1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:59:08.48 ID:bK6XQU780
星奈「・・・」チラッ

夜空「・・・」

星奈「あー、一緒に帰れる友達ほしー」

星奈「・・・」チラッ

夜空「ん?なんだ、ジロジロみるな薄気味悪い」

星奈「べ、別に、あんたに言ってないわよ!か、勘違いはずかしー」

夜空「すまないな、私の耳は便利でお前の声を聞き流す機能が搭載されている」

星奈「・・・」

星奈「あっそ、ふん・・・」

引用元: 星奈「あー誰かと一緒に帰りたいなあ・・・」 



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:05:21.31 ID:bK6XQU780
星奈「・・・」

夜空「・・・」

星奈「ねー」

夜空「なんだ」

星奈「聞こえるし」

夜空「は?」

星奈「私の声聞こえてるじゃん」

夜空「・・・」

夜空「天然のネタ殺しか、それとも意図的か、どちらにせよお前空気読めてないな、だから友達できないんだな」

星奈「ネタだったの?なんでネタいうの?」

夜空「え、そ、それは・・・その・・・」

星奈「ふふ、受け狙い?私にウケてほしいの?」

夜空「ば、ばかをいうな!誰が・・・」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:13:24.87 ID:bK6XQU780
星奈「あんたも素直じゃないわねー、白状しなさい」

夜空「この 便器が・・・」プルプル

星奈「 べn・・・!?この狐! !」

夜空「ちょn・・・!?人間としてそれはどうなんだ、お前最低だな」

星奈「 便器も相当ですけど!?」

夜空「なんだやるか?」ガタッ

星奈「なによ、私とやるき?じゃあいいわ、こうしましょう、とりあえずあんた私と一緒に帰りなさい」

夜空「・・・」

夜空「は?」

星奈「・・・」

星奈「な、なによ!///できないの?あー逃げるんだ!私の勝ちね、それでもいいの!?」カァァ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:21:27.84 ID:bK6XQU780
夜空「なんだ、決闘場でも用意してるのか?」

星奈「・・・?」

星奈「あ!そ、そうよ!よくわかったわね!帰り道に決闘場があんのよ、あつらえたかのように!」

夜空「じゃあ一緒に帰るとか煩わしい言い方をするな、びっくりした」


星奈「・・・び、びっくりした?へ、へぇ・・・」

星奈「・・・」ゴクッ

星奈「わ、悪い意味で・・・?」

夜空「・・・っ」ドキッ

夜空「っ、ね、熱でもあるんじゃないか・・・」

夜空「あーっ、な、なんか調子がくるうな、私は帰るぞ!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:23:29.00 ID:bK6XQU780
星奈「ちょ、ちょっと!」

バタン

星奈「・・・」

星奈「・・・」

星奈「っ・・・」ドキドキ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:30:36.16 ID:bK6XQU780
◇次の日◇

星奈「・・・」

夜空「お、おい」

星奈「な、なによ?」

夜空「私のあれは逃げたのではない、それだけは言っておく」

星奈「ふーん、そう」

夜空「・・・」

夜空「決着をつけようじゃないか、改めて」

星奈「もう私の負けでいいよ、こうさーん」

夜空「・・・」

夜空「お、怒ってるのか?」

星奈「・・・」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:36:02.01 ID:bK6XQU780
星奈「べつにー」

夜空「・・・」

夜空「あっ、なるほど、考えたな」

夜空「昨日の事を活かして私にわびをいれさせるつもりだな、危ない危ない、つられるところだった」

夜空「お前にしては良く考えたな、凡人ならばとっくに謝っているだろう」

夜空「お前の誤算はただ一つ、相手が私だったということだ、ふふふ」

星奈「・・・」

夜空「・・・」

星奈「・・・」

夜空「っ・・・」ソワソワ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:44:44.58 ID:bK6XQU780
夜空「・・・」

夜空「も、もういいから、始めるぞ・・・まったく引っ張るなお前は」

星奈「・・・」

夜空「・・・」

夜空「どうした・・・?」

星奈「・・・」

夜空「・・・」

夜空「・・・」

星奈「じゃあ謝って」

夜空「・・・」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:49:27.32 ID:bK6XQU780
星奈「私あんたに怒ってるから謝って」

夜空「・・・」

夜空「ご、ごめん・・・」

星奈「・・・」

星奈「ぜんぜん響かない、ただ言うだけなら幼稚園児でもできるわ」

星奈「私の事おもってるの?」

夜空「・・・っ」

星奈「思ってるなら私の手を両手で握ってごめんなさいと言いなさい」

夜空「なっ・・・///」

星奈「できないのなら私、退部するわ」

夜空「」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:56:03.85 ID:bK6XQU780
星奈「あんたが私のことどうでもいいならしなくていいわよ」

星奈「退部するから、どうせ私友達できないし」

夜空「・・・」

夜空「な、なにを弱気な・・・」

星奈「気づいたのよ、私根っからの一人ぼっちだって・・・」

星奈「いくら努力しても友達ができない、やる気があるのに出来ないなんて・・・しかも部活でもひとり」

星奈「じゃあここにいてもしょうがないわ、もうあきらめる」

夜空「ば、ばか、それは私も・・・一緒だ・・・」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:00:56.84 ID:bK6XQU780
星奈「・・・もういいの、慰めは」

夜空「・・・」

星奈「迷惑かけたわね、それじゃあ私は」

夜空「・・・!」

夜空「よ、よしわかった、待て!止まれ!」

星奈「・・・」

夜空「ふーっ、よし・・・わかった・・・」ドキドキ

星奈「・・・っ」

夜空「っ・・・」

夜空「手を・・・出せ」

星奈「・・・」ドキッ

星奈「ん・・・」スッ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:06:51.58 ID:bK6XQU780
夜空「ぁ・・・///」

夜空「お、おい・・・良く聞け・・・///」

夜空「私の気持ちを、ふ、踏みにじるようなことしたら、し、承知しないからな」

星奈「・・・っ///」

夜空「は、初めてなんだからな、っ、・・・///」

星奈「は、はやくして・・・///」

星奈(なにを大げさな・・・!はやく手を握りなさいよ!そして私達は友達よ!!)

夜空「ふーっ、よし・・・よし・・・」ハアハア

星奈「・・・///」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:10:46.17 ID:bK6XQU780
夜空「・・・」

星奈「・・・///」

夜空「・・・」



ギュッ




夜空「」

星奈「」

夜空「だdddだめだこれh!」

星奈「あ、ああ!ちょっと!なんで離すのよ!///」

夜空「・・・い、いわなきゃだめか・・・?」カアアアア

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:20:28.50 ID:bK6XQU780
星奈「私が退部してもいいの?」

夜空「・・・っ」

夜空「・・・」

夜空「ふふふ」

星奈「・・・?」

夜空「吹っ切れないとやってられない、私が言う言葉はおまえにとっては強烈だろうな、ふふふ」

星奈「・・・」

星奈「まぁ、そうかもだけど・・・な、なによいきなり」

夜空「受け止める覚悟はあるか」

星奈「・・・」

星奈(な、なに・・・?えっ・・・?)

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:26:54.14 ID:bK6XQU780
夜空「おまえ、責任をとれよ」

星奈「あ、当たり前よ・・・友達として」

夜空「変なおまえを見てしまって私も変になってしまった」

夜空「そんなかわいい顔初めてみたぞ、ふふふ」

星奈「」

星奈「えっと・・・」

星奈「友達として・・・ってことね?」

夜空「いつも可愛いお前がでれるとここまで破壊力が増すのか」

星奈「・・・」

星奈「たんま・・・ちょっとm」

夜空「正直に言おう、好きだ」

星奈「」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:40:50.18 ID:bK6XQU780
星奈「・・・」

星奈「は、は?」

夜空「・・・」

夜空「どうだ」

星奈「・・・」

星奈「好きって誰が」

夜空「お前の事が私は好きだ」

星奈「・・・」

星奈「あ、ああああありがとう、ふうん、ああね、ととと友達としてね」アセアセ

夜空「もはや逃れられんぞ」

星奈「・・・」

星奈(誤算すぎる)

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:49:13.47 ID:bK6XQU780
星奈(整理しよう、もしかしたら私の気持ち悪い勘違いかもだし)

星奈(私は演技ですねて、こいつの同情心を煽り、公認の友達になろうとしたんだけど)

星奈「・・・」

夜空「今すぐ返事を」

星奈「・・・」

星奈(告られると誰が予想できんのよ!?)

星奈(こいつ正気!?レ !?同姓愛者!?)

星奈(こういう時ってどうすればいいの、例外すぎてもう・・・)

夜空「まあ、驚くのも無理はない、私は冷静だ」

星奈「・・・は、はは」

夜空「よし、友達になろう、まずはここからだ」

星奈「」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:55:22.71 ID:bK6XQU780
星奈(”まず”ってなによ!?発展させる気まんまんじゃないの!)

星奈(え!?私、こいつと付き合うの!?)

星奈「と、友達ね、と、友達・・・」

夜空「友達」ニコ

星奈「はは・・・」

星奈(どうしようぜんぜん嬉しくない!!さっきの私はなに!?)

夜空「じゃあ隣人部は抜けるなよ、にk」

星奈「・・・」

夜空「んっ」コホン

夜空「せ・・・星奈っ///」

星奈「」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:01:37.73 ID:bK6XQU780
◇隣人部◇

小鷹「・・・ズズ」

夜空「おい」

星奈「・・・」ビク

夜空「そろそろ帰ろう」

小鷹「・・・」

小鷹「・・・?」

夜空「星奈?」

小鷹「ぶーっ!」

星奈「えっ、あっ、わたしッ!?」

小鷹「けほけほ!あーっ、すまん、変なそら耳が」

夜空「友達なら一緒に帰るだろう、それが友達というものだろう」ニコニコ

小鷹「」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:16:33.11 ID:bK6XQU780
星奈「・・・」

夜空「ふふ」

星奈(友達との初帰宅がレズ・・・か・・・)

夜空「驚いているか」

星奈「ええ、かなり」

夜空「ふふふ、甘いな」

星奈「え?」

夜空「自惚れるなよ」

星奈「・・・」

星奈「あんたねぇ・・・」

夜空「まったく自意識過剰だな、好きといわれたらなんでも信じてしまうのかお前は」

星奈「絶交しましょ!今すぐ!」

夜空「いいのか?随分友達に飢えていたようだが」

星奈「あ、あれは演技だから!演技!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:23:33.27 ID:bK6XQU780
夜空「さあなどうだろう、最近のお前を見る限りでは」

星奈「それよりあんたよくも!なんて事仕掛けてくるのよ!」

夜空「肉よりキツネのほうが色々と捗るということを教えてやったまでだ」

星奈「じゃあ確認するけど、嘘なのね!?」

夜空「当たり前だろ」

星奈「・・・」

星奈「はぁ・・・びっくりした・・・」

夜空「まさか、まに受けるとは思わなかった」

星奈「告られるのは男子だけにしてよ・・・大変なんだから・・・」

夜空「ふん」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:29:41.50 ID:bK6XQU780
夜空「しかし、なんだ」

夜空「・・・」

夜空「まあこれはいいか」

星奈「・・・」

星奈「な、なによ」

夜空「いやただ、その・・・」

夜空「女友達と一緒に帰るのは初めてだなと」

星奈「・・・」

星奈「・・・友達」

夜空「いうまでもないが、隣人部に入部した者は有無をいわさず自動的にメンバーと友達という関係を築く」

星奈「・・・」

夜空「言わせるなよ、いちいち」

星奈「・・・」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:39:43.99 ID:bK6XQU780
星奈「あっそ・・・」

星奈「知ってたけどねっ」

夜空「ふっ、嘘がへたくそだな」

星奈「あ、あんたこそ!どうみてもあんたレズに見えないわ!雰囲気からして下手!」

夜空「雰囲気とはなんだ」

星奈「あんたに説明したってわからないわよ、私にはわかるわ、たけてるから!」

夜空「貴様、一度痛い目にあわせてやらないとな」

星奈「やれるもんならやってみなさいよ」

星奈(ああ、いつもの感じ・・・)

星奈(これが友達ってやつね)

夜空「調子が戻ってきたな、あまり私を怒らせない方がいいぞ」

星奈「私だってなにか秘策つくってあんたにお見舞いしてあげる、知らないわよ半ベソかくわよ!?」

星奈(楽しい筈だわ)

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:51:03.42 ID:bK6XQU780
夜空「よーし、忠告をしておこう、恥をかきたくなければ私に逆らうな」

星奈「なんとでもおっしゃい」

夜空「お前の恥ずかしいフォルダをZIPで校内にばらまいてやる」

星奈「だーれがひっかかるもんですか、学習しないわねーあんた」

夜空「体操ズボンが消失し焦っているお前の現場」

星奈「ん・・・?」

星奈(そういえばあったな、そんな事・・・早退したっけ・・・)

夜空「他にもパン  画像がすうひゃく枚」

星奈「・・・」

夜空「お前が部室近くに捨てた使用済みのナプキン」

星奈「」

夜空「他にもだな、たとえば」ハアハア

星奈(レズ・・・じゃないの・・・よね?)


終わり