1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 02:00:59.47 ID:GYoXH4/O0
~高校卒業から数年後~

竜児「なあ、飲み過ぎじゃないか」

亜美「私の勝手じゃない」

竜児「いや、まあそうなんだがな」

亜美「自分の家で酔っぱらって何が悪いのよ」

竜児「体壊すぞ」

亜美「もう壊してるっつーの」

竜児「あのなあ、川嶋。不眠症に過度なアルコール摂取は逆効果なんだぞ」

亜美「もうやだ死にたい」

竜児「なあ、仕事やめるわけにはいかないのか」

亜美「無理」

竜児「にしたって、休むとか、減らすとか、今のままじゃほんとに死んじまうぞ」

亜美「亜美ちゃん仕事人間だから」

竜児「楽しいのかよ、それ」

亜美「……別に」

引用元: 川嶋亜美「高須君の腕枕でしか安眠出来ない病」 




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 02:10:16.59 ID:GYoXH4/O0
亜美「あー!もう!」

竜児「お、おい、深夜に大きな声を出すなよ!近所迷惑だろ」

亜美「高須君の家と違って防音しっかりしてるからいいの」

竜児「……」

亜美「もうこのまま不眠不休で過労死しちゃうのもいいかも」

竜児「馬鹿なこと言うなよ」

亜美「だって眠れないんだもん」

竜児「……ふぁ」

亜美「ちょっと、亜美ちゃんの話であくびとか何様のつもり!」

竜児「お、おう。でももうこんな時間じゃねーか、酒も入ってるし」

ごろん

亜美「おい」

竜児「うーん……zzz」

亜美「寝てんじゃねーよ!」

亜美「ざっけんな」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 02:17:52.64 ID:GYoXH4/O0
亜美「はあ、明日は久しぶりに夜まで仕事ないと思ってゆっくりしようと思ったのに」

亜美「結局いくらお酒飲んでも寝られやしない」

竜児「zzz」

亜美「……」

亜美「腹立つ!ムカツク!マジであり得ないんですけど!」

竜児「zzz……むにゃ」

亜美「人が苦しんでる横でぐっすり寝こみやがって……何これ当てつけ?嫌がらせ?」

亜美「……」

亜美「そうだ」

亜美「んふふ、人の家で勝手に寝るやつが悪いんだもんね」

亜美「添い寝の写メ撮って、後で脅迫の材料にしてやろっと」

亜美「弱みを握られた人間がいかに無力か、思い知らせてやるっつーの」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 02:22:07.60 ID:GYoXH4/O0
竜児「すやすや」

亜美「んしょっと」

ごろん

亜美「こんな感じかな?腕枕して……」

カシャッ

亜美「んー、アングルがイマイチ」

亜美「もっとこうかな」ギュー

亜美「ん……ちがうかな」スリスリ

カシャッ

カシャッ

亜美「なんかこう、リアルじゃないわね」

亜美「まだやっぱりぎこちないというか、不自然というか」

亜美「もっと恋人感が出てた方が後々からかいやすいのよ、インパクトあるし」

亜美「ちょっとポジショニング研究するかな」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 02:27:38.82 ID:GYoXH4/O0
~20分後~

亜美「んん……むにゃ……」

亜美「zzz」

竜児「zzz」

~翌朝~

亜美「ふぁ……あー」

亜美「んー……よく寝た」

亜美「……」

亜美「ん?」

亜美「よく寝た?」

竜児「すやすや」

亜美「高須君の腕枕で?」

竜児「すやすや」

亜美「今まで不眠症で悩んでたのに?6時間も熟睡?」

亜美「」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 03:17:56.02 ID:BU2lXN7l0
竜児「zzz」

亜美「まだ寝てるのね・・・」

亜美(このままもう1度寝てみよう)

ウトウト・・・

亜美「zzz」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 03:27:47.39 ID:BU2lXN7l0
こういうの書くの初めてなんだ・・・




~午前9時~

竜児「ん・・・やっべ寝ちまったか」ピリッ

  「腕がしびれて?」

亜美「zzz」

竜児「」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 03:40:37.43 ID:BU2lXN7l0
竜児「こいつ、寝てる・・・よな?不眠症だったんじゃないのか?」

ブーッブーッ

竜児「大河からか、出ないとまずいな・・・」

竜児「もしもし」コソコソ

大河「あんた今どこでなにしてんのよ!?」

竜児「いや、ごめん実は昨日北村達と飲んでてそのまま寝ちまって・・・」

竜児(ここでほんとのこと言ったら殺される・・・)ゴクッ

  (それにしてもまだ起きないとか、どんだけ熟睡してんだこいつ)

大河「ほんとでしょうね?」

竜児「ほんとだってすぐ帰るから! じゃな!」ピッ


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 03:49:46.03 ID:BU2lXN7l0
竜児(とにかく起こさないと)

  「おーい川嶋!起きろ!」

亜美「zzz」

竜児「起きないといたずらするぞー」

亜美「zzz」

竜児「仕方ない・・・」フーッ

亜美「アッ///」

竜児(クッ、   声を・・・だがまぁこれで)

亜美「zzz」

竜児「」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 04:08:08.46 ID:BU2lXN7l0
竜児 「とりあえず腕が疲れたな」グッ

腕をから頭をどける

亜美「・・・ん」

亜美「え?」

竜児「なんだ、やっと起きたか」

亜美「私、また寝てたの?」

竜児「そうだよ、何度声かけても全然起きなかったよ」

亜美「・・・」(ウソ、高須くんに寝顔見られた!?)

竜児「どうした?顔が赤いぞ?」「まさか風邪か?」

亜美「なんでもないっ!だ大丈夫よ!」

竜児「大丈夫じゃないだろ!ちょっと貸してみろ」ペタッ

亜美「///」ボッ

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 04:32:05.75 ID:BU2lXN7l0
竜児「やっぱ熱あるな」

亜美(あんたのせいよっ!)

竜児「お前、今日休みだったな?」

亜美「ええ、夜には仕事があるけどそれまではね」

竜児「わかった、夜まで俺が看病してやる」

亜美「え!?そ、そんことしてくれなくても大丈夫よ!」
  
  「それに、チビトラはどうすんのよ?」

竜児「大河なら事情説明すればわかってくれるだろ」

  「とりあえずちょっと電話してくるから布団で寝て待っててくれ」

亜美(ほんとやさし過ぎるんだから)

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 04:48:42.33 ID:BU2lXN7l0
竜児「というわけなんだ」

大河「・・・そう」「じゃあ夜には帰ってくるのね?」

竜児「ああ、すまんがそれまでうちのこと頼んだぞ」

大河「ほんとばかちぃは大人になっても世話のやけるやつね」

竜児(お前もな)

大河「手が空いたら私もそっち行くわ」

竜児「いや、もしうつったりしたら大変だし俺1人でいいよ」

大河「仕方ないわね、変なことするんじゃないわよ?」

竜児「しねぇよ!」(腕枕は俺のせいじゃない・・・)

竜児「じゃあ、帰る時にはまた電話するから」

大河「はいはい」ピッ

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 05:09:50.86 ID:BU2lXN7l0
~竜児待ちの亜美~

亜美「はぁ、なんでこんなことに・・・」

亜美「ま、どうせ特に予定もないからいいんだけど」

亜美「それにしてもあんなに眠れなかったのに・・・」

亜美「高須くんの腕枕」

亜美「って、私ってば何考えてんのよ・・・」

亜美「高須くんにはチビトラがいるっていうのに」グスッ

亜美「寝よう」

・・・・・

亜美「全然眠れないじゃない!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 05:16:41.86 ID:BU2lXN7l0
そしてだれもいないし俺は寝る

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 05:40:27.85 ID:BU2lXN7l0
竜児「ちゃんと大人しくしてたか?」ガチャ

亜美「ちょっと、いきなり入ってくるとかありえないでしょ!」バッ

竜児「すまん!まさか着替えてるとは・・・」サッ

亜美「もういいわよ」

亜美「寝ようとしたけど眠れないし着替えてたのよ」

竜児「すまん、ほんとうにすまん・・・」

亜美「もういいわよ、看病してくれるしさっきのはなかったことにしてあげる」

竜児「そうか、助かる」(結構大きかったな・・・大河もあのくらいあればなぁ)

竜児「それじゃあ、とりあえずもう昼も近いし飯作るよ」

竜児「なにか食べたいものあるか?」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 05:57:56.48 ID:BU2lXN7l0
亜美「そうねぇ、やっぱりあみちゃんモデルだしぃ」

亜美「高級食材を使った料理じゃなきゃ無理かなぁ」

竜児「高級食材ってお前な!」ビクッ

亜美「あはっw冗談よ冗談」

亜美「主夫にお任せします」

竜児「おうっ!任せとけ!」


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 06:18:19.65 ID:BU2lXN7l0
竜児「出来たぞー」

亜美「ありがとう、でなんなの?」

竜児「とりあえず消化にいい卵雑炊作ってみた」

亜美「おいしい、さすがね!」

竜児「気に入ってもらえてなによりだ」

竜児「デザートにゼリーを用意してあるけどどうだ?」

亜美「あんたほんと、とことん主夫ね」

竜児「それほどでも」///

亜美「ありがたくいただくわ」

亜美「でもその前に、ちょっと眠くなってきたかも・・・」

竜児「ん、そうか」

竜児「じゃあ俺は片づけでもしておくよ」

竜児「おやすみ」

亜美「おやすみ~」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 06:28:28.47 ID:BU2lXN7l0
亜美「ん・・・」

ゴロン

亜美「うぅん・・・」

ゴロン

亜美「・・・」

亜美「あぁもう!なんでなのよ!」

亜美「眠気はあるのに全然寝付けないなんて・・・」

亜美「はぁ」

亜美「なんだか汗かいてきちゃったし、お風呂でも入ろうかしら」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 06:52:21.26 ID:BU2lXN7l0
~風呂場~

ガチャ

亜美「」

竜児「あ」

亜美「何してるの?」

竜児「いや、これはだな・・・」

竜児「風呂場のカビが気になってしまってつい・・・」

亜美「そこまでしてくれなくていいわよ・・・」

亜美「今からちょっとお風呂入るから出ていってくれる?」

竜児「風呂入るって、だめだろ!」

亜美「大丈夫よちょっと汗流すだけだから」

竜児「だめだ、湯冷めして悪化したらどうするんだ!」

亜美「じゃあどうしろっていうのよ!汗かいて気持ち悪くて眠れないのよ!」

竜児「そんなこと言われても・・・」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 06:58:44.45 ID:BU2lXN7l0
亜美「じゃあ、高須くんが汗拭いてくれるかしら?」ニヤリ

竜児「な、ちょっとまてそんなこと出来るか!」

亜美「大丈夫よ、ちょっと背中拭いてくれるだけでいいから」

竜児「いや、でもそんな・・・」

亜美「じゃあお風呂入るわね~」

竜児「待て!わかった、わかったから!」

亜美「」ニヤリ

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 13:09:59.50 ID:BU2lXN7l0
~寝室~

竜児(だ、大丈夫だ落ち着け、背中を拭くだけだ!やましいことをするわけじゃない!)

亜美(高須くんちょろいわね、ちょっと遊んでやろうかしら)

亜美「それじゃあ、脱ぐわね」

竜児「お、おう」

亜美「・・・」

亜美「ちょっと!」

竜児「ん?なんだ?」

亜美「脱ぐ時くらいあっち向いてなさいよ!」

竜児「あ、あぁ!す、すまん・・・」クルッ

亜美(ブラは、つけてられないわね・・・)プチッ

ガサガサ

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 13:27:40.52 ID:BU2lXN7l0
竜児「・・・!?」

竜児(ちょっ、鏡にうつってるじゃねぇか!だめだ、見るな俺!)

竜児「」グッ

竜児「・・・」チラッ

亜美(かかったわね)ニヤリ

亜美「なっ、ちょっと高須くん!?」

竜児「な、なんだ!」ビクッ

亜美「今、鏡越しに見てたでしょ・・・」

竜児「い、いや、違うんだ、鏡を見てたんじゃなくって・・・」

亜美「高須くんも男だもんね~」

竜児「だ、だからその、見ようとして見たんじゃなくて不可抗力であってだな・・・」

亜美「見たのね」

竜児「」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 13:43:12.12 ID:BU2lXN7l0
亜美「いいわ、油断してた私も私だし」

竜児「・・・」

亜美「貸しにしとくわ」

竜児「ぐぬぬ・・・」

亜美「それじゃ、ほらぼさっとしてないで背中拭いてくれる?」

竜児「あ、あぁ」

竜児(川嶋の背中、さすがモデルすごくきれいだ)ゴクッ

竜児「それじゃ、拭くぞ」ドキドキ

亜美「ええ、お願い」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 14:06:47.23 ID:BU2lXN7l0
サッサッ

亜美「ンッ」

竜児「お、お前な変な声出すなよ!」

亜美「だって、男の人に背中触られるのなんか初めてだから・・・」

サッ

亜美「アッ」

竜児(落ち着けぇ、落ち着けおれぇ!川嶋がかわいいとかそんなバカな!)

竜児(これはいつものキャラだ、騙されるな!)

亜美(私だって女の子なんだから・・・)

亜美(好きな男に触られたら・・・)

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 14:25:16.45 ID:BU2lXN7l0
竜児「ふぅ・・・」

竜児「終わったぞ」

亜美「・・・ありがとう」

亜美「後は自分でするから外で待っててくれる?」

竜児「わかった、終わったら呼んでくれ」

亜美「わかったわ」

ガチャ

竜児(あっぶねぇえぇぇ!あと少しで理性が飛ぶところだった・・・)

竜児(川嶋の背中、少し手を前に出せば●●●●が・・・)ハッ

竜児「いかんいかん、掃除でもして心を落ち着けよう」


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 14:41:10.24 ID:BU2lXN7l0
~寝室~

亜美「高須くんの手、大きくてあったかかったな・・・」

サッサッ

亜美「・・・はぁ」

サッサッ

亜美「着替えよっと」

ガサガサ

亜美「よし、これでいいわね」

亜美「ふぅ」

亜美「高須くーん、もういいわよー」

・・・

亜美「高須くん?」

ガチャ

亜美「いない・・・どこいったのかしら?」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 15:02:46.00 ID:BU2lXN7l0
~風呂場~

ゴシゴシ

竜児「おら、どうだカビども!この高須棒には敵うまい!」

ゴシゴシ

竜児「フッ、この高須棒にかかれば川嶋家のカビなんてちょろいもんだぜ!」

竜児「よし、これでさっき途中だったのは終わりっと」

竜児「次は~」

ガチャ

亜美「え、高須くん?」

竜児「あ、もう済んだか」

竜児「悪い悪い、掃除してたらつい夢中になっちまって」

亜美「また掃除してたの?まぁ助かるからいいけど・・・」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 15:15:48.65 ID:BU2lXN7l0
竜児「洗濯物か?だったら俺がしとくよ」

亜美「いいわよ、洗濯くらい自分でするから」

竜児「そういうなって、お前まだ寝てたほうがいいだろ?」

亜美「いいって言ってんの!洗濯は自分でするから!」

亜美(下着もあるのに渡せるか!)

亜美「高須くんは居間の掃除をお願い!」

竜児「?そこまで言うならわかったけど」

竜児「洗濯終わったらちゃんと寝てろよ?」

亜美「はいはい、わかったわよ」

ガサガサ

ピッピッ

亜美「さて、言われた通りに寝ようかな」

ガチャ

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 15:27:13.05 ID:BU2lXN7l0
~寝室~

亜美「ふぅ」

亜美「あ、なんだかいい感じに眠れそう」

亜美「ふぁっ・・・」

亜美「ん・・・」

亜美「・・・」

亜美「・・・」

亜美「」パチッ

亜美「なんでよ!?」

亜美「なんなの?もう・・・」

亜美「高須くんと一緒のときは眠れたのに・・・」

亜美「お願いするしかないわね・・・」

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 15:52:29.87 ID:BU2lXN7l0
~居間~

サーッ

竜児「ふんふん♪」

竜児「ふふんふん♪」

ガチャ

竜児「ん?どうした川嶋?」

亜美「えっと、その」

竜児「寝ないのか?」

亜美「ううん、寝ようとしたのよ?」

亜美「したんだけど、なんかどうしても眠れなくて」

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 15:58:34.61 ID:BU2lXN7l0
竜児「どうしたんだ?朝は俺が起こしても全然起きなかったくらいぐっすりだったじゃないか」

亜美「だよね、だから、その・・・」モジモジ

竜児「ん?」

亜美「わ、私と一緒に寝て!」

竜児「え?」

竜児「え、えぇぇえぇえぇえぇぇ!?」

亜美「わかってる!バカなお願いしてるのはわかってるんだけど」

亜美「ダメ、かな?」

竜児「いや、それはさすがに・・・」

亜美「そうだよね、ごめん」グスッ

竜児「・・・」

亜美「・・・」

竜児「わかった、寝ないと治りも遅いしな、川嶋が寝れるようになるなら一緒に寝るよ」

亜美「ほんと!?ありがとう!」パァ

 

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 17:07:03.57 ID:BU2lXN7l0
~寝室~

竜児(すまん大河、しかし俺にやましい気持ちは一切ない!許せ!)

亜美「それじゃあ、高須くんそっちね」

竜児「お、おう」ドキドキ

バサッ

亜美「えへへ」

竜児「な、なんだよ?」ドキドキ

亜美「高須くんと同じ布団で寝る日が来るなんて思ってなかったから・・・」

亜美「つい嬉しくて」////

竜児(え、これが川嶋・・・?)

竜児「そ、そうか俺も川嶋と同じ布団で寝ることになるとは思ってもみなかったよ」ドキドキ

竜児(川嶋がこんなに素直に喜んでるなんて・・・かわいい)

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 17:16:42.44 ID:BU2lXN7l0
亜美「ねぇ、高須くん」

竜児「なんだ?」

亜美「今日だけ、ううん、帰るまででいいから」

亜美「その・・・」モジモジ

竜児「?」

亜美「り、竜児って呼んでいい?」

竜児「な?」ドキッ

亜美「それで私のことも、亜美って呼んでほしいの、お願い・・・」

竜児(ダメだ駄目だ!絶対駄目だ!ここで折れたら・・・俺はぁ!)

183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 17:20:46.41 ID:BU2lXN7l0
竜児「・・・」

亜美「・・・」

竜児「・・・あ」

竜児「あ、み」

亜美「」ドキッ

亜美「も、もう1度言ってくれる?」

竜児「亜美」

亜美「竜児!」ギュッ

竜児(こんなにかわいかったのか・・・)ナデナデ

亜美(頭なでられた・・・)///

亜美(こんなに幸せなことってあるのね)

亜美「ありがとう竜児、これならぐっすり眠れる気がする」

竜児「おう、よかった」

亜美「おやすみ、竜児」

竜児「おやすみ、亜美」

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 17:28:47.53 ID:BU2lXN7l0
亜美「・・・」

竜児「」ウトウト

亜美「竜児」

竜児「え?」ゴシゴシ

亜美「眠れないんだけど・・・」

竜児「」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 17:36:25.97 ID:BU2lXN7l0
竜児「なんでだよ!?」

竜児「今、俺のほうが眠くなってたのに!?」

亜美「うっさいわね!私に聞かれてもわからないわよ!」

竜児「じゃあ、昨日はどうやって寝たんだ?」

亜美「えぇと確か」

亜美「竜児が先に寝たから、むかついて脅迫用に腕枕写真を・・・」

竜児「待て、脅迫用ってなんだ!」

亜美「不眠症の私を置いて先に寝た罰よ」ニヤリ

竜児「ぐ・・・」

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 17:50:16.14 ID:BU2lXN7l0
亜美「まぁ、とにかくその写真撮ってるうちに寝ちゃったのよ」

竜児「つまり、腕枕しながら寝てたのか」

亜美「そうね、もしかしたら腕枕してくれたら寝れるかも・・・」

亜美「試しに腕枕してみてよ?」

竜児「おう」

グッ

亜美「よいしょ」

193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 17:53:56.90 ID:BU2lXN7l0
亜美「ふぁっ・・・」

竜児「え?」

竜児「亜美?」

亜美「zzz」

竜児「おいっ」 ツンツン

亜美「zzz」

竜児「川嶋さーん川嶋亜美さーん」

亜美「zzz」

竜児「・・・」

竜児「ま、眠れたみたいだしいいか」

竜児「俺も寝よう」


199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 18:13:12.92 ID:BU2lXN7l0
竜児「・・・ん」

竜児「あ!」

竜児「今何時だ!?」

午後6時

竜児「ちょっと寝すぎたな・・・」

亜美「zzz」

竜児「まだ寝てるのか」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 18:14:24.43 ID:BU2lXN7l0
竜児「起きろ亜美!もう6時だぞ!」

亜美「んん・・・」

竜児「ダメか・・・」

竜児「仕方ないな、これは起こすためにするのであっていたづらではない」

竜児「」フーッ

亜美「アッ」

竜児(やっぱり  い・・・)

亜美「zzz」

竜児「なにやってんだ俺・・・」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 18:28:16.62 ID:BU2lXN7l0
大河「そうね、なにしてるのかしら?」

竜児「大河!?」

亜美「zzz」

大河「帰りが遅いし、電話しても出ないから来てみればなに?」

竜児「い、いや、これには深い訳が・・・」

大河「そう、昨日からバカちぃと飲んでてそのまま寝てたんでしょ?」

竜児「!?」

大河「昨日の夜に北村くんに電話して聞いたから、あんたが北村くんとは一緒にいないって知ってたのよ」

大河「なのに朝になって、北村くんと一緒だったなんて嘘ついて・・・」

亜美「zzz」

大河「私がどれだけショックだったかわかる!?」

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 18:34:51.50 ID:BU2lXN7l0
竜児「悪かった、大河」

竜児「嘘ついてたことは謝る、だけど、俺は川嶋になにもしてない!」

大河「一緒の布団で腕枕しながら言われてもね・・・」

竜児「」

亜美「zzz」

215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 18:49:33.44 ID:BU2lXN7l0
竜児「」グイッ

腕から亜美を降ろす

亜美「・・・ん」

亜美「あ、おはよう」

大河「おはようバカちぃ」

亜美「チビトラ!?」

亜美「なんで、チビトラがここにいるの?」

竜児「大河が俺の帰りが遅いし電話も出ないから来たんだ・・・」

亜美「あぁ、そうだったの・・・」

亜美「ごめん、チビトラ私が高須くんに頼んだのよ一緒に寝てって」

大河「それでOKしたんでしょ?」

竜児「あぁ」

亜美「確かに高須くんはOKしてくれたわ」

亜美「でもね、知ってるでしょ?最近私が不眠症だってこと」


223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 19:04:53.04 ID:BU2lXN7l0
大河「知ってる、で?」

亜美「昨日、高須くんと飲んでたんだけど(略)」

亜美「それでもしかしたらって思って腕枕をお願いしたのよ」

大河「そう、それであんたは竜児の腕でだけぐっすり眠れる、と」

亜美「そうね、もう私が安眠出来る唯一の方法」

亜美「高須くんの腕枕でしか安眠出来ない病」

亜美「笑えないわね・・・」

竜児(ほんとに笑えないんだけど)

大河「私としてはいい迷惑なんだけど?」

227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 19:17:35.63 ID:BU2lXN7l0
亜美「そうよね、わかってる、だけど私だって譲れないの」

亜美「私が安眠するには高須くんが必要なの!」

亜美「・・・チビトラ、取引しましょう」

大河「?」

亜美「あんたの好きなチョコレートやらお菓子」

亜美「高須くんを貸してくれる度に好きなだけ注文していいわ!」

大河「・・・」ゴクリッ

竜児「」ポカーン

235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 19:39:34.12 ID:BU2lXN7l0
大河(クッ!結構いい条件出してくるじゃない・・・)

竜児(俺っていったい・・・)

亜美(もうひと押しね)

亜美「安心して、チビトラ」

大河「?」

亜美「なにもあんたから高須くんを奪おうだなんて思ってないし」

亜美「なんなら寝る時にあんたが一緒でも構わないわよ?」

亜美(これなら・・・)

大河「・・・」

大河「勘違いしないでバカちぃ」

亜美「?」

大河「私は別にお菓子なんかにつられてないわよ」

亜美・竜児(嘘だ)


240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/10(月) 19:53:47.87 ID:BU2lXN7l0
大河「そうね、あんたの変な病気は100歩譲って認めてあげる」

亜美「・・・」

大河「でも、竜児は絶対渡さない!」

竜児(大河・・・)

大河「どうしても竜児の腕枕がほしいなら、あんたが家に来て3人で寝ること」

大河「これ以外は絶対認めない!」

亜美(やっぱ敵わないかなぁ・・・)

大河「それと、竜児!」

竜児「お、おう」

大河「あんたは後でお仕置き、覚悟しなさいよ?この駄犬!」

竜児「はい・・・」

・・・END

長らくお付き合いありがとうございました。
とりあえずどっちともバッドエンドは避けたかったのでハーレム?エンドってことで