…!?ブハッ、鼻血が…」

小鳥「こうしちゃいられないわ!二人をストー…調査しないと!」

13: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 03:10:43.95 ID:cZSjYh4QO
小鳥「まずはアパレルショップに入ったわね…」






桃子「お兄ちゃん、どっちの方が似合ってる?」

P「どっちも似合ってるぞ。」

桃子「お兄ちゃん…つまんない大人だね。」

P「うっ…」

小鳥「プロデューサーさん、女心がわかってないわね。」●REC





桃子「うーん…とりあえず見て回りたいかな。」

P「りょーかい。」

小鳥「次はウインドウショッピングね、気付かれないようにしないと…」●REC


桃子「あ、このアクセサリ綺麗!」

P「6、6桁か…」

小鳥「」●REC


桃子「お兄ちゃん、あれ欲しいな。」

P「すまん、無理だ。」

小鳥「」●REC


桃子「あはは、お兄ちゃん下手くそだね。」

P「体鈍ってるなぁ…」


小鳥「あ、スペースインベーダー!懐かしいわね…」

15: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 03:30:23.45 ID:cZSjYh4QO
小鳥「インベーダーに夢中になって二人を見失ってしまったわ…どこにいったのかしら…見つけた!」



P「…」

桃子「…」

小鳥「遠くて聞き取れないわね…」●REC



桃子「…」ニコッ

小鳥(きゃあー!桃子ちゃんのスマイルいただきましたー!)●REC

桃子「…」スッ

P「…」パシッ

小鳥(手繋ぎ!?)●REC

桃子「…」

P「…」

小鳥(こっちに来る…!)ガサッ

P「ん?」

桃子「どうしたの?」

P「いや、なんか小鳥さんらしき人がいたような…」




16: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 03:37:28.18 ID:cZSjYh4QO
桃子「もう、今は桃子をエスコートしてるんだからちゃんと桃子を見ててよ!」

P「はいはい、桃子はませてるなー。」

桃子「子供扱いしないで!」

P「はは、悪い悪い…」








小鳥「いちゃつきやがっていちゃつきやがっていちゃつきやがっていちゃつきやがっていちゃつきやがってイチャツキやがってイチャツキやがってイチャツキやがってイチャツキヤガッテ…」

17: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 03:47:06.64 ID:cZSjYh4QO
小鳥「はっ!ダメよ小鳥!怨念に囚われちゃ!急いで戻らないとサボタージュがばれる!」ダッ






律子「あれ、小鳥さん。」

百合子「えっ?あ、本当だ。」

杏奈「…こんにちは…」

小鳥「あ、あら律子さんに百合子ちゃんに杏奈ちゃん…どうしてここに…?」

律子「どうしてもなにも私達はレッスン帰りですよ、小鳥さんこそどうしてここに?」

小鳥「あ、ちょ、ちょっと気分転換に散歩を…」

百合子「確かにこの時間の風は気持ちいいですよね…風の精霊たちが祝福してくれてるみたい!」

杏奈「百合子さん…」

百合子「はっ!ご、ごめんなさい!私また…」

小鳥「大丈夫よ…」

律子「勤務時間中ですからほどほどにしてくださいね?」

小鳥「は、はい…」ティン

小鳥「私も一緒に戻りますね。」

律子「あ、はい。じゃあ一緒に帰りましょうか。」

20: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 04:13:44.25 ID:cZSjYh4QO
シアター

律子「ただいま戻りましたー。」

小鳥「戻りましたー。」


P「おう、律子、百合子、杏奈、お帰り。あれ、小鳥さんも一緒なのか。」

律子「はい、さっきそこで会ったので。」

P「了解。あ、今日はもう事務終わったから帰っていいぞー。」

律子「流石ですねプロデューサー殿。」

P「そんなに量もなかったしな…俺も帰るかー。」

律子「この時間に上がれるなんて本当に珍しいですね、一杯行きますか?」

P「明日も仕事あるから軽くな…って律子まだ成人してないだろ。」

律子「あはは、ばれちゃいましたか。」

P「まあ飯くらいなら奢るよ、百合子、杏奈、桃子、お前たちもどうだ?」

律子「ホントですか!?やったー!」

百合子「ご、ご一緒します!」

杏奈「杏奈も…ご馳走になります…」

桃子「お兄ちゃんがどうしてもって言うなら…」

P「はいはいどうしてもどうしても。」

桃子「」ムー

P「小鳥さんはどうします?」

小鳥「わ、私はちょっと用事があるので…また誘ってください。」



21: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 04:32:03.40 ID:cZSjYh4QO
P「そうですか…ではまた明日、お疲れさまでした。」

「「「「お疲れさまでした。」」」」

小鳥「あ、はい。お疲れさまでした。」

バタンッ

プロデューサー!キコエテタワヨ!ワタシトリオチャンモツレテイキナサイ!

オフタリハサスガニジバラデオネガイシマス…










小鳥「さて…今日のデータをまとめましょうか…」



鑑賞中








小鳥「確か今日は桃子ちゃんの虫歯の治療だったわね…つまり…」

小鳥「虫歯の治療についてきてもらえばデートできる…!!!」

小鳥「早速虫歯になる薬を作らないと!」ピヘヘ…

22: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 04:38:45.29 ID:cZSjYh4QO
………

小鳥「という訳なんです…」

P「なるほど…」

律子「じゃあ噂を流したのも?」

小鳥「私です…」

律子「」はあっ…

律子「どうするんですか?プロデューサー。」

P「ふむ…」

小鳥「どうか御慈悲を!」

P「虫歯はどうすれば治るんですか。」

小鳥「い、一週間前後で自然消滅します!」

P「他。」

小鳥「歯医者さんならすぐです!あくまで擬似的な虫歯なので!」

P「そうですか…すぐに治るならいいです、今回だけは許しますが次はありませんよ、音無さん。」

律子「よかったですね、音無さん。」

小鳥「」

23: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 05:29:30.28 ID:cZSjYh4QO
小鳥「誠に申し訳ありませんでした…」

P「謝るべきは俺達じゃないですよね。」

小鳥「はい…」

律子「ちゃんと行ってきてください、彼女達のところへ。」

小鳥「はい…」







律子「…少しやり過ぎましたか?」

P「たまにはお灸を据えないとダメだ、あの人最近サボりぎみだったし。いい薬にはなったんじゃないか?」

律子「そうですか…ところでプロデューサー殿?」

P「ん?どうした、律…子…」

律子「桃子とデートしたって…どういうことですかねぇ…?」ユラァ…

P「まて、おおお落ち着け。あれは罰なんだ!」

律子「私というものがありながら…よりにもよって小学生にぃ…!このロリコン!」

P「待って!許してください!俺には律子しかいないんです!」

律子「チェストォ!」

P「ギャアアァァァァ!」

24: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 05:39:19.53 ID:cZSjYh4QO
小鳥「この度は私音無小鳥の不徳故に皆様に多大な迷惑をお掛けしました。誠に申し訳ございません。」

春香「こ、小鳥さん、私達怒ってませんから!土下座なんか止めてください!」

美希「小鳥に土下座なんかされても意味ないって思うな。」

千早「美希!」

翼「でも小鳥さんのおかげでプロデューサーさんにアタック出来たし…」

未来「虫歯は嫌だったけど頭撫でてもらったからいいかなって!」

ざわ…ざわ…

静香「未来…今なんて…?」

未来「えっ?プロデューサーさんに頭撫でてもらったよ?みんなは?」

美希「ズルいの!」

未来「ええっ!?」

ワーワーギャーギャー



桃子「小鳥さん。」

小鳥「桃子ちゃん…」

桃子「桃子は怒ってるよ?」

小鳥「そうよね…」

桃子「でも桃子は大人だからね、今回は許してあげる。」

小鳥「桃子ちゃん…!ごめんなさい…!ごめんなさい!」

桃子「」ヨシヨシ

26: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 05:47:16.27 ID:cZSjYh4QO
数日後

P「みんなはの虫歯も完治して、ようやく648プロから765プロに戻ったな。」

美希「ハニー!」

P「わぷ。どうした美希?」

美希「デートに行くの!」

P「はあ?」

美希「この前約束したよね!」

P「ああ、あれか…仕方ない、いつがいい?」

美希「明後日なの!」

P「明後日か…俺も非番だしいいぞ。」

美希「やったー!なの!」

P「まあ今回は美希のお手柄だし…ただし今回だけだからな!」

美希「それはどうかなー?」

P「美希!」

美希「あはは冗談なの。」

P「まったく…」

小鳥「いいなぁ…美希ちゃん…私もイチャイチャしたい!」

小鳥「あら?この雑誌…これは!」




おわり

29: 鋼鉄虫歯 ◆lWOcOoOmOQ 2014/08/19(火) 06:27:56.46 ID:cZSjYh4QO
おまけ

シアター

亜利沙「ニュースニュース!大ニュース!」

律子「どうしたの、亜利沙?」

亜利沙「あ、律子さん!実は…プロデューサーさんが美希ちゃんとデートしてたんです!」


ピシッ…


琴葉「プロデューサーが…?美希ちゃんと…?」

恵美「琴葉!?目から光が消えてるよ!?」


律子「へ、へぇ…美希ったらレッスンサボってデート…いいご身分ねぇ。」

亜利沙「り、律子さん顔が怖いです…」

春香「美希ばっかりずるいー!私もデートしたいのにー!」

千早「春香、大人しくなさい。」

律子「亜利沙。」

亜利沙「は、はい。」

律子「場所は?」

亜利沙「えっ?」

律子「場所。」

亜利沙「あ、○○○○○です…」

律子「ちょっと行ってくるわ、留守番よろしくね。」

亜利沙「あの…」

春香「律子さん!私も!」

千早「春香、耳掻きで鼓膜破れるわよ。」

春香「あ、ごめんなさい。」


その後鬼神と化した律子にぼこぼこにされるPであった。

おしり