1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:14:30.92 ID:o+MeSJwW0
病院
チンッ
恒一「(おっ、ちょうど良いタイミングっ!)」
恒一「(ん?先客がいたのか――)」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「」
チンッ
恒一「(おっ、ちょうど良いタイミングっ!)」
恒一「(ん?先客がいたのか――)」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:16:52.53 ID:o+MeSJwW0
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「……」
恒一「(眼帯をしている……怪我でもしているのか……確かあれは夜見北中学の制服……それに抱いているのは人形?いや、それ以前に……)」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(なんだろう……とても煩い……)」
恒一「……」
恒一「(眼帯をしている……怪我でもしているのか……確かあれは夜見北中学の制服……それに抱いているのは人形?いや、それ以前に……)」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(なんだろう……とても煩い……)」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:19:02.55 ID:o+MeSJwW0
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「え、あっ」
恒一「(どうしよう……絡まれた……)」
鳴「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、いや、あの、その」
鳴「はっきりしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!男でしょう!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、はい……ごめんなさい……」
恒一「(あれ?なんで僕、怒られているんだろう?いや、無言でじろじろ見ていたからか……)」
鳴「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(それにしても煩いなぁ……)」
恒一「え、あっ」
恒一「(どうしよう……絡まれた……)」
鳴「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、いや、あの、その」
鳴「はっきりしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!男でしょう!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、はい……ごめんなさい……」
恒一「(あれ?なんで僕、怒られているんだろう?いや、無言でじろじろ見ていたからか……)」
鳴「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(それにしても煩いなぁ……)」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:26:10.92 ID:o+MeSJwW0
恒一「あの、君のその制服、夜見北中学の……」
鳴「そうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、そうですか、はい」
恒一「(はいって……なんだよ……僕……。なんかこの子の近くに居ると、調子狂うなぁ……)」
チンッ
恒一「あっ」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、いや、あの、僕、此処で降りるんで……」
鳴「いきなり叫ばないでよ!!!!!!!!!!!!!!!びっくりするじゃない!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ご、ごめんなさい……」
恒一「(どの口が言うんだよ……)」
鳴「そうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、そうですか、はい」
恒一「(はいって……なんだよ……僕……。なんかこの子の近くに居ると、調子狂うなぁ……)」
チンッ
恒一「あっ」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、いや、あの、僕、此処で降りるんで……」
鳴「いきなり叫ばないでよ!!!!!!!!!!!!!!!びっくりするじゃない!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ご、ごめんなさい……」
恒一「(どの口が言うんだよ……)」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:32:35.61 ID:o+MeSJwW0
恒一「それじゃぁ僕はこれで」スタコラサッサ
鳴「待ちなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!」スタスタ
恒一「(えー……付いて来た……)君は何か用事があったんじゃないの……?」
鳴「届け物があるの!!!!!!!!!!!!!!!!!でも別に急ぐ必要はないわ!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「そ、そっか……」
恒一「(僕としてはこれでお別れしたかったんだけど……)」
鳴「貴方は入院しているの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????」
恒一「あ、はい……ちょっと気胸で……」
鳴「お大事にね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、うん……ありがとう」
鳴「待ちなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!」スタスタ
恒一「(えー……付いて来た……)君は何か用事があったんじゃないの……?」
鳴「届け物があるの!!!!!!!!!!!!!!!!!でも別に急ぐ必要はないわ!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「そ、そっか……」
恒一「(僕としてはこれでお別れしたかったんだけど……)」
鳴「貴方は入院しているの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????」
恒一「あ、はい……ちょっと気胸で……」
鳴「お大事にね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、うん……ありがとう」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:33:16.29 ID:o+MeSJwW0
鳴「それじゃぁ!!!!!!!!!!!!!!呼び止めてごめんなさい!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(ひょっとして良い人?)」
恒一「……そんなことないよ。あの、君の名前、聞いても良い?」
鳴「ミサキメイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「もしかしてナンパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ち、違う!そんなつもりじゃないって!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!だからいきなり叫ばないでよ!!!!!!!!!!!!!!!」チンッ
恒一「あ、ほら、エレベーターが来たから、ね?早く行ってあげた方がいいんじゃないかな?」
鳴「それもそうね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(ミサキメイ、か……)それじゃぁ、また」フリフリ
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」フリフリ
恒一「(ひょっとして良い人?)」
恒一「……そんなことないよ。あの、君の名前、聞いても良い?」
鳴「ミサキメイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「もしかしてナンパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ち、違う!そんなつもりじゃないって!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!だからいきなり叫ばないでよ!!!!!!!!!!!!!!!」チンッ
恒一「あ、ほら、エレベーターが来たから、ね?早く行ってあげた方がいいんじゃないかな?」
鳴「それもそうね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(ミサキメイ、か……)それじゃぁ、また」フリフリ
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」フリフリ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:35:36.75 ID:o+MeSJwW0
恒一「(疲れた……なんだったんだあの子は……)」
恒一「(悪い人じゃないって言うのは分かったけど……なんかなぁ……)」
恒一「(うるさかったなぁ……)」
久保寺「今日はまず転入生を紹介しましょう」
恒一「ええとあの、榊原恒一で――」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「」
恒一「(悪い人じゃないって言うのは分かったけど……なんかなぁ……)」
恒一「(うるさかったなぁ……)」
久保寺「今日はまず転入生を紹介しましょう」
恒一「ええとあの、榊原恒一で――」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:40:10.65 ID:o+MeSJwW0
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(うわ……あの子が居る……同じクラスだったんだ……うわぁ)」
恒一「(クラスの空気が変なのは……絶対あの子の所為だよな……)」
恒一「(堅苦しさ……緊張感……皆、あの子が気になって仕方ないんだろうなぁ……)」
恒一「(僕でさえ……こんなに離れているのに……あんか煩いからなぁ……)」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(……一応、後で挨拶だけはしておこうか)」
恒一「(うわ……あの子が居る……同じクラスだったんだ……うわぁ)」
恒一「(クラスの空気が変なのは……絶対あの子の所為だよな……)」
恒一「(堅苦しさ……緊張感……皆、あの子が気になって仕方ないんだろうなぁ……)」
恒一「(僕でさえ……こんなに離れているのに……あんか煩いからなぁ……)」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(……一応、後で挨拶だけはしておこうか)」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:46:58.81 ID:o+MeSJwW0
恒一「(さてと、昼休み……ってあれ?ミサキメイ……どっか行っちゃった……)」
恒一「(なんか中庭の方が煩いけど……まさか、ね)」
勅使河原「よう、転校生」
風見「やぁ」
恒一「え?」
勅使河原「ちょっといいか?校内案内してやるよ」
恒一「へぇ……それじゃぁ二人は付き合い長いんだね勅使河原君……」チラッ
勅使河原「ん……あぁ、まぁな……腐れ縁ってやつだよ……なぁ」チラッ
風見「あ、あぁ……まぁ、そんなところ」チラッ
勅使河原「つーか、俺のことは別に呼び捨てでいいから……」チラチラ
恒一「あ……うん……」チラチラ
風見「……」チラチラ
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「やっぱり居たよ……」
恒一「(なんか中庭の方が煩いけど……まさか、ね)」
勅使河原「よう、転校生」
風見「やぁ」
恒一「え?」
勅使河原「ちょっといいか?校内案内してやるよ」
恒一「へぇ……それじゃぁ二人は付き合い長いんだね勅使河原君……」チラッ
勅使河原「ん……あぁ、まぁな……腐れ縁ってやつだよ……なぁ」チラッ
風見「あ、あぁ……まぁ、そんなところ」チラッ
勅使河原「つーか、俺のことは別に呼び捨てでいいから……」チラチラ
恒一「あ……うん……」チラチラ
風見「……」チラチラ
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「やっぱり居たよ……」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:53:44.03 ID:o+MeSJwW0
恒一「二人も、彼女が気になっているんだね」
風見「えっ!?……だ、だれのことかなー……ハハッ」
榊原「?誰って、あそこにいるミサキメ――」
榊原「あれ?いない……」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
榊原「うわっ!?びっくりした……いつのまに此処に……」
鳴「ちょっと!!!!!!!!!叫ばないでよびっくりするじゃない!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、そうでしたね、はい、すみませ」ガシッ
勅使河原「榊原!いない者の相手はよせ!!!!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「ちょっ!!!!!!!!!!!」
風見「えっ!?……だ、だれのことかなー……ハハッ」
榊原「?誰って、あそこにいるミサキメ――」
榊原「あれ?いない……」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
榊原「うわっ!?びっくりした……いつのまに此処に……」
鳴「ちょっと!!!!!!!!!叫ばないでよびっくりするじゃない!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、そうでしたね、はい、すみませ」ガシッ
勅使河原「榊原!いない者の相手はよせ!!!!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「ちょっ!!!!!!!!!!!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:54:20.20 ID:o+MeSJwW0
鳴「なんなのよ!!!!!!!!!!!!いきなり叫ばないでよ!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「あんたこそ叫ぶんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風・鳴・刺「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「あれ、実は仲良し……?」
勅使河原「あんたこそ叫ぶんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風・鳴・刺「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「あれ、実は仲良し……?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 22:56:30.39 ID:o+MeSJwW0
勅使河原「くそっ……逃げるぞ、榊原、風見!」ダッ
風見「仕切らないでよ!!!!!!!!!!!!!」ダッ
榊原「えっ?うわっ!?ちょっと、引っ張らないでよ!!」
勅使河原「黙りなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「良いから付いて来なさい!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「えー……」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「仕切らないでよ!!!!!!!!!!!!!」ダッ
榊原「えっ?うわっ!?ちょっと、引っ張らないでよ!!」
勅使河原「黙りなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「良いから付いて来なさい!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「えー……」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:00:33.90 ID:o+MeSJwW0
恒一「はぁ……はぁ……ちょっと、どうしたのさ二人とも……」
風見「大丈夫かい、榊原君……そういえば君は肺が……ごめん、走らせたりして」
恒一「あ、戻ったんだ……なんかもう、それなら別に良いや……」
勅使河原「……なぁ、榊原」
恒一「なに、勅使河原?」
勅使河原「……お前、霊とか祟りって、信じる方?」ザワッ
恒一「……」
恒一「えっ?」
風見「え?」
勅使河原「……え?」
風見「大丈夫かい、榊原君……そういえば君は肺が……ごめん、走らせたりして」
恒一「あ、戻ったんだ……なんかもう、それなら別に良いや……」
勅使河原「……なぁ、榊原」
恒一「なに、勅使河原?」
勅使河原「……お前、霊とか祟りって、信じる方?」ザワッ
恒一「……」
恒一「えっ?」
風見「え?」
勅使河原「……え?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:10:35.21 ID:o+MeSJwW0
勅使河原「なんだよ豆が鳩鉄砲でも食らったような顔して……」
風見「鳩が豆鉄砲な」
恒一「いや……この流れでちょっとシリアス醸されたから……少し驚いた」
勅使河原「な、流ってなんだよ!!」
風見「何よ!!!!!!!!!!!!!」
恒一「それそれ」
勅使河原「それはもう良い!」バンッ
風見「鳩が豆鉄砲な」
恒一「いや……この流れでちょっとシリアス醸されたから……少し驚いた」
勅使河原「な、流ってなんだよ!!」
風見「何よ!!!!!!!!!!!!!」
恒一「それそれ」
勅使河原「それはもう良い!」バンッ
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:11:12.70 ID:o+MeSJwW0
風見「――っつぅ……はっ!?僕は一体何を……詳らかに言えば昼休みに勅使河原と共に榊原君を校内案内の為
教室を出て中庭にやってきたときから今までの記憶が完全に無い……。ともかくだ榊原君。心霊現象、超能力、UMAとかは信じる方?」
勅使河原「おっ、風見ナイス!」
榊原「(なんだこのコント……)ええと、まぁ、どうしても否定出来ない証拠が出てきたら、流石に信じるよ」
勅使河原「証拠ねぇ……」
風見「……」
榊原「……あっ、ところで勅使河原。さっき彼女の事を『いないもの』って……あれ、何?」
勅使河原「!!!!!!!!!!!」
風見「……」バンッ
教室を出て中庭にやってきたときから今までの記憶が完全に無い……。ともかくだ榊原君。心霊現象、超能力、UMAとかは信じる方?」
勅使河原「おっ、風見ナイス!」
榊原「(なんだこのコント……)ええと、まぁ、どうしても否定出来ない証拠が出てきたら、流石に信じるよ」
勅使河原「証拠ねぇ……」
風見「……」
榊原「……あっ、ところで勅使河原。さっき彼女の事を『いないもの』って……あれ、何?」
勅使河原「!!!!!!!!!!!」
風見「……」バンッ
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:13:32.75 ID:o+MeSJwW0
勅使河原「――はっ、俺は一体何を!?榊原を風見と一緒に昼休みに校内案内に連れ出して中庭に来てからの記憶がない!
榊原、ともかくだ。『いないもの』の相手はよせ」ガシッ
榊原「だからその『いないもの』ってなんなんだよ……」
勅使河原「……」
風見「この馬鹿が……」
キンコンカーンコーン
榊原「あ、チャイムが」
勅使河原「やっべぇ!教室もどらねーと……榊原、とにかくだ。大丈夫か?しっかりしろよ」
風見「お前こそ、頭は大丈夫か?」
榊原「(この中学の人たちは大丈夫なのだろうか……)」
榊原、ともかくだ。『いないもの』の相手はよせ」ガシッ
榊原「だからその『いないもの』ってなんなんだよ……」
勅使河原「……」
風見「この馬鹿が……」
キンコンカーンコーン
榊原「あ、チャイムが」
勅使河原「やっべぇ!教室もどらねーと……榊原、とにかくだ。大丈夫か?しっかりしろよ」
風見「お前こそ、頭は大丈夫か?」
榊原「(この中学の人たちは大丈夫なのだろうか……)」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:23:44.32 ID:o+MeSJwW0
榊原「(自然と煩いミサキメイに……発作的に煩くなる勅使河原と風見君……)」
榊原「(そのうち、僕もあの三人のようになってしまうのか……)」
桜木「榊原君」
榊原「え?あ、桜木さん……君も体育は見学?」
桜木「はい。ちょっと先日、転んでしまって」
榊原「そうなんだ……」
桜木「裏門の坂道じゃなくてよかったです」
榊原「?何それ?」
榊原「(そのうち、僕もあの三人のようになってしまうのか……)」
桜木「榊原君」
榊原「え?あ、桜木さん……君も体育は見学?」
桜木「はい。ちょっと先日、転んでしまって」
榊原「そうなんだ……」
桜木「裏門の坂道じゃなくてよかったです」
榊原「?何それ?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:24:02.29 ID:o+MeSJwW0
桜木「そういうジンクスがあるんですよ」
榊原「へぇ……」
桜木「田舎っぽいって、思いました?」
榊原「え?あぁいや、向こうの方でも、学校の七不思議とかあるから、そんなことは……」
桜木「へぇ、そうなんですか。向こうの人たちでもそういうの、やっぱり信じるんだぁ」
榊原「そういうのはもう、何処とか関係ないんだろうね」
桜木「……そっかぁ……あの、ところで榊原君」
榊原「何?」
桜木「昼休み、風見君と勅使河原君に校内案内受けましたよね」
榊原「あ、うん……」
桜木「二人から、話は聞きました?」
榊原「へぇ……」
桜木「田舎っぽいって、思いました?」
榊原「え?あぁいや、向こうの方でも、学校の七不思議とかあるから、そんなことは……」
桜木「へぇ、そうなんですか。向こうの人たちでもそういうの、やっぱり信じるんだぁ」
榊原「そういうのはもう、何処とか関係ないんだろうね」
桜木「……そっかぁ……あの、ところで榊原君」
榊原「何?」
桜木「昼休み、風見君と勅使河原君に校内案内受けましたよね」
榊原「あ、うん……」
桜木「二人から、話は聞きました?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:31:46.21 ID:o+MeSJwW0
榊原「話って……二人が幼馴染だとか……あぁあと、超常現象を信じるかとか……」
桜木「……」ビクッ
榊原「あと……勅使河原がやけに『いないもの』の相手をするな!って言っていたかな……
ねぇ、桜木さん、『いないもの』って一体……?」
桜木「……」ブルブル
榊原「?」
桜木「……『いないもの』の相手はしないでください」
榊原「え?」
桜木「絶対にしないでください……お願いします!私からそれしか言えません!決してイジメとかそういうんじゃないんです!
とにかく、相手をしては駄目なんです!一つ空けないと、大変なことになっちゃうから!」
桜木「……」ビクッ
榊原「あと……勅使河原がやけに『いないもの』の相手をするな!って言っていたかな……
ねぇ、桜木さん、『いないもの』って一体……?」
桜木「……」ブルブル
榊原「?」
桜木「……『いないもの』の相手はしないでください」
榊原「え?」
桜木「絶対にしないでください……お願いします!私からそれしか言えません!決してイジメとかそういうんじゃないんです!
とにかく、相手をしては駄目なんです!一つ空けないと、大変なことになっちゃうから!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:32:14.82 ID:o+MeSJwW0
榊原「あ、うん……解かった……」
桜木「ありがとうございます。……」チラッ
榊原「……」チラッ
桜木「……」チラッ
屋上
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ねぇ、出来ているの、それ?」
桜木「な、なんのことでしょうか……さっぱりわかりません」
恒一「……まぁ、良いけど」
恒一「(あの子を『いないもの』って絶対に無理だと思うんだけどなぁ)」
桜木「ありがとうございます。……」チラッ
榊原「……」チラッ
桜木「……」チラッ
屋上
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ねぇ、出来ているの、それ?」
桜木「な、なんのことでしょうか……さっぱりわかりません」
恒一「……まぁ、良いけど」
恒一「(あの子を『いないもの』って絶対に無理だと思うんだけどなぁ)」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:45:57.87 ID:o+MeSJwW0
三神「望月君……そういうのは美術部の活動だけにしなさい」
望月「ご、ごめんなさいっ!」
恒一「(レモンがひしゃげている……やっぱりこのクラスには変な奴しかいないのか……)」
望月「この前三神先生がね、僕の絵ほめてくれたのー」
恒一「(こいつ……可愛い顔して年上狙いか……)」
勅使河原「おっ、なんの話してるんだよ!俺も混ぜろ!」
勅使河原「不安ってそりゃもう!呪われた三年三組になっちまったからなぁ……」
望月「勅使河原君!」
恒一「(君なら大丈夫だろ……勅使河原……)」
勅使河原「サカキ……これは昨日から話そうと思っていたんだが……」
望月「ちょっと、それはもう!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「ご、ごめんなさいっ!」
恒一「(レモンがひしゃげている……やっぱりこのクラスには変な奴しかいないのか……)」
望月「この前三神先生がね、僕の絵ほめてくれたのー」
恒一「(こいつ……可愛い顔して年上狙いか……)」
勅使河原「おっ、なんの話してるんだよ!俺も混ぜろ!」
勅使河原「不安ってそりゃもう!呪われた三年三組になっちまったからなぁ……」
望月「勅使河原君!」
恒一「(君なら大丈夫だろ……勅使河原……)」
勅使河原「サカキ……これは昨日から話そうと思っていたんだが……」
望月「ちょっと、それはもう!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:57:51.73 ID:o+MeSJwW0
恒一「――このプレッシャーは……!」
勅使河原「図書室から……」チラッ
望月「……」チラッ
恒一「ねぇ、本当にこれって意味があるの……?」チラッ
勅使河原「俺に聞くな……」
望月「僕は正直……もう無理だと思ってる」
恒一「だよねぇ」
勅使河原「……だよなぁ……」
ガラッ
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「図書室から……」チラッ
望月「……」チラッ
恒一「ねぇ、本当にこれって意味があるの……?」チラッ
勅使河原「俺に聞くな……」
望月「僕は正直……もう無理だと思ってる」
恒一「だよねぇ」
勅使河原「……だよなぁ……」
ガラッ
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:58:23.04 ID:o+MeSJwW0
勅使河原「ちょっと!!!!!!!!!!いきなり出てこないでよ!!!!!!!!!!!!
びっくりするじゃない!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「あんたたちがこっち見てるからでしょ!!!!!!!!!!!!!!!変 !!!!!!!!!!!」
勅使河原「なんですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「どきなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「絵を見せなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「勝手に見るんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「あら巧いじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!腕は衰えてないわね!!!!!!!!!!!!」
鳴「あんまり褒めないで!!!!!!!!!!!恥ずかしいじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!///」
勅使河原「あたしにも見せなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びっくりするじゃない!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「あんたたちがこっち見てるからでしょ!!!!!!!!!!!!!!!変 !!!!!!!!!!!」
勅使河原「なんですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「どきなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「絵を見せなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「勝手に見るんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「あら巧いじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!腕は衰えてないわね!!!!!!!!!!!!」
鳴「あんまり褒めないで!!!!!!!!!!!恥ずかしいじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!///」
勅使河原「あたしにも見せなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:58:48.26 ID:o+MeSJwW0
恒一「本当に巧いなぁ」
鳴「その子には後で翼を生やす予定よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「良いセンスね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
千曳「君たち、もう授業始まっているよ」
恒一「あ、はい……ええと」
千曳「私は千曳、この図書室を管理している」
恒一「先日転校してきました。三年三組、榊原恒一です」
千曳「……そうか。三組に……大変だろう」
恒一「はい」
鳴「その子には後で翼を生やす予定よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「良いセンスね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
千曳「君たち、もう授業始まっているよ」
恒一「あ、はい……ええと」
千曳「私は千曳、この図書室を管理している」
恒一「先日転校してきました。三年三組、榊原恒一です」
千曳「……そうか。三組に……大変だろう」
恒一「はい」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/23(月) 23:59:05.06 ID:o+MeSJwW0
千曳「困ったことがあったら、なんでも相談してくれ。私は大抵此処にいるから」
恒一「はい……お気遣いありがとうございます」
鳴「良い話じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「気の利かないあんたたちとは大違いね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅・望・鳴「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「はいはい、教室戻るよー」
千曳「(榊原恒一君……見た目にそぐわずたくましい子だ……)」
恒一「はい……お気遣いありがとうございます」
鳴「良い話じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「気の利かないあんたたちとは大違いね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅・望・鳴「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「はいはい、教室戻るよー」
千曳「(榊原恒一君……見た目にそぐわずたくましい子だ……)」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:13:03.12 ID:bd+XK1zA0
自宅
レーちゃん「レーチャン、ドーシテ、ドーシテ」
恒一「(こいつは絶対に見崎達に逢わせられないなぁ)」
病院
恒一「エレベーター、壊れたんですね」
水野「うん。なんでもワイヤーの老朽が激しかったみたいでさ。安全装置も古くなってたみたいでねぇ。
でもま、人が居なくてよかったよ」
恒一「実は水野さんが壊したんじゃないんですか?」
水野「おっ、言うなホラー少年!」
鳴「どきなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
水野姉「!!」
恒一「あれ、見崎さん?」
レーちゃん「レーチャン、ドーシテ、ドーシテ」
恒一「(こいつは絶対に見崎達に逢わせられないなぁ)」
病院
恒一「エレベーター、壊れたんですね」
水野「うん。なんでもワイヤーの老朽が激しかったみたいでさ。安全装置も古くなってたみたいでねぇ。
でもま、人が居なくてよかったよ」
恒一「実は水野さんが壊したんじゃないんですか?」
水野「おっ、言うなホラー少年!」
鳴「どきなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
水野姉「!!」
恒一「あれ、見崎さん?」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:13:43.81 ID:bd+XK1zA0
鳴「榊原君!!!!!!!!!!!!見崎で良いわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「見崎も病院に用事?」
鳴「ええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!貴方も!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「うん。最後、だと良いけど、診察でね。もうだいぶ良くなったってお墨付きもらってきたところ」
鳴「そう!!!!!!!!!!!!!!!!良かったわね!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ありがとう。見崎はこの間の人へのお見舞い?」
鳴「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!まだ様子見の入院をしているの!!!!!!!!!!!!
でももうすぐ退院だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「早く退院すると良いね、その人」
鳴「ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「それじゃぁ、僕はこれで」フリフリ
鳴「またね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」フリフリ
水野姉「……なんていうか、院内では、お静かに」
恒一「貴女が言えることじゃねーよ」
恒一「見崎も病院に用事?」
鳴「ええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!貴方も!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「うん。最後、だと良いけど、診察でね。もうだいぶ良くなったってお墨付きもらってきたところ」
鳴「そう!!!!!!!!!!!!!!!!良かったわね!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「ありがとう。見崎はこの間の人へのお見舞い?」
鳴「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!まだ様子見の入院をしているの!!!!!!!!!!!!
でももうすぐ退院だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「早く退院すると良いね、その人」
鳴「ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「それじゃぁ、僕はこれで」フリフリ
鳴「またね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」フリフリ
水野姉「……なんていうか、院内では、お静かに」
恒一「貴女が言えることじゃねーよ」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:18:44.99 ID:bd+XK1zA0
街路
恒一「(帰る前にちょっとだけぶらぶらして行こうかな)」
恒一「(……ん?あれは……)」
『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』
恒一「(長いなぁ……なんのお店だろ?)」スタスタ
恒一「人形……」
恒一「……」
恒一「(え、それだけ?)」
恒一「(……それだけで良いのか、僕……)」
恒一「(精巧で、それがなんだか恐ろしさを醸していると解かるのに……びっくりできない)」
恒一「……早くも、僕もこの街に染まりつつある、ってことかなぁ……はぁ」
見崎「榊原君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、見崎」
恒一「(帰る前にちょっとだけぶらぶらして行こうかな)」
恒一「(……ん?あれは……)」
『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』
恒一「(長いなぁ……なんのお店だろ?)」スタスタ
恒一「人形……」
恒一「……」
恒一「(え、それだけ?)」
恒一「(……それだけで良いのか、僕……)」
恒一「(精巧で、それがなんだか恐ろしさを醸していると解かるのに……びっくりできない)」
恒一「……早くも、僕もこの街に染まりつつある、ってことかなぁ……はぁ」
見崎「榊原君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、見崎」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:22:59.94 ID:bd+XK1zA0
見崎「人の家の前で何しているの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「え、此処見崎の家なんだ」
見崎「そうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「人形屋さん?」
見崎「ええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「へぇ……」
見崎「気になる!!!!!!!!!!!!!!!????????」
恒一「ん、まぁ少し」
見崎「入ったらどう!!!!!!!!!!!!!!!??????????」
恒一「良いの?」
見崎「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!展示用の人形とかあるから!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「それじゃぁ、少しお邪魔させてもらおうかな」
見崎「ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「え、此処見崎の家なんだ」
見崎「そうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「人形屋さん?」
見崎「ええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「へぇ……」
見崎「気になる!!!!!!!!!!!!!!!????????」
恒一「ん、まぁ少し」
見崎「入ったらどう!!!!!!!!!!!!!!!??????????」
恒一「良いの?」
見崎「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!展示用の人形とかあるから!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「それじゃぁ、少しお邪魔させてもらおうかな」
見崎「ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:31:06.63 ID:bd+XK1zA0
大伯母「おやおや、中学生のお客さんとは珍しい……それも鳴ちゃんのボーイフレンドとはねぇ……」
大叔母「御代はいいよ、ゆっくりしていきな」
恒一「ありがとうございます」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」グイッ
恒一「へぇ、色々な人形があるんだねぇ」
鳴「怖い!!!!!!!!!!!!!!!?????????」
恒一「うん、でもまぁ、なんだろう……なんかそういうのはもう、慣れた」
恒一「それよりも、この人形を作った人がどれだけ器用な人なのかとかを考えてしまうよ。
僕にはとても真似は出来ないとかね」
鳴「そう!!!!!!!!!!!!!!!」
『こちらにもどうぞ→』
恒一「あ、あっちにもあるんだ、行っても良い?」
鳴「好きにしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大叔母「御代はいいよ、ゆっくりしていきな」
恒一「ありがとうございます」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」グイッ
恒一「へぇ、色々な人形があるんだねぇ」
鳴「怖い!!!!!!!!!!!!!!!?????????」
恒一「うん、でもまぁ、なんだろう……なんかそういうのはもう、慣れた」
恒一「それよりも、この人形を作った人がどれだけ器用な人なのかとかを考えてしまうよ。
僕にはとても真似は出来ないとかね」
鳴「そう!!!!!!!!!!!!!!!」
『こちらにもどうぞ→』
恒一「あ、あっちにもあるんだ、行っても良い?」
鳴「好きにしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:35:22.23 ID:bd+XK1zA0
恒一「あれ、あの棺に納まっている人形――」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(見崎にとてもそっくりだ……)」
鳴「似てるって――思った!!!!!!!!!!!!!!!!!?????」
恒一「あ、うん」
鳴「でもこれは私の半分だけ!!!!!!!!!!!!!!!!それ以下かも!!!!!!!!!!!」
恒一「どういう意味……?」
鳴「昔話をするわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(見崎にとてもそっくりだ……)」
鳴「似てるって――思った!!!!!!!!!!!!!!!!!?????」
恒一「あ、うん」
鳴「でもこれは私の半分だけ!!!!!!!!!!!!!!!!それ以下かも!!!!!!!!!!!」
恒一「どういう意味……?」
鳴「昔話をするわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:39:46.02 ID:bd+XK1zA0
鳴宅・客間
恒一「そうか、君の従妹――いや、双子の妹が、あの病院に入院しているんだね」
鳴「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「でも、なんだか家庭の入り組んだ情報を、僕なんかが聞いても良かったの?」
鳴「榊原君になら構わないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「えっ?」
恒一「(見崎……それはどういう……?)」
見崎「他に何か訊きたいことは――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャッ
霧果「鳴、居るの?」
鳴「お母さん」
恒一「え?」
恒一「そうか、君の従妹――いや、双子の妹が、あの病院に入院しているんだね」
鳴「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「でも、なんだか家庭の入り組んだ情報を、僕なんかが聞いても良かったの?」
鳴「榊原君になら構わないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「えっ?」
恒一「(見崎……それはどういう……?)」
見崎「他に何か訊きたいことは――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャッ
霧果「鳴、居るの?」
鳴「お母さん」
恒一「え?」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:44:57.24 ID:bd+XK1zA0
鳴「友達の榊原恒一君です」
恒一「??」
霧果「あぁ、いらっしゃい。珍しいわね、鳴が友達を家に連れてくるなんて。
この子学校の話とかしてくれないから。クラスの友達?美術部の仲間?」
恒一「(一体、何が起きているんだ……!?一度に情報が撒き散らかされて乱雑になっている……!
完全にうぬぼれていた……!僕はまだ未熟だったのか……!)あ、ええと」
鳴「榊原君、そろそろ帰らないと……」
鳴「――それじゃぁ私、ちょっと送っていきます。彼転校生で、まだ、道に不慣れだから」
霧果「そう、気を付けてね。榊原君、いつでもまたいらっしゃい」
恒一「は、はいっ」
恒一「??」
霧果「あぁ、いらっしゃい。珍しいわね、鳴が友達を家に連れてくるなんて。
この子学校の話とかしてくれないから。クラスの友達?美術部の仲間?」
恒一「(一体、何が起きているんだ……!?一度に情報が撒き散らかされて乱雑になっている……!
完全にうぬぼれていた……!僕はまだ未熟だったのか……!)あ、ええと」
鳴「榊原君、そろそろ帰らないと……」
鳴「――それじゃぁ私、ちょっと送っていきます。彼転校生で、まだ、道に不慣れだから」
霧果「そう、気を付けてね。榊原君、いつでもまたいらっしゃい」
恒一「は、はいっ」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:50:35.22 ID:bd+XK1zA0
恒一「どういうことなの?」
鳴「何が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(戻ってる……)君、本当は普通に」
鳴「見せてあげようか!!!!!!!!!!!!!!この眼帯の下!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「いや、それよりも――」
鳴「私の左目は<人形の目>なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(無理やりねじこまれている……つまり彼女は追及を望まない、か)」
恒一「へぇ」
鳴「時々見えなくていいもの見えるから!!!!!!!!!!!!!!眼帯している!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「大変なんだねぇ」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ありがと……」
恒一「うん――え?」
鳴「なんでもないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!さぁ話の続きよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、はい」
鳴「何が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(戻ってる……)君、本当は普通に」
鳴「見せてあげようか!!!!!!!!!!!!!!この眼帯の下!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「いや、それよりも――」
鳴「私の左目は<人形の目>なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「(無理やりねじこまれている……つまり彼女は追及を望まない、か)」
恒一「へぇ」
鳴「時々見えなくていいもの見えるから!!!!!!!!!!!!!!眼帯している!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「大変なんだねぇ」
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ありがと……」
恒一「うん――え?」
鳴「なんでもないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!さぁ話の続きよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、はい」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 00:54:37.21 ID:bd+XK1zA0
恒一「三年三組の呪いの話、見崎から教えてもらいました」
千曳「そうか……」
恒一「大変ですねぇ」
千曳「あぁ……あぁ!?」
恒一「!?ど、どうしたんですか?いきなり……」
千曳「……いや……君は、やはり意外にも豪胆な人間なんだなぁ、と」
恒一「そうですかね?だとしたら、それは見崎のおかげかもしれません」
千曳「あぁ……うん、なんとなく解かった」
恒一「ははは」
千曳「はは」
千曳「そうか……」
恒一「大変ですねぇ」
千曳「あぁ……あぁ!?」
恒一「!?ど、どうしたんですか?いきなり……」
千曳「……いや……君は、やはり意外にも豪胆な人間なんだなぁ、と」
恒一「そうですかね?だとしたら、それは見崎のおかげかもしれません」
千曳「あぁ……うん、なんとなく解かった」
恒一「ははは」
千曳「はは」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:08:07.01 ID:bd+XK1zA0
恒一「それで、今年は無い年、なんでしょうか?」
千曳「だろうと、私は推測しているよ。だが……警戒は怠らない方が良いだろう。
この現象というのも、どれほどの脅威を秘めているのか、正直私も解からない……。
今起こっていない、気付いていないというかけで、もしかしたらもう、始まっているのかもしれない……」
恒一「……でも、クラスメイトやその三親等内で、人が死んだというのは聞いてませんね。それに何よりあの見崎が、
『いないもの』の存在を全うしているとは思えない」
千曳「あぁ……先日の図書室でのやり取りを見せられたら、とても……無い年、としか思えないなぁ……」
恒一「ですよねぇ」
千曳「……だが、まだ五月だ……何が起こるか解からない」
恒一「……それじゃぁ」
千曳「いつもどおりに落ち着くしかないよなぁ……」
恒・千「「はぁ」」
千曳「だろうと、私は推測しているよ。だが……警戒は怠らない方が良いだろう。
この現象というのも、どれほどの脅威を秘めているのか、正直私も解からない……。
今起こっていない、気付いていないというかけで、もしかしたらもう、始まっているのかもしれない……」
恒一「……でも、クラスメイトやその三親等内で、人が死んだというのは聞いてませんね。それに何よりあの見崎が、
『いないもの』の存在を全うしているとは思えない」
千曳「あぁ……先日の図書室でのやり取りを見せられたら、とても……無い年、としか思えないなぁ……」
恒一「ですよねぇ」
千曳「……だが、まだ五月だ……何が起こるか解からない」
恒一「……それじゃぁ」
千曳「いつもどおりに落ち着くしかないよなぁ……」
恒・千「「はぁ」」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:13:52.43 ID:bd+XK1zA0
勅使河原「……サカキ」
榊原「おはよう、勅使河原、望月」
望月「おはよう、榊原君……」
榊原「……望月?元気ないね」
望月「ちょっとね……」
勅使河原「……大丈夫だって望月!お前ならな!」
望月「ははっ……勅使河原君ってさ、なんだか長生きしそうだよね」ニヤァ
勅使河原「あ、いや、俺はそっちの気はないぞ!?」
望月「良い男じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
榊原「おはよう、勅使河原、望月」
望月「おはよう、榊原君……」
榊原「……望月?元気ないね」
望月「ちょっとね……」
勅使河原「……大丈夫だって望月!お前ならな!」
望月「ははっ……勅使河原君ってさ、なんだか長生きしそうだよね」ニヤァ
勅使河原「あ、いや、俺はそっちの気はないぞ!?」
望月「良い男じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:14:09.42 ID:bd+XK1zA0
勅使河原「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「いきなりなんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「先日の会議で決まったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!あたしら皆纏めていないものよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「なんですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「じゃぁゲーセン行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
見崎「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「おはよう。どうしたの、見崎?」
見崎「私も行くわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「付いて来られるかしら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
見崎「やってやるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「いきなりなんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「先日の会議で決まったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!あたしら皆纏めていないものよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「なんですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「じゃぁゲーセン行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
見崎「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「おはよう。どうしたの、見崎?」
見崎「私も行くわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「付いて来られるかしら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
見崎「やってやるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:19:53.35 ID:bd+XK1zA0
望月「勢いで出て来ちゃった……」
風見「授業は定期テストだけ出れば問題はない。榊原君、君が頼りだ」
恒一「僕だって、そんなに頭が良いわけじゃないよ。風見君なら教科書だけで十分さ」
風見「何言っている。都会の教育様様だよ。君はもしかしたら夜見北の教師陣よりも
高い学力を有しているんじゃないかな?」
恒一「さすがにそこまでは……」
望月「困った時は頼むね、榊原君」
恒一「望月まで……」
恒一「にしても……」
勅使河原「あんたち早く来なさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「置いていくわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あの二人、案外仲良いよなぁ」
風見「授業は定期テストだけ出れば問題はない。榊原君、君が頼りだ」
恒一「僕だって、そんなに頭が良いわけじゃないよ。風見君なら教科書だけで十分さ」
風見「何言っている。都会の教育様様だよ。君はもしかしたら夜見北の教師陣よりも
高い学力を有しているんじゃないかな?」
恒一「さすがにそこまでは……」
望月「困った時は頼むね、榊原君」
恒一「望月まで……」
恒一「にしても……」
勅使河原「あんたち早く来なさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「置いていくわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あの二人、案外仲良いよなぁ」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:21:14.27 ID:bd+XK1zA0
本当だ二親等だった
従妹がギリギリセーフで勝手に三親等にしていた
三親等は結婚か
まぁ俺は妹と結婚するけどね
妹なんていないのに
従妹がギリギリセーフで勝手に三親等にしていた
三親等は結婚か
まぁ俺は妹と結婚するけどね
妹なんていないのに
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:30:46.82 ID:bd+XK1zA0
風見「見崎さんが勅使河原と……か」
望月「ないない」
恒一「風見君。勅使河原は望月のだよ」
望月「なんでそうなるのさ!僕にはちゃんと好きな人がいるんだからね!」
風見「そうだったのか……勅使河原と望月が……」
望月「ちょっと風見君!悪ノリしないでよ!」
風見「ははは――ってあれは……」
恒一「?どうしたの、風見君?」
風見「――ごめん、僕は失礼するよ」ダッ
恒一「……?」
望月「あれは……風見君のお母さんかな?知らないけれど」
恒一「自転車であの荷物……危ないなぁ。僕も行こうかな」ダッ
望月「あ、じゃぁ僕も!」
望月「ないない」
恒一「風見君。勅使河原は望月のだよ」
望月「なんでそうなるのさ!僕にはちゃんと好きな人がいるんだからね!」
風見「そうだったのか……勅使河原と望月が……」
望月「ちょっと風見君!悪ノリしないでよ!」
風見「ははは――ってあれは……」
恒一「?どうしたの、風見君?」
風見「――ごめん、僕は失礼するよ」ダッ
恒一「……?」
望月「あれは……風見君のお母さんかな?知らないけれど」
恒一「自転車であの荷物……危ないなぁ。僕も行こうかな」ダッ
望月「あ、じゃぁ僕も!」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:43:06.25 ID:bd+XK1zA0
風見「別に君たちまで来なくて良かったのに……」
恒一「まさか桜木さんのお母さんだったとは」
望月「よく知っていたねぇ、風見君」
風見「委員会で遅くなったとき、送ったことが会って、その時に顔を見知った、それだけだ」
恒一「その眼鏡は伊達じゃなかった、というわけか」
望月「将を射んとすればまず馬を射よ……それがあの勅使河原君の傍に居た男の手腕ってことだね」
風見「人をあの馬鹿大将の参謀みたいに言うなよ……はぁ」
恒一「しかし、風見君が桜木さんかぁ」
風見「違うっ!僕が彼女に抱いている感情は別にそんなんじゃ……!」
望月「案外お似合いかもね」
風見「えっ!?」
恒一「そうだよね。お互いクラス委員長だし、どっちも真面目だし」
望月「うんうん」
風見「そうかな……い、いや、だから僕は別にそんなんじゃなくてだな……」
恒一「全部が終わったら、告白すれば?」
恒一「まさか桜木さんのお母さんだったとは」
望月「よく知っていたねぇ、風見君」
風見「委員会で遅くなったとき、送ったことが会って、その時に顔を見知った、それだけだ」
恒一「その眼鏡は伊達じゃなかった、というわけか」
望月「将を射んとすればまず馬を射よ……それがあの勅使河原君の傍に居た男の手腕ってことだね」
風見「人をあの馬鹿大将の参謀みたいに言うなよ……はぁ」
恒一「しかし、風見君が桜木さんかぁ」
風見「違うっ!僕が彼女に抱いている感情は別にそんなんじゃ……!」
望月「案外お似合いかもね」
風見「えっ!?」
恒一「そうだよね。お互いクラス委員長だし、どっちも真面目だし」
望月「うんうん」
風見「そうかな……い、いや、だから僕は別にそんなんじゃなくてだな……」
恒一「全部が終わったら、告白すれば?」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 01:44:22.31 ID:bd+XK1zA0
風見「こ、告白って……!榊原君、随分と軽く言うな……!」
恒一「いや、そんなつもりはないよ。ひやかしとかじゃなくて、本当に心から君を応援しているんだ」
望月「僕もだよ、風見君。友達の恋路を笑い物にしようだなんて思ってないさ。寧ろ同志とさえ思っているよ、僕はね」
恒一「お前はあきらめろ」
望月「えぇ!?」
風見「望月と同類は流石にないな」
望月「ちょっと二人とも!!それはいくらなんでもひどい!僕だっていつか彼女と……」
恒一「ハハハ」
風見「アハハハ」
望月「何笑ってるのさ――ってあ、あれ……」
恒一「やけに騒がしいな……」
風見「あの様子……事故でもあったんじゃないか?」
望月「怖いなぁ――でも、もしかして……」
風見「あぁ……一応、調べた方が良さそうだ」
恒一「いや、そんなつもりはないよ。ひやかしとかじゃなくて、本当に心から君を応援しているんだ」
望月「僕もだよ、風見君。友達の恋路を笑い物にしようだなんて思ってないさ。寧ろ同志とさえ思っているよ、僕はね」
恒一「お前はあきらめろ」
望月「えぇ!?」
風見「望月と同類は流石にないな」
望月「ちょっと二人とも!!それはいくらなんでもひどい!僕だっていつか彼女と……」
恒一「ハハハ」
風見「アハハハ」
望月「何笑ってるのさ――ってあ、あれ……」
恒一「やけに騒がしいな……」
風見「あの様子……事故でもあったんじゃないか?」
望月「怖いなぁ――でも、もしかして……」
風見「あぁ……一応、調べた方が良さそうだ」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:05:10.26 ID:bd+XK1zA0
『本日午前十時頃、無職の男性が車を運転中電柱に突撃する事件が起こりました。男性は意識不明の重体――』
恒一「(彼がクラスの誰かの親族である可能性は、名字からはない。
だが不気味だな……『いないもの』増えた即日に人が死ぬ……)」
恒一「……どうか、呪いではありませんように」
六月五日
恒一「五月の死者はあの運転手だけ……か。いや、寿命とか、名字重複とか、把握していないだけかも」
風見「しかし忌引き、もしくは、本人が死ぬということは起きていない……」
望月「だけど、高林君は危なかったねぇ」
高林「全くね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「真似しないでよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「なによ!!!!!!!!!!!!!!!!!フェアじゃないわね!!!!!!!!!!!」
勅使河原「あんたたち、ゲーセンに行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴・高・勅「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「(彼がクラスの誰かの親族である可能性は、名字からはない。
だが不気味だな……『いないもの』増えた即日に人が死ぬ……)」
恒一「……どうか、呪いではありませんように」
六月五日
恒一「五月の死者はあの運転手だけ……か。いや、寿命とか、名字重複とか、把握していないだけかも」
風見「しかし忌引き、もしくは、本人が死ぬということは起きていない……」
望月「だけど、高林君は危なかったねぇ」
高林「全くね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「真似しないでよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「なによ!!!!!!!!!!!!!!!!!フェアじゃないわね!!!!!!!!!!!」
勅使河原「あんたたち、ゲーセンに行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴・高・勅「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:05:42.03 ID:bd+XK1zA0
恒一「見崎に呼吸法を教わるからってことで自ら望んでいないものになるし……」
高林「でもあれから体調が良いのは本当よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「なんですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「すごいじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「あなたも初めてはいかがですか!!!!!!!!!!!!!!!??????????????」
鳴・高・勅「「「眼帯のマークが目印です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「二人はやらなくていいの?」
風見「うん」
望月「うん」
恒一「(良いんだ……)」
高林「でもあれから体調が良いのは本当よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「なんですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「すごいじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「あなたも初めてはいかがですか!!!!!!!!!!!!!!!??????????????」
鳴・高・勅「「「眼帯のマークが目印です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「二人はやらなくていいの?」
風見「うん」
望月「うん」
恒一「(良いんだ……)」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:08:26.37 ID:bd+XK1zA0
綾野「こういっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「え、誰?」
綾野「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「知り合い?」
風見「いや……」
綾野「酷い!!!!!!!!!!!!!!!!!二人して酷いよ!!!!!!!!!!!!!
今まで殆どっていうか全く話してなかった転校生ならともかく今まで同じクラスだったじゃない!!!!!!!!!!」
望月「いたっけ……?」
風見「……いや」
綾野「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コミックには綾野さんも小椋さんもいませんでした。
恒一「え、誰?」
綾野「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「知り合い?」
風見「いや……」
綾野「酷い!!!!!!!!!!!!!!!!!二人して酷いよ!!!!!!!!!!!!!
今まで殆どっていうか全く話してなかった転校生ならともかく今まで同じクラスだったじゃない!!!!!!!!!!」
望月「いたっけ……?」
風見「……いや」
綾野「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
コミックには綾野さんも小椋さんもいませんでした。
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:16:51.78 ID:bd+XK1zA0
綾野「私もいない者になったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「え、なんで?」
綾野「だってこっちの方が面白そうなんだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!聞き捨てならないわね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
綾野「!?」
鳴「あんたみたいな毛も生えそろってないガキが『いないもの』ですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「『いないもの』をなめてんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「こんのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!アバ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「うっ、うあぁ……」ブワァ
鳴「!?ちょ、ちょっと!!!!!!!!!!!!何泣いてんのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「え、なんで?」
綾野「だってこっちの方が面白そうなんだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!聞き捨てならないわね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
綾野「!?」
鳴「あんたみたいな毛も生えそろってないガキが『いないもの』ですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「『いないもの』をなめてんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「こんのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!アバ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「うっ、うあぁ……」ブワァ
鳴「!?ちょ、ちょっと!!!!!!!!!!!!何泣いてんのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:17:06.72 ID:bd+XK1zA0
綾野「びっくりしたのぉ……」ポロポロ
勅使河原「そんなんで泣いてんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ほらハンカチよ、使いなさい!!!!!!!!!!!!」
綾野「てっしー……ありがとう……」チーン
勅使河原「鼻かんでんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「うっ……ごめんなさぁい……」
鳴「ちょっとあんた!!!!!!!!!!!!!!!苛めてんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「本当最低ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「待ちなさいよ!!!!!!!!!!!なんであたしだけが悪い空気になってるのよ!!!!!!!!!!!!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴・高・勅「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
綾野「うわぁ……すごぉい……」パチパチ
勅使河原「そんなんで泣いてんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ほらハンカチよ、使いなさい!!!!!!!!!!!!」
綾野「てっしー……ありがとう……」チーン
勅使河原「鼻かんでんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「うっ……ごめんなさぁい……」
鳴「ちょっとあんた!!!!!!!!!!!!!!!苛めてんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「本当最低ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「待ちなさいよ!!!!!!!!!!!なんであたしだけが悪い空気になってるのよ!!!!!!!!!!!!」
鳴「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴・高・勅「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
綾野「うわぁ……すごぉい……」パチパチ
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:24:02.69 ID:bd+XK1zA0
勅使河原「とにかくこれで解かったでしょ!!!!!!!!!!!!!簡単に『いないもの』になるとかいってんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「話を逸らし始めたわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「さすがの屑ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「うるさいわねあんたたちは黙ってなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「うん……てっしーの言うとおりだね……私、甘かったよ……――だから私、頑張って『いないもの』になる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴・高・勅「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
鳴「話を逸らし始めたわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「さすがの屑ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「うるさいわねあんたたちは黙ってなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「うん……てっしーの言うとおりだね……私、甘かったよ……――だから私、頑張って『いないもの』になる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴・高・勅「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:24:56.55 ID:bd+XK1zA0
鳴「(この子!!!!!!!!!!!!!!強い!!!!!!!!!!!!!!!!)」
高林「(まるで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そうまるで!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
勅使河原「(ま!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!まるで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
勅使河原「――た、滝を昇る鰻のよう……?」
綾野「私鰻大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「(よしっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
鳴・高「「……」」
高林「(まるで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そうまるで!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
勅使河原「(ま!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!まるで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
勅使河原「――た、滝を昇る鰻のよう……?」
綾野「私鰻大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勅使河原「(よしっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
鳴・高「「……」」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:40:24.23 ID:bd+XK1zA0
怜子「なんか最近、すごくしんどい……学校行きたくないよぉ……」
レーチャン「ドーシテ」
怜子「うるさい!!」
恒一「(その程度で?)」
街路
恒一「(ん……?あれは……)」
赤沢「っ!……」スタスタ
恒一「……誰だっけ、見たことあるはずなんだけど……」
鳴「榊原君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、見崎。おはよう」
鳴「おはよう!!!!!!!!!!!!!!!勅使河原君の話って何かしらね!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「だねぇ」
鳴「行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「うん」
レーチャン「ドーシテ」
怜子「うるさい!!」
恒一「(その程度で?)」
街路
恒一「(ん……?あれは……)」
赤沢「っ!……」スタスタ
恒一「……誰だっけ、見たことあるはずなんだけど……」
鳴「榊原君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「あ、見崎。おはよう」
鳴「おはよう!!!!!!!!!!!!!!!勅使河原君の話って何かしらね!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「だねぇ」
鳴「行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「うん」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:47:58.47 ID:bd+XK1zA0
内容:
※恒一には大体このように感じられています
勅使河原「ゲーセン飽きたしどうせ俺たちいないんだしどっか行こうぜ」
高林「悪くない」
鳴「良いと思う」
綾野「さんせーい」
勅使河原「何処に行く?」
鳴「私の家、海沿いペンションがあるの」
高林「そこ僕らみんなでいける?」
鳴「お願いしてみる」
綾野「水着買いに行こうね、めーちゃん!」
鳴「うんっ!」
※
※恒一には大体このように感じられています
勅使河原「ゲーセン飽きたしどうせ俺たちいないんだしどっか行こうぜ」
高林「悪くない」
鳴「良いと思う」
綾野「さんせーい」
勅使河原「何処に行く?」
鳴「私の家、海沿いペンションがあるの」
高林「そこ僕らみんなでいける?」
鳴「お願いしてみる」
綾野「水着買いに行こうね、めーちゃん!」
鳴「うんっ!」
※
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 02:50:55.37 ID:bd+XK1zA0
恒一「(見崎と綾野さん、本当仲良くなったなぁ)」
見・綾・勅・高「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」
望月「そういやこの間、久保寺先生が『いないもの』志願して早退したときに、
坂道でサイドブレーキを惹き忘れた重機を軽自動車で支えたって、あれ、もしも
久保寺先生がやってなかったら大変なことになってたらしいね」
風見「大人しそうな顔してやる人だなぁ」
赤沢「……」
小椋「私ちょっといないものになってくるわ」
赤沢「えっ?」
桜木「あ、それじゃぁ私も……風見君が居るし///」
赤沢「ちょっ!?」
中尾「赤沢さん、俺は一緒だから安心してね」
杉浦「元気出しなさい泉美(中尾がいないものになるんだったら私……良いよ……)」
赤沢「うー……」
見・綾・勅・高「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」
望月「そういやこの間、久保寺先生が『いないもの』志願して早退したときに、
坂道でサイドブレーキを惹き忘れた重機を軽自動車で支えたって、あれ、もしも
久保寺先生がやってなかったら大変なことになってたらしいね」
風見「大人しそうな顔してやる人だなぁ」
赤沢「……」
小椋「私ちょっといないものになってくるわ」
赤沢「えっ?」
桜木「あ、それじゃぁ私も……風見君が居るし///」
赤沢「ちょっ!?」
中尾「赤沢さん、俺は一緒だから安心してね」
杉浦「元気出しなさい泉美(中尾がいないものになるんだったら私……良いよ……)」
赤沢「うー……」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:00:36.91 ID:bd+XK1zA0
恒一「へぇ、じゃぁ久保寺先生が居ないなら、誰が三年三組の担任やっているんだろうね」
望月「それは当然、三神先生じゃない?」
風見「……望月?」
望月「え、何、風見君?だって三神先生は……」
望月「あれ……?」
風見「……」
望月「……」
風見「……(なんだ、これ……)」
望月「……三神先生は副担任だから当然……」
恒一「夜見北に副担任なんて制度……あったっけ?」
風・望「「えっ?」」
望月「それは当然、三神先生じゃない?」
風見「……望月?」
望月「え、何、風見君?だって三神先生は……」
望月「あれ……?」
風見「……」
望月「……」
風見「……(なんだ、これ……)」
望月「……三神先生は副担任だから当然……」
恒一「夜見北に副担任なんて制度……あったっけ?」
風・望「「えっ?」」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:05:28.33 ID:bd+XK1zA0
恒一「三神先生――っていうか僕の叔母の怜子さんは……美術科の先生じゃなかった?」
風見「そうだ、それで副担任だったはず……」
望月「間違いない、それで間違いない筈だ……」
恒一「三年三組にだけ……?」
風見「三年三組にだけ……!」
望月「そうだ……三神先生は生きている……僕は、僕は三神先生のことが……!」
鳴「榊原君」
恒一「……見崎?」
鳴「行きましょう……貴方の家に」
風見「そうだ、それで副担任だったはず……」
望月「間違いない、それで間違いない筈だ……」
恒一「三年三組にだけ……?」
風見「三年三組にだけ……!」
望月「そうだ……三神先生は生きている……僕は、僕は三神先生のことが……!」
鳴「榊原君」
恒一「……見崎?」
鳴「行きましょう……貴方の家に」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:08:08.80 ID:bd+XK1zA0
恒一「……」スタスタ
鳴「……」スタスタ
恒一「どういうことなんだ見崎……これは……僕と望月君、風見君の認識がおかしいんだ……
怜子さん――三神先生が副担にんだという彼らと、ただの美術教師だと思っている僕……間違って
いるのはどっちなんだ……」
鳴「……どちらも、間違ってなんかいないんでしょうね」
恒一「……?」
鳴「昔話をするわ」
鳴「……」スタスタ
恒一「どういうことなんだ見崎……これは……僕と望月君、風見君の認識がおかしいんだ……
怜子さん――三神先生が副担にんだという彼らと、ただの美術教師だと思っている僕……間違って
いるのはどっちなんだ……」
鳴「……どちらも、間違ってなんかいないんでしょうね」
恒一「……?」
鳴「昔話をするわ」
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:20:41.69 ID:bd+XK1zA0
鳴「誰からも愛された教師の話。私も、彼女だけは嫌いじゃなかった」
鳴「絵が本当に好きで、特に油絵が大好きな彼女の話。……でも、その話は終わったはずだったのに」
鳴「けれど無粋な現象は、彼女の話に汚らしく泥を塗ろうとしている」
鳴「ようやく解かったの……今年の死者が誰なのか」
恒一「……まさか……そんな……!」
鳴「私はずっと、避けられていたから気付かなかった」
鳴「だって彼女は私にとって、一昨年に死んだ人だったから」
鳴「――三神怜子はもう、死んでいるのよ、榊原君」
鳴「絵が本当に好きで、特に油絵が大好きな彼女の話。……でも、その話は終わったはずだったのに」
鳴「けれど無粋な現象は、彼女の話に汚らしく泥を塗ろうとしている」
鳴「ようやく解かったの……今年の死者が誰なのか」
恒一「……まさか……そんな……!」
鳴「私はずっと、避けられていたから気付かなかった」
鳴「だって彼女は私にとって、一昨年に死んだ人だったから」
鳴「――三神怜子はもう、死んでいるのよ、榊原君」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:21:01.05 ID:bd+XK1zA0
――そう痛切に突き刺さる彼女の言葉――
――あの時の痛みがどれだけ僕の心の奥を抉ったのか証明する疼き――
――それを僕に確信させる節が何個も――
――無かった!!!!!!!!!!
鳴「でしょうね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「シリアスなんて無理無理!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「伏線なんて女々しいのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:24:31.85 ID:bd+XK1zA0
恒一「そういえば怜子さん死んでたわ!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「彼女は活気を強く拒否するのよ!!!!!!!私たちの記憶の祖語はおそらくそれが原因!!!!!!!!!!!!!
私たちじゃ彼女に会えない!!!!!!!!!!!!!!だから逃げ道を殺すわ!!!!!!!!!!!!!」
恒一「どうするのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「どうしましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!何も考えていなかったのね!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!だってずっと死んでるって思ってたもの!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「仕方ないわね!!!!!!!!!!!!!!!!!!許すわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺「話は聞かせてもらったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「彼女は活気を強く拒否するのよ!!!!!!!私たちの記憶の祖語はおそらくそれが原因!!!!!!!!!!!!!
私たちじゃ彼女に会えない!!!!!!!!!!!!!!だから逃げ道を殺すわ!!!!!!!!!!!!!」
恒一「どうするのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「どうしましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!何も考えていなかったのね!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!だってずっと死んでるって思ってたもの!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「仕方ないわね!!!!!!!!!!!!!!!!!!許すわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺「話は聞かせてもらったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:24:58.97 ID:bd+XK1zA0
鳴「誰よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「じいちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「おじい様!!!!!!!???失礼しました!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺「若気の至り!!!!!!!!!!!!!許すわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「良い話じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺「眠いからさっさと行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺・鳴・恒一「「「応っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
恒一「じいちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「おじい様!!!!!!!???失礼しました!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺「若気の至り!!!!!!!!!!!!!許すわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「良い話じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺「眠いからさっさと行くわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
爺・鳴・恒一「「「応っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:26:25.36 ID:bd+XK1zA0
レーチャン「レーチャンドウシテ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
怜子「ぐあああ休まる場所が無いぃ……」シュゥゥゥゥゥゥゥ
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガシッ
爺「!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガシッ
恒一「良い話じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――そして、僕たちの現象が終わった――
怜子「ぐあああ休まる場所が無いぃ……」シュゥゥゥゥゥゥゥ
鳴「!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガシッ
爺「!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガシッ
恒一「良い話じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――そして、僕たちの現象が終わった――
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:31:39.25 ID:bd+XK1zA0
小椋「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「もっと気合いれなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
小椋「な――何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「もっとよもっと!!!!!!!!!!!!!鰻が滝登りするくらい気合いれなさい!!!!!!!!!!!!!!!!」
小椋「鯉じゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????」
勅使河原「鰻よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「鯉よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
多々良「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
有田「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
皆「「「「「「「「「「「「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」
ガラッ
鳴「……煩い」
皆『』
綾野「もっと気合いれなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
小椋「な――何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「もっとよもっと!!!!!!!!!!!!!鰻が滝登りするくらい気合いれなさい!!!!!!!!!!!!!!!!」
小椋「鯉じゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????」
勅使河原「鰻よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
高林「鯉よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
多々良「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
有田「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
皆「「「「「「「「「「「「「「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」
ガラッ
鳴「……煩い」
皆『』
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 03:35:17.56 ID:bd+XK1zA0
勅使河原「ちょっ!!!!!!!!!!!!!!見崎!!!!!!!!!!!!!」
高林「どういうことよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「煩い……静かにして……質問攻め嫌い……」
綾野「めーちゃん、何かあったの?失恋?」
鳴「ばーか……」
小椋「え、つまりどういうことなの?」
恒一「僕から説明するよ」
勅使河原「頼んだぜ!」
高林「どういうことよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「煩い……静かにして……質問攻め嫌い……」
綾野「めーちゃん、何かあったの?失恋?」
鳴「ばーか……」
小椋「え、つまりどういうことなの?」
恒一「僕から説明するよ」
勅使河原「頼んだぜ!」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 04:00:24.20 ID:bd+XK1zA0
小椋「そんな……」ウルウル
綾野「めーちゃん……」ウルウル
勅使河原「まさか、見崎お前……一人で現象と戦うだなんて……かっこよすぎるだろぉ!」ウルウル
高林「流石です、見崎さん!」ブワッ
鳴「そんなんじゃない……半分は『いないもの』にされたのが腹立ったから当てつけ……」
望月「確かにあれからだもんね、見崎さんがああなったのって……」
風見「でなければ、彼女を『いないもの』になんかしようなって言わないさ」
桜木「智君……その言い方はちょっと酷いよ……イジメみたい」
風見「本当に申し訳なかった。対策係として謝罪する」ドゲザ
鳴「……良い。もう、終わったから」
綾野「めーちゃん……」ウルウル
勅使河原「まさか、見崎お前……一人で現象と戦うだなんて……かっこよすぎるだろぉ!」ウルウル
高林「流石です、見崎さん!」ブワッ
鳴「そんなんじゃない……半分は『いないもの』にされたのが腹立ったから当てつけ……」
望月「確かにあれからだもんね、見崎さんがああなったのって……」
風見「でなければ、彼女を『いないもの』になんかしようなって言わないさ」
桜木「智君……その言い方はちょっと酷いよ……イジメみたい」
風見「本当に申し訳なかった。対策係として謝罪する」ドゲザ
鳴「……良い。もう、終わったから」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 04:01:56.99 ID:bd+XK1zA0
恒一「ははっ。そしてもう半分は、未咲さんを助けたいからだったんだよね」
鳴「……うん。でも、それよりも何より……大切な人が死ぬのは、皆嫌だもんね」
綾野「めーちゃん!」ダキッ
小椋「冷たい人だと思っていてごめんなさいっ!!良い子や、この子ええこや!!」
鳴「うぅ……苦しい……助けて、榊原君……」
恒一「二人とも……見崎が死んじゃうから……」
勅使河原「しっかしそれならそうと言ってくれれば……気合で現象なんとかしようとするんだったら俺だって手伝ったのに」
鳴「まさか成功するとは思わなかったから……それにこんなことになるなんて……」
風見「まぁともかく、無事見崎さんの従妹?えっと、妹さんは退院出来たんだよね?なら良かったじゃないか」
鳴「うん……本当に……良かった」ニコッ
恒一「……っ!」ドキッ
赤沢「皆おはよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鳴「……うん。でも、それよりも何より……大切な人が死ぬのは、皆嫌だもんね」
綾野「めーちゃん!」ダキッ
小椋「冷たい人だと思っていてごめんなさいっ!!良い子や、この子ええこや!!」
鳴「うぅ……苦しい……助けて、榊原君……」
恒一「二人とも……見崎が死んじゃうから……」
勅使河原「しっかしそれならそうと言ってくれれば……気合で現象なんとかしようとするんだったら俺だって手伝ったのに」
鳴「まさか成功するとは思わなかったから……それにこんなことになるなんて……」
風見「まぁともかく、無事見崎さんの従妹?えっと、妹さんは退院出来たんだよね?なら良かったじゃないか」
鳴「うん……本当に……良かった」ニコッ
恒一「……っ!」ドキッ
赤沢「皆おはよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 04:06:22.23 ID:bd+XK1zA0
勅使河原「……え?」
望月「……ええと?」
赤沢「私も『いないもの』になることにしたわ!!!!!!!!!べ、別に寂しいからとか海行くとか羨ましいってわけじゃないんだからね!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「あの……」
小椋「ねぇ……」
赤沢「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!私だけ仲間外れにする気!!!!!!!!!!!???????
そうは行かないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!私だって海に行きたいのよ!!!!!!!!!!!!!!」
桜木「……」
風見「……」
恒一「……」
鳴「……」
鳴「……誰?」
赤沢「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
望月「……ええと?」
赤沢「私も『いないもの』になることにしたわ!!!!!!!!!べ、別に寂しいからとか海行くとか羨ましいってわけじゃないんだからね!!!!!!!!!!!!!!」
綾野「あの……」
小椋「ねぇ……」
赤沢「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!私だけ仲間外れにする気!!!!!!!!!!!???????
そうは行かないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!私だって海に行きたいのよ!!!!!!!!!!!!!!」
桜木「……」
風見「……」
恒一「……」
鳴「……」
鳴「……誰?」
赤沢「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 04:10:29.67 ID:bd+XK1zA0
赤沢「ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「君、クラス間違えてない?」
赤沢「どきなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「早く自分のクラスに戻った方が良いよ?」
赤沢「どういうことよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
久保寺「はいそれでは皆さん授業を始めますよ――おや、君、もう自分の教室に戻りなさい」
赤沢「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
赤沢「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
赤沢「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
赤沢「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――それからすっぱりと、三年三組で現象は起きなかったという。
高林「終わりよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
風見「君、クラス間違えてない?」
赤沢「どきなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
恒一「早く自分のクラスに戻った方が良いよ?」
赤沢「どういうことよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
久保寺「はいそれでは皆さん授業を始めますよ――おや、君、もう自分の教室に戻りなさい」
赤沢「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
赤沢「何よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
赤沢「なんなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
赤沢「もうっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――それからすっぱりと、三年三組で現象は起きなかったという。
高林「終わりよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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