1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:22:35.00 ID:WBbeyPU60
翔太郎「亜希子が照井と結婚してから、事務所にいる事も少なくなったな」

翔太郎「・・・静かだなぁ。ハードな世界に生きる男には、相応しい昼下がりだ」

ピンポーン

律子「失礼します。鳴海探偵事務所は此方ですか?」

翔太郎「ようこそお譲さん・・・。俺は左翔太郎。風都を愛するハーーーッドボイルド探偵だ」

律子「は、はぁ」(想像してた人と全然違う・・・)

引用元: 秋月律子「ここが鳴海探偵事務所ね・・・」 



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:24:37.73 ID:WBbeyPU60
翔太郎「では依頼を聞こうか。そこに掛けな」

律子「はい。失礼します・・・あの私、こう言う者です」

翔太郎「765プロダクション プロデューサー 秋月律子・・・。765プロ? どっかで聞いたな」

律子「はい。今765プロ全員が、ここ風都でロケをしに来てるんです」

翔太郎(そう言えばクイーンとエリザベスが言ってたな)

律子「ですが・・・こんなものが」

翔太郎「手紙? ・・・『ロケを止めろ。風都から出ていけ。さもないと大変な事が起こるぞ』」

律子「はい。警察にも依頼したんですが、相手にしてくれず・・・、けれど皆不安がっているんです。それで風都で有名な探偵がいると聞き、護衛・・・出来れば犯人を捜し出して欲しいのですが・・・」

翔太郎「ふむふむ、よし任せな。どこのどいつだか知らねえが。この俺がとっ捕まえてやる」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:26:38.48 ID:WBbeyPU60
ガチャ


フィリップ「・・・」

律子「彼は?」

翔太郎「コイツはフィリップ。俺の相棒だ」

律子「フィリップさん・・・初めまして、秋月律子です」(日本人に見えるけど)

フィリップ「秋月律子。君の事は既に検索済みさ。元765プロダクションアイドル。
      現在はアイドルグループ、『竜宮小町』のプロデューサー。身長156センチ、体重43キログラム、スリーサイズはB85、W58、H85。
      イメージカラーはグリーン、代表曲は『魔法をかけて!』『いっぱいいっぱい』『LivE』」

律子「・・・あ、あの、ひょっとしてファンの方ですか?」

フィリップ「いや、君の事はついさっき知った。君も765プロも、なかなか興味深い」

律子「う・・・」

翔太郎(おいフィリップ! いきなりそんな事言って気味悪がられたらどうするつもりだ!)

フィリップ(心配無い。言っても怒らないと言う事も検索済みさ)

翔太郎(便利だなオイ)

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:28:50.71 ID:WBbeyPU60
とあるレッスンスタジオ


律子「と言う訳で、私達を護衛してくれる探偵の・・・右翔太郎さんよ」

翔太郎「左だ! 左翔太郎!」


春香「探偵さんだって。私漫画やアニメでしか見た事無いや」

真「殺人事件に巻き込まれたりしないかな・・・」

伊織「漫画の見過ぎよ真。実際の探偵なんて地味なものなんだから」


千早「あまり頼りにならなさそうな人ね」

雪歩「ち、千早ちゃん、ハッキリ言いすぎだよ・・・」

あずさ「あらあら。けどよく見るとハンサムは方ねー」

やよい「はーどぼいるどってなんですか?」


響「ううう。自分心配だぞ」

貴音「杞憂で終われば良いのですが・・・」

美希「あふぅ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:30:39.20 ID:WBbeyPU60
翔太郎「アイドル達はこれで全員か?」

律子「双海亜美と真美って言う双子がいるんだけど、おかしいわね。春香、亜美と真美知らない?」

春香「えっと、さっきまでいたんだけどなぁ」



翔太郎「まさか・・・誘拐されたか?」

律子「そんな!」


コッソーリ

亜美真美「後ろからどーん!」

翔太郎「うぉおおおお!!!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:31:35.34 ID:WBbeyPU60
亜美「おお~! この兄(C)良い反応するね~♪」

真美「律っちゃん、この帽子の兄(C)が探偵さん?」

律子「こら。探偵さんを驚かすんじゃないの」

翔太郎「イヤイヤ。子供の悪戯に付き合ってやろうと思った訳で」

律子「解りました。取りあえず尻もちついてないで立って下さい」

翔太郎「・・・」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:33:16.65 ID:WBbeyPU60
律子「ほら皆。そろそろリハーサルを始めるわよ」

765一同「はーい」

あずさ「律子さん、私飲み物を買ってくるわ」

律子「迷子にならないで下さいよ?」

あずさ「もーう。リハーサル場所のすぐ隣にあるんですから、迷子になる筈が無いでしょう?」

律子「・・・それもそうですね」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:34:59.71 ID:WBbeyPU60
律子「左さん、よかったらご覧になりますか? 普通は駄目なんですけど、依頼を受けてくれたお礼と言う事で」

翔太郎「そうだな・・・。じゃあお邪魔させてもらうか」

春香「うわあ、公開リハみたいで緊張するなぁ」

千早「無様な姿は見せられないわね」

真「よ~っし! バリバリ頑張るぞ!」

美希「あふぅ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:36:22.87 ID:WBbeyPU60
鳴海探偵事務所

フィリップ「ふむ・・・。765プロダクション・・・。閲覧すればするほど興味深い。
      ん? これは・・・『ゼノ・・・駄目だ。酷く汚れている上に鍵までかけられている」

コンコン コンコン

フィリップ「ん?」

ガチャ

あずさ「お邪魔しますー」

フィリップ「あなたは・・・」

あずさ「あのー。ここは、どこでしょうか?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:44:00.31 ID:WBbeyPU60
千早「今のタイミングは・・・」

貴音「そうですね。ここを・・・」

伊織「やっぱり・・・」

春香「よし! じゃあもう一回通してみよう!」

オオー!


翔太郎「おぉ・・・すげぇな・・・」

律子「どうですか? うちのアイドルは」

翔太郎「頑張ってるな。きっといいステージになる」

律子「風都にも、素晴らしいアイドルがいると聞きました。クイーン&エリザベスや、もう引退されたらしいですが、園崎若菜さん。一度お会いしたかったです」

翔太郎「・・・そうか」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:45:26.62 ID:WBbeyPU60
響「うぎゃ~! 上手くいかないぞ~!!」

やよい「うっう~。難しいです・・・」




~~~♪(スタッグフォンが鳴る音)

翔太郎「なんだフィリップ」

フィリップ『翔太郎。来客だ』

翔太郎「来客ぅ? 今は別の依頼を受けてるから帰ってもらってくれ」

フィリップ『その来客は、三浦あずさだ』

翔太郎「みうらあずさ?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:47:21.01 ID:WBbeyPU60
フィリップ『765プロアイドル、三浦あずさ。年齢は21歳。身長は168センチ、体重は』

翔太郎「あ~解った解った! ちょっと待て。あの、律子さん。三浦あずささんがうちの事務所に来ているらしい」

律子「ほ、ホントですか? もう、すぐそこの自販機に行くだけでもお供が必要らしいわね、あの人は」

翔太郎「今から戻って、迎えに行ってくる」

律子「私も行きます」

翔太郎「アイドルは放っていいのか?」

律子「大丈夫です。皆真面目ですから」

翔太郎「そうか、解った。ああ。もしもしフィリップ? 今からそっちに行く。彼女に迷惑をかけない様にな」

フィリップ『了解』

翔太郎「よし、じゃあちょっと行ってきます」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:51:15.25 ID:WBbeyPU60
人気の無い通り

翔太郎「自販機で飲み物を買おうとして何で、事務所に行ってるんだ・・・?」

律子「壊滅的な方向音痴で・・・」

翔太郎「方向音痴ってレベルじゃねーぞ・・・」

律子「あ・・・アレは?」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:52:32.73 ID:WBbeyPU60
???「お前が探偵だな?」

翔太郎「!? 黒い・・・ドーパント?」

律子「な・・・ば、化物!?」

黒ドーパント「765プロから手を引くんだ。そうすれば、痛い目には会わせない」

翔太郎「お前か? 765プロを脅迫したってヤツは」


黒ドーパント「そうさ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:57:07.63 ID:WBbeyPU60
翔太郎「・・・律子さん。ここは俺に任せて、アンタは逃げろ」

律子「けど、あんな怪物を相手に」

翔太郎「とにかく逃げろ。なんとか時間を稼ぐ」

律子「・・・解りました。どうか無事で!」ダッ



(律子を見届け、翔太郎はダブルドライバーを装着する)

翔太郎「・・・いくぜ、フィリップ」 ジョーカーァ!

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:57:52.41 ID:WBbeyPU60
探偵事務所

フィリップ「あぁ、翔太郎」 サイクロン!

あずさ「あのー。フィリップさん?」

フィリップ「すまない、あずささん。トイレに行ってくるよ」

ガチャ

フィリップ「さて」


翔太郎&フィリップ「変身!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:00:08.49 ID:WBbeyPU60
 
サイクロン! ジョーカァ!
ジャラララジャージャジャジャジャ! ジャージャージャーン!


ドーパント「何!? お前が仮面ライダーだったのか! ええい!」

W(翔太郎)「いくぜ?」

(黒いドーパントのせいけんづき!)

W(フィリップ)「翔太郎。あの型は空手だ!」
W(翔太郎)「っと! ジョーカーメモリと互角か。厄介だな」

黒ドーパント「へへっ。どうだ!」

W(フィリップ)「こういう相手には・・・」
W(翔太郎)「おう。ソイツだ!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:01:45.33 ID:WBbeyPU60
ルナァ! トリガァー!
チャーーラーー! ジャンジャンジャンジャンジャージャーン!

W(翔太郎)「うぉらぁ!」

チュンチュンチュン!!!

黒ドーパント「弾が曲がった!?」

(トリガーマグナムから放たれた弾丸が、四方八方からドーパントを襲う) 

黒ドーパント「うぐ!」

W(フィリップ)「直線的な空手ではルナの力に対応出来まい」

ドーパント「くそぉ!」 ダダッ!

W(フィリップ)「逃げたよ、翔太郎」

W(翔太郎)「逃がすか、待てこら!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:03:49.42 ID:WBbeyPU60
W(翔)「何処行きやがった?」

白ドーパント「・・・」

W(フ)「もう一体ドーパント・・・複数犯だったのか?」

白ドーパント「邪魔しないで下さいぃ!」

ブン!

W(翔)「あぶねぇ! ス、スコップ?」

W(フ)「翔太郎」

W(翔)「解ってる。武器には武器だ」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:05:18.93 ID:WBbeyPU60
ヒート! メタルゥ!
チャーラララーチャララララ! ジャジャジャーンジャン ジャジャジャン!

白ドーパント「また変わった!?」

W(翔)「・・・ん?」

メタルシャフトとスコップがぶつかり合い、火花を散らす。

W(翔)「ヒートメタルと互角か・・・」

W(フ)「敵もかなりのパワーを持っている」

白ドーパント「穴掘って・・・埋まってやりますうう!!!」


ドドドド!

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:06:38.71 ID:WBbeyPU60
W(翔)「スコップで穴掘って埋まっていった!」

W(フ)「地中からの攻撃だ!」

(地面から地盤を砕き、Wの足元から飛び出て来たドーパント。跳ね上げられ、地面に叩きつけられるW)


W(翔)「ぐあ!」

白ドーパント「ま、まいったか~! こ、これに懲りたら、アイドル達を風都から追い出して下さい~!」ダッ!

W(翔)「くそっ! ま、待て・・・!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:10:34.16 ID:WBbeyPU60

W(フ)「逃げられた・・・」
W(翔)「まさかドーパントが絡んでくるとはな」 ガシャン ヒュオオオオ・・・

翔太郎「765の皆は大丈夫か・・・?」


律子「左さん!」

翔太郎「あぁ、アイドル達は大丈夫か?」

律子「はい。連絡してみたら、みんな揃っていました・・・。何なんですか、あの怪物は」

翔太郎「ドーパントって言ってな。地球の『記憶』を収めている『ガイアメモリ』と言う道具を使った人間の姿だ。超人的な力を得るが、副作用で精神が歪んでしまう」

律子「そんな・・・。まさかそのドーパントが、私達を?」

翔太郎「恐らくな」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:13:42.97 ID:WBbeyPU60
律子「左さん・・・私、どうすれば。あんなバケモノが、皆に何か危害を加えてきたら・・・」

翔太郎「心配するな。風都には仮面ライダーがいる」

律子「仮面ライダー?」

翔太郎「ドーパントと同じ、ガイアメモリを使う正義の味方だ。あいつ等がいる限り、風都も、風都にいる人間も泣かせたりはしない。勿論、あんた達もだ」

律子「左さん」

翔太郎「逃げはしたが、恐らくまた来るだろうな。だがドーパントが動いた以上、警察も黙っちゃいないだろう。俺から連絡しておくぜ」

律子「いいんですか?」

翔太郎「警察には顔が立つからな。俺の方が信用してくれるだろう。
    あんた達は気にせず仕事をしてくれればいい。
    大事な仕事なんだろ? あんな奴の為にチャンスを潰す必要なんて無い」

律子「・・・解りました」



(その後、翔太郎は律子と共に事務所に戻り、あずさを連れてリハーサル上へと戻った)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:18:02.70 ID:WBbeyPU60
リハーサルスタジオ

真「あの~」

翔太郎「ん? え~っと・・・」

真「真です。菊地真」

翔太郎「真君か」

真「真『ちゃん』です。律子から聞きました。何故か怪物がボクらを狙っているんですよね」

翔太郎「やっぱり怖いか?」

真「仮面ライダーや左さんが護ってくれるんですよね。なら、逃げる訳にはいかないって思えるんです。助けてくれる人の為にも、楽しみにしている人の為にも、ライブを成功させたいなぁって」

翔太郎「大したもんだな。普通は逃げたくなるもんだぞ」

真「逃げるのは嫌です。せっかく掴んだチャンスを、怪物なんかに無駄にされたくないですから。みんな同じ意見でしたよ」

翔太郎「・・・。約束する。必ず、誰一人傷つけない。依頼者・・・765プロは、俺を信頼して来てくれたんだもんな。その依頼者は何があっても守り通すのが、ハードボイルドって奴だ」

春香「私達は左さんを信じますよ」

千早「だから・・・私達も最高のステージにしましょう」

雪歩「が、がんばります!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:21:44.24 ID:WBbeyPU60
~~~♪(スタッグフォンが鳴る音)

翔太郎「どうしたフィリップ」

フィリップ『765プロについて検索したら興味深い結果が出た。事務所に戻れるかい?』

翔太郎「ドーパントが現れたんだ。アイドル達から離れる訳にはいかねぇだろ」

フィリップ『そうだね。解った。僕が今からそっちに行こう』

翔太郎「場所は解るか?」

フィリップ『検索済みさ』プツッ

翔太郎「・・・」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:24:48.55 ID:WBbeyPU60
数十分後

フィリップ「翔太郎!」

翔太郎「おぉフィリップ、興味深い事ってなんだ?」

フィリップ「さっき現れた二体のドーパントの特徴を検索してみたんだ。「黒と空手」「白とスコップ」。それらを検索したら、該当する人物が二人いた」

翔太郎「だれだ?」

フィリップ「・・・765アイドルの菊地真。同じく萩原雪歩だ。彼女達のイメージカラーはそれぞれ黒と白。
      菊地真は空手の有段者であり、萩原雪歩は精神的に追いつめられるとスコップで穴を掘る癖があるらしい」

翔太郎「どんな癖だよ。って・・・あの二人がドーパント? 馬鹿な。彼女達は最近風都に来たばかりだぞ?」

フィリップ「あぁ。今はまだ推測の域を出ていない。だが・・・用心するに越した事は無いだろう?」

翔太郎「・・・・・・」

フィリップ「僕は帰るよ。帰りに買いたいCDもあるからね」

翔太郎「あぁ」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:29:06.34 ID:WBbeyPU60
帰り道



フィリップ「キラメキラリ~一度リセット~。そしたら~わたしのタ~ン~♪」



赤ドーパント「左 翔太郎の相棒ね?」

フィリップ「いっぱいいっぱいいっぱいいっぱいあ~な~た~の~こえ~を~♪」(素通り)

赤ドーパント「あ、あの・・・ちょっと?」

フィリップ「あのそ~らへ~わた~しはトブ~♪」(イヤホンでCDを聞いているので聞こえない)

赤ドーパント「聞きなさいコラ!」

(フィリップを殴り掛かろうとするが、突如現れた小さな恐竜型のメカに防がれる)

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:30:25.89 ID:WBbeyPU60
フィリップ「ファング? な、ドーパント!?」

赤ドーパント「い、今気付いたの? と、とにかく、痛い目に合ってもらいます!」

フィリップ「まさか僕を狙ってくるとは・・・。何故アイドルを狙わない? 狙えない理由でもあるのかい?」

赤ドーパント「問答無用です!」


(フィリップは逃げながらスタッグフォンで翔太郎に連絡した。ファングは変形し、ガイアメモリになる)

フィリップ「それはどうかな?」ファング!

(翔太郎がドライバーを装着したので、フィリップの腰にもドライバーが現れた)



翔太郎「久しぶりのファングジョーカーか」ジョーカァ!


フィリップ&翔太郎「変身!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:31:30.36 ID:WBbeyPU60
ファング! ジョーカァ!
ギシャアアアア! ジャージャージャーン!

W(フィリップ&翔太郎)「ウォオアアアア!!」

赤ドーパント「ひ、ひぃい!?」


W(翔)「今度は赤いドーパントか。何人いるんだ?」

W(フ)「推測が正しければ、彼女は天海春香の可能性がある」

赤ドーパント「わた、春香さんはドーパントじゃありません!」

W(フ&翔)「・・・」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:33:54.91 ID:WBbeyPU60
赤ドーパント「も、問答無用!」

(殴り掛かる赤ドーパント。懸命に拳を振るうが、一向に当たらない)

W(フ)「ファングの敵では無いようだね」

赤ドーパント「うぅ~! って、うわあ!?」

(体勢を崩したドーパントが派手に横転し、その頭部がWの腹部に直撃する)

W(フ)「う”!!」

赤ドーパント「いたた・・・」

(ふらついた赤ドーパントが、壁に掛っている紐を引っ張る。すると何故か空から金ダライの雨がWの頭上に降り注いできた)

W(翔)「あだだだだだ!!!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:36:34.54 ID:WBbeyPU60
赤ドーパント「あれ? ま、参ったか! 今日の所はこの辺にしておいてあげます!」ダッ!

W(翔)「ふざけやがって・・・逃がすか!」


(赤ドーパントが角を曲がって逃げる)

W(フ)「逃がさない!」ガシャンガシャン!

W(翔)「ショルダーファング!」

(ブーメラン状の牙が赤ドーパントを追いかけ角を曲がるが、何か堅い物に弾かれる音が響いた)

青ドーパント「くっ・・・」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:38:08.00 ID:WBbeyPU60
W(フ)「4体目だ」

W(翔)「勘弁しろよ。ったく・・・!」

青ドーパント「・・・」

(無言で殴り掛かる青ドーパントに対し、カウンター気味にパンチを放つが、あまりの高度を誇る胸部に弾かれる)

W(翔)「いってえええ!!」

W(フ)「驚異的な硬度だ・・・ジュエルドーパント並かもしれない」

青ドーパント「・・・」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:40:58.36 ID:WBbeyPU60
(青いドーパントの背中から鳥の様な翼が生え、翼を羽ばたかせ羽根を弾丸のように飛ばしてきた)

W(翔)「あぶねぇ!」

青ドーパント「はああ!!」

W(翔)「滅茶苦茶しやがるな」

W(フ)「・・・治まった?」

W(翔)「って、またいなくなってる! くそっ!」

W(フ)「・・・」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:44:02.51 ID:WBbeyPU60
(翔太郎の意識が肉体に戻り、765のアイドル達が宿泊しているビジネスホテルのロビーで目を覚ます)

翔太郎(これで4体。黒、白、赤、青のドーパント)

翔太郎(赤は天海春香、青は・・・如月千早か? まさか、他の765プロも・・・)

律子「左さん?」

翔太郎「・・・律子さんか」

律子「お疲れ様です」

翔太郎「・・・」

律子「左さん?」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:47:05.23 ID:WBbeyPU60

翔太郎「確か、元アイドルなんだってな」

律子「・・・はい。人気が無いから、早々に引退しちゃったんですけどね。今は伊織と、亜美と、あずささんの3人をプロデュースしてます」

翔太郎「ん? 全員のじゃないのか?」

律子「はい。今はやむなく全員見てますが。普段プロデュースしているのは3人だけです。今の私には、それが限界ですから」

翔太郎「・・・。プロデューサーって、大変か?」

律子「楽と言えば嘘になります。けど、遣り甲斐はありますよ。
アイドルの個性や持ち味を見出して、より女の子を魅力的にするんです。
まるで、シンデレラに登場する魔法使いみたいに」

翔太郎「そうか・・・」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:02:11.88 ID:WBbeyPU60
鳴海探偵事務所

~~~♪(スタッグフォンが鳴る音)

翔太郎『フィリップ。検索だ』

フィリップ「何か気づいたのかい?」

翔太郎『ああ。キーワードは、『765プロダクション』『プロデュース』そして『竜宮小町・・・』

フィリップ「一致するだろう。秋月律子一人だけ。まさか彼女が?」

翔太郎『いや『竜宮小町以外』だ』

フィリップ「どう言う事だい?」

翔太郎『俺の推理が正しければ・・・該当するのが一人いる筈だ』

フィリップ「なるほど・・・では、検索を開始しよう」

(次々と飛び交う本を象った星の記憶。その中で一冊の本が、フィリップの前に止まった)

フィリップ「ビンゴだ、翔太郎」

翔太郎『よし・・・』

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:03:27.72 ID:WBbeyPU60
数日後 ライブ当日 風都タワー特設スタジオ


春香「プロデューサーさん、来ませんでしたね」

千早「仕方ないわ。私達だけで、ライブを成功させないと」

真「律子もいるし、大丈夫だよ!」

伊織「アイツがいなくても私たちだけでやれるって事を思い知らせてやりましょう!」

オォー!



舞台裏


律子「・・・」

翔太郎「調子はどうだ?」

フィリップ「やあ」

律子「左さん、フィリップさんも・・・」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:05:16.13 ID:WBbeyPU60
翔太郎「警察は外を見張っている。俺達は舞台裏だ」

フィリップ「パスは貰った。君たちは気にせずライブを続けたまえ」

律子「残念です。こんな形ではなく、きちんとライブをお見せしたかったのですけど」

翔太郎「なぁに。きっとまたテレビで見れるさ。それに」

フィリップ「また風都に来ればいい。デーパントに狙われるなんて危険な目に合うことなくね」

律子「はい。必ず、皆を風都でも知らない人がいないようなトップアイドルにしてみせます」

フィリップ「その時は、もちろん君も含めてだ。律っちゃん」

律子「・・・はい」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:09:08.46 ID:WBbeyPU60
舞台裏

???「・・・」

???「こんな事は・・・したくないんだが・・・」

翔太郎「何の話だ?」

フィリップ「おや? あなたは出発当日に高熱を出し、風都行きを断念して自宅で休養中の筈だ。何故ここにいるんだい」

翔太郎「プロデューサー」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:15:47.19 ID:WBbeyPU60
P「・・・!」

P「いや、急に来れる様になったものだから、彼女達の晴れ姿を見ておきたいと思って」

フィリップ「仮にそうだとしたら、なぜそれをアイドルはおろか、同僚の秋月律子に教えない?」

P「それは、驚かせようと思って」

翔太郎「・・・アンタ、このライブを滅茶苦茶にするつもりなんじゃないのか?」

フィリップ「先日会った白いドーパントが言った一言が引っ掛かっていた。『また変わった』と」

翔太郎「白いドーパントの前でメモリを変えたのはアレが初めてだ。『また』と付けられるのはおかしい。
そこで、初めは別々のドーパントだと思っていたが、あの一言を思い出して、
ひょっとするとヤツは俺達の様に複数の姿を持つ事が出来るドーパントではないのかと推理した」

P「!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:18:02.54 ID:WBbeyPU60
翔太郎「更に、秋月律子のプロデュースに対する発言で俺は仮説を立てた。
あのドーパントは『他人の個性を力にするドーパントかもしれない』ってな。
765プロのアイドル達の持つ個性を力にしていると言う事は、犯人は彼女たちと親しい立場にいる人間だ」

P「だったら、律子や、他のアイドルだって怪しいだろ!」

フィリップ「アイドル達は皆、このライブを本気で成功させるつもりだった。
秋月律子は中止も考えていたらしいが、それでも決行させた。
彼女もプロデューサーだ。だが、彼女は竜宮小町のプロデューサー。
ドーパントが使用していた天海春香、如月千早、菊地真、萩原雪歩はプロデュース対象では無い」

翔太郎「もっと言ってしまえば、最初にドーパントと遭遇した時、律子さんは俺と一緒にいた。そうなると、犯人である可能性が最も高いのはお前と言う訳だ」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:19:20.22 ID:WBbeyPU60
P「・・・そんな推理、憶測に過ぎないだろ」

翔太郎「そうだな。長々と喋ったが、所詮は憶測に過ぎ無い。
    だが、これを立証する事は簡単だ」

フィリップ「お前の身体にガイアメモリのコネクタがあるか調べる。
      ガイアメモリはいくら隠せても、身体に直接刻まれたコネクタは隠しようが無いからね」

P「ぐっ・・・!」

翔太郎「さぁ、俺達と一緒に来てもらおうか」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:20:40.05 ID:WBbeyPU60
P「・・・そうさ。俺が脅迫状を送り、お前たちを襲った」

翔太郎「アンタ、プロデューサーだろ? 何でそんな事」

P「風都でのライブ・・・これを成功させたら、彼女達はもっと遠くへ行ってしまう・・・」

翔太郎「・・・」

P「冗談じゃない。あいつ等は俺だけのアイドルだ。他の連中なんかに渡してたまるか・・・!」

翔太郎「だから、直接ステージをブチ壊そうってか?」

フィリップ「そんな事はさせない。君は僕達がここで止める」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:21:35.54 ID:WBbeyPU60
P「お前たちに、やれるものならやってみろ!」プロデュース!

翔太郎「やってやる。それが俺達」ジョーカァ!

フィリップ「風都を守る仮面ライダーだ」サイクロン!

翔太郎&フィリップ「変身!」

サイクロン! ジョーカーァ!


W(翔)「765プロ、プロデューサー。いや、プロデュースドーパント」
W(翔&フ)「さぁ、お前の罪を数えろ!」


Pドーパント「来いよ・・・俺は、プロデュースした人間が多い程、強くなる」ブラック!

W(翔)「うぉらぁ!」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:27:24.58 ID:WBbeyPU60
ステージ上

美希「皆! 次は、風都で活躍しているアイドル達の曲を歌わせてもらうの!」

伊織「私と美希が歌うわ! 曲は、クイーン&エリザベスの「Love♡Wars」!」
 
ウォォオオオオオオオオ!!!

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:30:46.79 ID:WBbeyPU60
人気の無い駐車場

W(翔)「へっ。そっちは一色、こっちは二色だ。負けねぇぞ」

Pドーパント「誰が一色だけだと言った?」トリオ! ブラック!ブルー!ホワイト!

(ドーパントの色に青と白が加わり、背中に翼が生え、スコップを構えた)

W(フ)「三色に増えた?」

W(翔)「色が多けりゃいいと思うなよっ!!」

サイクロン! メタルゥ!

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:32:34.86 ID:WBbeyPU60
千早「次も、同じく風都の、園崎若菜さんの曲を歌わせていただきます。曲は、『Naturally』です」

ワァアアアアア!!!
 
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:34:10.77 ID:WBbeyPU60
W(翔)「ハァ、ハァ・・・」

Pドーパント「やはりやるなぁ。流石は風都を守る仮面ライダーだ。だが、これで終わりだ」

オールスター!
レッド! ブルー! オレンジ! イエロー! ブラック! ホワイト! フレッシュグリーン! ライトブルー! カーマイン!

W(翔)「な!?」
W(フ)「全部で・・・9色・・・?」

Pドーパント「ハハハ! かなうまい! しかも、『イエロー』の能力は・・・」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:35:57.15 ID:WBbeyPU60
W(翔)「二体に分身した?」

Pドーパント「風都に恨みはないが・・・行け、分身!」

分身「んっふっふ~了解だぜ兄(C)!!」

(ドーパントの分身が、駐車場から外へ出ていった)

Pドーパント「追うか? そうすれば、ライブはどうなるだろうなぁ・・・」

W(フ)「ふっ。追う必要はない」

Pドーパント「何?」


分身「んっふっふ~。さぁて、どうしちゃおっかなぁ~」

???「左達の読み通りか」

分身「えぇ!? 兄ちゃん誰?」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:37:43.67 ID:WBbeyPU60
照井「俺に質問するな・・・」

分身「ぶー! さては、探偵の兄(C)の仲間っしょ! だったら遠慮しないかんね!」

照井「話が早いな」アクセル!

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:38:45.78 ID:WBbeyPU60
照井「変・・・身!!」

アクセル!
ブォンブォンブォオオオオン!!!

照井「さぁ・・・振り切るぜ」

分身「嘘! 仮面ライダー?」

照井「風都には、仮面ライダーが二人いる。俺は、仮面ライダーアクセルだ」

分身「アクセス?」

照井「アクセルだ」

分身「よぉおし! じゃあ勝負だ! 仮面ライダーサクセス!」

照井「アクセルだと言っているだろぉがあああ!!!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:41:30.99 ID:WBbeyPU60
W(翔)「こうなったら勝負だ。来い!」
クィドゥルルーーン!

Pドーパント「何だ!?」

エクストリーム!


W(フ)「敵の全てを閲覧した」
W(翔)「で、どうだ。弱点は?」
W(フ)「13の力が見事に短所を補っている。弱点は、無い」
W(翔)「無いなら・・・真っ向勝負だ」




春香「みんなアリガトウ! 最後に、この曲を、風都にいる全ての人に、風都を守ってくれる正義のヒーロー、仮面ライダーに送ります!」

765一同「曲は、W-B-X ~W-Boiled Extreme!!!」
 
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:43:35.77 ID:WBbeyPU60
アクセル「絶望が、お前のゴールだ」トライアル!

ピー ピー ピー ピーン!!!

トライアル! マキシマムドライブ!

(突如急加速したアクセルは、分身体に超高速の連打を放つ)

アクセル「7.2秒。それがお前の、絶望までのタイムだ」

分身「くっ・・・うぁうぁ~~~!!!」

(無数の蹴りを叩きこまれた分身は大爆発を起こし、消滅した)

アクセル「後は任せたぞ。左」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:48:36.04 ID:WBbeyPU60
サイクロン!  マキシマムドライブ!
ヒート!  マキシマムドライブ!
ルナァ!  マキシマムドライブ!
ジョーカァ! マキシマムドライブ!

W(フ)「翔太郎。メモリブレイクだ」
W(翔)「おう。これで決まりだ」

Pドーパント「うおおぉぉぉおお!」


W(翔&フ)「ビッカーチャージブレイク!!!」

(青い翼を羽ばたかせ、ドーパントは低空飛行でWに向かってスコップを振り下ろす。それをWは紙一重で避け、ドーパントをプリズムブレードで叩き切った)

Pドーパント「ぐわぁあああああ!!!」


(プロデューサーの体内からガイアメモリが除外され、砕け散った。ドーパントの状態が解除されたプロデューサーは、そのまま気絶してしまった。)

W(翔)「終わったな・・・」ガシャン! ヒュオオオオ・・・

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:52:39.91 ID:WBbeyPU60
ワァアアアアアアアアアアア!!!


翔太郎「ライブも、成功したらしいな」

フィリップ「そうだね」

翔太郎「一件落着・・・って訳にもいかねぇか」

フィリップ「後は、彼女達次第だね」


ワァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:56:02.52 ID:WBbeyPU60
数日後

カシャカシャカシャ
zikenha,buzinikaiketusareta.daga,765puronoaidorutatinitugeraretagennzituha,amarinimohisannnamonodatta.
sonogo,purodexyu-sa-hataihosaretaga,okonattatumiha,kyouhakunomitonari,do-panntogaraminotumitositeha,hikakutekikaruimonotonatta.
gaiamemorinosiyouhinndomosukunakattaseika,tyuudokusyuoujoumoyowaku,junntyounikaihukusiteirurasii.
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souieba,saikinn765puronoaidoruwoterebideyokumenisuruyouninatta.
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90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:57:25.39 ID:WBbeyPU60
(事件は無事解決した。だが、765プロのアイドル達に告げられた現実は、あまりにも悲惨なものだった。
その後、プロデューサーは逮捕されたが、行った罪は、脅迫と器物破損のみとなり、ドーパントがらみの罪としては、比較的軽いものとなった。
中毒症状も弱く、順調に回復しているらしい。
律子さんが言うには、本人は深く反省し、心を入れ替えたらしい。
今は警察の世話になっているが、もしかしたら、いつか765プロに戻って来る日が来るのかもしれない。
そう言えば、最近765プロのアイドルをテレビでよく目にするようになった。
どんどん有名になって、また風都に来てもらいたいものだ)

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:58:10.57 ID:WBbeyPU60
亜希子「キャア~~~! 真様~~~!!」

翔太郎「よお照井。お前はどの子が好みだ?」

照井「俺に質問を」

ダイスキハ~ニイ~♪ イチゴミタ~イニ~♪


翔太郎「・・・携帯鳴ってんぞ」

照井「・・・」




フィリップ「僕は断然、四条貴音だね。素性が殆ど謎に包まれている彼女のミステリアスな雰囲気・・・う~んゾクゾクするねぇ」

翔太郎「・・・惑星の本棚見りゃ一発だろうが」

フィリップ「夢が無いなぁ翔太郎は。とは言ったものの、実は検索をした事がある。全く情報が無かったがね」

翔太郎「本棚に情報が載ってないって・・・」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:00:43.55 ID:WBbeyPU60
フィリップ「そう言えば、翔太郎は誰が好みなんだい?」

翔太郎「俺か? 俺はな・・・秘密だ」

フィリップ「そんな! 僕は教えただろう、翔太郎」

翔太郎「そう言うな。全員のファンって事だよ。・・・ん? 亜希子はどうした」


亜希子「この浮気者――ー!!!」

照井「待て所長! は、話を・・・ウァァアアアァアアアア!!!」

翔太郎「な・・・亜希子ぉ!! おいフィリップ! 亜希子を止めろ!」

フィリップ「亜希ちゃん! 星井美希は素晴らしいよ!」

翔太郎「そう言う問題じゃねぇよ!!!」


-fin-