1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:02:16.67 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「おーい、そこの眼帯少女ー!」

鳴「…あなた、転校生よね?」

DAIGO「そうっスよ。つか屋上で何してんスか?」

鳴「…皆から何も聞いてないの?」

DAIGO「え?何をっスか?」

鳴「そっか…。ま、仕方ないよね」

DAIGO「ちょっと何すかぁ~、ガチ気になるじゃないっスかぁ」

引用元: DAIGO「ここが夜見北中学かぁ~~~」 




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:06:09.92 ID:jfnWCDtG0
勅使河原『おい、DAIGO!』

DAIGO「なんすか勅使河原さん」

勅使河原「いない者の相手はよせ!」

DAIGO「??? ちょっと何言ってんのか意味わかんないっスね…」

勅使河原「ヤバイんだよ、それ!」

DAIGO「ヤバイんすか。うひゃ~」

勅使河原「いいから早くこっち来いって!」

DAIGO「あ…電波が…」

プー プー


勅使河原「何てマイペースな奴なんだ…」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:09:24.52 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ん?なんすか、その絵」

鳴「…」

DAIGO「見てもいいっスか?」

鳴「…」

DAIGO「へぇ~、うわ~、ガチうめぇ~」

鳴「そう…」

DAIGO「これ、モデルとかいるんスか?」

鳴「…どうだろ。あとで、翼を生やす予定なの」

DAIGO「翼っスか!?うわぁ~ガチハンパないっスねそれ」

鳴「…」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:13:28.05 ID:jfnWCDtG0
~後日~

風見「DAIGOくんはどこの高校に行くんだい?」

DAIGO「ん~…俺は東京に戻る予定っスよ。ミュージシャン目指してるんで」

勅使河原「お前、ほんと変わってんなぁ」

DAIGO「そんなに褒められると照れるっスね」

勅使河原「褒めてねぇんだが…」

赤沢「…その手があったか」

DAIGO「赤沢さんじゃないっスか。ウィッシュ☆」

赤沢「…」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:16:11.06 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「さーて、帰るかぁ」


鳴「…」


DAIGO「ん…?あれは眼帯少女…」

DAIGO「どうせ暇だし追跡でもするかぁ~」


DAIGO「どこまで行くんスかね…歩くの疲れた…」

DAIGO「ガチで膝がクラッシュしちゃいますわ~」


DAIGO「アレ?消えた?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:19:43.87 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「…なんだぁ?この不気味な店は…」

カランコロン

DAIGO「あ、どうも、DAIGOっス」

婆「おやお客さんかい?」

DAIGO「ウィッシュ」

婆「中学生かい。なら半額でいいよ」

DAIGO「えぇ~マジっスか?なんすかその価格破壊。クラッシャーっスねお婆ちゃん」

婆「他に客はいないから、ゆっくりしてお行き」

DAIGO「へぇ~貸切かぁ~、ラッキー」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:23:32.77 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「うわぁ…何スかここ…」

DAIGO「ガチ怖ぇ……」

DAIGO「ん?」

DAIGO「この人形…眼帯少女?」

鳴「こんなところで、何してるの?」

DAIGO「うひゃあ!」

鳴「あ…ご、ごめんなさい…脅かすつもりは…」

DAIGO「んもぉ~、心臓止まるかと思ったじゃないっスかぁ~」

DAIGO「人が悪いっスよぉ、眼帯少女さん」

鳴「…その呼び方、嫌い」

DAIGO「じゃ鳴ちゃんでいいっスか?」

鳴「…う、うん」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:25:37.15 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ところで、この人形なんで鳴ちゃんソックリなんすか?」

鳴「それはね…」

DAIGO「おっと、いけね!帰らなきゃ」

鳴「…」

DAIGO「じゃ、また明日会いましょう、鳴ちゃん」

鳴「…」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:28:36.66 ID:jfnWCDtG0
~翌日~

DAIGO「いやぁ~、転校初日はハートビートバックバクだったけど…」

DAIGO「鳴ちゃんみたいな友達が出来てガチ良かったっスよ」

鳴「…何で私の家にあなたが迎えに来てるの?」

DAIGO「レディーをエスコートするのがジェントルマンの嗜みっスよぉ」

鳴「…そう」

DAIGO「んじゃ、一緒に登校しましょう」

鳴「…」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:32:02.31 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ところで鳴ちゃん…もしかして、イジメにあってたりするんスか?」

鳴「まぁ…そう思うよね」

DAIGO「えっ、違うんスか?」

鳴「…DAIGOくんも、私とは話さない方がいいよ」

DAIGO「えぇ~、そんなの嫌っスよ~。せっかく友達できたのに~」

鳴「気をつけた方が、いいよ?」

DAIGO「何をっすか?」

鳴「もう…始まってるかも知れない」

DAIGO「何がっすか?」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:35:53.09 ID:jfnWCDtG0
ガラッ

DAIGO「みんなぁ~!おはよぉ~!」

DAIGO「ほらほら鳴ちゃんも恥ずかしがってないでぇ」グイグイ

鳴「や、やめ…//」

赤沢「…」

勅使河原(おいおい、やばいって…)


DAIGO「おはよぉ~ワッ君。喘息は平気っすか?」

和久井「う、うん…」

DAIGO「やぁ王子くん。相変わらず王子くんは王子っスね」

王子「え…?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:39:27.12 ID:jfnWCDtG0
DAIGO(ん~。ここがこうなって…。よし、テスト終わったぞぉ♪)

DAIGO「…」ちらっ 

DAIGO(鳴ちゃんどこ行ったんスか…心配だなぁ)

DAIGO「…」ガタッ

ガラガラッ


DAIGO「お~い、悲鳴の鳴ちゃ~ん」

鳴「ちょ、や、やめて//」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:44:44.70 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「何してんスかぁ~」

鳴「…」プイッ

DAIGO「怒んないでくださいよぉ~」

DAIGO「つーか、途中で抜け出していいんスか?」

鳴「いいの、私は」

DAIGO「いいわけないじゃないっスかぁ~。しかも何で先生も無反応なんスか」

鳴「…皆には、見えてないとしたら…?」

DAIGO「え?何がっスか?」

鳴「…私が。」

DAIGO「えぇ~?」

鳴「…見えてるのは、あなただけ。…だとしたら?」ニヤッ

DAIGO「鳴ちゃん独り占めじゃないっスか」

鳴「…」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:48:49.17 ID:jfnWCDtG0
ガラッ

桜木「…」タタタッ

DAIGO「おやぁ~。委員長さん、何急いでるんスか?」

桜木「!」ダッ

DAIGO「えぇ~?人の顔見るなり逃げるなんて、なんて失礼な…」

鳴「…私を見て逃げたのよ」

DAIGO「…なんすかソレ。余計許せないっスね…」


DAIGO「ちょっとガチ、ガツンと説教して来ますよ」

鳴「あ、ちょっと…」

DAIGO「鳴ちゃん、俺は君の味方っスから!」タタタッ

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:53:05.90 ID:jfnWCDtG0
桜木「ハァハァ…」タタッ

DAIGO「コラ桜木さ~ん!待ちなさ~い!」

桜木「DAIGOくん?……きゃあっ!」ズルッ

DAIGO「! 危ない!!」ガシッ

桜木(DAIGOくんが腕掴んでくれて助かった…)

DAIGO「ったく」グイッ

桜木「あっ//」

DAIGO「駄目じゃないっスかぁ、廊下を走っちゃ」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:56:25.56 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「あと。何で鳴ちゃんを無視するんスか!」

桜木「そ、それは…」

桜木「…駄目なんです。ごめんなさい」

DAIGO「…何か事情がありそうっスね」

桜木「…」

DAIGO「わかりました、もう桜木さんに追求はしないっスよ」

桜木「DAIGOくん…」

DAIGO「ウィッシュ☆」

桜木「え」

DAIGO「え、じゃくて桜木さんも一緒に、ウィッシュ☆」

桜木「うぃ…ウィッシュ☆//」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 02:59:06.09 ID:jfnWCDtG0
~後日~

DAIGO「病院かぁ。うわぁ、かったりぃ~」

DAIGO「ま、行くか」



DAIGO「あっ!沙苗ちゃ~ん」

沙苗「DAIGOくん?」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:13:09.67 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ちょうど良かった、これから暇っスか?」

沙苗「うん。夜勤の引継ぎしてからね」

DAIGO「マジっすかぁ?それはお疲れ様でした」

沙苗「ま、仕事だからね」

DAIGO「じゃあ一緒にメシでもどうっスか?」

沙苗「うん、いいよ」

DAIGO「じゃあ俺奢りますよ」

115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:16:14.87 ID:jfnWCDtG0
~ファミレス~

DAIGO「ちょっと聞いてくださいよぉ、沙苗ちゃん」

沙苗「ん?」

DAIGO「うちのクラス、何か変なんスよ~」

沙苗「変って?」

DAIGO「鳴ちゃんって子がいるんスけど、どうも皆その子の事怖がってるっつうか…」

沙苗「へぇ~。それでDAIGOくんはその鳴ちゃんの事が好きなんだ?」

DAIGO「はい。ガチ好きっス」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:20:56.65 ID:jfnWCDtG0
沙苗「へ、へぇ…」

DAIGO「それで調べたところ、夜見北の3年3組にはある現象が毎年起こるっぽいんスよぉ」

沙苗「ふんふん」

DAIGO「何か知ってます?」

沙苗「私は南中だったし…。そう言えば、DAIGOくんて私の弟と同じクラスよね」

DAIGO「えっ?沙苗ちゃん弟なんていたんスか?」

沙苗「ほら、バスケ部の水野猛」

DAIGO「あぁ~猛かぁ~」

沙苗「とにかく、何が起きてもおかしくないし…お互い気をつけましょう」

DAIGO「そうっスね」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:26:23.28 ID:jfnWCDtG0
~翌日~

DAIGO「なんだぁ~?赤沢さんから呼び出し食らったぞぉ~?」

赤沢「DAIGOくん」

DAIGO「やあ赤沢さん。それに勅使河原くん」

勅使河原「…DAIGO。来月教えるって約束したけど…悪い、やっぱあれ無しな」

DAIGO「えぇ~?」

赤沢「DAIGOくん。これは私からの…いえ、クラス全員からのお願いよ」

DAIGO「えぇ~?全員からのお願いっスか?参ったなぁ~」

DAIGO「ま、それはそれとして、『いない者の相手はよせ』って何スか?」

勅使河原「うっ…」

赤沢「あんた…!」

DAIGO「あ、電話だ」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:29:31.58 ID:jfnWCDtG0
ピッ

DAIGO「なんすか沙苗ちゃん」

沙苗「あ、DAIGOくん?この前言ってた鳴ちゃんなんだけど…」

DAIGO「はい」テクテク

赤沢「ちょ、ちょっとDAIGOくん…?どこに行くのよ…」

DAIGO「あ、ちょっと病院まで」

勅使河原「どんだけマイペースなんだよ…」



DAIGO「あ、沙苗ちゃん。今そっちに向かってるんで、説明続けてください」

沙苗「へ?う、うん…」

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:32:58.14 ID:jfnWCDtG0
~病院~

DAIGO「あ、病院着いたんで一旦切りますね。今どこにいるんスか?」

沙苗「屋上だけど…?」

DAIGO「屋上かぁ~。鳴ちゃんといい、みんな屋上好きなんスねぇ」

DAIGO「ま、いいや。今そっちマッハで行くんで」



DAIGO「エレベーターに乗った方がいいよなぁ」

DAIGO「…と思ったけど運動不足だし、階段で行きますかぁ~」トコトコ

133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:36:21.66 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「お~い、沙苗ちゃ~ん。おまたせぇ~」

沙苗「あ、DAIGOくん」

DAIGO「階段で来たんスけど、ガチでHGGっスよ~」

沙苗「HGG…?」

DAIGO「膝ガクガクって意味っス」

沙苗「そ、そう…ご苦労様…」

沙苗「…って言うか何で病院に来たの?」

DAIGO「あれぇ~?何でだっけぇ~?」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:40:41.61 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ま、いいや」

沙苗「はは…とりあえず、下まで行こうか?」

DAIGO「あ、それいい提案っスね」

沙苗「エレベーターで行きましょう」

DAIGO「…何か嫌な予感がするなぁ~」

沙苗「へ?」

DAIGO「見た感じ、このエレベーターかなり古いっスよね」

DAIGO「クラッシュしてからじゃ遅いんで、安全に階段で降りましょう沙苗ちゃん」

沙苗「そ、そうね」

DAIGO「あとで院長にでも、エレベーターの点検するように頼んどいてもらっていいっスか?」

沙苗「わ、わかった」

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:45:42.45 ID:jfnWCDtG0
沙苗「ほらDAIGOくん、早く学校に戻らないと」

DAIGO「あ、いけね。ガチ忘れてた」

沙苗「ったく…。まぁDAIGOくんらしいっちゃらしいけど」

DAIGO「いやぁ褒めないで下さいよぉ//」

DAIGO「あ、そうだ。沙苗ちゃんにプレゼント」

沙苗「えっ//」

DAIGO「録音MDなんスけど、今クラスの奴ら…川堀と中尾とバンド組んでるんスけど」

DAIGO「これはその新曲が入ってるんで」

沙苗「あ、ありがと…」

DAIGO「んじゃ俺はこれで。ウィッシュ☆」

沙苗「うぃ、ウィッシュ☆」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:49:49.49 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「いやぁ…今日は天気も良くてのどかだなぁ~」

DAIGO「黒ひ薔薇のつぼみぃ~♪黒ひ薔薇のつぼみぃ~♪」

綾野「おっ!お仲間はっけーん!」

DAIGO「綾野さんじゃないっスか」

綾野「DAIGOっちゃんもズル休み?」

DAIGO「病院の帰りっスよ。あ…もうこんな時間か~。じゃもう学校行っても意味ないなぁ」

綾野「はは…DAIGOっちゃんは呑気だねぇ~」

DAIGO「やめてくださいよマジ照れますって//」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:53:50.04 ID:jfnWCDtG0
ビュウウウウウッ!

綾野「きゃっ…!」

DAIGO「うわぁっ」

DAIGO「! 綾野さん危ない!」ガバッ

綾野「えっ//」

ガシャンッ パリーンッ

DAIGO「ふぅ~MGG」

綾野「MGG?」

DAIGO「マジギリギリって意味っス」

綾野「DAIGOっちゃん…//」

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 03:57:36.10 ID:jfnWCDtG0
~翌日~

赤沢「DAIGOくん、ちょっといいかしら?」

DAIGO「なんすか?」



赤沢「…先に謝っておくわ。ごめんなさい」ペコッ

DAIGO「えっ?何で謝るんスか?」

DAIGO「あっ!俺の葡萄パン食ったの赤沢さんだったんスね!?」

赤沢「…違うわ」

DAIGO「マジっスか」

赤沢「とにかく…。クラスのためなの…許して…」

DAIGO「じゃあ誰が俺の葡萄パンを……」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:01:22.87 ID:jfnWCDtG0
~教室~

DAIGO「あれぇ~?誰もいないぞぉ~?」

DAIGO「…かくれんぼかなぁ?」


久保寺「…DAIGOくん」

DAIGO「あ、先生」

久保寺「くれぐれもクラスの決め事は守るように」

DAIGO「ウィッシュ」

久保寺「…イラッ」

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:05:15.92 ID:jfnWCDtG0
~翌日~

ガラッ

DAIGO「おはよぉ~」

DAIGO「あれぇ~?皆お揃いで何してんスか?」


久保寺「高林くんのご冥福を、心よりお祈りしましょう」


DAIGO「えっ!高林さん死んだんスか!?」

DAIGO「ワッ君、何があったんスか」ツンツン

和久井「…」

DAIGO「おーい」ツンツン

和久井「…」

DAIGO「あれ…イジメ?」シュン

176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:09:57.03 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「もっちー…」

望月「…」ガタッ

DAIGO「もっちー…?」


DAIGO「勅使河原くんに電話だ」ピッポッパッ

DAIGO「あっれぇ~?出ないぞぉ~?」

勅使河原「…」

DAIGO「あっ、勅使河原く~ん」

勅使河原「…すまねぇ」

DAIGO「すまねぇ…って……あっ!葡萄パン盗んだの勅使河原くんなんスね?」

勅使河原「盗んどらんわい!…っていかんいかんっ」ササッ

DAIGO「何だよ皆ぁ~、ノリ悪いなぁ~」

182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:14:13.09 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「…」

DAIGO(そうか…俺も『いない者』に……それしか考えられないよな)

DAIGO「…」

DAIGO「……」

DAIGO「…ってことは鳴ちゃんと2人でラブソングを奏でられるって事かぁ!!」

杉浦「」ビクッ

DAIGO「そうと決まれば鳴ちゃんの家にガチダッシュ!!」

ガラッ ピシャッ

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:18:15.87 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「鳴ちゃ~ん!」

鳴「DAIGOくん。どうしたの?」

DAIGO「聞いてよぉ~、俺もいない者になっちゃったんスよぉ~」

鳴「…そう。なるほどね…そうしたのか」

DAIGO「いやぁ~良かったっスよぉ」

鳴「え?良いの?」

DAIGO「これで鳴ちゃんと心置きなく遊べるじゃないっスか!」

鳴「よ、良かったね…」

DAIGO「早速、俺とヴァンガろうぜ☆」

鳴「ヴァンガりません」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:21:37.32 ID:jfnWCDtG0
鳴「…上がってく?」

DAIGO「え?いいんスか?」

鳴「…せっかくだし、ね…」

DAIGO「うわぁ~ガチで感激っスよ!」



鳴「紅茶、飲む?」

DAIGO「それナイスチョイスじゃないっスか、鳴ちゃん」

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:24:17.26 ID:jfnWCDtG0




DAIGO「へぇ~。おまじないかぁ~」

鳴「うん」

DAIGO「机に書いてある死者は誰?って言うのも、鳴ちゃんが書いたんスか?」

鳴「そう」

DAIGO「そんなの書いてないで、授業に集中しなきゃダメっスよ鳴ちゃん」

鳴「…まあね」

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:28:00.33 ID:jfnWCDtG0
ガチャッ

霧果「あら、お客さん?」

DAIGO「あ、どうもお母さん!鳴ちゃんの親友をやらせてもらってます、DAIGOです」

霧果「まあ…良かったわね、鳴」

鳴「…親友じゃない」

霧果「鳴、そんな事言っちゃダメよ?DAIGOくんが可哀相でしょ」

DAIGO「いいんスよお母さん。鳴ちゃんは恥ずかしいんスよ」

鳴「…」

DAIGO「あ、そろそろ帰るか」

霧果「鳴、見送りしてあげなさい」

196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:33:08.10 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「いやぁ…この町はいい町っスねぇ」

鳴「…そう」

鳴「DAIGOくん」

DAIGO「はい」

鳴「…見せて、あげようか?」

DAIGO「何をっスか?」

鳴「眼帯の下…見せてあげようか?」

DAIGO「えぇ~?マジいいんスか?ついに禁断のベールを脱ぐんスか?」

鳴「…」サッ

DAIGO「…綺麗な眼してるじゃないっスか。…何で隠すんスか?」

鳴「…人形の眼なの、これ」

202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:36:17.73 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「えぇ~?人形の眼!?マジハンパないっスね」

鳴「…」

DAIGO「でも、本当に綺麗だと思いますよ。それは、俺の心からの本音です」

鳴「…//」

DAIGO「お見送りありがとう、鳴ちゃん。気をつけて帰って下さいね?」

鳴「うん…」

鳴「これから、よろしくね……DAIGOくん」

DAIGO「ウィッシュ☆」

鳴「うぃ、ウィッシュ…//」

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:44:05.41 ID:jfnWCDtG0
~翌日~

ガラッ

久保寺「……」

赤沢「…?」

久保寺「クラスのために頑張って来ましたが、私はもう…限界です」

DAIGO「先生ぇー!どうしたんスか?」

DAIGO「って俺今いない者だった」

赤沢「…」

久保寺「うぅぅぅうえいぃぃいやぁぁぁぁぁあああ!!!」

赤沢「!?」

DAIGO「あ、包丁」

217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:47:19.10 ID:jfnWCDtG0
久保寺「んんんんいいぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!」

DAIGO「どうしたんスか先生!ロックにでも目覚めたんスか?」

久保寺「わぁぁぁぁあおやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

DAIGO「とにかくその包丁を置いて下さいよぉ~」

ブシュッ!

久保寺「ぐぎゃ…」

プシャアァァァァ!

綾野「い…いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

DAIGO「なんてこった」

224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:51:15.90 ID:jfnWCDtG0
千曳「これは…!皆早く教室から出るんだ!」

千曳「三神先生、救急車を!」

三神「は、はい…」

DAIGO「うわぁ…こりゃガチでグロいなぁ…」

千曳「こらこら、君も早く教室から出なさい」

DAIGO「何すかアンタ」

千曳「千曳だよ」

DAIGO「千曳って何スか?」

千曳「私の名前だよ」イライラ

千曳「いいから早く出なさい!」

DAIGO「じゃ、鳴ちゃん、行こう」

229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:54:10.41 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「久保寺先生、何か悩みでもあったんスかね?」

鳴「…あったでしょうね」

赤沢「…」

DAIGO「ん?」



赤沢「いない者を解除するわ」

DAIGO「マジっスか。何でですか?まぁ、女は移り気って言うしなぁ~」

234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 04:58:43.40 ID:jfnWCDtG0
~屋上~

勅使河原「しょうがなかったんだよ…許せDAIGO。俺だって心が痛んでたんだぜ?」

DAIGO「それは分かってますけどぉ…」

ガチャッ

赤沢「あなた達のせいよ」

DAIGO「…そうっスよね。自分でも分かってます…反省しなきゃダメっスね」シュン

赤沢「あ、いや…冗談よ冗談!」アセアセ

赤沢「ほら、私にだって責任があるわけだし、無能の謗りを受けても仕方ないって言うか…」

DAIGO「いや、俺のせいっスよ赤沢さん」

赤沢「DAIGOくん…あなたのせいじゃないから…ね?」

359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 12:35:08.60 ID:jfnWCDtG0
~榊原家~

DAIGO「イノヤぁ?場所は分かりますけどぉ…」

勅使河原『んだよ…。あっ!もしかして鳴ちゃんとデートか?』

DAIGO「えぇ~?何で分かったんスか勅使河原くん』

勅使河原『ならさ、彼女も連れて来いよ。…クラスのことでもあるしな』

DAIGO「クラスのこと?今度やる合唱コンクールのことっスか?」

勅使河原『違うよ』

DAIGO「俺はカリブ夢の旅がいいなぁ~。カーリブにねーむるぅ夢ぇ~たち~♪」

勅使河原『だから違うっつんてんだろ!歌うな!いいから早く来い!』

DAIGO「勅使河原くんのそう言う強引なところ、嫌いじゃないっスよ」

364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 12:40:27.44 ID:jfnWCDtG0
~イノヤ~

DAIGO「ここがイノヤかぁ~。へぇ~、なかなかシャレてんなぁ~」

赤沢「DAIGOくん、こっちよ」

DAIGO「あ、対策係の泉美ちゃんじゃないっスか。何してんスか」

赤沢「い、泉美ちゃ…!?……いいからここに座りなさいよ」

DAIGO「じゃ、失礼しちゃいますね。よいしょっ」

DAIGO「泉美ちゃんも勅使河原くんに呼ばれたんスか?」

赤沢「ええ。クラスのことって言われてね…」

DAIGO「合唱コンクールで何歌うか決めるみたいっスよ」

赤沢「えっ?そんなこと?」

367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 12:43:46.19 ID:jfnWCDtG0
望月姉「あら、泉美ちゃんのお友達?」

赤沢「ええ、クラスメイトのDAIGOくんです」

DAIGO「あ、DAIGOっス」

望月姉「じゃあ優矢くんのお友達ね。いつも優矢くんからは聞いてますよ?」

DAIGO「なんすか優矢って」

赤沢「望月くんの名前よ」

DAIGO「へぇ~、もっちーの名前って優矢って言うんスね」

369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 12:48:19.87 ID:jfnWCDtG0
望月姉「ご注文は何にしますか?」

DAIGO「えぇ~と…」

赤沢「私と同じものを」

望月姉「あら…。かしこまりました」

DAIGO「ちょっと、何勝手に人の注文決めてんスか~」

赤沢「ご、ごめんなさい…」

DAIGO「ま、いいや。泉美ちゃんなら許してあげますよ」

DAIGO「で、何飲んでるんスか?」

赤沢「ハワイコナのエクストラファンシーよ」

DAIGO「なんスか、そのハワイなんちゃらって。かっけぇ~」

赤沢「ここのコーヒーは本物よ」

DAIGO「ドヤ顔で腕組んじゃって、泉美ちゃんカワイイっスね」

赤沢「//」

373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 12:52:33.79 ID:jfnWCDtG0
望月姉「おまたせしました」

DAIGO「これがハワイなんちゃらかぁ~」

赤沢「騙されたと思って飲んでみて?」

DAIGO「ん…苦いけど…ガチあめぇ~。なんスかこれ、メッチャ美味いじゃないっスか」

赤沢「気に入ってもらえて嬉しいわ」

DAIGO「…にしても、結局死者って誰なんスかね?気になって夜も寝てますよぉ」

赤沢「…あなたが死者だったら?」

DAIGO「え…?」

378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 12:57:05.03 ID:jfnWCDtG0
赤沢「あなた…死者なのかもよ…?」

DAIGO「えぇ~!?マジっすかぁ~?」

DAIGO「じゃあ泉美ちゃんの背後霊になっちゃおうかなぁ~」

赤沢「な、何言ってんのよ//」

DAIGO「だって俺が死者とか言うからぁ~」

赤沢「嘘よ嘘。私も最初は疑ったわ。…でもね」スッ

DAIGO「なんすか」

赤沢「握手」

DAIGO「ついに俺も握手を求められるまで来たのかぁ~!バンド組んでて良かったぁ~!」

赤沢「……早くして」

383: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:00:56.86 ID:jfnWCDtG0
ぎゅっ

赤沢「…やっぱり」

DAIGO「なんすか」

赤沢「聞いたんだけど、死者の手は冷たいらしいの。でもDAIGOくんの手はあたたかい」

DAIGO「へぇー」

赤沢「それに…やっぱりDAIGOくんとは前に会ったことがある」

DAIGO「えっ?そうなんスか?」

赤沢「手がね、体が覚えてるの」

DAIGO「前世っスかね?」

385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:04:43.47 ID:jfnWCDtG0
望月「あ、いたいた」

勅使河原「ういーっす」

DAIGO「ウィッシュ☆」

赤沢「…」ガタッ

勅使河原「え…俺ってそんなに嫌われてる?」

赤沢「直接言われたい?」

DAIGO「俺はガワラさんのこと好きっスよ」

勅使河原「何のフォローにもなってねぇよ…」

DAIGO「それじゃあ合唱の曲決めましょう」

赤沢「私は心の瞳を推すわ」

勅使河原「だから違うっつの」

390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:10:01.18 ID:jfnWCDtG0




DAIGO「へぇ~。じゃ、その松永って人に話を聞けばいいんスね?」

勅使河原「でもどこにいるのかも分からないしな…」

赤沢「DAIGOくん、あなたの近くに松永さんの同級生がいるんじゃない?」

DAIGO「えっ?…あぁ~いますねぇ~」

望月「何とか松永さんに話を聞けそうだね」

DAIGO「じゃあ合唱の曲決めましょう」

勅使河原「それはもうカリブでいいよ」

DAIGO「え?いいんスか?おっしゃ~、ラッキー」

395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:14:04.01 ID:jfnWCDtG0
~後日~

DAIGO「海が俺を待ってると思うと、ガチでソワソワしちゃうなぁ~」ソワソワ

勅使河原「おっす」

望月「どうも」

DAIGO「ガワラさん、どうしたんスかその荷物」

勅使河原「ちょっとな」

ブォォォ…

赤沢「おはよう」

DAIGO「うひゃ~、高級車じゃないっスか泉美ちゃん」

397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:17:59.54 ID:jfnWCDtG0
中尾「う…うぇぇぇ」

杉浦「大丈夫?顔色悪いけど…」

DAIGO「背中さすってあげますよJUNTA」

中尾「わ、悪ぃな」

DAIGO「何言ってんスか、同じバンドの仲間なんだから当たり前でしょ~」

赤沢「勅使河原、私の車に乗って」

勅使河原「お、おう//」

赤沢「…」

勅使河原「えっ?」

402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:22:08.51 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「あれぇ~?泉美ちゃんこっちに乗るんスか?」

赤沢「悪い?」

DAIGO「いや、悪くはないっスけどぉ」



怜子「……」(タンクローリー…不安ね)

望月「…」(何も起こらなければ良いけど…)

赤沢「……」

DAIGO「zzz」

409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:27:29.05 ID:jfnWCDtG0
赤沢「ふぅ…何とか夜見山市内から出られたわね」

DAIGO「むにゃ…? えっ?出たんスか?すげぇ~」

怜子「ったくチンタラ右側走らないでくれる?」

望月「ひっ…」

赤沢「人は見かけによらずってところかしらね」

DAIGO「泉美ちゃんは見かけ通りって感じっスよね」

赤沢「ふ~ん?私ってどんな感じなの?」

DAIGO「どんなも何も、ガチ可愛いっスよ」

赤沢「ば、ばか//」

413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:32:51.79 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「よぉし!せっかくだから遊びましょ~!」

勅使河原「おっ!さっすがDAIGO!わかってんなぁ!」

杉浦「市外だから災厄も及ばないはずだしね」



DAIGO「…ん?」



鳴(ヒトデつつくの楽しいなぁ…)

DAIGO「鳴ちゃん…?」

鳴「DAIGO…くん…?」

417: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:37:54.34 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「杉浦さぁ~ん、見て見て~、ガチでロックなバタフライ!」

杉浦「う、うん…すごいすごい」

DAIGO「ん?わぁ~っ!シャチがぁ」

ザップーン

赤沢「ふふっ//」

DAIGO「んもぉ~、マジびびったじゃないっスかぁ~」



DAIGO「鳴ちゃん何してんすか」

鳴「…砂で山を、ね…」

DAIGO「いいじゃないっスかぁ、俺にも手伝わせてくださいよぉ~」

419: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:40:55.80 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「鳴ちゃんの別荘ってこの辺なんスか?」

鳴「そう」

DAIGO「じゃ、夜になったら遊びに行っちゃいますよ」

鳴「…来なくていい」

DAIGO「それは残念っスね……でも」

鳴「?」

DAIGO「鳴ちゃんはそれでいいっスよ。ガードが堅いところも、俺は好きっスから」

鳴「…//」

422: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:44:59.47 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「あなたが松永さんっスか」

松永「君は…?」

DAIGO「DAIGOっス」

松永「そうか」


松永「確か…教室に何か残したはずなんだが…」

DAIGO「教室に?」

ビゥウウウッ!

杉浦「あっ、ボールが…」


中尾「まかせろー」

428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:51:45.17 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「JUNTA!俺が行きますから!」

中尾「そ、そうか?なら頼むDAIGO」

DAIGO「うおおっ」バシャバシャ

勅使河原「は、速い…」

DAIGO「取って来ました、多佳子ちゃん」

杉浦「あ、ありがとう」

中尾「何か頭痛い…」

DAIGO「怜子さぁ~ん、救急車を!ガチマッハで来るように!」

怜子「わかったわ」

中尾「すまねぇな、DAIGO」

DAIGO「何言ってんスか。JUNTAのいないBREAKERZなんてBREAKERZじゃないっスよ」

中尾「DAIGO…」

437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 13:56:12.37 ID:jfnWCDtG0
~後日・イノヤ~

勅使河原「教室に…?」

DAIGO「松永って人の話によると、そうみたいっスね」

勅使河原「じゃあ早速、赤沢に連絡して…」

DAIGO「いや、泉美ちゃんには内緒にしておきましょう」

DAIGO「余計な心配かけたくないっスから」

勅使河原「DAIGO…」

望月「そうだね、僕らだけで探しに行こう」

445: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:01:50.03 ID:jfnWCDtG0
~学校~

綾野「おーい、DAIGOっちゃんにてっしー!」

DAIGO「綾野さんにオグオグじゃないっスか」

小椋「帰宅部のエースと軽音部の部長が、揃ってどうしたの?」

勅使河原「2人こそ何してたんだよ?」

綾野「千曳先生に用事があってね…」

小椋「…」

DAIGO「千曳…?あぁ~、あの胡散臭い人かぁ」

綾野「あははっ、あれでも演劇部の顧問なんだよ?」

小椋「演技してるとかっこよく見えるから不思議」

DAIGO「マジっスか?今度見せてもらおうかなぁ」

451: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:07:02.00 ID:jfnWCDtG0
小椋「それで、2人は何の用事?」

勅使河原「そ、それは……おい」

DAIGO「実はっスね…。災厄を止める手がかりが旧校舎にあるかも知れないんスよ」

綾野「え…?」

小椋「うそ…ガチ?」

DAIGO「ガチガチのガチっすよオグオグ」

勅使河原「お前らも来るか?」

綾野「…いや、私たちは…」

小椋「…遠慮しておくよ」

DAIGO「そうっスかぁ。じゃあ2人とも気をつけて帰ってください」

小椋「了解ウィッシュ☆」

452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:10:32.04 ID:jfnWCDtG0
勅使河原「んじゃ、旧校舎に行こうぜDAIGO」

DAIGO「…」

勅使河原「どうした?」

DAIGO「…なぁ~んか引っかかるんスよねぇ…」

勅使河原「何が?」

DAIGO「すみませんガワラさん!先に行っててください!」

勅使河原「お、おい!…ったく…」

456: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:15:34.21 ID:jfnWCDtG0
DAIGO(綾野さん…オグオグ…!)タタタッ


DAIGO「あれぇ~?道に迷ったぞぉ~?」

DAIGO「よく考えたら俺、綾野さんたちの家とか知らないやぁ…」ポリポリ

DAIGO「…ん?」


DAIGO「お~い、そこのオジサン!」

運転手「何だ?」

DAIGO「この辺に小椋さんの家ないっスか?」

運転手「知らんがな」

DAIGO「え、マジっスか」

DAIGO「あ、オジサン、ちゃんとサイドブレーキかけなきゃ危ないんじゃないっスか?コレ」

運転手「おお、危ねぇ危ねぇ忘れてたっ」

464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:20:15.97 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「んん~?2人の家はどこだぁ~?」

DAIGO「あっ!」

綾野「へ?」

DAIGO「探しましたよぉ綾野さ~ん」

綾野「えっ?な、何で…?」

DAIGO「綾野さん、どこに行くんスか」

綾野「…夜見山から出るの。…ごめん、DAIGOっちゃん」

DAIGO「…ズルイっスよ」

綾野「え……?」

DAIGO「転校生の俺がクラスに打ち解けられたのは、綾野さんのおかげなんスよ?」

DAIGO「まだ碌に恩返しもしてないのに…勝手に行くなんて俺、嫌っス!」

綾野「DAIGOっちゃん…//」

470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:23:52.48 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「行かないで下さいよぉ、綾野っちゃん」

綾野「でも…」

DAIGO「守るって約束しますから…俺の命にかけてでも」

綾野「わかった…私どこにも行かない//」

DAIGO「あ、旧校舎行かなきゃ」

DAIGO「バイバウィッシュ☆」

綾野「ば、ばいばい//」


綾野「やっぱ引っ越すのはやめる」

両親「「えっ」」

475: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:27:52.41 ID:jfnWCDtG0
~旧校舎~

ガラッ

DAIGO「いやぁ~遅れてガチごめんなさい」

勅使河原「お、おう」

望月「…」

鳴「へぇ…DAIGOくんまで?3人で何しようとしてるの?」

DAIGO「あちゃ~、そうなっちゃいますぅ?」

勅使河原「すまんDAIGO、見崎に見つかっちまってさ」

DAIGO「ま、いいや。じゃ4人で探しに行きましょう」

480: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:32:06.70 ID:jfnWCDtG0
勅使河原「手がかりっつっても、何なんだろうなぁ」ガサゴソ

鳴「空気が悪いわね…窓開けましょう」

DAIGO「危ないっスよ鳴ちゃん」

ピシッ パリーンッ

DAIGO「ほらぁ」

鳴「…」

DAIGO「可愛い顔に傷がついたらどうするんスかぁ~」

鳴「そう言うの、やめて//」

DAIGO「あれぇ~?何か掃除用具入れのロッカーに何かあるぞぉ~?」

鳴「…」

485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:37:20.84 ID:jfnWCDtG0
望月「これは…テープ?」

勅使河原「うっしゃ!ビンゴ!」

DAIGO「テープ?デモテープっスか?もしかして松永さんもロックやってたんスかね?」

鳴「いいから放送室に行きましょう」

DAIGO「なるほどぉ~あそこなら機材も揃ってますもんねぇ」

DAIGO「鳴ちゃんあったまいい~!」

鳴「//」

491: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:41:56.64 ID:jfnWCDtG0
~放送室~

松永『…それで、皆で合宿に行くことにしたんだ』

DAIGO「なんだよぉ~。デモテープじゃないのかぁ~」

松永『それで俺たちは夜見山神社にお参りに行ったんだが…』

DAIGO「声若ぇ~。でも今ではすっかりオッサンだけどさぁ~」

松永『うっさい!ほっとけ!』

松永『…それでその帰り、災厄はまた起こったんだ…』

勅使河原「…ゴクッ」

鳴「…」

DAIGO「zzz」

501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:48:08.62 ID:jfnWCDtG0
松永『で、その災厄を止める方法なんだが…』

カツカツ…

望月「! 誰か来た!」

勅使河原「見つかるとやべぇ!」ガシャッ


ガチャッ

先生「ん?」

DAIGO「あ、いけねっ」

先生「こんな所で何してるんだお前は!」

DAIGO「いやぁ…何でですかね?そこに放送室があったからじゃないっスか?」

先生「ったくDAIGOは…。早く帰れよ?」

DAIGO「ウィッシュ☆」

507: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 14:53:17.30 ID:jfnWCDtG0
望月「危なかったぁ~。DAIGOくんのお陰で助かったよ」

DAIGO「え、俺は何もしてないっスよ?」

望月「あっ、勅使河原くん、テープ!」

勅使河原「げっ!」

DAIGO「んもぉ~、何おちゃめな事してんスかてっしー」

勅使河原「わ、悪い…」

鳴「ワカメ」

DAIGO「あ、確かにワカメのお味噌汁のみたい気分っスよね」

望月「仕方ない…僕が直してみるよ」

勅使河原「えっ、お前できんのか?」

望月「うん、家に帰れば道具とかがあるからね」

DAIGO「パネぇ~」

523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 15:28:08.39 ID:jfnWCDtG0
赤沢「おにぃの…おにぃのバカぁーーーー!」カーンッ

???「いてっ」

赤沢「あっ、ごめんなさい!」

赤沢「わっ…わわっ…」

ズテンッ

赤沢(いてて…)

DAIGO「大丈夫っスか?DAIGOっス、よろしくウィッシュ☆」

赤沢「うぃ…ウィッシュ☆」

~~~~~~~~~~


赤沢「ハッ…」

529: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 15:33:39.40 ID:jfnWCDtG0
勅使河原「望月、テープ持って来たか?」

望月「うん」

DAIGO「おぉ~、もっちーいい子いい子」

望月「も、もぉ…子供扱いやめてよ//」


望月「そうだ、せっかくだし、皆で記念撮影しようよ」

勅使河原「じゃあ俺が撮ってやるよ」

勅使河原「よーし準備はいいかー?」

DAIGO「それじゃあ皆さん、ご一緒に」

全員「「「ウィッシュ☆」」」

カシャッ

534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 15:41:58.76 ID:jfnWCDtG0
赤沢「…」ジー

DAIGO「…ん?」

赤沢「…」サッ

DAIGO「ちょっとぉ~、赤沢さん今、俺のこと見てたっしょ~?」

赤沢「み、見てないわよ」

DAIGO「いや、見てたじゃないっスかぁ~」

赤沢「み、見てたわよ!悪い!?」

DAIGO「えぇ~?何で開き直ってんのぉ~?」

537: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 15:45:56.80 ID:jfnWCDtG0
勅使河原「よしっ、続きを聞こうぜ」

望月「うん!」

DAIGO「うわぁ~ワクワクして来たぁ~。俺の心がワクワクワッ君だぁ」

勅使河原「シッ、静かにしてろDAIGO!」


松永『死者を死に返せ…』


望月「死者を死に…」

勅使河原「返す…?」

鳴「…」

538: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 15:50:13.77 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「…それで、どうするんスか?もし死者を見つけたら…殺すんスか?」

望月「…」

DAIGO「クラスメイトを、殺せるんスか…?」

勅使河原「それは…」

DAIGO「こんなの間違ってる…」

DAIGO「そうでしょ?おじいちゃん……」

望月「DAIGOくんのお爺さんって竹下元首相なんだっけ?」

DAIGO「そうなんすよ。消費税導入の時はクラスからイジメられたのもいい思い出っスねぇ」

542: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 15:55:24.51 ID:jfnWCDtG0
~夕食~

DAIGO「うわぁ~、何だこりゃ~。ガチうめぇ~」バクバク

鳴「DAIGOくん、口元にソースついてるよ?」フキフキ

DAIGO「サンキュー鳴ちゃん」


赤沢「…」

小椋「…」

赤沢「先生、ちょうどいい機会なんで、いいですか?」

三神「え?あ…そ、そうね。どうぞ、赤沢さん」

DAIGO「え、泉美ちゃん黒い薔薇のつぼみでも歌う気っスか?」

赤沢「歌わないわよっ!」

DAIGO「じゃ、何歌うんスか」

赤沢「何も歌わないわよっ!」

545: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:02:24.40 ID:jfnWCDtG0
赤沢「クラスから死人が出てしまい、先月は久保寺先生まで…」

赤沢「まず、対策係として責任を果たせなかったことを謝ります」ペコッ



DAIGO「……そんな事ないっスよ!!」ドンッ



赤沢「え…?」

鳴「DAIGOくん…?」

DAIGO「何で…何で泉美ちゃんはそうやって、いつも自分を責めるんスか!!」

勅使河原「DAIGO…」

DAIGO「泉美ちゃんは対策係として立派にやってたじゃないっスか!」

DAIGO「それを責める人間なんて誰もいないっスよ!もしいたら…そいつは俺がぶっ飛ばします!!」

杉浦「…」ウンウン

小椋「…」ウンウン

549: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:09:40.29 ID:jfnWCDtG0
赤沢「だ、DAIGOくん…?」

DAIGO「俺、知ってるんスよ…?」

DAIGO「泉美ちゃんが、皆には隠れて千曳さんのところで色々調べてること…」

杉浦「泉美…」

赤沢「……」

DAIGO「そんな誰よりもクラスの無事を祈ってる泉美ちゃんを、俺はガチでリスペクトしてる!」

DAIGO「だから…だから謝る必要なんてねぇよ!!」バンッ

赤沢「DAIGOくん…//」


ガシャンッ

風見「お、おい、和久井!?」

和久井「ヒィー…ヒィー…」

DAIGO「!?」

552: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:15:47.59 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「どうしたんスか、ワッ君!」

和久井「ヒィー…ヒィー…」

DAIGO「そうか…ワッ君は喘息を…」

千曳「吸引機は?」

風見「これです」

千曳「…空なのか」

DAIGO「えぇ~?ワッ君危うしの巻ってことっスか?」

千曳「代えの吸引機は?」

DAIGO「あ、そういや俺のポケットに…」ゴソゴソ

DAIGO「あった」

563: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:20:50.75 ID:jfnWCDtG0
千曳「素晴らしいね、何故君がこんな物を…?」

DAIGO「いやぁ~、うちの姉ちゃん心配性で持たされたんスよぉ。別に喘息持ちじゃないのに」

千曳「そうだったのかい…」

和久井「ありがとう、DAIGOくん。助かったよ」

DAIGO「いいっスよ礼なんて」



鳴「DAIGOくん」

DAIGO「なんすか」

鳴「あとで…私の部屋に来てくれる…?」

DAIGO「え?それ期待しちゃっていいんスか!?」

鳴「…写真見たいから」

DAIGO「ですよねぇ…」シュン

571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:26:17.85 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「これが離れにあった写真っスよ」

鳴「そう…死者が誰なのか分かる?」

DAIGO「そりゃあ…他の人とは明らかに違いますからねぇ~。なんつーかガチ気味悪いっス」

鳴「そう…」

DAIGO「あれ?鳴ちゃん眼帯外しちゃってどうしたんスか?」

DAIGO「あ、痒いんスね?掻いてあげますよ鳴ちゃん」カキカキ

鳴「…痒くない」

DAIGO「ご、ごめんね鳴ちゃん、俺てっきり…」

鳴「…気にしなくていいよ」

鳴「DAIGOくんのそう言うところ…嫌いじゃない」

DAIGO「鳴ちゃん…」

576: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:31:07.88 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「えぇ~!?死者の色が見えるぅ?」

鳴「そうよ」

DAIGO「えっ、つまり…どう言うことっスか??」

鳴「他の人とは違う…死者にしかない色が見えるの」

DAIGO「???」

DAIGO「ま、いいや。ってことは、鳴ちゃんはもう誰が死者なのか知ってるんスか?」

鳴「それは…」

DAIGO「死者はこの合宿に…来てるんスか…?」

鳴「…」コクッ

DAIGO「うひゃ~、なんスかそれ。チャンスじゃないっスか」

583: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:35:22.69 ID:jfnWCDtG0
バンッ

勅使河原「DAIGO!俺、やっちゃったかも!」

DAIGO「なんすか」

勅使河原「どうしよう…俺…俺…」

DAIGO「…分かってますよぉ。俺の葡萄パン盗んだの、てっしーっスよね?」

DAIGO「俺は気付いてましたよ。でも、もう気にしなくていいっスよ。また買えばいいし」

勅使河原「ああ、すまんDAIGO…。ってそうじゃねぇよ!」

DAIGO「じゃ、なんすか」

勅使河原「俺、風見を殺しちゃったかも…」

DAIGO「えぇ~?何で殺しちゃうんスかぁ~」

592: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:39:36.92 ID:jfnWCDtG0
勅使河原「俺、風見が死者だと勘違いして…あいつと口論になって…それで…」

勅使河原「二階から突き落としちまった…!」

DAIGO「突き落としちゃダメでしょ~、何やってんのぉ~」

勅使河原「す、すまん…」

DAIGO「でも2階じゃ死んでない可能性もあるなぁ~」

鳴「そうね…」

DAIGO「よぉし!風見くん捜索隊、出発だぁ!」

勅使河原「お、おう」

600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:45:15.13 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ん~?調理場の扉が開いてるぞぉ~?」

DAIGO「ちょっと見てくるか」トコトコ

ガシッ

DAIGO「ひゃあ!」

前島「う…ううっ…」

DAIGO「マエジマン!どうしたんスかぁ!?血だらけじゃないっスか」

前島「調理場には行かない方がいい…管理人が……」

DAIGO「なんすか、管理人がどうしたんスか」

DAIGO「ま、いいや。見てくるわ」

前島(行くなっつってんのに…)

608: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:50:44.47 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「失礼しまぁ~す」ガチャッ

DAIGO「!?」

DAIGO「…こりゃ悲惨だわぁ~。ありえないわぁ~」

赤沢「恒一くん…?どうしたの?」

DAIGO「やあ、泉美ちゃん」

勅使河原「おいDAIGO!どうしたんだよ!」

DAIGO「や、なんかぁ~、調理場が燃えてるんスよぉ~」

赤沢「火事!?」

DAIGO「あとマエジマンが刺されたみたいでぇ」

勅使河原「おいおいマジかよ…!大丈夫か前島!」

DAIGO「刺されてるんだから大丈夫なわけないっしょ~」

614: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 16:56:50.32 ID:jfnWCDtG0
キャアーッ

DAIGO「あれぇ~?この声は確か多佳子ちゃんの声っスよね?」

赤沢「多佳子…!」

赤沢「勅使河原!前島くんをお願い!」

勅使河原「お、おう」



赤沢「多佳子?…いない…」

DAIGO「あ、ベッドにケチャップがぶち撒けられてる」

DAIGO「さてはこっそりホットドッグ食べたなぁ~」

鳴「これは血よ、DAIGOくん」

DAIGO「えぇ~?怖い」

621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:01:04.30 ID:jfnWCDtG0
赤沢「…実はね、望月くんに頼んで私たちもテープを聞いたの」

DAIGO「えぇ~?何やってんのぉ~もっちぃ~!」

赤沢「ごめんなさい、私が無理に頼んだのよ」

赤沢「とにかく…多佳子を探さなきゃ」

DAIGO「よぉし!多佳子ちゃん捜索隊、出発だぁ!」

DAIGO「…あれぇ~?何かさっき同じようなことを……」


DAIGO「あぁ~!風見くんの事忘れてたぁ~」

DAIGO「ま、いいか。今は多佳子ちゃんを探そう」

鳴「そうね」

627: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:05:12.93 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ん…?」

杉浦「…」

赤沢「多佳子!良かった!生きてたのね…」

杉浦「泉美をおいて死ねないわよ。泉美には私がいないとね…」

DAIGO「ちょっとぉ~、その中に俺も混ぜてくださいよぉ~」

杉浦「…」

DAIGO「どうしたんスか」

杉浦「死者を、死にぃぃぃぃぃ!!」

赤沢「きゃあっ!」

鳴「!」

DAIGO「ちょっと何突然発狂してんスかぁ…やめて下さいよぉ」

635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:09:06.97 ID:jfnWCDtG0
杉浦「このっ!」キンケリッ

DAIGO「うぐっ…そこは……ダメっしょ~……」

杉浦「死ねぇぇぇぇ!!」

DAIGO「やめろ多佳子ちゃん!」

杉浦「ぐっ…ぐぬぬ」タタタッ

赤沢「多佳子ー!」

DAIGO「怪我はないっスか鳴ちゃん」

鳴「うん…」

赤沢「私、多佳子を探してくる!」

DAIGO「いってらっしゃい」

639: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:14:18.10 ID:jfnWCDtG0
キィーン…

杉浦『こんばんわ杉浦多佳子です!まずはこちらをお聞きください!』

赤沢「!?」

DAIGO「なんだぁ?俺の新曲でも流してくれるのかぁ?」

松永『死者を死に返せ…』

DAIGO「なんだ、これか」

杉浦『今年の死者は見崎鳴…』

DAIGO「えぇ~?マジっすか?」

鳴「違います」

杉浦『殺せええええええええええ!!』

DAIGO「こりゃヤバイなぁ~…本気出すかぁ」

655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:32:39.05 ID:jfnWCDtG0
川堀「いたぞ…」

辻井「死者を…死に…!」

DAIGO「待たれよ!」

辻井「そこをだけDAIGO!」

三神「やめなさい!!」

DAIGO「怜子さ…じゃなくて三神先生」

三神「生徒同士で殺しあうなんて、間違ってるわ!」

辻井「でも…死者を殺せば災厄が…!僕はまだ死にたくないんだー!」ダッ

DAIGO「!」

DAIGO「鳴ちゃん、怜子さ…じゃなくて三神先生、下がって!」

DAIGO「ヴァンガード召喚!いでよJUNTA!!」

665: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:35:54.65 ID:jfnWCDtG0
中尾「お?お?なんだここ?」

辻井「な、中尾っ!?」

DAIGO「ここは任せた、JUNTA!」

中尾「まかせろー」

DAIGO「行こう鳴ちゃん!」

鳴「うん…」


バッ

小椋「DAIGO様はあたしのもんだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

669: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:40:23.25 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ごめん、オグオグ!」バキッ

小椋「あ……イイ//」

DAIGO「こっちだ鳴ちゃん!」

鳴「う、うん…」



DAIGO「この部屋に!」バタンッ

DAIGO「俺はガチなロッカーだからドアをロックするぜ!」カチャッ

鳴「バカ言ってないで早く」

DAIGO「ん~。あっ、窓から逃げちゃいます?」

鳴「そうね」

673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:44:35.92 ID:jfnWCDtG0
小椋「どけ!あたしがやる!!」

バァンッ

小椋「DAIGO様ぁ♪」

小椋「いない……窓から逃げたのね…」



DAIGO「しっかり捕まって、ガチで気をつけて下さいね、鳴ちゃん」

鳴「うん」


小椋「…見つけたぁ♪」

DAIGO「見つけられちゃったぁ~」

676: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:49:30.79 ID:jfnWCDtG0
小椋「死者を…死にぃ!!」ブンッ

小椋(よ、避けられた…!?)

ガンッ!

小椋「いてぇ!股打った!」

DAIGO「ちょっと大丈夫っスかぁ?何してんスかもぉ~」

小椋「うええ…痛いよぉ…」

DAIGO「とりあえず、中に入ってぇ」

小椋「うん…」

DAIGO「無茶なことするからぁ~。KENZOU、オグオグを頼む」

川堀「お、おう」

678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:53:57.43 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「え~と…それで俺たち何するんだっけぇ?」

鳴「風見くんと杉浦さんの捜索でしょ」

DAIGO「あぁ~、そうだそうだ」

DAIGO「じゃ、行くか」


小椋「い、行っちゃ嫌!DAIGO様ぁ…」

DAIGO「…生きてたら、また会いましょう」ダッ

小椋「DAIGO様ぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

川堀「暴れんなって…」

684: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 17:58:06.58 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「とりあえず、階段の踊り場で休みましょう」

鳴「そうだね、走りっぱなしだったし」

DAIGO「ふぅ~。しっかし何でこんなハードロックな事態に…」

杉浦「どちらかと言うとパンクよ」

DAIGO「そうっスかねぇ…」

DAIGO「って杉浦さん!どこにいたんスかぁ~、探しましたよぉ~」

杉浦「うるさいっ!」ブスリッ

DAIGO「いてっ」

鳴「!」

692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:03:32.69 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ちょっとぉ~!何するんすかぁ!痛いなもぉ~…」

杉浦「あんた…邪魔!」ゲシッ

DAIGO「うおっ?」

杉浦「ま、あんたは死者じゃないし…命だけは助けてあげる」

DAIGO「え、マジっすか?うおぉ~、ラッキー♪」

杉浦「それにあんたは泉美のお気に入りだしね!」

DAIGO「…俺は多佳子ちゃんがお気に入りっス」

杉浦「え//」

DAIGO「キリッとした顔つきとか…ガチ好みっス」

杉浦「DAIGOくん…//」

698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:07:46.22 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「それに…鳴ちゃんは死者なんかじゃない!」

杉浦「で、でも…」

DAIGO「でももクソもない!」

DAIGO「ヴァンガろうぜ!」

杉浦「フッ…受けて立つわ」

鳴「あ、あの…それより火事なんだから避難しようよ」

DAIGO「確かに」

鳴「2人は早く避難して。私、行かなきゃ…」タタッ

DAIGO「え、どこ行くんスか」タタッ

鳴「つ、ついて来ちゃダメ!」

DAIGO「そんな事言わずに」

702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:12:47.30 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「あっれぇ~?鳴ちゃんを見失った…」

金木「やだ…火事かしら…」

松井「ねー」

DAIGO「あ、金木さんに松井さんじゃないっスか。何してんスか」

金木「ねぇ、何が起きてるの?」

DAIGO「ん~…………わかんないっス」

松井「そっか」

DAIGO「とりあえず、火事みたいなんで、避難しちゃって下さい」

金木「わかった」


風見「待て!!」

DAIGO「ん?」

706: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:17:43.89 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「風見くん!今まで何やってたんスかぁ~」

風見「僕はね…君が死者なんじゃないかと思うんだ」

DAIGO「えっ…松井さんが?」

松井「ひどい…」

金木「最低…」

風見「違う!お前だお前だ!お前だよDAIGO!」

DAIGO「え、俺ぇ?」

松井「ひどい…言いがかりだわ」

金木「やっぱ最低…」

風見「…」

714: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:21:52.95 ID:jfnWCDtG0
風見「う、うるさいうるさい、うるさぁい!」ブンブンッ

松井「きゃあっ!」

DAIGO「松井さん、金木さん、ここは逃げるんだ!」

金木「DAIGO…絶対生きて帰れよ…」

DAIGO「俺…生きて帰ったら鳴ちゃんに……」

風見「きえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

DAIGO「甘いっ!」シュンッ

風見「消えたっ…!?」

719: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:25:46.31 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「DAIGOチョップ!」バシッ

風見「うっ…」

DAIGO「よぉし、気絶させたぞぉ~」

DAIGO「あとは鳴ちゃんを探さなきゃ!」ダッ



DAIGO「あ、いた」


鳴「…」

赤沢「…」

DAIGO「女の戦いかぁ~。いいなぁ~」

723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:31:40.77 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「ってのんびり観戦してる場合じゃねぇや!」

DAIGO「お~い、鳴ちゃ~ん!」トコトコ

鳴「DAIGOくん…」

赤沢「来ないで!私は見崎さんを殺す!」

DAIGO「…そんな泉美ちゃん、見たくないっスね」

赤沢「え……」

DAIGO「思い出したんスよ…一年半前のこと……」

赤沢「!」

DAIGO「あの時も、泉美ちゃん泣いてた…」

DAIGO「もう、泉美ちゃんの涙なんか見たくないっスよ」

赤沢「DAIGOくん…でも…」

DAIGO「死者は、鳴ちゃんじゃないっス。ガチで」

728: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 18:35:12.28 ID:jfnWCDtG0
赤沢「DAIGOくん…でも、それじゃあ死者は一体…?」

DAIGO「ああ、それなら鳴ちゃんが…」

DAIGO「って、あれぇ~?いなくなってるぅ!?」


DAIGO「泉美ちゃんは外に出ててください!」

赤沢「ちょ、ちょっと…」

DAIGO「鳴ちゃん…」ダダッ



メシ行ってくる

748: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:07:09.95 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「そうだ、電話しよう!」ピッポッパッ

DAIGO「こんな時に携帯って便利だなぁ~。文明の発達にリスペクトだなぁ」

鳴『もしもし』

DAIGO「ちょっと、今どこにいるんスか!」

鳴『DAIGOくんは…来ない方がいい……きっと後悔するから』

DAIGO「航海ってどこに航海するんスか!カリブっスか?」

鳴『…』ピッ

DAIGO「あ、切られた」

鳴「…」

DAIGO「あ、見つけた」

754: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:10:59.17 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「お~い、鳴ちゃ~ん」

鳴「来ちゃダメ…」

DAIGO「え…そこの下にいるのって……」

鳴「……」

DAIGO「う、嘘だろ…?」

怜子「だ、DAIGOくん…たす…けて……」

DAIGO「三神先生が…怜子さんが……死者!?」

鳴「DAIGOくん、そこをどいて」

DAIGO「…俺が、やるから」

756: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:13:56.35 ID:jfnWCDtG0
鳴「いえ、違うの…死者は怜子さんじゃないの。よいしょ」

怜子「あ、ありがとう、助かったわ」

DAIGO「え、じゃあ死者って誰なんスか」

鳴「…もう一人、この中に埋まってるの。…その人が死者」

DAIGO「え…?あ…手が出てきた…」

DAIGO「……嘘だろ?」

DAIGO「おい……」

登「だ、DAIGO…」

DAIGO「おじいちゃん!」

769: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:18:39.78 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「な、何でおじいちゃんがここに…」

鳴「この合宿所のオーナーが彼なの…」

DAIGO「そんな…おじいちゃんが……死者…?」

鳴「……」

登「DAIGO…」

DAIGO「すみません、おじいちゃん……」

登「DAIGO…消費税導入してお前に迷惑かけて…すまなかった…」

登「さあ、殺せDAIGO」

DAIGO「……ッ!」



DAIGO「さよなら……おじいちゃん」

776: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:22:06.29 ID:jfnWCDtG0
千曳「…そうか。今年の死者はDAIGOくんのお爺さんだったのか…」

DAIGO「…みたいっスね」

鳴「…」

千曳「気をつけて帰るんだよ」

千曳「…と言っても、もう災厄は終わってるか」フッ



DAIGO「じゃ、俺たちも行きますか鳴ちゃん」

鳴「そうね」

777: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:25:08.67 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「鳴ちゃん…今から、あの遊園地に行きませんか?」

鳴「…あんまり行きたくないかな」

DAIGO「…そうっスか」

DAIGO「もう、終わったんスよね?」

鳴「……」ニコッ


DAIGO「鳴ちゃん……あの、俺…!」

鳴「?」

DAIGO「……やっぱり何でもないっス」

鳴「…?」

783: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:30:11.26 ID:jfnWCDtG0
~夏休み明け~

三神「それでは皆さん、朝礼を始めます」

勅使河原「あれ?DAIGOの奴いねぇなぁ…他にも来てない奴がいるみたいだけど…」

三神「…」

三神「……DAIGOくんと中尾くん、川堀くんは、東京に転校することになりました…」

鳴「!?」

赤沢「嘘…?」

小椋「そんな……」

三神「彼らは東京の中学に通いながら、ロックミュージシャンになるそうです…」

鳴「…ッ!」ガラッ タタタッ

三神「み、見崎さん!?」

790: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:34:44.62 ID:jfnWCDtG0
鳴「はぁはぁ…はぁはぁ……」タタタッ


  DAIGO「鳴ちゃん、今からあの遊園地行きませんか?」


鳴「はぁ…はぁ……!」


   DAIGO「……やっぱり何でもないっス」


鳴「はぁはぁ…!はぁはぁ…!」タタタッ

鳴(ズルイよ…)

鳴(ズルイよDAIGOくん…!)

798: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:39:29.32 ID:jfnWCDtG0
~夜見山駅~

中尾「DAIGO…本当にこれで良かったのか…?」

川堀「見崎にまだ、気持ち伝えてないんだろ…?」

DAIGO「いいんスよ……これで、いいんス」

中尾「電車…来たみたいだな」

DAIGO「……乗ろう」

川堀「DAIGO…」


プシューッ

ガタンゴトン…

DAIGO(さよなら、鳴ちゃん…夜見北の皆……)

807: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:45:49.28 ID:jfnWCDtG0
鳴「待ってぇ!!」


DAIGO「!?」

中尾「窓を開けよう!ほら、DAIGO!ボサッとしてないで!」

DAIGO「鳴ちゃん…鳴ちゃああああん!!」


鳴「ズルイよ!黙って勝手に東京に行くなんて…DAIGOくんズルイよ!」ポロポロ


DAIGO「鳴ちゃん、向こうに行っても手紙書きますから!絶対、絶対に、ガチで!」


鳴「私、高校を卒業したらDAIGOくんに会いに行くから!ガチで!!」


DAIGO「鳴ちゃん…なんすかそのハンパないフロンティアスピリッツ」


鳴「DAIGOくん…!大好きぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

817: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/04(水) 19:50:48.95 ID:jfnWCDtG0
DAIGO「鳴ちゃん……」


 彼女が見えなくなるまで、俺はずっと窓の外を見ていた。

 またいつか会える、その日を夢見て…

 限りなく青い空へ……。





DAIGO「おわりっス」