1: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:24:39.99 ID:cQgUUz/GO
注意事項

・武内Pもの

・武内Pもの





武内P「い、市原さん……?」

仁奈「ノンケちゃ~ん!」

武内P「!?」

仁奈「ノンノンノンケ ノンケちゃん♪」

仁奈「ノンノンノンケ ノンケちゃん♪」

武内P「」

仁奈「ノンノンノンケちゃん ほら来たよ♪」

仁奈「ノンケの気持ちになるですよ!」

武内P「あの……市原さん」

仁奈「仁奈でごぜーます」

武内P「……失礼しました。あの、仁奈さん」

仁奈「なんでごぜーますか?」

武内P「ノンケの意味は……ご存じですか?」

仁奈「ご存じ?」

武内P「申し訳ありません。言い方が悪かったですね。ノンケの意味を知っていますか?」

仁奈「知ってるでごぜーますよ! 美優おねーさんみたいに、キレイで優しい人が好きなことですよ♪」

武内P「……そうですね。だいたい合っています」

仁奈「でも由里子おねーさんが言ってやがったんです。CPのプロデューサーはノンケのフリをしているだけだって。仁奈はそれを聞いて、悲しい気持ちになったでごぜーますよ……」

武内P(大西さん……また貴方ですか……っ!)





市原仁奈
no title


ノンケちゃん
no title


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1605324279

引用元: 仁奈「ノンケの気持ちになるですよ!」武内P「!?」 




2: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:26:09.89 ID:cQgUUz/GO
仁奈「美優おねーさんは仁奈にとっても優しくて、一緒にいると心がポカポカになるです」 

仁奈「仁奈は仁奈みたいに、美優おねーさんのことが好きな人がもっともっと増えてほしいでごぜーますよ」 

仁奈「だからCPのプロデューサーも、ノンケの気持ちになるでごぜーますよ!」 

武内P「……仁奈さんの気持ちはわかりました。自分が好きなことを、他の人にも好きになってもらえたら嬉しいですからね」 

仁奈「……っ!? に、仁奈はアイドルの良さを語ってくれる、りあむおねーさんの気持ちになってやがったのですか!?」 

武内P「夢見さんの場合は、好きなことをただ話したい割合が多いかもしれませんが……。ところで私がノンケのフリをしているという話ですが」 

仁奈「あ、そうでした。ノンケの気持ちになるですよ!」 

武内P「そのことですが、私は最初からノンケなので大丈夫ですよ」 

仁奈「……? もうノンノンノンケちゃんでやがりますか?」 

武内P「はい。ノンノンノンケちゃんです」 

仁奈「じゃあ美優おねーさんが大好きですねっ!」 

武内P「……」 

武内P(少し語弊があるようですね。このまま市原さんを帰してしまったら、妙な噂が流れてしまい――) 





美優『私のことが大好き……? プロデューサーさんなのにそんなことを口にする人だったなんて……軽蔑します』 

みく『失望しました。Pチャンのアイドル辞めます』 

菜々『駿ちゃん……美優ちゃんが例の噂を気味悪がって、事務所に居づらくなったそうです。お姉ちゃんが付き添いますから、謝りに行きましょう』 

由里子『あからさま過ぎるノンケアピール。やっぱりホ なんだじぇ』 





武内P(――という事態になりかねません) 

武内P「あの……仁奈さん。確かに私は三船さんのことを魅力的だと感じ、尊敬していますが……大好きという表現は、少し違います」 

仁奈「えっ!? じゃあやっぱりノンケのフリだったでごぜーますか!」 

武内P「そもそも仁奈さんはノンケの意味を間違え……」 

仁奈「どうしやがりましたか?」 

武内P「……いえ。ノンケの正しい意味を教えようかと思ったのですが、9歳の女の子がノンケの正しい意味を知ること自体が正しくないと気づいてしまったのです」 

仁奈「???」

3: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:27:05.43 ID:cQgUUz/GO
武内P「ンンッ、失礼しました。つまり私が言いたいのは、私はノンケで三船さんのことも良い人だと知っていますが、大好きというわけではないということです」 

仁奈「むむぅ! 美優おねーさんはとっても良い人なのに」 

武内P「申し訳ありません」 

仁奈「じゃあCPのプロデューサーはどんな人が好きでやがりますか?」 

武内P「笑顔です」 

仁奈「笑顔……?」 

武内P「はい。私は良い笑顔ができる人が好きです」 

仁奈「良い笑顔……」ポワンポワンポワン 





宿儺・真人『ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ』 

五条悟『そうか? そうだな。そーかもなあ!!』 

ガッツ『すげえぞ!! さすが超越者! ほんとに死なねえぜ!!』 

アーチャー『答えは得た。大丈夫だよ、遠坂。オレも、これから頑張っていくから』 

信長(ドリフ)『笑えよホラ。こうすんだよ』 





仁奈「お、男の人が好きなんでやがりますか」 

武内P「違います」 

仁奈「ノンケのフリって……意味がわかったでごぜーます」 

武内P「違います」 

仁奈「じゃあCPのプロデューサーはどんな女の人が好きでごぜーますか?」 

武内P「笑顔がステキな女性、女性です」 

仁奈「美優おねーさんの笑顔もステキでごぜーます!」 

武内P「もちろん三船さんの笑顔はステキです。アイドルとして好きです」 

仁奈「んー、CPのプロデューサーが何を言っているかわからねーでごぜーますよ。ん?」チラッ 

武内P「仁奈さん? どうかしましたか」 

仁奈「「えーっと、えーっと。わかりました!」チラッ 

武内P「?」 

仁奈「楓おねーさんは好きですか?」 

武内P「え、ええ。高垣さんもステキな笑顔ですから」 

仁奈「結婚したいですか?」 

武内P「……え?」 





高垣楓 
no title

4: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:27:34.51 ID:cQgUUz/GO
仁奈「楓おねーさんと結婚したくねーんですか?」 

武内P「いえ、あの。したくないというより、できないんです」 

仁奈「できない?」 

武内P「結婚というのはお互いの同意……つまり一人だけが結婚したいと思ってもできません。お互いが今後の人生を、一緒に過ごしたいと願わなければできないことなんです」 

武内P「高垣さんが私と結婚したいと思うわけがないので、結婚することはできませんね」 

仁奈「それじゃあもし楓おねーさんがCPのプロデューサーと結婚したいと思っていたら、結婚しやがりますか?」 

武内P「え……? そう……ですね。そんなことはありえないと思いますが……高垣さんがそう思ってくれるのなら、結婚したいですね」 

仁奈「!? それじゃあですね、今度は――」チラチラッ 

武内P「……? 私の後ろに誰かいるのですか?」クルッ 

楓「あ」 

武内P「……た、高垣さんッ!?」 

楓「はい! プロデューサーさんが結婚したいと考えている高垣楓です!」 

武内P「そ、それは市原さんとの話の流れでっ――高垣さん?」 

楓「は、はい。愛の告白でしょうか?」 

武内P「いえ、そうではなくてですね」 

楓「……告白してもらえず四苦八苦」 

武内P「その手にもっているメモ帳はなんでしょうか?」 

楓「これですか?」つ 


<私を好きかどうかきいてください 

<私と結婚したいかきいてください 

<私の方がプロデューサーと結婚したい場合は? 


武内P「……ッ!?」

5: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:28:28.88 ID:cQgUUz/GO
楓「仁奈ちゃんと面白いお話をしていたようなので、つい手元のメモ帳でお願いしちゃったんです」 

仁奈「楓おねーさん、楓おねーさん。仁奈、うまくやれましたか?」 

楓(魔王城でおやすみナレーション)「はい。よくできました♪」 

仁奈「わーい! 仁奈はよくできましたー!」 

武内P「あの……高垣さん。なぜこんな試すようなマネを」 

楓「試す……?」 

武内P「私がアイドルにみだらな考えをもっていないか、確認したのではないのですか?」 

楓「うーん、そうきましたか。今後のことも含めて話し合いが必要なので、今夜は飲みに行きましょう!」 

武内P「……二人でですか?」 

楓「はい、二人っきりです」 

武内P「あの……アイドルとプロデューサーが、二人だけで飲むというのは問題がありますので」 

楓「でもプロデューサーは私と結婚したいんですよね?」 

武内P「そ、それは高垣さんが私と結婚したいと考えているという、ありえない仮定での話です」 

楓「はい、その仮定で問題ありません」 

武内P「……え?」 

楓「なんでありえないなんて思うんですか? 私は担当してもらっていた時期から、けっこうあからさまな態度を決行していたのに。プンプンです」 

武内P「つ、つまり……」 

楓「ここから先は、秋の夜長にお酒を傾けながら話しましょう」 

武内P「は、はい」 





仁奈「二人とも、幸せになるでごぜーますよ!!!」 





~おしまい~

6: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:29:06.23 ID:cQgUUz/GO
お・ま・け  





まゆP(……死にたい) 

まゆP(まゆに合わせる顔がないのに、毎日まゆと顔を合わせないといけない。そんな俺にまゆは笑顔を向けてくれて……俺はつらい、耐えられない) 

まゆP(あー、そろそろ部屋に着くけど、まゆはもう帰ってないかなあ) 


ガチャ 


まゆ「お帰りなさい、プロデューサーさん」 

まゆP「……うん、ただいままゆ。まだ帰ってなかったんだ。今日の予定はもう終わっているだろう?」 

まゆ「はい。少し考え事をしていたんです」 

まゆP「考え事? 悩みなら聞くよ」 

まゆ「そう……ですね。プロデューサーさんとのことなので、相談に乗っていただけると嬉しいです」 

まゆP(俺とのこと……? まさか、気づかれ――ッ!?) 

まゆ「プロデューサーさんはどうしてまゆに手を出さないんだろう、という悩みなんですけど……」 

まゆP「あ、そういえば今日は用事があったんだった。ごめんまゆ、今日はもう帰るわ」 

まゆ「そうでしたか。まゆはもう少し考えてから帰りますね」 

まゆP「あんまり遅くならないようにな。じゃあお疲れ様」 

まゆ「はい、お疲れ様でした」 

まゆP(セーーーーーフッ!! 気づかれてなかった! 何だか妙な考え事をしているが、いつものことなのでこっちもセーーーーーフッ!! 藪蛇になる前に、さっさと逃げ――) 

まゆ「やっぱり何度考え直しても…… 薬……睡眠剤……手錠…… 度3000倍」ボソボソ 

まゆP「」 

まゆP「あーっ! そういえば予定は今週中なら大丈夫だった! まゆ! 俺やっぱり大切な担当アイドルの悩みを聞く時間があったよ!」 

まゆ「え、いいんですかプロデューサーさん?」 

まゆP「ああ、なんせ大切なアイドルの悩みだからな! プロデューサーとして当然のことだからな! プロデューサーとして!」 

まゆ「そんなプロデューサーさんったら……愛しい女のためなら当然だなんて」 

まゆP「言ってねえよ」 

まゆ「……? 今のは前フリだったんじゃないんですか?」 

まゆP「警告だよ」 





佐久間まゆ 
no title

7: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:29:40.25 ID:cQgUUz/GO
まゆP「で、何か不健全な悩みを抱えて、不穏当な答えを出そうとしてたみたいだけど」 

まゆ「不健全で不穏当かは置いておきまして」 

まゆP「不健全はちと言い過ぎだったけど、不穏当なのは議論の余地はないからね?」 

まゆ「フフ」 

まゆP「笑って流さないで。お願いだから」 

まゆ「実はまゆは、プロデューサーさんとの今の関係に多少の不満はありましたけど、しばらくはこのままで良いかもと感じていたんです」 

まゆP「え……そうだったんだ」 

まゆ「はい。まゆも女の子ですから、プロデューサーさんともっと恋人らしいことをしたいという気持ちは当然あるんですけど……」 

まゆP「恋人じゃないからね? アイドルとプロデューサー、未成年と社会人だからね?」 

まゆ「毎日プロデューサーさんと会えて、一緒にいる時間も長いですし、何より大切にされている……愛されているという実感がいつもあって、まゆは幸せなんです」 

まゆP「大切にはしているよ。年頃の娘さんを預かっているんだからね? あと休日の日まで何故か“偶然”会うのはおかしいよな?」 

まゆ「不満は無いわけではありません。定期的にCPのプロデューサーさんと合コンに行こうとしたり、あまつさえ婚活に行こうとしたりするんですから」 

まゆP「独身彼女なしの結婚適齢期の男二人が、彼女や結婚相手を見つけようとすることが不満なのか(困惑)。あまつさえそれを全て妨害してきたのか(戦慄)」 

まゆ「けどまゆが悩んでいるのは……プロデューサーさんがまゆに手を出さないことで悩んでいるのは、まゆのためではなくて、プロデューサーさんの方が我慢の限界じゃないのかと不安になってきたんです」  
まゆP「……何のことだ?」 

まゆ「だって年頃の男性がいつも一緒にいる恋人に対して、あと四年も手を出さないと決めて我慢しているんですよ? そんな我慢をしていたら、いつか無理が出てきてしまいます……」 

まゆP「さっきも言ったけど恋人じゃないからね? あと四年って何さ」 

まゆ「……? まゆが成人を迎えるまで、必死になって我慢してくれているんですよね?」 

まゆP「そんなこと少しも考えてねーから」 

まゆ「……???」 

まゆP「心底不思議そうな顔するのやめてくれ。まゆは俺のことを何だと思っているんだ」 

まゆ「……あ、なるほど」 

まゆP「お、今度は何を言い出す」 

まゆ「プロデューサーさんが待つのはあと二年。まゆが高校を卒業して、民放改正で成人を迎えるまでの間。二年ならなんとか我慢できるから、心配するなって言いたいんですね」 

まゆP「言いたくねーよ」 

まゆ「男の人が女の人に……それも愛する女に見栄を張ろうとするのはわかります。そして女は男の頑張りを優しく見守り、あまりに無理が過ぎるようならやんわりと止めなければいけないこともわかります」 

まゆP「その前に俺の言い分をわかってほしいなあ」 

まゆ「プロデューサーさんはあと二年なら我慢できるって言いますけど、二年だって十分に長いです。そのうえもう、無理が出始めているのに……う、ううっ」 

まゆP「勝手に妙な前提をたてて泣き崩れるの止めてくれないか? っていうか無理が出始めているって何だよ。俺はいたって健康だ」 

まゆ「……でも三日前から様子が変ですよね?」 

まゆP「…………そうか?」

8: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:30:18.22 ID:cQgUUz/GO
まゆ「はい。三日前から罪悪感と自己嫌悪を漂わせ、まゆと顔を合わせるとそれらが強くなります」 

まゆP(まさか、気づかれ……っ!? いや、ここまでだ。まゆが気づいたのは俺の様子がおかしいことで、その先まではいくらなんても……) 

まゆ「あの……いくらなんでもはしたないと思って訊けなかったんですけど……この際なので訊かせてください」 

まゆP「な、ナニを……?」 

まゆ「夢の中でまゆと●て……いっぱい●●したか?」 

まゆP「」 

まゆ「夢 を……しちゃったんですよね? まゆを相手に」 

まゆP「」 

まゆ「人によるらしいですけど、夢 は男性にとってとても虚しさを感じるそうですね。ましてや夢 をした相手が、いつも傍にいて手を出すまいと我慢しているまゆで……」 

まゆP「あ――アアッ」ガタガタッ 

まゆ「夢の中でも愛してくれたことへの喜びよりも、まゆは……夢の中でまゆと●●しまうほどプロデューサーさんに我慢させてしまったことが、申し訳なくて……プロデューサーさん?」 

まゆP「アアッ、アバ――アガガガアバガッ」ガタガタガタガタッ 

まゆ「プロデューサーさん!? プロデューサーさんしっかり!?」

9: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:30:52.88 ID:cQgUUz/GO
―― 

―――― 

―――――――― 



まゆ「落ち着きましたか、プロデューサーさん?」 

まゆP「……ごめんなまゆ。みっともないところを見せてしまって」 

まゆP「まゆが淹れてくれたくれたこのお茶、あったかくて落ち着いてきたよ」ズズ 

まゆ「……」 

まゆ「ところで話を戻しますが……戻してしまいますけど、なぜ夢 することになってしまったんですか? 定期的に自分でしていたら、大丈夫なはずですよね?」 

まゆP「それが……できないんだ」 

まゆ「え……?」 

まゆP「一人でしようとすると……ホント、本当に最低なんだが……何を使っていても、どうしても頭の中にまゆの姿が浮かんでしまって……頭の中とはいえ、担当している未成年のアイドルを汚すわけにはいかなくて、もう何週間もしてなかったんだ」 

まゆ「ぷ、プロデューサーさん……」 

まゆP「でもそんな俺の頑張りも、三日前に終わってしまった。ハハッ、しかもまゆに気づかれていただなんて」 

まゆP「なあ、まゆ。今すぐにじゃないけど……俺はまゆの担当プロデューサーを止めようと思う」 

まゆ「……ッ」 

まゆP「このままじゃ俺はいつか我慢できなくなって、まゆに手を出しかねない。そんなことを起こさないためにも、まゆと距離をとらないと」 

まゆ「……」 

まゆP「もちろん上への説得や業務の引き継ぎもあるから今すぐってわけじゃない。何よりまゆを説得しないといけないから」 

まゆ「まゆは……イヤですよ」

10: ◆SbXzuGhlwpak 2020/11/14(土) 12:31:29.09 ID:cQgUUz/GO
まゆP「……十年ぐらいしたら、まゆも分かるさ。ああ、あの人は大人なのにまだ少女だった自分にあんなに劣情していたんだ。気持ち悪い。あんな男に身を許さなくて良かったって」 

まゆP「担当が代わるまで、あと数ヵ月……ひょっとしたら一年はかかるかもしれない。だから今すぐにじゃないけど……けど……ん?」ガタッ 

まゆ「……どうしましたか? プロデューサーさん?」 

まゆP「え……いや、なんだか……体に力が……入らなくて」 

まゆ「体に力が入らないのに、下腹部だけが異常に熱を持っている――ですか?」 

まゆP「ま、まゆ……? オマエ……さっきのお茶は……まさか」 

まゆ「……この三日間、何度も何度も考えたんです」 

まゆ「プロデューサーさんにこれ以上無理はさせられない。でもプロデューサーさんと離れ離れだなんて、絶対に許せない」 

まゆ「だから何度考え直しても、結局この答えしか出てこなかったんです」 

まゆP「やめ……止めるんだまゆ。俺は……オマエのことを考えて」 

まゆ「私の大好きなプロデューサーさん。真面目で責任感の強いプロデューサーさん。貴方ではどれだけまゆのことを心配して考えてくれても、悲しいぐらい二人とも不幸せになる答えしか出てこない」 

まゆ「でもいいんです。まゆはそんなプロデューサーさんのことを愛しているんですから♪」 

まゆP「あ――――――――アア」 

まゆ「大丈夫ですプロデューサーさん。プロデューサーさんが今抱えている罪悪感も自己嫌悪も、一線を踏み越えてないから起きるものなんです」 

まゆ「まゆが無理矢理……いけないまゆがプロデューサーさんの意思を無視して一線を踏み越えさせるんだから、プロデューサーさんは何も悪くなんてありません」 

まゆP「やめ――っ」 

まゆ「十年もしなくても、まゆが正しかったってわからせてあげます。十年後には幸せな家庭を築いてもっともっと正しかったってわからせてあげます」 

まゆ「うふふ」 





まゆ「うふふふふふふふふふふふふふふふふふ」 





~Happy End~