6: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:07:55.78 ID:bRH5upa60
――――――――


……ラッコの赤ちゃんは、母親のおなかの上でミルクをもらい……


乃々「…はぁ、癒されます…」

プルルッ

乃々「…幸子さんから?」

―お泊り会しませんか?

―大丈夫なら、今から買い物しましょう

乃々「わぁ…いいですね」

タンタンッ ポチッ

――――――――

引用元: 幸子「んうぅー…酔っれもこんなにカワイイボク…」 



7: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:08:29.25 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「それでは…かんぱーい!」

4人「かんぱーい!」

幸子「無事にライブも終わりましたね」

美玲「ホント大変だったなッ!」

………

………………

8: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:09:04.26 ID:bRH5upa60
輝子「幸子のファン…すごかったな」

小梅「そ、そうだね…お、お腹がどうとか…って」

乃々「危険なファンはむりぃ…」

美玲「でも幸子もだいぶ慣れただろ?」

幸子「…」

輝子「…幸子?」

幸子「…ふふっ」

10: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:10:17.36 ID:bRH5upa60
幸子「あはははははははははは!」

美玲「さ、幸子?」

幸子「あー、なんれすかぁ輝子さん」

幸子「そんな驚いた顔で…ぷっ」

幸子「あはははは!」

乃々「…ど、どうしたんですか急に」

美玲「…なんか顔が赤いぞッ」

11: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:11:06.87 ID:bRH5upa60
小梅「あっ、こ、これ…お酒だよ」

輝子「ホントだ…見た目はジュースに似てるけど」

幸子「ふふふっ、なんれすかぁボクのジュースがそんなに面白いですかー」

美玲「とりあえず水飲ませれば治るのかな?」

幸子「アハハハハッ!なんでジュースがあるのにお水飲むんですかぁ!」

美玲「オマエが酔っぱらってるからだろッ!」

12: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:13:39.69 ID:bRH5upa60
乃々「幸子さんはお酒が入るとこうなるんですね…」

小梅「さっちゃん、ま、待ってて…お水、持ってくるね」

幸子「お水ぐらい自分で持ってこれます!ボクはカワイイれすから!」

幸子「よっ…と」

フラッ コテンッ

幸子「…ぷっ」

13: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:14:12.53 ID:bRH5upa60
幸子「アハハハハハッ!なんでみんなひっくり返ってるんですかぁ?」

幸子「あはっ、あはははっ!お、お腹痛い…!」

輝子「すごい酔ってるな…ほら幸子」グイッ

乃々「幸子さん、立って…」グイッ

幸子「あっ、操り人形の気分ですねー」

幸子「んうぅー…酔っれもこんなにカワイイボク…フフッ」

14: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:14:58.21 ID:bRH5upa60
小梅「はい、さっちゃん…お、お水だよ」

幸子「ありがとうございます!」ゴクゴク

美玲「わっ、違う!そっちはお酒だッ!」

幸子「あはははははっ!コレお酒ですね!」

幸子「全く、美玲さんはボクがいないとダメダメなんですから!」

美玲「オマエが間違えたんだろうがッ!」

幸子「あははっハハハハ!」

15: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:15:29.65 ID:bRH5upa60
輝子「ほら…こっちがお水…」

幸子「んー、ありがとうございましゅ…」

幸子「水も滴るボク…ぷっくく…」

幸子「あはははははははは!」

小梅「な、なんだか、楽しそう」

16: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:16:01.39 ID:bRH5upa60
乃々「こんな幸子さん見たことない…」

輝子「新鮮だな…」

美玲「まあ楽しんでるなら、このままにしておいてもいいかッ」

小梅「そ、そうだね…そのうち、よ、酔いも覚める…」

幸子「…」

シーン

17: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:16:36.05 ID:bRH5upa60
美玲「…あれ?」

輝子「幸子、どうした…?」

幸子「…」

幸子「…」

幸子「きも゛ちわる゛い…」

4人「!!!!」

18: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:17:25.23 ID:bRH5upa60
美玲「わっわっ…ちょっと、待てって!」

小梅「さ、さっちゃん、大丈夫…!?」

乃々「幸子さん、トイレに…!」

輝子「ほら幸子、肩貸すから…!」

幸子「い、いいですから…ボクはカワイイアイドルですから…」

幸子「は、吐くのを手伝ってもらうのは…ちょっと…」

19: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:18:02.95 ID:bRH5upa60
美玲「そんなこと言ってる場合かッ!ふらついてるじゃないかッ」

幸子「大丈夫です…みなさん待っててください…」

幸子「乃々さん、お手洗い借りますね…」

乃々「は、はい…」

フラーッ

20: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:18:35.11 ID:bRH5upa60
小梅「…い、行っちゃった」

乃々「ホントに大丈夫でしょうか…」

コテンッ

4人「!!!!」

み゛な゛さーん…

輝子「ヤバイヤバイ…!」

美玲「い、今行くから幸子ッ!」

――――――――

21: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:20:04.47 ID:bRH5upa60
――――――――

美玲「昨日は大変だったなッ」

乃々「そうですね」

幸子「うぅー…頭が痛い…」

美玲「二日酔いだな…」

輝子「でも、美玲かっこよかった…」

輝子「フード脱いで…吐くんならこれに吐けって」

美玲「ふふんッ!そうだろッ!」

小梅「わ、私もファスナー、は、外したけど…」

小梅「ぱ、パーカーが…惜しくなっちゃた…」

22: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:22:23.11 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「…」

カキカキ

幸子「………よし」

幸子「…宿題は終わったけど」

幸子「暇になっちゃったな…」

プルルッ

幸子「…美玲さんから?」

―お泊り会しないかッ?

―大丈夫なら、今から買い物いくぞッ

幸子「…いいですね!」

タンタンッ ポチッ

――――――――

23: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:23:01.35 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「それでは…かんぱーい!」

4人「かんぱーい!」

幸子「無事にライブも終わりましたね」

美玲「ホント大変だったなッ!」

………

………………

24: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:23:30.06 ID:bRH5upa60
輝子「美玲のファン…すごかったな」

小梅「そ、そうだね…ら、らぶりー☆…て」

乃々「熱心なファンはむりぃ…」

幸子「でも美玲さんもだいぶ慣れましたよね?」

美玲「…」

輝子「…美玲?」

美玲「…」

美玲「…ヒック」

25: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:23:59.92 ID:bRH5upa60
乃々「み、美玲さん?」

美玲「………なんだよ」

小梅「な、なんか…目が、こ、恐い」

幸子「…というより、目が据わってませんか?」

美玲「なんだぁ?ウチのことジロジロ見て…」

26: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:24:37.02 ID:bRH5upa60
幸子「…なんか顔が赤くないですか?」

小梅「あっ、こ、これ…お酒だよ」

輝子「ホントだ…見た目はジュースに似てるけど」

美玲「…ヒック」ゴクゴク

乃々「美玲さん、それもう飲んじゃダメです!」

美玲「フンッ…飲んで悪い?」

27: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:25:05.76 ID:bRH5upa60
輝子「美玲、それお酒だから…」

美玲「うるさいなッ!ひっかくぞッ!」

美玲「ウチに構うなよ!」

小梅「あ、荒れてるね…」

乃々「丸くなる前の美玲さんですね…」

28: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:25:39.84 ID:bRH5upa60
美玲「ウチを珍しい物でも見るような目でみやがって…ひっく」

美玲「乃々!輝子!」

乃々「は、はい!?」

輝子「な、なんですか…」

美玲「アイドルなんらから、もっとオシャレしないとダメだぞッ!」

乃々「せ、説教…」

輝子「な、なんで私たち…」

美玲「小梅も幸子も、ちゃんとオシャレしてるからだッ!」

29: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:26:23.59 ID:bRH5upa60
美玲「むぅー…」ゴソゴソ

美玲「はい!これ着るッ!」スポッ

乃々「ふ、フード…」

美玲「はい!これ付けるッ!」スポッ

輝子「つ、ツメ…」

美玲「ふふんッ!2人ともいいセンスしてるぞッ」

小梅(よ、良かった…)

幸子(絡まれずに済みましたね)

30: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:27:04.71 ID:bRH5upa60
美玲「んぅー…そう言えばココ…」

美玲「…幸子の部屋だったな…」

スクッ

幸子「え!?」

美玲「ウチがチェックしてやるッ!」ガチャッ

幸子「ちょ、ちょっと!クローゼット漁らないで!」

美玲「なんらぁこの帽子はー、どうやって着るんだ?」

幸子「それスカートですよ!」

小梅(…け、獣みたい)

31: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:27:37.50 ID:bRH5upa60
美玲「小梅はどうなんだぁ?」

小梅「えっ!?」

美玲「中はどんなの着てるんだッ!」

小梅「わっ!?まっ、待って…!」

輝子「み、美玲ストップ…!」

乃々「美玲さん落ち着いて!」

美玲「あっ、なにすんだ!離せぇ!触るぞッ!」

――――――――

32: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:28:13.85 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「昨日は大変でしたね」

乃々「そうですね」

美玲「あぅ…頭が痛い…」

小梅「ふ、二日酔いだね…」

輝子「でも昨日の美玲、初めて会ったころみたい…」

乃々「 「ウチは一匹狼タイプなだけだモンッ!」 …って」

美玲「う、うるさいなッ…」

34: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:37:33.64 ID:bRH5upa60
――――――――


……お前なら安心してキクラゲを預けられる……


輝子「…」ゴクリ


……そ…そんな…嘘だ…煙…!!……


輝子「あぁ…」シュン

プルルッ

輝子「…小梅から?」

―お泊り会しない?

―大丈夫なら、今から買い物行こう?

輝子「フヒ…よし」

タンタンッ ポチッ

――――――――

35: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:38:18.97 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「それでは…かんぱーい!」

4人「かんぱーい!」

幸子「無事にライブも終わりましたね」

美玲「ホント大変だったなッ!」

………

………………

36: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:38:50.17 ID:bRH5upa60
輝子「小梅のファン…すごかったな」

美玲「そうだな!悪夢を見せてくれーッ!とか言って」

乃々「サイコなファンはむりぃ…」

幸子「でも小梅さんもだいぶ慣れましたよね?」

小梅「…」

輝子「…小梅?」

小梅「…えへへー」

小梅「なぁにー?」ニコー

37: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:39:33.01 ID:bRH5upa60
幸子「…なんか小梅さん、いつもと違いません?」

輝子「目が…トロンとしてる…」

小梅「んー…目が…ドロッとー?」

小梅「それ…ゾンビみたい…ふふふ」

38: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:41:09.59 ID:bRH5upa60
幸子「…小梅さん顔赤くないですか?」

美玲「あっこれお酒じゃないか!」

乃々「ホントですね…見た目はジュースに似てるけど…」

小梅「お、お酒なんだー…コレ…」

小梅「じゃあ…私、まだ飲んじゃダメだねー」ゴクゴク

美玲「わっ!言ってるそばから飲むなよッ!」

小梅「えへへ…お、おいしいよ、このジュース」

幸子「だからお酒ですって!」

39: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:41:40.16 ID:bRH5upa60
乃々「小梅さんもう飲んじゃだめです!代わりにこっちのジュースを…」

小梅「えー…おいしかったのに…」

輝子「小梅、水汲んできた…」

小梅「わー、ありがとー」

小梅「…」ジーッ

輝子「…フヒ?」

小梅「んー、しょーちゃーん」

ギューッ

40: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:42:15.52 ID:bRH5upa60
輝子「わ…!?」

幸子「ちょ、ちょっと小梅さん!?」

輝子「こ、小梅…離れt」

小梅「しょーちゃんは、いつも一緒にほらー映画見てくれるから…」

小梅「お、お礼だよ…へへ」

美玲「お酒飲むとずいぶん変わるな小梅は…」

輝子「フヒ、あ、ありがと…小梅、離れt」

小梅「しょーちゃんは…キノコと私、ど、どっちが好き…?」

輝子「え」

41: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:43:01.02 ID:bRH5upa60
小梅「どっちが、すきー?」

輝子「…あの…うぅ…」

輝子「み、みんな…こ、小梅を離して…」

幸子「あー…でもその」

美玲「まぁ…」

乃々「修羅場に関わるのはむーりぃ…」

輝子「ああ…」

42: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:43:30.22 ID:bRH5upa60
小梅「ねぇ、しょーちゃん」

輝子「えっ…えっと…」

輝子「き、キノコも小梅も…どっちもかわいい…」

輝子「え、選べない…フヒ…」

小梅「…」

小梅「どっちが、すきー?」

輝子「ヒ!?」

43: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:44:03.34 ID:bRH5upa60
輝子「…」

輝子「…キ」

ウルッ

輝子「…ノコじゃなくて…小梅…」

小梅「…う、嬉しいな…えへへ」

小梅「…じゃあ、お、お礼」

グイッ チュー

44: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:44:45.18 ID:bRH5upa60
輝子「!」

3人「!!!」

チュー

輝子「んむ…!」

チュー

輝子「…」

チュー… スッ

小梅「ふふ…ば、爆発しそう…」

45: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:45:16.86 ID:bRH5upa60
乃々「うわぁ…」

幸子「すごい…」

美玲「あう…」

輝子「…」

――――――――

47: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:45:49.15 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「この前はすごかったですね」

乃々「そうですね」

美玲「あれから小梅に会ったのか?」

輝子「寮で会ったけど…に、逃げられた…」

小梅「お、おはようございます…」ガチャ

幸子「おはようございます、小梅さん」

輝子「フヒ…おはよう小梅」

小梅「えっ、あ、わ、わっ」

小梅「あ、あの、しょ、輝子ちゃん、あ、アレ…」

小梅「…む、ムリぃ」パタン

49: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:50:56.30 ID:bRH5upa60
――――――――


……死体と機械を縫い合わせ……


小梅「…ホラーっぽくない、かな…」

プルルッ

小梅「…乃々ちゃん?」

―お泊り会しませんか?

―大丈夫なら、今から買い物しようかなって

小梅「…うん、分かった」

タンタンッ ポチッ

――――――――

50: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:51:25.94 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「それでは…かんぱーい!」

4人「かんぱーい!」

幸子「無事にライブも終わりましたね」

美玲「ホント大変だったなッ!」

………

………………

51: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:51:58.97 ID:bRH5upa60
輝子「乃々のファン…すごかったな」

小梅「そ、そうだね…森久保ガンバレー!…って」

幸子「応援に気合入ってましたね」

美玲「でも乃々もだいぶ慣れただろ?」

乃々「…」

輝子「…乃々?」

乃々「…ぐすっ」

52: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:52:33.76 ID:bRH5upa60
乃々「うえぇぇぇぇぇぇぇぇ…」

幸子「えっ!?」

小梅「の、乃々ちゃん?」

乃々「ひっく…うぅ…」

輝子「の、乃々…どうしたんだ…?」

乃々「ライブは派手すぎて…魂がきえちゃいます…」

乃々「もりくぼはひっそりと、あなぐらで暮らしたいのに…ぐすっ」

乃々「あんなに応援されたら、アイドル辞めづらくなります…」

53: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:53:35.56 ID:bRH5upa60
幸子「…急にどうしちゃったんですか、乃々さん?」

乃々「どうもこうも…やってらんないれす…」ゴクゴク

乃々「授業で多めに音読させられるし…」

乃々「体育の時は…転んで目立っちゃったし…」

乃々「お昼休みは…クラスの男子にアイドル活動のこと聞かれて…」

乃々「もりくぼは控えめに、ささやかに暮らしたいのに…うぅ」

乃々「うえぇぇ…ひっく…」

54: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:54:18.13 ID:bRH5upa60
美玲「…なんか顔が赤いぞッ」

小梅「あっ、こ、これ…お酒だよ」

輝子「ホントだ…見た目はジュースに似てるけど」

乃々「なんですか…お酒飲んじゃダメなんれすか」

乃々「もりくぼには飲食の自由も無いんれすか…くすん」

幸子「そ、そういうことじゃないですよ!」

56: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:54:54.00 ID:bRH5upa60
輝子「乃々は未成年だから…お酒飲めない」

小梅「こ、コレは、預かっておくね…」スッ

乃々「あっ!」

美玲「ほらッ、代わりにこっちのジューs」

乃々「もりくぼからジュース取るなんて…い、いぢめです!」

乃々「み、み゛んな゛のことは信じてたの゛にぃ!」

乃々「ふえぇぇぇぇぇぇぇぇん…!」

58: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:55:32.59 ID:bRH5upa60
小梅「の、乃々ちゃん、ち、違う…」

美玲「は、話が飛びすぎだぞッ!」

輝子「と、とりあえず…落ち着いて…」

乃々「ひぐっ…もう私には友達いません…」

乃々「学校の友達は喋らないし…ひっく…うさぎだけです」

乃々「やっぱり森に帰るしか…木細工を作ってひっそり生きます…うぐぅ」

美玲「あぅ…ネガティブ全開だな…」

59: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:56:31.60 ID:bRH5upa60
幸子「乃々さん、お酒を取ったのは乃々さんを想ってのことで…」

輝子「フヒ…代わりのジュースの方がおいしいから…乃々に飲んでほしかったんだ…」

小梅「あっ…そ、そうだよ!乃々ちゃんは、と、友達だから…」

乃々「と、ともだち…?ぐすっ」

幸子「そうですよ!友達ですから!」

乃々「私と友達になるなんて、そんな変わった人いません…!」

60: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:57:01.30 ID:bRH5upa60
乃々「臆病だし、人前苦手だし、ヘタレだし…」

乃々「目と目が逢う瞬間すぐそらすし…」

乃々「もう迷惑にならないように、冷蔵庫の中で冬眠してます…」

美玲「ちょ、ちょっと待てって乃々ッ!」

幸子「そんなに悲観することないですよ!」

61: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:57:31.81 ID:bRH5upa60
幸子「前向きになれるようにって…努力してるじゃないですか!」

小梅「こ、この間のイベント…最後まで、が、頑張った…」

輝子「乃々は友達…菌糸で繋がった…フフ」

乃々「あぅ…み、み゛んな゛ぁ…」

乃々「うわぁぁぁん…!」

輝子「よ、喜んでも泣くのか…」

美玲「あーもう鼻水まで…ほらティッシュ!」

――――――――

62: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 17:58:04.49 ID:bRH5upa60
――――――――

小梅「き、昨日は、大変だった…」

美玲「そうだなッ」

乃々「おはようございます!」バタンッ

幸子「おはようございます、乃々さん」

輝子「なんか…元気だな、乃々…」

乃々「そうですね…昨日のこと、よく覚えてないんですけど」

乃々「なんだかすごくスッキリしてるんです!」

乃々「今日も早く帰れるように頑張ります!」

幸子「なんでしょう、この違和感は…」

64: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:10:16.25 ID:bRH5upa60
――――――――

美玲「…」

ペラッ

美玲「…このスカート、いいな…」

プルルッ

美玲「…輝子?」

―お泊り会しないか?

―大丈夫なら、今から買い物行こう

美玲「ん…了解ッ!っと」

タンタンッ ポチッ

――――――――

65: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:10:47.65 ID:bRH5upa60
――――――――

幸子「それでは…かんぱーい!」

4人「かんぱーい!」

幸子「無事にライブも終わりましたね」

美玲「ホント大変だったなッ!」

………

………………

66: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:12:39.16 ID:bRH5upa60
幸子「輝子さんのファン、すごかったですね」

小梅「そ、そうだね…生贄にしてくれー!…って」

乃々「過激なファンはむりぃ…」

美玲「でも輝子もだいぶ慣れただろ?」

輝子「…」

美玲「…輝子?」

輝子「…」

輝子「ひっく…」

67: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:13:15.34 ID:bRH5upa60
小梅「しょ、輝子ちゃん?」

輝子「んー…なんだか…」

輝子「いい気分だぜ…フヒ、ヒヒヒ…」

輝子「フハハッアッハッハ!!! 」

輝子「ゴートゥヘーーールッ!!!」

68: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:13:45.17 ID:bRH5upa60
幸子「…ど、どうしたんですか急に」

美玲「…なんか顔が赤いぞッ」

小梅「あっ、こ、これ…お酒だよ」

乃々「ホントですね…見た目はジュースに似てますけど」

輝子「アッハッハッハ! シイタケ! エリンギ! ブナシメジ! 」

乃々「輝子さん、とりあえず落ち着いて…」

69: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:14:17.02 ID:bRH5upa60
小梅「み、水飲めば…治る、かな?」

輝子「あっ、それ…それ大事…フヒ」

輝子「キノコは水が重要…湿気が命…」

輝子「キノコーキノコージャック・オ・キノコー♪」

輝子「…幸子、このキノコ、どう…かわいい?」スッ

幸子「えっ?な、なんですか突然…」

輝子「…」ジーッ

70: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:14:52.52 ID:bRH5upa60
幸子「あー、あの…カワイイと思いますよ、ボク程ではないですけど…」

輝子「フヒ、さすが幸子…」

輝子「お礼に…私のジュース、分けてあげる…」

幸子「えっ!?いや、それお酒…」

輝子「さ、幸子は…私の友達じゃないのか…?」シュン

幸子「わ、分かりました!飲みますから!」

幸子「…いただきます(少しくらいなら大丈夫…ですよね)」ゴクゴク

71: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:15:50.71 ID:bRH5upa60
輝子「…美玲、このキノコ、どう…かわいい?」スッ

美玲「う、ウチにも…」

美玲「えっと…そんなでもないんじゃ…」

輝子「…」シュン

美玲「いやッウソウソ!カワイイぞッ、すごく!」

輝子「フヒ、さすが美玲…」

輝子「お礼に…私のジュース、分けてあげる…」

美玲(やっぱりこの流れ…)

美玲「あ、ありがと(ちょっとずつなら…大丈夫だろッ)」ゴクゴク

72: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:16:30.88 ID:bRH5upa60
輝子「…小梅」

小梅(や、やっぱり…)

輝子「…あ、あれ」

輝子「…ジュース終わった…おいしいのに」

小梅・乃々「!」

73: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:16:59.69 ID:bRH5upa60
小梅「ざ、残念だね、輝子ちゃん…」

乃々「そうですね…私も飲みたかったですけd」

輝子「おんなじの、買っといたから大丈夫…フヒ」

小梅(な、なんでそんなに…!)

乃々(ま、マズイですよ!)

輝子「…小梅、このキノコ、どう…かわいい?」スッ

小梅「あ、えと…その…」

………

………………

74: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:17:28.38 ID:bRH5upa60
輝子「フハハハー! ゴートゥーヘヴゥゥゥン!ラァヴ!」

乃々「ふえぇぇぇ…大きい音はやめて…」

幸子「あはははははっ!ら、ラブって、あははは!」

小梅「みれーちゃん…ちゅー」

美玲「くっつくなよ!ウチは一匹狼なんらからッ!」

75: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:18:04.98 ID:bRH5upa60
輝子「グランドクロスのポーズ!!」

幸子「あははははははははっ!はぁー、お、お腹よじれる…!」

小梅「乃々ちゃんは…マンガと私、どっちがすきー?」

乃々「いーやーあー…静かに暮らしたいのー…ぐすっ」

76: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:18:53.62 ID:bRH5upa60
輝子「メイドさん…ジュースちょうらい…」

美玲「あーっバカにしたな!ひっかく!」

乃々「うえぇぇん…攻めのサービスはむりぃ…」

幸子「いらっしゃいませッ♪…ぷッ、あはははは!」

美玲「オマエも笑ってるんじゃないぞこのッ!…ガルルー!」

幸子「フギャー!?」ドテッ

幸子「あはっ、あははははは!」

77: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:19:38.05 ID:bRH5upa60
小梅「さっちゃんは…さっちゃんと私、どっちがすきー?」

幸子「ボクが一番カワイイに決まっれますよー、自分でも惚れ惚れ…」

美玲「幸子ッ!アイドルなんらから、もっと派手な●●●じゃなきゃダメらろッ!」

小梅「さっちゃんに嫌われた…しょ、しょーちゃーん、ぐすっ」

輝子「フヒヒ! おブナ様ァァァァ!」

乃々「ぼののって誰ですか…ぼののって…」

幸子「あはははははははは!」

――――――――

78: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:20:18.37 ID:bRH5upa60
――――――――


……一列に並んでお待ちください。なお、アイドルとの握手の際、危険物が無いか……


幸子「かわいいぼくのために、ありがとございます…」ギュッ…

美玲「ありがと…うちのせんす、きょうもいかしてるだろ…」ギュッ…

小梅「…(あたま、痛い…)」ギュッ…

乃々「ありがとうございます!!今日だけがんばります!!!」ギュゥッ!!!

輝子「ごーとぅーへーるっ…」ギュッ…

79: ◆khXauUVBGM 2014/08/24(日) 18:23:21.05 ID:bRH5upa60
以上になります
お付き合いいただきありがとうございました

幸子倒れる~小梅パーカー惜しがる、は
「水曜どうでしょう」の合衆国横断~北米大陸3750マイル~を意識しています