妹「せっかくお姉ちゃんと一緒に寝れるのにっ……」

妹「うぅ……」

姉「……」

姉「なんだ、私と喋りたいのか？」

妹「うん！」

姉「……」

姉「寝よ」

妹「待ってよぉ」ﾕｻﾕｻ

姉「もーっ、なんだよっ」

妹「えへへ……」

妹「お話しよ、ね？」

姉「……」

姉「何の話」

妹「うーん……」

妹「お姉ちゃんは、同性でもいけるか、っていう話」

姉「ぐぅ……」

妹「寝たふり止めて！」ﾕｻﾕｻ

姉「んん……」ﾓｿﾞ

姉「真面目に話しなさい」

妹「え……、う、うん」

妹（い、今のも、そんなにふざけてたわけじゃ……）

姉「で、何？」

妹「あ、あのね、えとね」

姉「……」

妹「……あっ」

妹「お、お姉ちゃんは、か、かのじ……じゃなかった」

妹「彼氏とか、いるの……？」

姉「……」

姉「……ふふ」

姉「いると思う？」

妹「えっ！？」

妹「えとっ……」

妹「い、いる！」

姉「何で？」

妹「そ、そりゃっ……」

妹「お姉ちゃん、可愛いし、綺麗だし、美人だし……」

姉「……」

姉「どうもありがとうと言いたいが、可愛いと綺麗はまた別では？」

妹「お、お姉ちゃんにはどっちもあるのっ」

姉「……」

姉「そーか、ありがと」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「ん……」

妹「そ、それに……」

妹「それだけじゃなくてっ」

妹「背も高いし、脚は長いし、優しいし……」

妹「頭も良いし、料理もできるし、運動も……」

妹「後は……、えと、んとっ」

姉「あ、あんまり言うな、照れくさい」

妹「えへへ……、だって本当だよ？」

姉「本当かな？」

妹「うん！」

姉「あんまり言い過ぎると、お世辞みたいになるんだぞ？」

妹「お世辞じゃない！」

姉「……」

姉「ふふ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「んぅ……」

妹（お姉ちゃん……）ｷｭｩｷｭｩ

姉「さて、じゃあ寝よう」

姉「女の子に寝不足は大敵なんだぞ？」

妹「え……っ」

妹「うぅ……」

妹「……」

妹「あっ！」

妹「お姉ちゃん、お姉ちゃん！」ﾕｻﾕｻ

妹「かの……、彼氏、彼氏！」ﾕｻﾕｻ

姉「ちっ、覚えてたか……」

妹「忘れたふりだめだよぉっ」

妹「でっ、お姉ちゃんっ」

妹「いるの？いるの？かのj……、彼氏っ」

姉「……ふふ」

姉「結論から言おう」

妹「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

姉「……」

妹「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

姉「……」

妹「ぅ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

姉「……」

妹「ぅぅ……っ」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

姉「いる」

妹「え……」

妹「もう一回」

姉「いる」

妹「……」

妹「……」ﾎﾟﾛ　ﾎﾟﾛ

姉「ふふ、そりゃそうだろう、私はモテるんだ」

姉「分かっていただろ？」

妹「……」ﾎﾟﾛ　ﾎﾟﾛ

姉「おい」

妹「……」ｸﾞｼｯ

妹「う、うん」

妹「そうだよね……」ｳﾙｯ

姉「……」

姉「しかも聞いて驚け」

姉「その経験人数は3桁に近い」

姉「まさに、アバ　　ビ　　と呼ぶのに相応しい　軽女、いや、軽すぎてもはや空気ケツ女なのだ」

妹「……」ﾎﾟﾛ　ﾎﾟﾛ

姉「……」

姉「私の生殖行為中の話も聞きたいか？」

妹「……」ﾎﾟﾛ　ﾎﾟﾛ

姉「……おい」

妹「うぅ……っ、ぐすっ……」

姉「……」

姉「はぁ、もうネタバラシか……」

妹「……ぐすっ」

姉「ふふ」

姉「安心しろ、嘘だから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「……」

姉「ごめんごめん、ちょっと嘘ついてみただけだから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「……」

姉「はは、あんなに泣かれるとは思ってなかったけど」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「……」

姉「……」

姉「妹？」

ｷﾞｭｩ

姉「うぁっ」

妹「……」ｷﾞｭｰ

姉「な、なんだ、どうした」

妹「……ぐすっ」ｷﾞｭｩ

姉「ご、ごめんよ」

姉「そ、そんなに、悪気があったわけじゃ……」

妹「……して」

姉「え？」

妹「じゃあ、ちゅーして……」

姉「……？」

姉「ちゅ、ちゅー……？」

姉「それは何だ」

妹「お姉ちゃん、早く」

姉「大や小もあるのか？」

妹「『中』じゃないよっ！」

姉「……はは」

姉「元気になった、良かった良かった」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「……」

妹「……えへへ」ｷﾞｭｩ

姉「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「……」

姉「……じゃあ、そろそろ」

妹「ちゅーするの？」

姉「……えっ」

妹「ちゅー、早くっ」

姉「……」

姉「冗談だと思ってた」

妹「じょ、冗談じゃないよっ！」

妹「嘘つきのちゅー、ごめんなさいのちゅーだよっ」

姉「……」

姉「じゃあ、ちゅーするぞ」

妹「……っ」ﾄﾞｷｯ

姉「ちゅーというのは、接吻のことだよな、キスのことだよな？」

妹「そ、そうだよっ……、お、お姉ちゃん、早くっ」

姉「うむ」

妹「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

姉「……」

姉「xxxxな方か、ソフトな方か？」

妹「ど、どっちでもいいよっ！」ｶｧｧｧ

姉「ほう……」

姉「では、お前に大人の技を見せてやってもいいな……」

妹「ぅ……」

妹（も、もしかして……、お、お姉ちゃんと……、大人の……）

ﾁｭｯ

妹「んっ」

姉「……ふふ、ごめん、また嘘ついた」

妹「……」ﾎﾟｰ

姉「ふふ、しかし可愛いかったぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姉「唇が触れた瞬間、ぴくんと震えて……」

姉「……？」

妹「……」ﾎﾟｰ

姉「……ふふ」

姉「……じゃあ、寝ようかな」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

妹「……」ﾎﾟｰ

姉「……」ﾓｿﾞ

妹「……」

姉「……」

妹「……」

姉「くぅ……」

妹「……はっ」

妹（お姉ちゃんっ……？）

妹（お姉ちゃん、お姉ちゃんっ）

妹（寝ちゃったの……？）

姉「くぅ、くぅ……」

妹「……」

妹（い、いきなりちゅーされて、頭が真っ白になって……）

妹（やっと元に戻ったのにっ……）

姉「くぅ、くぅ……」

妹「うぅ……」

妹（お姉ちゃん、寝ちゃったよぉ……）

妹「ぅ……」

姉「……」ﾓｿﾞ

ﾁｭｯ

妹「ん……」

姉「……」ｷﾞｭｯ

妹「んっ！」ﾋﾟｸﾝｯ

姉「……」

妹「ん、ん……っ」

姉「……」

妹「んんん……っ！」ﾋﾞｸｯ

姉「……」

妹「んぅ……っ」

姉「……」ﾁｭﾌﾟ

妹「～～～っ！！」ﾋﾞｸｯ　ﾋﾞｸｯ

姉「……ちゅぽっ」

妹「ぷはっ」

妹「はぁっ、はぁっ……！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

姉「……」

姉「ごめんな、もう一回しちゃった」

妹「うぅ……」

妹「抱きしめるなんてズルいよっ……」ｷﾞｭ

姉「……」

妹（しかも、最後にちょっとだけ、お姉ちゃんの舌が……）

妹（ちょっとお漏らししちゃったよぉっ……）ｷﾞｭｩ

姉「……ふふ」

姉「可愛かったぞ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「んぅ……っ」ﾋﾟｸﾝｯ

姉「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「……」

姉「……落ち着いたか？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「……うん」

妹「えへへ……」

妹（お姉ちゃんと、二回もちゅーしちゃったっ……）

妹「……」ﾆｺﾆｺ

姉「……」ｷｭｩ

妹「……あ、そうだ、お姉ちゃん」ｷﾞｭ

姉「ん？」

妹「それとね……」

妹「お姉ちゃん、今までに、誰かとお付き合いしたこと、ある……？」

姉「……」

妹「教えて、お姉ちゃん」

妹（出来れば、男か女か、も……）

姉「……」

妹「もう嘘はだめだよ！」

姉「うん、ない」

妹「……！」

姉「ないよ」ﾆｺ

妹「へ、へぇ……、そうなんだ……」

姉「……」

妹「へ、へぇぇー、意外、意外っ」

妹「えへへ……、意外だよっ、お姉ちゃんっ」ﾆｺﾆｺ

姉「……な、なんだっ、その嬉しそうな顔はっ」

姉「わ、私にそういう運がないからってっ」

妹「えへへ、えへへ……、それで笑ってるんじゃないよ、お姉ちゃんっ」ﾆｺﾆｺ

姉「……」

妹「えへへ……、お姉ちゃん……」ｷﾞｭ

妹（好き、大好き……）ｷﾞｭｩ

姉「そ、そういう……」

姉「そういうお前はどうなんだ、えっ」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

妹「んぅ……、ほっぺたつんつんだめ……」

姉「やらかくて気持ちい」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

妹「ん……」

妹「もっと柔らかいところあるのに……」ﾎﾞｿｯ

姉「ん……、何か言ったか？」

妹「えへへ……、ううん、何にもっ」ﾌﾟﾙﾝｯ

姉「それで、お前の話だっ」

姉「お前は、今までにそういうのあったのか、白状しなさい」

姉「おねーさんに白状しなさい！」

妹「えへへ……、おねーさん」ｷﾞｭ

姉「む……」

妹「えへへ……、綺麗なおねーさん」ﾆｺﾆｺ

姉「う、うるさい、そういうのはいいから、早く！」

妹「えへへ……」

妹（幸せ……）ｷﾞｭｩ

妹「いないよ」

姉「ほんとか？」

妹「うん」

姉「嘘じゃないな？」

妹「うん」

姉「真実だな？」

妹「うん」

姉「そうなのか……」

姉「こんなに可愛いのに……」ﾎﾞｿｯ

妹「え？」

姉「……な、何でもない」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「んーっ、気になるぅっ」ｷﾞｭｩ

姉「そろそろ寝るぞ」

妹「えーっ」

妹「もっとお話したいよぉ」

姉「……」

姉「そうか、もうちょっとだけな」

妹「えへへ……」ｷﾞｭ

姉「お前は、何かしたいこととかあるか？」

妹「したいこと？」

姉「うーん、そうだな……」

姉「野望とか」

妹「えへへ……」

妹「やぼー」

姉「……」

妹「うーん……」

ｷﾞｭｯ

姉「んっ」

妹「お姉ちゃんと、デートすることかな……」ｷﾞｭｩ

姉「……ふふ」

姉「何だそれ」ﾆｺ

妹「えーっ、勇気出して言ったのにっ」

姉「そうか、はは」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「もぉーっ」

姉「……」

妹「……えへへ」

妹「お姉ちゃんは？」

姉「ん？」

妹「お姉ちゃんのやぼー」

姉「……」

姉「私、か……」

姉「……そうだな」

妹「……」ｷﾞｭ

姉「……」

姉「ずっと、お前と一緒にいることかな……」ﾎﾞｿｯ

妹「え、何？」

妹「聞こえないよぉっ」

姉「……ふふ、ごめんごめん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「うぅっ」

妹「もう言ってくれないの？」

姉「……」

ｷﾞｭｯ

妹「ぁっ」

「……大好きだって言ったんだ、ばか」





ﾁｭｯ













おわり。