4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 11:12:29.72 ID:gpRYOP8r0
マミ「あら、違うわ……これ、グリーフシード?」
マミ「画鋲かと思ったけど、先端が刺さっただけだったのね」
マミ「でも誰が私の上履きに入れたのかしら?」
杏子(マミ、よろこんでくれたかな……)
マミ「画鋲かと思ったけど、先端が刺さっただけだったのね」
マミ「でも誰が私の上履きに入れたのかしら?」
杏子(マミ、よろこんでくれたかな……)
引用元: ・マミさん「いたっ!!……靴に画鋲が?」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 12:19:26.00 ID:gpRYOP8r0
まどか「マミさん、おはようございます!」
マミ「あ、鹿目さん。おはよう」
まどか「あれ、それってグリーフシード……どうしたんですか?」
マミ「なぜか私の上履きに入っていたのよ」
まどか「上履きに?」
マミ「ええ。心当たりある?」
まどか「いえ……あ、もしかしたらほむらちゃんが入れたのかも!」
マミ「暁美さんが?」
マミ「あ、鹿目さん。おはよう」
まどか「あれ、それってグリーフシード……どうしたんですか?」
マミ「なぜか私の上履きに入っていたのよ」
まどか「上履きに?」
マミ「ええ。心当たりある?」
まどか「いえ……あ、もしかしたらほむらちゃんが入れたのかも!」
マミ「暁美さんが?」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 13:29:25.36 ID:gpRYOP8r0
マミ「暁美さん、私にグリーフシードをくれたのは貴女なんですって?」
ほむら「え……? な、なんのことですか……?」
マミ「ふふ、ごまかさなくてもいいのよ。ありがとうね」
ほむら「???」
マミ「お返しに、今日はとっておきのケーキをごちそうしてあげるわ」
ほむら「あ、ありがとうございます……?」
杏子「……なんだよアイツ……」
杏子「アタシがマミにプレゼントしたのに……何でアイツが!」
ほむら「え……? な、なんのことですか……?」
マミ「ふふ、ごまかさなくてもいいのよ。ありがとうね」
ほむら「???」
マミ「お返しに、今日はとっておきのケーキをごちそうしてあげるわ」
ほむら「あ、ありがとうございます……?」
杏子「……なんだよアイツ……」
杏子「アタシがマミにプレゼントしたのに……何でアイツが!」
11: HTML化されるかされないかの瀬戸際を楽しんでやる!(東京都) 2012/06/12(火) 14:13:55.75 ID:gpRYOP8r0
ほむら「結局ケーキをごちそうになっちゃった……」
ほむら「誤解も解けなかったし……なんだか騙してるみたいでヤだなぁ……」
ほむら「……はぁ」
杏子「……おい、お前」
ほむら「ひっ!?」
杏子「ちょっとツラ貸しな。話がある」
ほむら「あ、貴女は……?」
杏子「いいから来いってんだよ」
ほむら「は、はい……」
ほむら「誤解も解けなかったし……なんだか騙してるみたいでヤだなぁ……」
ほむら「……はぁ」
杏子「……おい、お前」
ほむら「ひっ!?」
杏子「ちょっとツラ貸しな。話がある」
ほむら「あ、貴女は……?」
杏子「いいから来いってんだよ」
ほむら「は、はい……」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 14:30:23.70 ID:gpRYOP8r0
杏子「アンタさぁ、どーいうつもりなわけ?」
ほむら「え? ど、どういうって……」
杏子「アンタ、アタシがマミにあげたグリーフシードを自分の手柄にしただろ?」
ほむら「あ……あれって貴女が……?」
杏子「そーだよ。マミに褒めてもらおうと思ったのにさ……」
杏子「それをアンタが……!!」
ほむら「ご、ごめんなさい……」
ほむら「え? ど、どういうって……」
杏子「アンタ、アタシがマミにあげたグリーフシードを自分の手柄にしただろ?」
ほむら「あ……あれって貴女が……?」
杏子「そーだよ。マミに褒めてもらおうと思ったのにさ……」
杏子「それをアンタが……!!」
ほむら「ご、ごめんなさい……」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 15:11:11.56 ID:gpRYOP8r0
杏子「許さねー……ぜってー許さねーからな!」
ほむら「そ、そんな! ま、待ってください!」
杏子「なんでアンタがマミに褒められてんだよ!」
杏子「なんでマミと一緒にケーキを食べてんだよ!」
杏子「なんで……」
ほむら「?」
杏子「なんでなんだよ……なんで邪魔すんだよぉ……」
ほむら「え? え? あの……?」
杏子「せっかくアタシが勇気を出して……マミさんに褒めてもらいたくて……」
杏子「う……ううう……」グスッ
ほむら「あ……えと、その……」
ほむら「そ、そんな! ま、待ってください!」
杏子「なんでアンタがマミに褒められてんだよ!」
杏子「なんでマミと一緒にケーキを食べてんだよ!」
杏子「なんで……」
ほむら「?」
杏子「なんでなんだよ……なんで邪魔すんだよぉ……」
ほむら「え? え? あの……?」
杏子「せっかくアタシが勇気を出して……マミさんに褒めてもらいたくて……」
杏子「う……ううう……」グスッ
ほむら「あ……えと、その……」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 15:16:26.27 ID:gpRYOP8r0
マミ「暁美さん? 忘れものしてたわよ?」
ほむら「あ! 巴さん!」
杏子「!!」
マミ「って貴女は……佐倉さん!?」
杏子「よ、よぉ……久しぶりだね」
マミ「どうして見滝原に? まさか……この町を狙って!?」
杏子「え、あ、違っ」
マミ「離れて暁美さん! その子は敵よ!!」
ほむら「と、巴さん! 待ってくださ……」
ほむら「あ! 巴さん!」
杏子「!!」
マミ「って貴女は……佐倉さん!?」
杏子「よ、よぉ……久しぶりだね」
マミ「どうして見滝原に? まさか……この町を狙って!?」
杏子「え、あ、違っ」
マミ「離れて暁美さん! その子は敵よ!!」
ほむら「と、巴さん! 待ってくださ……」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 16:00:22.92 ID:gpRYOP8r0
マミ「なるほど、私じゃなくて新人の暁美さんから潰そうってわけね……汚い手だわ」
杏子「そ、そんなんじゃ」
マミ「いくら佐倉さんでも、私の可愛い後輩に手を出したら承知しないわよ!」
杏子「う、ううう……」
マミ「来なさい! 私が相手になるわ!」
杏子「く……くそぉ! 覚えてろよこのメガネっ子ぉ!!」
ダッ!
ほむら「め、めがねっこ……?」
マミ「ふぅ……逃げたみたいね」
杏子「そ、そんなんじゃ」
マミ「いくら佐倉さんでも、私の可愛い後輩に手を出したら承知しないわよ!」
杏子「う、ううう……」
マミ「来なさい! 私が相手になるわ!」
杏子「く……くそぉ! 覚えてろよこのメガネっ子ぉ!!」
ダッ!
ほむら「め、めがねっこ……?」
マミ「ふぅ……逃げたみたいね」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 16:04:13.33 ID:gpRYOP8r0
マミ「暁美さん大丈夫? 何かされなかった?」
ほむら「あ、えと、ち、違うんです巴さん! あの人は悪くないんです!」
マミ「暁美さん……? どうして佐倉さんをかばうの?」
マミ「はっ!? 貴女、まさか……!」
ほむら「え?」
マミ「佐倉さんに洗脳されてしまったの!?」
ほむら「えええっ?」
ほむら「あ、えと、ち、違うんです巴さん! あの人は悪くないんです!」
マミ「暁美さん……? どうして佐倉さんをかばうの?」
マミ「はっ!? 貴女、まさか……!」
ほむら「え?」
マミ「佐倉さんに洗脳されてしまったの!?」
ほむら「えええっ?」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 16:14:25.11 ID:gpRYOP8r0
マミ「そういえば佐倉さんはそういう系統の魔法が得意だったわね……くっ!」
ほむら「私、せ、洗脳なんてされてません!」
マミ「洗脳された人は皆そう言うのよ」
マミ「でも大丈夫だからね暁美さん。私が必ず貴女を元に戻してあげるから!」
ほむら「元に、って……一体何をする気なんですか?」
マミ「決まっているわ。佐倉さんをやっつけるのよ!」
ほむら「えええ!? だ、ダメですよそんなの!」
マミ「暁美さん……やっぱり貴女、洗脳されてしまっているのね……」
ほむら「私、せ、洗脳なんてされてません!」
マミ「洗脳された人は皆そう言うのよ」
マミ「でも大丈夫だからね暁美さん。私が必ず貴女を元に戻してあげるから!」
ほむら「元に、って……一体何をする気なんですか?」
マミ「決まっているわ。佐倉さんをやっつけるのよ!」
ほむら「えええ!? だ、ダメですよそんなの!」
マミ「暁美さん……やっぱり貴女、洗脳されてしまっているのね……」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 16:28:03.40 ID:gpRYOP8r0
マミ「これは重症ね……早く佐倉さんを倒さないと暁美さんの身体が心配だわ」
ほむら「い、いえ、ですから」
マミ「そうだ! 暁美さん、貴女しばらく私の家で暮らしなさい?」
ほむら「巴さんの家で?! な、なんでそんなことになるんですか?!」
マミ「だって今の貴女は洗脳の影響で何をするかわからないもの」
マミ「あの子を倒すまで、私が面倒をみてあげるわ!」
ほむら「だ、大丈夫ですから! そんな必要無いです!」
マミ「ダメよ! さあそれじゃあ早速お泊りの準備をしましょう!」
ほむら「ふぇぇ……」
ほむら「い、いえ、ですから」
マミ「そうだ! 暁美さん、貴女しばらく私の家で暮らしなさい?」
ほむら「巴さんの家で?! な、なんでそんなことになるんですか?!」
マミ「だって今の貴女は洗脳の影響で何をするかわからないもの」
マミ「あの子を倒すまで、私が面倒をみてあげるわ!」
ほむら「だ、大丈夫ですから! そんな必要無いです!」
マミ「ダメよ! さあそれじゃあ早速お泊りの準備をしましょう!」
ほむら「ふぇぇ……」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 16:39:07.76 ID:gpRYOP8r0
杏子「アイツ……!!」ギリッ
杏子「あのメガネっ子、アタシの手柄を奪っただけじゃなくて……」
杏子「アタシに変な罪をなすりつけやがった!!」
杏子「しかもマミさんと同棲する気じゃんか! くそっ!」
杏子「気に入らねー! 気に入らねーぞアイツ!!」
杏子「こーなったら……」
杏子「猛烈にマミさんにアタックして、アイツからマミさんを奪い返してやる!!!」
杏子「あのメガネっ子、アタシの手柄を奪っただけじゃなくて……」
杏子「アタシに変な罪をなすりつけやがった!!」
杏子「しかもマミさんと同棲する気じゃんか! くそっ!」
杏子「気に入らねー! 気に入らねーぞアイツ!!」
杏子「こーなったら……」
杏子「猛烈にマミさんにアタックして、アイツからマミさんを奪い返してやる!!!」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 16:50:46.11 ID:gpRYOP8r0
そんなわけで杏子ちゃんがとった行動
>>25
>>25
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 17:27:13.04 ID:gpRYOP8r0
翌日
マミ「おはよう、鹿目さん」
まどか「おはようマミさん!」
ほむら「おはようございます……」
まどか「あれ? ほむらちゃん、マミさんと一緒に来るなんて珍しいね」
ほむら「えっと、これには理由があって……」
マミ「訳あって昨日から一緒に暮らしてるのよ」
まどか「え! そうなんですか?」
マミ「おはよう、鹿目さん」
まどか「おはようマミさん!」
ほむら「おはようございます……」
まどか「あれ? ほむらちゃん、マミさんと一緒に来るなんて珍しいね」
ほむら「えっと、これには理由があって……」
マミ「訳あって昨日から一緒に暮らしてるのよ」
まどか「え! そうなんですか?」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 17:38:38.90 ID:gpRYOP8r0
仁美「き、禁断の恋の匂いがしますわ……!」
ほむら「きゃ! し、志筑さん、居たんですか」
仁美「ちなみにどういった理由で同棲を始められたんですの?」
マミ「うふふ、それは秘密よ」
仁美「あああっ!! やっぱり禁断の恋なんですのね! いけませんわそんなこと!!」
まどか「あはは……仁美ちゃんてばいっつもこうなんだから」
ほむら「そ、そうですね……」
ほむら「きゃ! し、志筑さん、居たんですか」
仁美「ちなみにどういった理由で同棲を始められたんですの?」
マミ「うふふ、それは秘密よ」
仁美「あああっ!! やっぱり禁断の恋なんですのね! いけませんわそんなこと!!」
まどか「あはは……仁美ちゃんてばいっつもこうなんだから」
ほむら「そ、そうですね……」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 17:41:15.41 ID:gpRYOP8r0
杏子「……よお、マミ」
マミ「!? 佐倉さん!!」
杏子「それに……泥棒猫!」キッ
ほむら「あ、貴女は佐倉杏子さん……!」
まどか「な、なに? 二人の知り合い?」
仁美「なんだか険悪な雰囲気ですけれど……」
マミ「!? 佐倉さん!!」
杏子「それに……泥棒猫!」キッ
ほむら「あ、貴女は佐倉杏子さん……!」
まどか「な、なに? 二人の知り合い?」
仁美「なんだか険悪な雰囲気ですけれど……」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 17:45:56.51 ID:gpRYOP8r0
杏子「お前が悪いんだからな……全部お前が!」
ほむら「な、なにを言ってるんですか……?」
マミ「……鹿目さん。暁美さんと志筑さんを連れてここから離れて」
まどか「え? あ、はい!! 行こ、二人とも!」
仁美「と、巴先輩はどうされるんですの?」
マミ「私は大丈夫よ。この子と少し話をするだけだから」
ほむら「巴さん……」
ほむら「な、なにを言ってるんですか……?」
マミ「……鹿目さん。暁美さんと志筑さんを連れてここから離れて」
まどか「え? あ、はい!! 行こ、二人とも!」
仁美「と、巴先輩はどうされるんですの?」
マミ「私は大丈夫よ。この子と少し話をするだけだから」
ほむら「巴さん……」
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 17:48:33.48 ID:gpRYOP8r0
杏子(マミさんがアタシを見てくれないなら)
杏子(アイツがマミさんを取ろうとしてるなら)
杏子(アタシはなんだってしてやる!)
杏子(そう、どんなことだってして……)
杏子(それでマミさんの気を惹くんだ!)
杏子「う……うあああ!!」
杏子(アイツがマミさんを取ろうとしてるなら)
杏子(アタシはなんだってしてやる!)
杏子(そう、どんなことだってして……)
杏子(それでマミさんの気を惹くんだ!)
杏子「う……うあああ!!」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 18:10:28.05 ID:gpRYOP8r0
ザシュッ!
マミ(佐倉さんが、自分の手首を切った!?)
まどか「きゃ……きゃああああ!!」
仁美「あ、あああ……」
ほむら「ひっ……!!」
杏子「え、えへへ……見てよマミさん……!」
マミ「佐倉さん……! 貴女なんてことを!!」
マミ(佐倉さんが、自分の手首を切った!?)
まどか「きゃ……きゃああああ!!」
仁美「あ、あああ……」
ほむら「ひっ……!!」
杏子「え、えへへ……見てよマミさん……!」
マミ「佐倉さん……! 貴女なんてことを!!」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 18:18:55.01 ID:gpRYOP8r0
杏子「………」
シュゥゥゥ...
ほむら「あ、あれ?」
マミ「ん?」
まどか「出血が……止まった?」
仁美「すごく深い傷に見えましたけど……どうしてでしょう?」
杏子(思いのほか痛くて反射的に傷を治しちまった……)
シュゥゥゥ...
ほむら「あ、あれ?」
マミ「ん?」
まどか「出血が……止まった?」
仁美「すごく深い傷に見えましたけど……どうしてでしょう?」
杏子(思いのほか痛くて反射的に傷を治しちまった……)
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 19:34:25.62 ID:gpRYOP8r0
マミ「も、もー佐倉さんたら。こんなとこで手品なんかしないでよー」
杏子「へ?」
仁美「て、手品……でしたの?」
ほむら「あ、ああ、そうなんです! 佐倉さんは手品師なんですよー」
まどか「なぁんだ、びっくりしたー」
マミ「ほら佐倉さん! いつもの決め台詞言って退場して!」
杏子「え? え? えーと……て、てじなーにゃん!」
マミ「はい! 撤収!」
杏子「へ?」
仁美「て、手品……でしたの?」
ほむら「あ、ああ、そうなんです! 佐倉さんは手品師なんですよー」
まどか「なぁんだ、びっくりしたー」
マミ「ほら佐倉さん! いつもの決め台詞言って退場して!」
杏子「え? え? えーと……て、てじなーにゃん!」
マミ「はい! 撤収!」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 19:43:36.44 ID:gpRYOP8r0
杏子「て、撤収って言われても……」
マミ「いいから! ほら行くわよ!」グイグイ
杏子「お、おう」
まどか「え? ま、マミさんどこ行くんですか?」
マミ「ごめんね皆、私ちょっとこの子と話があるから……」
ほむら「わ、わかりました。それじゃあ先に行きますね」
仁美「うふふ。また今度、手品を見せてくださいね?」
マミ「ええ、それじゃあまた後でね」
マミ「いいから! ほら行くわよ!」グイグイ
杏子「お、おう」
まどか「え? ま、マミさんどこ行くんですか?」
マミ「ごめんね皆、私ちょっとこの子と話があるから……」
ほむら「わ、わかりました。それじゃあ先に行きますね」
仁美「うふふ。また今度、手品を見せてくださいね?」
マミ「ええ、それじゃあまた後でね」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 19:54:28.57 ID:gpRYOP8r0
路地裏
杏子(なんか良くわかんないけどマミさんと二人っきりになれたぞ!)
杏子(きっと心配してくれたんだな……えへへ、やっぱマミさんは優しいや)
マミ「……ねえ佐倉さん」
杏子「ん? な、なんだよマミ?」
マミ「貴女がどういう目的であんなことをしたのかは聞かないわ」
杏子(話さなくても心で通じあってるってことだねマミさん!)
マミ「だから――――」
マミ「決着を、つけましょうか」
杏子「え?」
杏子(なんか良くわかんないけどマミさんと二人っきりになれたぞ!)
杏子(きっと心配してくれたんだな……えへへ、やっぱマミさんは優しいや)
マミ「……ねえ佐倉さん」
杏子「ん? な、なんだよマミ?」
マミ「貴女がどういう目的であんなことをしたのかは聞かないわ」
杏子(話さなくても心で通じあってるってことだねマミさん!)
マミ「だから――――」
マミ「決着を、つけましょうか」
杏子「え?」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 20:03:51.74 ID:gpRYOP8r0
数時間後
杏子「マミさんにボコボコにされた……」
杏子「いてぇ……いてぇよチクショウ」
杏子「自傷行為でマミさんの気を引くなんて無理だったんだ」
杏子「でもアタシはあきらめないぞ……」
杏子「よーし、こうなったら次は!」
杏子「マミさんにボコボコにされた……」
杏子「いてぇ……いてぇよチクショウ」
杏子「自傷行為でマミさんの気を引くなんて無理だったんだ」
杏子「でもアタシはあきらめないぞ……」
杏子「よーし、こうなったら次は!」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 20:29:37.04 ID:gpRYOP8r0
そんなわけで杏子ちゃんがとった行動
>>43
>>43
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/12(火) 20:40:36.79 ID:xJ8KPzMNo
まどかを通して誤解を解いてもらおう
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 20:49:09.34 ID:gpRYOP8r0
杏子「あっちのメガネっ子に関わるのは一旦やめておこう」
杏子「マミさんはアタシがあいつに何かしたと誤解してるみたいだしな」
杏子「それよりも今朝会ったツインテールのあいつ」
杏子「あいつもマミさんの知り合いの魔法少女みたいだったし……」
杏子「あいつに協力してもらって、マミさんの誤解を解くとしよう」
杏子「見るからに勉強も運動も出来なくて誰かの役に立てればそれだけで満足しちゃう系のヤツっぽかったしな」
杏子「きっとちょっと事情を話せば協力してくれるに違いないぞ」
杏子「そうと決まれば……さっそく行動だ!」
杏子「マミさんはアタシがあいつに何かしたと誤解してるみたいだしな」
杏子「それよりも今朝会ったツインテールのあいつ」
杏子「あいつもマミさんの知り合いの魔法少女みたいだったし……」
杏子「あいつに協力してもらって、マミさんの誤解を解くとしよう」
杏子「見るからに勉強も運動も出来なくて誰かの役に立てればそれだけで満足しちゃう系のヤツっぽかったしな」
杏子「きっとちょっと事情を話せば協力してくれるに違いないぞ」
杏子「そうと決まれば……さっそく行動だ!」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 21:12:02.23 ID:gpRYOP8r0
マミさんち
ほむら「で、ですから! 佐倉さんは巴さんのために……!」
マミ「まだ洗脳が解けていないのね……」
まどか「ほむらちゃん……」
マミ「鹿目さん……ショックだろうけれどこれが現実なのよ」
まどか「ううっ……酷いよ、どうしてこんなこと……」
ほむら「違うんです! 違うんですってば!」
マミ「暁美さんを助けるためには……佐倉さんをボコボコにしてでも洗脳を解かせないといけないわ」
マミ「協力してくれるわね?」
まどか「はいっ……!!」
ほむら「で、ですから! 佐倉さんは巴さんのために……!」
マミ「まだ洗脳が解けていないのね……」
まどか「ほむらちゃん……」
マミ「鹿目さん……ショックだろうけれどこれが現実なのよ」
まどか「ううっ……酷いよ、どうしてこんなこと……」
ほむら「違うんです! 違うんですってば!」
マミ「暁美さんを助けるためには……佐倉さんをボコボコにしてでも洗脳を解かせないといけないわ」
マミ「協力してくれるわね?」
まどか「はいっ……!!」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/12(火) 21:23:47.31 ID:gpRYOP8r0
繁華街
まどか(そんなわけで、杏子ちゃんを探しに街に出たよ)
まどか(早く見つけ出してほむらちゃんの洗脳を解いてもらわないと!)
杏子「……おい、そこのボンクラ」
まどか「!!」
杏子「そーそー。お前だよ」
まどか「貴女は……!!」
杏子「話があるんだ。少し時間をくれるかい?」
まどか「……うん。いいよ」
まどか(そんなわけで、杏子ちゃんを探しに街に出たよ)
まどか(早く見つけ出してほむらちゃんの洗脳を解いてもらわないと!)
杏子「……おい、そこのボンクラ」
まどか「!!」
杏子「そーそー。お前だよ」
まどか「貴女は……!!」
杏子「話があるんだ。少し時間をくれるかい?」
まどか「……うん。いいよ」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 00:16:25.85 ID:+XTrjgMY0
杏子「……と、いうわけで協力してほしいんだよ」
まどか「なーんだ、マミさんの勘違いだったんだね!」モグモグ
杏子「そーなんだよ。アタシはマミと敵対する気なんてないのに信じてくれなくてさ」
まどか「私は杏子ちゃんを信じるよ! だってこのタイヤキ美味しいんだもん!」モグモグ
杏子「ありがとな、まどか」
まどか「それで、私はどうすればいいかな? あ、もう一個もらってもいい?」モグモグ
杏子「おう食え食え」
まどか「なーんだ、マミさんの勘違いだったんだね!」モグモグ
杏子「そーなんだよ。アタシはマミと敵対する気なんてないのに信じてくれなくてさ」
まどか「私は杏子ちゃんを信じるよ! だってこのタイヤキ美味しいんだもん!」モグモグ
杏子「ありがとな、まどか」
まどか「それで、私はどうすればいいかな? あ、もう一個もらってもいい?」モグモグ
杏子「おう食え食え」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 00:22:23.89 ID:+XTrjgMY0
杏子「それで、アンタにはマミの誤解を解いて欲しいんだ」
まどか「うん、わかった!」
杏子「マミにグリーフシードを贈ったのはアタシで」
まどか「うん」
杏子「アタシはあのほむらとかいうヤツには手を出してない」
まどか「うんうん」
杏子「とりあえずそれだけでも伝えてきてくれよ」
まどか「任せといて! 必ず仲直りさせてあげるよ!」
まどか「うん、わかった!」
杏子「マミにグリーフシードを贈ったのはアタシで」
まどか「うん」
杏子「アタシはあのほむらとかいうヤツには手を出してない」
まどか「うんうん」
杏子「とりあえずそれだけでも伝えてきてくれよ」
まどか「任せといて! 必ず仲直りさせてあげるよ!」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 00:33:44.74 ID:+XTrjgMY0
マミさんち
まどか「マミさん! 杏子ちゃんに会ってきましたよ!」モグモグ
マミ「え!? だ、大丈夫だったの!? ケガはない!?」
まどか「全然大丈夫でしたよ~。それより、杏子ちゃんから伝言が……」モグモグ
まどか「……うッ!?」
マミ「鹿目さん!? どうしたの!?」
まどか「お、おなかいたい……」
マミ「何ですって!?」
まどか「マミさん! 杏子ちゃんに会ってきましたよ!」モグモグ
マミ「え!? だ、大丈夫だったの!? ケガはない!?」
まどか「全然大丈夫でしたよ~。それより、杏子ちゃんから伝言が……」モグモグ
まどか「……うッ!?」
マミ「鹿目さん!? どうしたの!?」
まどか「お、おなかいたい……」
マミ「何ですって!?」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 00:38:38.89 ID:+XTrjgMY0
病院
ほむら「鹿目さん、食べ過ぎでお腹を壊しちゃったみたいです」
マミ「……そう。普通のお医者さんはそう診断したのね」
ほむら「え? 普通のって……」
マミ「私の勘では、あれは食べ過ぎなんかじゃない」
マミ「佐倉さんが何かを仕掛けてきたに違いないわ……」
ほむら「そ、そんなことないと思いますけど……」
マミ「許せないわ……暁美さんだけじゃなく、鹿目さんまで苦しめるなんて……!!」
ほむら「…………」
ほむら「鹿目さん、食べ過ぎでお腹を壊しちゃったみたいです」
マミ「……そう。普通のお医者さんはそう診断したのね」
ほむら「え? 普通のって……」
マミ「私の勘では、あれは食べ過ぎなんかじゃない」
マミ「佐倉さんが何かを仕掛けてきたに違いないわ……」
ほむら「そ、そんなことないと思いますけど……」
マミ「許せないわ……暁美さんだけじゃなく、鹿目さんまで苦しめるなんて……!!」
ほむら「…………」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 00:44:42.16 ID:+XTrjgMY0
杏子「そろそろまどかが話をつけておいてくれたころだな」
杏子「……よし、マミさんに会いに行こう!」
杏子「今度こそちゃんと話ができるといいけど……」
杏子「あ、そうだ、おみやげも持っていこう!」
杏子「へへ、早くマミさんが喜ぶ顔を見たいな!」
杏子「……よし、マミさんに会いに行こう!」
杏子「今度こそちゃんと話ができるといいけど……」
杏子「あ、そうだ、おみやげも持っていこう!」
杏子「へへ、早くマミさんが喜ぶ顔を見たいな!」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 00:46:49.99 ID:+XTrjgMY0
そんなわけで杏子ちゃんが持っていったおみやげ
>>60
>>60
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/13(水) 00:48:17.83 ID:Sh/nToCLo
大量のリンゴ
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 11:56:58.60 ID:0P0NBo9P0
マミさんち
杏子「そんなわけで大量のリンゴを持ってきたよ」
マミ「まあ! こんなに沢山のリンゴを?」
ほむら「新鮮で美味しそうです!」
マミ「ありがとうね佐倉さん。さっそく腕によりをかけてアップルパイを作るわ!」
ほむら「わぁい♪ マミさんのパイ美味しいから大好きです!」
杏子「へへ、頼むぜマミ!」
杏子「そんなわけで大量のリンゴを持ってきたよ」
マミ「まあ! こんなに沢山のリンゴを?」
ほむら「新鮮で美味しそうです!」
マミ「ありがとうね佐倉さん。さっそく腕によりをかけてアップルパイを作るわ!」
ほむら「わぁい♪ マミさんのパイ美味しいから大好きです!」
杏子「へへ、頼むぜマミ!」
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 12:02:08.66 ID:0P0NBo9P0
食後
杏子「いやー食った食った」
ほむら「ごちそうさまでした!」
マミ「ふふ、お粗末さまでした」
杏子(良かった……これでマミさんと仲直りできたよ)
マミ「さて、お腹もいっぱいになったことだし」
杏子「うんうん」
マミ「暁美さんと鹿目さんの敵を取らせてもらうわよ、佐倉さん」
杏子「え?」
杏子「いやー食った食った」
ほむら「ごちそうさまでした!」
マミ「ふふ、お粗末さまでした」
杏子(良かった……これでマミさんと仲直りできたよ)
マミ「さて、お腹もいっぱいになったことだし」
杏子「うんうん」
マミ「暁美さんと鹿目さんの敵を取らせてもらうわよ、佐倉さん」
杏子「え?」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 12:05:34.49 ID:0P0NBo9P0
数時間後
杏子「またマミにボコボコにされちまった……」
杏子「なにがダメだったんだろ……まどかが説得してくれたはずなのに」
杏子「リンゴがいけなかったのかな。やっぱ奮発してマンゴーにするべきだったかな」
杏子「でもアタシはあきらめないぞ……」
杏子「よーし、こうなったら次は!」
杏子「またマミにボコボコにされちまった……」
杏子「なにがダメだったんだろ……まどかが説得してくれたはずなのに」
杏子「リンゴがいけなかったのかな。やっぱ奮発してマンゴーにするべきだったかな」
杏子「でもアタシはあきらめないぞ……」
杏子「よーし、こうなったら次は!」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 12:06:49.71 ID:0P0NBo9P0
そんなわけで杏子ちゃんがとった次なる行動
>>68
>>68
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/13(水) 12:14:48.77 ID:jt7mDFy6o
QBお悩み電話相談室に電話して相談
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 15:39:41.25 ID:0P0NBo9P0
プルル...
QB『はい、こちらQBお悩み電話相談室です』
杏子「あ、キュゥべえ? アタシアタシ、アタシだけど!」
QB『その声は……杏子かい?』
杏子「そうそう! キョーコだよ! ちょっと相談したいことがあってさー」
QB『どうしたんだい? 僕で良ければ力になるよ』
杏子「実はちょっとマミさんと喧嘩しちゃってさ、示談金が必要なんだよ」
QB『それは大変だね』
杏子「だからアタシの口座に100万グリーフシー$ほど振り込んでおいてくれないかな」
QB『お安い御用さ。魔法少女のサポートが僕の使命だからね』
杏子「あとマミさんの誤解を解いて仲直りするにはどうすればいいか教えて欲しいんだけど」
QB『それなら>>70すればいいと思うよ』
QB『はい、こちらQBお悩み電話相談室です』
杏子「あ、キュゥべえ? アタシアタシ、アタシだけど!」
QB『その声は……杏子かい?』
杏子「そうそう! キョーコだよ! ちょっと相談したいことがあってさー」
QB『どうしたんだい? 僕で良ければ力になるよ』
杏子「実はちょっとマミさんと喧嘩しちゃってさ、示談金が必要なんだよ」
QB『それは大変だね』
杏子「だからアタシの口座に100万グリーフシー$ほど振り込んでおいてくれないかな」
QB『お安い御用さ。魔法少女のサポートが僕の使命だからね』
杏子「あとマミさんの誤解を解いて仲直りするにはどうすればいいか教えて欲しいんだけど」
QB『それなら>>70すればいいと思うよ』
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/13(水) 12:07:39.74 ID:XHuADqrIO
マミのクラスメイトのキリカに相談
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 17:33:45.30 ID:0P0NBo9P0
とある屋敷のご近所
杏子「キュゥべえの話だとこの辺りにキリカってヤツがいるらしいけど」
キリカ「やあ、キミが迷える子羊かい?」
杏子「お? そういうアンタは呉キリカか?」
キリカ「そうとも。キュゥべえから話は聞いているよ!」
キリカ「なんでも最愛の人と仲違いしてしまったそうじゃないか!」
杏子「さ、さいあいって……そんなんじゃねーし!」
キリカ「くっくっく、照れる必要はないさ!」
杏子「キュゥべえの話だとこの辺りにキリカってヤツがいるらしいけど」
キリカ「やあ、キミが迷える子羊かい?」
杏子「お? そういうアンタは呉キリカか?」
キリカ「そうとも。キュゥべえから話は聞いているよ!」
キリカ「なんでも最愛の人と仲違いしてしまったそうじゃないか!」
杏子「さ、さいあいって……そんなんじゃねーし!」
キリカ「くっくっく、照れる必要はないさ!」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 19:12:47.21 ID:0P0NBo9P0
キリカ「さて、それじゃあこの私が二人の絆を取り戻す術を教授してあげようじゃないか!」
杏子「あ……ああ、頼むよ」
キリカ「この方法を使えば間違いなく二人の関係は元通りになるどころか更なる発展を遂げるよ!」
杏子「更なる発展?」
キリカ「心も身体も一つになるくらい親密になれるってことさ!」
杏子「からだッ……!? ば、ばか、何言ってんだよ!」
キリカ「ふふ、これはウソでも誇張でもないよ。私の実体験に基づくテクニックだからね!」
杏子「実体験って……おいおい!?」
杏子「あ……ああ、頼むよ」
キリカ「この方法を使えば間違いなく二人の関係は元通りになるどころか更なる発展を遂げるよ!」
杏子「更なる発展?」
キリカ「心も身体も一つになるくらい親密になれるってことさ!」
杏子「からだッ……!? ば、ばか、何言ってんだよ!」
キリカ「ふふ、これはウソでも誇張でもないよ。私の実体験に基づくテクニックだからね!」
杏子「実体験って……おいおい!?」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/13(水) 19:19:44.52 ID:0P0NBo9P0
キリカ「まずは二人っきりになることが肝心だよ」
キリカ「愛しの相手を何処かに呼び出すといいだろう」
キリカ「待合せ場所は思い出のある場所だとよりいっそういいね」
キリカ「そこに相手が現れたら、何も言わずに抱きしめるんだ!」
杏子「だ、抱きしめ……!?」
キリカ「そして熱い抱擁を交わしたら、すかさず耳元で愛の言葉を囁く!」
キリカ「これで私は織莉子と仲直りできたのさ!」
杏子「織莉子が誰なのかは知らねーけど……」
杏子「でも、愛の言葉ってどんなのだ?」
キリカ「そうだね。『>>80』なんて言えばイチコロだと断言するよ!」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) 2012/06/13(水) 19:29:14.02 ID:yhxyDLjAO
くうかい?
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/14(木) 17:14:59.95 ID:H7hzVKur0
教室
キリカ「やぁ級友! これを受け取ってもらえるかい?」
マミ「あら呉さん? ……それは何?」
キリカ「これはね、とある人物がキミを想って書いた手紙だよ」
マミ「え! も、もしかしてラブレターってこと?」
キリカ「そんな言葉じゃ言い表せないようなもっと素晴らしいものさ!」
キリカ「まあいいから読んであげておくれよ!」
マミ「よ、よくわからないけど……読んでみるわ」
キリカ「それじゃあ私はこれで!」
マミ「う、うん……またね、呉さん」
キリカ「やぁ級友! これを受け取ってもらえるかい?」
マミ「あら呉さん? ……それは何?」
キリカ「これはね、とある人物がキミを想って書いた手紙だよ」
マミ「え! も、もしかしてラブレターってこと?」
キリカ「そんな言葉じゃ言い表せないようなもっと素晴らしいものさ!」
キリカ「まあいいから読んであげておくれよ!」
マミ「よ、よくわからないけど……読んでみるわ」
キリカ「それじゃあ私はこれで!」
マミ「う、うん……またね、呉さん」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/14(木) 17:15:42.74 ID:H7hzVKur0
マミ(な、何なのかしらこの手紙……)ドキドキ
マミ(まさかホントにラブレターなのかしら)
マミ(どうしよう、こんなの貰うの初めてだわ……)
マミ(もしも付き合ってくださいとか書いてあったら……)
マミ(だ、ダメよそんなの! 私には魔法少女としての使命があるんだからっ)
マミ(と……とりあえず読んでみましょうか……)
ペラッ
貴殿との対面を申し込む。
本日○○時、思い出の教会にて待つ。
佐倉杏子より
マミ「…………」
マミ(まさかホントにラブレターなのかしら)
マミ(どうしよう、こんなの貰うの初めてだわ……)
マミ(もしも付き合ってくださいとか書いてあったら……)
マミ(だ、ダメよそんなの! 私には魔法少女としての使命があるんだからっ)
マミ(と……とりあえず読んでみましょうか……)
ペラッ
貴殿との対面を申し込む。
本日○○時、思い出の教会にて待つ。
佐倉杏子より
マミ「…………」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/14(木) 17:16:35.57 ID:H7hzVKur0
教会
杏子「そろそろ約束の時間だけど……マミさん来てくれるかな」
マミ「……こんばんは、佐倉さん」
杏子「あ! マミさ……!」
杏子(おっといけね! まずは何も言わず抱きしめなきゃいけないんだったな)
杏子「…………」ジリッ
マミ(佐倉さんが無言で身構えたわ。どうやらやる気みたいね……)
マミ「……来なさい。いくらでも相手をしてあげるわ」
杏子「!!」
杏子(い、いくらでもって……! マミさんてば積極的だな!!)
杏子(でもマミさんがその気になってくれたなら遠慮する必要もないよな!)
杏子(よ、よーし!)
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/14(木) 17:17:33.36 ID:H7hzVKur0
そんなわけで杏子ちゃんが突撃した結果
>>88
>>88
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/14(木) 17:24:15.18 ID:NTiRDBxDO
事故キス
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/14(木) 18:06:22.49 ID:H7hzVKur0
杏子(……勢い余ってマミさんを押し倒してしまった)
杏子(し、しかも倒れた拍子に唇が触れて……)
杏子(マミさんと、キスしちゃった……)///
マミ「い、今の……ど、どういうつもりなの佐倉さん!!」///
杏子「え、えーと、今のは、その……アタシ」
杏子(そうだ! こんなときこそアイツに教わった言葉を!)
マミ「だ、黙ってないで何か言ってよ!」
杏子(倒れているマミさんの耳元で……ささやくように)
杏子「……食うかい?」
マミ「え……!?」
杏子(し、しかも倒れた拍子に唇が触れて……)
杏子(マミさんと、キスしちゃった……)///
マミ「い、今の……ど、どういうつもりなの佐倉さん!!」///
杏子「え、えーと、今のは、その……アタシ」
杏子(そうだ! こんなときこそアイツに教わった言葉を!)
マミ「だ、黙ってないで何か言ってよ!」
杏子(倒れているマミさんの耳元で……ささやくように)
杏子「……食うかい?」
マミ「え……!?」
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/14(木) 18:10:00.02 ID:H7hzVKur0
マミ(な、何? なんなの?)
マミ(私を押し倒して、唇を奪っておいて……)
マミ(く、食うかいって……ど、どういう意味なのっ?)ドキドキ
マミ(ま、まさか……でも、もしかしたら……)
マミ(>>93って意味なの……?)
マミ(私を押し倒して、唇を奪っておいて……)
マミ(く、食うかいって……ど、どういう意味なのっ?)ドキドキ
マミ(ま、まさか……でも、もしかしたら……)
マミ(>>93って意味なの……?)
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/14(木) 18:26:24.01 ID:RO0+p/I+o
(近くにいる魔女に対して、マミのことを)食うかい?
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 13:26:43.95 ID:gVFtqLMP0
シャル「初めまして! 僕の名前はシャルロッテ!」
シャル「皆からはシャルって呼ばれてるよ!」
マミ「きゃ!? ま、魔女……!?」
杏子「!?」
マミ(そうか、そういうことね……!)
マミ(さっきの『食うかい』っていうのは、この魔女への合図!)
マミ(魔女に私を食べさせようとしていたんだわ!)
マミ「くっ! そうはさせないわ!」
シャル「皆からはシャルって呼ばれてるよ!」
マミ「きゃ!? ま、魔女……!?」
杏子「!?」
マミ(そうか、そういうことね……!)
マミ(さっきの『食うかい』っていうのは、この魔女への合図!)
マミ(魔女に私を食べさせようとしていたんだわ!)
マミ「くっ! そうはさせないわ!」
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 13:27:27.22 ID:gVFtqLMP0
シャル「女の子なのに自分のこと『僕』っていうのは変だよね……」
シャル「え、そんなことない? うれしい! ありがとう!」
マミ(まずは魔女と佐倉さんをリボンで拘束!)
シュルル!
杏子「うわっ! なにすんだマミ!」
シャル「きゃん!」
マミ(反撃の隙は与えないわ、一気に蹴りをつける!)
マミ「ティロ……」
杏子「ちょ、ちょっと待てよマミ!?」
マミ「……フィナーレ!!!」
チュドーン!!
杏子「うわわー!!」
マミ「……やったか!?」
シャル「え、そんなことない? うれしい! ありがとう!」
マミ(まずは魔女と佐倉さんをリボンで拘束!)
シュルル!
杏子「うわっ! なにすんだマミ!」
シャル「きゃん!」
マミ(反撃の隙は与えないわ、一気に蹴りをつける!)
マミ「ティロ……」
杏子「ちょ、ちょっと待てよマミ!?」
マミ「……フィナーレ!!!」
チュドーン!!
杏子「うわわー!!」
マミ「……やったか!?」
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 14:55:44.56 ID:gVFtqLMP0
恵方巻き「なんやねんどこのくみやワレ」ズルリ
マミ「え……?」
杏子(魔女の口から別の化物が出てきた!?)
恵方巻き「ほないただくで」アーン
マミ(避けっ……だめ、間に合わな――――!!)
杏子「や、やめろぉぉぉぉぉ!!」
――――ぐちゃり。
マミ「え……?」
杏子(魔女の口から別の化物が出てきた!?)
恵方巻き「ほないただくで」アーン
マミ(避けっ……だめ、間に合わな――――!!)
杏子「や、やめろぉぉぉぉぉ!!」
――――ぐちゃり。
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 15:01:22.79 ID:gVFtqLMP0
マミ「う……」
マミ「あ、あれ……私、生きて……」
ほむら「と、巴さん! 大丈夫ですかっ?」
マミ「あ……暁美さん!?」
ほむら「よかった……怪我はないみたいですね」
恵方巻き「 」
杏子「 」
マミ「え……なに、これ? 回りの景色が止まって」
マミ「……あっ! こ、この魔法は、暁美さんの!?」
ほむら「はい、時間停止魔法です」
マミ「あ、あれ……私、生きて……」
ほむら「と、巴さん! 大丈夫ですかっ?」
マミ「あ……暁美さん!?」
ほむら「よかった……怪我はないみたいですね」
恵方巻き「 」
杏子「 」
マミ「え……なに、これ? 回りの景色が止まって」
マミ「……あっ! こ、この魔法は、暁美さんの!?」
ほむら「はい、時間停止魔法です」
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 15:13:51.87 ID:gVFtqLMP0
マミ「時間を止めて私を助けてくれてのね……ありがとう……!!」
ほむら「いえ……マミさんが無事で何よりです」
ほむら「……でも、ごめんなさい……私、ちょっとドジしちゃったんです……」
マミ「ドジって……なんのこと? どうかしたの?」
ほむら「……後は……おねがい、します、ね……」
バタッ
マミ「え? あ……暁美さん?」
ほむら「…………」
マミ(っ!! 暁美さんの背中……ひどい怪我!!)
マミ(まさか、私をかばったせいで……!?)
ほむら「いえ……マミさんが無事で何よりです」
ほむら「……でも、ごめんなさい……私、ちょっとドジしちゃったんです……」
マミ「ドジって……なんのこと? どうかしたの?」
ほむら「……後は……おねがい、します、ね……」
バタッ
マミ「え? あ……暁美さん?」
ほむら「…………」
マミ(っ!! 暁美さんの背中……ひどい怪我!!)
マミ(まさか、私をかばったせいで……!?)
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 15:17:36.82 ID:gVFtqLMP0
恵方巻き「あれ、なんか喰い損なった?」
杏子「――――っ! マミ!? 無事だったのか!?」
マミ(時間が動き始めた! 暁美さんが気を失ったからだわ!)
恵方巻き「どないなっとんねん」
マミ(相手はまだ混乱している! 今のうちに倒さないと!)
マミ(暁美さんの治療のためにも……戦いを長引かせるわけにはいかないわ!)
杏子「――――っ! マミ!? 無事だったのか!?」
マミ(時間が動き始めた! 暁美さんが気を失ったからだわ!)
恵方巻き「どないなっとんねん」
マミ(相手はまだ混乱している! 今のうちに倒さないと!)
マミ(暁美さんの治療のためにも……戦いを長引かせるわけにはいかないわ!)
105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 15:25:25.11 ID:gVFtqLMP0
数時間後。
マミ「ありがとう暁美さん……貴女が居なかったら、今頃私……」
ほむら「い、いえそんな。結局私が足を引っ張っちゃいましたし……」
マミ「ううん、そんなことないわ。貴女は私の命の恩人よ」
ギュッ...
ほむら「あ……」
ほむら(と、巴さんに抱きしめられちゃった)
マミ「ごめんね……しばらくこのままでいさせて……」
ほむら「巴さん……?」
マミ「怖かったの……死んじゃうかと、思ったの……」
マミ「身体の震えが止まらないの。だから……もうちょっと……このままで……」
ほむら「……はい、わかりました」
マミ「ありがとう暁美さん……貴女が居なかったら、今頃私……」
ほむら「い、いえそんな。結局私が足を引っ張っちゃいましたし……」
マミ「ううん、そんなことないわ。貴女は私の命の恩人よ」
ギュッ...
ほむら「あ……」
ほむら(と、巴さんに抱きしめられちゃった)
マミ「ごめんね……しばらくこのままでいさせて……」
ほむら「巴さん……?」
マミ「怖かったの……死んじゃうかと、思ったの……」
マミ「身体の震えが止まらないの。だから……もうちょっと……このままで……」
ほむら「……はい、わかりました」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 15:33:03.86 ID:gVFtqLMP0
杏子(なんだよこれ)
杏子(なんでアタシを縛ったまんま、ほったらかしでイチャついてんだよマミさん)
杏子(此処はアタシたちの思い出の教会なのに!)
杏子(う……ううう……!!)
杏子(このメガネっ子のせいで、アタシとマミさんの関係はもうメチャクチャだ!)
杏子(こーなったら、もう手段は選ばないぞ……)
杏子(力づくでも、マミさんと既成事実をつくってやる!!!)
杏子(なんでアタシを縛ったまんま、ほったらかしでイチャついてんだよマミさん)
杏子(此処はアタシたちの思い出の教会なのに!)
杏子(う……ううう……!!)
杏子(このメガネっ子のせいで、アタシとマミさんの関係はもうメチャクチャだ!)
杏子(こーなったら、もう手段は選ばないぞ……)
杏子(力づくでも、マミさんと既成事実をつくってやる!!!)
107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/15(金) 15:34:13.13 ID:gVFtqLMP0
そんなわけで杏子ちゃんがとった行動
>>110
>>110
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/06/15(金) 15:39:50.33 ID:9muhTX1go
胸に飛び付く
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 14:50:00.25 ID:e27fp15N0
マミ「ふぅ……ありがとう暁美さん。おかげでおちついたわ」
マミ「みっともないとこ見せちゃってごめんね?」
ほむら「そ、そんな! みっともないだなんてことないです!」
マミ「ふふ、ありがとう」
マミ「……さて、佐倉さん? 今回もあなたの目論見は失敗したわけだけど」
マミ「いい加減にこの町のことはあきらめて出ていってくれないかしら」
杏子「…………」
マミ「これ以上私たちに関わらないって約束してくれるなら……そのリボンをほどいてあげるわ」
杏子「…………わかったよ」
マミ「いい子ね」
マミ「みっともないとこ見せちゃってごめんね?」
ほむら「そ、そんな! みっともないだなんてことないです!」
マミ「ふふ、ありがとう」
マミ「……さて、佐倉さん? 今回もあなたの目論見は失敗したわけだけど」
マミ「いい加減にこの町のことはあきらめて出ていってくれないかしら」
杏子「…………」
マミ「これ以上私たちに関わらないって約束してくれるなら……そのリボンをほどいてあげるわ」
杏子「…………わかったよ」
マミ「いい子ね」
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 14:56:30.84 ID:e27fp15N0
シュルリ...
杏子(リボンがほどけた……よし、このタイミングで!)
杏子(マミさんの胸に飛び込んでやる!!)
杏子「てりゃあああ!!」
マミ「…………はあ、やっぱりそう来たのね」
ダンッ!!
杏子「うぐぁッ!?」
マミ「同じ手を何度も食らうわけがないでしょう?」
杏子(リボンがほどけた……よし、このタイミングで!)
杏子(マミさんの胸に飛び込んでやる!!)
杏子「てりゃあああ!!」
マミ「…………はあ、やっぱりそう来たのね」
ダンッ!!
杏子「うぐぁッ!?」
マミ「同じ手を何度も食らうわけがないでしょう?」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 14:59:43.37 ID:e27fp15N0
ほむら「と、巴さん!? 撃ったんですか!?」
マミ「威嚇射撃よ。床にあてただけ」
マミ「でも……次は当てるわよ」
杏子「う、うう……!」
杏子(くそう、さっきも突撃したせいで警戒されてたんだな)
杏子(これじゃあマミの胸に飛びつくことなんてできないぞ……)
杏子(ど、どうしよう……)
マミ「威嚇射撃よ。床にあてただけ」
マミ「でも……次は当てるわよ」
杏子「う、うう……!」
杏子(くそう、さっきも突撃したせいで警戒されてたんだな)
杏子(これじゃあマミの胸に飛びつくことなんてできないぞ……)
杏子(ど、どうしよう……)
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 15:06:09.21 ID:e27fp15N0
マミ「……佐倉さん。やっぱり貴女は危険だわ」
マミ「私の可愛い後輩たちのためにも……貴女を野放しにしておくことは出来ない」
杏子「……ふーん、それで? アタシをどうしようってんだ?」
マミ「ソウルジェムを没収するわ」
杏子「な、なんだって!?」
マミ「貴女に魔法を使わせたら、何をされるかわからないもの」
マミ「だからソウルジェムを預からせてもらうわ」
マミ「私の可愛い後輩たちのためにも……貴女を野放しにしておくことは出来ない」
杏子「……ふーん、それで? アタシをどうしようってんだ?」
マミ「ソウルジェムを没収するわ」
杏子「な、なんだって!?」
マミ「貴女に魔法を使わせたら、何をされるかわからないもの」
マミ「だからソウルジェムを預からせてもらうわ」
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 15:07:38.63 ID:e27fp15N0
そんなマミさんに対して杏子ちゃんのとった行動
>>120
>>120
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/17(日) 15:11:24.31 ID:JnWJezLUo
ごめん、仲良くしたかっただけなんだ…としゅんとしながら謝り立ち去る
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 16:16:53.72 ID:e27fp15N0
杏子「ごめん……」
マミ「え?」
杏子「ごめんよマミ……アタシはただ、マミと仲良くしたかっただけなんだ……」
杏子「しゅん……」
マミ「佐倉さん……?」
杏子「はい、これ……アタシのソウルジェム」
杏子「マミが預かっててくれるんだよな?」
マミ「え、ええ……」
杏子「……もう魔法を使ってアンタらに迷惑かけたりなんかしないよ」
杏子「それじゃ……ばいばい、マミさん」
マミ「え?」
杏子「ごめんよマミ……アタシはただ、マミと仲良くしたかっただけなんだ……」
杏子「しゅん……」
マミ「佐倉さん……?」
杏子「はい、これ……アタシのソウルジェム」
杏子「マミが預かっててくれるんだよな?」
マミ「え、ええ……」
杏子「……もう魔法を使ってアンタらに迷惑かけたりなんかしないよ」
杏子「それじゃ……ばいばい、マミさん」
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 16:20:34.80 ID:e27fp15N0
マミ「…………」
ほむら「……行っちゃいましたね、佐倉さん」
マミ「……ねえ、もしかして……本当に佐倉さんは私と争う気なんてなかったの?」
ほむら「……はい、そうだと思います」
マミ「あなたを……洗脳したわけじゃなかったの?」
ほむら「はい……」
マミ「鹿目さんに危害を加えたわけじゃなかったの?」
ほむら「きっと……」
マミ「…………佐倉さん」
ほむら「……行っちゃいましたね、佐倉さん」
マミ「……ねえ、もしかして……本当に佐倉さんは私と争う気なんてなかったの?」
ほむら「……はい、そうだと思います」
マミ「あなたを……洗脳したわけじゃなかったの?」
ほむら「はい……」
マミ「鹿目さんに危害を加えたわけじゃなかったの?」
ほむら「きっと……」
マミ「…………佐倉さん」
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 16:25:43.06 ID:e27fp15N0
林の中
杏子「ぐすっ……マミさん……」トボトボ
杏子「やっぱりアタシなんかが……マミさんと仲直りするなんて無理だったんだ」
杏子「そりゃそーだよね……あんな風にケンカ別れして、今更仲直りするなんて……」
杏子「う……うう……」
杏子「これからどこへ行こう……」
杏子「とりあえずどっか遠くへ……行こうかな……」
杏子「見滝原は……もう離れて」
ドサッ
杏子「 」
杏子「ぐすっ……マミさん……」トボトボ
杏子「やっぱりアタシなんかが……マミさんと仲直りするなんて無理だったんだ」
杏子「そりゃそーだよね……あんな風にケンカ別れして、今更仲直りするなんて……」
杏子「う……うう……」
杏子「これからどこへ行こう……」
杏子「とりあえずどっか遠くへ……行こうかな……」
杏子「見滝原は……もう離れて」
ドサッ
杏子「 」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 16:32:21.69 ID:e27fp15N0
マミさんち
マミ「はぁ……」
マミ(とりあえず……一度家まで戻って来てみたけれど)
マミ(私……どうすればいいのかしら……)
ほむら「巴さん……大丈夫ですか?」
マミ「…………」
ほむら「……巴さん?」
マミ「え? あ、何かしら暁美さん?」
ほむら「……巴さん、やっぱり>>128したほうがいいと思います」
マミ「はぁ……」
マミ(とりあえず……一度家まで戻って来てみたけれど)
マミ(私……どうすればいいのかしら……)
ほむら「巴さん……大丈夫ですか?」
マミ「…………」
ほむら「……巴さん?」
マミ「え? あ、何かしら暁美さん?」
ほむら「……巴さん、やっぱり>>128したほうがいいと思います」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) 2012/06/17(日) 16:34:36.27 ID:YQkiXbEAO
あんこちゃんを探す
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 16:48:35.59 ID:e27fp15N0
ほむら「……巴さん、やっぱりあんこちゃんを探した方がいいと思います」
マミ「暁美さん……」
ほむら「このままお別れなんて、そんなのダメですよ……」
マミ「……そうね。そうよね……」
マミ「わかったわ。私、あんこちゃんを探しに行くわ」
マミ「暁美さんも……手伝ってくれるかしら?」
ほむら「はい! もちろんです!」
マミ「ありがとう、暁美さん」
マミ「暁美さん……」
ほむら「このままお別れなんて、そんなのダメですよ……」
マミ「……そうね。そうよね……」
マミ「わかったわ。私、あんこちゃんを探しに行くわ」
マミ「暁美さんも……手伝ってくれるかしら?」
ほむら「はい! もちろんです!」
マミ「ありがとう、暁美さん」
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 16:53:01.87 ID:e27fp15N0
マミさんが探しに行った場所
>>133
>>133
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/06/17(日) 16:53:44.18 ID:wCErmnnAO
交番
137: もうすぐ終わるからその後は好きにしてくださいな 2012/06/17(日) 17:06:46.34 ID:e27fp15N0
交番
マミ「あのー……すみません、あんこちゃんを見ませんでしたか?」
警官「あんこちゃん?」
ほむら「は、はい、私たちの知り合いなんです」
マミ「赤毛でポニーテールの、いかにも自爆して死にそうな女の子なんですけど……」
警官「なんだって!? それってもしかして……」
ほむら「知ってるんですか!?」
警官「ああ、ついさっき連絡があってね」
警官「その子が……林の中で遺体で見つかったんだそうだよ」
マミ「…………え?」
マミ「あのー……すみません、あんこちゃんを見ませんでしたか?」
警官「あんこちゃん?」
ほむら「は、はい、私たちの知り合いなんです」
マミ「赤毛でポニーテールの、いかにも自爆して死にそうな女の子なんですけど……」
警官「なんだって!? それってもしかして……」
ほむら「知ってるんですか!?」
警官「ああ、ついさっき連絡があってね」
警官「その子が……林の中で遺体で見つかったんだそうだよ」
マミ「…………え?」
142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:15:19.40 ID:e27fp15N0
林の中
杏子「 」
マミ「あんこちゃん! あんこちゃぁん!!」
警官「こら、勝手に入っちゃダメだ! 今は現場検証中で……」
マミ「離して下さい! あの子は……あの子は私の大切な……!!」
ほむら「巴さん……っ」グスッ
マミ「どうして死んじゃったのよ……何で、何でっ?」
マミ「私が……きちんとアナタの話を聞いてあげなかったせいなの……?」
マミ「あんこちゃんっ……!」
杏子「 」
マミ「あんこちゃん! あんこちゃぁん!!」
警官「こら、勝手に入っちゃダメだ! 今は現場検証中で……」
マミ「離して下さい! あの子は……あの子は私の大切な……!!」
ほむら「巴さん……っ」グスッ
マミ「どうして死んじゃったのよ……何で、何でっ?」
マミ「私が……きちんとアナタの話を聞いてあげなかったせいなの……?」
マミ「あんこちゃんっ……!」
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:19:49.91 ID:e27fp15N0
悲しみの涙を浮かべるマミさん。
ふとポケットの中にあんこちゃんから預かっていたソウルジェムがあることに気がつく。
マミさんはそのソウルジェムを……
>>145
ふとポケットの中にあんこちゃんから預かっていたソウルジェムがあることに気がつく。
マミさんはそのソウルジェムを……
>>145
145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) 2012/06/17(日) 17:20:51.32 ID:7zif2+09o
粉々に砕いた
148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:25:34.60 ID:e27fp15N0
マミ「あんこちゃん……あんこちゃんの馬鹿ぁ!!」
バキィィィン...
ほむら「と、巴さん!? 何を……!!」
マミ「ぐすっ……うわあぁぁぁん……!!」
ほむら「巴さん……」
警官「……そっちの眼鏡のキミ、お友達を何処かへ連れて行ってあげなさい」
警官「ショックで気が動転しているようだから……」
ほむら「は、はい……」
バキィィィン...
ほむら「と、巴さん!? 何を……!!」
マミ「ぐすっ……うわあぁぁぁん……!!」
ほむら「巴さん……」
警官「……そっちの眼鏡のキミ、お友達を何処かへ連れて行ってあげなさい」
警官「ショックで気が動転しているようだから……」
ほむら「は、はい……」
151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:32:56.08 ID:e27fp15N0
数日後
ほむら(こうして……この悲しい事件は幕を下した)
ほむら(あんこちゃんが亡くなって……巴さんはずっと落ち込んでいる)
ほむら(『自分のせいであんこちゃんは死んでしまったんだ』って……)
ほむら(でも違う……本当は……全部私が悪いんだ……)
ほむら(ちゃんと巴さんの誤解を解けなかった私が……)
ほむら(あんこちゃんの力になってあげられなかった私が……)
ほむら(こうして……この悲しい事件は幕を下した)
ほむら(あんこちゃんが亡くなって……巴さんはずっと落ち込んでいる)
ほむら(『自分のせいであんこちゃんは死んでしまったんだ』って……)
ほむら(でも違う……本当は……全部私が悪いんだ……)
ほむら(ちゃんと巴さんの誤解を解けなかった私が……)
ほむら(あんこちゃんの力になってあげられなかった私が……)
155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:43:34.99 ID:e27fp15N0
まどか「私がお腹を壊してる間にそんなことになってたんだ……」
まどか「あんこちゃん……良い子だったのに……」
ほむら「うん……」
ほむら「巴さんもすっかり元気をなくしちゃって……」
ほむら「巴さんは何も悪くないのに……」
ほむら「悪いのは全部、私なのに……」
まどか「自分を責めちゃだめだよ……ほむらちゃん」
まどか「そうだ、もうすぐワルプルギスの夜が来るんだよね?」
まどか「一緒にがんばろう? 一緒に……この町を守ろうね」
ほむら「うん……」
まどか「あんこちゃん……良い子だったのに……」
ほむら「うん……」
ほむら「巴さんもすっかり元気をなくしちゃって……」
ほむら「巴さんは何も悪くないのに……」
ほむら「悪いのは全部、私なのに……」
まどか「自分を責めちゃだめだよ……ほむらちゃん」
まどか「そうだ、もうすぐワルプルギスの夜が来るんだよね?」
まどか「一緒にがんばろう? 一緒に……この町を守ろうね」
ほむら「うん……」
157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:49:43.63 ID:e27fp15N0
マミさんち
マミ「キュゥべえ……いま、なんて……?」
QB「だから、何度も言ってるじゃないか」
QB「魔法少女はソウルジェムさえ無事であれば死なないんだ」
QB「だからあのとき、キミがソウルジェムを彼女に手渡すだけで……」
QB「それだけで彼女は息を吹き返したはずだったんだよ」
マミ「じゃ、じゃあ……私がしたことって……!!」
QB「そう、つまり……」
QB「彼女を殺したのはマミ、間違いなくキミ自身なんだよ」
マミ「あ……ああああ……!!」
マミ「キュゥべえ……いま、なんて……?」
QB「だから、何度も言ってるじゃないか」
QB「魔法少女はソウルジェムさえ無事であれば死なないんだ」
QB「だからあのとき、キミがソウルジェムを彼女に手渡すだけで……」
QB「それだけで彼女は息を吹き返したはずだったんだよ」
マミ「じゃ、じゃあ……私がしたことって……!!」
QB「そう、つまり……」
QB「彼女を殺したのはマミ、間違いなくキミ自身なんだよ」
マミ「あ……ああああ……!!」
158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:53:10.99 ID:e27fp15N0
マミ「嘘……嘘よ……」
マミ「私が……」
マミ「私が殺したの……?」
マミ「あの子のことを誤解して……」
マミ「仲直りすることも拒んで……」
マミ「悲しい思いをさせて……」
マミ「そして……あの子を殺したの……?」
マミ「いや……いやああああああああ!!」
マミ「私が……」
マミ「私が殺したの……?」
マミ「あの子のことを誤解して……」
マミ「仲直りすることも拒んで……」
マミ「悲しい思いをさせて……」
マミ「そして……あの子を殺したの……?」
マミ「いや……いやああああああああ!!」
159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 17:57:41.68 ID:e27fp15N0
…………。
ほむら「巴さん……?」
まどか「お見舞いに来ましたよー」
ほむら「電気がついてない……寝ちゃってるのかな?」
まどか「でも鍵が開いてたし……」
QB「……おそかったね、二人とも」
ほむら「あ、キュゥべえ」
まどか「どうかしたの? 遅かったねって……何のこと?」
QB「部屋の、あっちの隅を見てご覧」
ほむら「あっちの……?」
まどか「…………えっ?」
ほむら「巴さん……?」
まどか「お見舞いに来ましたよー」
ほむら「電気がついてない……寝ちゃってるのかな?」
まどか「でも鍵が開いてたし……」
QB「……おそかったね、二人とも」
ほむら「あ、キュゥべえ」
まどか「どうかしたの? 遅かったねって……何のこと?」
QB「部屋の、あっちの隅を見てご覧」
ほむら「あっちの……?」
まどか「…………えっ?」
161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 18:02:07.05 ID:e27fp15N0
ほむら「巴……さん……?」
QB「残念だよ……僕が止める余裕もなかった」
まどか「そん、な……」
QB「まさかこんなことになるなんて思わなかったよ」
QB「本当に……残念だ」
まどか「あ……あ……!!」
ほむら「う……うううううう……!!」
QB「残念だよ……僕が止める余裕もなかった」
まどか「そん、な……」
QB「まさかこんなことになるなんて思わなかったよ」
QB「本当に……残念だ」
まどか「あ……あ……!!」
ほむら「う……うううううう……!!」
163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 18:06:25.31 ID:e27fp15N0
ほむら(巴さんは、自ら命を絶ってしまった)
ほむら(キュゥべえの話だと……)
ほむら(魔法のライフルで全身を撃ち抜いて死んだらしい)
ほむら(わざと自身を苦しめるように……)
ほむら(誰かへの贖罪であるかのように……)
ほむら(キュゥべえの話だと……)
ほむら(魔法のライフルで全身を撃ち抜いて死んだらしい)
ほむら(わざと自身を苦しめるように……)
ほむら(誰かへの贖罪であるかのように……)
164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 18:19:23.50 ID:e27fp15N0
ほむら(そして数日後……)
ほむら(ワルプルギスの夜が現れた)
ほむら(巴さんも失って……精神的にも追い詰められていた状態で勝てるはずもなく)
ほむら(私たちはあっけなく負けてしまう……)
ほむら(そう予想してたけど割とあっさり倒せた)
まどか「やったねほむらちゃん! 私たち勝ったんだよ!」
ほむら「うんっ! やったねまどか!」
まどか「あ、初めて名前で呼んでくれたね?」
ほむら「あ、えと、その……えへへ」
ほむら(ワルプルギスの夜が現れた)
ほむら(巴さんも失って……精神的にも追い詰められていた状態で勝てるはずもなく)
ほむら(私たちはあっけなく負けてしまう……)
ほむら(そう予想してたけど割とあっさり倒せた)
まどか「やったねほむらちゃん! 私たち勝ったんだよ!」
ほむら「うんっ! やったねまどか!」
まどか「あ、初めて名前で呼んでくれたね?」
ほむら「あ、えと、その……えへへ」
165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 18:23:34.81 ID:e27fp15N0
まどか「それじゃあ帰ろうか! わたしもうお腹ペコペコだよ~」
ほむら「うふふ、鹿目さんったら……」
グゥ~
ほむら「あっ……」
まどか「えへへ、ほむらちゃんもハラペコさんみたいだね!」
ほむら「う、うん……」
まどか「じゃあウチで一緒にゴハン食べよっか! パパのゴハン美味しいんだよ~」
ほむら「え……お、お邪魔してもいいんですか?」
まどか「勿論だよ! だって私たち親友でしょ?」
まどか「ほら、行こう!」
ほむら「は……はい!」
ほむら「うふふ、鹿目さんったら……」
グゥ~
ほむら「あっ……」
まどか「えへへ、ほむらちゃんもハラペコさんみたいだね!」
ほむら「う、うん……」
まどか「じゃあウチで一緒にゴハン食べよっか! パパのゴハン美味しいんだよ~」
ほむら「え……お、お邪魔してもいいんですか?」
まどか「勿論だよ! だって私たち親友でしょ?」
まどか「ほら、行こう!」
ほむら「は……はい!」
166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 18:26:26.75 ID:e27fp15N0
ほむら(こうして……私たちの街は守られた)
ほむら(巴さんのことや、あんこちゃんのこと、それに美樹さんのこととか悲しいこともいろいろあったけど……)
ほむら(それらを乗り越えて私たちはようやく幸せな未来を手にすることが出来た)
ほむら(ありがとう、みんな……)
ほむら(私は鹿目さんと一緒に幸せになるね!)
ほむら(巴さんのことや、あんこちゃんのこと、それに美樹さんのこととか悲しいこともいろいろあったけど……)
ほむら(それらを乗り越えて私たちはようやく幸せな未来を手にすることが出来た)
ほむら(ありがとう、みんな……)
ほむら(私は鹿目さんと一緒に幸せになるね!)
167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 18:26:54.14 ID:e27fp15N0
おしまい。
174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:03:31.62 ID:e27fp15N0
林の中
杏子「 」
マミ「あんこちゃん! あんこちゃぁん!!」
警官「こら、勝手に入っちゃダメだ! 今は現場検証中で……」
マミ「離して下さい! あの子は……あの子は私の大切な……!!」
ほむら「巴さん……っ」グスッ
マミ「どうして死んじゃったのよ……何で、何でっ?」
マミ「私が……きちんとアナタの話を聞いてあげなかったせいなの……?」
マミ「あんこちゃんっ……!」
杏子「 」
マミ「あんこちゃん! あんこちゃぁん!!」
警官「こら、勝手に入っちゃダメだ! 今は現場検証中で……」
マミ「離して下さい! あの子は……あの子は私の大切な……!!」
ほむら「巴さん……っ」グスッ
マミ「どうして死んじゃったのよ……何で、何でっ?」
マミ「私が……きちんとアナタの話を聞いてあげなかったせいなの……?」
マミ「あんこちゃんっ……!」
181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:06:09.37 ID:e27fp15N0
マミ「うう……」
警官「ほら離れて。悲しいのは分かるけれど……」
マミ「でも……せめて、これをあの子に返してあげたいんです」
マミ「ダメですか……?」
警官「すまないが許可できないよ」
ほむら「…………」
ガチャンッ...
警官「ほら離れて。悲しいのは分かるけれど……」
マミ「でも……せめて、これをあの子に返してあげたいんです」
マミ「ダメですか……?」
警官「すまないが許可できないよ」
ほむら「…………」
ガチャンッ...
184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:08:00.72 ID:e27fp15N0
警官「 」
マミ「あっ! これって……」
ほむら「はい、私の魔法です」
ほむら「時間を止めている間に……佐倉さんに返してあげましょう」
マミ「ありがとう……暁美さん」
マミ「あっ! これって……」
ほむら「はい、私の魔法です」
ほむら「時間を止めている間に……佐倉さんに返してあげましょう」
マミ「ありがとう……暁美さん」
186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:10:54.03 ID:e27fp15N0
杏子「…………」
マミ「ごめんなさい、佐倉さん……」
マミ「アナタのこと分かってあげられなくて……本当にごめんなさい」
ほむら「巴さん……」
マミ「これ……返すわね……」
スッ...
マミ「ごめんなさい、佐倉さん……」
マミ「アナタのこと分かってあげられなくて……本当にごめんなさい」
ほむら「巴さん……」
マミ「これ……返すわね……」
スッ...
190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:15:49.80 ID:e27fp15N0
マミ「……さよなら、佐倉さん」
マミ「それじゃあ行きましょうか、暁美さ……」
杏子「…………んっ」
マミ「……え?」
ほむら「え?」
杏子「ふぁぁ、良く寝た……」
杏子「あれ……マミさんだ、起こしに来てくれたの……?」
マミ「さ、佐倉さんが……」
ほむら「生き返った!?」
マミ「それじゃあ行きましょうか、暁美さ……」
杏子「…………んっ」
マミ「……え?」
ほむら「え?」
杏子「ふぁぁ、良く寝た……」
杏子「あれ……マミさんだ、起こしに来てくれたの……?」
マミ「さ、佐倉さんが……」
ほむら「生き返った!?」
194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:19:58.64 ID:e27fp15N0
警官「なっ!? どういうことだ!」
警官「少女が息を吹き返したぞ!?」
警官「実に面白い」
ほむら(あ……びっくりして時間停止を解除しちゃった)
杏子「うお、なんだなんだこの状況は!?」
警官「というか君たちいつのまにそんなところに!」
ほむら「ご、ごめんなさい」
マミ「あ、えーと……これはその」
警官「少女が息を吹き返したぞ!?」
警官「実に面白い」
ほむら(あ……びっくりして時間停止を解除しちゃった)
杏子「うお、なんだなんだこの状況は!?」
警官「というか君たちいつのまにそんなところに!」
ほむら「ご、ごめんなさい」
マミ「あ、えーと……これはその」
197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:50:31.00 ID:e27fp15N0
数時間後・マミさんち
マミ「はぁ……たっぷり怒られちゃったわね」
ほむら「疲れました……」
杏子「アタシはまだ状況が良くわかってないんだけど」
杏子「つーかなんでアタシはあんなとこで死んでたんだよ?」
マミ「それは私も良く分からないけど……」
ほむら「その……自殺、ってわけじゃ……ないんですよね?」
杏子「当たり前だろ、何言ってんだよ」
マミ「はぁ……たっぷり怒られちゃったわね」
ほむら「疲れました……」
杏子「アタシはまだ状況が良くわかってないんだけど」
杏子「つーかなんでアタシはあんなとこで死んでたんだよ?」
マミ「それは私も良く分からないけど……」
ほむら「その……自殺、ってわけじゃ……ないんですよね?」
杏子「当たり前だろ、何言ってんだよ」
198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 19:55:37.09 ID:e27fp15N0
マミ「でも確かに佐倉さんは……あの時死んでいたわ」
マミ「けれど私がソウルジェムを渡したら息を吹き返した……」
ほむら「それも良く分からないですよね……」
杏子「どーいうことだよオイ。アタシはゾンビにでもなったって言うのか?」
マミ「…………」
QB「それは僕から説明してあげるよ」
ほむら「あ、キュゥべえ!」
マミ「けれど私がソウルジェムを渡したら息を吹き返した……」
ほむら「それも良く分からないですよね……」
杏子「どーいうことだよオイ。アタシはゾンビにでもなったって言うのか?」
マミ「…………」
QB「それは僕から説明してあげるよ」
ほむら「あ、キュゥべえ!」
201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 20:01:55.15 ID:e27fp15N0
QB「佐倉杏子が命を落としたことも、息を吹き返したことも……」
QB「原因は同じことなのさ」
ほむら「同じもの……?」
QB「マミは薄々気がついているんじゃないかな」
QB「その原因について……」
杏子「おいマミ、何か知ってるのか?」
マミ「ええ……おそらくは、だけど」
QB「さすがだねマミ」
QB「そう、佐倉杏子の死と復活、その原因は……」
マミ「佐倉さんが私のことを好き過ぎたからね!」
QB「原因は同じことなのさ」
ほむら「同じもの……?」
QB「マミは薄々気がついているんじゃないかな」
QB「その原因について……」
杏子「おいマミ、何か知ってるのか?」
マミ「ええ……おそらくは、だけど」
QB「さすがだねマミ」
QB「そう、佐倉杏子の死と復活、その原因は……」
マミ「佐倉さんが私のことを好き過ぎたからね!」
204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 20:47:00.17 ID:e27fp15N0
杏子「っちょ、何言ってんだよマミ!?」
マミ「佐倉さんは私のことが大好きで……」
マミ「だから私と離れたせいでショック死してしまったのよ!」
マミ「けれど私が戻ってきて、その身体に触れたことで蘇生したの!」
マミ「うん、間違いないわ!!」
QB「そうだったのか……!! 人間というのは実に興味深いね!」
マミ「佐倉さんは私のことが大好きで……」
マミ「だから私と離れたせいでショック死してしまったのよ!」
マミ「けれど私が戻ってきて、その身体に触れたことで蘇生したの!」
マミ「うん、間違いないわ!!」
QB「そうだったのか……!! 人間というのは実に興味深いね!」
206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 20:54:00.66 ID:e27fp15N0
杏子「ば、馬鹿なこと言ってんなよマミ!」
杏子「あ、アタシがマミのこと好きだなんてそんなことあるわけ……」
マミ「え……」
マミ「じゃあ……私のこと嫌いなの……?」
杏子「うっ……」
マミ「そうよね……私なんて、佐倉さんを信じてあげられずに傷つけた最低の女ですもの……」
マミ「佐倉さんに嫌われるのも当然のことだわ……」
杏子「う、く……くぅぅ!!」
杏子「だ、大好きに決まってるだろ馬鹿野郎!!」
杏子「あ、アタシがマミのこと好きだなんてそんなことあるわけ……」
マミ「え……」
マミ「じゃあ……私のこと嫌いなの……?」
杏子「うっ……」
マミ「そうよね……私なんて、佐倉さんを信じてあげられずに傷つけた最低の女ですもの……」
マミ「佐倉さんに嫌われるのも当然のことだわ……」
杏子「う、く……くぅぅ!!」
杏子「だ、大好きに決まってるだろ馬鹿野郎!!」
207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 21:19:55.69 ID:e27fp15N0
杏子「そうさ! アタシはマミさんのことが大好きなんだよ!」
杏子「だからマミさんの下駄箱にグリーフシードを入れて気を引こうとした!」
杏子「でも失敗しちゃったから色々やって……なのにどんどん勘違いされて嫌われて!」
杏子「アタシは……寂しかったんだよマミさん……」
杏子「一人ぼっちはもう嫌なんだよ……」
マミ「佐倉さん……」
杏子「だからマミさんの下駄箱にグリーフシードを入れて気を引こうとした!」
杏子「でも失敗しちゃったから色々やって……なのにどんどん勘違いされて嫌われて!」
杏子「アタシは……寂しかったんだよマミさん……」
杏子「一人ぼっちはもう嫌なんだよ……」
マミ「佐倉さん……」
210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 21:49:54.25 ID:e27fp15N0
杏子「ねえマミさん。アタシはずっとマミさんの傍にいたいんだ」
杏子「お願いだよ……いっしょに居させて……」
マミ「本当に私なんかのことが好きなの? 本当にずっと一緒にいたいの?」
杏子「もちろんだよ!」
マミ「で、でも……私重たいオンナだし」
マミ「それに日本の法律だと……」
ほむら「???」
杏子「そんなの関係ない! アタシは、マミさんと一緒になりたいんだ!」
マミ「さ、佐倉さん……!!」
杏子「お願いだよ……いっしょに居させて……」
マミ「本当に私なんかのことが好きなの? 本当にずっと一緒にいたいの?」
杏子「もちろんだよ!」
マミ「で、でも……私重たいオンナだし」
マミ「それに日本の法律だと……」
ほむら「???」
杏子「そんなの関係ない! アタシは、マミさんと一緒になりたいんだ!」
マミ「さ、佐倉さん……!!」
212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 21:56:56.38 ID:e27fp15N0
マミ「……うん、決めたわ! 佐倉さん、私はあなたと一緒に生きる!」
杏子「マミさん! ホントに!?」
マミ「ええ! だって佐倉さんの愛が十分すぎるくらい伝わってきたんですもの」
マミ「私、もうメロメロになっちゃったわ!」
杏子「えへへ……うれしいよマミさん!」
マミ「これからはずっと一緒よ、うふふっ!」
マミ「……そうだわ、将来的にはオランダ国籍を取得しましょう!」
マミ「オランダなら問題なく一緒になれるわ!」
杏子「よくわかんないけどマミさんが言うなら喜んでオランダ人になるよ!」
ほむら「?????」
杏子「マミさん! ホントに!?」
マミ「ええ! だって佐倉さんの愛が十分すぎるくらい伝わってきたんですもの」
マミ「私、もうメロメロになっちゃったわ!」
杏子「えへへ……うれしいよマミさん!」
マミ「これからはずっと一緒よ、うふふっ!」
マミ「……そうだわ、将来的にはオランダ国籍を取得しましょう!」
マミ「オランダなら問題なく一緒になれるわ!」
杏子「よくわかんないけどマミさんが言うなら喜んでオランダ人になるよ!」
ほむら「?????」
216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 22:03:54.97 ID:e27fp15N0
…………。
杏子(こうして……アタシとマミさんは仲直りできた)
杏子(今はマミさんちで居候中。魔女退治も順調そのものだ)
杏子(ついでにほむらやまどかとも仲良くなれたし、今じゃにぎやかな毎日を送っている)
杏子(この前なんか一緒に鍋パーティをしたし、遊園地にいったりして遊んだりもした)
杏子(あ、そういえば遊園地の帰りにはワルプルギスの夜とかいうのも倒したな)
杏子(毎日が幸せすぎて怖いくらいだな、あはは)
杏子(こうして……アタシとマミさんは仲直りできた)
杏子(今はマミさんちで居候中。魔女退治も順調そのものだ)
杏子(ついでにほむらやまどかとも仲良くなれたし、今じゃにぎやかな毎日を送っている)
杏子(この前なんか一緒に鍋パーティをしたし、遊園地にいったりして遊んだりもした)
杏子(あ、そういえば遊園地の帰りにはワルプルギスの夜とかいうのも倒したな)
杏子(毎日が幸せすぎて怖いくらいだな、あはは)
217: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 22:15:27.56 ID:e27fp15N0
マミ「ねえ杏子? 杏子は子供が欲しいって思う?」
杏子「子供? うーんどうだろうな」
杏子「ちょっと想像つかないけど……二人くらいほしいかな」
杏子「ほらアタシって二人姉妹だったし」
マミ「なるほどね……」
マミ「……じゃあやっぱり養子かしら。それとも科学技術の進歩に期待する……?」
マミ「いえ私たちは魔法少女。それくらいの条理はひっくり返すことだって……」
杏子「? 何をぶつぶつ言ってんだよマミさん?」
マミ「うふふ、なんでもないわ!」
杏子「子供? うーんどうだろうな」
杏子「ちょっと想像つかないけど……二人くらいほしいかな」
杏子「ほらアタシって二人姉妹だったし」
マミ「なるほどね……」
マミ「……じゃあやっぱり養子かしら。それとも科学技術の進歩に期待する……?」
マミ「いえ私たちは魔法少女。それくらいの条理はひっくり返すことだって……」
杏子「? 何をぶつぶつ言ってんだよマミさん?」
マミ「うふふ、なんでもないわ!」
219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/06/17(日) 22:24:05.98 ID:e27fp15N0
こうして杏子ちゃんとマミさんは幸せに暮らしましたとさ。
おしまい。
おしまい。
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