1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 21:29:25.64 ID:ds18wi6P0
杏子「……オッサン、魔女を一撃で倒すなんてタダモンじゃねーな」
静虎「あなたがピンチに見えたので、つい手出しをしてしまったんですよ」
杏子「チッ……余計なことすんじゃねーよ。アレはあたしの獲物だったんだぞ」
静虎「そうですか。それはすみません」ニコニコ
杏子「……ヘンなオッサンだな。調子狂うよ、ったく……」
静虎「あなたがピンチに見えたので、つい手出しをしてしまったんですよ」
杏子「チッ……余計なことすんじゃねーよ。アレはあたしの獲物だったんだぞ」
静虎「そうですか。それはすみません」ニコニコ
杏子「……ヘンなオッサンだな。調子狂うよ、ったく……」
引用元: ・杏子「灘神影流か……」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 21:33:19.56 ID:ds18wi6P0
杏子「っていうか、なんでオッサンはこんなところにいるんだよ?」
静虎「なんで、と言われてましても……」
杏子「ここは普通の空間じゃない。散歩気分で入ってこれるようなとこでもねーし」
静虎「それでしたら、裏路地から異様な気が溢れていたので、つい」
杏子「つい、って……」
静虎「なんで、と言われてましても……」
杏子「ここは普通の空間じゃない。散歩気分で入ってこれるようなとこでもねーし」
静虎「それでしたら、裏路地から異様な気が溢れていたので、つい」
杏子「つい、って……」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 21:36:37.67 ID:ds18wi6P0
杏子「それで、魔女に押されてた私を助けてくれたってわけかい」
静虎「そんなところです。あなたも只者ではなさそうですが」
杏子「……まあね。色々あってさ」
静虎「こんな危険なこと、今すぐやめた方が良いですよ」
杏子「うるせーな。あたしの勝手だろ?」
静虎「ご両親も心配するでしょう」
杏子「……親なんていねーよ」
静虎「………………」
静虎「そんなところです。あなたも只者ではなさそうですが」
杏子「……まあね。色々あってさ」
静虎「こんな危険なこと、今すぐやめた方が良いですよ」
杏子「うるせーな。あたしの勝手だろ?」
静虎「ご両親も心配するでしょう」
杏子「……親なんていねーよ」
静虎「………………」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 21:44:01.03 ID:ds18wi6P0
――
――――
――――――
静虎「……で、住む家も無いって話やったからな。ウチに住んでもらおうと思った訳や」
熹一「お、おお。そういうことかいな……」
静虎「? なんや、熹一」
熹一「いや、いきなりオトンが女の子連れてくるさかい、よくない趣味に走ったんかと思たわ……」
静虎「アホっ」
杏子「……ウチ、って言っても倉庫じゃねーか。私が寝床にしてた場所と大差ねーぞ」
静虎「スミマセン……」
熹一「なんや、生意気そうなガキやなぁ」
――――
――――――
静虎「……で、住む家も無いって話やったからな。ウチに住んでもらおうと思った訳や」
熹一「お、おお。そういうことかいな……」
静虎「? なんや、熹一」
熹一「いや、いきなりオトンが女の子連れてくるさかい、よくない趣味に走ったんかと思たわ……」
静虎「アホっ」
杏子「……ウチ、って言っても倉庫じゃねーか。私が寝床にしてた場所と大差ねーぞ」
静虎「スミマセン……」
熹一「なんや、生意気そうなガキやなぁ」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 21:49:09.44 ID:ds18wi6P0
金時「ん? なんや、その子。静虎の隠し子か?」
静虎「お父さん……」ジロッ
金時「じょ、冗談や、冗談!」
熹一「実は、かくかくしかじかでな……」
………………
金時「……はぁ、なるほどな。うっかり静虎が変な趣味に走って」
熹一「それはもうええっちゅうねん!」
杏子「……くくっ」
熹一「お? なんや、無愛想なツラしとったけど、ちゃんと笑えるやん」
杏子「!? う、うるせーバカ!」
静虎「…………」ニコニコ
静虎「お父さん……」ジロッ
金時「じょ、冗談や、冗談!」
熹一「実は、かくかくしかじかでな……」
………………
金時「……はぁ、なるほどな。うっかり静虎が変な趣味に走って」
熹一「それはもうええっちゅうねん!」
杏子「……くくっ」
熹一「お? なんや、無愛想なツラしとったけど、ちゃんと笑えるやん」
杏子「!? う、うるせーバカ!」
静虎「…………」ニコニコ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 21:56:59.50 ID:ds18wi6P0
金時「ほな、今日は鍋やな」
静虎「そうですね」
杏子「鍋か……」
熹一「ん? どないした?」
杏子「そんなもん、久しく食べてないと思ってさ」
熹一「ほな、今日はたらふく食ったらええで!」
金時「一緒に住むんやったら、明日も明後日も鍋にしよか?」
杏子「やめてくれよ。そんな気を使われても困るしさ……」
静虎「そうですね」
杏子「鍋か……」
熹一「ん? どないした?」
杏子「そんなもん、久しく食べてないと思ってさ」
熹一「ほな、今日はたらふく食ったらええで!」
金時「一緒に住むんやったら、明日も明後日も鍋にしよか?」
杏子「やめてくれよ。そんな気を使われても困るしさ……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:04:08.81 ID:ds18wi6P0
――
――――
――――――
グツグツ...
熹一「いただきます!」
静虎「いただきます」
杏子「………………」
静虎「…………」チラッ
杏子「い、いただき、ます……」
静虎「…………」ニコニコ
――――
――――――
グツグツ...
熹一「いただきます!」
静虎「いただきます」
杏子「………………」
静虎「…………」チラッ
杏子「い、いただき、ます……」
静虎「…………」ニコニコ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:08:39.03 ID:ds18wi6P0
静虎「ところで君は、どうしてあんな化物と戦っていたんです?」
杏子「……別に、そんな丁寧な言葉使わなくていい」
静虎「…………そうか」
杏子「あたしが戦ってたのは、魔女。あたしは、それを退治する魔法少女さ」
静虎「……?」
熹一「魔法少女?」
金時「なんやそれ?」
杏子「説明すると長くなるから、かいつまんで話すけど――」
杏子「……別に、そんな丁寧な言葉使わなくていい」
静虎「…………そうか」
杏子「あたしが戦ってたのは、魔女。あたしは、それを退治する魔法少女さ」
静虎「……?」
熹一「魔法少女?」
金時「なんやそれ?」
杏子「説明すると長くなるから、かいつまんで話すけど――」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:15:27.24 ID:ds18wi6P0
杏子「――ってわけさ」
熹一「なんやそれ。願いを叶える代わりに一生戦わなアカンのかい」
金時「そもそも魔女とか魔法少女とかっていうのが、眉唾モンの話やなぁ……」
静虎「ですがお父さん。私は実際に、その魔女も、魔法少女の姿をした杏子も、この目で見ましたよ」
金時「ホンマかいな……」
杏子「でも、オッサン……えっと、セイコだっけ?」
静虎「ああ」
杏子「セイコが一撃で魔女を倒した時は、正直驚いたね……あたしや巴マミ以外に、魔女と戦えるヤツがいたなんて」
熹一「なんやそれ。願いを叶える代わりに一生戦わなアカンのかい」
金時「そもそも魔女とか魔法少女とかっていうのが、眉唾モンの話やなぁ……」
静虎「ですがお父さん。私は実際に、その魔女も、魔法少女の姿をした杏子も、この目で見ましたよ」
金時「ホンマかいな……」
杏子「でも、オッサン……えっと、セイコだっけ?」
静虎「ああ」
杏子「セイコが一撃で魔女を倒した時は、正直驚いたね……あたしや巴マミ以外に、魔女と戦えるヤツがいたなんて」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:24:36.06 ID:ds18wi6P0
静虎「巴マミ?」
杏子「魔法少女の一人だよ。見滝原町に住んでて、アイツも魔女と戦ってる」
熹一「ふーん……ってか杏子、お前さっきから肉取り過ぎやろ!」
杏子「いいじゃん。野菜も取ってるし」
熹一「そういうことやあらへん!」
静虎「食べ過ぎなんは熹一や。この後の稽古で吐いても知らんで」
熹一「ゲッ……」
杏子「……稽古?」
金時「そや。ホンマは部外者には見せへんねんけど、杏子ちゃんには特別に見せたってもええかな」
杏子「………………」
杏子(……まあ、何が魔女と戦う時のヒントになるか分からねーしな……)
杏子「魔法少女の一人だよ。見滝原町に住んでて、アイツも魔女と戦ってる」
熹一「ふーん……ってか杏子、お前さっきから肉取り過ぎやろ!」
杏子「いいじゃん。野菜も取ってるし」
熹一「そういうことやあらへん!」
静虎「食べ過ぎなんは熹一や。この後の稽古で吐いても知らんで」
熹一「ゲッ……」
杏子「……稽古?」
金時「そや。ホンマは部外者には見せへんねんけど、杏子ちゃんには特別に見せたってもええかな」
杏子「………………」
杏子(……まあ、何が魔女と戦う時のヒントになるか分からねーしな……)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:31:09.54 ID:ds18wi6P0
1時間後――
静虎「熹一、準備ええな」
熹一「おお!」
静虎「よし。ほな、まずは思い切り打ってこい。最初は破心掌からや」
熹一「破心掌? なんでいきなり……」
静虎「ええから早よせえ」チラッ
杏子「……ん?」
熹一「分かったて。ほないくでぇ! 灘神影流『破心掌』!!」
ドギャァァァア!!
静虎「むうっ!」
杏子「!? こ、この技、もしかして……」
静虎「熹一、準備ええな」
熹一「おお!」
静虎「よし。ほな、まずは思い切り打ってこい。最初は破心掌からや」
熹一「破心掌? なんでいきなり……」
静虎「ええから早よせえ」チラッ
杏子「……ん?」
熹一「分かったて。ほないくでぇ! 灘神影流『破心掌』!!」
ドギャァァァア!!
静虎「むうっ!」
杏子「!? こ、この技、もしかして……」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:36:38.83 ID:ds18wi6P0
静虎「……これを会得すれば、もし手元に武器が無くても、魔女を倒すことができるだろう」
杏子「ま、マジかよ……槍無しでも戦えるってのか?」
静虎「ああ、その通りだ」
熹一「せやけど灘神影流の技は、次期当主候補でもない杏子には教えられへんやん?」
静虎「そうだ。つまり、目で見て盗むしかない。だが幸い破心掌は、灘神影流の中では会得が容易な方だ」
杏子「……簡単に言ってくれるね」
杏子「ま、マジかよ……槍無しでも戦えるってのか?」
静虎「ああ、その通りだ」
熹一「せやけど灘神影流の技は、次期当主候補でもない杏子には教えられへんやん?」
静虎「そうだ。つまり、目で見て盗むしかない。だが幸い破心掌は、灘神影流の中では会得が容易な方だ」
杏子「……簡単に言ってくれるね」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:40:49.68 ID:ds18wi6P0
その頃、見滝原町では――
シャルロッテ「――――」アーン
マミ「……え」
まどか「あっ……!」
さやか「マミさんっ!」
ゴシャァァァ!!
マミ「……っ!?」
鬼龍「なんだ……このデカブツ、ただの見かけ倒しか。足を運んで損したぜ」
シャルロッテ「――――」アーン
マミ「……え」
まどか「あっ……!」
さやか「マミさんっ!」
ゴシャァァァ!!
マミ「……っ!?」
鬼龍「なんだ……このデカブツ、ただの見かけ倒しか。足を運んで損したぜ」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:50:08.76 ID:ds18wi6P0
シャルロッテ「――――」アーン
鬼龍「ほう、まだ生きてるのか。灘神影流『霞突き』」ドシュッ!
シャルロッテ「――!?」
鬼龍「灘神影流『塊貫拳』」
ドグンッ
シャルロッテ「――――――」
鬼龍「終わったぜ」
マミ「……あ……あなたは、一体」
鬼龍「さあな……」
鬼龍「ほう、まだ生きてるのか。灘神影流『霞突き』」ドシュッ!
シャルロッテ「――!?」
鬼龍「灘神影流『塊貫拳』」
ドグンッ
シャルロッテ「――――――」
鬼龍「終わったぜ」
マミ「……あ……あなたは、一体」
鬼龍「さあな……」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 22:55:15.93 ID:ds18wi6P0
ほむら「巴マミ!」タタタッ
マミ「あ……暁美さん?」
ほむら「あなた、無事なの?」
マミ「え、ええ。危なかったけれど、あの人が助けてくれて」
鬼龍「助けたわけじゃない。俺はただ獲物を食っただけだ」
ほむら「…………!?」
ほむら(だ……誰!?)
ほむら(今まで何度もループを重ねてきたけれど、こんな男、知らない……!)
マミ「あ……暁美さん?」
ほむら「あなた、無事なの?」
マミ「え、ええ。危なかったけれど、あの人が助けてくれて」
鬼龍「助けたわけじゃない。俺はただ獲物を食っただけだ」
ほむら「…………!?」
ほむら(だ……誰!?)
ほむら(今まで何度もループを重ねてきたけれど、こんな男、知らない……!)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:03:12.27 ID:ds18wi6P0
翌日、宮沢家――
ガラッ
鬼龍「よう」
熹一「オッ、鬼龍やないか。ここに顔出すなんて珍しいやん」
鬼龍「昨日、変な化物と妙なガキ共に会ったんでな。当主の耳には一応入れておこうと思ったのさ」
熹一「妙なガキ?」
鬼龍「なのはやプリキュアみたいな格好して、魔法少女がなんたらとかほざいてたが」
熹一「……あれ。なんやその話、昨日も聞いたような気がするんやけど」
鬼龍「ああ?」
ガラッ
鬼龍「よう」
熹一「オッ、鬼龍やないか。ここに顔出すなんて珍しいやん」
鬼龍「昨日、変な化物と妙なガキ共に会ったんでな。当主の耳には一応入れておこうと思ったのさ」
熹一「妙なガキ?」
鬼龍「なのはやプリキュアみたいな格好して、魔法少女がなんたらとかほざいてたが」
熹一「……あれ。なんやその話、昨日も聞いたような気がするんやけど」
鬼龍「ああ?」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:10:52.95 ID:ds18wi6P0
杏子「破心掌!」
ベチィン!
静虎「うん。アドバイスはできないが、いい感じではあるな」
鬼龍「……おい静虎。俺が来てるんだから挨拶くらいしたらどうだ」
静虎「すまんな。だが見ての通り、今は稽古中だ」
鬼龍「…………なんだそのガキは。こいつもおかしな格好してやがるな」
杏子「なんだよオッサン、邪魔すんじゃねーよ」
鬼龍「ああ?」
杏子「あ?」
熹一「お前ら、ケンカすんなや……」
ベチィン!
静虎「うん。アドバイスはできないが、いい感じではあるな」
鬼龍「……おい静虎。俺が来てるんだから挨拶くらいしたらどうだ」
静虎「すまんな。だが見ての通り、今は稽古中だ」
鬼龍「…………なんだそのガキは。こいつもおかしな格好してやがるな」
杏子「なんだよオッサン、邪魔すんじゃねーよ」
鬼龍「ああ?」
杏子「あ?」
熹一「お前ら、ケンカすんなや……」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:16:10.49 ID:ds18wi6P0
杏子「セイコ、続けようぜ」
静虎「……ああ。熹一、鬼龍に茶でも淹れてやってくれ」
熹一「しゃーないなぁ」
鬼龍「………………」
杏子「破心掌!」
バチィン!
鬼龍「腰の回転が足りんな」
杏子「…………破心掌!」
バチィン!
鬼龍「右脚はあと10センチ後ろがいい」
杏子「なんなんだよテメェ!」
静虎「……ああ。熹一、鬼龍に茶でも淹れてやってくれ」
熹一「しゃーないなぁ」
鬼龍「………………」
杏子「破心掌!」
バチィン!
鬼龍「腰の回転が足りんな」
杏子「…………破心掌!」
バチィン!
鬼龍「右脚はあと10センチ後ろがいい」
杏子「なんなんだよテメェ!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:23:33.67 ID:ds18wi6P0
静虎「鬼龍。杏子は……」
鬼龍「魔法少女なんだろ。だが後継者じゃねえから助言はするなってわけだ」
静虎「分かっているなら」
鬼龍「そんな閉鎖的だから、灘神影流は古い技しか残ってないんだ」
静虎「…………」
鬼龍「それにハイパーバトルで全世界に公開されたのに、今更だろう。もっと若い風を取り入れていけ」
静虎「それは、そうかもしれないが」
鬼龍「魔法少女、大いに結構じゃねえか。なあ、昨日の黒いガキ」チラッ
静虎「なにっ」
ほむら「……気付いていたのね」ガサッ
鬼龍「当然だ。昨日別れた後からずっと付け回してただろうが」
鬼龍「魔法少女なんだろ。だが後継者じゃねえから助言はするなってわけだ」
静虎「分かっているなら」
鬼龍「そんな閉鎖的だから、灘神影流は古い技しか残ってないんだ」
静虎「…………」
鬼龍「それにハイパーバトルで全世界に公開されたのに、今更だろう。もっと若い風を取り入れていけ」
静虎「それは、そうかもしれないが」
鬼龍「魔法少女、大いに結構じゃねえか。なあ、昨日の黒いガキ」チラッ
静虎「なにっ」
ほむら「……気付いていたのね」ガサッ
鬼龍「当然だ。昨日別れた後からずっと付け回してただろうが」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:27:17.52 ID:ds18wi6P0
杏子「ん? お前は……」
ほむら「佐倉杏子。まさか、あなたとこの男が関係していたなんて」
杏子「いや、知らねーって! こんな胡散臭いオッサン!」
鬼龍「…………」
杏子「そ……それよりお前、なんであたしのこと……」
ほむら「……お互い、話す必要があるようね。魔法少女のこと、この人達のこと」
ほむら「佐倉杏子。まさか、あなたとこの男が関係していたなんて」
杏子「いや、知らねーって! こんな胡散臭いオッサン!」
鬼龍「…………」
杏子「そ……それよりお前、なんであたしのこと……」
ほむら「……お互い、話す必要があるようね。魔法少女のこと、この人達のこと」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:35:02.64 ID:ds18wi6P0
ほむら「――ということよ」
熹一「この小っこい装飾品が砕けただけで死んでまうなんて、信じられへんな……」
杏子「どういうことだ、おい……聞いてねーぞ!」
ほむら「インキュベーターからすれば、話すのは不都合でしょうね」
静虎「馬鹿な……人の命をそんな風に弄んでいいハズがない」
鬼龍「確かに、後ろでコソコソやってるヤツは気に食わねぇなぁ」
ほむら「ただ……私が何度も繰り返してきたループの中で、あなた達は今までは存在しなかった」
静虎「…………」
ほむら「それに……今は、巴マミが生きていて、佐倉杏子も新たな力を身につけようとしている」
杏子「…………」
ほむら「まどかも魔法少女になっていない。だから、もしかしたら今回は絶好のチャンスかもしれない」
熹一「この小っこい装飾品が砕けただけで死んでまうなんて、信じられへんな……」
杏子「どういうことだ、おい……聞いてねーぞ!」
ほむら「インキュベーターからすれば、話すのは不都合でしょうね」
静虎「馬鹿な……人の命をそんな風に弄んでいいハズがない」
鬼龍「確かに、後ろでコソコソやってるヤツは気に食わねぇなぁ」
ほむら「ただ……私が何度も繰り返してきたループの中で、あなた達は今までは存在しなかった」
静虎「…………」
ほむら「それに……今は、巴マミが生きていて、佐倉杏子も新たな力を身につけようとしている」
杏子「…………」
ほむら「まどかも魔法少女になっていない。だから、もしかしたら今回は絶好のチャンスかもしれない」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:41:49.30 ID:ds18wi6P0
鬼龍「お前の話だと、最後にワルプルギスの夜とかいうヤツが来るんだろ」
ほむら「ええ。まどかが魔法少女にならずに4人だけで奴を倒すことができれば、全員が幸せになれるわ」
杏子「……その美樹さやかって奴も、魔法少女にならせたくねーな。まだ普通の人間なんだろ?」
鬼龍「じゃあ、そのガキに言っておけ。ナントカの夜は俺が殺すから問題無いってな」
ほむら「無理よ」
鬼龍「あん?」
ほむら「ただの人間が何をやったって、勝てる相手じゃないわ」
熹一「……鬼龍やったらいけるんちゃう? どんな相手か知らんけど」
静虎「怪物を超えた怪物、だからな」
ほむら「ええ。まどかが魔法少女にならずに4人だけで奴を倒すことができれば、全員が幸せになれるわ」
杏子「……その美樹さやかって奴も、魔法少女にならせたくねーな。まだ普通の人間なんだろ?」
鬼龍「じゃあ、そのガキに言っておけ。ナントカの夜は俺が殺すから問題無いってな」
ほむら「無理よ」
鬼龍「あん?」
ほむら「ただの人間が何をやったって、勝てる相手じゃないわ」
熹一「……鬼龍やったらいけるんちゃう? どんな相手か知らんけど」
静虎「怪物を超えた怪物、だからな」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/22(土) 23:56:30.33 ID:ds18wi6P0
ほむら「……それについては、話すだけ時間の無駄のようね」
熹一「せやな」
ほむら「あと……美樹さやかについても、今のままでは魔法少女になるのは避けられないと思う」
静虎「なぜだ?」
ほむら「……美樹さやかが想っている、上条恭介という少年。彼は、一生腕が治らないという苦しみを抱えている」
ほむら「お互いが想い合っているにもかかわらず、そのコンプレックスが原因で、二人は仲違いをする」
熹一「好きって言うたらええんちゃうん? ただのヘタレやん」
鬼龍「まったくだな」
ほむら「……美樹さやかが魔法少女となることで上条恭介の腕は治るけれど、彼の交際相手は別の人物になる」
ほむら「そこに追い打ちで魔法少女の運命を聞かされ、美樹さやかは魔女化する」
杏子「ひ、悲惨じゃねーか……」
熹一「せやな」
ほむら「あと……美樹さやかについても、今のままでは魔法少女になるのは避けられないと思う」
静虎「なぜだ?」
ほむら「……美樹さやかが想っている、上条恭介という少年。彼は、一生腕が治らないという苦しみを抱えている」
ほむら「お互いが想い合っているにもかかわらず、そのコンプレックスが原因で、二人は仲違いをする」
熹一「好きって言うたらええんちゃうん? ただのヘタレやん」
鬼龍「まったくだな」
ほむら「……美樹さやかが魔法少女となることで上条恭介の腕は治るけれど、彼の交際相手は別の人物になる」
ほむら「そこに追い打ちで魔法少女の運命を聞かされ、美樹さやかは魔女化する」
杏子「ひ、悲惨じゃねーか……」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:02:01.74 ID:BzG23fe10
静虎「そのさやかという少女に、想いを伝えさせれば……」
ほむら「無理よ、ヘタレだもの。それに交際したとしても、腕を治すために魔法少女にはなると思う」
金時「なんや、最近の若者は難儀やなあ……」
熹一「……なんとかして腕を治すしかあらへんな」
ほむら「だから、それは無理だと言ってるでしょう。最新の医療技術でも治らないのだから」
静虎「………………」
鬼龍「………………」
ほむら「…………なに?」
ほむら「無理よ、ヘタレだもの。それに交際したとしても、腕を治すために魔法少女にはなると思う」
金時「なんや、最近の若者は難儀やなあ……」
熹一「……なんとかして腕を治すしかあらへんな」
ほむら「だから、それは無理だと言ってるでしょう。最新の医療技術でも治らないのだから」
静虎「………………」
鬼龍「………………」
ほむら「…………なに?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:05:27.44 ID:BzG23fe10
病院――
さやか「ちょ、ちょっとおじさん!」
恭介「な、何をするつもりだ!?」
静虎「灘神影流には、いくつか秘伝のツボがある」
恭介「ちょっ、やめ――」
静虎「ふんっ」
グリッ
恭介「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
さやか「恭介ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
さやか「ちょ、ちょっとおじさん!」
恭介「な、何をするつもりだ!?」
静虎「灘神影流には、いくつか秘伝のツボがある」
恭介「ちょっ、やめ――」
静虎「ふんっ」
グリッ
恭介「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
さやか「恭介ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:10:24.87 ID:BzG23fe10
病院の庭――
鬼龍「よう」
尊鷹「………………」
鬼龍「お前が近くにいると分かるんだ。俺たちは繋がってるからな」
尊鷹「……これは」
ゴゴゴゴゴゴ......
鬼龍「その空間には魔女ってヤツがいる。やってみたが、大した相手でも無かったぜ」
尊鷹「……それは私が判断する」ザッザッ
鬼龍「ちっ」
鬼龍「よう」
尊鷹「………………」
鬼龍「お前が近くにいると分かるんだ。俺たちは繋がってるからな」
尊鷹「……これは」
ゴゴゴゴゴゴ......
鬼龍「その空間には魔女ってヤツがいる。やってみたが、大した相手でも無かったぜ」
尊鷹「……それは私が判断する」ザッザッ
鬼龍「ちっ」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:16:26.68 ID:BzG23fe10
ドゥゥン...
鬼龍「えっ」
尊鷹「……体が影絵のように」
鬼龍「面白い余興だな」
使い魔「ウフフフフフ...」
使い魔「ケケケケケケケケ」
鬼龍「細かいのが出てきたぜ」
尊鷹「………………」
鬼龍「えっ」
尊鷹「……体が影絵のように」
鬼龍「面白い余興だな」
使い魔「ウフフフフフ...」
使い魔「ケケケケケケケケ」
鬼龍「細かいのが出てきたぜ」
尊鷹「………………」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:21:59.42 ID:BzG23fe10
尊鷹「灘神影流『鷹鎌脚』」
ブワッ...
使い魔「ケケ……――」
尊鷹「…………」
鬼龍「俺の出番が無いだろうが」
尊鷹「知らん」
ブワッ...
使い魔「ケケ……――」
尊鷹「…………」
鬼龍「俺の出番が無いだろうが」
尊鷹「知らん」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:26:46.98 ID:BzG23fe10
エルザマリア「ウフフフフフフ......」
マミ「くっ、強い……!」
QB「………………」
マミ「でも、私がやらないと。これくらいでへこたれてちゃ、鹿目さんや美樹さんに笑われちゃうわ!」
エルザマリア「ウキャァァァァァ!」
ドドドドドッ!
マミ「きゃあああっ! か……影で触手を作り出すなんて……」
鬼龍「先客がいるみたいだぜ」
尊鷹「………………」
マミ「くっ、強い……!」
QB「………………」
マミ「でも、私がやらないと。これくらいでへこたれてちゃ、鹿目さんや美樹さんに笑われちゃうわ!」
エルザマリア「ウキャァァァァァ!」
ドドドドドッ!
マミ「きゃあああっ! か……影で触手を作り出すなんて……」
鬼龍「先客がいるみたいだぜ」
尊鷹「………………」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:32:49.87 ID:BzG23fe10
エルザマリア「キャキャキャ......!?」
ザッ...
尊鷹「………………」
マミ「えっ……」
鬼龍「また会ったな、 のでかいプリキュア」
マミ「あ……あなたは、あの時の……!」
QB「なんだい、君たちは。魔法少女には見えないけれど」
鬼龍「魔法オッサンだ」
QB「……ええ? わけがわからないよ……」
鬼龍「お前は何だ?」
QB「……僕の名前はキュウべぇ。魔法少女のサポーターみたいなものさ」
ザッ...
尊鷹「………………」
マミ「えっ……」
鬼龍「また会ったな、 のでかいプリキュア」
マミ「あ……あなたは、あの時の……!」
QB「なんだい、君たちは。魔法少女には見えないけれど」
鬼龍「魔法オッサンだ」
QB「……ええ? わけがわからないよ……」
鬼龍「お前は何だ?」
QB「……僕の名前はキュウべぇ。魔法少女のサポーターみたいなものさ」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:43:23.48 ID:BzG23fe10
鬼龍「……お前が元凶ってわけだ」
QB「何がだい?」
鬼龍「灘神影流『塊蒐拳』」
ドギュルッ...
QB「なに――うっ」
鬼龍「気分はどうだ?」
QB「……君は僕に何をしたんだい。体の自由がきかない」
QB「何がだい?」
鬼龍「灘神影流『塊蒐拳』」
ドギュルッ...
QB「なに――うっ」
鬼龍「気分はどうだ?」
QB「……君は僕に何をしたんだい。体の自由がきかない」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:50:06.72 ID:BzG23fe10
鬼龍「塊蒐拳は、鍛えた人間が受けても体に強烈な異常をきたし、数年後には絶命するって技だ」
鬼龍「つまり、お前のサイズなら身体機能が停止してもおかしくないんだよ」
QB「………………」
鬼龍「お前は今のところ生きてはいるが、体はロクに動かないだろう」
QB「………………」
鬼龍「……フン。もう口もきけないか」
鬼龍「お前が死んだら次の同族が来るそうだが、生きたまま思考能力が失われている場合は、どうなるんだろうな」
QB「………………」
鬼龍「つまり、お前のサイズなら身体機能が停止してもおかしくないんだよ」
QB「………………」
鬼龍「お前は今のところ生きてはいるが、体はロクに動かないだろう」
QB「………………」
鬼龍「……フン。もう口もきけないか」
鬼龍「お前が死んだら次の同族が来るそうだが、生きたまま思考能力が失われている場合は、どうなるんだろうな」
QB「………………」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:55:10.29 ID:BzG23fe10
エルザマリア「キエァァァァァァァァ!」
ドドドドッ!
尊鷹「灘神影流『弾丸すべり』」
ドドド......
尊鷹「…………」
マミ「す、すごい。触手が体をすり抜けていくわ!」
尊鷹「灘神影流『塊蒐拳』」
ドギュルッ...
ドドドドッ!
尊鷹「灘神影流『弾丸すべり』」
ドドド......
尊鷹「…………」
マミ「す、すごい。触手が体をすり抜けていくわ!」
尊鷹「灘神影流『塊蒐拳』」
ドギュルッ...
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 00:59:12.68 ID:BzG23fe10
エルザマリア「アアアアアァァァァァァァ!!」
ドシュウゥゥゥゥゥゥ...
鬼龍「体が耐え切れずに自壊したようだな」
尊鷹「……なるほど。確かに大した相手ではない」
鬼龍「だから言っただろう」
マミ(あ、あれが大した相手じゃない……?)
マミ「……あら? キュウべぇは?」
鬼龍「あのペットなら、先に戻るって言ってたぜ」
マミ「そ、そう……珍しいわね。今までそんなこと無かったのに」
鬼龍「………………」
ドシュウゥゥゥゥゥゥ...
鬼龍「体が耐え切れずに自壊したようだな」
尊鷹「……なるほど。確かに大した相手ではない」
鬼龍「だから言っただろう」
マミ(あ、あれが大した相手じゃない……?)
マミ「……あら? キュウべぇは?」
鬼龍「あのペットなら、先に戻るって言ってたぜ」
マミ「そ、そう……珍しいわね。今までそんなこと無かったのに」
鬼龍「………………」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:03:18.59 ID:BzG23fe10
病院――
ガラッ
マミ「…………」
さやか「あっ、マミさん! 聞いてっ、聞いてください!」
マミ「な、なに?」
さやか「恭介の腕、治ったんです! ほら!」
恭介「ど、どうも……」フリフリ
マミ「……そう。良かったわね、美樹さん」
さやか「はい……! ううっ、ホントに良かった。良かったよぉ、ぐすっ……」
恭介「さ、さやかぁ……また泣くんだから、もう」
マミ「ふふっ」
ガラッ
マミ「…………」
さやか「あっ、マミさん! 聞いてっ、聞いてください!」
マミ「な、なに?」
さやか「恭介の腕、治ったんです! ほら!」
恭介「ど、どうも……」フリフリ
マミ「……そう。良かったわね、美樹さん」
さやか「はい……! ううっ、ホントに良かった。良かったよぉ、ぐすっ……」
恭介「さ、さやかぁ……また泣くんだから、もう」
マミ「ふふっ」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:06:49.58 ID:BzG23fe10
鬼龍「流石は静虎だな」
静虎「鬼龍。それに……」
尊鷹「………………」
静虎「……そっちはどうだった」
鬼龍「尊鷹が魔女とかいうのを倒した。俺はペットと遊んでたがな」
静虎「…………そうか。では、後はワルプルギスの夜という者を倒すだけか」
静虎「鬼龍。それに……」
尊鷹「………………」
静虎「……そっちはどうだった」
鬼龍「尊鷹が魔女とかいうのを倒した。俺はペットと遊んでたがな」
静虎「…………そうか。では、後はワルプルギスの夜という者を倒すだけか」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:15:42.95 ID:BzG23fe10
宮沢家――
熹一「ここでこの錠剤を入れるんや」
杏子「やめろ! 食い物を粗末にするんじゃねぇ!」
熹一「食べるんやから粗末にしてへんやろ」
杏子「取合せとかあるだろ! 白米に錠剤なんて聞いたことないぞ!」
熹一「宮沢家特製スペシャルライスやのになぁ」
杏子「ったく、キイチはセイコとは大違いだな……」
熹一「それは、オトンが凄過ぎるんや」
熹一「ここでこの錠剤を入れるんや」
杏子「やめろ! 食い物を粗末にするんじゃねぇ!」
熹一「食べるんやから粗末にしてへんやろ」
杏子「取合せとかあるだろ! 白米に錠剤なんて聞いたことないぞ!」
熹一「宮沢家特製スペシャルライスやのになぁ」
杏子「ったく、キイチはセイコとは大違いだな……」
熹一「それは、オトンが凄過ぎるんや」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:22:52.77 ID:BzG23fe10
ほむら「二人とも、遊んでる暇があったら手伝って」
杏子「遊んでねーよ!」
ほむら「まったく……どうして私が料理を作らされているのかしら。しかも7人分も」
熹一「悪いなァ、ほむらちゃん。ウチ、マトモにメシ作れるのオトンしかおらんねん」
ほむら「……宮沢熹一はともかく、佐倉杏子はもう少し頑張った方がいいわ。お嫁に行けなくなるわよ」
杏子「余計なお世話だ!」
ガラッ
静虎「ただいま」
杏子「あっ……おかえり、セイコ!」
鬼龍「静虎だけかよ」
尊鷹「………………」
杏子「遊んでねーよ!」
ほむら「まったく……どうして私が料理を作らされているのかしら。しかも7人分も」
熹一「悪いなァ、ほむらちゃん。ウチ、マトモにメシ作れるのオトンしかおらんねん」
ほむら「……宮沢熹一はともかく、佐倉杏子はもう少し頑張った方がいいわ。お嫁に行けなくなるわよ」
杏子「余計なお世話だ!」
ガラッ
静虎「ただいま」
杏子「あっ……おかえり、セイコ!」
鬼龍「静虎だけかよ」
尊鷹「………………」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:27:27.69 ID:BzG23fe10
熹一「うまい!」
静虎「うん、おいしい」
金時「ほむらちゃんはええお嫁さんになるやろなぁ」
ほむら「そ、そんなこと、ないです……///」
杏子(ちぇっ……なんだよ、ほむらばっかりいい格好してさ)
鬼龍「…………」ガツガツ
尊鷹「…………」ガツガツ
金時「お前らも何か言わんかい」
鬼龍「おかわり」サッ
尊鷹「同じく」サッ
静虎「わ、私もおかわりを……///」
静虎「うん、おいしい」
金時「ほむらちゃんはええお嫁さんになるやろなぁ」
ほむら「そ、そんなこと、ないです……///」
杏子(ちぇっ……なんだよ、ほむらばっかりいい格好してさ)
鬼龍「…………」ガツガツ
尊鷹「…………」ガツガツ
金時「お前らも何か言わんかい」
鬼龍「おかわり」サッ
尊鷹「同じく」サッ
静虎「わ、私もおかわりを……///」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:32:38.37 ID:BzG23fe10
数日後――
杏子「破心掌!」
ほむら「菩薩拳!」
ドギャァァァァァ!!
ほむら「きゃああっ!」
杏子「うわ……び、びっくりした……」
熹一「灘神影流は、技の練度が上がると威力も爆発的に増すんや。二人で打ちあったらそうなるやろな」
静虎「それだけ二人が本物の技を身につけつつあるという証拠だ」
杏子「破心掌!」
ほむら「菩薩拳!」
ドギャァァァァァ!!
ほむら「きゃああっ!」
杏子「うわ……び、びっくりした……」
熹一「灘神影流は、技の練度が上がると威力も爆発的に増すんや。二人で打ちあったらそうなるやろな」
静虎「それだけ二人が本物の技を身につけつつあるという証拠だ」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:37:41.47 ID:BzG23fe10
ほむら「まどかも美樹さやかも魔法少女にならなかった。しかも、巴マミは生きている」
杏子「あたしらも灘神影流の技を使えるようになったし、これで負ける気がしねーな」
熹一「まあいざとなったらこの宮沢熹一様がなんとかしたる!」
杏子「え? キイチって強いのか?」
ほむら「そうは見えないけれど」
熹一「おい……ワシ、オトンや尊鷹に勝っとるんやぞ……」
杏子「あたしらも灘神影流の技を使えるようになったし、これで負ける気がしねーな」
熹一「まあいざとなったらこの宮沢熹一様がなんとかしたる!」
杏子「え? キイチって強いのか?」
ほむら「そうは見えないけれど」
熹一「おい……ワシ、オトンや尊鷹に勝っとるんやぞ……」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:42:49.53 ID:BzG23fe10
そして、決戦の日――
ほむら「ついに、この日が来た……今度こそ、未来を手に入れてみせるわ」
マミ「暁美さん……」
杏子「あんまり気合入れすぎんなよー」
熹一「……なんや、えらい天気になっとんなぁ」
鬼龍「スーパーセルだな」
静虎「あれもワルプルギスの夜の影響か」
尊鷹「………………」
ほむら「ついに、この日が来た……今度こそ、未来を手に入れてみせるわ」
マミ「暁美さん……」
杏子「あんまり気合入れすぎんなよー」
熹一「……なんや、えらい天気になっとんなぁ」
鬼龍「スーパーセルだな」
静虎「あれもワルプルギスの夜の影響か」
尊鷹「………………」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:48:20.86 ID:BzG23fe10
ドゴォォォォォン!!
ワルプルギス「キャハハハハハハ!」
ほむら「来た!」
静虎「これは……」
熹一「なんやこれ、殺気か!? ピリピリ感じるわ!」
尊鷹「いや、殺気と言うには無邪気すぎる……」
鬼龍「強いて言えば、邪気ってとこか」
杏子「おいおい……あんなのに勝てんのかよ?」
マミ「勝つしかないのよ、私たちは」
ワルプルギス「キャハハハハハハ!」
ほむら「来た!」
静虎「これは……」
熹一「なんやこれ、殺気か!? ピリピリ感じるわ!」
尊鷹「いや、殺気と言うには無邪気すぎる……」
鬼龍「強いて言えば、邪気ってとこか」
杏子「おいおい……あんなのに勝てんのかよ?」
マミ「勝つしかないのよ、私たちは」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 01:55:56.06 ID:BzG23fe10
ドゴゴゴゴゴゴ...
熹一「撃ってきよったで!」
ほむら「みんな、ヘリに乗って! 予定通り、接近戦を仕掛けるわ!」
杏子「さすがにこの距離じゃ、マミの銃撃でも届かねぇもんな」
マミ「そういうあなたは、飛ぶ斬撃とか無いのかしら?」
杏子「ないない」
熹一「オトン、遠当てよりもっと飛ぶパンチとか無いんか?」
静虎「無い」
熹一「つまらんなぁ」
熹一「撃ってきよったで!」
ほむら「みんな、ヘリに乗って! 予定通り、接近戦を仕掛けるわ!」
杏子「さすがにこの距離じゃ、マミの銃撃でも届かねぇもんな」
マミ「そういうあなたは、飛ぶ斬撃とか無いのかしら?」
杏子「ないない」
熹一「オトン、遠当てよりもっと飛ぶパンチとか無いんか?」
静虎「無い」
熹一「つまらんなぁ」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:01:51.32 ID:BzG23fe10
バラララララ...
ほむら「今よ、飛び降りて!」
バッ バッ バッ
熹一「うひょおおおおおお!!」ヒュウウウウ
マミ「すっ、スカートが……///」バタバタ...
鬼龍「中学生が黒か……」
杏子「テメー見てんじゃねー! 殺すぞコラ!」ジャキン
静虎「……緊張感の欠片も無いな」
尊鷹「静虎、私は先に行く。空中の姿勢制御など、慣れたものだ」
ほむら「今よ、飛び降りて!」
バッ バッ バッ
熹一「うひょおおおおおお!!」ヒュウウウウ
マミ「すっ、スカートが……///」バタバタ...
鬼龍「中学生が黒か……」
杏子「テメー見てんじゃねー! 殺すぞコラ!」ジャキン
静虎「……緊張感の欠片も無いな」
尊鷹「静虎、私は先に行く。空中の姿勢制御など、慣れたものだ」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:06:13.57 ID:BzG23fe10
尊鷹「『鳳腿』」
ゴッ!!
ワルプルギス「キャハハハハハハ!」
静虎「『虎腿』」
ドゴォォ!!
ワルプルギス「キャハハ……?」
鬼龍「『龍腿』」
ゴギャァァァ!!
ワルプルギス「………………」
ゴッ!!
ワルプルギス「キャハハハハハハ!」
静虎「『虎腿』」
ドゴォォ!!
ワルプルギス「キャハハ……?」
鬼龍「『龍腿』」
ゴギャァァァ!!
ワルプルギス「………………」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:09:47.26 ID:BzG23fe10
熹一「トドメの『玄腿』や!」
ドグシャァッ!!
ワルプルギス「…………キ」
ワルプルギス「キエアアァァァァァァァ!!」
ぐるんっ
ほむら「う、嘘……ワルプルギスの夜がひっくり返るのは、追い込まれた時だけのはず」
ほむら「ま……まさか、宮沢一族4人の蹴りを食らうだけで、既に……?」
ドグシャァッ!!
ワルプルギス「…………キ」
ワルプルギス「キエアアァァァァァァァ!!」
ぐるんっ
ほむら「う、嘘……ワルプルギスの夜がひっくり返るのは、追い込まれた時だけのはず」
ほむら「ま……まさか、宮沢一族4人の蹴りを食らうだけで、既に……?」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:14:54.57 ID:BzG23fe10
熹一「灘神影流『斧旋脚』」ゴギャッ
静虎「灘神影流『錐揉み貫手』」ズボッ
鬼龍「灘神影流『霞突き』」ドスッ
尊鷹「灘神影流『兜浸掌』」ドギュルッ
ワルプルギス「――――ッッ!!」
杏子「まだ終わってねーよ!」バッ
ワルプルギス「キャハハハハ!」ギロッ
ほむら「!? 佐倉杏子、危ない!」
静虎「灘神影流『錐揉み貫手』」ズボッ
鬼龍「灘神影流『霞突き』」ドスッ
尊鷹「灘神影流『兜浸掌』」ドギュルッ
ワルプルギス「――――ッッ!!」
杏子「まだ終わってねーよ!」バッ
ワルプルギス「キャハハハハ!」ギロッ
ほむら「!? 佐倉杏子、危ない!」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:18:28.93 ID:BzG23fe10
ワルプルギス「ウケケケケケケケ!」
ドドドドドドドッ!!
ほむら「狙い撃ちされてる!」
杏子「~~~~~ッ!!」
杏子「な……」
杏子「灘神影流『弾丸すべり』っ!」
スッ スルッ...
ほむら「えっ……た、弾が体を」
マミ「あの時の……」
ドドドドドドドッ!!
ほむら「狙い撃ちされてる!」
杏子「~~~~~ッ!!」
杏子「な……」
杏子「灘神影流『弾丸すべり』っ!」
スッ スルッ...
ほむら「えっ……た、弾が体を」
マミ「あの時の……」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:24:54.54 ID:BzG23fe10
杏子「おりゃああああああぁぁぁぁ!!」
ズガンッ!
ワルプルギス「!?」
ほむら「奴に槍を突き刺して、何を……」
杏子「正直なとこ、魔法少女が直接攻撃したところで、あいつに決定的なダメージなんて与えられそうにない」
ほむら「…………」
杏子「でも、刺さった槍を後ろから押しこめば、体をブチ抜くくらいはできるんじゃないか?」
ほむら「……なるほど。その賭け、乗ったわ」
杏子「灘神影流『破心掌』!!」 パァン!
ほむら「灘神影流『菩薩拳』!!」 ドスッ!
ズガンッ!
ワルプルギス「!?」
ほむら「奴に槍を突き刺して、何を……」
杏子「正直なとこ、魔法少女が直接攻撃したところで、あいつに決定的なダメージなんて与えられそうにない」
ほむら「…………」
杏子「でも、刺さった槍を後ろから押しこめば、体をブチ抜くくらいはできるんじゃないか?」
ほむら「……なるほど。その賭け、乗ったわ」
杏子「灘神影流『破心掌』!!」 パァン!
ほむら「灘神影流『菩薩拳』!!」 ドスッ!
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:30:22.34 ID:BzG23fe10
ワルプルギス「ギャアアアアアアアアア!!」
杏子「くそっ、まだ生きてやがる!」
ほむら「もう少しで、外殻が完全に破壊できるのに……!」
熹一「『幻突』」
ゴッシャァァァァァァ!!
杏子「キイチ!?」
熹一「これでええんやろ? もう中まで丸見えや」
ほむら「巴さん!」
マミ「ええ! ティロ……フィナーレ!!」
杏子「くそっ、まだ生きてやがる!」
ほむら「もう少しで、外殻が完全に破壊できるのに……!」
熹一「『幻突』」
ゴッシャァァァァァァ!!
杏子「キイチ!?」
熹一「これでええんやろ? もう中まで丸見えや」
ほむら「巴さん!」
マミ「ええ! ティロ……フィナーレ!!」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:39:02.76 ID:BzG23fe10
ワルプルギス「オオオォォォォォォ......」
ほむら「……お……終わっ、た…………?」
マミ「ええ。暁美さん」
杏子「もうあんなのとは、二度とやりたくねーよ」
ほむら「…………うっ……ひぐっ、うっく……やっと、やっと……!」ポロポロ
マミ「長い間、お疲れ様」ギュッ
ほむら「うっ、わぁぁぁぁぁ……!!」
鬼龍「だから言っただろ。俺が殺すから問題ないってな」
熹一「お前だけの力ちゃうやろ」
静虎「思えば、4人で何かをするというのは初めてだった」
尊鷹「フ……それも、最初で最後だろうな」
ほむら「……お……終わっ、た…………?」
マミ「ええ。暁美さん」
杏子「もうあんなのとは、二度とやりたくねーよ」
ほむら「…………うっ……ひぐっ、うっく……やっと、やっと……!」ポロポロ
マミ「長い間、お疲れ様」ギュッ
ほむら「うっ、わぁぁぁぁぁ……!!」
鬼龍「だから言っただろ。俺が殺すから問題ないってな」
熹一「お前だけの力ちゃうやろ」
静虎「思えば、4人で何かをするというのは初めてだった」
尊鷹「フ……それも、最初で最後だろうな」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:44:25.22 ID:BzG23fe10
マミ「最後の瞬間に『巴さん』って呼んでくれたわね。ありがとう」
ほむら「う、あっ……あれは、その……///」
杏子「羨ましいね。あたしも杏子って呼んでくれよ」
鬼龍「おい杏子」
杏子「お前じゃねーよ!」
熹一「感動のシーンに水差すなや、魔法オッサン」
ほむら「う、あっ……あれは、その……///」
杏子「羨ましいね。あたしも杏子って呼んでくれよ」
鬼龍「おい杏子」
杏子「お前じゃねーよ!」
熹一「感動のシーンに水差すなや、魔法オッサン」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:47:43.84 ID:BzG23fe10
尊鷹「熹一。私はもう行く」
鬼龍「俺もだ。世界の危機とやらは去ったんだろ」
熹一「あれ? この後祝勝会やると思うねんけど、二人とも来えへんの?」
尊鷹「群れるのは性に合わない」
マミ「えっ……い、行っちゃうの……?」
尊鷹「………………」
杏子「キリュウのオッサンも、こんな時くらい付き合えばいいじゃん」
鬼龍「ぬう……」
鬼龍「俺もだ。世界の危機とやらは去ったんだろ」
熹一「あれ? この後祝勝会やると思うねんけど、二人とも来えへんの?」
尊鷹「群れるのは性に合わない」
マミ「えっ……い、行っちゃうの……?」
尊鷹「………………」
杏子「キリュウのオッサンも、こんな時くらい付き合えばいいじゃん」
鬼龍「ぬう……」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:53:28.82 ID:BzG23fe10
静虎「さあ行こう、鬼龍、尊鷹」
熹一「そや! 折角やし、まどかちゃんとさやかちゃんも呼ぼうや」
静虎「ああ、それがいい」
マミ「美樹さんには、上条くんとの交際内容を根掘り葉掘り聞かないとね」
ほむら「くす……それは、楽しみね」
杏子「……セイコ」
静虎「ん?」
杏子「ありがと。あたしがあんたに会わなかったら、今頃……」
静虎「……皆が幸せな未来を迎えられて、良かった」
杏子「うんっ」
熹一「そや! 折角やし、まどかちゃんとさやかちゃんも呼ぼうや」
静虎「ああ、それがいい」
マミ「美樹さんには、上条くんとの交際内容を根掘り葉掘り聞かないとね」
ほむら「くす……それは、楽しみね」
杏子「……セイコ」
静虎「ん?」
杏子「ありがと。あたしがあんたに会わなかったら、今頃……」
静虎「……皆が幸せな未来を迎えられて、良かった」
杏子「うんっ」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 02:56:33.58 ID:BzG23fe10
熹一「あ、そういえばオトン」
静虎「ん?」
熹一「身寄りの無い杏子をウチの家族にするっちゅう話、どうなったん?」
杏子「え……!?」
静虎「ああ。私の養子として迎えるか、お前が杏子と結婚するか、どちらかだな」
熹一「ふーん……って、はぁぁ!?」
杏子「けっこん、って……///」
静虎「ん?」
熹一「身寄りの無い杏子をウチの家族にするっちゅう話、どうなったん?」
杏子「え……!?」
静虎「ああ。私の養子として迎えるか、お前が杏子と結婚するか、どちらかだな」
熹一「ふーん……って、はぁぁ!?」
杏子「けっこん、って……///」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/23(日) 03:04:01.33 ID:BzG23fe10
静虎「二人ともすっかり仲良うなっとるし、ええと思うで」
熹一「べっ、別に仲良うあらへんし! ちゅーか杏子もイヤやろ!?」
杏子「そ、そう、かな……///」
熹一「アレ……」
ほむら「杏子。だから前に言ったでしょう、料理を頑張らないとお嫁に行けないって」
杏子「い、今から練習するし……」
マミ「大丈夫よ。お料理ならちゃんと教えてあげるから」
静虎「どちらにせよ、杏子は『宮沢杏子』として新しい家族の一員になるんや」
熹一「そ、そか……まぁ、全然構へんけどな!」
杏子「……へへっ。家族か……あたし、また家族と一緒にいられるんだな……!」
終わり。
熹一「べっ、別に仲良うあらへんし! ちゅーか杏子もイヤやろ!?」
杏子「そ、そう、かな……///」
熹一「アレ……」
ほむら「杏子。だから前に言ったでしょう、料理を頑張らないとお嫁に行けないって」
杏子「い、今から練習するし……」
マミ「大丈夫よ。お料理ならちゃんと教えてあげるから」
静虎「どちらにせよ、杏子は『宮沢杏子』として新しい家族の一員になるんや」
熹一「そ、そか……まぁ、全然構へんけどな!」
杏子「……へへっ。家族か……あたし、また家族と一緒にいられるんだな……!」
終わり。
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