1: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 12:54:30.03 ID:Pl+9oBw4O

艦これ安価ss

80才の老いぼれ元帥が妖精さんのオーバーテクノロジーで若返って艦娘とイチャイチャする事を目指したスレです。深海棲艦は安価が取られてから考えます

日常系なので明確な終わりはありません。

キャラ崩壊等があるので苦手な方はブラウザバックを推奨

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408852470

引用元: 艦娘「提督が若返った」

2: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 12:55:46.09 ID:Pl+9oBw4O
提督が若返った日 司令室

妖精「提督ー、お薬できたよー」

提督(80歳)「…飲まんぞ」

妖精「駄目だよ、これ飲んだら元気になるから」

提督「…わしが生きていたらいつまで経っても下の者が可哀想だろ」

提督「艦娘達もこんな爺よりも若い提督の方がいい」

妖精「……」

提督「六十年だ。国民の為だけに闘ってきた。もう休んでも良いだろう」

妖精「結婚できなかったって嘆いてたじゃないか」

提督「…関係ない」

妖精「元帥にまでなって…努力してきたのに今では皆が提督を癌って呼ぶ…おかしいよ、こんなの」

提督「泣くな…お前が私の為に泣いてくれるならそれでいい」

妖精「でも…でも…」

提督「…おっとお迎えがきた見たい…じゃ…」ゆっくりと眼をつぶり

妖精「死んだら駄目だよ、提督!!」

提督「……」

妖精「ごめんね、提督。僕ね…作っちゃったんだ…お薬」そっと寄り添って

妖精「激動の時代が終わりを告げた…これからは平和な時代だ。誰かに裏切られる事も誰かが戦死する事も無い…提督が望んだ時代なんだ…」

妖精「だから…生きてよ…生きて幸せに…」口づけを交わすと光り始めて

妖精「さようなら優しい提督さん」光になって消え、提督に降り注ぐ。それと同時に提督の身体が若返っていき

妖精「幸せ…は…」

提督「……」提督だけが居て

3: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 12:56:46.16 ID:Pl+9oBw4O

提督と艦娘達1

加賀「…」ノックせず部屋に入ってきて

提督(肉体年齢20代)「……ッ…死にそこねたな」

加賀「誰ですか貴方?」警戒して

提督「無礼だぞ、加賀。また駆逐にお前が幼い頃の話を…」

加賀「……」眉間に皺を寄せて何かを考え

提督「どうした?」

加賀「…提督ですか?」

提督「お前は上官の顔を忘れたのか?」

加賀「……失礼します」部屋を出てプレートを確認して

加賀「本当に提督なんですか?」部屋に入ってきて

提督「しつこい」

加賀「ご自身の今の姿がお分かりですか?」手鏡をさしだして

提督「……若いな」手鏡を見て

加賀「若いですね」

提督「わしの若い時にそっくりだ」

加賀「本当にイケメンの益荒男だったんですね」

提督「 …いや、眼が死んでおる。なんだこの濁った眼は」

加賀「自身の眼ですが」

提督「馬鹿言え…わしはもう80の…」自身の手を見て

提督「…」顔を触り、鏡を見て確かめて

提督「若返っただと…」

加賀「…所で提督」

提督「なんだ加賀…いやまて、思考がおいつかん…どうしてこうなった」

加賀「いえ、すぐ終わるので聞きたい事があるのです」

提督「なんだ」

加賀「若いならケッコンできますよね」

提督「そうだな。若いなら結婚できるな」

加賀「なら私とケッコンしてくれますか?」

提督「はっ?」

加賀「断ってきたじゃないですか、年だから結婚できないと」

加賀「今は若いですよね?ならケッコンしてくれますか?」

4: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 12:57:53.84 ID:Pl+9oBw4O
提督と艦娘2

司令室

提督「25ぐらいか」身体を動かしていて

コンコン…

伊勢「失礼する」入ってきて

提督「どうした伊勢」

伊勢「本当に若返ったのか」

提督「…妖精が何かしたんだろ」

伊勢「私が着任した時にはもう50前のおっさんだった」

提督「そうだったな」

伊勢「それで…どうするつもりだ?」

提督「引退して漁師にでも…」

伊勢「駄目だ」

提督「はっ?」

伊勢「私達はどうすればいい」

提督「知るか。若返った元帥など誰が信じる」

伊勢「なら再度着任すればいい」

提督「はっ?」

伊勢「一度死んだ事にして後釜として着任すればいい」

提督「…なぜ、わしがせなならん」

伊勢「私が今のお前と居たいからだ」

提督「…なら着いてこい」

伊勢「…全員が来るぞ」

提督「お前達はわしの事を嫌っていただろ」

伊勢「違う。提督が歳を理由に私達を避けていた」

提督「気のせいだ」

伊勢「気のせいな訳がない。全員、提督に感謝していた。最長で40年…短くても10年だ。それだけの間、この鎮守府を護り、私達を生かして来たのは提督だ」

伊勢「何処に提督を嫌う理由がある」

5: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 12:58:37.68 ID:Pl+9oBw4O
提督と艦娘3

夜 司令室

コンコン

五月雨「失礼します…うわ、本当に若いんですね」

提督「最後はお前か五月雨」

五月雨「はい。提督の一番若い時期を知ってるからって最後になっちゃいました」

提督「40年も前の話だ…お前は姿形は変わらないが俺は老いていった」

五月雨「で、でも若返ったじゃないですか」

提督「あのな…今更20そこらに戻って何をすればいいか解らん」

五月雨「…遊びましょうよ」

提督「はっ?」

五月雨「思い出を作りましょ。闘いの日々は殆ど終わったんですから…」

提督「……やはり辛かったか?」

五月雨「…少しだけ。一番辛かったのは貴方が老いていく事だった」

提督「…」

五月雨「周りの人間が戦死して…私達の危険を減らす為に努力してくれた事も全部知っています。それと同時に眼が死んでいった」

五月雨「私達がそれに気がついたのは貴方が引退の話をした時だった。悲しかった…苦しかった。全部押し付けてなんて思わなかった」

提督「それはお前達の…」

五月雨「言わないでください。貴方は私達を責めない。だから私達は貴方にいつまでも触れられない」

五月雨「時間はでも待ってくれなかった。貴方がもうすぐ死ぬと聞いて私達は泣く事しかできなかった。貴方はその事実を受け入れ、抗わず、弱音すら吐かない。貴方は提督のまま。私達には貴方がとても近いのにとても遠い」

提督「…」

五月雨「本当なら今日死ぬ事だって知ってました。妖精さんが最後まで私の所にきました」

五月雨「皆、今日何してたと思いますか?祈ってたんですよ。泣きながら貴方が生きてくれる事を」

五月雨「だから提督、私達にもう一度だけチャンスを下さい。貴方が若返ったのならもう一度だけ私達をソバにおいて下さい」

五月雨「次こそは負担になんかなりませんから」

6: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 12:59:54.48 ID:Pl+9oBw4O
提督と再着任の日

提督「まさか本当に後釜で着任していいとは…軍部ももう終わりかもしれん」

五月雨「あの元帥が引退してさらに虎の子の新人を推してくれたら軍部や憲兵隊もそうなりますよ」

提督「たるんどる…誰一人としてわしを査問しようとしないのはおかしいじゃろ」

五月雨「…軍歴60年。軍神とまで呼ばれた貴方の後釜ですよ?それを査問したら貴方を疑う事になります」

提督「わしなどただの爺…今はピチピチの若人か。これが軍の腐敗か…悲しいのう」

五月雨「あーもう、いいですから。とりあえず再着任の挨拶をしてください、中尉殿」

提督「はぁ…まさか、本当にするのか?」

五月雨「もちろんです。ほら、庭には全員がもう整列してますよ」

提督「…面倒だ。五月雨、代わりに…」

五月雨「中尉殿…」

提督「わかった、わかったからそんなゴミを見る目をするな。はぁ…昔に戻ったみたいで嫌じゃ。いや、あの時はまだ艦娘は居なかったか」ブツブツ言いながら移動。

7: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 13:00:58.97 ID:Pl+9oBw4O
提督と再着任2

五月雨「それでは改めまして、中尉殿から着任の挨拶があります」

提督「……」マイクを持って

提督「本日付けでここ横須賀鎮守府に着任した。お前達の指揮官になるものだ。わしはお前達を戦場に追いやり、時には死ねとも言うだろう。わしを恨んでくれて一向にかまわない。だが一つだけ、一つだけお前達に求めることがある」

提督「ワシの命令以外で死ぬ事は認めない」

提督「敗北し、敵に囲まれて絶望的な状況だろうと死ぬな。生きて帰ってこい。わしは超人では無い。実践の指揮は取れても深海棲艦を殺す事はできない。結局はお前達、艦娘が闘うのだ。情けない話だ。WW2の英霊達が乗っていた戦艦達が今度は単体で闘う。人類はそれを見守る事しかできない」

提督「すまない。お前達をまた戦場に駆り出すワシを許してくれ。死が這い寄る世界に放り投げる人類を赦してくれ。無力なワシを赦してくれ。ワシはここで待つしかできない。どうかワシの元にまた無事に戻り、酒を交わそう。そして愚痴や恐怖を共有してくれ。それが戦場に立てなくなった哀れな爺の…若造の願いだ」

艦娘一同「……」

提督「話は以上だ」

パチ…パチパチパチパチパチ…拍手が鳴り響く

提督「馬鹿者、今のは情けないと笑うところだ」帽子を深く被り泣いていて

8: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 13:02:25.94 ID:Pl+9oBw4O
提督と再着任3

提督「それでワシはまた書類に判を押す日々に戻る訳だな」

五月雨「それがですね、提督…書類ってあんまり無いんです」

提督「はっ?」

五月雨「今は新米中尉なのであまりないです」

提督「……ならワシは何をすればいい」

五月雨「私達を労ってください」

提督「ワシはホストではないぞ」

五月雨「だってお酒を飲もうといってたじゃないですか」

提督「…っ、それは、それ。これはこれじゃ」

五月雨「嘘つくんですか?」

提督「馬鹿者、ワシは嘘などつかん」

五月雨「なら労ってくださいね」

提督「……わかった。善処する」

五月雨「楽しみにしてます。私はこれで」

提督「秘書官の仕事があるだろ」

五月雨「ローテーションで皆でするんですよ。提督はここにきた新米中尉殿なんですから」ニコニコしながら部屋を出て

提督「嵌められたか…まあいいか」煙草をふかし

9: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 13:03:24.31 ID:Pl+9oBw4O

艦娘安価(大鯨は龍鳳として扱う。その他の艦娘も全員、改もしくは改2とする。

↓1から↓6

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/24(日) 13:05:50.07 ID:pSbowZZao
電ちゃん

11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/24(日) 13:06:20.26 ID:L3oRHQn1o
金剛デース

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/24(日) 13:06:50.16 ID:F9L2cMWEo
飢えた狼

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/24(日) 13:07:02.52 ID:tjkIZ1uto
酒匂

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/24(日) 13:08:27.18 ID:GSgqlAwWo
翔鶴

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/24(日) 13:08:30.38 ID:nYD6ALbkO

18: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 15:01:06.06 ID:Pl+9oBw4O
提督と鳥海1

電「本日、秘書艦を務めます電なのです」敬礼して

提督「…堅いな、電」

電「これは政務なのです」

提督「まあ、電がそう言うなら構わない。とりあえずいつものを……お茶を淹れてくれ。苦めにだぞ」

電「了解しました!」慣れた手付きでお茶を淹れて

提督「それで他の艦隊は演習か?」

電「皆は遠征にいってます」

提督「何故?」

電「提督が着任される条件で溜め込んだ資材の分配と一部装備が軍に返されたのです」

提督「そうじゃったのか…まあいい。装備は何が返却された?」

電「烈風系列と流星系列…41連装砲…ソナー…」髪を見ていて

提督「震電改は?」

電「あれは虎の子だから残すっていっていたのです」

提督「…まだあれの開発もできんのか。たるんでおるの」

電「加賀さん達しから作れないので仕方ないと思います」

提督「…ふん、まあいい。遠征内容は?」

電「第一から第ニ艦隊は鎮守府の警備兼演習消化。他の艦隊は順に東京急行、東京急行2、水上作戦、囮作戦になのです」

提督「まて、ワシの艦隊に水蒸気母艦はもう居ないはずだ。誰が行っている?」

電「千歳さん達が水母装備に換装してました」

提督「独断行動だ。厳罰対象だが?」

電「ふ、二人は提督がおじいちゃんの時に換装してたので、あのその…大丈夫なのです」

提督「…ふむ、それならいいか。所で電」

電「な、なんですか?」

提督「先程から生娘みたいに顔を逸らされて話されると悲しいのだが」

電「き、気のせいです」

提督「ワシの顔がそんなに変か?」

電「はわわ…」

提督「まあ30数年一緒に居た爺が若造に戻ったからの…すまんがなれてくれや」

電「が、頑張ります!」

27: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 15:31:22.74 ID:Pl+9oBw4O


提督と電2

電「し、司令官さん、お昼ご飯にしませんか?」

提督「おっと、もうそんな時間か…」伊達眼鏡を外して

電「……」そわそわして

提督「どうかしのか?」

電「か、カレーを作ったのでその……」

提督「はっきりと言わんか」

電「電のカレーを食べてください!」

提督「カレーか…悪くないの」

電「じゃあ…」

提督「期待しておるからの」

電「電の本気を見るのです!」カレーをとりに行き

提督「走ると危ない…もう聞こえんか」

ーーーーー

電「ど、どうですか?」

提督「…美味い」

電「よかった…」

提督「電は料理ができたのだな」

電「鳳翔さん達に習ったのです」

提督「鳳翔か…まだ店はやっているのか?」

電「居酒屋ですか?」

提督「そうだ…行こうと思っていたんだが…歳には勝てなくての」

電「まだやってるので大丈夫なのです!」

提督「…夜にでも行くか。電もくるか?」

電「あぅ…その、今日は約束が…」

提督「なら仕方ない…また今度にするか」

電「一人で行かないのですか?」

提督「今更一人で行くのは…ちょっとの」苦笑い

42: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 15:51:31.24 ID:Pl+9oBw4O
提督と電3

提督「次」手を伸ばして

電「今日の政務は終わりです」

提督「はっ?」

電「司令官さんは元帥ではないので…」

提督「ああ…中尉だったな。末端は楽だの」

電「不謹慎です」

提督「おっとすまん」

電「司令官がいつも言っていた事なのです」

提督「軍規か…若返って気が緩んでるのかもしれんな」

電「電は今の司令官さんでもいいと思うのです」

提督「うん?」

電「もう顔を怖くして考えなくてもいい時代です…それに提督は中尉なのです。へっぽこなのです」

提督「…お前、中々に黒いな」

電「30何年も生きてたら仕方ない事なのです」

提督「ワシは80年生きてるが黒くなど…」

電「憲兵と結託してたのにそれはない」

提督「むっ…まあ、元帥は黒くてもしかたないからの」

電「ならその部下の提督も黒くてしかたないないのです」

提督「…そうじゃな」

電「そうなのです」ニコニコ

62: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 16:36:43.84 ID:qCaJ4C8cO
提督と金剛1

金剛「……」

提督「どうした?」

金剛「本当に提督が若返ったんだと思って」

提督「若返って欲しくなかったか?」

金剛「……どっちでもいいね。年老いた提督も若い提督も私の提督には変わりないから」

提督「大人になったの、金剛」

金剛「むっ…私は元から大人です」

提督「提督に向かって時と場合によってはお触りを許したのが大人なら 女と呼ばれたいのか?」

金剛「……今、大人になったね」

提督「そうか。茶番はこれくらいにして仕事の時間じゃ」

金剛「今日も一日に張り切っていくね!!」

提督「ところで金剛」

金剛「はい?」

提督「化粧するのはいいがワシは素の顔でいいとおもうぞ」

金剛「な、何を…」

提督「あと軍務違反じゃから顔を洗ってこい」

金剛「むっ、提督は女心がわかってない」

提督「軍人が軍務違反をしては意味がないじゃろ」

金剛「……顔を洗ってくる」

提督「そうしてこい」

金剛「提督は若返っても提督だったね」

164: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 23:49:54.43 ID:+ZS1u22MO
提督と金剛3

提督「これが勲章か…」1-5クリアの勲章を見ていて

金剛「嬉しいの提督?」

提督「貰った事がないからの」

金剛「えっ?だって元帥に…」

提督「ワシがこのシステム作ったのだから勲章をもらってどうする」

金剛「そうだったね…」

提督「それに悪くないの。純粋にお前達が褒められるのは」

金剛「……」

提督「2-5は金剛型と5航戦のグループと利根達の巡洋艦編成で攻略する。期待している」

金剛「任せるね、私が提督に勲章をプレゼントするよ」

提督「楽しみじゃの。純粋に戦果を求め、自身の為に昇進を目指す。今度はお前達が一緒だからな」帽子を深く被り

金剛「…そうね。今度は私達が提督を助ける番だから」

165: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 23:50:51.66 ID:+ZS1u22MO
提督と足柄1

提督「顔を洗ってこい」

足柄「なっ!褒める所よ!」

提督「今は政務だ」

足柄「…ケチ」

提督「次舐めた口を聞いてみろ。解体ではすまさないぞ」

足柄「もう……わかったわよ」

提督「残念だが金剛も昨日、同じ事をしておった」

足柄「そうだったのね」

提督「あとワシはよく解らんがお前達は色目使うのはワシでなくてもいいだろ」

足柄「●●の考えね。十数年以上も一緒にいた良い男と弱い男では選ぶ相手は決まってるのよ」

提督「素人●●だ。お前も●●だろ」

足柄「し、●●なわけないでしょ!」慌てて部屋を出て

提督「本当に生娘…いや、ババ……やめておこう。言霊になったら困る」

166: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 23:52:36.15 ID:+ZS1u22MO
提督と足柄と妙高1

妙高「どうなんですか、提督」

提督「…事実じゃ」

妙高「セクハラですよ?」

提督「ならワシの事を●●と呼んだ足柄も同罪じゃ」

妙高「…」足柄を見て

足柄「ち、違うのよ妙高姉さん。私は…」

妙高「足柄?」

足柄「…言いました」

妙高「はぁ…二人とも年齢と建造された歳は解ってます?」

提督「80」

足柄「37」

妙高「なら私が言いたい事もわかりますよね?」

提督「…悪かった」

足柄「…わたしもごめんなさい」

妙高「全く…」

足柄「でもあれよね、私と妙高姉さんの建造の年は…」

ゴン…

妙高「それじゃあ失礼します」足柄を引きずっていき

提督「おい、秘書艦だぞ」

妙高「もう終わってると聞きましたよ?」

提督「そんな訳…」書類が三枚で遠征許可証で

提督「行っていいぞ」

妙高「はい、それでは足柄を借りて行きますね」

足柄「提督ー」ひきずられていく

167: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 23:53:34.59 ID:+ZS1u22MO
提督と酒匂

酒匂「報告にきたよ、指令!」

提督「ご苦労…おい、第三艦隊の旗艦は夕立だっただろ」

酒匂「酒匂がじゃんけんに勝ったの!」

提督「……」眉間を抑えて

酒匂「司令?あのもしかして酒匂間違った?」

提督「いやいい。報告義務を課している訳ではないからな」

酒匂「よ、良かったよー」

提督「お前は昔からなぜそこまで気が抜けておる」

酒匂「ぴゃあ…酒匂は抜けてなんかないよ」

提督「その口癖も直せと言っとるだろ…」

酒匂「だ、だって…」

提督「もういい。別に怒ってない」

酒匂「ごめんなさい…」

提督「拗ねるな。それよりも報告を頼む」

酒匂「そ、そうだった!第三艦隊遠征東京急行、大成功しました!」

提督「…そうか、良くやった」

酒匂「酒匂も皆も頑張ったんだよ!」

168: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 23:54:29.20 ID:+ZS1u22MO
提督と酒匂と翔鶴1

コンコン…

翔鶴「失礼します」

酒匂「あっ、翔鶴さん!」

提督「…翔鶴と言う事は戦果報告か?」

翔鶴「はい。第二艦隊2-5 制圧しました。被害は瑞鶴が小破、それ以外は軽微です」

提督「明石じゃな。各自順番に明石に修復の後に疲れをとれ」

翔鶴「わかりました」

提督「それとMVPをとったもの達には各自、間宮を配るように」

翔鶴「了解です」

酒匂「ぴゃあ!酒匂も出撃したい!」

提督「…リランカに出撃予定があったはずじゃが?」

酒匂「本当!酒匂頑張るから帰ってきたら褒めてよね!」部屋を出て

提督「戦果を挙げてきたらの」

翔鶴「……」

提督「どうかしたか?」

翔鶴「いえその…いつもの提督なら叱ったと思いまして」

提督「ふん…新人中尉が艦娘を叱り飛ばしてもしかたないじゃろ」

翔鶴「そうでしたね」

提督「40年」

翔鶴「えっ?」

提督「お前を海域から救った時からもう40年経った」

翔鶴「…覚えていたんですか」

提督「初めて人類が深海棲艦を相手に攻勢に出た戦いじゃからの」

翔鶴「私は提督に救って貰った戦いでした」

提督「また55年、お国の為に闘うかもしれん。すまないがまた力を貸してくれるか?」

翔鶴「……」

提督「……」

翔鶴「ふふふ…提督もそんな事を言うのですね」笑って

提督「ワシも人だからの」

翔鶴「任せてください。私は提督の初めての正規空母ですから」

169: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/24(日) 23:55:28.54 ID:+ZS1u22MO
提督と雷1

雷「司令官もこれから夕ご飯?」

提督「そうだが、雷だけか?」

雷「ええ。他の皆は遠征の損傷を明石さんに見てもらってる」

提督「そうか。なら一緒に飯でもどうだ?」

雷「えっ、わ、私でいいの?」

提督「他に誰がいる?」

雷「そうよね、私を誘ってるのよね……」深呼吸して

雷「もっと雷を頼ってもいいんだからね」

提督「それは解答になっとらんが」

雷「た、食べるわよ!」

提督「そうか。何を食べる?」

雷「えっと…司令官は何を食べるのかしら?」

提督「粥以外の物だな」

雷「お粥嫌いなの?」

提督「…晩年、ずっと粥だったからな。飽きたのじゃ」

雷「……ごめんなさい」

提督「何を泣きそうになっとる。とりあえず…酒でも呑むか」

雷「飲み過ぎはダメなんだからね」

提督「大丈夫じゃ。肉体は25だからの」

雷「年齢は80でしょ」

提督「登録されている年齢は25じゃ」

雷「もー、そんな事ばっかり言ったらダメなんだからね!」

178: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/25(月) 00:18:40.87 ID:Hby0loj0O
提督と金剛2

金剛「ティータイムの時間ね」

提督「渋い緑茶で頼む」

金剛「むっ…グリーンティーなら」

提督「茶菓子は久しぶりに煎餅がいいの」

金剛「シフォンケーキならあるネ」

提督「……」

金剛「意地悪するならなしに…」

提督「わかった、それで手を打とう」

金剛「最初からそう言うネ」

190: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:08:55.15 ID:8DuoY3KdO
提督と鳥海1

鳥海「おはようございます」

提督「おはよう、今日の予定は?」

鳥海「演習と遠征のみです」

提督「演習相手は何処だ?それによっては戦力を調整してやらんとな」

鳥海「元帥です」

提督「…はっ?」

鳥海「呉鎮守府から演習要請がありました」

提督「呉の編成は?」

鳥海「戦4正規空母1装甲空母1と書いてあります」

提督「…なめとるのかの?」

鳥海「試しているのだと思います。提督はポッと出てきた出身地が全て偽装された存在です」

提督「それくらい解っとる。ジョークだ、笑う所だぞ鳥海」

鳥海「えっ、あ…すいません」

提督「演習の損傷は大本営が持つが被害を出す必要もなかろう。伊168、19、8、58、401、まるゆで相手してやれ」

鳥海「わかりました」

提督「……」

鳥海「……」

提督「……冗談じゃ。戦1、航戦1、雷1、軽空母1、正規空母2だ」

鳥海「大和、日向、北上、龍鳳、加賀、飛龍の構成でいいでしょうか?」

提督「加賀を蒼龍に変更。囮遠征に赤城と加賀をだす」

鳥海「制空権はとれないと思いますが?」

提督「震電改がある」

鳥海「わかりました」

提督「…ふむ、それならいいか。所で鳥海」

鳥海「なんでしょうか?」

提督「先程から生娘みたいに顔を逸らされて話されると悲しいのだが」

鳥海「き、気のせいです」

提督「ワシの顔がそんなに変か?」

鳥海「いえその…」

提督「まあ30数年一緒に居た爺が若造に戻ったからの…すまんがなれてくれや」

鳥海「ぜ、善処します」

191: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:10:56.69 ID:8DuoY3KdO
提督と鳥海2

提督「そろそろ飯だな…」腹がなり

鳥海「そうですね…間宮の所に行きますか?」

提督「……」考え

鳥海「よければ私が作りますが」

提督「カレーか?」

鳥海「オーダーがあればそれを作ります」

提督「なら肉が食いたい。若返ったからか濃い物や油ぎった物が恋しくてならん」

鳥海「お身体に触りますよ?」

提督「まだピチピチの80歳じゃ。肉体は25じゃがな」

鳥海「はぁ…中華にしますね」

提督「期待しておる…今更だが料理ができたのじゃな」

鳥海「はい。かれこれ20年来の歴史があります」

提督「なら期待しよう…ここ10数年来味の薄い粥とかしか食べれんかったからの」

鳥海「…もうしわけございません」

提督「謝るな、鳥海。大切なのは今だ」

鳥海「…っ、はい!」

192: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:12:30.50 ID:8DuoY3KdO
提督と鳥海3

鳥海「本日の執務はこれで終わりです」

提督「陽が沈まぬ内に政務が終わる…末端は楽じゃの」夕日を眺め

鳥海「執務は執務。楽や苦ではないです」

提督「そうじゃった…失礼、失言だった」

鳥海「以後気をつけてください」

提督「若返って気が舞い上がっておるのかもな…引き締めよう。今日はもう部屋に戻って良いぞ、鳥海」

鳥海「まだ、戻りません」

提督「何か用事か?」

鳥海「提督、今日の朝の言葉を忘れたのですか?」執務室の端に行き、袋を持ってきて

提督「酒か?」

鳥海「はい。晩酌に付き合ってくださいな」

提督「つまみはどうする?」

鳥海「昼間の内に仕込みは終わっているので大丈夫です」

提督「昼飯の時か…まあいい。久しぶりに飲むとしようか」

鳥海「ありがとうございます、提督」

193: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:13:24.82 ID:8DuoY3KdO
提督と鳥海4

提督「芋か」

鳥海「お嫌いでしたか?」

提督「いや…良い趣味だと思ってな」

鳥海「ありがとうございます」

提督「…なあ、鳥海」

鳥海「なんでしょう?」

提督「少し近い」

鳥海「気のせいです」

提督「齢80の爺に色目使うな」

鳥海「今は25です」

提督「それは肉体の話。精神は80の爺じゃ」

鳥海「なら孫に甘えられてると思っておいてください」

提督「むっ、結婚した事もないわしに孫が居たら悲しいわ」

鳥海「なら子供…」

提督「脚下じゃ」

鳥海「わかりました、それならお嫁さんに…」

提督「……」

鳥海「じ、冗談ですよ」

提督「ふん」

鳥海「今はですけど…」ぼそ

194: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:15:56.04 ID:8DuoY3KdO
提督と鳥海と高雄型1

鳥海「…zzz」

提督「寝おった…はぁ…散々、ワシの事を遊びおって」鳥海をおんぶして高雄型の部屋に向かい

コンコン…

提督「高雄、起きておるか?」

高雄「えっ、提督!ち、ちょっと待ってください!!」

摩耶「ちょ、なんでそんなに慌ててるんだよ」

愛宕「部屋が散らかってるからじゃないかしら?」

高雄「貴方達も片付けなさいよ!」

提督「……鳥海が酔いつぶれた。ドアの隣に置いておくぞ」

高雄「あっ、はい!すいません」ドアから顔だけ出して

ビシ…デコピン

提督「次は無いぞ」

高雄「あぅ…すいません」

提督「謝るくせも治せ。お前はいつもそうだ」頭を撫でて

高雄「………」

提督「拗ねるな、鳥海を頼むぞ」

高雄「はい」

提督「ワシも疲れ……今日は精神的に疲れた。寝る」

愛宕「おやすみなさい、提督」顔を出して

摩耶「おやすみ、提督」ドア越しから

高雄「おやすみなさい、提督」

195: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:19:38.93 ID:8DuoY3KdO
提督と羽黒1

羽黒「よ、よろしくお願いします」

提督「…硬い」

羽黒「あぅ…」

提督「それで出撃の件じゃが…5-1からになっとるな」

羽黒「はい、皆も準備できています」

提督「なるほど…なら1-1の出現が多いのは?」

羽黒「コンディションを最大限に上げる為に皆さんがその…」

提督「…聞いてないのだがな」

羽黒「あう、ごめんなさい」

提督「まあいい…ローテを組ませて順に出撃させて海域を突破させるかの」

羽黒「大和さん達もですか?」

提督「……今回位はの」

羽黒「わ、わかりました。それでは私も行ってきます」

提督「お前が行ってどうする。秘書艦はワシと仕事じゃ。やる気出させる為にBOSS撃破してきた艦隊には間宮を振舞うといったおいてくれ」

羽黒「提督とお仕事……は、はい!それでは出撃表を書いてきます!」ニコニコ

196: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:20:40.18 ID:8DuoY3KdO
提督と羽黒2

羽黒「あ、あの…」

提督「どうした?」

羽黒「お昼にしませんか?」バケットを用意していて

提督「……」時計を見て

羽黒「……」

提督「…飯にするか」

羽黒「は、はい!」

提督「鳥海もそうだったが…料理できるのだな」

羽黒「はい。一部の人以外はできますよ」

提督「…一部とは誰じゃ?」

羽黒「そ、それは…」

提督「…まあいい。長年お前達と居てそんな事も知らんワシが悪い」

羽黒「そんな事は…」

提督「いや、色々な艦娘とこの一週間話したが…ワシはお前達の戦闘能力を知っているが他は何も知らん」

羽黒「…私も提督の事を何も知りません」

提督「そうか」苦笑いして

羽黒「あっ…」

提督「どうした?」

羽黒「いえ、あの…提督の表情が変わったの見た事が無かったので」

提督「…………そうか」考え込んで

提督「呉や佐世保も居るし…少し楽をしてもいいのやもしれんな」

197: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:21:37.61 ID:8DuoY3KdO
提督と羽黒3

提督「今日のはこれで終わりじゃ」

羽黒「お疲れ様でした」

提督「…ところで羽黒、今から飯でもどうじゃ」

羽黒「えっ?」

提督「飯と言っても食堂だが良ければ話を聞かせてくれ」

羽黒「こ、こんな私でよろしければ喜んで!」

提督「そんなに嬉しいモノなのか?」

羽黒「えっ?」

提督「いや、なんでもない。行こうかの」席を立ち

羽黒「…嬉しいです。ずっと側に居たのに提督とご飯を食べたのは今日が初めてでしたから」

提督「ふん…もの好きだな」

羽黒「提督が頑固なだけです」ボソ…

提督「何か言ったか?」

羽黒「いえ、提督は変わらないと思いまして」ニコニコ

198: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:22:44.05 ID:8DuoY3KdO
提督と菊月と島風1

提督「休みがあるんじゃの…」廊下を歩いていて

島風「あっ、提督!おはよーございます!」敬礼

提督「よい。今日は休みでな。ただの凡人じゃよ」

島風「えっ、提督お休みなんですか?」

提督「らしいの」

島風「なら私とお出かけしませんか?」

提督「はっ?」

島風「菊月とお買い物に行く約束をしてたんで提督もどうですか?」

提督「買い物か…まあ、良いが。菊月と仲が良いのか?」

島風「はい!走ってはくれないけどお話とかしたりしますよ」ニコニコ

菊月「島風」後ろに居て

島風「うおっ!び、びっくりした」

菊月「おはようございます、司令官」敬礼

提督「…よい。今日は休みだ」

菊月「そうでしたか…島風もおはよう」

島風「おはよう、菊月!提督が買い物に付き合ってくれるって!」

菊月「えっ?」

提督「まだ行くとはいっとらんが…」

島風「ダメなんですか?」

菊月「わ、私も司令官と買い物できるなら…その…嬉しい」

提督「はぁ…仕方ないの」

199: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:23:45.16 ID:8DuoY3KdO
提督と島風と菊月2

提督「…わしが運転せんでいいのか?」

島風「私が運転します!速さなら誰にも負けません!」

菊月「いや今日は私が運転する」

島風「えっ、いつも私がしてるのに…」

菊月「島風の車はフェラーリだから三人は乗れない。車をとってくる」

島風「あっ…そうだった」落ち込んで

提督「フェラーリ…島風、よくそんな高級車持っとるの」

島風「えっ?普通ですよ?」

提督「高級車が普通なわけあるか」

島風「だってみんな持ってますよ車」

提督「本当か?」

島風「本当ですよ!ほら、あれ龍田さんと天龍の車ですよ」窓の外を見ると二人乗り外車が走っていて

提督「金はどうした?」

島風「大規模作戦の特別報酬や普通のお給料で買いました!」

提督「…そうか」こめかみをおさえていて

菊月「待たせた」ベンツに乗って登場

提督「……わしも車買おうかの」

200: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:24:46.52 ID:8DuoY3KdO
提督と島風と菊月3

提督「それで何処に買い物に行くんじゃ?」助手席

島風「えっと…何処に行くんだっけ?」

菊月「はぁ…今日はデパートだ」運転

提督「買い物する場所は普通なんじゃな」

菊月「なにがですか?」

提督「なんでもない」外を眺めて

提督「……平穏じゃな」

菊月「…貴方が作った平穏です」

提督「だと嬉しいの」

島風「あれ、提督泣いてるの?」

提督「おっと…年をとると涙腺が緩くてかなわんな」

島風「でも今は若いですよ?」

菊月「…島風、それ以上言ってはいけない」

201: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:25:48.08 ID:8DuoY3KdO
提督と島風と菊月と卯月1

卯月「あれ二人もきたの?」

菊月「卯月姉さんもきてたのか


卯月「そろそろ新しい服が欲しいと思ってね」

島風「卯月さん、こんにちわ」

卯月「あっ、島風ちゃんもきてたんだ」

島風「はい!今日はもう一人居るんですよ」

卯月「へぇ、天津風かな?」

提督「ワシじゃ」

卯月「えっ?司令官?」

提督「そうじゃが」

卯月「わ、私、えっ、あの…うーちゃん、難しい事はわかんないぴょーん」

提督「何を今更取り繕っとる」

卯月「いやだってうーちゃんが折角、司令官で築いてきたキャラ像が…」

提督「お前の猫被りぐらい知っとたわ」

卯月「それでもキャラ像は大事だぴょん!うーちゃんは愛されキャラなんだぴょん!」

提督「どうでもいい。行くぞ、島風、菊月」

島風「えっ、あ、はい!」

菊月「…流石に酷いと思うんのだが」

卯月「そうだぴょん!卯月に対して司令官は…」

提督「ならお前は今まで闘ってきた仲間にお前とは腹を割って話をした事は無いと言われたらどう思う」

卯月「…それは司令官も同じよ」

提督「ない。ワシはお前に…いや、あの鎮守府にいる全ての部下に軍事上の機密以外で隠し事をした覚えはない」

卯月「嘘だ…」

提督「何をもってそれを…」

卯月「司令官は私達に何も話した事ない!」走り去り

提督「……」島風達の方を見て

島風「最低です」

菊月「最低だな」

提督「……はぁ、これも長年のツケか」追いかけて走り

島風「はっやーい!提督ってあんなに速かったんだ!」

202: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/26(火) 00:27:03.93 ID:8DuoY3KdO
提督と卯月1

提督「卯月」

卯月「……」

提督「年寄りを走らせるな」

卯月「……」

提督「……すまんかった」

卯月「えっ?」

提督「確かにワシは軍務以外でお前達…艦娘との関わりを限りなく絶った。だがそれはお前達に問題がらあった訳ではない。ワシは待っていたんだ。最後の時まで」

提督「お前達がいつかワシを殺しにくる事をな」

卯月「えっ?」

提督「艦娘としての宿命を背負わせ、死地に向かい、時に死を命じる。同じ意思を持ち、同じ命。だが私達人類はお前達を兵器として扱う。艦娘とは呪いの言葉だ。ワシは今でもそう思っておる。だからワシは…」

バチン…

卯月「大馬鹿だぴょん!司令官の馬鹿!」泣いていて

提督「……」

卯月「うーちゃんは、うーちゃん達は…私達はお国の為に闘った事なんて一度も無い!全部、司令官の為に闘った!知ってたから、司令官が私達の為に苦労してたのを知ってたから」

卯月「なのに殺されるのを待ってた?好い加減にしろ、糞爺!自分勝手に思い込んで、私達の想いを踏みにじるな!」

提督「…ならどう思ってた」

卯月「…言わない。絶対に言わないぴょん!この事は皆に報告するから覚悟するぴょん」

提督「はっ?」

卯月「帰る」歩き去って

215: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 01:02:32.14 ID:SzUBQRCCO
提督と艦娘とストライキ1

提督「……誰も来ないとは一体どうなっとる」

コンコン…

提督「入れ」

提督「…?」ドアに近づき開けて

演習場にて待つ

提督「なんだこれは……」下を見て

艦娘一同より

提督「……ストライキか?」歩いて行き

ーーーーーーー

ガチャ…演習場の扉を開ける

ガチャガチャガチャガチャガチャ…艦娘達全員が囲い、武装を展開していて

提督「これはなんの真似だ?」

ヴェル(以後響)「卯月から話を聞いたんだ」

提督「それでワシを殺すのか?」

響「違うよ。私達が殺したかったのは昔の司令官」

提督「ほぅ…」

響「艦娘全員を見捨てて、雲隠れしたクズさ」

提督「……」

響「今日、提督を呼んだのは提督に理解して欲しい事があるから呼んだんだ」

提督「それはいつでもワシを殺せると言う事かの」

響「そうだよ」

カチャ…ガン!

提督「……武装は斬れんか」

響「本当に斬りかかってくるなんて…」

提督「お前達、“部下”が上官に武装を向けた。覚悟はできておるな!!」一喝

響「私達はまだお前を提督とは認めてない!」

ブン!武装を振り払い、提督を吹き飛ばし

響「私達はまだ前の提督の艦娘だ。お前は着任したての提督で私達は戦歴の艦娘」

響「つまり非常時と見なし、今この場にいる艦娘は下は少将、上は元帥の権限を持っている」

響「つまりここで一番、階級が低いのは君だ、提督」

216: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 01:03:18.22 ID:SzUBQRCCO
提督と艦娘とストライキ2

提督「屁理屈だな」

長門「そう言われても仕方がないかもしれない。だが私達はどうしても許せない事があってな。すまない、中尉殿」

提督「……それでお話とはなんでしょうか」敬礼

長門「……私達を見捨てた反逆者の話だ」

提督「元上官を反逆者とは…穏やかではないかと」

長門「問題ない。もう除隊された糞爺だ」

提督「…そうですか」ピキピキ

長門「その糞爺が雲隠れする前になんと言ったと思う?」

提督「解りません」

長門「…私達に殺せと言ったんだ」

提督「穏やかではありませんな」

長門「私もそう思った。数十年の時を戦い抜いた戦友を手にかけろと言われた時、怒りよりも哀しみが湧いた。涙すら流した」

提督「ですが、元元帥閣下にも何か理由があったかと」

長門「確かにその理由も聞いた。これが本当にくだらない理由でな」

提督「…どのような理由だったのでしょうか?」

長門「私達を生み出し、育てた事で私達に怨まれていると思い込んでいた」

長門「それについてどう思う?」

提督「…将官にはその判断はできません」

長門「…そうか。私達は全く逆の感情を懐いていた」

提督「…尊敬でしょうか?」

長門「それもある。父であり、上官であり、私達の身近にいる男だった。だから尊敬や畏敬の感情も有り、恋慕もあった」

長門「だからこそ殺せと言われた時、裏切られたと思った」

提督「ですがあなた達は兵器です」

長門「そうだな。私達は兵器だ。だが糞爺は私達に言ったんだ。俺の配下に入った時点でお前は兵器ではない。兵士だと」

提督(……言ったかの?)

長門「つまり糞爺の下にいる限り私達は人間だ。同胞であり対等の仲間のはずだった。なのにあの仕打ちだ。どう中尉殿?」

217: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 01:04:16.46 ID:SzUBQRCCO
提督と艦娘とストライキ3

提督「……元元帥にも考え…いや、葛藤があったと思います」

天龍「葛藤?俺達は仲間だった。なのにあいつは…」

提督「仲間だからこそ、殺して欲しかったんです」

天龍「はっ?」

提督「あなた達は元元帥に恨み言を言った事はありますか?」

天龍「…無いな」

提督「なぜ言わなかったんですか?」

天龍「それは…その…」

鈴谷「糞爺が間違った事がなかったからに決まってんじゃん」

提督「そんな話をしてるんじゃありません」

鈴谷「はっ…何を…」

提督「何故自分達だけが戦場に駆り出されると聞いた事はありますか?」

天龍「そんなの無い。俺達は兵器なんだから…あっ…」

提督「元元帥にも誇りはあったんですよ。20年必死にこの国を護ってきたのにポッと出の艦娘が全てを変えた。戦況も軍も何もかもだ。最初は良かった。流れは変わる。人類は勝てるのだと思った。だがな大破し、死にかけたお前達を見て座っていただけの兵士はどう思ったと思う?」

提督「逃げたと思ったんじゃよ。全ての責任をお前達に押し付け、待つだけ。姿形は年端も行かぬ、いや娘と呼んでもいい容姿でな。それに気がついてからはお前達がワシに文句を言いに来るのを待っとった。だがそんな時は来ない。お前達は人類を一度も責めなかった」

提督「それが怖かった。毒を吐いてくれるならそれを共有し分かり合える。だがわしもお前達もお互いに何も話さなかったんじゃ。一番大切な事を。戦闘や遠征の事では無い。腹を割った話を意図して避けてきた」

鈴谷「でもそれとこれとは話が…」

提督「まだ解らんか。ワシはお前達に裁かれたかった。国を護り、海を護り、民を護ったのはワシではない。お前達だ。賞賛されるのはお前達であり、ワシが元帥になる理由などなかった」

提督「だから望んだ。天寿を全うし、死ぬのなら最後の最期でワシは大切なお前達に殺される事をな。でなければワシは閻魔の前でなんと言えばいいか…」

バシン…平手打ちの音

218: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 01:05:55.53 ID:SzUBQRCCO
提督と艦娘とストライキ4

バシン…

如月「さっきから聞いてれば面白すぎますよ、司令官。悲劇のヒロインか何かですか?昼ドラでもそんなヒロイン居ませんよ?一度しか言いませんからその腐った耳をかっぽじって聞いてくださいね」

如月「私達は人だと言いました。つまり女です。もっと言うなら…」

如月「この場にいる全員が司令官に大なり小なり好意…愛情を持っています」

如月「愛した男を殺せる●●なんてただxxxxですよね?素人●●の司令官さん」

提督「………」見回して

艦娘一同「……」対応は違うが全員が頬を赤らめて

提督「…頭が痛くなってきたわ。いや大体、ワシ今80だし…諦めろ」

漣「何言ってるんですか、司令官は25ですからバリバリ現役ですよね」

提督「はっ?…あっ、肉体の話か」

漣「それにほら今ではあのシステムがあるじゃないですか」

漣「ケッコンカッコカリが」

提督「………ワシとケッコンしたい艦娘は挙手」

バシッ!

如月「あらー、モテモテですね、司令官さん」

漣「そうですね、司令官」

提督「……さっきまでの話はどうする」

漣「前任の提督の話なんてどうでもいいです」

提督「いやまて、それは都合が良すぎ…」

如月「大体、私達にはこれからがありますから。不平不満が聞きたいなら言います。ただ女の愚痴は怖いですよ?憲兵の暴露から今日の天気まで全部愚痴れますから」

提督「はぁ……つまりあれか、ワシはお前達の提督でいいと言う事か?」

艦娘「はい!」

提督「そうか、そうか。つまり現時点を持って特例は無くなった訳じゃな…」

艦娘(あっ、不味い…)

提督「お前達!大規模ストライキを無断で行った罰を受けてもらう!全員今すぐグラウンド200週だ。数えるからの、サボったら飯抜きじゃからな!」歩いてく

提督「あと大事な事だから言っておく。ワシは指輪を持ってないからの。期待するな」

明石「あっ、それなら大丈夫です。人数分の指輪はあるので」

提督「はっ?」

明石「嫌だな提督。開発して作ったの私達なんですから指輪なんて幾らでも作れるにきまってるじゃないですか」

提督「……」呆気に取られる

明石「良かったですね、提督。中尉にしてケッコン艦が50以上とか誰もいませんよ、きっと」

245: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 16:17:29.36 ID:47mdoOgiO

提督とヲ級とレ級1

提督「帰郷したのは良いが半世紀以上帰らないと全てが変わっとる…変わらんのはこの海だけか」

??「……」少し離れた所で提督を見ていて

提督「…?」アルビノの幼女を見つけて

??「…」手を上げる

提督「どうした童。迷子か?」

??「……」近づいてきて

提督(…むっ、この気配はもしかしたら…)

??「…ホカク」艦載機展開

提督「やはりか!」島風もビックリな速さで走り始めて

??「ホカクー!」

ドン…

提督「クハァ…」腹パンをもらい気絶

??「テッシュー」提督を担いで海の上を滑っていく

??「リョウカイー」

ーーーー

某所

明石「あれ、提督が海の上を歩いてる?でもここってまだ深海棲艦が居て制海権が確保されて……ロストした…まさか!」

ポチ…カーン、カーン、カーン…警報が鳴り

明石「緊急事態です。オホーツク近海にて提督の信号がロスト…」

明石「この事から提督が深海棲艦に拉致された可能性があります」

246: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 16:18:27.60 ID:47mdoOgiO

提督と北方1

提督「っ……ぬかった…海に近づく限りあいつらは居るんじゃったな」浜に投げ捨てられていて

北方「……」小さな零戦を持ってこちらをみていて

提督「姫か…これはもう死んだかもしれんの」半裸

北方「……」近づいてきて

提督「……」身構え

北方「コレ、トバナイノ…」零戦を見せて

提督「……」

北方「オマエ、コレ、トバセル?」

提督「……取引だ」

北方「…ナニ?」

提督「ワシがそれを飛ばせたら日本に帰してくれ」

北方「…ワカッタ」

提督「…見せてみろ」座り込み

北方「…ウン」零戦を渡し

提督「…えらい古いモノじゃな」零戦を観察して

提督「工具はあるのか?」

北方「タブン……トッテクル!」トテトテと走り去り

提督「さて…逃げようにも泊地型の姫が居る時点でほぼ詰んどるな…ここはまだ深海棲艦の島か」半ば諦めがあり

247: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 17:52:16.84 ID:bW4rQUR0O
提督とヲ級とレ級と北方1

提督「それにしても大切にされておったんじゃな、この零は」零戦をみていて

ヲ級「ハッケン!」

レ級「ミツケタ!」

提督「むっ…あやつらはさっきの」

ヲ級「ヒメノゼロモッテル!」

レ級「イケナインダ!ソレ、ヒメノタカラモノナノニ!」

提督「…修理を頼まれたんじゃよ」逃げず零戦を観察していて

ヲ級「シュウリ?」

レ級「…シュウリ?」

ヲ級「ナラワタシモ…」

レ級「ソンナコトヨリアソブ!」提督の腕を掴み

提督「いや、この修理が…」

北方「ナニシテルノ…?」

レ級「アソブノ」

北方「ダメ、ゼロナオス、トリヒキシタ…」

提督「そうじゃ、取引したからの」

レ級「ツレテキタノハ、ワタシダモン!」艦載機展開

北方「ゼロガサキ!」艦載機展開

ヲ級「…コレモナオセル?」流星をもってきて

提督「治せるが…」

ヲ級「ナオセルナラ、マモル!」艦載機展開

提督「もうどうにでもなれじゃ、頼んだ」

ヲ級「マカセテ」

261: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 21:49:32.90 ID:bW4rQUR0O
提督とヲ級1

提督「……」黙々と作業

ヲ級「ホントウニナオセルンダ…」

提督「…設計図を知っとるからの」

ヲ級「ヲっ?」

提督「いやなんでも無い。プラモは作った事はあるからの」

ヲ級「ニンゲン…スゴイネ」

提督「…お前達も十分凄い存在じゃろ」

ヲ級「コワクナイノ?」

提督「怖い。殺されるかもしれんからの」

ヲ級「ニゲナイノ?」

提督「逃げて逃げ切れるなら逃げとるよ」零戦の修理を終わらせて

ヲ級「…トシヨリミタイ」

提督「80歳じゃからの」

ヲ級「80サイ?」

提督「ジジイと言う事じゃの」

ヲ級「ワカイヨ?」

提督「見た目だけがな」

ヲ級「ワカラナイ」

提督「それよりこの艦載機達はよく手入れされているが自分でしてるのか?」

ヲ級「ウン。ナントナクデキル」

提督「そうか」

ヲ級「…ジジイハナニシテルノ?」

提督「わしか?ワシはリーマンじゃ」

ヲ級「リーマン?」

提督「座って書類に判を押すだけじゃ」

ヲ級「……?」

提督「わからんでも良い。とりあえず流星も終わったぞ」流星も修理して

ヲ級「トブ?」

提督「飛ぶぞ。ほれ」流星を飛ばしてやり

バン…レ級の艦載機が撃ち落とし

提督「あっ…」

ヲ級「あっ…」

267: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 22:43:55.12 ID:bW4rQUR0O
提督とヲ級とレ級と北方2

ヲ級「ワタシノリュウセイ…」半泣き

提督「……」

レ級「ヒメハワガママ!」気づかず

北方「レキュウノホウガワガママ!」気づかず

ヲ級「……」怒りに震え

提督「……」ヲ級の頭に手を置いて

提督「馬鹿者!そこに並べ!」一喝

レ級「エッ?」

北方「エッ?」

提督「並べ」修理された零戦を抱え

レ級「エッデモ…」

北方「ゼロ!」近寄ってきて

提督「並べ」

レ級「……」頬を膨らませて

北方「ゼロー」飛んでいて

提督「…あれをみろ」流星を指差してからヲ級を指差し

ヲ級「……」涙目

提督「謝れ」

レ級「ワタシハワルク…」

提督「謝れ」気迫があり

レ級「アウ…ゴメン」

北方「ゼロー」ぴょんぴょん

提督「お前もじゃ」

北方「えっ?」

提督「はやく」

北方「……ゴメン」

ヲ級「…ユルス」

提督「よし。それでワシをそろそろ帰してくれんかの」

レ級「ダメ、アソブ!」

提督「…そろそろ腹が減ってきたんだが」

レ級「アソブ!!」

提督「…はぁ、何をして?」

レ級「…オニゴッコ!」

提督「…無理じゃの。ワシ、腹減って動けない」

レ級「ムッ…コロスヨ?」

北方「ソレハダメ!」零戦を持った北方が割って入る

270: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/27(水) 23:05:12.34 ID:bW4rQUR0O
提督とヲ級とレ級と北方3

北方「トリヒキシタ!」

レ級「ズルイ!ワタシハナニモサレテナイ!」

ヲ級「……」

レ級「ズルイ、ズルイ!」

提督「さらっといて…ダダこねられても」

ブーーーン…彩雲が飛んできて

提督(あれは…)

提督「なら次にあった時に何かをやろう」

レ級「ソレジャアイヤ!」

提督「いやもう時間はない」

レ級「えっ?」

ブーーーン、ブーーーン彩雲を謎の艦載機が落として

レ級「テキシュウ!」

提督「お前達はもう行きなさい。ワシは此処に残る」

北方「トリヒキシタ!」

提督「大丈夫じゃ」

北方「……ゴメン」

ヲ級「…アリガトウ」

レ級「コンドマタムカエニイク」走り去り

提督「その時が休みなら相手しよう。ただ仕事の時には来ない方がいい」凍え

提督「その時は…お前達を殺さなければならないからな」目がギラギラしていて

ーーーーー

五月雨「司令官!大丈夫ですか?」

提督「おう、五月雨。ご苦労」

五月雨「心配したんですからね!」

提督「大丈夫じゃ。子供の面倒を見てただけじゃ」

五月雨「半裸でですか?若返っておかしくなりましたか?」

提督「……そう言えば半裸じゃったの。着るものはあるか?」

五月雨「無いです」

提督「風邪を引きそうなんじゃが」

五月雨「自業自得ですね」

289: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/29(金) 06:45:31.65 ID:46DCx6VLO
提督とあきつ丸と飛鷹1

提督「…珍しい組み合わせじゃな」

あきつ丸「そうでありますか?」

飛鷹「飲み仲間だったりするんですよ?」

提督「ふむ…今から飯に行くのか?」

あきつ丸「違うであります!」

飛鷹「今日は今から温泉に行くの」

提督「……温泉?」

あきつ丸「はい、朝帰りなのであります」

提督「……すまんかった、ワシが野暮じゃった」

飛鷹「ち、違います!朝帰りだけどそういう意味の朝帰りではなくて」

提督「いやいい…長年居ればそうなるかもしれんの」

あきつ丸「月に三回、必ずいくであります!」

飛鷹「あきつ丸、もう喋らないでよ!!」涙目

290: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/29(金) 06:46:24.49 ID:46DCx6VLO
提督と武蔵1

提督「……」

武蔵「どうした?」

提督「いや部下がレズビアンだったんでな」

武蔵「はっ?」

提督「飛鷹とあきつ丸じゃ…」

武蔵「あの二人がか?それは無いと思うが」

提督「だが朝帰りと言っておったぞ」

武蔵「…ああ、そう言う事か。提督も今度、“私”と行くか?」

提督「…休みならの」

武蔵「言質はとったぞ。さてと…簡潔に言うと秘湯だから夜間に移動ができない」

提督「ならどこで夜を明かす?」

武蔵「旅館がある」

提督「なるほど…ならあの二人はレズビアンでは無かったのか」

武蔵「安心したか?」

提督「そうじゃな…」

武蔵「むっ?まだ何かあるか?」

提督「いや、まあ、後で二人に謝らんといけないと思ってな」

武蔵「何を言った?」

提督「お幸せにと」

武蔵「…飛鷹には必ず謝っておいた方がいい」

提督「覚えておこう」

291: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/29(金) 06:47:17.55 ID:46DCx6VLO
青葉はいつも見ています1

どうも、青葉です!

今日も今日とて提督の監…観察しています!

接触しないのかと聞かれましてもするメリットが無いですよね?

仕事が恋人、昼寝が妻、飯が愛人のあの人にアプローチしても意味が無いに決まってるじゃないですか。

ならどうすればいいかですか?

簡単なことです。

観察して、時を待てば良いんです。

他の皆さんが頑張って、頑張って提督をほだしたら青葉がかっさらいます。

そんな事を私に話していいのかって?

大丈夫ですよ。空母の一部の人とは契約してますから。

赤城さんも手伝ってくれますよね。

提督の観察

292: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/29(金) 06:58:49.72 ID:46DCx6VLO
提督と天津風1

天津風「良い風だわ」

提督「夜風は身体を冷やすから閉めておけ」

天津風「…」閉めて

提督「司令室で夜風に当たらんでもよかろう」

天津風「ここだから当たりたいの」

提督「…?また訳の解らん事を」

天津風「…はぁ、やっぱり直接アタックしかないのかしら?」ボソ

提督「それよりももうすぐ就寝時間だが何しに此処に来たのじゃ?」

天津風「ホラー映画を観たら一人で寝れなくなったの」

提督「……真実半分ウソ半分だな」

天津風「違う。真実7割嘘3割」

提督「時津風や雪風と寝れば良かろう」

天津風「…司令官は添い寝してくれないの?」

提督「憲兵にお世話になるのは勘弁願いたいの」

天津風「本心は?」

提督「ワシとて男だから過ちを犯しかねん。それを避けたい」

天津風「……なら良いわ」ニコニコ

293: ◆NyNLWd8vjRd3 2014/08/29(金) 07:20:27.07 ID:46DCx6VLO
提督と天津風と赤城1

赤城「失礼します」

提督「赤城か。どうかしたのか?」

赤城「頼まれていた開発の結果報告にきました」

提督「聞こう」

赤城「四回試み、流星改1、彗星1、ペンギン2です」

提督「流星改が出たか…御苦労。下がって良いぞ」

赤城「はい。…ところでなぜ天津風が居るのでしょうか?」

天津風「夜風に当たりにきたの」

提督「恐くて一人で寝れないそうじゃ…そうだ、赤城。一つ頼まれてくれんか?」

赤城「なんですか?」

提督「天津風とそい寝してやってくれ」

天津風「し、司令官!」

赤城「かまいませんが…」

提督「頼んだ。埋め合わせに今度、鳳翔の店に行こう」

天津風「……もう大丈夫よ」

赤城「強がりはいけないわ。一航戦の誇りにかけて」ニコニコ

天津風「ああああ」引きづられていき

提督「さて…ワシもそろそろ寝るかの」