1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:22:29.61 ID:8P+xiIZl0
見滝原 海馬ランド建設予定地
海馬「ふぅん」
海馬「見滝原にこれほどの空き地があったとはな……」
「工業地区として開発される予定だったのですが、予算の都合で計画が中止となりまして……」
「以来このあたりは更地のまま放置されております」
海馬「それを我が海馬コーポレーションが貰い受けるという訳だ」
モクバ「兄サマ!今度の海馬ランドはどんなふうに?」
海馬「……ブルーアイズを中心とする」
モクバ「いつも通りだね!兄サマ!」
???(このあたりの更地、砲撃拠点には最適ね……)
???(いえ、いっそ爆破地点に……?)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339863749(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
海馬「ふぅん」
海馬「見滝原にこれほどの空き地があったとはな……」
「工業地区として開発される予定だったのですが、予算の都合で計画が中止となりまして……」
「以来このあたりは更地のまま放置されております」
海馬「それを我が海馬コーポレーションが貰い受けるという訳だ」
モクバ「兄サマ!今度の海馬ランドはどんなふうに?」
海馬「……ブルーアイズを中心とする」
モクバ「いつも通りだね!兄サマ!」
???(このあたりの更地、砲撃拠点には最適ね……)
???(いえ、いっそ爆破地点に……?)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339863749(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
引用元: ・ほむら「この時間軸に」海馬「俺のすべてを賭ける!」
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:23:59.80 ID:8P+xiIZl0
モクバ「……ん?おい、あそこに誰かいるぞ!立ち入り禁止じゃなかったのかよ!?」
「はっ、申し訳ありません!どうやら地元の中学生が入り込んだようで……。すぐに追い出しますので……」
「おい、早く追い出せ!……フェンスを乗り越えてまで、まったく困ったものです」
海馬「……」
「おい、ここは立ち入り禁止だ!勝手に入るんじゃない!」
???「ああ、ごめんなさい。すぐに消えるわ」
モクバ「なんだ、アイツ?」
海馬「なんでもいい。それよりも向こう側を視察したい。案内しろ」
「はっ、かしこまりました」
???(……何かの建設予定でもあるのかしら?だとしたらご愁傷様ね)
海馬「……」
海馬「ぐあっ!?」
「はっ、申し訳ありません!どうやら地元の中学生が入り込んだようで……。すぐに追い出しますので……」
「おい、早く追い出せ!……フェンスを乗り越えてまで、まったく困ったものです」
海馬「……」
「おい、ここは立ち入り禁止だ!勝手に入るんじゃない!」
???「ああ、ごめんなさい。すぐに消えるわ」
モクバ「なんだ、アイツ?」
海馬「なんでもいい。それよりも向こう側を視察したい。案内しろ」
「はっ、かしこまりました」
???(……何かの建設予定でもあるのかしら?だとしたらご愁傷様ね)
海馬「……」
海馬「ぐあっ!?」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:26:14.42 ID:8P+xiIZl0
BGM 神の怒り
海馬「何だ、このヴィジョンは!?イシズの時と同じ、この感覚……!」
海馬「破壊と……絶望……?」
海馬「繰り返す……戦い……悲しみ……」
海馬「あの小娘が……?」
モクバ「兄サマっ!?どっ、どうしたの!?」
「瀬人様っ!?」
海馬「……お前たちはここで待っていろ」
モクバ「兄サマ、どこへっ!?」
海馬(ブルーアイズ……)
海馬(今度は俺に何を伝えようというのだ……!)
海馬「何だ、このヴィジョンは!?イシズの時と同じ、この感覚……!」
海馬「破壊と……絶望……?」
海馬「繰り返す……戦い……悲しみ……」
海馬「あの小娘が……?」
モクバ「兄サマっ!?どっ、どうしたの!?」
「瀬人様っ!?」
海馬「……お前たちはここで待っていろ」
モクバ「兄サマ、どこへっ!?」
海馬(ブルーアイズ……)
海馬(今度は俺に何を伝えようというのだ……!)
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:27:36.19 ID:8P+xiIZl0
海馬「おい、そこの小娘!」
???「……私?」
海馬「他に誰がいる!」
???「……何の用ですか?」
海馬「……貴様に聞きたいことがある」
海馬「貴様は一体何者だ……?何と戦っている!?」
???「!」
海馬(この眼……やはり只者ではないな)
海馬(間違いない……こいつは)
海馬「デュエリストだな」
???「え」
???「……私?」
海馬「他に誰がいる!」
???「……何の用ですか?」
海馬「……貴様に聞きたいことがある」
海馬「貴様は一体何者だ……?何と戦っている!?」
???「!」
海馬(この眼……やはり只者ではないな)
海馬(間違いない……こいつは)
海馬「デュエリストだな」
???「え」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:28:52.27 ID:8P+xiIZl0
???「何を言ってるの……?」
海馬「ふっ、素直に話すつもりはない、か」
???「いや、あの」
海馬「だが構わん。貴様の力、存在」
海馬「この俺が必ず見極めてやる……!」
???「……付き合っていられないわ」
海馬「待て、貴様には名乗っておこう」
海馬「俺は海馬瀬人だ」
???「……暁美ほむら」
海馬「デュエリストだな」
ほむら「なにそれ」
海馬「ふっ、素直に話すつもりはない、か」
???「いや、あの」
海馬「だが構わん。貴様の力、存在」
海馬「この俺が必ず見極めてやる……!」
???「……付き合っていられないわ」
海馬「待て、貴様には名乗っておこう」
海馬「俺は海馬瀬人だ」
???「……暁美ほむら」
海馬「デュエリストだな」
ほむら「なにそれ」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:30:04.20 ID:8P+xiIZl0
数日後 学校
早乙女「ゆで卵は~」
ほむら(いきなりイレギュラーが現れた)
ほむら(調べればあの男、世界的大企業の社長だとか……)
ほむら(そんな大物が何故私に……?魔法少女のことも?)
ほむら(……しかもこの時間軸では何かカードゲームがやたらと幅をきかせている。あの男の言うデュエリストとは、そのことのようね)
早乙女「それでは転校生~」
ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
早乙女「暁美さんは心臓の病気で入院していたの」
早乙女「にも関わらず、なんとあの海馬社長が一目置くほどのデュエリストだそうですよ!」
ほむら「!?」
早乙女「ゆで卵は~」
ほむら(いきなりイレギュラーが現れた)
ほむら(調べればあの男、世界的大企業の社長だとか……)
ほむら(そんな大物が何故私に……?魔法少女のことも?)
ほむら(……しかもこの時間軸では何かカードゲームがやたらと幅をきかせている。あの男の言うデュエリストとは、そのことのようね)
早乙女「それでは転校生~」
ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
早乙女「暁美さんは心臓の病気で入院していたの」
早乙女「にも関わらず、なんとあの海馬社長が一目置くほどのデュエリストだそうですよ!」
ほむら「!?」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:32:29.29 ID:8P+xiIZl0
休み時間
女子生徒A「暁美さんはどんなデッキを使うの?」
女子生徒B「海馬社長と知り合いなの?」
男子生徒「おれのデッキ見てくれないかな」
中沢「おい、デュエルしろよ」
ほむら「はぁ……」
まどか「暁美さん、すごい人気だね~」
さやか「まあ、そりゃあねえ……。才色兼備で文武両道、その上凄腕のデュエリストだもんねぇ」
さやか「あ、そうだ。まどか、放課後ちょっと付き合ってもらっていい?」
まどか「いいよ。また上条君?」
女子生徒A「暁美さんはどんなデッキを使うの?」
女子生徒B「海馬社長と知り合いなの?」
男子生徒「おれのデッキ見てくれないかな」
中沢「おい、デュエルしろよ」
ほむら「はぁ……」
まどか「暁美さん、すごい人気だね~」
さやか「まあ、そりゃあねえ……。才色兼備で文武両道、その上凄腕のデュエリストだもんねぇ」
さやか「あ、そうだ。まどか、放課後ちょっと付き合ってもらっていい?」
まどか「いいよ。また上条君?」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:33:37.93 ID:8P+xiIZl0
ほむら(不味いわ……。デュエル談義のせいでまだまどか達と接触できていない)
ほむら(……多少強引でも、話しかけないと)
ほむら(っていうか私デュエリストじゃない)
ほむら「あの、ごめんなさい。私、鹿目さんに話したいことが……」
女子生徒C「鹿目さんに?」
女子生徒D「どうして?」
ほむら「え~と、保険室に……」
ピンポーン
校内放送「フハハハハハ、暁美ほむらよ、聞いているな!」
校内放送「いますぐ校長室に来い!デュエルの準備は整っているぞ!」
ほむら「あぁ、もう!」
ほむら(……多少強引でも、話しかけないと)
ほむら(っていうか私デュエリストじゃない)
ほむら「あの、ごめんなさい。私、鹿目さんに話したいことが……」
女子生徒C「鹿目さんに?」
女子生徒D「どうして?」
ほむら「え~と、保険室に……」
ピンポーン
校内放送「フハハハハハ、暁美ほむらよ、聞いているな!」
校内放送「いますぐ校長室に来い!デュエルの準備は整っているぞ!」
ほむら「あぁ、もう!」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:34:29.33 ID:8P+xiIZl0
校長室
ほむら「あなたは何がしたいの!?」
海馬「ふぅん、言ったはずだ。貴様を見極めるとな!」
ほむら「……あなたは何を知っているというの?」
海馬「貴様が絶望に挑み続けているということだ」
ほむら「!」
海馬「そしてそれが見滝原の未来に関わる……」
海馬「海馬ランドの為にも、貴様のことは見過ごせん」
ほむら「あなたは……」
海馬「どうやら図星のようだな」
ほむら「あなたは何がしたいの!?」
海馬「ふぅん、言ったはずだ。貴様を見極めるとな!」
ほむら「……あなたは何を知っているというの?」
海馬「貴様が絶望に挑み続けているということだ」
ほむら「!」
海馬「そしてそれが見滝原の未来に関わる……」
海馬「海馬ランドの為にも、貴様のことは見過ごせん」
ほむら「あなたは……」
海馬「どうやら図星のようだな」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:35:39.78 ID:8P+xiIZl0
ほむら「……どちらにしても、あなたには関係のないことよ」
海馬「関係があるかどうか、それは俺が決めることだ」
海馬「貴様の進むロード!それがこの俺の栄光へのロードと交わったのだ!」
海馬「もはや後には退けんぞ!ほむらァ!」
ほむら(一般人を魔法少女に関わらせるのは得策じゃない)
ほむら(だけどこの人は既に何かを知っている。放置していいとは思えない)
ほむら「……誰にも話さないと、約束できる?」
ほむら(何より、この人放っておくとややこしそうだわ)
海馬「関係があるかどうか、それは俺が決めることだ」
海馬「貴様の進むロード!それがこの俺の栄光へのロードと交わったのだ!」
海馬「もはや後には退けんぞ!ほむらァ!」
ほむら(一般人を魔法少女に関わらせるのは得策じゃない)
ほむら(だけどこの人は既に何かを知っている。放置していいとは思えない)
ほむら「……誰にも話さないと、約束できる?」
ほむら(何より、この人放っておくとややこしそうだわ)
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:38:24.47 ID:8P+xiIZl0
CDショップ ビル内部
ほむら「……」
海馬「こんな場所に何の用だ」
ほむら「魔法少女」
海馬「何を言っている!」
ほむら「私の正体よ」
パアッ
海馬「な、何いっ!変身しただと……。貴様は一体……」
ほむら「私は魔法少女。魔女と戦う」
海馬「分かるように言え」
ほむら「……」
海馬「こんな場所に何の用だ」
ほむら「魔法少女」
海馬「何を言っている!」
ほむら「私の正体よ」
パアッ
海馬「な、何いっ!変身しただと……。貴様は一体……」
ほむら「私は魔法少女。魔女と戦う」
海馬「分かるように言え」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:40:51.50 ID:8P+xiIZl0
海馬「いや、待て……。やはり貴様デュエリストではないか!何故下らぬ嘘をつく」
ほむら「違う。魔法少女よ」
海馬「ふぅん、ならばその腕のデュエルディスクは何だ?」
ほむら「え?いえ、これは盾よ?」
海馬「カードが剣ならばデュエルディスクは盾……」
ほむら「何を言っているの?」
海馬「X-ヘッド・キャノンを攻撃表示で召喚!」
ほむら「ちょっと、カードを盾に置かないで」
ほむら「これはそのデュエルディスクとかじゃなくて……」
X-ヘッド・キャノン「グオォォォ……」
ほむら「えぇ……」
海馬「やはりな……。だが実体化とは、魔法を語るだけはある……」
ほむら「どうなってるのよ……」
ほむら「あ、魔翌力減ってる……」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:42:33.20 ID:8P+xiIZl0
QB「……君たちは何をやってるんだい?」
QB「見たところ、君は魔法少女のようだけど……」
海馬「おい、何だコイツは?」
ほむら「キュゥべえ。私たちはこいつと契約して魔法少女になる」
海馬「ほう……」
ほむら「魔法少女は魔女と戦うことを義務づけられる」
QB「そのかわり、なんでも一つ、好きな願いを叶えてあげるんだ」
QB「というか、君は僕の姿が見えるのかい?」
海馬「当然だ!それより魔女とは何だ?」
ほむら「……人に害を為す、怪物のようなものよ」
海馬「ふぅん、だがそんな話は聞いたことがない」
ほむら「当然よ。一般人には魔女を見ることさえできないもの」
QB「見たところ、君は魔法少女のようだけど……」
海馬「おい、何だコイツは?」
ほむら「キュゥべえ。私たちはこいつと契約して魔法少女になる」
海馬「ほう……」
ほむら「魔法少女は魔女と戦うことを義務づけられる」
QB「そのかわり、なんでも一つ、好きな願いを叶えてあげるんだ」
QB「というか、君は僕の姿が見えるのかい?」
海馬「当然だ!それより魔女とは何だ?」
ほむら「……人に害を為す、怪物のようなものよ」
海馬「ふぅん、だがそんな話は聞いたことがない」
ほむら「当然よ。一般人には魔女を見ることさえできないもの」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:43:25.73 ID:8P+xiIZl0
海馬「まあいい。するとお前は……」
ほむら「待って。ここで話すわけにはいかない」
QB「君たちは一体何者なんだい?」
海馬「黙れ小動物!今俺が話している!」
海馬「それに貴様からは、何かよからぬ気配がする……」
ほむら「あら、鋭いわね」
QB「全く、君たち人間は……」
QB「それじゃあ僕はもういくよ。今僕は忙しいんだ」
海馬「勝手にしろ」
ほむら「ダメよ」
ほむら「待って。ここで話すわけにはいかない」
QB「君たちは一体何者なんだい?」
海馬「黙れ小動物!今俺が話している!」
海馬「それに貴様からは、何かよからぬ気配がする……」
ほむら「あら、鋭いわね」
QB「全く、君たち人間は……」
QB「それじゃあ僕はもういくよ。今僕は忙しいんだ」
海馬「勝手にしろ」
ほむら「ダメよ」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:44:27.82 ID:8P+xiIZl0
ほむら「Xナントカ、キュゥべえに攻撃よ」
X-ヘッド・キャノン「グオォォォ……!」
QB「」
海馬「ほう。見かけによらず、なかなか過激だな」
ほむら「驚かないのね」
海馬「願いをエサにして、子どもを戦わせるなど虫酸が走る……」
海馬「どんな理由があろうともな……」
ほむら「……」
ほむら(本当に攻撃できた……)
X-ヘッド・キャノン「グオォォォ……!」
QB「」
海馬「ほう。見かけによらず、なかなか過激だな」
ほむら「驚かないのね」
海馬「願いをエサにして、子どもを戦わせるなど虫酸が走る……」
海馬「どんな理由があろうともな……」
ほむら「……」
ほむら(本当に攻撃できた……)
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:45:59.92 ID:8P+xiIZl0
…………
QB「助けて……助けて……」
まどか「あなたが私をよんだの?」
QB「助けて……」
さやか「ちょっ、まどかそれ何!?ぬいぐるみ、じゃないよね……?」
まどか「わ、わかんないけど、ケガしてる……」
まどか「助けないと……」
さやか「待って、誰か来るよ!」
「だからデュエリストじゃないってば!」「ふぅん、だがお前はさっき召喚したモンスターで攻撃したではないか」
「偶然よ。だいたい私はカードなんて一枚も持ってない」「カードの有無など知るか!その魂に聞いているのだ!」
「私の魂なんて、コレよ!?」「宝石に用はない!」
まどか「あ、暁美さん……?」
さやか「……と海馬社長!?」
ほむら「あ」
海馬「ふぅん」
QB「助けて……助けて……」
まどか「あなたが私をよんだの?」
QB「助けて……」
さやか「ちょっ、まどかそれ何!?ぬいぐるみ、じゃないよね……?」
まどか「わ、わかんないけど、ケガしてる……」
まどか「助けないと……」
さやか「待って、誰か来るよ!」
「だからデュエリストじゃないってば!」「ふぅん、だがお前はさっき召喚したモンスターで攻撃したではないか」
「偶然よ。だいたい私はカードなんて一枚も持ってない」「カードの有無など知るか!その魂に聞いているのだ!」
「私の魂なんて、コレよ!?」「宝石に用はない!」
まどか「あ、暁美さん……?」
さやか「……と海馬社長!?」
ほむら「あ」
海馬「ふぅん」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:48:36.02 ID:8P+xiIZl0
まどか「……暁美さん、その格好……」
さやか「……コスプレ?」
ほむら「……」
海馬「魔法少女だ」
ほむら「何で言うのよ……」
まどか「魔法……」
さやか「少女……?」
QB「助けて……」
さやか「……コスプレ?」
ほむら「……」
海馬「魔法少女だ」
ほむら「何で言うのよ……」
まどか「魔法……」
さやか「少女……?」
QB「助けて……」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:52:14.04 ID:8P+xiIZl0
グニャ……
海馬「!? これは……」
まどか「景色が歪んで……」
さやか「じょ、冗談でしょ!?」
使い魔「アハハ……」「キャハハ……」
海馬「……これが魔女か?」
ほむら「いえ、これは使い魔。魔女の手下よ」
ほむら「魔女はもっと巨大で、危険」
海馬「つまりは、雑魚だな」
ほむら「まあ、そうね」
海馬「!? これは……」
まどか「景色が歪んで……」
さやか「じょ、冗談でしょ!?」
使い魔「アハハ……」「キャハハ……」
海馬「……これが魔女か?」
ほむら「いえ、これは使い魔。魔女の手下よ」
ほむら「魔女はもっと巨大で、危険」
海馬「つまりは、雑魚だな」
ほむら「まあ、そうね」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:53:54.63 ID:8P+xiIZl0
海馬「ふん。悪趣味な……」
海馬「ほむら、デュエルディスクを貸せ。ブルーアイズで焼き払ってくれる」
ほむら「やめて」
ほむら「私がやるわ」
さやか「け、拳銃……」
海馬「ほう、格納機能か」
ほむら「……いえ、必要なかったわ。来た……」
海馬「ほむら、デュエルディスクを貸せ。ブルーアイズで焼き払ってくれる」
ほむら「やめて」
ほむら「私がやるわ」
さやか「け、拳銃……」
海馬「ほう、格納機能か」
ほむら「……いえ、必要なかったわ。来た……」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:58:18.39 ID:8P+xiIZl0
BGM マミさんのテーマ
マミ「危ないところだっ……海馬社長!?」
BGM 終わり
ほむら「有名ね」
海馬「ふん」
さやか「転校生は何者なのよ……」
マミ「と、とにかくもう大丈夫!」
QB「助けて……」
マミ「危ないところだっ……海馬社長!?」
BGM 終わり
ほむら「有名ね」
海馬「ふん」
さやか「転校生は何者なのよ……」
マミ「と、とにかくもう大丈夫!」
QB「助けて……」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 01:59:33.25 ID:8P+xiIZl0
…………
マミ「あなたたちがキュゥべえを助けてくれたのね?」
まどか「あ、あの私、この子に呼ばれて……」
さやか「あの、その子大丈夫なんですか?」
マミ「ええ、もう大丈……」
海馬「おい」
マミ「はいっ!?」
海馬「お前は誰だ」
マミ「み、見滝原中学の三年、巴マミです……」
マミ「魔法少女やってます……」
海馬「こいつもか……」
マミ「あなたたちがキュゥべえを助けてくれたのね?」
まどか「あ、あの私、この子に呼ばれて……」
さやか「あの、その子大丈夫なんですか?」
マミ「ええ、もう大丈……」
海馬「おい」
マミ「はいっ!?」
海馬「お前は誰だ」
マミ「み、見滝原中学の三年、巴マミです……」
マミ「魔法少女やってます……」
海馬「こいつもか……」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:00:53.19 ID:8P+xiIZl0
さやか「あの、魔法少女って何ですか?」
海馬「そこの小動物と契約して、魔女と戦う義務を負う」
マミ「!?」
海馬「かわりに願いが一つ叶う」
まどか「願い……」
海馬「だが!」
海馬「願いとは、己の手で叶えるもの……こんな小動物に頼ったところで何の意味もない!」
海馬「フハハハハ!行くぞ、ほむら!」
ほむら「ちょ、ちょっと」
海馬「そこの小動物と契約して、魔女と戦う義務を負う」
マミ「!?」
海馬「かわりに願いが一つ叶う」
まどか「願い……」
海馬「だが!」
海馬「願いとは、己の手で叶えるもの……こんな小動物に頼ったところで何の意味もない!」
海馬「フハハハハ!行くぞ、ほむら!」
ほむら「ちょ、ちょっと」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:01:54.42 ID:8P+xiIZl0
QB「待ってくれ。君たちはどうして僕を襲ったんだい?」
マミ「!」
まどか「ふ、二人が……?」
マミ「どういうことかしら」
ほむら「……」
海馬「デュエルだ」
マミ「え」
QB「えっ」
マミ「!」
まどか「ふ、二人が……?」
マミ「どういうことかしら」
ほむら「……」
海馬「デュエルだ」
マミ「え」
QB「えっ」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:03:13.33 ID:8P+xiIZl0
海馬「俺たちのデュエルにそいつが勝手に巻き込まれただけだ」
QB「いや、たしかに僕を攻撃と……」
QB「でも、僕が来る前からモンスターは召還されていた」
QB「……君たちは本当に?」
マミ「デュエルの邪魔をしたのね……。それも海馬社長のような真のデュエリストの戦いを……。攻撃されて当然だわ……」
QB「マミ!?」
まどか「デュエルだもんね」
さやか「デュエルだからね……」
ほむら(えー)
QB「いや、たしかに僕を攻撃と……」
QB「でも、僕が来る前からモンスターは召還されていた」
QB「……君たちは本当に?」
マミ「デュエルの邪魔をしたのね……。それも海馬社長のような真のデュエリストの戦いを……。攻撃されて当然だわ……」
QB「マミ!?」
まどか「デュエルだもんね」
さやか「デュエルだからね……」
ほむら(えー)
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:05:42.56 ID:8P+xiIZl0
………
マミ「とにかく魔法少女のこと、ちゃんと説明するわ。みんな、私の家に来てくれないかしら?」
海馬「断る」
マミ「えぇ……」
まどか「マ、マミさん!私は行きます!」
さやか「あ、私も!」
マミ「……暁美さん、あなたは?」
ほむら「……お邪魔するわ」
海馬「何!?」
ほむら「あなたも来るのよ」
マミ「とにかく魔法少女のこと、ちゃんと説明するわ。みんな、私の家に来てくれないかしら?」
海馬「断る」
マミ「えぇ……」
まどか「マ、マミさん!私は行きます!」
さやか「あ、私も!」
マミ「……暁美さん、あなたは?」
ほむら「……お邪魔するわ」
海馬「何!?」
ほむら「あなたも来るのよ」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:07:42.19 ID:8P+xiIZl0
………
マミ「……ということで、わかったかしら」
さやか「なんでも一つ願いが叶う、かぁ」
まどか「でもそのかわり……」
マミ「魔女と戦わなければならない」
マミ「ま、急に言われても困るでしょうし、これは提案なのだけど」
マミ「あなたたち、私の魔女退治に付き合ってみない?」
まどか「え?」
マミ「実際に見てもらえば、どんなものか分かりやすいでしょうし」
ほむら「ダメよ」
マミ「……ということで、わかったかしら」
さやか「なんでも一つ願いが叶う、かぁ」
まどか「でもそのかわり……」
マミ「魔女と戦わなければならない」
マミ「ま、急に言われても困るでしょうし、これは提案なのだけど」
マミ「あなたたち、私の魔女退治に付き合ってみない?」
まどか「え?」
マミ「実際に見てもらえば、どんなものか分かりやすいでしょうし」
ほむら「ダメよ」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:09:49.24 ID:8P+xiIZl0
さやか「……なんでよ、転校生」
ほむら「危険すぎるし、一般人を戦いに巻き込んではいけないわ」
マミ「二人はキュゥべえに選ばれたのよ?もう無関係ではないわ」
ほむら「……」
マミ「私は二人には、魔法少女のことをちゃんと分かった上で、決めてほしいの」
マミ「いけないかしら?」
マミ「もちろん、二人の安全は保証するわ」
さやか「マミさん……」
ほむら「危険すぎるし、一般人を戦いに巻き込んではいけないわ」
マミ「二人はキュゥべえに選ばれたのよ?もう無関係ではないわ」
ほむら「……」
マミ「私は二人には、魔法少女のことをちゃんと分かった上で、決めてほしいの」
マミ「いけないかしら?」
マミ「もちろん、二人の安全は保証するわ」
さやか「マミさん……」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:11:40.60 ID:8P+xiIZl0
海馬「ふん、好きにするがいい」
ほむら「……仕方がないわ」
さやか「あの~、転校生と社長はどういう関係で……?」
海馬「知らん」
ほむら「関係なんてないわ」
さやか「どういうことよ……」
マミ「デュエリストは運命に導かれ、出会う定め……」
まどか「マミさん!?」
ほむら「マミ、あなたもしかして私がデュエリストだって、学校で?」
マミ「聞いたわ」
ほむら「はあ……」
海馬「ふぅん」
ほむら「……仕方がないわ」
さやか「あの~、転校生と社長はどういう関係で……?」
海馬「知らん」
ほむら「関係なんてないわ」
さやか「どういうことよ……」
マミ「デュエリストは運命に導かれ、出会う定め……」
まどか「マミさん!?」
ほむら「マミ、あなたもしかして私がデュエリストだって、学校で?」
マミ「聞いたわ」
ほむら「はあ……」
海馬「ふぅん」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:15:26.69 ID:8P+xiIZl0
※この社長はアニメ遊戯王本編終了後の社長です。もうオカルト慣れしてあんまり科学とかにこだわらなくなってる設定です。
GXでも宇宙パワーですごいカードをつくるぞう、とか言ってたよね?(うろ覚え)
GXでも宇宙パワーですごいカードをつくるぞう、とか言ってたよね?(うろ覚え)
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:18:26.91 ID:8P+xiIZl0
翌日 放課後
海馬「連中は魔女退治とやらに向かったぞ。お前は行かないのか」
ほむら「あの程度の魔女なら、マミ一人で十分よ」
ほむら「……というかあなた社長なのでしょう?こんなことしていて良いの?」
海馬「構わん。計画は問題なく進んでいる」
ほむら「有能ね……」
海馬「それよりも、お前の正体を教えてもらおうか」
ほむら「ただの魔法少女よ」
海馬「この俺に下らぬ嘘が通じると思うな……」
ほむら「……」
ほむら「他言は無用よ……」
海馬「連中は魔女退治とやらに向かったぞ。お前は行かないのか」
ほむら「あの程度の魔女なら、マミ一人で十分よ」
ほむら「……というかあなた社長なのでしょう?こんなことしていて良いの?」
海馬「構わん。計画は問題なく進んでいる」
ほむら「有能ね……」
海馬「それよりも、お前の正体を教えてもらおうか」
ほむら「ただの魔法少女よ」
海馬「この俺に下らぬ嘘が通じると思うな……」
ほむら「……」
ほむら「他言は無用よ……」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:22:19.45 ID:8P+xiIZl0
海馬「ふぅん、なるほどな」
海馬「鹿目まどかを守るために未来からやって来た……たいしたオカルトだ……もう慣れたものだがな!」
ほむら「……信じるの?」
海馬「言ったはずだ、嘘は通じんとな…だが、まだ隠していることがあるな」
ほむら「……どうして分かるのかしら」
海馬「お前は本物の絶望を見た眼をしている」
海馬「……ただの小娘の眼ではない」
ほむら「……ふん」
ほむら「いいわ、教えてあげる」
海馬「鹿目まどかを守るために未来からやって来た……たいしたオカルトだ……もう慣れたものだがな!」
ほむら「……信じるの?」
海馬「言ったはずだ、嘘は通じんとな…だが、まだ隠していることがあるな」
ほむら「……どうして分かるのかしら」
海馬「お前は本物の絶望を見た眼をしている」
海馬「……ただの小娘の眼ではない」
ほむら「……ふん」
ほむら「いいわ、教えてあげる」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:23:32.32 ID:8P+xiIZl0
海馬コーポレーション 見滝原支社 会議室
「こちらが企画書に……」
「瀬人様、ご検討願います」
海馬「ソウルジェムは魂そのもの、魔法少女は魔女になる……」
「瀬人様……?」
海馬「……許さん、絶対に許さんぞインキュベータァーーーー!」
海馬「俺はキュゥべえが何者だろうと、この宇宙がどうなろうと知ったことではない!だが認めん……!俺は決して認めんぞ……!契約と称して人の心を弄ぶ輩を!」
モクバ「兄サマ!?」
社員「瀬人様!?」
海馬「よかろう、暁美ほむらよ」
海馬「お前に力を貸してやる……」
海馬「インキュベーターの野望もワルプルギスの夜も、この俺とブルーアイズが粉砕してくれるわ……」
「こちらが企画書に……」
「瀬人様、ご検討願います」
海馬「ソウルジェムは魂そのもの、魔法少女は魔女になる……」
「瀬人様……?」
海馬「……許さん、絶対に許さんぞインキュベータァーーーー!」
海馬「俺はキュゥべえが何者だろうと、この宇宙がどうなろうと知ったことではない!だが認めん……!俺は決して認めんぞ……!契約と称して人の心を弄ぶ輩を!」
モクバ「兄サマ!?」
社員「瀬人様!?」
海馬「よかろう、暁美ほむらよ」
海馬「お前に力を貸してやる……」
海馬「インキュベーターの野望もワルプルギスの夜も、この俺とブルーアイズが粉砕してくれるわ……」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:24:44.24 ID:8P+xiIZl0
後日 見滝原病院前
まどか「マミさん!こっちです!」
マミ「ええ!」
ほむら「……」
海馬「お前の言う通りなら、マミはここで魔女に殺される、と」
ほむら「そうはさせないわ。あなたのおかげで今回は対立せずにすんだ。きっと助けられる」
海馬「ふん、早く行くぞ」
まどか「マミさん!こっちです!」
マミ「ええ!」
ほむら「……」
海馬「お前の言う通りなら、マミはここで魔女に殺される、と」
ほむら「そうはさせないわ。あなたのおかげで今回は対立せずにすんだ。きっと助けられる」
海馬「ふん、早く行くぞ」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:26:11.20 ID:8P+xiIZl0
結界 最深部
シャルロッテ「……」
マミ「せっかくの所悪いけど、一気に決めさせて!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
さやか「やったあ!」
マミ「ふふ……」
シャルロッテ「……」
シャルロッテ「!」グオォォォ
マミ「え……」
カシャッ
シャルロッテ「……」
マミ「せっかくの所悪いけど、一気に決めさせて!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
さやか「やったあ!」
マミ「ふふ……」
シャルロッテ「……」
シャルロッテ「!」グオォォォ
マミ「え……」
カシャッ
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:27:21.97 ID:8P+xiIZl0
ほむら「間に合ったわね……」
海馬「ふぅん、存外時間がかかったな」
ほむら「あなたが途中でモンスターを召喚させようとするから……」
ほむら「……盾から手を離して」
海馬「離せば俺の時間が止まる」
ほむら「止まればいいじゃない。あなたの手が邪魔で爆弾が出せない」
海馬「必要ない。魔法カード『破壊輪』を……」
ほむら「だから、それ魔翌力使うのよ。使わないに超したことはないのよ」
海馬「チッ、つまらん」
ほむら「……」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:28:43.84 ID:8P+xiIZl0
カシャッ
まどか「あ……」
さやか「ば、爆発した……?」
シャルロッテ「」
ほむら「危なかったわね」
海馬「ふぅん、油断するからだ」
マミ「わ、私……」
ほむら「魔女は倒したわ。もう心配ない」
………
ほむら「……鹿目さん、美樹さん」
ほむら「魔法少女になるっていうのは、こういうことよ。いつどこで死んでもおかしくない」
ほむら「あなたたちは、魔法少女になるべきじゃない」
まどか「あ……」
さやか「ば、爆発した……?」
シャルロッテ「」
ほむら「危なかったわね」
海馬「ふぅん、油断するからだ」
マミ「わ、私……」
ほむら「魔女は倒したわ。もう心配ない」
………
ほむら「……鹿目さん、美樹さん」
ほむら「魔法少女になるっていうのは、こういうことよ。いつどこで死んでもおかしくない」
ほむら「あなたたちは、魔法少女になるべきじゃない」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:29:38.50 ID:8P+xiIZl0
帰り道
ほむら「それじゃあ、私はマミを送っていくから」
ほむら「あなたたちも気をつけて」
まどか「あ、あの暁美さん!」
ほむら「何?」
まどか「助けてくれて、本当にありがとう」
ほむら「……」
さやか「社長もありがとう!」
海馬「ふん、礼などいらん」
ほむら「それじゃあ、私はマミを送っていくから」
ほむら「あなたたちも気をつけて」
まどか「あ、あの暁美さん!」
ほむら「何?」
まどか「助けてくれて、本当にありがとう」
ほむら「……」
さやか「社長もありがとう!」
海馬「ふん、礼などいらん」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:30:46.89 ID:8P+xiIZl0
………
マミ「ありがとう、暁美さん。ここで大丈夫」
マミ「きっと、この恩は返すわ」
ほむら「……気にしなくていい」
マミ「いいえ、あなたは私の命の恩人よ」
ほむら「……」
海馬「ならば巴マミ、貴様はほむらに協力しろ」
マミ「協力?」
海馬「数週間後、ワルプルギスの夜がこの見滝原にやってくる」
海馬「その撃退に協力しろと言っているのだ」
マミ「ワルプルギスの夜……!」
ほむら「必ず来る」
マミ「……ええ。もちろん力を貸すわ。あなたのためにも、この街のためにも!」
ほむら「そう、ありがとう」
マミ「ありがとう、暁美さん。ここで大丈夫」
マミ「きっと、この恩は返すわ」
ほむら「……気にしなくていい」
マミ「いいえ、あなたは私の命の恩人よ」
ほむら「……」
海馬「ならば巴マミ、貴様はほむらに協力しろ」
マミ「協力?」
海馬「数週間後、ワルプルギスの夜がこの見滝原にやってくる」
海馬「その撃退に協力しろと言っているのだ」
マミ「ワルプルギスの夜……!」
ほむら「必ず来る」
マミ「……ええ。もちろん力を貸すわ。あなたのためにも、この街のためにも!」
ほむら「そう、ありがとう」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:34:32.52 ID:8P+xiIZl0
海馬コーポレーション見滝原支社 執務室
海馬「マミは死なずに済んだな」
ほむら「ええ、でも問題はここから」
ほむら「美樹さやかの契約を阻止する」
海馬「魔法少女の真実を教えてやればどうだ?」
ほむら「それではマミに伝わる可能性がある。それに信じてくれるとは思えない」
ほむら「……それにこんな異常なこと、知らないに超したことはない」
海馬「ふん、ならばどうする」
ほむら「……上条恭介の手を治せれば話は早いのだけど」
海馬「マミは死なずに済んだな」
ほむら「ええ、でも問題はここから」
ほむら「美樹さやかの契約を阻止する」
海馬「魔法少女の真実を教えてやればどうだ?」
ほむら「それではマミに伝わる可能性がある。それに信じてくれるとは思えない」
ほむら「……それにこんな異常なこと、知らないに超したことはない」
海馬「ふん、ならばどうする」
ほむら「……上条恭介の手を治せれば話は早いのだけど」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:35:57.60 ID:8P+xiIZl0
翌日 学校
まどか「暁美さん!一緒に帰ろう?」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「え?」
ほむら「呼び方」
まどか「じゃあ、ほむらちゃん!」
ほむら「ええ、帰りましょう」
まどか「さやかちゃんも、帰ろう?」
さやか「あ~、ゴメン。今日は……」
まどか「上条君のお見舞い?」
さやか「……うん。最近はちょっと参ってるみたいなんだ……」
まどか「そうなんだ……」
ほむら「……」
まどか「暁美さん!一緒に帰ろう?」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「え?」
ほむら「呼び方」
まどか「じゃあ、ほむらちゃん!」
ほむら「ええ、帰りましょう」
まどか「さやかちゃんも、帰ろう?」
さやか「あ~、ゴメン。今日は……」
まどか「上条君のお見舞い?」
さやか「……うん。最近はちょっと参ってるみたいなんだ……」
まどか「そうなんだ……」
ほむら「……」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:36:57.32 ID:8P+xiIZl0
まどか「上条君はさやかちゃんの幼馴染でね、ヴァイオリニストなんだよ」
まどか「でも、事故に遭ってからは腕が……」
ほむら「そう……」
ザッ
「暁美様、瀬人様より伝言です」
まどか「だっ誰?」
ほむら「誰?」
「社員です」
「海馬コーポレーションのビル屋上に来るように、とのことです」
ほむら「あ、ありがとう」
「それでは」
まどか「で、電話とかメールとかすればいいのに……」
ほむら(教えてない)
ほむら「とにかく行きましょう。あの男を放置してはいけない」
まどか「わ、私も?」
まどか「でも、事故に遭ってからは腕が……」
ほむら「そう……」
ザッ
「暁美様、瀬人様より伝言です」
まどか「だっ誰?」
ほむら「誰?」
「社員です」
「海馬コーポレーションのビル屋上に来るように、とのことです」
ほむら「あ、ありがとう」
「それでは」
まどか「で、電話とかメールとかすればいいのに……」
ほむら(教えてない)
ほむら「とにかく行きましょう。あの男を放置してはいけない」
まどか「わ、私も?」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:38:01.99 ID:8P+xiIZl0
見滝原 病院 上条恭介の病室
恭介「さやかは、僕を苛めてるのかい?」
恭介「何で今でもまだ、僕に音楽なんか聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなのか?」
「もう聴きたくなんかないんだよ!」
「自分で弾けもしない曲、ただ聴いてるだけなんて」
「僕は…僕は…っ!」
恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない。こんな手なんてっ」
さやか「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」
恭介「諦めろって言われたのさ」
恭介「もう演奏は諦めろってさ。先生から直々に言われたよ。今の医学じゃ無理だって」
恭介「僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らない」
さやか「あるよ」
恭介「え?」
さやか「奇跡も、魔法も、ってええええええ!?」
恭介「さやかは、僕を苛めてるのかい?」
恭介「何で今でもまだ、僕に音楽なんか聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなのか?」
「もう聴きたくなんかないんだよ!」
「自分で弾けもしない曲、ただ聴いてるだけなんて」
「僕は…僕は…っ!」
恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない。こんな手なんてっ」
さやか「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」
恭介「諦めろって言われたのさ」
恭介「もう演奏は諦めろってさ。先生から直々に言われたよ。今の医学じゃ無理だって」
恭介「僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らない」
さやか「あるよ」
恭介「え?」
さやか「奇跡も、魔法も、ってええええええ!?」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:39:20.40 ID:8P+xiIZl0
見滝原 上空
ほむら「ヘリを持ち出すなんて」
まどか「わあぁぁぁ」
ほむら「まどか、乗り出すと危ないわ」
ほむら「社長、何を考えているの?」
海馬「病院上空まで、全速前進だ!」
まどか「ほむらちゃん、見て!私たちの学校があんなに小さい!」
ほむら「……そうね」
………
パイロット「まもなく、病院上空!」
海馬「ふぅん、上条とやらの病室に近づけ!」
パイロット「了解しました」
ほむら「ちょっと、何を……」
海馬「スピーカーの準備を!」
ほむら「ヘリを持ち出すなんて」
まどか「わあぁぁぁ」
ほむら「まどか、乗り出すと危ないわ」
ほむら「社長、何を考えているの?」
海馬「病院上空まで、全速前進だ!」
まどか「ほむらちゃん、見て!私たちの学校があんなに小さい!」
ほむら「……そうね」
………
パイロット「まもなく、病院上空!」
海馬「ふぅん、上条とやらの病室に近づけ!」
パイロット「了解しました」
ほむら「ちょっと、何を……」
海馬「スピーカーの準備を!」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:40:09.91 ID:8P+xiIZl0
病室
さやか「ぎゃあぁぁ!」
さやか「割れる、窓ガラス割れる!カーテン千切れた!」
恭介「何なんだこれは……」
『聞こえるか!上条とやら!』
さやか「……海馬社長?」
恭介「そんな馬鹿な……」
『貴様に問う!』『その腕!治したいか!』
恭介「!」
恭介「……治したい。当たり前だ!」
さやか「恭介……」
さやか「ぎゃあぁぁ!」
さやか「割れる、窓ガラス割れる!カーテン千切れた!」
恭介「何なんだこれは……」
『聞こえるか!上条とやら!』
さやか「……海馬社長?」
恭介「そんな馬鹿な……」
『貴様に問う!』『その腕!治したいか!』
恭介「!」
恭介「……治したい。当たり前だ!」
さやか「恭介……」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:41:04.03 ID:8P+xiIZl0
ヘリ
海馬「聞こえんぞぉ、上条!」
まどか「うん、聞こえないと思う……」
ほむら「プロペラの音がすごいから……」
ほむら「あ、ほら全身で必死に……」
まどか「表情!表情見てあげてください!」
海馬「貴様の思いはその程度か!」
まどか「ま、負けないで上条君!」
ほむら「叫んで!思いを叫んで!」
海馬「聞こえんぞぉ、上条!」
まどか「うん、聞こえないと思う……」
ほむら「プロペラの音がすごいから……」
ほむら「あ、ほら全身で必死に……」
まどか「表情!表情見てあげてください!」
海馬「貴様の思いはその程度か!」
まどか「ま、負けないで上条君!」
ほむら「叫んで!思いを叫んで!」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:42:50.61 ID:8P+xiIZl0
病室
『負けないで、上条君!』『叫んで!思いを叫んで!』
さやか「あの声は……」
恭介「……僕は、僕はまたヴァイオリンを弾きたい!この手で!もう一度!」
『ならば美樹さやか、そこにいるな!』
さやか「!」
『貴様はどうだ!またその男のヴァイオリンを聴きたいかぁ!」
さやか「……!」
さやか「聞きたい!そのためなら、私は……」
恭介「さやか……」
『よかろう』
『医療班、突入だ!』
『負けないで、上条君!』『叫んで!思いを叫んで!』
さやか「あの声は……」
恭介「……僕は、僕はまたヴァイオリンを弾きたい!この手で!もう一度!」
『ならば美樹さやか、そこにいるな!』
さやか「!」
『貴様はどうだ!またその男のヴァイオリンを聴きたいかぁ!」
さやか「……!」
さやか「聞きたい!そのためなら、私は……」
恭介「さやか……」
『よかろう』
『医療班、突入だ!』
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:44:24.98 ID:8P+xiIZl0
「海馬コーポレーション、医療班です」
「上条恭介君を強制転院させます!」
さやか「ちょ、なに言ってんのあんたら!」
『上条恭介の手!我々の医療技術ならば回復の可能性がある!』『え、社長、本当に?』
『ふぅん、海馬コーポレーションをなめるな!』
恭介「本当に、本当に治る……?」
さやか「恭介……」
さやか「……よかった」
さやか「本当によかった……!」
「上条恭介君を強制転院させます!」
さやか「ちょ、なに言ってんのあんたら!」
『上条恭介の手!我々の医療技術ならば回復の可能性がある!』『え、社長、本当に?』
『ふぅん、海馬コーポレーションをなめるな!』
恭介「本当に、本当に治る……?」
さやか「恭介……」
さやか「……よかった」
さやか「本当によかった……!」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:46:06.29 ID:8P+xiIZl0
「転院開始!」
恭介「手が治ったら、一番に、聴かせてあげるから!」
恭介「約束だよ、さやか!」
さやか「……っうん!」
さやか「ああ、行っちゃった……」
『フハハハハ!どうだ、ほむら!これで美樹さやかは心配あるまい!』『ありがたいけど、もっと普通にできなかったの!?』
『ふん、俺は常識を超越する!』『ほむらちゃん、やっぱり私たちを守ってくれて……?』『え!?違っ』
『こいつは鹿目まどか、お前を守るために……』『ま、待』
パイロット「病院より離脱します!」
さやか「……」
恭介「手が治ったら、一番に、聴かせてあげるから!」
恭介「約束だよ、さやか!」
さやか「……っうん!」
さやか「ああ、行っちゃった……」
『フハハハハ!どうだ、ほむら!これで美樹さやかは心配あるまい!』『ありがたいけど、もっと普通にできなかったの!?』
『ふん、俺は常識を超越する!』『ほむらちゃん、やっぱり私たちを守ってくれて……?』『え!?違っ』
『こいつは鹿目まどか、お前を守るために……』『ま、待』
パイロット「病院より離脱します!」
さやか「……」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 02:48:01.58 ID:8P+xiIZl0
翌日 学校
仁美「上条さん、転院なさったとか……」
さやか「あ、うん。ホント突然だったんだけどね!」
さやか「でも、またヴァイオリンが弾けるかもって!」
仁美「ふふ、私もうれしいですわ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「まどか、私は大丈夫だから。それと契約は……」
まどか「しない!絶対しないよ!」
ほむら「……ありがとう」
仁美「……お二人に何が?」
さやか「さあ……?」
仁美「上条さん、転院なさったとか……」
さやか「あ、うん。ホント突然だったんだけどね!」
さやか「でも、またヴァイオリンが弾けるかもって!」
仁美「ふふ、私もうれしいですわ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「まどか、私は大丈夫だから。それと契約は……」
まどか「しない!絶対しないよ!」
ほむら「……ありがとう」
仁美「……お二人に何が?」
さやか「さあ……?」
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:08:57.50 ID:8P+xiIZl0
見滝原 展望台
杏子「マミの野郎が死にかけたって言うから、わざわざ来てみたのにさあ」
杏子「あいつピンピンしてやがるじゃねえか」
杏子「しかも、あいつまた他の魔法少女と組んでんのか?」
QB「そうだよ。また彼女がとびっきりのイレギュラーでね」
杏子「イレギュラーねえ」
杏子「マミの野郎が死にかけたって言うから、わざわざ来てみたのにさあ」
杏子「あいつピンピンしてやがるじゃねえか」
杏子「しかも、あいつまた他の魔法少女と組んでんのか?」
QB「そうだよ。また彼女がとびっきりのイレギュラーでね」
杏子「イレギュラーねえ」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:11:54.64 ID:8P+xiIZl0
杏子「ま、マミもそいつもぶっ飛ばしてやれば、見滝原はあたしのもんになる訳だ」
杏子「魔法少女を仲良しゴッコと勘違いしてるやつなんか、ちょろいもんだよ」
QB「そう簡単にいくかな?」
杏子「なんだよ。水差すんじゃねえよ」
QB「そのイレギュラーの子には、なぜか企業の社長が付いているんだ」
QB「彼も相当厄介だよ」
杏子「はあ?パトロン付きかよ」
杏子「……気に食わねえな」
杏子「ほんっと、気に食わねえ!」
杏子「魔法少女を仲良しゴッコと勘違いしてるやつなんか、ちょろいもんだよ」
QB「そう簡単にいくかな?」
杏子「なんだよ。水差すんじゃねえよ」
QB「そのイレギュラーの子には、なぜか企業の社長が付いているんだ」
QB「彼も相当厄介だよ」
杏子「はあ?パトロン付きかよ」
杏子「……気に食わねえな」
杏子「ほんっと、気に食わねえ!」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:13:57.38 ID:8P+xiIZl0
駅前
さやか「ん、あれは……」
ほむら(よくわからないけど、今のところ順調に進んでいる)
ほむら(社長のせいで、まどかには全部バレたけど)
ほむら(契約はしないって言ってくれてる)
ほむら(……でもあの子の負担になってしまったわね……)
さやか「なーんか難しい顔してんなあ」
さやか「……恭介の転院って、あれやっぱほむらが社長に言ってくれたんだよね」
さやか「ほむらは魔法少女なんだよね」
さやか「……」
さやか「ん、あれは……」
ほむら(よくわからないけど、今のところ順調に進んでいる)
ほむら(社長のせいで、まどかには全部バレたけど)
ほむら(契約はしないって言ってくれてる)
ほむら(……でもあの子の負担になってしまったわね……)
さやか「なーんか難しい顔してんなあ」
さやか「……恭介の転院って、あれやっぱほむらが社長に言ってくれたんだよね」
さやか「ほむらは魔法少女なんだよね」
さやか「……」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:15:23.55 ID:8P+xiIZl0
海馬「何を呆けている」
さやか「うわっ、社長!?」
海馬「ふぅん」
さやか「あ、あの、恭介のこと、本当にありがとうございました!」
海馬「ふん、勘違いするな」
海馬「貴様が契約しては俺が困るからな」
さやか(契約……)
さやか「うわっ、社長!?」
海馬「ふぅん」
さやか「あ、あの、恭介のこと、本当にありがとうございました!」
海馬「ふん、勘違いするな」
海馬「貴様が契約しては俺が困るからな」
さやか(契約……)
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:16:44.32 ID:8P+xiIZl0
海馬「……ほむらやマミに手を貸すつもりで、魔法少女になってみろ……」
海馬「上条恭介の手、この俺が粉砕することになるぞ……」
さやか「ふ、粉砕!?」
さやか「いや、分かってますよ。でも、ほむらもマミさんも戦ってる……」
さやか「私はそれを知ってるのに……」
海馬「ふん、それで貴様が契約して、あの二人が喜ぶとでも?」
さやか「……」
海馬「……貴様にできることは他にある」
海馬「それを考えるのだな」
海馬「上条恭介の手、この俺が粉砕することになるぞ……」
さやか「ふ、粉砕!?」
さやか「いや、分かってますよ。でも、ほむらもマミさんも戦ってる……」
さやか「私はそれを知ってるのに……」
海馬「ふん、それで貴様が契約して、あの二人が喜ぶとでも?」
さやか「……」
海馬「……貴様にできることは他にある」
海馬「それを考えるのだな」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:22:58.86 ID:8P+xiIZl0
海馬コーポレーション 見滝原支社 執務室
海馬「それで、次の一手だが……」
まどか「……佐倉さん、だったよね」
さやか「やっぱり魔法少女だよね?」
ほむら「増えてる」
ほむら「社長、どういうこと?なんでペラペラ秘密をしゃべるの?」
海馬「ふぅん、どうせこいつらも無関係ではいられん」
海馬「勝手にさせておくよりは、手伝わせた方がマシだろう」
ほむら「だからって……」
海馬「それで、次の一手だが……」
まどか「……佐倉さん、だったよね」
さやか「やっぱり魔法少女だよね?」
ほむら「増えてる」
ほむら「社長、どういうこと?なんでペラペラ秘密をしゃべるの?」
海馬「ふぅん、どうせこいつらも無関係ではいられん」
海馬「勝手にさせておくよりは、手伝わせた方がマシだろう」
ほむら「だからって……」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:28:37.33 ID:8P+xiIZl0
海馬「それよりも、その佐倉杏子とかいう魔法少女」
海馬「そいつをどうするかだが……」
ほむら「杏子はそれなりの対価を約束すれば、手を組むことはできると思う」
ほむら「だけど今回はマミがいるから、ちょっと難しくなるわ」
まどか「マミさんが?どうして?」
ほむら「……」
海馬「そいつをどうするかだが……」
ほむら「杏子はそれなりの対価を約束すれば、手を組むことはできると思う」
ほむら「だけど今回はマミがいるから、ちょっと難しくなるわ」
まどか「マミさんが?どうして?」
ほむら「……」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:33:30.93 ID:8P+xiIZl0
歩道橋上
杏子「よう、久しぶりだな」
マミ「……佐倉さん、見滝原に何の用?」
杏子「決まってんじゃん。グリーフシードだよ」
杏子「どうせまた正義の味方気取りで、使い魔まで倒してんだろ?」
マミ「……いけないとでも言うの?」
杏子「ハッ、やっぱ全然変わってねえ」
杏子「よう、久しぶりだな」
マミ「……佐倉さん、見滝原に何の用?」
杏子「決まってんじゃん。グリーフシードだよ」
杏子「どうせまた正義の味方気取りで、使い魔まで倒してんだろ?」
マミ「……いけないとでも言うの?」
杏子「ハッ、やっぱ全然変わってねえ」
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:40:16.63 ID:8P+xiIZl0
マミ「あなたは変わってしまったわね……」
マミ「……グリーフシードなら分けてあげるわ」
マミ「だからこの街から出て行って」
杏子「チッ……」
杏子「分かりました、何て言うと思ってんのか!」
マミ「!」
マミ「……グリーフシードなら分けてあげるわ」
マミ「だからこの街から出て行って」
杏子「チッ……」
杏子「分かりました、何て言うと思ってんのか!」
マミ「!」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:47:13.39 ID:8P+xiIZl0
見滝原上空 ヘリ
ほむら「またヘリなの……」
さやか「どうしてヘリなんですか?」
海馬「速いからに決まっている!」
パイロット「まもなく目標地点に到達!」
海馬「よし、行くぞ!ほむら!」
ほむら「いいわ、もう。やってやろうじゃない」
まどか「ほむらちゃん、頑張って!」
さやか「……行くって、どこに?」
ほむら「またヘリなの……」
さやか「どうしてヘリなんですか?」
海馬「速いからに決まっている!」
パイロット「まもなく目標地点に到達!」
海馬「よし、行くぞ!ほむら!」
ほむら「いいわ、もう。やってやろうじゃない」
まどか「ほむらちゃん、頑張って!」
さやか「……行くって、どこに?」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:49:32.78 ID:8P+xiIZl0
歩道橋上
マミ(佐倉さん、前よりずっと強くなってる……)
杏子「その程度かよ、マミ!」
杏子「何なら助っ人呼んだって構わないんだぜ?」
マミ「!」
杏子「パトロン付きの甘ちゃんがいるんだろ?」
杏子「まとめてぶっとばして」
杏子「!』
『フハハハハ!』『……』
マミ(佐倉さん、前よりずっと強くなってる……)
杏子「その程度かよ、マミ!」
杏子「何なら助っ人呼んだって構わないんだぜ?」
マミ「!」
杏子「パトロン付きの甘ちゃんがいるんだろ?」
杏子「まとめてぶっとばして」
杏子「!』
『フハハハハ!』『……』
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:56:43.32 ID:8P+xiIZl0
杏子「な、何だ?」
杏子「上……?」
マミ「海馬社長と暁美さん……」
マミ「……が飛び降りて来た!?」
スタッ
カシャッ
海馬「早くジェットパックを取れ」
ほむら「なんでこんなことに魔法を……」
海馬「盾にしまったな、よし!」
カシャッ
杏子「上……?」
マミ「海馬社長と暁美さん……」
マミ「……が飛び降りて来た!?」
スタッ
カシャッ
海馬「早くジェットパックを取れ」
ほむら「なんでこんなことに魔法を……」
海馬「盾にしまったな、よし!」
カシャッ
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 22:58:33.13 ID:8P+xiIZl0
海馬「フハハハハ!貴様が佐倉杏子か!」
杏子「なんだよコイツ……生身でヘリから飛び降りてきやがった!」
マミ(いや、一瞬ジェットパックが)
ほむら(気付いてないの!?)
海馬「ふぅん!貴様に話がある」
マミ「あの、暁美さん、これは一体……」
ほむら「佐倉杏子を仲間に引き入れる……」
ほむら「……はずなのだけど」
杏子「なんだよコイツ……生身でヘリから飛び降りてきやがった!」
マミ(いや、一瞬ジェットパックが)
ほむら(気付いてないの!?)
海馬「ふぅん!貴様に話がある」
マミ「あの、暁美さん、これは一体……」
ほむら「佐倉杏子を仲間に引き入れる……」
ほむら「……はずなのだけど」
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 23:06:55.00 ID:8P+xiIZl0
杏子「そーか、テメェが例のパトロンかよ」
杏子「……金持ちが道楽で」
杏子「魔法少女に関わってんじゃねえよ!」
マミ「社長、危ない!」
ほむら「!」
カシャッ
杏子「……金持ちが道楽で」
杏子「魔法少女に関わってんじゃねえよ!」
マミ「社長、危ない!」
ほむら「!」
カシャッ
92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/17(日) 23:12:35.35 ID:8P+xiIZl0
杏子「消えた……?」
海馬「どこを見ている!」
杏子「な、後ろをとられた!?」
海馬「フハハハハ!小娘がこの俺に勝とうなど百年早い!」
マミ「暁美さんの魔法?」
ほむら「ええ……」
海馬「どこを見ている!」
杏子「な、後ろをとられた!?」
海馬「フハハハハ!小娘がこの俺に勝とうなど百年早い!」
マミ「暁美さんの魔法?」
ほむら「ええ……」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/18(月) 01:36:42.69 ID:hZhTxEUQ0
杏子「何なんだよテメェは……」
海馬「ふん、この俺に金があろうがなかろうが、そんなことはどうでもいい!」
海馬「俺は、俺自身の栄光へのロードを行く!」
海馬「貴様はどうだ、佐倉杏子!」
杏子「何の話だよ……」
ほむら(まったくだわ……)
海馬「ふん、この俺に金があろうがなかろうが、そんなことはどうでもいい!」
海馬「俺は、俺自身の栄光へのロードを行く!」
海馬「貴様はどうだ、佐倉杏子!」
杏子「何の話だよ……」
ほむら(まったくだわ……)
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/18(月) 01:40:04.72 ID:hZhTxEUQ0
ほむら「待って、私たちはあなたと争うつもりはない」
杏子「うるせえっ」
ほむら「!」
杏子「こいつも消えた……」
海馬「さらにY-ドラゴン・ヘッドを……」
ほむら「やめて」
杏子「……」
杏子「チッ、手の内が見えないとあっちゃあね」
杏子「今日のところは引き上げさせてもらうよ」
ほむら「……」
マミ「えっと……」
杏子「うるせえっ」
ほむら「!」
杏子「こいつも消えた……」
海馬「さらにY-ドラゴン・ヘッドを……」
ほむら「やめて」
杏子「……」
杏子「チッ、手の内が見えないとあっちゃあね」
杏子「今日のところは引き上げさせてもらうよ」
ほむら「……」
マミ「えっと……」
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/18(月) 01:45:31.31 ID:hZhTxEUQ0
後日 ゲームセンター
ほむら(……ややこしいことになったけど)
ほむら(杏子は頼りになる魔法少女)
ほむら「佐倉杏子……」
杏子「……何の用だよ」
ほむら(なんとか味方にしないと……)
ほむら(……ややこしいことになったけど)
ほむら(杏子は頼りになる魔法少女)
ほむら「佐倉杏子……」
杏子「……何の用だよ」
ほむら(なんとか味方にしないと……)
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/18(月) 01:53:00.11 ID:hZhTxEUQ0
ほむら「この間のことは謝るわ」
ほむら「あの人いつもあんな感じで……」
杏子「……ちょっと、聞いてもいいか?」
ほむら「?」
杏子「お前のパトロン、あれ海馬瀬人だろ?」
ほむら「パトロンじゃないわ」
杏子「じゃあ、なんでもいいよ」
ほむら「あの人いつもあんな感じで……」
杏子「……ちょっと、聞いてもいいか?」
ほむら「?」
杏子「お前のパトロン、あれ海馬瀬人だろ?」
ほむら「パトロンじゃないわ」
杏子「じゃあ、なんでもいいよ」
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/18(月) 01:53:55.20 ID:hZhTxEUQ0
杏子「……どんな馬鹿野郎かと思ってさ、適当に調べてみたんだよ」
杏子「そしたらアイツ、子どもに夢を与える、とか言ってやがる」
ほむら「……」
杏子「それでゲーム作ったり、遊園地建てたり……」
杏子「貧乏な子どものために、そんなに金も取らねえんだよ」
ほむら(……知らなかったわ)
杏子「そしたらアイツ、子どもに夢を与える、とか言ってやがる」
ほむら「……」
杏子「それでゲーム作ったり、遊園地建てたり……」
杏子「貧乏な子どものために、そんなに金も取らねえんだよ」
ほむら(……知らなかったわ)
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/18(月) 01:54:58.68 ID:hZhTxEUQ0
杏子「……あいつ、なんで魔法少女に関わってんだ?」
ほむら「……ワルプルギスの夜」
杏子『!?」
ほむら「二週間後、この街に現れるわ」
ほむら「その脅威から街を守るために、私たちと協力している、というところかしら」
杏子「街を守る……」
ほむら「そのために、あなたの力を貸してほしい」
ほむら「……ワルプルギスの夜」
杏子『!?」
ほむら「二週間後、この街に現れるわ」
ほむら「その脅威から街を守るために、私たちと協力している、というところかしら」
杏子「街を守る……」
ほむら「そのために、あなたの力を貸してほしい」
105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/18(月) 01:56:37.80 ID:hZhTxEUQ0
杏子「本当に来るのか?」
ほむら「ええ、絶対よ」
杏子「……」
杏子「わかった、手伝ってやるよ」
ほむら「……よかった、ありがとう」
杏子「けど、お前らの仲間になったわけじゃねーぞ」
杏子「ワルプルギスの夜を倒すだけだ」
杏子「あたしは、自分のやり方を曲げるつもりはないからな」
ほむら「ええ、絶対よ」
杏子「……」
杏子「わかった、手伝ってやるよ」
ほむら「……よかった、ありがとう」
杏子「けど、お前らの仲間になったわけじゃねーぞ」
杏子「ワルプルギスの夜を倒すだけだ」
杏子「あたしは、自分のやり方を曲げるつもりはないからな」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:29:02.72 ID:VXtaSThX0
海馬コーポレーション 執務室
ほむら「……という訳で、一応協力を取り付けたわ」
海馬「ふん、御苦労」
まどか「それじゃあ、これで……」
ほむら「人数はそろった、のかしら」
海馬「ふぅん、ひとまずは順調だな」
ほむら「それじゃあ、私はこれで……」
海馬「どこへ行く」
ほむら「……グリーフシードを集める」
ほむら「それと武器は……、あなたが提供してくれるんだった?」
ほむら「……という訳で、一応協力を取り付けたわ」
海馬「ふん、御苦労」
まどか「それじゃあ、これで……」
ほむら「人数はそろった、のかしら」
海馬「ふぅん、ひとまずは順調だな」
ほむら「それじゃあ、私はこれで……」
海馬「どこへ行く」
ほむら「……グリーフシードを集める」
ほむら「それと武器は……、あなたが提供してくれるんだった?」
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:30:12.23 ID:VXtaSThX0
………
まどか「……分かっていたことですけど」
まどか「ほむらちゃん、ずっと前から今まで戦い続けて……」
まどか「わたしなんかのために……」
海馬「……貴様、今何と言った?」
まどか「……だってわたし鈍臭くて何の取り柄もないし」
まどか「……みんなに迷惑かけてばっかり」
海馬「ふぅん!愚かだな、桃色!」
まどか「も、桃色!?」
まどか「……分かっていたことですけど」
まどか「ほむらちゃん、ずっと前から今まで戦い続けて……」
まどか「わたしなんかのために……」
海馬「……貴様、今何と言った?」
まどか「……だってわたし鈍臭くて何の取り柄もないし」
まどか「……みんなに迷惑かけてばっかり」
海馬「ふぅん!愚かだな、桃色!」
まどか「も、桃色!?」
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:31:03.40 ID:VXtaSThX0
海馬「貴様に何もないのならば」
海馬「ほむらがここにいるはずがないのだ!」
まどか「……」
海馬「暁美ほむらの存在」
海馬「それ自体が貴様がただの凡骨ではないことの証明となる!」
まどか「私は……」
海馬「ほむらがここにいるはずがないのだ!」
まどか「……」
海馬「暁美ほむらの存在」
海馬「それ自体が貴様がただの凡骨ではないことの証明となる!」
まどか「私は……」
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:32:36.32 ID:VXtaSThX0
海馬「……このカード、貴様が持っていろ」
まどか「……?」
まどか「何も描いてない……?」
海馬「ペガサスがよこしたものだが、俺には必要ない」
海馬「カードは真のデュエリストに答えるもの……」
海馬「いつかそれが、貴様の力となろう……」
まどか「それはどういう……」
海馬「俺が知るものか!」
まどか「え、えぇ……」
海馬「分かったら下らぬ弱音を吐くな!」
まどか「は、はい……」
まどか「……?」
まどか「何も描いてない……?」
海馬「ペガサスがよこしたものだが、俺には必要ない」
海馬「カードは真のデュエリストに答えるもの……」
海馬「いつかそれが、貴様の力となろう……」
まどか「それはどういう……」
海馬「俺が知るものか!」
まどか「え、えぇ……」
海馬「分かったら下らぬ弱音を吐くな!」
まどか「は、はい……」
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:33:24.98 ID:VXtaSThX0
後日 見滝原 繁華街
さやか「私にできること、か……」
さやか「やっぱ見てるだけは嫌だな……」
「……何がデュエルキングだ……」
「……あいつがデュエルキングなら、僕はムシキングだ……」
「……ヒャーヒャッヒャッヒャ……」
さやか「何だあの人……」
さやか「!」
さやか「……あれは、魔女の口づけ……!」
さやか「私にできること、か……」
さやか「やっぱ見てるだけは嫌だな……」
「……何がデュエルキングだ……」
「……あいつがデュエルキングなら、僕はムシキングだ……」
「……ヒャーヒャッヒャッヒャ……」
さやか「何だあの人……」
さやか「!」
さやか「……あれは、魔女の口づけ……!」
120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:35:04.62 ID:VXtaSThX0
さやか「早く連絡しないと……」
さやか「ほむらかマミさんに……」
さやか「って充電切れてる!」
さやか「こんな時に……」
さやか「テレパシー……は無理か!」
さやか「……っ、とにかく追いかけないと……」
さやか「ほむらかマミさんに……」
さやか「って充電切れてる!」
さやか「こんな時に……」
さやか「テレパシー……は無理か!」
さやか「……っ、とにかく追いかけないと……」
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:35:52.81 ID:VXtaSThX0
工場内
「……ヒョヒョヒョヒョ」
「……ワイは、ワイはもうあかんのや……」「私は、私は海馬には勝てないのか……」
「……ゴーストって…骨塚って……」「ダイスロール!」
「……ここにいるぞ!」
さやか「濃いな、この人ら……」
さやか「ってあれ、混ぜるな危険!」
さやか「やめさせないと!」
「……ヒョヒョヒョヒョ」
「……ワイは、ワイはもうあかんのや……」「私は、私は海馬には勝てないのか……」
「……ゴーストって…骨塚って……」「ダイスロール!」
「……ここにいるぞ!」
さやか「濃いな、この人ら……」
さやか「ってあれ、混ぜるな危険!」
さやか「やめさせないと!」
122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:37:49.97 ID:VXtaSThX0
ザワッ
「…………」
「……邪魔をした……」
「……ルール違反だ」
「デュエルの邪魔を……」
さやか「あああ、何かヤバイ!」
さやか「逃げよう……!」
「…………」
「……邪魔をした……」
「……ルール違反だ」
「デュエルの邪魔を……」
さやか「あああ、何かヤバイ!」
さやか「逃げよう……!」
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:38:46.28 ID:VXtaSThX0
「あんた何してんの?」
さやか(赤い魔法少女……)
さやか「佐倉さん……?」
杏子「……あんた、どっかで会ったか?」
さやか「い、いやあの」
杏子「!」
杏子「結界が……!」
さやか「……っ!」
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:40:09.12 ID:VXtaSThX0
杏子「おい、もう部外者はどっか行け!」
さやか「で、でもこの人たちは……」
杏子「ぐずぐずすんな!」
ハコの魔女
エリー「…………」
杏子「くそっ、遅かったか……」
さやか「魔女……!」
杏子「……知ってんのかよ」
杏子「!」
さやか「で、でもこの人たちは……」
杏子「ぐずぐずすんな!」
ハコの魔女
エリー「…………」
杏子「くそっ、遅かったか……」
さやか「魔女……!」
杏子「……知ってんのかよ」
杏子「!」
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:41:57.41 ID:VXtaSThX0
エリー「……!」
『魔女め!私に近寄るな!』『そんな……私は……』
『モモっ!』『……』
『なんで……こんな……』
さやか「これって……」
杏子「……っ、ふざけやがって……」
『魔女め!私に近寄るな!』『そんな……私は……』
『モモっ!』『……』
『なんで……こんな……』
さやか「これって……」
杏子「……っ、ふざけやがって……」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:42:56.90 ID:VXtaSThX0
………
杏子「……」
杏子「……終わったか」
エリー「」
さやか「あ、あの、ありがとう……」
杏子「……」
マミ「……っ、美樹さん!?」
杏子「……なんだよ、遅かったじゃねえか」
マミ「あなたも……」
杏子「……」
杏子「……終わったか」
エリー「」
さやか「あ、あの、ありがとう……」
杏子「……」
マミ「……っ、美樹さん!?」
杏子「……なんだよ、遅かったじゃねえか」
マミ「あなたも……」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:43:41.36 ID:VXtaSThX0
杏子「……グリーフシードはもらっていくぜ」
杏子「文句はねーだろ?」
杏子「……じゃあな」
さやか「待って!」
さやか「ほむらから聞いてるよ!一緒に戦ってくれるんでしょ!」
杏子「知り合いなのかよ……」
杏子「あいつ、一般人を巻き込みやがって」
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:44:28.25 ID:VXtaSThX0
杏子「……勘違いすんな。ワルプルギスの夜を倒すだけだ」
杏子「あたしは正義の味方なんざ、まっぴらだからな」
マミ「佐倉さん……」
さやか「でも、私のこと助けてくれた!」
さやか「この人たちだって!」
マミ「……みんな無事だわ。気を失っているだけ」
さやか「立派な正義の味方だよ!」
杏子「あたしは正義の味方なんざ、まっぴらだからな」
マミ「佐倉さん……」
さやか「でも、私のこと助けてくれた!」
さやか「この人たちだって!」
マミ「……みんな無事だわ。気を失っているだけ」
さやか「立派な正義の味方だよ!」
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:45:36.07 ID:VXtaSThX0
………
杏子「……っ、ふっざけんじゃねえ!」
杏子「あたしは、そんなんじゃ……」
マミ「……私は信じているわ」
マミ「あなたともう一度、一緒に戦えるって」
………
杏子「……っ、ふっざけんじゃねえ!」
杏子「あたしは、そんなんじゃ……」
マミ「……私は信じているわ」
マミ「あなたともう一度、一緒に戦えるって」
………
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:46:21.79 ID:VXtaSThX0
後日 海馬コーポレーション 会議室
海馬「フハハハハ!」
海馬「決戦の時は来た!」
海馬「ワルプルギスの夜!この俺が粉砕してくれる!」
杏子「あんたが戦うんじゃねーだろ」
ほむら「無駄よ。これはこういう人なの」
ほむら「……ふふ」
マミ「準備は万端。気力も十分」
マミ「このデュエル、勝つのは私たちよ!」
ほむら「何か影響されてきてる」
杏子「こいつはこういうやつだよ。昔からな」
海馬「フハハハハ!」
海馬「決戦の時は来た!」
海馬「ワルプルギスの夜!この俺が粉砕してくれる!」
杏子「あんたが戦うんじゃねーだろ」
ほむら「無駄よ。これはこういう人なの」
ほむら「……ふふ」
マミ「準備は万端。気力も十分」
マミ「このデュエル、勝つのは私たちよ!」
ほむら「何か影響されてきてる」
杏子「こいつはこういうやつだよ。昔からな」
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:47:29.77 ID:VXtaSThX0
さやか「うん!絶対勝てるよ!」
さやか「杏子もやる気みたいだしね!」
杏子「やめろ。あたしは別にお前らを認めたわけじゃ……」
マミ「はいはい」
さやか「はいはい」
杏子「ウゼェ……」
さやか「杏子もやる気みたいだしね!」
杏子「やめろ。あたしは別にお前らを認めたわけじゃ……」
マミ「はいはい」
さやか「はいはい」
杏子「ウゼェ……」
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:48:13.78 ID:VXtaSThX0
まどか「私も信じてるよ」
まどか「だから、みんな無事に帰って来てね!」
まどか「約束だよ!」
ほむら「ええ、きっと帰ってくる」
ほむら「……あなたを守ってみせる」
まどか「うん!」
まどか「だから、みんな無事に帰って来てね!」
まどか「約束だよ!」
ほむら「ええ、きっと帰ってくる」
ほむら「……あなたを守ってみせる」
まどか「うん!」
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:49:06.28 ID:VXtaSThX0
ワルプルギスの夜 襲来
ゴオッ
「アハハハハ!」「キャハハハハ!」
杏子「あれが……」
マミ「ワルプルギスの夜……」
ほむら「……二人とも準備はいい?」
マミ「ええ、もちろんよ」
杏子「ああ、やってやるよ!」
杏子「どのみちそれしかねーんだからな」
ゴオッ
「アハハハハ!」「キャハハハハ!」
杏子「あれが……」
マミ「ワルプルギスの夜……」
ほむら「……二人とも準備はいい?」
マミ「ええ、もちろんよ」
杏子「ああ、やってやるよ!」
杏子「どのみちそれしかねーんだからな」
134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:50:29.17 ID:VXtaSThX0
避難所
海馬「フハハハハ!」
海馬「社内の非常用物資、ならびに手配した人員!」
海馬「受け取るがいい!」
さやか「こんなときでも社長は元気だね……」
さやか「この日のための準備、ずっとしてきたらしいけど」
まどか「……みんな大丈夫かな」
さやか「大丈夫だよ、きっと……」
QB「いや、それはないよ」
まどか「!」
海馬「貴様……」
海馬「フハハハハ!」
海馬「社内の非常用物資、ならびに手配した人員!」
海馬「受け取るがいい!」
さやか「こんなときでも社長は元気だね……」
さやか「この日のための準備、ずっとしてきたらしいけど」
まどか「……みんな大丈夫かな」
さやか「大丈夫だよ、きっと……」
QB「いや、それはないよ」
まどか「!」
海馬「貴様……」
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:51:15.59 ID:VXtaSThX0
がれきの街
マミ「滅びのティロ・フィナーレ!」
ほむら(滅びの?)
杏子「くそっ、効いてんのかよ!」
ワルプルギスの夜「アハハハハ!」
ほむら「確実にダメージは通ってるはず!」
ほむら「畳み掛けるわ!」
杏子「うわっ、ミサイルかよ……」
マミ「滅びのティロ・フィナーレ!」
ほむら(滅びの?)
杏子「くそっ、効いてんのかよ!」
ワルプルギスの夜「アハハハハ!」
ほむら「確実にダメージは通ってるはず!」
ほむら「畳み掛けるわ!」
杏子「うわっ、ミサイルかよ……」
136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:52:30.65 ID:VXtaSThX0
避難所
QB「ワルプルギスの夜は最強の魔女だ」
QB「彼女たちがどんなに頑張ろうと勝てるわけがない」
海馬「ふん、負け惜しみなら他所でやれ!」
QB「いや、事実だよ」
……
QB「……そろそろ限界みたいだね」
さやか「そんな……」
QB「君たちに残された手段は一つ」
QB「鹿目まどか、君が契約することだ」
まどか「……」
QB「ワルプルギスの夜は最強の魔女だ」
QB「彼女たちがどんなに頑張ろうと勝てるわけがない」
海馬「ふん、負け惜しみなら他所でやれ!」
QB「いや、事実だよ」
……
QB「……そろそろ限界みたいだね」
さやか「そんな……」
QB「君たちに残された手段は一つ」
QB「鹿目まどか、君が契約することだ」
まどか「……」
137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:53:37.88 ID:VXtaSThX0
海馬「ふぅん」
海馬「……ならば見せてやろう」
QB「何をだい?」
海馬「決まっている!真のデュエリストの魂を!」
海馬「その力を!」
QB「君は……」
QB「そうか、好きにするといい」
QB「君の魂の力で、何ができるとも思えないけどね」
海馬「ふん、ほざいていろ!」
海馬「……ならば見せてやろう」
QB「何をだい?」
海馬「決まっている!真のデュエリストの魂を!」
海馬「その力を!」
QB「君は……」
QB「そうか、好きにするといい」
QB「君の魂の力で、何ができるとも思えないけどね」
海馬「ふん、ほざいていろ!」
138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:54:41.00 ID:VXtaSThX0
………
「アハハハハ!」「キャハハハ!」
杏子「どうなってやがんだ……」
マミ「まだ倒れないというの……?」
ほむら(二人とももう限界。私の武器も……)
ほむら「くっ……」
ほむら「ここまできたのに……!」
「フハハハハ!」
ほむら「!」
「アハハハハ!」「キャハハハ!」
杏子「どうなってやがんだ……」
マミ「まだ倒れないというの……?」
ほむら(二人とももう限界。私の武器も……)
ほむら「くっ……」
ほむら「ここまできたのに……!」
「フハハハハ!」
ほむら「!」
139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:56:13.00 ID:VXtaSThX0
海馬「ワルプルギスの夜」
海馬「その力がどれほどのものかは知らん」
海馬「だが、一つ忘れているようだな……」
海馬「貴様は今、俺という地上で最強のデュエリストを敵にしているという事だ!」
ほむら「ちょっと、何をしているの!」
ほむら「早く避難所に……」
海馬「出よ、我が最強の僕!」
海馬「ブルーアイズ・ホワイトドラゴン!」
ブルーアイズ「グオォォォ!」
ほむら「なっ……」
海馬「滅びのバーストストリーム!」
海馬「その力がどれほどのものかは知らん」
海馬「だが、一つ忘れているようだな……」
海馬「貴様は今、俺という地上で最強のデュエリストを敵にしているという事だ!」
ほむら「ちょっと、何をしているの!」
ほむら「早く避難所に……」
海馬「出よ、我が最強の僕!」
海馬「ブルーアイズ・ホワイトドラゴン!」
ブルーアイズ「グオォォォ!」
ほむら「なっ……」
海馬「滅びのバーストストリーム!」
140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:57:38.23 ID:VXtaSThX0
マミ「な、何!?」
杏子「ワルプルギスが、押し戻された……?」
ほむら「これは一体……」
海馬「見たかほむら!ブルーアイズの力を!」
ほむら「どうなってるの……」
QB「どうやら彼は魂の力を解放して、カードを実体化させたようだね」
ほむら「!」
QB「どうしてそんなことができるのか」
QB「まったくデュエリストというのは、わけがわからないよ」
杏子「ワルプルギスが、押し戻された……?」
ほむら「これは一体……」
海馬「見たかほむら!ブルーアイズの力を!」
ほむら「どうなってるの……」
QB「どうやら彼は魂の力を解放して、カードを実体化させたようだね」
ほむら「!」
QB「どうしてそんなことができるのか」
QB「まったくデュエリストというのは、わけがわからないよ」
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 02:59:17.99 ID:VXtaSThX0
ほむら「魂を……?」
海馬「ぐっ……」
海馬「この程度のことで……」
QB「当然、無事ではすまないよ」
ほむら「あなたは、どうして……」
海馬「……ふん」
海馬「……貴様らは死なせん」
海馬「この俺がいる限りな……!」
海馬「ぐっ……」
海馬「この程度のことで……」
QB「当然、無事ではすまないよ」
ほむら「あなたは、どうして……」
海馬「……ふん」
海馬「……貴様らは死なせん」
海馬「この俺がいる限りな……!」
142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 03:00:47.68 ID:VXtaSThX0
マミ「社長……」
杏子「くそっ……、あと少しだってのに……」
ワルプルギスの夜「アハハハハ!」「キャハハハ!」
杏子「……来るぞ!」
ほむら「……」
ほむら「……きっとこの先、こんなに恵まれた時間軸はない」
海馬「……」
ほむら「本来無関係なはずのあなたが、魂まで賭けた……」
ほむら「……だったら、私は」
ほむら「この時間軸(ターン)に私のすべてを賭ける!」
杏子「くそっ……、あと少しだってのに……」
ワルプルギスの夜「アハハハハ!」「キャハハハ!」
杏子「……来るぞ!」
ほむら「……」
ほむら「……きっとこの先、こんなに恵まれた時間軸はない」
海馬「……」
ほむら「本来無関係なはずのあなたが、魂まで賭けた……」
ほむら「……だったら、私は」
ほむら「この時間軸(ターン)に私のすべてを賭ける!」
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 03:01:30.80 ID:VXtaSThX0
ほむら「社長、カードを貸して!」
海馬「……ふん、よかろう」
海馬「それでこそ、我がロードに灯りし炎……」
海馬「暁美ほむら……!」
ほむら「出よ、ブルーアイズホワイトドラゴン!」
マミ「ブルーアイズが、さらに二体……!」
杏子「おい、ほむら!ソウルジェムが……」
ほむら「知ったことではないわ!」
144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 03:04:36.81 ID:VXtaSThX0
ほむら「さらに!」
ほむら「私は魔法カード『融合』を発動!」
ほむら「三体のブルーアイズを融合する!」
海馬「フハハハハ!見るがいいインキュベーター!」
海馬「我が究極にして、無敵の力!」
ほむら「ブルーアイズ!」
海馬「アルティメットドラゴン!」
ほむら「私は魔法カード『融合』を発動!」
ほむら「三体のブルーアイズを融合する!」
海馬「フハハハハ!見るがいいインキュベーター!」
海馬「我が究極にして、無敵の力!」
ほむら「ブルーアイズ!」
海馬「アルティメットドラゴン!」
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 03:13:14.69 ID:VXtaSThX0
マミ「これがブルーアイズ・アルティメットドラゴン……」
杏子「どうなってんだ……」
ほむら「ぐっ……」
ほむら「私のソウルジェム……」
ほむら「あと少しだけ……!」
QB「まったく、君たちはつくづくイレギュラーだね」
QB「だけどワルプルギスの夜は」
海馬「黙れぇ!」
杏子「どうなってんだ……」
ほむら「ぐっ……」
ほむら「私のソウルジェム……」
ほむら「あと少しだけ……!」
QB「まったく、君たちはつくづくイレギュラーだね」
QB「だけどワルプルギスの夜は」
海馬「黙れぇ!」
147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/19(火) 03:14:34.28 ID:VXtaSThX0
海馬「さらに!俺は魔法カード『融合』を発動!」
ほむら「!?」
海馬「暁美ほむらとアルティメットドラゴンを融合召喚!」
ほむら「ええ!?」
海馬「マスターオブドラゴンナイト!」
マミ「暁美さんが……」
杏子「ブルーアイズの上に……」
QB「の、乗っただけじゃないか……」
海馬「食らえ!ワルプルギス!」
海馬「ギャラクシー!」ほむら「クラッシャー!」
ほむら「!?」
海馬「暁美ほむらとアルティメットドラゴンを融合召喚!」
ほむら「ええ!?」
海馬「マスターオブドラゴンナイト!」
マミ「暁美さんが……」
杏子「ブルーアイズの上に……」
QB「の、乗っただけじゃないか……」
海馬「食らえ!ワルプルギス!」
海馬「ギャラクシー!」ほむら「クラッシャー!」
164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:28:09.23 ID:1VFq7mB80
避難所
さやか「空が……」
まどか「晴れて行く!」
まどか「……ほむらちゃん!」
まどか「……みんな!」
さやか「行こう!」
まどか「……?」
まどか「社長がくれたカード……」
まどか「これは……」
さやか「早く早く!」
さやか「空が……」
まどか「晴れて行く!」
まどか「……ほむらちゃん!」
まどか「……みんな!」
さやか「行こう!」
まどか「……?」
まどか「社長がくれたカード……」
まどか「これは……」
さやか「早く早く!」
165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:28:59.84 ID:1VFq7mB80
がれきの街
海馬「フハハハハ!」
海馬「粉砕!」
ほむら「玉砕!」
「「大喝采!」」
マミ「やった……!」
杏子「ったく、めちゃくちゃしやがる……」
マミ「佐倉さん、笑顔が隠せてないわ」
杏子「……うるせえよ」
海馬「フハハハハ!」
海馬「粉砕!」
ほむら「玉砕!」
「「大喝采!」」
マミ「やった……!」
杏子「ったく、めちゃくちゃしやがる……」
マミ「佐倉さん、笑顔が隠せてないわ」
杏子「……うるせえよ」
166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:29:51.73 ID:1VFq7mB80
ほむら「……」
ほむら「これで、終わりね……」
ほむら「……まどか」
ほむら「さような」
海馬「何を言っている!」
ほむら「……ちょっと」
ほむら「最後くらい……」
海馬「見果てぬ未来へと続く……」
ほむら(意識が……)
ほむら(……)
ほむら「これで、終わりね……」
ほむら「……まどか」
ほむら「さような」
海馬「何を言っている!」
ほむら「……ちょっと」
ほむら「最後くらい……」
海馬「見果てぬ未来へと続く……」
ほむら(意識が……)
ほむら(……)
167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:30:53.06 ID:1VFq7mB80
????
ほむら「!」
ほむら「ここは……」
ほむら「何もないわね……」
ほむら「……あの世、というところかしら」
ほむら「魔女にはならずに済んだ……?」
ほむら「!」
ほむら「ここは……」
ほむら「何もないわね……」
ほむら「……あの世、というところかしら」
ほむら「魔女にはならずに済んだ……?」
168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:32:07.68 ID:1VFq7mB80
ほむら「……」
???「おい!」
ほむら「だ、誰!?」
???「我が名はアテム!」
ほむら「本当に誰?」
ほむら(すごい髪型……)
???「おい!」
ほむら「だ、誰!?」
???「我が名はアテム!」
ほむら「本当に誰?」
ほむら(すごい髪型……)
169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:33:04.68 ID:1VFq7mB80
ほむら「……ここは?」
ほむら「そして、あなたは何者?」
王様「……何勘違いしてるんだ?」
王様「まだ君の時間軸(ターン)は終了してないぜ!」
ほむら「全然聞いてないわ」
ほむら「さてはあなたもデュエリスト……?」
王様「……ふっ」
ほむら「そして、あなたは何者?」
王様「……何勘違いしてるんだ?」
王様「まだ君の時間軸(ターン)は終了してないぜ!」
ほむら「全然聞いてないわ」
ほむら「さてはあなたもデュエリスト……?」
王様「……ふっ」
170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:34:02.06 ID:1VFq7mB80
がれきの街
まどか「そんな……」
まどか「だめだよ……いかないで……」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか「約束でしょ……?」
QB「暁美ほむらはとうに限界を超えていた」
QB「まだ魔女にならないのが不思議だよ」
まどか「そんな……」
まどか「だめだよ……いかないで……」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか「約束でしょ……?」
QB「暁美ほむらはとうに限界を超えていた」
QB「まだ魔女にならないのが不思議だよ」
171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:34:43.94 ID:1VFq7mB80
さやか「キュゥべえ……!あんた……!」
マミ「魔女になるって……」
杏子「はっ、そういうことかよ……」
QB「君たちももうすぐだよ」
海馬「貴様……」
QB「そういえば、君はまどかにカードを渡していたね」
QB「文字通りの切り札だったんだろうけど」
QB「それも無駄になったね」
QB「ほむらのデュエルディスクがなければ……」
マミ「魔女になるって……」
杏子「はっ、そういうことかよ……」
QB「君たちももうすぐだよ」
海馬「貴様……」
QB「そういえば、君はまどかにカードを渡していたね」
QB「文字通りの切り札だったんだろうけど」
QB「それも無駄になったね」
QB「ほむらのデュエルディスクがなければ……」
172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:35:41.49 ID:1VFq7mB80
海馬「ふぅん」
海馬「ならば、問題はないな」
海馬「そうだろう、ほむら!」
ほむら「……ええ」
ほむら「無駄になんてしないわ」
まどか「ほむらちゃん!?」
QB「そんな馬鹿な……」
海馬「ならば、問題はないな」
海馬「そうだろう、ほむら!」
ほむら「……ええ」
ほむら「無駄になんてしないわ」
まどか「ほむらちゃん!?」
QB「そんな馬鹿な……」
173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:37:20.69 ID:1VFq7mB80
QB「君は何故まだ動けるんだ……」
ほむら「ふん、どこかの王様に聞きなさい」
海馬「!」
海馬「フハハハハ!」
海馬「ここに舞台は整った!」
海馬「鹿目まどか、お前のターンだ!」
まどか「!」
ほむら「……大丈夫、あなたなら」
ほむら「きっと上手くいくわ」
まどか「……うん!」
まどか「私のターン!」
ほむら「ふん、どこかの王様に聞きなさい」
海馬「!」
海馬「フハハハハ!」
海馬「ここに舞台は整った!」
海馬「鹿目まどか、お前のターンだ!」
まどか「!」
ほむら「……大丈夫、あなたなら」
ほむら「きっと上手くいくわ」
まどか「……うん!」
まどか「私のターン!」
174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:38:14.35 ID:1VFq7mB80
まどか「私が発動するカードは!」
まどか「『超融合』!」
QB「!?」
まどか「私たちの魂を!」
まどか「希望を!」
まどか「一つに束ねる!」
まどか「『超融合』!」
QB「!?」
まどか「私たちの魂を!」
まどか「希望を!」
まどか「一つに束ねる!」
175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:38:57.88 ID:1VFq7mB80
マミ「私たちのソウルジェムが……」
杏子「一つに……?」」
さやか「私の力も!?」
ほむら「まどか!」
まどか「時空を超えた絆の力!」
まどか「見せてあげる」
まどか「インキュベーター!」
杏子「一つに……?」」
さやか「私の力も!?」
ほむら「まどか!」
まどか「時空を超えた絆の力!」
まどか「見せてあげる」
まどか「インキュベーター!」
176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:40:19.35 ID:1VFq7mB80
光の街
アルティメットまどか「……」
QB「これは何だ……」
QB「因果律すら覆すほどの力」
QB「そんなものが……」
アルティメットまどか「希望を信じることが間違いだなんて」
アルティメットまどか「そんなルール、壊してみせる、変えてみせる!」
アルティメットまどか「……」
QB「これは何だ……」
QB「因果律すら覆すほどの力」
QB「そんなものが……」
アルティメットまどか「希望を信じることが間違いだなんて」
アルティメットまどか「そんなルール、壊してみせる、変えてみせる!」
177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:41:04.46 ID:1VFq7mB80
海馬「フフ……」
海馬「フハハハハ!」
海馬「インキュベーター!貴様の負けだ!」
海馬「行け!小娘ども!」
海馬「未来を切り開け!」
………
海馬「フハハハハ!」
海馬「インキュベーター!貴様の負けだ!」
海馬「行け!小娘ども!」
海馬「未来を切り開け!」
………
178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:41:46.07 ID:1VFq7mB80
改変後世界 ビル屋上
………
QB「なるほどね」
QB「それなら、ソウルジェムが消えてしまうことの説明が」
QB「……つくのかな?」
ほむら「……ふん」
ほむら「別にあなたに信じてほしいだなんて言ってない」
ほむら「さっさと行くわよ」
ほむら「みんなが待ってるわ」
………
QB「なるほどね」
QB「それなら、ソウルジェムが消えてしまうことの説明が」
QB「……つくのかな?」
ほむら「……ふん」
ほむら「別にあなたに信じてほしいだなんて言ってない」
ほむら「さっさと行くわよ」
ほむら「みんなが待ってるわ」
179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:42:51.07 ID:1VFq7mB80
魔獣戦
マミ「これでとどめよ!」
マミ「滅びのティロ・フィナーレ!」
魔獣「」
ほむら「……」
まどか「……」
さやか「マミさんかっこいい!」
杏子「うわあ……」
マミ「暁美さん、いつもはあなたの召喚魔法に見せ場を取られちゃうけど」
マミ「今日は私のターンね!」
マミ「これでとどめよ!」
マミ「滅びのティロ・フィナーレ!」
魔獣「」
ほむら「……」
まどか「……」
さやか「マミさんかっこいい!」
杏子「うわあ……」
マミ「暁美さん、いつもはあなたの召喚魔法に見せ場を取られちゃうけど」
マミ「今日は私のターンね!」
180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:43:44.88 ID:1VFq7mB80
マミ「でも暁美さん、あなたがこの前召喚したモンスター」
マミ「あれはとっても素敵だったわ……」
マミ「どこかでみたような気がするのだけど……」
杏子「でもよー、盾に一々カード置くんだぜ?」
杏子「なんかまどろっこしくねえか?」
さやか「そこがほら、ほむらの言ってたアレ」
さやか「デュエリストってヤツじゃないの?」
さやか「って、何笑ってんの、まどか?」
マミ「あれはとっても素敵だったわ……」
マミ「どこかでみたような気がするのだけど……」
杏子「でもよー、盾に一々カード置くんだぜ?」
杏子「なんかまどろっこしくねえか?」
さやか「そこがほら、ほむらの言ってたアレ」
さやか「デュエリストってヤツじゃないの?」
さやか「って、何笑ってんの、まどか?」
181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:44:44.32 ID:1VFq7mB80
まどか「ううん、なんでもない」
まどか「ただ、ちょっと思い出しただけ」
ほむら「もしかして……?」
まどか「うん。あの人のこと」
まどか「いつだってやりたい放題な」
ほむら「デュエリストの社長」
マミ「?」
さやか「社長?」
杏子「誰だよ」
まどか「ただ、ちょっと思い出しただけ」
ほむら「もしかして……?」
まどか「うん。あの人のこと」
まどか「いつだってやりたい放題な」
ほむら「デュエリストの社長」
マミ「?」
さやか「社長?」
杏子「誰だよ」
182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/06/20(水) 00:45:43.14 ID:1VFq7mB80
ほむら「あの人ならきっと」
ほむら「今も突き進んでるはずよ」
まどか「見果てぬ先まで続く、栄光へのロード!」
まどか「きっとまた無茶するんだろうなあ……」
どこかの世界
モクバ「兄サマ!今度の海馬ランドはどんなふうに?」
海馬「……ブルーアイズを中心とする」
モクバ「いつも通りだね!兄サマ!」
海馬「それと魔法少女を……」
モクバ「!?」
おわり
ほむら「今も突き進んでるはずよ」
まどか「見果てぬ先まで続く、栄光へのロード!」
まどか「きっとまた無茶するんだろうなあ……」
どこかの世界
モクバ「兄サマ!今度の海馬ランドはどんなふうに?」
海馬「……ブルーアイズを中心とする」
モクバ「いつも通りだね!兄サマ!」
海馬「それと魔法少女を……」
モクバ「!?」
おわり
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