前回 新世紀聖帝伝説 アイドルマスター イチゴ味

3: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:02:08.69 ID:tL24grj9O
199X年、世界は核の炎に包まれた!

だが案外生命体は絶滅せず、意外と元気だったし、現代の日本の若者に心配されるバイタリティに満ち溢れていた!

人類は徐々に文明をを取り戻し、それなりに水や食糧に困らなくなり、拳士達は姿を消していった!その力に取って代わったのが人々を魅了する輝きを持つもの・アイドルだった!そう、時代はまさにアイドル乱世へと突入していくのであった!!


アイドル乱世筆頭の敏腕プロデューサー(?)にして、昔は南斗DE5MENのリーダー、今は世紀末六神聖のリーダーを務める聖帝サウザー!所属するアイドル達は全員Aランクアイドルとなり、貴音(トキ)に至ってはSランクアイドルにまで上り詰めた!こう見えて優秀なサウザーは、自身の業務はさっさと終わらせ、いつも遊んでいた!」


翔太「…誰に言ってるのそれ」

北斗「チャオ☆」

引用元: サウザー「アイドルマスターイチゴ味!」貴音「その2!」 



4: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:03:26.49 ID:tL24grj9O
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春香「おはようございます!…あれ?プロデューサーさんは…?」

律子「CGプロに商談に行くって名目で遊びに行ったわ…仕事全部片付けてるから何も文句言えないけど…」

春香「またですか…はぁ……最近プロデューサーさんに会えないなぁ……」



CGプロ


サウザー「フハハハ!来てやったぞケンシロウ!」ドヤァ

凛「また来たのサウザー…しつこいと友達できないよ?」

サウザー「むっ…貴様に用があるわけではない!俺はケンシロウとあそ…戦いにきたのだ!」

5: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:04:44.97 ID:tL24grj9O
凛「遊びにきたって言いかけてるし…あのね、ケンも暇じゃないの。あんたがこう毎日くることにも嫌気がさし」

ケンシロウ「サウザー…お前の行進もここまでだ!」ズイッ

サウザー「かかってくるがいい!!」

あたあ!

おりゃあ!


凛「」



765プロ

貴音「サウザー、またケンシロウの元へ行ったか…むっ、携帯が」

貴音(しかし、こんな機械で遠くの人間と会話できるようになるとは…着信の相手は……リンか!)

凛『もしもし、トキ』

7: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:06:02.60 ID:tL24grj9O
貴音「どうしたのだリン、なんとなく想像は付くが…」

凛『うん…またサウザーがケンにちょっかいかけにきて…』

貴音「迷惑かけてすまない…だがケンシロウもサウザーの体の謎を知っているし、そこまで大事にはならないはずだ」

貴音「…それに二人とも元は拳の世に生きた男だ。今の世界では何かと形見が狭いはず…こうして羽目を外すのも仕方ないことだろう」

凛『……確かにそうだけど……』

凛(今日はせっかくケンとデートに行こうと思ってたのに…)


サウザー「極星十字拳!」グアッ!

ケンシロウ「ぬぐぅっ!」ブシュオッ


ケンシロウ「…はっ!服の胸の部分が…」ポローン?

8: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:07:01.09 ID:tL24grj9O
サウザー「フハハハ!どうだ、恥ずかしいだろう、ケンシロウ!!」ドヤァ


凛「………うへへ」


貴音「むっ…どうしたのだリン?」

凛『…うん、トキ、大丈夫だよ。やっぱりケンも体動かさないとストレス溜まるよね』二ヘラ

貴音「……?そうか。どうしても手に負えないようなら私を呼んでくれ。ではな」ピッ



凛「…あの頃の私は何であの状況を素直に喜ばなかったのかな…勿体無いことしてたなぁ…」

凛「……サッウザー?サッウザー?」パン パン

10: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:08:21.93 ID:tL24grj9O
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サウザー「退かぬ…媚びぬ…省みぬ……」ガタガタ

凛「そりゃそうだよね…秘孔の位置のばれたサウザーがケンに勝てるわけないじゃん…服も全然はだけてないし……」

サウザー「敵はすべて下郎!!!」ダブルピース

凛「あっ、これはもうだめだ……ん?」


ブロロロ…


凛(…何あれ、黒塗りのベ◯ツがたくさん…どうみても自由業の方たちだよね…何でうちの事務所の前に停まるの?)


ガチャッ


雪歩父「サウザー様ー!」

11: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:09:34.62 ID:tL24grj9O
サウザー「何!?…もう迎えだと…いつの間にそんな時間に…」

雪歩父「もうゴハンの時間ですよ?今日はサウザー様の大好物のカレーなんですから」

サウザー「カレーか!直ぐに発車させろ!…しかし何故このような物を使っているのだ、今まで通りバイクを使えばいいだろう?」

雪歩父「そういうわけにもいかないんですよ、道路交通法というものがあってですね」

バタン

サウザー「ではな、ケンシロウ!!」

ブロロロ…


ケンシロウ「」
凛「」


凛(あれ?これ結局私のデート邪魔されただけ?)

12: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:11:15.31 ID:tL24grj9O
???「………」じーっ

車内

雪歩「………プロデューサー?」

サウザー「……あの、どうしたのかなーユキホちゃーん」ダラダラ

雪歩「何でまた私を置いてCGプロに遊びに行くんですかぁ?…………これはお仕置きしないといけないですね…」

サウザー「ヒェッ……」ゾクッ


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翌朝

765プロ

貴音「サウザー…どうしたのだ、そこまでケンシロウにこっぴどくやられたか?」

サウザー「ふぅ………」ゲッソリ

雪歩「……♪」ツヤツヤ


貴音「……?」


ガチャッ


律子「プロデューサー殿!これはどういう事ですか!?」

13: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:12:40.35 ID:tL24grj9O
サウザー「リツコ…?どうしたのだ」

貴音「何かあったのですか?」

律子「どうしたもありませんよ!!来てください!!」


14: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:13:44.02 ID:tL24grj9O
番外 スカウトの宿命


フラフラ…

薫「ハァー…ハァー…」

薫「あっ…」

バキン

薫「わあ!!」ガクッ


ガシッ


ケンシロウ「……」

薫「あ……っ」

ケンシロウ「……」ニコッ

薫「ん…んぐっ…」ゴクン ゴクン

薫「はーっ」

ケンシロウ「……」スッ

タッタッ……


ダッ


ドカッ

ケンシロウ「!!!」

15: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:14:50.51 ID:tL24grj9O
TV

人気アイドル萩原雪歩が、同事務所プロデューサーと同棲!?実家はヤ◯ザ!!


サウザー「ああー…」

貴音「なるほど…」

雪歩「ひどい報道ですぅ…」


伊織「何3人とも落ち着いてるの!?今もう事務所までマスコミが押し押せてるのよ!!」

春香「プロデューサーさん、雪歩と同棲ってどういうことですか!?雪歩がうらや…じゃなくて、スキャンダルですよ、スキャンダル!」

律子「アイドルの家に住み込むだなんて、何考えてるんですか!?下手すればウチの存続の危機ですよ!!?」

16: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:15:51.00 ID:tL24grj9O
サウザー「住み込む…?元々萩原組は俺が作った組織だ。何の問題があるのだ?」

伊織「そ…そんなの信じられるわけ」

雪歩「うちのお父さんが言ってたから間違いないですよぉ?」

春伊律「」



春香(う…嘘……それじゃあ…)

伊織(このバカみたいな奴が…)

律子(萩原組の真の組長……)

貴音「しかし、家がやくざという件はどういたしましょう…」

サウザー「フン…こればっかりは仕方が無い…が、要はイメージをひっくり返してやればいいのだ!まずは事務所の下郎共を蹴散らしてからだ!」

17: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:17:12.93 ID:tL24grj9O
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貴音「…もしもし、リン。今いいか?」

凛『どうしたのトキ…ってあの件だよね…』

貴音「ああ、写真を取られたのは恐らく昨日の一件の時だと思ってな…何か知っているか?」

凛『ごめん、私は何も知らないかな…大丈夫なの?』

貴音「心配するほどでもない。サウザーも真剣にこの件に取り掛かるからな……すまないな、時間をとって」

貴音「……ニュースを見ての通りだ、ケンシロウとのデートも気をつけるのだぞ?」

凛『!!!……もう』///

貴音「ではな」pi

18: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:18:58.93 ID:tL24grj9O
凛「……トキには悪いけど、今日はサウザーは来ない!ケンとデートできる!!」

ガチャッ


凛「おはようございます…あれ?ケンは?…って二人ともどうしたの?そんな呆気に取られたような顔して」

卯月「あっ…凛ちゃん…さっきあの星井美希ちゃんが事務所に来て……」

未央「『これからハニーとデートに行くの!アハッ☆』って言ってケンさんを連れて行っちゃった……」

凛「……は?」

19: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:20:00.36 ID:tL24grj9O
ちひろ「何でもプロデューサーさんは世紀末六神聖結成以来sideMプロ所属のアイドルとなっているみたいで、そのレッスンも兼ねてって………」






ダダダダダダッ!!


未央「ちょっとしぶりん!?」





凛「シン、てめえは殺す!!!!」ダダダダダダッ!!

20: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:20:54.71 ID:tL24grj9O
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サウザー「どうだ、トキ」

貴音「リンは何も知らないそうだ。恐らくお前と戦っていたケンシロウもな…しかし、一つ腑に落ちない点があるのだ」

サウザー「何だ?」

トキ「普通の感性の人間であれば、アイドルの異性交遊などより、お前とケンシロウが戦っていることの方がよっぽど珍光景なのだ…だがそのマスコミは、そこには一切目もくれなかった……ということは」

サウザー「……俺たちと同じ感性の人間……世紀末の拳士ということだな」

貴音「その可能性が極めて高い。マスコミを操れるような事務所は961プロ位だが、ラオウはそんな姑息な手を使う男ではない。だが、ラオウの下につくする者の暴走なら……?」

サウザー「……成る程、犯人が誰か読めた!……フハハハ!この聖帝に楯突いた事を後悔させてやる!!」ドヤァ

21: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:22:00.05 ID:tL24grj9O


報道機関=106


ブロロロ…


事務員「おっ…また情報がきたな……どれ」


ガチャッ


弟子「ヒャッハー!汚物は消毒だ~!」

事務員「しまった!萩原組だ!!」


ボオアッ!


事務員「ぎゃあああ!!」

22: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:23:09.90 ID:tL24grj9O
幹部「どうしたのだ!」

事務員’s「うちの車に扮したワンボックスカー数台から萩原組が攻め込んできました!!」

幹部「車だと…何人か俺について来い!車を調べるぞ」

事務員’s「はっ!」

幹部「残りのものは萩原組を全力で叩き潰せ!」

事務員’s「「「はっ!!」」」


ぎゃああああ!!

ぐぁああああ!!


幹部「くそっ……まるで世紀末の頃のようだな…」

24: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:24:14.36 ID:tL24grj9O
事務員’s「こっちの車両には何もありません!」

幹部「そうか…こっちも大丈夫だな…あとは」


事務員’s「……あの、幹部さん」

幹部「どうした!?」

事務員’s「…すいません、少し静かにして、こっちにきてください」

幹部「……?」スタタッ


事務員’s「………」

幹部「」


サウザー「zzz……」スヤスヤ


幹部「……とりあえず燃やしとくか?」

25: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:25:24.09 ID:tL24grj9O
報道機関=106 最上階


???「……」

タッタッタッ…


ガチャッ


サウザー「……やはり貴様だったか、リュウガ」

リュウガ「フッ…アイドル乱世においても大木は必要だ…貴様が大木をも揺るがす腐った枝なのか試させてもらった!まさかたった一日で反撃してくるとは思わなかったがな!……だが、貴様とあろうものが、随分と満身創痍だな?」

サウザー「色々と詳しいことは聞かんでもらおうか!!」ハー… ハー…

26: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:26:47.37 ID:tL24grj9O
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レストラン

美希「どうだケン、普段こんなものは食べないだろう?」

ケンシロウ「そうだな…普段はコンビニ弁当ばかりだな。昼はリンが弁当を作ってきてくれたりするが」

美希「いいか?たとえ北斗神拳伝承者といえども、体の資本は食事なのだ。食べ物には気を使った方がいいぞ?」

ケンシロウ「そうか…しかしすまないな…こんな高い店を…」

美希「何、気にすることはない。今の俺はKINGだったあの頃並の財力があるし、何よりケンのためだ、これくらいなんともない………さて、行くか」




ケンシロウ「もうこんな時間か…そろそろ帰るか」

27: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:27:57.30 ID:tL24grj9O
美希「何を言っている、
夜はこれからだろう?」ユビサシ


お城のようなホテル「welcome」


ケンシロウ「シ…シン、これは……」

美希「当たり前だろう?むしろ、俺はこのために今日色々と準備してきたのだぞ?」

ケンシロウ「しかし……俺はシンをそんな目で見たことが…」

美希「心配するな…やってしまえばお前も変わる」ギュムッ

ケンシロウ「!!……」ドキッ

美希「男と女に友情は成立しないのだ。これは精神的な問題ではなく肉体的な問題だ、ケンでも逆らえまい……さあ」グイッ


ガシッ

美希「……!!」


凛「 探 し た よ 、 シ ン 」ミシッ ギシッ

28: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:29:10.05 ID:tL24grj9O
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リュウガ「我が拳は泰山天狼拳!!その拳はあまりにも速く流血の間も無く凍気さえ感じさせるという!!トキを倒したこの拳でお前もあの世へ送ってやろう!!」ババッ

サウザー(トキねぇ……今やSランクアイドル四条貴音になると誰が思っただろうな)

リュウガ「いやーっ、天狼凍牙拳!!」シュバッ

サウザー「はぁっ!!」スカッ

リュウガ「でやーっ」シュバーっ

サウザー「はぁ!!」スカッ


いやぁ~っ


はぁ!!



雪歩父「ああ、サウザー様もはしゃぎ出してしまった……これは今日はオールか…」トホホ

29: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:30:36.28 ID:tL24grj9O
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ケンシロウ「」


凛「……私のケンに手を出そうだなんて、いい度胸だね、シン」

美希「いつケンが貴様の男になった?ケンは俺のものだ」

凛「人の事ビ  っていう割には、人の事言えないね。この金髪毛虫!」

美希「馬鹿か、俺とケンが何年の付き合いだとおもっている?ガキはとっとと帰れ!」

凛「今はあんたの方が歳下でしょ!?それに私だってケンとの付き合いは長いよ!」

美希「ほう……リン、お前もケンとそこに行く予定だったのだな!!?」

凛「!!?………っ」

美希「フン…お前の考えなど手に取るように分かるわ!そうだな…百歩譲ってお前も連れて行ってやらんこともない」

30: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:31:57.15 ID:tL24grj9O
凛「何であんたと一緒にいかなきゃいけないの!?」

美希「俺がいる以上、ケンと二人きりで夜を過ごすのは不可能だと思え?!」

凛「ぐっ………」

ケンシロウ「おい、…二人とも何を言って……」

凛「………ケン、ごめん」ドスッ

ケンシロウ「かはっ!………リン…!」ピキン

凛「でもシン、一つ大事な事があるよ。どっちが“初めて”をもらうのか……!」

美希「それはこの場で決めればいいだろう?」スッ

凛「……そうだね」スッ


ケンシロウ(ああ、死兆星ってこんなに赤かったのだな……)


凛「北斗百烈拳!!」ババババッ

美希「南斗千首龍撃!!」シャッ

31: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:33:06.79 ID:tL24grj9O
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翌朝☆

961プロ

ラオウ「ぬぅ…誰だ?」

リュウガ「…うっ……拳王様……」

ラオウ「その呼び方は懐かしいな…うぬほどの男が一体…」

リュウガ「聖帝サウザー…恐ろしい拳でした…」ポツーン

ランク「ぬぅ…その額は…」

リュウガ「しかもこの心配り…拳王様の分も言いつけられました」ピッチーン(聖帝タンクトップ)

ラオウ(ぬぅ…今度は紫色か……)

ラオウ「そうか、今日が世紀末六神聖の会議の日か…」

リュウガ「拳王様……?!」

32: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:34:14.14 ID:tL24grj9O
TV

萩原建設株式会社は非常に優良な建築企業!
765プロデューサーはその名誉会長!
萩原雪歩は同会社のお嬢様で、プロデューサーとのコンタクトも、会社付き合いのものであり、異性交遊は全く無し!


サウザー「フハハハ!!」ドヤァ

伊織「見事なまでの手のひら返し…一体何をしたのかしらこいつ……」

貴音「何はともあれ、これで一件落着ですね」

伊織(何故だろう、時々貴音ってこっち側の人間じゃないような気がしてしまう)

33: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:35:08.25 ID:tL24grj9O
春香「でもこれで公式的にプロデューサーさんと雪歩の同棲が正当化されちゃった……羨ましい…」

伊織「あれ?最後の一言がすごく余計な気がするのは気のせい?」

雪歩「プロデューサー?今日はちゃんと仕事しますよね…?」

サウザー「フハハハ!もちろんだ、何故なら」

貴音(あっ、そうか。今日だったか)

サウザー「世紀末六神聖の会議を実施するのでな!!」ドヤァ



伊織「結局765は放ったらかし!!?」

34: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:36:17.94 ID:tL24grj9O
世紀末六神聖 会議

サウザー「フハハハ!よく集まったな下郎共!……むっ?ケンシロウ、やけに元気がないな」

ケンシロウ「………何でもない」ゲ ッ ソ リ

貴音「リン…どうしたのだ…?」

凛「…別に……昨日あと一歩で負けたからって別に……別に」ツヤツヤ

美希「そんなことより早く始めないか?」ツヤツヤ

ラオウ(ぬぅ…ケンシロウ……食えぬ男よ…)ワナワナ

サウザー「今回の議題はズバリ!南斗六聖拳の転生についてだ!」

貴音「転生といえば、今のところシンしか確認できてなかったな」

サウザー「トキは転生ではないしな…しかし、シンのように記憶を保持している保証もなく、見た目もかなり変わっているのに、そんな簡単に見つかるものか?」

35: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:37:24.45 ID:tL24grj9O
美希「転生後の俺も、落ちたとはいえ常人に比べ身体能力が抜き出ていたから、そこを重点的に調べればある程度検討はつけられるはずだ」

ケンシロウ「そうなのか…?」

美希「ああ。どうやら魂と体は密接な関係にあるからしいからな…そして生命はその環境に適した形態に変化する特色を持つ。今の世はアイドル乱世だ、俺もそうであったように、他の奴らもアイドルになっている可能性が高い」

貴音「なるほど…」

サウザー「うちで身体能力が高いアイドルといったら、マコトか?」

貴音「確かに高いが、常人の域は出ていないだろう…何しろ元南斗六聖拳だからな……」

36: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:38:33.49 ID:tL24grj9O
ラオウ「転生者ではないが、最近トウがうちに来たな…あと北斗がたまにおかしなことを呟いておるわ」

美希「五車星は知っての通り。転生者はいないな、俺が当事者なんだから、いたら気づかない訳がない」

ケンシロウ「うちはレイの妹の十時愛梨(アイリ)がいるくらいか………ん?」

サウザー「…どうした?」

ケンシロウ「……3人ほど心当たりがある」

一同「「「!!!!」」」

サウザー「決まりだな!では行くぞ、CGプロへ!」ドヤァ

37: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:39:44.86 ID:tL24grj9O
番外 人(?)質

ケンシロウ「お前の暴走もここまでだ、サウザー!」

サウザー「フンッ、やはり現れたかケンシロウ!!貴様は俺の体に指一つ触れることはできん!」

ケンシロウ「サウザー、お前の体の秘密ならばすでに見破っている!」

サウザー「フフッ…どうかな?例えばこのポケットにはハムスターが一匹入っている」

ケンシロウ「!?」

サウザー「他のところにもインコなども入っている…つまりお前が蹴ったり叩いたりすれば?」

ケンシロウ「!!」

サウザー「フフフ…できるのかケンシロウ、お前に!?」





ポケット「ヂュイッ………」

響「うぎゃー!!ハム蔵ーーーー!!!?」

38: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:41:02.05 ID:tL24grj9O
CGプロ


サウザー「…で、肝心の元六聖拳疑惑の3人はどこにいるのだ?」

ケンシロウ「隣の部屋にあつめてある。ついてきてくれ」

凛「……ちょっと癖が強いけどね…」


ガチャッ


幸子「フフーン」ドヤァ
美嘉「ふひひ★」
きらり「にょわー☆」


一同(これはまた濃い面子だな…)

39: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:42:07.10 ID:tL24grj9O
美希「じゃあまずこのホクロでこみたいなイラつくドヤ顔の奴からかな」

サウザー「おい」

幸子「イラつくってなんですか!ボクは世界一カワイイんですよ!でもボクはカワイイので、許しちゃいます!カワイイので!!」ドヤァ

サウザー(……シン、かつての南斗会議で青い奴と同じストレスを感じさせたあいつとそっくりだな)

美希(ああ…気のせいだと思ったがやはりそうか)

サウザー「リン、こいつの腹に思いっきり拳をブチ込め」

凛「えっ!?そんなことしたら最悪死ぬよ!!?」

サウザー「大丈夫だ、こいつの正体が何と無くわかった」

美希「安心して腹パンすればいいって思うな」

40: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:43:30.89 ID:tL24grj9O
凛「まあ幸子だし大丈夫か…」スッ…

幸子「ちょっと!なんて話してるんですか!やめてくださいよ!このカワイイボクを殴」

凛「あたあ!」グアッ

ズドォオン!

幸子「ぐほっ!!」ベキッ!!

ドシャッ

貴音「…体が二つ折りけーたいのように折れ曲がりしましたね…」

サウザー「これやばいんじゃね?」

美希「ミキしらないの」

凛「ふざけんなてめえら!!?…幸子、大丈夫!?」

41: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:44:30.56 ID:tL24grj9O
幸子「ひどいじゃないですか凛さん!いきなり殴るなんて!このカワイイボクを!このカワイイボ」


ドゴォオッ!!


幸子「」ビクン ビクン

凛「うん、幸子はユダだね」

美希「お前が一番ふざけんななの」

美嘉「凛って結構パワフルだったんだね★パッションに転向した方がいいんじゃない?」

凛「ちょっと美嘉!変なこと言わないで!」

貴音「彼女は一体どうしてここの候補になったのですか?」

42: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:47:06.58 ID:tL24grj9O
凛「…美嘉は小さい子に目が無くてね、犯罪スレスレのコンタクトをしてはうちの元婦警上がりの人にシメられるんだけど、数秒で何もなかったように復活してるんだよね」




ケンシロウ「」ダッ

ラオウ「逃げるな!」ガシッ

ケンシロウ「ラオウ、今だけは目を瞑ってくれ…分かっている、分かっているが、それが真実だと知りたくない…!」ガタガタ

貴音「ケンシロウ…時には知らなければ幸せなことでも知らなければならない時があるのです」

凛「私だって信じたくないよ…ケン、死ぬ時は私も一緒だから……」ガタガタ

43: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:48:09.30 ID:tL24grj9O
ケンシロウ「リン……」

貴音「……城ヶ崎美嘉、あなたは何故子供を愛するのですか?」

美嘉「そうだね~、今より輝こうとする、可能性に満ちた光り輝く子供が尊いからかなっ★」



ケンシロウ「」ドシャッ
凛「」ドシャッ


美希「ケ…ハニー!!大丈夫!!?」

サウザー「何故だ?ケンシロウとリンがダメージを食らう要素がどこにある……?」

貴音「よほどショックだったのでしょう…自分の命の恩人がこのようになってしまったことが…凛も世話になっていたようですし」

44: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:49:40.51 ID:tL24grj9O
数分後


ケンシロウ「ううっ……」フラッ

凛「次いこう…」フラッ

ラオウ「残るは…」

きらり「にょわー☆」ゴゴゴゴゴ

ケンシロウ「正直俺より背が高い……」

凛「でもレイって感じじゃないよね」

サウザー「ラオウの妹とかの方がしっくり来るな」




きらり「?…ラオウお兄ちゃん?
ラオウお兄ちゃんはきらりのお兄ちゃんだにぃ☆」

45: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:51:09.54 ID:tL24grj9O
ラオウ「何だと!!?俺に妹など……いや、まさか……」

貴音「…申し訳ございません」ドッ

美嘉「あっ……」バタッ

貴音「…これで部外者はいなくなった…心置きなく話すがよい、“サヤカ”」



きらり「……………………はい、トキ兄さん」

ケンシロウ「ラオウとトキの実の妹だと……!?」

美希「いや……しかし、言われてみれば納得だ、主に体型が」

ラオウ「俺の家族は四兄弟なのだ。末っ子の長女サヤカ、三男トキ、次兄は俺、そして長兄カイオウ!」

一同「「「カイオウ?」」」

46: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:53:01.38 ID:tL24grj9O
ラオウ「修羅の国を支配していた新世紀創生主だ。しかし今はアイドル乱世、果たして修羅の国とはいえ拳士として暮らせるか甚だ疑問だが…」

きらり「だから私が出稼ぎに来たのです…修羅の国は生産力が皆無で、いまや貧困に苦しむ日々…それは我が兄カイオウも例外ではなくて……」

ラオウ「そうか…大変なのだな…」

貴音「ラオウ、サヤカ。カイオウもいずれこの地を踏む日が来るだろう…それまでに私たちがこのアイドル乱世を制しなければなるまい。立場こそ互いに強敵となり離れ離れだが、共に凌ぎ削り、高めていこうではないか」

ラオウ「うむ」

きらり「そうですね、トキ兄さん!」



美希「…で、結局レイは見つからずじまいか…」

サウザー「フン…奴は己のやりたいことをやり遂げたのだろう?転生などせず成仏し………むっ?電話か」pi

47: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:54:14.11 ID:tL24grj9O
春香『大変ですプロデューサーさん!!千早ちゃんが通り魔に襲われて……!!!』

サウザー「何!?今チハヤはどこにいるのだ!!?」

春香『 双海病院にいます…早く来てください!!』


サウザー「……うちのアイドルが襲われたようだ」

一同「「「!!??」」」

ケンシロウ「その子は無事なのか?」

サウザー「分からぬ…とりあえず俺は病院へ向かう」

貴音「私も行こう。少しでも治療ができるものがいた方がいいだろう」

48: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:55:17.90 ID:tL24grj9O
双海病院

サウザー「ここに先程刺傷で緊急搬送された患者の部屋を教えてくれ」

看護師「刺傷で重体の患者さんですね…702号室ですが、いま集中治療中でして…」

サウザー「いくぞ!」ダッ

貴音「はい」ダッ

看護師「あっ!ちょっと、お待ちください!」








ドカッ

49: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:56:21.29 ID:tL24grj9O
702号室

サウザー「足が痛む…ここか!!」ガチャッ

医者「ちょっと!今は集中治療中です!」

サウザー「邪魔だ!どけ!!」ドカッ

医者「ぐはっ!」ドシャァ

サウザー「チハヤ!下郎の分際でこの聖帝の手を煩わせ………あれ?」







通り魔「」


春香「プロデューサーさん…千早ちゃんはこっちです…」

千早「くっ…………」グスッ


サウザー「………えっ」

50: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:57:49.91 ID:tL24grj9O
春香「千早ちゃんが通り魔に襲われたのは本当なんです。胸にナイフを突き立てられたんですが…骨と筋繊維が強靭過ぎて全く刺さらなかったそうです」

春香「その後咄嗟に千早ちゃんが通り魔を振り払おうとして手で払ったんですが、この手で通り魔が切り裂かれたみたいで……後はこの様です………」

春香「お医者さんが言ってました…『信じられない、人の強度を遥かに超えています……まさに鉄壁としか言いようがないですね』って……」


サウザー「……なるほど、これが今回のオチか」

貴音「完全に灯台元暗しでした…」





千早「鉄壁って………鉄壁って……………くっ」ポロポロ

51: ◆kT58B8HeGE 2014/08/25(月) 23:59:01.27 ID:tL24grj9O
おまけ

ま◯「はぁ…ケンさん…」

ま○「○ゆはケンさんの全てが欲しい…なのに……」

ま○「シンデレラガールの凛ちゃん、QUEENの星井美希ちゃん、二人とも○ゆよりずっと魅力的で、強い……○ゆの入る隙間はありません…」

ま○「○ゆはどうすれば……」



雪○「何を迷うことがあるんですかぁ?」

ま○「あなたは…765プロの○歩さん!?」

雪○「欲しければ奪い取ればいいんですぅ…今は悪魔が微笑む時代ですよぉ?」

ま○「奪い取る……悪魔が微笑む………うふふふふ」


ま○「ありがとうございます○歩さん……○ゆ、やってみますよぉ」

52: ◆kT58B8HeGE 2014/08/26(火) 00:00:24.98 ID:EOVQHKjeO
次回予告

765、961、CG、sideM、そして世紀末六神聖、海へ行く!!
増え続ける修羅の子・ターバンのガキ!
どんどんダークサイドに堕ちて行く雪歩!
勃発する兄弟喧嘩!
ケンシロウを巡る正妻戦争に待ったをかける紅い刺客!
ケンシロウに執念の炎を燃やす真!
遂に待望のイチゴアイドルや、関わり深い者たちが姿を現す!

そして満月の夜、何かが起きる!!


次回、アイドルマスターイチゴ味!聖帝シーサイドの巻!!」




翔太「だから誰に言ってるのそれ!?」

北斗「チャオ☆」