1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:45:54.41 ID:g/fo166g0
????
まどか「ここは……?」
まどか「何もない……。なんだかふわふわしてて……」
サガフロンティアのシステムデータはどこですか?
ソウルジェムにある
ソウルジェムに新規作成する
システムデータなど必要ない!
まどか「え? システム? 何のこと?」
まどか「……」
まどか「っていうか、あなた、キュゥべえだよね」
!?
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1346867154
まどか「ここは……?」
まどか「何もない……。なんだかふわふわしてて……」
サガフロンティアのシステムデータはどこですか?
ソウルジェムにある
ソウルジェムに新規作成する
システムデータなど必要ない!
まどか「え? システム? 何のこと?」
まどか「……」
まどか「っていうか、あなた、キュゥべえだよね」
!?
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1346867154
引用元: ・魔法少女まどかフロンティア
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:46:56.91 ID:g/fo166g0
まどか「……今度は何を企んでるの」
シ、システムデータはどこですか?
まどか「答えて」
……ワルプルギスの夜を倒した君達は、まさに魔法少女としての可能性だ。
まどか「……」
……その可能性に、僕達も賭けることにしたんだ。
まどか「……答えになってないよ」
リージョン界の未来を、君達五人に託す……
まどか「リ、リージョン?」
……頼んだよ、鹿目まどか。
まどか「ま、待って!」
まどか「……」
シ、システムデータはどこですか?
まどか「答えて」
……ワルプルギスの夜を倒した君達は、まさに魔法少女としての可能性だ。
まどか「……」
……その可能性に、僕達も賭けることにしたんだ。
まどか「……答えになってないよ」
リージョン界の未来を、君達五人に託す……
まどか「リ、リージョン?」
……頼んだよ、鹿目まどか。
まどか「ま、待って!」
まどか「……」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:48:03.61 ID:g/fo166g0
…………
スクラップ
鉄工業の発達したリージョン
至る所にガラクタが積み上げられている。
酒場
まどか「うう……」
まどか「一体何が……?」
まどか「ここは……」
「おい、ゲンさん、誰だいその子は?」
「ああ!?だれのことだよ?」
「ゲン様の後方に反応を確認」
まどか「あ、あの……」
スクラップ
鉄工業の発達したリージョン
至る所にガラクタが積み上げられている。
酒場
まどか「うう……」
まどか「一体何が……?」
まどか「ここは……」
「おい、ゲンさん、誰だいその子は?」
「ああ!?だれのことだよ?」
「ゲン様の後方に反応を確認」
まどか「あ、あの……」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:48:42.79 ID:g/fo166g0
「おお!? ……さては嬢ちゃん、只者じゃねえな!」
「ゲンさんが飲み過ぎなんだよ」
「ああん!?、俺がこんなもんでオウェ」
「ほら見ろ。なあロボ、俺ゲンさん連れてくから」
「了解しました、リュート様」
「待て、おい。俺はまだ……」
「ゲン様の排除を確認しました」
まどか「……」
「ゲンさんが飲み過ぎなんだよ」
「ああん!?、俺がこんなもんでオウェ」
「ほら見ろ。なあロボ、俺ゲンさん連れてくから」
「了解しました、リュート様」
「待て、おい。俺はまだ……」
「ゲン様の排除を確認しました」
まどか「……」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:49:34.19 ID:g/fo166g0
まどか(どうしよう、全然状況がわからないよ……)
まどか(とにかく、ここは見滝原じゃないよね、多分)
???「私はT260」
まどか(ロ、ロボットがしゃべってるんだしね……)
まどか「え、ええと、わ、私は鹿目まどかです……」
T260「了解しました。鹿目様」
まどか「……」
まどか(とにかく、ここは見滝原じゃないよね、多分)
???「私はT260」
まどか(ロ、ロボットがしゃべってるんだしね……)
まどか「え、ええと、わ、私は鹿目まどかです……」
T260「了解しました。鹿目様」
まどか「……」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:50:23.32 ID:g/fo166g0
まどか「あの、ここはどこですか?」
T260「こちらはリージョン『スクラップ』内の酒場……」
まどか「リージョン!?」
T260「リージョンについてお尋ねですか?」
まどか「あ、はい。教えてもらえるとうれしいです……」
T260「リージョンは空間内に点在する都市、または施設の名称です」
T260「リージョン間の移動はリージョンシップによって行います」
まどか「ええっと……」
T260「こちらはリージョン『スクラップ』内の酒場……」
まどか「リージョン!?」
T260「リージョンについてお尋ねですか?」
まどか「あ、はい。教えてもらえるとうれしいです……」
T260「リージョンは空間内に点在する都市、または施設の名称です」
T260「リージョン間の移動はリージョンシップによって行います」
まどか「ええっと……」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:51:16.58 ID:g/fo166g0
???「要するに、他所の街に行きたいなら、シップで空間を超えろって訳さ」
???「にしても、リージョンも知らないなんて、箱入り娘にもほどがあるぜ?」
まどか「で、ですよね」
まどか(キュゥべえが言ってたリージョンって、色んな街のこと?)
まどか(というか、私は別の世界に来ちゃったんだね……)
まどか(キュゥべえめ……)
???「ああ、そうだ。俺はリュート。よろしくな」
まどか「あ、鹿目まどかです……」
リュート「まどかちゃんね。それじゃあ、自己紹介がわりに一曲」
リュート「か~な~め~♪ それは謎の少女~」
まどか「」
???「にしても、リージョンも知らないなんて、箱入り娘にもほどがあるぜ?」
まどか「で、ですよね」
まどか(キュゥべえが言ってたリージョンって、色んな街のこと?)
まどか(というか、私は別の世界に来ちゃったんだね……)
まどか(キュゥべえめ……)
???「ああ、そうだ。俺はリュート。よろしくな」
まどか「あ、鹿目まどかです……」
リュート「まどかちゃんね。それじゃあ、自己紹介がわりに一曲」
リュート「か~な~め~♪ それは謎の少女~」
まどか「」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:52:06.78 ID:g/fo166g0
…………
リュート「魔法少女? いや、知らないな。ロボ、お前は?」
T260「データを検索中……」
まどか「あ、あの、そんな無理しなくても……」
T260「二件の該当データがあります」
まどか「ほ、本当に!? 教えてください!」
T260「了解しました」
データ1 ヒューズ様による情報です
リージョン「シュライク」における盗掘事件に関する情報です。
チャイナ服の女性、モンスターの少年、魔法少女を称する少女が関与しているとのこと。
データ2 ヒューズ様による情報です
とある重要事案に関して、黒髪の魔法少女を探しているとのこと。
リュート「魔法少女? いや、知らないな。ロボ、お前は?」
T260「データを検索中……」
まどか「あ、あの、そんな無理しなくても……」
T260「二件の該当データがあります」
まどか「ほ、本当に!? 教えてください!」
T260「了解しました」
データ1 ヒューズ様による情報です
リージョン「シュライク」における盗掘事件に関する情報です。
チャイナ服の女性、モンスターの少年、魔法少女を称する少女が関与しているとのこと。
データ2 ヒューズ様による情報です
とある重要事案に関して、黒髪の魔法少女を探しているとのこと。
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:53:20.58 ID:g/fo166g0
まどか「!」
T260「私の所有する情報は以上です」
リュート「そのヒューズってのは、何ものだい?」
T260「ヒューズ様はIRPOに所属されています」
まどか「アイアール……?」
リュート「要は警察だよ」
まどか(黒髪の魔法少女って、きっとほむらちゃんだ!)
まどか(でもどうして警察の人が……?)
まどか(っていうか、みんな動くの早いよ!)
まどか(盗掘って何!?)
T260「ヒューズ様は泥酔しているご様子でした」
T260「音声データを再生します」
『もう何で俺なんだよ、知るかよ魔法少女なんかよ~。チクショウこの野郎お前……』
まどか「止めてください!」
T260「私の所有する情報は以上です」
リュート「そのヒューズってのは、何ものだい?」
T260「ヒューズ様はIRPOに所属されています」
まどか「アイアール……?」
リュート「要は警察だよ」
まどか(黒髪の魔法少女って、きっとほむらちゃんだ!)
まどか(でもどうして警察の人が……?)
まどか(っていうか、みんな動くの早いよ!)
まどか(盗掘って何!?)
T260「ヒューズ様は泥酔しているご様子でした」
T260「音声データを再生します」
『もう何で俺なんだよ、知るかよ魔法少女なんかよ~。チクショウこの野郎お前……』
まどか「止めてください!」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:54:05.01 ID:g/fo166g0
…………
まどか「私、そのIRPOってところに行ってみようと思います」
リュート「友達を探すのかい?」
まどか「はい。他に手がかりもないですし……」
リュート「俺も付き合ってやるよ、って言いたいとこだが、警察は苦手でね」
リュート「ロボ、お前一緒に行ってやれよ。任務のこととか分かるかもしれねえよ?」
まどか「任務?」
T260「私は自分の任務に関する、失われた情報を収集しています」
まどか「そ、そうなんだ。こんなレトロなのに……」
まどか「私、そのIRPOってところに行ってみようと思います」
リュート「友達を探すのかい?」
まどか「はい。他に手がかりもないですし……」
リュート「俺も付き合ってやるよ、って言いたいとこだが、警察は苦手でね」
リュート「ロボ、お前一緒に行ってやれよ。任務のこととか分かるかもしれねえよ?」
まどか「任務?」
T260「私は自分の任務に関する、失われた情報を収集しています」
まどか「そ、そうなんだ。こんなレトロなのに……」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:54:41.17 ID:g/fo166g0
T260「了解しました。IRPO本部での情報収集に同行いたします」
まどか「ありがとうございます……」
リュート「よっしがんばれよ、お二人さん」
リュート「謎の少女と~♪謎のロボが~♪」
まどか「い、行きましょうロボットさん!」
T260「鹿目様に著しいストレス反応が見られます」
まどか「ありがとうございます……」
リュート「よっしがんばれよ、お二人さん」
リュート「謎の少女と~♪謎のロボが~♪」
まどか「い、行きましょうロボットさん!」
T260「鹿目様に著しいストレス反応が見られます」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:55:54.00 ID:g/fo166g0
……………………
時間妖魔のリージョン
時術の使い手、時の君が住む特殊なリージョン
中央にある巨大な砂時計が時間を司る
ほむら「ええと、あの……」
時の君「これは珍しい客人だ」
時の君「静止した時間をものともしないとは……」
ほむら「あの、シップの操作とかよくわからなくて」
ほむら「砂時計を壊してしまって、本当にごめんなさい」
時の君「……亜空間から、一人乗りのシップで突っ込んで来たのには、さすがの私も驚いたぞ」
ほむら「秘密基地からの脱出で……」
時間妖魔のリージョン
時術の使い手、時の君が住む特殊なリージョン
中央にある巨大な砂時計が時間を司る
ほむら「ええと、あの……」
時の君「これは珍しい客人だ」
時の君「静止した時間をものともしないとは……」
ほむら「あの、シップの操作とかよくわからなくて」
ほむら「砂時計を壊してしまって、本当にごめんなさい」
時の君「……亜空間から、一人乗りのシップで突っ込んで来たのには、さすがの私も驚いたぞ」
ほむら「秘密基地からの脱出で……」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:56:46.73 ID:g/fo166g0
時の君「いや、それよりもだ」
時の君「君は時術の資質を有しているな?」
ほむら「時術?」
時の君「時間を操作する術だ」
ほむら「ええ、確かに以前は時間干渉が可能だったけれど……」
時の君「今は失われたか」
ほむら「……」
時の君「その盾に、時の砂を流し込むといい」
時の君「それで君の術は蘇るだろう」
ほむら「砂……」
時の君「君が壊したおかげで、容易に取り出すことができる」
ほむら「ホントごめんなさい」
時の君「君は時術の資質を有しているな?」
ほむら「時術?」
時の君「時間を操作する術だ」
ほむら「ええ、確かに以前は時間干渉が可能だったけれど……」
時の君「今は失われたか」
ほむら「……」
時の君「その盾に、時の砂を流し込むといい」
時の君「それで君の術は蘇るだろう」
ほむら「砂……」
時の君「君が壊したおかげで、容易に取り出すことができる」
ほむら「ホントごめんなさい」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:57:43.67 ID:g/fo166g0
ほむら「これで、私の魔法が……?」
時の君「君の術は時間停止と時間遡行、だな?」
ほむら「……分かるんですか」
時の君「私を誰だと思っている」
ほむら「……?」
時の君「人は私を時の君と呼ぶ」
ほむら「時の君……?」
時の君「そう。そして君が二代目時の君だ」
ほむら「二代目……」
ほむら「え?」
時の君「君の術は時間停止と時間遡行、だな?」
ほむら「……分かるんですか」
時の君「私を誰だと思っている」
ほむら「……?」
時の君「人は私を時の君と呼ぶ」
ほむら「時の君……?」
時の君「そう。そして君が二代目時の君だ」
ほむら「二代目……」
ほむら「え?」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:58:59.16 ID:g/fo166g0
時の君「時術の資質を持ちながら、術の理に捉われない存在」
時の君「君もまた時の君と名乗るが良い」
ほむら「いや、待ってください」
時の君「では後のことは任せたぞ、二代目。私はしばし下界に降りる」
ほむら「ちょ、ちょっと……」
時の君「ああ、君の習得していない時術は私が提供しよう」
時の君「料金はそこに書いてあるから、好きに持って行ってくれたまえ」
ほむら「お、お金ですか」
時の君「では、さらばだ!」
ほむら「……」
ほむら「押し付けられた……」
ほむら「……時間の魔法があるのかしら」
ほむら「ええと時間触、タイムリープ……」
ほむら「代金は……武器で。モンドの武器で」
時の君「君もまた時の君と名乗るが良い」
ほむら「いや、待ってください」
時の君「では後のことは任せたぞ、二代目。私はしばし下界に降りる」
ほむら「ちょ、ちょっと……」
時の君「ああ、君の習得していない時術は私が提供しよう」
時の君「料金はそこに書いてあるから、好きに持って行ってくれたまえ」
ほむら「お、お金ですか」
時の君「では、さらばだ!」
ほむら「……」
ほむら「押し付けられた……」
ほむら「……時間の魔法があるのかしら」
ほむら「ええと時間触、タイムリープ……」
ほむら「代金は……武器で。モンドの武器で」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:00:41.93 ID:g/fo166g0
……………
シュライク
平穏な市街地と古墳が隣り合うリージョン
生命科学研究所には強力なモンスターが潜む
済王の古墳
アッコちゃん「ウェーン……」
怪人「泣いてばかりで、話にならん。なんとかせんか!」
戦闘員A「キー」
戦闘員B「キー」
戦闘員C「キー」
戦闘員D「キー」
アッコちゃん「何言ってるのか分かんないよーウェーン」
怪人「ほれ、お菓子をあげるから」
レッド「小さな子供を寄ってたかっていじめやがって、許せん!! アルカイザー、変身!!」
???「あんなに小さな子を、許せないわ! 変身!!」
シュライク
平穏な市街地と古墳が隣り合うリージョン
生命科学研究所には強力なモンスターが潜む
済王の古墳
アッコちゃん「ウェーン……」
怪人「泣いてばかりで、話にならん。なんとかせんか!」
戦闘員A「キー」
戦闘員B「キー」
戦闘員C「キー」
戦闘員D「キー」
アッコちゃん「何言ってるのか分かんないよーウェーン」
怪人「ほれ、お菓子をあげるから」
レッド「小さな子供を寄ってたかっていじめやがって、許せん!! アルカイザー、変身!!」
???「あんなに小さな子を、許せないわ! 変身!!」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:01:23.22 ID:g/fo166g0
怪人「アルカイザー!!」
怪人「……と誰?」
アルカイザー「ええっと、ティロカイザーで……」
マミ「!?」
アルカイザー「そう!我が友ティロカイザーだ!」
マミ「違う!私は魔弾の……」
怪人「よかろう、ティロカイザーもろとも踏みつぶしてくれる!」
マミ「聞いてよぉ!」
怪人「……と誰?」
アルカイザー「ええっと、ティロカイザーで……」
マミ「!?」
アルカイザー「そう!我が友ティロカイザーだ!」
マミ「違う!私は魔弾の……」
怪人「よかろう、ティロカイザーもろとも踏みつぶしてくれる!」
マミ「聞いてよぉ!」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:02:20.39 ID:g/fo166g0
…………
ディスペア
凶悪犯罪者が収監される刑務所のリージョン
中心部には、解放のルーンが刻まれた巨石がある
牢屋
さやか「何だよこれ!」
さやか「目が覚めたら、いきなり牢屋の中なんて!」
さやか「うぅ……あんまりだぁ」
さやか「キュゥべえは、私たち五人って言ってた……」
さやか「みんなも、こんなふうに……?」
ジリリリリ……
さやか「ひっ!」
さやか「な、何?ベルの音……?」
ディスペア
凶悪犯罪者が収監される刑務所のリージョン
中心部には、解放のルーンが刻まれた巨石がある
牢屋
さやか「何だよこれ!」
さやか「目が覚めたら、いきなり牢屋の中なんて!」
さやか「うぅ……あんまりだぁ」
さやか「キュゥべえは、私たち五人って言ってた……」
さやか「みんなも、こんなふうに……?」
ジリリリリ……
さやか「ひっ!」
さやか「な、何?ベルの音……?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:02:55.91 ID:g/fo166g0
???「ん、あれ?こんな子いたっけ?」
???「おかしいわね。ここは空いていたはずだけど」
???「……」
???「ねえ、ライザ。この子も連れていっちゃだめかな?」
ライザ「……アニー、本気で言ってるの?」
アニー「大丈夫だって!素人が一人増えるだけよ」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:03:44.17 ID:g/fo166g0
アニー「ねえ、そこのあんた!」
さやか「!」
アニー「こっから出たい?」
さやか「だ、誰ですか?」
アニー「私はアニー。こっちはライザ。で、どうなの?出たいの、出たくないの?」
さやか「で、出たいです……」
アニー「決まりだね」
さやか「!」
アニー「こっから出たい?」
さやか「だ、誰ですか?」
アニー「私はアニー。こっちはライザ。で、どうなの?出たいの、出たくないの?」
さやか「で、出たいです……」
アニー「決まりだね」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:04:11.90 ID:g/fo166g0
エミリア「時間だわ……」
アニー「待たせたね」
アニー「この人はライザ。こっちはさやか。一緒に脱走することになったの」
ライザ「話は聞いたわ。よろしくね、エミリア」
さやか「えーと、あの、よろしくお願いします……」
さやか(グラマラス!)
エミリア「は、はい(こんな子どもまで……)」
アニー「待たせたね」
アニー「この人はライザ。こっちはさやか。一緒に脱走することになったの」
ライザ「話は聞いたわ。よろしくね、エミリア」
さやか「えーと、あの、よろしくお願いします……」
さやか(グラマラス!)
エミリア「は、はい(こんな子どもまで……)」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:04:45.42 ID:g/fo166g0
ライザ「行きましょう」
エミリア「行きましょうって……」
ライザ「ここに抜け穴があるのよ」
さやか「本当だ……」
エミリア「で、でも私……」
アニー「パトロール殺しじゃ一生出られないわよ」
さやか「!」
アニー「ここでババアになるつもり?」
エミリア「行きましょうって……」
ライザ「ここに抜け穴があるのよ」
さやか「本当だ……」
エミリア「で、でも私……」
アニー「パトロール殺しじゃ一生出られないわよ」
さやか「!」
アニー「ここでババアになるつもり?」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:05:27.23 ID:g/fo166g0
ディスペア ルーンの部屋の扉
さやか「脱走って、すごいですねー」
まどか「通風孔とか、ゴミ捨て場とか、すごいルート……」
エミリア「……」
さやか(パトロール殺しって)
さやか(……エミリアさん、そんな風には見えないけど)
さやか(……)
アニー「ライザ、まだ?なんかイヤな感じがするのよ」
ライザ「ずいぶんきつく締め直してあるわ。あと二つ」
さやか「脱走って、すごいですねー」
まどか「通風孔とか、ゴミ捨て場とか、すごいルート……」
エミリア「……」
さやか(パトロール殺しって)
さやか(……エミリアさん、そんな風には見えないけど)
さやか(……)
アニー「ライザ、まだ?なんかイヤな感じがするのよ」
ライザ「ずいぶんきつく締め直してあるわ。あと二つ」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:06:14.11 ID:g/fo166g0
アニー「!」
アニー「何か来るわ!これ持って!」
エミリア「これピストルよ!撃ったことないわ」
アニー「操作は簡単、引き金を引くだけ。早くライザ!」
さやか「そうそう!意外と中学生でも使ってるやつもいるんで!」
エミリア「!?」
エミリア「何よ、あれ!」
アニー「こんなのいるって聞いてないぞ、ルーファスめ!」
アニー「何か来るわ!これ持って!」
エミリア「これピストルよ!撃ったことないわ」
アニー「操作は簡単、引き金を引くだけ。早くライザ!」
さやか「そうそう!意外と中学生でも使ってるやつもいるんで!」
エミリア「!?」
エミリア「何よ、あれ!」
アニー「こんなのいるって聞いてないぞ、ルーファスめ!」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:06:58.10 ID:g/fo166g0
VSニドヘッグ 巨大なムカデのようなモンスター
さやか「な、何!?こういう世界観なの!?」
アニー「やるしかないわ!みんな準備いい!」
アニー『切り返し』
ライザ『空気投げ』
エミリア『防御』
さやか『変身』
アニー「いくよ、ライザ!」
ライザ「ええ!」
連携名 『空気返し』
アニー「よし、この調子で……」
さやか「変身!」
ライザ「え……」
エミリア「嘘……」
アニー「あんた一体……」
さやか「な、何!?こういう世界観なの!?」
アニー「やるしかないわ!みんな準備いい!」
アニー『切り返し』
ライザ『空気投げ』
エミリア『防御』
さやか『変身』
アニー「いくよ、ライザ!」
ライザ「ええ!」
連携名 『空気返し』
アニー「よし、この調子で……」
さやか「変身!」
ライザ「え……」
エミリア「嘘……」
アニー「あんた一体……」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:07:39.34 ID:g/fo166g0
…………
さやか『稲妻突き』
ニドヘッグ「ギャアア……」
アニー「突っ込んだよ、この子……」
ライザ「やるわね」
エミリア「あ、逃げていく……」
ライザ「驚いたわ。ただの子どもだと思ったら、そんな力を隠していたなんて」
さやか「いやー、照れるなあ」
アニー「いや、たいしたものよ。楽勝だったのはあんたのおかげ」
さやか(あんまり驚かれなかったな……)
さやか(どういう世界なんだろう)
さやか『稲妻突き』
ニドヘッグ「ギャアア……」
アニー「突っ込んだよ、この子……」
ライザ「やるわね」
エミリア「あ、逃げていく……」
ライザ「驚いたわ。ただの子どもだと思ったら、そんな力を隠していたなんて」
さやか「いやー、照れるなあ」
アニー「いや、たいしたものよ。楽勝だったのはあんたのおかげ」
さやか(あんまり驚かれなかったな……)
さやか(どういう世界なんだろう)
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:08:39.45 ID:g/fo166g0
解放のルーン
さやか「タッチダウン!」
所長「おめでとう。女性としては初の脱走者だ」
所長「準備の抜かり無さといい、先ほどの戦いぶりといい、私の予想を裏切って楽しませてくれたよ」
所長「では約束どおり、君達を解放しよう」
所長(何で子供が混じってるんだ……?)
さやか「タッチダウン!」
所長「おめでとう。女性としては初の脱走者だ」
所長「準備の抜かり無さといい、先ほどの戦いぶりといい、私の予想を裏切って楽しませてくれたよ」
所長「では約束どおり、君達を解放しよう」
所長(何で子供が混じってるんだ……?)
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:09:22.41 ID:g/fo166g0
クーロン シップ乗り場
さやか「脱走できたのはよかったけど」
さやか「アニーさんもライザさんもどこかに行っちゃうし」
さやか「エミリアさんは、恋人の家に……?」
???「そこの君」
さやか「はいっ!」
???「俺はルーファス」
ルーファス「アニー達から話は聞いている。どうだ、イタリア料理に興味はないか」
さやか「ナ、ナンパだ!これがナンパ!」
ルーファス「いや、そうではなく……」
さやか「でもお断りだ!私には恭介という恋人が……」
ルーファス「……アニー、ライザ、後は頼む」
さやか「?」
さやか「脱走できたのはよかったけど」
さやか「アニーさんもライザさんもどこかに行っちゃうし」
さやか「エミリアさんは、恋人の家に……?」
???「そこの君」
さやか「はいっ!」
???「俺はルーファス」
ルーファス「アニー達から話は聞いている。どうだ、イタリア料理に興味はないか」
さやか「ナ、ナンパだ!これがナンパ!」
ルーファス「いや、そうではなく……」
さやか「でもお断りだ!私には恭介という恋人が……」
ルーファス「……アニー、ライザ、後は頼む」
さやか「?」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:10:11.64 ID:g/fo166g0
…………
ヨークランド
酒造が盛んな、のどかなリージョン
沼地には杯のカードがあるが……
杏子「こんなところに指輪があるかねえ」
メイレン「眠ったまま目を覚まさない女の子がいるんですって」
メイレン「そういう不思議なところに、指輪があるものよ」
クーン「そうだよ! それになんだか面白そうでしょ!」
杏子「へいへい、分かったよ」
ヨークランド
酒造が盛んな、のどかなリージョン
沼地には杯のカードがあるが……
杏子「こんなところに指輪があるかねえ」
メイレン「眠ったまま目を覚まさない女の子がいるんですって」
メイレン「そういう不思議なところに、指輪があるものよ」
クーン「そうだよ! それになんだか面白そうでしょ!」
杏子「へいへい、分かったよ」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:11:02.61 ID:g/fo166g0
済王「幾年ぶりの酒か!美酒であるぞお!」
杏子「骸骨が酒飲んでんじゃねーよ」
済王「ぬうん!そなた、我が姫に生き写しではないか!」
クーン「王様はもうダメだね」
杏子「ったく……」
杏子「あいつらはどうしてんのかねえ」
杏子「まあ、そのうち会えるか……」
クーン「キョーコ、行くよ!」
済王「行くぞお、杏子!」
杏子「うるせえよ」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:05:41.47 ID:imER12mS0
IRPO本部
リージョン相互警邏機構の本部
盾のカードを保有している
???「お願いします!私には盾のカードが必要なんです!」
ヒューズ「だから、今日は出直せって。俺今忙しいんだよ」
???「くっ! こんなことではあの男に先を越されてしまう……」
???「越されてしまうんだ!」
ヒューズ「ああ、もう分かったから、持ってけ。ほら、カードだ。あんた必死すぎて怖えよ」
???「おお、ありがとうございます!」
ヒューズ「じゃ、今日は閉店な」
リージョン相互警邏機構の本部
盾のカードを保有している
???「お願いします!私には盾のカードが必要なんです!」
ヒューズ「だから、今日は出直せって。俺今忙しいんだよ」
???「くっ! こんなことではあの男に先を越されてしまう……」
???「越されてしまうんだ!」
ヒューズ「ああ、もう分かったから、持ってけ。ほら、カードだ。あんた必死すぎて怖えよ」
???「おお、ありがとうございます!」
ヒューズ「じゃ、今日は閉店な」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:06:21.94 ID:imER12mS0
まどか「……」
まどか「あの……」
ヒューズ「ほら、カードマニアは帰った帰った !」
???「この恩は忘れません……」
ヒューズ「ああ、頑張れよ。で、アンタは何の用だよ?見ての通り俺は今忙しいんでね」
T260「ヒューズ様からは労働反応が検出できません」
ヒューズ「……いつかのボロメカじゃねえか。何だ?今度は子守りか?」
まどか(子守り……)
T260「魔法少女に関する情報の提供を願います」
ヒューズ「!」
まどか「あの……」
ヒューズ「ほら、カードマニアは帰った帰った !」
???「この恩は忘れません……」
ヒューズ「ああ、頑張れよ。で、アンタは何の用だよ?見ての通り俺は今忙しいんでね」
T260「ヒューズ様からは労働反応が検出できません」
ヒューズ「……いつかのボロメカじゃねえか。何だ?今度は子守りか?」
まどか(子守り……)
T260「魔法少女に関する情報の提供を願います」
ヒューズ「!」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:07:08.84 ID:imER12mS0
まどか「えっと……」
ヒューズ「……お前連中の知り合いか?」
まどか「と、友達です!」
ヒューズ「あーそうかい。なるほどな」
ヒューズ「悪いがこっちに情報はないぜ。むしろ情報提供してほしいぐらいだ」
まどか「……どうしてほむらちゃんを探してるんですか?」
ヒューズ「ほむら?」
まどか「黒髪で、盾から武器を取り出す……」
ヒューズ「あいつ、ほむらってのか……」
ヒューズ「……お前連中の知り合いか?」
まどか「と、友達です!」
ヒューズ「あーそうかい。なるほどな」
ヒューズ「悪いがこっちに情報はないぜ。むしろ情報提供してほしいぐらいだ」
まどか「……どうしてほむらちゃんを探してるんですか?」
ヒューズ「ほむら?」
まどか「黒髪で、盾から武器を取り出す……」
ヒューズ「あいつ、ほむらってのか……」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:07:54.28 ID:imER12mS0
まどか「教えてください!」
ヒューズ「……モンドのクーデター未遂は知ってるな?」
まどか「な、なんですか?」
ヒューズ「……」
T260「先日、第二情報部司令のモンドがクーデターを計画していたことが発覚し、逮捕されました」
まどか「……?」
T260「詳細は不明ですが、秘密基地を建設していた模様」
T260「以上は報道機関からの情報です」
ヒューズ「……モンドのクーデター未遂は知ってるな?」
まどか「な、なんですか?」
ヒューズ「……」
T260「先日、第二情報部司令のモンドがクーデターを計画していたことが発覚し、逮捕されました」
まどか「……?」
T260「詳細は不明ですが、秘密基地を建設していた模様」
T260「以上は報道機関からの情報です」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:08:29.86 ID:imER12mS0
ヒューズ「……その秘密基地には大量の兵器があるはずだったんだが」
ヒューズ「根こそぎ何者かによって持ち去られていた」
まどか「あー……」
ヒューズ「モンドの野郎は切り札の大型メカを用意していたらしいが、それも持って行かれた」
ヒューズ「モンドのションボリ感ったらなかったね」
T260「ですが、それはクーデターの阻止に大きく寄与したのではありませんか?」
ヒューズ「兵器持ってどっか行かなかったらな!」
まどか「ど、どうしてほむらちゃんだと分かったんですか?」
ヒューズ「基地に映像が残っててな。喜々としてミサイルをしまう姿が記録されている」
ヒューズ「根こそぎ何者かによって持ち去られていた」
まどか「あー……」
ヒューズ「モンドの野郎は切り札の大型メカを用意していたらしいが、それも持って行かれた」
ヒューズ「モンドのションボリ感ったらなかったね」
T260「ですが、それはクーデターの阻止に大きく寄与したのではありませんか?」
ヒューズ「兵器持ってどっか行かなかったらな!」
まどか「ど、どうしてほむらちゃんだと分かったんですか?」
ヒューズ「基地に映像が残っててな。喜々としてミサイルをしまう姿が記録されている」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:09:06.68 ID:imER12mS0
ヒューズ「とにかくだ」
ヒューズ「そのほむらってのは、今クーデター級の武装を一人で保有していることになる」
ヒューズ「ウチの面子は丸つぶれだぜコンチクショー」
まどか「ほむらちゃんはクーデターなんて起こしません!」
ヒューズ「じゃあ兵器あげます、とはいかんだろうが!」
まどか「あの、ほむらちゃんには武器が必要なんです。魔法的に……」
ヒューズ「何が魔法だこの野郎」
ヒューズ「そのほむらってのは、今クーデター級の武装を一人で保有していることになる」
ヒューズ「ウチの面子は丸つぶれだぜコンチクショー」
まどか「ほむらちゃんはクーデターなんて起こしません!」
ヒューズ「じゃあ兵器あげます、とはいかんだろうが!」
まどか「あの、ほむらちゃんには武器が必要なんです。魔法的に……」
ヒューズ「何が魔法だこの野郎」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:09:37.34 ID:imER12mS0
ヒューズ「そういう訳で、アナタのほむらちゃんをIRPOは必死に探しているわけですよ」
まどか「それじゃあ、ほむらちゃんがどこにいるかは……」
ヒューズ「こっちがお教え願いたいね」
まどか「そうですか……」
まどか「あ、そうだ、盗掘の方は……」
ヒューズ「そっちは変身するガキが目撃されただけだ。情報はない」
まどか「それじゃあ、ほむらちゃんがどこにいるかは……」
ヒューズ「こっちがお教え願いたいね」
まどか「そうですか……」
まどか「あ、そうだ、盗掘の方は……」
ヒューズ「そっちは変身するガキが目撃されただけだ。情報はない」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:10:03.86 ID:imER12mS0
まどか「……」
T260「私は任務に関する失われた情報を探しています」
ヒューズ「いきなり何だお前」
T260「探しています」
ヒューズ「しらねーよ。クーロンの情報端末でも当たってみろ」
T260「情報の提供に感謝します」
T260「私は任務に関する失われた情報を探しています」
ヒューズ「いきなり何だお前」
T260「探しています」
ヒューズ「しらねーよ。クーロンの情報端末でも当たってみろ」
T260「情報の提供に感謝します」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:10:48.64 ID:imER12mS0
まどか「それじゃあ、失礼します……」
ヒューズ「ああ、さっさと帰れ」
まどか「ほむらちゃんの展開、ものすごく早いなあ……」
T260「ほむら様の格納能力は驚くべきものですね」
まどか「あ、それはね、魔法の盾の中に……」
T260「魔法?」
まどか「でも攻撃は全部銃とかミサイルとかだね」
T260「……ほむら様に関するデータを更新しました」
ヒューズ「ああ、さっさと帰れ」
まどか「ほむらちゃんの展開、ものすごく早いなあ……」
T260「ほむら様の格納能力は驚くべきものですね」
まどか「あ、それはね、魔法の盾の中に……」
T260「魔法?」
まどか「でも攻撃は全部銃とかミサイルとかだね」
T260「……ほむら様に関するデータを更新しました」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:11:37.19 ID:imER12mS0
クーロン
ネオン街である表通りと、危険な裏通りが隣接するリージョン
イタ飯屋
さやか「えーと、つまりアニーさんとライザさんはその……」
エミリア「グラディウス」
さやか「そう! それのメンバーでリーダーがルーファスさん、と」
ルーファス「そうだ。裏の組織だな」
エミリア「みんな犯罪者なのね……」
ネオン街である表通りと、危険な裏通りが隣接するリージョン
イタ飯屋
さやか「えーと、つまりアニーさんとライザさんはその……」
エミリア「グラディウス」
さやか「そう! それのメンバーでリーダーがルーファスさん、と」
ルーファス「そうだ。裏の組織だな」
エミリア「みんな犯罪者なのね……」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:12:14.25 ID:imER12mS0
ルーファス「パトロールにできないことをする組織が必要なのさ」
さやか「それ分かります! 街の平和を人知れず守る力!」
ルーファス「……まともな手段でジョーカーを追うことはできない」
ルーファス「俺たちなら奴を追える」
エミリア「私だってあの仮面の男は許せないわ。でもどうして私につきまとうの?」
エミリア「キューブとかいうもののため?」
さやか「それ分かります! 街の平和を人知れず守る力!」
ルーファス「……まともな手段でジョーカーを追うことはできない」
ルーファス「俺たちなら奴を追える」
エミリア「私だってあの仮面の男は許せないわ。でもどうして私につきまとうの?」
エミリア「キューブとかいうもののため?」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:12:49.83 ID:imER12mS0
さやか「何ですかキューブって?」
ルーファス「詳しい事は分からないが、大きなエネルギーを生むものらしい」
ルーファス「俺たちはそれがジョーカーの手に渡るのを阻止したい」
エミリア「それで私に接近したのね……」
ルーファス「俺たちと奴を追うか?」
エミリア「ちょっと考えさせて……」
ルーファス「詳しい事は分からないが、大きなエネルギーを生むものらしい」
ルーファス「俺たちはそれがジョーカーの手に渡るのを阻止したい」
エミリア「それで私に接近したのね……」
ルーファス「俺たちと奴を追うか?」
エミリア「ちょっと考えさせて……」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:13:30.84 ID:imER12mS0
さやか「行っちゃった……」
ルーファス「さて、君のことだが」
さやか「私もジョーカーを追います! 人の恋人殺して、罪をなすり付けるなんて!」
ルーファス「いや、グラディウスとして君に頼みたいのは別のことだ」
さやか「へ? 何ですか?」
ルーファス「君と同じく、変身して戦う少女が各地で確認されている」
さやか「あ、やっぱりみんないるんだ!」
ルーファス「といっても、どこにいるのかは分からんが」
さやか「大丈夫ですよ! みんな目立つからすぐ会える……」
ルーファス「さて、君のことだが」
さやか「私もジョーカーを追います! 人の恋人殺して、罪をなすり付けるなんて!」
ルーファス「いや、グラディウスとして君に頼みたいのは別のことだ」
さやか「へ? 何ですか?」
ルーファス「君と同じく、変身して戦う少女が各地で確認されている」
さやか「あ、やっぱりみんないるんだ!」
ルーファス「といっても、どこにいるのかは分からんが」
さやか「大丈夫ですよ! みんな目立つからすぐ会える……」
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:14:06.74 ID:imER12mS0
ルーファス「君には、彼女たちと連絡を取り付けてほしい」
さやか「……そのつもりですけど、何でグラディウスが?」
ルーファス「ジョーカーは強敵だ。君達の力を借りたい」
さやか「なんか怪しいなあ……」
ルーファス「裏の組織だからな」
さやか「……」
さやか「まあ、いいですよ。私もみんなと会いたいし」
ルーファス「そうか。助かる」
さやか「……そのつもりですけど、何でグラディウスが?」
ルーファス「ジョーカーは強敵だ。君達の力を借りたい」
さやか「なんか怪しいなあ……」
ルーファス「裏の組織だからな」
さやか「……」
さやか「まあ、いいですよ。私もみんなと会いたいし」
ルーファス「そうか。助かる」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:14:40.57 ID:imER12mS0
…………
アニー「何であんなこと頼んだのよ」
ルーファス「……モンドの基地から兵器を持ち出したのは、魔法少女だ」
ライザ「ああ、つまりその兵器を手に入れるために……」
ルーファス「そうだ。さやかなら、その魔法少女をこちらに引き入れることができる」
アニー「要するに、さやかを使ってグラディウスを強化したいってわけね」
ライザ「嫌な作戦ね」
ルーファス「何とでも言え」
…………
アニー「何であんなこと頼んだのよ」
ルーファス「……モンドの基地から兵器を持ち出したのは、魔法少女だ」
ライザ「ああ、つまりその兵器を手に入れるために……」
ルーファス「そうだ。さやかなら、その魔法少女をこちらに引き入れることができる」
アニー「要するに、さやかを使ってグラディウスを強化したいってわけね」
ライザ「嫌な作戦ね」
ルーファス「何とでも言え」
…………
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:15:14.90 ID:imER12mS0
クーロン シップ発着所
さやか「しかし引き受けたはいいけど、どこに行けばいいんだろうなあ」
さやか「手がかりも全然ないし」
さやか「ま、とりあえず行ってみますか!」
さやか「情報は足で稼ぐ! ってなんかのドラマで見たし」
さやか「ふむ。よし、決めたぞ!」
さやか「この『京』ってとこにしよう!」
さやか「なんか修学旅行って感じだしね」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:16:04.26 ID:imER12mS0
…………
時間妖魔のリージョン
ほむら「武器は十分、魔法も戻った」
ほむら「いきなり軍事基地だったのには驚いたけど」
ほむら「案外幸運だったのかもしれないわ」
ほむら「……」
モンド『すべてのリージョンは私の力にひれ伏す事になるのだ!』
ほむら「……多分悪人よね。武器はもらっても構わないでしょう……」
ほむら「……とにかくここを出ましょう」
時間妖魔のリージョン
ほむら「武器は十分、魔法も戻った」
ほむら「いきなり軍事基地だったのには驚いたけど」
ほむら「案外幸運だったのかもしれないわ」
ほむら「……」
モンド『すべてのリージョンは私の力にひれ伏す事になるのだ!』
ほむら「……多分悪人よね。武器はもらっても構わないでしょう……」
ほむら「……とにかくここを出ましょう」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:17:05.57 ID:imER12mS0
オウミ
水の都と称されるリージョン
シーフードが名物
ほむら「……」
ほむら「いきなり、街に飛ばされた……」
ほむら「何なのよ、あの空間は」
???「アセルス様、私なんだか胸騒ぎが……」
???「大丈夫だよ、白薔薇。どんな追っ手も私が……」
ほむら「全身を白い薔薇でコーディネート……」
ほむら「魔法少女から見ても、上級者なファッションね……」
水の都と称されるリージョン
シーフードが名物
ほむら「……」
ほむら「いきなり、街に飛ばされた……」
ほむら「何なのよ、あの空間は」
???「アセルス様、私なんだか胸騒ぎが……」
???「大丈夫だよ、白薔薇。どんな追っ手も私が……」
ほむら「全身を白い薔薇でコーディネート……」
ほむら「魔法少女から見ても、上級者なファッションね……」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:17:50.88 ID:imER12mS0
白薔薇姫「あの、そちらの方、私たちが何か……?」
ほむら(しまった、見つめすぎた……)
アセルス「まさか、追っ手……!」
ほむら「追っ手?」
白薔薇姫「いえ、この方は妖魔ではありません」
アセルス「だけど、なんだか妙な気配だ……。普通の人間とは違う」
ほむら(鋭い……)
ほむら(しまった、見つめすぎた……)
アセルス「まさか、追っ手……!」
ほむら「追っ手?」
白薔薇姫「いえ、この方は妖魔ではありません」
アセルス「だけど、なんだか妙な気配だ……。普通の人間とは違う」
ほむら(鋭い……)
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:19:28.45 ID:imER12mS0
ほむら「ごめんなさい。あんまり薔薇だったもので、つい見つめてしまったわ」
白薔薇姫「あら、褒めてくださるのね」
ほむら「ええ、まあ……」
アセルス「こら、白薔薇を変な目でみるな!」
ほむら(何よこれ)
アセルス「!」
アセルス「何か来る!」
白薔薇姫「あら、褒めてくださるのね」
ほむら「ええ、まあ……」
アセルス「こら、白薔薇を変な目でみるな!」
ほむら(何よこれ)
アセルス「!」
アセルス「何か来る!」
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:20:00.22 ID:imER12mS0
金獅子姫「アセルス殿!」
アセルス「誰だ!」
白薔薇姫「金獅子姫様ですね、白薔薇ともうします」
白薔薇姫「姉姫様のお噂は耳にしておりました。最も勇敢な寵姫であったと」
金獅子姫「白薔薇姫、あなたは最も優しい姫であったと評判ですよ」
金獅子姫「その優しさで、私の剣が止められますかしら」
ほむら「何が起こっているの……」
アセルス「誰だ!」
白薔薇姫「金獅子姫様ですね、白薔薇ともうします」
白薔薇姫「姉姫様のお噂は耳にしておりました。最も勇敢な寵姫であったと」
金獅子姫「白薔薇姫、あなたは最も優しい姫であったと評判ですよ」
金獅子姫「その優しさで、私の剣が止められますかしら」
ほむら「何が起こっているの……」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:20:51.96 ID:imER12mS0
アセルス「戦うのは私だ!」
金獅子姫「ふっ、どちらでも。この剣に屈しなかったのはオルロワージュ様ただ一人」
金獅子姫「参る!!」
VS金獅子姫 最も武に秀でた寵姫
ほむら「え、私も数に入っているの?」
アセルス「気をつけて、白薔薇!」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私関係ないのだけど……」
金獅子姫「何人たりとも逃がしはせぬ!」
ほむら「えー……」
金獅子姫「ふっ、どちらでも。この剣に屈しなかったのはオルロワージュ様ただ一人」
金獅子姫「参る!!」
VS金獅子姫 最も武に秀でた寵姫
ほむら「え、私も数に入っているの?」
アセルス「気をつけて、白薔薇!」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私関係ないのだけど……」
金獅子姫「何人たりとも逃がしはせぬ!」
ほむら「えー……」
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:22:17.08 ID:imER12mS0
アセルス『幻魔』
白薔薇姫『幻夢の一撃』
ほむら(もう仕方ないわ……)
ほむら『破壊光線銃』
ほむら(使ってみよう……)
金獅子姫「行くぞ!」
白薔薇姫『幻夢の一撃』
ほむら(もう仕方ないわ……)
ほむら『破壊光線銃』
ほむら(使ってみよう……)
金獅子姫「行くぞ!」
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:22:56.97 ID:imER12mS0
アセルス「くっ、強い……」
金獅子姫「こんなものですか、アセルス殿の力は!」
白薔薇姫「アセルス様っ!」
ほむら「……」ガチッ
『破壊光線』
金獅子姫「!」
金獅子姫「くっ、貴様邪魔翌立てするか!」
白薔薇姫「あなたは関わりないはず……」
アセルス「なのに、力を貸してくれるのか……?」
ほむら「いや巻き込まれたのよ?」
金獅子姫「こんなものですか、アセルス殿の力は!」
白薔薇姫「アセルス様っ!」
ほむら「……」ガチッ
『破壊光線』
金獅子姫「!」
金獅子姫「くっ、貴様邪魔翌立てするか!」
白薔薇姫「あなたは関わりないはず……」
アセルス「なのに、力を貸してくれるのか……?」
ほむら「いや巻き込まれたのよ?」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:23:40.75 ID:imER12mS0
アセルス「ありがとう! 恩に着る!」
白薔薇姫「どうか、お名前をお聞かせください……」
ほむら「暁美ほむらです……」
アセルス「ほむら、か……」
金獅子姫「よそ見をするなっ!」
アセルス「!?」
白薔薇姫「アセルス様!」
アセルス「くぅっ! でもまだだ!」
『幻魔相破』
金獅子姫「なんと!」
白薔薇姫「どうか、お名前をお聞かせください……」
ほむら「暁美ほむらです……」
アセルス「ほむら、か……」
金獅子姫「よそ見をするなっ!」
アセルス「!?」
白薔薇姫「アセルス様!」
アセルス「くぅっ! でもまだだ!」
『幻魔相破』
金獅子姫「なんと!」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:24:31.17 ID:imER12mS0
ほむら「…………」
ほむら『十字砲火(2丁拳銃)』
金獅子姫「!」
金獅子姫「この程度で……!」
アセルス「ほむら! 後は私がやる!」
ほむら「そう……。じゃあ私はこれで……」
白薔薇姫「お待ちください。私たちには見届ける義務があります」
白薔薇姫「美しき二人の戦いの行方を……」
ほむら「いや、私にはやることが……」
ほむら『十字砲火(2丁拳銃)』
金獅子姫「!」
金獅子姫「この程度で……!」
アセルス「ほむら! 後は私がやる!」
ほむら「そう……。じゃあ私はこれで……」
白薔薇姫「お待ちください。私たちには見届ける義務があります」
白薔薇姫「美しき二人の戦いの行方を……」
ほむら「いや、私にはやることが……」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:25:19.26 ID:imER12mS0
…………
金獅子姫「白薔薇姫、あなたの気持ちはよくわかりました。私もかつて、その気持ちを胸に抱いていた日々がありました」
白薔薇姫「金獅子姉さま……」
金獅子姫「アセルス殿、妹姫を頼みますよ」
白薔薇姫「お待ちください。それでは、金獅子姉さまが罰を受けます」
ほむら「もう行っていいかしら」
金獅子姫「構いません。あの方に罰していただけるのなら喜んで罰を受けます」
金獅子姫「さらば!」
金獅子姫「白薔薇姫、あなたの気持ちはよくわかりました。私もかつて、その気持ちを胸に抱いていた日々がありました」
白薔薇姫「金獅子姉さま……」
金獅子姫「アセルス殿、妹姫を頼みますよ」
白薔薇姫「お待ちください。それでは、金獅子姉さまが罰を受けます」
ほむら「もう行っていいかしら」
金獅子姫「構いません。あの方に罰していただけるのなら喜んで罰を受けます」
金獅子姫「さらば!」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:26:44.34 ID:imER12mS0
アセルス「金獅子姫……、気持ちのいい人だったね」
白薔薇姫「ええ、アセルス様、ありがとうございます」
アセルス「え、何が? 白薔薇、どういうこと?」
ほむら「本当にどういうこと?」
こうして金獅子姫様は去りました
次は、思わぬ人物がアセルス様のもとを訪れたのでした。
ほむら「……」
白薔薇姫「ええ、アセルス様、ありがとうございます」
アセルス「え、何が? 白薔薇、どういうこと?」
ほむら「本当にどういうこと?」
こうして金獅子姫様は去りました
次は、思わぬ人物がアセルス様のもとを訪れたのでした。
ほむら「……」
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:25:11.75 ID:vsiNvqD10
…………
アセルス「そうか、君は友達を探して旅をしているのか……」
白薔薇姫「染み付いた煙硝の匂い……、旅の過酷を見るようです……」
ほむら「いやそれは、……まあいいわ」
ほむら「それより、さっきのは何? あなたたちを追って来たみたいだけど」
アセルス「……そう、私たちは追われているんだ」
白薔薇姫「妖魔の君、オルロワージュ様に……」
アセルス「そうか、君は友達を探して旅をしているのか……」
白薔薇姫「染み付いた煙硝の匂い……、旅の過酷を見るようです……」
ほむら「いやそれは、……まあいいわ」
ほむら「それより、さっきのは何? あなたたちを追って来たみたいだけど」
アセルス「……そう、私たちは追われているんだ」
白薔薇姫「妖魔の君、オルロワージュ様に……」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:25:46.00 ID:vsiNvqD10
ほむら「妖魔の君?」
白薔薇姫「妖魔の頂点に立つお方です……」
ほむら「その頂点にあなたたちは何をしたのよ?」
アセルス「白薔薇を奪ったんだよ」
ほむら「ああ、そういう……」
白薔薇姫「妖魔の頂点に立つお方です……」
ほむら「その頂点にあなたたちは何をしたのよ?」
アセルス「白薔薇を奪ったんだよ」
ほむら「ああ、そういう……」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:26:19.95 ID:vsiNvqD10
白薔薇姫「その時から、私たちはオルロワージュ様の追っ手から逃れるため……」
アセルス「すまない、白薔薇。私のせいで……」
白薔薇姫「謝らないでください、アセルス様……」
白薔薇姫「私は……」
アセルス「ありがとう、白薔薇……」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私を放っておくの、やめてくれる?」
アセルス「すまない、白薔薇。私のせいで……」
白薔薇姫「謝らないでください、アセルス様……」
白薔薇姫「私は……」
アセルス「ありがとう、白薔薇……」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私を放っておくの、やめてくれる?」
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:26:56.30 ID:vsiNvqD10
アセルス「それで、君はこれからどこに?」
ほむら「……とりあえず、色んなリージョンを巡ってみるつもりだけど」
白薔薇姫「あてどのない旅、私たちと同じですね……」
ほむら「同じなのかしら」
アセルス「どうだろう、あてのない同士、一緒に行かないか?」
白薔薇姫「ああ、それはよろしいかもしれません」
ほむら「……とりあえず、色んなリージョンを巡ってみるつもりだけど」
白薔薇姫「あてどのない旅、私たちと同じですね……」
ほむら「同じなのかしら」
アセルス「どうだろう、あてのない同士、一緒に行かないか?」
白薔薇姫「ああ、それはよろしいかもしれません」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:27:46.18 ID:vsiNvqD10
ほむら「あなたたちと?」
ほむら「まあ、案内してくれるのなら、ありがたいけれど……」
アセルス「そうだ白薔薇、ヨークランドに行こう。のどかな、良いところなんだって」
白薔薇姫「それに、お酒が有名なところでもありますね……」
アセルス「白薔薇を酔わせてみたいな……」
白薔薇姫「もう、アセルス様!」
ほむら「止めようかしら」
ほむら「まあ、案内してくれるのなら、ありがたいけれど……」
アセルス「そうだ白薔薇、ヨークランドに行こう。のどかな、良いところなんだって」
白薔薇姫「それに、お酒が有名なところでもありますね……」
アセルス「白薔薇を酔わせてみたいな……」
白薔薇姫「もう、アセルス様!」
ほむら「止めようかしら」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:28:42.02 ID:vsiNvqD10
ヨークランド
富豪の家
杏子「で、こいつが目覚めない娘ってか」
富豪「あなた方も娘を助けに来てくださったのですか?」
クーン「うん!!」
富豪「もう、どんな方でも構いません。今も一人来ているのですが……」
男「オレの手には負えねえ!」
富豪「と、まあこんな具合で」
クーン「何が起きるんだろう? なんか楽しそうだな!!」
富豪の家
杏子「で、こいつが目覚めない娘ってか」
富豪「あなた方も娘を助けに来てくださったのですか?」
クーン「うん!!」
富豪「もう、どんな方でも構いません。今も一人来ているのですが……」
男「オレの手には負えねえ!」
富豪「と、まあこんな具合で」
クーン「何が起きるんだろう? なんか楽しそうだな!!」
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:29:33.89 ID:vsiNvqD10
クーン「眠ってる……」
クーン「! 指輪だ!!」
この人間の命は私のもの……
邪魔はさせぬぞ……
クーン「今のなんだろう?」
メイレン「何かに取り付かれているみたいね」
済王「指輪を頂くのではないのか?」
メイレン「待って! 指輪の力が、この子を生きながらえさせているのかもしれない」
クーン「マーグメルみたいに?」
メイレン「ええ」
クーン「! 指輪だ!!」
この人間の命は私のもの……
邪魔はさせぬぞ……
クーン「今のなんだろう?」
メイレン「何かに取り付かれているみたいね」
済王「指輪を頂くのではないのか?」
メイレン「待って! 指輪の力が、この子を生きながらえさせているのかもしれない」
クーン「マーグメルみたいに?」
メイレン「ええ」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:30:23.37 ID:vsiNvqD10
クーン「ダメだよ、この子はしわくちゃのおばあちゃんになんなきゃ」
メイレン「そうね。でも、どうしたら……」
杏子「おい、骸骨の王様、なんか当てはねーのかよ」
済王「ない!!」
杏子「あー、そうかよ!」
杏子「しゃーねえよ。一旦出直そうぜ」
クーン「うん……」
メイレン「そうね。でも、どうしたら……」
杏子「おい、骸骨の王様、なんか当てはねーのかよ」
済王「ない!!」
杏子「あー、そうかよ!」
杏子「しゃーねえよ。一旦出直そうぜ」
クーン「うん……」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:31:17.25 ID:vsiNvqD10
ヨークランド 酒蔵の街
杏子「しっかしなあ。憑き物落としなんてねえ……」
済王「急がねば、あの娘もう長くはないぞ」
杏子「ああ、わかってるよ……」
「ほむら、君は飲まないの?」
「いや、私未成年だし」
「アセルス様、私少し酔っぱらって……」
「ああ、白薔薇、こっちにおいで」
杏子「……ほむら?」
クーン「?」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:32:02.16 ID:vsiNvqD10
杏子「お、おい! そこのほむら!」
ほむら「? 何よ、お酒は……」
ほむら「き、杏子!?」
杏子「おおお……、マジでほむらだ!」
クーン「知り合いかな?」
メイレン「ほら行ってたでしょ。仲間がいるって」
済王「うむ、美しい……。我が姫に生き写しじゃ……」
クーン「王様はもう……」
ほむら「? 何よ、お酒は……」
ほむら「き、杏子!?」
杏子「おおお……、マジでほむらだ!」
クーン「知り合いかな?」
メイレン「ほら行ってたでしょ。仲間がいるって」
済王「うむ、美しい……。我が姫に生き写しじゃ……」
クーン「王様はもう……」
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:32:42.51 ID:vsiNvqD10
…………
ほむら「……つまり、そっちのクーン君の故郷を守るために」
ほむら「指輪を集めて回っていると……」
杏子「ああ。なんか放っとけなくてな」
ほむら「相変わらず面倒見がいいのね」
杏子「うるせーよ」
杏子「で、お前はなにしてたんだ?」
ほむら「……つまり、そっちのクーン君の故郷を守るために」
ほむら「指輪を集めて回っていると……」
杏子「ああ。なんか放っとけなくてな」
ほむら「相変わらず面倒見がいいのね」
杏子「うるせーよ」
杏子「で、お前はなにしてたんだ?」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:33:50.55 ID:vsiNvqD10
ほむら「そうね……」
ほむら「基地を一つ陥れて、時の君を襲名して」
ほむら「今はあの二人の逃避行に巻き込まれたわ」
「アセルス様……」
「白薔薇……」
杏子「な、何かしらんが、すげえなお前……」
ほむら「ええ……」
済王「白薔薇、しかしながら百合……」
クーン「王様は何を言ってるんだろう」
メイレン「知らなくて良いのよ」
ほむら「基地を一つ陥れて、時の君を襲名して」
ほむら「今はあの二人の逃避行に巻き込まれたわ」
「アセルス様……」
「白薔薇……」
杏子「な、何かしらんが、すげえなお前……」
ほむら「ええ……」
済王「白薔薇、しかしながら百合……」
クーン「王様は何を言ってるんだろう」
メイレン「知らなくて良いのよ」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:34:42.62 ID:vsiNvqD10
杏子「しかし、お前なら真っ先にまどかのとこに行くかと思ってたが……」
ほむら「行きたいわよ!! 私だって!!」
ほむら「そうだ! あなたまどかがどこにいるか……」
杏子「悪いな。こっちで会った魔法少女はお前が最初だよ」
ほむら「そう……」
杏子「まあ落ち込むなよ。みんな上手くやってるさ」
ほむら「だといいけど……」
ほむら「行きたいわよ!! 私だって!!」
ほむら「そうだ! あなたまどかがどこにいるか……」
杏子「悪いな。こっちで会った魔法少女はお前が最初だよ」
ほむら「そう……」
杏子「まあ落ち込むなよ。みんな上手くやってるさ」
ほむら「だといいけど……」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:35:38.60 ID:vsiNvqD10
ほむら「……あなたがここに来たのも、その指輪を探して?」
杏子「ああ、そうだ。 ……お前憑き物落としに心当たりはないか?」
ほむら「何よ急に」
クーン「あのね、指輪を持ってる子が変なのに取り憑かれてるんだ!」
クーン「指輪のおかげで、今は大丈夫だけど……」
ほむら「なるほどね……」
杏子「ああ、そうだ。 ……お前憑き物落としに心当たりはないか?」
ほむら「何よ急に」
クーン「あのね、指輪を持ってる子が変なのに取り憑かれてるんだ!」
クーン「指輪のおかげで、今は大丈夫だけど……」
ほむら「なるほどね……」
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:36:13.64 ID:vsiNvqD10
白薔薇姫「ああ、聞いた事があります……」
杏子「うお! な、何だ?」
白薔薇姫「少女の命に執着する、妖魔の風上にも置けぬやつ……」
クーン「知ってるの?」
白薔薇姫「ええ。病魔モール……」
白薔薇姫「……下賎な輩です」
杏子「うお! な、何だ?」
白薔薇姫「少女の命に執着する、妖魔の風上にも置けぬやつ……」
クーン「知ってるの?」
白薔薇姫「ええ。病魔モール……」
白薔薇姫「……下賎な輩です」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:37:06.65 ID:vsiNvqD10
杏子「なんとかできないのか?」
白薔薇姫「……アセルス様なら、あるいは」
アセルス「? 私に?」
白薔薇姫「アセルス様の、妖魔の君の血……」
白薔薇姫「モール程度が逆らえるはずもありません……」
白薔薇姫「……アセルス様なら、あるいは」
アセルス「? 私に?」
白薔薇姫「アセルス様の、妖魔の君の血……」
白薔薇姫「モール程度が逆らえるはずもありません……」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:38:06.89 ID:vsiNvqD10
富豪の家
ほむら「これがその……?」
杏子「ああ、眠ったままなんだ」
アセルス「ふん、なるほど……」
アセルス「不愉快な気配がする……」
クーン「!」
メイレン「出てくるわ……!」
邪魔はさせぬぞ、邪魔はさせぬぞ!
ほむら「これがその……?」
杏子「ああ、眠ったままなんだ」
アセルス「ふん、なるほど……」
アセルス「不愉快な気配がする……」
クーン「!」
メイレン「出てくるわ……!」
邪魔はさせぬぞ、邪魔はさせぬぞ!
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:38:58.05 ID:vsiNvqD10
杏子「ああ!? こいつ逃げるぞ!」
ほむら「させないわ!」
『タイムリープ』
クーン「あれ、止まっちゃった」
杏子「ほむら、お前魔法が……」
ほむら「二代目時の君になったの」
杏子「あ? 何言ってんだ?」
ほむら「私にもわからないわ」
済王「今だ、ものども!」
ほむら「させないわ!」
『タイムリープ』
クーン「あれ、止まっちゃった」
杏子「ほむら、お前魔法が……」
ほむら「二代目時の君になったの」
杏子「あ? 何言ってんだ?」
ほむら「私にもわからないわ」
済王「今だ、ものども!」
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:39:52.00 ID:vsiNvqD10
アセルス『幻魔』
メイレン『精密射撃』
杏子『活殺獣閃衝』
済王『草薙の剣』
富豪「い、家が……」
モール「ぐぅ……、邪魔はさせぬぞ……!」
杏子「しつこい奴だな……」
クーン「そこでサミング!!」
モール「ギャアァァ……」
メイレン『精密射撃』
杏子『活殺獣閃衝』
済王『草薙の剣』
富豪「い、家が……」
モール「ぐぅ……、邪魔はさせぬぞ……!」
杏子「しつこい奴だな……」
クーン「そこでサミング!!」
モール「ギャアァァ……」
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:40:35.19 ID:vsiNvqD10
白薔薇姫「消え失せました……」
アセルス「ふん」
娘「ん……」
杏子「起きるぞ!」
クーン「やったー!!」
富豪「よかった、よかった……」
杏子(本当によかった……)
アセルス「ふん」
娘「ん……」
杏子「起きるぞ!」
クーン「やったー!!」
富豪「よかった、よかった……」
杏子(本当によかった……)
92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:41:36.97 ID:vsiNvqD10
…………
富豪「みなさん、本当にありがとうございました。できる限りのお礼を……」
杏子「食いもん」
富豪「はい、いくらでも……」
済王「酒」
富豪「どうぞ……」
ほむら「なんか、機械に詳しい人を」
富豪「シュライクに優秀な会社があるとか……」
メイレン「あんたたち、自重しなさい」
富豪「みなさん、本当にありがとうございました。できる限りのお礼を……」
杏子「食いもん」
富豪「はい、いくらでも……」
済王「酒」
富豪「どうぞ……」
ほむら「なんか、機械に詳しい人を」
富豪「シュライクに優秀な会社があるとか……」
メイレン「あんたたち、自重しなさい」
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:42:15.33 ID:vsiNvqD10
娘「ハイ、これ」
富豪「その指輪は! それを渡してはお前が……」
白薔薇姫「いえ、もう大丈夫でしょう……」
娘「うん、もう大丈夫! それにこの指輪の兄弟を、クーンが持ってるのよね?」
ほむら「そうなの?」
クーン「ウン!」
娘「がんばってね!」
富豪「ありがとうございました」
富豪「その指輪は! それを渡してはお前が……」
白薔薇姫「いえ、もう大丈夫でしょう……」
娘「うん、もう大丈夫! それにこの指輪の兄弟を、クーンが持ってるのよね?」
ほむら「そうなの?」
クーン「ウン!」
娘「がんばってね!」
富豪「ありがとうございました」
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:42:46.51 ID:vsiNvqD10
ヨークランド シップ発着所
杏子「さて、これで一件落着だな」
杏子「お前らのおかげで助かったよ」
ほむら「あなたたちは、これからどうするの?」
杏子「そうだな、乗りかかった船ってやつだ」
杏子「こいつらと指輪探しだな」
ほむら「そう、あなたらしいわ」
杏子「さて、これで一件落着だな」
杏子「お前らのおかげで助かったよ」
ほむら「あなたたちは、これからどうするの?」
杏子「そうだな、乗りかかった船ってやつだ」
杏子「こいつらと指輪探しだな」
ほむら「そう、あなたらしいわ」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:43:39.09 ID:vsiNvqD10
杏子「お前はどうする? 一緒に来るだろ?」
ほむら「そうしたいけど、その前にシュライクに行くつもり」
杏子「ああ、お前また兵器を……」
ほむら「すごいのがあるの」
クーン「アセルスたちは?」
アセルス「そうだな、私たちはどこに行っても同じだから」
アセルス「とりあえず、ほむらに付き合おうか」
白薔薇姫「機械ですか……。私の苦手分野ですね……」
ほむら「そうしたいけど、その前にシュライクに行くつもり」
杏子「ああ、お前また兵器を……」
ほむら「すごいのがあるの」
クーン「アセルスたちは?」
アセルス「そうだな、私たちはどこに行っても同じだから」
アセルス「とりあえず、ほむらに付き合おうか」
白薔薇姫「機械ですか……。私の苦手分野ですね……」
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:45:11.05 ID:vsiNvqD10
メイレン「それじゃあ、クーロンで落ち合いましょう」
メイレン「私たちは待ってるから」
クーン「強い人たちが三人も増えた! きっとすぐ指輪も見つかるね!」
杏子「そうだな」
済王「美しい娘がさらに三人……」
メイレン「私たちは待ってるから」
クーン「強い人たちが三人も増えた! きっとすぐ指輪も見つかるね!」
杏子「そうだな」
済王「美しい娘がさらに三人……」
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:45:53.90 ID:vsiNvqD10
…………
メイレン「別にあてもないんだし、私たちはここでちょっと飲んで行くわ」
杏子「ああ!? マジかよ……」
済王「おお!」
アセルス「私たちは先に行こう」
ほむら「それじゃあ、また後で……」
杏子「ああ、無茶すんなよ」
ほむら「しないわよ」
メイレン「別にあてもないんだし、私たちはここでちょっと飲んで行くわ」
杏子「ああ!? マジかよ……」
済王「おお!」
アセルス「私たちは先に行こう」
ほむら「それじゃあ、また後で……」
杏子「ああ、無茶すんなよ」
ほむら「しないわよ」
98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:46:49.64 ID:vsiNvqD10
…………
ヨークランド 発着所
杏子「あーあ、遅くなっちまった」
クーン「クーロン行き、来たよ!」
シップ内
メイレン「あー、飲み過ぎたわ……」
済王「ふはは、まだまだ若いな!」
ガコンッ
杏子「な、なんだ!?」
クーン「うわあ!」
メイレン「う、嘘でしょ……」
メイレン「タンザー……」
ヨークランド 発着所
杏子「あーあ、遅くなっちまった」
クーン「クーロン行き、来たよ!」
シップ内
メイレン「あー、飲み過ぎたわ……」
済王「ふはは、まだまだ若いな!」
ガコンッ
杏子「な、なんだ!?」
クーン「うわあ!」
メイレン「う、嘘でしょ……」
メイレン「タンザー……」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:47:53.74 ID:vsiNvqD10
シュライク
ほむら「富豪さんが言ってた会社っていうのは、ここかしら」
白薔薇姫「中島製作所……」
アセルス「こんなちっちゃいとこに?」
「ボディの換装が完了しました」
「次はどこに行くんです~」
「お役に立ちます」
「うん、これ以上の情報はトリニティの中枢に行かないとね」
「どうして、ロボットさんばっかりなんだろう……」
ほむら「!!!」
アセルス「ど、どうしたの、ほむら」
白薔薇姫「ほむらさん……?」
ほむら「富豪さんが言ってた会社っていうのは、ここかしら」
白薔薇姫「中島製作所……」
アセルス「こんなちっちゃいとこに?」
「ボディの換装が完了しました」
「次はどこに行くんです~」
「お役に立ちます」
「うん、これ以上の情報はトリニティの中枢に行かないとね」
「どうして、ロボットさんばっかりなんだろう……」
ほむら「!!!」
アセルス「ど、どうしたの、ほむら」
白薔薇姫「ほむらさん……?」
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:48:45.95 ID:vsiNvqD10
ほむら「まどか!!」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「よかった、無事だったのね!」
まどか「ほ、本当にほむらちゃんだ……!」
まどか「会いたかったよぅ……」
白薔薇姫「これは……」
アセルス「ふふ、ほむらにも姫がいたみたいだね」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「よかった、無事だったのね!」
まどか「ほ、本当にほむらちゃんだ……!」
まどか「会いたかったよぅ……」
白薔薇姫「これは……」
アセルス「ふふ、ほむらにも姫がいたみたいだね」
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:49:54.89 ID:vsiNvqD10
まどか「……」
アセルス「おお、ほむらを抱きしめた」
ほむら「ま、まどか?」
まどか「ほむらちゃんだ……」
まどか「人肌あったかい……」
ほむら「!?」
まどか「よかったぁ……」
ほむら「……何かあった?」
まどか「……結構いろんなところにいったけど」
まどか「ロボットばっかり増えて行くの……」
ほむら「た、大変だったわね……」
アセルス「おお、ほむらを抱きしめた」
ほむら「ま、まどか?」
まどか「ほむらちゃんだ……」
まどか「人肌あったかい……」
ほむら「!?」
まどか「よかったぁ……」
ほむら「……何かあった?」
まどか「……結構いろんなところにいったけど」
まどか「ロボットばっかり増えて行くの……」
ほむら「た、大変だったわね……」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:32:52.19 ID:FdmDz46E0
…………
まどか「行く所といったら、こういう工場とか、遺跡みたいなシップとかばっかりで」
まどか「レオナルド博士は人間だと思ったら、やっぱりロボットだったし」
レオナルド「いやあ、照れるね」
ほむら「え、元人間なの」
レオナルド「よろしくね」
まどか「行く所といったら、こういう工場とか、遺跡みたいなシップとかばっかりで」
まどか「レオナルド博士は人間だと思ったら、やっぱりロボットだったし」
レオナルド「いやあ、照れるね」
ほむら「え、元人間なの」
レオナルド「よろしくね」
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:33:44.61 ID:FdmDz46E0
まどか「それにみんな、途中からなんだか滅多切りにするみたいなプログラムを覚えちゃって」
T260「プログラム名『多段切り』です」
まどか「黙って切り続けるマシーンの後をついていく私……」
ほむら「つ、辛かったでしょうね」
まどか「私もうキャベツの千切りとかできないかも……」
ほむら「もう、大丈夫よ。千切りも私がするわ」
まどか「うん……。ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:34:37.80 ID:FdmDz46E0
T260「ほむら様に関するデータを更新します」
ほむら「えっと、これがT260で……」
ナカジマ零式「よろしくで~す」
ほむら「戦闘機型? 癖の強い感じね」
特殊工作車「お役に立ちます」
ほむら「こっちは戦車が近いのかしら」
レオナルド「僕はレオナルド。人格データをこの体に移したんだ」
ほむら「人型のボディタイプね」
ほむら「えっと、これがT260で……」
ナカジマ零式「よろしくで~す」
ほむら「戦闘機型? 癖の強い感じね」
特殊工作車「お役に立ちます」
ほむら「こっちは戦車が近いのかしら」
レオナルド「僕はレオナルド。人格データをこの体に移したんだ」
ほむら「人型のボディタイプね」
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:35:30.40 ID:FdmDz46E0
まどか「……ほむらちゃんはロボット、好き?」
ほむら「え? い、いえ普通よ?」
まどか「……この中なら、どれが一番いい?」
ほむら「そうね、やっぱり戦車型には親しみを感じるわ」
ほむら「でも、零式に込められたロマンは看過できない……」
中島社長「おお! 分かってくれるか!」
ほむら「ま、まあ……」
社員「そうだよ、ロマンなんだよ!」
ほむら「実用性も大事よ」
ほむら「え? い、いえ普通よ?」
まどか「……この中なら、どれが一番いい?」
ほむら「そうね、やっぱり戦車型には親しみを感じるわ」
ほむら「でも、零式に込められたロマンは看過できない……」
中島社長「おお! 分かってくれるか!」
ほむら「ま、まあ……」
社員「そうだよ、ロマンなんだよ!」
ほむら「実用性も大事よ」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:36:27.28 ID:FdmDz46E0
アセルス「う~ん、私にはよく分からないな」
白薔薇姫「私はまったく理解できません……」
まどか「や、やっぱりほむらちゃんは頼りになるなあ」
ほむら「別に特別兵器が好きなわけじゃないわ。触れる機会が多いってだけ」
アセルス「どうだか。ところでほむらはここに何のようがあったんだ?」
ほむら「そうだったわ。まどかと再会できた喜びですっかり忘れていたわ」
ほむら「これを組み立ててほしいのよ」
白薔薇姫「私はまったく理解できません……」
まどか「や、やっぱりほむらちゃんは頼りになるなあ」
ほむら「別に特別兵器が好きなわけじゃないわ。触れる機会が多いってだけ」
アセルス「どうだか。ところでほむらはここに何のようがあったんだ?」
ほむら「そうだったわ。まどかと再会できた喜びですっかり忘れていたわ」
ほむら「これを組み立ててほしいのよ」
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:37:15.50 ID:FdmDz46E0
白薔薇姫「ほ、ほむらさん、これは一体……」
アセルス「なんて大きさだ……」
T260「ほむら様の格納能力は特筆に値します」
レオナルド「同感だね」
中島社長「こ、これは、我が社が夢にまでみながらモンド司令に妨害された……」
社員「乗り込み型巨大メカ!」
中島社長「き、君はどこでこれを!」
アセルス「なんて大きさだ……」
T260「ほむら様の格納能力は特筆に値します」
レオナルド「同感だね」
中島社長「こ、これは、我が社が夢にまでみながらモンド司令に妨害された……」
社員「乗り込み型巨大メカ!」
中島社長「き、君はどこでこれを!」
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:38:04.92 ID:FdmDz46E0
ほむら「秘密」
ほむら「でも、さすがに大きすぎたわね。パーツをパージできる仕様でよかったわ」
ほむら「組み立ててもらえるかしら」
中島社長「もちろんだとも!」
まどか「あの~ほむらちゃん?」
ほむら「何かしら、まどか?」
まどか「その、兵器のことなんだけど……」
ほむら「?」
まどか「パトロールの人が探してたよ……?」
ほむら「でも、さすがに大きすぎたわね。パーツをパージできる仕様でよかったわ」
ほむら「組み立ててもらえるかしら」
中島社長「もちろんだとも!」
まどか「あの~ほむらちゃん?」
ほむら「何かしら、まどか?」
まどか「その、兵器のことなんだけど……」
ほむら「?」
まどか「パトロールの人が探してたよ……?」
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:39:07.39 ID:FdmDz46E0
ほむら「え? でもこれは悪の支配者志望の男から奪ったもので……」
まどか「それはよかったんだって。でも持ってっちゃだめだって……」
ほむら「ああ、警察の側からすればそうでしょうね……」
ほむら「仕方ないわ。ある程度は返しましょう」
ほむら「でもまあ、少しくらい報酬としてもらってもいいわよね……」
まどか「ほむらちゃんは、武器がいるもんね」
ほむら(20%くらい返しましょう……)
まどか「それはよかったんだって。でも持ってっちゃだめだって……」
ほむら「ああ、警察の側からすればそうでしょうね……」
ほむら「仕方ないわ。ある程度は返しましょう」
ほむら「でもまあ、少しくらい報酬としてもらってもいいわよね……」
まどか「ほむらちゃんは、武器がいるもんね」
ほむら(20%くらい返しましょう……)
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:40:10.60 ID:FdmDz46E0
アセルス「……白薔薇、気付いてる?」
白薔薇姫「はい……」
アセルス「行こう。ここでは戦えない」
まどか「ほむらちゃんは、すごい人たちと一緒だったんだね」
まどか「二人ともお芝居に出てくる人みたい」
ほむら「妖魔と半妖だそうよ」
まどか「な、なんだか怖そうだね……」
白薔薇姫「はい……」
アセルス「行こう。ここでは戦えない」
まどか「ほむらちゃんは、すごい人たちと一緒だったんだね」
まどか「二人ともお芝居に出てくる人みたい」
ほむら「妖魔と半妖だそうよ」
まどか「な、なんだか怖そうだね……」
120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:41:04.24 ID:FdmDz46E0
ほむら「妖魔の王様から、駆け落ちの真っ最中なのよ」
まどか「か、駆け落ち!? 思ったよりすごい感じ……」
ほむら「それで、追っ手が襲ってくるのだけど……」
ほむら「まあ、本人から聞いた方が……」
ほむら「あれ、いない……?」
まどか「……?」
まどか「か、駆け落ち!? 思ったよりすごい感じ……」
ほむら「それで、追っ手が襲ってくるのだけど……」
ほむら「まあ、本人から聞いた方が……」
ほむら「あれ、いない……?」
まどか「……?」
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:41:49.14 ID:FdmDz46E0
…………
アセルス「今度はお前か……」
白薔薇姫「セアト、退いてはもらえませんか?」
セアト「……私に適うつもりでいるのか?」
セアト「ラスタバンの力を取り込んだ、この私に!」
白薔薇姫「ラスタバン!? 彼に何をしたのです!」
セアト「ふん、死んではいない。やつにはお似合いの醜態だな」
アセルス「貴様……!」
アセルス「今度はお前か……」
白薔薇姫「セアト、退いてはもらえませんか?」
セアト「……私に適うつもりでいるのか?」
セアト「ラスタバンの力を取り込んだ、この私に!」
白薔薇姫「ラスタバン!? 彼に何をしたのです!」
セアト「ふん、死んではいない。やつにはお似合いの醜態だな」
アセルス「貴様……!」
122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:42:42.61 ID:FdmDz46E0
まどか「あ、あそこ!」
ほむら「! また追っ手のようね……」
まどか「た、助けないとだめだよね!?」
ほむら「まどか、あなたは……」
まどか「ううん、私も……」
ほむら「……気をつけてね」
ほむら「よし。ロボット軍団出撃よ」
まどか「え!?」
T260「了解しました」
ほむら「戦闘システム起動!」
まどか「やっぱりロボット好きだよね!?」
ほむら「! また追っ手のようね……」
まどか「た、助けないとだめだよね!?」
ほむら「まどか、あなたは……」
まどか「ううん、私も……」
ほむら「……気をつけてね」
ほむら「よし。ロボット軍団出撃よ」
まどか「え!?」
T260「了解しました」
ほむら「戦闘システム起動!」
まどか「やっぱりロボット好きだよね!?」
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:43:35.66 ID:FdmDz46E0
セアト「ラスタバンを吸収した今、お前の力をも取り込めば……」
セアト「あるいはあの方にも……」
アセルス「……構えろ、セアト」
アセルス「私はお前を許さない……!」
セアト「こい、小娘! 貴様も……」
『多段多段多段多段切り』
白薔薇姫「!?」
セアト「あるいはあの方にも……」
アセルス「……構えろ、セアト」
アセルス「私はお前を許さない……!」
セアト「こい、小娘! 貴様も……」
『多段多段多段多段切り』
白薔薇姫「!?」
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:44:45.64 ID:FdmDz46E0
セアト「ぬうおわぁあ! き、貴様ら、一体……」
『幻魔』
アセルス「食らえぇぇ!」
セアト「お、おのれ、機械などが……!」
セアト「消え去るが……」
ほむら『タイムリープ』
ほむら「……これひどいわね」
セアト「」
まどか『イド・ブレイク』
まどか「当たれ!」
『幻魔』
アセルス「食らえぇぇ!」
セアト「お、おのれ、機械などが……!」
セアト「消え去るが……」
ほむら『タイムリープ』
ほむら「……これひどいわね」
セアト「」
まどか『イド・ブレイク』
まどか「当たれ!」
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:46:04.73 ID:FdmDz46E0
セアト「ぐおわぁぁ……!」
アセルス「お前なんかぁぁ!」
『神速三段突き』
ほむら「一斉攻撃!」
T260「了解しました」
『多段多段多段多段切り』
まどか「うぅ、やっぱり怖い……」
アセルス「お前なんかぁぁ!」
『神速三段突き』
ほむら「一斉攻撃!」
T260「了解しました」
『多段多段多段多段切り』
まどか「うぅ、やっぱり怖い……」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:47:17.34 ID:FdmDz46E0
…………
アセルス「また、助けられてしまったな……」
白薔薇姫「……」
ほむら「なんだかすごく悪いことをした気がするわ……」
まどか「だよね……」
アセルス「気にしなくていい。セアトが消滅したのは、私の力のためだ。上級妖魔はそうでなくては殺せない」
アセルス「君たちはその手助けをしてくれただけ」
ほむら「いや、それもあるけれど……」
アセルス「また、助けられてしまったな……」
白薔薇姫「……」
ほむら「なんだかすごく悪いことをした気がするわ……」
まどか「だよね……」
アセルス「気にしなくていい。セアトが消滅したのは、私の力のためだ。上級妖魔はそうでなくては殺せない」
アセルス「君たちはその手助けをしてくれただけ」
ほむら「いや、それもあるけれど……」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:48:40.73 ID:FdmDz46E0
白薔薇姫「セアトが消えた今、あの方はもう容赦をなさらないでしょう……」
アセルス「……」
白薔薇姫「ほむらさん、あなた方とはここでお別れです」
アセルス「そうだね。思えば私たちは君たちを巻き込みすぎた」
アセルス「ごめん、それとありがとう」
ほむら「……あなたたち、大丈夫なの?」
アセルス「……大丈夫だよ」
白薔薇姫「みなさんのことはわすれません……」
まどか「……」
アセルス「……」
白薔薇姫「ほむらさん、あなた方とはここでお別れです」
アセルス「そうだね。思えば私たちは君たちを巻き込みすぎた」
アセルス「ごめん、それとありがとう」
ほむら「……あなたたち、大丈夫なの?」
アセルス「……大丈夫だよ」
白薔薇姫「みなさんのことはわすれません……」
まどか「……」
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:49:20.26 ID:FdmDz46E0
…………
まどか「あの二人、本当に大丈夫なのかな……?」
ほむら「仕方がないわ……」
ほむら「口出しできることじゃない……」
まどか「でも、もっと危ないことになるんだよ……?」
ほむら「妖魔の君に挑むのでしょうね」
ほむら「……無事を祈りましょう」
まどか「あの二人、本当に大丈夫なのかな……?」
ほむら「仕方がないわ……」
ほむら「口出しできることじゃない……」
まどか「でも、もっと危ないことになるんだよ……?」
ほむら「妖魔の君に挑むのでしょうね」
ほむら「……無事を祈りましょう」
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:50:14.83 ID:FdmDz46E0
…………
まどか「これからどうしよっか」
ほむら「クーロンで杏子が待ってるの。彼女と合流しましょう」
まどか「あ、杏子ちゃんとも会えたんだ!」
ほむら「ええ、今はモンスターの子と指輪を集めてる……」
まどか「指輪?」
ほむら「なんでも、指輪の力を集めれば故郷が滅びずに済むそうよ」
まどか「ほ、滅び……?」
ほむら「リージョンって大変よね」
まどか「これからどうしよっか」
ほむら「クーロンで杏子が待ってるの。彼女と合流しましょう」
まどか「あ、杏子ちゃんとも会えたんだ!」
ほむら「ええ、今はモンスターの子と指輪を集めてる……」
まどか「指輪?」
ほむら「なんでも、指輪の力を集めれば故郷が滅びずに済むそうよ」
まどか「ほ、滅び……?」
ほむら「リージョンって大変よね」
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:51:11.33 ID:FdmDz46E0
ほむら「ロボットの方はどうする?」
まどか「レオナルドさん、次はどこに行くんですか?」
レオナルド「T260君の任務に関して、これ以上の情報はトリニティの中枢に行かないと手に入らないだろうね」
レオナルド「つまりタルタロスに潜入することになる」
まどか「タルタロス?」
T260「トリニティの工業施設です。極秘情報の端末が存在します」
まどか「レオナルドさん、次はどこに行くんですか?」
レオナルド「T260君の任務に関して、これ以上の情報はトリニティの中枢に行かないと手に入らないだろうね」
レオナルド「つまりタルタロスに潜入することになる」
まどか「タルタロス?」
T260「トリニティの工業施設です。極秘情報の端末が存在します」
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:52:13.69 ID:FdmDz46E0
レオナルド「さすがにすぐに突入とは行かない」
レオナルド「君たちは友達と会ってくるといい」
T260「私たちは潜入の準備を行います」
まどか「そっか、そうする……」
まどか「でも、行くときは言ってね。協力するから……」
ほむら「……まどかはやさしいわね」
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:53:08.15 ID:FdmDz46E0
シュライク シップ発着所
ほむら「クーロン行きは、欠航……?」
まどか「何かあったんですか?」
係員「詳しいことは分からないのですが、クーロン周辺でシップが消失したとのことで……」
係員「タンザーが現れた可能性もありますので、安全のためクーロン行きは一時休航となっております」
ほむら「タンザー?」
係員「リージョン間に現れてる怪物です。飲み込まれたシップは二度と出ることはできないとか……」
まどか「ふわぁ、怖いね……」
ほむら「クーロン行きは、欠航……?」
まどか「何かあったんですか?」
係員「詳しいことは分からないのですが、クーロン周辺でシップが消失したとのことで……」
係員「タンザーが現れた可能性もありますので、安全のためクーロン行きは一時休航となっております」
ほむら「タンザー?」
係員「リージョン間に現れてる怪物です。飲み込まれたシップは二度と出ることはできないとか……」
まどか「ふわぁ、怖いね……」
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:53:55.96 ID:FdmDz46E0
ほむら「困ったわね……」
まどか「……タルタロス、行く?」
ほむら「……今は待つしかないわね。引き返しましょう」
ほむら「中島製作所へ」
まどか「えー……、街の方に行こうよ!」
ほむら「そ、そうよね!」
まどか「……タルタロス、行く?」
ほむら「……今は待つしかないわね。引き返しましょう」
ほむら「中島製作所へ」
まどか「えー……、街の方に行こうよ!」
ほむら「そ、そうよね!」
134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:54:56.39 ID:FdmDz46E0
…………
京
和風情緒あふれるリージョン
心術の修行所がある
さやか「うわー、本当に京都って感じだあ……」
さやか「リージョンって何でもありなんだね」
さやか「あ、お土産物売ってる! なんか買ってこうかな」
「キー!」
「キー!」
「キー!」
さやか「なにあれ……。ここの名物?」
さやか「全身タイツで、あのかけ声」
さやか「あー、ヒーローショー的な?」
京
和風情緒あふれるリージョン
心術の修行所がある
さやか「うわー、本当に京都って感じだあ……」
さやか「リージョンって何でもありなんだね」
さやか「あ、お土産物売ってる! なんか買ってこうかな」
「キー!」
「キー!」
「キー!」
さやか「なにあれ……。ここの名物?」
さやか「全身タイツで、あのかけ声」
さやか「あー、ヒーローショー的な?」
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:55:59.26 ID:FdmDz46E0
さやか「いややっぱおかしいような……」
さやか「みんな小屋に入っていく……」
さやか「何、あれ楽屋なの?」
さやか「お? さらに男の人が……」
さやか「ヒーロー役かな……?」
さやか「あ、女の人も一緒だ」
さやか「金髪で、グラマー。ヒロイン役?」
さやか「見たことある髪型……」
さやか「ん!?」
さやか「みんな小屋に入っていく……」
さやか「何、あれ楽屋なの?」
さやか「お? さらに男の人が……」
さやか「ヒーロー役かな……?」
さやか「あ、女の人も一緒だ」
さやか「金髪で、グラマー。ヒロイン役?」
さやか「見たことある髪型……」
さやか「ん!?」
136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:57:14.16 ID:FdmDz46E0
京 ブラッククロス 地下麻薬工場
レッド「マミ、間違いない。ここはブラッククロスの工場だ」
マミ「ええ。後をつけて正解だったわ……」
レッド「この植物、麻薬の原料だぞ……!」
レッド「くそ、許せねえ!」
マミ「許す訳にはいかない!」
『『変身!』』
レッド「マミ、間違いない。ここはブラッククロスの工場だ」
マミ「ええ。後をつけて正解だったわ……」
レッド「この植物、麻薬の原料だぞ……!」
レッド「くそ、許せねえ!」
マミ「許す訳にはいかない!」
『『変身!』』
137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 02:59:24.80 ID:FdmDz46E0
アルカイザー「行くぞ、やつらの野望を叩き潰すんだ!」
マミ「ねえ、ティロカイザーは止めにしない?」
アルカイザー「いいやだめだ、ヒーロー枠ということでギリギリ正体を明かしていいことになってるんだから!」
アルカイザー「ヒーローの掟なんだ!」
マミ「私は魔法少女なんだけど……」
アルカイザー「コラボなんだ!」
アルカイザー「そういうことにしないと、俺の記憶が消される!」
アルカイザー「だから、君はティロカイザーだ!」
マミ「ねえ、ティロカイザーは止めにしない?」
アルカイザー「いいやだめだ、ヒーロー枠ということでギリギリ正体を明かしていいことになってるんだから!」
アルカイザー「ヒーローの掟なんだ!」
マミ「私は魔法少女なんだけど……」
アルカイザー「コラボなんだ!」
アルカイザー「そういうことにしないと、俺の記憶が消される!」
アルカイザー「だから、君はティロカイザーだ!」
138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 03:00:21.55 ID:FdmDz46E0
「そして私はサヤカイザー! なんてね!」
アルカイザー「!」
マミ「!?」
マミ「み、美樹さん!?」
さやか「マミさん! お久しぶりです!」
マミ「ああ、やっと会えた……!」
マミ「心配したんだから……」
さやか「感動の再会!」
アルカイザー「!」
マミ「!?」
マミ「み、美樹さん!?」
さやか「マミさん! お久しぶりです!」
マミ「ああ、やっと会えた……!」
マミ「心配したんだから……」
さやか「感動の再会!」
139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 03:01:18.58 ID:FdmDz46E0
さやか「で、マミさんなにやってんですか?」
さやか「ヒーローショー? いや、でもこの工場……」
アルカイザー「か、彼女は?」
マミ「私と同じ魔法少女で、美樹さやかさんと……」
アルカイザー「き、君は私の変身するところを」
さやか「あ、見ました」
アルカイザー「ああああ」
さやか「ヒーローショー? いや、でもこの工場……」
アルカイザー「か、彼女は?」
マミ「私と同じ魔法少女で、美樹さやかさんと……」
アルカイザー「き、君は私の変身するところを」
さやか「あ、見ました」
アルカイザー「ああああ」
140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 03:02:03.29 ID:FdmDz46E0
アルカイザー「! いや、待てマミと同じということは、君も変身するんだな?」
さやか「あ、はい。しますけど」
さやか(なにこの人)
アルカイザー「……よし、君は今この瞬間からサヤカイザーだ」
アルカイザー「正義を守るんだ!」
さやか「おー! ってなにそれ! マミさん説明してください!」
さやか「あ、はい。しますけど」
さやか(なにこの人)
アルカイザー「……よし、君は今この瞬間からサヤカイザーだ」
アルカイザー「正義を守るんだ!」
さやか「おー! ってなにそれ! マミさん説明してください!」
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 03:02:52.61 ID:FdmDz46E0
…………
さやか「ブラッククロスっていう悪の組織があって」
さやか「レッ、いやアルカイザーさんはそれと戦う正義のヒーロー……」
さやか「……マジですか?」
マミ「ええ、既に私たちはブラッククロス四天王のうち二人までを倒したわ」
さやか「おおお、やっぱリージョンってなんでもありなんだ……」
マミ「そして、ヒーローは正体を知られてはいけないの」
さやか「それじゃ、私もマミさんもだめじゃないですか?」
さやか「ブラッククロスっていう悪の組織があって」
さやか「レッ、いやアルカイザーさんはそれと戦う正義のヒーロー……」
さやか「……マジですか?」
マミ「ええ、既に私たちはブラッククロス四天王のうち二人までを倒したわ」
さやか「おおお、やっぱリージョンってなんでもありなんだ……」
マミ「そして、ヒーローは正体を知られてはいけないの」
さやか「それじゃ、私もマミさんもだめじゃないですか?」
142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 03:03:51.77 ID:FdmDz46E0
マミ「いえ、ヒーローと魔法少女のコラボということで特別に魔法少女には許可がおりたの」
さやか「はあ……」
アルカール「セーフ」
さやか「ん!?」
マミ「どうしたの?」
さやか「い、いや今なんか……」
マミ「?」
さやか「あー、や、やっぱり気のせいです!」
さやか「はあ……」
アルカール「セーフ」
さやか「ん!?」
マミ「どうしたの?」
さやか「い、いや今なんか……」
マミ「?」
さやか「あー、や、やっぱり気のせいです!」
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 03:04:58.27 ID:FdmDz46E0
アルカイザー「そういうわけで、君はサヤカイザーだ」
さやか「……まあ、いいですけど」
マミ「美樹さんはどうしていたの?」
さやか「……裏の組織で戦っているんです」
マミ「! 美樹さん……?」
さやか「といっても魔法少女を探してるだけですけど! しかも初めたばっかりですけど」
マミ「……危ないこと、してないでしょうね」
さやか「マミさんこそ、こんな危なそうな……」
さやか「……まあ、いいですけど」
マミ「美樹さんはどうしていたの?」
さやか「……裏の組織で戦っているんです」
マミ「! 美樹さん……?」
さやか「といっても魔法少女を探してるだけですけど! しかも初めたばっかりですけど」
マミ「……危ないこと、してないでしょうね」
さやか「マミさんこそ、こんな危なそうな……」
144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/09(日) 03:07:07.46 ID:FdmDz46E0
アルカイザー「君たち!話は後にしてくれ!」
マミ「そうだったわ。ここは敵の基地!」
さやか「浮かれちゃいましたね」
アルカイザー「中枢部を破壊するんだ!」
さやか「……マミさんがレッドさんに出会ったきっかけって何だったんですか?」
マミ「私が気付いたら、キグナスっていう豪華なシップにいて」
マミ「ちょうどその時レッドさんが目の前で変身していたの」
さやか「えー、なんかずるいなあ。私なんて監獄ですよ」
マミ「か、監獄!?」
マミ「と、とにかくそこで私も変身して……」
アルカイザー「話は後だといっただろ!」
マミ「そうだったわ。ここは敵の基地!」
さやか「浮かれちゃいましたね」
アルカイザー「中枢部を破壊するんだ!」
さやか「……マミさんがレッドさんに出会ったきっかけって何だったんですか?」
マミ「私が気付いたら、キグナスっていう豪華なシップにいて」
マミ「ちょうどその時レッドさんが目の前で変身していたの」
さやか「えー、なんかずるいなあ。私なんて監獄ですよ」
マミ「か、監獄!?」
マミ「と、とにかくそこで私も変身して……」
アルカイザー「話は後だといっただろ!」
152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 00:58:32.98 ID:kWaR5N+O0
さやか「で、私たちはどうすればいいのかな?」
アルカイザー「これだけの原料を精製するには、それなりの設備が必要なはずだ」
アルカイザー「それを破壊する!」
さやか「おお、本格的ですね……」
マミ「でもきっと警備も厳しいはず」
マミ「美樹さん、いつでも戦えるようにしておいて」
さやか「お、押忍!」
アルカイザー「これだけの原料を精製するには、それなりの設備が必要なはずだ」
アルカイザー「それを破壊する!」
さやか「おお、本格的ですね……」
マミ「でもきっと警備も厳しいはず」
マミ「美樹さん、いつでも戦えるようにしておいて」
さやか「お、押忍!」
153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 00:59:27.54 ID:kWaR5N+O0
…………
「キー!」
「キー!」
アルカイザー「ずいぶん厳重な警備だな……」
アルカイザー「どうやらあそこが、この基地の核らしい」
さやか「どうします? 見つからずに行くのは無理じゃないですか?」
アルカイザー「ああ、ここからは強行突破だ」
マミ「……!」
「キー!」
「キー!」
アルカイザー「ずいぶん厳重な警備だな……」
アルカイザー「どうやらあそこが、この基地の核らしい」
さやか「どうします? 見つからずに行くのは無理じゃないですか?」
アルカイザー「ああ、ここからは強行突破だ」
マミ「……!」
154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:00:10.42 ID:kWaR5N+O0
マミ『ティロ・フィナーレ』
「キー!?」
「キー!?」
アルカイザー「ブライトナックルゥ!」
さやか「サヤカイザーソード!」
マミ「道ができたわ!」
アルカイザー「任せろ!」
アルカイザー「ディフレクトランス!」
「キー!?」
「キー!?」
アルカイザー「ブライトナックルゥ!」
さやか「サヤカイザーソード!」
マミ「道ができたわ!」
アルカイザー「任せろ!」
アルカイザー「ディフレクトランス!」
155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:01:08.89 ID:kWaR5N+O0
…………
さやか「これは……」
アルカイザー「麻薬製造釜だな。これを爆破するぞ」
マミ「……どうやって?」
アルカイザー「……」
さやか「……」
アルカイザー「シャイニングキィック!」
マミ「ティロ・フェニックス!」
さやか「な、なんですかその技!」
さやか「これは……」
アルカイザー「麻薬製造釜だな。これを爆破するぞ」
マミ「……どうやって?」
アルカイザー「……」
さやか「……」
アルカイザー「シャイニングキィック!」
マミ「ティロ・フェニックス!」
さやか「な、なんですかその技!」
156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:01:47.47 ID:kWaR5N+O0
アルカイザー「よし、爆発する前にここから離れるんだ!」
さやか「こ、これ基地もやばいんじゃないですか!」
マミ「そうみたいね……。この基地は三分後に爆発するわ!」
アルカイザー「三分もない!」
マミ「ええ!?」
「……」
さやか「こ、これ基地もやばいんじゃないですか!」
マミ「そうみたいね……。この基地は三分後に爆発するわ!」
アルカイザー「三分もない!」
マミ「ええ!?」
「……」
157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:02:30.38 ID:kWaR5N+O0
…………
さやか「……」
さやか「危機一髪でしたね……」
マミ「まさかあんな大爆発なんて」
マミ「こういうのは暁美さんの仕事よ……」
さやか「ああ、ほむらに任せたかったですね……」
アルカイザー「……二人とも立つんだ。敵が来るぞ!」
さやか「!」
さやか「……」
さやか「危機一髪でしたね……」
マミ「まさかあんな大爆発なんて」
マミ「こういうのは暁美さんの仕事よ……」
さやか「ああ、ほむらに任せたかったですね……」
アルカイザー「……二人とも立つんだ。敵が来るぞ!」
さやか「!」
158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:03:16.18 ID:kWaR5N+O0
???「我が基地を爆破するとは見事なお手並みだ」
アルカイザー「誰だ!」
???「ブラッククロス四天王が一、メタルブラック!」
メタルブラック「お手合わせ願おうか!」
さやか「な、なんですかアレ!? サイボーグサムライ!?」
マミ「気をつけて! 四天王は他とは格が違うわ!」
アルカイザー「誰だ!」
???「ブラッククロス四天王が一、メタルブラック!」
メタルブラック「お手合わせ願おうか!」
さやか「な、なんですかアレ!? サイボーグサムライ!?」
マミ「気をつけて! 四天王は他とは格が違うわ!」
159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:04:15.17 ID:kWaR5N+O0
VS メタルブラック 機械の体に侍の魂を宿す
メタルブラック「参る!」
アルカイザー「来い!」
メタルブラック『タイガーランページ!』
アルカイザー『フラッシュスクリュー!』
マミ「互角!?」
さやか「! いえ、アルさんが押されてます!」
メタルブラック「参る!」
アルカイザー「来い!」
メタルブラック『タイガーランページ!』
アルカイザー『フラッシュスクリュー!』
マミ「互角!?」
さやか「! いえ、アルさんが押されてます!」
160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:05:33.67 ID:kWaR5N+O0
アルカイザー「くっ、強い!」
メタルブラック「この程度か、アルカイザー!」
マミ「させないわ!」
『跳弾』
メタルブラック「当たるものか!」
さやか「まだだ!」
メタルブラック「!?」
さやか「油断したな!」
『逆風の太刀』
メタルブラック「この程度か、アルカイザー!」
マミ「させないわ!」
『跳弾』
メタルブラック「当たるものか!」
さやか「まだだ!」
メタルブラック「!?」
さやか「油断したな!」
『逆風の太刀』
161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:06:27.47 ID:kWaR5N+O0
メタルブラック「ふん、さすがだな……」
メタルブラック「ならば、これでどうだ!』
『ムーンスクレイバー』
メタルブラック「切り刻んでくれる!」
マミ「きゃあっ!」
さやか「うわっ!」
アルカイザー「くそっ、ティロカイザー、サヤカイザー!」
メタルブラック「ならば、これでどうだ!』
『ムーンスクレイバー』
メタルブラック「切り刻んでくれる!」
マミ「きゃあっ!」
さやか「うわっ!」
アルカイザー「くそっ、ティロカイザー、サヤカイザー!」
162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:07:32.18 ID:kWaR5N+O0
メタルブラック「……サヤカイザー? サヤカ……」
アルカイザー(バレる!)
アルカイザー「させるものか!」
『アル・ブラスター!』
メタルブラック「まだ動くのか!」
マミ「魔法少女をなめないで!」
さやか「このくらい、なんてことない!」
メタルブラック「傷が癒えていく……」
メタルブラック「なるほど我が敵にふさわしい」
アルカイザー(バレる!)
アルカイザー「させるものか!」
『アル・ブラスター!』
メタルブラック「まだ動くのか!」
マミ「魔法少女をなめないで!」
さやか「このくらい、なんてことない!」
メタルブラック「傷が癒えていく……」
メタルブラック「なるほど我が敵にふさわしい」
163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:08:49.86 ID:kWaR5N+O0
アルカイザー「みんな、行くぞ!」
マミ「ええ!」
さやか「はい!」
『アル・フェニックス』
『ティロ・フィナーレ』
『スクワルタトーレ』
メタルブラック「無駄だ!」
メタルブラック『ムーンスクレイバー』
マミ「ええ!」
さやか「はい!」
『アル・フェニックス』
『ティロ・フィナーレ』
『スクワルタトーレ』
メタルブラック「無駄だ!」
メタルブラック『ムーンスクレイバー』
164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:11:10.54 ID:kWaR5N+O0
『アル・スクワルタ・フィナーレ』
メタルブラック「連携……!」
アルカイザー「俺たちの力を見せてやるぜ!」
アルカイザー「アル!」
さやか「スクワルタ!」
マミ「フィナーレェェ!!」
メタルブラック「なるほど、これがアルカイザー……」
メタルブラック「見事……!」
メタルブラック「連携……!」
アルカイザー「俺たちの力を見せてやるぜ!」
アルカイザー「アル!」
さやか「スクワルタ!」
マミ「フィナーレェェ!!」
メタルブラック「なるほど、これがアルカイザー……」
メタルブラック「見事……!」
165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:12:22.68 ID:kWaR5N+O0
…………
アルカイザー「メタルブラック、強敵だった……」
マミ「これで終わりなのかしら……?」
さやか「いや、爆発してましたし……」
アルカイザー(やつとはまた戦う気がする……)
アルカイザー「とにかく、これで残る四天王はあと一人!」
アルカイザー「シュウザー……!」
さやか「アルさん……?」
マミ「シュウザーは、レッドさんのご家族の仇なの……」
さやか「!」
マミ「ヒーローになったきっかけも、シュウザーに襲われたことから……」
アルカイザー「メタルブラック、強敵だった……」
マミ「これで終わりなのかしら……?」
さやか「いや、爆発してましたし……」
アルカイザー(やつとはまた戦う気がする……)
アルカイザー「とにかく、これで残る四天王はあと一人!」
アルカイザー「シュウザー……!」
さやか「アルさん……?」
マミ「シュウザーは、レッドさんのご家族の仇なの……」
さやか「!」
マミ「ヒーローになったきっかけも、シュウザーに襲われたことから……」
166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:13:15.54 ID:kWaR5N+O0
…………
レッド「さて、さやかはこれからどうするんだ?」
マミ「裏の組織がどうとか言ってわね……」
さやか「裏の正義の組織です!」
さやか「私の任務は魔法少女を集めることなんですけど……」
マミ「それはどうして?」
さやか「ジョーカーに対抗するためです」
レッド「さて、さやかはこれからどうするんだ?」
マミ「裏の組織がどうとか言ってわね……」
さやか「裏の正義の組織です!」
さやか「私の任務は魔法少女を集めることなんですけど……」
マミ「それはどうして?」
さやか「ジョーカーに対抗するためです」
167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:14:59.47 ID:kWaR5N+O0
レッド「ジョーカー……、聞いたことはある」
レッド「リージョンを暗躍する、怪しいやつらしいが」
さやか「ジョーカーはキューブとかいうのを狙ってるらしくて」
さやか「それを止めるのが、私たちの目標なんですけど……」
マミ「そうだったの……」
さやか「レッドさんはブラッククロスの情報を集めてるんでしょ?」
さやか「グラディウスなら何か知ってるかも」
レッド「本当か!」
さやか「いや根拠はないですけど、協力できたらいいかなって……」
マミ「シュウザーの手がかりがつかめるかしら」
レッド「少しでも情報の当てがあるなら、俺は行くぜ」
レッド「リージョンを暗躍する、怪しいやつらしいが」
さやか「ジョーカーはキューブとかいうのを狙ってるらしくて」
さやか「それを止めるのが、私たちの目標なんですけど……」
マミ「そうだったの……」
さやか「レッドさんはブラッククロスの情報を集めてるんでしょ?」
さやか「グラディウスなら何か知ってるかも」
レッド「本当か!」
さやか「いや根拠はないですけど、協力できたらいいかなって……」
マミ「シュウザーの手がかりがつかめるかしら」
レッド「少しでも情報の当てがあるなら、俺は行くぜ」
168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:15:55.44 ID:kWaR5N+O0
さやか「それじゃあ、みんなでクーロンに行きましょう!」
さやか「ふふん、任務完了」
マミ「そのグラディウスには、どんな人がいるの?」
さやか「えっと、グラサンのおっさんがリーダーで」
さやか「あと露出多めのアニーさんと、レディな感じのライザさんが」
レッド(露出多め?)
さやか「ふふん、任務完了」
マミ「そのグラディウスには、どんな人がいるの?」
さやか「えっと、グラサンのおっさんがリーダーで」
さやか「あと露出多めのアニーさんと、レディな感じのライザさんが」
レッド(露出多め?)
169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:17:24.75 ID:kWaR5N+O0
京 シップ発着所
さやか「それじゃあ、クーロンまで」
マミ「ほかのみんなにも会えるかしら……」
シップ内
さやか「そうですか、みんながどこにいるかは……」
マミ「ええ……。でも美樹さんと再会できてよかったわ」
レッド「そのうち会えるさ、心配ない」
ガコンッ
マミ「!?」
さやか「な、何ですか?」
レッド「これは……」
レッド「タンザーだ!」
さやか「それじゃあ、クーロンまで」
マミ「ほかのみんなにも会えるかしら……」
シップ内
さやか「そうですか、みんながどこにいるかは……」
マミ「ええ……。でも美樹さんと再会できてよかったわ」
レッド「そのうち会えるさ、心配ない」
ガコンッ
マミ「!?」
さやか「な、何ですか?」
レッド「これは……」
レッド「タンザーだ!」
170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:18:45.40 ID:kWaR5N+O0
…………
シュライク 武王の古墳
ほむら「へえ、観光地みたいになってるのね」
まどか「奥の方は危ないから入れないみたいだけど」
まどか「あ、そうだ! ほむらちゃん、写真撮ろ!」
ほむら「そうね、わたしがまどかを撮ってあげるわ」
ほむら「ほら、まどか、ポーズポーズ」
まどか「私が撮ってあげるのに~」
ほむら「はい、チーズ」
まどか「待って待って!」
シュライク 武王の古墳
ほむら「へえ、観光地みたいになってるのね」
まどか「奥の方は危ないから入れないみたいだけど」
まどか「あ、そうだ! ほむらちゃん、写真撮ろ!」
ほむら「そうね、わたしがまどかを撮ってあげるわ」
ほむら「ほら、まどか、ポーズポーズ」
まどか「私が撮ってあげるのに~」
ほむら「はい、チーズ」
まどか「待って待って!」
171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:20:12.21 ID:kWaR5N+O0
「のんきなものだな、ほむらよ」
ほむら「!」
ほむら「時の君!」
まどか「えっと、どちら様?」
時の君「君に時術を託してしばらくたったが」
時の君「ついに、時術を求めるものが現れたぞ」
ほむら「……それはあなたが相手をするのでは?」
時の君「何のために君を二代目に任命したと思っている」
ほむら「はあ……、妙に親切だとは思ったわ」
ほむら「!」
ほむら「時の君!」
まどか「えっと、どちら様?」
時の君「君に時術を託してしばらくたったが」
時の君「ついに、時術を求めるものが現れたぞ」
ほむら「……それはあなたが相手をするのでは?」
時の君「何のために君を二代目に任命したと思っている」
ほむら「はあ……、妙に親切だとは思ったわ」
172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:22:01.24 ID:kWaR5N+O0
時の君「異世界から現れた君を、時術の未来を占う指針としよう」
時の君「君の思うままにするがいい」
ほむら「待って! 一体何を……」
まどか「消えちゃった……」
まどか「あの人は何を……」
ほむら「思うままって、どういうことなのよ……」
「あなたが時の君、ですか」
時の君「君の思うままにするがいい」
ほむら「待って! 一体何を……」
まどか「消えちゃった……」
まどか「あの人は何を……」
ほむら「思うままって、どういうことなのよ……」
「あなたが時の君、ですか」
173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:23:02.97 ID:kWaR5N+O0
ほむら「……あなたは?」
???「ルージュと申します」
まどか「!」
まどか「カードマニアの人……?」
ルージュ「カード? ああ、それは私の双子の片割れでしょう」
まどか「双子……」
ルージュ「そうか、やはり奴は秘術を……」
ルージュ「いや、それはもういい」
ルージュ「ここで勝利のルーンを得た私は、ついに印術の資質を手に入れた」
ルージュ「そして、今ここで時術をも手にする!」
???「ルージュと申します」
まどか「!」
まどか「カードマニアの人……?」
ルージュ「カード? ああ、それは私の双子の片割れでしょう」
まどか「双子……」
ルージュ「そうか、やはり奴は秘術を……」
ルージュ「いや、それはもういい」
ルージュ「ここで勝利のルーンを得た私は、ついに印術の資質を手に入れた」
ルージュ「そして、今ここで時術をも手にする!」
174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:25:48.81 ID:kWaR5N+O0
ほむら「あー、私のこと、誰から聞いたの?」
ルージュ「たった今、初代時の君なる方から……」
ほむら「な、何がついに現れたよ……」
まどか「マ、マッチポンプ……」
ルージュ「君には悪いが、私は時術の資質が必要なんだ」
ほむら「……それで」
ルージュ「私と戦ってください」
まどか「!?」
ほむら「ちょっと初代、出てきなさい!」
ルージュ「たった今、初代時の君なる方から……」
ほむら「な、何がついに現れたよ……」
まどか「マ、マッチポンプ……」
ルージュ「君には悪いが、私は時術の資質が必要なんだ」
ほむら「……それで」
ルージュ「私と戦ってください」
まどか「!?」
ほむら「ちょっと初代、出てきなさい!」
175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:26:32.36 ID:kWaR5N+O0
時の君「なんだというのだ」
ほむら「戦えとか言ってるんだけど」
時の君「そうだな、時術の資質を持つのただ一人。資質を望むなら相手を倒す以外ない」
ほむら「はあ!? 聞いてないわよ!」
時の君「だが君の存在でそのルールも崩れた」
時の君「……彼に資質を与えるか?」
ほむら「私が選ぶの?」
時の君「君が許すなら、私が彼に資質を授けよう」
ほむら「戦えとか言ってるんだけど」
時の君「そうだな、時術の資質を持つのただ一人。資質を望むなら相手を倒す以外ない」
ほむら「はあ!? 聞いてないわよ!」
時の君「だが君の存在でそのルールも崩れた」
時の君「……彼に資質を与えるか?」
ほむら「私が選ぶの?」
時の君「君が許すなら、私が彼に資質を授けよう」
176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:27:59.41 ID:kWaR5N+O0
ほむら「えーと、ルージュさん?」
ルージュ「はい」
ほむら「あなたが時の魔法を求める理由はなんでしょうか?」
まどか「面接みたいだね」
ルージュ「はい。私は双子の片割れ、ブルーを倒し術を極めるために時術を求めています」
ほむら「なるほど」
まどか「自分の双子を……」
ルージュ「はい」
ほむら「あなたが時の魔法を求める理由はなんでしょうか?」
まどか「面接みたいだね」
ルージュ「はい。私は双子の片割れ、ブルーを倒し術を極めるために時術を求めています」
ほむら「なるほど」
まどか「自分の双子を……」
177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:32:44.08 ID:kWaR5N+O0
ほむら「ほかには?」
ルージュ「今は、それだけが私の生きる意味です。その先のことは……」
ほむら「……」
ほむら「あげたらいいんじゃない、資質?」
まどか「そ、そんな感じでいいのかな……?」
ほむら「なんだか事情があるみたいだし、断ったら戦いになるのでしょう?」
ほむら「……」
ほむら「あ、そうだ。お昼御飯をごちそうしてください」
ルージュ「!?」
まどか「そういえば、お昼まだだったね」
ルージュ「今は、それだけが私の生きる意味です。その先のことは……」
ほむら「……」
ほむら「あげたらいいんじゃない、資質?」
まどか「そ、そんな感じでいいのかな……?」
ほむら「なんだか事情があるみたいだし、断ったら戦いになるのでしょう?」
ほむら「……」
ほむら「あ、そうだ。お昼御飯をごちそうしてください」
ルージュ「!?」
まどか「そういえば、お昼まだだったね」
178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:34:05.83 ID:kWaR5N+O0
ルージュ「ふふ……」
ルージュ「それがあなたの試練ですか」
ルージュ「……わかりました」
ルージュ「昼食、ご用意させていただきます」
時の君「ほむら、それが君の選択か」
ほむら「いやだって、いきなり戦えって、意味がわからないわ」
時の君「なるほど。術を巡る争いを君は否定するのだな」
ほむら「そんな大層なものでもないけど」
時の君「よかろう。これも定めだ。私の術を開こう」
ルージュ「それがあなたの試練ですか」
ルージュ「……わかりました」
ルージュ「昼食、ご用意させていただきます」
時の君「ほむら、それが君の選択か」
ほむら「いやだって、いきなり戦えって、意味がわからないわ」
時の君「なるほど。術を巡る争いを君は否定するのだな」
ほむら「そんな大層なものでもないけど」
時の君「よかろう。これも定めだ。私の術を開こう」
179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:34:39.12 ID:kWaR5N+O0
…………
シュライク 定食屋
ほむら「術を巡る双子の戦い、ね」
まどか「そんな悲しいことをどうして……」
ルージュ「私たちの運命とでもいうのでしょうね」
時の君「すまない、お茶をもらえるか」
ほむら「あなたはもう、自分のリージョンにかえりなさい」
シュライク 定食屋
ほむら「術を巡る双子の戦い、ね」
まどか「そんな悲しいことをどうして……」
ルージュ「私たちの運命とでもいうのでしょうね」
時の君「すまない、お茶をもらえるか」
ほむら「あなたはもう、自分のリージョンにかえりなさい」
180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:35:27.69 ID:kWaR5N+O0
ルージュ「命をかけた戦いを覚悟していたのですが、まさかこんなことになるとは」
ほむら「いけなかったかしら」
ルージュ「いえ。おかしなことですが、何か救われたような思いです」
時の君「ふん。甘いものだな」
まどか「でも戦わずに済むのなら、それが一番ですよ!」
時の君「おい、その卵焼き、食わないのら私によこせ」
まどか「こ、これは取ってあるんです!」
ほむら「いけなかったかしら」
ルージュ「いえ。おかしなことですが、何か救われたような思いです」
時の君「ふん。甘いものだな」
まどか「でも戦わずに済むのなら、それが一番ですよ!」
時の君「おい、その卵焼き、食わないのら私によこせ」
まどか「こ、これは取ってあるんです!」
181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:36:28.53 ID:kWaR5N+O0
…………
時の君「……これで、君は時術の資質を得た」
ルージュ「ついに、私は……」
時の君「必要な術は購入してくれ」
ほむら「お金取るのね」
まどか「お昼おごってもらったのに……」
ルージュ「ありがとう。君たちのおかげで私は進める」
ルージュ「本当にありがとう」
ほむら「ごちそうさまでした」
まどか「ごちそうさまでした」
時の君「……」
時の君「……これで、君は時術の資質を得た」
ルージュ「ついに、私は……」
時の君「必要な術は購入してくれ」
ほむら「お金取るのね」
まどか「お昼おごってもらったのに……」
ルージュ「ありがとう。君たちのおかげで私は進める」
ルージュ「本当にありがとう」
ほむら「ごちそうさまでした」
まどか「ごちそうさまでした」
時の君「……」
182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:37:29.85 ID:kWaR5N+O0
…………
ほむら「あの人、これからどうするのかしら」
時の君「宿命の双子と雌雄を決するのだろう」
まどか「つらいよね……」
時の君「私もそろそろ行くとしよう」
ほむら「ええ、もうさっさと行きなさい」
時の君「私は時のリージョンへと戻る。用があれば、いつでも訪ねてくるがいい」
ほむら「あの人、これからどうするのかしら」
時の君「宿命の双子と雌雄を決するのだろう」
まどか「つらいよね……」
時の君「私もそろそろ行くとしよう」
ほむら「ええ、もうさっさと行きなさい」
時の君「私は時のリージョンへと戻る。用があれば、いつでも訪ねてくるがいい」
183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:39:11.98 ID:kWaR5N+O0
ほむら「そう、ありがとう」
時の君「ああ、それとこれは餞別だ」
まどか「? 私にですか?」
時の君「砂の器だ。これでほむらの時間においていかれることもないだろう」
まどか「!」
まどか「あ、ありがとうございます!」
ほむら「……ありがとう、時の君」
時の君「ふん。さらばだ」
時の君「ああ、それとこれは餞別だ」
まどか「? 私にですか?」
時の君「砂の器だ。これでほむらの時間においていかれることもないだろう」
まどか「!」
まどか「あ、ありがとうございます!」
ほむら「……ありがとう、時の君」
時の君「ふん。さらばだ」
184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:40:04.35 ID:kWaR5N+O0
…………
中島製作所
まどか「時の君さん、不思議な人だったね……」
ほむら「まったくだわ……」
T260「鹿目様、ほむら様、タルタロス突入の準備が整いました」
レオナルド「君たちがよければ、いつでもいけるよ」
ほむら「社長、例のメカはもう完成した?」
中島社長「ああ、もちろんだとも!」
中島製作所
まどか「時の君さん、不思議な人だったね……」
ほむら「まったくだわ……」
T260「鹿目様、ほむら様、タルタロス突入の準備が整いました」
レオナルド「君たちがよければ、いつでもいけるよ」
ほむら「社長、例のメカはもう完成した?」
中島社長「ああ、もちろんだとも!」
185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:40:59.71 ID:kWaR5N+O0
中島社長「ところで君、コイツの名前はどうする?」
ほむら「名前?」
中島社長「一応、グレートモンドという名称があるようだが……」
ほむら「モンドって」
まどか「ちょっとね……」
ほむら「グレートマドカで」
まどか「!?」
ほむら「え!?」
まどか「グレートホムラでいいんじゃないかな」
ほむら「!?」
ほむら「名前?」
中島社長「一応、グレートモンドという名称があるようだが……」
ほむら「モンドって」
まどか「ちょっとね……」
ほむら「グレートマドカで」
まどか「!?」
ほむら「え!?」
まどか「グレートホムラでいいんじゃないかな」
ほむら「!?」
186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:41:41.23 ID:kWaR5N+O0
ほむら「グレートマギカで……」
まどか「うん。グレートマギカ」
T260「グレートマギカは収納可能ですか」
ほむら「まあ、なんとかなるでしょう」
レオナルド「すごいなあ、その盾調べさせてくれないかな」
ほむら「砂が入ってるわ」
T260「発言の意味が不明です」
まどか「うん。グレートマギカ」
T260「グレートマギカは収納可能ですか」
ほむら「まあ、なんとかなるでしょう」
レオナルド「すごいなあ、その盾調べさせてくれないかな」
ほむら「砂が入ってるわ」
T260「発言の意味が不明です」
187: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:42:59.86 ID:kWaR5N+O0
…………
シュライク シップ発着所
レオナルド「タルタロスへは、マンハッタンからコンテナに紛れて潜入する」
レオナルド「みんな準備はいいかな」
ほむら「なんだかすごいことになってきたわね……」
まどか「私緊張してきたよ……」
T260「マンハッタン行き、出発時刻です」
シップ内
ほむら「司令部? その場所を探しているのね」
まどか「なんだっけ、たしかHQっていうんだった?」
ガコンッ
ほむら「!?」
まどか「何!?」
シュライク シップ発着所
レオナルド「タルタロスへは、マンハッタンからコンテナに紛れて潜入する」
レオナルド「みんな準備はいいかな」
ほむら「なんだかすごいことになってきたわね……」
まどか「私緊張してきたよ……」
T260「マンハッタン行き、出発時刻です」
シップ内
ほむら「司令部? その場所を探しているのね」
まどか「なんだっけ、たしかHQっていうんだった?」
ガコンッ
ほむら「!?」
まどか「何!?」
188: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/11(火) 01:44:07.90 ID:kWaR5N+O0
…………
タンザー
リージョン間を徘徊する巨大生物
呑み込まれたシップの脱出は困難
レッド「まさか、タンザーに呑まれるとは……」
さやか「うわ、気持ち悪!」
さやか「どこもかしこもベタベタだよ……」
マミ「これは夢よ、夢」
さやか「マミさん、夢じゃないです。私たち呑まれてます」
マミ「止めて! 私を現実に戻さないで!」
タンザー
リージョン間を徘徊する巨大生物
呑み込まれたシップの脱出は困難
レッド「まさか、タンザーに呑まれるとは……」
さやか「うわ、気持ち悪!」
さやか「どこもかしこもベタベタだよ……」
マミ「これは夢よ、夢」
さやか「マミさん、夢じゃないです。私たち呑まれてます」
マミ「止めて! 私を現実に戻さないで!」
198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:39:12.79 ID:bxIV+0iX0
「またシップか。今回は連続だな」
「おら、荷物をここに並べろ」
レッド「何だ、お前たちは」
「ゴチャゴチャ言ってねえで言われた通りにしろ!」
さやか「何よこいつら……」
マミ「うふふ、臓物の中から骸骨がでてきたわ~」
さやか「マミさん、これモンスターです。正気に戻ってください!」
「こいつらなめやがって……」
「やっちまえ!」
199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:39:59.06 ID:bxIV+0iX0
「お前ら、まだ懲りてなかったのか?」
さやか「!」
さやか「杏子!?」
杏子「あ? なんだ……って」
杏子「さやか!?」
杏子「……と、マミはどうしたんだよ?」
マミ「あら、佐倉さん? こんなところで奇遇ね~」
さやか「!」
さやか「杏子!?」
杏子「あ? なんだ……って」
杏子「さやか!?」
杏子「……と、マミはどうしたんだよ?」
マミ「あら、佐倉さん? こんなところで奇遇ね~」
200: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:40:45.58 ID:bxIV+0iX0
杏子「どうしたんだよ、コイツ」
レッド「マミはタンザーの中身にショックを受けたんだ……」
杏子「ああ……、ってアンタは?」
レッド「俺はレッド。マミとさやかには、色々助けてもらってる」
さやか「レッドさんは正義の……」
レッド「!?」
さやか「っじゃない! あの、なんかみんなを守る系の仕事を……」
「おいおい、あたしらを無視するんじゃないよ」
レッド「マミはタンザーの中身にショックを受けたんだ……」
杏子「ああ……、ってアンタは?」
レッド「俺はレッド。マミとさやかには、色々助けてもらってる」
さやか「レッドさんは正義の……」
レッド「!?」
さやか「っじゃない! あの、なんかみんなを守る系の仕事を……」
「おいおい、あたしらを無視するんじゃないよ」
201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:41:24.21 ID:bxIV+0iX0
さやか「またなんか出てきた」
マミ「……どちら様ですか?」
杏子「お、立ち直ったか」
マミ「悪人の気配がするわ……」
さやか「さすがマミさん……」
「こいつらが手荒なまねをして済まなかったね。どうも気の短い連中でね、許しとくれよ」
マミ「……どちら様ですか?」
杏子「お、立ち直ったか」
マミ「悪人の気配がするわ……」
さやか「さすがマミさん……」
「こいつらが手荒なまねをして済まなかったね。どうも気の短い連中でね、許しとくれよ」
202: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:42:04.25 ID:bxIV+0iX0
杏子「ああ!? 何お前いまさらいい子ぶってんだよ」
さやか「え、何?」
杏子「こいつ、強盗団の頭なんだよ」
杏子「なんだっけ、ノーマッド?」
マミ「強盗!?」
レッド「強盗だと……」
ノーマッド「そうよ。あたしはノーマッドさ。確かに外じゃ悪さもしたさ」
ノーマッド「まあ、言い訳するつもりもないさ。けど……」
さやか「え、何?」
杏子「こいつ、強盗団の頭なんだよ」
杏子「なんだっけ、ノーマッド?」
マミ「強盗!?」
レッド「強盗だと……」
ノーマッド「そうよ。あたしはノーマッドさ。確かに外じゃ悪さもしたさ」
ノーマッド「まあ、言い訳するつもりもないさ。けど……」
203: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:42:45.51 ID:bxIV+0iX0
杏子「んじゃあ、とりあえずついてこいよ」
杏子「ここにいたら、タンザーに吐き出されてお陀仏だぜ」
さやか「そ、それを先に言いなさいよ!」
マミ「どこか、場所があるの?」
杏子「ああ、まあな。あたしも連れがいるんだ」
さやか「へえ、杏子が」
杏子「いいだろ、別に」
杏子「ここにいたら、タンザーに吐き出されてお陀仏だぜ」
さやか「そ、それを先に言いなさいよ!」
マミ「どこか、場所があるの?」
杏子「ああ、まあな。あたしも連れがいるんだ」
さやか「へえ、杏子が」
杏子「いいだろ、別に」
204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:43:54.05 ID:bxIV+0iX0
ノーマッド「……」
「お頭、どうします。連中行っちまいましたよ」
ノーマッド「チッ、仕方ないね」
ノーマッド「帰るよ!」
タンザー 居住地
マミ「場所って、ここ?」
杏子「ああ、一応安全だし、食いもんもあるぜ」
マミ「ふふふ、やっぱり臓物なのね……」
さやか「マ、マミさん、ほらこの辺りあんまりヌメってないですよ!」
マミ「そうね~なんだか動いてるわ~」
「お頭、どうします。連中行っちまいましたよ」
ノーマッド「チッ、仕方ないね」
ノーマッド「帰るよ!」
タンザー 居住地
マミ「場所って、ここ?」
杏子「ああ、一応安全だし、食いもんもあるぜ」
マミ「ふふふ、やっぱり臓物なのね……」
さやか「マ、マミさん、ほらこの辺りあんまりヌメってないですよ!」
マミ「そうね~なんだか動いてるわ~」
205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:44:45.78 ID:bxIV+0iX0
クーン「ねえねえ、その頭病気なの?」
「びょ、病気ではない! これは修行のために……」
メイレン「私をほっといて、その挙げ句に弁髪? 信じられない!」
さやか「えーと、あれは?」
杏子「ああ、あたしの連れだ」
さやか「……弁髪も?」
杏子「あれはタンザーで会った。この場所もアイツが使わせてくれてるんだ」
マミ「いい人なのね……」
杏子「フェイオンってんだよ。ガチガチの善人だな」
「びょ、病気ではない! これは修行のために……」
メイレン「私をほっといて、その挙げ句に弁髪? 信じられない!」
さやか「えーと、あれは?」
杏子「ああ、あたしの連れだ」
さやか「……弁髪も?」
杏子「あれはタンザーで会った。この場所もアイツが使わせてくれてるんだ」
マミ「いい人なのね……」
杏子「フェイオンってんだよ。ガチガチの善人だな」
206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:45:21.75 ID:bxIV+0iX0
さやか「で、杏子は今まで何してたの?」
杏子「そこのクーンとメイレン、あいつらと指輪を探してる」
マミ「指輪?」
杏子「全部集めねーとあいつの故郷が滅びるんだとさ」
マミ「滅び……」
さやか「それでほっとけなかったんだねえ」
杏子「ニヤニヤすんな!」
207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:45:51.28 ID:bxIV+0iX0
クーン「そうだ、指輪だよ!」
クーン「フェイオン、指輪のことなんか知らない? すごい力の魔法の指輪!」
フェイオン「指輪か……。私は聞いたことがないな」
メイレン「指輪の持ち主が乗ったシップがタンザーに呑まれたっていう話があるわ」
メイレン「心当たりはない?」
フェイオン「……ノーマッドなら何か知ってるかもしれないが」
208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:48:33.65 ID:bxIV+0iX0
杏子「お前らは何をしてたんだ?」
マミ「……戦っていたわ」
マミ「正義のために!」
杏子「なんだよコイツ」
さやか「私も、正義のために……」
杏子「さやかまで?」
さやか「……いや、まあ、事情があってね」
さやか「私は魔法少女を探してたところに、マミさんと会ったんだ」
杏子「ふーん」
209: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:49:52.33 ID:bxIV+0iX0
杏子「そうだ、ほむらには会ったんだ」
さやか「おお、ほむらに! どんなだった?」
杏子「まあ、相変わらずだな。なんか魔法が戻ってた。あとはまあ、なんか人形みたいのと一緒だったな」
さやか「人形って何よ。機械じゃなくて?」
杏子「人形みたいな服と顔した女二人だよ。ほむらも合わせて三人が人形だな」
さやか「綺麗どころがそろったのかぁ……」
マミ「鹿目さんは一緒じゃなかったの?」
杏子「あいつだけだったよ。ほむらも心配してたな」
さやか「ああ、目に浮かぶなあ……」
マミ「鹿目さん、大丈夫かしら……」
さやか「おお、ほむらに! どんなだった?」
杏子「まあ、相変わらずだな。なんか魔法が戻ってた。あとはまあ、なんか人形みたいのと一緒だったな」
さやか「人形って何よ。機械じゃなくて?」
杏子「人形みたいな服と顔した女二人だよ。ほむらも合わせて三人が人形だな」
さやか「綺麗どころがそろったのかぁ……」
マミ「鹿目さんは一緒じゃなかったの?」
杏子「あいつだけだったよ。ほむらも心配してたな」
さやか「ああ、目に浮かぶなあ……」
マミ「鹿目さん、大丈夫かしら……」
210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:50:50.18 ID:bxIV+0iX0
杏子「ま、お前らが無事でよかったよ。まどかもほむらが見つけるだろ、意地でも」
さやか「……そうだね」
マミ「無事に決まってるわ。当たり前でしょ?」
杏子「だな」
マミ「それで暁美さんとは別れちゃったの?」
杏子「合流するつもりだったんだよ。でもそこでタンザーだからさぁ……」
さやか「ああ、不運だね……」
クーン「キョーコ!」
さやか「……そうだね」
マミ「無事に決まってるわ。当たり前でしょ?」
杏子「だな」
マミ「それで暁美さんとは別れちゃったの?」
杏子「合流するつもりだったんだよ。でもそこでタンザーだからさぁ……」
さやか「ああ、不運だね……」
クーン「キョーコ!」
211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:52:45.67 ID:bxIV+0iX0
クーン「キョーコ、行くよ!」
杏子「んー、なんか分かったのか?」
クーン「ノーマッドが指輪のこと知ってるかもって!」
杏子「あいつがぁ? 本当かよ……」
クーン「早く早く!」
…………
杏子「……」
杏子「お前らもくるのか」
さやか「当たり前じゃん!」
マミ「遠慮しないの」
レッド「フェイオンさんから事情は聞いた! 俺も協力する!」
杏子「暑苦しいな、おい」
クーン「仲間が増えた!」
杏子「んー、なんか分かったのか?」
クーン「ノーマッドが指輪のこと知ってるかもって!」
杏子「あいつがぁ? 本当かよ……」
クーン「早く早く!」
…………
杏子「……」
杏子「お前らもくるのか」
さやか「当たり前じゃん!」
マミ「遠慮しないの」
レッド「フェイオンさんから事情は聞いた! 俺も協力する!」
杏子「暑苦しいな、おい」
クーン「仲間が増えた!」
212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:53:51.00 ID:bxIV+0iX0
タンザー ノーマッドのアジト
フェイオン「ノーマッドに取り次いでもらおう!」
「ああ!? お頭はお前なんかに会わねえよ!」
フェイオン「会うのは私ではない」
クーン「僕たちだ!」
ノーマッド「ふん、いい度胸だね。まあ、来るとは思ってたけどね」
フェイオン「ノーマッドに取り次いでもらおう!」
「ああ!? お頭はお前なんかに会わねえよ!」
フェイオン「会うのは私ではない」
クーン「僕たちだ!」
ノーマッド「ふん、いい度胸だね。まあ、来るとは思ってたけどね」
213: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:54:22.30 ID:bxIV+0iX0
ノーマッド「指輪のことだろう?」
クーン「知ってるの?」
ノーマッド「知ってるさ。あたしが持ち主だからね」
メイレン「あなたがね……、奪い取ったものかしら?」
ノーマッド「そういうわけさ」
レッド「なんという悪党……!」
クーン「知ってるの?」
ノーマッド「知ってるさ。あたしが持ち主だからね」
メイレン「あなたがね……、奪い取ったものかしら?」
ノーマッド「そういうわけさ」
レッド「なんという悪党……!」
214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:55:13.59 ID:bxIV+0iX0
ノーマッド「さて、アンタらの持ってる指輪を渡してもらおうか」
杏子「あ? 何言ってんだよ」
ノーマッド「とぼけるんじゃないよ。アンタが指輪を持ってることは、アタシの指輪が教えてくれた」
フェイオン「そんな話が通じるとでも?」
ノーマッド「あんたらには通じないだろうよ。でも、あんたと一緒にいるガキやらジジイやらはどうだい?」
フェイオン「貴様、まさか……!」
ノーマッド「そうさ、だからさっさと……」
杏子「あ? 何言ってんだよ」
ノーマッド「とぼけるんじゃないよ。アンタが指輪を持ってることは、アタシの指輪が教えてくれた」
フェイオン「そんな話が通じるとでも?」
ノーマッド「あんたらには通じないだろうよ。でも、あんたと一緒にいるガキやらジジイやらはどうだい?」
フェイオン「貴様、まさか……!」
ノーマッド「そうさ、だからさっさと……」
215: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:56:10.75 ID:bxIV+0iX0
「待ちなさい!」
「ノーマッド、貴様の悪事の数々、許せん!」
「アルカイザー、見参!」
「ティロカイザー、イグニッション!」
「サヤカイザー、行くよ!」
杏子「……何してんだお前ら」
マミ「今は合わせて!」
さやか「空気読んで!」
「ノーマッド、貴様の悪事の数々、許せん!」
「アルカイザー、見参!」
「ティロカイザー、イグニッション!」
「サヤカイザー、行くよ!」
杏子「……何してんだお前ら」
マミ「今は合わせて!」
さやか「空気読んで!」
216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:57:13.26 ID:bxIV+0iX0
ノーマッド「なんだい、正義のヒーロー気取りかい」
ノーマッド「お前達やっちまいな!」
アルカイザー「雑魚に用はない! 行くぞ!」
マミ「はい!」
『シャイニング天地・フィナーレ』
杏子「うわ、だせえ」
「ギャアァァ」
「ぐはあぁっ」
ノーマッド「お前達やっちまいな!」
アルカイザー「雑魚に用はない! 行くぞ!」
マミ「はい!」
『シャイニング天地・フィナーレ』
杏子「うわ、だせえ」
「ギャアァァ」
「ぐはあぁっ」
217: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:58:05.31 ID:bxIV+0iX0
ノーマッド「チッ、役に立たない奴らだね……!」
杏子「あいつ、逃げるぞ!」
アルカイザー「逃がすものか!」
フェイオン「待ってくれ、アルカイザー! あちらは危険すぎる。戻れなくなるぞ!」
メイレン「だからって、見逃すわけにはいかないわ」
クーン「指輪も持っていっちゃったよ! 追いかけないと!」
フェイオン「……仕方がない。だが本当に気をつけてくれ」
218: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:58:46.71 ID:bxIV+0iX0
…………
さやか「うわ、本当にやばい感じ……」
マミ「うふふふふ、内臓だらけだわ~」
杏子「マ、ティロなんとか、正気に戻れ」
メイレン「いよいよ引き返せない感じになってきたわね……」
クーン「!」
クーン「あそこ!」
さやか「うわ、本当にやばい感じ……」
マミ「うふふふふ、内臓だらけだわ~」
杏子「マ、ティロなんとか、正気に戻れ」
メイレン「いよいよ引き返せない感じになってきたわね……」
クーン「!」
クーン「あそこ!」
219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 02:59:40.19 ID:bxIV+0iX0
さやか「ノーマッド! が……」
さやか「何あれ」
クーン「食べられてる?」
ノーマッド「ヒー、助けてー!!」
フェイオン「あれはタンザーの心臓部だ……」
杏子「心臓に食われるってどういうことだよ!?」
メイレン「どうする、助けるの?」
フェイオン「あんな奴でも見捨てる訳にはいかん!」
アルカイザー「もちろんだ!」
さやか「何あれ」
クーン「食べられてる?」
ノーマッド「ヒー、助けてー!!」
フェイオン「あれはタンザーの心臓部だ……」
杏子「心臓に食われるってどういうことだよ!?」
メイレン「どうする、助けるの?」
フェイオン「あんな奴でも見捨てる訳にはいかん!」
アルカイザー「もちろんだ!」
220: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:00:13.60 ID:bxIV+0iX0
ノーマッド「の、の・ま・れ・る~」
さやか「……」
マミ「……」
クーン「どうすればいいんだろ?」
メイレン「……攻撃?」
フェイオン「だが、下手に刺激するのも……」
さやか「……」
マミ「……」
クーン「どうすればいいんだろ?」
メイレン「……攻撃?」
フェイオン「だが、下手に刺激するのも……」
221: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:01:21.65 ID:bxIV+0iX0
『ブライトナックルゥ!』
さやか「ええ!? 殴っちゃうの!?」
アルカイザー「悩んでいてもしかたがない! 殴れ!」
杏子「よ、よし!」
杏子『チャージ』
さやか『デッドエンド』
さやか「いくよ、杏子!」
杏子「遅れんなよ!」
『チャーエンド』
フェイオン「ええい、私たちも行くぞ!」
フェイオン『爆砕鉄拳』
メイレン『曲射』
クーン『牙』
222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:02:13.88 ID:bxIV+0iX0
マミ「ど、どうかしら……」
さやか「だ、大丈夫ですよ。ほらなんかビクビクして……」
アルカイザー「吐くんだタンザー!」
ノーマッド「ぐ、ぐぼっ」
杏子「……」
クーン「呑まれちゃった」
さやか「だ、大丈夫ですよ。ほらなんかビクビクして……」
アルカイザー「吐くんだタンザー!」
ノーマッド「ぐ、ぐぼっ」
杏子「……」
クーン「呑まれちゃった」
223: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:03:25.07 ID:bxIV+0iX0
マミ「ま、まだよ!」
アルカイザー「待て、無茶をするな!」
マミ「あの口みたいなところに……!」
マミ「まだ助けられる!」
さやか「マ、ティロさん、危ない!」
マミ「え……?」
マミ「ぐ、ぐぼっ」
クーン「呑まれちゃった」
アルカイザー「待て、無茶をするな!」
マミ「あの口みたいなところに……!」
マミ「まだ助けられる!」
さやか「マ、ティロさん、危ない!」
マミ「え……?」
マミ「ぐ、ぐぼっ」
クーン「呑まれちゃった」
224: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:04:11.14 ID:bxIV+0iX0
杏子「どどどどうすんだ、おい!」
さやか「! ま、まだ足は出てる!」
アルカイザー「ひ、引きずり出んだ!」
ズズズズ……
杏子「で、出てきた……!」
さやか「いける! 今助けますからね!」
クーン「僕たちも手伝わないと!」
フェイオン「お、おお、そうだった!」
メイレン「衝撃的過ぎたわ……」
225: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:04:59.28 ID:bxIV+0iX0
さやか「か、顔の所で引っかかってる……」
杏子「こんなもん、魔法少女にあっていい絵面じゃねえよ!」
さやか「わああああ!」
杏子「引けえええ!」
グボッ
マミ「……」
ノーマッド「……」
アルカイザー「ノーマッドを離さなかったのか……」
杏子「ったく、どこまでお人好しなんだよ」
227: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:05:50.63 ID:bxIV+0iX0
…………
マミ「……」
さやか「え、えーと、大丈夫ですか……?」
杏子「か、カッコよかったぜ、さ、さすがはヒーローだな!」
マミ「……」
マミ「なんか、前にもこんなこと、合った気がする……」
杏子「え?」
さやか「ほ、ほら前世の記憶ってやつですよ。マミさんは前世でもヒーローだったんですよ!」
ノーマッド「……持ってきな」
クーン「指輪だ!」
ノーマッド「あたしを助けたこと、後悔するよ……」
フェイオン「ふん、まあこれで少しはおとなしくなるだろう」
マミ「……」
さやか「え、えーと、大丈夫ですか……?」
杏子「か、カッコよかったぜ、さ、さすがはヒーローだな!」
マミ「……」
マミ「なんか、前にもこんなこと、合った気がする……」
杏子「え?」
さやか「ほ、ほら前世の記憶ってやつですよ。マミさんは前世でもヒーローだったんですよ!」
ノーマッド「……持ってきな」
クーン「指輪だ!」
ノーマッド「あたしを助けたこと、後悔するよ……」
フェイオン「ふん、まあこれで少しはおとなしくなるだろう」
228: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:07:16.41 ID:bxIV+0iX0
レッド「なんだこの揺れは……」
フェイオン「さっきの戦いの刺激で、タンザーが暴れているんだ!」
フェイオン「シップに戻るぞ。タンザーが吐き出してくれるかもしれない!」
シップ内
マミ「……」
杏子「なあ、マミ元気だせよ。お前は立派だったよ」
さやか「そうですよ。マミさんがいなかったらノーマッドはきっと……」
マミ「うう……」
229: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:08:07.05 ID:bxIV+0iX0
クーン「!」
メイレン「シップが動くわ!」
レッド「外にでるぞ!」
ゴン
杏子「お、おい、なんかぶつからなかったか?」
さやか「き、気のせいじゃないかな」
「シップ、脱出に成功しました!」
マミ「いぃぃやったぁぁぁ!」
メイレン「シップが動くわ!」
レッド「外にでるぞ!」
ゴン
杏子「お、おい、なんかぶつからなかったか?」
さやか「き、気のせいじゃないかな」
「シップ、脱出に成功しました!」
マミ「いぃぃやったぁぁぁ!」
230: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:09:21.60 ID:bxIV+0iX0
…………
マンハッタン行き シップ内
「航路上にタンザーが出現!」
「緊急回避します!」
まどか「な、何!? 何が起きてるの!?」
ほむら「タンザー!?」
レオナルド「リージョン間を移動する巨大生物だ。飲み込まれたら大変だね」
ドゴン!
マンハッタン行き シップ内
「航路上にタンザーが出現!」
「緊急回避します!」
まどか「な、何!? 何が起きてるの!?」
ほむら「タンザー!?」
レオナルド「リージョン間を移動する巨大生物だ。飲み込まれたら大変だね」
ドゴン!
231: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:11:01.84 ID:bxIV+0iX0
ほむら「!?」
T260「シップ底部に衝突を確認」
まどか「何が!?」
T260「タンザーに取り込まれていたシップと推測されます」
「推進部に異常発生!」
レオナルド「まずいね。付近のリージョンに不時着できないかな」
「現在確認中! 最寄りのリージョンは……」
T260「シップ底部に衝突を確認」
まどか「何が!?」
T260「タンザーに取り込まれていたシップと推測されます」
「推進部に異常発生!」
レオナルド「まずいね。付近のリージョンに不時着できないかな」
「現在確認中! 最寄りのリージョンは……」
232: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:11:50.44 ID:bxIV+0iX0
…………
トリニティ・ラムダ基地
トリニティの軍事施設。執政官が統治する。
ほむら「不時着には成功したけれど……」
ほむら「ここは、軍事基地じゃないの?」
レオナルド「ここはトリニティ・ラムダ基地だね」
まどか「入っていいところなんですか?」
レオナルド「もちろんだめだ。だが今は緊急事態だから保護を求めれば……」
トリニティ・ラムダ基地
トリニティの軍事施設。執政官が統治する。
ほむら「不時着には成功したけれど……」
ほむら「ここは、軍事基地じゃないの?」
レオナルド「ここはトリニティ・ラムダ基地だね」
まどか「入っていいところなんですか?」
レオナルド「もちろんだめだ。だが今は緊急事態だから保護を求めれば……」
234: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:13:01.52 ID:bxIV+0iX0
レオナルド「だが、僕たちには好都合かもしれない」
ほむら「どういうこと?」
レオナルド「ここならタルタロスと同様の情報が得られるかもしれない。なんと言ってもトリニティの軍事基地だからね」
T260「鹿目様、ご指示を願います」
まどか「ど、どうしようほむらちゃん」
ほむら「……警備状況によるわね」
ほむら「どういうこと?」
レオナルド「ここならタルタロスと同様の情報が得られるかもしれない。なんと言ってもトリニティの軍事基地だからね」
T260「鹿目様、ご指示を願います」
まどか「ど、どうしようほむらちゃん」
ほむら「……警備状況によるわね」
235: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:14:29.32 ID:bxIV+0iX0
まどか「場合によっては……?」
ほむら「侵入しましょう。大丈夫、慣れたものよ」
まどか「ほむらちゃんはそうかもだけど……」
ほむら「まどかは軍事基地初めて?」
まどか「は、初めてだよ!? それが普通だよ!?」
ほむら「侵入しましょう。大丈夫、慣れたものよ」
まどか「ほむらちゃんはそうかもだけど……」
ほむら「まどかは軍事基地初めて?」
まどか「は、初めてだよ!? それが普通だよ!?」
236: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:15:12.37 ID:bxIV+0iX0
レオナルド「……なんだか様子がおかしいね」
T260「基地内に多数の警備モンスターならびに警備用メカが確認されます」
レオナルド「僕たちのシップは救難信号を出していたはずだ。モンスターまで放つのは異常だ」
ほむら「混乱してる、ってことかしら?」
レオナルド「そういうことになるのかな」
まどか「えっと、そうなると……?」
ほむら「出撃、しましょう」
まどか「ほむらちゃん、生き生きしてるなあ」
T260「基地内に多数の警備モンスターならびに警備用メカが確認されます」
レオナルド「僕たちのシップは救難信号を出していたはずだ。モンスターまで放つのは異常だ」
ほむら「混乱してる、ってことかしら?」
レオナルド「そういうことになるのかな」
まどか「えっと、そうなると……?」
ほむら「出撃、しましょう」
まどか「ほむらちゃん、生き生きしてるなあ」
237: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:15:53.74 ID:bxIV+0iX0
基地内
まどか「モンスターだらけだ……」
ほむら「博士、情報端末の位置は分かる?」
レオナルド「かなり深部だね」
レオナルド「君たちで少し時間を稼いでくれないかな。その間に僕とT260君が情報を取ってくる」
T260「多人数での潜入は危険です」
まどか「わ、分かった」
ほむら「時間稼ぎ、ね」
まどか「モンスターだらけだ……」
ほむら「博士、情報端末の位置は分かる?」
レオナルド「かなり深部だね」
レオナルド「君たちで少し時間を稼いでくれないかな。その間に僕とT260君が情報を取ってくる」
T260「多人数での潜入は危険です」
まどか「わ、分かった」
ほむら「時間稼ぎ、ね」
238: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:16:37.61 ID:bxIV+0iX0
…………
まどか「ほ、ほむらちゃん、あそこ!」
ほむら「敵!?」
まどか「ち、違うと思う……。ほら、女の人が」
ほむら「……本当」
まどか「えーと、あの人の服、なんていうか……」
ほむら「扇情的ね」
まどか「せんじょう……?」
まどか「ほ、ほむらちゃん、あそこ!」
ほむら「敵!?」
まどか「ち、違うと思う……。ほら、女の人が」
ほむら「……本当」
まどか「えーと、あの人の服、なんていうか……」
ほむら「扇情的ね」
まどか「せんじょう……?」
239: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:17:09.03 ID:bxIV+0iX0
エミリア「どうなってるのよ!?」
エミリア「こんなとこに送られたと思ったら」
エミリア「いやらしい服まで着せられて!」
エミリア「最低!」
エミリア「……あそこにいるのは、子ども?」
エミリア「どうして……」
エミリア「こんなとこに送られたと思ったら」
エミリア「いやらしい服まで着せられて!」
エミリア「最低!」
エミリア「……あそこにいるのは、子ども?」
エミリア「どうして……」
240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:17:58.16 ID:bxIV+0iX0
エミリア「あなたたち、どうしてこんなところにいるの!」
まどか「え、えーと、あの、シップが壊れて……」
ほむら「迷い込んだというか……」
まどか(基地の人じゃないのかな)
ほむら(ちょっと様子がおかしいわね)
エミリア「とにかく、ここにいたら危険よ! どこかに……」
まどか「!?」
ほむら「……まどか?」
まどか「え、えーと、あの、シップが壊れて……」
ほむら「迷い込んだというか……」
まどか(基地の人じゃないのかな)
ほむら(ちょっと様子がおかしいわね)
エミリア「とにかく、ここにいたら危険よ! どこかに……」
まどか「!?」
ほむら「……まどか?」
241: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:18:46.59 ID:bxIV+0iX0
まどか「今、あっちの方から何か……」
ほむら「……?」
ほむら「仮面? いえ、仮面をつけた男?」
エミリア「!」
エミリア「あなたたち、ここを動かないで!」
まどか「行っちゃった……」
ほむら「……?」
ほむら「仮面? いえ、仮面をつけた男?」
エミリア「!」
エミリア「あなたたち、ここを動かないで!」
まどか「行っちゃった……」
242: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:20:10.53 ID:bxIV+0iX0
まどか「さっきの仮面、すごく嫌な感じがしたよ……」
ほむら「確かに不気味なデザインだったけど……」
まどか「!」
まどか「こっちに来るよ!」
ほむら「……!」
ほむら「止まりなさい」
ジョーカー「……子どもに用はない」
『タイムリープ』
ほむら「逃がさないわ」
ほむら「確かに不気味なデザインだったけど……」
まどか「!」
まどか「こっちに来るよ!」
ほむら「……!」
ほむら「止まりなさい」
ジョーカー「……子どもに用はない」
『タイムリープ』
ほむら「逃がさないわ」
243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:20:53.63 ID:bxIV+0iX0
まどか「……男の人だね」
ほむら「仮面、外してみる?」
まどか「うん。この仮面、よくないと思うの……」
ほむら「取れるかしら」
まどか「……普通の人だね」
ほむら「知らない人。当然だけど」
エミリア「嘘……」
ほむら「仮面、外してみる?」
まどか「うん。この仮面、よくないと思うの……」
ほむら「取れるかしら」
まどか「……普通の人だね」
ほむら「知らない人。当然だけど」
エミリア「嘘……」
244: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:22:09.75 ID:bxIV+0iX0
まどか「あ、さっきの……」
ほむら「……?」
エミリア「嘘でしょ……」
まどか「どうかしました……?」
ジョーカー「チッ」
ほむら「……?」
エミリア「嘘でしょ……」
まどか「どうかしました……?」
ジョーカー「チッ」
245: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:23:02.81 ID:bxIV+0iX0
まどか「あ、いつの間に!」
ほむら「また仮面を着けた……」
まどか「逃げていくよ」
ほむら「どうする、追いかける?」
まどか「うーん、でもおかしいところはなかったし……」
ほむら「怪しい人ではあったけど」
ほむら「また仮面を着けた……」
まどか「逃げていくよ」
ほむら「どうする、追いかける?」
まどか「うーん、でもおかしいところはなかったし……」
ほむら「怪しい人ではあったけど」
246: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:24:01.38 ID:bxIV+0iX0
エミリア「……」
まどか「えーと、大丈夫ですか?」
ほむら「ここは危険よ?」
ほむら「って私たちが言うのも、おかしな話ね」
レオナルド「お待たせ」
ほむら「!」
T260「HQの位置情報を収得しました」
まどか「大丈夫だった?」
T260「基地内部に私たちとは異なる侵入者があった模様」
レオナルド「おかげで侵入は簡単だったよ。比較的ね」
まどか「えーと、大丈夫ですか?」
ほむら「ここは危険よ?」
ほむら「って私たちが言うのも、おかしな話ね」
レオナルド「お待たせ」
ほむら「!」
T260「HQの位置情報を収得しました」
まどか「大丈夫だった?」
T260「基地内部に私たちとは異なる侵入者があった模様」
レオナルド「おかげで侵入は簡単だったよ。比較的ね」
247: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:24:34.93 ID:bxIV+0iX0
ほむら「侵入者って……」
まどか「さっきの女の人?」
まどか「……あれ、いない?」
ほむら「スパイだったのかしら。でもそれにしては随分……」
レオナルド「行こう。長居はできないよ」
まどか「さっきの女の人?」
まどか「……あれ、いない?」
ほむら「スパイだったのかしら。でもそれにしては随分……」
レオナルド「行こう。長居はできないよ」
248: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:25:14.45 ID:bxIV+0iX0
マンハッタン
巨大なショッピングモールを有する、商業に秀でたリージョン
トリニティの管轄下にある
シップ発着所
ほむら「無事、帰ってこられたわね」
レオナルド「取り調べくらいは覚悟していたけれど、何もなかった」
まどか「カメラとかに、私たち映ってたりしない?」
ほむら「大丈夫。常に死角にいたし、無理なものは破壊したから」
まどか「さ、さすが」
巨大なショッピングモールを有する、商業に秀でたリージョン
トリニティの管轄下にある
シップ発着所
ほむら「無事、帰ってこられたわね」
レオナルド「取り調べくらいは覚悟していたけれど、何もなかった」
まどか「カメラとかに、私たち映ってたりしない?」
ほむら「大丈夫。常に死角にいたし、無理なものは破壊したから」
まどか「さ、さすが」
249: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:26:22.17 ID:bxIV+0iX0
T260「HQの所在地が判明しました」
T260「準備が完了次第、出向予定です」
ほむら「その前に、杏子と合流してもいいかしら」
まどか「あ、そうだったね。もうシップがあるかな?」
レオナルド「そうするといい。HQへのシップの調達は少し骨だからね」
ほむら「クーロン、行けます?」
係員「タンザーは去ったようですね。問題ありません」
ほむら「よし、行きましょう」
まどか「うん!」
T260「準備が完了次第、出向予定です」
ほむら「その前に、杏子と合流してもいいかしら」
まどか「あ、そうだったね。もうシップがあるかな?」
レオナルド「そうするといい。HQへのシップの調達は少し骨だからね」
ほむら「クーロン、行けます?」
係員「タンザーは去ったようですね。問題ありません」
ほむら「よし、行きましょう」
まどか「うん!」
250: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:27:14.93 ID:bxIV+0iX0
クーロン シップ発着所
杏子「ひどい目にあったな……」
さやか「久しぶりの乾いた地面だぁ」
マミ「もう何も怖くない」
クーン「でも指輪は見つかったよ!」
メイレン「それじゃあ、あと二つね」
さやか「あれ、もうそんなに?」
杏子「あたしが手伝う前から、何個か持ってたもんな」
メイレン「残ったのは策士の指輪と神秘の指輪」
メイレン「策士の方はオウミの領主が、神秘の方は指輪の君ヴァジュイールが持っているわ」
さやか「ヴァジュ……?」
メイレン「一筋縄では行かない相手でしょうね」
杏子「ひどい目にあったな……」
さやか「久しぶりの乾いた地面だぁ」
マミ「もう何も怖くない」
クーン「でも指輪は見つかったよ!」
メイレン「それじゃあ、あと二つね」
さやか「あれ、もうそんなに?」
杏子「あたしが手伝う前から、何個か持ってたもんな」
メイレン「残ったのは策士の指輪と神秘の指輪」
メイレン「策士の方はオウミの領主が、神秘の方は指輪の君ヴァジュイールが持っているわ」
さやか「ヴァジュ……?」
メイレン「一筋縄では行かない相手でしょうね」
251: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:27:59.55 ID:bxIV+0iX0
さやか「一応、その前にグラディウスに顔だして欲しいんだけど」
杏子「あー、それがお前のいる組織か?」
マミ「魔法少女を探しているのよね……」
杏子「何か胡散臭いんだよなぁ」
さやか「……イタリア料理、おごるよ?」
杏子「いくぞ、マミ。イタリアだ」
マミ「イタリア……。ティロカイザーの故郷ね……」
杏子「あー、それがお前のいる組織か?」
マミ「魔法少女を探しているのよね……」
杏子「何か胡散臭いんだよなぁ」
さやか「……イタリア料理、おごるよ?」
杏子「いくぞ、マミ。イタリアだ」
マミ「イタリア……。ティロカイザーの故郷ね……」
252: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:29:03.02 ID:bxIV+0iX0
レッド「俺もシュウザーの情報が知りたい。一緒に行こう」
クーン「僕もイタリア食べたい!」
メイレン「はいはい、もう」
さやか「それじゃあ、みんなで……」
「やっとクーロンに着いたわ。杏子が待ちくたびれているでしょうね」
「杏子ちゃんに会うのも久しぶりだなあ……」
マミ「あれって……」
さやか「まどかと!」
杏子「ほむらじゃねーか!」
クーン「僕もイタリア食べたい!」
メイレン「はいはい、もう」
さやか「それじゃあ、みんなで……」
「やっとクーロンに着いたわ。杏子が待ちくたびれているでしょうね」
「杏子ちゃんに会うのも久しぶりだなあ……」
マミ「あれって……」
さやか「まどかと!」
杏子「ほむらじゃねーか!」
253: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:30:06.25 ID:bxIV+0iX0
杏子「おーい、ほむら、まどか!」
ほむら「あら、杏子。出迎えてくれたの? それとも待たせすぎた……って」
まどか「さやかちゃんとマミさん!?」
ほむら「あ、あなたたち……」
さやか「ふふん、さすがのほむらも突然の再会には弱いかね!」
さやか「二人とも、元気だった?」
まどか「よかった、みんな無事だったんだ!」
ほむら「あら、杏子。出迎えてくれたの? それとも待たせすぎた……って」
まどか「さやかちゃんとマミさん!?」
ほむら「あ、あなたたち……」
さやか「ふふん、さすがのほむらも突然の再会には弱いかね!」
さやか「二人とも、元気だった?」
まどか「よかった、みんな無事だったんだ!」
254: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:30:43.32 ID:bxIV+0iX0
マミ「鹿目さんだけ消息が分からなかったから、みんな心配してたのよ?」
まどか「すみません、でもほむらちゃんが見つけてくれました!」
まどか「私をロボットの輪廻から解放してくれたんです!」
杏子「ロボット?」
まどか「多段切りの悪夢からも!」
さやか「あー、なんかあったねこれは」
ほむら「まだ引きずってたのね……」
まどか「すみません、でもほむらちゃんが見つけてくれました!」
まどか「私をロボットの輪廻から解放してくれたんです!」
杏子「ロボット?」
まどか「多段切りの悪夢からも!」
さやか「あー、なんかあったねこれは」
ほむら「まだ引きずってたのね……」
255: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:32:04.26 ID:bxIV+0iX0
さやか「ま、話はご飯食べながらにしようよ。こっちもいろいろあったんだから!」
杏子「マミが食われたりな」
マミ「やめて」
ほむら「マミ、あなたはまた……」
マミ「また!? またって何!?」
クーロン イタリア料理店
まどか「さやかちゃんがグラディウスで」
ほむら「マミがヒーロー……ってこれは秘密なのね」
まどか「それで、みんなタンザーの中にいたんだ」
杏子「ああ、恐ろしいところだったぜ。マミ的な意味で」
マミ「……」
ほむら「マミ的……」
杏子「マミが食われたりな」
マミ「やめて」
ほむら「マミ、あなたはまた……」
マミ「また!? またって何!?」
クーロン イタリア料理店
まどか「さやかちゃんがグラディウスで」
ほむら「マミがヒーロー……ってこれは秘密なのね」
まどか「それで、みんなタンザーの中にいたんだ」
杏子「ああ、恐ろしいところだったぜ。マミ的な意味で」
マミ「……」
ほむら「マミ的……」
256: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:33:08.35 ID:bxIV+0iX0
まどか「あの男の人がレッドさん」
レッド「よろしくな!」
ほむら「アルカぐむむ」
マミ「秘密だってば!」
まどか「あの犬っぽい子がクーン君で、チャイナ服の人がメイレンさん」
クーン「ほおろひく!」
メイレン「食べながらしゃべらない!」
ほむら「フェイオンさんというのは……」
メイレン「あいつは京に行ったわ。修行バカなの」
クーン「メイレンがいびるからでしょ」
杏子「髪型いじったからじゃね」
レッド「よろしくな!」
ほむら「アルカぐむむ」
マミ「秘密だってば!」
まどか「あの犬っぽい子がクーン君で、チャイナ服の人がメイレンさん」
クーン「ほおろひく!」
メイレン「食べながらしゃべらない!」
ほむら「フェイオンさんというのは……」
メイレン「あいつは京に行ったわ。修行バカなの」
クーン「メイレンがいびるからでしょ」
杏子「髪型いじったからじゃね」
257: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:34:33.19 ID:bxIV+0iX0
…………
厨房
ルーファス「おい、どれが暁美ほむらだ」
アニー「エミリアに謝るまで、教えない」
ルーファス「何故だ! 俺は常にグラディウスのために行動している!」
ライザ「それがだめなのよ。女にとってはね」
エミリア「……」
ルーファス「もういい! 直接聞く!」
厨房
ルーファス「おい、どれが暁美ほむらだ」
アニー「エミリアに謝るまで、教えない」
ルーファス「何故だ! 俺は常にグラディウスのために行動している!」
ライザ「それがだめなのよ。女にとってはね」
エミリア「……」
ルーファス「もういい! 直接聞く!」
258: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:35:28.18 ID:bxIV+0iX0
ルーファス「ミラノ風ドリア、お持ちしました……」
マミ「あら、そんなの頼んだかしら」
ルーファス「あちらのお客様から、暁美ほむらさんに……」
杏子「あちらって誰だよ。あたしらしかいないじゃん」
ほむら「……」
さやか「グラさん、引っ込んで」
ルーファス「さやか、何故だ」
マミ「あら、そんなの頼んだかしら」
ルーファス「あちらのお客様から、暁美ほむらさんに……」
杏子「あちらって誰だよ。あたしらしかいないじゃん」
ほむら「……」
さやか「グラさん、引っ込んで」
ルーファス「さやか、何故だ」
259: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:36:16.95 ID:bxIV+0iX0
さやか「エミリアさんの話、聞きましたよ」
さやか「 い服着せて軍事基地に送り込んだそうじゃないですか」
杏子「うわ、最低だな」
マミ「グ、グラディウスってそういう組織なの!?」
ほむら「さやか、抜けなさい」
まどか「そうだよ、よくないよ!」
ルーファス「どういうことだ、少女たちの私への評価が急落しているぞ」
アニー「そうなるよね」
ライザ「自業自得だわ」
さやか「 い服着せて軍事基地に送り込んだそうじゃないですか」
杏子「うわ、最低だな」
マミ「グ、グラディウスってそういう組織なの!?」
ほむら「さやか、抜けなさい」
まどか「そうだよ、よくないよ!」
ルーファス「どういうことだ、少女たちの私への評価が急落しているぞ」
アニー「そうなるよね」
ライザ「自業自得だわ」
260: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:36:58.09 ID:bxIV+0iX0
マミ「鹿目さんはロボットと一緒だったのね」
杏子「なんつーか、意外だな」
まどか「私も意外だったよ……」
さやか「私、ほむらのストーリーが全然わかんないんだけど」
ほむら「だから、基地落として、時の君襲名して、半妖の逃避行に巻き込まれたの」
さやか「もうちょい分かりやすく」
ほむら「基地の武器を奪って、時の魔法を取り戻して、半妖と妖魔の駆け落ちに付き合ってた」
さやか「すごいというか、奇妙というか」
杏子「なんつーか、意外だな」
まどか「私も意外だったよ……」
さやか「私、ほむらのストーリーが全然わかんないんだけど」
ほむら「だから、基地落として、時の君襲名して、半妖の逃避行に巻き込まれたの」
さやか「もうちょい分かりやすく」
ほむら「基地の武器を奪って、時の魔法を取り戻して、半妖と妖魔の駆け落ちに付き合ってた」
さやか「すごいというか、奇妙というか」
261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:37:52.59 ID:bxIV+0iX0
ほむら「みんなに聞きたいのだけど、こっちに来る時キュゥべえから何て言われたの?」
まどか「私はリージョンを守ってほしいとか……」
杏子「あー、あたしもそんな感じだな。あんま覚えてねーけど」
さやか「そう言われて、監獄に送られたんだけど」
マミ「私もそんな風だったわ。目覚めたのはキグナスね」
まどか「私はスクラップの酒場でした……」
ほむら「目覚めたら、秘密基地の最深部でした」
まどか「私はリージョンを守ってほしいとか……」
杏子「あー、あたしもそんな感じだな。あんま覚えてねーけど」
さやか「そう言われて、監獄に送られたんだけど」
マミ「私もそんな風だったわ。目覚めたのはキグナスね」
まどか「私はスクラップの酒場でした……」
ほむら「目覚めたら、秘密基地の最深部でした」
262: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:38:37.22 ID:bxIV+0iX0
杏子「マミだけ優遇されてないか?」
ほむら「キュゥべえの贔屓かしら」
マミ「そ、そんなことより、私たちの使命について話しましょ!」
まどか「やっぱり、リージョンを守るんじゃないでしょうか」
さやか「でも守るって言っても、リージョンってそんなピンチなの?」
杏子「クーンのリージョンは滅びかけらしいが」
マミ「そこは多分、特別よね」
ほむら「私はクーデターを阻止したけど」
さやか「でもパトロールに追われてるんでしょ」
ほむら「……難しいものね」
ほむら「キュゥべえの贔屓かしら」
マミ「そ、そんなことより、私たちの使命について話しましょ!」
まどか「やっぱり、リージョンを守るんじゃないでしょうか」
さやか「でも守るって言っても、リージョンってそんなピンチなの?」
杏子「クーンのリージョンは滅びかけらしいが」
マミ「そこは多分、特別よね」
ほむら「私はクーデターを阻止したけど」
さやか「でもパトロールに追われてるんでしょ」
ほむら「……難しいものね」
263: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:39:28.59 ID:bxIV+0iX0
杏子「まあ、今まで通りやるしかないだろ。他にやることもねーんだし」
さやか「となると、指輪探しとブラッククロスとロボットとジョーカーだね」
マミ「みんなで協力すれば、どれも大丈夫だと思うわ」
レッド「折角の所悪いが、俺は君たちの予定に付き合う訳にはいかない」
レッド「ブラッククロスは一日だって放っておくことはできないんだ」
マミ「悪の組織だもの、当然だわ」
クーン「僕も早くしないとマーグメルが滅んじゃうよ!」
メイレン「後回しにされるのはご免だわ」
ルーファス「我々の作戦も重要な段階に入った。君たちに合わせることはできない」
さやか「となると、指輪探しとブラッククロスとロボットとジョーカーだね」
マミ「みんなで協力すれば、どれも大丈夫だと思うわ」
レッド「折角の所悪いが、俺は君たちの予定に付き合う訳にはいかない」
レッド「ブラッククロスは一日だって放っておくことはできないんだ」
マミ「悪の組織だもの、当然だわ」
クーン「僕も早くしないとマーグメルが滅んじゃうよ!」
メイレン「後回しにされるのはご免だわ」
ルーファス「我々の作戦も重要な段階に入った。君たちに合わせることはできない」
264: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:40:21.70 ID:bxIV+0iX0
ほむら「ですって。どうする? 全員で一つの目標に向かうのは無理みたいよ」
さやか「うーん、じゃあまた個別行動?」
まどか「やっとみんなに合えたのに……」
マミ「困ったわね……」
杏子「別にしょうもないことにまで、全員で付き合うことはねーだろ」
ルーファス「私から提案がある」
さやか「……なんですか」
ほむら「……」
さやか「うーん、じゃあまた個別行動?」
まどか「やっとみんなに合えたのに……」
マミ「困ったわね……」
杏子「別にしょうもないことにまで、全員で付き合うことはねーだろ」
ルーファス「私から提案がある」
さやか「……なんですか」
ほむら「……」
265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:41:20.82 ID:bxIV+0iX0
ルーファス「そう警戒するな。俺は君達の味方のつもりだ」
さやか「まあ、そうかもですけど」
ほむら「それで、提案って?」
ルーファス「この店を君たち魔法少女の拠点にするというのはどうだ?」
ルーファス「普段は個別行動を取っていても、仲間の協力が必要な時はここに来る」
マミ「決まった場所があるというのは、いいことだと思うけど……」
ルーファス「もちろん普段は君たちが自由に使っていい」
ルーファス「ベッドも食料も、射撃翌練習場もあるぞ」
ほむら「へえ……」
杏子「食いもんはタダか?」
ルーファス「タダだ」
さやか「まあ、そうかもですけど」
ほむら「それで、提案って?」
ルーファス「この店を君たち魔法少女の拠点にするというのはどうだ?」
ルーファス「普段は個別行動を取っていても、仲間の協力が必要な時はここに来る」
マミ「決まった場所があるというのは、いいことだと思うけど……」
ルーファス「もちろん普段は君たちが自由に使っていい」
ルーファス「ベッドも食料も、射撃翌練習場もあるぞ」
ほむら「へえ……」
杏子「食いもんはタダか?」
ルーファス「タダだ」
266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:42:22.57 ID:bxIV+0iX0
まどか「うーん、みんなと離れるのは辛いけど、仕方ないのかなぁ」
ほむら「全員で行動すると、必ず後回しになる人がでるわ」
マミ「それはできないものね……」
…………
さやか「それじゃあ、一旦解散! 一区切り着いたらここにまた集合ね!」
杏子「そういやほむらはどうすんだ? 一人だけフリーだろ?」
ほむら「もちろん、まどかのサポートに……」
「その話、待ってくれないかな」
ほむら「全員で行動すると、必ず後回しになる人がでるわ」
マミ「それはできないものね……」
…………
さやか「それじゃあ、一旦解散! 一区切り着いたらここにまた集合ね!」
杏子「そういやほむらはどうすんだ? 一人だけフリーだろ?」
ほむら「もちろん、まどかのサポートに……」
「その話、待ってくれないかな」
267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:43:16.03 ID:bxIV+0iX0
ほむら「……誰?」
「はじめまして。僕はゾズマだ」
さやか「胸に星形 ……」
杏子「変 か」
マミ「く、口に出しちゃダメ!」
まどか「……ほむらちゃんに何か用ですか?」
ゾズマ「用があるのは僕じゃない。アセルスだ」
ほむら「アセルス? 彼女、何かあったの?」
「はじめまして。僕はゾズマだ」
さやか「胸に星形 ……」
杏子「変 か」
マミ「く、口に出しちゃダメ!」
まどか「……ほむらちゃんに何か用ですか?」
ゾズマ「用があるのは僕じゃない。アセルスだ」
ほむら「アセルス? 彼女、何かあったの?」
268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:44:09.59 ID:bxIV+0iX0
ゾズマ「アセルスは白薔薇姫を失った」
ほむら「!」
まどか「!?」
ほむら「……どういうことかしら」
ゾズマ「オルロワージュの仕業だよ。彼女にはどうすることもできないことだった」
ほむら「……それで」
ゾズマ「アセルスはオルロワージュと決着をつけるつもりだ。ただ一人でね」
ほむら「!」
まどか「!?」
ほむら「……どういうことかしら」
ゾズマ「オルロワージュの仕業だよ。彼女にはどうすることもできないことだった」
ほむら「……それで」
ゾズマ「アセルスはオルロワージュと決着をつけるつもりだ。ただ一人でね」
269: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:44:48.39 ID:bxIV+0iX0
ほむら「……」
ゾズマ「彼女を助けてやってくれないか?」
ほむら「……ええ、もちろんよ。でも一つ聞かせて」
ほむら「あなたは何者?」
ゾズマ「ただのはぐれものの妖魔だよ。だからアセルスにはオルロワージュみたいになってほしくない」
ほむら「……」
ゾズマ「君なら分かるんじゃないかい? 大切な人のために、自分を捨ててしまう意味を」
ほむら「……ええ」
ほむら「……アセルスは今どこに?」
ゾズマ「彼女を助けてやってくれないか?」
ほむら「……ええ、もちろんよ。でも一つ聞かせて」
ほむら「あなたは何者?」
ゾズマ「ただのはぐれものの妖魔だよ。だからアセルスにはオルロワージュみたいになってほしくない」
ほむら「……」
ゾズマ「君なら分かるんじゃないかい? 大切な人のために、自分を捨ててしまう意味を」
ほむら「……ええ」
ほむら「……アセルスは今どこに?」
270: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:45:41.56 ID:bxIV+0iX0
まどか「だ、だったら私も! 私もアセルスさんが心配です」
ゾズマ「……まあ、いいかな」
ほむら「ごめんなさい、まどか。T260の方が後回しになってしまって……」
まどか「……それは、うん。でも今いかないとアセルスさんは……」
ゾズマ「戻れなくなるだろうね」
ほむら「ちゃんと謝らないと……。武器を提供して埋め合わせしましょう」
ゾズマ「……まあ、いいかな」
ほむら「ごめんなさい、まどか。T260の方が後回しになってしまって……」
まどか「……それは、うん。でも今いかないとアセルスさんは……」
ゾズマ「戻れなくなるだろうね」
ほむら「ちゃんと謝らないと……。武器を提供して埋め合わせしましょう」
271: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:46:14.63 ID:bxIV+0iX0
さやか「ねえ、全然話についていけないんだけど」
杏子「あー、ほら言っただろ。ほむらの仲間の人形みたいな女」
マミ「それがアセルスさん? 待って駆け落ちって……」
杏子「そういうことなんだろうな」
さやか「おお……」
杏子「あー、ほら言っただろ。ほむらの仲間の人形みたいな女」
マミ「それがアセルスさん? 待って駆け落ちって……」
杏子「そういうことなんだろうな」
さやか「おお……」
272: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:47:09.11 ID:bxIV+0iX0
…………
マミ「それじゃあ、みんな気をつけてね。絶対に無理だけはしないで」
杏子「どっちかっていうと、マミが心配だな」
さやか「あー、私も」
レッド「いいのか? 別に無理に俺に付き合うことないんだぞ」
マミ「今更部外者扱いなんて、ひどいですよ」
レッド「……そうだな。ありがとう」
クーン「僕はみんな一緒がいいなあ」
メイレン「わがまま言わないの」
杏子「指輪ぐらい、あたし一人で十分だよ」
マミ「それじゃあ、みんな気をつけてね。絶対に無理だけはしないで」
杏子「どっちかっていうと、マミが心配だな」
さやか「あー、私も」
レッド「いいのか? 別に無理に俺に付き合うことないんだぞ」
マミ「今更部外者扱いなんて、ひどいですよ」
レッド「……そうだな。ありがとう」
クーン「僕はみんな一緒がいいなあ」
メイレン「わがまま言わないの」
杏子「指輪ぐらい、あたし一人で十分だよ」
273: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:47:40.49 ID:bxIV+0iX0
ルーファス「さやか、君にはエミリアと行動してもらう」
さやか「もらう、っていうか私が頼んだんですよね」
ルーファス「基地から戻って以来、エミリアの様子がおかしいからな。女たちでフォローしてくれ」
アニー「あんな事言ってるよ」
ライザ「誰のせいだと……」
さやか「……全部終わったら、ルーファスさんボコボコにしましょうね」
さやか「もらう、っていうか私が頼んだんですよね」
ルーファス「基地から戻って以来、エミリアの様子がおかしいからな。女たちでフォローしてくれ」
アニー「あんな事言ってるよ」
ライザ「誰のせいだと……」
さやか「……全部終わったら、ルーファスさんボコボコにしましょうね」
274: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:48:12.14 ID:bxIV+0iX0
ゾズマ「アセルスは今ごろファシナトゥールに向かっているだろう」
ゾズマ「シップは用意したから、あとは君たちに任せるよ」
ほむら「え?」
ゾズマ「それじゃあ、僕は失礼させてもらうよ」
ほむら「……」
まどか「……消えた? っていうか……」
ほむら「あなたは行かないの!?」
ゾズマ「シップは用意したから、あとは君たちに任せるよ」
ほむら「え?」
ゾズマ「それじゃあ、僕は失礼させてもらうよ」
ほむら「……」
まどか「……消えた? っていうか……」
ほむら「あなたは行かないの!?」
275: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:49:10.30 ID:bxIV+0iX0
…………
ファシナトゥール
妖魔の君オルロワージュが統治するリージョン
針の城とその城下からなる
城門前
アセルス「私はアセルス! 道を開けよ!」
アセルス(白薔薇、私がすべて終わらせるから)
アセルス「……?」
ほむら「……」
まどか「アセルスさん……」
ファシナトゥール
妖魔の君オルロワージュが統治するリージョン
針の城とその城下からなる
城門前
アセルス「私はアセルス! 道を開けよ!」
アセルス(白薔薇、私がすべて終わらせるから)
アセルス「……?」
ほむら「……」
まどか「アセルスさん……」
276: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:50:08.72 ID:bxIV+0iX0
アセルス「君たちか……」
アセルス「来てくれたんだね……」
ほむら「……白薔薇姫は」
アセルス「闇の迷宮にいる。オルロワージュを倒さないと永遠にそのままだ」
アセルス「私の妖魔の血もね」
ほむら「あなたは、人間として?」
アセルス「分からないよ。でも、せめて君たちの前では人間でいたい」
まどか「アセルスさんは人間です!」
ほむら「私たちが言うのも変だけど」
アセルス「ふふっ、そうかな」
アセルス「来てくれたんだね……」
ほむら「……白薔薇姫は」
アセルス「闇の迷宮にいる。オルロワージュを倒さないと永遠にそのままだ」
アセルス「私の妖魔の血もね」
ほむら「あなたは、人間として?」
アセルス「分からないよ。でも、せめて君たちの前では人間でいたい」
まどか「アセルスさんは人間です!」
ほむら「私たちが言うのも変だけど」
アセルス「ふふっ、そうかな」
277: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:51:19.07 ID:bxIV+0iX0
アセルス「オルロワージュは私が倒さなければならない」
アセルス「二人の気持ちはうれしいけど……」
ほむら「そうね。私たちはあなたの露払いをさせてもらうわ」
アセルス「針の城はただの城じゃない。危険だよ」
まどか「それでも、私たちは行きます!」
アセルス「だけど……」
ほむら「……ついに、出番のようね」
ほむら「グレートマギカ、出撃!」
アセルス「え?」
まどか「ええ!?」
その日、ファシナトゥールにアセルス様がお帰りになりました。
巨大な機械と一緒に……
アセルス「二人の気持ちはうれしいけど……」
ほむら「そうね。私たちはあなたの露払いをさせてもらうわ」
アセルス「針の城はただの城じゃない。危険だよ」
まどか「それでも、私たちは行きます!」
アセルス「だけど……」
ほむら「……ついに、出番のようね」
ほむら「グレートマギカ、出撃!」
アセルス「え?」
まどか「ええ!?」
その日、ファシナトゥールにアセルス様がお帰りになりました。
巨大な機械と一緒に……
278: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:52:52.03 ID:bxIV+0iX0
…………
ほむら「まどか、コックピットは狭くない?」
まどか「そ、それは大丈夫なんだけど、あの世界観的に……」
ほむら「出力全開、針の城を攻撃する」
ほむら「準備はいい、まどか?」
まどか「じゅ、準備って私は何をするの?」
ほむら「まどかには、ミサイルとロケットを任せるわ」
まどか「えええ!? 私が撃つの!?」
ほむら「操縦は私に任せて」
ほむら「まどか、コックピットは狭くない?」
まどか「そ、それは大丈夫なんだけど、あの世界観的に……」
ほむら「出力全開、針の城を攻撃する」
ほむら「準備はいい、まどか?」
まどか「じゅ、準備って私は何をするの?」
ほむら「まどかには、ミサイルとロケットを任せるわ」
まどか「えええ!? 私が撃つの!?」
ほむら「操縦は私に任せて」
279: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:53:54.99 ID:bxIV+0iX0
アセルス「ふふ、これでいいのかもしてない」
アセルス「こんな城があるから、みんな捉われるんだ」
アセルス「ほむら、遠慮はいらない!! 城ごと全部終わらせよう!!」
…………
「バスターランチャー、充填開始!」
「まどか、衝撃に備えて!」
「う、うん!」
アセルス「目標は城門だ! 撃ち抜け!」
アセルス「こんな城があるから、みんな捉われるんだ」
アセルス「ほむら、遠慮はいらない!! 城ごと全部終わらせよう!!」
…………
「バスターランチャー、充填開始!」
「まどか、衝撃に備えて!」
「う、うん!」
アセルス「目標は城門だ! 撃ち抜け!」
280: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:54:49.21 ID:bxIV+0iX0
…………
アセルス「宝物庫か……」
アセルス「ふん、こんなもの……」
アセルス「ほむら、まどか!」
「発射!」
「わわわ、これミサイルだったの!?」
「まどか、上手よ」
…………
アセルス「宝物庫か……」
アセルス「ふん、こんなもの……」
アセルス「ほむら、まどか!」
「発射!」
「わわわ、これミサイルだったの!?」
「まどか、上手よ」
…………
281: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:55:25.07 ID:bxIV+0iX0
…………
「前方に巨人型モンスターを確認!」
「ほむらちゃん、鳥みたいなモンスターも!?」
「第一装甲をパージ! からのハイパーバズーカ!」
アセルス「ふふ、すごいな」
アセルス「……針なんて、もう折れてしまいそうだよ」
…………
「前方に巨人型モンスターを確認!」
「ほむらちゃん、鳥みたいなモンスターも!?」
「第一装甲をパージ! からのハイパーバズーカ!」
アセルス「ふふ、すごいな」
アセルス「……針なんて、もう折れてしまいそうだよ」
…………
282: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:55:58.61 ID:bxIV+0iX0
針の城 隠し部屋
アセルス「ジーナ! 君だったのか。大丈夫かい?」
ジーナ「アセルス様? 本当にアセルス様だ!!」
この時、私は奇蹟というものの存在を実感しました
ほむら「誰?」
まどか「誰だろう」
アセルス「ジーナ! 君だったのか。大丈夫かい?」
ジーナ「アセルス様? 本当にアセルス様だ!!」
この時、私は奇蹟というものの存在を実感しました
ほむら「誰?」
まどか「誰だろう」
283: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:56:35.02 ID:bxIV+0iX0
…………
アセルス「……ここまでだな」
アセルス「二人ともありがとう。ここからは私一人で行く」
ほむら「……もういいの?」
アセルス「十分だよ。もう針の城は原型も残ってない」
アセルス「セアトも消し飛んだ」
まどか「あああ、なんだか罪悪感……」
アセルス「……ここまでだな」
アセルス「二人ともありがとう。ここからは私一人で行く」
ほむら「……もういいの?」
アセルス「十分だよ。もう針の城は原型も残ってない」
アセルス「セアトも消し飛んだ」
まどか「あああ、なんだか罪悪感……」
284: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:57:41.37 ID:bxIV+0iX0
アセルス「じゃあね、ほむら、まどか」
アセルス「私はやっぱり人間でいたいと思う。そう思える」
アセルス「きっと君たちのおかげだ。私一人なら妖魔の力で進んでしまっただろう」
まどか「アセルスさん、絶対帰ってきてくださいね。白薔薇さんも一緒に!」
ほむら「……頑張ってね、アセルス」
アセルス「……ありがとう、本当に」
アセルス「私はやっぱり人間でいたいと思う。そう思える」
アセルス「きっと君たちのおかげだ。私一人なら妖魔の力で進んでしまっただろう」
まどか「アセルスさん、絶対帰ってきてくださいね。白薔薇さんも一緒に!」
ほむら「……頑張ってね、アセルス」
アセルス「……ありがとう、本当に」
285: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:58:24.26 ID:bxIV+0iX0
アセルス「二人とも行ったか……」
アセルス「さて……」
アセルス「ここからは私の戦い。そうでしょ、獅子姫」
アセルス「どうしても、戦わなくてはいけないの? 私が目指すのは、あなたの所ではないわ」
金獅子姫「言葉をかわす時は過ぎました。今は戦いで決着をつけるときです」
金獅子姫「今度は全力であなたを倒す!!」
アセルス「獅子姫……」
アセルス「さて……」
アセルス「ここからは私の戦い。そうでしょ、獅子姫」
アセルス「どうしても、戦わなくてはいけないの? 私が目指すのは、あなたの所ではないわ」
金獅子姫「言葉をかわす時は過ぎました。今は戦いで決着をつけるときです」
金獅子姫「今度は全力であなたを倒す!!」
アセルス「獅子姫……」
286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 03:59:10.70 ID:bxIV+0iX0
針の城 寵姫の部屋
ほむら「ここは無事でよかった……。危うく破壊するところだった……」
まどか「これは、棺っていうのかな。中に人が……」
ほむら「眠っているみたいだけど……」
まどか「アセルスさんが、解放してくれるのかな」
ほむら「そうだと思うわ」
「また派手にやったものじゃな」
ほむら「ここは無事でよかった……。危うく破壊するところだった……」
まどか「これは、棺っていうのかな。中に人が……」
ほむら「眠っているみたいだけど……」
まどか「アセルスさんが、解放してくれるのかな」
ほむら「そうだと思うわ」
「また派手にやったものじゃな」
287: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 04:00:05.75 ID:bxIV+0iX0
ほむら「……あなたは?」
「わらわは零、オルロワージュの最初の寵姫じゃ。いや元寵姫というべきかの」
まどか「アセルスさんの味方ですか?」
零姫「ふむ、まあ味方というところじゃろう。案ずるな」
零姫「針の城もこの様では、格好がつかんな」
まどか「あの、やっぱりまずかったですか……?」
零姫「いや、この方がいい。これでいいのじゃ」
ほむら「……」
「わらわは零、オルロワージュの最初の寵姫じゃ。いや元寵姫というべきかの」
まどか「アセルスさんの味方ですか?」
零姫「ふむ、まあ味方というところじゃろう。案ずるな」
零姫「針の城もこの様では、格好がつかんな」
まどか「あの、やっぱりまずかったですか……?」
零姫「いや、この方がいい。これでいいのじゃ」
ほむら「……」
288: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 04:01:07.67 ID:bxIV+0iX0
零姫「じゃがの、ここからは妖魔の君とアセルスの一騎打ち」
零姫「お主らは、引くべきじゃ」
ほむら「そのつもり、ですけど」
零姫「ふむ、物わかりがいい」
零姫「よし。いい子には褒美をやろう。受け取るが良い」
まどか「え、え、何?」
ほむら「こ、これは空間移動!?」
零姫「これで、舞台は整った。そうじゃな、オルロワージュ?」
289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 04:02:09.77 ID:bxIV+0iX0
…………
オルロワージュの王座
オルロワージュ「我にひれ伏すために舞い戻ったか、娘よ」
アセルス「私の中の妖魔の血。これを浄化するにはあなたを倒すしかない」
オルロワージュ「やはり人間は人間か。つまらぬな」
アセルス「あなたにとっては人間も妖魔もつまらない存在でしょう。でもみんな生きてる。赤くても青くても血が流れてる」
オルロワージュ「ありふれた物言いだな。もう飽いたぞ」
アセルス「オルロワージュ、覚悟はいい?」
アセルス「私は、あなたを倒すよ」
オルロワージュ「ふん、思い上がりだ」
オルロワージュの王座
オルロワージュ「我にひれ伏すために舞い戻ったか、娘よ」
アセルス「私の中の妖魔の血。これを浄化するにはあなたを倒すしかない」
オルロワージュ「やはり人間は人間か。つまらぬな」
アセルス「あなたにとっては人間も妖魔もつまらない存在でしょう。でもみんな生きてる。赤くても青くても血が流れてる」
オルロワージュ「ありふれた物言いだな。もう飽いたぞ」
アセルス「オルロワージュ、覚悟はいい?」
アセルス「私は、あなたを倒すよ」
オルロワージュ「ふん、思い上がりだ」
296: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:39:13.46 ID:bxIV+0iX0
…………
ジーナ「アセルス様、どうかご無事で……
ゾズマ「君がジーナかな」
ジーナ「ひっ」
ゾズマ「怯えなくて良い。僕はアセルスの味方だからね」
ジーナ「ア、アセルス様は……」
ゾズマ「ジーナ、君はアセルスを人間だと思うかい?」
ジーナ「アセルス様、どうかご無事で……
ゾズマ「君がジーナかな」
ジーナ「ひっ」
ゾズマ「怯えなくて良い。僕はアセルスの味方だからね」
ジーナ「ア、アセルス様は……」
ゾズマ「ジーナ、君はアセルスを人間だと思うかい?」
297: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:39:59.14 ID:bxIV+0iX0
ジーナ「……」
ジーナ「……アセルス様は、高貴な血の流れるお方です」
ゾズマ「それだけかい?」
ジーナ「……ですが、暖かい心をお持ちの方。そう、きっと」
ジーナ「人間なのだと、私は思います」
ゾズマ「なるほど」
ゾズマ「それじゃあ、僕も行かないとね」
ジーナ「あ、どちらに……」
ジーナ「……アセルス様は、高貴な血の流れるお方です」
ゾズマ「それだけかい?」
ジーナ「……ですが、暖かい心をお持ちの方。そう、きっと」
ジーナ「人間なのだと、私は思います」
ゾズマ「なるほど」
ゾズマ「それじゃあ、僕も行かないとね」
ジーナ「あ、どちらに……」
298: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:40:45.07 ID:bxIV+0iX0
…………
零姫「……」
零姫「イルドゥンか」
イルドゥン「……はい」
零姫「お主はいいのか。アセルスとオルロワージュの戦い、もう始まっておるぞ」
イルドゥン「……私にはもう分かりません」
零姫「ふむ?」
イルドゥン「ラスタバンはアセルスの血を狙って暗躍していた」
イルドゥン「彼は私にそう打ち明けました」
零姫「ほう、あの男が」
零姫「……」
零姫「イルドゥンか」
イルドゥン「……はい」
零姫「お主はいいのか。アセルスとオルロワージュの戦い、もう始まっておるぞ」
イルドゥン「……私にはもう分かりません」
零姫「ふむ?」
イルドゥン「ラスタバンはアセルスの血を狙って暗躍していた」
イルドゥン「彼は私にそう打ち明けました」
零姫「ほう、あの男が」
299: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:41:28.72 ID:bxIV+0iX0
イルドゥン「……彼を殺したのは、私です」
イルドゥン「私は、どうすればよかったのか……」
零姫「奴を殺したのはオルロワージュのためか? それともアセルスのためか?」
イルドゥン「……」
零姫「お主、アセルスのために色々立ち回っておったのだろう?」
零姫「……友を手にかけたのだ。もう心は決まっておろう」
イルドゥン「……アセルスに戦いを教えたのは私です」
イルドゥン「見届けるのは、私の務めでしょう」
零姫「往くか。わらわも心を決めたところじゃ」
イルドゥン「私は、どうすればよかったのか……」
零姫「奴を殺したのはオルロワージュのためか? それともアセルスのためか?」
イルドゥン「……」
零姫「お主、アセルスのために色々立ち回っておったのだろう?」
零姫「……友を手にかけたのだ。もう心は決まっておろう」
イルドゥン「……アセルスに戦いを教えたのは私です」
イルドゥン「見届けるのは、私の務めでしょう」
零姫「往くか。わらわも心を決めたところじゃ」
300: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:42:18.75 ID:bxIV+0iX0
…………
アセルス「はぁ……はぁ……」
アセルス「ぐぁっ」
オルロワージュ「ふん、脆いものだ」
オルロワージュ「だが、それが人であるということだ」
アセルス「……私は負けない」
オルロワージュ「我の血に身を委ねれば、あるいは我に届くかもしれぬぞ」
アセルス「ふざけるな!」
アセルス「はぁ……はぁ……」
アセルス「ぐぁっ」
オルロワージュ「ふん、脆いものだ」
オルロワージュ「だが、それが人であるということだ」
アセルス「……私は負けない」
オルロワージュ「我の血に身を委ねれば、あるいは我に届くかもしれぬぞ」
アセルス「ふざけるな!」
301: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:42:58.51 ID:bxIV+0iX0
オルロワージュ「ならばよい。もはや頃合いだ」
オルロワージュ「死ぬがいい」
『三人の寵姫』
アセルス「!」
アセルス「……? 何も起こらない?」
オルロワージュ「……」
オルロワージュ「どういうことだ」
オルロワージュ「死ぬがいい」
『三人の寵姫』
アセルス「!」
アセルス「……? 何も起こらない?」
オルロワージュ「……」
オルロワージュ「どういうことだ」
302: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:43:53.62 ID:bxIV+0iX0
零姫「ふむ、なんとかなるものじゃな」
ゾズマ「さすがは妖魔の君だね。邪魔をするのが精一杯だ」
イルドゥン「……」
オルロワージュ「……我に楯突くか」
零姫「も少し良い男だと思っておったのじゃがの」
ゾズマ「息苦しい王様は、もうたくさんなのさ」
イルドゥン「……どうしたアセルス。前を向け」
アセルス「イルドゥン……」
アセルス「零姫様も、ゾズマも……」
アセルス「どうして……?」
ゾズマ「みんな君のことが好きなのさ。今の君がね」
ゾズマ「さすがは妖魔の君だね。邪魔をするのが精一杯だ」
イルドゥン「……」
オルロワージュ「……我に楯突くか」
零姫「も少し良い男だと思っておったのじゃがの」
ゾズマ「息苦しい王様は、もうたくさんなのさ」
イルドゥン「……どうしたアセルス。前を向け」
アセルス「イルドゥン……」
アセルス「零姫様も、ゾズマも……」
アセルス「どうして……?」
ゾズマ「みんな君のことが好きなのさ。今の君がね」
303: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:44:50.56 ID:bxIV+0iX0
オルロワージュ「下らぬな」
オルロワージュ「四人まとめて消し去ってくれよう」
ゾズマ「四人?」
零姫「まったく、困ったものじゃな」
オルロワージュ「……何を言っている」
アセルス「ふふ……」
オルロワージュ「貴様、何がおかしい!」
アセルス「あなたの負けだ、オルロワージュ」
アセルス「……そうだよね、白薔薇?」
オルロワージュ「四人まとめて消し去ってくれよう」
ゾズマ「四人?」
零姫「まったく、困ったものじゃな」
オルロワージュ「……何を言っている」
アセルス「ふふ……」
オルロワージュ「貴様、何がおかしい!」
アセルス「あなたの負けだ、オルロワージュ」
アセルス「……そうだよね、白薔薇?」
305: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:45:53.20 ID:bxIV+0iX0
オルロワージュ「ついに狂ったか? 白薔薇は今も闇の迷宮にいる」
オルロワージュ「何ができるはずもない」
ゾズマ「二人の絆が、あんなチャチなもので切れるとでも?」
ゾズマ「魅了の君が、愛の力もしらないなんてね」
零姫「お主、言ってて恥ずかしくないのか」
ゾズマ「全然」
アセルス「行くぞ、オルロワージュ!」
アセルス「これが最後だ!」
オルロワージュ「よかろう」
オルロワージュ「見事その剣、我を貫いてみせよ!」
オルロワージュ「何ができるはずもない」
ゾズマ「二人の絆が、あんなチャチなもので切れるとでも?」
ゾズマ「魅了の君が、愛の力もしらないなんてね」
零姫「お主、言ってて恥ずかしくないのか」
ゾズマ「全然」
アセルス「行くぞ、オルロワージュ!」
アセルス「これが最後だ!」
オルロワージュ「よかろう」
オルロワージュ「見事その剣、我を貫いてみせよ!」
306: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/15(土) 23:46:58.36 ID:bxIV+0iX0
…………
アセルス「…………」
オルロワージュ「……何故だ」
アセルス「……私は人間だから、ちゃんと誰かを好きなれた」
オルロワージュ「……ふん」
オロロワージュ「……零よ」
オルロワージュ「……我が恐ろしいか?」
零姫「いいや。愛おしい男のままじゃ」
オルロワージュ「……そうか、これが」
愛
か
puella magi madoka ☆ frontier "The one loves her rose "
Story of Asellus END
…………
アセルス「…………」
オルロワージュ「……何故だ」
アセルス「……私は人間だから、ちゃんと誰かを好きなれた」
オルロワージュ「……ふん」
オロロワージュ「……零よ」
オルロワージュ「……我が恐ろしいか?」
零姫「いいや。愛おしい男のままじゃ」
オルロワージュ「……そうか、これが」
愛
か
puella magi madoka ☆ frontier "The one loves her rose "
Story of Asellus END
…………
316: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:44:10.54 ID:yVvtzGP80
…………
クーロン イタリア料理店
アニー「いい? よく聞いて」
アニ「裏通りから、地下鉄の跡まで行くのよ」
マミ「も、もっと詳しく!」
アニー「そこからは、道なりよ」
…………
クーロン イタリア料理店
アニー「いい? よく聞いて」
アニ「裏通りから、地下鉄の跡まで行くのよ」
マミ「も、もっと詳しく!」
アニー「そこからは、道なりよ」
…………
317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:44:56.04 ID:yVvtzGP80
クーロン 下水道
マミ「アニーさんに教えてもらった道なんですけど」
マミ「……本当にこんなところに?」
レッド「シュウザーの秘密基地なんだ。どこにあってもおかしくない」
マミ「でもこんな下水道なんて、どこかにつながっているものかしら……」
レッド「噂じゃあ、巨大な地下洞窟にも通じているらしいぜ」
マミ「誰が設計したのよ……」
マミ「アニーさんに教えてもらった道なんですけど」
マミ「……本当にこんなところに?」
レッド「シュウザーの秘密基地なんだ。どこにあってもおかしくない」
マミ「でもこんな下水道なんて、どこかにつながっているものかしら……」
レッド「噂じゃあ、巨大な地下洞窟にも通じているらしいぜ」
マミ「誰が設計したのよ……」
318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:45:59.34 ID:yVvtzGP80
レッド「……向こうに行くには、このパイプを渡るのか?」
マミ「アニーさんの話通りですね。向こうが地下鉄跡みたい」
レッド「随分細いパイプだな……。滑ったら大変だ」
マミ「私が先に行きます!」
レッド「あ、おい!」
マミ「ほら、無事に着きました!」
マミ「アニーさんの話通りですね。向こうが地下鉄跡みたい」
レッド「随分細いパイプだな……。滑ったら大変だ」
マミ「私が先に行きます!」
レッド「あ、おい!」
マミ「ほら、無事に着きました!」
319: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:46:59.96 ID:yVvtzGP80
レッド「意外と身軽なんだな……」
マミ「レッドさんもどうぞ。滑っても私が引き上げるから大丈夫ですよ」
レッド「ああ、まかせろ!」
レッド(渡れるかな……?)
レッド「へっ、楽勝楽勝……」
ツルッ
レッド「おお!?」
マミ「レッドさん、こっちに飛んで!」
レッド「と、とう!」
ムニッ
マミ「レッドさんもどうぞ。滑っても私が引き上げるから大丈夫ですよ」
レッド「ああ、まかせろ!」
レッド(渡れるかな……?)
レッド「へっ、楽勝楽勝……」
ツルッ
レッド「おお!?」
マミ「レッドさん、こっちに飛んで!」
レッド「と、とう!」
ムニッ
320: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:47:55.48 ID:yVvtzGP80
マミ「きゃあぁぁ! ど、どこ触ってるんですか!!」
レッド「い、いや済まない。わざとじゃないんだ」
マミ「お、女の子の胸に、そんな風に! それでもヒーローですか!」
レッド「悪かったよ。ほら事故ってことで……」
ツルッ
レッド「あ」
フニフニ
レッド「い、いや済まない。わざとじゃないんだ」
マミ「お、女の子の胸に、そんな風に! それでもヒーローですか!」
レッド「悪かったよ。ほら事故ってことで……」
ツルッ
レッド「あ」
フニフニ
321: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:49:33.79 ID:yVvtzGP80
レッド「こ、これは……!」
マミ「ひん!?」
レッド「い、いや済まん。ほら足下が滑るだろ、この辺……」
マミ「に、二回も!! 何考えてるの!? セクハラですか!? アル・セクハラですか!?」
レッド「ご、ごめんなさい……」
マミ「もう! 行きますよ!」
レッド(う~ん、でかい)
マミ「ひん!?」
レッド「い、いや済まん。ほら足下が滑るだろ、この辺……」
マミ「に、二回も!! 何考えてるの!? セクハラですか!? アル・セクハラですか!?」
レッド「ご、ごめんなさい……」
マミ「もう! 行きますよ!」
レッド(う~ん、でかい)
322: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:50:32.51 ID:yVvtzGP80
クーロン 地下鉄跡
レッド「……マミのご両親はどんな人なんだ?」
マミ「突然なんですか? セクハラのごまかしですか?」
レッド「……いや、何となく聞いてみただけだ。悪かったな」
マミ(……シュウザーはレッドさんの家族の仇)
マミ(思うところがあって、当然よね……)
マミ「私の両親は事故でもう……」
レッド「!」
レッド「済まん、悪い事を聞いたな」
マミ「いいんです。レッドさん」
レッド「……マミのご両親はどんな人なんだ?」
マミ「突然なんですか? セクハラのごまかしですか?」
レッド「……いや、何となく聞いてみただけだ。悪かったな」
マミ(……シュウザーはレッドさんの家族の仇)
マミ(思うところがあって、当然よね……)
マミ「私の両親は事故でもう……」
レッド「!」
レッド「済まん、悪い事を聞いたな」
マミ「いいんです。レッドさん」
323: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:51:15.28 ID:yVvtzGP80
マミ「……これは復讐なんですね」
レッド「そうだな。シュウザーだけは、許す訳にはいかない」
マミ「レッドさん、気を悪くしないでくださいね」
レッド「何だ?」
マミ「レッドさんがブラッククロスを倒すのは、正義のためですか?」
マミ「それとも復讐のためですか?」
レッド「……」
レッド「そうだな。シュウザーだけは、許す訳にはいかない」
マミ「レッドさん、気を悪くしないでくださいね」
レッド「何だ?」
マミ「レッドさんがブラッククロスを倒すのは、正義のためですか?」
マミ「それとも復讐のためですか?」
レッド「……」
324: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:52:21.86 ID:yVvtzGP80
マミ「ごめんなさい、生意気言って」
レッド「良いんだ、マミ。ちゃんと聞いてくれてうれしいよ」
マミ「レッドさん……」
レッド「……初めはヒーローなんてどうでもよかったんだ。奴らを倒せるなら正義でも悪でも何でもよかった」
レッド「そうだ、復讐するための力だと思ってた。今もそう思ってる」
レッド「けど、これまで戦ってきて分かったことがあるんだ」
レッド「良いんだ、マミ。ちゃんと聞いてくれてうれしいよ」
マミ「レッドさん……」
レッド「……初めはヒーローなんてどうでもよかったんだ。奴らを倒せるなら正義でも悪でも何でもよかった」
レッド「そうだ、復讐するための力だと思ってた。今もそう思ってる」
レッド「けど、これまで戦ってきて分かったことがあるんだ」
325: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:53:14.18 ID:yVvtzGP80
マミ「……それは?」
レッド「この力で守れる人もいるってことだ」
マミ「ええ、それは間違いないです」
レッド「だからさ、今は弱い人たちを守るためにも、ブラッククロスと戦うと決めたんだ」
レッド「俺の復讐だけに使うなんのてのは、罰当たりだろ?」
マミ「……」
レッド「この力で守れる人もいるってことだ」
マミ「ええ、それは間違いないです」
レッド「だからさ、今は弱い人たちを守るためにも、ブラッククロスと戦うと決めたんだ」
レッド「俺の復讐だけに使うなんのてのは、罰当たりだろ?」
マミ「……」
326: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:54:22.31 ID:yVvtzGP80
レッド「悪い、答えになってなかったな」
マミ「いいえ、十分です!」
レッド「そ、そうか?」
マミ「はい! だけど……」
レッド「だけど?」
マミ「怖いことや、寂しいこと、ありませんか?」
マミ「誰にも分かってもらえないまま、孤独に戦い続けること」
マミ「いいえ、十分です!」
レッド「そ、そうか?」
マミ「はい! だけど……」
レッド「だけど?」
マミ「怖いことや、寂しいこと、ありませんか?」
マミ「誰にも分かってもらえないまま、孤独に戦い続けること」
327: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:55:27.13 ID:yVvtzGP80
マミ「……私は、そうでした。ずっと怖くて寂しかった」
レッド「それの何がいけないんだ?」
マミ「……それで、戦いに無関係な人を巻き込んだとしても?」
レッド「……巻き込んだのか、魔法少女に」
マミ「原因の一つにはなってしまいました……」
レッド「俺の見る限り、誰もマミのことを恨んじゃいないと思うぜ」
マミ「それでも、私は……」
レッド「それの何がいけないんだ?」
マミ「……それで、戦いに無関係な人を巻き込んだとしても?」
レッド「……巻き込んだのか、魔法少女に」
マミ「原因の一つにはなってしまいました……」
レッド「俺の見る限り、誰もマミのことを恨んじゃいないと思うぜ」
マミ「それでも、私は……」
328: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:56:14.13 ID:yVvtzGP80
レッド「まだ中学生なんだろ? なんでも完璧になんてできないさ」
レッド「……中学生だと!?」
マミ「!?」
レッド(なんという、胸!)
レッド「ま、不安なら聞いてみたらいい。誰もマミのことを弱いとかダメだとか思っちゃいないさ」
マミ「……それは、みんな気を使って」
レッド「俺たちの事、信用できないか?」
マミ「そ、そんなことはないです!」
レッド「大丈夫だ。アルカイザーが保証する」
マミ「……」
マミ「……ありがとう、レッドさん」
レッド「……中学生だと!?」
マミ「!?」
レッド(なんという、胸!)
レッド「ま、不安なら聞いてみたらいい。誰もマミのことを弱いとかダメだとか思っちゃいないさ」
マミ「……それは、みんな気を使って」
レッド「俺たちの事、信用できないか?」
マミ「そ、そんなことはないです!」
レッド「大丈夫だ。アルカイザーが保証する」
マミ「……」
マミ「……ありがとう、レッドさん」
329: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:57:09.21 ID:yVvtzGP80
レッド「!」
レッド「話はここまでだな」
マミ「線路が途切れた……」
マミ「ここが、シュウザーの基地……」
レッド「準備はいいか?」
マミ「ええ、後ろを向いてる暇はないもの!」
レッド「その意気だ!」
レッド「話はここまでだな」
マミ「線路が途切れた……」
マミ「ここが、シュウザーの基地……」
レッド「準備はいいか?」
マミ「ええ、後ろを向いてる暇はないもの!」
レッド「その意気だ!」
330: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:57:52.53 ID:yVvtzGP80
シュウザーの秘密基地
レッド「……なかなか厳重な警備だな」
マミ「それを見越して、暁美さんがこんなものを……」
レッド「これは……、爆弾か?」
マミ「これで、基地を爆破しろって」
レッド「あの子、見かけに寄らず過激だな……」
マミ「色んな意味で、見かけに寄らない子なの」
331: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:58:31.11 ID:yVvtzGP80
…………
戦闘員「キー!」
シュウザー「ほう、侵入者か。面白い」
シュウザー「このシュウザー城を前に、どこまでやれるか見物だな!」
戦闘員「キー」
シュウザー「しかも、たった二人だと?」
シュウザー「ふん、なめられたも……」
カッ!
…………
戦闘員「キー!」
シュウザー「ほう、侵入者か。面白い」
シュウザー「このシュウザー城を前に、どこまでやれるか見物だな!」
戦闘員「キー」
シュウザー「しかも、たった二人だと?」
シュウザー「ふん、なめられたも……」
カッ!
…………
332: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 03:59:24.35 ID:yVvtzGP80
…………
レッド「ど、どうなってるんだ、その爆弾の威力は!」
マミ「わ、私に言われても……」
マミ「何でも、モンドとかいう人のものらしいけど……」
レッド「まずい、燃料タンクに火が!」
マミ「に、逃げましょう!」
…………
レッド「ど、どうなってるんだ、その爆弾の威力は!」
マミ「わ、私に言われても……」
マミ「何でも、モンドとかいう人のものらしいけど……」
レッド「まずい、燃料タンクに火が!」
マミ「に、逃げましょう!」
…………
333: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:00:25.18 ID:yVvtzGP80
…………
「キー!」 「キー!」 「キー!」
シュウザー「ええい、静まれ!」
シュウザー「まさか基地もろとも爆破するとはな……」
シュウザー「!」
レッド「シュウザー!」
シュウザー「誰かと思えば、小此木の小僧か!」
シュウザー「このシュウザー城を爆破したことは褒めてやろう。だが、ここが貴様の墓場だ!」
「キー!」 「キー!」 「キー!」
シュウザー「ええい、静まれ!」
シュウザー「まさか基地もろとも爆破するとはな……」
シュウザー「!」
レッド「シュウザー!」
シュウザー「誰かと思えば、小此木の小僧か!」
シュウザー「このシュウザー城を爆破したことは褒めてやろう。だが、ここが貴様の墓場だ!」
334: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:01:42.00 ID:yVvtzGP80
VS シュウザー ブラッククロス四天王の一人 改造人間
レッド「シュウザー! 仇は取らせてもらうぞ!」
マミ(変身しない……?)
シュウザー「ふん、すぐに家族に会わせてやろう!」
シュウザー『バルカン』
レッド「そんなものが!」
レッド『三角蹴り』
マミ「レッドさん……」
レッド「シュウザー! 仇は取らせてもらうぞ!」
マミ(変身しない……?)
シュウザー「ふん、すぐに家族に会わせてやろう!」
シュウザー『バルカン』
レッド「そんなものが!」
レッド『三角蹴り』
マミ「レッドさん……」
335: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:03:16.43 ID:yVvtzGP80
『援護射撃』
マミ「!」
レッド「ちっ、戦闘員が残っていたのか!」
シュウザー「ふっ、嬲り殺しだ!」
レッド「マミは雑魚を頼む! こいつは俺が!」
マミ「……了解!」
シュウザー「一騎打ちか? 思い上がるな!」
『毒ガス』
レッド「食らえぇ!」
『あびせ蹴り』
マミ「!」
レッド「ちっ、戦闘員が残っていたのか!」
シュウザー「ふっ、嬲り殺しだ!」
レッド「マミは雑魚を頼む! こいつは俺が!」
マミ「……了解!」
シュウザー「一騎打ちか? 思い上がるな!」
『毒ガス』
レッド「食らえぇ!」
『あびせ蹴り』
336: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:04:09.33 ID:yVvtzGP80
レッド「!」💡
『三龍旋』
シュウザー「何!?」
レッド「スープレックスゥ!」
シュウザー「ぬおわぁ!」
マミ「レッドさん、すごい気迫……!」
シュウザー「ちぃ、撃て! 奴らを蜂の巣にしろ!」
戦闘員「キー!」
マミ「させないわ!」
『レガーレ・ヴァスタアリア』
戦闘員「キー!?」
マミ「私のリボンは解けないわ!」
『三龍旋』
シュウザー「何!?」
レッド「スープレックスゥ!」
シュウザー「ぬおわぁ!」
マミ「レッドさん、すごい気迫……!」
シュウザー「ちぃ、撃て! 奴らを蜂の巣にしろ!」
戦闘員「キー!」
マミ「させないわ!」
『レガーレ・ヴァスタアリア』
戦闘員「キー!?」
マミ「私のリボンは解けないわ!」
337: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:05:13.38 ID:yVvtzGP80
シュウザー「おのれ……」
レッド『金剛神掌ォ!』
シュウザー「ぐはっ……!」
レッド「見たか、シュウザー!」
シュウザー「調子に乗るなよ、小僧!」
『クロービット』
レッド「この技は……!」
マミ「う、腕が分離した!?」
レッド『金剛神掌ォ!』
シュウザー「ぐはっ……!」
レッド「見たか、シュウザー!」
シュウザー「調子に乗るなよ、小僧!」
『クロービット』
レッド「この技は……!」
マミ「う、腕が分離した!?」
340: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:10:18.90 ID:yVvtzGP80
シュウザー「クロービットは全方位から貴様らを引き裂く!」
シュウザー「消えろ!」
レッド「ぐあっ……」
マミ「きゃあ!」
レッド「くそっ、アレを止めないとな……」
マミ「ここは、私が!」
シュウザー「ほう、小娘から死ぬか!」
マミ「残念ね、私はこんなところじゃ終われないの!」
シュウザー「消えろ!」
レッド「ぐあっ……」
マミ「きゃあ!」
レッド「くそっ、アレを止めないとな……」
マミ「ここは、私が!」
シュウザー「ほう、小娘から死ぬか!」
マミ「残念ね、私はこんなところじゃ終われないの!」
341: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:10:59.96 ID:yVvtzGP80
シュウザー「食らえ!」
マミ「……」
マミ「今よ!」
『レガーレ』
シュウザー「な、何!? クロービットを捕らえただと!?」
マミ「その腕、縛らせてもらうわ。腕しかないけれど」
レッド「さすがだ、マミ!」
マミ「……」
マミ「今よ!」
『レガーレ』
シュウザー「な、何!? クロービットを捕らえただと!?」
マミ「その腕、縛らせてもらうわ。腕しかないけれど」
レッド「さすがだ、マミ!」
342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:11:37.77 ID:yVvtzGP80
シュウザー「小賢しい真似を……」
『放射火炎』
レッド「今更そんなものが効くか!」
マミ「いえ、あいつに狙いは……!」
シュウザー「ふははは、残念だったな」
マミ「ヘリで逃げた!?」
レッド「……」
…………
『放射火炎』
レッド「今更そんなものが効くか!」
マミ「いえ、あいつに狙いは……!」
シュウザー「ふははは、残念だったな」
マミ「ヘリで逃げた!?」
レッド「……」
…………
343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:13:02.59 ID:yVvtzGP80
…………
シュウザー「まったく、しつこい奴らだったぜ」
シュウザー「だがこれで……」
『アル・フェニックス!』
シュウザー「……何だ?」
シュウザー「火の鳥が……こちらに!?」
アルカイザー「うおおおお!」
シュウザー「まさか、ヘリに体当たりするつもりか!?」
シュウザー「そんな真似が、できるはずが……」
シュウザー「まったく、しつこい奴らだったぜ」
シュウザー「だがこれで……」
『アル・フェニックス!』
シュウザー「……何だ?」
シュウザー「火の鳥が……こちらに!?」
アルカイザー「うおおおお!」
シュウザー「まさか、ヘリに体当たりするつもりか!?」
シュウザー「そんな真似が、できるはずが……」
344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:14:29.85 ID:yVvtzGP80
シュウザー「向かってくる!」
シュウザー「あの小娘か! あいつが打ち出したのか、アルカイザーを!」
シュウザー「何者だ、あの小娘は!」
アルカイザー「逃げられると思うなぁ!」
アルカイザー「倉らえぇぇ!」
シュウザー「ば、馬鹿な!」
…………
シュウザー「あの小娘か! あいつが打ち出したのか、アルカイザーを!」
シュウザー「何者だ、あの小娘は!」
アルカイザー「逃げられると思うなぁ!」
アルカイザー「倉らえぇぇ!」
シュウザー「ば、馬鹿な!」
…………
345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:15:19.60 ID:yVvtzGP80
…………
マミ「ヘリが堕ちる……」
マミ「これで、レッドさんの仇が……」
アルカイザー「マミ、まだだ!」
マミ「!?」
シュウザー「お、おのれぇ……」
マミ「ぜ、全身ボロボロなのに、まだ動くの……?」
レッド「奴は改造人間だ。倒すには……」
マミ「ヘリが堕ちる……」
マミ「これで、レッドさんの仇が……」
アルカイザー「マミ、まだだ!」
マミ「!?」
シュウザー「お、おのれぇ……」
マミ「ぜ、全身ボロボロなのに、まだ動くの……?」
レッド「奴は改造人間だ。倒すには……」
347: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:16:28.33 ID:yVvtzGP80
シュウザー「ふははは、そうだ!」
シュウザー「俺を倒すには、この頭を打ち抜くしか無い!」
シュウザー「そして俺の頭には小此木の脳が埋め込まれているのだ!」
アルカイザー「!」
マミ「なんてことを……!」
シュウザー「やれるかアルカイザー! 俺様をやれるか!」
シュウザー「俺を倒すには、この頭を打ち抜くしか無い!」
シュウザー「そして俺の頭には小此木の脳が埋め込まれているのだ!」
アルカイザー「!」
マミ「なんてことを……!」
シュウザー「やれるかアルカイザー! 俺様をやれるか!」
348: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:17:56.71 ID:yVvtzGP80
アルカイザー「……」
『ブライトナックル』
シュウザー「き、貴様!」
マミ「アルカイザー!」
アルカイザー「……父さん、今終わらせるから」
シュウザー「うおおぉぉ!」
アルカイザー「撃ち抜けぇぇ!」
…………
『ブライトナックル』
シュウザー「き、貴様!」
マミ「アルカイザー!」
アルカイザー「……父さん、今終わらせるから」
シュウザー「うおおぉぉ!」
アルカイザー「撃ち抜けぇぇ!」
…………
349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:19:19.87 ID:yVvtzGP80
…………
レッド「……」
レッド「これで、ブラッククロス四天王は全滅だ」
レッド「後は奴らの本拠地に……」
マミ「レッドさん、大丈夫ですか?」
レッド「ああ、大丈夫だ」
マミ「……泣いてませんか?」
レッド「……」
レッド「これで、ブラッククロス四天王は全滅だ」
レッド「後は奴らの本拠地に……」
マミ「レッドさん、大丈夫ですか?」
レッド「ああ、大丈夫だ」
マミ「……泣いてませんか?」
350: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/24(月) 04:20:09.84 ID:yVvtzGP80
レッド「雨だよ。基地の火もすぐに消えるだろう」
マミ「ああ、確かに雨が……」
レッド「……」
レッド「……帰ろう、クーロンへ」
ツルッ
レッド「!?」
マミ「!?」
ムニッ
マミ「嫌あああ!」
マミ「ああ、確かに雨が……」
レッド「……」
レッド「……帰ろう、クーロンへ」
ツルッ
レッド「!?」
マミ「!?」
ムニッ
マミ「嫌あああ!」
362: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:06:04.80 ID:GahGQBlf0
…………
クーロン イタリア料理店
ルーファス「前回の作戦において、エミリアはジョーカーを目撃した」
ルーファス「奴の目的は不明だが、トリニティの基地に何らかの情報が存在するのは間違いないだろう」
ルーファス「そこでエミリア、そして今回はさやかにも、もう一度トリニティ・ラムダ基地に潜入してもらいたい」
エミリア「……」
ルーファス「心配するな,、今回は別の衣装を用意した」
さやか「衣装変えるのかよ……」
ルーファス「さやかの分もある」
さやか「いや、いりませんよ!?」
クーロン イタリア料理店
ルーファス「前回の作戦において、エミリアはジョーカーを目撃した」
ルーファス「奴の目的は不明だが、トリニティの基地に何らかの情報が存在するのは間違いないだろう」
ルーファス「そこでエミリア、そして今回はさやかにも、もう一度トリニティ・ラムダ基地に潜入してもらいたい」
エミリア「……」
ルーファス「心配するな,、今回は別の衣装を用意した」
さやか「衣装変えるのかよ……」
ルーファス「さやかの分もある」
さやか「いや、いりませんよ!?」
363: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:06:56.55 ID:GahGQBlf0
エミリア「……リーサルコマンドー?」
ルーファス「基地への突入任務だ。これ以上に適したものはない」
さやか「何か露出多くないですか?」
ルーファス「いや、これは銃撃戦闘に特化した服装だ。下心はない。無いと言ったらない」
アニー「どうだか」
ライザ「私たちは後から強行突入すろのね」
ルーファス「ああ、騒ぎを起こして二人が脱出する時間を作る」
ルーファス「基地への突入任務だ。これ以上に適したものはない」
さやか「何か露出多くないですか?」
ルーファス「いや、これは銃撃戦闘に特化した服装だ。下心はない。無いと言ったらない」
アニー「どうだか」
ライザ「私たちは後から強行突入すろのね」
ルーファス「ああ、騒ぎを起こして二人が脱出する時間を作る」
364: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:07:49.01 ID:GahGQBlf0
アニー「何だ、エミリア似合うじゃん」
さやか「やっぱモデルさんは何着てもいけるんだなぁ」
エミリア「……それで、さやかの衣装は?」
さやか「え~。私も着るんですか?」
ルーファス「うむ、さやかは剣を使うからな。剣士のための衣装を用意した」
さやか「おお! 何かちょっと期待!」
さやか「やっぱモデルさんは何着てもいけるんだなぁ」
エミリア「……それで、さやかの衣装は?」
さやか「え~。私も着るんですか?」
ルーファス「うむ、さやかは剣を使うからな。剣士のための衣装を用意した」
さやか「おお! 何かちょっと期待!」
365: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:08:34.14 ID:GahGQBlf0
ルーファス「ソードダンサーだ。余計な布を排したデザインは剣士の動きを妨げない」
エミリア「これって……」
アニー「この間の……」
さやか「セクハラ衣装じゃないですか!!」
ライザ「ルーファス、まだ懲りてなかったの?」
ルーファス「違うといってるだろう! これは剣士の……」
さやか「こんなもん、ほとんど下着じゃん! 腰布付いた下着ですよコレ!」
ルーファス「嘘だと思うなら、試してみろ」
さやか「試すって何を!? 誰に!?」
ルーファス「剣を使ってみろ」
エミリア「これって……」
アニー「この間の……」
さやか「セクハラ衣装じゃないですか!!」
ライザ「ルーファス、まだ懲りてなかったの?」
ルーファス「違うといってるだろう! これは剣士の……」
さやか「こんなもん、ほとんど下着じゃん! 腰布付いた下着ですよコレ!」
ルーファス「嘘だと思うなら、試してみろ」
さやか「試すって何を!? 誰に!?」
ルーファス「剣を使ってみろ」
366: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:09:32.31 ID:GahGQBlf0
さやか「……確かに、何かキレがある気がする」
ルーファス「そうだろう。俺は常に最善の選択をしている」
さやか「ルーファスさんは見ないでください」
ルーファス「!」
ライザ「当たり前でしょう」
アニー「ほら、男は消えた消えた」
ルーファス「馬鹿な……」
ルーファス「そうだろう。俺は常に最善の選択をしている」
さやか「ルーファスさんは見ないでください」
ルーファス「!」
ライザ「当たり前でしょう」
アニー「ほら、男は消えた消えた」
ルーファス「馬鹿な……」
367: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:10:11.34 ID:GahGQBlf0
さやか「いやでも、これ恥ずかしいですって!」
ライザ「でも、男の人はこういうの好きよ?」
アニー「そういや恋人がいるんだっけ?」
さやか「ま、まあ一応……」
アニー「だったら、ほら……」
ライザ「女にはこういう経験も必要よ?」
さやか「いやいやいや、そんなんで私が丸め込まれるとでも!?」
ライザ「でも、男の人はこういうの好きよ?」
アニー「そういや恋人がいるんだっけ?」
さやか「ま、まあ一応……」
アニー「だったら、ほら……」
ライザ「女にはこういう経験も必要よ?」
さやか「いやいやいや、そんなんで私が丸め込まれるとでも!?」
368: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:11:20.43 ID:GahGQBlf0
…………
トリニティ・ラムダ基地 潜入路
エミリア「結局着たのね……」
さやか「だって、これで恭介のハートをガッチリロックだって……」
エミリア「あなたってホント……、いえ、何でもないわ」
さやか「うわあでもこれやっぱ恥ずかしいよ……」
さやか「胸もそうだけど、これ下もやばいですよね。足とか全部見えてません?」
エミリア「そうね、付け根まで見えるわ」
さやか「マ、マジですか!? ああ、もう! やっぱいつもの方が……」
さやか「……エミリアさん?」
トリニティ・ラムダ基地 潜入路
エミリア「結局着たのね……」
さやか「だって、これで恭介のハートをガッチリロックだって……」
エミリア「あなたってホント……、いえ、何でもないわ」
さやか「うわあでもこれやっぱ恥ずかしいよ……」
さやか「胸もそうだけど、これ下もやばいですよね。足とか全部見えてません?」
エミリア「そうね、付け根まで見えるわ」
さやか「マ、マジですか!? ああ、もう! やっぱいつもの方が……」
さやか「……エミリアさん?」
369: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:13:00.81 ID:GahGQBlf0
エミリア「……さやか、あなたは聞いてるんでしょ?」
さやか「何の事ですか?」
エミリア「ほら、私が基地で会った子から」
さやか「……その話、いいんですか?」
エミリア「……ええ」
さやか「……ジョーカーの素顔を見たんですよね」
エミリア「あの子たち、何か言ってた?」
さやか「ええと、普通の男の人だったって」
さやか「何の事ですか?」
エミリア「ほら、私が基地で会った子から」
さやか「……その話、いいんですか?」
エミリア「……ええ」
さやか「……ジョーカーの素顔を見たんですよね」
エミリア「あの子たち、何か言ってた?」
さやか「ええと、普通の男の人だったって」
370: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:15:07.70 ID:GahGQBlf0
さやか「でも、エミリアさんは、その人のことを……」
エミリア「……分からないわ」
さやか「……知ってるから、誰にも話さなかったんですよね」
エミリア「分からないの! だけどもう……」
さやか「エミリアさん?」
エミリア「覚悟は決めたのよ」
さやか「……はい」
エミリア「だから、もう大丈夫。私は心配いらない」
さやか「……はい」
エミリア「……分からないわ」
さやか「……知ってるから、誰にも話さなかったんですよね」
エミリア「分からないの! だけどもう……」
さやか「エミリアさん?」
エミリア「覚悟は決めたのよ」
さやか「……はい」
エミリア「だから、もう大丈夫。私は心配いらない」
さやか「……はい」
371: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:15:58.50 ID:GahGQBlf0
………
エミリア「目標は基地の司令」
エミリア「あのヤルートっていう変 、あんな騒ぎがあったのに、まだ執政官のままなのよ」
さやか「その、ヤルートってのとジョーカーが?」
エミリア「ルーファスが言うには、また接触しているらしいわ」
さやか「ヤルートが素直にジョーカーのこと、教えてくれますかね」
エミリア「だめだったら、その時は色仕掛けね」
さやか「マジですか!?」
エミリア「冗談よ」
エミリア「目標は基地の司令」
エミリア「あのヤルートっていう変 、あんな騒ぎがあったのに、まだ執政官のままなのよ」
さやか「その、ヤルートってのとジョーカーが?」
エミリア「ルーファスが言うには、また接触しているらしいわ」
さやか「ヤルートが素直にジョーカーのこと、教えてくれますかね」
エミリア「だめだったら、その時は色仕掛けね」
さやか「マジですか!?」
エミリア「冗談よ」
372: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:16:44.17 ID:GahGQBlf0
…………
さやか「……」
エミリア「……」
さやか「……警備が行きました」
エミリア「今のうちね、行きましょう」
さやか「うわあ、ドキドキするぅ」
エミリア「こっからが本番よ?」
…………
さやか「……」
エミリア「……」
さやか「……警備が行きました」
エミリア「今のうちね、行きましょう」
さやか「うわあ、ドキドキするぅ」
エミリア「こっからが本番よ?」
…………
373: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:17:21.96 ID:GahGQBlf0
執政室前
エミリア「ガードメカが二体……」
さやか「倒せないことはないと思いますけど」
エミリア「……やっちゃう?」
さやか「いいんですか?」
エミリア「どうせ最後までバレないなんて、無理よ。執政室に突っ込むわけだし」
エミリア「気付かれるのがちょっと早いか、遅いかってだけ」
さやか「……帰りは?」
エミリア「ルーファスが来てくれる、はず」
エミリア「ガードメカが二体……」
さやか「倒せないことはないと思いますけど」
エミリア「……やっちゃう?」
さやか「いいんですか?」
エミリア「どうせ最後までバレないなんて、無理よ。執政室に突っ込むわけだし」
エミリア「気付かれるのがちょっと早いか、遅いかってだけ」
さやか「……帰りは?」
エミリア「ルーファスが来てくれる、はず」
374: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:18:02.26 ID:GahGQBlf0
ガードメカ「!」
ガードメカ「侵入者を発……」
さやか「とおりゃああ!」
エミリア「食らいなさい!」
『スクワルタ十字砲火』
さやか「どんなもんよ!」
エミリア「ふふ、さすがのソードダンサーね」
さやか「ああ、もう忘れてたのに!」
375: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:18:55.12 ID:GahGQBlf0
執政室
ヤルート「うん? 何やら騒がしいな」
ヤルート「お~い、誰かおらんか?」
さやか「動くな!」
エミリア「ケガしたくないならね」
ヤルート「ん? 何だお前たち?」
ヤルート「ふむ、今日は女を頼んだ覚えはないが……」
ヤルート「まあいい。ほら入れ入れ。女は歓迎するぞ」
さやか「あれ?」
エミリア「こいつどんだけス なの? 目見えてないの?」
ヤルート「うん? 何やら騒がしいな」
ヤルート「お~い、誰かおらんか?」
さやか「動くな!」
エミリア「ケガしたくないならね」
ヤルート「ん? 何だお前たち?」
ヤルート「ふむ、今日は女を頼んだ覚えはないが……」
ヤルート「まあいい。ほら入れ入れ。女は歓迎するぞ」
さやか「あれ?」
エミリア「こいつどんだけス なの? 目見えてないの?」
376: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:19:45.83 ID:GahGQBlf0
ヤルート「さてさて、コスプレ系か……」
さやか「ちょ、すっごいやらしい目で見てきますよ、あのオッサン!」
エミリア「……さやか、これはチャンスよ」
さやか「へ?」
エミリア「お楽しみの前に、一つ聞いてもいい?」
ヤルート「なんだ?」
エミリア「私たちぃ、ジョーカーに言われて来たんですけどぉ」
さやか「エ、エミリアさん?」
さやか「ちょ、すっごいやらしい目で見てきますよ、あのオッサン!」
エミリア「……さやか、これはチャンスよ」
さやか「へ?」
エミリア「お楽しみの前に、一つ聞いてもいい?」
ヤルート「なんだ?」
エミリア「私たちぃ、ジョーカーに言われて来たんですけどぉ」
さやか「エ、エミリアさん?」
377: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:20:56.74 ID:GahGQBlf0
ヤルート「ほぉう、無礼な奴かと思ったら、分かっておるではないか」
エミリア「私たちにもぉ、『キューブ』のこと教えてくれなぁい?」
ヤルート「ん~? お前達ジョーカーの仲間か?」
さやか「あ、あの人秘密ばっかりなんですぅ」
ヤルート「全くジョーカーめ、こんな女を持っておったか……」
エミリア「ねえ、教えてよぉ。悪いことなんかしないからぁ」
ヤルート「ふん、ジョーカーも仲間にぐらい教えてやればよいものを」
エミリア「私たちにもぉ、『キューブ』のこと教えてくれなぁい?」
ヤルート「ん~? お前達ジョーカーの仲間か?」
さやか「あ、あの人秘密ばっかりなんですぅ」
ヤルート「全くジョーカーめ、こんな女を持っておったか……」
エミリア「ねえ、教えてよぉ。悪いことなんかしないからぁ」
ヤルート「ふん、ジョーカーも仲間にぐらい教えてやればよいものを」
378: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:21:49.51 ID:GahGQBlf0
ヤルート「よしよし、教えてやろう。だが……」
ヤルート「もう少しサービスはもらえんのかな」
エミリア「もぉう、いやらしいわぁ」
ヤルート「よいではないか~」
さやか(エミリアさん、強くなりましたね……)
エミリア(言ったでしょ、覚悟を決めたの)
ヤルート「もう少しサービスはもらえんのかな」
エミリア「もぉう、いやらしいわぁ」
ヤルート「よいではないか~」
さやか(エミリアさん、強くなりましたね……)
エミリア(言ったでしょ、覚悟を決めたの)
379: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:22:39.24 ID:GahGQBlf0
ヤルート「ヨークランドの奥に礼拝堂がある。そこに『キューブ』がある」
さやか「!」
エミリア「え~、ほんとにぃ?」
さやか「『キューブ』って何?」
ヤルート「お? それは教えられんなぁ。ジョーカーも知らんことだ」
さやか「……」
エミリア「……もういいか」
エミリア「ふん!」
ヤルート「ぬおっ!?」
さやか「てい!! くたばれ! この●●親父!」
ヤルート「そ、そんな……」
さやか「!」
エミリア「え~、ほんとにぃ?」
さやか「『キューブ』って何?」
ヤルート「お? それは教えられんなぁ。ジョーカーも知らんことだ」
さやか「……」
エミリア「……もういいか」
エミリア「ふん!」
ヤルート「ぬおっ!?」
さやか「てい!! くたばれ! この●●親父!」
ヤルート「そ、そんな……」
380: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:24:33.15 ID:GahGQBlf0
エミリア「気絶した……」
さやか「うわあーあー、もう! 触って来たらと思うともう! 汚らわしいですわ! 」
エミリア「誰の真似?」
さやか「帰りましょ、エミリアさん!」
…………
ヤルート「……行ったか」
ヤルート「ジョーカーは『キューブ』に興味を持ちすぎた」
ヤルート「……手を汚すのは奴らでいい」
さやか「うわあーあー、もう! 触って来たらと思うともう! 汚らわしいですわ! 」
エミリア「誰の真似?」
さやか「帰りましょ、エミリアさん!」
…………
ヤルート「……行ったか」
ヤルート「ジョーカーは『キューブ』に興味を持ちすぎた」
ヤルート「……手を汚すのは奴らでいい」
381: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:25:23.50 ID:GahGQBlf0
…………
『エネルギー炉が暴走寸前です』
『退避してください』
さやか「ええええ! 何したんですかあのグラサン!」
エミリア「確かに騒ぎだけど!」
『退避してください』『退避してください』
さやか「グラサーン! 早く!」
エミリア「グラサンって……」
『エネルギー炉が暴走寸前です』
『退避してください』
さやか「ええええ! 何したんですかあのグラサン!」
エミリア「確かに騒ぎだけど!」
『退避してください』『退避してください』
さやか「グラサーン! 早く!」
エミリア「グラサンって……」
382: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:26:17.54 ID:GahGQBlf0
ルーファス「誰がグラサンだ」
エミリア「ルーファス!」
ルーファス「今度はちゃんと迎えに来たぞ」
エミリア「ジョーカーはヨークランドに現れるわ。行きましょう」
アニー「さやかも御苦労さん」
ライザ「危ない目に合わせてごめんなさいね」
さやか「へ? いやいやこれくらいなんてことないですよ」
アニー「エミリアと話した?」
さやか「……もう心配ないと思います」
ライザ「そう……」
さやか「辛いはずなのに……」
ルーファス「行くぞ! もう時間がない!」
エミリア「ルーファス!」
ルーファス「今度はちゃんと迎えに来たぞ」
エミリア「ジョーカーはヨークランドに現れるわ。行きましょう」
アニー「さやかも御苦労さん」
ライザ「危ない目に合わせてごめんなさいね」
さやか「へ? いやいやこれくらいなんてことないですよ」
アニー「エミリアと話した?」
さやか「……もう心配ないと思います」
ライザ「そう……」
さやか「辛いはずなのに……」
ルーファス「行くぞ! もう時間がない!」
383: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:27:02.63 ID:GahGQBlf0
…………
エミリア「ジョーカー……」
エミリア「いえ、あなたは……」
さやか「帰ったら、これマミさんに着てもらおう」
ライザ「マミってあのグラマーな子ね。似合うかも」
アニー「ついでにピンクタイガーも着せてみたら?」
さやか「何ですか、それ?」
ライザ「エミリアが着たのよ」
アニー「プロレス衣装」
さやか「……グラディウスってほんと」
エミリア「ジョーカー……」
エミリア「いえ、あなたは……」
さやか「帰ったら、これマミさんに着てもらおう」
ライザ「マミってあのグラマーな子ね。似合うかも」
アニー「ついでにピンクタイガーも着せてみたら?」
さやか「何ですか、それ?」
ライザ「エミリアが着たのよ」
アニー「プロレス衣装」
さやか「……グラディウスってほんと」
384: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:27:46.05 ID:GahGQBlf0
…………
オウミ
杏子「おい、シーフードが名物って……」
クーン「シーフード! 食べて行こうよ!」
メイレン「そんなことしてる場合じゃないでしょ」
杏子「シーフードが来るまで、あたしは動かないぞ」
クーン「僕も!」
メイレン「あーはいはい、わかったわよ!」
レストラン
杏子「海老だ、海老追加!」
クーン「んぐぐぐ」
メイレン「あせって食べ過ぎよ!」
オウミ
杏子「おい、シーフードが名物って……」
クーン「シーフード! 食べて行こうよ!」
メイレン「そんなことしてる場合じゃないでしょ」
杏子「シーフードが来るまで、あたしは動かないぞ」
クーン「僕も!」
メイレン「あーはいはい、わかったわよ!」
レストラン
杏子「海老だ、海老追加!」
クーン「んぐぐぐ」
メイレン「あせって食べ過ぎよ!」
385: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:28:25.36 ID:GahGQBlf0
杏子「さて、満腹になったところで」
杏子「ここに指輪持ってる奴がいるのか」
メイレン「ここの領主が策士の指輪を買った。これは確かな情報よ」
クーン「指輪くれるかな!」
杏子「くれねーだろ。頼んで買い取るか……」
メイレン「奪うのか」
杏子「ったく、だりぃな……」
杏子「ここに指輪持ってる奴がいるのか」
メイレン「ここの領主が策士の指輪を買った。これは確かな情報よ」
クーン「指輪くれるかな!」
杏子「くれねーだろ。頼んで買い取るか……」
メイレン「奪うのか」
杏子「ったく、だりぃな……」
386: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:29:07.98 ID:GahGQBlf0
領主の館
杏子「でかい屋敷だな……」
クーン「でも誰もいないみたい」
杏子「おーい、出てこーい!!」
クーン「出てこーい!!」
メイレン「何よその呼び出し」
領主「何ですか、騒々しい」
杏子「お、出て来た」
クーン「ホントだ!」
杏子「でかい屋敷だな……」
クーン「でも誰もいないみたい」
杏子「おーい、出てこーい!!」
クーン「出てこーい!!」
メイレン「何よその呼び出し」
領主「何ですか、騒々しい」
杏子「お、出て来た」
クーン「ホントだ!」
387: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:30:13.86 ID:GahGQBlf0
領主「私に何か御用ですかな?」
メイレン「マンハッタンで指輪を買われたそうですね」
領主「ええ、それが何か?」
メイレン「その指輪を譲っては頂けませんか?」
領主「ほーほー、あなた方も指輪を集めているんですか」
クーン「うん!!」
領主「では、あなた方の集めた指輪を頂きましょうか」
杏子「しまった! これは……」
領主「そう、これは罠。そしてこれは落とし穴。ふふふふ、指輪は後で回収しよう」
388: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:31:35.82 ID:GahGQBlf0
…………
杏子「いてて……、おい、お前ら無事か?」
メイレン「なんだかやばい所に落とされたわね」
クーン「ワオ!! ドキドキしちゃった」
杏子「くそ、あの野郎帰ったらただじゃおかねえぞ……」
杏子「どこだよここ。屋敷の地下か?」
メイレン「みたいね。一応道はあるみたいだけど」
杏子「いてて……、おい、お前ら無事か?」
メイレン「なんだかやばい所に落とされたわね」
クーン「ワオ!! ドキドキしちゃった」
杏子「くそ、あの野郎帰ったらただじゃおかねえぞ……」
杏子「どこだよここ。屋敷の地下か?」
メイレン「みたいね。一応道はあるみたいだけど」
389: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:32:22.87 ID:GahGQBlf0
クーン「ねえねえ! なんか水の音がするよ!」
杏子「本当だ。どっかから水が入ってきてんのか?」
クーン「そこからなら出られるかも!」
杏子「お前泳ぐ気かよ」
メイレン「……」
杏子「どうした?」
メイレン「何か生臭くない?」
杏子「あー、確かに。魚の腐ったみたいな……」
クーン「さっきのシーフードじゃないかな?」
メイレン「嫌なこと言わないでよ……」
杏子「本当だ。どっかから水が入ってきてんのか?」
クーン「そこからなら出られるかも!」
杏子「お前泳ぐ気かよ」
メイレン「……」
杏子「どうした?」
メイレン「何か生臭くない?」
杏子「あー、確かに。魚の腐ったみたいな……」
クーン「さっきのシーフードじゃないかな?」
メイレン「嫌なこと言わないでよ……」
390: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:33:00.56 ID:GahGQBlf0
杏子「……」
杏子「なんかいるな」
メイレン「いるわね」
クーン「なにかな?」
杏子「……イカだ」
メイレン「イカね」
クーン「でっかい!」
杏子「なんかいるな」
メイレン「いるわね」
クーン「なにかな?」
杏子「……イカだ」
メイレン「イカね」
クーン「でっかい!」
391: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:34:34.98 ID:GahGQBlf0
杏子「おいおい、あんなもんどうすんだ。刺身か? 刺身でいくのか?」
メイレン「あれをシーフード扱いしないで!」
クーン「あ、あのイカの後ろに階段があるよ!」
杏子「門番って訳か……」
メイレン「あれが帰り道ね」
杏子「しゃーねえ、行くぞお前ら。あのイカを仕留めるぞ」
メイレン「うわあ、何かいや……」
クーン「ぬるぬるしてそう!」
メイレン「あれをシーフード扱いしないで!」
クーン「あ、あのイカの後ろに階段があるよ!」
杏子「門番って訳か……」
メイレン「あれが帰り道ね」
杏子「しゃーねえ、行くぞお前ら。あのイカを仕留めるぞ」
メイレン「うわあ、何かいや……」
クーン「ぬるぬるしてそう!」
392: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:35:11.95 ID:GahGQBlf0
VS デビルテンタクラー 巨大なイカ
杏子「……あいつなんか構えてないか?」
クーン「何かするつもりかな」
メイレン「見てる場合じゃないでしょ!」
『メイルシュトローム』
杏子「おうわ!? 何だ!?」
クーン「流されちゃうよ!」
メイレン「気をつけて! ものすごい水流が来るわ!」
杏子「……あいつなんか構えてないか?」
クーン「何かするつもりかな」
メイレン「見てる場合じゃないでしょ!」
『メイルシュトローム』
杏子「おうわ!? 何だ!?」
クーン「流されちゃうよ!」
メイレン「気をつけて! ものすごい水流が来るわ!」
393: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:36:10.15 ID:GahGQBlf0
…………
杏子「流されちまったな……」
クーン「これじゃあ進めないね」
杏子「ちっ、あいつが動く前にナマスにしてやるしかないか」
クーン「なます!」
「あの~」
メイレン「? 誰かいる……?」
クーン「うわ! 魚人間だ!」
杏子「イカの次は魚人間かよ」
「せめて人魚って言ってください……」
杏子「流されちまったな……」
クーン「これじゃあ進めないね」
杏子「ちっ、あいつが動く前にナマスにしてやるしかないか」
クーン「なます!」
「あの~」
メイレン「? 誰かいる……?」
クーン「うわ! 魚人間だ!」
杏子「イカの次は魚人間かよ」
「せめて人魚って言ってください……」
394: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:36:42.33 ID:GahGQBlf0
杏子「人魚なあ……」
「メサルティムと申します」
クーン「ねえ、人魚さん。あの向こういるイカ、なんとかならないの?」
メサルティム「あれは私たちにも手に負えない暴れ者」
メサルティム「倒すほかに手はありませんね」
メイレン「結局はそれなのね……」
杏子「人魚は何しに出て来たんだよ?」
「メサルティムと申します」
クーン「ねえ、人魚さん。あの向こういるイカ、なんとかならないの?」
メサルティム「あれは私たちにも手に負えない暴れ者」
メサルティム「倒すほかに手はありませんね」
メイレン「結局はそれなのね……」
杏子「人魚は何しに出て来たんだよ?」
395: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:37:45.65 ID:GahGQBlf0
メサルティム「あんまり騒がしいものですから……」
メサルティム「アセルス様が来てくださったかと思ったのに」
杏子「アセルス? ほむらの連れか」
メサルティム「アセルス様のお知り合いなのですか!?」
杏子「あ、ああ。まあな」
メサルティム「アセルス様のご友人ならば、話は別!」
メサルティム「イカは私にお任せを!」
杏子「おい、どこいくんだよ!」
クーン「イカの所じゃないかな?」
メイレン「一人で!? 無茶よ、追いかけましょう!」
メサルティム「アセルス様が来てくださったかと思ったのに」
杏子「アセルス? ほむらの連れか」
メサルティム「アセルス様のお知り合いなのですか!?」
杏子「あ、ああ。まあな」
メサルティム「アセルス様のご友人ならば、話は別!」
メサルティム「イカは私にお任せを!」
杏子「おい、どこいくんだよ!」
クーン「イカの所じゃないかな?」
メイレン「一人で!? 無茶よ、追いかけましょう!」
396: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:39:00.38 ID:GahGQBlf0
VS デビルテンタクラー
メサルティム「水流が私に通じるとでも!」
クーン「人魚に水は効かないんだ!」
メイレン「これは心強いわ」
杏子「よし、一気にいくぞ!」
『メイルシュトローム』
クーン「また来た!」
杏子「掴まれ、人魚に!」
メイレン「人魚に!?」
メサルティム「つ、掴まらないでください!!」
メサルティム「千切れる!」
メサルティム「水流が私に通じるとでも!」
クーン「人魚に水は効かないんだ!」
メイレン「これは心強いわ」
杏子「よし、一気にいくぞ!」
『メイルシュトローム』
クーン「また来た!」
杏子「掴まれ、人魚に!」
メイレン「人魚に!?」
メサルティム「つ、掴まらないでください!!」
メサルティム「千切れる!」
397: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:39:57.08 ID:GahGQBlf0
杏子「……よし、乗り切ったな」
メサルティム「……あなた達本当にアセルス様の?」
クーン「キョーコ、行くよ!」
杏子「ああ、遅れんな!」
メイレン「全く、困ったものだわ」
メサルティム「……」
『エイミング』
『体当たり』
『跳弾』
メサルティム「……あなた達本当にアセルス様の?」
クーン「キョーコ、行くよ!」
杏子「ああ、遅れんな!」
メイレン「全く、困ったものだわ」
メサルティム「……」
『エイミング』
『体当たり』
『跳弾』
398: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:40:35.78 ID:GahGQBlf0
クーン「人魚さんも!」
メサルティム「ふん!」
『タイガーランページ』
メサルティム「人間なんてぇぇ!」
杏子「人魚やべえな」
メイレン「これ私たちのせいよね」
クーン「?」
メイレン「あ、イカ死んだ」
メサルティム「ふん!」
『タイガーランページ』
メサルティム「人間なんてぇぇ!」
杏子「人魚やべえな」
メイレン「これ私たちのせいよね」
クーン「?」
メイレン「あ、イカ死んだ」
399: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:41:23.91 ID:GahGQBlf0
メサルティム「さあ、これで邪魔なイカは消えました」
メサルティム「どこへなりとも、行ってください」
杏子「ありがとな。アセルスに会ったらお前のこと話しとくよ」
メサルティム「はい……」
メサルティム「ああ、それと今の領主は偽物です」
メイレン「偽物?」
メサルティム「本物の方は、もうこの館を出て行かれましたから……」
クーン「人魚さん……?」
メサルティム「どこへなりとも、行ってください」
杏子「ありがとな。アセルスに会ったらお前のこと話しとくよ」
メサルティム「はい……」
メサルティム「ああ、それと今の領主は偽物です」
メイレン「偽物?」
メサルティム「本物の方は、もうこの館を出て行かれましたから……」
クーン「人魚さん……?」
400: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:42:09.54 ID:GahGQBlf0
…………
杏子「出てこい、領主! の偽物!」
クーン「偽物!」
領主「お、お前らあの化け物を倒したのか!?」
領主「ヒー! 助けてくれ!」
杏子「お、変身した?」
クーン「妖魔だったんだ」
杏子「出てこい、領主! の偽物!」
クーン「偽物!」
領主「お、お前らあの化け物を倒したのか!?」
領主「ヒー! 助けてくれ!」
杏子「お、変身した?」
クーン「妖魔だったんだ」
401: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:43:18.33 ID:GahGQBlf0
メイレン「指輪は頂くわよ。どうせ店の人をだまして手に入れたんでしょ?」
領主「くそっ、おいそこの! この女に気をつけるんだな!」
メイレン「指輪を集めてるやつにろくなのはいないぜ!」
メイレン「何よ! 自分のことでしょう!」
杏子「ま、とにかく指輪は手に入ったな」
メイレン「残る指輪は、神秘の指輪」
メイレン「最後にして、最大の難関よ」
杏子「へっ、望むところだ」
…………
領主「くそっ、おいそこの! この女に気をつけるんだな!」
メイレン「指輪を集めてるやつにろくなのはいないぜ!」
メイレン「何よ! 自分のことでしょう!」
杏子「ま、とにかく指輪は手に入ったな」
メイレン「残る指輪は、神秘の指輪」
メイレン「最後にして、最大の難関よ」
杏子「へっ、望むところだ」
…………
402: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:43:57.38 ID:GahGQBlf0
…………
麒麟の空間
空術を操る麒麟が生み出したリージョン
巨大なお菓子で溢れ、孤児達が暮らしている
ほむら「うぅ、まどか、大丈夫?」
まどか「うん、多分……。ほむらちゃんは?」
ほむら「無事よ。……どうやらあの零姫って人に飛ばされたみたいね」
まどか「アセルスさん、どうなったのかな……」
ほむら「……どうなったんでしょうね」
麒麟の空間
空術を操る麒麟が生み出したリージョン
巨大なお菓子で溢れ、孤児達が暮らしている
ほむら「うぅ、まどか、大丈夫?」
まどか「うん、多分……。ほむらちゃんは?」
ほむら「無事よ。……どうやらあの零姫って人に飛ばされたみたいね」
まどか「アセルスさん、どうなったのかな……」
ほむら「……どうなったんでしょうね」
403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:44:42.54 ID:GahGQBlf0
…………
ほむら「……お菓子? リージョンが巨大なお菓子できてるの?」
まどか「これ食べられるのかな!」
ほむら「……人食い魔女を思い出すわ」
まどか「あ、そういえばこんなのだったね」
ほむら「……食欲なくすわね」
ほむら「カロリーメイトとかないかしら」
まどか「あの柱のところとか?」
ほむら「あれはビスケットじゃない?」
ほむら「……お菓子? リージョンが巨大なお菓子できてるの?」
まどか「これ食べられるのかな!」
ほむら「……人食い魔女を思い出すわ」
まどか「あ、そういえばこんなのだったね」
ほむら「……食欲なくすわね」
ほむら「カロリーメイトとかないかしら」
まどか「あの柱のところとか?」
ほむら「あれはビスケットじゃない?」
404: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:45:43.85 ID:GahGQBlf0
まどか「一応、道があるみたい……」
ほむら「進んでみましょうか」
ほむら「それにしても甘ったるいわね……」
まどか「飲み物ほしいよねー」
…………
まどか「あれ、行き止まりかな?」
ほむら「みたい……だけど、何か置いてあるわ」
まどか「水差し? 何か入ってるの?」
ほむら「……薬?」
まどか「薬……」
ほむら「進んでみましょうか」
ほむら「それにしても甘ったるいわね……」
まどか「飲み物ほしいよねー」
…………
まどか「あれ、行き止まりかな?」
ほむら「みたい……だけど、何か置いてあるわ」
まどか「水差し? 何か入ってるの?」
ほむら「……薬?」
まどか「薬……」
405: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:47:04.74 ID:GahGQBlf0
まどか「……飲むのかな」
ほむら「私が飲んでみるわ。薬には慣れてるから……」
まどか「え、待って! 大丈夫!?」
まどか「……飲んじゃった?」
ほむら「ええ、でもなんとも……」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「?」
まどか「えっと、なんだかちっちゃくなってないかな?」
ほむら「……まどかが大きくなってるんじゃない?」
ほむら「私が飲んでみるわ。薬には慣れてるから……」
まどか「え、待って! 大丈夫!?」
まどか「……飲んじゃった?」
ほむら「ええ、でもなんとも……」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「?」
まどか「えっと、なんだかちっちゃくなってないかな?」
ほむら「……まどかが大きくなってるんじゃない?」
406: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:48:07.49 ID:GahGQBlf0
まどか「違うよぉ! ほむらちゃんが……」
ほむら「本当……、私が小さくなってる」
ほむら「服まで小さくなるのね。ただの薬じゃないみたい……」
まどか「……」
ほむら「まどか?」
まどか「か、可愛い……」
ほむら「!?」
まどか「あの、あのほむらちゃん! 私の手の上に乗ってみない!?」
ほむら「いや、あの、これでそこの鍵穴が通れるわ。多分それが道……」
まどか「いいから!」
ほむら「は、はい!」
ほむら「本当……、私が小さくなってる」
ほむら「服まで小さくなるのね。ただの薬じゃないみたい……」
まどか「……」
ほむら「まどか?」
まどか「か、可愛い……」
ほむら「!?」
まどか「あの、あのほむらちゃん! 私の手の上に乗ってみない!?」
ほむら「いや、あの、これでそこの鍵穴が通れるわ。多分それが道……」
まどか「いいから!」
ほむら「は、はい!」
407: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:48:58.50 ID:GahGQBlf0
まどか「ふわあ、可愛い……」
まどか「本当にお人形さんみたい……」
ほむら「あのーまどか? そろそろ降ろして?」
まどか「ほむらちゃん、きれいだなあ……」
ほむら「まどかー?」
まどか「……ほむらちゃん、あんまり私と目を合わせてくれないから」
まどか「でも、これなら……」
ほむら「……」
まどか「本当にお人形さんみたい……」
ほむら「あのーまどか? そろそろ降ろして?」
まどか「ほむらちゃん、きれいだなあ……」
ほむら「まどかー?」
まどか「……ほむらちゃん、あんまり私と目を合わせてくれないから」
まどか「でも、これなら……」
ほむら「……」
408: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:49:57.47 ID:GahGQBlf0
ほむら「まどか、私は……」
まどか「……えい!」
ほむら「!? 何で脱がすの!?」
まどか「え、だって……」
ほむら「だってじゃ…… めくらない!」
まどか「ウェヒヒヒ!」
ほむら「まどかぁー!」
まどか「……えい!」
ほむら「!? 何で脱がすの!?」
まどか「え、だって……」
ほむら「だってじゃ…… めくらない!」
まどか「ウェヒヒヒ!」
ほむら「まどかぁー!」
409: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:50:47.61 ID:GahGQBlf0
「……あなたたちは何をしてるんですか!?」
「ここには子どもたちがいるんですよ!」
まどか「誰? 邪魔しないで」
「わ、私は麒麟。このリージョンの主です」
麒麟「あ、あなたたちは零姫に送られてきたのですね?」
まどか「そうだけど?」
麒麟「話は聞いています。歓迎しますよ」
ほむら「ほ、ほらもういいでしょ?」
「ここには子どもたちがいるんですよ!」
まどか「誰? 邪魔しないで」
「わ、私は麒麟。このリージョンの主です」
麒麟「あ、あなたたちは零姫に送られてきたのですね?」
まどか「そうだけど?」
麒麟「話は聞いています。歓迎しますよ」
ほむら「ほ、ほらもういいでしょ?」
410: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/26(水) 01:51:42.27 ID:GahGQBlf0
まどか「……麒麟さん、元に戻る薬もあるんですか?」
麒麟「もちろんです。こちらに用意してありますよ」
まどか「これ私が預かっておきますね」
ほむら「!?」
麒麟「ええ、まあ、いいですよ」
まどか「ウェヒヒヒ!」
ほむら「まどかぁー!」
麒麟「もちろんです。こちらに用意してありますよ」
まどか「これ私が預かっておきますね」
ほむら「!?」
麒麟「ええ、まあ、いいですよ」
まどか「ウェヒヒヒ!」
ほむら「まどかぁー!」
418: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:02:04.53 ID:3Vzz4+CF0
…………
麒麟「まず、最初にお話ししておきましょうか」
麒麟「アセルスさんは、妖魔の君オルロワージュに打ち勝ちました」
まどか「ほ、本当に!?」
ほむら「……人間として?」
麒麟「はい。驚くべき事ですが」
ほむら「……そう、よかったわ」
まどか「やった! アセルスさん! 勝ったんだよ、ほむらちゃん!」
ほむら「そうね、強い人だわ」
麒麟「まず、最初にお話ししておきましょうか」
麒麟「アセルスさんは、妖魔の君オルロワージュに打ち勝ちました」
まどか「ほ、本当に!?」
ほむら「……人間として?」
麒麟「はい。驚くべき事ですが」
ほむら「……そう、よかったわ」
まどか「やった! アセルスさん! 勝ったんだよ、ほむらちゃん!」
ほむら「そうね、強い人だわ」
419: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:02:44.76 ID:3Vzz4+CF0
まどか「ほむらちゃん、もっと喜んでもいいんだよ~?」
ほむら「……」
まどか「あ、もしかして泣きそう?」
ほむら「ち、違うわ!」
まどか「大丈夫だよ。私が受け止めてあげるから!」
ほむら「……その時は、元の大きさに戻してくれる?」
まどか「駄目。もう少し私の手の内に!」
麒麟「……」
420: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:03:26.45 ID:3Vzz4+CF0
ほむら「ところで、あなたは零姫さんとどういうご関係?」
麒麟「零姫とは古い友人。ここで匿っていたこともありました」
ほむら「ああ、オルロワージュから……」
まどか「それじゃあ、ここにいる子どもたちも、誰かに追われているんですか?」
麒麟「いえ、あの子たちは訳あって身寄りの無い境遇なのです」
麒麟「私は彼らを引き取って育てています」
まどか「そうだったんですか……」
ほむら「なんて良い人、いえ良い麒麟」
麒麟「それほどでも」
麒麟「零姫とは古い友人。ここで匿っていたこともありました」
ほむら「ああ、オルロワージュから……」
まどか「それじゃあ、ここにいる子どもたちも、誰かに追われているんですか?」
麒麟「いえ、あの子たちは訳あって身寄りの無い境遇なのです」
麒麟「私は彼らを引き取って育てています」
まどか「そうだったんですか……」
ほむら「なんて良い人、いえ良い麒麟」
麒麟「それほどでも」
421: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:05:00.65 ID:3Vzz4+CF0
麒麟「ああ、そうだ。あなたには話しておかなければ、二代目さん?」
ほむら「……それもしかして広まってるの?」
麒麟「いえいえ、私は空術を司る身。トッキーとは相反する立場ですが、それゆえつながるところもあります」
ほむら「トッキーって……」
まどか「絶対仲いいでしょ」
麒麟「何を言うのです。トッキー&麒麟は相容れないものです」
まどか「……」
ほむら「突っ込んだら負けね」
ほむら「……それもしかして広まってるの?」
麒麟「いえいえ、私は空術を司る身。トッキーとは相反する立場ですが、それゆえつながるところもあります」
ほむら「トッキーって……」
まどか「絶対仲いいでしょ」
麒麟「何を言うのです。トッキー&麒麟は相容れないものです」
まどか「……」
ほむら「突っ込んだら負けね」
422: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:05:53.68 ID:3Vzz4+CF0
麒麟「とにかく、あなたがルージュなる者に時術の資質を授けたことは、対となる空術にも影響がありました」
ほむら「もしかして、問題あった?」
麒麟「いえ、これは定めというものでしょう。あなたの選択を私も受け入れました」
ほむら「……そう」
麒麟「それで、先日私のもとにブルーと名乗る若者がやってきました」
ほむら「ブルー……。ルージュさんの双子の片割れ……」
麒麟「空術の資質を与えろと、随分殺気立った様子でしたが」
まどか「……」
ほむら「もしかして、問題あった?」
麒麟「いえ、これは定めというものでしょう。あなたの選択を私も受け入れました」
ほむら「……そう」
麒麟「それで、先日私のもとにブルーと名乗る若者がやってきました」
ほむら「ブルー……。ルージュさんの双子の片割れ……」
麒麟「空術の資質を与えろと、随分殺気立った様子でしたが」
まどか「……」
423: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:06:46.82 ID:3Vzz4+CF0
麒麟「本来ならば命を賭けた争いになるところですが、あなたのおかげで事情が変わった」
ほむら「資質、あげたの?」
麒麟「はい。ブルーも驚いていたようですね」
まどか「戦わずに済んだんですね……」
麒麟「ええ。平和裏に終わった事は、喜ぶべきでしょう」
まどか「で、でもルージュさんとそのブルーさんが資質を揃えたってことは……」
ほむら「……雌雄を決する時が」
まどか「……」
麒麟「ふむ、あなたたちの方が事情に通じているようだ」
ほむら「資質、あげたの?」
麒麟「はい。ブルーも驚いていたようですね」
まどか「戦わずに済んだんですね……」
麒麟「ええ。平和裏に終わった事は、喜ぶべきでしょう」
まどか「で、でもルージュさんとそのブルーさんが資質を揃えたってことは……」
ほむら「……雌雄を決する時が」
まどか「……」
麒麟「ふむ、あなたたちの方が事情に通じているようだ」
424: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:08:01.72 ID:3Vzz4+CF0
麒麟「では端的に。ほむらさん、あなたには見届ける義務がある」
ほむら「どういう意味?」
麒麟「時術と空術を、あの双子にもたらしたのはあなたです。その意味はあなたが見届けるべきなのです」
まどか「それって、ほむらちゃんが二人の戦いを……」
麒麟「いえ、それはもう終わった事」
ほむら「終わった? まさか……」
麒麟「決着は既に。ですが結末には未だ至ってはおりません」
まどか「ちゃんと教えてください!」
麒麟「……ですから、見届けるべきなのですよ。ほむらさん」
麒麟「行きなさい、宿命の場所に!」
ほむら「!」
ほむら「どういう意味?」
麒麟「時術と空術を、あの双子にもたらしたのはあなたです。その意味はあなたが見届けるべきなのです」
まどか「それって、ほむらちゃんが二人の戦いを……」
麒麟「いえ、それはもう終わった事」
ほむら「終わった? まさか……」
麒麟「決着は既に。ですが結末には未だ至ってはおりません」
まどか「ちゃんと教えてください!」
麒麟「……ですから、見届けるべきなのですよ。ほむらさん」
麒麟「行きなさい、宿命の場所に!」
ほむら「!」
425: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:09:15.58 ID:3Vzz4+CF0
まどか「!」
まどか「ほむらちゃん!? ほむらちゃんをどこにやったんですか!?」
麒麟「心配なさらず。すべてが終われば、またここに呼び戻します」
まどか「で、でもほむらちゃんちっちゃいままですよ!?」
麒麟「あ」
まどか「あ、じゃないですよ!? 早くほむらちゃんを返してください!」
麒麟「は、はい。すぐに……」
麒麟「……?」
まどか「ど、どうかしたんですか?」
麒麟「……これは、干渉できない? 時術と空術、それに魔術の類い……」
麒麟「こんなことができるのは……」
まどか「何物憂げになってるんですか!」
麒麟「痛! 待ってください! すぐになんとかしますから!」
426: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:10:32.28 ID:3Vzz4+CF0
…………
マジックキングダム
魔法科学の発達したリージョン
多くの術士が暮らす
地下には……
ヒューズ「おいおいおい、どうなってんだよ!?」
ドール「無駄口たたいてる場合!? 死にたいの!?」
ヒューズ「これが黙ってられるかよ! 何だ、何があった?」
ラビット「マジックキングダム地下から、多数のモンスターが出現している模様。詳細は不明です」
サイレンス「……!……!」
ヒューズ「しゃべれや!」
コットン「キュ!」
427: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:11:51.46 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「畜生、また来る!」
ドール「一般人の退避が済むまで、ここは絶対に抜かせないで!」
ヒューズ「こんなもん、IRPOだけで対応できるか!? 軍はどうした!」
ドール「モンドの余波で、なかなかすぐには動かせないわ。トリニティも最近騒がしいみたいだし」
ヒューズ「冷静に言いやがって……。こんな時でもアイシィドールかよ」
サイレンス「……! ……!」
ヒューズ「だからお前、声……」
サイレンス「……??」
ヒューズ「何だ? 頭?」
ドール「一般人の退避が済むまで、ここは絶対に抜かせないで!」
ヒューズ「こんなもん、IRPOだけで対応できるか!? 軍はどうした!」
ドール「モンドの余波で、なかなかすぐには動かせないわ。トリニティも最近騒がしいみたいだし」
ヒューズ「冷静に言いやがって……。こんな時でもアイシィドールかよ」
サイレンス「……! ……!」
ヒューズ「だからお前、声……」
サイレンス「……??」
ヒューズ「何だ? 頭?」
428: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:12:37.04 ID:3Vzz4+CF0
ドール「……」
ヒューズ「おい、何だよ」
ドール「……あなたの頭の上、妖精がいるわ」
ヒューズ「ああ!? お前大丈夫かよ?」
ドール「いや、だって……」
ヒューズ「え、待てよ。マジなのか?」
コットン「キュ?」
ほむら「あのー、こんにちわ……」
ヒューズ「おい、何だよ」
ドール「……あなたの頭の上、妖精がいるわ」
ヒューズ「ああ!? お前大丈夫かよ?」
ドール「いや、だって……」
ヒューズ「え、待てよ。マジなのか?」
コットン「キュ?」
ほむら「あのー、こんにちわ……」
429: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:13:18.01 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「……」
ヒューズ「おい、ラビット」
ラビット「現在照合中……。確認、暁美ほむらです」
ヒューズ「いや、そうじゃなく、これが幻覚じゃないかっていう……」
ヒューズ「暁美ほむら?」
ほむら「……よ、よろしくお願いします」
サイレンス「………」
ヒューズ「はああああ!?」
ヒューズ「おい、ラビット」
ラビット「現在照合中……。確認、暁美ほむらです」
ヒューズ「いや、そうじゃなく、これが幻覚じゃないかっていう……」
ヒューズ「暁美ほむら?」
ほむら「……よ、よろしくお願いします」
サイレンス「………」
ヒューズ「はああああ!?」
430: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:14:15.49 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「お、お前! こちとらお前を探して……」
ほむら「あの、あなたたちは私のことを……?」
ヒューズ「ああ、知ってるぜ。俺らはIRPOだからな!」
ほむら「IRPO……。麒麟さん、何してくれてるのよ……」
ヒューズ「まさかの妖精サイズか……、見つからない訳だぜ……」
ドール「ヒューズ、後にして! 敵が来る!」
ヒューズ「くそっ、何でこんな時に!」
ラビット「残弾、ありません。支給願います」
ヒューズ「こっちも無いんだよ! 我慢しろ!」
ドール「このままじゃ、ヤバいわね……」
ほむら「ちょ、揺らさないで! 先に私降ろして!」
ほむら「あの、あなたたちは私のことを……?」
ヒューズ「ああ、知ってるぜ。俺らはIRPOだからな!」
ほむら「IRPO……。麒麟さん、何してくれてるのよ……」
ヒューズ「まさかの妖精サイズか……、見つからない訳だぜ……」
ドール「ヒューズ、後にして! 敵が来る!」
ヒューズ「くそっ、何でこんな時に!」
ラビット「残弾、ありません。支給願います」
ヒューズ「こっちも無いんだよ! 我慢しろ!」
ドール「このままじゃ、ヤバいわね……」
ほむら「ちょ、揺らさないで! 先に私降ろして!」
431: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:15:16.59 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「お前いつまで俺の頭に……」
ヒューズ「待てよ……」
ドール「ヒューズ!」
ヒューズ「暁美ほむら、お前モンドからぶん捕った武器、まだもってんのか?」
ほむら「ええ、まあ」
ヒューズ「……俺らに協力するつもりは?」
ほむら「協力すれば、私はIRPOから追われないのかしら」
ヒューズ「それは虫がよすぎる……が!」
ほむら「が?」
ヒューズ「待てよ……」
ドール「ヒューズ!」
ヒューズ「暁美ほむら、お前モンドからぶん捕った武器、まだもってんのか?」
ほむら「ええ、まあ」
ヒューズ「……俺らに協力するつもりは?」
ほむら「協力すれば、私はIRPOから追われないのかしら」
ヒューズ「それは虫がよすぎる……が!」
ほむら「が?」
432: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:16:32.72 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「お前は俺の手下とする。そしてモンド基地潜入は俺の指示だった……」
ほむら「何言ってるの?」
ヒューズ「そして行方をくらましたのは、なんか縮んだからだ……」
ヒューズ「行ける、行けるぞ! 何なら減給取り消しもいける!」
ほむら「……なんとなく、読めてきたわ」
ヒューズ「……話は聞いた通りだ。お前は武器と口裏合わせ、俺は代わりにお前を無罪放免にする」
ドール「ちょっと! そんなこと許されるわけが……」
ヒューズ「ほむら、どうする」
ほむら「……受けましょう。このままじゃ私も危ないし」
ヒューズ「よし、契約は成立だ。お前は俺のティンカーベル的な何かとして、武器を提供しろ!」
ほむら「……契約って言わないで」
ほむら「何言ってるの?」
ヒューズ「そして行方をくらましたのは、なんか縮んだからだ……」
ヒューズ「行ける、行けるぞ! 何なら減給取り消しもいける!」
ほむら「……なんとなく、読めてきたわ」
ヒューズ「……話は聞いた通りだ。お前は武器と口裏合わせ、俺は代わりにお前を無罪放免にする」
ドール「ちょっと! そんなこと許されるわけが……」
ヒューズ「ほむら、どうする」
ほむら「……受けましょう。このままじゃ私も危ないし」
ヒューズ「よし、契約は成立だ。お前は俺のティンカーベル的な何かとして、武器を提供しろ!」
ほむら「……契約って言わないで」
433: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:18:09.77 ID:3Vzz4+CF0
ほむら「それじゃあ、どうぞ」
ヒューズ「うお!? 頭にバズーカ!?」
ほむら「仕方ないじゃない。今の私じゃ手渡しなんてできない」
ほむら「はい、次」
ヒューズ「いやだから頭に……」
ヒューズ「……リーサルドラグーンか。良い趣味だぜ」
ドール「全く勝手なことばかり……」
ほむら「ああもうまどろっこしいわ。適当に出すから、適宜拾って頂戴」
ヒューズ「!? お、おいやめろ! 俺の上で……」
ドール「武器に埋まった……」
434: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:19:07.93 ID:3Vzz4+CF0
…………
「封印が破られた……」
「すべてははじめから、このために」
「俺、いや僕の人生の意味は……」
「……」
ヒューズ「ヒャッハー!! 撃ちまくれ! ぶっ壊せ!」
ほむら「は、走らないで!」
ヒューズ「ぐお!? お前、髪を引っ張るな! ハゲたらどーすんだ!」
ほむら「うるさいわ! あなたなんてハゲたら良いのよ!」
ヒューズ「! 新手だ! 武器プリーズ!!」
ほむら「武器パス!」
「封印が破られた……」
「すべてははじめから、このために」
「俺、いや僕の人生の意味は……」
「……」
ヒューズ「ヒャッハー!! 撃ちまくれ! ぶっ壊せ!」
ほむら「は、走らないで!」
ヒューズ「ぐお!? お前、髪を引っ張るな! ハゲたらどーすんだ!」
ほむら「うるさいわ! あなたなんてハゲたら良いのよ!」
ヒューズ「! 新手だ! 武器プリーズ!!」
ほむら「武器パス!」
435: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:20:06.83 ID:3Vzz4+CF0
「……なんだあれは」
「……いや、あれは」
「ふふ、二代目、また会えたね」
ヒューズ「おい、なんかデカいのはねーのか? ドールとコットンが囲まれてる」
ほむら「……じゃあ、ハイペリオンを」
ヒューズ「うお!? こんなもんまで!?」
ほむら「そして、タイムリープ」
ヒューズ「……お前何者なんだ?」
ほむら「……あなたの部下じゃなかったかしら」
ヒューズ「はっ、食えないガキだぜ」
「……いや、あれは」
「ふふ、二代目、また会えたね」
ヒューズ「おい、なんかデカいのはねーのか? ドールとコットンが囲まれてる」
ほむら「……じゃあ、ハイペリオンを」
ヒューズ「うお!? こんなもんまで!?」
ほむら「そして、タイムリープ」
ヒューズ「……お前何者なんだ?」
ほむら「……あなたの部下じゃなかったかしら」
ヒューズ「はっ、食えないガキだぜ」
436: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:20:50.29 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「……おい、これどうやって撃つんだよ」
ほむら「え、あなた知らないの?」
ヒューズ「パトロールは陽子ロケットなんて使いません!」
ほむら「中学生でも知ってるのに……」
ドール「言ってる場合? 早く援護を!」
コットン「キュキュ!」
サイレンス「………!」
『ヴァーミリオンサンズ』
ほむら「え、あなた知らないの?」
ヒューズ「パトロールは陽子ロケットなんて使いません!」
ほむら「中学生でも知ってるのに……」
ドール「言ってる場合? 早く援護を!」
コットン「キュキュ!」
サイレンス「………!」
『ヴァーミリオンサンズ』
437: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:21:40.32 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「うお!?」
ほむら「ルビーがモンスターを圧殺していく……」
ドール「……あなたの術?」
ほむら「いえ、私じゃない」
サイレンス「………!」
ほむら「いやグッジョブじゃなくて。私じゃないってば」
「皆さん、ありがとうございました。後は任せてください」
ヒューズ「誰だ?」
438: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:22:37.90 ID:3Vzz4+CF0
ほむら「ルージュさん!?」
ルージュ「うん、ルージュだよ。ブルーでもあるけれど」
ほむら「……勝ったの?」
ルージュ「勝った。だけどもうそれはいいんだ」
ほむら「?」
ルージュ「すべては、仕組まれた宿命だったから」
ほむら「ルージュさん?」
ルージュ「うん、ルージュだよ。ブルーでもあるけれど」
ほむら「……勝ったの?」
ルージュ「勝った。だけどもうそれはいいんだ」
ほむら「?」
ルージュ「すべては、仕組まれた宿命だったから」
ほむら「ルージュさん?」
439: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:23:40.25 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「お、おい! どこ行くんだアンタ!」
ルージュ「……地獄を滅ぼす」
ヒューズ「は? 何言って……」
ルージュ「この命に代えても」
ほむら「ルージュさん! あなたの宿命って……まさか!」
ルージュ「最強の術士を生み出すための、茶番だよ。僕が幕を引く」
ほむら「あなたは……」
ルージュ「君たちとの昼食、楽しかったよ。きっとあれが僕とブルーの差だったんだろう」
ほむら「……」
ルージュ「……地獄を滅ぼす」
ヒューズ「は? 何言って……」
ルージュ「この命に代えても」
ほむら「ルージュさん! あなたの宿命って……まさか!」
ルージュ「最強の術士を生み出すための、茶番だよ。僕が幕を引く」
ほむら「あなたは……」
ルージュ「君たちとの昼食、楽しかったよ。きっとあれが僕とブルーの差だったんだろう」
ほむら「……」
440: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:24:30.70 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「マジで一人で行きやがった……」
ドール「止めようにも、無理ね。術士のレベルが違う……」
ラビット「民間人の退避を確認しました」
サイレンス「…………」
コットン「キュキュ!」
ほむら「……パトロールにも敬礼ってあるの?」
ヒューズ「あ? ああ……」
ほむら「それじゃあ……」
『敬礼!』
ドール「止めようにも、無理ね。術士のレベルが違う……」
ラビット「民間人の退避を確認しました」
サイレンス「…………」
コットン「キュキュ!」
ほむら「……パトロールにも敬礼ってあるの?」
ヒューズ「あ? ああ……」
ほむら「それじゃあ……」
『敬礼!』
441: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:25:52.60 ID:3Vzz4+CF0
…………
IRPO本部
ヒューズ「……そうか、御苦労さん」
ほむら「……マジックキングダムからの通信ね。一体なんて?」
ヒューズ「モンスターは全滅、地下の空間も消滅」
ヒューズ「事態は収束だ」
ほむら「……ルージュさんは?」
ヒューズ「……さあな。見つからなかったとさ」
ほむら「……」
IRPO本部
ヒューズ「……そうか、御苦労さん」
ほむら「……マジックキングダムからの通信ね。一体なんて?」
ヒューズ「モンスターは全滅、地下の空間も消滅」
ヒューズ「事態は収束だ」
ほむら「……ルージュさんは?」
ヒューズ「……さあな。見つからなかったとさ」
ほむら「……」
442: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:26:44.32 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「……ほら、受け取れ」
ほむら「……何?」
ヒューズ「IRPOの臨時ライセンスだ。一応俺の部下になってるからな」
ほむら「話はついたのかしら」
ヒューズ「ああ、お偉いさんもとっとと終わらせたかったらしい」
ほむら「……そう」
ヒューズ「……」
ヒューズ「で、お前はどうすんだよ?」
ほむら「とりあえず、まどかと……」
ほむら「……何?」
ヒューズ「IRPOの臨時ライセンスだ。一応俺の部下になってるからな」
ほむら「話はついたのかしら」
ヒューズ「ああ、お偉いさんもとっとと終わらせたかったらしい」
ほむら「……そう」
ヒューズ「……」
ヒューズ「で、お前はどうすんだよ?」
ほむら「とりあえず、まどかと……」
443: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:27:38.61 ID:3Vzz4+CF0
麒麟「ほむらさぁぁぁん!!」
まどか「ほむらちゃぁぁん!!」
ほむら「!?」
まどか「よかったぁ、無事だった……!!」
まどか「って、何でヒューズさんの頭の上に!?」
ほむら「え、いや普通に歩いたら大変だし……」
まどか「降りて! そして私の方に!」
ほむら「ああ、私もまどかがいい……っていうか元に戻して?」
まどか「も、もうちょっと! 今度はちゃんと守るから!」
ほむら「複雑だわ……」
まどか「ほむらちゃぁぁん!!」
ほむら「!?」
まどか「よかったぁ、無事だった……!!」
まどか「って、何でヒューズさんの頭の上に!?」
ほむら「え、いや普通に歩いたら大変だし……」
まどか「降りて! そして私の方に!」
ほむら「ああ、私もまどかがいい……っていうか元に戻して?」
まどか「も、もうちょっと! 今度はちゃんと守るから!」
ほむら「複雑だわ……」
444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:29:04.79 ID:3Vzz4+CF0
ヒューズ「……おい」
まどか「ヒューズさんがほむらちゃんを保護してくれてたんですね」
まどか「ありがとうございました!」
麒麟「それでは失礼します」
ヒューズ「おーい!」
ヒューズ「なんだったんだよ……」
ドール「ヒューズ、報告よ」
ヒューズ「なんだ? 俺はもう帰りたいんだよ」
ドール「マジックキングダムで使った武器の量、聞いた?」
まどか「ヒューズさんがほむらちゃんを保護してくれてたんですね」
まどか「ありがとうございました!」
麒麟「それでは失礼します」
ヒューズ「おーい!」
ヒューズ「なんだったんだよ……」
ドール「ヒューズ、報告よ」
ヒューズ「なんだ? 俺はもう帰りたいんだよ」
ドール「マジックキングダムで使った武器の量、聞いた?」
445: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:30:00.17 ID:3Vzz4+CF0
ドール「いえ、逆。少なすぎよ」
ヒューズ「は?」
ドール「あの子、まだ大量に持ってるわよ」
ヒューズ「……」
ヒューズ「揉み消せ!」
ドール「あら、ほむらちゃんに愛着ができた?」
ヒューズ「ふっざけんな! また俺が減給されるだろうが!」
ヒューズ「おい、まだその辺にいるだろ! 連れ戻してこい!」
ドール「さっき、あの麒麟とかいうのがどこかに連れて行ったけど?」
ヒューズ「……揉み消してくださいお願いします」
ドール「ふん、まあいいわ。今回だけよ」
ヒューズ「は?」
ドール「あの子、まだ大量に持ってるわよ」
ヒューズ「……」
ヒューズ「揉み消せ!」
ドール「あら、ほむらちゃんに愛着ができた?」
ヒューズ「ふっざけんな! また俺が減給されるだろうが!」
ヒューズ「おい、まだその辺にいるだろ! 連れ戻してこい!」
ドール「さっき、あの麒麟とかいうのがどこかに連れて行ったけど?」
ヒューズ「……揉み消してくださいお願いします」
ドール「ふん、まあいいわ。今回だけよ」
446: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/04(木) 02:31:02.92 ID:3Vzz4+CF0
…………
クーロン イタリア料理店
ルーファス「前回のミッションでキューブ、そしてジョーカーの動向が判明した」
ルーファス「もはや一刻の猶予もない。これより総力をもってヨークランドに向かうぞ」
さやか「うーん、仕方ないですね。ちょっと待ったらみんなに手伝ってもらえそうだけど」
エミリア「これは私たちの戦いよ。それに、多分私の……」
アニー「エミリア?」
ライザ「……」
ルーファス「今回は衣装を用意する暇ない。すぐに出撃する」
ライザ「いえ、衣装はあるわ」
さやか「?」
ルーファス「何だと……?」
クーロン イタリア料理店
ルーファス「前回のミッションでキューブ、そしてジョーカーの動向が判明した」
ルーファス「もはや一刻の猶予もない。これより総力をもってヨークランドに向かうぞ」
さやか「うーん、仕方ないですね。ちょっと待ったらみんなに手伝ってもらえそうだけど」
エミリア「これは私たちの戦いよ。それに、多分私の……」
アニー「エミリア?」
ライザ「……」
ルーファス「今回は衣装を用意する暇ない。すぐに出撃する」
ライザ「いえ、衣装はあるわ」
さやか「?」
ルーファス「何だと……?」
456: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:24:35.16 ID:umHuaw/Q0
…………
ヨークランド 町外れの丘
リュート「だからよー、なんでこんなとこで酒飲むんだよ」
ゲン「ああん、分からねえのかよ? 無粋な奴だな」
リュート「酒なんてどこで飲んでも同じだろ? 俺ちょっとかあちゃんに会いに行こうかと……」
ゲン「止めとけ止めとけ、母親なんてのは息子がダラダラしてんのが一番嫌いなんだ」
リュート「だったら何でヨークランドに連れてけなんて……」
ゲン「酒飲むんだよ、酒。お前は道案内だ」
リュート「チクショー、かあちゃんに会わす顔がないぜ……」
ヨークランド 町外れの丘
リュート「だからよー、なんでこんなとこで酒飲むんだよ」
ゲン「ああん、分からねえのかよ? 無粋な奴だな」
リュート「酒なんてどこで飲んでも同じだろ? 俺ちょっとかあちゃんに会いに行こうかと……」
ゲン「止めとけ止めとけ、母親なんてのは息子がダラダラしてんのが一番嫌いなんだ」
リュート「だったら何でヨークランドに連れてけなんて……」
ゲン「酒飲むんだよ、酒。お前は道案内だ」
リュート「チクショー、かあちゃんに会わす顔がないぜ……」
457: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:25:35.72 ID:umHuaw/Q0
ルーファス「何だあいつらは……」
アニー「ただの酔っぱらいでしょ? それよりこんなとこに本当にキューブがあるの?」
さやか「いい景色ですけど、そんなすごいものがある感じじゃないですね」
ライザ「礼拝堂があるんだったかしら」
ルーファス「俺も疑問だったが、ここはモンドの故郷だ」
さやか「もんど?」
ルーファス「奴が何かを隠していたとしても不思議ではない」
さやか「その人何者なんですか?」
アニー「ただの酔っぱらいでしょ? それよりこんなとこに本当にキューブがあるの?」
さやか「いい景色ですけど、そんなすごいものがある感じじゃないですね」
ライザ「礼拝堂があるんだったかしら」
ルーファス「俺も疑問だったが、ここはモンドの故郷だ」
さやか「もんど?」
ルーファス「奴が何かを隠していたとしても不思議ではない」
さやか「その人何者なんですか?」
458: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:26:02.40 ID:umHuaw/Q0
ルーファス「トリニティの司令、だった。軍事クーデターを企んでいたらしいが頓挫した」
さやか「そりゃまたどうして」
ルーファス「とある魔法少女に根こそぎ武装を奪われてね。俺は彼女を引き入れるつもりだったのだが……」
さやか「あー、ほむらの言ってたのってそれかぁ」
さやか「……ていうか、ほむら目当てだったんですね」
ルーファス「ああ。だが今は君が味方でよかったと思っている」
さやか「へ?」
459: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:26:40.67 ID:umHuaw/Q0
アニー「ねえ、ここらでいいんじゃない?」
ルーファス「? 何がだ?」
ライザ「エミリア、ちゃんと持って来た?」
エミリア「う、うん。でも……」
アニー「いいのいいの。折角だから着ちゃいなよ」
さやか「これは……」
ルーファス「? 何がだ?」
ライザ「エミリア、ちゃんと持って来た?」
エミリア「う、うん。でも……」
アニー「いいのいいの。折角だから着ちゃいなよ」
さやか「これは……」
460: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:27:36.41 ID:umHuaw/Q0
…………
ゲン「おいおい、リュート。今日は結婚式でもあるのか?」
リュート「はあ? こんなとこで誰が……」
ゲン「けどあれは花嫁さんじゃねえのか?」
リュート「……本当だ。ウェディングドレスの別嬪さんだ」
リュート「こんなとこで?」
ゲン「結婚式ってことは、いい酒と食いもんだな」
リュート「ゲンさん、まさか潜り込むつもりかい?」
ゲン「……ふへへ、いくぞリュート!」
リュート「もう酔ってんだろアンタ! 自重しなよ……」
ゲン「おいおい、リュート。今日は結婚式でもあるのか?」
リュート「はあ? こんなとこで誰が……」
ゲン「けどあれは花嫁さんじゃねえのか?」
リュート「……本当だ。ウェディングドレスの別嬪さんだ」
リュート「こんなとこで?」
ゲン「結婚式ってことは、いい酒と食いもんだな」
リュート「ゲンさん、まさか潜り込むつもりかい?」
ゲン「……ふへへ、いくぞリュート!」
リュート「もう酔ってんだろアンタ! 自重しなよ……」
461: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:28:25.17 ID:umHuaw/Q0
さやか「うわぁ、エミリアさん超キレイ……」
アニー「そうだね。綺麗だよ」
ルーファス「こんなことをしている場合では……」
さやか「こんなこと?」
ライザ「これだからあなたは……」
エミリア「私、レンと小さな礼拝堂で式を挙げようって言ってたの……」
さやか「エミリアさん……」
アニー「じゃあ、ちょうどいいじゃん。ちょっとボロい所だけど、それで式を挙げて、もう忘れよう」
エミリア「アニー……」
ルーファス「待て、ジョーカー迎撃の準備を……」
ライザ「ルーファス、もう黙って」
さやか「私もいつか、こんなドレスで……」
ルーファス「いかんな、緊張の糸が切れている……」
アニー「そうだね。綺麗だよ」
ルーファス「こんなことをしている場合では……」
さやか「こんなこと?」
ライザ「これだからあなたは……」
エミリア「私、レンと小さな礼拝堂で式を挙げようって言ってたの……」
さやか「エミリアさん……」
アニー「じゃあ、ちょうどいいじゃん。ちょっとボロい所だけど、それで式を挙げて、もう忘れよう」
エミリア「アニー……」
ルーファス「待て、ジョーカー迎撃の準備を……」
ライザ「ルーファス、もう黙って」
さやか「私もいつか、こんなドレスで……」
ルーファス「いかんな、緊張の糸が切れている……」
462: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:29:11.88 ID:umHuaw/Q0
礼拝堂
ゲン「何だあ、誰もいねえじゃねえか」
リュート「そりゃあこんなとこじゃあな……」
ゲン「んだよ、詰まら……」
ゲン「何だコイツ?」
リュート「おいゲンさん、勝手に触らない方が……」
ゲン「ふぅん、変わり種の仏像か何かか?」
リュート「叩くなよ……」
ゲン「何だあ、誰もいねえじゃねえか」
リュート「そりゃあこんなとこじゃあな……」
ゲン「んだよ、詰まら……」
ゲン「何だコイツ?」
リュート「おいゲンさん、勝手に触らない方が……」
ゲン「ふぅん、変わり種の仏像か何かか?」
リュート「叩くなよ……」
463: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:29:57.41 ID:umHuaw/Q0
ゲン「何だ? ディーヴァってのかお前。変な奴だな!」
リュート「誰としゃべってんだよ? もう行こうぜゲンさん」
ジョーカー「……」
リュート「お? アンタいつから居たんだい?」
ゲン「何か気持ち悪い仮面だな。外した方がいいぞ」
ジョーカー「……お前たち、グラディウスか?」
ゲン「グラ? 何だ?」
リュート「俺たちは酒飲みとプー太郎だぜ? 怪しいもんじゃない」
ジョーカー「……ルーファスの作戦か」
リュート「はあ?」
ジョーカー「もういい。やれ!」
ゲン「うお! こいつ動くのか!」
リュート「誰としゃべってんだよ? もう行こうぜゲンさん」
ジョーカー「……」
リュート「お? アンタいつから居たんだい?」
ゲン「何か気持ち悪い仮面だな。外した方がいいぞ」
ジョーカー「……お前たち、グラディウスか?」
ゲン「グラ? 何だ?」
リュート「俺たちは酒飲みとプー太郎だぜ? 怪しいもんじゃない」
ジョーカー「……ルーファスの作戦か」
リュート「はあ?」
ジョーカー「もういい。やれ!」
ゲン「うお! こいつ動くのか!」
464: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:30:50.85 ID:umHuaw/Q0
礼拝堂への道
アニー「ルーファス! あなた神父役やってよ!」
ルーファス「私がか? 何をしろというのだ」
さやか「あれですよ、永遠の愛を誓いますか、って!」
ライザ「サングラス外してね」
ルーファス「馬鹿な!」
エミリア「みんな……」
ルーファス「待て、まだやるとはいってない!」
さやか「その辺の花でブーケ作りましょう!」
アニー「お、ナイスアイデア!」
ライザ「歌も歌う?」
さやか「おお! いいですねえ!」
アニー「ルーファス! あなた神父役やってよ!」
ルーファス「私がか? 何をしろというのだ」
さやか「あれですよ、永遠の愛を誓いますか、って!」
ライザ「サングラス外してね」
ルーファス「馬鹿な!」
エミリア「みんな……」
ルーファス「待て、まだやるとはいってない!」
さやか「その辺の花でブーケ作りましょう!」
アニー「お、ナイスアイデア!」
ライザ「歌も歌う?」
さやか「おお! いいですねえ!」
465: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:31:46.21 ID:umHuaw/Q0
礼拝堂
リュート「ぎゃあぁぁ! すみません! 俺たち出て行くから!」
ゲン「ああん? リュートお前なにビビってんだ? 俺を誰だと思ってんだ?」
リュート「いや無理だって! あいつもう手いっぱいあるし! 武器持ってるし!」
ゲン「ワカツ生まれの剣の冴え、目に焼き付けろ!」
VS ディーヴァ
『ブレード』
ゲン「甘い!」
『ディフレクト』
リュート「ゲンさん!? アンタ何者だい!?」
ゲン「……!」
『濁流剣』
リュート「ゲンさぁん!」
リュート「ぎゃあぁぁ! すみません! 俺たち出て行くから!」
ゲン「ああん? リュートお前なにビビってんだ? 俺を誰だと思ってんだ?」
リュート「いや無理だって! あいつもう手いっぱいあるし! 武器持ってるし!」
ゲン「ワカツ生まれの剣の冴え、目に焼き付けろ!」
VS ディーヴァ
『ブレード』
ゲン「甘い!」
『ディフレクト』
リュート「ゲンさん!? アンタ何者だい!?」
ゲン「……!」
『濁流剣』
リュート「ゲンさぁん!」
466: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:32:51.40 ID:umHuaw/Q0
道
ルーファス「なんだか騒がしいな……」
ライザ「さっきの酔っぱらいかしら」
エミリア「!」
エミリア「ジョーカー!」
さやか「え!?」
エミリア「礼拝堂の裏に!」
ルーファス「……皆、準備はいいか? いい訳無いか」
アニー「良いに決まってんでしょ!」
ライザ「ドレスまで着たのよ?」
ルーファス「……女というのは分からんな」
さやか「行きましょう!」
ルーファス「なんだか騒がしいな……」
ライザ「さっきの酔っぱらいかしら」
エミリア「!」
エミリア「ジョーカー!」
さやか「え!?」
エミリア「礼拝堂の裏に!」
ルーファス「……皆、準備はいいか? いい訳無いか」
アニー「良いに決まってんでしょ!」
ライザ「ドレスまで着たのよ?」
ルーファス「……女というのは分からんな」
さやか「行きましょう!」
467: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:33:44.15 ID:umHuaw/Q0
礼拝堂
ジョーカー「チッ……間の悪い奴らだ」
エミリア「ジョーカー!」
エミリア「……いえ」
エミリア「あなたなんでしょ! レン!」
さやか「え……?」
アニー「エミリア!?」
ライザ「まさか……」
リュート「お? おーい! あんたらこのマスクマンの知り合いかい? 止めさせてくれよ!」
ゲン「まさかこんな奴とチャンバラとはなぁ!」
ジョーカー「チッ……間の悪い奴らだ」
エミリア「ジョーカー!」
エミリア「……いえ」
エミリア「あなたなんでしょ! レン!」
さやか「え……?」
アニー「エミリア!?」
ライザ「まさか……」
リュート「お? おーい! あんたらこのマスクマンの知り合いかい? 止めさせてくれよ!」
ゲン「まさかこんな奴とチャンバラとはなぁ!」
468: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:34:55.11 ID:umHuaw/Q0
さやか「な、なんじゃありゃ……いやそれよりも」
アニー「エミリア?」
エミリア「答えてよ、レン!」
ジョーカー「……やれ、ディーヴァ」
ルーファス「! 来るぞ!」
さやか「……ここは私たちが! エミリアさんはジョ……」
さやか「……レンさんを!」
エミリア「……ごめんなさい」
アニー「……行ってこい!」
ライザ「あなたの答え、見つけて来なさい」
ルーファス「……仕方が無い、か」
アニー「エミリア?」
エミリア「答えてよ、レン!」
ジョーカー「……やれ、ディーヴァ」
ルーファス「! 来るぞ!」
さやか「……ここは私たちが! エミリアさんはジョ……」
さやか「……レンさんを!」
エミリア「……ごめんなさい」
アニー「……行ってこい!」
ライザ「あなたの答え、見つけて来なさい」
ルーファス「……仕方が無い、か」
469: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:36:11.77 ID:umHuaw/Q0
ジョーカー「ふふ、面白いな。ディーヴァ!」
ゲン「お? 奥の手か?」
ディーヴァ「……!」
『天罰』
リュート「おいおい、これやばいんじゃないか?」
ルーファス「礼拝堂が崩れる! みんな逃げろ!」
さやか「エミリアさんは奴を!」
エミリア「……!」
ライザ「離れて!」
ゲン「お? 奥の手か?」
ディーヴァ「……!」
『天罰』
リュート「おいおい、これやばいんじゃないか?」
ルーファス「礼拝堂が崩れる! みんな逃げろ!」
さやか「エミリアさんは奴を!」
エミリア「……!」
ライザ「離れて!」
470: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:36:56.72 ID:umHuaw/Q0
…………
さやか「ぐぐう、さやかちゃんじゃなきゃ瓦礫の下でダウンだよ……」
リュート「な、なんで俺がこんな目に……」
ルーファス「生きていたか、青年」
ゲン「……さすがに酔ってもいられないか」
アニー「エミリアは!?」
ライザ「奴を追ったわ!」
タァン!
さやか「ぐぐう、さやかちゃんじゃなきゃ瓦礫の下でダウンだよ……」
リュート「な、なんで俺がこんな目に……」
ルーファス「生きていたか、青年」
ゲン「……さすがに酔ってもいられないか」
アニー「エミリアは!?」
ライザ「奴を追ったわ!」
タァン!
471: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:38:24.12 ID:umHuaw/Q0
さやか「銃声……?」
ルーファス「まさか……」
ルーファス「アニー、ライザ! エミリアを頼む!」
さやか「もう行きましたよ! それより前、前!」
ルーファス「まずいことに……ぶふぉお!?」
ディーヴァ『魔人三段』
さやか「ル、ルーファスさん!」
リュート「サ、サングラスの人ぉ!」
ゲン「……そこの青い嬢ちゃん、剣が使えるのか?」
さやか「は? いやまあ、そこそこ……」
ゲン「よし、嬢ちゃん。あのデカブツを倒すぞ」
さやか「……?」
ルーファス「まさか……」
ルーファス「アニー、ライザ! エミリアを頼む!」
さやか「もう行きましたよ! それより前、前!」
ルーファス「まずいことに……ぶふぉお!?」
ディーヴァ『魔人三段』
さやか「ル、ルーファスさん!」
リュート「サ、サングラスの人ぉ!」
ゲン「……そこの青い嬢ちゃん、剣が使えるのか?」
さやか「は? いやまあ、そこそこ……」
ゲン「よし、嬢ちゃん。あのデカブツを倒すぞ」
さやか「……?」
472: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:39:07.22 ID:umHuaw/Q0
ゲン『月影の太刀』
『風雪即意付け』
『三花仙』
さやか「うわ、すご……」
ゲン「ふん、やり損ないだ。そうそう連続でできるもんじゃない」
ゲン「……が、動きは覚えたな?」
さやか「ええ~……」
ゲン「いーからやれ。どれか一つでいい」
さやか「はあ、まだ酔っぱらってんじゃないの……」
『風雪即意付け』
『三花仙』
さやか「うわ、すご……」
ゲン「ふん、やり損ないだ。そうそう連続でできるもんじゃない」
ゲン「……が、動きは覚えたな?」
さやか「ええ~……」
ゲン「いーからやれ。どれか一つでいい」
さやか「はあ、まだ酔っぱらってんじゃないの……」
473: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:39:46.59 ID:umHuaw/Q0
ディーヴァ『天罰』
さやか「って、またやる気!?」
ゲン「……おい、リュート!」
リュート「な、何だよ」
ゲン「歌え」
リュート「は?」
ゲン「歌え」
さやか「はあ?」
さやか「って、またやる気!?」
ゲン「……おい、リュート!」
リュート「な、何だよ」
ゲン「歌え」
リュート「は?」
ゲン「歌え」
さやか「はあ?」
474: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:40:52.68 ID:umHuaw/Q0
リュート「何で今歌うんだよ!?」
ゲン「お前の歌はあれだからな、奴の注意を引ける」
リュート「アレって何だよ!?」
ゲン「いいから、思いっきり歌え!」
さやか「何か知らないけど、歌ってください! ギター持ってるじゃないですか!」
リュート「ああ、もう! どうなってもしらないからな!」
ゲン「よし。行くぞ、嬢ちゃん!」
さやか「こうなりゃ、なんでもやるわよ!」
ゲン「お前の歌はあれだからな、奴の注意を引ける」
リュート「アレって何だよ!?」
ゲン「いいから、思いっきり歌え!」
さやか「何か知らないけど、歌ってください! ギター持ってるじゃないですか!」
リュート「ああ、もう! どうなってもしらないからな!」
ゲン「よし。行くぞ、嬢ちゃん!」
さやか「こうなりゃ、なんでもやるわよ!」
475: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:41:47.78 ID:umHuaw/Q0
デンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレ
さやか「!?」
リュート「~♪」
ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー
ディーヴァ「!?」
さやか「い、いける! あいつ隙だらけだ!」
ゲン「……俺の技の繋ぎを頼む」
476: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:42:42.71 ID:umHuaw/Q0
ゲン『月影の太刀』
さやか『風雪即意付け』
さやか「で、できたの?」
ゲン「上出来だ!」
『三花仙』
『乱れ雪月花』
リュート「ラロラロ……ってやったのか!?」
ディーヴァ「……!」
ゲン「しつこい奴だな」
さやか『風雪即意付け』
さやか「で、できたの?」
ゲン「上出来だ!」
『三花仙』
『乱れ雪月花』
リュート「ラロラロ……ってやったのか!?」
ディーヴァ「……!」
ゲン「しつこい奴だな」
477: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:44:09.44 ID:umHuaw/Q0
さやか「あんたなんかの、相手してられないのよ!」
さやか『神速三段突き』
さやか「💡」
『ロザリオインペール』
さやか「これで止めだぁ!」
ゲン「へえ、なかなかやるな」
さやか『神速三段突き』
さやか「💡」
『ロザリオインペール』
さやか「これで止めだぁ!」
ゲン「へえ、なかなかやるな」
478: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:44:43.65 ID:umHuaw/Q0
礼拝堂 深部
ジョーカー「……」
エミリア「……もう逃げ場はないわよ」
アニー「エミリア! そいつは……」
ライザ「待ってアニー。ここはエミリアに」
ジョーカー「……君には僕を殺せない」
エミリア「何を……」
ジョーカー「この体は間違いなく、君の愛するレンのものだ……」
エミリア「……」
ジョーカー「……」
エミリア「……もう逃げ場はないわよ」
アニー「エミリア! そいつは……」
ライザ「待ってアニー。ここはエミリアに」
ジョーカー「……君には僕を殺せない」
エミリア「何を……」
ジョーカー「この体は間違いなく、君の愛するレンのものだ……」
エミリア「……」
479: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:45:28.09 ID:umHuaw/Q0
エミリア「仮面……」
アニー「……え?」
エミリア「あの仮面がレンを……?」
ライザ「仮面に操られているとでも?」
エミリア「……私はレンを信じているわ」
アニー「……それじゃあ、アレ壊してみるか!」
ジョーカー「仮面を壊せばこの男も死ぬ」
ジョーカー「既に私とこの男は一心同体だ」
エミリア「……」
ライザ「……どうするエミリア?」
エミリア「……だったら」
アニー「エミリア!?」
エミリア「せめて、私が」
480: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:46:21.85 ID:umHuaw/Q0
ジョーカー「馬鹿な! できるはずが無い!」
エミリア「覚悟はもう決めてるの。婚約者として、私は……」
ジョーカー「や、やめろ! 分かっているのか!? 俺はレンだぞ!」
さやか「待って!」
エミリア「さやか……もういいの。私はちゃんと……」
さやか「諦めちゃ駄目ですよ! まだ……」
さやか「まだエミリアさんは、本当の気持ちを伝えてません!」
エミリア「……何を」
さやか「ちゃんと言わないと、相手には通じないんです!」
エミリア「覚悟はもう決めてるの。婚約者として、私は……」
ジョーカー「や、やめろ! 分かっているのか!? 俺はレンだぞ!」
さやか「待って!」
エミリア「さやか……もういいの。私はちゃんと……」
さやか「諦めちゃ駄目ですよ! まだ……」
さやか「まだエミリアさんは、本当の気持ちを伝えてません!」
エミリア「……何を」
さやか「ちゃんと言わないと、相手には通じないんです!」
481: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:47:00.55 ID:umHuaw/Q0
エミリア「そういうこと? ……分かった。私も後悔、したくないしね」
エミリア「……レン」
エミリア「愛してるわ」
さやか「おおう、サラっと言っちゃうんですね……」
さやか「どうだ、ジョーカー!」
ジョーカー「……」
さやか「響けよ! 馬鹿男!」
ジョーカー「……何…止めろ……」
アニー「これは……」
ジョーカー「お前は、私に従え……!」
ライザ「意識が?」
エミリア「……レン」
エミリア「愛してるわ」
さやか「おおう、サラっと言っちゃうんですね……」
さやか「どうだ、ジョーカー!」
ジョーカー「……」
さやか「響けよ! 馬鹿男!」
ジョーカー「……何…止めろ……」
アニー「これは……」
ジョーカー「お前は、私に従え……!」
ライザ「意識が?」
482: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:48:06.94 ID:umHuaw/Q0
さやか「チャンス! 絶対チャンスですよ!」
エミリア「わ、私どうしたら……」
さやか「もっかい! もっかい愛を!」
エミリア「……!」
エミリア「私は……」
エミリア「あなたが……あなたが……」
エミリア「あなたが好きだーーー!!」
さやか「!?」
エミリア「あなたが欲しいーーー!!」
エミリア「レーーーン!!!」
エミリア「わ、私どうしたら……」
さやか「もっかい! もっかい愛を!」
エミリア「……!」
エミリア「私は……」
エミリア「あなたが……あなたが……」
エミリア「あなたが好きだーーー!!」
さやか「!?」
エミリア「あなたが欲しいーーー!!」
エミリア「レーーーン!!!」
483: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:49:14.31 ID:umHuaw/Q0
アニー「か、仮面が!」
ライザ「ヒビが入っていく……!」
さやか「わ、割れるよ!」
ジョーカー「……エミリア」
パキン!
レン「エミリアーーーー!!」
エミリア「レン!!」
レン「済まなかった。でも僕はもう離れない!」
エミリア「放すもんですか……!」
エミリア「ずっと、一緒よ」
レン「ずっと一緒だ」
ライザ「ヒビが入っていく……!」
さやか「わ、割れるよ!」
ジョーカー「……エミリア」
パキン!
レン「エミリアーーーー!!」
エミリア「レン!!」
レン「済まなかった。でも僕はもう離れない!」
エミリア「放すもんですか……!」
エミリア「ずっと、一緒よ」
レン「ずっと一緒だ」
484: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 02:50:34.87 ID:umHuaw/Q0
さやか「あの仮面、まだ何か……」
ライザ「まだ力を失っていない……?」
エミリア「さあ、最後の仕上げよ!」
エミリア「銃、得意でしょ?」
レン「ああ、任せろ」
アニー「二人の手が……」
ライザ「銃を握る!」
さやか「幸せ掴めと轟け叫ぶ!!」
『『十字砲火』』
エミリア「さあ、これが私たちの門出よ!」
ルーファス「な、何があった……」
ゲン「何にせよ、めでたいな」
リュート「俺、式で歌おうか?」
episode of Emelia Fin
ライザ「まだ力を失っていない……?」
エミリア「さあ、最後の仕上げよ!」
エミリア「銃、得意でしょ?」
レン「ああ、任せろ」
アニー「二人の手が……」
ライザ「銃を握る!」
さやか「幸せ掴めと轟け叫ぶ!!」
『『十字砲火』』
エミリア「さあ、これが私たちの門出よ!」
ルーファス「な、何があった……」
ゲン「何にせよ、めでたいな」
リュート「俺、式で歌おうか?」
episode of Emelia Fin
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