1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:00:57.36 ID:ggxYICmQ0
俺「あ俺「あーご俺「あーごめん俺「あーごめんごめん俺「あーごめんごめん今俺「あーごめんごめんいまどくわ」

俺「ありがとうね」

俺「あっそういえば、おまえのこと俺先生が読んでたぞ?」

俺「あっ!?そうだった。いっけね、ありがとうな」タタタッ

俺「俺はせっかちだなぁ、全く」

引用元: 俺「その、席俺のなんすよー」 




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:02:43.85 ID:ggxYICmQ0
キーンコーンカーンコーン(俺)

俺「授業始めるぞー」

俺「きりーつ、れい」

俺ら「おねがいしまぁす」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:05:17.15 ID:ggxYICmQ0


俺「ビャァァアっ!やっと昼休みだよ」

俺「なんだよそのあくび、しかもそんな長くないだろ、今日は短縮授業じゃん」

俺「だって今日だるい授業しかないじゃん、俺の英語でしょ?俺の地学と、あとー」

俺「俺の数Bな。あれは確かにだるい」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:07:17.98 ID:ggxYICmQ0
俺「なぁ、私文洗顔がほとんどのこのクラスで、数Bやるいみってあんのかよ」

俺「さぁな俺、国立志望だからシラネ」

俺「勘弁してくれよぉあの教科さえなかったら、ビリ脱出はは手堅いのに」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:09:43.50 ID:ggxYICmQ0
俺「数学なくすとか、そんなことしてもまたどうせおまえはビリなんだろうよ、あ、そういや課題だしたの?お前」

俺「やっべぇわすれてたぁぁぁ」

俺「朝に引き続きこれかよ…」

ピンポンパンポーン(俺)
俺「生徒の呼び出しを行います、2fの俺、
俺。至急放送局にきなさい」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:11:46.17 ID:ggxYICmQ0
俺「なんかようっすか、俺先輩」

俺「あー、いきなり呼び出して悪いね。」

俺「来週の放送技術コンクールに出す、この番組のナレーションの滑舌がねぇ…どうも悪くてね…俺先生が取り直しだってさ」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:14:48.04 ID:ggxYICmQ0
俺「えーマジっすかぁ、またライン調整するの面倒っすよ」

俺「まぁそう言わずにねっ、今年こそは全国でて、機材更新の口実作らなきゃさ」

俺「わかりましたーあー」

俺「そういや俺は?俺今日のとうばんじゃなかったじゃないですか」

俺「あー俺なら休みだよ。なんかプーケットいったらしいよ、急な用事で」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:16:56.85 ID:ggxYICmQ0
俺「へっ!?この時期にコンクール前のこの時期にっすか!?」

俺「うーん…なんかね、どうしてもいかなきゃいけないんだとかいってたんだよね、だか、とめようにもとめられなくてさぁ」

俺「あんにゃろう、舐めすぎだろうしね」

俺「まあ、流石に俺くんのことだから、映像は完成させてったよ、ほら」ピッ

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:19:33.11 ID:ggxYICmQ0
チャランランラー
ここ、俺市に去年から設置されるようになった~

制作は俺高校放送部でした


俺「うわっ…すげぇ、全部俺がやったんだ…」

俺「そういうこと、まあ放課後頼んだよ」

俺「はい了解です」

キーンコーンカーンコーン

俺「やべっ、次体育だ。はぁ、あいつのこと笑ってられないなぁ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:22:05.99 ID:ggxYICmQ0
俺「ハァッ…はアッ…間に合ったぁ!」

俺「あれっ、遅いじゃん俺どしたのさー」

俺「おー俺っ、今日ってさバレーボールで良かったよね。」

俺「そだよーバレーボールでおけーだよ」

俺「あれーそいや、俺くんどしたー?」

俺「そういや、あいつ…いない」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:25:22.10 ID:ggxYICmQ0
俺「はい、じゃあ怪我のないようにやれよ、今日は、ウォーミングなしっ!各自でやれ、まあコート作ったらすぐに始めていいぞー」

俺ら「よっしゃー」

俺「ハアッハアッハアッ…着いた」

俺「すいませぇっ…おくれ…ましたっ」

俺「どうした、俺!」

俺「すいません、数Bの欠点の課題で俺先生に呼び出されてましたぁ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:28:17.61 ID:ggxYICmQ0

ナイスサー、おおっいいレシーブ


俺「で、結局どうだったのさ」

俺「うん、通ったよ。よかった、これで10点加算で、欠点脱出」

俺「はぁ、よかったなぁ。まあ、これに懲りたら次回はちゃんと勉強しとくんだな、がちでお前次は一桁とるぞ?」

俺「へいへい、やりますよー俺先生にも次はないって言われたし」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:29:51.92 ID:ggxYICmQ0
俺「俺っ!次おまえの番だぞっ!」

俺「あー俺んとこか、すまんすまん」

俺「ナイスサーブ!」


~…

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:33:47.95 ID:ggxYICmQ0

キーンコーンカーンコーン

俺「ビヤァァァア!一日が終わったな」

俺「終わったなぁぁ、ってまたそれかよ」

俺「俺くんは今日も俺くんとかえるの?」

俺「いんや、今日は一人、帰ってばあちゃんの手伝いするわ」

俺「あれってことはっ俺君は今日部活っ?」

俺「そう、ちょっとミスっちゃってね」

俺「そっかぁ!そうだよね、わかった」


俺と俺「?」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:36:22.49 ID:ggxYICmQ0


俺「こんちわーす」

俺「よっ」

俺「あれっ?俺、先にきてたのか」

俺「まぁ、今日は先生いなかったしホームルーム早めに終わった」

俺「そっかぁ、発声練習は?もういった?」

俺「まだだよー」

俺「ほんじゃいきますか」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:39:55.47 ID:ggxYICmQ0
俺「あ え い う え お あお…

俺「高崎の先の来た高崎の…ガマガエル



俺「うおおおおおおおおおおぅん

俺「あれ?オオカミ声、うまくなったね、俺。」

俺「そう?まじで!?」

俺「やぁっと腹から声出せるようになった感じかなぁ?」

俺と俺「俺先輩、こんちわーす」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:43:08.60 ID:ggxYICmQ0
俺「いい感じだね、俺くん。これで、本番も意識しないで読めるようになったらグッド!」

俺「あざっす」

俺「ことしは、俺くんも県大会出場あるかもよー」

俺「私もそう思うよっ」

俺「んじゃ、機材の準備もできたし、そろそろ俺くん!録音いこっか」

俺「了解です!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:46:12.40 ID:ggxYICmQ0


俺「んじゃ、オッケーだったらガラス越しにサイン出してね」バタンッ

俺「了解です」

俺(緊張するな…緊張するな…緊張しちゃいけない、さっきの調子だ)

俺「(おねがいします)」

俺「(了解!)」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:48:22.65 ID:ggxYICmQ0
俺「どんな感じですかね…」

俺「うん、所々早めになってたとこもゆっくりなったし、そのおかげか一音一音、明瞭になってるよ!」

俺「そうっすかよかったー」

俺「じゃあ、俺くんライン頼んだよ」

俺「了解です」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:51:04.76 ID:ggxYICmQ0
俺「よしっ」

俺「おっ!できた?」


パーララーチャーララー♪5時半になりました、良いこのみなさん、もうお家に帰る時間ですよ


俺「先輩っ!完成しましたっ!」

俺「おぉっできたかぁ、これでドキュメント部門はラジオだけだなぁ」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:54:40.69 ID:ggxYICmQ0
俺「んじゃ、流します」

チャランラーラン
ここ、俺市は人口50万人の、東京のベッドタウンで~

制作は俺高校でした

俺ら「いいと思う」

俺「いやぁナレ変えるだけでこんだけちがうとはなぁ」

俺「本当に?」

俺「ちょっとDVD焼いて先輩呼んで鑑賞会しよう」

俺「あ、わたしメール打っておきますー」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 23:59:03.38 ID:ggxYICmQ0


俺「あー疲れたぁっ」

俺「お疲れ様、俺」

俺「そっちこそ!朗読期待してるぞっ」

俺「そうだね、やるだけやって先輩を全国に連れていかなきゃ!」

俺「じゃっまた明日」

俺「またねー」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:06:28.61 ID:7aHhpz4y0
俺「ただいまー!」

俺「おかえりっ俺君っ」

俺「えっ!」

俺「カーサーン、俺ねーちゃん来てたのー?」

俺「あれ?言ってなかったかしら、今日からここにしばらく止まるって」

俺「ごめんねー、学校の寮が、燃えちゃってさー…しばらくお世話になります」ペコリ

俺「なんだぁ、予め言ってくれれば良かったのに。って燃えたの!?大丈夫だったの?」

俺「怪我してたらここにいないよー、私ものあんまり持たない主義だし、詰められるもの詰められるだけ詰めて避難する余裕はあったからねー」

俺「そっか…よかった」

俺「俺、手洗って来なさい、ご飯よ」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:11:08.88 ID:7aHhpz4y0

ピロリロリン

俺「んっ、なんだぁこの時間に、もしもs」ピッ

俺「ようっ!俺」

俺「なんだ、俺か。この時間帯は流石にきついものがあるよ」

俺「聞いたぞー、お前んち、俺ねーちゃん帰ってきたんだって!?」

俺「いや、うん…ん?てかなんで知ってんだよ」

俺「OBN経由」

俺「…おばあちゃんネットワークか」

俺「流石だな、この時間でも頭冴えてるな、お前」

俺「バカにしてんのか、切るぞ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:14:30.41 ID:7aHhpz4y0
俺「ちょいっちょっちょっまてっ!」

俺「今度さーおまえんち行っていい?」

俺「え、明後日あたりならいいけど」

俺「おうっ!俺ねーちゃん居る?その日居る?

俺「え、ああ休日だしいると思う」

俺「おkそれでいいや、そんじゃあな」

俺「おいっちょ」プーップーッ

俺「はぁ…寝るか」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:19:59.84 ID:7aHhpz4y0

俺「これより第55回俺高校放送技術コンクールをはじめるっ」



俺「続いての、映像ドキュメント作品は12番俺高校「街をつなぎ続けた思い」」

俺「いよいよきたぁ…」

俺「(たのむっ、頼むからったのむうあああ)」



俺「えー結果はっぴょうにうつりたいとおもいます…あー、番組は6作品が県大会に勧めます…あー、発表しまs」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:23:29.75 ID:7aHhpz4y0
俺「テレビドキュメント部門」

俺「八番、俺野東高校」パチパチパチパチ
俺「十番、俺山学院高校」パチパチパチパチ
俺「さいごです、十二番俺高等学校」

俺「よっし!」俺「よっしゃあ!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:27:23.32 ID:7aHhpz4y0
こうして、県大会本選に進み見事そこでも優秀賞をもらい、憧れの全国大会に進むことができた。
アナウンス部門は残念ながら俺は、全国までは進めなかったが、なんと県大会本選にまでは出場できた。また、俺も朗読部門で健闘したが、全国には進めなかった。

結局、俺の番組と俺先輩の朗読が全国大会に進むことになったのだ。


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:28:55.80 ID:7aHhpz4y0
俺高校放送部かつてない、結果であった。
今まで本選まで進んだことのない俺高校は…

俺「めんどいからやめた」


俺「飛ばすわ」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:39:53.82 ID:7aHhpz4y0

俺「お願いしますお願いしますお願いします」

俺「いくらなんでもF5連打しなくても…」

俺「あっ…ページでたぁつ…」

「合格者一覧」

12359、12359、12359、12359

12336123451235314359143661436914378
俺「あった…」

俺「あったぞおおおおおお!!!」

俺「やったあああああ!!」

俺「あ、電話」ピリリッ

俺「もしもしっ」ピッ

俺「もしもし、俺?どう?受かってたか!」

俺「…」

俺「…えっ」

俺「受かってましたぁぁぁ!!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:41:03.35 ID:7aHhpz4y0
俺「よっしゃああああ、よかったな。俺、頑張ってきたかああったじゃん」

俺「ありがとうっ」グスンッ

俺「でもさお前、違うよね。」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:41:53.33 ID:7aHhpz4y0
俺「えっ」

俺「ちがうじゃん」

俺「えっ?」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:43:06.13 ID:7aHhpz4y0
俺「お前周りみてみろよ」

俺「なぁ、お前はお前か?」

俺「…」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:47:22.34 ID:7aHhpz4y0
俺「違うんじゃねーの?お前どうしたいのさ」

おれ「よく吐き気がしなかったよね」

俺「な…」

おれ「お前ってすごい気持ち悪いな」

俺「やめろよ…ここもか」

おれ「」おれ「あおれあーごおれ「あーごめんおれ「あーごめんごめんおれ「あーごめんごめん今おれ「あーごめんごめんいまどくわ」

おれ「ごめん、おれおまえじゃないんっすよー」

俺「っ…あーっ、あーっ、あーごめんっいまどくわ」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:51:47.55 ID:7aHhpz4y0
俺「そうだった、俺だけだ。俺しかいないのなんておかしいんだ。居場所が欲しかった。俺は俺を守ってくれるものだとばかり思い込んでた。でも違う。俺は俺の居場所さえも作れないんだな。」


あーおーげばーとーうとしー


俺「…」

俺「…」

あーっあーっあーっごめんっそこすぐどくわっ

俺「!」ガタンッ

俺「あーっあーっどくわっ」

ザワザワザワザワザワザワ

俺「あーっあーっどくわっ」

先生「おいっ、ちょっとまてなにやってるんだ」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:53:43.17 ID:7aHhpz4y0
俺「どかなきゃ。」

先生「」

先生「…!?おいっ、鈴木っまちなs」


俺「あーっあーっどかなきゃ」スタスタスタ

あーっあーっあーっ、ごめん、いまどくわっ


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 00:57:23.32 ID:7aHhpz4y0
俺「楽しかったあ、学校生活」

俺「いちっ!友達ができた」

俺「にっ!部活で頑張った!」ジャリ

俺「行事も勉強も頑張った!」ジャリジャリ

俺「カワイイかのじょもできたりして!」

カンカンカンカンカン

俺「でも、ぜ」プワーン

キューッキキーッ!グモッチュイーン


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 01:01:03.28 ID:7aHhpz4y0
俺「ったいにできなかったわけではないんだなぁ」

俺「あれ、しろいなぁ、もっと黒いはずなのに」

俺「久しぶりっ」

俺「あれ?おまえは、さっきどかしたはずなのに」

おれ「おかえり俺「おかえりな俺「おかえりな俺「おかえりなさいっ」


俺「ただいまっ」



おわり

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 01:11:35.20 ID:7aHhpz4y0
みなさんも俺が俺を助けられる様にがんばって俺を磨いてください。俺は、時に破天荒で天邪鬼ですが、しっかりと見つめてあげれば、そのよさがわかるはずです。その過程では、かならず
自己嫌悪という道を通らなければならないでしょうが、逃げてはいけません、強固な俺を作らなければいけません。俺にはそれができませんでした、けれどもやっぱり俺なので俺は残ります。
俺と暮らしたいですか?頑張って俺を作りましょう。

おやすみなさい