3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 19:02:09.40 ID:EjmeVz1VO
―数年前―

イタチ「……」

幼ナルト「う、うちは…?」

イタチ「そうだ、オレはうちはの者」

幼ナルト「な…なんのようだってばよ!」

イタチ「君は自分の存在が何なのか……知っているか?」

幼ナルト「……え」

イタチ「己が何故、他者に蔑まれるのか、その理由を知っているか」

幼ナルト「そんなの!!……わからないってばよ!」

イタチ「里の者が君を嫌い、虐げるのには理由がある」

引用元: 幼ナルト「だ、誰だってばよ…」イタチ「…うちはイタチ」 





4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 19:11:23.50 ID:EjmeVz1VO
幼ナルト「理由…?」

イタチ「――年前の九尾の事件。里を半壊させ、大量の死傷者を出した化け狐」

幼ナルト「そ、それがなんなんだってばよ!」

イタチ「ナルト君…本当は分かっているんじゃないか?」

幼ナルト「………」

イタチ「里の者たちが君を毛嫌いしてきた理由は、君の中に九尾の尾獣が封じられているからだ」

幼ナルト「っ……」ぽろぽろ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 19:20:56.94 ID:EjmeVz1VO
イタチ「ナルト君……君には二つの選択肢がある」

幼ナルト「…?」

イタチ「数日後、オレには里の上層部より下される任務がある」

幼ナルト「…任務?」ゴシゴシ

イタチ「ああ、里を守るための任務。内容はうちは一族を抹殺することだ」

幼ナルト「!?」

イタチ「…オレはその任務が終わり次第、里を抜ける」

幼ナルト「そんなの…酷いってばよ…」

イタチ「そこでナルト君にはオレと共に里を抜けてもらいたい。これが一つ目の選択肢だ」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 19:27:26.77 ID:EjmeVz1VO
イタチ「そして、二つ目の選択肢は―――今ここであったことを全て忘れ、この里で思うがままに生きる」

幼ナルト「………」

イタチ「決めるのは君だ、強要はしない」

幼ナルト「………分かった。オレはあんたについていくってばよ。そして―――」

幼ナルト(力を手に入れ、木の葉を潰す)ギリッ

イタチ「そうか。分かった。ならば四日後に迎えにいく―――」シュンッ


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 19:36:01.14 ID:EjmeVz1VO
―四日後―

イタチ「来たか」

幼ナルト「………来たってばよ」

イタチ「…まずはこれを君に渡す」ドサッ

幼ナルト「ひっ!? ひ、人の死体…?」

イタチ「見るのは初めてか……まぁいい。これはオレの一族の者だ」

幼ナルト「……」ガクガクブルブル

イタチ「こいつの写輪眼をナルト君に移植する」

幼ナルト「しゃ…りんがん? なんだってばよそれ!」

イタチ「我が一族に伝わる瞳術だ。君なら使いこなせるだろう」

幼ナルト「な、なんでそんなことが分かるんだってばよ!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 19:43:19.13 ID:EjmeVz1VO
イタチ「君は膨大なチャクラを持っている。九尾のチャクラだ。そのチャクラを使えば、恐らくは使えるだろう」

幼ナルト「それじゃあ早く目を移植してくれってばよ―――」

イタチ「いや……それはまだだ。これから君にはやってもらいたい修業が三つある」

幼ナルト「…三つ?」

イタチ「まずは多重影分身の術を修得するんだ」

幼ナルト「……」コクッ

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 19:44:34.51 ID:EjmeVz1VO
ちょっと飯食ってくるな

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 20:38:16.47 ID:EjmeVz1VO
―数日後―

幼ナルト「はぁ……はぁ……はぁ……」バタ

イタチ(……オレの目測では一ヶ月はかかると思っていたが…)

イタチ「もう修得したのか……」

幼ナルト「……はぁ……はぁ……楽…勝…だってばよ……」ぐったり

イタチ「そうか。とりあえず……今日は休め」

幼ナルト「すぅー………すぅー……」

イタチ「……もう休んでるか」

??「なるほど。それが九尾の人柱力か」

イタチ「………何の用だ、うちはマダラ」ギロ


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 20:47:51.32 ID:EjmeVz1VO
マダラ「そう、警戒するな。お前の弟子に手を出すような真似はしない」

イタチ「………」

マダラ「ただ、その子はまだ九尾の力を扱うには幼すぎる。お前はその子に写輪眼を与えるつもりなのだろう?今の状態のまま、写輪眼を与えたら確実にその子は死ぬ」

イタチ「…そんなことは分かってる。だから…」

マダラ「オレなら直接九尾に幻術をかけて言うことを聞かせられるが、どうする?」

イタチ「……条件はなんだ?」

マダラ「暁に入れ」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 20:57:59.23 ID:EjmeVz1VO
イタチ「……それだけでいいのか?」

マダラ「ああ、それだけでいい」

イタチ(暁…いずれは入ろうと思っていた犯罪組織。予定が早まっただけだ)

マダラ「それでは始めるぞ」バッバッバッバッバッ

イタチ「分かってると思うが、九尾はナルトの支配下に置くだけだ。他に余計なことはするな」キッ

マダラ「分かっている。今、お前と争うのはこちとて本意ではない―――」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:05:52.04 ID:EjmeVz1VO
―翌日―

幼ナルト「ふぁあ……よく寝たってばよ……」

イタチ「起きたか……」

幼ナルト「……お腹空いたってばよ…」

イタチ「朝食は出来てる」カタッ

【和食フルコース】

幼ナルト「すげぇ……!」キラキラ

イタチ「好きなだけ食え。遠慮はいらん」

幼ナルト「分かったってばよ!いただきます!」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:11:37.96 ID:EjmeVz1VO
幼ナルト「こ、これ全部イタチさんが作ったの?」バクバクバクむしゃむしゃむしゃ

イタチ「暇だったからな」ニコッ

幼ナルト「………」ぽろぽろ

イタチ「…? どうした?」

幼ナルト「お、俺ってば、ずっと一人で……ひっく…誰かと一緒に朝ご飯なんて…えっく…したことないから すげぇ…嬉しいってばよ…」ぽたぽた

イタチ「……そうか」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:15:13.03 ID:EjmeVz1VO
―食後―

幼ナルト「うぷっ…食べ過ぎたってばよ…」

イタチ「10分後、修業を再開する。それまでは休んでいろ」

幼ナルト「分かったってばよ…」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:21:00.52 ID:EjmeVz1VO
幼ナルト「復活だってばよ!」

イタチ「…それではそろそろ修業に入るとするか…」

幼ナルト「分かったってばよ」

イタチ「とりあえず、出来るだけ大勢に影分身をしろ」

幼ナルト「…? 分かった」バッ!

幼ナルト「多重影分身の術!」

ボンッ!!!!

イタチ「……軽く見積もっても五百人はいるか」

幼ナルト「「「「「「これで何をするんだってばよ」」」」」」

イタチ「チャクラコントロールの修業だ」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:27:59.33 ID:EjmeVz1VO
幼ナルト「「「「「「チャクラコントロール?」」」」」」

イタチ「そうだ。先ずは基礎からだ。手を使わずに木を登ってみろ」

幼ナルト「「「「「「…? 分かったってばよ」」」」」

幼ナルト「「「「「「行くぞー! おう!」」」」」」

ダダダダダダダダダダダダダダ

アテ、イタ、ナニコレ、ムズカシ、ボフンボフン、アイタ、ワッ、クッ、コンナノ、トリャ、オリャア、ドウッテバヨ

イタチ「それが終わったら水面歩行だ」ボソッ


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:42:02.34 ID:EjmeVz1VO
―数年後―

ナルト「ふぅ・・・何とか波の国についたってばよ・・・」

ナルト「それにしても・・・あれ・・・なにしてんだろ」

オマエノミライハシダ
クッ

ナルト「額あては・・・木の葉の忍か」ギリッ

ナルト(・・・殺す? いや・・・あそこの三人(下忍組)だけならともかく・・・あれは多分・・・コピー忍者の畑カカシだってばよ。・・・今は逃げるってばよ)シュン


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:52:18.58 ID:EjmeVz1VO
イタチ「遅かったな、ナルト」

ナルト「ゴメンってばよ」

鬼鮫「おやおやどうしました、ナルト君。そんなに怖い顔して」

ナルト「途中、木の葉の忍が戦ってた」ボソッ

イタチ「余計な騒ぎは…」

ナルト「まだ勝てそうになかったから…逃げてきたってばよ」

イタチ(なるほど。通りで…)

鬼鮫(凄いチャクラですねぇ・・・思わず・・・削りたくなるじゃないですかぁ)ニタァ


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 21:58:30.30 ID:EjmeVz1VO
―数日後―

ナルト「はぁ・・・またパシリ・・・」ガクッ

ナルト「ん? あれは・・・」

サスケ「はぁ・・・はぁ・・・くっ」

ナルト「・・・」

ナルト(手を使わない木登りか・・・懐かしいってばよ)

サスケ「・・・なに見てんだよ」ギロ

サスケ(こいつ・・・どっかで見たことある・・・)

ナルト「あー・・・ごめん」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 22:07:00.41 ID:EjmeVz1VO
ナルト「なにしてるんだってばよ」

サスケ「見て分かんねぇか、ウスラトンカチ」

ナルト「・・・」イラッ

サスケ「!?」ゾクッ

サスケ(な、なんだ今の悪寒は・・・)

ナルト「・・・もしかして修業かなんか?」

サスケ「あ、ああ」

ナルト「そいつは邪魔したってばよ・・・じゃーな」テクテク

サスケ(な、なんなんだ、あいつは)

―木の上―

カカシ「・・・なんでこんなところにいるんだ、ナルト」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 22:21:45.42 ID:EjmeVz1VO
 

ナルト「ふぅ・・・危なかったってばよ」

ナルト(木の上に誰かいた。多分、オレよりま強い。まだオレってば写輪眼の扱いにはなれてない)

??「おやナルト君。こんなとこでなにしてるのかしら?」

ナルト「!?」

ナルト「久しぶりだってばよ、大蛇丸」ギロ

大蛇丸「ふふふ、そろそろその目を渡してくれないかしら」


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 22:30:35.67 ID:EjmeVz1VO
ナルト「断る」

大蛇丸「あっそ。ならば力付くで貰うまでよ」タン

ナルト「悪いけど逃げるってばよ」ゴッ

ゴッゴッブクブクブクブク

大蛇丸「またそれ?芸がないわねぇ」

ナルト(九尾の衣)「うるさいってばよ」ヒュン

大蛇丸「逃がさないわよ」シュルルルル

ナルト(九尾の衣)「ちっ!」タンッタンッ


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 22:39:10.65 ID:EjmeVz1VO
―数十分後―

ナルト「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・くっそ・・・なんとか逃げ切れたが・・・しつこいやつだってばよ・・・」

大蛇丸「私もナメられたものねぇ。この私から逃げられるとでも?」ニョロリ

ナルト「・・・いや・・・逃げられたってばよ」ボフン


大蛇丸「!?」

大蛇丸「ふふふ、まんまとやられたわ・・・でも次は必ず」ペロリ

―離れた場所―

ナルト「今回は完全に危なかったってばよ・・・」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 22:47:40.13 ID:EjmeVz1VO
―数週間後―

イタチ「大蛇丸が何かを企んでいる。ナルト、幻術は使えるだろう?」

ナルト「…? 一応使えるけど」

イタチ「木の葉の中忍選抜試験に潜入しろ」

ナルト「………オレじゃ大蛇丸の相手をするのは無理だってばよ」

イタチ「それは分かっている。ただ、オレは別の予定があるんだ。だからオレの代わりにコイツをお前につける」

トビ「ちょっ! イタチさん! そんなの聞いてないッスよぉ」


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 22:56:22.89 ID:EjmeVz1VO
ナルト「・・・誰だってばよ」

トビ「ボクはまだ正式な暁のメンバーではないけど、次に欠員が出たら入ることになってるトビッス。よろしくねナルト君」

ナルト「よ、よろしくってばよ」

ナルト(テンション高いってばよ)

イタチ「それじゃあ、オレは行く。トビ、後は任せた」シュン

トビ「はーい!」


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:03:51.56 ID:EjmeVz1VO
雨隠れの忍「……」ぐったり

雨隠れの忍「うっ……」バタン

ナルト「これでよし」

トビ「えー!殺した方が早いんじゃない?」

ナルト「あまり騒ぎを起こしたくないんだってばよ。変化!」ボフン

トビ「ふーん、変化」ボフン

ナルト「とりあえず・・・行くってばよ」タンッ

トビ「へいへい」タンッ

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:10:04.42 ID:EjmeVz1VO
ナルト「一次試験は・・・筆記だってばよ・・・」ガクッ

トビ「はぁ・・・嫌だなぁ・・・」ガクッ

ゼツ「二人とも、何を落ち込んでるんだい?」にょきにょき

ナルト「オレってば勉強だけは・・・ちょっと」

トビ「同じく・・・」

ゼツ「はぁ・・・カンニングすればいいじゃない」


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:16:01.13 ID:EjmeVz1VO
―筆記試験開始―

ナルト(あいつにするか・・・)

ナルト(写輪眼!)

ナルト(おっ、ビンゴ!)カキカキカキカキ

トビ(写輪眼!)

トビ(あー、楽勝)カキカキカキカキ

ゼツ(簡単だなぁ)カキカキカキカキ


116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:19:50.53 ID:EjmeVz1VO
例の10問目はカットされました


試験官「そこまで!」

ナルト「ふぅ・・・」
トビ「ふぅ・・・」

ナルト(楽勝だってばよ)

トビ(余裕!)

ゼツ「簡単だったねぇ」

ナルト「え」

トビ「え」


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:26:07.63 ID:EjmeVz1VO
―死の森前―

二次試験の内容を説明中

あんこ「―――以上!何か質問はあるか」

シーーーン

あんこ「ないようなのでこれより二次試験を開始する」

「散!」シュン

ナルト「行くってばよ」シュン

トビ「おー!」タン

ゼツ「頑張ろうねぇ」タン


125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:32:43.63 ID:EjmeVz1VO
ナルト「ここら辺までくれば後は適当に・・・」

トビ「巻物取ってきたよ!」

ゼツ「相変わらず早いねぇ」

ナルト「よし、後は大蛇丸の動向を探るってばよ」

トビ「その為にはまず、音忍を捕まえればいいんじゃない」

ゼツ「音忍の居場所、見付けたよぉ」にょきにょき


133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:38:49.30 ID:EjmeVz1VO
キン「」ぐったり

ザク「」ぐったり

ドス「うっ…」ガクッ

ナルト「こいつも知らないみたいだってばよ…」

トビ「まぁ、大蛇丸が自分の計画のことを部下に教えてるとは思わなかったけど」

ゼツ「大蛇丸の居場所を見付けたよぉ」にょきにょき


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:46:29.61 ID:EjmeVz1VO
大蛇丸「ふふふ、嬉しいわ、ナルト君。まさかキミのほうから私に会いにきてくれるだなんて」

カブト「お知り合いですか? 大蛇丸様」

大蛇丸「写輪眼を持ってる子よ」

ナルト「久しぶりだってばよ、大蛇丸」

トビ「ボクとは初対面だよね、大蛇丸さん」

ゼツ「うわぁ、相変わらずキモいやつだなぁ…大蛇丸」


152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/29(土) 23:57:29.80 ID:EjmeVz1VO
大蛇丸「それで? 私に一体何の用かしら?」

ナルト「なんで暁を騙って砂の依頼を引き受けたんだってばよ」

大蛇丸「理由? やりたいことがあるのよ・・・」

ナルト「やりたいこと?」

大蛇丸「それは教えないわ」

ナルト「・・・」

トビ「ねぇねぇ、ナルト」こそこそ

ナルト「なんだってばよ」こそこそ

トビ「とりあえず今は見逃した方がいいんじゃない?」こそこそ

ゼツ「だねぇ」こそこそ

ナルト「どういうことだってばよ」こそこそ

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:02:32.26 ID:4WsaNZmcO
ゼツ「今この塔に木の葉の暗部が向かってきてるんだよねぇ」こそこそ

トビ「一応、ボクたちは戦争をしにきたわけではないじゃん? イタチさん風に言うとこれ以上はナンセンスなんじゃないかな」

ナルト「・・・分かったってばよ」こそこそ

大蛇丸「ふふふ、どうやら話はまとまったみたいね」

カブト「・・・」カチャ


162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:07:28.11 ID:4WsaNZmcO
ナルト「とりあえず・・・今は見逃してやるってばよ」

トビ「そうそう。こっちは早く二次試験を合格しないといけないんだから早くどいて」

ゼツ「ボクたちは一番乗りだねぇ」

大蛇丸「・・・」

カブト「どうします、大蛇丸様。殺しますか?」

大蛇丸「やめときなさい。あなたじゃ返り討ちにあうだけよ」

カブト「・・・はい」

168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:12:49.56 ID:4WsaNZmcO
―塔の中―

ナルト「それで、どうする?」

トビ「なにが?」

ゼツ「うーん、ボクは棄権するねぇ」

ナルト「いや、一人は中忍試験を受けながら大蛇丸の動向を探り、後の二人は外から見ていてほしいんだけど」

トビ「うーん、それじゃあボクも棄権しようかな」

ナルト「分かったってばよ」

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:18:22.11 ID:4WsaNZmcO
―三次試験の説明中略―

ハヤテ「ゴホン、ゴホン、ゲフッゲフッ、そ、それでは、これより三次試験を始めたいと思います」

――――――――
――――――
――――

ハヤテ「勝者、うちはサスケ」

―――――――
―――――
―――

試合は進んでいく

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:23:27.10 ID:4WsaNZmcO
ハヤテ「次の試合、雨隠れのN選手VS犬塚キバ選手。前へ」

※ちなみにシノとトビの対決はトビの棄権でシノの勝ち

キバ「ひゃっほぉおおう!!!!」タン

キバ「ギッタンギッタンにしてやんよー!!」

赤丸「ワンワン」

ナルト「オレの番だってばよ」トン

タン

ナルト「・・・」

ハヤテ「それでは、試合開始!」トンッ

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:45:07.36 ID:4WsaNZmcO
キバ「がふっ・・・クッソ・・・が」

キバ(全ての攻撃を・・・紙一重で・・・こいつ・・・)ガクッ

赤丸「きゃうん」バタリ

ナルト「・・・終わったってばよ」

ハヤテ「あ、は、はい!勝者、雨隠れのNさん!」

シーーーン

火影(あの者は一体、それにこの試合中に僅かに漏れ出したチャクラ。あれは九尾の・・・まさか・・・)

火影(波の国から帰ってきた時、カカシからの報告はあった・・・)

火影(本当にお主なのか・・・ナルト)

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:52:33.53 ID:4WsaNZmcO
――――――――
――――――
――――

チョウジ「」ぐったり

ゼツ「あ、間違えて勝っちゃったよぉ」

ナルト「別に良いってばよ」

トビ「えー!そりゃないっすよぉ!」

ハヤテ「これにて三次試験の予選終了!」

――――――
――――
――

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:04:08.76 ID:4WsaNZmcO
―数日後―

ナルト「ん? あれは?」

自来也「ほう、流石じゃのう。もう、口寄せを出来るようになったのかのう」

サスケ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」ぐったり

ガマ「ゲコッ!ゲコッ!」

ナルト「あれは・・・伝説の三忍の一人・・・自来也。そして、もう一人は・・・波の国にいた下忍だってばよ・・・」


216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:19:53.96 ID:4WsaNZmcO
―翌日―

ナルト「大蛇丸」

大蛇丸「あら、ナルト君じゃない。どうしたのかしら?」

ナルト「蛇と口寄せの契約を交わしたいってばよ」

大蛇丸「・・・」

ナルト「断った場合はお前の計画の情報を火影に流す」

大蛇丸「私の計画が何だか分かってるのかしら?」

ナルト「木の葉崩し、だろ。ゼツが調べてきたってばよ」

大蛇丸「なるほど・・・それじゃあ私の計画を全て知ってるということは本当みたいね」

224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:29:48.73 ID:4WsaNZmcO
カブト「大蛇丸様。大丈夫ですよ」カツカツ


大蛇丸「・・・」


カブト「今、ここで始末すればいいだけですよ、大蛇丸様」タン

ナルト「・・・」

カブト「はっ!」ブゥオオン

ナルト「・・・邪魔だってばよ」バババッ

カブト「なっ!?」

カブト(印が速い)

ナルト「風遁」スゥー

ナルト「圧害!」ボフッ

カブト「ぐっ!」ドサン


229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:35:12.55 ID:4WsaNZmcO
カブト「ちぃっ!」シュウウウウ

ナルト「なるほど。回復が速いってばよ」

カブト「次は―――」

大蛇丸「やめなさい、カブト」

カブト「お、大蛇丸様!」

大蛇丸「分かったわ、ナルト君。これが蛇との契約の巻物よ、ここに―――――――」

無事、蛇の口寄せを入手しました。ちなみにマンダには幻術をかけて従わせるようにした。

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:01:09.10 ID:4WsaNZmcO
―翌日―

火影「良い天気じゃのう」

ナルト「・・・ソウデスネ」

ナルト(やべぇ)

火影「・・・久しぶりじゃな、ナルト」

ナルト「なんのことだってばよ」

火影「はっはっは!ワシのことを甘く見るでない」

ナルト「・・・」

火影「探したんじゃぞ、ナルト。今までどこにいたんじゃ」

ナルト「・・・一つだけ聞きたいことがあるってばよ」

火影「なんじゃ?」

ナルト「なんで、九尾のことを黙ってたんだってばよ」

火影「!?」

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:11:42.17 ID:4WsaNZmcO
ナルト「それに父親のことも・・・」

火影「そのことまで知っておるのか・・・」

ナルト「うちはの真相も知ってるってばよ」

火影「・・・」

ナルト「オレってば、もうこの里の火の意志とやらは受け継げないってばよ」シュン

火影「・・・ナルト」

253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:23:22.77 ID:4WsaNZmcO
―本選当日の会場―

※本選の試験説明は省略されました

ゲンマ「あー、それでは中忍選抜三次試験の本選を開始する」

ゲンマ「一回戦は雨上がりのNさんVS日向ネジ」

ネジ「・・・」

ナルト「・・・」

ゲンマ「試合開始!」

260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:42:05.69 ID:4WsaNZmcO
ネジ「行くぞ」ピキピキピキ

ナルト「・・・」

ネジ「はぁっ!」タタタタタ

ナルトはネジの柔拳による猛攻を全て回避する

ネジ「くっ」

ネジ(どういうことだ! オレの攻撃が一度足りとも当たらないなんて有り得ない)

ナルト「水遁」バババッ

ネジ「しまっ!」ヒュウウウ

ナルト「水牙弾!」

ネジ「回天!」ギュイイイイン

ズゴゴゴゴゴゴゴゴ―――ズシャアアアアン


264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:50:51.66 ID:4WsaNZmcO
すまんwww
雨上がりは完全に五時だわww

ネジ「くっ」ドスッバタン

ナルト「今のが回天・・・まさか水牙弾を完全に受け切るなんて思わなかったってばよ・・・」

ゲンマ「・・・これは・・・勝負あったな。勝者、雨隠れのN!」

ナルト「・・・」

ナルト(あれ? そういえばなんでオレってば中忍試験なんかに参加してるんだろう。当初の目的はもう終わってるのに)


268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:58:09.02 ID:4WsaNZmcO
お前らwww
人の間違いを笑って楽しいかwwwww
この外道共めww




274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:09:51.28 ID:4WsaNZmcO
ナルト「・・・」

ナルト(後はもう・・・傍観を決め込むってばよ)

ゼツ「どうしたんだい、ナルト。もう試合は終わったみたいだけど浮かない顔だねぇ」

ナルト「いや・・・なんでもないってばよ――――――――――――

その日、木の葉の里には多くの血が流れ、多くの者が死に絶えた。


―中忍試験編・カン―

277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:11:10.75 ID:4WsaNZmcO
ちなみにガアラはサスケが倒した

388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:08:19.07 ID:4WsaNZmcO
―甘味所―

ナルト「・・・」モグモグ

イタチ「・・・」モグモグ

鬼鮫「・・・」モグモグ

イタチ「それで? 大蛇丸は・・・」

ナルト「火影のじいちゃんの封印術に腕もってかれたってばよ」モグモグ

イタチ「そうか・・・」モグモグ

鬼鮫「・・・見られてますねぇ」モグモグ

イタチ「ああ」

ナルト「今の木の葉の状況では何もできないってばよ」モグモグ

イタチ「そうだな・・・」

391: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:10:52.34 ID:4WsaNZmcO
イタチ「そろそろ行くか・・・」

ナルト「分かったってばよ」

鬼鮫「そうですねぇ」

シュン

カカシ(行け)

アスマ「・・・」コクッ

紅「・・・」コクッ

トンッ!

サスケ「・・・?」

395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:14:25.88 ID:4WsaNZmcO
チリンチリン

イタチ「・・・」

鬼鮫「・・・」

ナルト「・・・」

チリンチリン

アスマ「ちょっと待て・・・」

紅「・・・」

アスマ「お前ら・・・何者だ? この里の忍ではないだろう」

チリンチリーン

ナルト「・・・」

鬼鮫「・・・」

イタチ「お久しぶりですね、アスマさん、紅さん」

397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:20:28.25 ID:4WsaNZmcO
紅「っ!?」

アスマ「ほう・・・オレたちの名前を知ってるということは・・・元この里の忍ってところか」

イタチ「・・・」ファサッ

笠を取る

アスマ「!? お、お前は! うちはイタチ!」

鬼鮫「ほう、イタチさんのお知り合いですか。ならば私も自己紹介しておきましょう」ファサッ

ナルト「・・・」ボフン

それに続き、鬼鮫も笠を取り、ナルトは変化の術を解く

アスマ「!?」

紅「!?」

400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:24:41.83 ID:4WsaNZmcO
アスマ「霧隠れの怪人・・・干柿鬼鮫に、お前は・・・数年前に木の葉の里から行方不明になった・・・」

ナルト「九尾の人柱力・・・うずまきナルトだってばよ」

アスマ「なぜ・・・お前が・・・」


406: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:39:11.77 ID:4WsaNZmcO
ナルト「・・・それを知る必要はないってばよ」

アスマ「・・・」

鬼鮫「はぁ・・・うるさい方たちですねぇ・・・」

ヒュン、ズガン!

鬼鮫「どうします、イタチさん、ナルト君。削りましょうか」ニタリ

アスマ「!?」

紅「!!」

イタチ「早くカタをつけろ。お前の術は目立ちすぎる」

鬼鮫「分かりました」


407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:47:21.71 ID:4WsaNZmcO
ヒュン、ガキン

アスマ「っ!」

アスマ(なんつー、バカ力だ・・・くっ)

鬼鮫「私の大刀・鮫肌は・・・チャクラを・・・」

アスマ「っ!?」

鬼鮫「喰らう!」

ズシャアアアアン

アスマ「ぐっ!」

紅「アスマ!」

イタチ「あなたの相手は―――」

ナルト「オレがするってばよ」

イタチ「・・・分かった」

紅「くっ・・・ナメられたものね・・・」ギリッ


410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 14:54:25.74 ID:4WsaNZmcO
ナルト「別にナメてないってばよ」

紅「あなたみたいな子供が私に勝てると思ってるの?」

ナルト「そんなのやってみないと分からないってばよ」

コンタクトを外すナルト

紅「・・・なに・・・なんで・・・」

ナルト(写輪眼)

紅「くっ」バッバッバッ

紅(幻術、魔幻・樹縛殺!)キーン

シュルシュルシュル

ナルト「これは・・・幻術?」

紅「・・・」チャキ

紅(これで・・・終わりよ)タタタタタ

422: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 15:07:17.12 ID:4WsaNZmcO
ナルト「・・・」カッ

紅「ッ!」ガクン

紅「なっ!」

紅(これは、幻術返し!?)

ナルト「・・・」チャキ

紅(・・・)カリッ、ツーー

ナルト「・・・」タタタタタ

紅「っ!」トンッ

何とか幻術を破り、身を屈めてナルトの刺突を回避できたが、その体勢のまま川の方まで蹴り飛ばされてしまう

ザッザッザッ!バシャアアン

427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 15:16:38.06 ID:4WsaNZmcO
ガキン!ガキン!

鬼鮫「あっちの方も盛り上がってますねぇ・・・」

アスマ「くっ!」

アスマ(あれが・・・あのナルトなのか・・・)チラッ

鬼鮫「戦いの最中によそ見とは感心できませんねぇ」バッバッバッバ

アスマ「しまっ!」

鬼鮫「水遁」キーン

鬼鮫・カカシ「「水鮫弾の術」」

ズシャアアアア!ズドドドドドド

アスマ「なんでお前まで出てくるかねぇ」


429: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 15:23:26.55 ID:4WsaNZmcO
鬼鮫(これは私と同じ術・・・)

カカシ「いやさ」

カカシ「お二人さんに任せてばかりはいられないでしょ」

ナルト「・・・コピー忍者の」

イタチ「畑・・・カカシさん」

カカシ「うちはイタチ・・・お前のような抜き忍がこの里に何をしにきた」

カカシ「それにナルト・・・何故、お前がこいつらと一緒にいる」キッ

カカシ(ナルトのあの目・・・どういうことだ)

437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 15:32:47.45 ID:4WsaNZmcO
ナルト「・・・」

カカシ「だんまりか・・・」

イタチ「ナルト・・・下がれ」

ナルト「・・・分かったってばよ」タンッ

イタチ「鬼鮫」

鬼鮫「・・・盛り上がってきたばかりなんですがねぇ」

イタチ「言ったはずだ。お前の術は目立ちすぎる、と」

イタチ「だから・・・ここからはオレがやる」カッ

カカシ「・・・」カッ

アスマ「・・・」チャキ

紅「・・・」チャキ

442: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 15:43:38.45 ID:4WsaNZmcO
―数分後―

カカシ「・・・」ドサッ

アスマ「カ、カカシ!?一体なにが」

紅「な、なにがあったの」

イタチ「はぁ・・・はぁ・・・クッ」ガクッ

ナルト「イタチ、まさか月読を」

鬼鮫「・・・あんまりその目は使わないほうがいいですよ、イタチさん。この程度の相手、使わずに倒せるじゃないですか」


452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 15:58:27.19 ID:4WsaNZmcO
ナルト「そうだってばよ。それに・・・」

イタチ「・・・そろそろ帰るぞ、鬼鮫、ナルト」

鬼鮫「何故です? 今、ここで始末すればいいじゃないですか、イタチさん」チャキ

鬼鮫「こんな風に」タンッ

「木ノ葉・剛力旋風!」

ズドン!

ナルト「!?」

鬼鮫「くっ!何者です!」

ガイ「木の葉の気高き青き猛獣―――マイト・ガイ」

鬼鮫「ククク・・・珍獣の間違いじゃないですか?」


460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 16:10:10.88 ID:4WsaNZmcO
アスマ「ガイ!奴の目を見るな」

ガイ「そんなことは言われなくても分かっている!! カカシとの勝負の為に写輪眼との戦い方は熟知している」

ガイ「良いか? 写輪眼との戦いは目を合わせないことだ! 目を開けろ」

アスマ「だ、だが」

ガイ「相手の足元を見て戦えばいい」

アスマ「言われてみれば確かにそうだが・・・そんなことを出来るのはお前だけだ」

ガイ「ええい! 今はとにかく慣れろ! 直に暗部がくる」

イタチ「・・・」

466: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 16:16:13.88 ID:4WsaNZmcO
鬼鮫「ククク―――楽しくなってきましたねぇ」

イタチ「やめろ、鬼鮫」

鬼鮫「・・・」

イタチ「オレたちは戦争をしにきたわけではない。これ以上はナンセンスだ」

鬼鮫「・・・仕方ないですねぇ」

ナルト「分かったってばよ」

シュン!!

ガイ「逃がすk」

カカシ「・・・」

ガイ「いや・・・とりあえずはカカシを医務室に運ぶぞ」

――――――――
――――――
――――

482: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 16:42:36.67 ID:4WsaNZmcO
とりあえず今の状況(設定)を簡単にまとめてみる

第七班メンバー
カカシ・サスケ・サクラ・サイ

ナルトは暁の正式メンバーではない。暁から見たらナルトはイタチの部下的存在

ナルトの本気(九尾の力を含めた実力)は未知数だが、普段のナルトは上忍レベル。

サスケの師匠はカカシと自来也。

ネジは今だに日向を恨んでいる

ちなみに波の国のナルト大橋はうちは大橋になった

535: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 18:05:28.71 ID:4WsaNZmcO
―数日後―

ナルト「なぁ、なぁ!月読教えてくれってばよー」

イタチ「・・・無理だ」ペラッ

ナルト「ちぇっ! なんなら天照でも」

イタチ「お前には無理だ。諦めろ」ペラッ

ナルト「えー!なんでだってばよ!オレってば写輪眼だってあるのに」

イタチ「オレの写輪眼とお前の写輪眼は違うものだ。・・・あんまり我が儘を言うな、ナルト」

ナルト「・・・へいへい、分かったってばよ」ボフッ

ベッドに座り、チャクラを練りはじめるナルト。それを横目にイタチは椅子に腰掛け、読書に励んでいた。

538: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 18:15:09.80 ID:4WsaNZmcO
コンコンコン―――

ナルト「ん? 誰だってばよ・・・」

イタチ「鬼鮫・・・起きろ」

鬼鮫「・・・ふわぁ! なんですか、イタチさ―――敵ですかねぇ?」

イタチ「いや―――追っ手にしては弱いな。恐らくは―――」

ズガァアアアン!!

ナルト「うわっと!いきなり何すんだよ!危ないってばよ!」タンッ

「イタチィ!!!!ようやく見付けたぞ!!!」

イタチ「久しぶりだな・・・サスケ」


547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 18:22:23.93 ID:4WsaNZmcO
サスケ「イタチィ!!!!!」バッバッバッ

サスケ「アンタを―――殺す!」バチバチ

サスケ「千鳥!!」バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ

ナルト「・・・イタチ。ここはオレに任せてほしいってばよ!」

イタチ「・・・」

ナルト「大丈夫だってばよ。殺しはしない・・・」カッ

ナルト「ただ・・・戦ってみたい―――」

イタチ「分かった・・・」

ヒュン!ズドン!!


556: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 18:34:00.42 ID:4WsaNZmcO
サスケ「どけ・・・殺すぞ」ギロッ

ナルト「一つ、聞くってばよ」

サスケ「・・・」

ナルト「その程度の力で・・・イタチを殺せると?」

サスケ「黙れ・・・殺せない殺せるの問題じゃない・・・殺すんだよ!」

ナルト「・・・」

サスケ「それに・・・なんでテメェがその目を持ってる!!」

ナルト「・・・それを知ってどうするつもりだってばよ」

サスケ「返してもらうに決まってるだろうが!!!!」タンッ―――バチバチバチバチバチバチバチバチ

594: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 19:25:39.91 ID:4WsaNZmcO
―数分後―

ナルト「・・・」

サスケ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・くっ・・・」ガクッ

サスケ(こいつ・・・)キッ

サスケ「まだだ・・・」バッバッバッバッ

サスケ「火遁」スゥー

ナルト「豪火球の術!」フゥー

ゴゥ!ボワァアアア

サスケ「なッ!」

「忍法・口寄せの術!」

ボフン


597: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 19:35:01.08 ID:4WsaNZmcO
ナルト「!?」

「無事かのぉ、サスケ」

サスケ「何しにきやがった、自来也」

自来也「ほほう、相変わらず生意気だのう。弟子の危機に参上しない師はいないものだと思うが」

ナルト「・・・」

自来也「それにしても・・・」

ナルト「伝説の三忍・・・自来也」ギリッ

自来也(この子は・・・間違いない。四代目の・・・)


604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 19:46:52.95 ID:4WsaNZmcO
イタチ「ナルト、鬼鮫、ここは引くぞ」

ナルト「・・・っ! 分かったってばよ」ギリッ

鬼鮫「仕方ないですねぇ」

タンッ!タタタタタ

サスケ「待てっ!―――ぐっ」ズキッ

自来也「ワシに任せろのう」ババババッ

自来也「忍法!口寄せ・ガマ口縛りの術」バッ

―――――――
―――――
―――

606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 19:51:47.23 ID:4WsaNZmcO
―数分後―

イタチ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」タンッ

鬼鮫「大丈夫ですか、イタチさん」タンッ

ナルト「・・・」タンッ

イタチ「月読だけじゃなく、天照まで使わされることになるとは・・・」タンッ

イタチ「オレはしばらくの間・・・目を休める」タンッ

ナルト「・・・分かったってばよ」タンッ

鬼鮫「・・・そうですねぇ。それがいいでしょう」タンッ

――――――――
――――――
――――

609: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 19:59:15.01 ID:4WsaNZmcO
―数日後―

ナルト「・・・」

ゼツ「なにしてるんだい、ナルト」

ナルト「・・・あの二人を尾行してるんだってばよ」

ゼツ「あの二人? ああ、サスケと自来也のことだね」

ナルト「あの二人の目的が知りたいってばよ」

ゼツ「あの二人は今、五代目火影候補を探してるらしいよ」

ナルト「・・・ありがとう、ゼツ」

ゼツ「どういたしまして、ナルト」


614: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 20:07:37.98 ID:4WsaNZmcO
―数日後―

ナルト「・・・」

ゼツ「大蛇丸が綱手に接触したみたいだねぇ。どうするんだい、ナルト」

ナルト「・・・確かめたいことがあるってばよ」

ゼツ「確かめたいこと?」

ナルト「オレも大蛇丸に接触する。居場所を教えてほしいってばよ」

ゼツ「居場所? 別にいいけど、今のナルトじゃまだ大蛇丸には勝てないよ」

ナルト「それは・・・分かってるってばよ・・・」

ナルト「ただ・・・試してみたいこともあるんだ」

ゼツ「分かったよ。それじゃあ、大蛇丸の場所まで案内するよ」

622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 20:18:33.67 ID:4WsaNZmcO
カツカツカツカツ

ナルト「―――無様だってばよ、大蛇丸。木の葉を潰すどころか御自慢の術を全て奪われるなんて・・・」

大蛇丸「下手な挑発ねぇ、ナルト君。それで私に何のようかしら・・・」

カブト「・・・」チャキ

ナルト「綱手との交渉の場にオレも連れていってほしいってばよ」

大蛇丸「・・・何が狙いなのかしら、ナルト君」

ナルト「別に・・・ただの気まぐれだってばよ」

カブト「大蛇丸様・・・やめたほうがよろしいかと」コソコソ

大蛇丸「分かったわ、ナルト君。その代わり・・・私に協力してもらうわよ」


625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 20:22:53.50 ID:4WsaNZmcO
カブト「!? 大蛇丸様!」

大蛇丸「黙りなさい、カブト」ギロッ

カブト「っ!」ゾクッ

ナルト「交渉の日にちにまた来るってばよ・・・」タンッ

ゼツ「バイバーイ♪」タンッ

………………
…………
………

カブト「よろしかったのですか、大蛇丸様。もし、交渉の邪魔をされたら」

大蛇丸「その時は殺して目を奪えばいいだけの話よ・・・」

635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 20:42:08.82 ID:4WsaNZmcO
―交渉当日―

綱手「・・・」カッカッカッ

大蛇丸「きたわねぇ、綱手」

カブト「・・・」

ナルト(あれが伝説の三忍の一人、綱手姫か。50代には見えないってばよ)

綱手「なんだい、大蛇丸。また一人、部下を連れてきたのか」

ナルト「オレは大蛇丸の部下ではないってばよ」

綱手「? ならなんでこの場にいる」

ナルト「ただの見学だってばよ」


643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 20:52:50.81 ID:4WsaNZmcO
綱手「・・・大蛇丸。なんだいそのガキは」

大蛇丸「・・・彼は九尾の人柱力よ」

綱手「!? 数年前に行方不明になった・・・まさかそれもアンタの仕業だったとはね・・・」

大蛇丸「そんなことより・・・あなたの答えを聞かせてもらいましょうか」

綱手「答えは・・・NOよ」タンッ

大蛇丸「そう・・・残念ねぇ」

ズゴォオオオオン!!

646: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 21:01:56.80 ID:4WsaNZmcO
―数十分後―

ナルト「すげぇ、バカ力だってばよ」タンッ

綱手「はぁああああああっ!!!!」

ズガァアアアン

ナルト「・・・」
タンッ

ゼツ「どうしたんだい、ナルト」にょきにょき

ナルト「うわっ!・・・びっくりした。いつの間にオレの体に張り付いてたんだってばよ・・・」

ゼツ「安心しなよ。今日の朝に張り付いたばかりだからさぁ」ニタァ


650: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 21:06:24.16 ID:4WsaNZmcO
ナルト「・・・」タン

ズガァアアアン

ゼツ「そんなことより・・・どうしたんだい?」

ズガァアアアン

ナルト「いや・・・サスケたちの姿が見えないから、ちょっと気になって」タン

ズガァアアアン

ゼツ「サスケたちなら今こっちに向かってるところだよぉ」

ズガァアアアン

ナルト「そうか・・・」タン

ズガァアアアン

656: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 21:17:57.80 ID:4WsaNZmcO
―広場―

綱手「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・相変わらず蛇みたいにちょこまか動きやがって・・・」

大蛇丸「・・・」スタッ

カブト「・・・」スタッ

ナルト「・・・」スタッ

綱手「行くぞ!」タタタタタ

綱手「はぁあああああああッ!!!」ヒュン

大蛇丸「カブト、やりなさい」タンッ

カブト「はい、大蛇丸様」タンッ

ナルト「・・・」タンッ

 

665: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 21:29:17.61 ID:4WsaNZmcO
カブト「・・・」ガサッ

カブトは腰の忍具入れの中から丸薬を一粒手に取り、それを飲み込んだ

カブト「大蛇丸様と同じ伝説の三忍の一人と戦えるなんて・・・光栄ですね」バッバッバッ

カブト「・・・」ブゥオワァアアン

綱手(あれは・・・チャクラのメス)

綱手「そうか・・・お前も医療忍者」


674: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 21:42:09.29 ID:4WsaNZmcO
カブトと綱手が戦っている最中、ナルトは傍観を決め込んでいた


ゼツ「いいのかい、キミは戦わなくて」

ナルト「まだ良いんだってばよ」

ゼツ「まだってことはそのうち戦うんだねぇ」

ナルト「・・・まぁな」

ゼツ「それは楽しみだねぇ」ニタァ

685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 21:54:14.54 ID:4WsaNZmcO
数分後。血まみれの綱手が体を震わせながら倒れ、その傍らには右手首に大量の出血が目立つ薬師カブトの姿があった。

大蛇丸「相変わらず・・・血が怖いみたいねぇ、綱手」

ゼツ「―――決着がついたみたいだねぇ」

ナルト「・・・まだ来ないってばよ」

ゼツ「? いいや、サスケたちならすぐそこまできてるよ」

694: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:01:49.81 ID:4WsaNZmcO
綱手「うぅっ・・・血だ・・・血だ・・・」ガクガク

カブト「・・・」イラッ

ズガッ!ゲシッ!ズドッ

カブト「あははは! どうですか、綱手様!? こちらの交渉を引き受ける気にはなりましたか!!」ズガッ!ガシッ!ガン!

カブト「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

綱手「血が・・・血が・・・」ガクガク

カブト「ちっ! 仕方ない」チャキ

カブト「ハァアアアアア!!」ヒュン

ボフン!!!!

カブト「なっ!!」


697: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:08:19.72 ID:4WsaNZmcO
自来也「・・・」

サスケ「・・・」

シズネ「・・・」

トントン「・・・」

綱手「自・・・来也・・・なんで・・・ここに」ガクガクガク

シズネ「ツナデ様!!」タタタタタ

シズネ「大丈夫ですか、ツナデ様!」

サスケ「あれは・・・うずまきナルト・・・」キッ

ナルト「・・・うちはサスケ」カッ

ゼツ「待ち人来る、だねぇ」ニタァ


大蛇丸「どこかで見たことあるアホ面だと思ったら―――自来也じゃない」

自来也「大蛇丸・・・」キッ

699: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:18:48.32 ID:4WsaNZmcO
ナルト「数日ぶりだってばよ、サスケ」

サスケ「ナルト・・・答えろ! イタチの居場所はどこだ!」

自来也「落ち着け、サスケ!!」

サスケ「ちっ!・・・くそっ!」

自来也「あの二人の相手はシズネ・・・任せられるか?」

シズネ「私だけで・・・あの二人を相手にするんですか!?それは―――」

ナルト「無理ってばよ。そこの姉ちゃんじゃ足止めにすらなんない。それくらいのことは分かってるよな」

シズネ「ッ!!」

シズネ「ナメないでください!」


710: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:31:09.14 ID:4WsaNZmcO
自来也「なるほど。確かにそれは一理ある。だが、ワシはサスケを戦わせるつもりはない」ギロッ

サスケ「!? な、どういうことだ!」

自来也「サスケ、お前はまだ弱い。それは自分でも分かってるはずだのう」

サスケ「ッ」ギリッ

自来也「強くなるには我慢も必要なんだのう」

サスケ「そんなの分かってる!分かってはいるんだ・・・!だが、それでも―――オレは!」カッ

自来也「ッ!待て!サスケ!」フラフラガクッ

自来也(くっ・・・まだ薬が効いてるみたいだのう)

717: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:40:52.35 ID:4WsaNZmcO
ナルト「―――そうこなくっちゃ!」タンッ

サスケ「はぁっ!」ヒュン

サスケの軽い拳を受け止め、ナルトはサスケの脇腹を蹴り上げる。その衝撃でサスケの体は吹っ飛び、遠方の岩に激突した

サスケ「くっ・・・はっ、がはっ、ごほっ、くっ」

…………………
……………
………
自来也「サスケッ!!」

大蛇丸「あら、あなたの相手は私よ」

自来也「くっ」

724: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:50:57.31 ID:4WsaNZmcO
サスケ「くっ・・・お前は!・・・お前は一体なんなんだよ!」フラフラ

ナルト「木の葉の忌むべき負の遺産。それがオレだってばよ」

サスケ「……木の葉の忌むべき負の遺産? …なんだ」

ナルト「お前にはまだ分からないってばよ。それに知る必要もない。今日、オレがここにきたのはある事を試したかったから―――」

サスケ「・・・ある事? 何をするつもりだ!」ズキッ

サスケ(くっ・・・足の骨が折れてる・・・)

733: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 22:57:34.34 ID:4WsaNZmcO
ナルト「・・・」カリッ

綱手「!?」

大蛇丸「!?」

自来也「!?」

ナルト「・・・」ババババ

自来也「あの印は間違いない!」カリッ、バババババ

綱手「くっ!」カリッ、バババババ

ナルト自来也綱手「「「口寄せの術!!!」」」キーン

ボフン!!!!!

モクモクモクモク

743: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:07:49.86 ID:4WsaNZmcO
ガマぶん太「ん? なんじゃい懐かしい顔ぶれが勢揃い―――同窓会でもはじめるんけぇのぅ!!」

自来也「はぁ・・・何とか・・・こいつの口寄せに成功じゃのう・・・」

カツユ「あ、あの!!これは」

綱手様「ああ、すまないカツユ。今日、この時、長年の因果を断ち切るぞ」

マンダ「――――」

ナルト「・・・」

大蛇丸「どういうことかしら、ナルト君」スタッ

カブト「これは幻術ですね」

758: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:21:10.49 ID:4WsaNZmcO
マンダ『―――』

ナルト「所詮は生き物。思考する脳さえあれば、幻術に落とすことなんて簡単だってばよ―――」

大蛇丸「・・・」

大蛇丸(あぁ・・・これが写輪眼の瞳術・・・ほしい)ペロリ

カブト「・・・」

ガマぶん太『おい、自来也ァ!マンダの奴ァ、様子が変じゃ』

自来也「恐らく―――あれは幻術だのう。それもかなりの深い幻術にはまっておる」


カツユ『綱手様』

綱手「分かっている!とりあえず・・・とっとと奴らを―――潰す」

―――――――
―――――
―――

764: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:33:50.21 ID:4WsaNZmcO
マンダ『―――』ボフン

ゼツ「あーあ、マンダ消えちゃったねぇ!それで・・・次はどうするんだい?」

ナルト「・・・これ以上の戦いはナンセンスだってばよ!」

ゼツ「ということは逃げるのかい」

ナルト「今はまだ・・・勝てない。だから・・・逃げる」

ゼツ「潔いね」

ナルト「驕るよりはマシだってばよ」

シュン!


767: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 23:44:19.22 ID:4WsaNZmcO
―数日後―

ゼツ「ナルト、朗報があるよぉ」にょきにょき

ナルト「朗報? なんだってばよ」

ゼツ「木の葉の里の五代目火影が正式に決まったってさぁ」

ナルト「ふーん」

ゼツ「あれあれぇ? あんまり興味はなさそうだねぇ」

ナルト「誰がなろうといずれは・・・」

ゼツ「…?」

ナルト「いや、なんでもないってばよ」

―綱手編・カン―