2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:30:35.83 ID:Nea1poH80

黒子「なので手伝ってください、火神くん」

火神「え?ドッキリ?いきなりどうしたんだよ」

黒子「無性にむしゃくしゃするんで嫌がらせしてやりたいんです」

火神「そんな理由で!?」

黒子「別に火神くんでもいいんですよ?僕は才能に恵まれた奴なら誰だって構いませんから」

火神「て、手伝うよ…!」



引用元: 黒子「キセキのみんなにドッキリを仕掛けます」 



3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:31:37.70 ID:Nea1poH80

火神「(…とは言ったもののさすがにキセキでも黒子の腹いせにドッキリ仕掛けられんのは不憫だな…そもそもコイツどこまでヤル気なのか…)」

黒子「まずは青峰くんからです。彼はあれだけのバスケセンスがありながら練習をサボってばかりですからね。ここらで一つこらしめてやりましょう」

火神「(青峰か…まああいつなら丈夫そうだし大抵のことなら平気だろ)なにするんだ?」

黒子「ザリガニを使います。彼はザリガニ好きですからね」

火神「(ザリガニをロッカーにしこむとかそのへんだろな、良かった)いい着眼点だな」


4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:32:25.08 ID:Nea1poH80

黒子「ありがとうございます。そしてそのザリガニをおとりにして青峰くんを煮えたぎった湯の中へと突き落とします」

火神「ちょ!!ちょっと待てッっ!!」

黒子「はい?どうしましたか?」

火神「すまん、俺の聞き間違いだとは思うが……煮えたぎった湯???」

黒子「いいえ聞き間違いではありませんよ、煮えたぎった湯に突き落とします」


5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:33:26.01 ID:Nea1poH80

火神「いやいやおかしいだろ!」

黒子「なにがですか?」

火神「煮えたぎった湯に人落としたら死ぬだろ!!」

黒子「鍋の深さや湯の温度にもよりますがまあ大抵の人間は死にますね。昔そうゆう死刑の仕方もあったそうですし」

火神「お前青峰殺したいの?!」


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:34:16.88 ID:Nea1poH80

黒子「まさか。彼はかつての相棒ですよ?今はお互い違う道をあゆんでいますが絆は繋がったままです。それに青峰くんは熱湯に落ちたくらいじゃ死にませんよ。彼の肌があれだけ浅黒いのは彼の生命力がゴキブリ並だからです」

火神「どんな理屈!??」

黒子「じゃあ代わりに火神くんが落ちてくれますか?僕は背の高い奴なら誰でもいいので」

火神「いやここは青峰でいこう!」



7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:36:46.12 ID:Nea1poH80

黒子「では僕は深さ2メートル程の大鍋を探してくるので火神くんはここで火をおこしておいてください」

火神「あ、ああ分かった(やべえ、コイツまじでヤル気だ…!)」


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:37:42.85 ID:Nea1poH80

火神「よ、よし、黒子がいない今のうちに青峰に警告しよう!いくらあいつでも死んだらシャレになんねえ…!!」プルルルルル…

黒子「………火神くんなにしてるんですか?」

火神「く、黒子?!い、いつのまに戻って…!」

黒子「20秒程前です。忘れましたか?僕は幻のシックスマン、気配を消すくらい朝飯前ですよ。それより誰に電話してるんですか?」


9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:38:35.19 ID:Nea1poH80

火神「あ、アレックスだよ!あいつまだ俺んちにいるからな!今日の晩飯なにがいいか聞こうと思って…!」

黒子「そうですか、アレックスさん料理出来なさそうですもんね」

火神「あ、ああ…あいつ家事全然ダメだからな…この前なんて洗濯機泡だらけにしたし…」


10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:39:04.35 ID:Nea1poH80

黒子「ふふ…想像つきます」

火神「だ、だろ?!まったく困るぜー!」

黒子「それはそうと火神くんまだ火がおこせてませんね」


11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 00:39:37.95 ID:Nea1poH80

火神「えっ、あ、これはその…」

黒子「このまま君をこの大鍋に放り込んでもいいんですよ?深めのが見つかりましたし。僕はパツキン美女とヤリまくりのウキウキ同棲ライフをおくってるリア充なら誰でもいいので」

火神「今すぐおこすから待ってろ!」フーフー

黒子「頼もしいです」


17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:48:53.12 ID:Nea1poH80

グツグツ………

黒子「いいかんじに煮たってきましたね。試しにザリガニを一匹いれてみましょうか」ぽちゃん

黒子「うん、綺麗な赤色だ。中までしっかりと火が通ってますね、身がちゃんと茹で上がっていますし」バキバキ

火神「そ、そうだな…」

黒子「うん、おいしいです。ザリガニはやっぱり塩にかぎりますね、火神くんもいかがですか?」もぐもぐ

火神「い、いや俺は遠慮しとくよ…」

黒子「そうですか。じゃあ僕がもう一匹食べちゃいますね」バキバキ

火神「(おとりのザリガニ全部食いやがった…)」


18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:49:57.58 ID:Nea1poH80

黒子「ふう…さてお腹も膨れたことですしそろそろ作戦開始ですね!」

火神「あ、ああ…(や、やばい…とうとうヤル気だ…なんとかして時間を稼がなくては…!)で、でも今から青峰呼んでたら遅くねえか?こっち着くまでに火消えちまうぞ?」


19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:50:39.83 ID:Nea1poH80

黒子「心配ありません。もう呼んでありますから」

青峰「よオ、テツ」

火神「!!!!!」


20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:51:14.75 ID:Nea1poH80

黒子「こんにちは、青峰くん」

青峰「急用ってなんだ?つーか火神もいんのかよ」

黒子「僕は火神くんの影ですから。いつでもなにをするのも一緒ですよ、ね?火神くん?」

火神「あ…ああ…(ど、どうしよう…)」


21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:51:52.05 ID:Nea1poH80

青峰「それもそーだな。元相棒としては少し淋しいが上手くやってるみてーで安心した。テツが誠凜行くっつったときは無名の弱小校でどーするつもりか心配してたが…楽しそうでなによりだ」

火神「(!!コイツなんだかんだで黒子のこと気にかけてたんだな…)」



22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:52:20.72 ID:Nea1poH80

黒子「…青峰くん、僕は今誠凜のみなさんとバスケがやれてすごく幸せですよ。だから心配しないでください。次に幸せになるのは君の番です」

青峰「………」


23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:52:55.58 ID:Nea1poH80

黒子「また昔のように笑ってプレイしてください。心の底からバスケを求めてください。君の幸せはバスケと共にあります」

青峰「………」


24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:53:37.60 ID:Nea1poH80

黒子「君が幸せになるためなら…僕はいくらでも手助けします。もちろんワンオンワンも」

青峰「…テツじゃ相手になんねえよ」ぐすん

火神「(なんだかすっげーいい話だな…やべ、俺ももらい泣きしそう…)」


25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:54:40.29 ID:Nea1poH80

黒子「それはそうと青峰くん、この鍋の中に入ってもらえませんか??」

火神「うおおおおおおおおおおいいいい!!!!!!!!!!」





26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:55:16.34 ID:Nea1poH80

黒子「なんですか火神くん、五月蝿いですよ」

火神「せっかくいい雰囲気だったのに台無しじゃねーか!つーかもうドッキリでもねーし!」


27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:56:46.15 ID:Nea1poH80

黒子「いいんですよ、これで。青峰くんは馬鹿なので煽ててほわほわさせとけば思考能力が猿以下になりますからね、楽勝ですよ」

火神「お前鬼畜すぎんだろ!」

黒子「文句があるなら火神くんがはいってもいいんですよ?僕は勘違い野郎の苦しむ顔が見れればそれでいいので」

火神「」


28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:58:12.11 ID:Nea1poH80

青峰「ん?こんなか入ればいーのか?」

黒子「はい!」ウキウキ

青峰「んじゃまあひとっ風呂あびるか」バシャーン!

火神「や、やめろーーーッッ!!!!!!!!」


29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:58:55.17 ID:Nea1poH80

青峰「ふうー!いい湯だな!」

黒子・火神「!!!???」


30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:59:23.68 ID:Nea1poH80

青峰「わざわざサンキューな!」

火神「…お、お前平気なのか?」


31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 19:59:56.92 ID:Nea1poH80

青峰「あ?なにがだよ?」

黒子「あ、青峰くん熱くないんですか…?」

青峰「湯加減ちょうどいいぞ!きもちーからお前らも入れよ!」


32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:01:59.43 ID:Nea1poH80

黒子「ば、馬鹿な…!!温度計によればその鍋の湯は100度以上…!僕の予想では今頃青峰くんは焼け爛れて転がっているはずなのに…なのに顔色一つ変えないだと…!?」

火神「まじでゴキブリなみだったな」




33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:02:35.73 ID:Nea1poH80

青峰「?お前らどーしたんだ?そんな顔して」

黒子「…火神くん行きますよ!」

火神「へ?」


34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:03:09.83 ID:Nea1poH80

黒子「青峰くんはどうぞごゆっくり!」

青峰「おー」



35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:03:56.95 ID:Nea1poH80

黒子「くそっ…僕としたことが彼の生命力を甘く見ていた…そして己への過信!これが敗因だ…」

火神「いやでも結果オーライだろ、青峰死んでたら俺ら殺人犯になるとこだし」


36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:04:28.54 ID:Nea1poH80

黒子「構いませんよ…ゴキブリが一匹や二匹死んだとこでこの世界にはなんら影響ありませんから」

火神「さっき幸せになってくださいって言ってなかった?」


37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:05:36.34 ID:Nea1poH80

黒子「…次は緑間くんです」

火神「え!?続けるのか!?」


38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:06:03.98 ID:Nea1poH80

黒子「当たり前です。先ほどの青峰くんの一件でさらにイライラしてきました。今すぐ発散しないと誰かれ構わず殺してまわりそうです。…そうですね、まずはすぐ側の人間から…」チラッ

火神「み、緑間を呼ぶぞ!!」


39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:06:35.16 ID:Nea1poH80

黒子「作戦はこうです。緑間くんはいつもおは朝占いのかに座のラッキーアイテムを持ち歩いています。彼にとっては命の次に大切なものですからそれを奪って川に投げこんでやるんです」

火神「なるほど…(川に投げるだけなら青峰の時みてーに命の危機ってわけでもなさそうだな)」


40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:07:50.75 ID:Nea1poH80

黒子「そしてラッキーアイテムごと緑間くんをピラニアの餌にしてやります」

火神「ぴらにああああああ!!!!!!!!???」


41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:08:16.42 ID:Nea1poH80

黒子「いちいち騒がしいですよ火神くん」

火神「ピラニアて!肉食だぞ?!」


42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:08:50.94 ID:Nea1poH80

黒子「それくらい知ってますよ」

火神「そもそもこの川にピラニアいんのか?!」


43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:09:28.77 ID:Nea1poH80

黒子「三週間前に箱買いして放流しておきました。ぬかりないですよ」

火神「(コイツどんな心臓してやがる…!!!!!)」


44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:10:13.64 ID:Nea1poH80

黒子「そういえばピラニアまだ一箱余ってるんです。火神くんの家のお風呂で飼っていただいてもいいですよ?僕はまつ毛や眉毛が無駄に個性的な奴のそれが食いちぎられるのがみたいんですし」

火神「謝るからその脅し方やめてください」


45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:10:42.57 ID:Nea1poH80

緑間「黒子、こんな辺鄙なところに呼び出すなど非常識なのだよ」

黒子「すみません、どうしてもここでなくてはいけなかったんです」


46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:11:18.62 ID:Nea1poH80

高尾「まあまあ真ちゃん!黒子からのお誘いなんて珍しいんだしさ!機嫌なおしてよ!」

火神「高尾も一緒なのか…!(こいつ常識人だからな、黒子を止めてくれるかもしれねえ!)」


47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:11:51.33 ID:Nea1poH80

黒子「高尾くんお久しぶりです」

高尾「おー!ちゃんと話すのWCの予選以来??」


48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:12:27.40 ID:Nea1poH80

黒子「はい。秀徳は洛山にボロ負けしたので本戦では当たりませんでしたしね」

高尾「言うねえー!ま、洛山にも誠凛にもキッチリお返しさせてもらうから待っててくれよ!な、真ちゃん!」


49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:13:01.26 ID:Nea1poH80

緑間「ふん、当たり前なのだよ」

火神「楽しみにしてるぜ!(さすが高尾!黒子の毒舌ブーメランを受け流して青春モードにもってくとは…!)」


50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:13:35.70 ID:Nea1poH80

黒子「それはそうと緑間くんが持っているダビデ像の8分の1フィギュアを僕にください」

火神「(いきなりぶっこみやがった!!)」


51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:14:24.63 ID:Nea1poH80

緑間「これは今日のラッキーアイテムなのだよ。誰にもやらん」

高尾「いや~真ちゃんラッキーアイテム俺にも触らせねーからな。諦めろよ黒子」


52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:14:53.26 ID:Nea1poH80

黒子「そうはいきません。僕にください」

緑間「……黒子聞こえなかったのか?やらんと言ったのだよ」


53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:15:20.30 ID:Nea1poH80

黒子「頭が高いぞ……!!」

緑間・高尾・火神「!!!」


54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:15:50.19 ID:Nea1poH80


黒子「言ったはずだ、僕が絶対だと…!!」

緑間・高尾 ガクブルガクブル

火神「黒子の奴、赤司になりきって洛山戦での2人のトラウマをほじくりかえしてやがる…!」


55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:16:39.96 ID:Nea1poH80

黒子「真太郎、お前は僕に敗北を教えてやるといったな?しかしどうだ?お前は僕のエンペラーアイの前に手も足も出なかったじゃないか」

緑間「……クッ…!」


56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:17:13.70 ID:Nea1poH80

黒子「そして高尾。洛山戦での戦犯は自分だと分かっているのかい…?」

高尾「…!!!」


57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:17:44.85 ID:Nea1poH80

黒子「緑間が僕の弱点をつくために作り上げたグリーンレボリューション。あれは直前にパスがくることが絶対条件だ。真太郎はその大役をお前に任せたんだ、お前に出来ると信じてな」

高尾「……」


58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:18:19.95 ID:Nea1poH80

黒子「しかしお前はその期待に応えることができなかった。この僕がお前のパスを全てスティールしてやったからね」

高尾「……」


59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:18:55.59 ID:Nea1poH80

黒子「ホークアイと言っても所詮はただの爪の生えた鳥だ、天を司る帝王には敵わない。お前では真太郎を、エースを支えることは出来ないよ」

高尾「………!!!」

火神「(黒子ノリノリだな)」



60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:19:40.14 ID:Nea1poH80

黒子「さあ、わかっただろう?僕には誰も逆らえない。諦めてダビデを渡せ」

緑間「……………のだよ…」


61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:20:13.69 ID:Nea1poH80

黒子「ん?」

緑間「それは違うのだよ!!」

黒子・高尾「!!?」


62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:20:47.77 ID:Nea1poH80

緑間「赤司、俺たちは確かにお前に負けた。それは変えようのない真実だ」

火神「(いやこいつ赤司じゃねーし)」


63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:21:25.02 ID:Nea1poH80

緑間「だがな、敗因は高尾ではない……この俺だ!!」

高尾「…真ちゃん…?」


64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:22:01.53 ID:Nea1poH80

緑間「チームを勝利に導くのはエースの責務。チームが負けたのは俺の力不足のせいだ……!エース失格だな…」

高尾「!!違うぜ真ちゃん!真ちゃんがいなかったら秀徳は準決勝までなんてとてもじゃないけど行けなかった!チームを全国に連れてったのは真ちゃんなんだぜ…?」


65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:22:53.89 ID:Nea1poH80

緑間「……高尾…チームが全国ベスト4になれたのはお前のゲームメイクのおかげだ。秀徳のPGは…俺の相棒は…お前だけだ…」

高尾「真ちゃん……!」

緑間「高尾……!」


66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:23:40.78 ID:Nea1poH80

高尾「真ちゃん…俺…真ちゃんのこと…!」

緑間「その続きは俺が言うのだよ……i love you...」




67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:24:46.97 ID:Nea1poH80

火神「なんだこれ」

黒子「ぐげがあがあああああああああああああああ!!!!!!!!!」


68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:26:03.51 ID:Nea1poH80

火神「く、黒子!??」

黒子「ハアハア…BL臭だ…!!火神くん逃げますよ…!くそっ…ホ め…!!」

火神「そういえばコイツ腐女子とホ が大キライだったな」 


69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:26:40.54 ID:Nea1poH80

黒子「ハアハア…クソッ!まさかホ 展開でくるとは…!あのダビデ像は伏線だったのか…!!ちくしょう、死ねあのホ ップルめ…!」

火神「おい黒子、さすがにこのへんでやめとこうぜ。二回とも失敗してるし元々無理な話だったんだよ、あの変人共の裏かこうなんてよ」


70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:27:12.20 ID:Nea1poH80

黒子「黙れxxx野郎、次しゃべったら切り落とすぞ」

火神「すんません」


71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:28:17.77 ID:Nea1poH80

黄瀬「黒子っちーー!涼太参上ッス!」

火神「黄瀬!?」

黒子「来てくれてありがとうございます黄瀬くん」


72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:28:51.15 ID:Nea1poH80

黄瀬「黒子っちに呼ばれたら地球の裏からでも馳せ参じるッスよ!」

黒子「ものすごく気持ち悪いですがこの際気にしません。黄瀬くんここに座ってください」


73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:29:21.03 ID:Nea1poH80

黄瀬「あ!椅子用意してくれたんすか!?涼太感激!」

黒子 イラッ 「黄瀬くん用に特別仕様ですよ」


74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:30:21.36 ID:Nea1poH80

火神「おい黒子!何時の間に黄瀬呼んだんだよ!つーかその椅子なんなんだ?」

黒子「彼は僕が呼べば1分で飛んできますよ。本当に気持ち悪いんですが手段は選んでいられませんからね、青峰くん緑間くんと失敗続きなので次は確実に押さえておきたいんです。あ、あとあの椅子は電気イスです。電気流れたら普通に死にます」

火神「おい!普通に死にますて!」


75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:31:10.60 ID:Nea1poH80

黒子「邪魔モノが死んで僕の気分が晴れるなんて一石二鳥じゃないですか」

火神「(コイツ…ガチキチだ……!!!!!)」




76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:34:56.10 ID:Nea1poH80

黄瀬「おおっ!座りごこちバツグンッスよ!この鉄が固くていいかんじッス!」

黒子「ポチッとな」ポチッ



77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:36:09.46 ID:Nea1poH80

ビリビリビリビリビリ!!!

黄瀬「ぎゃあああああああ!!」


78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:36:46.22 ID:Nea1poH80

火神「き、黄瀬ええ!!!」

黒子「あっはっは!!!いいですね!いい叫び声です!僕が求めていたのはコレですよ……ハアハア…!!」

黄瀬「ぐあああああああああ!!!」


79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 20:37:43.00 ID:Nea1poH80

火神「く、黒子!おい!まじで黄瀬死んじまうぞ!??」

黒子「あっはっはー!デルモ死ねーー!!!!」


85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:46:49.35 ID:Nea1poH80

黄瀬「ン……はあっ!!く…黒子っち…んっ…!」

黒子「」


86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:47:22.65 ID:Nea1poH80

黄瀬「イイっす…あ…黒子っち…黒子っち…あん…黒子っち…」

火神「」


87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:47:57.29 ID:Nea1poH80

黄瀬「黒子っち…黒子っち…あ、あん、あ……らめえーーーーッっっ!!!!!」

黒子「ぎゃあああああああああーーーーーっッっ!!!!!目が…目があああああああ!!!」

火神「あまりの拒否反応に黒子の眼球がシャットダウンしただと!??」


88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:48:34.13 ID:Nea1poH80

黒子「火神くん!!そのホ 野郎をどっかやってください!!目だけでなく耳まで腐ってしまいます!!!」

火神「わ、分かった!黒子大丈夫か!?」

黒子「くそっ……ホ の連打だと!?…ありえない……確立的にも低いはず…なぜだ……!!??」



89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:49:02.01 ID:Nea1poH80

赤司「その疑問には僕が答えてやろう、テツヤ」

黒子「!?」


90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:49:44.76 ID:Nea1poH80

火神「赤司!?」

紫原「俺もいるよ~」サクサク

火神「紫原まで!」


91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:50:37.98 ID:Nea1poH80

赤司「テツヤ、お前の考えてることはお見通しだよ。僕たちキセキの世代にドッキリを仕掛けようとしていたんだろう?」

黒子「…!!」

火神「なんでそれを…!?」


92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 22:51:25.80 ID:Nea1poH80


黒子「僕のエンペラーアイから逃れれるものはこの世に存在しない」

高尾「いやでもまじで予想ドンピシャでビビったよ!黒子が赤司のマネして俺ら追い詰めるってのも当てたしな」

緑間「しかし最後のくだらない小芝居は必要だったのか?いくらフリと言っても男相手に愛の言葉をささやくなど気色悪くて仕方なかったのだよ」

高尾「まあまあ真ちゃん!結構うまかったよ!?俺ちょっぴりときめいちったもん!」

緑間「」


95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:00:31.63 ID:Nea1poH80

火神「緑間に高尾!?」

青峰「まあ赤司から連絡来たときは半信半疑だったけどな」

黄瀬「俺は最初っからしんじてたッスよ!」


96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:01:10.79 ID:Nea1poH80

火神「青峰に…黄瀬!?生きてたのか?!」

黄瀬「勝手に殺さないでくださいッス!」


97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:01:46.38 ID:Nea1poH80

赤司「僕があらかじめ電気イスに致死量の電流が流れないよう細工しておいたんだよ」

黄瀬「そうなんス!最初は演技で悲鳴あげてたんスけど電流がイイかんじに気持ちよくて……しかも目の前に黒子っちのゲス顔があって、見てたらもう我慢出来なくて…●●じゃったんス///」

紫原「うわきもっ」


98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:02:27.95 ID:Nea1poH80

赤司「ちなみに大輝の熱湯風呂には僕はなにも手をくわえていないよ。大輝本来の能力のおかげだ」

青峰「ふっ…まあな」

紫原「リアルゴキブリ」


99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:03:33.03 ID:Nea1poH80

黒子「…そんな…それじゃあここまで全て赤司くんの掌の上だったんですか…!?」

赤司「ああ、そういうことだ」

黒子「くそっ……!!」

火神「黒子…」


100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:04:09.57 ID:Nea1poH80

黒子「…ふっ…さすがですね、凡人の僕では君達にかないっこありませんよ…10年に1人の逸材とチヤホヤされてもてはやされてきた君たちは影としてしか生きられない僕の気持ちなんて知ったこっちゃないでしょうしね…」

黄瀬「黒子っち…」


101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:04:54.10 ID:Nea1poH80

黒子「だから…ちょっとイタズラしてやろうと思ったんです…」

青峰「テツ……」

火神「(イタズラってレベルじゃない…)」


102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:05:36.64 ID:Nea1poH80

黒子「僕は惨めですね…まるでピエロだ…」

紫原「黒ちん…」



103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:06:30.61 ID:Nea1poH80

赤司「黒子、確かに俺たちキセキの世代は今の高校バスケを台頭している特別な存在だ」

黒子「知っていますよ、そんなこと」

赤司「僕たちを1人手に入れただけでその学校の戦力は一気に全国レベルに跳ね上がる。全中三連覇後は僕たちを獲得しようと名だたる名門校が列をなしてやってきたからな」

黒子「…自慢ですか」

104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:07:09.27 ID:Nea1poH80

赤司「いいや違うよ、テツヤ。これは確認だ」

黒子「……??」


105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:07:49.78 ID:Nea1poH80

赤司「お前はその特殊性から存在をあまり知られてないが、紛れもなく僕たちキセキの世代の一員だ」

黒子「…!!」

赤司「だってそうだろう?お前は僕たちと同じ帝光バスケ部に所属し、共に練習をこなし、僕たちと一緒に試合で戦った。キセキの世代と呼ばれるのにふさわしい人間だよ」

黒子「……」


106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:08:20.31 ID:Nea1poH80

赤司「だから僕はお前に確認したいんだ、お前があの約束を忘れていないか、そして今度はそれぞれのチームメイトと共に僕たちと戦う覚悟があるのかをね」

黒子「……」

赤司「もちろん僕は約束を忘れていないし覚悟だってある。お前とやるのが楽しみで仕方ないんだよ」


107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:08:48.36 ID:Nea1poH80

黒子「…赤司くん…」

赤司「だからお前は僕たちに対して劣等感を感じる理由はないし、僕たちもお前を対等なライバルとして見ている。試合では手加減しないから覚悟しろよ」

黒子「…のぞむところです!」


108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:09:16.32 ID:Nea1poH80

黄瀬「…ぐすん、いい話ッスね…!」

紫原「キセキモ」

黄瀬「なんで!?」


109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:09:50.83 ID:Nea1poH80

緑間「そんなこと当たり前なのだよ。だからこそ俺は人事を尽くしてお前らを倒す!!」

青峰「まあ俺とまともにやれんのはてめーらくらいだしな」




110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:10:28.85 ID:Nea1poH80

黒子「…みなさん、今日は本当にすみませんでした」

黄瀬「いいンスよ!あらためて俺たちの絆を確認出来たッスからね!」

黒子「うわきもっ」

黄瀬「」


111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:10:59.83 ID:Nea1poH80

緑間「ふん、こんなことに煩わされるほど俺は小さな人間ではないのだよ」

紫原「まいう棒買ってくれたら許す~」

青峰「まあ俺も楽しかったし気にしてねえよ!」

黒子「みなさん…」ぐすん


112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:11:37.66 ID:Nea1poH80

赤司「せっかく集まったんだ、バスケでもするか」

黒子「はいっ!」

黄瀬「おおっ!イイッスね!」

青峰「よっしゃ!いくぜっ!」

緑間「スリーこそ至高だと教えてやるのだよっ!」

紫原「まいう棒!」

赤司「ははは、仕方ない奴らだな。よし、帝光まで競争だっ!」

キセキ「おうっ!」バタバタバタ


113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:12:08.38 ID:Nea1poH80

火神「…なんだこれ…二回目だし…」

高尾「ははは!キセキってxxxxばっかだな!」

火神「」


114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/23(金) 23:12:54.09 ID:Nea1poH80

おわり。

付き合ってくれた人ありがとう!