1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 14:44:27.71 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「なに?」

ジェレミア「お見合いです。結婚を前提とした―――」

ルルーシュ「意味は知っている。唐突にどうした?」

ジェレミア「いえ。私も明日への希望が欲しいのです」

ルルーシュ「希望?」

ジェレミア「はい。ルルーシュ様が戦争の前線に立つ以上は、万が一のことも考えなくてはなりません」

ルルーシュ「確かにな……」

ジェレミア「もしも!!ルルーシュ様が子種の一つも残せぬまま爆散してしまったときが、怖いのです!!!」

ジェレミア「私は!!私は仕える主君を失ってしまうのですぅ!!!ルルーシュさまぁ!!!!うおぉぉぉ!!!!」

ルルーシュ「……それで、お見合いか」

ジェレミア「はい」

引用元: ジェレミア「ルルーシュ様、そろそろお見合いでもどうでしょうか?」 




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 14:48:21.23 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「下らん」

ジェレミア「なんと!?正気ですか!?ルルーシュ様!!!」

ルルーシュ「俺に子孫など必要がない」

ジェレミア「……」

ルルーシュ「この呪われた遺伝子は、ここで絶やす。それがいい」

ジェレミア「……ルルーシュ様、お言葉ですが。女性との経験は?」

ルルーシュ「それがなんだ?」

ジェレミア「いえ……。ルルーシュ様がもし女性に対して何かしらのトラウマがあるとなれば……」

ルルーシュ「そんなものはない。俺はキスも済ませている」

ジェレミア「流石でございます」

ルルーシュ「褒めるな」

ジェレミア「それ以上は?」

ルルーシュ「……」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 14:54:03.93 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「分かりました。では、相手も未経験者を―――」

ルルーシュ「まて。なぜ、お見合い前提になっている?!」

ジェレミア「まさか。経験豊富なかたのほうが……?」

ルルーシュ「そういうことじゃない」

ジェレミア「では、何故拒むのですか!?」

ルルーシュ「……いや……なんか……もう……タイミングを逃したというか……」

ジェレミア「女性はそれほど怖い存在ではありません。ルルーシュ様なら選り取りみどり!!!」

ジェレミア「まさに妃のバーゲンセールですよぉ!!!」

ルルーシュ「女性に対しになんて発言だ!!!ジェレミア!!!!」

ジェレミア「あ……」

ルルーシュ「差別発言は許さん」

ジェレミア「申し訳ありません」

ルルーシュ「……わかった。そこまでいうなら、候補者の顔とプロフィールぐらいはみてやろう」

ジェレミア「そのお言葉を待っていました。どうぞ、まずはこの方からです」

ルルーシュ「どれどれ……?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 14:59:49.16 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「これは……?ナイトオブラウンズの?」

ジェレミア「はい。モニカ・クルシェフスキーでございます」

ルルーシュ「……」

ジェレミア「相手の身分も申し分はありません。また容姿もよく、性格にも問題点はありません」

ルルーシュ「だが……」

ジェレミア「なにか問題でもあるのですか?」

ルルーシュ「恋人がいたらどうする?」

ジェレミア「は?」

ルルーシュ「俺は天子様の政略結婚を妨害した男だ。その俺が相手の心を無視するわけにはいかないだろう」

ジェレミア「なるほど」

ルルーシュ「その条件を満たしていなければならない」

ジェレミア「では、保留ということで」

ルルーシュ「ああ」

ジェレミア「では、続いてのかたです」

ルルーシュ「まだいるのか?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:06:26.34 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「セシル・クルーミーでございます」

ルルーシュ「これは……特別派遣嚮導技術部の……」

ジェレミア「はい。特派の技術者ですね。ルルーシュ様もよくご存知かと」

ルルーシュ「ああ」

ジェレミア「品行方正であり慎ましい性格をしています。独身、出産経験はなし」

ジェレミア「過去に何人かと交際経験はあるようですが……」

ルルーシュ「そうか」

ジェレミア「問題点は味音痴というところでしょうか」

ルルーシュ「それは致命的だな」

ジェレミア「しかし、皇妃が料理を作るわけではないので問題はないかと」

ルルーシュ「まぁ……そうだな」

ジェレミア「セシル様でよろしいですか?」

ルルーシュ「まて。セシルはロイドと良い感じだった記憶がある。条件を満たしていない」

ジェレミア「……承知いたしました。では、次の女性を」

ルルーシュ「おいおい……何人候補がいるんだ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:12:29.83 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「ヴィレッタ・ヌゥ」

ルルーシュ「却下だ!!!!」

ジェレミア「何故ですか!?」

ルルーシュ「そいつには扇がいるし!!扇の子を宿しているという情報もあるだろうがぁ!!!」

ジェレミア「そうですか……。妊婦はお嫌いでしたか」

ルルーシュ「俺にそのような趣味はない!!!ふざけるな!!!!」

ジェレミア「では……こちらはどうでしょうか?」

ルルーシュ「ん?」

ジェレミア「千葉凪沙。庶民でイレヴンですが―――」

ルルーシュ「藤堂がいる」

ジェレミア「皇神楽耶」

ルルーシュ「既に振られた」

ジェレミア「周香凛」

ルルーシュ「誰だそれは?よく知らんやつと結婚する気はない!!」

ジェレミア「ルルーシュ様……」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:20:15.91 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「どうやら……俺に相応しい相手はいないようだな」

ジェレミア「では……ミレイ・アッシュフォードはどうでしょうか?」

ルルーシュ「!?」

ジェレミア「あとシャーリー・フェネットにニーナ・アインシュタイン、それからカレン・シュタットフェルトも……」

ルルーシュ「もういい!!やめろぉ!!!」ダンッ

ジェレミア「ルルーシュ様……しかし……」

ルルーシュ「この話は全て保留だ!!」

ジェレミア「ラクシャータ・チャウラーやアーニャ・アールストレイムも候補なのですが―――」

ルルーシュ「ええい!!やかましい!!俺には妃など―――ん?今、なんと言った?」

ジェレミア「は?」

ルルーシュ「候補をもう一度、言ってみろ」

ジェレミア「では、名前だけで。モニカ、セシル、ヴィレッタ―――」

ルルーシュ「もっと先だ!!!」

ジェレミア「ラクシャータ、アーニャ……」

ルルーシュ「……ふむ。詳しい話を聞こうか、ジェレミア。アーニャがなんだって?」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:28:27.87 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「はい。アーニャ・アールストレイム卿も候補に上がっています」

ルルーシュ「それは何故だ?やつはまだ……ナナリーと同年齢だったはずだな?」

ジェレミア「確かに。ですが、既に子を授かることはできましょう」

ルルーシュ「……確かに」

ジェレミア「アーニャ・アールストレイム卿ですか……ルルーシュ様?」

ルルーシュ「そうだな……。アーニャの事情もあるだろうし……話ぐらいは聞いてみたい」

ジェレミア「分かりました。ですが、ルルーシュ様」

ルルーシュ「なんだ?」

ジェレミア「アーニャ・アールストレイム卿を選ぶということは……相応の覚悟をしてもらわなければなりません」

ルルーシュ「どういうことだ?」

ジェレミア「世間の目は厳しいということです」

ルルーシュ「なるほどな……。わかった。では、カモフラージュ要因であと二人ほど連れて来い」

ジェレミア「わかりました。どれが本命か分かりにくくするのですね」

ルルーシュ「その通りだ。人選はお前に任せる」

ジェレミア「御意」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:36:33.11 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミアの自室

ジェレミア「とはいえ……無作為に選ぶとしても……」

ジェレミア「アーニャは軍人で貴族……では、職種が被る者は除外」

ジェレミア「となれば……平民から一人……技術者から一人がいいかもしれない……な」

ジェレミア「そうなると特定の人物に絞られるか……」

ジェレミア「ミレイ……シャーリー……ニーナ……ラクシャータ……セシル……」

ジェレミア「……」

ジェレミア「むずかし!!!」

ジェレミア「この中から選ぶのか……」

ジェレミア「むむむ……!!!」

ジェレミア「いっそのことナナリー様を……いや!!これ以上、ルルーシュ様に奇異の目を向けさせるわけには!!」

ジェレミア「ならば……!!!」

ジェレミア「……よし……この二人だ……」

ジェレミア「ジェレミア・ゴットバルト、まいる!!!」

ジェレミア「いざ!!忠義のためにぃぃぃ!!!!」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:40:40.90 ID:GTWTfwCZ0
アッシュフォード学園

ジェレミア「……きた」

ミレイ「それじゃあ、また明日」

シャーリー「はーい」

シャーリー「ふんふーん」テクテク

ジェレミア「失礼」

シャーリー「きゃ?!だ、だれ?!」

ジェレミア「ジェレミア・ゴットバルトでございます」

シャーリー「な、なんでしょうか?」

ジェレミア「お見合い……していただけますか?」

シャーリー「か、変わったナンパですね……」

ジェレミア「ルルーシュ様とです」

シャーリー「え……」

ジェレミア「ルルーシュ様とお見合い……していただけますか?シャーリー様?」

シャーリー「ルルと……お見合い……?」

 
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:45:28.24 ID:GTWTfwCZ0
技術部

セシル「……」カタカタ

ジェレミア「……」

セシル「……!!」バッ

ジェレミア「どうも。おはようございます」

セシル「な、なんですか?!あなたは!?」

ジェレミア「ジェレミア・ゴットバルトです」

セシル「いや……それは知ってます……。どうしていきなり背後に……?」

ジェレミア「セシル様……お見合い……していただけますね?」

セシル「え?」

ジェレミア「ルルーシュ様と」

セシル「わ、私がですが!?」

ジェレミア「何か不都合でも?」

セシル「……」

ジェレミア「では、参りましょう」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:51:24.07 ID:GTWTfwCZ0
格納庫

アーニャ「……ひま」

ジェレミア「それはよかった」

アーニャ「……誰?」

ジェレミア「ジェレミア・ゴットバルト。アーニャ・アールストレイム卿だな?」

アーニャ「そうだけど?」

ジェレミア「では。私と共にこちらへ」

アーニャ「なんで?」

ジェレミア「ルルーシュ様とお見合いをして頂く」

アーニャ「どうして?」

ジェレミア「ルルーシュ様が貴方を選ぼうとしているからだ」

アーニャ「……」

ジェレミア「さあ、こっちだ」グイッ

アーニャ「離して。痴漢、変 、  コン」

ジェレミア「なんと!?この私に向かってなんたる暴論か!?私は忠義に生きる男!!!取り消せぇ!!!」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 15:57:22.24 ID:GTWTfwCZ0
アーニャ「……」

ジェレミア「貴様!!ルルーシュ様が妃候補に選んでくださったのだぞぉ!!!」

アーニャ「それがなに?」

ジェレミア「それは誉れ!!!月へも届くほどの!!!!」

ジェレミア「今日という日は貴公にとって記念日になるほどの!!瞬間!!!」

アーニャ「記念日?」

ジェレミア「そうだ!!!貴公にすれば今日は祝日に変わるような日!!時間!!!」

ジェレミア「それがわからないのかぁぁ!!!!」

アーニャ「記念なんて……」ウルウル

ジェレミア「ん……?」

アーニャ「どうせ……私は……記憶が……」

ジェレミア(記憶だと……?まさかギアスの……?)

ジェレミア「なるほど……。その憂い。私が取り除いてやる」

アーニャ「え?」

ジェレミア「いくぞ!!忠義は今ぁぁぁぁ!!!!」キュィィィン

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:03:30.67 ID:GTWTfwCZ0
アーニャ「―――あ」

ジェレミア「どうだ?」

アーニャ「頭がすっきりした……」

ジェレミア「そうか。やはり君もギアスの呪縛に囚われていたのか」

アーニャ「え?なにこれ?え?え?」

ジェレミア「どうだ?今は縛られていた翼が解放されたような気分であろう!!!」

アーニャ「すごい……すごい……」

ジェレミア「ふっ」

アーニャ「あの……なにが起こったのかわからないけど……ありがとう」

ジェレミア「礼には及ばない。さあ、ルルーシュ様とのお見合いに向かおうか」

アーニャ「うん」

ジェレミア「よし、これで妃候補は揃った」

ジェレミア「あとはルルーシュ様は第一歩を踏み出せるかどうかに掛かっている!!!」

アーニャ「……♪」

ジェレミア「さあ、今こそ!!忠義を示すときぃ!!!」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:09:55.04 ID:GTWTfwCZ0
―――会議室

ジェレミア「では、みなさん。こちらの席でお待ちください」

シャーリー「は、はい……」

セシル「どうして……私が……」

アーニャ「……」

ジェレミア「―――ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア皇帝陛下!!!どうぞ!!!」

ルルーシュ「……」スタスタ

シャーリー(ルルだ……)

セシル「はぁ……」

アーニャ「……」パシャ

ルルーシュ「よく集まってくれた。突然の話で驚いていることだろう。悪く思わないでくれ」

シャーリー「えっと……これって―――」

ルルーシュ「アーニャ?飲み物はいらないか?」

アーニャ「大丈夫」

ルルーシュ「そうか。では、話を続けよう」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:15:12.79 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「俺もそろそろ身を固めることを考えはじめたんだ」

セシル「ついに……ですか」

ルルーシュ「そう。そして数ある候補者の中から君たち三人が選ばれたわけだ」

シャーリー「あの……ということは―――」

ルルーシュ「わかったか、アーニャ?」

アーニャ「なんとなく」

ルルーシュ「そうか」

シャーリー「……」

ルルーシュ「今回は第一次会と思ってくれていい。私から君たちに、君たちから私に質問をするための」

セシル「では……皇帝陛下?あのですね―――」

ルルーシュ「アーニャ、なにか訊きたいことはあるか?」

アーニャ「特に」

ルルーシュ「なにかあるだろ」

アーニャ「ない」

ルルーシュ「……」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:21:51.35 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「(ルルーシュ様、あまり一人に固執するのは……)」

ルルーシュ「(ああ。そうだな。俺としたことが……冷静さを欠いていたようだ。ははは)」

シャーリー「質問いいですか?」

ルルーシュ「……なんだ?」

シャーリー「えっと……わ、わたしは庶民で……別に貴族でもないですけど……そのルルと―――」

ルルーシュ「ルルーシュ皇帝陛下だ」

シャーリー「こ、皇帝陛下と結婚できるん……ですか……?」

ルルーシュ「問題はない。先代シャルル・ジ・ブリタニアも庶民の妻は数人いた」

シャーリー「数人?」

ルルーシュ「先代皇帝は108人の妻がいたんだ。知らないのか?」

シャーリー「そ、そんなに!?」

ルルーシュ「ああ」

セシル「では、どうしてお見合いは三人だけなのですか?100人と一気に結婚されても……」

ルルーシュ「何をいう。適当に女を選んでは品位を無駄に下げるだけだ。俺がこの目で選ばなくてはならない」

セシル「な、なるほど」

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:28:20.72 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「では、次は私から。アーニャよ、好きな食べ物はなんだ?」

アーニャ「別にない」

ルルーシュ「嫌いな食べ物は?」

アーニャ「特にない」

ルルーシュ「好きな映画は?」

アーニャ「映画とか興味ない」

シャーリー「はいはい!!私の好きな―――」

ルルーシュ「シャーリーは黙っていろ!!!」バンッ!!!

シャーリー「ひぐっ」ビクッ

ルルーシュ「じゃあ、何に興味があるんだ?」

アーニャ「写真」

ルルーシュ「そうか。写真か。確かにいいな。写真は風景を写すだけではなく、その一瞬の時間を切り抜くもの。思い出という―――」

アーニャ「うざい」

ルルーシュ「?!」

アーニャ「別にそこまで考えて写真はとってないから」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:33:23.84 ID:GTWTfwCZ0
セシル(うわぁ……辛らつ……)

シャーリー(ルル……)

ルルーシュ「……はは……聞き間違いか……?俺に向かって……うざい……だと……?」

ジェレミア「アーニャ・アールストレイム卿!!!ルルーシュ皇帝陛下に向かってなんてことを!!!」

アーニャ「……ごめんなさい」

ジェレミア「いいか?確かに君にも選ぶ権利はある!!!しかし、その言葉は失礼であろう!!!!」

アーニャ「反省」

ジェレミア「よし。以後、気をつけるように」

アーニャ「うん」

ルルーシュ「……」

ジェレミア「ルルーシュ様。もう大丈夫ですので」

ルルーシュ「ああ。助かったよ、ジェレミア」

ジェレミア「勿体無き、お言葉です」

ルルーシュ「……アーニャ」

アーニャ「うるさい」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:39:53.37 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「うる……!?」

シャーリー「あーえーと!!!ご、ごめんねー!!!うるさかったよねーわたしー!!!」

アーニャ「え?」

シャーリー「いやー!!ごめんごめん!!なんか私、昔からよく声が大きいって言われてー!!あははは!!!」

ルルーシュ「シャーリーに対してだったのか……?」

セシル「た、多分……」

シャーリー「ご、ごめんね、ルル!!」

ルルーシュ「まぁ……それはいいが……」

シャーリー「はぁ……」

セシル「(シャーリーさん、いいんですか?)」

シャーリー「(いや、どう見てもルルはアーニャちゃん狙ってるし……楽しくお話させてあげたいなーって)」

セシル「(シャーリーさん……)」ウルウル

ルルーシュ「アーニャ、質問に答えてはくれないか?」

アーニャ「今のルルーシュは嫌いだから、答えない」

ジェレミア「いい加減にしろ!!!私の前でそのような狼藉をぉぉ!!!!」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:47:11.47 ID:GTWTfwCZ0
アーニャ「あ……」

ジェレミア「君はルルーシュ様に選ばれた誇りはないのかぁ!!!」

アーニャ「あの……怒ってる?」

ジェレミア「当然だ!!!主君を貶され、血を沸騰させぬ従者などいないであろう!!!」

アーニャ「じゃあ、答える。ごめんなさい」

ジェレミア「そうだ。初めからその態度であれば問題はなし!!!」

アーニャ「うん」

セシル「……あの」

ルルーシュ「なんだ?」

セシル「私が候補に上がったのはなんででしょうか?」

ルルーシュ「独身で出産経験がないからだ」

セシル「それだけですか!?」

ルルーシュ「ああ」

セシル「それなら別に……私でなくても……」

セシル(ん……?皇帝陛下は明らかにアーニャさんを狙っているから……)

161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:55:30.64 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「続けようか」

セシル「あの」

ルルーシュ「なんだ?」

セシル「このお見合いに意味なんてあるのでしょうか?」

ルルーシュ「なんだと?」

ジェレミア「不敬であるぞ!!セシル・クルーミー!!」

セシル「だって、皇帝陛下は心を決めているのではありませんか?」

ルルーシュ「……」

セシル「そして私たちは……ただの……」

ルルーシュ(黙らせるか……)キュィィン

シャーリー「ルル!!」

ルルーシュ「なんだ?」

シャーリー「デートしよう!!」

ルルーシュ「は?」

ジェレミア「何を?!気でも違ったか?!」

166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:00:33.75 ID:GTWTfwCZ0
シャーリー「いや!!やっぱりお見合いだけじゃ何も分からないと思うし!!うん!!」

セシル「シャーリーさん……?」

シャーリー「どこかでデートでもしたらお互いの良い部分も悪い部分も見えてくるっていうし!!」

ルルーシュ「なに……?」

シャーリー「だ、だめ?」

ジェレミア「貴様!!!妃候補であることを良い様に解釈してはいないか!!!」

シャーリー「し、してません!!!」

ジェレミア「ぬ……」

シャーリー「こ、こんな話し合いだけで……結婚相手を選ぼうとするのが……ま、間違ってると思います!!!」

ジェレミア「言わせておけば……!!!」

ルルーシュ「まて」

ジェレミア「ルルーシュ様……」

ルルーシュ「シャーリーの言い分も一理ある」

シャーリー「ルル……」

ルルーシュ「確かに問答だけで全てを決めるのもおかしな話だな……」

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:08:28.30 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「では逢引を行うと?」

ルルーシュ「ああ……」

シャーリー「はぁ……よかった」

セシル「(シャーリーさん……あなた……)」

シャーリー「(アーニャちゃんと一回もデートできないままじゃ、ルルが可哀相だし)」

セシル(健気すぎて……叱りたい……)

ルルーシュ「ジェレミア」

ジェレミア「はい」

ルルーシュ「デートの候補地を挙げてくれ。大至急だ」

ジェレミア「承知いたしました」

ルルーシュ(アーニャとデートか……ふふふふ……ふはははははは!!!!!)

アーニャ(ルルーシュ、キモ)

セシル(デートか……年下には興味ないし……適当に……)

シャーリー(ルル、アーニャちゃんとちゃんとデートできるといいな……)

シャーリー(私は……ルルと一回デートできればそれで……諦めよう……)

179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:15:56.83 ID:GTWTfwCZ0
廊下

ジェレミア「しかし……デート地といえば……」

ジェレミア「映画……ショッピング……レストラン……」

ジェレミア「遊園地……か……」

ジェレミア「うーん……」

ジェレミア「こういうことははっきり言って……あまり得意ではないからな……」

ロイド「あは~。どうしたんですか?」

ジェレミア「これはロイド伯爵。いやなに、デート地をどうするか悩んでいてね」

ロイド「なるほど。なら良い方法がありますよ?」

ジェレミア「本当か?」

ロイド「はい。ちょっと僕の部屋まできていただけます?」

ジェレミア「よし。わかった」

ロイド「ふんふーん」

ジェレミア(この際、参考になるものが多ければ多いほどよいな)

ジェレミア(忠義を果たすために……!!!デート地を……!!!)

185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:21:55.37 ID:GTWTfwCZ0
ロイドの部屋

ロイド「これです」

ジェレミア「これは……?」

ロイド「パソコンですね~。で、ネットに繋がってますよ~」カタカタ

ジェレミア「何をするつもりか?」

ロイド「ここで訊ねちゃえばいいんですよ~」

ジェレミア「ここは……?」

ロイド「ネットでよくある大型掲示板ってやつ。ま、これだけ大規模なコミュニティだから、いい情報もゴロゴロしてる。かも!!」

ジェレミア「おお!!!なるほど!!!ここならば多くの情報が一挙に!!!!」

ロイド「そういうこと~」

ジェレミア「感謝する!!!」

ロイド「効果があったらほしえてほしい」

ジェレミア「ああ、約束しよう!!」

ロイド「おめでと~!!これで貴方もデートマスターだぁ!!」

ジェレミア「デートマスター!!!なんと耳に心地よい響きか!!!」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:26:45.27 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「では……まずはスレを立てる……と」カタカタ

ロイド「そうそう」

ジェレミア「なんと訊けば……」

ロイド「まぁ、普通にデートでオススメを教えてとかでもいいんだけど……」カタカタ

ジェレミア「ん?これは……?」

ロイド「皇帝陛下にピッタリなデートスポットを考えるスレってしたほうが目を引くかも」

ジェレミア「なるほど……それでいくか!!」カタカタ

ロイド「おぉ……どうなるかな?」

ジェレミア「早速、新着が!!!」

ロイド「更新してみよう」カタカタ

『ルルーシュ皇帝陛下デートするってこと?』

ジェレミア「……これは……」

ロイド「そうだよっと」カタカタ

『ソース出せ』

ロイド「なんだこいつ。えらく突っ込んでくるなぁ」

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:34:21.88 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「ふむ。ここは少しばかりの信憑性を出したほうがいいか?」

ロイド「どうだろう。ただのネタスレにしたかったんだけど……」

ジェレミア「ここは私が……」

ロイド「ちょっとまった。他にも新着がある」

『ルルーシュ様がデートとかマジありえない。フレイヤ百発かますぞ。死ねカス』

ロイド「おぉ……?」

ジェレミア「なんだ、この狂気に満ちた文は?」

ロイド「なんか変な奴が沸いちゃったなぁ……」

ジェレミア「だが、ここで訊いておかなければ……。ルルーシュ皇帝陛下は今、お見合いをしているっと」カタカタ

『ソース』

『いい加減にしろ。住居特定してお前の家にフレイヤ凸する』

ロイド「ちょ……こわ……」

ジェレミア「ロイド伯爵……どうしたらいい?」

ロイド「うーん……。じゃあ、えっと……陛下もそろそろそういうお年頃なんだよっと」カタカタ

『ルルーシュ様には妹がいるだろ。ハゲ』

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:43:53.77 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「なんだ……こいつらは……。まともな会話もできないのか」

ロイド「こうなってくるとまともな情報は集まらないかもね」

ジェレミア「……よし。では、向こうに確証を与えるために何かを提示してみるというのは?」

ロイド「うpするってこと?やめたほうが」

ジェレミア「しかし!!私には時間が限られている!!!ルルーシュ様のためにも!!!私はぁぁぁぁ!!!!」

ロイド「わかった、わかりました。じゃあ、えっと……この紋章でも写真にとってうpしよう。そしたら軍関係者ってわかる」

ジェレミア「それでこちらは真面目に訊いていると知らしめるわけだな!!」

ロイド「おめでとーだいせーかい」

ジェレミア「では……さっそく」パシャ

ロイド「すかさずうp!!」カタカタ

『マジか』

『え?マジでルルーシュ様お見合いしてんの?』

ロイド「きいてるきいてる」

ジェレミア「これでわかってくれたか。では、改めて問う。皇帝陛下にぴったりなデート地はどこだ」カタカタ

『マジゆるせない。ありえないんですけど。ルルーシュ様、妹はどうしたんですかー?ねー?妹いるじゃんマジでむかつくんですけどー』

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:52:34.22 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「ナナリー様のことか?」カタカタ

『そう。つーか、結婚の約束してるはず。ソースは俺』

『ていうか、あの人、誰と結婚考えてるわけ?もっといい女はたくさんいるはずなんだけど』

ロイド「もう嫉妬とかいいから、ためになる情報クレクレ」カタカタ

『ダモクレスまでこいカス』

ジェレミア「それは無茶だ」カタカタ

『ルルーシュ殺す』

ロイド「これはauto」カタカタ

『おい殺すとか言ったのだれだ?お前ん家特定したから、今から4日後にフレイヤ打ち込む。覚悟しろ』

ロイド「なんで……コイツ……妙に執着してるなぁ」

ジェレミア「ええい!!誰でもいい!!!どこかオススメの場所を!!!!!」カタカタ

『エリア11のシンジュクゲットーマジオヌヌメ』

『マジレスするとダモクレス』

ロイド「だめだ……完全に変な奴が沸いちゃった」

ジェレミア「むぅ……諦めるしかないのか……」

222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:02:04.74 ID:GTWTfwCZ0
『エリア11にある最大のテーマパークはどうでしょうか?』

ロイド「お?」

ジェレミア「テーマパーク?そこがいいのか?」カタカタ

『ルルーシュ皇帝陛下ってあまりデートしたことがないようなイメージがあるんですけど』

ジェレミア「ああ。そんなにないだろう」カタカタ

『ならテーマパークがいいかと。貸切にはせずに』

ロイド「どうして貸切じゃないほうがいいの?」カタカタ

『乗り物の待ち時間で相手の良し悪しが浮き彫りになるから』

ジェレミア「なるほど」

『はぁぁぁぁぁぁあ!???!!!?遊園地デートとかマジふざけんな!!!!!!!!!』

『ありえないから死ね!!助言したやつ資ね!!!』

『ルルーシュ殺す』

『はいauto!!!!!フレイヤ二発目いくからなwwwwwwwwwwwご愁傷様wwwwwwwwwwwwwwwwww』

ジェレミア「遊園地か……ありがとう。参考にさせてもらう』カタカタ

『どういたしまして』

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:13:27.78 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「よし……では、このアドバイスに従い……デートを実行に移そう」

ロイド「あ、でもさ。三人いるんだよね?」

ジェレミア「ああ。セシル、シャーリー、アーニャだ」

ロイド「そのデート、三人まとめてやっちゃう感じ?」

ジェレミア「ああ。何せ時間がない」

ロイド「じゃあ……。質問があるんだけど、皇帝陛下は1日に三人とお見合いデートしなくちゃいけないんだ」カタカタ

『ルルーシュ爆発しろ』

『日時おしえろカス。その日に遊園地爆破する』

『はいauto』

『どこがだよwwwwwwwwwwww』

『それで?』

ロイド『三人には平等に時間を割いたほうがいいかな?あとどういうコースを辿ればいいと思う?』

『そうですね。相手のかたの意見を聞くのが一番じゃないでしょうか?絶叫がダメな人もいますし』

『さっきからなんだよおまえ。しねよ。どこの厨房?』

『私はキッチンではありません』

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:22:11.50 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「なるほど……意見を聞くと……」メモメモ

ロイド『でも、できるだけ込んでいるところがいいんだよね?』

『でも、待つのが嫌という人もいると思います』

『なんだそれwwwwwwwwwww答えになってなさすぎwwwwwwwwwテラワロロローンwwwwwwwwww』

『コーヒーカップでグルグルまわってればおk』

『つーか、そのお見合いデートいつなんだよ』

ロイド『じゃあ、どうしたらいいかな?』

『自分でかんがえろバーカwwwwwwwwwww』

『このスレもう落とせよ。マジで吐きそう。ルルーシュ市ね』

『皇帝陛下は●●。ソースは俺』

『うーん……そこはもう皇帝陛下の女性を見る目を信じるしかないかもしれませんね』

ジェレミア「難しいな……」

『ルルーシュ様は妹以外目に入ってないからwwwwwwwwww糞女ども乙^^』

『おまえ、マジ厨房だろ?文面からバカっぽさがにじみ出てるけど^^』

『あ?お前みたいな低学歴にいわれたくねーしwwwwwwwwwww』

257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:31:18.81 ID:GTWTfwCZ0
ロイド『何かいい方法ない?このお見合い。結構大切みたいだし』

『面子だれよ?だれなんだよ?』

ロイド「どうする?」

ジェレミア「そうだな……では……顔写真に修正を加えて開示してみるか」

ロイド「よしきた」カタカタ

ロイド『これが面子だよーん』

『ぶっさwwwwwwwwwwwwwwww』

『特定した』

『あ、シャーリーとセシルさんだ』

『おい。一番端の女アーニャだろ!!!!!!!!』

ロイド「わぁ……ばれちゃった」

ジェレミア「まさか……関係者だったのか……!?」

『ルルーシュ市ね!!ロリコンしね!!!!』

『妹が一番であることが実証されましたwwwwwwwwwwwwwwwwwww妹大勝利wwwwwwwwwwww』

『みなさん。どうしてそんな人を貶めるようなことを平然と書き込めるのですか?おかしいです』

273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:41:46.37 ID:GTWTfwCZ0
『でも、その人たちならわかりやすい。シャーリーはどんなところでも喜んで入る』

ロイド『ほんとに~?』

『セシルさんは大人だからむしろリードしてくれるんじゃないかな?』

『アーニャはすぐに態度にでるから、嫌われているとデートはすぐに終了するかもしれない』

ジェレミア「ほうほう」メモメモ

ロイド『参考になったよありがと~。ところでみなさん、皇帝陛下と知り合い?』

『ルルーシュ殺す。マジ殺す。知らない間にお見合いととか殺す。その前に声ぐらいかけろよ』

ロイド『君君。皇帝陛下のなに?』

『元側近。マジ殺したい。そのお見合いいつだよ?』

ロイド『こわいね』

『つかアーニャはないだろ!!なにやってんだよ!!あのやろう!!!』

『みなさん。ルルーシュ皇帝陛下のお見合いなんですから』

ロイド『君、だれ?皇帝陛下の友達?』

『幼馴染です』

『特定した。お前、ユーフェミアだろ?昔からマジでうざかったんだけど』

292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:48:17.81 ID:GTWTfwCZ0
『あなた誰ですか?ナナリー?』

『は?ちげーし、何いってんの?頭わいてんじゃね?』

『アーニャをかえせ!!!!ごらぁ!!!!』

ロイド『君はアーニャと知り合いなわけ?』

『同僚だよ!!』

ロイド『ナイトオブラウンズ?』

『いえるかよ』

『え?もしかしてジノ?』

『は?おまえだれだし』

『枢木。特定されるからここまで』

『ちょwwwwwwwwwwwww』

『スザクー?今日は早く帰ってこれるのー?』

『え?あなた誰ですか?』

『オイユーフェミア、おまえのところにフレイヤぶちかますから覚悟してろ』

『ナナリー乙』

324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:02:17.00 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「とりあえず、情報は集まった。これでルルーシュ様のデートプランはできあがったな」

ロイド「こっちは荒れちゃったけどね」

『つかルルーシュ殺すからお見合いの日時いえや』

『さっきから殺す殺す発言してるの、紅月だろ?』

『ちがうから。憶測で物いうなし』

『はいはい』

ジェレミア「しかし……このままでは何か暴動が起きそうな気もする」

ロイド「そうだね。なんかスザクくんも居るみたいだし、ユーフェミア皇女もいるっぽい」

ジェレミア「では……嘘の日時を書き込んでおこう」

ロイド「おっけー。そうしよう」

ロイド『極秘情報だけど。お見合いデートの日時は○月×日13時~です』

『キタ━━━━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!』

『ルルーシュこーろす♪』

『プリキュアホワイトサンダーかーます♪』

『妹凸る』

337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:12:43.87 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「では、ロイド伯爵。私はこれで。ありがとうございました」

ロイド「いやいや」

ジェレミア「……」スタスタ

ロイド「さてと……」

ロイド『実はさっきの日時うそでーす。本当は○月△日11時~でした』

『やっぱりか!!!つかそれマジ情報かっ!?』

ロイド『じゃあ、日程表うp』

『ロイドさんでしょ?そういうこといけないと思います』

『おーおー。祭りの予感だな』

『こんなことしても誰も特などしないのに』

『え?妹はどっちの日時に行けばいいのですか?』

『ナナリー乙』

ロイド『さあ、みんな祭りだ~』

『アーニャはわたさねー!!!』

『俺もその祭り参加することにした。童帝に喝をいれるわ。俺が嫁候補になってないとか、マジKILLYOU』

352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:22:29.99 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュの部屋

ジェレミア「―――以上がお見合いデートのコース、日時です」

ルルーシュ「テーマパークか……」

ジェレミア「はい。ここでなら相手の性格を知るのに打って付けだと」

ルルーシュ「……誰が言った?」

ジェレミア「……ネットで」

ルルーシュ「ネット?」

ジェレミア「はい」

ルルーシュ「そうか。わかった。今日はもう下がれ」

ジェレミア「失礼いたします」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ「……」カタカタ

ルルーシュ「……変に伸びているスレッドはないだろうな……?」

ルルーシュ「皇帝陛下で検索かけてみるか……まさかな……」

ルルーシュ「……!?」

360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:28:03.11 ID:GTWTfwCZ0
『つか暗殺は好かないないからぁ』

『しらんがな』

『フレイヤかますからお前らいないほうがいいお』

『ナナリー乙』

『さっきからナナリーナナリーうっせーな、死ねカス』

『フレイヤうってみろ。おら、こいよ』

『はいおしたwwwwwwwwwwwwwwwwフレイヤはっしゃかくにーんwwwwwwwwww』

『テーマパークまでは専用のナイトメアもってくわ』

『俺も俺も』

『ジノ。それは罰則があるよ』

『名前だすなよ、スザク』

『スザクじゃないから』

ルルーシュ「な、なんだこれは……!!」

ルルーシュ「……」カタカタ

ルルーシュ『お前ら皇帝に向かって殺すとか何言ってんだ?処刑になるぞ?』

367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:34:31.73 ID:GTWTfwCZ0
『処刑とかwwwwwwwwwwwwwww』

『新参か?力を抜けばいい、●●坊や』

ルルーシュ『不毛な争いはやめろ。お前ら全員処刑だ』

『残虐皇帝さんちーす』

ルルーシュ『お前ら一人残らず不敬罪適応だな』

『私はそんなことしてません。ルルーシュ皇帝陛下の悪口なんて書き込んでいません。誤解です』

『自分もそんな書き込みは一切していません』

『ルルーシュ殺す』

ルルーシュ『お前何者だ?』

『あ?黙れハゲカス包茎野郎』

ルルーシュ『それはお前だろ』

『厨房は黙ってろよ』

ルルーシュ『あのな。普通に考えて極刑だからな?今の皇帝マジ怖いぞ?わかってんの?』

『童帝なんか怖くねーし。つーかあいつリフレイン使おうとしてたことあるしなーwwwわらえるーwwww』

ルルーシュ『特定した』

383: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:42:28.94 ID:GTWTfwCZ0
『あ?特定とかワロリンリーンwwwwwwwwwwwww』

ルルーシュ『カレン。お前、マジ極刑だからな』

『カレンってなにさ?カレンじゃないし』

ルルーシュ『いや。あの跡地で俺がリフレイン極めようとしてるの見てたのお前だけだからな』

カレン『え?ちょ……マジルルーシュ?』

ルルーシュ『そうだ』

『はい、auto』

『スリーアウト!!人生チェンジ!!!!』

カレン『冗談だから』

ルルーシュ『いやもう遅い』

カレン『ごめん』

ルルーシュ『だめ』

カレン『ごめんなさい。もうしません』

ルルーシュ『むりむり』

カレン『(´;ω;`)』

421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:06:15.88 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ『残念だったな、カレン?お前は少し遊びすぎた』

カレン『ごめんなさい。許してください。出来心なんです。お願いします。帰りを待っている子どもも居るんです』

ルルーシュ『お前、随分余裕だな。まだどこかで許してもらえるとか思っているだろ?』

カレン『いえ。滅相もありません。今、土下座しながら書き込んでいる次第です』

ルルーシュ『黙れ。お前はもう極刑だ。どこに逃げようとも地の果てまで追いかけてやるからな』

カレン『(´・ω・`)』

ルルーシュ『そもそもここにいる連中は、どうして騒いでいる?』

『あれだ。お前がお見合いするっていうんでナナリーが荒らし始めたのが原因だ』

ルルーシュ(この文章……C.C.か……?)

ルルーシュ『俺のお見合いに何か問題でもあるのか?』

『あるよ、ルルーシュ皇帝陛下。みんな君のお嫁さんになりたんだ』

『アーニャは返してもらう』

ルルーシュ『俺の嫁だと?』

カレン『そーだーそーだー』

『犯罪者はもう書き込まなくても結構ですwwwwwwwwwwwwww』

430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:11:02.70 ID:GTWTfwCZ0
カレン『うるさいナナリー乙』

ルルーシュ『カレン、貴様はもう書き込むな』

カレン『だいたいなんであたしが嫁候補になってないのか小1時間説教したい』

ルルーシュ『簡単なことだ。俺は心に決めた相手がいる』

『ナナリー』

ルルーシュ『違うな。間違っているぞ』

『は?フレイヤくらわせるぞ?』

ルルーシュ『お前も死罪な』

『むりwwwwwwwwwwwww俺を死罪とかwwwwwwwwwwwwwww』

ルルーシュ『いや。できる』

『なにいってんすかwwwwwwwwwwwwww』

ルルーシュ『お前、ナナリーだろ?』

『ナナリー?はぇ?なんのことだお』

ルルーシュ『今、逆探知してみたらダモクレスから書き込みしてるのが分かったから』

ナナリー『oh…』

452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:19:32.13 ID:GTWTfwCZ0
ナナリー『ごめんなさい、お兄様。もうこんなことはしませんから死罪だけはやめてくださいおねがいします』

ルルーシュ『いや、逆探知とかしてないけどな』

ナナリー『お兄様は悪魔です』

ルルーシュ『話を戻すか。ログをざっと読み返したが、俺のお見合い相手に不満があるのか?』

『そうですね。みなさんそれが一番気になっていたんだと思います』

ルルーシュ『お前は?』

ユフィ『ユーフェミアです。自室から書き込んでいます』

スザク『ユフィ?!いたのか?!』

ユフィ『はい、いました。今日は帰ってきてくださいね』

スザク『わかったよ』

ルルーシュ『もうバレているようだからあれだが、シャーリー、セシル、アーニャが気に入らないということか?』

『ま、そうだな』

ルルーシュ『わけをいえ』

カレン『あたしもお見合いさせてよ』

ルルーシュ『それはプロポーズか、カレン?』

465: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:27:15.97 ID:GTWTfwCZ0
『ルルーシュ、お前はやはりアーニャ狙いのわけか?』

ルルーシュ『どうして分かる?』

『なんとなく』

ルルーシュ(C.C.か……?しかし、確証がない……)

ルルーシュ『まぁ、俺が誰を選ぼうともお前たちには関係ないだろ?』

スザク『それでも誰を選ぶのかは気になるからね』

『アーニャだけは譲らんぞ』

ルルーシュ『お前、アーニャアーニャとしつこいな』

スザク『ジノは隠れアーニャファンだからね』

ジノ『スザク、だから名前出すなよ』

ルルーシュ『簡単に認めたな』

ジノ『とにかくアーニャだけはやめろ。やめてください』

ルルーシュ『俺は皇帝だぞ?何故そんな意見をきかなければならない?』

ジノ『ほんとアーニャだけは勘弁してください』

ルルーシュ『知るか』

476: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:37:02.17 ID:GTWTfwCZ0
ジノ『やめろーなくからなー』

ルルーシュ『アーニャは三人の中だと一番可愛いから、仕方ないことだ』

ユフィ『まあ、確かにそうですね』

スザク『だけどルルーシュ。アーニャの気持ちは聞いたのかい?』

ルルーシュ『それを今度のデートで確認するんだろうが』

『ふふふ、良スレ発見』

ルルーシュ『アーニャはもちろんとして、セシルとシャーリーにも当然聞く』

『それで見事に玉砕するわけか?笑えるな』

ルルーシュ『お前、C.C.だろ?』

『誰だそれは?』

ルルーシュ(C.C.め、尻尾をつかませない気か)

『ルルーシュ様。デートプランは完璧なので、ご安心を』

ルルーシュ『とにかくお前たちは邪魔だけはするな。こっちも多忙な身。故に日時の変更は難しい』

ナナリー『お兄様、私もお見合いに同席させてください。本当にお兄様に相応しいか私の目で確認したいのです』

ルルーシュ『安心しろ。ナナリーの処刑日は3日後だ』

497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:44:57.97 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ『ではな』

ルルーシュ「はぁ……下らないことを……」

スザク『とりあえず誰がお嫁さんになるか予想しないか?』

ユフィ『面白そう』

ナナリー『ナナリー』

カレン『ナナリー乙』

『真面目に考えて、あの三人の中で誰とくっつけば幸せになれるかって話しだろ?』

ルルーシュ(こいつら……まだ雑談を……)

カレン『気の強い女』

ナナリー『妹』

ユフィ『私はそうですね。やっぱりグイグイひっぱっていくタイプがいいんじゃないかと』

スザク『そうかな?ルルーシュは我が強いから、文句を言わずに陰から支えてくれる相手がいいと思う』

ルルーシュ(スザクめ……知ったような口を……)

ユフィ『では、この三人だと誰がいいのです?』

スザク『シャーリーかな』

512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:51:41.55 ID:GTWTfwCZ0
『シャーリー?何をバカな。ルルーシュは眼中にないだろ』

スザク『そんなことないよ』

ナナリー『シャーリーさんって地味ですよね』

カレン『そうだね』

ユフィ『ちょっと、貴方たちルルーシュが居なくなったからって言いたい放題ですね』

カレン『魂のwwwwwwwリフレインwwwwwwwwwwwww』

ナナリー『イェイwwwwwwイェイwwwwwwwwwイェイwwwwwwwwww』

ジノ『お前ら死刑が確定したからって開き直ってるのな』

ルルーシュ『見てるぞ』

ユフィ『シャーリーですか。でも、確かに一番家庭的な気はしますね』

ジノ『そもそもアーニャは結婚とかには向いてないって感じだからな』

スザク『ああ、それは思う』

『シャーリーねえ。あんな女よりもっといいやつは山ほどいるだろ。前にもルルーシュの隣に超絶美人の金髪美女がいたぞ』

スザク『それC.C.のこと?』

ルルーシュ(やはりこいつはC.C.か……!!!)

530: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:58:14.49 ID:GTWTfwCZ0
カレン『C.C.は金髪じゃないっしょ』

スザク『金髪だった気がするけど』

ナナリー『それミレイ会長』

ジノ『誰だよ金髪って』

『ラクシャータの可能性もあります』

ユフィ『C.C.ってどちらさま?』

『いや金髪だったと思う』

ルルーシュ(恐らく……こいつは俺に近しい人間だ)

ルルーシュ「やはりC.C.か……!!!」

スザク『それどこでみたの?』

『学園内だけど』

ナナリー『会長ですよね?』

『さあ、そこまでは言えない』

ルルーシュ(こいつ……何を暴露させようというんだ……!!!)

545: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:07:29.75 ID:GTWTfwCZ0
スザク『でも、その金髪さんってルルーシュにとって大事な人ってことかな?』

『さあ、少なくともルルーシュにはシャーリーとかあんな平凡な女はまず似合わないだろう』

ユフィ『そんなことないと思いますけど』

ナナリー『ナナリー』

カレン『ナナリー乙』

ルルーシュ(問題の金髪の女性は学園内の誰か……おおかた会長か、または女生徒のことだろう)

ルルーシュ(そこまで見ている人物となると……)

ルルーシュ(会長本人がこの場にいるなら、もっと分かりやすいアクションを吹っかけてくるはず)

ルルーシュ(かといってただの女生徒だとここまで話に入ってはこれない)

ルルーシュ(以上のことを踏まえれば……)

ルルーシュ『やはり、お前C.C.だろ?』

『C.C.ってなんだ?』

ルルーシュ『もうネタは上がっている。いい加減にしろ』

『しらんし』

ルルーシュ(C.C.め……!!おのれ……!!!)

552: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:15:43.98 ID:GTWTfwCZ0
『とにかく私がいいたいのは、シャーリーなんて糞女はお前には似合わないということだ』

ユフィ『えー』

ナナリー『ナナリー』

カレン『ナナリー乙』

ジノ『ナナリー泣いていいぞ』

ルルーシュ(ちょっとまて……アイツがここまで他人を貶めるか……?)

ルルーシュ(俺のことを言うならともかく……よく知らないシャーリーのことをここまで辛辣に……)

ルルーシュ『お前……誰だ?』

『今日の●●叩きスレはここですか?』

ユフィ『あの、今は本人がいるので下手なことは言わないほうがいいですよ?』

ルルーシュ(新しい書き込みか……)

『ルルーシュ、いるのか?ピザうまいぞー』

ルルーシュ「?!」

ルルーシュ『C.C.か?!』

C.C.『うん』

579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:22:18.12 ID:GTWTfwCZ0
ユフィ『C.C.さん?はじめまして』

C.C.『初めまして』

カレン『C.C.もここの住人か』

C.C.『せやで』

ルルーシュ(ちょっとまて……じゃあ……だれだ……?)

ルルーシュ(今までシャーリーを散々罵っていたのは……!!!)

C.C.『ルルーシュ、ピザくわないのかー?』

C.C.『うまいぞー?』

C.C.『ルルーシュールルーシュー』

ナナリー『うっぜぇ。フレイヤぶっぱすんぞ』

C.C.『ナナリーか。ルルーシュのレスみたらお前死刑なんだってな』

ナナリー『あと3日でーすwwwwwwwwwワロッシュwwwwwwwwwwww』

C.C.『ルルーシュ。ナナリーはゆるしてやれー』

カレン『ついでにあたしもオネシャス』

ルルーシュ(まさか……いや……でも……どうして……。だが、一人しか考えられない)

600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:28:00.53 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「……」トゥルルル

シャーリー『はい』

ルルーシュ「今、パソコンの前にいるか?」

シャーリー『……いるよ』

ルルーシュ「おまえか……?」

シャーリー『な、なにが?』

ルルーシュ「シャーリーを罵っていたのは」

シャーリー『……』

ルルーシュ「沈黙は肯定として受け取るぞ?』

シャーリー『だ、だって……アーニャ……ちゃんなんでしょ?』

ルルーシュ「いや……どうして自分を蔑んだ?」

シャーリー『だって、ほら……私とデートして変に迷わせたら悪いかなって……』

シャーリー『こういう書き込みでも先入観とかいうか……自然と印象悪くなるって本で読んだことあるし』

ルルーシュ「シャーリー……」

シャーリー『ルルが好きなのはアーニャちゃんで私じゃないから……それなら……徹底的に嫌われたほうがいいかなって……』

630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:34:21.86 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「……」

シャーリー『ご、ごめんね。まさかルルがいるなんて初めは思わなくて……』

ルルーシュ「そうか」

シャーリー『も、もう書き込まないから……あ、あと……お見合いは辞退―――』

ルルーシュ「まて」

シャーリー『な、なに?』

ルルーシュ「かならず来い」

シャーリー『でも……』

ルルーシュ「いいから」

シャーリー『う、うん……いく……』

ルルーシュ「じゃあな」

シャーリー『お、おやすみ、ルル』

ルルーシュ「……」

ルルーシュ「バカが……!!」

ルルーシュ「卑怯なんだよ……シャーリー……」

644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:40:27.84 ID:GTWTfwCZ0
C.C.『ルルーシュ、ピザなくなったー』

カレン『死刑撤廃してください。なんか今更ながら怖くなってきますた』

ナナリー『お兄様、ご慈悲を』

スザク『ナナリーは僕が守るから安心していいよ』

ナナリー『くっせ。厨房かよ』

ユフィ『スザクはキッチンじゃありません。ナナリー、死刑』

ジノ『もうナナリーはネットしないほうがいいと思う』

C.C.『ルルーシュ。新しいピザとどいたぞー』

ルルーシュ「こいつらは……」

ルルーシュ「……」カタカタ

ルルーシュ「……」トゥルルル

ジェレミア『はい』

ルルーシュ「お見合いだが、プランを変更する」

ジェレミア『変更……ですか?』

ルルーシュ「ああ。大幅な変更だ」

663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:48:19.23 ID:GTWTfwCZ0
数日後 テーマパーク

シャーリー「……」

ルルーシュ「シャーリー、おまたせ」

シャーリー「ル、ルル!?お、えっと……お待たせ……」

ルルーシュ「いや。お前のほうが待っていただろ」

シャーリー「ううん!!全然まってないから!!」

ルルーシュ「まだお見合いデートの開始時間30分前だぞ?いつから待っていた?」

シャーリー「えっと……30分前……」

ルルーシュ「シャーリー……」

シャーリー「だ、だだって!!遅れたら次の人に悪いし!!それに……!!!」

ルルーシュ「お前は本当に卑怯だよ」

シャーリー「え?」

ルルーシュ「行くか」

シャーリー「あ、まってよ。ルル」

678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:55:01.21 ID:GTWTfwCZ0
ゲームコーナー

ジェレミア「ふむ……ルルーシュ様は無事にお見合いを開始したようだ」

アーニャ「次、あれ」

ジェレミア「まて。私たちはルルーシュ様の護衛を任されている。遊びにきたのでは……」

アーニャ「あのぬいぐるみ、ほしい」

ジェレミア「仕方あるまい……。君はルルーシュ様に賊が近づかないか見張っているんだ」

アーニャ「うん」

ジェレミア「むむむ……照準よーし!!!」

アーニャ「……」ジーッ

ジェレミア「はっしゃぁ!!!!」バーン

アーニャ「あ」

ジェレミア「ふっ。まあ、ジェレミア・ゴットバルトならこの程度、造作もないわけだが」

アーニャ「やった」

ジェレミア「おい!!ルルーシュ様はどこだ!?どっちにいった!?」

アーニャ「しらない」

690: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:00:54.09 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「30分待ちか……」

シャーリー「えっと、他のところにいこっか?」

ルルーシュ「でも、このジェットコースター乗りたかったんだろ?」

シャーリー「そうだけど……。た、退屈でしょ?」

ルルーシュ「シャーリー?」

シャーリー「な、なに?」

ルルーシュ「俺と並ぶのは嫌か?」

シャーリー「ぜ、ぜんぜん!!」

ルルーシュ「俺はシャーリーと30分並ぶのは別に苦じゃないけどな」

シャーリー「ほ、ほんと?」

ルルーシュ「ああ」

シャーリー「じゃあ……待つ」

ルルーシュ「……シャーリー、これに乗ったあとはホラーハウスでもいくか」

シャーリー「ええ!?私、苦手なんだけど」

ルルーシュ「いいじゃないか。時間はたっぷりある。全部のアトラクションを回らないと損するぞ?」

698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:06:23.66 ID:GTWTfwCZ0
ホラーハウス

シャーリー「うぅ……」ギュゥゥ

ルルーシュ「動きにくいだろ」

シャーリー「だ、だって……」

ガタンッ!!!

シャーリー「きゃぁぁああああああ!!!!!」

ルルーシュ「うるさいな」

シャーリー「ルルは怖くないの!?」

ルルーシュ「ハドロン砲やフレイヤのほうがよっぽど怖いかな」

シャーリー「それ怖いの種類が違うでしょ!?」


アーニャ「……」

ガタンッ!!!

ジェレミア「なんだ。この子供だましは。これで楽しめるものがいるのか?」

アーニャ「……」ギュゥゥゥ

ジュレミア「そうか。怖かったな。では、この辺でリタイアし、出口に先回りといくか」

708: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:12:06.04 ID:GTWTfwCZ0
カフェテリア

シャーリー「ルル、はい。ジュース」

ルルーシュ「悪いな」

シャーリー「ねえ……そろそろ終わり?」

ルルーシュ「何がだ?」

シャーリー「お、お見合い……」

ルルーシュ「あれ?聞いてなかったのか?今日は終日シャーリーとお見合いだ」

シャーリー「えぇぇ!?な、なんで!?アーニャちゃんとセシルさんは!?」

ルルーシュ「俺が断った」

シャーリー「ど、どうして……?」

ルルーシュ「お前が卑怯な女だから」

シャーリー「な、なによそれー!!」

ルルーシュ「どこぞの魔女よりも性質が悪い」

シャーリー「ちょっと!!なんで私が悪いみたいなことになるの!?」

ルルーシュ「悪くはない。俺が見事に術中に嵌っただけの話だからな」

717: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:16:48.59 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「はははははは!!!!」

アーニャ「あの」

ジェレミア「どうした?」

アーニャ「流石にメリーゴーランドは恥ずかしい」

ジェレミア「私とて童心に帰りたくなるときはある」

アーニャ「いや……」

ジェレミア「ははははは!!!今を謳歌せずしてなんとする!!!!」

アーニャ「……」


シャーリー「ね、ねえ、ルル。あそこにいるの……」

ルルーシュ「全く……護衛を頼んでいたのに……」

シャーリー「アーニャちゃんがいるよ!?いいの?!」

ルルーシュ「二人とも楽しそうだな。邪魔しちゃ悪い、次の場所にいくか」

シャーリー「え?でも……」

ルルーシュ「今はシャーリーがいいんだよ」

シャーリー「あ……うん……」

731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:22:39.88 ID:GTWTfwCZ0
夕方

ルルーシュ「さてと……もう時間だな」

シャーリー「な、なんかあっという間だった……」

ルルーシュ「シャーリー?」

シャーリー「な、なに?」

ルルーシュ「どうだった?今日一日」

シャーリー「も、もうすっごく楽しかった!!うん!!なんか帰りに事故で死んじゃうかもって不安になるぐらい幸せだったし!!」

ルルーシュ「それは困るな」

シャーリー「え?」

ルルーシュ「今、お前に死なれたら困るな。俺の妻がいなくなる」

シャーリー「なっ……!!なにいってるのよ!!!」

ルルーシュ「シャーリー……」

シャーリー「は、はい……?」

ルルーシュ「よければでいい。俺と結婚してくれ」

シャーリー「そ、そんな……い、いきなり……!?」

754: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:28:54.11 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ「忙しくてな。ゆっくりとデートを重ねて愛を育むのは難しい」

シャーリー「あ……そっか……」

ルルーシュ「ダメか?」

シャーリー「ちょっと、まって!!えっと……!!」

ルルーシュ「……」

シャーリー「……はい……お、お嫁に……もらってください……」

ルルーシュ「よし……いいだろう」

シャーリー「はぁ……これ……夢じゃないよね……」

ルルーシュ「ああ……現実だ」

シャーリー「はは……よかった……ルルが消えちゃったらどうしようなんて……思ってたから……」ウルウル

ルルーシュ「おい……」

シャーリー「ごめん……な、さい……なんか……なみだ、が……」ポロポロ

ルルーシュ「大好きだ……シャーリー……」

シャーリー「私も……大好き……です……ルル……」

770: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:34:38.34 ID:GTWTfwCZ0
ジェレミア「よし!!作戦終了を確認!!!」

アーニャ「終わり?」

ジェレミア「これ以上の戦果は必要あるまい」

アーニャ「そう」

ジェレミア「さて、送っていこう。君も疲れただろう?」

アーニャ「ううん。楽しかった」

ジェレミア「ふっ。そうか。それは重畳!!!」

アーニャ「……ねえ」

ジェレミア「なんだ?」

アーニャ「また……連れてきて」

ジェレミア「それは……できないな」

アーニャ「……」

ジェレミア「今度も私が君を連れて行くからな!!!!」

アーニャ「……うんっ」

ジェレミア「では、帰還する!!!我が忠義は未だ尽きず!!ルルーシュ様に幸福を与えられたことに歓喜をぉぉ!!!」

782: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:40:26.18 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュの部屋

ルルーシュ「さてと……シャーリーとの婚約も済ませた……あとは……」カタカタ

カレン『今日のシャーリーフルボッコスレはここですか?』

ナナリー『シャーリーさんのために五寸釘を買ってきました』

C.C.『シャーリーが私のお母さんになる予感』

ユフィ『え?どういうことですか?』

C.C.『ルル←パパ 私←娘 シャーリー←ママ』

スザク『そうだったのか?!』

ジノ『すげえ』

カレン『いや、あんな親父はいらねーわ』

ナナリー『お兄様はお兄様ですからね』

C.C.『お兄ちゃんって感じじゃないんだよ。無理して姉ぶってるけど、正直結婚したら甘え倒すから、私』

カレン『膝枕してるとこ撮ってきてよ』

C.C.『やだよ、見世物じゃない』

ルルーシュ(いつまでやってるんだ……こいつらは……)

800: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:47:52.20 ID:GTWTfwCZ0
ルルーシュ『婚約は済ませた。来月、式を挙げる』

C.C.『キタ━━━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!』

ナナリー『フゥゥ━━━( ´_ゝ)━( ´)━( )━( )━( ゝ`)━(´_ゝ`)━( ´_ゝ`)━━━ン』

カレン『(´・ω・`)ショボーン』

ユフィ『おめでとう!!』

スザク『ルルーシュ、おめでとう!!』

ジノ『アーニャに手を出さなかったことは評価する!!!』

シュナイゼル『拍手を送るよ』

シャルル『オール・ハイル・ブリタァァァニア!!!!!!』

ジェレミア『おめでとうございました』

アーニャ『かんぱーい』

ルルーシュ「ふふ……」

シャーリー『ルル、今、とっても幸せだよ』

ルルーシュ「……」カタカタ

ルルーシュ『俺もだ』

822: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:56:55.71 ID:GTWTfwCZ0
一ヵ月後

ルルーシュ「さて、シャーリー。これから色々と忙しくなるが覚悟はいいか?」

シャーリー「はい」

ルルーシュ「そうか……もう決心はできているな?」

シャーリー「ルルと結婚すると決めたときから」

ルルーシュ「そうか。愚問だったな」

シャーリー「ルル……」

ルルーシュ「さぁいくぞシャーリー!!覇道を進むために!!!」

シャーリー「はい!!」

ルルーシュ「まずはあの空に浮かぶダモクレスを破壊する!!!」

セシル「イエス、ユアマジェスティ」

ロイド「ざんねんでた~セシルくん。折角、お嫁さんになれそうだったのに~」

セシル「いいんです。私には……気になる人がいますから」

ロイド「あら?そうなんだ~」

ルルーシュ「いくぞ……ナナリー!!必ず、お前を止めてみせるっ!!!」
                                                   END

840: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:00:31.92 ID:GTWTfwCZ0
眠い

オチとかじゃなくて途中を楽しんでくれたならそれでいいんだ

おつかれさまでした