…………
マンハッタン ショッピングモール
まどか「それじゃあ麒麟さん、ありがとうございました」
麒麟「いえ、私の不手際で申し訳ないことをしました。この埋め合わせはまたいつか」
ほむら「……」
麒麟「私の力が必要な時は、いつでも呼んでください」
ほむら「呼ぶって、どうやって?」
麒麟「大声で。できるだけ幼い感じで」
まどか「麒麟さん、さようなら」
麒麟「ああ、引かないで! 私は子どもを守りたいだけなんです!」
ほむら「はいはい」
マンハッタン ショッピングモール
まどか「それじゃあ麒麟さん、ありがとうございました」
麒麟「いえ、私の不手際で申し訳ないことをしました。この埋め合わせはまたいつか」
ほむら「……」
麒麟「私の力が必要な時は、いつでも呼んでください」
ほむら「呼ぶって、どうやって?」
麒麟「大声で。できるだけ幼い感じで」
まどか「麒麟さん、さようなら」
麒麟「ああ、引かないで! 私は子どもを守りたいだけなんです!」
ほむら「はいはい」
491: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:18:05.24 ID:WFn0Ux4/0
まどか「……それじゃあ、ほむらちゃん。お薬どうぞ」
ほむら「! やっともとに戻れるのね……!」
まどか「うん、このままじゃ危ないみたいだし」
まどか「名残惜しいけど……!!!」
ほむら「そ、そんなに……」
ほむら「……すごい、一歩ですごい進む」
まどか「あー、小さいとなかなか遠くには、ね」
ほむら「……まどかが小さい。いえ、ジャストサイズ……」
まどか「そ、そんなに見ないで……恥ずかしいよ!」
ほむら「断るわ」
ほむら「! やっともとに戻れるのね……!」
まどか「うん、このままじゃ危ないみたいだし」
まどか「名残惜しいけど……!!!」
ほむら「そ、そんなに……」
ほむら「……すごい、一歩ですごい進む」
まどか「あー、小さいとなかなか遠くには、ね」
ほむら「……まどかが小さい。いえ、ジャストサイズ……」
まどか「そ、そんなに見ないで……恥ずかしいよ!」
ほむら「断るわ」
492: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:19:00.94 ID:WFn0Ux4/0
まどか「と、とにかく後にして、ロボットさんを探さないと!」
ほむら「あ、そうだったわね。随分放置しているものね」
まどか「怒られないかなぁ……」
ほむら「メカは怒るのかしら」
…………
レオナルド「やあ、やっと来たね」
ほむら「あ、博士……」
まどか「ごめんなさい、すごく遅くなっちゃって……」
レオナルド「ああ、そのことだけどね、ちょっと手間取っているんだ」
ほむら「あ、そうだったわね。随分放置しているものね」
まどか「怒られないかなぁ……」
ほむら「メカは怒るのかしら」
…………
レオナルド「やあ、やっと来たね」
ほむら「あ、博士……」
まどか「ごめんなさい、すごく遅くなっちゃって……」
レオナルド「ああ、そのことだけどね、ちょっと手間取っているんだ」
493: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:19:31.61 ID:WFn0Ux4/0
ほむら「何か問題でも?」
レオナルド「HQへのシップをチャーターするんだが、僕はテロで死んだ事になってるからね」
レオナルド「なかなか話が進まないんだよ」
ほむら「まあ、そうでしょうね」
レオナルド「ただ僕のコードはそのままだから、ほどなく許可は降りるはずだよ」
まどか「となると……」
レオナルド「うん。もうすこし待って欲しいな」
レオナルド「HQへのシップをチャーターするんだが、僕はテロで死んだ事になってるからね」
レオナルド「なかなか話が進まないんだよ」
ほむら「まあ、そうでしょうね」
レオナルド「ただ僕のコードはそのままだから、ほどなく許可は降りるはずだよ」
まどか「となると……」
レオナルド「うん。もうすこし待って欲しいな」
494: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:20:32.51 ID:WFn0Ux4/0
まどか「ほむらちゃん、どうする?」
ほむら「一旦クーロンに帰りましょうか。みんなの動勢も気になるし」
まどか「そうだね。戻ろっか」
クーロン イタリア料理店
さやか「お、二人とも戻って来たね!」
杏子「ああ、やっとか」
マミ「……」
まどか「あ、みんないる!」
ほむら「一旦クーロンに帰りましょうか。みんなの動勢も気になるし」
まどか「そうだね。戻ろっか」
クーロン イタリア料理店
さやか「お、二人とも戻って来たね!」
杏子「ああ、やっとか」
マミ「……」
まどか「あ、みんないる!」
495: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:21:18.08 ID:WFn0Ux4/0
ほむら「意外ね。そっちのミッションは終わったのかしら」
さやか「ふふぅん、私はやったぜほむらちゃんよぉ!」
ほむら「ウザイわ」
杏子「ジョーカー倒して、エミリアってのの婚約者も帰って来たんだと。こいつ浮かれっぱなしでさあ」
さやか「何? 杏子はまた聞きたいのかなぁ?」
まどか「わあ、よかったね! エミリアさん、本当によかった……!」
ほむら「そうね……で、ところでマミはこれどうしたの?」
マミ「……」
さやか「ふふぅん、私はやったぜほむらちゃんよぉ!」
ほむら「ウザイわ」
杏子「ジョーカー倒して、エミリアってのの婚約者も帰って来たんだと。こいつ浮かれっぱなしでさあ」
さやか「何? 杏子はまた聞きたいのかなぁ?」
まどか「わあ、よかったね! エミリアさん、本当によかった……!」
ほむら「そうね……で、ところでマミはこれどうしたの?」
マミ「……」
496: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:22:54.99 ID:WFn0Ux4/0
さやか「ああ……マミさんは」
杏子「レッドってのに置いてかれたんだよ」
ほむら「あら意外。あなたたち波長は合ってたみたいなのに」
まどか「マミさん……」
さやか「いや、レッドさんブラッククロスの本拠地に突入するとかで……」
ほむら「危ないから置いて行くと……」
杏子「いやそうじゃない」
マミ「……奴らの戦艦に潜入するための戦闘員服があるのだけど……」
ほむら「ああ入らないのね。胸ね。胸か」
マミ「一着しか無かったのよ!!」
まどか「マ、マミさん落ち着いてください!」
杏子「レッドってのに置いてかれたんだよ」
ほむら「あら意外。あなたたち波長は合ってたみたいなのに」
まどか「マミさん……」
さやか「いや、レッドさんブラッククロスの本拠地に突入するとかで……」
ほむら「危ないから置いて行くと……」
杏子「いやそうじゃない」
マミ「……奴らの戦艦に潜入するための戦闘員服があるのだけど……」
ほむら「ああ入らないのね。胸ね。胸か」
マミ「一着しか無かったのよ!!」
まどか「マ、マミさん落ち着いてください!」
497: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:23:55.15 ID:WFn0Ux4/0
マミ「ここまで来て置き去りなんて、ないわよ……」
ほむら「ああ……ごめんなさい。胸とか言って。ふん、胸か」
さやか「おい」
杏子「まあ、マミのブロークンハートは置いといて、だ」
杏子「お前らに頼みがある」
まどか「?」
さやか「あ、そうだった! 五人そろった訳だからね」
ほむら「何かあるの?」
ほむら「ああ……ごめんなさい。胸とか言って。ふん、胸か」
さやか「おい」
杏子「まあ、マミのブロークンハートは置いといて、だ」
杏子「お前らに頼みがある」
まどか「?」
さやか「あ、そうだった! 五人そろった訳だからね」
ほむら「何かあるの?」
498: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:26:12.64 ID:WFn0Ux4/0
杏子「あたしらは最後の指輪を探しに、ムスペルニブルってとこに行ったんだが」
杏子「そこにいるヴァジュイールってのが指輪をもってるんだ」
ほむら「ヴァジュイール……大物の妖魔ね」
まどか「アセルスさんに頼んだら何とかなるかな?」
ほむら「無理でしょう。妖魔は大物ほど気位が高いから」
ほむら「それにアセルスは人間だから」
まどか「無理かぁ……」
杏子「そこにいるヴァジュイールってのが指輪をもってるんだ」
ほむら「ヴァジュイール……大物の妖魔ね」
まどか「アセルスさんに頼んだら何とかなるかな?」
ほむら「無理でしょう。妖魔は大物ほど気位が高いから」
ほむら「それにアセルスは人間だから」
まどか「無理かぁ……」
499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:26:55.46 ID:WFn0Ux4/0
杏子「まあ、そいつが指輪がほしけりゃ、いくつか試練を乗り越えろとか言ってな」
まどか「試練……大変そう」
杏子「いやそれはなんとかなったんだが」
ほむら「そうなの?」
杏子「最後のヴァジュイール直々の試練ってのが大変なんだよ」
まどか「そんなに過酷なの……?」
杏子「ああ、そうじゃない。あいつの試練ってのは」
ほむら「てのは?」
杏子「美しい連携を見せること」
まどか「試練……大変そう」
杏子「いやそれはなんとかなったんだが」
ほむら「そうなの?」
杏子「最後のヴァジュイール直々の試練ってのが大変なんだよ」
まどか「そんなに過酷なの……?」
杏子「ああ、そうじゃない。あいつの試練ってのは」
ほむら「てのは?」
杏子「美しい連携を見せること」
500: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:27:55.41 ID:WFn0Ux4/0
ムスペルニブル ヴァジュイールの宮殿
クーン「なんだよぉ、サミングとメイレンの術でも十分綺麗だよ!」
ヴァジュイール「モンスターの小僧、連携をなめるな! こんなもの地虫にも劣るわ!」
メイレン「ああ、もう! なんで妖魔ってのは変人ばっかりなのよ!」
ヴァジュイール「久々の挑戦者のために、私は最大級の花火職人を用意したのだぞ!」
ヴァジュイール「これで終わりなどというつもりはないだろうな……!」
杏子「へえ、花火か。ご苦労なこったな」
さやか「そんじゃいっちょ私らのために、一花咲かせてもらおうかな!」
マミ「……うじうじしてたら、笑われるものね!」
ほむら「何このテンション」
まどか「連携かぁ……」
クーン「なんだよぉ、サミングとメイレンの術でも十分綺麗だよ!」
ヴァジュイール「モンスターの小僧、連携をなめるな! こんなもの地虫にも劣るわ!」
メイレン「ああ、もう! なんで妖魔ってのは変人ばっかりなのよ!」
ヴァジュイール「久々の挑戦者のために、私は最大級の花火職人を用意したのだぞ!」
ヴァジュイール「これで終わりなどというつもりはないだろうな……!」
杏子「へえ、花火か。ご苦労なこったな」
さやか「そんじゃいっちょ私らのために、一花咲かせてもらおうかな!」
マミ「……うじうじしてたら、笑われるものね!」
ほむら「何このテンション」
まどか「連携かぁ……」
501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:29:30.90 ID:WFn0Ux4/0
クーン「キョーコ!」
メイレン「と仲間達!」
杏子「後はあたしらに任せな!」
VS ヴァジュイール
指輪の君。美しい連携に無上の喜びを見いだす。
その実力故、傷つける事さえ叶わない。
杏子『活殺獣閃衝』
さやか『風雪即意付け』
マミ『ティロ・ブラスター』
ほむら『破壊光線銃』
まどか「えっと、連携しやすいような……」
ほむら「アイテムを使ってみたら? 威力は無くても使いやすいわ」
まどか『腐った肉』
メイレン「と仲間達!」
杏子「後はあたしらに任せな!」
VS ヴァジュイール
指輪の君。美しい連携に無上の喜びを見いだす。
その実力故、傷つける事さえ叶わない。
杏子『活殺獣閃衝』
さやか『風雪即意付け』
マミ『ティロ・ブラスター』
ほむら『破壊光線銃』
まどか「えっと、連携しやすいような……」
ほむら「アイテムを使ってみたら? 威力は無くても使いやすいわ」
まどか『腐った肉』
502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:30:47.60 ID:WFn0Ux4/0
杏子「どうだ!」
ヴァジュイール「痛っ」
さやか「食らえ!」
ヴァジュイール「……」
マミ「食らいなさい、裁きの光弾を!」
ヴァジュイール「うむ」
ほむら「えーと、発射」
ヴァジュイール「熱い……」
まどか「えーと、これどうぞ……」
ヴァジュイール「……腐ってるではないか」
ヴァジュイール「痛っ」
さやか「食らえ!」
ヴァジュイール「……」
マミ「食らいなさい、裁きの光弾を!」
ヴァジュイール「うむ」
ほむら「えーと、発射」
ヴァジュイール「熱い……」
まどか「えーと、これどうぞ……」
ヴァジュイール「……腐ってるではないか」
503: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:32:10.13 ID:WFn0Ux4/0
「……」
ヴァジュイール「貴様らぁぁ!!」
さやか「ちょ、今のなし今のなし!」
マミ「全然連携しなかったわね……」
ほむら「腐った肉って……?」
まどか「ぎゃ、逆に連携しやすいのかなー、なんて……」
ほむら「ふふ、まどかは面白いわね」
ヴァジュイール「おい、黒髪。甘やかすな」
ヴァジュイール「……これ以上愚弄すればただでは済まさんぞ」
杏子「やべえ、だいぶ怒ってる」
さやか「連携ってこう、やろうとすると難しい……」
マミ「単体でも結構綺麗だと思ったのに……」
まどか「ご、ごめんなさい……」
ほむら「もうシンプルにいきましょう。技っていうか連携すればいいんでしょ?」
ヴァジュイール「貴様らぁぁ!!」
さやか「ちょ、今のなし今のなし!」
マミ「全然連携しなかったわね……」
ほむら「腐った肉って……?」
まどか「ぎゃ、逆に連携しやすいのかなー、なんて……」
ほむら「ふふ、まどかは面白いわね」
ヴァジュイール「おい、黒髪。甘やかすな」
ヴァジュイール「……これ以上愚弄すればただでは済まさんぞ」
杏子「やべえ、だいぶ怒ってる」
さやか「連携ってこう、やろうとすると難しい……」
マミ「単体でも結構綺麗だと思ったのに……」
まどか「ご、ごめんなさい……」
ほむら「もうシンプルにいきましょう。技っていうか連携すればいいんでしょ?」
505: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:33:16.69 ID:WFn0Ux4/0
杏子『二段突き』
さやか『切り返し』
『二段返し』
マミ「やったわ! 連携よ!」
ほむら『ミサイルポッド』
まどか『腐った肉』
『サルミサイル』
マミ「サル……? サルモネラ? とにかく連携よ!」
マミ「……あれ? 私は?」
『パンチ』
ヴァジュイール「痛っ」
さやか『切り返し』
『二段返し』
マミ「やったわ! 連携よ!」
ほむら『ミサイルポッド』
まどか『腐った肉』
『サルミサイル』
マミ「サル……? サルモネラ? とにかく連携よ!」
マミ「……あれ? 私は?」
『パンチ』
ヴァジュイール「痛っ」
506: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 22:34:40.90 ID:WFn0Ux4/0
ヴァジュイール「……ふん」
さやか「おお! 花火上がった!」
杏子「意外とハードル低いのか?」
ヴァジュイール「これは最低級の評価だ」
ヴァジュイール「もっと華麗な連携を見せよ!」
ほむら「さすが大妖魔……胃腸も強靭ね」
まどか「ほ、ほむらちゃん、私たち悪ノリし過ぎじゃないかな……?」
ほむら「連携してれば良いみたいよ?」
さやか「おお! 花火上がった!」
杏子「意外とハードル低いのか?」
ヴァジュイール「これは最低級の評価だ」
ヴァジュイール「もっと華麗な連携を見せよ!」
ほむら「さすが大妖魔……胃腸も強靭ね」
まどか「ほ、ほむらちゃん、私たち悪ノリし過ぎじゃないかな……?」
ほむら「連携してれば良いみたいよ?」
510: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 23:58:23.44 ID:WFn0Ux4/0
杏子「どうする? なんか不服みたいだぞ」
さやか「やっぱこう、4、5連携は欲しいよね」
ほむら「そのお肉って、お弁当の残りとか?」
まどか「うん……バックパックに入ったままで忘れちゃって、腐ってたみたい」
マミ「割と気の毒よね、ヴァジュイールさん」
ほむら「あなた達、これを持って」
杏子「? これ拳銃だろ? どうすんだよ」
さやか「う、意外と重いな……」
まどか「わわ、緊張する……」
マミ「私のは?」
ほむら「あなたは自分で出せるでしょ」
ほむら「それでは、早撃ちの講習をはじめます」
さやか「おーいほむら?」
さやか「やっぱこう、4、5連携は欲しいよね」
ほむら「そのお肉って、お弁当の残りとか?」
まどか「うん……バックパックに入ったままで忘れちゃって、腐ってたみたい」
マミ「割と気の毒よね、ヴァジュイールさん」
ほむら「あなた達、これを持って」
杏子「? これ拳銃だろ? どうすんだよ」
さやか「う、意外と重いな……」
まどか「わわ、緊張する……」
マミ「私のは?」
ほむら「あなたは自分で出せるでしょ」
ほむら「それでは、早撃ちの講習をはじめます」
さやか「おーいほむら?」
511: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/07(日) 23:59:45.91 ID:WFn0Ux4/0
…………
ほむら「分かった?」
杏子「いや理屈は分かったが……」
ほむら「それで十分よ。細かいところは私が時間止めて調整するから」
さやか「うわ、ズルする気だよ」
マミ「でも、こうでもしないと終わらないわ。ヴァジュイールさんもいい加減怒ってるもの」
まどか「も、もうちょっと小さい銃、ないかな?」
ほむら「それじゃあ、部屋のあの辺に撃って。1、2、3のリズムで順番に」
さやか「こんなんでいいのかなぁ……」
ほむら「分かった?」
杏子「いや理屈は分かったが……」
ほむら「それで十分よ。細かいところは私が時間止めて調整するから」
さやか「うわ、ズルする気だよ」
マミ「でも、こうでもしないと終わらないわ。ヴァジュイールさんもいい加減怒ってるもの」
まどか「も、もうちょっと小さい銃、ないかな?」
ほむら「それじゃあ、部屋のあの辺に撃って。1、2、3のリズムで順番に」
さやか「こんなんでいいのかなぁ……」
512: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:00:34.99 ID:hEm96V2M0
杏子『跳弾?』
さやか『跳弾?』
ほむら『跳弾』
まどか『跳弾?』
マミ『跳弾』
『跳弾跳弾跳弾跳弾跳弾』
ヴァジュイール「……」
杏子「ど、どうだ……?」
さやか『跳弾?』
ほむら『跳弾』
まどか『跳弾?』
マミ『跳弾』
『跳弾跳弾跳弾跳弾跳弾』
ヴァジュイール「……」
杏子「ど、どうだ……?」
513: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:01:40.86 ID:hEm96V2M0
ヴァジュイール「う、美しいぃぃーーー!!」
ヴァジュイール「絶え間ない弾丸、移り変わる人!」
ヴァジュイール「まさに銃撃の妖・星・乱・舞!!」
杏子「テンションたけー」
ヴァジュイール「五点満点をくれてやろう!!」
さやか「おおお、花火だ」
マミ「まあ、綺麗……」
ほむら「こ、これ花火大会とかで打ち上げるやつじゃないの?」
まどか「花火職人さん、ご苦労様です……」
ヴァジュイール「絶え間ない弾丸、移り変わる人!」
ヴァジュイール「まさに銃撃の妖・星・乱・舞!!」
杏子「テンションたけー」
ヴァジュイール「五点満点をくれてやろう!!」
さやか「おおお、花火だ」
マミ「まあ、綺麗……」
ほむら「こ、これ花火大会とかで打ち上げるやつじゃないの?」
まどか「花火職人さん、ご苦労様です……」
514: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:02:50.02 ID:hEm96V2M0
ヴァジュイール「次だ! 次なる連携を!!」
ほむら「これ何点で合格なの?」
杏子「十点ぐらいじゃね?」
さやか「じゃあ、もうちょいだね」
まどか「もう一回、今のやる?」
ヴァジュイール「待て。同じ連携は評価しない」
マミ「あらら」
ほむら「これ何点で合格なの?」
杏子「十点ぐらいじゃね?」
さやか「じゃあ、もうちょいだね」
まどか「もう一回、今のやる?」
ヴァジュイール「待て。同じ連携は評価しない」
マミ「あらら」
515: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:03:49.69 ID:hEm96V2M0
ほむら「誰か一人休んで、四連携にすれば?」
ヴァジュイール「……」
マミ「ちょっとガッカリしてるわよ……」
杏子「五連携にしてやろうぜ……」
ほむら「……じゃあ、今度は私が最後で」
『跳弾跳弾跳弾跳弾十字砲火』
ほむら「どうでしょう」
ヴァジュイール「……」
マミ「ちょっとガッカリしてるわよ……」
杏子「五連携にしてやろうぜ……」
ほむら「……じゃあ、今度は私が最後で」
『跳弾跳弾跳弾跳弾十字砲火』
ほむら「どうでしょう」
516: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:05:11.46 ID:hEm96V2M0
ヴァジュイール「素晴らしいぃぃぃ!!」
ヴァジュイール「飛び交う弾丸、十字の炎!!」
ヴァジュイール「これこそまさに、流星に導かれし南十字星!!」
マミ「ちょっと分かる気がするわ……」
杏子「マ、マジかよ……」
ヴァジュイール「五点満点だ!!」
ヴァジュイール「花火!!」
さやか「たまやー」
まどか「もう一つのなんだっけ?」
ほむら「かぎや?」
ヴァジュイール「飛び交う弾丸、十字の炎!!」
ヴァジュイール「これこそまさに、流星に導かれし南十字星!!」
マミ「ちょっと分かる気がするわ……」
杏子「マ、マジかよ……」
ヴァジュイール「五点満点だ!!」
ヴァジュイール「花火!!」
さやか「たまやー」
まどか「もう一つのなんだっけ?」
ほむら「かぎや?」
517: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:14:11.02 ID:hEm96V2M0
ヴァジュイール「ほぅら持って行け! 神秘の指輪だ」
クーン「やった! これで指輪が揃った!! マーグメルが助かるよ!!」
メイレン「……」
クーン「ありがとう花火の人!」
杏子「世話になったな、花火の君」
ほむら「さようなら花火の君」
ヴァジュイール「マーグメル? それが目的地か」
ヴァジュイール「送ってやろう」
クーン「わ、助かる!」
ヴァジュイール「花火!」
マミ「何で!?」
ヴァジュイール「余りだ」
クーン「やった! これで指輪が揃った!! マーグメルが助かるよ!!」
メイレン「……」
クーン「ありがとう花火の人!」
杏子「世話になったな、花火の君」
ほむら「さようなら花火の君」
ヴァジュイール「マーグメル? それが目的地か」
ヴァジュイール「送ってやろう」
クーン「わ、助かる!」
ヴァジュイール「花火!」
マミ「何で!?」
ヴァジュイール「余りだ」
518: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:18:34.83 ID:hEm96V2M0
マーグメル
滅亡寸前のリージョン。かつては豊かな自然に恵まれていた。
住人のほとんどがラモックスというモンスターの種族である。
まどか「これがクーン君の故郷……」
ほむら「滅亡寸前、ね」
杏子「寸前っていうか……もう」
マミ「リージョンにも寿命があるの……?」
まどか「……」
滅亡寸前のリージョン。かつては豊かな自然に恵まれていた。
住人のほとんどがラモックスというモンスターの種族である。
まどか「これがクーン君の故郷……」
ほむら「滅亡寸前、ね」
杏子「寸前っていうか……もう」
マミ「リージョンにも寿命があるの……?」
まどか「……」
519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:19:19.99 ID:hEm96V2M0
「おー、クーンが帰って来た!」
「うわあ、大きくなったな」
「どうせ遊んでたんだろ?」
さやか「けど何か、あんまり暗くないね」
マミ「根が明るい種族なのかしら」
ほむら「……何? 火薬の匂い? ああ、私でしょうね……」
クーン「マーグメルじゃ珍しいんだよ」
まどか「ずっと平和なところだったんだね……」
「うわあ、大きくなったな」
「どうせ遊んでたんだろ?」
さやか「けど何か、あんまり暗くないね」
マミ「根が明るい種族なのかしら」
ほむら「……何? 火薬の匂い? ああ、私でしょうね……」
クーン「マーグメルじゃ珍しいんだよ」
まどか「ずっと平和なところだったんだね……」
520: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:21:29.02 ID:hEm96V2M0
長老の家
クーン「長老、クーンです」
長老「入れ」
………
クーン「ほら、これ!」
長老「おお、おお、クーン。よくやった。さあ、マーグメルを救ってくれ」
クーン「長老がお願いするんじゃないんですか?」
長老「お前こそがふさわしかろう」
まどか「これで、マーグメルは助かるんだよね……」
杏子「あんだけ苦労したんだ。そうじゃなきゃ困るぜ」
ほむら「……?」
さやか「どしたの、ほむら?」
ほむら「メイレンさんは?」
マミ「……? そういえばどこに行ったのかしら」
クーン「長老、クーンです」
長老「入れ」
………
クーン「ほら、これ!」
長老「おお、おお、クーン。よくやった。さあ、マーグメルを救ってくれ」
クーン「長老がお願いするんじゃないんですか?」
長老「お前こそがふさわしかろう」
まどか「これで、マーグメルは助かるんだよね……」
杏子「あんだけ苦労したんだ。そうじゃなきゃ困るぜ」
ほむら「……?」
さやか「どしたの、ほむら?」
ほむら「メイレンさんは?」
マミ「……? そういえばどこに行ったのかしら」
521: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:22:13.69 ID:hEm96V2M0
…………
クーン「マーグメルよ、蘇れ!!」
…………
クーン「マーグメルよ、蘇れ!!」
…………
522: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:23:04.10 ID:hEm96V2M0
…………
ばあちゃん……
これがばあちゃんの知ってるマーグメルなんだね……
まどか「綺麗……」
ほむら「自然が戻って来たのね」
さやか「これが本当のマーグメル……」
杏子「すっげ……」
マミ「!」
杏子「どうした?」
マミ「あ、あの子、突然倒れて……」
ばあちゃん……
これがばあちゃんの知ってるマーグメルなんだね……
まどか「綺麗……」
ほむら「自然が戻って来たのね」
さやか「これが本当のマーグメル……」
杏子「すっげ……」
マミ「!」
杏子「どうした?」
マミ「あ、あの子、突然倒れて……」
523: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:23:47.43 ID:hEm96V2M0
「キャー!!」
クーン「な、何で? 何でみんな倒れていくの?」
メイレン「マーグメルが生まれた時には、あなた達はいなかったのね」
杏子「おい、お前今までどこに……」
クーン「メイレン、どういうこと?」
メイレン「願い通りにマーグメルが蘇ったのよ、生まれたままに。そこにいなかったものは消える」
クーン「それじゃ意味ないよ! 止まれ!!」
524: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:24:33.62 ID:hEm96V2M0
メイレン「何でも願いがかなうなんて、そんな都合のいいことあるわけないわ」
杏子「おい……」
メイレン「この指輪は欲望を吸い寄せる道具に過ぎない」
メイレン「遥か古代に、何者かが欲望のエネルギーを集めるために、そして集められた力は、ここに!!」
まどか「真っ黒な指輪……」
メイレン「この指輪こそが真の力の指輪! この力があれば何でもできるわ!!」
杏子「おい、気でも触れたか!!」
クーン「じゃあ止めて! マーグメルが壊れちゃってもいいからみんなを戻して、メイレン!」
杏子「おい……」
メイレン「この指輪は欲望を吸い寄せる道具に過ぎない」
メイレン「遥か古代に、何者かが欲望のエネルギーを集めるために、そして集められた力は、ここに!!」
まどか「真っ黒な指輪……」
メイレン「この指輪こそが真の力の指輪! この力があれば何でもできるわ!!」
杏子「おい、気でも触れたか!!」
クーン「じゃあ止めて! マーグメルが壊れちゃってもいいからみんなを戻して、メイレン!」
525: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:25:35.63 ID:hEm96V2M0
メイレン「クーン、今まで協力してくれてありがとう。指輪の研究も最終段階ね」
メイレン「皆さんのことは忘れないわ」
杏子「おい、よせ!! 馬鹿は止めろ!!」
ほむら「……あの指輪に、精神まで侵されたみたいね」
ほむら「願いって、どこの世界でも残酷だわ……」
まどか「そんな……! こんなの絶対おかしいよ!」
さやか「許せないよ、こんなこと……」
マミ「……あの人を止めるわよ」
杏子「当たり前だ!!」
クーン「止めてみせる、メイレンと戦ってでも!!」
メイレン「アハハハハ、やってみれば? この指輪の力に勝てるかしら?」
メイレン「皆さんのことは忘れないわ」
杏子「おい、よせ!! 馬鹿は止めろ!!」
ほむら「……あの指輪に、精神まで侵されたみたいね」
ほむら「願いって、どこの世界でも残酷だわ……」
まどか「そんな……! こんなの絶対おかしいよ!」
さやか「許せないよ、こんなこと……」
マミ「……あの人を止めるわよ」
杏子「当たり前だ!!」
クーン「止めてみせる、メイレンと戦ってでも!!」
メイレン「アハハハハ、やってみれば? この指輪の力に勝てるかしら?」
526: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/08(月) 00:30:13.59 ID:hEm96V2M0
VS マスターリング
すべての指輪の頂点に立つ、黒の指輪
欲望を力に変える
杏子「何だよ、アレ……」
ほむら「メイレンさん、なのかしら……?」
さやか「! モンスターが!」
マミ「……指輪の刻印に応じたモンスターが、黒の指輪のもとに集う」
マミ「やっぱり漆黒の指輪がすべての始まり……」
杏子「……?」
マミ「何よ」
すべての指輪の頂点に立つ、黒の指輪
欲望を力に変える
杏子「何だよ、アレ……」
ほむら「メイレンさん、なのかしら……?」
さやか「! モンスターが!」
マミ「……指輪の刻印に応じたモンスターが、黒の指輪のもとに集う」
マミ「やっぱり漆黒の指輪がすべての始まり……」
杏子「……?」
マミ「何よ」
542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:10:19.32 ID:2A5fl36L0
VS マスターリング
指輪の眷属
リビングアーマー タイタニア ライダーゴースト キマイラ
ユニコーン リッチ ティディ グレムリン マリーチ
さやか「さっさと終わらせよう、こんなひどい……」
さやか「……あれ?」
まどか「……さやかちゃん?」
さやか「へ、変身できない」
ほむら「……は?」
指輪の眷属
リビングアーマー タイタニア ライダーゴースト キマイラ
ユニコーン リッチ ティディ グレムリン マリーチ
さやか「さっさと終わらせよう、こんなひどい……」
さやか「……あれ?」
まどか「……さやかちゃん?」
さやか「へ、変身できない」
ほむら「……は?」
543: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:11:31.37 ID:2A5fl36L0
杏子「マ、マジだ……どうなってんだよ、おい」
ほむら「ソウルジェムは……いつも通り?」
まどか「どどどどうしよう!?」
ほむら「あ、あれ? 私目が……ちゃんと見えない……?」
ほむら「し、心臓も体力も……いつもの魔法も打ち消されて……?」
マミ「私たちの魔力が通用しない……」
ほむら「ソウルジェムは……いつも通り?」
まどか「どどどどうしよう!?」
ほむら「あ、あれ? 私目が……ちゃんと見えない……?」
ほむら「し、心臓も体力も……いつもの魔法も打ち消されて……?」
マミ「私たちの魔力が通用しない……」
544: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:12:45.97 ID:2A5fl36L0
マミ「そういうことね……」
杏子「!」
さやか「な、何か分かったんですか!?」
マミ「黒の指輪は願いの力を集めて、強大なエネルギーを操っている……」
マミ「そして!」
マミ「私たちの力もまた、願いを源としているでしょう」
ほむら「そうだけど……」
マミ「つまり! あの黒の指輪は、私たちの魔法まで吸収してしまうのよ!!」
さやか「た、確かにソウルジェムも指輪になる……!」
ほむら「同質の力だとでもいうの……?」
杏子「!」
さやか「な、何か分かったんですか!?」
マミ「黒の指輪は願いの力を集めて、強大なエネルギーを操っている……」
マミ「そして!」
マミ「私たちの力もまた、願いを源としているでしょう」
ほむら「そうだけど……」
マミ「つまり! あの黒の指輪は、私たちの魔法まで吸収してしまうのよ!!」
さやか「た、確かにソウルジェムも指輪になる……!」
ほむら「同質の力だとでもいうの……?」
545: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:14:01.02 ID:2A5fl36L0
マミ「願いの力を吸収してしまう敵よ。私たちとは相性が最悪ね」
まどか「マミさん、どこでそんな知識を!?」
マミ「え、いや、推測……」
杏子「妄想だろ」
ほむら「でも今回は馬鹿にできないわ。実際力が使えないのだから……」
さやか「じゃ、じゃあ今私たちはただの中学生ってこと!?」
杏子「そういう事になるな……」
マミ「どど、どうしま!? どうしましょう!?」
杏子「お前が一番動揺してんじゃねーか! さっきのは何だったんだよ!」
ほむら「巴先輩、落ち着いてください!」
さやか「巴先輩!?」
まどか「ほむらちゃんも落ち着いて! 素になってるよ!?」
まどか「マミさん、どこでそんな知識を!?」
マミ「え、いや、推測……」
杏子「妄想だろ」
ほむら「でも今回は馬鹿にできないわ。実際力が使えないのだから……」
さやか「じゃ、じゃあ今私たちはただの中学生ってこと!?」
杏子「そういう事になるな……」
マミ「どど、どうしま!? どうしましょう!?」
杏子「お前が一番動揺してんじゃねーか! さっきのは何だったんだよ!」
ほむら「巴先輩、落ち着いてください!」
さやか「巴先輩!?」
まどか「ほむらちゃんも落ち着いて! 素になってるよ!?」
546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:14:55.92 ID:2A5fl36L0
さやか「ほほう、ほむらって実は大人しい系?」
ほむら「うう、ここに来て病弱な私……」
まどか「!!! ほむらちゃん!」
杏子「お前ら後にしろよ! 敵が来るぞ!」
マミ「でも、このままじゃ……」
クーン「僕が戦うよ!」
杏子「無茶だ! お前一人じゃ……」
クーン「モンスターは、倒した相手の力を吸収できるんだ」
ほむら「うう、ここに来て病弱な私……」
まどか「!!! ほむらちゃん!」
杏子「お前ら後にしろよ! 敵が来るぞ!」
マミ「でも、このままじゃ……」
クーン「僕が戦うよ!」
杏子「無茶だ! お前一人じゃ……」
クーン「モンスターは、倒した相手の力を吸収できるんだ」
547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:15:57.71 ID:2A5fl36L0
さやか「きゅ、吸収?」
杏子「そういや時々なんかやってたな……不気味だから止めさせたんだ」
クーン「だから、あいつが呼んだモンスターを一匹でも倒せたら、それを吸収して……」
まどか「……戦える?」
杏子「……ああ、畜生!!」
杏子「どうだかわからんが、今はこいつに賭けるしか!!」
クーン「キョーコ、今度は僕がみんなを守るんだ!」
マミ「でも、今の私たちでどうやって……? 武器の一つも出せないのに……」
杏子「そういや時々なんかやってたな……不気味だから止めさせたんだ」
クーン「だから、あいつが呼んだモンスターを一匹でも倒せたら、それを吸収して……」
まどか「……戦える?」
杏子「……ああ、畜生!!」
杏子「どうだかわからんが、今はこいつに賭けるしか!!」
クーン「キョーコ、今度は僕がみんなを守るんだ!」
マミ「でも、今の私たちでどうやって……? 武器の一つも出せないのに……」
548: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:18:03.20 ID:2A5fl36L0
さやか「そうだ! ほむらのはリアル銃だから……」
ほむら「……魔法が使えないと、取り出せないわ」
さやか「ああー、そうか……ってキャラ戻った?」
ほむら「だから、今手元にあるのはこれだけ」
マミ「こ、これは……」
さやか「なにこれ」
ほむら「……魔法が使えないと、取り出せないわ」
さやか「ああー、そうか……ってキャラ戻った?」
ほむら「だから、今手元にあるのはこれだけ」
マミ「こ、これは……」
さやか「なにこれ」
549: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:19:37.63 ID:2A5fl36L0
ほむら「対魔女用に改造に改造を重ねた、大型拳銃。弾は炸裂鉄鋼弾五発で祝福済み」
マミ「どこでこんなものを……?」
杏子「誰が祝福したんだよ……」
ほむら「まどか」
まどか「ウェヒヒ……」
さやか「……いつ出したのよ?」
ほむら「メイレンが変身した時」
まどか「す、すごく重そうだね」
マミ「どこでこんなものを……?」
杏子「誰が祝福したんだよ……」
ほむら「まどか」
まどか「ウェヒヒ……」
さやか「……いつ出したのよ?」
ほむら「メイレンが変身した時」
まどか「す、すごく重そうだね」
550: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:20:20.99 ID:2A5fl36L0
ほむら「ええ、これはもうハンドガンというかハンドキャノン」
ほむら「直撃すればえらいことになるのは確実」
マミ「すごいじゃない!」
ほむら「それだけに、魔法による強化がないと、まともに撃つこともできないわ」
さやか「え、え~……」
杏子「けどやるしかない、だろ?」
ほむら「ええ、もちろん」
…………
551: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:21:11.54 ID:2A5fl36L0
…………
クーン「来るよ!!」
杏子「打ち合わせ通り、行くぞ!」
杏子「おーい、このメイレン! そんな根性だからフラれんだよ!」
クーン「やーい、フェイオンに捨てられてやんの~」
マスターリング「!!!」
杏子「うおおおお!? 一気にこっち来やがった! 変なとこに自我残しやがって!!」
クーン「キョーコ、逃げるよ!」
クーン「来るよ!!」
杏子「打ち合わせ通り、行くぞ!」
杏子「おーい、このメイレン! そんな根性だからフラれんだよ!」
クーン「やーい、フェイオンに捨てられてやんの~」
マスターリング「!!!」
杏子「うおおおお!? 一気にこっち来やがった! 変なとこに自我残しやがって!!」
クーン「キョーコ、逃げるよ!」
552: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:21:57.55 ID:2A5fl36L0
…………
さやか「へいへい、こっちだよ! さやかちゃんを捕まえてご覧!」
まどか「ね、ねえあなた結局何の動物なの? 熊? 何?」
マミ「な、何で私は挑発する前から追われているの!?」
長老「ど、どういう事ですじゃ? キマイラやらリッチやら恐ろしいもの煽るような……」
ほむら「……長老は無事だったのね」
長老「わしは年寄りじゃからの。それよりも……」
さやか「へいへい、こっちだよ! さやかちゃんを捕まえてご覧!」
まどか「ね、ねえあなた結局何の動物なの? 熊? 何?」
マミ「な、何で私は挑発する前から追われているの!?」
長老「ど、どういう事ですじゃ? キマイラやらリッチやら恐ろしいもの煽るような……」
ほむら「……長老は無事だったのね」
長老「わしは年寄りじゃからの。それよりも……」
553: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:23:42.92 ID:2A5fl36L0
ほむら「……! あいつ、気を取られた……!」
ほむら「今しかない! って重い! 何で私こんなのを……」
杏子「ほむら! 今だ!」
クーン「ほむほむ、お願い!」
ほむら「当たれ!!」
ダァン!!
ほむら「今しかない! って重い! 何で私こんなのを……」
杏子「ほむら! 今だ!」
クーン「ほむほむ、お願い!」
ほむら「当たれ!!」
ダァン!!
554: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:24:31.29 ID:2A5fl36L0
長老「ユ、ユニコーンをヘッドショット!? すさまじいものじゃ……」
さやか「当たった!」
マミ「あ、あれ暁美さんみたいな華奢な子が撃っちゃ駄目な奴よ!? 漫画みたいに吹き飛ばされて……」
まどか「ほむらちゃぁぁん!!」
杏子「ほむら! っけどクーン、あいつを!」
クーン「うん! 吸収だ!」
さやか「当たった!」
マミ「あ、あれ暁美さんみたいな華奢な子が撃っちゃ駄目な奴よ!? 漫画みたいに吹き飛ばされて……」
まどか「ほむらちゃぁぁん!!」
杏子「ほむら! っけどクーン、あいつを!」
クーン「うん! 吸収だ!」
555: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:25:48.66 ID:2A5fl36L0
…………
さやか「……吸収、っていうか変身?」
杏子「おいおいおい、原型残ってねーよ! 恐竜じゃねーか!」
長老「あれはトリケプスですじゃ。ふむ、クーンも旅で随分強くなったのですな」
クーン「やった! これで戦える!」
さやか「声太っ!!」
さやか「……吸収、っていうか変身?」
杏子「おいおいおい、原型残ってねーよ! 恐竜じゃねーか!」
長老「あれはトリケプスですじゃ。ふむ、クーンも旅で随分強くなったのですな」
クーン「やった! これで戦える!」
さやか「声太っ!!」
556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:26:20.91 ID:2A5fl36L0
マミ「暁美さん、大丈夫!?」
ほむら「ぐっ、なんとか……けど腕が……」
マミ「……動かせる?」
ほむら「あう、触らないで……」
マミ「ごめんなさい、痛いよね……」
マミ(細くて白い、華奢な手……暁美さんは本当は……)
マミ「……この銃、借りるわね」
ほむら「マミ……?」
ほむら「ぐっ、なんとか……けど腕が……」
マミ「……動かせる?」
ほむら「あう、触らないで……」
マミ「ごめんなさい、痛いよね……」
マミ(細くて白い、華奢な手……暁美さんは本当は……)
マミ「……この銃、借りるわね」
ほむら「マミ……?」
557: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:26:58.03 ID:2A5fl36L0
まどか「待っててね、ほむらちゃん!! 今傷薬を……」
キマイラ「グオォォォ!!」
まどか「ひええぇぇぇ!」
クーン「させるもんか!!」
まどか「クーン君!?」
クーン「僕が押さえている間に、逃げて!」
まどか「う、うん!」
キマイラ「グオォォォ!!」
まどか「ひええぇぇぇ!」
クーン「させるもんか!!」
まどか「クーン君!?」
クーン「僕が押さえている間に、逃げて!」
まどか「う、うん!」
558: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:27:51.45 ID:2A5fl36L0
マミ「そいつは私が!」
まどか「マミさん!? その銃は……」
マミ「キマイラだか何だか知らないけど、これに耐えられるかしら!!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
まどか「マミさん!!」
杏子「マ、マミでも吹っ飛ぶのかよ……ほむらが華奢ってだけじゃねえなこれは」
さやか「キマイラまだ生きてる! あああ、他のモンスターも来るよ!」
ほむら「まどか、バックパックを! フラッシュボムを使って!」
まどか「ええ!? これかな……?」
さやか「まどか、投げて!」
ほむら「目を閉じて!!」
まどか「マミさん!? その銃は……」
マミ「キマイラだか何だか知らないけど、これに耐えられるかしら!!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
まどか「マミさん!!」
杏子「マ、マミでも吹っ飛ぶのかよ……ほむらが華奢ってだけじゃねえなこれは」
さやか「キマイラまだ生きてる! あああ、他のモンスターも来るよ!」
ほむら「まどか、バックパックを! フラッシュボムを使って!」
まどか「ええ!? これかな……?」
さやか「まどか、投げて!」
ほむら「目を閉じて!!」
559: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:28:56.35 ID:2A5fl36L0
杏子「……今だ。マミ、銃を貸せ!」
マミ「佐倉さん、何を……」
杏子「クーン、どけ!!」
クーン「キョーコ!?」
杏子「零距離なら、素人でも当たるだろ!」
ほむら「杏子、無茶よ!」
杏子「承知の上だ!!」
杏子「食らえ!」
ズダン!!
560: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:29:40.67 ID:2A5fl36L0
杏子「うあ、これはやべえな……腕が動かねえ……」
杏子「けど……」
クーン「キョーコ、無茶しないで!」
杏子「何言ってんだ、ここで逃げたらお前の仲間は帰ってこないんだぞ……」
クーン「キョーコ……」
杏子「……もう一発だ!!」
バァン!!
杏子「けど……」
クーン「キョーコ、無茶しないで!」
杏子「何言ってんだ、ここで逃げたらお前の仲間は帰ってこないんだぞ……」
クーン「キョーコ……」
杏子「……もう一発だ!!」
バァン!!
561: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:30:24.95 ID:2A5fl36L0
杏子「へへ、仕留めたぜ、キマイラ……」
杏子「クーン、吸収しろ!」
クーン「……!」
まどか「み、みんなもう限界だよ! なんとかしないと……」
長老「これをお使いくだされ。少しは役に立ちましょう」
さやか「な、何これ? 石?」
長老「結界石ですじゃ。さあ、早く!」
さやか「ええい、何でもいいから、ヘルプ!」
…………
杏子「クーン、吸収しろ!」
クーン「……!」
まどか「み、みんなもう限界だよ! なんとかしないと……」
長老「これをお使いくだされ。少しは役に立ちましょう」
さやか「な、何これ? 石?」
長老「結界石ですじゃ。さあ、早く!」
さやか「ええい、何でもいいから、ヘルプ!」
…………
562: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:31:40.05 ID:2A5fl36L0
…………
マミ「みんな、なんとか無事みたいね……」
杏子「ああ、あたしはもう両腕が動かねえけどな」
ほむら「私も……もう……」
まどか「ほむらちゃん、無理しないで? 体は大丈夫?」
ほむら「うう……ごめんなさい」
杏子「何で謝ってんだ、馬鹿!」
マミ「みんな、なんとか無事みたいね……」
杏子「ああ、あたしはもう両腕が動かねえけどな」
ほむら「私も……もう……」
まどか「ほむらちゃん、無理しないで? 体は大丈夫?」
ほむら「うう……ごめんなさい」
杏子「何で謝ってんだ、馬鹿!」
563: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:32:37.79 ID:2A5fl36L0
マミ「こ、この巨大なモンスターは……」
さやか「え、えーと、クーンだよね?」
クーン「無論だ。我はクーンなり!」
さやか「キャラ変わってんじゃん!?」
クーン「冗談だよ!」
長老「クーンめ、赤龍となるとは……こやつはわしの想像以上に……」
さやか「これドラゴンだよね、赤いドラゴンだよね」
クーン「そう、杏子の色だよ」
さやか「え、えーと、クーンだよね?」
クーン「無論だ。我はクーンなり!」
さやか「キャラ変わってんじゃん!?」
クーン「冗談だよ!」
長老「クーンめ、赤龍となるとは……こやつはわしの想像以上に……」
さやか「これドラゴンだよね、赤いドラゴンだよね」
クーン「そう、杏子の色だよ」
564: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:33:37.53 ID:2A5fl36L0
杏子「……クーン、頼んだぜ。メイレンを助けてやってくれ」
クーン「うん!!」
マミ「声の迫力がすごいわ……」
まどか「でも、これなら……!」
クーン「行くよ! メイレン!!」
マミ「結界が破れた……後はもうクーン君に任せるしか……」
クーン「うん!!」
マミ「声の迫力がすごいわ……」
まどか「でも、これなら……!」
クーン「行くよ! メイレン!!」
マミ「結界が破れた……後はもうクーン君に任せるしか……」
565: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:34:31.48 ID:2A5fl36L0
クーン「グギャゥオゥ!!」
さやか「怖っ!!」
まどか「すごい、モンスターを蹴散らしていく!」
マスターリング「……!」
『レボリューション9』
杏子「何だ、あいつ何かする気だぞ!」
長老「あ、あれはレボリューション9!」
ほむら「……知ってるの?」
長老「指輪の力の極み、すべてを覆す力ですじゃ!」
さやか「やばいじゃんか!」
さやか「怖っ!!」
まどか「すごい、モンスターを蹴散らしていく!」
マスターリング「……!」
『レボリューション9』
杏子「何だ、あいつ何かする気だぞ!」
長老「あ、あれはレボリューション9!」
ほむら「……知ってるの?」
長老「指輪の力の極み、すべてを覆す力ですじゃ!」
さやか「やばいじゃんか!」
566: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:35:34.62 ID:2A5fl36L0
クーン「がぶっ!」
マスターリング「!!」
杏子「あいつの核に食いついた……?」
マミ「む、無茶なんてものじゃないわ……」
クーン「むむむむ!」
ほむら「噛み砕く気なの……?」
マスターリング「!!」
杏子「あいつの核に食いついた……?」
マミ「む、無茶なんてものじゃないわ……」
クーン「むむむむ!」
ほむら「噛み砕く気なの……?」
567: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:36:35.63 ID:2A5fl36L0
長老「人もモンスターも、何かを望むのは同じ」
長老「じゃがクーンはまだ幼い。あやつはそのままの世界を愛しておるだけじゃ」
ほむら「……」
長老「黒の指輪には支配できん」
マミ「ドラゴンブレス! 灼熱のドラゴンブレスを!!」
まどか「なんですかそれ!?」
杏子「行け! クーン!!」
杏子「ぶっ壊せ!!」
クーン「わああぁぁ!!」
クーン「メイレン!! 目を覚まして!!」
マスターリング「!!!」
カッ!!
長老「じゃがクーンはまだ幼い。あやつはそのままの世界を愛しておるだけじゃ」
ほむら「……」
長老「黒の指輪には支配できん」
マミ「ドラゴンブレス! 灼熱のドラゴンブレスを!!」
まどか「なんですかそれ!?」
杏子「行け! クーン!!」
杏子「ぶっ壊せ!!」
クーン「わああぁぁ!!」
クーン「メイレン!! 目を覚まして!!」
マスターリング「!!!」
カッ!!
568: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:37:44.42 ID:2A5fl36L0
マスターリング「そんな馬鹿な!!」
マスターリング「どうして! どうして負けるの!?」
「この力が、こんなはずは!」
「どうして……」
メイレン「どうして私は、こんなことを……?」
クーン「メイレン!!」
杏子「はは、馬鹿な奴……」
杏子「ちったあ反省しろよ……」
…………
マスターリング「どうして! どうして負けるの!?」
「この力が、こんなはずは!」
「どうして……」
メイレン「どうして私は、こんなことを……?」
クーン「メイレン!!」
杏子「はは、馬鹿な奴……」
杏子「ちったあ反省しろよ……」
…………
569: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:38:31.66 ID:2A5fl36L0
…………
メイレン「……本当にごめんなさい。いくら謝っても許されることじゃないけど……」
クーン「もういいよ、メイレン。悪いのはあの指輪なんだから」
まどか「メイレンさんがもとに戻って、クーン君の仲間も帰って来たけど……」
まどか「マーグメルは滅んじゃうんだよね……?」
ほむら「……」
マミ「さっきまでの綺麗な景色が嘘みたい……」
さやか「……どうなっちゃうの?」
メイレン「……本当にごめんなさい。いくら謝っても許されることじゃないけど……」
クーン「もういいよ、メイレン。悪いのはあの指輪なんだから」
まどか「メイレンさんがもとに戻って、クーン君の仲間も帰って来たけど……」
まどか「マーグメルは滅んじゃうんだよね……?」
ほむら「……」
マミ「さっきまでの綺麗な景色が嘘みたい……」
さやか「……どうなっちゃうの?」
570: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:39:09.05 ID:2A5fl36L0
長老「マーグメルはもう十分生きた。ちゃんと死を迎えてやれんかったわしらが愚かじゃったな……」
長老「案じなさるな、お若い方。わしらはまたどこか、別のリージョンで生きながらえましょうぞ」
まどか「長老さん……」
「そうそう、私たち明るいのだけが取り柄だもんね!」
「どこででも、生きて行けるよ!」
杏子「……良い仲間じゃんか」
クーン「うん!」
長老「案じなさるな、お若い方。わしらはまたどこか、別のリージョンで生きながらえましょうぞ」
まどか「長老さん……」
「そうそう、私たち明るいのだけが取り柄だもんね!」
「どこででも、生きて行けるよ!」
杏子「……良い仲間じゃんか」
クーン「うん!」
571: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:40:01.34 ID:2A5fl36L0
長老「では、行くか」
クーン「長老、ボクは行くところがあるんだ。こんな不幸の指輪、誰も取れない所に捨てに行かなきゃ」
メイレン「私も行くわ、クーン」
杏子「あたしも付き合うよ」
クーン「ありがとう、キョーコ」
さよなら、マーグメル
episode of Riki Fin
…………
クーン「長老、ボクは行くところがあるんだ。こんな不幸の指輪、誰も取れない所に捨てに行かなきゃ」
メイレン「私も行くわ、クーン」
杏子「あたしも付き合うよ」
クーン「ありがとう、キョーコ」
さよなら、マーグメル
episode of Riki Fin
…………
572: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:41:39.14 ID:2A5fl36L0
英語の方だと、クーンはRikiなんですね
どうにも竹内力の双子の弟を思い出します
どうにも竹内力の双子の弟を思い出します
573: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:42:21.79 ID:2A5fl36L0
…………
クーロン イタリア料理店
さやか「それにしても、クーンたちは最後まで明るかったね……」
マミ「それがあの子たちの強さよ。私たちも見習わないと」
まどか「指輪はどうしたの?」
杏子「捨てた。もうあたしらにもどこに行ったかわかんねえよ」
まどか「そっか……」
長老「こちらのピッツァ、少々塩味が強いですな」
ほむら「長老はここなのね」
ルーファス「勘弁してくれ」
クーロン イタリア料理店
さやか「それにしても、クーンたちは最後まで明るかったね……」
マミ「それがあの子たちの強さよ。私たちも見習わないと」
まどか「指輪はどうしたの?」
杏子「捨てた。もうあたしらにもどこに行ったかわかんねえよ」
まどか「そっか……」
長老「こちらのピッツァ、少々塩味が強いですな」
ほむら「長老はここなのね」
ルーファス「勘弁してくれ」
574: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:43:40.56 ID:2A5fl36L0
マミ「? あの人は……」
マミ「ホークさん!?」
さやか「知り合いですか?」
まどか「お客さんかな?」
マミ「ホークさんは豪華客船キグナスの館長さんよ!」
マミ「ホークさん、お久しぶりです!」
マミ「ホークさん!?」
さやか「知り合いですか?」
まどか「お客さんかな?」
マミ「ホークさんは豪華客船キグナスの館長さんよ!」
マミ「ホークさん、お久しぶりです!」
575: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:44:38.27 ID:2A5fl36L0
ホーク「……これを」
マミ「……? メモですか?」
ホーク「ブラッククロスの本拠地の位置が記してある」
マミ「!?」
ホーク「レッドは既に向かった。君は……」
ホーク「いや、私が言えるのはここまでだ」
まどか「行っちゃった……」
さやか「何ですかあの人」
杏子「ブラッククロスって言ってたか?」
ほむら「……これは、シップの座標かしら」
マミ「ホークさん……」
マミ「……? メモですか?」
ホーク「ブラッククロスの本拠地の位置が記してある」
マミ「!?」
ホーク「レッドは既に向かった。君は……」
ホーク「いや、私が言えるのはここまでだ」
まどか「行っちゃった……」
さやか「何ですかあの人」
杏子「ブラッククロスって言ってたか?」
ほむら「……これは、シップの座標かしら」
マミ「ホークさん……」
576: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/11(木) 01:45:11.26 ID:2A5fl36L0
杏子「どうすんだ、マミ?」
マミ「行くに決まっているでしょう! 私だって……」
マミ「……これどうやって行けばいいのかしら?」
さやか「わ、私に聞かれても……」
ほむら「……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん。もしかしたら……」
ほむら「?」
マミ「行くに決まっているでしょう! 私だって……」
マミ「……これどうやって行けばいいのかしら?」
さやか「わ、私に聞かれても……」
ほむら「……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん。もしかしたら……」
ほむら「?」
585: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:07:07.22 ID:pTCoRo/G0
…………
ほむら「麒麟さーん」
まどか「来てくださーい!」
杏子「何だ?」
さやか「キリン? あの首の長い?」
マミ「……」
ほむら「来ない」
まどか「来ないね」
マミ「……ええと、説明してもらえる?」
ほむら「……可愛く、幼い感じって言ってなかった?」
まどか「そうだったね……」
ほむら「麒麟さーん」
まどか「来てくださーい!」
杏子「何だ?」
さやか「キリン? あの首の長い?」
マミ「……」
ほむら「来ない」
まどか「来ないね」
マミ「……ええと、説明してもらえる?」
ほむら「……可愛く、幼い感じって言ってなかった?」
まどか「そうだったね……」
586: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:08:15.54 ID:pTCoRo/G0
ほむら「マミ、呼んで」
マミ「え? 私? その麒麟さんを?」
まどか「可愛く、幼く、お願いします」
マミ「え? え?」
マミ「き、麒麟さーん! お願いします!」
ほむら「やるのね」
まどか「やってくれたね」
マミ「何よ! あなた達が……」
マミ「え? 私? その麒麟さんを?」
まどか「可愛く、幼く、お願いします」
マミ「え? え?」
マミ「き、麒麟さーん! お願いします!」
ほむら「やるのね」
まどか「やってくれたね」
マミ「何よ! あなた達が……」
587: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:09:07.83 ID:pTCoRo/G0
麒麟「お呼びですか、お嬢さん?」
さやか「うわ! 何か来た!」
杏子「何だこいつ」
麒麟「……思ったより、幼くはありませんね」
マミ「!?」
ほむら「まあ、私たちの中では最年長だし……」
麒麟「ふむ、まあいいでしょう。随分寂しがりな方のようですし」
ほむら「さすがね。一目で見抜いたわ」
麒麟「お姉さんぶっていても、まだまだ甘えたいんでしょう」
さやか「おー」
マミ「止めなさい! 止めてください!」
さやか「うわ! 何か来た!」
杏子「何だこいつ」
麒麟「……思ったより、幼くはありませんね」
マミ「!?」
ほむら「まあ、私たちの中では最年長だし……」
麒麟「ふむ、まあいいでしょう。随分寂しがりな方のようですし」
ほむら「さすがね。一目で見抜いたわ」
麒麟「お姉さんぶっていても、まだまだ甘えたいんでしょう」
さやか「おー」
マミ「止めなさい! 止めてください!」
588: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:09:45.54 ID:pTCoRo/G0
…………
麒麟「なるほど、この場所に行きたいと」
まどか「麒麟さんなら、出来るかなって」
麒麟「ふむ……」
杏子「おい、あれ何モンだよ?」
ほむら「空間を操る力を持ってるの。身寄りの無い子どもを保護している良い麒麟よ」
杏子「身寄りの無い子ども、ね……」
ほむら「……」
さやか「マミさんマミさん、さっきの萌えボイス、もっかいやってくれません?」
マミ「絶対嫌!」
麒麟「なるほど、この場所に行きたいと」
まどか「麒麟さんなら、出来るかなって」
麒麟「ふむ……」
杏子「おい、あれ何モンだよ?」
ほむら「空間を操る力を持ってるの。身寄りの無い子どもを保護している良い麒麟よ」
杏子「身寄りの無い子ども、ね……」
ほむら「……」
さやか「マミさんマミさん、さっきの萌えボイス、もっかいやってくれません?」
マミ「絶対嫌!」
589: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:10:47.91 ID:pTCoRo/G0
麒麟「……あまり良い場所とは言えないようです」
まどか「……悪の組織の秘密基地なんです」
麒麟「ええ~、子どもがそんなところで何をするつもりですか?」
さやか「そりゃあ、悪を倒して正義が勝つ、みたいな?」
麒麟「……あまり賛成は出来ませんね」
マミ「麒麟さん!!」
麒麟「はい!?」
マミ「お願いします! そこには一人で戦ってる、正義のヒーローがいるんです!」
麒麟「ヒ、ヒーロー?」
マミ「ヒーローは必ず勝つ! 勝たないといけないんです!」
ほむら「……マミ?」
まどか「……悪の組織の秘密基地なんです」
麒麟「ええ~、子どもがそんなところで何をするつもりですか?」
さやか「そりゃあ、悪を倒して正義が勝つ、みたいな?」
麒麟「……あまり賛成は出来ませんね」
マミ「麒麟さん!!」
麒麟「はい!?」
マミ「お願いします! そこには一人で戦ってる、正義のヒーローがいるんです!」
麒麟「ヒ、ヒーロー?」
マミ「ヒーローは必ず勝つ! 勝たないといけないんです!」
ほむら「……マミ?」
590: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:11:26.48 ID:pTCoRo/G0
マミ「……あの人はきっと、最後まで戦うでしょう」
マミ「だけど敵は強大。レッ……あの人は命と引き換えに」
麒麟「……」
マミ「でも、それじゃあ駄目なんです!」
麒麟「……」
ほむら「借り、返してくれるんでしょ?」
麒麟「……あなた方は覚悟していますか?」
杏子「ふん、あたしらを何だと思ってんの? この麒麟さんは?」
マミ「ふふ、そうね」
マミ「だけど敵は強大。レッ……あの人は命と引き換えに」
麒麟「……」
マミ「でも、それじゃあ駄目なんです!」
麒麟「……」
ほむら「借り、返してくれるんでしょ?」
麒麟「……あなた方は覚悟していますか?」
杏子「ふん、あたしらを何だと思ってんの? この麒麟さんは?」
マミ「ふふ、そうね」
591: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:12:01.09 ID:pTCoRo/G0
麒麟「……分かりました。子どもの希望を叶えるのは私の本分です」
マミ「本当ですか!」
麒麟「ええ。死なないでくださいね」
まどか「きゅ、急にドライになったね」
麒麟「優しい麒麟でも、甘い麒麟ではありませんので」
杏子「へえ……」
ほむら「……嘘が下手な麒麟でもあるわね」
マミ「本当ですか!」
麒麟「ええ。死なないでくださいね」
まどか「きゅ、急にドライになったね」
麒麟「優しい麒麟でも、甘い麒麟ではありませんので」
杏子「へえ……」
ほむら「……嘘が下手な麒麟でもあるわね」
592: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:12:36.88 ID:pTCoRo/G0
…………
麒麟「準備はよろしいですか?」
マミ「ええ。はじめから!」
さやか「うわぁ、何か緊張してきた!」
杏子「ヒーローねぇ……」
ほむら「大丈夫、巨大ロボもあるから」
まどか「私、ヒーローものは見てなかったなぁ……」
麒麟「それでは、幸運を」
麒麟「準備はよろしいですか?」
マミ「ええ。はじめから!」
さやか「うわぁ、何か緊張してきた!」
杏子「ヒーローねぇ……」
ほむら「大丈夫、巨大ロボもあるから」
まどか「私、ヒーローものは見てなかったなぁ……」
麒麟「それでは、幸運を」
593: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:13:04.56 ID:pTCoRo/G0
マミ「え? 待って? この空間の裂け目みたいなところに飛び込むの?」
麒麟「そうですよ?」
さやか「え~、これ大丈夫なの?」
まどか「ちょっと気持ち悪いよね」
ほむら「箱に入って、シェイクされる感じね」
杏子「うげぇ……」
594: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:13:42.13 ID:pTCoRo/G0
マミ「……行くわ!!」
さやか「おお!?」
杏子「行ったぁー!?」
麒麟「ほら、あなた達も」
杏子「お、おい! 押すなよ!」
ほむら「まどか、掴まって?」
まどか「うん!」
麒麟「……全く、どんな経験をしてきたのか」
麒麟「魔法少女、でしたか……」
…………
さやか「おお!?」
杏子「行ったぁー!?」
麒麟「ほら、あなた達も」
杏子「お、おい! 押すなよ!」
ほむら「まどか、掴まって?」
まどか「うん!」
麒麟「……全く、どんな経験をしてきたのか」
麒麟「魔法少女、でしたか……」
…………
595: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:14:15.99 ID:pTCoRo/G0
…………
ブラッククロス本部
悪の組織ブラッククロスの秘密基地
マミ「ここが、ブラッククロス!」
マミ「……なのよね?」
杏子「何か、パイプみたいのしか見えねえぞ」
さやか「これ天井裏じゃないの?」
まどか「うう~、埃っぽい……」
ほむら「さて、どこから爆破しましょうか?」
マミ「!?」
ブラッククロス本部
悪の組織ブラッククロスの秘密基地
マミ「ここが、ブラッククロス!」
マミ「……なのよね?」
杏子「何か、パイプみたいのしか見えねえぞ」
さやか「これ天井裏じゃないの?」
まどか「うう~、埃っぽい……」
ほむら「さて、どこから爆破しましょうか?」
マミ「!?」
596: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:15:15.44 ID:pTCoRo/G0
マミ「な、何を言ってるの!?」
ほむら「敵の基地なんでしょ? 爆弾をセットして、アルカイザーを回収して」
ほむら「その後シップを奪って脱出、基地は爆砕」
マミ「……暁美さん」
ほむら「何?」
マミ「私たちは今、ヒーローとコラボした魔法少女なのよ?」
ほむら「らしいわね」
マミ「……その私たちが」
マミ「そんな特殊部隊みたいなことをしてどうするの!!」
ほむら「!?」
597: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:16:00.35 ID:pTCoRo/G0
さやか「おおう、マミさんがマジだ……」
杏子「やべえ、変なスイッチ入ったぞ」
マミ「私たちは、正々堂々悪と戦い、これを倒すの!」
マミ「それでこそ、人々に勇気と力を与えることができるのよ!」
マミ「だからこそ、ヒーローなの!」
ほむら「えー、正面攻撃なんて……」
マミ「口答えしないの!」
ほむら「はぁ……」
杏子「やべえ、変なスイッチ入ったぞ」
マミ「私たちは、正々堂々悪と戦い、これを倒すの!」
マミ「それでこそ、人々に勇気と力を与えることができるのよ!」
マミ「だからこそ、ヒーローなの!」
ほむら「えー、正面攻撃なんて……」
マミ「口答えしないの!」
ほむら「はぁ……」
598: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:16:26.71 ID:pTCoRo/G0
まどか「仕方ないよ、ほむらちゃん」
ほむら「基地攻撃は難しいのだけど……」
杏子「なあ、その割に静かじゃねえか?」
さやか「そうだね。機械が動くみたいな音がするだけ……」
マミ「そういえば、戦闘員の気配がまるでないわね」
マミ「……まさか!?」
…………
ほむら「基地攻撃は難しいのだけど……」
杏子「なあ、その割に静かじゃねえか?」
さやか「そうだね。機械が動くみたいな音がするだけ……」
マミ「そういえば、戦闘員の気配がまるでないわね」
マミ「……まさか!?」
…………
599: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:17:05.71 ID:pTCoRo/G0
…………
ブラッククロス本部 最深部
首領「馬鹿なあぁぁ!?」
アルカイザー「やったよ、父さん……ついにブラッククロスを倒した!」
パチパチパチ……
「お見事、流石はアルカイザー。私の改造物たちをことごとくなぎ倒しただけのことはある」
アルカイザー「Dr. クライン! 首領は倒した! ブラッククロスはもうおしまいだぞ!」
Dr.クライン「ははははは、首領? さっきのあれが?」
Dr.クライン「確かにあれはこの間まで首領だった。だが今は私がブラッククロスを指揮している」
Dr.クライン「あれにも改造を施していたのだが、元が悪くては改造も効果がないと証明しただけだったな」
ブラッククロス本部 最深部
首領「馬鹿なあぁぁ!?」
アルカイザー「やったよ、父さん……ついにブラッククロスを倒した!」
パチパチパチ……
「お見事、流石はアルカイザー。私の改造物たちをことごとくなぎ倒しただけのことはある」
アルカイザー「Dr. クライン! 首領は倒した! ブラッククロスはもうおしまいだぞ!」
Dr.クライン「ははははは、首領? さっきのあれが?」
Dr.クライン「確かにあれはこの間まで首領だった。だが今は私がブラッククロスを指揮している」
Dr.クライン「あれにも改造を施していたのだが、元が悪くては改造も効果がないと証明しただけだったな」
600: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:18:05.98 ID:pTCoRo/G0
アルカイザー「貴様……!」
アルカイザー「Dr.クライン!! 覚悟はいいか!!」
アルカイザー「お前の悪事もここまでだ!! おとなしく裁きを受けろ!!」
Dr.クライン「それは彼らと戦ってからにしてもらおう。出よ四天王!!」
アルカイザー「馬鹿な! 四天王は既に倒したはずだ……」
Dr.クライン「それは私に言っているのかね? 最高の科学者たる、この私に!」
シュウザー「また会ったな、アルカイザー!」
ベルヴァ「今度こそ、俺が勝つ!」
アラクーネ「覚悟はいいかしらぁ?」
アルカイザー「Dr.クライン!! 覚悟はいいか!!」
アルカイザー「お前の悪事もここまでだ!! おとなしく裁きを受けろ!!」
Dr.クライン「それは彼らと戦ってからにしてもらおう。出よ四天王!!」
アルカイザー「馬鹿な! 四天王は既に倒したはずだ……」
Dr.クライン「それは私に言っているのかね? 最高の科学者たる、この私に!」
シュウザー「また会ったな、アルカイザー!」
ベルヴァ「今度こそ、俺が勝つ!」
アラクーネ「覚悟はいいかしらぁ?」
601: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:18:45.42 ID:pTCoRo/G0
アルカイザー「くそっ、こいつら……」
Dr.クライン「さあ、精々あがいて見せろ!」
Dr.クライン「今日がアルカイザー、貴様の命日なのだ!」
「それはどうかしら?」
Dr.クライン「!?」
Dr.クライン「誰だ!!」
アルカイザー「まさか……」
Dr.クライン「さあ、精々あがいて見せろ!」
Dr.クライン「今日がアルカイザー、貴様の命日なのだ!」
「それはどうかしら?」
Dr.クライン「!?」
Dr.クライン「誰だ!!」
アルカイザー「まさか……」
602: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:19:36.24 ID:pTCoRo/G0
マミ「魔弾の射手、ティロカイザー見参!!」
マミ「Dr.クライン!! あなたの野望もここまでよ!!」
Dr.クライン「ふん、今更一人増えたところで……」
マミ「一人? 馬鹿ね、私はもう、ひとりぼっちじゃないのよ!」
Dr.クライン「何を……」
603: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:20:30.95 ID:pTCoRo/G0
「サヤカイザーだ! さあ、お前の罪を数えろ!」
「わ、私はマドカイザー! あなた達を許さない!」
マミ「ほら、二人も!」
「げ、元気百倍! クウカイザー!!」
さやか「え~」
杏子「し、仕方ねえだろ、あんま知らないんだよ! そういうの!」
まどか「さ、早く!」
「……ああ、もう!」
「クラスのみんなには内緒だよ! 鳳凰院ほむら、アクセラレーション!!」
マミ「えええ!?」
「わ、私はマドカイザー! あなた達を許さない!」
マミ「ほら、二人も!」
「げ、元気百倍! クウカイザー!!」
さやか「え~」
杏子「し、仕方ねえだろ、あんま知らないんだよ! そういうの!」
まどか「さ、早く!」
「……ああ、もう!」
「クラスのみんなには内緒だよ! 鳳凰院ほむら、アクセラレーション!!」
マミ「えええ!?」
604: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:21:06.38 ID:pTCoRo/G0
マミ「よ、欲張りすぎよ!?」
ほむら「正直恥ずかしいわ……」
マミ「クラスのみんなって何? あなたのキャラじゃないと思うの」
ほむら「……ヒーローって言うから」
まどか「?」
ほむら「……」
マミ「……」
マミ「それに名前出てるじゃない」
ほむら「じゃあ、そこはホムカイザーでいいわよ」
マミ「う、うん……」
ほむら「正直恥ずかしいわ……」
マミ「クラスのみんなって何? あなたのキャラじゃないと思うの」
ほむら「……ヒーローって言うから」
まどか「?」
ほむら「……」
マミ「……」
マミ「それに名前出てるじゃない」
ほむら「じゃあ、そこはホムカイザーでいいわよ」
マミ「う、うん……」
605: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:21:46.26 ID:pTCoRo/G0
マミ「とにかく!! 私たちが来たからには!!」
アルカイザー「……ふっ」
アルカイザー「ああ!! お節介な連中だが、最高に頼りになるぜ!」
アルカイザー「Dr.クライン!! 決着の時だ!!」
Dr.クライン「次から次へと……まあいい。お前達はその小娘どもの相手をしろ!」
Dr.クライン「アルカイザー、貴様にはとっておきの相手を用意してある……」
アルカイザー「何……!?」
マミ「再生怪人は私たちが! あなたはDr.クラインを追って!!」
アルカイザー「ああ、頼んだぜ!」
…………
アルカイザー「……ふっ」
アルカイザー「ああ!! お節介な連中だが、最高に頼りになるぜ!」
アルカイザー「Dr.クライン!! 決着の時だ!!」
Dr.クライン「次から次へと……まあいい。お前達はその小娘どもの相手をしろ!」
Dr.クライン「アルカイザー、貴様にはとっておきの相手を用意してある……」
アルカイザー「何……!?」
マミ「再生怪人は私たちが! あなたはDr.クラインを追って!!」
アルカイザー「ああ、頼んだぜ!」
…………
606: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:23:03.71 ID:pTCoRo/G0
…………
アルカイザー「何をするつもりだ……?」
Dr.クライン「再生怪人など所詮は捨て駒」
Dr.クライン「しかしこれは違うぞ。我が最高傑作、メタルアルカイザーだ」
アルカイザー「何だと……?」
Dr.クライン「貴様の力をコピーすることこそが最強だと私は結論に至った。そして二度の戦いはそのためのデータを与えてくれたのだよ」
メタルアルカイザー「アルカイザー、決着をつけよう。傷ついたお前を倒しても最強の証明にはならん」
メタルアルカイザー「Dr.クライン、アルカイザーを回復させてください」
Dr.クライン「相手の弱みにつけ込めないのが、メタルブラックの最大の弱点だ。だがその心を失っては最強にはなれん」
アルカイザー「……」
アルカイザー「来い!!」
アルカイザー「何をするつもりだ……?」
Dr.クライン「再生怪人など所詮は捨て駒」
Dr.クライン「しかしこれは違うぞ。我が最高傑作、メタルアルカイザーだ」
アルカイザー「何だと……?」
Dr.クライン「貴様の力をコピーすることこそが最強だと私は結論に至った。そして二度の戦いはそのためのデータを与えてくれたのだよ」
メタルアルカイザー「アルカイザー、決着をつけよう。傷ついたお前を倒しても最強の証明にはならん」
メタルアルカイザー「Dr.クライン、アルカイザーを回復させてください」
Dr.クライン「相手の弱みにつけ込めないのが、メタルブラックの最大の弱点だ。だがその心を失っては最強にはなれん」
アルカイザー「……」
アルカイザー「来い!!」
607: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:24:06.89 ID:pTCoRo/G0
…………
ベルヴァ「ふ、貴様の技、覚えたぞ!」
さやか「何だとー! 私の剣を見切ったっての!?」
マミ「美樹さん、気をつけて! そいつは近距離戦のエキスパートよ!」
さやか「さやかちゃんの必殺剣、受けてみろ!」
ベルヴァ『ベルヴァカウンター』
さやか「!?」
杏子「さやか!」
ベルヴァ「ふ、貴様の技、覚えたぞ!」
さやか「何だとー! 私の剣を見切ったっての!?」
マミ「美樹さん、気をつけて! そいつは近距離戦のエキスパートよ!」
さやか「さやかちゃんの必殺剣、受けてみろ!」
ベルヴァ『ベルヴァカウンター』
さやか「!?」
杏子「さやか!」
608: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:24:48.04 ID:pTCoRo/G0
シュウザー「強化されたクロービットの威力、思い知るが良い!」
ほむら「!」
マミ「暁美さん! その技は……」
ほむら「私に武器を飛ばしてよこすなんて、愚かね」
マミ「まさか……!」
ほむら「盾に入れさせてもらったわ!」
シュウザー「と、取られただとぉ!?」
まどか「ほむらちゃん、それ何に使うの……?」
ほむら「……後で捨てるわ」
シュウザー「止めろぉ!!」
ほむら「!」
マミ「暁美さん! その技は……」
ほむら「私に武器を飛ばしてよこすなんて、愚かね」
マミ「まさか……!」
ほむら「盾に入れさせてもらったわ!」
シュウザー「と、取られただとぉ!?」
まどか「ほむらちゃん、それ何に使うの……?」
ほむら「……後で捨てるわ」
シュウザー「止めろぉ!!」
609: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:25:23.05 ID:pTCoRo/G0
アラクーネ「ふふふ、どの子から頂こうかしら」
杏子「蜘蛛か……。マミ、あいつはどう戦うんだ?」
マミ「ええと、普通に攻撃すればそれで……」
アラクーネ「……」
ほむら「ああ、もういい! クロービット邪魔!」
シュウザー「お、俺の腕を適当に捨てるな!」
アラクーネ「え……?」
グサッ
マミ「クロービットが刺さった……」
杏子「ええ~……」
杏子「蜘蛛か……。マミ、あいつはどう戦うんだ?」
マミ「ええと、普通に攻撃すればそれで……」
アラクーネ「……」
ほむら「ああ、もういい! クロービット邪魔!」
シュウザー「お、俺の腕を適当に捨てるな!」
アラクーネ「え……?」
グサッ
マミ「クロービットが刺さった……」
杏子「ええ~……」
610: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:26:05.55 ID:pTCoRo/G0
…………
アルカイザー「強い……!」
アルカイザー「そして気高い……」
メタルアルカイザー「私は武の頂を目指す者。アルカイザーよ、存分に戦おうではないか!」
アルカイザー「それだけ強く、志のあるお前が……」
アルカイザー「何故ブラッククロスなどに組するんだ!!」
メタルアルカイザー「ふ、もはや言葉は無用だと……」
メタルアルカイザー「まだ分からんのか!」
『ムーンスクレイパー』
アルカイザー「馬鹿野郎がぁ!」
『アル・フェニックス』
アルカイザー「強い……!」
アルカイザー「そして気高い……」
メタルアルカイザー「私は武の頂を目指す者。アルカイザーよ、存分に戦おうではないか!」
アルカイザー「それだけ強く、志のあるお前が……」
アルカイザー「何故ブラッククロスなどに組するんだ!!」
メタルアルカイザー「ふ、もはや言葉は無用だと……」
メタルアルカイザー「まだ分からんのか!」
『ムーンスクレイパー』
アルカイザー「馬鹿野郎がぁ!」
『アル・フェニックス』
611: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:26:52.43 ID:pTCoRo/G0
…………
シュウザー「……」
まどか「すごく困ってる……」
マミ「暁美さんは天敵よね……」
マミ「……? それは何?」
まどか「ほむらちゃんが渡してくれた……スイッチかな?」
マミ「……絶対何か爆発するわよ」
まどか「ですよね……」
シュウザー「おい、待て……それは」
シュウザー「……」
まどか「すごく困ってる……」
マミ「暁美さんは天敵よね……」
マミ「……? それは何?」
まどか「ほむらちゃんが渡してくれた……スイッチかな?」
マミ「……絶対何か爆発するわよ」
まどか「ですよね……」
シュウザー「おい、待て……それは」
612: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:27:27.45 ID:pTCoRo/G0
まどか「スイッチオン!」
シュウザー「止め……あれ?」
まどか「あれ?」
アラクーネ「ぎゃああぁあ、何で私があぁあ」
杏子「うお、爆発したぞこいつ!」
ほむら「クロービットに仕込んだ爆弾ね……」
ほむら「シュウザーを狙ったのだけど」
シュウザー「止め……あれ?」
まどか「あれ?」
アラクーネ「ぎゃああぁあ、何で私があぁあ」
杏子「うお、爆発したぞこいつ!」
ほむら「クロービットに仕込んだ爆弾ね……」
ほむら「シュウザーを狙ったのだけど」
613: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:27:54.72 ID:pTCoRo/G0
さやか「くうう、腹立つぅ! 何よそのカウンター狙いは!」
ベルヴァ「ふはははは、小娘に俺が捉えられるか!」
マミ「美樹さん、飛び道具!」
ベルヴァ「え……」
さやか「了解です、マミさん!」
『二刀烈風剣』
ベルヴァ「ぬぐぅ!」
ベルヴァ「ふはははは、小娘に俺が捉えられるか!」
マミ「美樹さん、飛び道具!」
ベルヴァ「え……」
さやか「了解です、マミさん!」
『二刀烈風剣』
ベルヴァ「ぬぐぅ!」
614: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:28:30.86 ID:pTCoRo/G0
シュウザー「……いいだろう。見せてやる、クロービットの究極形態を!」
杏子「なんだ……?」
まどか「足を揃えて、これはジェット噴射……?」
シュウザー「究極のクロービット、それは……」
シュウザー「俺自身がクロービットになることだ」
杏子「馬鹿だろアイツ」
シュウザー「行くぞぉ!」
まどか「と、飛んだ!?」
杏子「なんだ……?」
まどか「足を揃えて、これはジェット噴射……?」
シュウザー「究極のクロービット、それは……」
シュウザー「俺自身がクロービットになることだ」
杏子「馬鹿だろアイツ」
シュウザー「行くぞぉ!」
まどか「と、飛んだ!?」
615: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:29:19.68 ID:pTCoRo/G0
ほむら「……あなたなら、そう来ると思っていたわ」
杏子「何で思ったんだよ」
ほむら「……さようなら」
カチッ
シュウザー「何!? 俺のブースターが!?」
杏子「爆発した……」
シュウザー「ぐぅわあぁぁ!!」
杏子「飛んでった……」
まどか「……ねえ、ほむらちゃん。あの人クロービットになれたのかな」
ほむら「ええ、きっと」
まどか「……」
杏子「何でしんみりしてんだよ!?」
杏子「何で思ったんだよ」
ほむら「……さようなら」
カチッ
シュウザー「何!? 俺のブースターが!?」
杏子「爆発した……」
シュウザー「ぐぅわあぁぁ!!」
杏子「飛んでった……」
まどか「……ねえ、ほむらちゃん。あの人クロービットになれたのかな」
ほむら「ええ、きっと」
まどか「……」
杏子「何でしんみりしてんだよ!?」
616: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:29:45.93 ID:pTCoRo/G0
杏子「おい、マミ! ここはあたしらで十分だ! お前はレッ……アルカイザーのとこに行け!」
マミ「佐倉さん……」
さやか「烈風剣! さらに烈風剣! マミさん行ってください!」
ほむら「ヒーローやるんでしょ?」
まどか「マミさん、かっこよく決めちゃってください!」
マミ「みんな……ありがとう! 私、決めてくる!」
マミ「佐倉さん……」
さやか「烈風剣! さらに烈風剣! マミさん行ってください!」
ほむら「ヒーローやるんでしょ?」
まどか「マミさん、かっこよく決めちゃってください!」
マミ「みんな……ありがとう! 私、決めてくる!」
617: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:30:29.20 ID:pTCoRo/G0
…………
アルカイザー「ぐっ……」
メタルアルカイザー「アルカイザー、お前の力はその程度ではないはずだ……」
アルカイザー「畜生、どうなってやがる……」
Dr.クライン「ハハハハハ、どうだメタルアルカイザーの力は!」
Dr.クライン「アルカイザーをベースにメカで強化したのだ! 貴様に適う訳が無い!」
メタルアルカイザー「残念だ、アルカイザー。お前とはもっと良い戦いができるものと思っていた」
アルカイザー「くそっ、ここまできて……」
メタルアルカイザー『タイガーランページ』
「させないわ!」
アルカイザー「ぐっ……」
メタルアルカイザー「アルカイザー、お前の力はその程度ではないはずだ……」
アルカイザー「畜生、どうなってやがる……」
Dr.クライン「ハハハハハ、どうだメタルアルカイザーの力は!」
Dr.クライン「アルカイザーをベースにメカで強化したのだ! 貴様に適う訳が無い!」
メタルアルカイザー「残念だ、アルカイザー。お前とはもっと良い戦いができるものと思っていた」
アルカイザー「くそっ、ここまできて……」
メタルアルカイザー『タイガーランページ』
「させないわ!」
618: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:31:13.21 ID:pTCoRo/G0
メタルアルカイザー「誰だ!」
「アルカイザーの友達よ!」
アルカイザー「ティロ……気をつけろ。こいつは規格外だ……」
マミ「何を弱気になっているんですか!」
アルカイザー「!」
マミ「あなたはヒーローなのよ! 弱い者に勇気を与えるの!」
アルカイザー「ティロ……」
マミ「あなたが居たから、私もここで戦う勇気をもらえたの」
マミ『ファイナルクルセイド』
アルカイザー「力が……戻ってくる……」
マミ「行きましょう、アルカイザー! 愛と平和を守るのよ!」
「アルカイザーの友達よ!」
アルカイザー「ティロ……気をつけろ。こいつは規格外だ……」
マミ「何を弱気になっているんですか!」
アルカイザー「!」
マミ「あなたはヒーローなのよ! 弱い者に勇気を与えるの!」
アルカイザー「ティロ……」
マミ「あなたが居たから、私もここで戦う勇気をもらえたの」
マミ『ファイナルクルセイド』
アルカイザー「力が……戻ってくる……」
マミ「行きましょう、アルカイザー! 愛と平和を守るのよ!」
619: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:31:50.65 ID:pTCoRo/G0
メタルアルカイザー「実に面白い。力が増したようだな」
アルカイザー「ああ、負けられない理由が一つ増えたんでね!」
アルカイザー「今、必殺の! アル・フェニックス!!」
メタルアルカイザー「それでこそ、我が好敵手。全力でもって応えよう」
メタルアルカイザー『ダークフェニックス!!』
マミ「な、何? あの禍々しいオーラは……」
アルカイザー「うおおおぉぉ!!!」
メタルアルカイザー「はあああぁぁ!!」
アルカイザー「ああ、負けられない理由が一つ増えたんでね!」
アルカイザー「今、必殺の! アル・フェニックス!!」
メタルアルカイザー「それでこそ、我が好敵手。全力でもって応えよう」
メタルアルカイザー『ダークフェニックス!!』
マミ「な、何? あの禍々しいオーラは……」
アルカイザー「うおおおぉぉ!!!」
メタルアルカイザー「はあああぁぁ!!」
620: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:32:27.94 ID:pTCoRo/G0
Dr.クライン「ふん、アルカイザー、お前の負けだ」
マミ「そ、そんな……」
Dr.クライン「メタルアルカイザーは、アルカイザーを上回るように設計されたのだ。勝てる道理などない」
アルカイザー「………」
マミ「……嘘」
メタルアルカイザー「さあ、アルカイザーの友よ、敵討ちなら相手になるぞ」
マミ「……」
マミ「必要ないわ」
Dr.クライン「賢明だぞ、小娘」
マミ「あなたは馬鹿ね」
Dr.クライン「何……?」
マミ「そ、そんな……」
Dr.クライン「メタルアルカイザーは、アルカイザーを上回るように設計されたのだ。勝てる道理などない」
アルカイザー「………」
マミ「……嘘」
メタルアルカイザー「さあ、アルカイザーの友よ、敵討ちなら相手になるぞ」
マミ「……」
マミ「必要ないわ」
Dr.クライン「賢明だぞ、小娘」
マミ「あなたは馬鹿ね」
Dr.クライン「何……?」
621: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:33:32.47 ID:pTCoRo/G0
アルカイザー「まだだ! まだ俺は終わっちゃいない!!」
Dr.クライン「馬鹿な! ダークフェニックスに耐えられるはずがない……!」
マミ「アルカイザーが負ける訳ないじゃない!」
メタルアルカイザー「やはり、お前こそが最強……」
『ダークフェニックス!!』
アルカイザー『アル・フェニックス』
アルカイザー「💡」
Dr.クライン「その技は通用しないと……」
マミ「いいえ! 違うわ!」
アルカイザー『真アル・フェニックス!!』
622: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:34:10.63 ID:pTCoRo/G0
メタルアルカイザー「何……」
アルカイザー「食らええぇぇ!!」
マミ「不死鳥の一撃に貫けないものなんて、無いわ!」
アルカイザー「……終わりだぁ!!」
メタルアルカイザー「……そうか、お前は、私の……」
…………
アルカイザー「食らええぇぇ!!」
マミ「不死鳥の一撃に貫けないものなんて、無いわ!」
アルカイザー「……終わりだぁ!!」
メタルアルカイザー「……そうか、お前は、私の……」
…………
623: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:34:36.46 ID:pTCoRo/G0
…………
メタルアルカイザー「……私は、強かったか?」
アルカイザー「……お前は強かったよ」
アルカイザー「しかし、間違った強さだった」
Dr.クライン「信じられん! お前の力の秘密はなんだ!」
マミ「……かわいそうな人」
Dr.クライン「私は、私は!」
Dr.クライン「うおおぉぉ!!」
アルカイザー「狂ったか……」
メタルアルカイザー「……私は、強かったか?」
アルカイザー「……お前は強かったよ」
アルカイザー「しかし、間違った強さだった」
Dr.クライン「信じられん! お前の力の秘密はなんだ!」
マミ「……かわいそうな人」
Dr.クライン「私は、私は!」
Dr.クライン「うおおぉぉ!!」
アルカイザー「狂ったか……」
624: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:36:25.82 ID:pTCoRo/G0
まどか「マミさん!」
さやか「無事……みたいですね!」
マミ「ええ!」
アルカイザー「ああ、これでついに……」
杏子「ふぅん、これで決着ってことか?」
ほむら「待って。何か……おかしい」
ドォン!!
マミ「何!?」
ほむら「基地が……崩れる!」
さやか「無事……みたいですね!」
マミ「ええ!」
アルカイザー「ああ、これでついに……」
杏子「ふぅん、これで決着ってことか?」
ほむら「待って。何か……おかしい」
ドォン!!
マミ「何!?」
ほむら「基地が……崩れる!」
625: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:37:13.28 ID:pTCoRo/G0
I am the real Master of BlackCross.
I control everything
I rule everyreagion
You shall die !
アルカイザー「な、何だコイツは……」
マミ「真の……首領……!」
I control everything
I rule everyreagion
You shall die !
アルカイザー「な、何だコイツは……」
マミ「真の……首領……!」
626: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:38:12.75 ID:pTCoRo/G0
さやか「ちょ、ちょっと待って! この気持ち悪いのがラスボスなの!?」
ほむら「……気をつけて! こいつとんでもない重武装よ!」
まどか「そんな……もうみんな、余裕がないのに……」
杏子「! 何だ……空間が歪んで……?」
アルカイザー「トワイライトゾーンだと……」
ほむら「何ですかそれ」
マミ「……ブラッククロスの構成員の力が三倍になる空間よ」
さやか「さ、三倍!?」
ほむら「……気をつけて! こいつとんでもない重武装よ!」
まどか「そんな……もうみんな、余裕がないのに……」
杏子「! 何だ……空間が歪んで……?」
アルカイザー「トワイライトゾーンだと……」
ほむら「何ですかそれ」
マミ「……ブラッククロスの構成員の力が三倍になる空間よ」
さやか「さ、三倍!?」
627: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:38:54.06 ID:pTCoRo/G0
マミ「こんなことって……」
アルカイザー「……マミ、それに魔法少女のみんな、下がってくれ」
マミ「な、何を!?」
アルカイザー「俺は最後まで、たとえ力及ばないとしても、最後まで戦う!」
マミ「レッドさん……」
マミ「……?」
アルカイザー「……マミ、それに魔法少女のみんな、下がってくれ」
マミ「な、何を!?」
アルカイザー「俺は最後まで、たとえ力及ばないとしても、最後まで戦う!」
マミ「レッドさん……」
マミ「……?」
628: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:39:57.97 ID:pTCoRo/G0
マミ「何……? 私たちのソウルジェムが、光を……?」
さやか「本当だ……何なのこれ」
杏子「あたしに聞くなよ……」
ほむら「これは……共鳴している……?」
まどか「ヒーローの力と、魔法少女の力……」
アルカイザー「不思議だ……」
アルカイザー「あれほどの戦いの後だと言うのに、力がいくらで湧いてくる……」
マミ「……私たちの力を一つにすれば」
アルカイザー「勝てない敵など、ない!!」
マミ「みんな、行くわよ!」
「「「「「戦え!! アルカイザー!!」」」」」
さやか「本当だ……何なのこれ」
杏子「あたしに聞くなよ……」
ほむら「これは……共鳴している……?」
まどか「ヒーローの力と、魔法少女の力……」
アルカイザー「不思議だ……」
アルカイザー「あれほどの戦いの後だと言うのに、力がいくらで湧いてくる……」
マミ「……私たちの力を一つにすれば」
アルカイザー「勝てない敵など、ない!!」
マミ「みんな、行くわよ!」
「「「「「戦え!! アルカイザー!!」」」」」
629: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:40:35.83 ID:pTCoRo/G0
アルカイザー「うおおおお!!」
アルカイザー「お?」
マミ「え……?」
まどか「アルカイザーさんが……」
ほむら「どんどん巨大に……」
さやか「えー!? アルカイザーってそういう系のヒーローだったんですか!?」
杏子「あー、三分しか戦えない系の」
ほむら「セブンとか、タロウとか……」
アルカール「えー……」
まどか「!?」
アルカイザー「お?」
マミ「え……?」
まどか「アルカイザーさんが……」
ほむら「どんどん巨大に……」
さやか「えー!? アルカイザーってそういう系のヒーローだったんですか!?」
杏子「あー、三分しか戦えない系の」
ほむら「セブンとか、タロウとか……」
アルカール「えー……」
まどか「!?」
630: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:41:03.05 ID:pTCoRo/G0
アルカイザー「と、とにかく、これなら奴を倒せるかもしれない!」
アルカイザー「ブライトナックルゥ!!」
ガンッ!!
真の首領「Wasting time !」
マミ「そんな……」
ほむら「強化装甲……!」
まどか「ね、ねえ! ほむらちゃん! 私思いついたんだけど……」
ほむら「?」
631: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:41:36.66 ID:pTCoRo/G0
まどか「タツヤが時々見てるんだけどね、ヒーロー物って最後に巨大ロボが出てこない?」
ほむら「まあ、そうね」
まどか「アルカイザーさんも、そんな風にできないかな!?」
ほむら「でも巨大ロボなんて……」
ほむら「……まさか」
まどか「グレートマギカを!」
ほむら「武装をパージして!」
ほむら「まあ、そうね」
まどか「アルカイザーさんも、そんな風にできないかな!?」
ほむら「でも巨大ロボなんて……」
ほむら「……まさか」
まどか「グレートマギカを!」
ほむら「武装をパージして!」
632: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:42:31.29 ID:pTCoRo/G0
マミ「アルカイザーに装着!?」
ほむら「あなたのリボンなら出来るはずよ!」
まどか「これなら、きっと……!」
ほむら「推進用の大型ブースター、近接戦用の巨大ブレード、そして主砲のバスターランチャー」
マミ「……分かった」
マミ「アルカイザー!!」
アルカイザー「……ああ!」
「「合体だ!!」」
アルカール「え、えー……」
杏子「おい、なんだコイツ」
さやか「アルさんの親戚……とか?」
633: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:43:11.01 ID:pTCoRo/G0
真の首領「HAHAHAHAHA !! What a foolish hero !!」
真の首領「Now is the end of your time」
真の首領『ジャッジメントX』
ほむら「な、何て数のミサイル……しかもそれぞれが超大型」
杏子「こ、これやべえんじゃねえか……」
マミ「……これが、正真正銘最後の戦い」
マミ「絶対に、勝ってくださいね」
アルカイザー「ああ!」
真の首領「Now is the end of your time」
真の首領『ジャッジメントX』
ほむら「な、何て数のミサイル……しかもそれぞれが超大型」
杏子「こ、これやべえんじゃねえか……」
マミ「……これが、正真正銘最後の戦い」
マミ「絶対に、勝ってくださいね」
アルカイザー「ああ!」
634: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:44:05.25 ID:pTCoRo/G0
アルカイザー「ブースター出力全開!!」
アルカイザー「大型ブレード、セット!」
アルカイザー「バスターランチャーのエネルギーを逆流させ……」
アルカイザー「今!! 必殺の!!」
アルカイザー「真!!」
アルカイザー「アル・フェニックス!!!」
…………
………
……
…
635: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:44:50.06 ID:pTCoRo/G0
…………
どこかの墓地
レッド「母さん、俺が随分世話になったホークだ。父さんの友達だったんだ。知ってるだろう?」
母親「ホークさん? 初めまして小此木の家内でございます。主人とは古いお知り合いですか?」
ホーク「ええ、まあ」
レッド「そして、こっちの五人がえーと……」
ほむら「困ってるわね」
まどか「説明しずらいもんね……」
杏子「なあ、レッドの家族って無事だったのか?」
さやか「お母さんと妹さんは基地に閉じ込められてたんだって」
どこかの墓地
レッド「母さん、俺が随分世話になったホークだ。父さんの友達だったんだ。知ってるだろう?」
母親「ホークさん? 初めまして小此木の家内でございます。主人とは古いお知り合いですか?」
ホーク「ええ、まあ」
レッド「そして、こっちの五人がえーと……」
ほむら「困ってるわね」
まどか「説明しずらいもんね……」
杏子「なあ、レッドの家族って無事だったのか?」
さやか「お母さんと妹さんは基地に閉じ込められてたんだって」
636: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:45:29.65 ID:pTCoRo/G0
マミ「お、お友達です!!」
母親「まあ、こんな女の子ばっかり。しかもみんな綺麗な子。レッド、あなたは……」
レッド「やめてくれよ、母さん。俺、ホークと話があるから先に行ってて」
母親「はいはい」
レッド「ホーク、俺は……」
ホーク「レッド、向こうを向いて目をつぶれ」
レッド「なんだよ」
ホーク「いいから」
母親「まあ、こんな女の子ばっかり。しかもみんな綺麗な子。レッド、あなたは……」
レッド「やめてくれよ、母さん。俺、ホークと話があるから先に行ってて」
母親「はいはい」
レッド「ホーク、俺は……」
ホーク「レッド、向こうを向いて目をつぶれ」
レッド「なんだよ」
ホーク「いいから」
637: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:46:11.82 ID:pTCoRo/G0
アルカール「アルカイザーよ、君からヒーローの力を剥奪する」
レッド「なぜだ、アルカール!
アルカール「サントアリオのヒーロー委員会の決定だ」
アルカール「さらばだ、レッド」
ホークさんは?
帰ったよ。
何かあったの、お兄ちゃん?
別に。それより、おいしいもの食べに行こう。
私、アイスが食べたい。
もう、二人ともまだ子どもね
FIn ……?
…………
レッド「なぜだ、アルカール!
アルカール「サントアリオのヒーロー委員会の決定だ」
アルカール「さらばだ、レッド」
ホークさんは?
帰ったよ。
何かあったの、お兄ちゃん?
別に。それより、おいしいもの食べに行こう。
私、アイスが食べたい。
もう、二人ともまだ子どもね
FIn ……?
…………
638: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/24(水) 02:46:40.16 ID:pTCoRo/G0
…………
ここに悪は滅びた!
しかし
新たなる敵が僕らの街を襲う!
正義は!?ティロは!?
Does justice ever exit ?
新番組
魔法ヒーローR3☆X
Coming soon
The episode of Red Fin
ここに悪は滅びた!
しかし
新たなる敵が僕らの街を襲う!
正義は!?ティロは!?
Does justice ever exit ?
新番組
魔法ヒーローR3☆X
Coming soon
The episode of Red Fin
647: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:11:46.45 ID:hHB8g3Si0
…………
マンハッタン シップ発着所
杏子「で、残りはこいつらか」
ほむら「残りって……」
レオナルド「随分時間がかかったけど、もう大丈夫だよ。シップの手配もできた」
T260「準備が出来次第、HQへの突入を開始します」
さやか「HQ? 何かこう、SFって感じ」
マンハッタン シップ発着所
杏子「で、残りはこいつらか」
ほむら「残りって……」
レオナルド「随分時間がかかったけど、もう大丈夫だよ。シップの手配もできた」
T260「準備が出来次第、HQへの突入を開始します」
さやか「HQ? 何かこう、SFって感じ」
648: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:12:41.45 ID:hHB8g3Si0
マミ「ハイパー……クエスト……? 未踏の世界へと挑むのかしら……?」
ほむら「HeadQuartersよ 司令部って意味」
杏子「ああ、そうなんだ」
まどか「マミさんがすごいがっかりしてる……」
さやか「いや、司令部でも何かえらいことになってんじゃないの?」
レオナルド「まあ、行ってみれば分かるだろう。準備はいいかい?」
まどか「大丈夫かな?」
ほむら「ええ、武装も十分だし。グレートマギカはもう骨しかないけど」
マミ「うん……」
さやか「まあ、別に準備ってないしね」
杏子「あたしらだいたい出たとこ勝負だよな」
ほむら「HeadQuartersよ 司令部って意味」
杏子「ああ、そうなんだ」
まどか「マミさんがすごいがっかりしてる……」
さやか「いや、司令部でも何かえらいことになってんじゃないの?」
レオナルド「まあ、行ってみれば分かるだろう。準備はいいかい?」
まどか「大丈夫かな?」
ほむら「ええ、武装も十分だし。グレートマギカはもう骨しかないけど」
マミ「うん……」
さやか「まあ、別に準備ってないしね」
杏子「あたしらだいたい出たとこ勝負だよな」
649: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:13:35.89 ID:hHB8g3Si0
特殊工作車「御役に立てます」
ナカジマ零式「準備万端で~す」
pzkwV「よろしく頼むぜ」
まどか「あれ、増えてる?」
ほむら「あの歩行戦車みたいのは……?」
レオナルド「彼はpzkwVだ。頼りになるよ」
pzkwV「先生、照れますぜ」
マミ「pzkwV……」
レオナルド「正式には、パンツァー・カンプフ・ワーゲンV。クーロンの裏武器屋の店主だったね」
マミ「!」
pzkwV「そのことは忘れてくださいよ……」
ほむら「へえ……」
ナカジマ零式「準備万端で~す」
pzkwV「よろしく頼むぜ」
まどか「あれ、増えてる?」
ほむら「あの歩行戦車みたいのは……?」
レオナルド「彼はpzkwVだ。頼りになるよ」
pzkwV「先生、照れますぜ」
マミ「pzkwV……」
レオナルド「正式には、パンツァー・カンプフ・ワーゲンV。クーロンの裏武器屋の店主だったね」
マミ「!」
pzkwV「そのことは忘れてくださいよ……」
ほむら「へえ……」
650: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:14:01.47 ID:hHB8g3Si0
レオナルド「さあ、行こうか。シップの準備は出来てるよ」
まどか「どんなところなのかな……」
ほむら「軍事基地なのかしら」
まどか「今ちょっとウキウキした?」
ほむら「!」
まどか「どんなところなのかな……」
ほむら「軍事基地なのかしら」
まどか「今ちょっとウキウキした?」
ほむら「!」
651: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:14:48.67 ID:hHB8g3Si0
HQ
トリニティ管轄下の基地
あらゆる情報を管理する司令部
まどか「すごい所だね……。SF映画に出てきそう」
ほむら「施設規模の割に、人が少ないような……」
T260「現在凍結状態にあるようです」
さやか「あれ、使ってないの?」
T260「詳細は不明です」
杏子「何かこう、メカって調子狂うよな」
ナカジマ零式「私のことですか~?」
杏子「おい、マミ。お前こいつの担当だろ? 相手してやれよ」
マミ「な、何で私に色物を押し付けるの!?」
トリニティ管轄下の基地
あらゆる情報を管理する司令部
まどか「すごい所だね……。SF映画に出てきそう」
ほむら「施設規模の割に、人が少ないような……」
T260「現在凍結状態にあるようです」
さやか「あれ、使ってないの?」
T260「詳細は不明です」
杏子「何かこう、メカって調子狂うよな」
ナカジマ零式「私のことですか~?」
杏子「おい、マミ。お前こいつの担当だろ? 相手してやれよ」
マミ「な、何で私に色物を押し付けるの!?」
652: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:15:49.20 ID:hHB8g3Si0
…………
まどか「ここが中心部分なのかな?」
ほむら「メインシステム? でもこれは……」
T260「機能停止状態です。侵入したウイルスによるシステムの崩壊を防ぐために、
システム自身が部分停止しウイルスを食い止めています」
さやか「おおお、サイバーな感じになってきたね!」
杏子「もう、よくわからん」
まどか「ここが中心部分なのかな?」
ほむら「メインシステム? でもこれは……」
T260「機能停止状態です。侵入したウイルスによるシステムの崩壊を防ぐために、
システム自身が部分停止しウイルスを食い止めています」
さやか「おおお、サイバーな感じになってきたね!」
杏子「もう、よくわからん」
653: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:16:45.55 ID:hHB8g3Si0
T260「これからシステム内部にダイブしウイルスを除去し、機能を回復させます」
マミ「……今さらっとすごいこと言わなかったかしら」
まどか「システムに、ダイブ?」
レオナルド「要するに、僕たちをデータ化して、プログラム内部に進入するんだ」
ほむら「それ大丈夫なの?」
レオナルド「基本的には問題はないよ。ただダイブした先で何かあると、もとの体には戻れない」
さやか「うわあ、そういうのかあ……」
マミ「電子の世界に飛び込むのね……」
ほむら「まあ、意識と体が分離するのは慣れたものよね」
杏子「ソウルジェムな。確かに最近慣れてきた」
レオナルド「君達はどこか普通ではないね」
さやか「ストレートに言われたぁ……」
マミ「……今さらっとすごいこと言わなかったかしら」
まどか「システムに、ダイブ?」
レオナルド「要するに、僕たちをデータ化して、プログラム内部に進入するんだ」
ほむら「それ大丈夫なの?」
レオナルド「基本的には問題はないよ。ただダイブした先で何かあると、もとの体には戻れない」
さやか「うわあ、そういうのかあ……」
マミ「電子の世界に飛び込むのね……」
ほむら「まあ、意識と体が分離するのは慣れたものよね」
杏子「ソウルジェムな。確かに最近慣れてきた」
レオナルド「君達はどこか普通ではないね」
さやか「ストレートに言われたぁ……」
654: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:17:46.54 ID:hHB8g3Si0
T260「準備はよろしいですか?」
レオナルド「ダイブするのは僕とT260君と、君達魔法少女だ」
杏子「他はどうするんだ?」
レオナルド「僕たちのボディを守ってもらう」
さやか「おい、私たちの体をボディって言うな」
レオナルド「HQシステムには有機的な要素も含まれるからね。メカではない君たちは頼りになる」
ほむら「システム内に有機物?」
レオナルド「人間や動物が日常的にダイブしていたようだよ。システムというより、仮想世界だね」
まどか「待って、それだと今中にいる人は……」
T260「現在内部には反応ありません」
マミ「それって……」
杏子「そういうことだな……」
レオナルド「ダイブするのは僕とT260君と、君達魔法少女だ」
杏子「他はどうするんだ?」
レオナルド「僕たちのボディを守ってもらう」
さやか「おい、私たちの体をボディって言うな」
レオナルド「HQシステムには有機的な要素も含まれるからね。メカではない君たちは頼りになる」
ほむら「システム内に有機物?」
レオナルド「人間や動物が日常的にダイブしていたようだよ。システムというより、仮想世界だね」
まどか「待って、それだと今中にいる人は……」
T260「現在内部には反応ありません」
マミ「それって……」
杏子「そういうことだな……」
655: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:18:54.27 ID:hHB8g3Si0
ほむら「……行きましょうか」
まどか「うん……」
ナカジマ零式「ボディはお任せくださ~い」
さやか「ボディ言うな!」
特殊工作車「肉体はお任せください」
さやか「いや、その言い方もどうなの?」
杏子「で、ダイブってのはどうするんだ?」
レオナルド「このヘッドギアを被るだけで良いよ」
マミ「簡単さが、逆に怖いわね……」
レオナルド「内部で死んだなら、現実の君達も死ぬ。くれぐれも用心してほしい」
レオナルド「……始めるよ」
T260「システム内部にダイブします!」
…………
まどか「うん……」
ナカジマ零式「ボディはお任せくださ~い」
さやか「ボディ言うな!」
特殊工作車「肉体はお任せください」
さやか「いや、その言い方もどうなの?」
杏子「で、ダイブってのはどうするんだ?」
レオナルド「このヘッドギアを被るだけで良いよ」
マミ「簡単さが、逆に怖いわね……」
レオナルド「内部で死んだなら、現実の君達も死ぬ。くれぐれも用心してほしい」
レオナルド「……始めるよ」
T260「システム内部にダイブします!」
…………
656: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:19:42.17 ID:hHB8g3Si0
…………
HQ システム内部
まどか「えー……」
ほむら「しょぼい……」
レオナルド「え、何がだい」
まどか「すごい昔のCGだよ……」
ほむら「ウイルスも来るってものよね」
さやか「えーと、これ家、かな」
杏子「荒いなー。CGが荒い」
マミ「ポリゴンが古いのよね」
レオナルド「HQ始まって以来の不評だよ」
HQ システム内部
まどか「えー……」
ほむら「しょぼい……」
レオナルド「え、何がだい」
まどか「すごい昔のCGだよ……」
ほむら「ウイルスも来るってものよね」
さやか「えーと、これ家、かな」
杏子「荒いなー。CGが荒い」
マミ「ポリゴンが古いのよね」
レオナルド「HQ始まって以来の不評だよ」
657: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:20:34.03 ID:hHB8g3Si0
ほむら「で、これがウイルス?」
まどか「多分そうじゃないかな? もういかにもウイルスって見た目だし」
さやか「ウイルスか虫歯菌だよね」
杏子「目玉から腕が生えたみてーな」
T260「殲滅を開始します。ウイルスの除去が進めば、行動可能な範囲も拡大します」
さやか「ウイルス除去ってこんな物理的な感じなのかね」
ほむら「! 仮想空間なら、いくら武器を使っても現実には……」
レオナルド「消費しないよ」
ほむら「……!」
杏子「うわ、うれしそうだぞ」
まどか「ああ、レアほむらちゃんを見逃した!」
まどか「多分そうじゃないかな? もういかにもウイルスって見た目だし」
さやか「ウイルスか虫歯菌だよね」
杏子「目玉から腕が生えたみてーな」
T260「殲滅を開始します。ウイルスの除去が進めば、行動可能な範囲も拡大します」
さやか「ウイルス除去ってこんな物理的な感じなのかね」
ほむら「! 仮想空間なら、いくら武器を使っても現実には……」
レオナルド「消費しないよ」
ほむら「……!」
杏子「うわ、うれしそうだぞ」
まどか「ああ、レアほむらちゃんを見逃した!」
658: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:21:16.06 ID:hHB8g3Si0
…………
さやか「で、まあウイルスはあらかた掃除したわけですが」
ほむら「何と言うか、手応えの無い相手だったわね」
杏子「数が多いだけだな」
レオナルド「ここからはそうはいかないよ。特殊なセキュリティエリアだからね」
まどか「これは……パズルかな?」
マミ「パズルって……」
ほむら「しかも結構単純ね」
さやか「え、これ単純なの? 私分かんないんだけど」
さやか「で、まあウイルスはあらかた掃除したわけですが」
ほむら「何と言うか、手応えの無い相手だったわね」
杏子「数が多いだけだな」
レオナルド「ここからはそうはいかないよ。特殊なセキュリティエリアだからね」
まどか「これは……パズルかな?」
マミ「パズルって……」
ほむら「しかも結構単純ね」
さやか「え、これ単純なの? 私分かんないんだけど」
659: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:21:46.66 ID:hHB8g3Si0
杏子「さやか……」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「いやいやいや、これ結構難し……」
T260「……」
さやか「え、何見てんの?」
T260「美樹様の情報を更新しました」
ほむら「良かったわね」
さやか「よくねーよ!」
660: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:22:36.70 ID:hHB8g3Si0
………
ほむら「さて、無事パズルも突破して、システム中枢部に来た訳だけど」
さやか「待ってほむら! 私まだパズルに納得できてない!」
杏子「おい、さすがに最初の一筆書きの奴は……」
さやか「いや、それは分かったよ! 次のパネルの奴! パネルパズル!」
まどか「最後のはちょっと難しかったけど……」
マミ「でもそんなには……」
ほむら「もういいじゃない、さやか。あなたは恋愛関係のパズルに……」
さやか「止めろぅ! 私今仁美とギクシャクしてんだぞ!」
マミ「解けるといいわね……パズル……」
ほむら「さて、無事パズルも突破して、システム中枢部に来た訳だけど」
さやか「待ってほむら! 私まだパズルに納得できてない!」
杏子「おい、さすがに最初の一筆書きの奴は……」
さやか「いや、それは分かったよ! 次のパネルの奴! パネルパズル!」
まどか「最後のはちょっと難しかったけど……」
マミ「でもそんなには……」
ほむら「もういいじゃない、さやか。あなたは恋愛関係のパズルに……」
さやか「止めろぅ! 私今仁美とギクシャクしてんだぞ!」
マミ「解けるといいわね……パズル……」
661: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:23:38.02 ID:hHB8g3Si0
T260「もうよろしいでしょうか」
さやか「う、ごめん。もういい」
まどか「ロボ君はこういう所容赦ないよね」
ほむら「ロボだもの……」
レオナルド「システム中枢はウイルスの巣になっているようだね」
杏子「どうする? 蹴散らすのか?」
レオナルド「そうだね。T260君がコンタクトするチャンスを作ってほしい」
まどか「コンタクト?」
さやか「う、ごめん。もういい」
まどか「ロボ君はこういう所容赦ないよね」
ほむら「ロボだもの……」
レオナルド「システム中枢はウイルスの巣になっているようだね」
杏子「どうする? 蹴散らすのか?」
レオナルド「そうだね。T260君がコンタクトするチャンスを作ってほしい」
まどか「コンタクト?」
662: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:24:28.83 ID:hHB8g3Si0
T260「システム中枢にタッチします」
さやか「また物理的だなあ……」
ほむら「いえ、今の私たちは電脳空間にいるわけだから……」
マミ「サイバーダイブによるデータコンタクトになる訳ね」
杏子「もう、よく分からん」
T260「早く」
さやか「うわ、ごめんなさい」
ほむら「タンクローリーよ!」
マミ「一体たりとも撃ち漏らさないわ!」
さやか「さあさあ、どっからでもかかってこい!」
レオナルド「システム中枢まで巻き込んじゃだめだよ!」
…………
さやか「また物理的だなあ……」
ほむら「いえ、今の私たちは電脳空間にいるわけだから……」
マミ「サイバーダイブによるデータコンタクトになる訳ね」
杏子「もう、よく分からん」
T260「早く」
さやか「うわ、ごめんなさい」
ほむら「タンクローリーよ!」
マミ「一体たりとも撃ち漏らさないわ!」
さやか「さあさあ、どっからでもかかってこい!」
レオナルド「システム中枢まで巻き込んじゃだめだよ!」
…………
663: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:25:05.76 ID:hHB8g3Si0
…………
まどか「今だよロボ君! 何かすごい爆発してるけど、ウイルスはいなくなったよ!」
T260「了解!」
杏子「おい、ほむらもう良いって! ミサイルしまえ!」
ほむら「ええ……」
T260「システムに対して、認識を要請します」
まどか「どうかな……?」
まどか「今だよロボ君! 何かすごい爆発してるけど、ウイルスはいなくなったよ!」
T260「了解!」
杏子「おい、ほむらもう良いって! ミサイルしまえ!」
ほむら「ええ……」
T260「システムに対して、認識を要請します」
まどか「どうかな……?」
664: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:25:55.20 ID:hHB8g3Si0
ID確認
よく帰ってきました7074-8782-1099
ウイルスを撃退してくれたことにも感謝します
破壊されているデータがありますね
修復しましょう
T260「!」
杏子「お、思い出したか?」
T260「S級優先任務・RB3型破壊を遂行します。すべての機器の優先使用権を要請します」
よく帰ってきました7074-8782-1099
ウイルスを撃退してくれたことにも感謝します
破壊されているデータがありますね
修復しましょう
T260「!」
杏子「お、思い出したか?」
T260「S級優先任務・RB3型破壊を遂行します。すべての機器の優先使用権を要請します」
665: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:26:28.27 ID:hHB8g3Si0
残存機器の確認中
機能停止中に多くの機器が何者かによって撤去されています
オメガタイプのボディ1体が残存しています
その他すべての機器の優先使用権を付与します
このHQの機能回復でRB3型も活動を再開します
速やかな任務達成を希望します
ほむら「これって……」
レオナルド「話は後だ。現実世界に戻されるよ」
…………
機能停止中に多くの機器が何者かによって撤去されています
オメガタイプのボディ1体が残存しています
その他すべての機器の優先使用権を付与します
このHQの機能回復でRB3型も活動を再開します
速やかな任務達成を希望します
ほむら「これって……」
レオナルド「話は後だ。現実世界に戻されるよ」
…………
666: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:27:04.51 ID:hHB8g3Si0
…………
ナカジマ零式「お帰りなさ~い」
まどか「戻って、来た?」
特殊工作車「肉体に外的な問題はありません」
ほむら「はあ、なんだか妙な感覚ね……」
T260「出撃します!」
まどか「え! どうしたの!?」
T260「RB3型を破壊します」
杏子「何だよそれ」
ナカジマ零式「お帰りなさ~い」
まどか「戻って、来た?」
特殊工作車「肉体に外的な問題はありません」
ほむら「はあ、なんだか妙な感覚ね……」
T260「出撃します!」
まどか「え! どうしたの!?」
T260「RB3型を破壊します」
杏子「何だよそれ」
667: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:27:48.13 ID:hHB8g3Si0
T260「RBタイプはリージョン破壊兵器です」
マミ「リ、リージョン!?」
T260「1、2型は通常の方法で破壊できましたが、3型は全く異なる構造をしており、
その破壊のために私のタイプT260が作られました」
ほむら「リージョン破壊……桁外れの兵器ね」
T260「リージョン破壊砲による攻撃を受けると、リージョンは圧壊し混沌に飲み込まれ消滅します」
まどか「そんな……!」
T260「3型は進路上のリージョンを無差別に破壊していきます」
668: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:28:33.25 ID:hHB8g3Si0
ほむら「無差別破壊兵器? 待って、それが今、活動を再開したの!?」
T260「このHQの復旧を探知して、侵攻してくるものと思われます」
さやか「や、やばいじゃんか!」
杏子「ここをぶっ壊せば……」
T260「私の任務はRB3型の破壊です」
ほむら「まあ、そんな兵器を放置しておく訳にもいかないでしょうね」
T260「このHQの復旧を探知して、侵攻してくるものと思われます」
さやか「や、やばいじゃんか!」
杏子「ここをぶっ壊せば……」
T260「私の任務はRB3型の破壊です」
ほむら「まあ、そんな兵器を放置しておく訳にもいかないでしょうね」
669: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:29:28.12 ID:hHB8g3Si0
まどか「そのRB3っていうのは、どんなものなの?」
T260「形態は遭遇するまで分かりません。ただし、シップとしてのドライブ能力を保持しているのは間違いありません」
レオナルド「こちらも接近するためにシップが必要だね」
さやか「接近して、そこから……」
T260「中枢に侵入して、破壊します」
マミ「何だかすごい話になってきたわね……」
T260「時間がありません。迅速な任務の遂行が求められます」
まどか「すこしでも遅れたら、リージョンが巻き込まれる?」
レオナルド「消滅することになるだろうね」
T260「形態は遭遇するまで分かりません。ただし、シップとしてのドライブ能力を保持しているのは間違いありません」
レオナルド「こちらも接近するためにシップが必要だね」
さやか「接近して、そこから……」
T260「中枢に侵入して、破壊します」
マミ「何だかすごい話になってきたわね……」
T260「時間がありません。迅速な任務の遂行が求められます」
まどか「すこしでも遅れたら、リージョンが巻き込まれる?」
レオナルド「消滅することになるだろうね」
670: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/10/30(火) 02:30:02.55 ID:hHB8g3Si0
さやか「……それじゃあ」
杏子「だな」
マミ「当然よ」
ほむら「まどか、作戦開始の合図を」
まどか「うん……!」
T260「命令願います」
まどか「リージョンを、守るよ!」
T260「了解!」
杏子「だな」
マミ「当然よ」
ほむら「まどか、作戦開始の合図を」
まどか「うん……!」
T260「命令願います」
まどか「リージョンを、守るよ!」
T260「了解!」
679: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:00:33.45 ID:sbzapcUl0
…………
シップ内
レオナルド「RB3型を感知したよ。これは……超大型の要塞に近い形状だね」
さやか「いやいやいや! 待って、これやばいでしょ!? どんだけでかいの!?」
ほむら「すごい……こんな規模の兵器を一体誰が……」
T260「RB3型自身です。蓄積されたデータから最も効果的な形態を選択し、
混沌から自らを創造するのです。それがRB3型の機能です」
マミ「そ、それはもう、兵器なんてレベルじゃ……」
シップ内
レオナルド「RB3型を感知したよ。これは……超大型の要塞に近い形状だね」
さやか「いやいやいや! 待って、これやばいでしょ!? どんだけでかいの!?」
ほむら「すごい……こんな規模の兵器を一体誰が……」
T260「RB3型自身です。蓄積されたデータから最も効果的な形態を選択し、
混沌から自らを創造するのです。それがRB3型の機能です」
マミ「そ、それはもう、兵器なんてレベルじゃ……」
680: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:01:20.41 ID:sbzapcUl0
杏子「こ、こんなもんどうすんだよ……そもそも近づけるのか?」
T260「開口部より侵入します」
まどか「だ、大丈夫かな……?」
ほむら「……どうやらこちらのシップが小さすぎて、敵と認識されてないみたいね」
まどか「小さく、ないよね? このシップだって……」
ほむら「まあ、幸運よ。まともに迎撃なんてされたら勝ち目なんてない……」
…………
T260「開口部より侵入します」
まどか「だ、大丈夫かな……?」
ほむら「……どうやらこちらのシップが小さすぎて、敵と認識されてないみたいね」
まどか「小さく、ないよね? このシップだって……」
ほむら「まあ、幸運よ。まともに迎撃なんてされたら勝ち目なんてない……」
…………
681: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:01:49.47 ID:sbzapcUl0
…………
まどか「これが、最終兵器……」
ほむら「近くでみると、本当に壮観ね。あのレーザー砲台なんてどうなってるのかしら」
さやか「これどうやって進むの?」
T260「レーザー砲台を破壊し、隔壁を解放して深部へと侵入します」
杏子「破壊って、あんなもんどうやって……」
マミ「本当にもう、SF映画の世界ね」
まどか「これが、最終兵器……」
ほむら「近くでみると、本当に壮観ね。あのレーザー砲台なんてどうなってるのかしら」
さやか「これどうやって進むの?」
T260「レーザー砲台を破壊し、隔壁を解放して深部へと侵入します」
杏子「破壊って、あんなもんどうやって……」
マミ「本当にもう、SF映画の世界ね」
682: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:02:45.36 ID:sbzapcUl0
ほむら「……道は、あの砲台の方向にしかないみたい」
さやか「ものすごいビームでてるけど!? あれに触ったら……」
杏子「炭だな」
マミ「ビームが道を塞いでいるなんて……」
まどか「な、なんとかしないと!」
T260「砲台の排除は必須行動です。何らかの……」
マミ「……暁美さん?」
ほむら「今まで、本当にありがとう……」
まどか「!?」
さやか「ものすごいビームでてるけど!? あれに触ったら……」
杏子「炭だな」
マミ「ビームが道を塞いでいるなんて……」
まどか「な、なんとかしないと!」
T260「砲台の排除は必須行動です。何らかの……」
マミ「……暁美さん?」
ほむら「今まで、本当にありがとう……」
まどか「!?」
683: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:03:56.49 ID:sbzapcUl0
ほむら「グレートマギカ魂形態、最終砲撃を開始するわ!」
マミ「さ、最終砲撃!? つまりティロ・フィナーレ!? 暁美さん、やっと分かって……」
ほむら「!? 特別攻撃を開始するわ……」
マミ「変えないでいいの! そのままが……」
杏子「おい、これ大丈夫なのか? 骨組みに大砲ついてるだけに見えるぞ」
ほむら「見えるっていうか、そうなの。外側のパーツは全部アルカイザーに提供したし」
まどか「こんなになってもまだ動くんだね……」
ほむら「でもこれが最後」
さやか「ああ、もう保たない感じするもん」
ほむら「バスターランチャー充填完了……」
マミ「さ、最終砲撃!? つまりティロ・フィナーレ!? 暁美さん、やっと分かって……」
ほむら「!? 特別攻撃を開始するわ……」
マミ「変えないでいいの! そのままが……」
杏子「おい、これ大丈夫なのか? 骨組みに大砲ついてるだけに見えるぞ」
ほむら「見えるっていうか、そうなの。外側のパーツは全部アルカイザーに提供したし」
まどか「こんなになってもまだ動くんだね……」
ほむら「でもこれが最後」
さやか「ああ、もう保たない感じするもん」
ほむら「バスターランチャー充填完了……」
684: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:04:34.87 ID:sbzapcUl0
まどか「これが、最後なの?」
ほむら「ええ……発射と同時にオーバーヒートして終わり」
ほむら「……」
ほむら「発射!」
T260「砲台の沈黙を確認。作戦を続行できます」
レオナルド「へえ、すごい威力だね」
ほむら「さやか、近づかないで。機体が融解するわ」
さやか「ええ!? どんな攻撃だよ……」
杏子「まあ、これで進めるな」
マミ「見事なティロ・フィナーレだったわ……」
ほむら「ええ……発射と同時にオーバーヒートして終わり」
ほむら「……」
ほむら「発射!」
T260「砲台の沈黙を確認。作戦を続行できます」
レオナルド「へえ、すごい威力だね」
ほむら「さやか、近づかないで。機体が融解するわ」
さやか「ええ!? どんな攻撃だよ……」
杏子「まあ、これで進めるな」
マミ「見事なティロ・フィナーレだったわ……」
685: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:05:35.00 ID:sbzapcUl0
…………
まどか「内側は迷路みたいだね……いろんな機械が一杯」
さやか「機械っていうかガードメカが一杯なんですけど!?」
杏子「大声だすな! 気付かれたら面倒だ」
ほむら「杏子、杏子。あの車みたいな奴いるでしょう?」
杏子「いるな。車にしちゃ物騒なもん積んでるが」
ほむら「あれを爆破するから、その隙にあのスイッチを押してくれる?」
T260「隔壁解放のスイッチです」
まどか「内側は迷路みたいだね……いろんな機械が一杯」
さやか「機械っていうかガードメカが一杯なんですけど!?」
杏子「大声だすな! 気付かれたら面倒だ」
ほむら「杏子、杏子。あの車みたいな奴いるでしょう?」
杏子「いるな。車にしちゃ物騒なもん積んでるが」
ほむら「あれを爆破するから、その隙にあのスイッチを押してくれる?」
T260「隔壁解放のスイッチです」
686: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:06:28.56 ID:sbzapcUl0
マミ「私たちは陽動かしら?」
まどか「隔壁が開いたら、走って奥に……」
さやか「ほむらが時間止めたらいいんじゃないの?」
ほむら「壁が動かないじゃない」
さやか「ああ、そうか……」
ほむら「それじゃあ、準備はいい?」
杏子「ああ……任せろ」
まどか「隔壁が開いたら、走って奥に……」
さやか「ほむらが時間止めたらいいんじゃないの?」
ほむら「壁が動かないじゃない」
さやか「ああ、そうか……」
ほむら「それじゃあ、準備はいい?」
杏子「ああ……任せろ」
687: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:07:18.54 ID:sbzapcUl0
杏子「お、おい爆破するんじゃなかったのかよ!? 何か暴走してるぞ!?」
ほむら「ご、ごめんなさい。思ったより装甲が厚かったみたい……」
レオナルド「とにかくスイッチだよ。敵も混乱している」
さやか「こっちも混乱してますけど!? うわあ、こっち来る!」
まどか「さやかちゃん、後ろ! 変なのいるよ!」
マミ「こ、こっちもメカで対抗よ!」
特殊工作車「お役に立てます」
ナカジマ零式「ゼロシステム、いけますよ~」
pzkwV「とんでもねえ事になってきたぜ……」
ほむら「ご、ごめんなさい。思ったより装甲が厚かったみたい……」
レオナルド「とにかくスイッチだよ。敵も混乱している」
さやか「こっちも混乱してますけど!? うわあ、こっち来る!」
まどか「さやかちゃん、後ろ! 変なのいるよ!」
マミ「こ、こっちもメカで対抗よ!」
特殊工作車「お役に立てます」
ナカジマ零式「ゼロシステム、いけますよ~」
pzkwV「とんでもねえ事になってきたぜ……」
688: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:08:01.74 ID:sbzapcUl0
ほむら「結局、殲滅戦になったわね……」
まどか「うん……でもこれですごくスムーズに進めるね」
杏子「最初からそうすりゃよかったんだよ、もう」
レオナルド「ここには低級のガードメカが待機していたみたいだね」
T260「まもなく中心部に到達します」
さやか「中心、ってことはそこを壊すの?」
T260「いいえ。RB3型の本体はどこかに隠されているコアです」
まどか「うん……でもこれですごくスムーズに進めるね」
杏子「最初からそうすりゃよかったんだよ、もう」
レオナルド「ここには低級のガードメカが待機していたみたいだね」
T260「まもなく中心部に到達します」
さやか「中心、ってことはそこを壊すの?」
T260「いいえ。RB3型の本体はどこかに隠されているコアです」
689: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:08:37.77 ID:sbzapcUl0
マミ「そのコアを探すのね?」
T260「コアを見つけ出して破壊することは不可能です」
まどか「それじゃあ、どうやって……」
T260「ダイブして、内部から破壊します。それが私、T260型の機能です」
ほむら「そのために、中心部からアクセスする訳ね」
さやか「ダイブって、またあれかぁ……」
T260「コアを見つけ出して破壊することは不可能です」
まどか「それじゃあ、どうやって……」
T260「ダイブして、内部から破壊します。それが私、T260型の機能です」
ほむら「そのために、中心部からアクセスする訳ね」
さやか「ダイブって、またあれかぁ……」
690: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:09:27.96 ID:sbzapcUl0
T260「中心部です。皆様は……」
まどか「いよいよだねぇ……」
ほむら「最終兵器のプログラム内部……想像もつかないわ」
さやか「またあの古いCGが来るのかね」
杏子「最終ってぐらいだから少しはマシになってるだろ」
マミ「あなたたちは、私たちの体を守ってね?」
特殊工作車「お役に立てます」
ナカジマ零式「ナイスなボディを守りま~す」
pzkwV「任せとけ!」
まどか「いよいよだねぇ……」
ほむら「最終兵器のプログラム内部……想像もつかないわ」
さやか「またあの古いCGが来るのかね」
杏子「最終ってぐらいだから少しはマシになってるだろ」
マミ「あなたたちは、私たちの体を守ってね?」
特殊工作車「お役に立てます」
ナカジマ零式「ナイスなボディを守りま~す」
pzkwV「任せとけ!」
691: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:10:11.68 ID:sbzapcUl0
レオナルド「みんなやる気だよ?」
T260「……了解しました」
T260「これより最終兵器内部にダイブします。準備はよろしいですか?」
まどか「もちろんだよ!」
T260「……皆様のご協力に感謝します」
…………
T260「……了解しました」
T260「これより最終兵器内部にダイブします。準備はよろしいですか?」
まどか「もちろんだよ!」
T260「……皆様のご協力に感謝します」
…………
692: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:10:49.68 ID:sbzapcUl0
…………
最終兵器 プログラム内部
さやか「洞窟じゃん」
杏子「洞窟だな」
まどか「ええー…でもHQより大分すごいね」
ほむら「そうね……普通に洞窟だわ」
マミ「ね、ねえ! 向こう側密林になってるわよ!?」
まどか「洞窟から!?」
最終兵器 プログラム内部
さやか「洞窟じゃん」
杏子「洞窟だな」
まどか「ええー…でもHQより大分すごいね」
ほむら「そうね……普通に洞窟だわ」
マミ「ね、ねえ! 向こう側密林になってるわよ!?」
まどか「洞窟から!?」
693: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:11:22.24 ID:sbzapcUl0
T260「ここは最終兵器内の仮想空間です。地理的な連続性はありません」
レオナルド「セキュリティフィールドのようだね。敵を倒しながら進もう」
まどか「この中のどこかに、コアがあるの?」
T260「最も強固に守られているコードがコアに当たります」
ほむら「それを探すのね」
…………
レオナルド「セキュリティフィールドのようだね。敵を倒しながら進もう」
まどか「この中のどこかに、コアがあるの?」
T260「最も強固に守られているコードがコアに当たります」
ほむら「それを探すのね」
…………
694: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:12:48.04 ID:sbzapcUl0
…………
さやか「……さっきから同じとこ回ってない?」
まどか「洞窟から密林、密林から洞窟……」
レオナルド「コードの解体が進めば範囲も広がるはずだよ」
ほむら「!? さ、砂漠!?」
マミ「暁美さん!? って砂漠!?」
まどか「密林からの砂漠!」
レオナルド「どうやらまた一つ進んだみたいだね」
さやか「……さっきから同じとこ回ってない?」
まどか「洞窟から密林、密林から洞窟……」
レオナルド「コードの解体が進めば範囲も広がるはずだよ」
ほむら「!? さ、砂漠!?」
マミ「暁美さん!? って砂漠!?」
まどか「密林からの砂漠!」
レオナルド「どうやらまた一つ進んだみたいだね」
695: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:13:34.04 ID:sbzapcUl0
杏子「……砂漠って感じでもないな。暑いわけじゃない」
レオナルド「仮想空間だからね」
さやか「どこまで行っても砂漠じゃん……」
まどか「う~、なんかクラクラしてきたよ……」
ほむら「……そうね。私も何か、白いウサギが見える……」
マミ「私も……」
T260「……」
まどか「え!?」
レオナルド「仮想空間だからね」
さやか「どこまで行っても砂漠じゃん……」
まどか「う~、なんかクラクラしてきたよ……」
ほむら「……そうね。私も何か、白いウサギが見える……」
マミ「私も……」
T260「……」
まどか「え!?」
696: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:13:59.46 ID:sbzapcUl0
キュゥべえ「やあ、久しぶりだね!」
まどか「……」
ほむら「……」
さやか「……」
マミ「あなたは……」
杏子「……準備いいか?」
…………
697: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:14:48.07 ID:sbzapcUl0
…………
キュゥべえ「久しぶりに会ったというのに、この仕打ちはなんだい?」
キュゥべえ「LPがどんどん減っていくじゃないか。いくらでもあるけど」
ほむら「人をいきなりリージョン世界に投げ込んでおいて、何を言い開くつもり?」
さやか「本当だよ! 無事だったからよかったものを!」
杏子「無事でも許さねーぞ?」
マミ「今回ばっかりは……」
まどか「ほむらちゃん! こいつ砂漠に埋めよう!」
ほむら「そうね、レオナルドさん手伝って」
キュゥべえ「久しぶりに会ったというのに、この仕打ちはなんだい?」
キュゥべえ「LPがどんどん減っていくじゃないか。いくらでもあるけど」
ほむら「人をいきなりリージョン世界に投げ込んでおいて、何を言い開くつもり?」
さやか「本当だよ! 無事だったからよかったものを!」
杏子「無事でも許さねーぞ?」
マミ「今回ばっかりは……」
まどか「ほむらちゃん! こいつ砂漠に埋めよう!」
ほむら「そうね、レオナルドさん手伝って」
698: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:15:33.53 ID:sbzapcUl0
レオナルド「T260君、何か見えるかい?」
T260「対象を確認できません」
まどか「見えないんだ……」
キュゥべえ「まあ、とりあえず話を聞いてもらえるかな?」
ほむら「……まあ、聞くだけは聞いても?」
まどか「いいかな?」
さやか「まあ、仕方ないか……」
T260「対象を確認できません」
まどか「見えないんだ……」
キュゥべえ「まあ、とりあえず話を聞いてもらえるかな?」
ほむら「……まあ、聞くだけは聞いても?」
まどか「いいかな?」
さやか「まあ、仕方ないか……」
699: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:16:07.35 ID:sbzapcUl0
キュゥべえ「最初に君達の現状を説明しようか」
まどか「現状?」
キュゥべえ「君たちはこちらの世界に飛ばされたと思っているみたいだけど、それは違う」
杏子「ああ? こっちに来てんじゃん」
キュゥべえ「正確には君たちの意識体がこちらの世界に送られているんだ」
キュゥべえ「現実の君たちは眠っているだけだ。そして時間もほとんど経過していない」
マミ「!?」
まどか「現状?」
キュゥべえ「君たちはこちらの世界に飛ばされたと思っているみたいだけど、それは違う」
杏子「ああ? こっちに来てんじゃん」
キュゥべえ「正確には君たちの意識体がこちらの世界に送られているんだ」
キュゥべえ「現実の君たちは眠っているだけだ。そして時間もほとんど経過していない」
マミ「!?」
700: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:17:00.34 ID:sbzapcUl0
ほむら「……どういうことよ。それじゃあリージョン世界はただの仮想空間だというの?」
キュゥべえ「ここはデータ世界だけど、リージョン世界は違うよ」
まどか「だったら……!」
キュゥべえ「リージョン世界は確かに存在する。君たちの知っている形とは違うけどね」
さやか「……分からないよ」
キュゥべえ「だいたい君たちの体をまるごと別世界に送るなんて、どれだけ大変なことか」
キュゥべえ「でも大丈夫だよ。リージョン世界で君たちが成し遂げたことは事実だし、
君たちが経験したことも真実だ」
キュゥべえ「そして当然だが、ここで倒れたなら元の世界の君たちは眠ったままだね」
キュゥべえ「ここはデータ世界だけど、リージョン世界は違うよ」
まどか「だったら……!」
キュゥべえ「リージョン世界は確かに存在する。君たちの知っている形とは違うけどね」
さやか「……分からないよ」
キュゥべえ「だいたい君たちの体をまるごと別世界に送るなんて、どれだけ大変なことか」
キュゥべえ「でも大丈夫だよ。リージョン世界で君たちが成し遂げたことは事実だし、
君たちが経験したことも真実だ」
キュゥべえ「そして当然だが、ここで倒れたなら元の世界の君たちは眠ったままだね」
701: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:17:30.74 ID:sbzapcUl0
ほむら「……何のために、私たちを?」
キュゥべえ「リージョン世界は僕たちにとっても未開の領域、フロンティアだ」
マミ「フロンティア……」
キュゥべえ「ともすれば僕たちのエネルギー問題を解決する可能性もあるかもしれない」
まどか「……?」
キュゥべえ「だってリージョン世界はただの人間が魔法の様な力を行使できるんだよ?」
キュゥべえ「今までに無い可能性があるのも当然だ」
キュゥべえ「リージョン世界は僕たちにとっても未開の領域、フロンティアだ」
マミ「フロンティア……」
キュゥべえ「ともすれば僕たちのエネルギー問題を解決する可能性もあるかもしれない」
まどか「……?」
キュゥべえ「だってリージョン世界はただの人間が魔法の様な力を行使できるんだよ?」
キュゥべえ「今までに無い可能性があるのも当然だ」
702: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:18:04.52 ID:sbzapcUl0
ほむら「……読めてきたわ。私たちは要するに、この世界の偵察役なのね」
キュゥべえ「そうだね。同時にこの世界の危機を調整してもらいたかったんだ」
まどか「そういえば、そんな事を最初に言ってたような……」
杏子「はあ……なんか冷めちまったな……」
さやか「結局、コイツの思い通りに動かされてただけなんだ……」
マミ「何もかも、あなたの思惑の上だったの?」
キュゥべえ「そうだね。同時にこの世界の危機を調整してもらいたかったんだ」
まどか「そういえば、そんな事を最初に言ってたような……」
杏子「はあ……なんか冷めちまったな……」
さやか「結局、コイツの思い通りに動かされてただけなんだ……」
マミ「何もかも、あなたの思惑の上だったの?」
703: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:19:19.72 ID:sbzapcUl0
杏子「おし、埋めるぞ」
ほむら「埋めましょう」
キュゥべえ「待ってくれ! 君たちにもちゃんとメリットはある」
さやか「言ってみなさいよ」
キュゥべえ「見返りとしてグリーフシードを提供するよ!」
まどか「他には?」
キュゥべえ「この世界で得た君たちの力は、もとの世界でも変わらないよ」
ほむら「それは別にあなたのおかげじゃないんじゃない?」
キュゥべえ「君たちはこの世界で得難い経験をしたじゃないか! それは……」
キュゥべえ「待って! 僕はデータ世界でしか君たちに……」
…………
ほむら「埋めましょう」
キュゥべえ「待ってくれ! 君たちにもちゃんとメリットはある」
さやか「言ってみなさいよ」
キュゥべえ「見返りとしてグリーフシードを提供するよ!」
まどか「他には?」
キュゥべえ「この世界で得た君たちの力は、もとの世界でも変わらないよ」
ほむら「それは別にあなたのおかげじゃないんじゃない?」
キュゥべえ「君たちはこの世界で得難い経験をしたじゃないか! それは……」
キュゥべえ「待って! 僕はデータ世界でしか君たちに……」
…………
704: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:20:12.33 ID:sbzapcUl0
…………
ほむら「さて、キュゥべえも砂に還ったところで」
レオナルド「終わったかい? こちらもついに見つけたよ」
T260「最も強固に守られたコードを発見しました」
まどか「それって……!」
T260「最終兵器の核が存在します。コードの解除に取りかかります」
ほむら「さて、キュゥべえも砂に還ったところで」
レオナルド「終わったかい? こちらもついに見つけたよ」
T260「最も強固に守られたコードを発見しました」
まどか「それって……!」
T260「最終兵器の核が存在します。コードの解除に取りかかります」
705: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:21:34.84 ID:sbzapcUl0
杏子「あー、まあ、やるか」
さやか「これもあれでしょ? キュゥべえの狙い通りなんでしょ?」
マミ「正直複雑よね……」
まどか「キュゥべえも言ってたけど、私たちがここで得たものは、やっぱり私たちのものだよ」
まどか「キュゥべえは、関係ないと思う。私は最後まで、やりきろうと思うの」
ほむら「そうね。出会った人も、起こった事も……」
さやか「……そっか、そうだね」
杏子「キュゥべえに比べりゃ、クーンは良い奴だったな」
マミ「アルカイザーから受け取ったもの、投げ出したりはしないわ!」
さやか「これもあれでしょ? キュゥべえの狙い通りなんでしょ?」
マミ「正直複雑よね……」
まどか「キュゥべえも言ってたけど、私たちがここで得たものは、やっぱり私たちのものだよ」
まどか「キュゥべえは、関係ないと思う。私は最後まで、やりきろうと思うの」
ほむら「そうね。出会った人も、起こった事も……」
さやか「……そっか、そうだね」
杏子「キュゥべえに比べりゃ、クーンは良い奴だったな」
マミ「アルカイザーから受け取ったもの、投げ出したりはしないわ!」
706: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:22:41.95 ID:sbzapcUl0
T260「これよりRB3型の自己再生コードの解体を開始します」
T260「準備は、よろしいですか?」
まどか「もちろんだよ!」
…………
707: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:23:46.71 ID:sbzapcUl0
…………
VS ジェノサイドハート
警告、警告
セントラルシステム内にウイルスの侵入を感知
セキュリティレベル1
アイスシステム作動
まどか「これが最終兵器の……!」
T260「最終防衛プログラム、ジェノサイドハートです」
レオナルド「こちらに気付いたようだね。気をつけるんだ」
VS ジェノサイドハート
警告、警告
セントラルシステム内にウイルスの侵入を感知
セキュリティレベル1
アイスシステム作動
まどか「これが最終兵器の……!」
T260「最終防衛プログラム、ジェノサイドハートです」
レオナルド「こちらに気付いたようだね。気をつけるんだ」
708: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:24:44.99 ID:sbzapcUl0
ほむら「HQのウイルスみたいに、攻撃すればいいのかしら……」
T260「ジェノサイドハートは攻性プログラムです。排除行動を取ってくるものと思われます」
杏子「それをかいくぐって、ぶっ壊してやればいいんだろ!」
さやか「こんなもん、一気に……」
マミ「フィナーレよ!」
…………
709: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:25:51.32 ID:sbzapcUl0
…………
まどか「全然、反応がない……?」
ほむら「効いてないの?」
マミ「そんなはずは……」
T260「現状ではセントラルシステムに打撃を与えることは不可能のようです」
さやか「じゃあどうやって!」
T260「システムがシフトした際に、セキュリティを解体します。それまでは……」
杏子「何もできねえってか……」
ジェノサイドハート『カーネイジ』
NO FUTURE
まどか「全然、反応がない……?」
ほむら「効いてないの?」
マミ「そんなはずは……」
T260「現状ではセントラルシステムに打撃を与えることは不可能のようです」
さやか「じゃあどうやって!」
T260「システムがシフトした際に、セキュリティを解体します。それまでは……」
杏子「何もできねえってか……」
ジェノサイドハート『カーネイジ』
NO FUTURE
710: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:27:05.88 ID:sbzapcUl0
ほむら「何!?」
T260「排除プログラムです。防御行動を……」
杏子「来るぞ!」
ほむら「これは……反射レーザー砲撃!? いえ、それ以上に……」
…………
マミ「ぼ、防御したはずよね……」
さやか「うあぁ……これは……きつい」
ほむら「何よこれ……こんなの……」
T260「排除プログラムです。防御行動を……」
杏子「来るぞ!」
ほむら「これは……反射レーザー砲撃!? いえ、それ以上に……」
…………
マミ「ぼ、防御したはずよね……」
さやか「うあぁ……これは……きつい」
ほむら「何よこれ……こんなの……」
711: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:27:56.79 ID:sbzapcUl0
ジェノサイドハート『ヴァーチャルシフト』
まどか「何……?」
レオナルド「……ルーム変更か」
T260「モードシフトを開始しました。攻撃してください!」
ほむら「景色が変わっていく……ヴァーチャル空間が……」
杏子「攻撃って……いや待て、ここは……」
マミ「教会……?」
ほむら「いえ、むしろ聖堂……」
712: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:29:04.11 ID:sbzapcUl0
ジェノサイドハート『聖歌』
杏子「うあっ……こいつ……」
さやか「私がやる!」
まどか「さやかちゃん!?」
ほむら「さやかには、音波耐性が……?」
さやか「あんた音楽向いてないよ!」
『ロザリオインペール』
713: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:29:40.81 ID:sbzapcUl0
ジェノサイドハート「……」
ほむら「今だ……」
『陽子ロケット弾』
杏子「続け!」
『光の腕』
マミ「まだまだ!」
『ティロ・フィナーレ』
T260「ご命令願います」
まどか「た、多段切り!」
…………
ほむら「今だ……」
『陽子ロケット弾』
杏子「続け!」
『光の腕』
マミ「まだまだ!」
『ティロ・フィナーレ』
T260「ご命令願います」
まどか「た、多段切り!」
…………
714: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:30:22.88 ID:sbzapcUl0
…………
さやか「どうだ!」
ジェノサイドハート「……」
まどか「景色が戻っていく……」
セキュリティレベル2に上昇
ほむら「どうやらここがメインルームね。制御パネルが一部破損してる……」
T260「セキュリティの解体進度約30パーセント」
マミ「今のうちに回復を! 多分また……」
まどか「さっきのが来る!」
さやか「どうだ!」
ジェノサイドハート「……」
まどか「景色が戻っていく……」
セキュリティレベル2に上昇
ほむら「どうやらここがメインルームね。制御パネルが一部破損してる……」
T260「セキュリティの解体進度約30パーセント」
マミ「今のうちに回復を! 多分また……」
まどか「さっきのが来る!」
715: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:31:11.60 ID:sbzapcUl0
ジェノサイドハート『カーネイジ』
NO FUTURE
ほむら「……うぐっ、これ防御なんてできない……」
まどか「……」
杏子「誰か、回復を頼む……」
ジェノサイドハート『ヴァーチャルシフト』
さやか「次は……雪山!?」
マミ「こんなの……保たないわよ……!」
…………
NO FUTURE
ほむら「……うぐっ、これ防御なんてできない……」
まどか「……」
杏子「誰か、回復を頼む……」
ジェノサイドハート『ヴァーチャルシフト』
さやか「次は……雪山!?」
マミ「こんなの……保たないわよ……!」
…………
716: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:32:06.92 ID:sbzapcUl0
…………
ジェノサイドハート『シルフィード』
T260「……機体に中程度の損傷」
まどか「何とか……回復、できた?」
ほむら「ええ……」
まどか「私……なんだか……」
ほむら「まどか!?」
レオナルド「このままじゃまずい。あいつに押し切られる」
ジェノサイドハート『シルフィード』
T260「……機体に中程度の損傷」
まどか「何とか……回復、できた?」
ほむら「ええ……」
まどか「私……なんだか……」
ほむら「まどか!?」
レオナルド「このままじゃまずい。あいつに押し切られる」
717: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:33:06.52 ID:sbzapcUl0
杏子「ほむら、少し時間をくれ!」
ほむら「!」
マミ「ここは私たちが!」
ほむら「分かったわ……あなたたちに任せる!」
『タイムリープ』
杏子『魔女に与える鉄槌』
マミ『真ティロ・フィナーレ』
さやか「あたしを忘れるな!」
『濁流剣』
『魔女に与える真ティロ・濁流剣』
ほむら「!」
マミ「ここは私たちが!」
ほむら「分かったわ……あなたたちに任せる!」
『タイムリープ』
杏子『魔女に与える鉄槌』
マミ『真ティロ・フィナーレ』
さやか「あたしを忘れるな!」
『濁流剣』
『魔女に与える真ティロ・濁流剣』
718: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:34:06.31 ID:sbzapcUl0
ほむら「まどか! 大丈夫!?」
まどか「うん……でも、ダメージとかじゃなくて……」
まどか「何だろう……何かが……干渉してくるみたい」
ほむら「くっ、これじゃ……」
T260『多段切り』
レオナルド『多段切り』
……………
まどか「うん……でも、ダメージとかじゃなくて……」
まどか「何だろう……何かが……干渉してくるみたい」
ほむら「くっ、これじゃ……」
T260『多段切り』
レオナルド『多段切り』
……………
719: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:35:06.13 ID:sbzapcUl0
……………
セキュリティレベル3に上昇
杏子「ま、まだ終わらねえのかよ……こっちはもう」
マミ「……限界だなんて」
さやか「……」
ジェノサイドハート『カーネイジ』
NO FUTURE
……………
セキュリティレベル3に上昇
杏子「ま、まだ終わらねえのかよ……こっちはもう」
マミ「……限界だなんて」
さやか「……」
ジェノサイドハート『カーネイジ』
NO FUTURE
……………
720: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:36:09.93 ID:sbzapcUl0
……………
ジェノサイドハート『ヴァーチャルシフト』
マミ「海……」
杏子「……」
さやか「……」
ほむら「……もう無理ね」
まどか「ほむら……ちゃん……?」
ほむら「まどか……」
ほむら「ありがとう、ね……」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら『オーヴァドライブ』
ジェノサイドハート『ヴァーチャルシフト』
マミ「海……」
杏子「……」
さやか「……」
ほむら「……もう無理ね」
まどか「ほむら……ちゃん……?」
ほむら「まどか……」
ほむら「ありがとう、ね……」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら『オーヴァドライブ』
721: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:37:13.47 ID:sbzapcUl0
レオナルド「何だ、この凄まじい演算処理は……」
レオナルド「まさか、君……」
ほむら「オーヴァドライブは時間の停止じゃない……」
ほむら「魔法のすべてを使って、私の時間を限界まで加速する」
ほむら「世界は、停止したに等しい……」
722: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:37:50.91 ID:sbzapcUl0
ほむら「ジェノサイドハート、だったかしら?」
ほむら「あなたには、今の私を処理できるだけの機能がある?」
ほむら「私の存在はプログラムにとって、致命的なダメージでしょう?」
ほむら「ついでよ。兵器も全部、あなたにあげる」
…………
………
……
…
ほむら「あなたには、今の私を処理できるだけの機能がある?」
ほむら「私の存在はプログラムにとって、致命的なダメージでしょう?」
ほむら「ついでよ。兵器も全部、あなたにあげる」
…………
………
……
…
723: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:39:51.54 ID:sbzapcUl0
…
……
………
…………
ほむら「もう、時間ね……」
ほむら「私の力が尽きる……最後の砂の一粒まで」
ほむら「少しは堪えたかしら、最終兵器さん?」
ほむら「まどか、あなたは無事で、いてね」
ほむら「……私は」
……
………
…………
ほむら「もう、時間ね……」
ほむら「私の力が尽きる……最後の砂の一粒まで」
ほむら「少しは堪えたかしら、最終兵器さん?」
ほむら「まどか、あなたは無事で、いてね」
ほむら「……私は」
724: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:40:31.23 ID:sbzapcUl0
まどか「そんな風に」
まどか「私を置いて行こうなんて!!」
まどか「嫌だよ!! そんなの、絶対!!」
ほむら「まどか……? どうして動いて……」
ほむら(……砂の器? ……時の君がまどかに)
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃんの時間を、こんなところで終わらせたりしない!!」
まどか「砂の器には、時の砂がまだ残ってるんだから!」
まどか「ほむらちゃん!!」
…………
725: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:41:21.64 ID:sbzapcUl0
…………
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん! 私の、私が……!」
ほむら「……まどか」
レオナルド「一体……なにが……」
ジェノサイドハート「……」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん! 私の、私が……!」
ほむら「……まどか」
レオナルド「一体……なにが……」
ジェノサイドハート「……」
726: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:41:58.36 ID:sbzapcUl0
マミ「う……戻って……きた?」
杏子「ほむら……?」
さやか「……うう」
T260「セントラル……システム、セキュリティ解除……確認」
ほむら「……だけどもう」
「ようやくアクセスできたよ」
まどか「キュゥべえ!?」
727: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:42:53.80 ID:sbzapcUl0
キュゥべえ「暁美ほむら、お手柄だったよ。君のおかげ僕が干渉する隙ができた」
まどか「……何を!」
キュゥべえ「まどか、この世界に来る前に僕が言った言葉を覚えているかな?」
まどか「……何のこと?」
キュゥべえ「システムデータを作ること」
まどか「……」
キュゥべえ「リージョン世界のデータは君たちのソウルジェムに記憶されているんだ」
728: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:43:43.11 ID:sbzapcUl0
まどか「それが……」
キュゥべえ「ロードするかい?」
キュゥべえ「君たちがこの世界で培った繋がりをロードするかい?」
まどか「それで、何ができるの……?」
キュゥべえ「ここはデータの世界だ。君たちに記録されたデータも無力ではない」
まどか「あなたは私たちの……」
キュゥべえ「君たちが死んだら、今回の調査データが無駄になる。
僕としてもそれは避けたいんだよ」
キュゥべえ「ロードするかい?」
キュゥべえ「君たちがこの世界で培った繋がりをロードするかい?」
まどか「それで、何ができるの……?」
キュゥべえ「ここはデータの世界だ。君たちに記録されたデータも無力ではない」
まどか「あなたは私たちの……」
キュゥべえ「君たちが死んだら、今回の調査データが無駄になる。
僕としてもそれは避けたいんだよ」
729: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:44:10.18 ID:sbzapcUl0
キュゥべえ「システムデータの名義は君だ。君が決定してくれ」
まどか「……」
まどか「……分かった。キュゥべえ、ロードして!」
キュゥべえ「了解だよ、まどか」
まどか「キュゥべえ!? どこに行くの!?」
…………
まどか「……」
まどか「……分かった。キュゥべえ、ロードして!」
キュゥべえ「了解だよ、まどか」
まどか「キュゥべえ!? どこに行くの!?」
…………
730: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:44:57.03 ID:sbzapcUl0
…………
まどか「消えた……」
ほむら「……まどか、キュゥべえは……」
ジェノサイドハート『カーネイジ』
NO FUTURE
杏子「くそっ、ここまでかよ……」
マミ「まだ、まだ諦めちゃ……」
さやか「だけどもう、体が……」
『ファイナルクルセイドォ!!』
まどか「消えた……」
ほむら「……まどか、キュゥべえは……」
ジェノサイドハート『カーネイジ』
NO FUTURE
杏子「くそっ、ここまでかよ……」
マミ「まだ、まだ諦めちゃ……」
さやか「だけどもう、体が……」
『ファイナルクルセイドォ!!』
731: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:45:39.77 ID:sbzapcUl0
まどか「この光は……」
ほむら「傷が治っていく……」
アルカイザー「君たちの中では、俺はまだヒーローでいられるらしいな!」
『真アル・フェニックス』
「貫けえぇぇ!!」
マミ「ア、アルカイザー!?」
杏子「ど、どうなってんだ……」
ジェノサイドハート「……」
ほむら「傷が治っていく……」
アルカイザー「君たちの中では、俺はまだヒーローでいられるらしいな!」
『真アル・フェニックス』
「貫けえぇぇ!!」
マミ「ア、アルカイザー!?」
杏子「ど、どうなってんだ……」
ジェノサイドハート「……」
732: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:46:49.75 ID:sbzapcUl0
「「「「グラディウス、見参!」」」」
さやか「グ、グラディウス!?」
ルーファス「貴重なメンバーを守るのも俺の仕事だ」
アニー「そうそう、そういう方がルーファスは似合うよ」
ライザ「ふふ……」
エミリア「さやか、もう少しよ! 頑張って!」
『DSC』
ルーファス「グラディウスのデンジャラス・スープレックス・コンボを受けてみろ!!」
さやか「グ、グラディウス!?」
ルーファス「貴重なメンバーを守るのも俺の仕事だ」
アニー「そうそう、そういう方がルーファスは似合うよ」
ライザ「ふふ……」
エミリア「さやか、もう少しよ! 頑張って!」
『DSC』
ルーファス「グラディウスのデンジャラス・スープレックス・コンボを受けてみろ!!」
733: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:47:42.44 ID:sbzapcUl0
杏子「急に出てきたり、消えたり……」
「キョーコ!!」
杏子「クーン!? お前、何で……」
クーン「キョーコが大変なら、僕がいるのは当たり前だよ!」
メイレン「借りはたっぷりあるんだもの」
フェイオン「恩義に報いるのは当然!」
済王「タンザー辺りから、フェードアウトした我も」
済王「ここに見参!!」
杏子「王様!」
『草薙の剣』
「食らえぇ!!」
「キョーコ!!」
杏子「クーン!? お前、何で……」
クーン「キョーコが大変なら、僕がいるのは当たり前だよ!」
メイレン「借りはたっぷりあるんだもの」
フェイオン「恩義に報いるのは当然!」
済王「タンザー辺りから、フェードアウトした我も」
済王「ここに見参!!」
杏子「王様!」
『草薙の剣』
「食らえぇ!!」
734: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:48:49.51 ID:sbzapcUl0
ほむら「……私たちが、ここで見出したものは」
「決して消えはしない。そうだろ、ほむら」
ほむら「あなたは……」
アセルス「遅くなってしまったね。でもちゃんと君の力になるよ」
白薔薇姫「お久しぶりです、ほむらさん」
メサルティム「大丈夫でしたか?」
零姫「まったく、最近の若いもんはだらしないのぉ」
ゾズマ「いやいや、素敵だと思うね。僕は」
アセルス「人間と!」
白薔薇姫「妖魔の絆の力!」
「見せてやる!!」
「決して消えはしない。そうだろ、ほむら」
ほむら「あなたは……」
アセルス「遅くなってしまったね。でもちゃんと君の力になるよ」
白薔薇姫「お久しぶりです、ほむらさん」
メサルティム「大丈夫でしたか?」
零姫「まったく、最近の若いもんはだらしないのぉ」
ゾズマ「いやいや、素敵だと思うね。僕は」
アセルス「人間と!」
白薔薇姫「妖魔の絆の力!」
「見せてやる!!」
735: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:49:43.60 ID:sbzapcUl0
「嬢ちゃん、水臭いぜ。こんなになるなら俺も誘えよ」
さやか「ゲンさん!?」
「俺もいるぜ~」
さやか「リュートさん!」
『乱れ雪月花』
リュート「featリュート! 俺、音楽で食っていくって決めたんだ……」
さやか「リュ、リュートさん!?」
736: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:50:54.40 ID:sbzapcUl0
「お前も一応パトロールだろうが! 声ぐらいかけろってんだ」
ほむら「クレイジーの人……」
ヒューズ「ヒューズって言え!」
ドール「クレイジーヒューズ、ね」
サイレンス「……!」
コットン「キュキュ!」
ラビット「攻撃を開始します」
「パトロールの本気、受けてみな!」
レン「僕も復職したよ!」
ほむら「クレイジーの人……」
ヒューズ「ヒューズって言え!」
ドール「クレイジーヒューズ、ね」
サイレンス「……!」
コットン「キュキュ!」
ラビット「攻撃を開始します」
「パトロールの本気、受けてみな!」
レン「僕も復職したよ!」
737: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:52:01.79 ID:sbzapcUl0
「二代目よ、面妖な場所にいるな」
「まったく大変な子たちですね……」
ほむら「時の君……」
まどか「麒麟さんも!」
「トッキー&キリンの」
「時空術の極み、受け取るがいい」
738: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:55:47.79 ID:sbzapcUl0
ナカジマ零式「私たちも来てますよ~」
特殊工作車「お役に立てます」
pzkwV「先生、助けに来たぜ!」
まどか「みんな……!」
『神威クラッシュ』
『全弾発射』
『グラビトン』
「中島の技術力はリージョンで一番~」
特殊工作車「お役に立てます」
pzkwV「先生、助けに来たぜ!」
まどか「みんな……!」
『神威クラッシュ』
『全弾発射』
『グラビトン』
「中島の技術力はリージョンで一番~」
739: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:56:52.65 ID:sbzapcUl0
「もう一度、君に会えたね」
ほむら「ルージュさん……」
まどか「ブルーさんでもあるんですよね?」
「そうだ。僕たちのことを忘れずにいてくれて、ありがとう」
ほむら「……こちらこそ、本当に」
まどか「ありがとうございました!」
「ふふっ……」
『塔』
「術法の究極、見せてあげよう」
ほむら「ルージュさん……」
まどか「ブルーさんでもあるんですよね?」
「そうだ。僕たちのことを忘れずにいてくれて、ありがとう」
ほむら「……こちらこそ、本当に」
まどか「ありがとうございました!」
「ふふっ……」
『塔』
「術法の究極、見せてあげよう」
740: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:58:20.51 ID:sbzapcUl0
ジェノサイドハート「……!………!」
まどか「みんな……ありがとう、本当にありがとう!」
T260「……セントラルシステムの解体を確認」
まどか「わ、わ、何これ!」
ほむら「まどか、その姿は……」
T260「RB3型に対する最終攻撃プログラムを鹿目様に委任しました」
T260「本任務の完了を願います」
741: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:59:05.85 ID:sbzapcUl0
マミ「そうよね、やっぱり」
杏子「最後はお前だよな」
さやか「決めちゃって!」
ほむら「まどか!!」
アルティメットまどか「うん!」
『フィニトラ・フレティア』
アルティメットまどか「これで」
アルティメットまどか「終わりだよ!!」
…………
………
……
…
杏子「最後はお前だよな」
さやか「決めちゃって!」
ほむら「まどか!!」
アルティメットまどか「うん!」
『フィニトラ・フレティア』
アルティメットまどか「これで」
アルティメットまどか「終わりだよ!!」
…………
………
……
…
742: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/02(金) 23:59:51.35 ID:sbzapcUl0
…………
まどかの自室
まどか「……」
まどか「はっ!」
まどか「夢……」
まどか「じゃない!」
キュゥべえ「そうだよ。夢じゃない」
まどかの自室
まどか「……」
まどか「はっ!」
まどか「夢……」
まどか「じゃない!」
キュゥべえ「そうだよ。夢じゃない」
743: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/11/03(土) 00:00:37.89 ID:O+x5wEWR0
まどか「キュゥべえ……」
キュゥべえ「ミッション成功おめでとう。このことが魔法少女のシステ……痛い痛い! 引っ張らないで!」
まどか「あなたのこと許した訳じゃないんだよ?」
キュゥべえ「そうだ! 君たちの功績に応えて、特典があるんだ」
まどか「特典?」
キュゥべえ「そう。それはね」
キュゥべえ「開発2部、行ってみたくないかい?」
おわり
キュゥべえ「ミッション成功おめでとう。このことが魔法少女のシステ……痛い痛い! 引っ張らないで!」
まどか「あなたのこと許した訳じゃないんだよ?」
キュゥべえ「そうだ! 君たちの功績に応えて、特典があるんだ」
まどか「特典?」
キュゥべえ「そう。それはね」
キュゥべえ「開発2部、行ってみたくないかい?」
おわり
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