1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:13:24.80 ID:KS1+dhwS0
~アッシュフォード学園 地下司令室~
ルルーシュ「ん?なんだこの記事は?」
ヴィレッタ「知らないのか?最近、ブリタニア軍がテロリスト掃討の目的でとあるエリアに進軍した」
ルルーシュ「しかし、大敗を喫したとあるぞ?黒の騎士団以外、ブリタニアに対抗できる戦力を保有する組織などこのエリア11には……」
ヴィレッタ「未確認情報ではあるが、ブリタニア軍を圧倒したのは一人の少女らしい」
ルルーシュ「なに?少女だと?」
ヴィレッタ「現在、ブリタニアも大慌ててでその少女について調べていることだろう」
ルルーシュ(バカな。いくら少数部隊とはいえ、たった一人でブリタニアに勝利しただと……?)
ルルーシュ(一体、何者だ……?)
ルルーシュ「ん?なんだこの記事は?」
ヴィレッタ「知らないのか?最近、ブリタニア軍がテロリスト掃討の目的でとあるエリアに進軍した」
ルルーシュ「しかし、大敗を喫したとあるぞ?黒の騎士団以外、ブリタニアに対抗できる戦力を保有する組織などこのエリア11には……」
ヴィレッタ「未確認情報ではあるが、ブリタニア軍を圧倒したのは一人の少女らしい」
ルルーシュ「なに?少女だと?」
ヴィレッタ「現在、ブリタニアも大慌ててでその少女について調べていることだろう」
ルルーシュ(バカな。いくら少数部隊とはいえ、たった一人でブリタニアに勝利しただと……?)
ルルーシュ(一体、何者だ……?)
引用元: ・ルルーシュ「イレヴンに木之本桜という怪獣がいるらしい」さくら「」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:17:34.19 ID:KS1+dhwS0
市街地
ルルーシュ(我々と志しを同じくするものか、それともただの破壊屋なのか……)
ルルーシュ(万が一、俺の脅威になったら……)
ロロ「兄さん?どうしたの?」
ルルーシュ「いや……少しな……」
さくら「あー!!!」ゴォォ
ルルーシュ「ん?―――ぐぁ!?」
ロロ「兄さん!!大丈夫?!」
さくら「いたた……。あ、あの、ごめんなさい!!」
ロロ「ちょっと!!街中でインラインスケートなんて危ないじゃないか!!」
さくら「ごめんなさい!!ごめんなさい!!今、急いでて!!」
ルルーシュ「いつつ……いや……こっちはだい―――」
さくら「怪我はありませんか?」
ルルーシュ(かわいい……。小学生ぐらいか……)
ルルーシュ(我々と志しを同じくするものか、それともただの破壊屋なのか……)
ルルーシュ(万が一、俺の脅威になったら……)
ロロ「兄さん?どうしたの?」
ルルーシュ「いや……少しな……」
さくら「あー!!!」ゴォォ
ルルーシュ「ん?―――ぐぁ!?」
ロロ「兄さん!!大丈夫?!」
さくら「いたた……。あ、あの、ごめんなさい!!」
ロロ「ちょっと!!街中でインラインスケートなんて危ないじゃないか!!」
さくら「ごめんなさい!!ごめんなさい!!今、急いでて!!」
ルルーシュ「いつつ……いや……こっちはだい―――」
さくら「怪我はありませんか?」
ルルーシュ(かわいい……。小学生ぐらいか……)
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:21:33.14 ID:KS1+dhwS0
ロロ「もう街中でそんなもの履かないで!!」
さくら「ごめんなさい!」
ルルーシュ「待て、ロロ」
ロロ「え?」
ルルーシュ「君こそ怪我はなかったか?」
さくら「あ、はい!大丈夫です!」
ルルーシュ「きちんと前を向いていないと危ない。気をつけるんだ」
さくら「本当にごめんなさい」
ルルーシュ「気にするな。君に怪我がなくてよかった」
さくら「ほぇ?」
ルルーシュ「可愛い顔に傷でもついたら大変だからな」
さくら「そ、そんな……私なんて……」
知世「さくらちゃん!!大丈夫ですか!?」
ルルーシュ「友達が来てくれたようだな。行くといい」
さくら「あの……本当にごめんなさい」
さくら「ごめんなさい!」
ルルーシュ「待て、ロロ」
ロロ「え?」
ルルーシュ「君こそ怪我はなかったか?」
さくら「あ、はい!大丈夫です!」
ルルーシュ「きちんと前を向いていないと危ない。気をつけるんだ」
さくら「本当にごめんなさい」
ルルーシュ「気にするな。君に怪我がなくてよかった」
さくら「ほぇ?」
ルルーシュ「可愛い顔に傷でもついたら大変だからな」
さくら「そ、そんな……私なんて……」
知世「さくらちゃん!!大丈夫ですか!?」
ルルーシュ「友達が来てくれたようだな。行くといい」
さくら「あの……本当にごめんなさい」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:27:27.02 ID:KS1+dhwS0
知世「あの、お怪我は?」
さくら「私は大丈夫。でも、お兄さんが……」
ルルーシュ「何とも無いよ。ほら、もういいから。急いでるんだろ?」
さくら「あ。そーだった!知世ちゃん!」
知世「ええ。あの、このご無礼はいつか必ず償わせていただきますので」
ルルーシュ(こちらもかわいい……。イレヴンの小学生はレベルが高いな……)
さくら「えっと……えっと……」ゴソゴソ
ルルーシュ「ん?」
さくら「お兄さん。これ、私が焼いたクッキーなんです!もらってください!」
ルルーシュ「え……でも……」
さくら「優しくしてくれて、ありがとう」
ルルーシュ「うっ……」
さくら「お兄さん!ありがとー!!」ゴォォ
知世「さくらちゃん!!待ってください!!」
ルルーシュ(なんと言う可憐さ。ナナリーに引けを取らない少女がイレヴンに居ようとは……。サクラとトモヨか……覚えておこう)
さくら「私は大丈夫。でも、お兄さんが……」
ルルーシュ「何とも無いよ。ほら、もういいから。急いでるんだろ?」
さくら「あ。そーだった!知世ちゃん!」
知世「ええ。あの、このご無礼はいつか必ず償わせていただきますので」
ルルーシュ(こちらもかわいい……。イレヴンの小学生はレベルが高いな……)
さくら「えっと……えっと……」ゴソゴソ
ルルーシュ「ん?」
さくら「お兄さん。これ、私が焼いたクッキーなんです!もらってください!」
ルルーシュ「え……でも……」
さくら「優しくしてくれて、ありがとう」
ルルーシュ「うっ……」
さくら「お兄さん!ありがとー!!」ゴォォ
知世「さくらちゃん!!待ってください!!」
ルルーシュ(なんと言う可憐さ。ナナリーに引けを取らない少女がイレヴンに居ようとは……。サクラとトモヨか……覚えておこう)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:31:28.93 ID:KS1+dhwS0
ロロ「もうイレヴンのくせにクッキーだけで謝罪を済ませるなんて、なってないよね」
ルルーシュ「……」モグモグ
ロロ「ね?兄さん?」
ルルーシュ「旨いな。優しい味がする」
ロロ「兄さん?」
ルルーシュ「行くぞ。ロロ」
ロロ「兄さん……イレヴンにも寛容なんだね……」
ルルーシュ「俺は差別も区別もしないからな……くっくっくっく……」
ロロ「流石、兄さん。好きっ」
ルルーシュ「俺はお前のこと大嫌いだけどな」
ロロ「……」
ルルーシュ「嘘だよ」
ロロ「よかった。目が本気だったからびっくりしちゃった」
ルルーシュ「さて、アジトに向かうか」
ルルーシュ(謎の少女の件もあるしな)
ルルーシュ「……」モグモグ
ロロ「ね?兄さん?」
ルルーシュ「旨いな。優しい味がする」
ロロ「兄さん?」
ルルーシュ「行くぞ。ロロ」
ロロ「兄さん……イレヴンにも寛容なんだね……」
ルルーシュ「俺は差別も区別もしないからな……くっくっくっく……」
ロロ「流石、兄さん。好きっ」
ルルーシュ「俺はお前のこと大嫌いだけどな」
ロロ「……」
ルルーシュ「嘘だよ」
ロロ「よかった。目が本気だったからびっくりしちゃった」
ルルーシュ「さて、アジトに向かうか」
ルルーシュ(謎の少女の件もあるしな)
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:37:52.46 ID:KS1+dhwS0
黒の騎士団アジト ゼロの自室
カレン「それ知ってる。記事を見たとき驚いたわ」
ルルーシュ「ブリタニアをたった一人で退けた少女……気になるな」
C.C.「どうしてだ?」
カレン「そういう趣味?」
ルルーシュ「違う。俺はナナリー一筋だ」
C.C.「それもどうかと思うがな」
ルルーシュ「もし、こちらの予想を上回る戦力を保有しているとすれば厄介だ」
カレン「どうして?一緒にブリタニアを潰してくれるからいいじゃない」
ルルーシュ「必ずしも少女が味方とは限らない」
C.C.「そうだな。ブリタニアにとっても黒の騎士団にとっても敵となる可能性はある」
ルルーシュ「このエリア11の希望は黒の騎士団であり、ゼロでなくてはならない。謎の少女が光を求められると、我々の存在価値が下がる可能性もある」
カレン「でも、たった一人でなにができるっていうの?」
C.C.「今はイレヴンの己の実力を見せている段階かもしれないな」
ルルーシュ「やはり確かめる必要があるな。謎の少女を」
カレン「それ知ってる。記事を見たとき驚いたわ」
ルルーシュ「ブリタニアをたった一人で退けた少女……気になるな」
C.C.「どうしてだ?」
カレン「そういう趣味?」
ルルーシュ「違う。俺はナナリー一筋だ」
C.C.「それもどうかと思うがな」
ルルーシュ「もし、こちらの予想を上回る戦力を保有しているとすれば厄介だ」
カレン「どうして?一緒にブリタニアを潰してくれるからいいじゃない」
ルルーシュ「必ずしも少女が味方とは限らない」
C.C.「そうだな。ブリタニアにとっても黒の騎士団にとっても敵となる可能性はある」
ルルーシュ「このエリア11の希望は黒の騎士団であり、ゼロでなくてはならない。謎の少女が光を求められると、我々の存在価値が下がる可能性もある」
カレン「でも、たった一人でなにができるっていうの?」
C.C.「今はイレヴンの己の実力を見せている段階かもしれないな」
ルルーシュ「やはり確かめる必要があるな。謎の少女を」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:43:21.30 ID:KS1+dhwS0
総督府
ナナリー「誰がそのようなことを命じたのですか?!」
ローマイヤ「しかし、イレヴンに不穏な動きがあると―――」
ナナリー「日本人です」
ローマイヤ「……」
ナナリー「こういうことは必ず私を通してからにしてください。無意味な弾圧は絶対に許しません」
ローマイヤ「分かりました……」
スザク「ナナリー総督、失礼します」
ナナリー「スザクさん。どうされたのですか?」
スザク「……ナイトメアが4機ほど出撃したようなのですが」
ナナリー「え?」
ローマイヤ「先日、我が軍が何者かによって大敗を喫しました。それを看過できないと……調査のために」
ナナリー「どうして……。じゃあ、私は何のために総督を……」
スザク「ナナリー……」
ナナリー「スザクさん!!今すぐ出撃して、その4機のナイトメアを止めてください!!」
ナナリー「誰がそのようなことを命じたのですか?!」
ローマイヤ「しかし、イレヴンに不穏な動きがあると―――」
ナナリー「日本人です」
ローマイヤ「……」
ナナリー「こういうことは必ず私を通してからにしてください。無意味な弾圧は絶対に許しません」
ローマイヤ「分かりました……」
スザク「ナナリー総督、失礼します」
ナナリー「スザクさん。どうされたのですか?」
スザク「……ナイトメアが4機ほど出撃したようなのですが」
ナナリー「え?」
ローマイヤ「先日、我が軍が何者かによって大敗を喫しました。それを看過できないと……調査のために」
ナナリー「どうして……。じゃあ、私は何のために総督を……」
スザク「ナナリー……」
ナナリー「スザクさん!!今すぐ出撃して、その4機のナイトメアを止めてください!!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:48:47.21 ID:KS1+dhwS0
某エリア
グロースター『この辺りだ。不審な者は容赦なく殺せ』
『『イエス、マイロード』』
グロースター『イレヴン風情が……。ブリタニアに歯向かうことなど万死に値する』
『妙なイレヴンを発見!!』
グロースター『処刑しろ』
『イエス、マイ―――な、なんだ、こいつ?!』
グロースター『どうした?!』
『申し訳ありません!!駆動系を一瞬で!!』
グロースター『なんだと?ナイトメアか?!』
『違います!!生身の人間……少女がたった一人で、ナイトメアの脚部を切断しました!!』
グロースター『何を言っている?!』
さくら「……」
グロースター『な……なんだ……?』
さくら「き、きた……ブリタニアの悪い人……」
グロースター『この辺りだ。不審な者は容赦なく殺せ』
『『イエス、マイロード』』
グロースター『イレヴン風情が……。ブリタニアに歯向かうことなど万死に値する』
『妙なイレヴンを発見!!』
グロースター『処刑しろ』
『イエス、マイ―――な、なんだ、こいつ?!』
グロースター『どうした?!』
『申し訳ありません!!駆動系を一瞬で!!』
グロースター『なんだと?ナイトメアか?!』
『違います!!生身の人間……少女がたった一人で、ナイトメアの脚部を切断しました!!』
グロースター『何を言っている?!』
さくら「……」
グロースター『な……なんだ……?』
さくら「き、きた……ブリタニアの悪い人……」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:52:47.25 ID:KS1+dhwS0
知世「さくらちゃん、がんばってください!!」
さくら「う、うん」
グロースター『貴様かぁ!!不届きなイレヴンめ!!』
さくら「あ、あの、もうこんなことはやめてください!!」
グロースター『ふざけるな!!処刑だ!!イレヴン!!!』
さくら「やっぱり……ダメなの……」
グロースター『くらえ!!!』
さくら「……パワー!!!」カァァン
グロースター『なにを……?』
さくら「やぁー!!」ドゴォ
グロースター『なに?!バカな?!素手でナイトメアを破壊したのか!?』
さくら「……ごめんなさい。でも、もういじわるしないでください。みんな、困ってるから」
グロースター『お前は……』
さくら「それだけです。さようなら」
知世「きゃー!さくらちゃん、凛々しくて可愛いですわー!」
さくら「う、うん」
グロースター『貴様かぁ!!不届きなイレヴンめ!!』
さくら「あ、あの、もうこんなことはやめてください!!」
グロースター『ふざけるな!!処刑だ!!イレヴン!!!』
さくら「やっぱり……ダメなの……」
グロースター『くらえ!!!』
さくら「……パワー!!!」カァァン
グロースター『なにを……?』
さくら「やぁー!!」ドゴォ
グロースター『なに?!バカな?!素手でナイトメアを破壊したのか!?』
さくら「……ごめんなさい。でも、もういじわるしないでください。みんな、困ってるから」
グロースター『お前は……』
さくら「それだけです。さようなら」
知世「きゃー!さくらちゃん、凛々しくて可愛いですわー!」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 11:57:56.65 ID:KS1+dhwS0
ランスロット『この辺りに……いるはずだけど……』
ランスロット『あ!!―――どうした?!なにがあった?!』
グロースター『わかりません……。少女が……可愛い少女が……一人で……』
ランスロット『少女……?』
ランスロット『―――周囲にそんな人物は……』
さくら「……」
ランスロット『あの子か……?』
スザク「―――っと。ちょっと、いいかな?」
さくら「ほぇ?」
小狼「ふっ!!」
スザク「!!」
小狼「勝負はついたはずだ、ブリタニアめ」
スザク(少年……?)
さくら「李くん!もういいよ!」
小狼「さっさと出て行け。カード探しの邪魔をするな」
ランスロット『あ!!―――どうした?!なにがあった?!』
グロースター『わかりません……。少女が……可愛い少女が……一人で……』
ランスロット『少女……?』
ランスロット『―――周囲にそんな人物は……』
さくら「……」
ランスロット『あの子か……?』
スザク「―――っと。ちょっと、いいかな?」
さくら「ほぇ?」
小狼「ふっ!!」
スザク「!!」
小狼「勝負はついたはずだ、ブリタニアめ」
スザク(少年……?)
さくら「李くん!もういいよ!」
小狼「さっさと出て行け。カード探しの邪魔をするな」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:02:15.42 ID:KS1+dhwS0
スザク「カード……?」
小狼「お前たちの所為でまた取り逃がしたらどうする?」
スザク「何を言って……」
さくら「あはは!!な、なんでもないんです!!ほ、ほら、李くん!」
小狼「……」
知世「焦るさくらちゃんも可愛いですわー」
スザク「君たちは一体……」
さくら「えっと……木之本桜って言います」
スザク「木之本……桜……?」
さくら「こっちは大道寺知世ちゃん。こっちが李小狼くん」
スザク「それはご丁寧に。僕はブリタニア軍所属の枢木スザクだ」
さくら「で、では、枢木さん。私たちはこの辺で……」
スザク「ま、待ってくれ!!君たちはここで何をしていたんだ!?」
小狼「お前には関係がない」
スザク(なんて好戦的な目をしている……。何か大事な使命を背負っている目だ)
小狼「お前たちの所為でまた取り逃がしたらどうする?」
スザク「何を言って……」
さくら「あはは!!な、なんでもないんです!!ほ、ほら、李くん!」
小狼「……」
知世「焦るさくらちゃんも可愛いですわー」
スザク「君たちは一体……」
さくら「えっと……木之本桜って言います」
スザク「木之本……桜……?」
さくら「こっちは大道寺知世ちゃん。こっちが李小狼くん」
スザク「それはご丁寧に。僕はブリタニア軍所属の枢木スザクだ」
さくら「で、では、枢木さん。私たちはこの辺で……」
スザク「ま、待ってくれ!!君たちはここで何をしていたんだ!?」
小狼「お前には関係がない」
スザク(なんて好戦的な目をしている……。何か大事な使命を背負っている目だ)
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:05:38.14 ID:KS1+dhwS0
さくら「もう、李くんってば!ダメだよ、これ以上は!枢木さんは何もしてないんだし」
小狼「……」
スザク「話だけでも」
小狼「面倒だな。行くぞ、木之本」
さくら「ほぇ?」
スザク「まて―――」
小狼「―――タイム!!」カァァン
スザク「―――あ、あれ……?」
スザク「消えた……。そんなバカな……?」
スザク「……一体、何者なんだ」
小狼「はぁ……はぁ……よし、カードの気配は向こうからだ」
さくら「大丈夫?」
小狼「だ、大丈夫だ!!」
知世「ブリタニアの人たちが集まってくる前に離れませんと……」
さくら「そ、そうだね。いこ」
小狼「……」
スザク「話だけでも」
小狼「面倒だな。行くぞ、木之本」
さくら「ほぇ?」
スザク「まて―――」
小狼「―――タイム!!」カァァン
スザク「―――あ、あれ……?」
スザク「消えた……。そんなバカな……?」
スザク「……一体、何者なんだ」
小狼「はぁ……はぁ……よし、カードの気配は向こうからだ」
さくら「大丈夫?」
小狼「だ、大丈夫だ!!」
知世「ブリタニアの人たちが集まってくる前に離れませんと……」
さくら「そ、そうだね。いこ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:09:29.00 ID:KS1+dhwS0
翌日 黒の騎士団アジト ゼロの自室
カレン「ルルーシュ。今朝の記事みた?」
ルルーシュ「ああ。また、ブリタニア軍がやられたらしいな」
カレン「何者だろうね」
ルルーシュ「気になるな……」
C.C.「……調査しておくか?」
ルルーシュ「後の憂いとなる者かどうかは調べておいたほうがいいな」
C.C.「分かった」
カレン「私も」
C.C.「これは心強いな」
ルルーシュ「できれば顔写真ぐらいは欲しいところだな」
C.C.「少女の生写真か?お前もいい趣味をしているな」
ルルーシュ「茶化すな」
C.C.「はいはい。まあ、期待しておいてくれ」
カレン「紅月カレン、行って来ます!」
カレン「ルルーシュ。今朝の記事みた?」
ルルーシュ「ああ。また、ブリタニア軍がやられたらしいな」
カレン「何者だろうね」
ルルーシュ「気になるな……」
C.C.「……調査しておくか?」
ルルーシュ「後の憂いとなる者かどうかは調べておいたほうがいいな」
C.C.「分かった」
カレン「私も」
C.C.「これは心強いな」
ルルーシュ「できれば顔写真ぐらいは欲しいところだな」
C.C.「少女の生写真か?お前もいい趣味をしているな」
ルルーシュ「茶化すな」
C.C.「はいはい。まあ、期待しておいてくれ」
カレン「紅月カレン、行って来ます!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:12:53.08 ID:KS1+dhwS0
市街地
C.C.「それにしてもどこから探せばいいのやら」
カレン「またブリタニア軍が動いてくれたら楽なんだけどね」
C.C.「確かにな」
カレン「でも、どんな子だろうね。ちょっと楽しみ」
C.C.「どうしてだ?」
カレン「だって、たった一人でブリタニアを倒しちゃう女の子だよ?話が合いそうじゃない、私たちと」
C.C.「私と、の間違いだろ?」
カレン「何ですって?」
C.C.「とにかく目撃情報のあった場所に言ってみるか」
カレン「そうね」
C.C.(ギアス能力者か……?)
C.C.(でなければ説明がつかないが……)
C.C.「それにしてもどこから探せばいいのやら」
カレン「またブリタニア軍が動いてくれたら楽なんだけどね」
C.C.「確かにな」
カレン「でも、どんな子だろうね。ちょっと楽しみ」
C.C.「どうしてだ?」
カレン「だって、たった一人でブリタニアを倒しちゃう女の子だよ?話が合いそうじゃない、私たちと」
C.C.「私と、の間違いだろ?」
カレン「何ですって?」
C.C.「とにかく目撃情報のあった場所に言ってみるか」
カレン「そうね」
C.C.(ギアス能力者か……?)
C.C.(でなければ説明がつかないが……)
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:15:33.68 ID:KS1+dhwS0
C.C.「この辺りか……」
カレン「誰に聞いてみる?」
C.C.「……あの子にするか」
カレン「え?」
苺鈴「今日は小狼とデート~♪」
カレン「小学生じゃない」
C.C.「友達かもしれないだろ?」
カレン「そんな都合よく……」
C.C.「ちょっといいかな?」
苺鈴「はい?」
C.C.「この新聞記事を知っているか?」
苺鈴「……い、いえ。知りません。そんな女の子」
C.C.「……」
苺鈴「じゃあ、これで……」
C.C.「待て。お前、嘘が下手だな」
カレン「誰に聞いてみる?」
C.C.「……あの子にするか」
カレン「え?」
苺鈴「今日は小狼とデート~♪」
カレン「小学生じゃない」
C.C.「友達かもしれないだろ?」
カレン「そんな都合よく……」
C.C.「ちょっといいかな?」
苺鈴「はい?」
C.C.「この新聞記事を知っているか?」
苺鈴「……い、いえ。知りません。そんな女の子」
C.C.「……」
苺鈴「じゃあ、これで……」
C.C.「待て。お前、嘘が下手だな」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:19:32.27 ID:KS1+dhwS0
苺鈴「な、なによぉ!!知らないって言ってるでしょ!!」
C.C.「その少女はこの界隈では有名人なのかな?」
苺鈴「知らないってばぁ!!」
C.C.「強情な小娘だな」
苺鈴「だれが小娘ですってぇ!?」
カレン「ちょっと、C.C.。相手は子どもなんだから」
C.C.「関係ないな。当たりを引いたのだから」
苺鈴「ちっ……!!」ダダッ
カレン「あ、ちょっと!!」
C.C.「待て!!大人を舐めると痛い目を見るぞ?」ダダダッ
苺鈴「―――それは、どっちかし、らぁ!!!」ブゥン!!
C.C.「なっ?!」
カレン「何、今の動き!?」
苺鈴「最近の子どもは強いんだからね」
C.C.「……中国拳法か。面白い。益々、話を聞きたくなってきたぞ、小娘」
C.C.「その少女はこの界隈では有名人なのかな?」
苺鈴「知らないってばぁ!!」
C.C.「強情な小娘だな」
苺鈴「だれが小娘ですってぇ!?」
カレン「ちょっと、C.C.。相手は子どもなんだから」
C.C.「関係ないな。当たりを引いたのだから」
苺鈴「ちっ……!!」ダダッ
カレン「あ、ちょっと!!」
C.C.「待て!!大人を舐めると痛い目を見るぞ?」ダダダッ
苺鈴「―――それは、どっちかし、らぁ!!!」ブゥン!!
C.C.「なっ?!」
カレン「何、今の動き!?」
苺鈴「最近の子どもは強いんだからね」
C.C.「……中国拳法か。面白い。益々、話を聞きたくなってきたぞ、小娘」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:22:38.69 ID:KS1+dhwS0
苺鈴「小娘っていうなー!!!」
C.C.「つっ?!―――カレン!!」
カレン「なによ?」
C.C.「タッチ」
カレン「はぁ?!」
苺鈴「どっちが相手でも!!」
カレン「ちょっと待って!!私は話を―――」
苺鈴「やぁ!!」バキィ
カレン「待ってってば?!」
苺鈴「なに?もう降参するの?」
カレン「いや……だから……」
小狼「苺鈴!!何をやっているんだ!!」
苺鈴「あ、小狼♪」
小狼「早く来い」
苺鈴「はぁーい」
C.C.「つっ?!―――カレン!!」
カレン「なによ?」
C.C.「タッチ」
カレン「はぁ?!」
苺鈴「どっちが相手でも!!」
カレン「ちょっと待って!!私は話を―――」
苺鈴「やぁ!!」バキィ
カレン「待ってってば?!」
苺鈴「なに?もう降参するの?」
カレン「いや……だから……」
小狼「苺鈴!!何をやっているんだ!!」
苺鈴「あ、小狼♪」
小狼「早く来い」
苺鈴「はぁーい」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:27:47.99 ID:KS1+dhwS0
C.C.「逃がすか!!」
小狼「―――風華招来!!」ゴォォォ
カレン「きゃっ?!」
C.C.「風!?」
カレン「―――あれ……いない……?」
C.C.「逃げられたか」
カレン「はぁ……どうする?」
C.C.「問題はない。写真は手に入れたからな」
カレン「いつの間に……。あ、私と交代したのは撮影のため?」
C.C.「顔写真は持って帰ってこいといわれただろ?おつかいはきちんとこなすタイプなんだよ、私は」
カレン「……私がおつかいもできないって言いたいの?」
C.C.「お前、呆けていてカメラを出さなかったからな」
カレン「腹立つ……」
C.C.「収穫はあった。帰還するか」
カレン「はいはい……」
小狼「―――風華招来!!」ゴォォォ
カレン「きゃっ?!」
C.C.「風!?」
カレン「―――あれ……いない……?」
C.C.「逃げられたか」
カレン「はぁ……どうする?」
C.C.「問題はない。写真は手に入れたからな」
カレン「いつの間に……。あ、私と交代したのは撮影のため?」
C.C.「顔写真は持って帰ってこいといわれただろ?おつかいはきちんとこなすタイプなんだよ、私は」
カレン「……私がおつかいもできないって言いたいの?」
C.C.「お前、呆けていてカメラを出さなかったからな」
カレン「腹立つ……」
C.C.「収穫はあった。帰還するか」
カレン「はいはい……」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:34:18.40 ID:KS1+dhwS0
黒の騎士団アジト
ルルーシュ「なるほど。この少年と少女が何かを知っていると?」
C.C.「可能性は高い。いや、当事者かもしれない」
カレン「でも、確かに女の子は強かったけど、あれは小学生にしてはってレベルだったし。ナイトメアは勿論、兵士にだって勝てないと思うけど」
C.C.「私が警戒しているのは、この少年のほうだ」
ルルーシュ「何故?」
C.C.「不思議な力を使う」
ルルーシュ「……ギアスか?」
C.C.「どうだろうな」
カレン「確かにあの突風は不自然だったね」
ルルーシュ「風を起こすギアスか……。これは更なる調査が必要だな」
C.C.「私たちの味方になると思うか?」
ルルーシュ「直接会ってみないことにはなんともな」
カレン「ルルーシュ。行くときは私が護衛につくから。いつでも言って」
ルルーシュ「ああ。期待している」
ルルーシュ「なるほど。この少年と少女が何かを知っていると?」
C.C.「可能性は高い。いや、当事者かもしれない」
カレン「でも、確かに女の子は強かったけど、あれは小学生にしてはってレベルだったし。ナイトメアは勿論、兵士にだって勝てないと思うけど」
C.C.「私が警戒しているのは、この少年のほうだ」
ルルーシュ「何故?」
C.C.「不思議な力を使う」
ルルーシュ「……ギアスか?」
C.C.「どうだろうな」
カレン「確かにあの突風は不自然だったね」
ルルーシュ「風を起こすギアスか……。これは更なる調査が必要だな」
C.C.「私たちの味方になると思うか?」
ルルーシュ「直接会ってみないことにはなんともな」
カレン「ルルーシュ。行くときは私が護衛につくから。いつでも言って」
ルルーシュ「ああ。期待している」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:39:00.44 ID:KS1+dhwS0
総督府
ナナリー「女の子ですか?」
スザク「ええ。10歳前後の女の子だったと思います」
ナナリー「その子がナイトメアを?」
スザク「居合わせた兵士はそう証言しています」
ナナリー「顔は見たのですね?」
スザク「はい」
ナナリー「……」
スザク「どうされますか?」
ナナリー「……一応、調べておいてもらえますか」
スザク「わかりました」
ナナリー「もし新たな火種を持ち込もうとしているなら、やめるように言わないと……」
スザク「はい」
ナナリー「この日本を変えなければ……」
スザク(あの二人の少女はともかく、少年のほうは気になるな……)
ナナリー「女の子ですか?」
スザク「ええ。10歳前後の女の子だったと思います」
ナナリー「その子がナイトメアを?」
スザク「居合わせた兵士はそう証言しています」
ナナリー「顔は見たのですね?」
スザク「はい」
ナナリー「……」
スザク「どうされますか?」
ナナリー「……一応、調べておいてもらえますか」
スザク「わかりました」
ナナリー「もし新たな火種を持ち込もうとしているなら、やめるように言わないと……」
スザク「はい」
ナナリー「この日本を変えなければ……」
スザク(あの二人の少女はともかく、少年のほうは気になるな……)
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:44:12.48 ID:KS1+dhwS0
数日後 市街地
シャーリー「ルルー、こっちこっち」
ルルーシュ「待てよ。シャーリー」
シャーリー「ねえねえ。スザクくんの復学祝い、どれがいいかな?」
ルルーシュ「何でもいいんじゃないか?あいつ、何でも笑顔で受け取るタイプだし」
シャーリー「それはよくないよぉ!」
ルルーシュ「そうか?」
シャーリー「あ、見てみて!これなんてスザクくん喜びそうじゃない?」
ルルーシュ「ナイトメアのプラモデル?こんなものがあるのか……?」
シャーリー「あれ?ルル、知らないの?これはね―――」
知世「大道寺トイズコーポレーションの目玉商品ですわ」
ルルーシュ「え?!」
シャーリー「わぁ?!誰?!」
知世「よかった。またお会いできましたね」
ルルーシュ「君は……確かトモヨ?」
シャーリー「ルルー、こっちこっち」
ルルーシュ「待てよ。シャーリー」
シャーリー「ねえねえ。スザクくんの復学祝い、どれがいいかな?」
ルルーシュ「何でもいいんじゃないか?あいつ、何でも笑顔で受け取るタイプだし」
シャーリー「それはよくないよぉ!」
ルルーシュ「そうか?」
シャーリー「あ、見てみて!これなんてスザクくん喜びそうじゃない?」
ルルーシュ「ナイトメアのプラモデル?こんなものがあるのか……?」
シャーリー「あれ?ルル、知らないの?これはね―――」
知世「大道寺トイズコーポレーションの目玉商品ですわ」
ルルーシュ「え?!」
シャーリー「わぁ?!誰?!」
知世「よかった。またお会いできましたね」
ルルーシュ「君は……確かトモヨ?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:49:29.02 ID:KS1+dhwS0
シャーリー「え?ルル、この子と知り合い?」
ルルーシュ「ああ。前にちょっとな」
知世「あの節は大変申しありませんでした。えっと……」
ルルーシュ「ああ。ルルーシュ・ランペルージ」
シャーリー「私はシャーリー。シャーリー・フェネット。よろしく、トモヨちゃんでいいのよね?」
知世「はい」
ルルーシュ「この前のサクラって子はいないのか?」
知世「実は待ち合わせをしてませて」
ルルーシュ「そうか」
知世「さくらちゃんもお兄さんのことは大変気にしてましたから、あの……時間があれば会っていただけないですか?」
ルルーシュ「構わないよ」
知世「すいません。お二人の時間に水を差してしまって」
シャーリー「ううん!!そんなこと!!」
知世「では、先日と今回のお礼にこの1/4ランスロットを差し上げますわ」
ルルーシュ「おいおい。一番高価なものじゃないか。そんなの良いって」
ルルーシュ「ああ。前にちょっとな」
知世「あの節は大変申しありませんでした。えっと……」
ルルーシュ「ああ。ルルーシュ・ランペルージ」
シャーリー「私はシャーリー。シャーリー・フェネット。よろしく、トモヨちゃんでいいのよね?」
知世「はい」
ルルーシュ「この前のサクラって子はいないのか?」
知世「実は待ち合わせをしてませて」
ルルーシュ「そうか」
知世「さくらちゃんもお兄さんのことは大変気にしてましたから、あの……時間があれば会っていただけないですか?」
ルルーシュ「構わないよ」
知世「すいません。お二人の時間に水を差してしまって」
シャーリー「ううん!!そんなこと!!」
知世「では、先日と今回のお礼にこの1/4ランスロットを差し上げますわ」
ルルーシュ「おいおい。一番高価なものじゃないか。そんなの良いって」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:53:25.19 ID:KS1+dhwS0
知世「いいですから。少し待っていてください」
ルルーシュ「……」
シャーリー「なんだか、上品な子だね」
ルルーシュ「ああ。それにしても、今こんなものがあるのか」
シャーリー「なんでも必死にブリタニアに売り込んだ日本人がいるんだって。絶対に成功させるからって」
ルルーシュ「イレヴンのいうことを良く聞いてくれたな」
シャーリー「このプラモデルの出来に感心した人が多かったんだって」
ルルーシュ「へえ」
シャーリー「確か皇帝陛下も認めたとかなんとか」
ルルーシュ(シャルルが?随分と俗だな。奴も所詮は人の子か)
知世「お待たせしました、お兄さん。どうぞ」
ルルーシュ「よかったのか?」
知世「はい」
シャーリー「でも、お金……」
知世「気にしないでください。無料で譲ってもらいましたので」
ルルーシュ「……」
シャーリー「なんだか、上品な子だね」
ルルーシュ「ああ。それにしても、今こんなものがあるのか」
シャーリー「なんでも必死にブリタニアに売り込んだ日本人がいるんだって。絶対に成功させるからって」
ルルーシュ「イレヴンのいうことを良く聞いてくれたな」
シャーリー「このプラモデルの出来に感心した人が多かったんだって」
ルルーシュ「へえ」
シャーリー「確か皇帝陛下も認めたとかなんとか」
ルルーシュ(シャルルが?随分と俗だな。奴も所詮は人の子か)
知世「お待たせしました、お兄さん。どうぞ」
ルルーシュ「よかったのか?」
知世「はい」
シャーリー「でも、お金……」
知世「気にしないでください。無料で譲ってもらいましたので」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 12:57:57.85 ID:KS1+dhwS0
シャーリー「え……無料って……?」
知世「はい」
ルルーシュ(何者だ……?)
さくら「ともよちゃーん!!」ゴォォォ
知世「あ、さくらちゃーん!!」
ルルーシュ「……!」
さくら「あ、お兄さん!こんにちは!」
ルルーシュ「あ、ああ」
さくら「その大きな箱、なんですか?」
ルルーシュ「え?あ、これか?」
知世「私のお詫びの品です」
さくら「へー。そうなんだ」
ルルーシュ「どうやって持って返ろうか悩んでいたところだよ」
シャーリー「とりあえずスザクくんのところに配達してもらったほうがいいかな?
ルルーシュ「そうだな……。いや、学園に飾ったほうがいいかもしれない」
知世「はい」
ルルーシュ(何者だ……?)
さくら「ともよちゃーん!!」ゴォォォ
知世「あ、さくらちゃーん!!」
ルルーシュ「……!」
さくら「あ、お兄さん!こんにちは!」
ルルーシュ「あ、ああ」
さくら「その大きな箱、なんですか?」
ルルーシュ「え?あ、これか?」
知世「私のお詫びの品です」
さくら「へー。そうなんだ」
ルルーシュ「どうやって持って返ろうか悩んでいたところだよ」
シャーリー「とりあえずスザクくんのところに配達してもらったほうがいいかな?
ルルーシュ「そうだな……。いや、学園に飾ったほうがいいかもしれない」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:02:11.64 ID:KS1+dhwS0
さくら「お兄さん、あの……」
ルルーシュ「どうした?」
さくら「クッキー……どうでしたか?」
ルルーシュ「ああ。美味しかったよ。優しい味がした」
さくら「よかったぁ。よければまた作りますね」
ルルーシュ「おいおい。また会えるかどうかなんてわからないだろ」
さくら「きっと会えますよ」
ルルーシュ「え……」
さくら「なんとなく、そんな気がするんです」
ルルーシュ「それって……」
知世「さくらちゃん。そろそろお時間ですけど」
さくら「ほぇー!?ホントだ!!李くん怒らせちゃう!!あ、でも、その前に……お兄さんのお名前、いいですか?」
ルルーシュ「ルルーシュだ。ルルーシュ・ランペルージ」
さくら「私、木之本桜!小学四年生です!!」
ルルーシュ「ほう?」
ルルーシュ「どうした?」
さくら「クッキー……どうでしたか?」
ルルーシュ「ああ。美味しかったよ。優しい味がした」
さくら「よかったぁ。よければまた作りますね」
ルルーシュ「おいおい。また会えるかどうかなんてわからないだろ」
さくら「きっと会えますよ」
ルルーシュ「え……」
さくら「なんとなく、そんな気がするんです」
ルルーシュ「それって……」
知世「さくらちゃん。そろそろお時間ですけど」
さくら「ほぇー!?ホントだ!!李くん怒らせちゃう!!あ、でも、その前に……お兄さんのお名前、いいですか?」
ルルーシュ「ルルーシュだ。ルルーシュ・ランペルージ」
さくら「私、木之本桜!小学四年生です!!」
ルルーシュ「ほう?」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:05:47.58 ID:KS1+dhwS0
シャーリー「もう!!ルル!!なにが、ほう?なの?!」
ルルーシュ「え?いや……別に」
さくら「ルルーシュさん。またね」
ルルーシュ「ああ」
さくら「知世ちゃん、いこ!」
知世「はぁい」
ルルーシュ「……」
シャーリー「良い子そうだったね……」
ルルーシュ「そうだな。さてと、この箱をどうするか……」
シャーリー「運送屋に頼もうか」
ルルーシュ「あて先はアッシュフォードでいいだろう」
シャーリー「わかった」
ルルーシュ(木之本桜か……)
ルルーシュ(可愛いな……ナナリーの次に……)
ルルーシュ「え?いや……別に」
さくら「ルルーシュさん。またね」
ルルーシュ「ああ」
さくら「知世ちゃん、いこ!」
知世「はぁい」
ルルーシュ「……」
シャーリー「良い子そうだったね……」
ルルーシュ「そうだな。さてと、この箱をどうするか……」
シャーリー「運送屋に頼もうか」
ルルーシュ「あて先はアッシュフォードでいいだろう」
シャーリー「わかった」
ルルーシュ(木之本桜か……)
ルルーシュ(可愛いな……ナナリーの次に……)
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:10:07.45 ID:KS1+dhwS0
アッシュフォード学園
ミレイ「な……なにこれ……?」
ルルーシュ「1/4ランスロットです。今から組み立てようと思って」
リヴァル「おいおい……出か過ぎないか……これぇ?」
ミレイ「でも、スザクくんのお祝いにはいいかもね!」
シャーリー「ですよねー」
桃矢「じゃあ、ここにサインを」
ルルーシュ「ああ」
桃矢「では、これで」
シャーリー「お疲れ様でしたー」
ミレイ「よっしゃぁ!!やりますかぁ!!」
リヴァル「こりゃ、生徒を集めたほうがいいな」
ミレイ「よし、リヴァル。まかせた!!」
ルルーシュ「スザク、喜ぶかな」
シャーリー「どうだろうね」
ミレイ「な……なにこれ……?」
ルルーシュ「1/4ランスロットです。今から組み立てようと思って」
リヴァル「おいおい……出か過ぎないか……これぇ?」
ミレイ「でも、スザクくんのお祝いにはいいかもね!」
シャーリー「ですよねー」
桃矢「じゃあ、ここにサインを」
ルルーシュ「ああ」
桃矢「では、これで」
シャーリー「お疲れ様でしたー」
ミレイ「よっしゃぁ!!やりますかぁ!!」
リヴァル「こりゃ、生徒を集めたほうがいいな」
ミレイ「よし、リヴァル。まかせた!!」
ルルーシュ「スザク、喜ぶかな」
シャーリー「どうだろうね」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:17:42.57 ID:KS1+dhwS0
数日後 黒の騎士団アジト ゼロの自室
C.C.「ルルーシュ。例の件だが分かったことがある」
ルルーシュ「聞こうか」
C.C.「まず、こちらの少女。名前は李苺鈴。友枝小学校に通う4年生。中華連邦出身だ」
ルルーシュ「留学か?」
C.C.「資料の上ではそうなっている」
ルルーシュ「……」
C.C.「で、こちらの少年。李小狼。同じく友枝小学校に通う4年生。中華連邦出身だ」
ルルーシュ「リー……?」
C.C.「どうした?」
ルルーシュ「いや……」
ルルーシュ(どこかで聞いたような……)
C.C.「留学の目的等は一切不明。犯罪者の家系というわけでもないようだな」
ルルーシュ「そうか……」
C.C.「どうする?居場所も大体は掴んだが。行くか?」
C.C.「ルルーシュ。例の件だが分かったことがある」
ルルーシュ「聞こうか」
C.C.「まず、こちらの少女。名前は李苺鈴。友枝小学校に通う4年生。中華連邦出身だ」
ルルーシュ「留学か?」
C.C.「資料の上ではそうなっている」
ルルーシュ「……」
C.C.「で、こちらの少年。李小狼。同じく友枝小学校に通う4年生。中華連邦出身だ」
ルルーシュ「リー……?」
C.C.「どうした?」
ルルーシュ「いや……」
ルルーシュ(どこかで聞いたような……)
C.C.「留学の目的等は一切不明。犯罪者の家系というわけでもないようだな」
ルルーシュ「そうか……」
C.C.「どうする?居場所も大体は掴んだが。行くか?」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:21:07.51 ID:KS1+dhwS0
市街地
スザク「……」
ジノ「スザク、例の少女って本当にいるのか?私は信じられないが」
スザク「僕は見たんだ。この目で」
ジノ「そうか」
スザク「それに……あの少年……」
ジノ「少年?」
スザク「気になるんだ」
ジノ「ふーん……」
スザク「ここだね」
ジノ「名誉ブリタニア人が通う特別学校か」
スザク「ジノ」
ジノ「はいはい」
スザク「友枝小学校という名前があるんだから」
ジノ「分かってるって。そう怒るなよ」
スザク「……」
ジノ「スザク、例の少女って本当にいるのか?私は信じられないが」
スザク「僕は見たんだ。この目で」
ジノ「そうか」
スザク「それに……あの少年……」
ジノ「少年?」
スザク「気になるんだ」
ジノ「ふーん……」
スザク「ここだね」
ジノ「名誉ブリタニア人が通う特別学校か」
スザク「ジノ」
ジノ「はいはい」
スザク「友枝小学校という名前があるんだから」
ジノ「分かってるって。そう怒るなよ」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:27:12.21 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「この学校か」
カレン「友枝……」
ルルーシュ「どうした?」
カレン「扇さんが先生をしていた学校なの」
ルルーシュ「扇が?」
カレン「うん……。良い子ばかりだったって言ってた」
ルルーシュ「……」
C.C.「待ち伏せをするか?」
ルルーシュ「いや、C.C.は関係者のフリをして中を見て来い」
C.C.「対象を見つけたら?」
ルルーシュ「ギアス能力者なのか調べろ。ただし、顔を見られているのだから無理はするなよ」
C.C.「分かったよ」
カレン「大丈夫かな……」
ルルーシュ「問題はない」
ルルーシュ(しかし引っ掛かる……李……リー……)
カレン「友枝……」
ルルーシュ「どうした?」
カレン「扇さんが先生をしていた学校なの」
ルルーシュ「扇が?」
カレン「うん……。良い子ばかりだったって言ってた」
ルルーシュ「……」
C.C.「待ち伏せをするか?」
ルルーシュ「いや、C.C.は関係者のフリをして中を見て来い」
C.C.「対象を見つけたら?」
ルルーシュ「ギアス能力者なのか調べろ。ただし、顔を見られているのだから無理はするなよ」
C.C.「分かったよ」
カレン「大丈夫かな……」
ルルーシュ「問題はない」
ルルーシュ(しかし引っ掛かる……李……リー……)
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:30:43.72 ID:KS1+dhwS0
校内
C.C.「さてと……どこにいるかな……?」
苺鈴「……あ」
C.C.「お前は」
苺鈴「……」
C.C.「……」
苺鈴「小狼!!にげ―――!!!」
C.C.「まて!!」グッ
苺鈴「むぐぅ!?」
C.C.「大声を出すな。私は怪しい者じゃない」
苺鈴「んー!!んー!!!」
C.C.「こら、暴れるな」
さくら「苺鈴ちゃん!!どうしたの?!」
苺鈴「んー!!!」
C.C.「しまった……こんなところでつまらないピンチを招くとは……」
C.C.「さてと……どこにいるかな……?」
苺鈴「……あ」
C.C.「お前は」
苺鈴「……」
C.C.「……」
苺鈴「小狼!!にげ―――!!!」
C.C.「まて!!」グッ
苺鈴「むぐぅ!?」
C.C.「大声を出すな。私は怪しい者じゃない」
苺鈴「んー!!んー!!!」
C.C.「こら、暴れるな」
さくら「苺鈴ちゃん!!どうしたの?!」
苺鈴「んー!!!」
C.C.「しまった……こんなところでつまらないピンチを招くとは……」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:37:24.15 ID:KS1+dhwS0
知世「あの人は……?」
さくら「あの!どちら様ですかぁ!?」
C.C.「C.C.だ」
さくら「しーつー?さん?あの、私のお友達を放してください」
C.C.「それはできない」
さくら「どうして?!」
C.C.「こいつの従兄弟である李小狼をつれて来てくれ」
苺鈴「んー!!!」
さくら「でも……」
C.C.「私も危害は加えたくない」
さくら「……うん、ケロちゃん……わかった……」
C.C.(やはり逃げたほうがいいか……)
さくら「闇の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約のもとさくらが命じる。―――レリーズ!!」
C.C.「なんだ……?」
さくら「―――ミスト!!」カァァン
さくら「あの!どちら様ですかぁ!?」
C.C.「C.C.だ」
さくら「しーつー?さん?あの、私のお友達を放してください」
C.C.「それはできない」
さくら「どうして?!」
C.C.「こいつの従兄弟である李小狼をつれて来てくれ」
苺鈴「んー!!!」
さくら「でも……」
C.C.「私も危害は加えたくない」
さくら「……うん、ケロちゃん……わかった……」
C.C.(やはり逃げたほうがいいか……)
さくら「闇の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約のもとさくらが命じる。―――レリーズ!!」
C.C.「なんだ……?」
さくら「―――ミスト!!」カァァン
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:41:01.55 ID:KS1+dhwS0
C.C.「霧だと?!」
さくら「苺鈴ちゃん!!こっち!!」
苺鈴「このぉ!!」ドガァ
C.C.「ま、まて?!」
知世「……えいっ」バリィン
ジリリリリリ!!!!!!
さくら「知世ちゃん?!」
知世「火災報知器、一度押してみたかったんです」
さくら「知世ちゃん……」
苺鈴「木之本さん!!早く!!」
C.C.(なんだ……この霧は……くそ!!)
C.C.「―――晴れていく……。魔法使いか。全く」
C.C.「騒ぎが大きくなったか」
C.C.「仕方ない。退却だ」
さくら「苺鈴ちゃん!!こっち!!」
苺鈴「このぉ!!」ドガァ
C.C.「ま、まて?!」
知世「……えいっ」バリィン
ジリリリリリ!!!!!!
さくら「知世ちゃん?!」
知世「火災報知器、一度押してみたかったんです」
さくら「知世ちゃん……」
苺鈴「木之本さん!!早く!!」
C.C.(なんだ……この霧は……くそ!!)
C.C.「―――晴れていく……。魔法使いか。全く」
C.C.「騒ぎが大きくなったか」
C.C.「仕方ない。退却だ」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:45:26.96 ID:KS1+dhwS0
スザク「火災か?!」
ジノ「さあ、でもアナウンスがないぞ?悪戯じゃないのか?」
C.C.「よっと」タタタッ
スザク「C.C.?!」
C.C.「なんでこんなところにいる?」
スザク「こちらの台詞だ!!」
C.C.「さようなら」
スザク「待て!!」
ジノ「あの女は黒の騎士団の。よーし、捕まえるか」
C.C.「くそ……人生最大の汚点だ」
小狼「待て」
C.C.「……!」
小狼「お前……何者だ?」
C.C.「どうして今日はこうも巡りが悪いんだ……」
小狼「答えろ」
ジノ「さあ、でもアナウンスがないぞ?悪戯じゃないのか?」
C.C.「よっと」タタタッ
スザク「C.C.?!」
C.C.「なんでこんなところにいる?」
スザク「こちらの台詞だ!!」
C.C.「さようなら」
スザク「待て!!」
ジノ「あの女は黒の騎士団の。よーし、捕まえるか」
C.C.「くそ……人生最大の汚点だ」
小狼「待て」
C.C.「……!」
小狼「お前……何者だ?」
C.C.「どうして今日はこうも巡りが悪いんだ……」
小狼「答えろ」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:50:42.40 ID:KS1+dhwS0
C.C.「……答えたら逃がしてくれるのかな?」
小狼「お前、人間じゃないな」
C.C.「ほう?生意気なボウヤだな。初対面の女に向かって……。いや、初対面ではないか」
小狼「やっぱり……クロウカードを狙っているのか?」
C.C.「クロウカード?」
小狼「木之本も俺も予知夢でお前が来るのは知っていた」
C.C.(なんだ、こいつ。頭がおかしいのか……?)
小狼「答えろ!!何が目的で俺たちに―――」
スザク「まて!!C.C.!!」
C.C.「お前のナンパに付き合っている余裕はない」
小狼「まて!!」
スザク「君は!!」
小狼「……!!」
スザク「もしかして君は……黒の騎士団に関係があるのか?」
小狼「ちっ」ダダダッ
小狼「お前、人間じゃないな」
C.C.「ほう?生意気なボウヤだな。初対面の女に向かって……。いや、初対面ではないか」
小狼「やっぱり……クロウカードを狙っているのか?」
C.C.「クロウカード?」
小狼「木之本も俺も予知夢でお前が来るのは知っていた」
C.C.(なんだ、こいつ。頭がおかしいのか……?)
小狼「答えろ!!何が目的で俺たちに―――」
スザク「まて!!C.C.!!」
C.C.「お前のナンパに付き合っている余裕はない」
小狼「まて!!」
スザク「君は!!」
小狼「……!!」
スザク「もしかして君は……黒の騎士団に関係があるのか?」
小狼「ちっ」ダダダッ
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 13:54:49.29 ID:KS1+dhwS0
ジノ「あの子どもは私に任せろ」
スザク「ああ。頼む!!」
ジノ「待て!」
小狼「このっ!!」ブゥン
ジノ「おっと。私と素手で決闘か?」
小狼「……」
ジノ「いいだろう。かかって―――」
さくら「李くん!!」
小狼「木之本!?」
ジノ「なんだ?!」
さくら「逃げよう、ケロちゃんが危険だって言ってるよ」
小狼「分かった」
ジノ「逃がすか!!」
小狼「ダッシュ!!」カァァン
ジノ「おっ?!」
スザク「ああ。頼む!!」
ジノ「待て!」
小狼「このっ!!」ブゥン
ジノ「おっと。私と素手で決闘か?」
小狼「……」
ジノ「いいだろう。かかって―――」
さくら「李くん!!」
小狼「木之本!?」
ジノ「なんだ?!」
さくら「逃げよう、ケロちゃんが危険だって言ってるよ」
小狼「分かった」
ジノ「逃がすか!!」
小狼「ダッシュ!!」カァァン
ジノ「おっ?!」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:02:59.53 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「なんだか、騒がしいな……何が起こって……」
C.C.「ルルーシュ、ただいま。すぐに逃げよう。枢木スザクがいた」
ルルーシュ「バカか?!なら、一人で逃げろ!!」
C.C.「行くぞ。ゼロになればいいだろう?」
ルルーシュ「で、李小狼はどうだ?」
C.C.「失礼な奴だよ。私を人間じゃないといってきた」
ルルーシュ「正しいじゃないか」
C.C.「なんだと?もう一回言ってみろ」
ルルーシュ「お前が不老不死であることを見抜いたのか?」
C.C.「分からない。何を指して人間じゃないと言ったのかはな」
ルルーシュ「どうやら、益々捨て置くわけにはいかなくなったな」
カレン「敵なの?それとも……」
ルルーシュ「敵となるなら容赦はしない」
C.C.「なんとか生け捕りにしたいところだな」
カレン「生け捕りって……相手は小学生よ?」
C.C.「ルルーシュ、ただいま。すぐに逃げよう。枢木スザクがいた」
ルルーシュ「バカか?!なら、一人で逃げろ!!」
C.C.「行くぞ。ゼロになればいいだろう?」
ルルーシュ「で、李小狼はどうだ?」
C.C.「失礼な奴だよ。私を人間じゃないといってきた」
ルルーシュ「正しいじゃないか」
C.C.「なんだと?もう一回言ってみろ」
ルルーシュ「お前が不老不死であることを見抜いたのか?」
C.C.「分からない。何を指して人間じゃないと言ったのかはな」
ルルーシュ「どうやら、益々捨て置くわけにはいかなくなったな」
カレン「敵なの?それとも……」
ルルーシュ「敵となるなら容赦はしない」
C.C.「なんとか生け捕りにしたいところだな」
カレン「生け捕りって……相手は小学生よ?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:10:03.76 ID:KS1+dhwS0
スザク「見失ったか……」
ジノ「スザク、悪い。こっちもダメだった」
スザク「黒の騎士団と何らかの繋がりがあるみたいだな」
ジノ「そう思ったほうがいいかもな」
スザク「……」
ジノ「どこ行くんだよ?」
スザク「もっと詳しく調べてみようと思ってね。彼らのことを」
ジノ「調べる?黒の騎士団との関連性なんてでてくるとは思えないけどな」
スザク「住居な交友関係を洗っていけば何か見つかるかもしれない」
ジノ「……分かったよ」
スザク「やはりあの少年。何かある……」
スザク「脅威となるなら、容赦はしない」
ジノ「……」
ジノ(要注意人物だな。李小狼、そして……あの女の子、木之本桜……)
ジノ(レジスタンスには到底見えないが、油断はできない)
ジノ「スザク、悪い。こっちもダメだった」
スザク「黒の騎士団と何らかの繋がりがあるみたいだな」
ジノ「そう思ったほうがいいかもな」
スザク「……」
ジノ「どこ行くんだよ?」
スザク「もっと詳しく調べてみようと思ってね。彼らのことを」
ジノ「調べる?黒の騎士団との関連性なんてでてくるとは思えないけどな」
スザク「住居な交友関係を洗っていけば何か見つかるかもしれない」
ジノ「……分かったよ」
スザク「やはりあの少年。何かある……」
スザク「脅威となるなら、容赦はしない」
ジノ「……」
ジノ(要注意人物だな。李小狼、そして……あの女の子、木之本桜……)
ジノ(レジスタンスには到底見えないが、油断はできない)
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:16:56.05 ID:KS1+dhwS0
ペンギン公園
小狼「ここまで来れば大丈夫だろう」
さくら「はぁ……つかれた……」
ケロ「こらぁ!!小僧!!!」
小狼「なんだ?」
ケロ「小僧の所為でさくらが軍人に狙われるハメになったやないかぁ!!!」
小狼「何だと?!ブリタニアのナイトメアを攻撃したのは木之本だろうが!!!」
ケロ「はぁー?ナイトメアを止めろ、木之本!って言ったのは誰やったかなぁ?」
小狼「お前だってブリキどもが邪魔だって言ったじゃないか!!」
ケロ「自分のドジを押し付ける気か?!ええ度胸やなぁ?!ああん?!」
小狼「貴様は……!!!」
さくら「もー、ケンカはだめー!!」
ケロ「さくら……」
小狼「これじゃあ指名手配を受けても不思議じゃないな」
さくら「ほぇー!?なんでー!?」
小狼「ここまで来れば大丈夫だろう」
さくら「はぁ……つかれた……」
ケロ「こらぁ!!小僧!!!」
小狼「なんだ?」
ケロ「小僧の所為でさくらが軍人に狙われるハメになったやないかぁ!!!」
小狼「何だと?!ブリタニアのナイトメアを攻撃したのは木之本だろうが!!!」
ケロ「はぁー?ナイトメアを止めろ、木之本!って言ったのは誰やったかなぁ?」
小狼「お前だってブリキどもが邪魔だって言ったじゃないか!!」
ケロ「自分のドジを押し付ける気か?!ええ度胸やなぁ?!ああん?!」
小狼「貴様は……!!!」
さくら「もー、ケンカはだめー!!」
ケロ「さくら……」
小狼「これじゃあ指名手配を受けても不思議じゃないな」
さくら「ほぇー!?なんでー!?」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:25:42.77 ID:KS1+dhwS0
小狼「当然だ。ナイトメアを何機も破壊したんだぞ?それに顔もバレている。いくら自衛のためだとはいえ、指名手配になることは間違いない」
ケロ「もうしまいやな。こんな歳で逃亡生活なんて……」
さくら「や、やだよー!私、お父さんになんていえばいいのぉ……」
小狼「でも、こうなることを覚悟の上で攻撃したんだろ?」
さくら「だって、ブリタニアの悪い人たち……みんなに意地悪するから……」
ケロ「さくらにも小僧にも戦える力があるからなぁ……」
小狼「……」
さくら「なんとかごめんなさいってできないかな?」
小狼「それで許してくれるなら戦争なんて起きない」
さくら「ほぇぇ……」
ケロ「ま、やってもーたことをグチグチ言ってもしゃーないって。今はカードを探すことが大事やで、さくら」
さくら「でも、このままじゃ学校にも……」
小狼「木之本……」
さくら「私……悪い子になっちゃったのかな……」
ケロ「さくら自身は悪いことしてへんけど……相手は軍人やからなぁ……」
ケロ「もうしまいやな。こんな歳で逃亡生活なんて……」
さくら「や、やだよー!私、お父さんになんていえばいいのぉ……」
小狼「でも、こうなることを覚悟の上で攻撃したんだろ?」
さくら「だって、ブリタニアの悪い人たち……みんなに意地悪するから……」
ケロ「さくらにも小僧にも戦える力があるからなぁ……」
小狼「……」
さくら「なんとかごめんなさいってできないかな?」
小狼「それで許してくれるなら戦争なんて起きない」
さくら「ほぇぇ……」
ケロ「ま、やってもーたことをグチグチ言ってもしゃーないって。今はカードを探すことが大事やで、さくら」
さくら「でも、このままじゃ学校にも……」
小狼「木之本……」
さくら「私……悪い子になっちゃったのかな……」
ケロ「さくら自身は悪いことしてへんけど……相手は軍人やからなぁ……」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:30:38.79 ID:KS1+dhwS0
小狼「悪いことだろ」
ケロ「なんやとぉ?!」
小狼「俺たちはテロリストと同じだ」
さくら「そ、そんな……」
小狼「軍人を攻撃すれば誰でもそうなる」
さくら「や、やだよぉ……私……おとうさんにも……おにいちゃんにも……会えなくなるなんて……うぅぅ……」
ケロ「……」
小狼「考えなしに攻撃するからだ」
ケロ「だから!!それは小僧が―――」
さくら「……っ」タタタッ
小狼「木之本!!」
ケロ「さくらー!!」
小狼「……」
ケロ「どないしてくれんねん!!!さくらに何かあったらタダじゃおかんでぇ!!」
小狼「うるさい!!俺だけの所為にするな!!」
ケロ「なんやとぉ?!」
小狼「俺たちはテロリストと同じだ」
さくら「そ、そんな……」
小狼「軍人を攻撃すれば誰でもそうなる」
さくら「や、やだよぉ……私……おとうさんにも……おにいちゃんにも……会えなくなるなんて……うぅぅ……」
ケロ「……」
小狼「考えなしに攻撃するからだ」
ケロ「だから!!それは小僧が―――」
さくら「……っ」タタタッ
小狼「木之本!!」
ケロ「さくらー!!」
小狼「……」
ケロ「どないしてくれんねん!!!さくらに何かあったらタダじゃおかんでぇ!!」
小狼「うるさい!!俺だけの所為にするな!!」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:35:35.28 ID:KS1+dhwS0
市街地
さくら(やだ……やだっ……怖い……怖いよ……!!)
さくら(知世ちゃん……苺鈴ちゃん……雪兎さん……お父さん……お兄ちゃん……!!!)
ドンッ
さくら「きゃ?!」
ルルーシュ「つっ……!」
さくら「ご、ごめんなさい!!よそ見してて!!」
ルルーシュ「桜……」
さくら「ほぇ?あ、ルルーシュさん?!」
ルルーシュ「今度は突進してくるとはな」
さくら「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
ルルーシュ「気にするな。大丈夫だ」
さくら「……それじゃあ……あの……」
ルルーシュ「何かあったのか?」
さくら「え……それは……あの……」
さくら(やだ……やだっ……怖い……怖いよ……!!)
さくら(知世ちゃん……苺鈴ちゃん……雪兎さん……お父さん……お兄ちゃん……!!!)
ドンッ
さくら「きゃ?!」
ルルーシュ「つっ……!」
さくら「ご、ごめんなさい!!よそ見してて!!」
ルルーシュ「桜……」
さくら「ほぇ?あ、ルルーシュさん?!」
ルルーシュ「今度は突進してくるとはな」
さくら「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
ルルーシュ「気にするな。大丈夫だ」
さくら「……それじゃあ……あの……」
ルルーシュ「何かあったのか?」
さくら「え……それは……あの……」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:41:36.23 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「ほら、オレンジジュースで良かったかな?」
さくら「ありがとうございます」
ルルーシュ「どうした?」
さくら「……あの……私、悪い子になっちゃったみたいで……」
ルルーシュ「……え?」
さくら「自分ではいい事をしたって思ってたのに……えへへ……」
ルルーシュ「よくあることだ。行き過ぎた善意は悪意にもなる」
さくら「……ほぇ?」
ルルーシュ「己の正義を貫こうと思ったら、それなりのリスクが必要だからな」
さくら「クスリ?」
ルルーシュ「リスク。危険を冒す必要があるということだ」
さくら「ああ、ごめんなさい」
ルルーシュ「君はそのリスクを考えなかったのか?」
さくら「はい……全く……」
ルルーシュ「ならば君は悪だな。君はただ自己満足しただけなのだろう」
さくら「ありがとうございます」
ルルーシュ「どうした?」
さくら「……あの……私、悪い子になっちゃったみたいで……」
ルルーシュ「……え?」
さくら「自分ではいい事をしたって思ってたのに……えへへ……」
ルルーシュ「よくあることだ。行き過ぎた善意は悪意にもなる」
さくら「……ほぇ?」
ルルーシュ「己の正義を貫こうと思ったら、それなりのリスクが必要だからな」
さくら「クスリ?」
ルルーシュ「リスク。危険を冒す必要があるということだ」
さくら「ああ、ごめんなさい」
ルルーシュ「君はそのリスクを考えなかったのか?」
さくら「はい……全く……」
ルルーシュ「ならば君は悪だな。君はただ自己満足しただけなのだろう」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:49:29.41 ID:KS1+dhwS0
さくら「ほぇ……?」
ルルーシュ「ええとだな……。つまり、君のとった行動は自分だけが良かったと思っているだけで、周囲の人間からすれば迷惑な行為だったということだ」
さくら「そ、そんなぁ!?でも、私、助けた人たちからはお礼を……」
ルルーシュ「では、助けなかった人や、害を与えようとした人からお礼はもらったのか?」
さくら「……」
ルルーシュ「倒してくれてありがとう、止めてくれて感謝する。全員からそんな言葉が聞けたのか?」
さくら「……いいえ」
ルルーシュ「……」
さくら「そっか……。確かに私、悪い子ですね……」
ルルーシュ「ただ、君の行いで救われた人もいるのだろう。そこは胸を張っていい」
さくら「でも……」
ルルーシュ「自分の正義を貫くことは怖いことだ。相手の正義によって潰されてしまうこともある」
さくら「ルルーシュさん……」
ルルーシュ「だが、そこで逃げては何も救えない。怯えていては君の信じるものを守れない」
さくら「信じるもの……」
ルルーシュ「ええとだな……。つまり、君のとった行動は自分だけが良かったと思っているだけで、周囲の人間からすれば迷惑な行為だったということだ」
さくら「そ、そんなぁ!?でも、私、助けた人たちからはお礼を……」
ルルーシュ「では、助けなかった人や、害を与えようとした人からお礼はもらったのか?」
さくら「……」
ルルーシュ「倒してくれてありがとう、止めてくれて感謝する。全員からそんな言葉が聞けたのか?」
さくら「……いいえ」
ルルーシュ「……」
さくら「そっか……。確かに私、悪い子ですね……」
ルルーシュ「ただ、君の行いで救われた人もいるのだろう。そこは胸を張っていい」
さくら「でも……」
ルルーシュ「自分の正義を貫くことは怖いことだ。相手の正義によって潰されてしまうこともある」
さくら「ルルーシュさん……」
ルルーシュ「だが、そこで逃げては何も救えない。怯えていては君の信じるものを守れない」
さくら「信じるもの……」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:55:46.94 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「君は可憐だ」
さくら「え……」
ルルーシュ「君には笑顔が似合うと思う。だから、笑え。そして前を向くんだ」
さくら「ルルーシュ……さん……」
知世「さくらちゃん!!ここに居たのですね!!」
さくら「知世ちゃん?!どうしたの?!」
知世「あ、ルルーシュさん。こんにちは」
ルルーシュ「ああ」
知世「あの!さくらちゃん!!ブリタニアの人たちがさくらちゃんを探しているみたいです!」
さくら「ほぇー!?なんでぇ?!」
知世「……さきほど、こんなものが」
さくら「わ、私の指名手配書……!?」
ルルーシュ「なに!?これはどういうことだ?!」
さくら「えっと……あの……」
知世「とにかく急ぎませんと、お家を壊れてしまうかもしれません!!」
さくら「え……」
ルルーシュ「君には笑顔が似合うと思う。だから、笑え。そして前を向くんだ」
さくら「ルルーシュ……さん……」
知世「さくらちゃん!!ここに居たのですね!!」
さくら「知世ちゃん?!どうしたの?!」
知世「あ、ルルーシュさん。こんにちは」
ルルーシュ「ああ」
知世「あの!さくらちゃん!!ブリタニアの人たちがさくらちゃんを探しているみたいです!」
さくら「ほぇー!?なんでぇ?!」
知世「……さきほど、こんなものが」
さくら「わ、私の指名手配書……!?」
ルルーシュ「なに!?これはどういうことだ?!」
さくら「えっと……あの……」
知世「とにかく急ぎませんと、お家を壊れてしまうかもしれません!!」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 14:59:59.38 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「君は一体……」
カレン「ルルーシュ!!大変!!ブリタニア軍が動き出した!!」
ルルーシュ「カレン!!」
カレン「この指名手配の―――って、ああ!!」
さくら「ほぇー!!ごめんなさい!!!」
カレン「この、この子……」
ルルーシュ「カレン。状況は分かるか?」
カレン「えっと、第二の黒の騎士団を出さない為に……徹底的に破壊するって」
ルルーシュ(バカな……ナナリーがそんな指示を出すはずがない……)
さくら「ルルーシュさん!!」
ルルーシュ「……!」
さくら「私、行きます。自分の大切なものを守るために」
ルルーシュ「待て。君はブリタニアを敵に回すことに……」
さくら「それでも、私ががんばらないといけないって……今は、そう思うんです……」
ルルーシュ「君は……」
カレン「ルルーシュ!!大変!!ブリタニア軍が動き出した!!」
ルルーシュ「カレン!!」
カレン「この指名手配の―――って、ああ!!」
さくら「ほぇー!!ごめんなさい!!!」
カレン「この、この子……」
ルルーシュ「カレン。状況は分かるか?」
カレン「えっと、第二の黒の騎士団を出さない為に……徹底的に破壊するって」
ルルーシュ(バカな……ナナリーがそんな指示を出すはずがない……)
さくら「ルルーシュさん!!」
ルルーシュ「……!」
さくら「私、行きます。自分の大切なものを守るために」
ルルーシュ「待て。君はブリタニアを敵に回すことに……」
さくら「それでも、私ががんばらないといけないって……今は、そう思うんです……」
ルルーシュ「君は……」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:03:46.96 ID:KS1+dhwS0
知世「行きましょう」
さくら「うんっ」
ルルーシュ「待て!!君が何をしたのかわからないが、君一人で何ができる!!」
さくら「私には力があるから。絶対、大丈夫だよ」
ルルーシュ「なっ……」
カレン「無茶だって!!」
さくら「ごめんなさい!―――知世ちゃん!!」
知世「バトルコスチュームはご用意してありますわー♪」
さくら「そ、それは別にいいんだけど……」
ルルーシュ「まて!!」
さくら「ルルーシュさん!!ありがと!!またね!!」
ルルーシュ「……」
カレン「ルルーシュ。謎の少女も出てくるかも。私たちも言ってみる?」
ルルーシュ「……そうだな」
ルルーシュ(木之本桜……君が……謎の少女なのか……?)
さくら「うんっ」
ルルーシュ「待て!!君が何をしたのかわからないが、君一人で何ができる!!」
さくら「私には力があるから。絶対、大丈夫だよ」
ルルーシュ「なっ……」
カレン「無茶だって!!」
さくら「ごめんなさい!―――知世ちゃん!!」
知世「バトルコスチュームはご用意してありますわー♪」
さくら「そ、それは別にいいんだけど……」
ルルーシュ「まて!!」
さくら「ルルーシュさん!!ありがと!!またね!!」
ルルーシュ「……」
カレン「ルルーシュ。謎の少女も出てくるかも。私たちも言ってみる?」
ルルーシュ「……そうだな」
ルルーシュ(木之本桜……君が……謎の少女なのか……?)
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:09:12.62 ID:KS1+dhwS0
総督府
ナナリー「待ってください!!どうしてそんな指示が!!」
ローマイヤ「一連の事件はブリタニアの威厳を損なうものです。ここで力を見せておかなければ」
ジノ「越権行為では?ミス・ローマイヤ」
ローマイヤ「これは私が決めたことではありません」
スザク「……」
ジノ「スザク、どうする?」
スザク「もし、黒の騎士団が……ゼロが出てくるなら好都合だ」
ナナリー「スザクさん!!」
スザク「総督。私を信じてください。被害は最小限に止めてみせます」
ナナリー「でも……」
ジノ「今回の一件、大問題にならなければいいですけどね」
ローマイヤ「ふん……」
ナナリー「私は……どうして……」
アーニャ「……」
ナナリー「待ってください!!どうしてそんな指示が!!」
ローマイヤ「一連の事件はブリタニアの威厳を損なうものです。ここで力を見せておかなければ」
ジノ「越権行為では?ミス・ローマイヤ」
ローマイヤ「これは私が決めたことではありません」
スザク「……」
ジノ「スザク、どうする?」
スザク「もし、黒の騎士団が……ゼロが出てくるなら好都合だ」
ナナリー「スザクさん!!」
スザク「総督。私を信じてください。被害は最小限に止めてみせます」
ナナリー「でも……」
ジノ「今回の一件、大問題にならなければいいですけどね」
ローマイヤ「ふん……」
ナナリー「私は……どうして……」
アーニャ「……」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:14:42.25 ID:KS1+dhwS0
市街地
グロースター『イレヴンは全て排除だ!!!』
『イエス、マイロード!!』
さくら「……」
グロースター『誰だ?女子どもとて容赦はしない!!」
さくら「ソード!!」カァァン
グロースター『なんだ?!』
さくら「やぁ!!」ズバッ!!
グロースター『バカな?!何をした!?どうして足が切断する?!』
さくら「ごめんなさい。私は悪い子だから……。でも―――」
さくら「守らないと!!」
『不審なイレヴンだ!!殺せ!!』
さくら「数が多い……。本当はやりたくないけど……」
さくら「―――ビッグ!!!」カァァン
『な、なんだぁ?!』
グロースター『イレヴンは全て排除だ!!!』
『イエス、マイロード!!』
さくら「……」
グロースター『誰だ?女子どもとて容赦はしない!!」
さくら「ソード!!」カァァン
グロースター『なんだ?!』
さくら「やぁ!!」ズバッ!!
グロースター『バカな?!何をした!?どうして足が切断する?!』
さくら「ごめんなさい。私は悪い子だから……。でも―――」
さくら「守らないと!!」
『不審なイレヴンだ!!殺せ!!』
さくら「数が多い……。本当はやりたくないけど……」
さくら「―――ビッグ!!!」カァァン
『な、なんだぁ?!』
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:22:24.72 ID:KS1+dhwS0
さくら『ブリタニアのみなさーん!!ごめんなさーい!!!』バキィ
グロースター『うわぁぁああ!?』
さくら『えーい』ゲシッ
カレン「な……なにあれ……?あれが謎の少女……?」
ルルーシュ「怪獣か……?」
C.C.「ルルーシュ。私たちのナイトメアだが、とりにいくか?」
ルルーシュ「そうだな……持って来ておいたほうがいい」
カレン「……」
さくら『ほぇぇー』ズンズン
ルルーシュ「あれはギアスか?」
C.C.「あんなギアスみたことも聞いたこともない」
ルルーシュ「あのままではブリタニアの全兵力が集結する恐れもある。やめさせないと」
カレン「やめさせるってどうやって?!」
ルルーシュ「海に帰ってもらうとか色々あるだろうが!!」
C.C.「お前、相当混乱してるな?」
グロースター『うわぁぁああ!?』
さくら『えーい』ゲシッ
カレン「な……なにあれ……?あれが謎の少女……?」
ルルーシュ「怪獣か……?」
C.C.「ルルーシュ。私たちのナイトメアだが、とりにいくか?」
ルルーシュ「そうだな……持って来ておいたほうがいい」
カレン「……」
さくら『ほぇぇー』ズンズン
ルルーシュ「あれはギアスか?」
C.C.「あんなギアスみたことも聞いたこともない」
ルルーシュ「あのままではブリタニアの全兵力が集結する恐れもある。やめさせないと」
カレン「やめさせるってどうやって?!」
ルルーシュ「海に帰ってもらうとか色々あるだろうが!!」
C.C.「お前、相当混乱してるな?」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:28:52.04 ID:KS1+dhwS0
スザク『な、なんだあれは……!?』
ジノ『おいおい。化け物退治なんて聞いてないぞ』
スザク『このままでは街に甚大な被害がでる!!とめるぞ!!』
ジノ『よし!!ブリタニアは怪獣にも負けないところをみせてやろうじゃないか!!』
スザク『このヴァリスなら……!!』
さくら『えーい!!』ブゥン
スザク『なに!?』
ドォォォン!!!
ジノ『スザク!!―――このぉ!!!』
さくら『やー』バキィ
ジノ『くそ!!圧倒的過ぎる!!!』
さくら(私が……守らないと……!!)
さくら『ん?何かが足下からあがってくる……?』
紅蓮『うぉぉぉ!!!』
さくら『虫ぃ!?』バシッ
ジノ『おいおい。化け物退治なんて聞いてないぞ』
スザク『このままでは街に甚大な被害がでる!!とめるぞ!!』
ジノ『よし!!ブリタニアは怪獣にも負けないところをみせてやろうじゃないか!!』
スザク『このヴァリスなら……!!』
さくら『えーい!!』ブゥン
スザク『なに!?』
ドォォォン!!!
ジノ『スザク!!―――このぉ!!!』
さくら『やー』バキィ
ジノ『くそ!!圧倒的過ぎる!!!』
さくら(私が……守らないと……!!)
さくら『ん?何かが足下からあがってくる……?』
紅蓮『うぉぉぉ!!!』
さくら『虫ぃ!?』バシッ
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:40:55.18 ID:KS1+dhwS0
カレン『ぎゃぁ!?』
ルルーシュ『カレン!!応答しろ!!カレン!!』
カレン『なんとか……大丈夫……』
C.C.『ここから叫べばなんとかなるんじゃないか?』
ルルーシュ『いや、ここで叫べば恐らくあの子は俺の名前を大声で呼ぶだろう。そうなったら困る』
C.C.『あー、確かにな』
ルルーシュ『耳元で囁くのが一番だが……』
小狼「お前ら!!やめろ!!」
C.C.『あいつは……』
小狼「これ以上、好きにはさせないぞ。―――雷帝招来!!」
C.C.『うわっ?!……なんだ、こいつは……』
さくら『みなさーん!!もう帰ってー!!帰ってよー!!!』バキィ
ドォォォン!!!
ルルーシュ(今、木之本桜はただの怪獣として扱われている……)
ルルーシュ(そうだ……!!)
ルルーシュ『カレン!!応答しろ!!カレン!!』
カレン『なんとか……大丈夫……』
C.C.『ここから叫べばなんとかなるんじゃないか?』
ルルーシュ『いや、ここで叫べば恐らくあの子は俺の名前を大声で呼ぶだろう。そうなったら困る』
C.C.『あー、確かにな』
ルルーシュ『耳元で囁くのが一番だが……』
小狼「お前ら!!やめろ!!」
C.C.『あいつは……』
小狼「これ以上、好きにはさせないぞ。―――雷帝招来!!」
C.C.『うわっ?!……なんだ、こいつは……』
さくら『みなさーん!!もう帰ってー!!帰ってよー!!!』バキィ
ドォォォン!!!
ルルーシュ(今、木之本桜はただの怪獣として扱われている……)
ルルーシュ(そうだ……!!)
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:45:46.23 ID:KS1+dhwS0
カレン「あたた……」
C.C.「大丈夫か?」
カレン「うん」
小狼「見つけたぞ。どうして木之本に近づく?」
C.C.「またお前か。いい加減にしろ」
小狼「カード集めの邪魔をするなら……!!」ダダダッ
C.C.「カレン、こういうのはお前の専門だろ?」
カレン「ちょっと!!あの子、剣もってるけど?!」
小狼「はぁぁぁ!!!」
カレン「あぶなっ?!」
C.C.(私は今のうちに援軍の要請を―――)
苺鈴「逃がさない」
C.C.「小娘か……」
苺鈴「小娘って……いうなぁぁー!!!!」
C.C.「この小娘は嫌いだ」
C.C.「大丈夫か?」
カレン「うん」
小狼「見つけたぞ。どうして木之本に近づく?」
C.C.「またお前か。いい加減にしろ」
小狼「カード集めの邪魔をするなら……!!」ダダダッ
C.C.「カレン、こういうのはお前の専門だろ?」
カレン「ちょっと!!あの子、剣もってるけど?!」
小狼「はぁぁぁ!!!」
カレン「あぶなっ?!」
C.C.(私は今のうちに援軍の要請を―――)
苺鈴「逃がさない」
C.C.「小娘か……」
苺鈴「小娘って……いうなぁぁー!!!!」
C.C.「この小娘は嫌いだ」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:53:33.53 ID:KS1+dhwS0
スザク「くそ、ランスロットは動かないか!!」
ジノ『こっちもダメだ』
スザク「木之本桜……君は何者なんだ……!!」
ゼロ『ブリタニアの諸君!!よく聞け!!!』
スザク「ゼロ!!やはり現れたか!?」
ゼロ『今、この驚愕の現実を見せつけられて大変困惑していることだろう』
さくら『だ、だれ?』
ゼロ『この巨大な少女こそ我が黒の騎士団の技術力の結晶!!!』
スザク「な、なに……?」
ゼロ『その名も超巨大ナイトメア、サクラ!!!!』
さくら『ほぇー!!私、ナイトメアだったのー!?』
ジノ『超巨大ナイトメア……?!』
スザク「サクラ……」
ゼロ『この圧倒的な力の差、君たちが覆すことなど不可能!!!よって、命じる!!ブリタニアは退け!!!』
さくら『この声……どこかで……』
ジノ『こっちもダメだ』
スザク「木之本桜……君は何者なんだ……!!」
ゼロ『ブリタニアの諸君!!よく聞け!!!』
スザク「ゼロ!!やはり現れたか!?」
ゼロ『今、この驚愕の現実を見せつけられて大変困惑していることだろう』
さくら『だ、だれ?』
ゼロ『この巨大な少女こそ我が黒の騎士団の技術力の結晶!!!』
スザク「な、なに……?」
ゼロ『その名も超巨大ナイトメア、サクラ!!!!』
さくら『ほぇー!!私、ナイトメアだったのー!?』
ジノ『超巨大ナイトメア……?!』
スザク「サクラ……」
ゼロ『この圧倒的な力の差、君たちが覆すことなど不可能!!!よって、命じる!!ブリタニアは退け!!!』
さくら『この声……どこかで……』
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 15:59:34.29 ID:KS1+dhwS0
スザク「ジノ」
ジノ『分かっている。分が悪いのはこちらだな。黒の騎士団……こんな化け物を生み出すなんて』
スザク(じゃあ、あの少女は……?)
ゼロ(よし。そのまま尻尾を巻いて逃げ出せ)
さくら『あのー、どちらさまですかー?』
ゼロ『我が名はゼロ!!』
さくら『……』
ゼロ『……』
さくら『初めまして木之本桜です』
ゼロ『挨拶はいい。元の姿に戻れるか?』
さくら『はい』
さくら「―――戻りました」
ゼロ『よし、そのままでいろ』
さくら「わかりました」
さくら「ケロちゃん?え?なに?……大丈夫。ゼロって人はなんとなく、良い人な気がするから」
ジノ『分かっている。分が悪いのはこちらだな。黒の騎士団……こんな化け物を生み出すなんて』
スザク(じゃあ、あの少女は……?)
ゼロ(よし。そのまま尻尾を巻いて逃げ出せ)
さくら『あのー、どちらさまですかー?』
ゼロ『我が名はゼロ!!』
さくら『……』
ゼロ『……』
さくら『初めまして木之本桜です』
ゼロ『挨拶はいい。元の姿に戻れるか?』
さくら『はい』
さくら「―――戻りました」
ゼロ『よし、そのままでいろ』
さくら「わかりました」
さくら「ケロちゃん?え?なに?……大丈夫。ゼロって人はなんとなく、良い人な気がするから」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:07:44.52 ID:KS1+dhwS0
ゼロ「どうも。初めまして」
さくら「あの……なんですか?」
ゼロ「君のことを知りたい」
さくら「え……」
ゼロ「どうしてあのようなことができるのかを」
さくら「それは……」
ケロ「こにゃにゃちわー!!!」
ゼロ「うぉ!?な、なんだ、このぬいぐるみは?!」
さくら「ケロちゃん?!」
ケロ「ええて。さくらが信じた相手なんやろ?ならワイも信じてみるわ」
ゼロ「……」
ケロ「……やっぱり、ギアスか」
ゼロ「な……!?」
ケロ「かなり昔のことやけど、同じような奴を何人かみたことあるわ。あんたから漏れてる気配はギアス能力者特有のもんやな」
ゼロ「お前は……何を知っている……?」
さくら「あの……なんですか?」
ゼロ「君のことを知りたい」
さくら「え……」
ゼロ「どうしてあのようなことができるのかを」
さくら「それは……」
ケロ「こにゃにゃちわー!!!」
ゼロ「うぉ!?な、なんだ、このぬいぐるみは?!」
さくら「ケロちゃん?!」
ケロ「ええて。さくらが信じた相手なんやろ?ならワイも信じてみるわ」
ゼロ「……」
ケロ「……やっぱり、ギアスか」
ゼロ「な……!?」
ケロ「かなり昔のことやけど、同じような奴を何人かみたことあるわ。あんたから漏れてる気配はギアス能力者特有のもんやな」
ゼロ「お前は……何を知っている……?」
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:11:41.72 ID:KS1+dhwS0
さくら「ギアスってなに?」
ケロ「よーしらん」
さくら「あれ?」
ケロ「知ってるのは、魔法に匹敵する力があるっちゅ-ことだけや」
さくら「魔法に……」
ゼロ「お前はどこまで知っている?ギアスのことを」
ケロ「だから、よーしらんて。同じような奴を何人か見たことあるだけ」
ゼロ「……」
さくら「あの……えっと……」
ケロ「で、あんさん。さくらを守ってくれるんか?」
ゼロ「……」
ケロ「なんの意味もなく、あんなハッタリを入れたわけやないやろ?」
ゼロ「そうだな。では、少しゆっくりと話せる場所に移ろうか」
さくら「あの!その前に……私の友達も一緒にいいですか?」
ゼロ「構わない。君も不安だろうしな」
ケロ「よーしらん」
さくら「あれ?」
ケロ「知ってるのは、魔法に匹敵する力があるっちゅ-ことだけや」
さくら「魔法に……」
ゼロ「お前はどこまで知っている?ギアスのことを」
ケロ「だから、よーしらんて。同じような奴を何人か見たことあるだけ」
ゼロ「……」
さくら「あの……えっと……」
ケロ「で、あんさん。さくらを守ってくれるんか?」
ゼロ「……」
ケロ「なんの意味もなく、あんなハッタリを入れたわけやないやろ?」
ゼロ「そうだな。では、少しゆっくりと話せる場所に移ろうか」
さくら「あの!その前に……私の友達も一緒にいいですか?」
ゼロ「構わない。君も不安だろうしな」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:17:52.10 ID:KS1+dhwS0
黒の騎士団アジト
カレン「いたたた……」
千葉「一体、誰と戦ったらこんな傷をつけられるんだ」
カレン「千葉さん、もっと優しく……!」
藤堂「ゼロ、この子たちは?」
ゼロ「怪獣騒動の当事者たちだよ」
藤堂「……」
さくら「ぁや~……怖いとこにきちゃった……」
知世「大丈夫ですわ」
さくら「そうなのぉ?」
知世「信じてください」
藤堂「……」
苺鈴「小狼……こわいぃ……」ギュッ
小狼「俺だって怖い。だから、離れろ」
藤堂「……ふむ」
カレン「いたたた……」
千葉「一体、誰と戦ったらこんな傷をつけられるんだ」
カレン「千葉さん、もっと優しく……!」
藤堂「ゼロ、この子たちは?」
ゼロ「怪獣騒動の当事者たちだよ」
藤堂「……」
さくら「ぁや~……怖いとこにきちゃった……」
知世「大丈夫ですわ」
さくら「そうなのぉ?」
知世「信じてください」
藤堂「……」
苺鈴「小狼……こわいぃ……」ギュッ
小狼「俺だって怖い。だから、離れろ」
藤堂「……ふむ」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:23:08.94 ID:KS1+dhwS0
ゼロの自室
ゼロ「―――クロウカードか。信じられない話だが……」
さくら「はい。その力で私は大きくなったり、ナイトメアを斬ったりしました……ごめんなさい」
ゼロ「謝ることはない。自分を信じた結果だろう。胸を張るといい」
小狼「……」
C.C.「なんだ、小僧?私にほれたか?」
小狼「な!?」
苺鈴「ちょっとぉ!!小狼は私の婚約者なの!!!」
C.C.「ふん……ガキのくせに」
苺鈴「べーっだ。年増のくせに」
C.C.「いいだろう。その喧嘩買ってやる」
ゼロ「C.C.。やめろ」
苺鈴「ふふん」
C.C.「可愛くないな……」
ゼロ「君たちは散らばったクロウカードを探しているとき、たまたまブリタニア軍と交戦してしまい。勝利してしまった。そういうことか?」
ゼロ「―――クロウカードか。信じられない話だが……」
さくら「はい。その力で私は大きくなったり、ナイトメアを斬ったりしました……ごめんなさい」
ゼロ「謝ることはない。自分を信じた結果だろう。胸を張るといい」
小狼「……」
C.C.「なんだ、小僧?私にほれたか?」
小狼「な!?」
苺鈴「ちょっとぉ!!小狼は私の婚約者なの!!!」
C.C.「ふん……ガキのくせに」
苺鈴「べーっだ。年増のくせに」
C.C.「いいだろう。その喧嘩買ってやる」
ゼロ「C.C.。やめろ」
苺鈴「ふふん」
C.C.「可愛くないな……」
ゼロ「君たちは散らばったクロウカードを探しているとき、たまたまブリタニア軍と交戦してしまい。勝利してしまった。そういうことか?」
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:29:31.38 ID:KS1+dhwS0
ケロ「せやで!!悪いんは、何も聞いてくれへんブリタニアや!!間違いない!!!」
C.C.「……面白い、ぬいぐるみだな」
さくら「ケロちゃんって言うんです」
C.C.「ケロちゃん……いい響きだ」
ケロ「ちゃう!!ケルベロスや!!!」
知世「あの……これから私たちをどうするおつもりですか?」
ゼロ「取引がしたい」
小狼「断る。テロリストなんかの助力はいらない」
ゼロ「では、君たちは今後、その年齢で軍に追われる生活を選ぶということか?」
さくら「それは嫌です!!」
ゼロ「……」
さくら「お父さんやお兄ちゃんや学校の友達に会えなくなるのが……嫌……」
ゼロ「それでも選ばなくてはならない。他人との接点を断ち、一人の力で生きていくことを」
ゼロ「君たちはそれだけのことをした」
さくら「うっ……うぅ……うぅぅ……うぇぇぇん……やだよぉぉ……」
C.C.「……面白い、ぬいぐるみだな」
さくら「ケロちゃんって言うんです」
C.C.「ケロちゃん……いい響きだ」
ケロ「ちゃう!!ケルベロスや!!!」
知世「あの……これから私たちをどうするおつもりですか?」
ゼロ「取引がしたい」
小狼「断る。テロリストなんかの助力はいらない」
ゼロ「では、君たちは今後、その年齢で軍に追われる生活を選ぶということか?」
さくら「それは嫌です!!」
ゼロ「……」
さくら「お父さんやお兄ちゃんや学校の友達に会えなくなるのが……嫌……」
ゼロ「それでも選ばなくてはならない。他人との接点を断ち、一人の力で生きていくことを」
ゼロ「君たちはそれだけのことをした」
さくら「うっ……うぅ……うぅぅ……うぇぇぇん……やだよぉぉ……」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:34:06.23 ID:KS1+dhwS0
ゼロ「……」オロオロ
C.C.「うろたえるな」
さくら「ぐすっ……でも……そうです……ね……」
ゼロ「え?」
さくら「ある人に言われました……。私は悪だって……悪いことをしたから……きっと、これはその罰なんですね……」
ゼロ「……」
C.C.「気丈だな。気に入ったよ」
さくら「でも……やっぱり……かなしい……けど……」
知世「さくらちゃん……」
苺鈴「小狼……中華連邦に帰るってどう?」
小狼「カードも集まってないのに帰るなんて無理だ」
ゼロ「……私なら君たちを匿うことができる」
さくら「え?」
ゼロ「肉親、知人、友人にも会えるように配慮もできる」
知世「ど、どうやって……?」
C.C.「うろたえるな」
さくら「ぐすっ……でも……そうです……ね……」
ゼロ「え?」
さくら「ある人に言われました……。私は悪だって……悪いことをしたから……きっと、これはその罰なんですね……」
ゼロ「……」
C.C.「気丈だな。気に入ったよ」
さくら「でも……やっぱり……かなしい……けど……」
知世「さくらちゃん……」
苺鈴「小狼……中華連邦に帰るってどう?」
小狼「カードも集まってないのに帰るなんて無理だ」
ゼロ「……私なら君たちを匿うことができる」
さくら「え?」
ゼロ「肉親、知人、友人にも会えるように配慮もできる」
知世「ど、どうやって……?」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:39:35.81 ID:KS1+dhwS0
ゼロ「まず、木之本桜。君の家族は我々が保護しよう」
さくら「保護?」
ゼロ「ああ。ブリタニアに手は出せない」
さくら「……」
ゼロ「次に知世」
知世「私は大丈夫です」
ゼロ「え?」
知世「ブリタニア皇帝陛下と太いパイプがあるので」
ゼロ「……」
C.C.「お前……」
知世「でも、私だけが助かっても……意味なんてありませんし……助けてくださるのなら、お願いします」
ゼロ「……知世。君はまさか、あの大道寺の……?」
知世「はい。大道寺家の一人娘ですわ」
ゼロ(今やキョウト六家以上の財力を有するあの……大道寺家か……!!)
ゼロ(利用価値は十分にあるな……くくく……)
さくら「保護?」
ゼロ「ああ。ブリタニアに手は出せない」
さくら「……」
ゼロ「次に知世」
知世「私は大丈夫です」
ゼロ「え?」
知世「ブリタニア皇帝陛下と太いパイプがあるので」
ゼロ「……」
C.C.「お前……」
知世「でも、私だけが助かっても……意味なんてありませんし……助けてくださるのなら、お願いします」
ゼロ「……知世。君はまさか、あの大道寺の……?」
知世「はい。大道寺家の一人娘ですわ」
ゼロ(今やキョウト六家以上の財力を有するあの……大道寺家か……!!)
ゼロ(利用価値は十分にあるな……くくく……)
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:47:15.37 ID:KS1+dhwS0
ゼロ「小狼と苺鈴は中華連邦出身だったな。ならば、いくらでもやりようはある」
さくら「どうして……そこまで……?」
小狼「お前、俺たちを戦争の道具に使うつもりか?!」
ゼロ「そんなことをするつもりはない。ただ、協力してほしいだけだ」
さくら「協力……?」
苺鈴「テロの協力なんて絶対にやだー」
ゼロ「しかし、木之本桜はその場凌ぎの狂言とはいえ、ナイトメアということになっているから黒の騎士団に居てもらないと困る」
さくら「は、はい」
小狼「そんなこと!!」
ゼロ「何も四六時中居る必要はない。公の場に出るときだけ、見えるところに居てくれればいい」
さくら「……いるだけですか?」
ゼロ「そう。君が画面に映ってさえいれば、今日のことは真実だと思い込ませることができる」
小狼「実戦で投入しなきゃ意味なんてないだろ」
ゼロ「違うな。間違っているぞ。あると思わせることに意味がある」
さくら「あの~居るだけいいなら……考えがあるんですけど」
さくら「どうして……そこまで……?」
小狼「お前、俺たちを戦争の道具に使うつもりか?!」
ゼロ「そんなことをするつもりはない。ただ、協力してほしいだけだ」
さくら「協力……?」
苺鈴「テロの協力なんて絶対にやだー」
ゼロ「しかし、木之本桜はその場凌ぎの狂言とはいえ、ナイトメアということになっているから黒の騎士団に居てもらないと困る」
さくら「は、はい」
小狼「そんなこと!!」
ゼロ「何も四六時中居る必要はない。公の場に出るときだけ、見えるところに居てくれればいい」
さくら「……いるだけですか?」
ゼロ「そう。君が画面に映ってさえいれば、今日のことは真実だと思い込ませることができる」
小狼「実戦で投入しなきゃ意味なんてないだろ」
ゼロ「違うな。間違っているぞ。あると思わせることに意味がある」
さくら「あの~居るだけいいなら……考えがあるんですけど」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:52:44.70 ID:KS1+dhwS0
ゼロ「なに?」
さくら「―――ミラー!!!」ゴォォォ
C.C.「な……」
ミラー「どうも」
ゼロ「さくらが……二人……?!」
さくら「ミラーさんを私の代わりに置いておくことはできないですか?」
ゼロ「……」ギュッ
ミラー「きゃ」
ケロ「こら!!なに手、握ってんねん!!!」
ゼロ「あ、悪い……。いや、いいぞ。これでいい」
C.C.「二人居たほうが色々と疑われずに済むな」
ゼロ「ずっと黒の騎士団にいることができるのか?」
ミラー「はい」
さくら「でも、ときどき休憩しないと疲れちゃうよね?」
ミラー「私は大丈夫ですよ?」
さくら「―――ミラー!!!」ゴォォォ
C.C.「な……」
ミラー「どうも」
ゼロ「さくらが……二人……?!」
さくら「ミラーさんを私の代わりに置いておくことはできないですか?」
ゼロ「……」ギュッ
ミラー「きゃ」
ケロ「こら!!なに手、握ってんねん!!!」
ゼロ「あ、悪い……。いや、いいぞ。これでいい」
C.C.「二人居たほうが色々と疑われずに済むな」
ゼロ「ずっと黒の騎士団にいることができるのか?」
ミラー「はい」
さくら「でも、ときどき休憩しないと疲れちゃうよね?」
ミラー「私は大丈夫ですよ?」
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 16:59:49.30 ID:KS1+dhwS0
ゼロ「そうか。では、このミラーさくらを預かろう」
さくら「あの……意地悪はしないでくださいね」
ゼロ「無論だ」
ミラー「よろしくお願いします」
ゼロ「こっちにこい」
ミラー「はい」
ゼロ「ふはははははは」
さくら「それであの……今後のことは……?」
ゼロ「ああ。そうだったな。君たちにはアッシュフォード学園に編入してもらう」
小狼「あ、あの学園に?!」
ゼロ「ああ。木之本桜も改名することなく編入できるようにしておこう」
さくら「できるんですか?!」
ケロ「ギアスならできるなわ」
ゼロ「ふっ。あと、あの美少女型ナイトメア「サクラ」は無作為に選んだ人物、木之本桜がモデルになっているだけで黒の騎士団とはなにも関係がない。そういう筋書きだ」
小狼「そんなので上手くいくのか?」
さくら「あの……意地悪はしないでくださいね」
ゼロ「無論だ」
ミラー「よろしくお願いします」
ゼロ「こっちにこい」
ミラー「はい」
ゼロ「ふはははははは」
さくら「それであの……今後のことは……?」
ゼロ「ああ。そうだったな。君たちにはアッシュフォード学園に編入してもらう」
小狼「あ、あの学園に?!」
ゼロ「ああ。木之本桜も改名することなく編入できるようにしておこう」
さくら「できるんですか?!」
ケロ「ギアスならできるなわ」
ゼロ「ふっ。あと、あの美少女型ナイトメア「サクラ」は無作為に選んだ人物、木之本桜がモデルになっているだけで黒の騎士団とはなにも関係がない。そういう筋書きだ」
小狼「そんなので上手くいくのか?」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:03:19.55 ID:KS1+dhwS0
ゼロ「木之本桜と我々を繋げる線は余りにも細い。何も出てこない」
小狼「……」
苺鈴「信じられるの……?」
知世「さくらちゃん、どうします?」
さくら「……ゼロさん」
ゼロ「なんだろうか?」
さくら「守ってくれますか?」
ゼロ「必ず」
さくら「……」
ゼロ「……」
さくら「知世ちゃん!李くん!苺鈴ちゃん!!信じてみよっ!」
知世「さくらちゃんがそういうのでしたら」
小狼「……全部は信用できないけどな」
苺鈴「大丈夫なのぉ?」
さくら「絶対、大丈夫だよ」
小狼「……」
苺鈴「信じられるの……?」
知世「さくらちゃん、どうします?」
さくら「……ゼロさん」
ゼロ「なんだろうか?」
さくら「守ってくれますか?」
ゼロ「必ず」
さくら「……」
ゼロ「……」
さくら「知世ちゃん!李くん!苺鈴ちゃん!!信じてみよっ!」
知世「さくらちゃんがそういうのでしたら」
小狼「……全部は信用できないけどな」
苺鈴「大丈夫なのぉ?」
さくら「絶対、大丈夫だよ」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:10:08.62 ID:KS1+dhwS0
総督府
アーニャ「怪獣は?」
スザク「詳細は不明だ」
ジノ「あれが本当にナイトメアならブリタニアは今後、劣勢を強いられるな」
スザク「……」
ナナリー「スザクさん」
スザク「はい」
ナナリー「どのような怪獣だったのですか?」
スザク「木之本桜そっくりな怪獣でした」
ナナリー「その木之本さんって一体……」
スザク「まだ詳しいことは分かりません。ですが……」
ナナリー「はい?」
スザク「きっと何かある……きっと……」
ナナリー「何か……?」
スザク(木之本桜……そして李小狼……きっとゼロと繋がりがあるはず)
アーニャ「怪獣は?」
スザク「詳細は不明だ」
ジノ「あれが本当にナイトメアならブリタニアは今後、劣勢を強いられるな」
スザク「……」
ナナリー「スザクさん」
スザク「はい」
ナナリー「どのような怪獣だったのですか?」
スザク「木之本桜そっくりな怪獣でした」
ナナリー「その木之本さんって一体……」
スザク「まだ詳しいことは分かりません。ですが……」
ナナリー「はい?」
スザク「きっと何かある……きっと……」
ナナリー「何か……?」
スザク(木之本桜……そして李小狼……きっとゼロと繋がりがあるはず)
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:23:13.78 ID:KS1+dhwS0
数週間後 アッシュフォード学園
ミレイ「よーし!!完成ー!!1/4ランスロットー!!」
シャーリー「いやぁ。傑作ですね」
リヴァル「ホントだよ」
スザク「これは……誰が……」
ルルーシュ「俺だよ」
スザク「ルルーシュ?!」
ルルーシュ「喜んでくれるか?」
スザク「ああ!!ありがとう、嬉しいよ!!」
シャーリー「(ちょっとルル。あの知世ちゃんのことはいいの?)」
ルルーシュ「(言ってもしょうがないだろ)」
シャーリー「(もう。折角、知世ちゃんこっちに編入してきたんだから、お礼ぐらい……)」
ルルーシュ「(後で言っておくって)」
シャーリー「(約束だよ?)」
スザク(李小狼……。ここに編入してきたらしいけど……何が目的だ……?やはり、ルルーシュと……?)
ミレイ「よーし!!完成ー!!1/4ランスロットー!!」
シャーリー「いやぁ。傑作ですね」
リヴァル「ホントだよ」
スザク「これは……誰が……」
ルルーシュ「俺だよ」
スザク「ルルーシュ?!」
ルルーシュ「喜んでくれるか?」
スザク「ああ!!ありがとう、嬉しいよ!!」
シャーリー「(ちょっとルル。あの知世ちゃんのことはいいの?)」
ルルーシュ「(言ってもしょうがないだろ)」
シャーリー「(もう。折角、知世ちゃんこっちに編入してきたんだから、お礼ぐらい……)」
ルルーシュ「(後で言っておくって)」
シャーリー「(約束だよ?)」
スザク(李小狼……。ここに編入してきたらしいけど……何が目的だ……?やはり、ルルーシュと……?)
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:30:27.50 ID:KS1+dhwS0
地下室
ロロ「木之本桜、李小狼、大道寺知世、李苺鈴の四名に不審な動きはありません」
ヴィレッタ「クラスにも上手く馴染めているようです」
スザク「……」
ロロ「何を疑っているのですか?」
スザク「いや……もしかしたらゼロに近づけると思って」
ロロ「……」
ヴィレッタ「小学生になにができるって言うんですか?」
ロロ「そうですよ。それに木之本桜型のナイトメアはゼロの傍にいつも居るじゃないですか」
スザク「しかし、あのように伸縮自在なナイトメアなんて作れるわけがないとロイドさんも言っていた」
ヴィレッタ「それは……」
スザク「きっと何かがある……きっと……」
ヴィレッタ「枢木卿、どちらへ?」
スザク「自分でも調べてみる」
ロロ(まずいな。兄さん、どうするの……?)
ロロ「木之本桜、李小狼、大道寺知世、李苺鈴の四名に不審な動きはありません」
ヴィレッタ「クラスにも上手く馴染めているようです」
スザク「……」
ロロ「何を疑っているのですか?」
スザク「いや……もしかしたらゼロに近づけると思って」
ロロ「……」
ヴィレッタ「小学生になにができるって言うんですか?」
ロロ「そうですよ。それに木之本桜型のナイトメアはゼロの傍にいつも居るじゃないですか」
スザク「しかし、あのように伸縮自在なナイトメアなんて作れるわけがないとロイドさんも言っていた」
ヴィレッタ「それは……」
スザク「きっと何かがある……きっと……」
ヴィレッタ「枢木卿、どちらへ?」
スザク「自分でも調べてみる」
ロロ(まずいな。兄さん、どうするの……?)
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:43:28.26 ID:KS1+dhwS0
中庭
小狼「……枢木スザクが居るな」
苺鈴「ねえ、あの人、ストーカー?」
さくら「どうなんだろうね?」
知世「いつも見られていて落ち着きませんわ」
小狼「きっと、ゼロとの関わりを探っているんだろう」
さくら「ほぇー……なんとかできないかなぁ?」
小狼「そうだな。このままじゃ、きっといつかボロが出る」
ケロ「ホンマやな」
苺鈴「……なんで私を見るのよ?」
小狼「よし。俺に考えがある」
さくら「どうするの?」
スザク(いつもああして何か会話をしているな……。一体、どんなことを……)
ルルーシュ「スザク。小学生を睨んで何をしている?」
スザク「え?なんでもないよ?」
小狼「……枢木スザクが居るな」
苺鈴「ねえ、あの人、ストーカー?」
さくら「どうなんだろうね?」
知世「いつも見られていて落ち着きませんわ」
小狼「きっと、ゼロとの関わりを探っているんだろう」
さくら「ほぇー……なんとかできないかなぁ?」
小狼「そうだな。このままじゃ、きっといつかボロが出る」
ケロ「ホンマやな」
苺鈴「……なんで私を見るのよ?」
小狼「よし。俺に考えがある」
さくら「どうするの?」
スザク(いつもああして何か会話をしているな……。一体、どんなことを……)
ルルーシュ「スザク。小学生を睨んで何をしている?」
スザク「え?なんでもないよ?」
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:48:55.81 ID:KS1+dhwS0
夜 ルルーシュの部屋
ルルーシュ「スザクめ……かなり怪しんでいるな」
ロロ「そろそろ対策を練ったほうがいいかも」
ルルーシュ「手は打ってある」
ロロ「本当なの?」
ルルーシュ「木之本桜のカードは有能だからな」
ロロ「じゃあ、早く」
ルルーシュ「いや。まだ時期じゃない。スザクが強硬手段に出た瞬間を狙わないことには……」
ロロ「そうなんだ……」
咲世子「ルルーシュ様」
ルルーシュ「どうかしたか?」
咲世子「学園に怪獣が出ました」
ルルーシュ「……怪獣?」
ロロ「何を言っているんですか?」
咲世子「でも、あれはどう見ても怪獣なのですが」
ルルーシュ「スザクめ……かなり怪しんでいるな」
ロロ「そろそろ対策を練ったほうがいいかも」
ルルーシュ「手は打ってある」
ロロ「本当なの?」
ルルーシュ「木之本桜のカードは有能だからな」
ロロ「じゃあ、早く」
ルルーシュ「いや。まだ時期じゃない。スザクが強硬手段に出た瞬間を狙わないことには……」
ロロ「そうなんだ……」
咲世子「ルルーシュ様」
ルルーシュ「どうかしたか?」
咲世子「学園に怪獣が出ました」
ルルーシュ「……怪獣?」
ロロ「何を言っているんですか?」
咲世子「でも、あれはどう見ても怪獣なのですが」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:52:32.51 ID:KS1+dhwS0
総督府
スザク「アッシュフォード学園に怪獣?!」
ヴィレッタ『は、はい』
スザク「モニターに映して」
ヴィレッタ『切り替えます』
怪獣『ぎゃおー!!!』
スザク「それほど大きくないな」
ヴィレッタ『あの……』
スザク「……アーニャ」
アーニャ「なに?」
スザク「モルドレッドで出撃してくれ」
アーニャ「わかった」
スザク「僕も学園へ向かう!!」
アーニャ「怪獣退治」
ナナリー「アーニャさん!ちょっと、いいですか?!」
スザク「アッシュフォード学園に怪獣?!」
ヴィレッタ『は、はい』
スザク「モニターに映して」
ヴィレッタ『切り替えます』
怪獣『ぎゃおー!!!』
スザク「それほど大きくないな」
ヴィレッタ『あの……』
スザク「……アーニャ」
アーニャ「なに?」
スザク「モルドレッドで出撃してくれ」
アーニャ「わかった」
スザク「僕も学園へ向かう!!」
アーニャ「怪獣退治」
ナナリー「アーニャさん!ちょっと、いいですか?!」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 17:57:11.82 ID:KS1+dhwS0
アッシュフォード学園
ルルーシュ「な……?!」
ロロ「大きさはナイトメアぐらいだね……」
怪獣「ぎゃおー!!!」
ルルーシュ「こんなことができるのは……!!」
ロロ「兄さん!!どうするの?!」
ルルーシュ「さくら、勝手なことを……!!お前たちの平穏は俺が守ってやるといっただろうが!!」
ロロ「兄さん!!」
ルルーシュ(どうしてこんなことをする!!)
ロロ「……」
怪獣「ぎゃおー!!!」
ロロ「……」キュィィィン
怪獣「ぎゃおー!!!!」
ロロ「僕のギアスが効かない……」
ロロ「生きてないの……?」
ルルーシュ「な……?!」
ロロ「大きさはナイトメアぐらいだね……」
怪獣「ぎゃおー!!!」
ルルーシュ「こんなことができるのは……!!」
ロロ「兄さん!!どうするの?!」
ルルーシュ「さくら、勝手なことを……!!お前たちの平穏は俺が守ってやるといっただろうが!!」
ロロ「兄さん!!」
ルルーシュ(どうしてこんなことをする!!)
ロロ「……」
怪獣「ぎゃおー!!!」
ロロ「……」キュィィィン
怪獣「ぎゃおー!!!!」
ロロ「僕のギアスが効かない……」
ロロ「生きてないの……?」
218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:03:22.30 ID:KS1+dhwS0
スザク「はぁ……はぁ……」
ルルーシュ「スザク?!お前、どうして……!!」
スザク「ルルーシュ……」
ルルーシュ「怪獣退治か?」
スザク「それはアーニャに任せた。僕は違う」
ルルーシュ「なに?」
スザク「木之本桜と李小狼を探している」
ルルーシュ「今は寮だし、寝ているはずだ。そもそもどうしてその二人を探している?」
スザク「あの怪獣サクラ事件。どうしても腑に落ちない」
ルルーシュ「……」
スザク「黒の騎士団が作り出した巨大ナイトメアなんて現代の技術的に不可能だ」
ルルーシュ「それは黒の騎士団の技術力がはるかに上なんだろ?」
スザク「それからすぐに小さくなる技術をどう説明する。あんなもの魔法でなければできるはずがない」
ルルーシュ「魔法だったらどうするっていうんだ?木之本桜に魔法使いですか、と訊ねるのか?」
スザク「そうだ」
ルルーシュ「スザク?!お前、どうして……!!」
スザク「ルルーシュ……」
ルルーシュ「怪獣退治か?」
スザク「それはアーニャに任せた。僕は違う」
ルルーシュ「なに?」
スザク「木之本桜と李小狼を探している」
ルルーシュ「今は寮だし、寝ているはずだ。そもそもどうしてその二人を探している?」
スザク「あの怪獣サクラ事件。どうしても腑に落ちない」
ルルーシュ「……」
スザク「黒の騎士団が作り出した巨大ナイトメアなんて現代の技術的に不可能だ」
ルルーシュ「それは黒の騎士団の技術力がはるかに上なんだろ?」
スザク「それからすぐに小さくなる技術をどう説明する。あんなもの魔法でなければできるはずがない」
ルルーシュ「魔法だったらどうするっていうんだ?木之本桜に魔法使いですか、と訊ねるのか?」
スザク「そうだ」
221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:08:59.13 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「バカかお前は」
スザク「……この世には魔法のような力が実在することを僕は知っている」
ルルーシュ(ギアスのことか……)
スザク「黒の騎士団は魔法使いを集めているのかもしれない」
ルルーシュ「……」
スザク「だから、僕は確かめる。確かめたいんだ」
ルルーシュ(ちぃ……ならばここで……)
スザク「小狼は寮にいるんだね?」
ルルーシュ「まて!!」
スザク「……」ダダダッ
ルルーシュ「くそ……!!」
スザク(きっといるはずだ……。小狼の後ろにゼロが……!!また誰かがギアスを使って世界を混沌に落とそうとしている!!)
苺鈴「ちょーっと待った!!」
スザク「苺鈴!!」
ルルーシュ「な……」
スザク「……この世には魔法のような力が実在することを僕は知っている」
ルルーシュ(ギアスのことか……)
スザク「黒の騎士団は魔法使いを集めているのかもしれない」
ルルーシュ「……」
スザク「だから、僕は確かめる。確かめたいんだ」
ルルーシュ(ちぃ……ならばここで……)
スザク「小狼は寮にいるんだね?」
ルルーシュ「まて!!」
スザク「……」ダダダッ
ルルーシュ「くそ……!!」
スザク(きっといるはずだ……。小狼の後ろにゼロが……!!また誰かがギアスを使って世界を混沌に落とそうとしている!!)
苺鈴「ちょーっと待った!!」
スザク「苺鈴!!」
ルルーシュ「な……」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:13:45.58 ID:KS1+dhwS0
苺鈴「ふふん」
スザク「……」
ルルーシュ(何をしようとしているのか、全く読めない。魔法使いどもにこちらの常識は通用しないのか……?)
スザク「李苺鈴。何かな?」
苺鈴「こっから先は男子禁制ですけど?」
スザク「……確かめたいことがあるだけだ。どいてもらおう」
苺鈴「女子小学生の寮でなにするつもり?!」
スザク「いいからどくんだ!!」
苺鈴「いやよ」
スザク「何を隠している?」
苺鈴「な、なにもー」
スザク「……」
ルルーシュ「苺鈴!!逃げろ!!」
苺鈴「せい!!」
スザク「僕に勝てると思っているのか?!」
スザク「……」
ルルーシュ(何をしようとしているのか、全く読めない。魔法使いどもにこちらの常識は通用しないのか……?)
スザク「李苺鈴。何かな?」
苺鈴「こっから先は男子禁制ですけど?」
スザク「……確かめたいことがあるだけだ。どいてもらおう」
苺鈴「女子小学生の寮でなにするつもり?!」
スザク「いいからどくんだ!!」
苺鈴「いやよ」
スザク「何を隠している?」
苺鈴「な、なにもー」
スザク「……」
ルルーシュ「苺鈴!!逃げろ!!」
苺鈴「せい!!」
スザク「僕に勝てると思っているのか?!」
229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:20:55.96 ID:KS1+dhwS0
苺鈴「やっ!!はいっ!!」
スザク「ふっ!!」グッ
苺鈴「わぁぁ!?」
スザク「はっ!!」ブゥン
ルルーシュ「危ない!!」
苺鈴「きゃぁ?!」
ルルーシュ「つっ……スザク!!貴様、子どもを投げ飛ばすなんて……!!」
スザク「やはり……この先に……」
ルルーシュ「(苺鈴!!どういうつもりだ?!)」
苺鈴「(どうって?いやー……別になにも。あんたには関係ないでしょ?)」
ルルーシュ(ちぃ……お前たちは自分で平穏を潰しているんだぞ)
スザク「ん?」
小狼「ダッシュ!!」カァァン
スザク「小狼!!」
小狼「何も訊くな!こっちは忙しいんだ!!」
スザク「ふっ!!」グッ
苺鈴「わぁぁ!?」
スザク「はっ!!」ブゥン
ルルーシュ「危ない!!」
苺鈴「きゃぁ?!」
ルルーシュ「つっ……スザク!!貴様、子どもを投げ飛ばすなんて……!!」
スザク「やはり……この先に……」
ルルーシュ「(苺鈴!!どういうつもりだ?!)」
苺鈴「(どうって?いやー……別になにも。あんたには関係ないでしょ?)」
ルルーシュ(ちぃ……お前たちは自分で平穏を潰しているんだぞ)
スザク「ん?」
小狼「ダッシュ!!」カァァン
スザク「小狼!!」
小狼「何も訊くな!こっちは忙しいんだ!!」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:28:31.63 ID:KS1+dhwS0
スザク「待て!!」
ルルーシュ(どうする。追うか……?)
苺鈴「よっと。ありがとう、受け止めてくれて」
ルルーシュ「……怪我はないか?」
苺鈴「大丈夫よ」
ルルーシュ「……何がしたいんだ?」
苺鈴「あの枢木さんにみせつけ―――おっと、秘密だった」
ルルーシュ「見せ付ける?」
苺鈴「それじゃあ。私はこれで」
ルルーシュ「あ、おい!!」
ルルーシュ「……」トゥルルル
『はい』
ルルーシュ「お前の出番だ」
『分かりました』
ルルーシュ(小狼たちが何をしたいのか分からない以上、最後の手段を使うしかない)
ルルーシュ(どうする。追うか……?)
苺鈴「よっと。ありがとう、受け止めてくれて」
ルルーシュ「……怪我はないか?」
苺鈴「大丈夫よ」
ルルーシュ「……何がしたいんだ?」
苺鈴「あの枢木さんにみせつけ―――おっと、秘密だった」
ルルーシュ「見せ付ける?」
苺鈴「それじゃあ。私はこれで」
ルルーシュ「あ、おい!!」
ルルーシュ「……」トゥルルル
『はい』
ルルーシュ「お前の出番だ」
『分かりました』
ルルーシュ(小狼たちが何をしたいのか分からない以上、最後の手段を使うしかない)
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:33:53.35 ID:KS1+dhwS0
スザク「くそ……なんて足の速さだ……!!」
アーニャ『スザク、到着したけど』
スザク「分かった。怪獣を攻撃をしてみてくれ」
アーニャ『できない』
スザク「どうして?」
アーニャ『民間人も一緒に撃ってもいいなら、撃つけど』
スザク「民間人だって?」
アーニャ『うん』
スザク「どんな人だ?」
アーニャ『髪の長い女の子。イレヴン』
スザク「……年齢は?」
アーニャ『小学生ぐらい』
スザク「わかった。すぐに行く!!」
アーニャ『了解』
スザク(大道寺知世か……?)
アーニャ『スザク、到着したけど』
スザク「分かった。怪獣を攻撃をしてみてくれ」
アーニャ『できない』
スザク「どうして?」
アーニャ『民間人も一緒に撃ってもいいなら、撃つけど』
スザク「民間人だって?」
アーニャ『うん』
スザク「どんな人だ?」
アーニャ『髪の長い女の子。イレヴン』
スザク「……年齢は?」
アーニャ『小学生ぐらい』
スザク「わかった。すぐに行く!!」
アーニャ『了解』
スザク(大道寺知世か……?)
240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:43:44.64 ID:KS1+dhwS0
怪獣「ぎゃおー!!!」
知世「……」
アーニャ『邪魔』
知世「……」
アーニャ『強情』
知世(もう撃たれそうですわ……)
小狼「大道寺!!」
知世「李くん!!よかったですわ!!」
小狼「よし、もういいぞ!」
知世「はい!!」
スザク「小狼!!」ダダダッ
小狼「枢木!!良く見ていろ!!」
スザク「なに……?」
小狼「―――火神招来!!!」
アーニャ『なにあれ……?』
知世「……」
アーニャ『邪魔』
知世「……」
アーニャ『強情』
知世(もう撃たれそうですわ……)
小狼「大道寺!!」
知世「李くん!!よかったですわ!!」
小狼「よし、もういいぞ!」
知世「はい!!」
スザク「小狼!!」ダダダッ
小狼「枢木!!良く見ていろ!!」
スザク「なに……?」
小狼「―――火神招来!!!」
アーニャ『なにあれ……?』
243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 18:54:27.57 ID:KS1+dhwS0
ケロ「よっしゃ。ここでクリエイトを閉じれば」パタン
スザク「怪獣が消えていく……」
小狼「……枢木。何を疑っていたのかは知らないが俺たちはこれが役目なんだ」
スザク「……役目?」
小狼「そう。魔法で怪獣を倒すのが目的だ。ただそれだけだ」
苺鈴「ふふーん」
アーニャ『……』
スザク「……」
小狼「俺たちのことは何も聞くな。全ては極秘の任務だ」
苺鈴「そーそー」
スザク「なんだ、そうだったのか」
小狼「そうだ」
スザク「……つまり、魔法使いなのか?」
小狼「そうだ。魔法使いだ」
小狼(よし。ここまでやれば誰でも手品だって思うし、こんなバカな小学生がゼロと関わりがあるなんて思うはずがない。最後は木之本がわざとらしく出てくれば……)
スザク「怪獣が消えていく……」
小狼「……枢木。何を疑っていたのかは知らないが俺たちはこれが役目なんだ」
スザク「……役目?」
小狼「そう。魔法で怪獣を倒すのが目的だ。ただそれだけだ」
苺鈴「ふふーん」
アーニャ『……』
スザク「……」
小狼「俺たちのことは何も聞くな。全ては極秘の任務だ」
苺鈴「そーそー」
スザク「なんだ、そうだったのか」
小狼「そうだ」
スザク「……つまり、魔法使いなのか?」
小狼「そうだ。魔法使いだ」
小狼(よし。ここまでやれば誰でも手品だって思うし、こんなバカな小学生がゼロと関わりがあるなんて思うはずがない。最後は木之本がわざとらしく出てくれば……)
247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:01:04.67 ID:KS1+dhwS0
スザク「分かった……。やはり、君たちはゼロと関わりがあるようだね」
小狼「……え?」
スザク「詳しい話を聞かせてもらうぞ!!」
小狼「ちょっと!!待てよ!!」
スザク「君たちの身柄を拘束する!!」
小狼「そんな……!!信じるのか?!」
苺鈴「あーもー!!こんな奴だったなんて!!」
小狼「やるしかない!!」
スザク「ゼロの正体を話してもらう!!!」
アーニャ『スザク。どいて。一気に捕らえるから』
スザク「え?」
アーニャ『シュタルクハドロン、発射』ゴォォォ
小狼「なに―――」
さくら「―――シールド!!!」カァァン
アーニャ『え……』
小狼「……え?」
スザク「詳しい話を聞かせてもらうぞ!!」
小狼「ちょっと!!待てよ!!」
スザク「君たちの身柄を拘束する!!」
小狼「そんな……!!信じるのか?!」
苺鈴「あーもー!!こんな奴だったなんて!!」
小狼「やるしかない!!」
スザク「ゼロの正体を話してもらう!!!」
アーニャ『スザク。どいて。一気に捕らえるから』
スザク「え?」
アーニャ『シュタルクハドロン、発射』ゴォォォ
小狼「なに―――」
さくら「―――シールド!!!」カァァン
アーニャ『え……』
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:07:48.03 ID:KS1+dhwS0
スザク「ハドロン砲が……」
小狼「木之本……お前!!」
さくら「や、やめてください」
アーニャ『……』
さくら「ここにはルルーシュさんがスザクさんに送ったプレゼントだってあるから……」
スザク「……ランスロットか」
アーニャ『それがなに?』
さくら「プレゼントを壊されたら、悲しくなるよ!!」
知世「さくらちゃん……かっこいいですわ」
小狼「おい!!そんなことでシールドを使ったのか?!」
さくら「でも、みんなも危なかったし……」
スザク「……やはり、色々と抱えているようだ」
さくら「ひっ」
スザク「こちらに来るんだ」
さくら「い、いや……です……」
小狼「木之本……お前!!」
さくら「や、やめてください」
アーニャ『……』
さくら「ここにはルルーシュさんがスザクさんに送ったプレゼントだってあるから……」
スザク「……ランスロットか」
アーニャ『それがなに?』
さくら「プレゼントを壊されたら、悲しくなるよ!!」
知世「さくらちゃん……かっこいいですわ」
小狼「おい!!そんなことでシールドを使ったのか?!」
さくら「でも、みんなも危なかったし……」
スザク「……やはり、色々と抱えているようだ」
さくら「ひっ」
スザク「こちらに来るんだ」
さくら「い、いや……です……」
258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:14:49.47 ID:KS1+dhwS0
小狼「近づくな!!」
苺鈴「この変 !!」
スザク「君たちは……」
「―――枢木さん!!」
スザク「え?」
桜「全てはこの私、木之本桜がしたことです」
スザク「え?今、こっちにも……」
さくら「ほぇー!?私が二人いるー?!」
スザク「どうなっているんだ……。これもギアスか……?!」
桜「今、全ての種明かしをします」
スザク「種明かし……?」
桜「先ほどの怪獣はこうやって出しました。―――クリエイト」カァァン
怪獣「ぎゃおー!!!」
スザク「!!」
桜「そして本を閉じて怪獣を消します」パタン
苺鈴「この変 !!」
スザク「君たちは……」
「―――枢木さん!!」
スザク「え?」
桜「全てはこの私、木之本桜がしたことです」
スザク「え?今、こっちにも……」
さくら「ほぇー!?私が二人いるー?!」
スザク「どうなっているんだ……。これもギアスか……?!」
桜「今、全ての種明かしをします」
スザク「種明かし……?」
桜「先ほどの怪獣はこうやって出しました。―――クリエイト」カァァン
怪獣「ぎゃおー!!!」
スザク「!!」
桜「そして本を閉じて怪獣を消します」パタン
260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:20:13.15 ID:KS1+dhwS0
スザク「……消えた」
桜「あと貴方の後ろにいた人たちも居なくなりました」
スザク「……!!」
桜「全て私が作り出した幻だったんです」
スザク「……ギアスか?」
桜「魔法です」
スザク「アーニャ」
アーニャ『見えなかった』
スザク「君とここに編入してきた木之本桜は同一人物なのか?」
桜「いいえ。私は黒の騎士団の木之本桜ですから」
スザク「じゃあ怪獣サクラも君の仕業なのか?」
桜「巨大ナイトメアを小さくしたのは私です」
スザク「……」
桜「ほら、私を捕まえればゼロの正体が分かるかもしれませんよ」
スザク「まて!!」
桜「あと貴方の後ろにいた人たちも居なくなりました」
スザク「……!!」
桜「全て私が作り出した幻だったんです」
スザク「……ギアスか?」
桜「魔法です」
スザク「アーニャ」
アーニャ『見えなかった』
スザク「君とここに編入してきた木之本桜は同一人物なのか?」
桜「いいえ。私は黒の騎士団の木之本桜ですから」
スザク「じゃあ怪獣サクラも君の仕業なのか?」
桜「巨大ナイトメアを小さくしたのは私です」
スザク「……」
桜「ほら、私を捕まえればゼロの正体が分かるかもしれませんよ」
スザク「まて!!」
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:26:24.22 ID:KS1+dhwS0
桜「ダーッシュ!!!」ダダダダダッ
スザク「早い!!待つんだ!!アーニャ!!」
アーニャ『疲れた。一人でやって』
スザク「アーニャ?!」
アーニャ『おしまい。鬼ごっこは』
スザク「仕方ない!!」
桜「あははははは」
アーニャ『……スザク、行った』
ナナリー『はぁ……冷や冷やしました』
アーニャ『だってあのランスロットの偽者、壊せっていうから』
ナナリー『だからってハドロン砲を使うとは思いませんでした』
アーニャ『でもナナリー様の言う通り、さくらは守った』
ナナリー『木之本桜さん。ブリタニア軍のナイトメアを破壊はしましたけど、パイロットは全員無傷だった』
ナナリー『怪我人を出すことなく相手を無効化する……。きっととても心の優しい人だと感じていました』
アーニャ『どうする?さくらを探す?』
スザク「早い!!待つんだ!!アーニャ!!」
アーニャ『疲れた。一人でやって』
スザク「アーニャ?!」
アーニャ『おしまい。鬼ごっこは』
スザク「仕方ない!!」
桜「あははははは」
アーニャ『……スザク、行った』
ナナリー『はぁ……冷や冷やしました』
アーニャ『だってあのランスロットの偽者、壊せっていうから』
ナナリー『だからってハドロン砲を使うとは思いませんでした』
アーニャ『でもナナリー様の言う通り、さくらは守った』
ナナリー『木之本桜さん。ブリタニア軍のナイトメアを破壊はしましたけど、パイロットは全員無傷だった』
ナナリー『怪我人を出すことなく相手を無効化する……。きっととても心の優しい人だと感じていました』
アーニャ『どうする?さくらを探す?』
265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:32:21.23 ID:KS1+dhwS0
ナナリー『いえ……大丈夫です。新たな火種を持ち込むような人ではないことは確認できましたから』
アーニャ『そう』
ナナリー『これで彼女たちの容疑はなくなりました。無罪です』
アーニャ『……』
ナナリー『木之本桜さんは不当な暴力に対して自衛行動を取ったと判断します。以上』
アーニャ『わかった。じゃ、帰る?』
ナナリー『はい。アーニャさん、無理言ってごめんなさい』
アーニャ『別に』
ナナリー『でも、直接お話してみたかったですね。さくらさんとは』
アーニャ『そのうちできる』
ナナリー『本当ですか?』
アーニャ『きっと』
ナナリー『ふふ……そのときが楽しみですね』
アーニャ『ところで現れた偽さくらはどうする?』
ナナリー『あちらは知らないさくらさんなので、スザクさんに任せます』
アーニャ『そう』
ナナリー『これで彼女たちの容疑はなくなりました。無罪です』
アーニャ『……』
ナナリー『木之本桜さんは不当な暴力に対して自衛行動を取ったと判断します。以上』
アーニャ『わかった。じゃ、帰る?』
ナナリー『はい。アーニャさん、無理言ってごめんなさい』
アーニャ『別に』
ナナリー『でも、直接お話してみたかったですね。さくらさんとは』
アーニャ『そのうちできる』
ナナリー『本当ですか?』
アーニャ『きっと』
ナナリー『ふふ……そのときが楽しみですね』
アーニャ『ところで現れた偽さくらはどうする?』
ナナリー『あちらは知らないさくらさんなので、スザクさんに任せます』
271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:39:53.83 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「ロロ、よくやったな」
ロロ「あのタイミングで全員を移動させるのは疲れたよ……」
ルルーシュ「咲世子もよくやってくれたし。これでなんとか誤魔化せただろう」
ロロ「あの偽さくらって……咲世子だったの?」
ルルーシュ「ああ」
ロロ(身長を下げることもできるんだ)
ルルーシュ「さてと……向こうの問題を解決しておくか」スタスタ
さくら「……」
知世「……」
小狼「なんだ?」
苺鈴「なに?」
ルルーシュ「この騒ぎはなんだ?」
さくら「あの……ごめんなさい……ルルーシュさん……。私たちは……」
ルルーシュ「学園にいれなくなったらどうするつもりだ?」
小狼「お前には関係ないだろ」
ロロ「あのタイミングで全員を移動させるのは疲れたよ……」
ルルーシュ「咲世子もよくやってくれたし。これでなんとか誤魔化せただろう」
ロロ「あの偽さくらって……咲世子だったの?」
ルルーシュ「ああ」
ロロ(身長を下げることもできるんだ)
ルルーシュ「さてと……向こうの問題を解決しておくか」スタスタ
さくら「……」
知世「……」
小狼「なんだ?」
苺鈴「なに?」
ルルーシュ「この騒ぎはなんだ?」
さくら「あの……ごめんなさい……ルルーシュさん……。私たちは……」
ルルーシュ「学園にいれなくなったらどうするつもりだ?」
小狼「お前には関係ないだろ」
272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:45:18.38 ID:KS1+dhwS0
さくら「李くん!!」
ルルーシュ「確かにな」
小狼「ふん」
ルルーシュ「だが、心配はさせてもらう」
さくら「え……?」
ルルーシュ「お前たちのことが心配なんだよ」
知世「どうしてですか?」
ルルーシュ「好きだからに決まっているだろ?」
さくら「えっ……?!」
小狼「な、に……?!」
知世「まぁ……」
苺鈴「わ、わたしは……!!あの……小狼がいるし!!」
ルルーシュ「だから今後は俺に心配をかけないでくれ。いいな?」
さくら「ルルーシュさん……ごめんなさい……ご迷惑をかけてしまって……」
ルルーシュ「反省しているならいい」
ルルーシュ「確かにな」
小狼「ふん」
ルルーシュ「だが、心配はさせてもらう」
さくら「え……?」
ルルーシュ「お前たちのことが心配なんだよ」
知世「どうしてですか?」
ルルーシュ「好きだからに決まっているだろ?」
さくら「えっ……?!」
小狼「な、に……?!」
知世「まぁ……」
苺鈴「わ、わたしは……!!あの……小狼がいるし!!」
ルルーシュ「だから今後は俺に心配をかけないでくれ。いいな?」
さくら「ルルーシュさん……ごめんなさい……ご迷惑をかけてしまって……」
ルルーシュ「反省しているならいい」
277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:52:56.48 ID:KS1+dhwS0
小狼「あの……」
ルルーシュ「ん?まだ、何かいい足りないのか?」
小狼「わ、悪かった……」
ルルーシュ「そうか」
苺鈴「る、ルルーシュさん……私も反省しました……」
ロロ「行こうか。兄さん」
ルルーシュ「ああ。お前たちも早く寮に戻って寝ろ」
さくら「はにゃ~ん」
ルルーシュ「聞いてるのか?」
さくら「は、はい!」
ルルーシュ「おやすみ」
知世「好きっていわれましたわね、さくらちゃん」
さくら「う、うん……」モジモジ
小狼「あいつ……そうだったのか……」
苺鈴「小狼!!浮気はしない!!しないからね!!私は小狼一筋!!」
ルルーシュ「ん?まだ、何かいい足りないのか?」
小狼「わ、悪かった……」
ルルーシュ「そうか」
苺鈴「る、ルルーシュさん……私も反省しました……」
ロロ「行こうか。兄さん」
ルルーシュ「ああ。お前たちも早く寮に戻って寝ろ」
さくら「はにゃ~ん」
ルルーシュ「聞いてるのか?」
さくら「は、はい!」
ルルーシュ「おやすみ」
知世「好きっていわれましたわね、さくらちゃん」
さくら「う、うん……」モジモジ
小狼「あいつ……そうだったのか……」
苺鈴「小狼!!浮気はしない!!しないからね!!私は小狼一筋!!」
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 19:59:33.21 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュの部屋
C.C.『そっちでも一悶着あったのか』
ルルーシュ「ああ。まあ、既に解決したがな」
カレン『じゃあ、あの子達はもう逃げる必要がないってこと?』
ルルーシュ「ああ。まあ、黒の騎士団にいるミラーはもう暫く居てもらうがな」
C.C.『ミラーさくらか。こいつ、本当にいい子だぞ?』
ルルーシュ「なに?」
C.C.『さくら、こい』
ミラー『はい、ご主人様』
ルルーシュ「C.C.!!!何を教えた!!!」
カレン『私はやめようって言ったんだけど……』
C.C.『このさくらは無垢でいい。言われたことを言われたまま吸収してくれるからな』
ルルーシュ「な、なんだと……!!!」
C.C.『こっちは問題がない。安心しろ、ルルーシュ。遊び相手も藤堂が買って出てくれるし、手がかからない』
ルルーシュ(羨ましい!!!くそ……!!こんなにも黒の騎士団のアジトが恋しいと思ったことはないぞ!!!)
C.C.『そっちでも一悶着あったのか』
ルルーシュ「ああ。まあ、既に解決したがな」
カレン『じゃあ、あの子達はもう逃げる必要がないってこと?』
ルルーシュ「ああ。まあ、黒の騎士団にいるミラーはもう暫く居てもらうがな」
C.C.『ミラーさくらか。こいつ、本当にいい子だぞ?』
ルルーシュ「なに?」
C.C.『さくら、こい』
ミラー『はい、ご主人様』
ルルーシュ「C.C.!!!何を教えた!!!」
カレン『私はやめようって言ったんだけど……』
C.C.『このさくらは無垢でいい。言われたことを言われたまま吸収してくれるからな』
ルルーシュ「な、なんだと……!!!」
C.C.『こっちは問題がない。安心しろ、ルルーシュ。遊び相手も藤堂が買って出てくれるし、手がかからない』
ルルーシュ(羨ましい!!!くそ……!!こんなにも黒の騎士団のアジトが恋しいと思ったことはないぞ!!!)
287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:06:57.29 ID:KS1+dhwS0
翌日 教室
シャーリー「ルルー」
ルルーシュ「どうした?」
シャーリー「あの……お昼一緒に―――」
知世「ルルーシュさーん!」
ルルーシュ「ん?」
さくら「わわ……!!」
シャーリー「え……」
ルルーシュ「どうした?」
知世「お昼、ご一緒にしませんか?」
さくら「あ……あの……ルルーシュさんに……作ってきたんです……お弁当……」
ルルーシュ「そうか。ありがとう。ここまでしてくれたら断るに断れないな」
さくら「ルルーシュさん……」
ルルーシュ「俺の友人も一緒でいいかな?」
さくら「は、はい!!もちろんですっ!!」
シャーリー「ルルー」
ルルーシュ「どうした?」
シャーリー「あの……お昼一緒に―――」
知世「ルルーシュさーん!」
ルルーシュ「ん?」
さくら「わわ……!!」
シャーリー「え……」
ルルーシュ「どうした?」
知世「お昼、ご一緒にしませんか?」
さくら「あ……あの……ルルーシュさんに……作ってきたんです……お弁当……」
ルルーシュ「そうか。ありがとう。ここまでしてくれたら断るに断れないな」
さくら「ルルーシュさん……」
ルルーシュ「俺の友人も一緒でいいかな?」
さくら「は、はい!!もちろんですっ!!」
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:09:59.62 ID:KS1+dhwS0
知世「よかったですわね、さくらちゃん」
さくら「はにゃ~ん……」
ルルーシュ「シャーリー」
シャーリー「は、はい」
ルルーシュ「一緒に食べるんだろ?」
シャーリー「う、うん」
リヴァル「なんだよ、ルルーシュ!!小等部の子まではべらせてるのか?!」
ルルーシュ「俺はモテるからな」
リヴァル「よくいうよ!」
ルルーシュ「羨ましいか?」
リヴァル「……さくらちゃんだっけ?あと5年したらお兄さんと付き合おうか?」
さくら「ごめんなさい」
リヴァル「……」
ルルーシュ「フフフハハハハ」
シャーリー「ルル、もういこ」
さくら「はにゃ~ん……」
ルルーシュ「シャーリー」
シャーリー「は、はい」
ルルーシュ「一緒に食べるんだろ?」
シャーリー「う、うん」
リヴァル「なんだよ、ルルーシュ!!小等部の子まではべらせてるのか?!」
ルルーシュ「俺はモテるからな」
リヴァル「よくいうよ!」
ルルーシュ「羨ましいか?」
リヴァル「……さくらちゃんだっけ?あと5年したらお兄さんと付き合おうか?」
さくら「ごめんなさい」
リヴァル「……」
ルルーシュ「フフフハハハハ」
シャーリー「ルル、もういこ」
291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:14:00.50 ID:KS1+dhwS0
中庭
ルルーシュ「へえ。これ全部、一人で作ったのか?」
さくら「は、はい……一応……」
ルルーシュ「美味しそうだな」
さくら「い、いやぁ……どうかなぁ……」
シャーリー「むー……」
知世「あの……申し訳ありません。お二人の時間に割り込んでしまって……」
シャーリー「え!?ううん!!全然いいよ!!私とルルは別になんでもないから!!」
知世「そうなのですか?」
さくら「あのですね。卵焼きがうまくできたかなーって思うんですけど」
ルルーシュ「卵焼きか……」
小狼「木之本ぉ!!」
さくら「ほぇ?!」
小狼「おまえ……!!」
さくら「な、なに……ごめんなさい……」
ルルーシュ「へえ。これ全部、一人で作ったのか?」
さくら「は、はい……一応……」
ルルーシュ「美味しそうだな」
さくら「い、いやぁ……どうかなぁ……」
シャーリー「むー……」
知世「あの……申し訳ありません。お二人の時間に割り込んでしまって……」
シャーリー「え!?ううん!!全然いいよ!!私とルルは別になんでもないから!!」
知世「そうなのですか?」
さくら「あのですね。卵焼きがうまくできたかなーって思うんですけど」
ルルーシュ「卵焼きか……」
小狼「木之本ぉ!!」
さくら「ほぇ?!」
小狼「おまえ……!!」
さくら「な、なに……ごめんなさい……」
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:18:22.88 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「小狼、座れ。食事時だ」
小狼「あ。は、はい!!」
苺鈴「小狼!!私とおべん―――ルルーシュさん?!」
ルルーシュ「苺鈴も一緒に食べるか?」
苺鈴「でも……私は……あの……小狼一筋なんで……その……」
ルルーシュ「嫌なら別にいいけどな」
苺鈴「い、いやじゃないです!!全然!!」
知世「あらあら……」
さくら「ルルーシュさん!こっちも食べてください!!」
ルルーシュ「あ、ああ」
小狼「あの……このやきそばパン、食べてもいいですから!!」
苺鈴「こっちのシューマイどーぞ!!ルルーシュさん!!」
ルルーシュ「まて……お前ら……」
シャーリー「ルルー!!私を食べてー!!!」
知世「ルルーシュさんの取り合いですわ……さくらちゃん、がんばってくださいね」
小狼「あ。は、はい!!」
苺鈴「小狼!!私とおべん―――ルルーシュさん?!」
ルルーシュ「苺鈴も一緒に食べるか?」
苺鈴「でも……私は……あの……小狼一筋なんで……その……」
ルルーシュ「嫌なら別にいいけどな」
苺鈴「い、いやじゃないです!!全然!!」
知世「あらあら……」
さくら「ルルーシュさん!こっちも食べてください!!」
ルルーシュ「あ、ああ」
小狼「あの……このやきそばパン、食べてもいいですから!!」
苺鈴「こっちのシューマイどーぞ!!ルルーシュさん!!」
ルルーシュ「まて……お前ら……」
シャーリー「ルルー!!私を食べてー!!!」
知世「ルルーシュさんの取り合いですわ……さくらちゃん、がんばってくださいね」
300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:24:53.97 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「知世」
知世「はい?」
ルルーシュ「(皇帝陛下と太いパイプがあると言っていたな?)」
知世「(ありますけど、私を利用してもなんの益もありませんわ)」
ルルーシュ「……え?」
知世「(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアさん。そしてゼロさんっ)」
ルルーシュ「おまえ!!?」
知世「ふふふ……」
さくら「知世ちゃん、なに話しているの?」
知世「なーんでもありませんわー」
ルルーシュ(大道寺知世……こいつ……)
知世「(大丈夫ですわ。シャルル皇帝陛下に告げ口するようなことはしませんから)」
ルルーシュ「……」
さくら「ルルーシュさん?」
ルルーシュ(知世だけは敵に回さないようにしなければ……)
知世「はい?」
ルルーシュ「(皇帝陛下と太いパイプがあると言っていたな?)」
知世「(ありますけど、私を利用してもなんの益もありませんわ)」
ルルーシュ「……え?」
知世「(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアさん。そしてゼロさんっ)」
ルルーシュ「おまえ!!?」
知世「ふふふ……」
さくら「知世ちゃん、なに話しているの?」
知世「なーんでもありませんわー」
ルルーシュ(大道寺知世……こいつ……)
知世「(大丈夫ですわ。シャルル皇帝陛下に告げ口するようなことはしませんから)」
ルルーシュ「……」
さくら「ルルーシュさん?」
ルルーシュ(知世だけは敵に回さないようにしなければ……)
302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:30:22.51 ID:KS1+dhwS0
黒の騎士団アジト
藤堂「さくらちゃん、今日は私がお馬さんになろう」
ミラー「いいんですか、藤堂さん?」
藤堂「鏡ちゃんでいい」
ミラー「では、キョウちゃん。失礼します」
藤堂「ふぬぅ……」
ミラー「発進」
藤堂「ヒヒーン」
千葉「とうどぉうさぁぁぁん……!!!」
朝比奈「藤堂さん!!次は僕ですからね!!!」
仙波「私も待ってますからな」
カレン「さくらちゃん、大人気ね……」
C.C.「いい子だから仕方ないな」
神楽耶「ちょっとだけ羨ましいですわ」
ミラー「わーいわーい」
藤堂「さくらちゃん、今日は私がお馬さんになろう」
ミラー「いいんですか、藤堂さん?」
藤堂「鏡ちゃんでいい」
ミラー「では、キョウちゃん。失礼します」
藤堂「ふぬぅ……」
ミラー「発進」
藤堂「ヒヒーン」
千葉「とうどぉうさぁぁぁん……!!!」
朝比奈「藤堂さん!!次は僕ですからね!!!」
仙波「私も待ってますからな」
カレン「さくらちゃん、大人気ね……」
C.C.「いい子だから仕方ないな」
神楽耶「ちょっとだけ羨ましいですわ」
ミラー「わーいわーい」
310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:36:33.53 ID:KS1+dhwS0
総督府
スザク「くそ……!!結局、取り逃がした……!!!」
ナナリー「スザクさん……気を落とさないでください」
アーニャ「さくら、どうしたの?」
スザク「草むらで押し倒したあと……記憶がなくなって……気がついたら朝だった」
ナナリー「押し倒した……?」
アーニャ「……」
スザク「いや。あの、いい意味で押し倒しただけですから」
アーニャ「スザク……」
ナナリー「さくらさん、そんなに可愛いのですか?」
スザク「いや。別に……」
アーニャ「さくら、かなり可愛い」
ナナリー「ス……ザク……さん……」
スザク「違う!!ただ取り押さえようとしたら!!事故で押し倒す形になってしまっただけで!!」
アーニャ「スザク。キモすぎ」
スザク「くそ……!!結局、取り逃がした……!!!」
ナナリー「スザクさん……気を落とさないでください」
アーニャ「さくら、どうしたの?」
スザク「草むらで押し倒したあと……記憶がなくなって……気がついたら朝だった」
ナナリー「押し倒した……?」
アーニャ「……」
スザク「いや。あの、いい意味で押し倒しただけですから」
アーニャ「スザク……」
ナナリー「さくらさん、そんなに可愛いのですか?」
スザク「いや。別に……」
アーニャ「さくら、かなり可愛い」
ナナリー「ス……ザク……さん……」
スザク「違う!!ただ取り押さえようとしたら!!事故で押し倒す形になってしまっただけで!!」
アーニャ「スザク。キモすぎ」
316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:40:40.95 ID:KS1+dhwS0
アッシュフォード学園 生徒会室
咲世子「ルルーシュ様、ただいま戻りました」
ルルーシュ「ご苦労だったな。問題はなかったか?」
咲世子「草むらに連れ込まれて押し倒されましたが、自力で逃げ出しました」
ルルーシュ「……どういうことだ?」
咲世子「取り押さえようとしたのでしょう」
ルルーシュ「なんだ、そういうことか」
咲世子「そういうことです」
ミレイ「なになにー?楽しい話ー?」
ルルーシュ「会長、別に楽しくはないですよ」
咲世子「では、失礼します」
ルルーシュ「ああ」
ミレイ「と、こ、ろ、でー。ルルーシュ?」
ルルーシュ「なんですか?」
ミレイ「外で彼女が待ってるけど?」
咲世子「ルルーシュ様、ただいま戻りました」
ルルーシュ「ご苦労だったな。問題はなかったか?」
咲世子「草むらに連れ込まれて押し倒されましたが、自力で逃げ出しました」
ルルーシュ「……どういうことだ?」
咲世子「取り押さえようとしたのでしょう」
ルルーシュ「なんだ、そういうことか」
咲世子「そういうことです」
ミレイ「なになにー?楽しい話ー?」
ルルーシュ「会長、別に楽しくはないですよ」
咲世子「では、失礼します」
ルルーシュ「ああ」
ミレイ「と、こ、ろ、でー。ルルーシュ?」
ルルーシュ「なんですか?」
ミレイ「外で彼女が待ってるけど?」
322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:46:39.21 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「……あ」
さくら「あ……ルルーシュさん……あの……」モジモジ
ルルーシュ「中に入るか?」
さくら「あの……」
ルルーシュ「ん?」
さくら「お話があります」
ルルーシュ「は、話……?」
さくら「は、はい……」
ルルーシュ(なんだ……まさか……まさか……いや、しかし……だが……可能性は否定できない……)
さくら「ここだと……ちょっと……」
ルルーシュ「……わ、わかった。俺の部屋に来るか?」
さくら「ほぇー!?そ、それは……!!あのー……」モジモジ
ルルーシュ「じゃあ、クラブハウスに行くか?」
さくら「は、はい……そっちで……」
ルルーシュ(落ち着け。どうして俺はこんなにも動揺をしている……。さくらはナナリーと同格の存在だ……何も問題はない……)
さくら「あ……ルルーシュさん……あの……」モジモジ
ルルーシュ「中に入るか?」
さくら「あの……」
ルルーシュ「ん?」
さくら「お話があります」
ルルーシュ「は、話……?」
さくら「は、はい……」
ルルーシュ(なんだ……まさか……まさか……いや、しかし……だが……可能性は否定できない……)
さくら「ここだと……ちょっと……」
ルルーシュ「……わ、わかった。俺の部屋に来るか?」
さくら「ほぇー!?そ、それは……!!あのー……」モジモジ
ルルーシュ「じゃあ、クラブハウスに行くか?」
さくら「は、はい……そっちで……」
ルルーシュ(落ち着け。どうして俺はこんなにも動揺をしている……。さくらはナナリーと同格の存在だ……何も問題はない……)
333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 20:53:39.96 ID:KS1+dhwS0
クラブハウス
ルルーシュ「で、話ってなんだ?」キリッ
さくら「……」
ルルーシュ「……さくら?」
さくら「あの……間違ってたらごめんなさい……。―――ルルーシュさんがゼロさんですか?」
ルルーシュ「……だとしたら、どうする?」
さくら「私のために色々してくれてありがとうございます。って言いたいです」
ルルーシュ「さくら……」
さくら「ルルーシュさん……」
ルルーシュ「……残念だが、俺はゼロじゃない」
さくら「……そうですか」
ルルーシュ「ゼロにお礼が言いたいのか?」
さくら「だって、私が今幸せなのはゼロさんのおかげですから……」
ルルーシュ「きっとその想いは伝わっているはずだ」
さくら「そうかなぁ……そうだといいな……」
ルルーシュ「で、話ってなんだ?」キリッ
さくら「……」
ルルーシュ「……さくら?」
さくら「あの……間違ってたらごめんなさい……。―――ルルーシュさんがゼロさんですか?」
ルルーシュ「……だとしたら、どうする?」
さくら「私のために色々してくれてありがとうございます。って言いたいです」
ルルーシュ「さくら……」
さくら「ルルーシュさん……」
ルルーシュ「……残念だが、俺はゼロじゃない」
さくら「……そうですか」
ルルーシュ「ゼロにお礼が言いたいのか?」
さくら「だって、私が今幸せなのはゼロさんのおかげですから……」
ルルーシュ「きっとその想いは伝わっているはずだ」
さくら「そうかなぁ……そうだといいな……」
336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 21:01:01.87 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「もう遅い、寮に帰ったほうがいい」
さくら「ルルーシュさん」
ルルーシュ「ん?」
さくら「私、ルルーシュさんのこと……だ、大好きです!!」
ルルーシュ「俺もだよ」
さくら「ほぇーー!!!ごご、ごめんなさーい!!!」ダダダダッ
ルルーシュ「……」
ケロ「ゼロやろ?兄ちゃん」
ルルーシュ「ケロか。お前に隠し事はできなさそうだな」
ケロ「さくらは気がついてるで?」
ルルーシュ「だからこそ否定した」
ケロ「なんでや?」
ルルーシュ「ゼロは犯罪者だ。世界を敵に回す大犯罪者。そんな男に対してお礼を言うなんてことはあってはならない」
ルルーシュ「特にあのさくらはな。だから、彼女の言葉は永遠にゼロには届かないでいい」
ケロ「けっ。ようそんな屁理屈が言えるな。ワイは気分悪いで。かえろー」
さくら「ルルーシュさん」
ルルーシュ「ん?」
さくら「私、ルルーシュさんのこと……だ、大好きです!!」
ルルーシュ「俺もだよ」
さくら「ほぇーー!!!ごご、ごめんなさーい!!!」ダダダダッ
ルルーシュ「……」
ケロ「ゼロやろ?兄ちゃん」
ルルーシュ「ケロか。お前に隠し事はできなさそうだな」
ケロ「さくらは気がついてるで?」
ルルーシュ「だからこそ否定した」
ケロ「なんでや?」
ルルーシュ「ゼロは犯罪者だ。世界を敵に回す大犯罪者。そんな男に対してお礼を言うなんてことはあってはならない」
ルルーシュ「特にあのさくらはな。だから、彼女の言葉は永遠にゼロには届かないでいい」
ケロ「けっ。ようそんな屁理屈が言えるな。ワイは気分悪いで。かえろー」
340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 21:07:39.74 ID:KS1+dhwS0
夜 ルルーシュの部屋
ルルーシュ「……そちらのさくらは?」
ミラー『ゼロ様っ。こんばんは』
ルルーシュ「元気か?」
ミラー『はい。今日はC.C.様に鞭の打ち方を教わりました』
ルルーシュ「……は?」
藤堂『さくらちゃん!!もう一度だ!!』
ミラー『ちょっと待ってください。今、ゼロ様とお話を……』
扇『俺もー!!』
ディートハルト『私もお願いしますー!!さくら様ぁ!!!』
ミラー『もう……わかりました』
『パシンッ!!!パシィィン!!!』
ルルーシュ「……」
C.C.『楽しいぞ?』
ルルーシュ「ミラーさくらは……明日、回収する」
ルルーシュ「……そちらのさくらは?」
ミラー『ゼロ様っ。こんばんは』
ルルーシュ「元気か?」
ミラー『はい。今日はC.C.様に鞭の打ち方を教わりました』
ルルーシュ「……は?」
藤堂『さくらちゃん!!もう一度だ!!』
ミラー『ちょっと待ってください。今、ゼロ様とお話を……』
扇『俺もー!!』
ディートハルト『私もお願いしますー!!さくら様ぁ!!!』
ミラー『もう……わかりました』
『パシンッ!!!パシィィン!!!』
ルルーシュ「……」
C.C.『楽しいぞ?』
ルルーシュ「ミラーさくらは……明日、回収する」
344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 21:12:20.38 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「全く……あいつらは……」
ロロ「兄さん。お客さんだけど」
ルルーシュ「客?」
さくら「あ、あの……」
知世「こんばんは」
小狼「ど、どうも……」
苺鈴「ど、どもー」
ルルーシュ「どうした?」
ロロ「改めて兄さんに謝罪がしたいって」
ルルーシュ「お前ら……」
さくら「ご、ご迷惑だと思ったんですけど!!李くんが絶対にやるって……!!」
小狼「お、お前だって賛成しただろ?!」
苺鈴「そーよ!!そーよ!!」
知世「うふふふ」
ルルーシュ「はいはい、分かった。じゃあ、謝罪してくれるか?」
ロロ「兄さん。お客さんだけど」
ルルーシュ「客?」
さくら「あ、あの……」
知世「こんばんは」
小狼「ど、どうも……」
苺鈴「ど、どもー」
ルルーシュ「どうした?」
ロロ「改めて兄さんに謝罪がしたいって」
ルルーシュ「お前ら……」
さくら「ご、ご迷惑だと思ったんですけど!!李くんが絶対にやるって……!!」
小狼「お、お前だって賛成しただろ?!」
苺鈴「そーよ!!そーよ!!」
知世「うふふふ」
ルルーシュ「はいはい、分かった。じゃあ、謝罪してくれるか?」
346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 21:16:35.21 ID:KS1+dhwS0
小狼「ルルーシュさん……あの……マッサージとかしますか?」
ルルーシュ「そういうのは……」
さくら「じゃあ、私飲み物でも淹れますね」
苺鈴「私がやるー!!!」
ロロ「モテモテだね、兄さん」
ルルーシュ「まぁな」
苺鈴「もう!!私にさせてよ!!」
さくら「私だってしたいもん!」
苺鈴「何よ?!怪獣のくせに!!」
さくら「さくら、怪獣じゃないもん!!!」
小狼「じゃあ……足を揉みます……?」
ルルーシュ「いいから」
さくら「ルルーシュさん!!さくら、怪獣?!」
ルルーシュ「……」
知世「泣きそうなさくらちゃんもプリティですわー」
ルルーシュ「そういうのは……」
さくら「じゃあ、私飲み物でも淹れますね」
苺鈴「私がやるー!!!」
ロロ「モテモテだね、兄さん」
ルルーシュ「まぁな」
苺鈴「もう!!私にさせてよ!!」
さくら「私だってしたいもん!」
苺鈴「何よ?!怪獣のくせに!!」
さくら「さくら、怪獣じゃないもん!!!」
小狼「じゃあ……足を揉みます……?」
ルルーシュ「いいから」
さくら「ルルーシュさん!!さくら、怪獣?!」
ルルーシュ「……」
知世「泣きそうなさくらちゃんもプリティですわー」
350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 21:22:43.49 ID:KS1+dhwS0
ルルーシュ「いや……」ナデナデ
さくら「ぁや……」
ルルーシュ「さくらは怪獣じゃない。こんなに可愛いからな」
さくら「ルルーシュさんっ!!」ギュッ
ルルーシュ「……!!」
ロロ「ちょっと!!抱きつくなら僕に許可をもらってから―――」
苺鈴「ロロさん!!ルルーシュさんに抱きつきます!!」
ロロ「え?!」
小狼「俺も!!」
ロロ「……じゃあ、僕も!!!」
さくら「ルルーシュさぁん」
ルルーシュ「さくら……」
さくら「……これからもさくらを守ってくださいね?」
ルルーシュ「ああ。任せろ」
知世「一件落着、ですわ」
END
さくら「ぁや……」
ルルーシュ「さくらは怪獣じゃない。こんなに可愛いからな」
さくら「ルルーシュさんっ!!」ギュッ
ルルーシュ「……!!」
ロロ「ちょっと!!抱きつくなら僕に許可をもらってから―――」
苺鈴「ロロさん!!ルルーシュさんに抱きつきます!!」
ロロ「え?!」
小狼「俺も!!」
ロロ「……じゃあ、僕も!!!」
さくら「ルルーシュさぁん」
ルルーシュ「さくら……」
さくら「……これからもさくらを守ってくださいね?」
ルルーシュ「ああ。任せろ」
知世「一件落着、ですわ」
END
コメント
コメント一覧 (1)
yamei-DO
がしました
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。