1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 19:20:00.02 ID:oF17dvVO0
さやか「あーいらいらする・・・もう、恭介ぇ・・なんだよもう・・・」

ほむら「だから忠告したじゃない」

さやか「あ、転校生・・いたの?」

ほむら「いたわよ」

ほむら「愚かね・・美樹さやか、こうなることなんてわかりきっていたのに、ど」

さやか「あーうるさいうるさい!契約しちゃったもんは仕方ないでしょ!あんたなんてこうしてやる!」 なでなで

ほむら「え、ちょっ・・な、何するのよ!?」

さやか「うるさい!」 なでなで

ほむら「ちょ、ちょっと、やめてよ・・」

引用元: さやか「ほむらの頭撫でてたらなついた」 



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 19:52:14.38 ID:3YgLIDKh0
さやか「やめてって言われてやめるさやかちゃんじゃありませーん」ナデナデ

ほむら「やめなさいよ。髪が乱れるでしょう」

さやか「そう言うわりにはろくに抵抗もしないけど?」ナデナデ

ほむら「そんなこと……いいからやめなさいよ」

さやか「説得力が無いぞー」ナデナデ

ほむら「……」

さやか「ま、転校生が嫌がるならやめてあげましょうか」

ほむら「あ……」

さやか「あれ? もしかしてやめて欲しくなかった?」

ほむら「……そんなこと言ってないでしょ」
 

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:17:11.32 ID:3YgLIDKh0
さやか「あたしとしてはもう一回撫でてあげてもいいんだけどなー」チラッ

ほむら「別に撫でて欲しいわけじゃないわ」プイ

さやか「あ、そ。じゃ、あたしは帰ろっと――」

ほむら「……」ガシッ

さやか「……なんで転校生はあたしの腕を掴んでるのかな?」

ほむら「……」

さやか「ほら、あたしは帰るんだからさ。離してよ」

ほむら「……なで……て欲しぃ……」

さやか「んー? 聞こえないなぁ」

ほむら「……」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:25:01.49 ID:3YgLIDKh0
さやか「用事が無いなら離してよ」ニヤニヤ

ほむら「……もう一回、撫でて……欲しい」

さやか「聞き取りづらいけど……ま、いっか」

ほむら「……」

さやか「いやー、しかしあの無愛想な転校生が撫でて欲しい、なんてねぇ」

ほむら「うるさいわね……言ったんだから、早くしてよ」

さやか「……こういう状況なんだから、もうちょっと愛想良くしてくれても良さそうなのに」

ほむら「……」プイ

さやか「……あんまり意地の悪い態度取ってると、あたしもだんだん意地が悪くなっていくよ?」

ほむら「……お願い」

さやか「にひひ」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:30:48.57 ID:3YgLIDKh0
さやか「それじゃ、ご期待にこたえて……」スッ

ほむら「……」

さやか「そんな期待に満ちた目で見るなよー」

ほむら「……気のせいよ」

さやか「あれれー? 撫でて欲しいんじゃないのー?」

ほむら「…………」グヌヌ

さやか「ふっふっふ、まさかあの転校生に優位に立てる日が来るとは……」

ほむら「貴女、調子に乗りす……」

さやか「そこですかさず」ナデナデ

ほむら「……ふぁ」

さやか(効果はばつぐんだ!)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:36:28.01 ID:3YgLIDKh0
さやか「どうだー? 気持ちいいかー?」ナデナデ

ほむら「……さあ、どうかしら」

さやか「……」ナデナデ

ほむら「……///」

さやか「……表情緩んでるよ」ナデナデ

ほむら「……」キリッ

さやか「……」ナデナデ

ほむら「……///」

さやか(これが萌えかー!? 萌えなのかー!?)

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:41:02.96 ID:3YgLIDKh0
さやか「うーん、まさか転校生にこんな一面があるとは……」ナデナデ

ほむら「か、勘違いしないで。私は……」

さやか「私は?」ナデナデ

ほむら「…………」

さやか「……どうしたの?」ナデナデ

ほむら「……なんでもないわ」

さやか「気になるじゃん」ナデナデ

ほむら「……なんでもないって言ってるでしょ……」グヌヌ

さやか(何も思いつかなかったんだろうなあ)

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:42:52.68 ID:3YgLIDKh0
やっと晩御飯できたー

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:46:42.34 ID:3YgLIDKh0
さやか「そういえばこれ、いつまで続ければいいんだろうね」ナデナデ

ほむら「……好きにすればいいじゃない」

さやか「んじゃ」ピタッ

ほむら「……」

さやか「なにかなー? そのおねだりするような目はー?」

ほむら「空気が読めない貴女に人の心が読めるとは思わないけど」ファサ

さやか「帰る」

ほむら「待って」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 20:56:46.58 ID:3YgLIDKh0
ほむら「もっと」

さやか「愛想は無いけど素直になったね」

ほむら「……」プイ

さやか「でもなー、さっき『もう一回』って言ったしなー」

ほむら「……何が望みなの?」

さやか「それだとあたしが悪者みたいじゃん……」

ほむら「人の弱みに付け込んでるんだから、間違いではないでしょ」

さやか「弱みって……これが?」ナデナデ

ほむら「///」

さやか(確かに撫でられるのにめちゃくちゃ弱いけど……)

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:02:46.96 ID:3YgLIDKh0
さやか「でもこれだとあたしに得が無いよなー」ナデナデ

ほむら「……」

さやか「うーん……なんか普段絶対やってくれないようなことを……」ナデナデ

ほむら「……やるわけないじゃない」

さやか「……ちょっとお姉ちゃんって言ってみて」ナデナデ

ほむら「……」

さやか「嫌ならいいんだけど」ピタッ

ほむら「……お、お姉ちゃん///」

さやか「お、おう」ナデナデ

さやか(やばいやばいやばい、なにこれなにこれなにこれ)

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:08:21.45 ID:3YgLIDKh0
さやか「転校せ……ほむらは甘えん坊だねー」ナデナデ

ほむら「……」

さやか「そういう態度取ったらどうなるかわかってるはずなのに」ピタッ

ほむら「……さやかお姉ちゃん、もっと……///」

さやか「素直になったねー。いい子いい子」ナデナデ

ほむら「……///」

さやか(しかしここまでキャラが変わるとは……)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:14:09.23 ID:3YgLIDKh0
さやか「次は何を言わせようかなー」ナデナデ

ほむら「調子に乗るんじゃないわよ」

さやか「そんな幸せそうな顔で言われても……」ナデナデ

ほむら「これが幸せに見えるなんて、貴女目が腐ってるんじゃないの?」

さやか「その表情じゃ全然腹が立たないぞー」

ほむら「私はこんなことされたって、嬉しくもなんとも無いわよ」

さやか「……この表情じゃただの強がりにしか」ナデナデ

ほむら「強がってなんか……いないわ」

さやか(……)

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:17:39.91 ID:3YgLIDKh0
さやか「……強がりじゃないの?」ナデナデ

ほむら「……当たり前でしょう」

さやか「じゃあ、何で撫でて欲しいなんて言ったの?」ナデナデ

ほむら「……貴女には関係ないでしょ」

さやか「……」ナデナデ

ほむら「……」

さやか「……お姉ちゃん」ナデナデ

ほむら「え?」

さやか「お姉ちゃん、って呼んでって言ったよね」ナデナデ

ほむら「……お姉ちゃん」

さやか「うん、それでいいよ」ナデナデ

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:22:01.31 ID:3YgLIDKh0
さやか「今日一日……いや、今だけでいいや。素直になってみようよ」ナデナデ

ほむら「……そんなの……」

さやか「今日のことは忘れてあげるから。もちろん誰にも言わないよ」ナデナデ

ほむら「……本当に?」

さやか「……お姉ちゃんは嘘つかないよ」ナデナデ

ほむら「……さやかお姉ちゃん」

さやか「なに? ほむら」ナデナデ

ほむら「……信じてくれるかわからないけど……」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:25:34.70 ID:3YgLIDKh0
そしてほむらは語ってくれた

魔法少女のこと、時間遡行のこと、ほむらの体験してきた未来のこと

そのほとんどが衝撃なことだったけど



そんなことよりも

ほむらがあたしに心を開いてくれたことが

どうしようもなく嬉しくて



気がついたら、ほむらを抱きしめていた

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:31:23.79 ID:3YgLIDKh0
さやか「つらかったんだね、ほむら」ナデナデ

ほむら「つらくなんて……私は自分がしたいように……」グスッ

さやか「いいんだよ、今日だけはあたしに甘えて」ナデナデ

ほむら「……つらかったんです。どんなにがんばっても、うまくいかなくて……」

さやか「うん」ナデナデ

ほむら「私の目の前で……何度もみなさんは命を……」

さやか「……そっか。それでほむらはあんな態度を取ってたんだね」ナデナデ

ほむら「もう誰にも頼らないって決めたのに……こんな……」

さやか「そんな寂しいこと言わないで。もう、あたしはほむらの味方だから」ナデナデ

ほむら「ありがとう……ございます」グスッ

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:35:29.55 ID:3YgLIDKh0
さやか「ほむらはこんなに泣き虫だったんだね」ナデナデ

ほむら「……私なんて……元々弱かった……ううん、今でも弱いんです」

さやか「……強いよ、ほむらは」ナデナデ

ほむら「そんなこと……」

さやか「あたしだったら途中で挫折しちゃってるよ」ナデナデ

ほむら「……美樹さんは」

さやか「お姉ちゃん」

ほむら「……さやかお姉ちゃんは、私なんかよりずっと……」

さやか「そうでもないよ。あたしだって、今日のことは結構堪えてたんだ」ナデナデ

ほむら「……魔法少女になったことを?」

さやか「……というか恭介のこと、かな」ナデナデ

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:42:20.47 ID:3YgLIDKh0
さやか「……誰だってさ、強く見えたって……本当は弱かったりするんだよ」ナデナデ

ほむら「……そう、なんですか」

さやか「そ。だからさ、ほむらだけが弱いわけじゃないんだよ」ナデナデ

ほむら「……ありがとう、ございます」

さやか「こら。お姉ちゃんに敬語なんか使わないの」ナデナデ

ほむら「……ありがとう、お姉ちゃん」

さやか「どういたしまして、ほむら」ナデナデ

ほむら「……もう少し、こうしてていい?」ギュ

さやか「うん、ほむらの気がすむまで、こうしててあげるよ」ナデナデ

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:47:54.18 ID:3YgLIDKh0
――――
――

さやか「……気がすんだの?」

ほむら「うn……ええ」ファサ

さやか「あ、そのキャラに戻るんだ」

ほむら「私は元々こういう性格よ。勘違いしないで」

さやか「さんざん人の胸で甘えてたくせに……」

ほむら「き、今日のことは忘れてくれるんでしょ///

さやか「うん、明日になったら忘れるよ」

ほむら「……信用できないわ」

さやか「おいおい、仲間のことを信用できないなんて寂しいこと言うなよー」

ほむら「……仲間、ね」

さやか「それも無かったことにする?」

ほむら「……その必要はないわ」プイ

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:52:17.12 ID:3YgLIDKh0
さやか「……しかしあのほむらがねえ」ニヤニヤ

ほむら「な、何よその顔……///」

さやか「頭撫でて欲しいなんて言うとは」ニヤニヤ

ほむら「――っ///」

さやか「さらにさやかお姉ちゃん、なんて……」

ほむら「そ、それは貴女が言えって……!」

さやか「頭撫でて欲しくて言ったんだよね」

ほむら「そ、そうよ! 仕方なく……」

さやか「でもわりと素直にお姉ちゃんって呼んでくれてたよね」

ほむら「~~~~///」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:57:12.20 ID:3YgLIDKh0
さやか「他にもつらかったのって言ったりー、めそめそしたりー」

ほむら「忘れなさい忘れなさい/// 明日と言わず今すぐ忘れなさい///」

さやか「ほら、あたしの制服にほむらの涙の後がくっきりと」

ほむら「し、しょうがないじゃない/// あの体勢じゃしょうがないじゃない///」

さやか「抱きしめた時もおとなしくしてたし、いつものキャラはなんなんだろうね」

ほむら「あ、あれは……///」

さやか「そうそう、あの敬語でしゃべる弱気なほむらが本当のほむらなんだよね?」

ほむら「知らない、知らない、そんな私知らないんだからぁっ///」ダダダダダ

さやか「あ、逃げた……」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:01:18.45 ID:3YgLIDKh0
今日のことは忘れられるわけもなく

あたしの心の中にそっとしまっておいた

本当はまどかやマミさんに話してしまいたかったけど

ほむらはそれを望んでいなかったから



その代わり、あたしが力になろう

あたしに心を開いてくれた、ほむらのために

あたしができる精いっぱいの力で

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:05:34.05 ID:3YgLIDKh0
――――
――

さやか「さし当たって思いついたのはこんなことなんだけどね。おはよー、ほむら」

ほむら「……わざわざ迎えに来たの?」

さやか「迎えに来ないと一緒に学校行けないじゃん」

ほむら「……必要ないわ」ファサ

さやか「で、まどかと仁美と4人で登校しようよ」

ほむら「人の話聞きなさいよ」

さやか「明日からは迎えに来なくてもちゃんと来るんだぞ」

ほむら「……はいはい」

さやか「そんな態度とってても嬉しいのはわかってるんだぞー」ウリウリ

ほむら「くっ……」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:09:14.33 ID:3YgLIDKh0
ほむら「だいたい、昨日のことは忘れるんじゃなかったの?」

さやか「忘れようとがんばったけど覚えてた」

ほむら「勉強はすぐ忘れるのにね」

さやか「……私なんて……元々弱かった……」

ほむら「やめなさい///」

さやか「まあ、そんなわけで。とりあえず学校行こ」

ほむら「……遅刻したくないから行くけどね」

さやか「えらいえらい」ナデナデ

ほむら「……やめてよ///」

さやか「あ、昨日のことは忘れてあげるんだったね」ピタッ

ほむら「……」グヌヌ

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:14:50.82 ID:3YgLIDKh0
さやか「まあまあ、また撫でて欲しかったら撫でてあげるからさ」ニヒヒ

ほむら「そんなこと、もう二度とないかもしれないわよ」

さやか「撫でて欲しいときはさやかお姉ちゃんって言うんだぞ」

ほむら「……二度と言うもんですか」

さやか「言わなかったら撫でてあげないからねー」

ほむら「……卑怯者」

さやか「……卑怯、かなあ」

ほむら「卑怯よ」

さやか「まあ、ほむらが言いたくないなら仕方ないね」

ほむら「……」ムー

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:19:09.28 ID:3YgLIDKh0
さやか「おーっす、おはよー、まどかー、仁美ー」

まどか「おはよう、さやかちゃん。……と、ほむらちゃん?」

仁美「おはようございます、さやかさん。……と、暁美さんも」

ほむら「……おはよう」

さやか「もっと愛想良くしなよー」

ほむら「……」プイ

まどか「えーっと、どういうこと?」

さやか「ごめんね、うちのほむらがちゃんと挨拶もできなく――痛っ」

ほむら「貴女何口走ってるのよ!」

さやか「いや、つい。挨拶をちゃんとしてればこんなこともなかったのになー」

ほむら「……おはよう、鹿目まどか。志筑仁美」

まどか「うん、おはよ、ほむらちゃん」

仁美「おはようございます」

さやか「挨拶は大事だよね☆」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:22:40.49 ID:3YgLIDKh0
まどか「私のことはまどかでいいよー」

ほむら「……」

さやか「ほら、ほむら。ちゃんと呼んであげなさ――痛っ」

ほむら「……いい加減にしなさいよ……」

さやか「あんたこそちゃんとしなよ。……誤解されたまんまじゃつらいでしょ」

ほむら「……」



まどか「さやかちゃんとほむらちゃん、いつの間に仲良くなったんだろうね」ヒソヒソ

仁美「さあ……どちらかというと仲が悪かったはずなんですけど……」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:25:34.64 ID:3YgLIDKh0
ほむら「……ありがとう、まどか」

まどか「えへへー」

仁美「では、私のことも仁美で構いませんわ」

ほむら「……ええ、仁美」

さやか「善哉善哉」

ほむら「……その表情、腹立つわ」

さやか「……あたしができることって、こういうことしかないからさ」

ほむら「?」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:29:03.34 ID:3YgLIDKh0
さやか「じゃ、行こっか」

ほむら「ええ」

まどか「ねえ、さやかちゃん、昨日何かあったの?」

さやか「うーん、何か……あったかなー」ニヤニヤ

ほむら「……何もないわよ」

仁美「でも、確かさやかさんはほむらさんのことを転校生と……」

さやか「んー? そだっけー?」

まどか(やっぱり何かあったんだ……)

仁美(何かありましたのね……)

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:33:34.45 ID:3YgLIDKh0
さやか「こういうにぎやかな朝はいいねー」

ほむら「ここまでやってくれたお礼はするからね……」

さやか「……うん、ちょっとやりすぎた気がしなくもないけど」

ほむら「悪いと思ってるなら……後で誰もいないときに頭撫でて……さやかお姉ちゃん///」ボソッ

さやか「……あっはっはー、人間素直が一番だよねー!」ナデナデ

ほむら「な! やめなさい/// なんで今……///」

まどか「……後でさやかちゃんの話、楽しみにしてるからねー」ウェヒヒ

仁美「キ、キ、キ、キマ、キマ……」

まどか「仁美ちゃん、落ち着いて!」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:39:18.46 ID:3YgLIDKh0
さやか「あははー、ほむらはあたしの妹になるのだー」ナデナデ

ほむら「何言ってるのよ/// こら、手をどかしなさい///」

さやか「あたしに命令は聞かないのだ。お願い、なら聞いてあげなくもない」ナデナデ

ほむら「だから、手をどかしてって……」

さやか「お願いするときには必要なものがあるでしょー?」

ほむら「……さやかお姉ちゃん、恥ずかしいからやめて……」ボソッ

さやか「うふふふ、あー、もう、ほむらは可愛いなぁ!」ナデナデ

ほむら「は、話が違うじゃない///」



まどか(なんかいいなぁ……私も混ぜて欲しいな……)

仁美(もう学校とかどうでもいいですわ)

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:42:37.81 ID:3YgLIDKh0
まどか「わ、私もやる!」ナデナデ

ほむら「まどか!?」

仁美「私も混ぜていただきますわ」ナデナデ

ほむら「仁美まで!?」

さやか「もちろんさやかちゃんもだー!」ナデナデ

ほむら「おね……さやかも! もぅ、みんなしてなんなのよー///」





おしまい

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:49:10.56 ID:3YgLIDKh0
 
杏子「ワルプルギスの夜が……消えた?」

マミ「やった……の?」

さやか「ど、どうなの、ほむら?」

ほむら「どうって……こんなこと始めてで……わからない」

マミ「キュゥべえ、いるんでしょう? ワルプルギスの夜は……」

QB「……驚いたね。まさか、ワルプルギスの夜を倒してしまうとは……」

さやか「それじゃあ……」

ほむら「本当に……私、やったの……? まどかを……救えたの……?」

QB「救うっていうのは良くわからないけど……君の視点からだとそういうことになるのかな」

杏子「やったな、ほむら!」

マミ「やったわね、暁美さん!」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:53:17.74 ID:3YgLIDKh0
ほむら「私……私……」ギュッ

さやか「やったね、ほむら!」ギュッ

ほむら「やっと……やっと……」ポロポロ

さやか「うん、うん。がんばったね、がんばったよ……グス」ナデナデ

ほむら「さやかお姉ちゃん……私、私ぃ……」ポロポロ

さやか「いっぱい泣いていいよ。ずっとこうしててあげるから」ナデナデ

杏子「……なあ、前から気になってたんだけど、そのお姉ちゃんってなんなんだ」

マミ「暁美さん、時々口にしてたわよね」

さやか「……ほむらがつらいときに、支えてあげるおまじない、かな」ナデナデ

あんまみ「?」

152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:56:41.69 ID:3YgLIDKh0
まどか「みんなー!」

さやか「お、まどかも来たのか」

まどか「うん、急に嵐が晴れて……キュゥべえも大丈夫だって言ったから」

ほむら「まどかぁ……良かった……」

さやか「うん、ほむらががんばった結果だよ」ナデナデ

ほむら「ありがとう、さやかお姉ちゃん……」

まどか「……お姉ちゃん?」

杏子「まどかも知らないのか」

マミ「おまじないらしいわよ」

まどか「?」

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:59:47.91 ID:3YgLIDKh0
まどか「ねえ、そろそろ教えてくれてもいいよね」

さやか「んー、どうしようかなー。どうする? ほむら」

ほむら「……」ギュウ

さやか「……ま、これはあたしとほむらの秘密ってことで」

まどか「えー」

杏子「えー」

マミ「えー」

さやか「ね」

ほむら「……うん」


QB「君たちは最強の魔女を倒した後だって言うのに……まったく、わけがわからないよ」



おまけおしまい