1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 14:56:59.04 ID:BmR9UyY1P
放課後 軽音部部室
唯「トンちゃん、今日も元気良さそうだね」
澪「見て分かる物なのか?」
唯「勿論。なんだか、笑ってるみたいじゃない」
紬「唯ちゃんらしい、優しい発想ね」
澪「亀が、笑う?」
律「こっっちは、生真面目さ全開だな」
唯「トンちゃん、今日も元気良さそうだね」
澪「見て分かる物なのか?」
唯「勿論。なんだか、笑ってるみたいじゃない」
紬「唯ちゃんらしい、優しい発想ね」
澪「亀が、笑う?」
律「こっっちは、生真面目さ全開だな」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 14:59:14.19 ID:BmR9UyY1P
唯「トンちゃん♪トンちゃん♪」
律「本当、唯はトンちゃんが好きだな」
唯「だって可愛いし見てて飽きないし、なんと言っても軽音部の仲間だからね」
紬「もしトンちゃんが話せたら、どんな事を言うのかしら」
澪「亀が、話す?」
律「それはもう良いんだ」
律「本当、唯はトンちゃんが好きだな」
唯「だって可愛いし見てて飽きないし、なんと言っても軽音部の仲間だからね」
紬「もしトンちゃんが話せたら、どんな事を言うのかしら」
澪「亀が、話す?」
律「それはもう良いんだ」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:01:14.13 ID:BmR9UyY1P
カチャ
梓「済みません、遅れました」
唯「あずにゃん、トンちゃん見てあげて」
梓「・・・うん。今日も元気そうですね」
律「分かるのか」
梓「なんだか、笑ってるみたいじゃないですか」
紬「うふふ♪」
澪「亀って、やっぱり笑うのか?」
律「私もちょっと、背筋が寒くなってきたよ」
梓「済みません、遅れました」
唯「あずにゃん、トンちゃん見てあげて」
梓「・・・うん。今日も元気そうですね」
律「分かるのか」
梓「なんだか、笑ってるみたいじゃないですか」
紬「うふふ♪」
澪「亀って、やっぱり笑うのか?」
律「私もちょっと、背筋が寒くなってきたよ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:03:14.60 ID:BmR9UyY1P
梓「トンちゃん♪トンちゃん♪」
律「・・・梓も、トンちゃんが好きだな」
唯「だって可愛いし見てて飽きないし、なんと言っても軽音部の仲間ですからね」
紬「もしトンちゃんが話せたら、どんな事を言うのかしら」
澪「それは私も聞いてみたいな」
律「本気だろ、お前」
律「・・・梓も、トンちゃんが好きだな」
唯「だって可愛いし見てて飽きないし、なんと言っても軽音部の仲間ですからね」
紬「もしトンちゃんが話せたら、どんな事を言うのかしら」
澪「それは私も聞いてみたいな」
律「本気だろ、お前」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:05:15.03 ID:BmR9UyY1P
律「とはいえ、唯と梓が同じ発想とはな」
梓「え」 びくっ
紬「トンちゃんが元気そうとか、笑ってるみたいとか。同じ事言ってたわよ」
梓「・・・この中野梓、一生の不覚っ」
唯「しどいよ、あずにゃん」
澪「でも良く観察していれば、トンちゃんの事がもう少し分かるのかな」
律「澪は普段怖がってばかりいるから、それも良いんじゃないのか」
唯「私、一日中トンちゃんを見てても飽きないよ」
律「それはそれでどうなんだ?」
梓(言えない。自分も見てられるなんて、絶対言えない)
梓「え」 びくっ
紬「トンちゃんが元気そうとか、笑ってるみたいとか。同じ事言ってたわよ」
梓「・・・この中野梓、一生の不覚っ」
唯「しどいよ、あずにゃん」
澪「でも良く観察していれば、トンちゃんの事がもう少し分かるのかな」
律「澪は普段怖がってばかりいるから、それも良いんじゃないのか」
唯「私、一日中トンちゃんを見てても飽きないよ」
律「それはそれでどうなんだ?」
梓(言えない。自分も見てられるなんて、絶対言えない)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:07:14.91 ID:BmR9UyY1P
紬「今日のお菓子は、紅茶のパウンドケーキでーす」
澪「味も良いし、やっぱり風味が良いよな」
律「食べ応えだろ、食べ応え」 はむはむ
唯「私達は色々食べてるけど、トンちゃんは毎日同じご飯で飽きないのかな」
梓「一度聞いてみたいですね」
律「・・・お前を食べてやるっ、みたいな?」
唯「わっ、びっくりした」
梓「もう、またそういう事を」
澪「本当、律は子供だな。あはは」
律「さりげなく、部室を出て行こうとするな」
澪「味も良いし、やっぱり風味が良いよな」
律「食べ応えだろ、食べ応え」 はむはむ
唯「私達は色々食べてるけど、トンちゃんは毎日同じご飯で飽きないのかな」
梓「一度聞いてみたいですね」
律「・・・お前を食べてやるっ、みたいな?」
唯「わっ、びっくりした」
梓「もう、またそういう事を」
澪「本当、律は子供だな。あはは」
律「さりげなく、部室を出て行こうとするな」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:09:18.30 ID:BmR9UyY1P
唯「もしトンちゃんが演奏するとしたら、どのパート担当なのかな」
紬「弦を押さえるのは難しそうだから、ドラムかキーボードね」
澪「律、ライバル登場だぞ」
律「私もまだ、トンちゃんに負けるレベルじゃないけどな」
唯「私達が帰った後、こっそり練習してるかも知れないよ。ドラムはずっと置いてあるし」
澪「自主練か」
律「・・・真夜中。誰もいないはずの音楽室から聞こえるドラムの音色。床はびっしょりと濡れ、ひたひたと這うような音がする」
紬「なんだか、素敵よねー」
梓(単なる怪談じゃないのかな、それ)
紬「弦を押さえるのは難しそうだから、ドラムかキーボードね」
澪「律、ライバル登場だぞ」
律「私もまだ、トンちゃんに負けるレベルじゃないけどな」
唯「私達が帰った後、こっそり練習してるかも知れないよ。ドラムはずっと置いてあるし」
澪「自主練か」
律「・・・真夜中。誰もいないはずの音楽室から聞こえるドラムの音色。床はびっしょりと濡れ、ひたひたと這うような音がする」
紬「なんだか、素敵よねー」
梓(単なる怪談じゃないのかな、それ)
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:11:14.25 ID:BmR9UyY1P
澪「という訳で、トンちゃんに負けないよう練習するぞ」
律「ちぇっ、上手く繋ぎやがって。・・・最近同じ曲ばっか演奏しているし、そろそろ新曲なんてどうだ?」
唯「良いね、それ。みんなで、アイディア出してみようよ」
澪「普段は軽いノリが多いから、たまにはシックな曲も面白いんじゃないか」
唯「思い切って、演歌風とか民謡風も良いよね」
梓「唯先輩、民謡好きですね」
紬「いっそ、デスデビルの曲をコピーするのは?」
唯、律、澪「それは無いと思う」
紬「ですよねー♪」
梓(さりげなくひどいな、同感だけど)
律「ちぇっ、上手く繋ぎやがって。・・・最近同じ曲ばっか演奏しているし、そろそろ新曲なんてどうだ?」
唯「良いね、それ。みんなで、アイディア出してみようよ」
澪「普段は軽いノリが多いから、たまにはシックな曲も面白いんじゃないか」
唯「思い切って、演歌風とか民謡風も良いよね」
梓「唯先輩、民謡好きですね」
紬「いっそ、デスデビルの曲をコピーするのは?」
唯、律、澪「それは無いと思う」
紬「ですよねー♪」
梓(さりげなくひどいな、同感だけど)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:13:14.93 ID:BmR9UyY1P
30分後
律「・・・駄目だ。何も思い付かん」
紬「取りあえずお茶にしましょうか」
唯「ありがとー。ジャンルを考えるだけでも大変なのに、本当に曲を作ろうと思ったらもっと大変なんだね」
律「やっと気付いたか、平沢さんよ」
澪「お前が言うな」 ぽふ
梓「産みの苦しみって事ですか」
唯「案ずるより産むが易しだよ」
澪「お前もだ」 ぽふ
律「・・・駄目だ。何も思い付かん」
紬「取りあえずお茶にしましょうか」
唯「ありがとー。ジャンルを考えるだけでも大変なのに、本当に曲を作ろうと思ったらもっと大変なんだね」
律「やっと気付いたか、平沢さんよ」
澪「お前が言うな」 ぽふ
梓「産みの苦しみって事ですか」
唯「案ずるより産むが易しだよ」
澪「お前もだ」 ぽふ
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:15:15.14 ID:BmR9UyY1P
紬「お待たせしましたー」
澪「ありがとう。・・・そういえば、誕生日っていつなんだろう」
唯「11月27日だよ。プレゼントなんて、そんな事気にしなくて良いからね」 ちらっちらっ
律「誰が唯の誕生日を聞いたんだよ」 ぽふ
紬「となると、トンちゃんの誕生日って事?」
澪「ああ。それって、いつだと思う?」
梓「そう言われると、ちょっと考えちゃいますね。・・・ペットショップから連れてきた日とか」
澪「でもそれは、引っ越して来た日だろ」
梓「あ、そうか」
紬「・・・謎は解けたわ」
律「みんな悪いけど、琴吹探偵のボケに付き合ってくれよ」
澪「ありがとう。・・・そういえば、誕生日っていつなんだろう」
唯「11月27日だよ。プレゼントなんて、そんな事気にしなくて良いからね」 ちらっちらっ
律「誰が唯の誕生日を聞いたんだよ」 ぽふ
紬「となると、トンちゃんの誕生日って事?」
澪「ああ。それって、いつだと思う?」
梓「そう言われると、ちょっと考えちゃいますね。・・・ペットショップから連れてきた日とか」
澪「でもそれは、引っ越して来た日だろ」
梓「あ、そうか」
紬「・・・謎は解けたわ」
律「みんな悪いけど、琴吹探偵のボケに付き合ってくれよ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:17:16.20 ID:BmR9UyY1P
紬「手がかりは全て揃っているわ。ヒレ、伸びる首。そして背中の甲羅」
律「で、その心は」
紬「言うまでも無いわね。つまりは、亀年って事なのよっ」
唯「おおっ、さすがムギちゃん」
律「・・・一応突っ込むけど、亀年なんて人類の歴史上一度も無いからな」
律「で、その心は」
紬「言うまでも無いわね。つまりは、亀年って事なのよっ」
唯「おおっ、さすがムギちゃん」
律「・・・一応突っ込むけど、亀年なんて人類の歴史上一度も無いからな」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:19:14.31 ID:BmR9UyY1P
紬「うーん。意外な所を突いたと思ったんだけど」
澪「そもそも知りたいのは、誕生日だ」
唯「あ、そかそか。となると、卵が産まれた日?」
梓「もしくは、卵から孵化したした日じゃないんですか?」
澪「そうなると誕生日が2回?」
紬「スッポンモドキは誕生日を二度迎える。・・・これは新たなミステリーの予感ね」
律「まずは、その発想がミステリーだな」
澪「そもそも知りたいのは、誕生日だ」
唯「あ、そかそか。となると、卵が産まれた日?」
梓「もしくは、卵から孵化したした日じゃないんですか?」
澪「そうなると誕生日が2回?」
紬「スッポンモドキは誕生日を二度迎える。・・・これは新たなミステリーの予感ね」
律「まずは、その発想がミステリーだな」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:21:14.94 ID:BmR9UyY1P
紬「誕生日もだけれど、トンちゃんは何をプレゼントしたら喜んでくれるのかしら」
唯「桜餅なんて、たまには良いよね」
澪「トンちゃんの話をしてるんだ。・・・例えば、別なスッポンモドキを連れてくるとか?」
梓「でも、ケンカしませんか?動物の相性って難しそうですし」
紬「そうよね。水槽内だと逃げ場もないし」
律「気の合わない奴と同居か。確かにそれは憂鬱だ」
唯、澪、紬、梓「全く、全く」
律「一斉にこっちを見るのは止めてもらえますか」
唯「桜餅なんて、たまには良いよね」
澪「トンちゃんの話をしてるんだ。・・・例えば、別なスッポンモドキを連れてくるとか?」
梓「でも、ケンカしませんか?動物の相性って難しそうですし」
紬「そうよね。水槽内だと逃げ場もないし」
律「気の合わない奴と同居か。確かにそれは憂鬱だ」
唯、澪、紬、梓「全く、全く」
律「一斉にこっちを見るのは止めてもらえますか」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:23:14.99 ID:BmR9UyY1P
梓「それに子供が生まれたら大変ですよ」
律「水槽の中が、スッポンモドキでぎっちぎちか」
澪「・・・それは想像もしたくない」
唯「狭いながらも楽しい我が家って言うし、結構上手くやっていくかもよ」
律「そうか?」
唯「だって私だったら、ロッカーにみんなと入ってても楽しいもん」
梓「私は絶対入りませんけどね。唯先輩とは」
唯「もう、あずにゃんのいけず」
紬「だったら梓ちゃんは、私と二人で入りましょうね♪」
律「さりげなく、連れて行こうとするんじゃない」 ぽふ
律「水槽の中が、スッポンモドキでぎっちぎちか」
澪「・・・それは想像もしたくない」
唯「狭いながらも楽しい我が家って言うし、結構上手くやっていくかもよ」
律「そうか?」
唯「だって私だったら、ロッカーにみんなと入ってても楽しいもん」
梓「私は絶対入りませんけどね。唯先輩とは」
唯「もう、あずにゃんのいけず」
紬「だったら梓ちゃんは、私と二人で入りましょうね♪」
律「さりげなく、連れて行こうとするんじゃない」 ぽふ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:25:17.42 ID:BmR9UyY1P
律「そもそもトンちゃんって、オスなのか?それともメスなのか?」
澪「それによって、贈るプレゼントも変わってくるな」
唯「桜が丘高校軽音部の部員なんだから、女の子じゃないの?」
律「・・・こう言っちゃ何だけど、女の子って顔か?」
梓「男の子でも女の子でも、スッポンモドキはこういう顔だと思いますよ」
紬「もしかして、案外美形かも知れないわね」
澪「だったら、プレゼントは鏡でも良いんじゃないのか」
唯「亀に鏡って、なんだかことわざにありそうだね」
律「誰1人理解出来んって意味だろうな」
澪「それによって、贈るプレゼントも変わってくるな」
唯「桜が丘高校軽音部の部員なんだから、女の子じゃないの?」
律「・・・こう言っちゃ何だけど、女の子って顔か?」
梓「男の子でも女の子でも、スッポンモドキはこういう顔だと思いますよ」
紬「もしかして、案外美形かも知れないわね」
澪「だったら、プレゼントは鏡でも良いんじゃないのか」
唯「亀に鏡って、なんだかことわざにありそうだね」
律「誰1人理解出来んって意味だろうな」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:27:14.40 ID:BmR9UyY1P
唯「私はチョコババロアなんて嬉しいな」
律「だから、お前の好みは聞いてないんだよ」
唯「もう、りっちゃんのいけず。いいもん、今度憂に作ってもらうから」
澪「・・・一つ聞きたいんだけど。唯の誕生日には、憂ちゃんがケーキを作ってくれるよな」
唯「この前は、ブルーベリータルトを作ってくれたよ」
紬「えーと。憂ちゃんの誕生日の時は?」
唯「レアチーズケーキを作ってくれたよ」
梓「・・・唯先輩は、つくづく幸せですね」
唯「えへへ。あずにゃんもそう思う?」
梓(皮肉って分かってないんだから。まあ、そういう所も唯先輩らしいけど)
律「だから、お前の好みは聞いてないんだよ」
唯「もう、りっちゃんのいけず。いいもん、今度憂に作ってもらうから」
澪「・・・一つ聞きたいんだけど。唯の誕生日には、憂ちゃんがケーキを作ってくれるよな」
唯「この前は、ブルーベリータルトを作ってくれたよ」
紬「えーと。憂ちゃんの誕生日の時は?」
唯「レアチーズケーキを作ってくれたよ」
梓「・・・唯先輩は、つくづく幸せですね」
唯「えへへ。あずにゃんもそう思う?」
梓(皮肉って分かってないんだから。まあ、そういう所も唯先輩らしいけど)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:29:14.81 ID:BmR9UyY1P
夜 平沢家リビング
唯「トンちゃんの誕生日って、結局いつなんだろうね」
憂「動物の誕生日は難しいと思うよ。動物園で生まれる動物も、気付いたら生まれてた時もあるし」
唯「そうなると、いつお祝いしてあげればいいのかな」
憂「何月とか何日とかこだわらずに、いつでも良いんじゃないのかな」
唯「どういう事?」
憂「お祝いしたいって気持があれば、その時がトンちゃんの誕生日だと私は思うよ」
唯「はー。憂は良い事言うね」
憂「トンちゃんのために一所懸命考えてるお姉ちゃんも立派だよ」
唯「えへへ♪」
憂「ふふ♪」
唯「トンちゃんの誕生日って、結局いつなんだろうね」
憂「動物の誕生日は難しいと思うよ。動物園で生まれる動物も、気付いたら生まれてた時もあるし」
唯「そうなると、いつお祝いしてあげればいいのかな」
憂「何月とか何日とかこだわらずに、いつでも良いんじゃないのかな」
唯「どういう事?」
憂「お祝いしたいって気持があれば、その時がトンちゃんの誕生日だと私は思うよ」
唯「はー。憂は良い事言うね」
憂「トンちゃんのために一所懸命考えてるお姉ちゃんも立派だよ」
唯「えへへ♪」
憂「ふふ♪」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:31:14.27 ID:BmR9UyY1P
唯「だったら、プレゼントは何にしようかな」
憂「プレゼント?」
唯「私は、チョコババロアなんて喜ぶと思うけど」 ちらっちらっ
憂「それは、お姉ちゃんが食べたい物でしょ」
唯「えへへ。分かっちゃった?」
憂「丁度材料があるし、今から作ってみるね」
唯「私も及ばずながら手伝うよ」
憂「ありがとう、お姉ちゃん♪」
唯「憂ー♪」
憂「プレゼント?」
唯「私は、チョコババロアなんて喜ぶと思うけど」 ちらっちらっ
憂「それは、お姉ちゃんが食べたい物でしょ」
唯「えへへ。分かっちゃった?」
憂「丁度材料があるし、今から作ってみるね」
唯「私も及ばずながら手伝うよ」
憂「ありがとう、お姉ちゃん♪」
唯「憂ー♪」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:33:14.35 ID:BmR9UyY1P
翌朝 3年生教室
唯「という訳で昨日は、チョコババロアを食べました」
和「全く。相変わらず仲が良いわね、あなた達は」
唯「姉妹だからね」
和「さらっと言ってくれちゃって」
唯「えへへ」
律「うーすっ。ん、どうした?」
和「唯と憂が仲良いって話」
唯「りっちゃんも、聡君と仲良いよね」
律「まあ、普通だろ。それに姉弟だしな」
和「さらっと恰好良いわね」
唯「りっちゃん♪りっちゃん♪」
律「も、もう良いって」
澪(和、もっと言え)
唯「という訳で昨日は、チョコババロアを食べました」
和「全く。相変わらず仲が良いわね、あなた達は」
唯「姉妹だからね」
和「さらっと言ってくれちゃって」
唯「えへへ」
律「うーすっ。ん、どうした?」
和「唯と憂が仲良いって話」
唯「りっちゃんも、聡君と仲良いよね」
律「まあ、普通だろ。それに姉弟だしな」
和「さらっと恰好良いわね」
唯「りっちゃん♪りっちゃん♪」
律「も、もう良いって」
澪(和、もっと言え)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:35:14.20 ID:BmR9UyY1P
紬「やっぱり兄弟って、仲が良い物なのかしら」
律「唯と憂ちゃんは特別って気もするけれど」
唯「そかな。私は憂が大好きなだけで、それは普通だと思ってるよ」
澪「たまにすごいよな、唯って」
唯「本当にすごい?」
和「たまにって言ったでしょ」
唯「もう、和ちゃんのいけず」
律、澪、紬「あはは」
律「唯と憂ちゃんは特別って気もするけれど」
唯「そかな。私は憂が大好きなだけで、それは普通だと思ってるよ」
澪「たまにすごいよな、唯って」
唯「本当にすごい?」
和「たまにって言ったでしょ」
唯「もう、和ちゃんのいけず」
律、澪、紬「あはは」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:37:16.79 ID:BmR9UyY1P
2年生教室
純「トンちゃんの誕生日?トンちゃんって、あの亀でしょ」
憂「スッポンモドキだよ」
純「・・・いや、その辺はどうでも良いんだけどさ」
憂「純ちゃんの猫ちゃんは、いつが誕生日?」
純「特に決まってないけど、大抵私の誕生日と一緒にお祝いするかな」
梓「何よ、それ。純だってやってるんじゃない」
純「そ、それはその。・・・だって、可愛いもん」
梓「トンちゃんも可愛いよ」
純「亀、なんだよね」
憂「ま、まあ。その辺はあれだから」
梓(・・・亀を可愛がるのって、もしかして変なのかな)
純「トンちゃんの誕生日?トンちゃんって、あの亀でしょ」
憂「スッポンモドキだよ」
純「・・・いや、その辺はどうでも良いんだけどさ」
憂「純ちゃんの猫ちゃんは、いつが誕生日?」
純「特に決まってないけど、大抵私の誕生日と一緒にお祝いするかな」
梓「何よ、それ。純だってやってるんじゃない」
純「そ、それはその。・・・だって、可愛いもん」
梓「トンちゃんも可愛いよ」
純「亀、なんだよね」
憂「ま、まあ。その辺はあれだから」
梓(・・・亀を可愛がるのって、もしかして変なのかな)
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:39:15.01 ID:BmR9UyY1P
梓「純は、誕生日に何をプレゼントしてる?」
純「大抵はおもちゃかな。後は、ご馳走だね」
憂「お刺身とか?」
純「そうそう。でも栄養を摂りすぎても良くないから、滅多にあげないけど」
憂「動物は体が小さい分、デリケートだもんね」
梓「だったらトンちゃんも、ご馳走をたくさんあげるのは良くないんだ」
純「私の誕生日には、ご馳走を一杯プレゼントしてくれて良いからね」 ちらっちらっ
梓「唯先輩も、そんな事言ってたな」
純「・・・この鈴木純、一生の不覚っ」
梓(それ、私も言った台詞だし。憂、何故か喜んでるし)
純「大抵はおもちゃかな。後は、ご馳走だね」
憂「お刺身とか?」
純「そうそう。でも栄養を摂りすぎても良くないから、滅多にあげないけど」
憂「動物は体が小さい分、デリケートだもんね」
梓「だったらトンちゃんも、ご馳走をたくさんあげるのは良くないんだ」
純「私の誕生日には、ご馳走を一杯プレゼントしてくれて良いからね」 ちらっちらっ
梓「唯先輩も、そんな事言ってたな」
純「・・・この鈴木純、一生の不覚っ」
梓(それ、私も言った台詞だし。憂、何故か喜んでるし)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:41:19.59 ID:BmR9UyY1P
放課後、軽音部部室
紬「お茶、入りましたー」
唯「ありがと、ムギちゃん。・・・今日も美味しいね」
律「なんて言うのかな。この一杯のために生きてるって気がするよ」
澪「同感だ」
紬「そう言ってもらえると嬉しいわ♪」
唯「ムギちゃんの分は、私が淹れてあげようか?」
紬「え」 びくっ
律「なんて言うのかな。この一杯のために、生きるか死ぬかって気がするよな」
唯「もう、りっちゃんはー」
澪、紬「あはは」
紬「お茶、入りましたー」
唯「ありがと、ムギちゃん。・・・今日も美味しいね」
律「なんて言うのかな。この一杯のために生きてるって気がするよ」
澪「同感だ」
紬「そう言ってもらえると嬉しいわ♪」
唯「ムギちゃんの分は、私が淹れてあげようか?」
紬「え」 びくっ
律「なんて言うのかな。この一杯のために、生きるか死ぬかって気がするよな」
唯「もう、りっちゃんはー」
澪、紬「あはは」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:43:35.48 ID:BmR9UyY1P
唯「・・・そう考えてみると、トンちゃんはいつも水ばっかり飲んでるんだよね」
律「確かに、それはその通りだな」
紬「お茶を飲ませてあげたいけれど、多分体には良くないだろうし」
澪「ちょっと可哀想だな」
紬「だからトンちゃんの分も、みんなで飲んであげて」
唯「合点承知。りっちゃんがジョッキでぐい飲みするよ」
律「みんなでって言っただろ」
紬「まあまあ。まずは一献どうぞ」
律「おーっとっと。こぼれるこぼれる」
澪「唯も、ほら」
唯「っとっと。ご返杯、ご返杯」
澪「ムギも座って座って。今日はどんどん行こう」
紬「そんなに飲ませて、一体私をどうする気?」
澪「ば、馬鹿。そんなんじゃないから」
律「確かに、それはその通りだな」
紬「お茶を飲ませてあげたいけれど、多分体には良くないだろうし」
澪「ちょっと可哀想だな」
紬「だからトンちゃんの分も、みんなで飲んであげて」
唯「合点承知。りっちゃんがジョッキでぐい飲みするよ」
律「みんなでって言っただろ」
紬「まあまあ。まずは一献どうぞ」
律「おーっとっと。こぼれるこぼれる」
澪「唯も、ほら」
唯「っとっと。ご返杯、ご返杯」
澪「ムギも座って座って。今日はどんどん行こう」
紬「そんなに飲ませて、一体私をどうする気?」
澪「ば、馬鹿。そんなんじゃないから」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:45:49.82 ID:BmR9UyY1P
カチャ
梓「済みません、遅れました」
律「なーかーのー」
梓「は?」
澪「座れ」
梓「は、はい」
澪「飲め」 こぽこぽ
梓「い、頂きます」
澪「いける口だな」
梓「はぁ」
澪「お茶は飲んでも飲まれるな」
梓「・・・で、その心は」
澪「何言ってるんだ、梓」
梓(いや。それは私の台詞なんだけど)
梓「済みません、遅れました」
律「なーかーのー」
梓「は?」
澪「座れ」
梓「は、はい」
澪「飲め」 こぽこぽ
梓「い、頂きます」
澪「いける口だな」
梓「はぁ」
澪「お茶は飲んでも飲まれるな」
梓「・・・で、その心は」
澪「何言ってるんだ、梓」
梓(いや。それは私の台詞なんだけど)
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:47:45.72 ID:BmR9UyY1P
唯「あずにゃん。寂しかったよー」 きゅっ
梓「何ですか、急に」
律「なーかーのー」
梓「・・・律先輩も」
紬「ごめんなさいね。みんな、どうかしてるみたい」
梓「何かあったんですか」
紬「・・・今日は、トンちゃんの分も飲んであげて」 こぽこぽ
梓(まさかっ・・・。って、トンちゃん普通にいるし)
紬「トンちゃん、今頃どこで何をしてるのかしら」
梓(裏返って泳いでますよ)
梓「何ですか、急に」
律「なーかーのー」
梓「・・・律先輩も」
紬「ごめんなさいね。みんな、どうかしてるみたい」
梓「何かあったんですか」
紬「・・・今日は、トンちゃんの分も飲んであげて」 こぽこぽ
梓(まさかっ・・・。って、トンちゃん普通にいるし)
紬「トンちゃん、今頃どこで何をしてるのかしら」
梓(裏返って泳いでますよ)
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:49:44.34 ID:BmR9UyY1P
10分後
梓「・・・で、お茶に酔ったと」
律「いやー。面目ない」
紬「昔の人は、玉露でも酔ったらしいわね」
澪「私達の場合は、雰囲気に酔ったって気もするが」
唯「あずにゃーん」 きゅっ
梓「唯先輩は、結局抱きついてくるんですね」
唯「つまりはそれが、私の本質。いついかなる時もぶれない、私の軸なんだよ」
律「結構嫌な話だな」
梓「・・・で、お茶に酔ったと」
律「いやー。面目ない」
紬「昔の人は、玉露でも酔ったらしいわね」
澪「私達の場合は、雰囲気に酔ったって気もするが」
唯「あずにゃーん」 きゅっ
梓「唯先輩は、結局抱きついてくるんですね」
唯「つまりはそれが、私の本質。いついかなる時もぶれない、私の軸なんだよ」
律「結構嫌な話だな」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:51:51.34 ID:BmR9UyY1P
梓「さっき純達と話してたんですけど、純は猫の誕生日にご馳走をあげるそうです」
律「ご馳走か。亀って、普通何食べるんだ?」
澪「草食系だから、藻とか?」
紬「スッポンモドキは雑食じゃないかしら」
唯「どういう事?」
紬「・・・つまり、色々食べるんだと思うわよ」
梓「そう言えばペットショップだと、色々な物が売ってますよね」
澪「色々って、何?赤とか青とかパステルグリーンとか、そういうメルヘンな事だよな。そうだよなっ」
梓「え、ええ。まあ。そういう事だと思いますよ」
律「その辺は私も、あまり突っ込みたくないな・・・」
律「ご馳走か。亀って、普通何食べるんだ?」
澪「草食系だから、藻とか?」
紬「スッポンモドキは雑食じゃないかしら」
唯「どういう事?」
紬「・・・つまり、色々食べるんだと思うわよ」
梓「そう言えばペットショップだと、色々な物が売ってますよね」
澪「色々って、何?赤とか青とかパステルグリーンとか、そういうメルヘンな事だよな。そうだよなっ」
梓「え、ええ。まあ。そういう事だと思いますよ」
律「その辺は私も、あまり突っ込みたくないな・・・」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:53:52.29 ID:BmR9UyY1P
澪「・・・ご馳走以外で、トンちゃんが喜ぶ物を考えよう」
唯「えーと、あれ。登れるような岩なんてどうかな。ずっと泳いでばかりだと、疲れちゃうよね」
律「そう言われてみればそうか」
梓「いえ。スッポンモドキはずっと水の中で暮らしてるので、そういう場所は必要無いそうです」
澪「それに環境を変えるのも、あまり良くないよな
唯「住み慣れた家が一番って事?」
紬「狭いながらも楽しい我が家って、唯ちゃんも言ってたじゃない。私もそう思うわ♪」
唯、紬「ねー♪」
律、澪、梓(いやいやいや)
唯「えーと、あれ。登れるような岩なんてどうかな。ずっと泳いでばかりだと、疲れちゃうよね」
律「そう言われてみればそうか」
梓「いえ。スッポンモドキはずっと水の中で暮らしてるので、そういう場所は必要無いそうです」
澪「それに環境を変えるのも、あまり良くないよな
唯「住み慣れた家が一番って事?」
紬「狭いながらも楽しい我が家って、唯ちゃんも言ってたじゃない。私もそう思うわ♪」
唯、紬「ねー♪」
律、澪、梓(いやいやいや)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:55:54.81 ID:BmR9UyY1P
律「それなら、物以外ってのはどうだ」
唯「例えば、どんなの?」
律「水槽を掃除するとか」
梓「この間したばかりですよ」
律「じゃあ澪が、お背中流しまーす♪とか」
澪「やらないんだ。大体、環境を変えるのは良くないって言ったばかりだろ」
律「トンちゃんが駄目なら、私の背中を流してくれよ」
澪「どうして私が」
紬「だったら、私が代わりに流しましょうか♪」 にぎにぎ
梓(どう考えても、揉む手付きなんだけど)
唯「例えば、どんなの?」
律「水槽を掃除するとか」
梓「この間したばかりですよ」
律「じゃあ澪が、お背中流しまーす♪とか」
澪「やらないんだ。大体、環境を変えるのは良くないって言ったばかりだろ」
律「トンちゃんが駄目なら、私の背中を流してくれよ」
澪「どうして私が」
紬「だったら、私が代わりに流しましょうか♪」 にぎにぎ
梓(どう考えても、揉む手付きなんだけど)
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:57:51.40 ID:BmR9UyY1P
カチャ
さわ子「あー、疲れた。ムギちゃん、濃い緑茶をお願い」
紬「ただ今お持ちしまーす」
唯「さわちゃんは、トンちゃんのプレゼント何が良いと思う?」
さわ子「美容液とかバッグとか旅行券とか」
律「トンちゃんのって言っただろ」
さわ子「冗談よ、冗談。でも急にプレゼントって、どういう訳?」
梓「あの。トンちゃんの誕生日がいつかって話になって。だったらプレゼントをと思いまして」
さわ子「相変わらず夢見がちというか、なんというか」
澪「それで、何か良いアイディアはありますか?」
さわ子「肩たたき券なんて良いんじゃない?」
律「真っ先にボツになるアイディアだろ、それ」
さわ子「あー、疲れた。ムギちゃん、濃い緑茶をお願い」
紬「ただ今お持ちしまーす」
唯「さわちゃんは、トンちゃんのプレゼント何が良いと思う?」
さわ子「美容液とかバッグとか旅行券とか」
律「トンちゃんのって言っただろ」
さわ子「冗談よ、冗談。でも急にプレゼントって、どういう訳?」
梓「あの。トンちゃんの誕生日がいつかって話になって。だったらプレゼントをと思いまして」
さわ子「相変わらず夢見がちというか、なんというか」
澪「それで、何か良いアイディアはありますか?」
さわ子「肩たたき券なんて良いんじゃない?」
律「真っ先にボツになるアイディアだろ、それ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 15:59:53.66 ID:BmR9UyY1P
さわ子「だから冗談だってば」
梓「さっき出たアイディアとしては、別なスッポンモドキを飼おうかとも思ったんですけど」
さわ子「止めた方が良いわよ」
澪「水槽の中が子供でぎっちぎちになって、部室中に卵が溢れるって事ですか?」
さわ子「・・・あのね。大抵ケンカしちゃうからよ。それにスッポンモドキの繁殖は難しくて、日本の水族館で唯一繁殖例があるだけなの」
紬「詳しいですね、さわ子先生」
さわ子「一応は私がスポンサーだし、なんと言っても教師だから。そのくらいは知っていて当然よ」
律「亀の甲より年の功とも言うしな。だははー」
さわ子「・・・浦島太郎の来ない亀より悲惨な目に遭わせるぞ、このデコッパチ」
梓「さっき出たアイディアとしては、別なスッポンモドキを飼おうかとも思ったんですけど」
さわ子「止めた方が良いわよ」
澪「水槽の中が子供でぎっちぎちになって、部室中に卵が溢れるって事ですか?」
さわ子「・・・あのね。大抵ケンカしちゃうからよ。それにスッポンモドキの繁殖は難しくて、日本の水族館で唯一繁殖例があるだけなの」
紬「詳しいですね、さわ子先生」
さわ子「一応は私がスポンサーだし、なんと言っても教師だから。そのくらいは知っていて当然よ」
律「亀の甲より年の功とも言うしな。だははー」
さわ子「・・・浦島太郎の来ない亀より悲惨な目に遭わせるぞ、このデコッパチ」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 16:01:52.73 ID:BmR9UyY1P
律「あー、ひどい目に遭った」
澪「自業自得だ。それにしても、いざ考えてみると難しいな」
紬「結局トンちゃんは、何が一番嬉しいのかしら」
梓「何でしょうね。唯先輩は、どう思いますか」
唯「・・・何もしないのが一番じゃないかな」
梓「はい?」
澪「自業自得だ。それにしても、いざ考えてみると難しいな」
紬「結局トンちゃんは、何が一番嬉しいのかしら」
梓「何でしょうね。唯先輩は、どう思いますか」
唯「・・・何もしないのが一番じゃないかな」
梓「はい?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 16:03:52.18 ID:BmR9UyY1P
澪「分かるか?」
律「全然分からん。唯の言う事は、いつも分からん」
紬「まあまあ。唯ちゃん、どういう事?」
唯「つまり普段通り過ごすって事だよ」
梓「それって」
唯「トンちゃんは、私達の仲間だよね」
澪「・・・ああ。大切な、大切な仲間だ」
律「私達にとって、みんなが普段通りに過ごしてると嬉しいみたいに」
紬「トンちゃんも、私達が普段通りに過ごしているのが一番嬉しい」
梓「だから何もしないのが一番って事ですか」
唯「・・・ち、違うかな」
律、澪、紬、梓「違わないっ♪」
律「全然分からん。唯の言う事は、いつも分からん」
紬「まあまあ。唯ちゃん、どういう事?」
唯「つまり普段通り過ごすって事だよ」
梓「それって」
唯「トンちゃんは、私達の仲間だよね」
澪「・・・ああ。大切な、大切な仲間だ」
律「私達にとって、みんなが普段通りに過ごしてると嬉しいみたいに」
紬「トンちゃんも、私達が普段通りに過ごしているのが一番嬉しい」
梓「だから何もしないのが一番って事ですか」
唯「・・・ち、違うかな」
律、澪、紬、梓「違わないっ♪」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 16:05:52.10 ID:BmR9UyY1P
律「唯にしては上出来な答えだったな」
唯「もう、りっちゃんはー」
律「冗談だよ、冗談。それにしても、普段通りか」
澪「私達が、一番得意な事だな」
紬「私、お茶淹れるわね♪」
梓「はいですっ」
唯「もう、りっちゃんはー」
律「冗談だよ、冗談。それにしても、普段通りか」
澪「私達が、一番得意な事だな」
紬「私、お茶淹れるわね♪」
梓「はいですっ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/25(土) 16:07:20.88 ID:BmR9UyY1P
唯「お茶、美味しい」
律「お菓子、うめー」
澪「今日も幸せだ」
梓「はいですっ」
紬「うふふ♪」
唯、律、澪、紬、梓「そうだよね、トンちゃん♪」
終わり
律「お菓子、うめー」
澪「今日も幸せだ」
梓「はいですっ」
紬「うふふ♪」
唯、律、澪、紬、梓「そうだよね、トンちゃん♪」
終わり
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