1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:08:33.24 ID:DDH89jOp0
―タマムシシティ・デパート―
エリカ「グリーンさ~ん」
グリーン「……」
エリカ「お~い、グリーンさ~ん」スタスタ
グリーン「……」スタスタ
エリカ「グリーンさ~ん、グリ~ンさんってばぁー! お~い!」スタスタ
グリーン「……」スタスタ
エリカ「……」
エリカ「おーい」グイッ
グリーン「はごっ!」グキッ
エリカ「グリーンさ~ん」
グリーン「……」
エリカ「お~い、グリーンさ~ん」スタスタ
グリーン「……」スタスタ
エリカ「グリーンさ~ん、グリ~ンさんってばぁー! お~い!」スタスタ
グリーン「……」スタスタ
エリカ「……」
エリカ「おーい」グイッ
グリーン「はごっ!」グキッ
引用元: ・エリカ「あ、グリーンさんだ」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:11:25.40 ID:DDH89jOp0
エリカ「無視するなんて酷いです。私泣いちゃいますよ? メソメソ」
グリーン「く、首が……髪を離せ!」
エリカ「何してるんですか? こんなところで」
グリーン「……別に、関係ないだろう」
エリカ「メソメソ」グイ
グリーン「ぐはっ!」グキッ
グリーン「く、首が……髪を離せ!」
エリカ「何してるんですか? こんなところで」
グリーン「……別に、関係ないだろう」
エリカ「メソメソ」グイ
グリーン「ぐはっ!」グキッ
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:14:29.17 ID:DDH89jOp0
エリカ「思ってたんですが髪型カワイイですね。しっぽみたいで」
グリーン「玩具にするなこの腹黒女……」
エリカ「で、何してるんですか? こんなところで?」
グリーン「別に、人に会うだけだ」
エリカ「それくらいの内容、すぐに話せばいいのに。私のこと嫌いです?」
グリーン「……いや別にきらいじゃないけど怖い」
エリカ「ちょっとショックですね。こんなにつつましくて優しいのに」
グリーン「あ~、ハイハイ」
エリカ「あ、そうだ。ジムリーダー就任おめでとうございます」
グリーン「玩具にするなこの腹黒女……」
エリカ「で、何してるんですか? こんなところで?」
グリーン「別に、人に会うだけだ」
エリカ「それくらいの内容、すぐに話せばいいのに。私のこと嫌いです?」
グリーン「……いや別にきらいじゃないけど怖い」
エリカ「ちょっとショックですね。こんなにつつましくて優しいのに」
グリーン「あ~、ハイハイ」
エリカ「あ、そうだ。ジムリーダー就任おめでとうございます」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:17:42.34 ID:DDH89jOp0
グリーン「……まだ正式採用じゃない」
エリカ「いえ、多分正式に認められると思いますよ? なにせ、人員不足ですから」
グリーン「そんな理由か」
エリカ「まぁ、そうでなくても本部はアナタという人材を逃がしはしないでしょうけど。なおさらですね」
グリーン「この負け犬をか?」
エリカ「まぁ、卑屈な。たかだか一敗しただけじゃないですか。チャンピオンになった直後」
グリーン「ドSめ」
エリカ「クスクス」
エリカ「いえ、多分正式に認められると思いますよ? なにせ、人員不足ですから」
グリーン「そんな理由か」
エリカ「まぁ、そうでなくても本部はアナタという人材を逃がしはしないでしょうけど。なおさらですね」
グリーン「この負け犬をか?」
エリカ「まぁ、卑屈な。たかだか一敗しただけじゃないですか。チャンピオンになった直後」
グリーン「ドSめ」
エリカ「クスクス」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:21:57.47 ID:DDH89jOp0
グリーン「用がないなら急いでるんだ。もう行くぞ」
エリカ「えぇ、私もこの後、ジムにカスミちゃんとナツメちゃんが遊びに来る予定ですので、これで」
エリカ「大変なんですよ? ナツメちゃんは四天王への推薦を受けるし、カスミちゃんはカリンさんの引退で飲んだくれてますし」
グリーン「未成年だろ」
エリカ「サイコソーダです」
グリーン「……そうか」
エリカ「あ、そうそう。そういえばグリーンさん、お一つお尋ねしてもよろしいですか?」
グリーン「時間がないから急げよ」
エリカ「えぇ、一つだけです。どうしてアナタ、四天王のお誘いを蹴ったんですか?」
グリーン「……」
エリカ「ん?」
エリカ「えぇ、私もこの後、ジムにカスミちゃんとナツメちゃんが遊びに来る予定ですので、これで」
エリカ「大変なんですよ? ナツメちゃんは四天王への推薦を受けるし、カスミちゃんはカリンさんの引退で飲んだくれてますし」
グリーン「未成年だろ」
エリカ「サイコソーダです」
グリーン「……そうか」
エリカ「あ、そうそう。そういえばグリーンさん、お一つお尋ねしてもよろしいですか?」
グリーン「時間がないから急げよ」
エリカ「えぇ、一つだけです。どうしてアナタ、四天王のお誘いを蹴ったんですか?」
グリーン「……」
エリカ「ん?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:27:20.86 ID:DDH89jOp0
グリーン「んじゃ、行くわ」
エリカ「また無視ですか? メソメソ」
グリーン「お前は初めてだろうがな。もうさんざ答え飽きてるんだよ俺は」
エリカ「でもそれって私に関係ないです」
グリーン「別に適当に妄想してろ。それでいい」
エリカ「あ、そうですか。分かりましたそうします」
エリカ「まさか……そうですか。グリーンさんがシバさんとウーハー……」
グリーン「おい待てなんだウーハーって」
エリカ「いやですわ公衆の面前で……うぅっ、かわいそうなグリーンさん。さらにワタルさんの破壊光線まで●●に」
グリーン「何を妄想しとるか!」
エリカ「また無視ですか? メソメソ」
グリーン「お前は初めてだろうがな。もうさんざ答え飽きてるんだよ俺は」
エリカ「でもそれって私に関係ないです」
グリーン「別に適当に妄想してろ。それでいい」
エリカ「あ、そうですか。分かりましたそうします」
エリカ「まさか……そうですか。グリーンさんがシバさんとウーハー……」
グリーン「おい待てなんだウーハーって」
エリカ「いやですわ公衆の面前で……うぅっ、かわいそうなグリーンさん。さらにワタルさんの破壊光線まで●●に」
グリーン「何を妄想しとるか!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:31:02.75 ID:DDH89jOp0
エリカ「好きに妄想しろと言ったじゃないですか?」
グリーン「お前はそんな妄想が好きなのか?」
エリカ「まさか。私はカワイイ女の子にしか興味ありません。ぐへへ」
グリーン「お前姉さんだけには近づくなよ?」
エリカ「ま、冗談はさておき。別にジムリーダーも組織的にはレッドさんの下なんですけど? それはどうお考えで?」
グリーン「……」
エリカ「……ん?」
グリーン「……」
エリカ「……ん?」
グリーン「時間だ。行く」
エリカ「そ」
グリーン「お前はそんな妄想が好きなのか?」
エリカ「まさか。私はカワイイ女の子にしか興味ありません。ぐへへ」
グリーン「お前姉さんだけには近づくなよ?」
エリカ「ま、冗談はさておき。別にジムリーダーも組織的にはレッドさんの下なんですけど? それはどうお考えで?」
グリーン「……」
エリカ「……ん?」
グリーン「……」
エリカ「……ん?」
グリーン「時間だ。行く」
エリカ「そ」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:36:10.94 ID:DDH89jOp0
エリカ「ま、これからは同僚になりますので、一つよろしくお願いします」
グリーン「別に。俺は俺のやりたいようにやる」
エリカ「どうぞ、ご自由に。前からトキワジムはそんな感じでしたから」
グリーン「就任先までもう知れてるのか……」
エリカ「順当に進めばそうなります。ではこれで。またご挨拶に伺います」
グリーン「極力会いたくないんだがな。お前には」
エリカ「そんなに怖がらなくてもいいのに。このか弱いナゾノクサを」
グリーン「……はいはい。じゃぁな」スタスタ
エリカ「……どうも」
エリカ「……」
エリカ「はぁ……」スタスタ
グリーン「別に。俺は俺のやりたいようにやる」
エリカ「どうぞ、ご自由に。前からトキワジムはそんな感じでしたから」
グリーン「就任先までもう知れてるのか……」
エリカ「順当に進めばそうなります。ではこれで。またご挨拶に伺います」
グリーン「極力会いたくないんだがな。お前には」
エリカ「そんなに怖がらなくてもいいのに。このか弱いナゾノクサを」
グリーン「……はいはい。じゃぁな」スタスタ
エリカ「……どうも」
エリカ「……」
エリカ「はぁ……」スタスタ
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:38:55.68 ID:DDH89jOp0
―タマムシジム―
ナツメ「エリカ~来たよ~」
エリカ「お待ちしてました。どうぞ、適当にかけてください」
ナツメ「お、こたつだ~」モゾモゾ
エリカ「カスミちゃんは?」
ナツメ「あ~~あったかい。もう来るわよ」
カスミ「ひぐっ・・・・…うぇぇ……エリカぁ……」ヨロヨロ
エリカ「よしよし」ナデナデ
ナツメ「エリカ~来たよ~」
エリカ「お待ちしてました。どうぞ、適当にかけてください」
ナツメ「お、こたつだ~」モゾモゾ
エリカ「カスミちゃんは?」
ナツメ「あ~~あったかい。もう来るわよ」
カスミ「ひぐっ・・・・…うぇぇ……エリカぁ……」ヨロヨロ
エリカ「よしよし」ナデナデ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:44:17.58 ID:DDH89jOp0
カスミ「なんでカンナ様……うぇ、アタシはずっと目標にしてきたのに……グス」
エリカ「よしよし。ミカン食べます?」
カスミ「もぐもぐ」
エリカ「本当に大変なことになりましたね。今回は」
ナツメ「今まで。チャレンジャーはほとんどキクコばーちゃんかワタルで落ちてたからね」
ナツメ「それをごぼう抜き。それも二人も」
エリカ「一瞬でチャンピオン交代。その上、トキワジムのサカキさんが辞表提出の後に行方不明」
エリカ「そして、キクコさんとカンナさんの引退」
ナツメ「これまで安定していた組織図に、一度に三つも穴が開いた。そりゃ騒々しくもなるか」
カスミ「……カンナさまぁぁぁぁ!!」
ナツメ「この子はひとりでうるさいけど。ほれみかん」
カスミ「んぐ……もぐもぐ」
エリカ「よしよし。ミカン食べます?」
カスミ「もぐもぐ」
エリカ「本当に大変なことになりましたね。今回は」
ナツメ「今まで。チャレンジャーはほとんどキクコばーちゃんかワタルで落ちてたからね」
ナツメ「それをごぼう抜き。それも二人も」
エリカ「一瞬でチャンピオン交代。その上、トキワジムのサカキさんが辞表提出の後に行方不明」
エリカ「そして、キクコさんとカンナさんの引退」
ナツメ「これまで安定していた組織図に、一度に三つも穴が開いた。そりゃ騒々しくもなるか」
カスミ「……カンナさまぁぁぁぁ!!」
ナツメ「この子はひとりでうるさいけど。ほれみかん」
カスミ「んぐ……もぐもぐ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:48:19.66 ID:DDH89jOp0
支援感謝
エリカ「でも、まさかナツメちゃんに四天王の話がくるとは思ってませんでした」
ナツメ「私自身が驚いてるわよ」
エリカ「一応、四天王はトレーナー以外からもアイドル的な存在ですし。ナツメちゃんは美人ですしね」
ナツメ「びっ……ちょっとやめなさいよ」
エリカ「照れなくてもいいのに」
カスミ「このアパ がぁぁぁ!! お前がカンナ様の代わりになると思うかぁぁ!!」
ナツメ「こうなるのよ!」
エリカ「うふふ、どうどう」
エリカ「でも、まさかナツメちゃんに四天王の話がくるとは思ってませんでした」
ナツメ「私自身が驚いてるわよ」
エリカ「一応、四天王はトレーナー以外からもアイドル的な存在ですし。ナツメちゃんは美人ですしね」
ナツメ「びっ……ちょっとやめなさいよ」
エリカ「照れなくてもいいのに」
カスミ「このアパ がぁぁぁ!! お前がカンナ様の代わりになると思うかぁぁ!!」
ナツメ「こうなるのよ!」
エリカ「うふふ、どうどう」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 19:54:15.31 ID:DDH89jOp0
ナツメ「四天王か~~、そんな自身はないんだけどなぁ……」
エリカ「適任だと思いますよ? そのうちグラビア活動やグッツ展開がされて・・・・・」ハァハァ
ナツメ「キモイわ。エリカ、あんただって美人で実力派しょうに。なんで推薦なかったの?」
エリカ「まぁ、そこはタマムシを守るということで。一応、本部創立よりも古いですから。ここは」
ナツメ「でもキキョウジムのキョウさんは推薦されてるんだよね?」
エリカ「あちらはアンズちゃんという跡取りがいますし……」
エリカ「ハッ! ということはキョウさんが四天王に昇格すればアンズちゃんは私の後輩に!」ハァハァ
ナツメ「死守するわよ!? 絶対あんたには近づけないわよ!?」
エリカ「えー」
ナツメ「えーじゃないわよこのヘン め」
エリカ「適任だと思いますよ? そのうちグラビア活動やグッツ展開がされて・・・・・」ハァハァ
ナツメ「キモイわ。エリカ、あんただって美人で実力派しょうに。なんで推薦なかったの?」
エリカ「まぁ、そこはタマムシを守るということで。一応、本部創立よりも古いですから。ここは」
ナツメ「でもキキョウジムのキョウさんは推薦されてるんだよね?」
エリカ「あちらはアンズちゃんという跡取りがいますし……」
エリカ「ハッ! ということはキョウさんが四天王に昇格すればアンズちゃんは私の後輩に!」ハァハァ
ナツメ「死守するわよ!? 絶対あんたには近づけないわよ!?」
エリカ「えー」
ナツメ「えーじゃないわよこのヘン め」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:01:04.75 ID:DDH89jOp0
エリカ「でもナツメちゃんが四天王になれば、グラビアくらいはありますよ? カンナさんもそうでしたし」
ナツメ「グラビア……考えたこともなかったわね。これも自信ないわ」
エリカ「そんな!」
エリカ「身長180cm 体重61kg、スリーサイズB88/W60/H89 でも最近お餅食べ過ぎてポチャ気味(はぁと」
エリカ「の、ナイスバディであるナツメちゃんが何を言ってるんですか!」
ナツメ「あんたどこから持ってきたのっ!!」
エリカ「企業秘密です」ハァハァ
カスミ「バスト88ぃ!? なにそれあたしにケンカ売ってんの!?」
エリカ「あ、復活した」
カスミ「よこせぇぇぇ!! その無駄肉よこしなさい!!」ムニムニ
ナツメ「ちょっ、どこさってんのバカ! あっ! こらやめろ!!」
エリカ「カスミちゃんその調子!!」ハァハァ
ナツメ「グラビア……考えたこともなかったわね。これも自信ないわ」
エリカ「そんな!」
エリカ「身長180cm 体重61kg、スリーサイズB88/W60/H89 でも最近お餅食べ過ぎてポチャ気味(はぁと」
エリカ「の、ナイスバディであるナツメちゃんが何を言ってるんですか!」
ナツメ「あんたどこから持ってきたのっ!!」
エリカ「企業秘密です」ハァハァ
カスミ「バスト88ぃ!? なにそれあたしにケンカ売ってんの!?」
エリカ「あ、復活した」
カスミ「よこせぇぇぇ!! その無駄肉よこしなさい!!」ムニムニ
ナツメ「ちょっ、どこさってんのバカ! あっ! こらやめろ!!」
エリカ「カスミちゃんその調子!!」ハァハァ
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:05:47.44 ID:DDH89jOp0
カスミ「うぉ! なにこれスゴイやわらかい!」プニュプニュ
ナツメ「きゃっ! ちょっ! やめなさい! これ以上続けたら!!」
湯呑「……コトコト」
ナツメ「!!!」
ナツメ「っく! ほら、また無意識に発動してしまったわ……私に眠るエスパーの力が……」
カスミ「……」
エリカ「……」
ナツメ「ごめんなさいエリカ……このまま暴走してツボとか割っちゃったらごめんなさい」
エリカ「……いえ」
ナツメ「ふぅ。苦労するわ。特殊な能力を持って生まれてしまうと……」
カスミ「……そうね」
ナツメ「っく! 静まれ! 静まれ! 私の能力!」
カスミ「この子はこれガチで言ってるから怖いわね」
エリカ「まぁ、これもまた萌え要素で」
ナツメ「あぁぁ~~暴走するぅ!」
ナツメ「きゃっ! ちょっ! やめなさい! これ以上続けたら!!」
湯呑「……コトコト」
ナツメ「!!!」
ナツメ「っく! ほら、また無意識に発動してしまったわ……私に眠るエスパーの力が……」
カスミ「……」
エリカ「……」
ナツメ「ごめんなさいエリカ……このまま暴走してツボとか割っちゃったらごめんなさい」
エリカ「……いえ」
ナツメ「ふぅ。苦労するわ。特殊な能力を持って生まれてしまうと……」
カスミ「……そうね」
ナツメ「っく! 静まれ! 静まれ! 私の能力!」
カスミ「この子はこれガチで言ってるから怖いわね」
エリカ「まぁ、これもまた萌え要素で」
ナツメ「あぁぁ~~暴走するぅ!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:13:30.49 ID:DDH89jOp0
カスミ「で、話戻すけど、結局現状どうなってんの?」モグモグ
エリカ「そうですねぇ……四天王に穴2つ、ジムリーダーに穴1つ」パク
エリカ「四天王推薦が、ナツメちゃん、キョウさん、カツラさん、グリーンさん」モグモグ
エリカ「その内、カツラさんとグリーンさんは推薦を辞退しました。残るはキョウさんとナツメちゃん」ゴクン
エリカ「キキョウジムにはアンズちゃんが居ますし、ヤマブキには格闘道場の再開という保険があります」
エリカ「順当に行けば、こうなると思います」カキカキ
チャンピオン=レッド
四天王=ワタル、シバ、キョウ、ナツメ
トキワジム=グリーン(新規)
キキョウジム=アンズ(新規)
ヤマブキジム=格闘道場(再開)
ナツメ「落ち着いたわね」
カスミ「まさに順当って感じね」
エリカ「そうですねぇ……四天王に穴2つ、ジムリーダーに穴1つ」パク
エリカ「四天王推薦が、ナツメちゃん、キョウさん、カツラさん、グリーンさん」モグモグ
エリカ「その内、カツラさんとグリーンさんは推薦を辞退しました。残るはキョウさんとナツメちゃん」ゴクン
エリカ「キキョウジムにはアンズちゃんが居ますし、ヤマブキには格闘道場の再開という保険があります」
エリカ「順当に行けば、こうなると思います」カキカキ
チャンピオン=レッド
四天王=ワタル、シバ、キョウ、ナツメ
トキワジム=グリーン(新規)
キキョウジム=アンズ(新規)
ヤマブキジム=格闘道場(再開)
ナツメ「落ち着いたわね」
カスミ「まさに順当って感じね」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:19:27.98 ID:DDH89jOp0
カスミ「そういやさ、カツラさんとグリーンはなんで推薦蹴ったの?」
ナツメ「カツラさんはジムリーダーやってるのが楽しいって感じはあったけど、グリーンはプライドの塊みたいな奴よね」モグモグ
ナツメ「単にレッドの下がいやだったんじゃない?」
カスミ「男の子ねぇ……ってか、ジムリーダーの方がよっぽど下っ端なのに」
ナツメ「なんとかして引き止めたかったんでしょうよ。一度はチャンピオンになったんだから」
エリカ「……そうですねぇ……今は、人員が必要ですし。あ、みかんください」
カスミ「ん」
ナツメ「今までカントーを支えてきた三人がこぞっていなくなる、と、そりゃ弱体化もするか……変化の時期ってことね」
エリカ「そうですねぇ……全体の弱体化は避けたいところです。でないと……」
エリカ「西に、つけ込まれる」
ナツメ「カツラさんはジムリーダーやってるのが楽しいって感じはあったけど、グリーンはプライドの塊みたいな奴よね」モグモグ
ナツメ「単にレッドの下がいやだったんじゃない?」
カスミ「男の子ねぇ……ってか、ジムリーダーの方がよっぽど下っ端なのに」
ナツメ「なんとかして引き止めたかったんでしょうよ。一度はチャンピオンになったんだから」
エリカ「……そうですねぇ……今は、人員が必要ですし。あ、みかんください」
カスミ「ん」
ナツメ「今までカントーを支えてきた三人がこぞっていなくなる、と、そりゃ弱体化もするか……変化の時期ってことね」
エリカ「そうですねぇ……全体の弱体化は避けたいところです。でないと……」
エリカ「西に、つけ込まれる」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:25:05.67 ID:DDH89jOp0
―ポケモンリーグ本部―
カントー役員「……なんと言いましたかな?」
ジョウト役員「おや? 聞こえませんでしたかな?」
ジョウト役員「今回の四天王の欠員二名。我々ジョウトから採用すべきだと言っているのです」
カントー役員「しかし、ジョウトさん、あなた、ポケモンリーグ非加盟地方じゃないですか?」
カントー役員「ジムだって個人経営が三つしか存在しない。それがどうして突然?」
ジョウト役員「ジムならば数年いないに8つに揃うだけ用意する。我々も、参入させて頂きたいと思っているのですよ」
ジョウト役員「よりよいポケモンの未来の為にね」
カントー役員「綺麗事だな。どうせリーグに集まる金が目的なんだろ?」
カントー役員「……なんと言いましたかな?」
ジョウト役員「おや? 聞こえませんでしたかな?」
ジョウト役員「今回の四天王の欠員二名。我々ジョウトから採用すべきだと言っているのです」
カントー役員「しかし、ジョウトさん、あなた、ポケモンリーグ非加盟地方じゃないですか?」
カントー役員「ジムだって個人経営が三つしか存在しない。それがどうして突然?」
ジョウト役員「ジムならば数年いないに8つに揃うだけ用意する。我々も、参入させて頂きたいと思っているのですよ」
ジョウト役員「よりよいポケモンの未来の為にね」
カントー役員「綺麗事だな。どうせリーグに集まる金が目的なんだろ?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:29:25.38 ID:DDH89jOp0
カントー「まるで樹液にたかる虫だな。さすが西は節操がない」
ジョウト「東の人間は疑り深い上に口が悪い……それに人格も歪んでいるようだ。どうしてそんな発想しかできない?」
ジョウト「ポケモンセンター、ボールや薬を提供するショップの完備、野生のポケモンの抑圧」
ジョウト「ポケモンを使って悪事を働こうという輩も、あとを立ちません」
ジョウト「対応するにはやはり、大樹の影に寄せていただくしかありますまい?」
カントー「やはり金じゃないか?」
ジョウト「この世を動かしているのは人間だ。人間が動けば金が生じる。仕方のないことです」
ジョウト「東の人間は疑り深い上に口が悪い……それに人格も歪んでいるようだ。どうしてそんな発想しかできない?」
ジョウト「ポケモンセンター、ボールや薬を提供するショップの完備、野生のポケモンの抑圧」
ジョウト「ポケモンを使って悪事を働こうという輩も、あとを立ちません」
ジョウト「対応するにはやはり、大樹の影に寄せていただくしかありますまい?」
カントー「やはり金じゃないか?」
ジョウト「この世を動かしているのは人間だ。人間が動けば金が生じる。仕方のないことです」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:35:26.33 ID:DDH89jOp0
カントー「とにかく、もう人事案は完成しているんだ。今更、こられても対応できない」
ジョウト「我々を袖にふるというのですかな? 長年、四天王の長を務めるワタルもジョウトの出身だぞ?」
カントー「だからどうした? 彼は本部の人間だ。関係あるまい」
ジョウト「だが、同時にフスベシティの一族でもある」
ジョウト「私が族長に圧力をかければ、簡単にお願いを聞いてくれることでしょう、例えば……」
カントー「脅迫する気か?」
ジョウト「事実関係と力関係を確認しているだけです」
カントー「……ヤクザめ」
ジョウト「なんとでも」
カントー「少し時間を頂こう」
ジョウト「いいでしょう。それではまた明日、同じ時間にお伺いいたします」
ジョウト「良いお返事を期待しておりますよ?」スタ
カントー「……ッケ! 辺境の田舎モンが」クルリ
ジョウト「我々を袖にふるというのですかな? 長年、四天王の長を務めるワタルもジョウトの出身だぞ?」
カントー「だからどうした? 彼は本部の人間だ。関係あるまい」
ジョウト「だが、同時にフスベシティの一族でもある」
ジョウト「私が族長に圧力をかければ、簡単にお願いを聞いてくれることでしょう、例えば……」
カントー「脅迫する気か?」
ジョウト「事実関係と力関係を確認しているだけです」
カントー「……ヤクザめ」
ジョウト「なんとでも」
カントー「少し時間を頂こう」
ジョウト「いいでしょう。それではまた明日、同じ時間にお伺いいたします」
ジョウト「良いお返事を期待しておりますよ?」スタ
カントー「……ッケ! 辺境の田舎モンが」クルリ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:40:16.66 ID:DDH89jOp0
役員B「で、どうしますか?」
役員A「今、ワタルを失うわけには行かない。ただでさえ人材不足なんだ」
役員C「その上、チャンピオンはあのお子様ですしねぇ」
役員A「ワタルは抑止力の要。何があろうとも本部から手放すことはできない」
役員B「サカキやキクコが居てくれたらなぁ……あの氷女も空気読んで辞めろっての」
役員C「だがグリーンが手に入ったのはでかい。貴重なオーキド博士とのパイプだ」
役員A「アレが四天王になってくれれば願ったり叶ったりだったのだがな。何を考えているのか」
役員B「こっちの話はほどほどにしよう。西をどうする西を」
役員A「今、ワタルを失うわけには行かない。ただでさえ人材不足なんだ」
役員C「その上、チャンピオンはあのお子様ですしねぇ」
役員A「ワタルは抑止力の要。何があろうとも本部から手放すことはできない」
役員B「サカキやキクコが居てくれたらなぁ……あの氷女も空気読んで辞めろっての」
役員C「だがグリーンが手に入ったのはでかい。貴重なオーキド博士とのパイプだ」
役員A「アレが四天王になってくれれば願ったり叶ったりだったのだがな。何を考えているのか」
役員B「こっちの話はほどほどにしよう。西をどうする西を」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:45:45.87 ID:DDH89jOp0
役員A「対応するしかなかろう? アキレス腱に刃物を突きつけられている状態だ」
役員B「じゃ、四天王の欠員はジョウトから?」
役員C「嫌だなぁ……こっちの歯車が狂う」
役員A「もちろん、そっくりそのまま受け入れる訳にもいかない」
役員C「あくまで常識的な立場はこっちが上だ。西にチャンスを与え、なお諦めさせる」
役員B「それが理想的だが、具体案はあるのか?」
役員C「そういうお前はあるのか?」
役員B「……」
役員C「……」
役員A「……一つ、提案がある」
役員B「……流石だ」
役員C「……聞こう」
役員A「不確実な形になるが……穏便には片付くはずだ……まずは」
役員B「じゃ、四天王の欠員はジョウトから?」
役員C「嫌だなぁ……こっちの歯車が狂う」
役員A「もちろん、そっくりそのまま受け入れる訳にもいかない」
役員C「あくまで常識的な立場はこっちが上だ。西にチャンスを与え、なお諦めさせる」
役員B「それが理想的だが、具体案はあるのか?」
役員C「そういうお前はあるのか?」
役員B「……」
役員C「……」
役員A「……一つ、提案がある」
役員B「……流石だ」
役員C「……聞こう」
役員A「不確実な形になるが……穏便には片付くはずだ……まずは」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 20:52:02.18 ID:DDH89jOp0
―タマムシジム―
ナツメ「んじゃ、お邪魔しました~」
カスミ「う~、寒っ! 冬嫌い、泳げないし……」
ナツメ「そう? 私は夏の方が嫌いだけど」
エリカ「お二人とも気をつけて帰ってくださいね。雪が降りそうですから……」
ジム員「エリカさ~ん、すみません、お電話です」
エリカ「ありがとうございます。それでは、二人共ごめんなさい、失礼します……」
カスミ「お~~う。ナツメ~~、肉まん買ってこ~~」
ナツメ「さっきさんざんみかん食べたでしょあなた……」
エリカ「で、お電話ってどなたから?」
ジム員「本部務めの方から。人事に決着が付いたそうで。速報らしいです」
エリカ「……そ」
エリカ「さて、もうひと波乱、なければいいのですケド……」
ナツメ「んじゃ、お邪魔しました~」
カスミ「う~、寒っ! 冬嫌い、泳げないし……」
ナツメ「そう? 私は夏の方が嫌いだけど」
エリカ「お二人とも気をつけて帰ってくださいね。雪が降りそうですから……」
ジム員「エリカさ~ん、すみません、お電話です」
エリカ「ありがとうございます。それでは、二人共ごめんなさい、失礼します……」
カスミ「お~~う。ナツメ~~、肉まん買ってこ~~」
ナツメ「さっきさんざんみかん食べたでしょあなた……」
エリカ「で、お電話ってどなたから?」
ジム員「本部務めの方から。人事に決着が付いたそうで。速報らしいです」
エリカ「……そ」
エリカ「さて、もうひと波乱、なければいいのですケド……」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:01:36.14 ID:DDH89jOp0
―タマムシシティ・デパート最上階の自販機コーナー―
グリーン「……よぅ」
カンナ「ようじゃないわよ。なんでこんなところなの?」
グリーン「お互い、店の中じゃゆっくり話せない立場だろ? 落ち着いていいじゃないか?」
カンナ「それはそうだけど……ああ、もういいわ。なんか飲む?」
グリーン「ミックスジュースで」
カンナ「はい、おいしい水」ガタンゴトン
グリーン「……おう」
カンナ「で、呼び出して悪かったわね。どうしても直接聞きたかったもんだから。さっそく始めていい?」
グリーン「あぁ、俺もお前に聞きたいことがあったからな。気にするな」
カンナ「あら? そうなの? じゃぁアナタの方から聞きましょうか? いいわよ?」
グリーン「……そうか、じゃ」
グリーン「アンタ、なんで四天王辞めたの?」
カンナ「……」
グリーン「……よぅ」
カンナ「ようじゃないわよ。なんでこんなところなの?」
グリーン「お互い、店の中じゃゆっくり話せない立場だろ? 落ち着いていいじゃないか?」
カンナ「それはそうだけど……ああ、もういいわ。なんか飲む?」
グリーン「ミックスジュースで」
カンナ「はい、おいしい水」ガタンゴトン
グリーン「……おう」
カンナ「で、呼び出して悪かったわね。どうしても直接聞きたかったもんだから。さっそく始めていい?」
グリーン「あぁ、俺もお前に聞きたいことがあったからな。気にするな」
カンナ「あら? そうなの? じゃぁアナタの方から聞きましょうか? いいわよ?」
グリーン「……そうか、じゃ」
グリーン「アンタ、なんで四天王辞めたの?」
カンナ「……」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:06:16.54 ID:DDH89jOp0
グリーン「なんで?」
カンナ「……うん、まぁ、TVで言ったことほぼそのままよ」
カンナ「自分の限界を感じていた。それと、故郷が懐かしくなった。ごまかしもしないわ。そんな情けない理由よ」
グリーン「それだけ?」
カンナ「うっさいわね。あと、上層部のセクハラがウザかった。私ポケモントレーナーよ? なんでグラビア?」
グリーン「それは俺も薄々思っていた」
カンナ「そうね。自己保守的な本部の体質が気に食わなかったってのもあるわ。それとか、シバが暑苦しいとか色々」
カンナ「なんだかんだ、自分で抱え込める限界を超えちゃったってカンジ?」
グリーン「大人は大変だな。どうりでシワが増える」
カンナ「失礼ね! 見なさいこのピチピチの肌を!」
カンナ「……うん、まぁ、TVで言ったことほぼそのままよ」
カンナ「自分の限界を感じていた。それと、故郷が懐かしくなった。ごまかしもしないわ。そんな情けない理由よ」
グリーン「それだけ?」
カンナ「うっさいわね。あと、上層部のセクハラがウザかった。私ポケモントレーナーよ? なんでグラビア?」
グリーン「それは俺も薄々思っていた」
カンナ「そうね。自己保守的な本部の体質が気に食わなかったってのもあるわ。それとか、シバが暑苦しいとか色々」
カンナ「なんだかんだ、自分で抱え込める限界を超えちゃったってカンジ?」
グリーン「大人は大変だな。どうりでシワが増える」
カンナ「失礼ね! 見なさいこのピチピチの肌を!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:10:12.19 ID:DDH89jOp0
カンナ「はい、答えた。次はアンタの番!」
グリーン「おう」グビグビ
カンナ「アンタ、どうして四天王やってくれないの? アンタがいるからと思って、私、遠慮なく辞めたのもあるんですけど?」
グリーン「……お前もか」
カンナ「ごめんなさいね。色んな人から聞かれてるんでしょうけど。でも、それくらい意外な決断なのよ?」
カンナ「どれだけのトレーナーが四天王に憧れていると思ってんの? なりたくてもなれない人はゴマンといるのに」
グリーン「そっくりそのまま、言葉を返すぞ?」
カンナ「あ~~も~~はいごめんなさい~~ヘタレですぅ~~~」
グリーン「否定しない」
カンナ「で、どうなの少年? ホントにレッドと一緒がイヤってガキな理由だけ?」
グリーン「おう」グビグビ
カンナ「アンタ、どうして四天王やってくれないの? アンタがいるからと思って、私、遠慮なく辞めたのもあるんですけど?」
グリーン「……お前もか」
カンナ「ごめんなさいね。色んな人から聞かれてるんでしょうけど。でも、それくらい意外な決断なのよ?」
カンナ「どれだけのトレーナーが四天王に憧れていると思ってんの? なりたくてもなれない人はゴマンといるのに」
グリーン「そっくりそのまま、言葉を返すぞ?」
カンナ「あ~~も~~はいごめんなさい~~ヘタレですぅ~~~」
グリーン「否定しない」
カンナ「で、どうなの少年? ホントにレッドと一緒がイヤってガキな理由だけ?」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:16:59.80 ID:DDH89jOp0
グリーン「ま、それもある」
カンナ「呆れたガキね」
グリーン「それだけじゃないけどな。体質がイヤってのもある」
カンナ「でも核心に触れる理由じゃないのね」
グリーン「そうだな」
カンナ「だったらなんで?」
グリーン「……そうだな」
グリーン「アンタは、組織から外れる人間だから、まぁ話してもいいか」
カンナ「?」
グリーン「俺が四天王じゃなく、ジムリーダーを選ぶ理由は……」
グリーン「――――」
グリーン「――――」
カンナ「……はい?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:23:05.74 ID:DDH89jOp0
~数日後~
キョウ「……」
ナツメ「……」ガタガタ
役員「それでは、先んじてご連絡さしげました通り、これより、四天王欠員に伴う、新規メンバーの選考会に入ります」
役員「今回は、リーグ非加盟ながらもめざましい発展を続けるジョウト地方から、二人の候補者を受け入れることとなりました」
役員「ここに集った四人で3VS3の総当たり戦を行い、その内容と結果からふさわしい二人を選出させて頂きます」
役員「むろん、試合の勝ち負けも大きく結果に反映されますので、各々全力を尽くしてください」
カリン「……フフ」
イツキ「……さて」
キョウ「……」
ナツメ「……」ガタガタ
役員「それでは、先んじてご連絡さしげました通り、これより、四天王欠員に伴う、新規メンバーの選考会に入ります」
役員「今回は、リーグ非加盟ながらもめざましい発展を続けるジョウト地方から、二人の候補者を受け入れることとなりました」
役員「ここに集った四人で3VS3の総当たり戦を行い、その内容と結果からふさわしい二人を選出させて頂きます」
役員「むろん、試合の勝ち負けも大きく結果に反映されますので、各々全力を尽くしてください」
カリン「……フフ」
イツキ「……さて」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:28:36.45 ID:DDH89jOp0
ナツメ(なんか……妙なことになってるわね……エリカが言ってた通り)
ナツメ(ジョウトか……3つしかジムがないとは聞いていたケド、実力はどうなんだろう?)
カリン「」ボンキュッボーン
イツキ「」仮面クイッ
ナツメ「……」
ナツメ(私キャラでもスタイルでも負けてる?)ムニムニ
キョウ「ナツメ、お前からだ。ファッファッファ! カントーの実力を見せてやれ!」
ナツメ「あ、はい……」
ナツメ(まぁ、四天王にはなりたいし、ジョウトに負けるのもシャクだし……)
ナツメ(四天王になれば、レッドとも一緒に仕事出来るし)
カリン「よろしくね?」
ナツメ「よろしくお願いします」
ナツメ(……いっちょ頑張りますか!)
ナツメ(ジョウトか……3つしかジムがないとは聞いていたケド、実力はどうなんだろう?)
カリン「」ボンキュッボーン
イツキ「」仮面クイッ
ナツメ「……」
ナツメ(私キャラでもスタイルでも負けてる?)ムニムニ
キョウ「ナツメ、お前からだ。ファッファッファ! カントーの実力を見せてやれ!」
ナツメ「あ、はい……」
ナツメ(まぁ、四天王にはなりたいし、ジョウトに負けるのもシャクだし……)
ナツメ(四天王になれば、レッドとも一緒に仕事出来るし)
カリン「よろしくね?」
ナツメ「よろしくお願いします」
ナツメ(……いっちょ頑張りますか!)
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:32:26.36 ID:DDH89jOp0
ナツメ「ユンゲラー! 行きなさい!」
ユンゲラー「ユンッ!」
カリン「……エスパータイプのナツメさんね。お話はかねがね」
ナツメ「どうも! アナタはどんなタイプ!?」
カリン「そうね。私は多分……」ポイ
パァ――――ン!
ヘルガー「グルルル」
ナツメ「!?」
カリン「あなたの、天敵」
ユンゲラー「ユンッ!」
カリン「……エスパータイプのナツメさんね。お話はかねがね」
ナツメ「どうも! アナタはどんなタイプ!?」
カリン「そうね。私は多分……」ポイ
パァ――――ン!
ヘルガー「グルルル」
ナツメ「!?」
カリン「あなたの、天敵」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:36:26.86 ID:DDH89jOp0
―トキワジム―
グリーン「……ったく、本当にもぬけの殻か。備品のひとつは残しておいてくれればいいものを」
グリーン「まぁ、そのおかげで鍵も貸してもらえたんだが……」
グリーン「……サカキさん、どうしてんのかな?」
???「ごめんくださ~い」
グリーン「?」
???「ごめんくださ~い」
グリーン「……」
エリカ「ごめんくださ~い」ガチャ
グリーン「勝手に入ってくるな留守だ!」
エリカ「あらあら、それは失礼しました」クスクス
グリーン「……ったく、本当にもぬけの殻か。備品のひとつは残しておいてくれればいいものを」
グリーン「まぁ、そのおかげで鍵も貸してもらえたんだが……」
グリーン「……サカキさん、どうしてんのかな?」
???「ごめんくださ~い」
グリーン「?」
???「ごめんくださ~い」
グリーン「……」
エリカ「ごめんくださ~い」ガチャ
グリーン「勝手に入ってくるな留守だ!」
エリカ「あらあら、それは失礼しました」クスクス
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:44:58.05 ID:PmHlqDW80
エリカ「本当に何も残ってないんですねぇ……声が響く」
グリーン「なんに用だ?」
エリカ「ご挨拶……の、ついでに、速報をお持ちしました」
グリーン「速報?」
エリカ「選考会の結果を。新規四天王が決定しましたよ?」
グリーン「興味ない」
エリカ「まぁまぁそう言わず。私たちの上層機関になるわけですから。では、口頭で失礼します」
エリカ「カリン=3勝0負、キョウ=2勝1負、イツキ=1勝2敗、ナツメ=0勝3敗」
グリーン「……」
グリーン「なんに用だ?」
エリカ「ご挨拶……の、ついでに、速報をお持ちしました」
グリーン「速報?」
エリカ「選考会の結果を。新規四天王が決定しましたよ?」
グリーン「興味ない」
エリカ「まぁまぁそう言わず。私たちの上層機関になるわけですから。では、口頭で失礼します」
エリカ「カリン=3勝0負、キョウ=2勝1負、イツキ=1勝2敗、ナツメ=0勝3敗」
グリーン「……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:48:25.62 ID:PmHlqDW80
エリカ「悪タイプ、というのですね。ジョウト地方で発見された新しいポケモンのタイプなのだそうです」
エリカ「エスパーの技を無力化し、さらに攻撃はエスパーに抜群。虫と格闘が弱点だそうです」
エリカ「イツキさんというのもジョウトのトレーナーですね。ナツメちゃんと同じ、エスパータイプの使い手です」
エリカ「キョウさんは辛勝出来たようですが……」
グリーン「……エリカ」
エリカ「はい?」
グリーン「ナツメは今どうしてる?」
エリカ「カスミちゃんが一緒にいてくれています。私も早く行かないと」
グリーン「なんでいちいちこっち来たんだ……」
エリカ「いいえ。これっぽっちも他意なんてないですよ? ただ純粋なる報告です。情報は鮮度ですから」
ポケットwifi一回落ちたからID変わっちまった。
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:53:48.59 ID:PmHlqDW80
エリカ「ただ、もしも誰かさんが四天王になってくれていたら……なんて、全く考えてないです」
グリーン「性格悪いな」
エリカ「腹黒ですので。ごめんなさい。正直、八つ当たりに着ました」
グリーン「とばっちりだ」
エリカ「でも私、女の子の味方なんです。特に泣いてる女の子の。本当に、どうしていいか……」
グリーン「あいつの実力だろう」
エリカ「そうですね……そうなんですけど……なにも、できなくて……」
エリカ「あんな顔、ナツメちゃんの……私……本当に、どんな、言葉……」
エリカ「…で、ナツメちゃ…っ…ン…ぅぇ……ヒック……」
エリカ「ぅぇぇ…ぇグッ……」
グリーン「……」
グリーン「性格悪いな」
エリカ「腹黒ですので。ごめんなさい。正直、八つ当たりに着ました」
グリーン「とばっちりだ」
エリカ「でも私、女の子の味方なんです。特に泣いてる女の子の。本当に、どうしていいか……」
グリーン「あいつの実力だろう」
エリカ「そうですね……そうなんですけど……なにも、できなくて……」
エリカ「あんな顔、ナツメちゃんの……私……本当に、どんな、言葉……」
エリカ「…で、ナツメちゃ…っ…ン…ぅぇ……ヒック……」
エリカ「ぅぇぇ…ぇグッ……」
グリーン「……」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 21:59:52.00 ID:PmHlqDW80
エリカ「ぜんぶ……知っていたのに……止めておけばよかった・・・・・・」グスグス
エリカ「あんなことになるなら……なんで私……先に、あの子を……グス」
グリーン「お前は結果まで予測できたワケじゃない」
エリカ「でも……でも……」ヒックヒック
グリーン「ナツメは自分の意思で挑んだんだろ。それでどんな結果を迎えようがナツメの問題だ」
グリーン「お前が背負うもんじゃない」
エリカ「……ぅぇ……ヒック……でも」
グリーン「……はぁ、ちょっと待ってろ。ジムの電話が生きてたハズdから」スタスタ
ガチャ
グリーン「……おうレッドか。ちょっとツラかせ。は? 知らん。早く来い」
エリカ「……」
グリーン「……こういうのはお前の方がいい。今すぐだ。エリカ連れてナツメんトコ行ってやれ。頼む」
エリカ「あんなことになるなら……なんで私……先に、あの子を……グス」
グリーン「お前は結果まで予測できたワケじゃない」
エリカ「でも……でも……」ヒックヒック
グリーン「ナツメは自分の意思で挑んだんだろ。それでどんな結果を迎えようがナツメの問題だ」
グリーン「お前が背負うもんじゃない」
エリカ「……ぅぇ……ヒック……でも」
グリーン「……はぁ、ちょっと待ってろ。ジムの電話が生きてたハズdから」スタスタ
ガチャ
グリーン「……おうレッドか。ちょっとツラかせ。は? 知らん。早く来い」
エリカ「……」
グリーン「……こういうのはお前の方がいい。今すぐだ。エリカ連れてナツメんトコ行ってやれ。頼む」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:04:06.31 ID:PmHlqDW80
ガチャン
グリーン「……で、そういう訳だから。もうすぐ迎えが来る。とっとと失せろ」
エリカ「どうも……」グスン
グリーン「ワザワザ八つ当たりにご苦労だったな。とんだとばっちりだ」
エリカ「失礼しました……」
グリーン「じゃ、俺は仕事があるから……」
エリカ「はい……ごめんなさい」
グリーン「……」
エリカ「……」
グリーン「……」
エリカ「……仕事は?」
グリーン「引き渡すまでは責任持つ」
エリカ「ありがとうございます」クス
グリーン「……で、そういう訳だから。もうすぐ迎えが来る。とっとと失せろ」
エリカ「どうも……」グスン
グリーン「ワザワザ八つ当たりにご苦労だったな。とんだとばっちりだ」
エリカ「失礼しました……」
グリーン「じゃ、俺は仕事があるから……」
エリカ「はい……ごめんなさい」
グリーン「……」
エリカ「……」
グリーン「……」
エリカ「……仕事は?」
グリーン「引き渡すまでは責任持つ」
エリカ「ありがとうございます」クス
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:10:23.91 ID:PmHlqDW80
TV『ポケモンニュース!!!』
TV『ポケモンリーグ本部は、本日正午、キクコ氏、カンナ氏に変わる新たな四天王の採用を発表しました』
TV『新たに四天王加わるのは元キキョウジムジムリーダーのキョウ氏、そして』
TV『ジョウト地方のエリートトレーナーであるカリン氏の二名であるとのことです』
TV『これにより、新チャンピオンであるレッド氏、前任から継続のワタル氏、シバ氏に加え、リーグ本部の新体制が完成されたことにないます』
TV『なお、キキョウジムの後任にはキョウ氏の娘であるアンズさんが……』
――プツン
カスミ「……だとさ、ナツメ。いつまで落ち込んでんの?」
ナツメ「落ち込んでない。超能力の強化してんの」
カスミ「布団の中で?」
ナツメ「……うん」モゾモゾ
カスミ「……はぁ」ポフ
カスミ「気が済むまでやってなさいよ。側にいてあげるから。レッド来るらしいし、顔は直しときなさい」
ナツメ「……ごめん」
TV『ポケモンリーグ本部は、本日正午、キクコ氏、カンナ氏に変わる新たな四天王の採用を発表しました』
TV『新たに四天王加わるのは元キキョウジムジムリーダーのキョウ氏、そして』
TV『ジョウト地方のエリートトレーナーであるカリン氏の二名であるとのことです』
TV『これにより、新チャンピオンであるレッド氏、前任から継続のワタル氏、シバ氏に加え、リーグ本部の新体制が完成されたことにないます』
TV『なお、キキョウジムの後任にはキョウ氏の娘であるアンズさんが……』
――プツン
カスミ「……だとさ、ナツメ。いつまで落ち込んでんの?」
ナツメ「落ち込んでない。超能力の強化してんの」
カスミ「布団の中で?」
ナツメ「……うん」モゾモゾ
カスミ「……はぁ」ポフ
カスミ「気が済むまでやってなさいよ。側にいてあげるから。レッド来るらしいし、顔は直しときなさい」
ナツメ「……ごめん」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:18:39.45 ID:PmHlqDW80
~リーグ本部・喫煙質~
役員A「ひとり、西が入ったか。ったく、あの小娘、使いもんにならん……」
役員C「それ以前にカツラとグリーンを恨んでくださいよ~、アレが素直に言うこと聞いてくれていたら今頃西なんてコテンパンですよ?」
役員B「正直、キョウもあの二人には劣る……何を考えてんだか。うまくいきませんな」
役員A「欲しい人材は手に入らず、集まるのは劣悪品か下位互換ばかり」
役員C「この分じゃ、この体制もいつまで続くことか……」
役員B「あ~あ、ワタルがチャンピオンだったらよかったのになぁ……」
役員A「名案だな。アレは仕事馬鹿だ。ガキんちょよりも使い勝手がいい」
役員C「あのイブキってのも、どっちかって言うと使いやすそうだった。西は西だが、実際は根無し草のフリーだ」
役員A・B・C「……」
役員A「まさかな」
役員A「ひとり、西が入ったか。ったく、あの小娘、使いもんにならん……」
役員C「それ以前にカツラとグリーンを恨んでくださいよ~、アレが素直に言うこと聞いてくれていたら今頃西なんてコテンパンですよ?」
役員B「正直、キョウもあの二人には劣る……何を考えてんだか。うまくいきませんな」
役員A「欲しい人材は手に入らず、集まるのは劣悪品か下位互換ばかり」
役員C「この分じゃ、この体制もいつまで続くことか……」
役員B「あ~あ、ワタルがチャンピオンだったらよかったのになぁ……」
役員A「名案だな。アレは仕事馬鹿だ。ガキんちょよりも使い勝手がいい」
役員C「あのイブキってのも、どっちかって言うと使いやすそうだった。西は西だが、実際は根無し草のフリーだ」
役員A・B・C「……」
役員A「まさかな」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:27:24.34 ID:PmHlqDW80
~一年後・クチバ港沖~
マチス「ガッデム!! なんて数のドククラゲ!! 捌き切れないデス!」
ジム員「軍曹!! 応援を呼びましょう!! このままでは街へ到達されます!!」
マチス「とっくに四天王の出動を要請済みデス!! 到着が遅れ……」
バサ……バサ……
マチス「リザードン……まさかレッド!! ようやくデスか!!」
~上空・リザードンの背中~
カリン「うわっ! キモ! どんだけ大量発生してんのよも~~」
レッド「……」
カリン「本当ならキョウさんかイツキに任せるのにこの二人しかいないなんて……」
カリン「チャンピオンさん? 電気かエスパータイプのポケモンはホントに連れて着てんの? そうは見えないけど!!?」
レッド「」クイクイ
マチス「ガッデム!! なんて数のドククラゲ!! 捌き切れないデス!」
ジム員「軍曹!! 応援を呼びましょう!! このままでは街へ到達されます!!」
マチス「とっくに四天王の出動を要請済みデス!! 到着が遅れ……」
バサ……バサ……
マチス「リザードン……まさかレッド!! ようやくデスか!!」
~上空・リザードンの背中~
カリン「うわっ! キモ! どんだけ大量発生してんのよも~~」
レッド「……」
カリン「本当ならキョウさんかイツキに任せるのにこの二人しかいないなんて……」
カリン「チャンピオンさん? 電気かエスパータイプのポケモンはホントに連れて着てんの? そうは見えないけど!!?」
レッド「」クイクイ
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:31:03.62 ID:PmHlqDW80
ピカチュウ「ピカ~?」
カリン「だから!! どこにいるのよ!? まさかその愛玩ポケモンな訳ないわよね!?」
レッド「……」
カリン「はぁ!? マジで言ってんの!?」
カリン「見えるでしょ!? そいつの進化系のライチュウがヘバってんの!?」
カリン「その子一匹で何ができるっての!?」
レッド「……」
カリン「あのねぇ? あなた種族値って知ってる?」
カリン「いくら相性が良くてもねぇ! ドククラゲの特殊防御は上位ランクよ!」
カリン「そのちっこいのの電撃でどうする気なの!? ほとんど通じないわよ!?」
レッド「……」
カリン「」イラッ
カリン「だから!! どこにいるのよ!? まさかその愛玩ポケモンな訳ないわよね!?」
レッド「……」
カリン「はぁ!? マジで言ってんの!?」
カリン「見えるでしょ!? そいつの進化系のライチュウがヘバってんの!?」
カリン「その子一匹で何ができるっての!?」
レッド「……」
カリン「あのねぇ? あなた種族値って知ってる?」
カリン「いくら相性が良くてもねぇ! ドククラゲの特殊防御は上位ランクよ!」
カリン「そのちっこいのの電撃でどうする気なの!? ほとんど通じないわよ!?」
レッド「……」
カリン「」イラッ
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:35:49.31 ID:PmHlqDW80
カリン「あ~~もう! このチャンピオンやってらんない!」
カリン「一度町へ引き返して! 知り合いに頼んでエレブーとかレアコイル借りてくる!!」
カリン「一応はあなたも私たちの上司! 全てのトレーナーの頂点なのよ!?」
カリン「自覚持ってそれなりの強いポケモン連れなさいよ!?」
レッド「……」
レッド「……えっと」
レッド「君は、強いから使うとか、弱いから使わないとか言うけど、関係ないじゃん、別に」
レッド「俺がこいつを使うのは、こいつのことが好きだから、こいつと一緒に頑張りたいだけ」
レッド「な?」
ピカ「チュウチュウ」
カリン「一度町へ引き返して! 知り合いに頼んでエレブーとかレアコイル借りてくる!!」
カリン「一応はあなたも私たちの上司! 全てのトレーナーの頂点なのよ!?」
カリン「自覚持ってそれなりの強いポケモン連れなさいよ!?」
レッド「……」
レッド「……えっと」
レッド「君は、強いから使うとか、弱いから使わないとか言うけど、関係ないじゃん、別に」
レッド「俺がこいつを使うのは、こいつのことが好きだから、こいつと一緒に頑張りたいだけ」
レッド「な?」
ピカ「チュウチュウ」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:40:50.34 ID:PmHlqDW80
カリン「……え」
レッド「じゃ、リザードン頼む」ヒラリ
カリン「ちょっと待ちなさい!! 下はドククラゲの大群なのよ! コラ!!」
カリン「ヤッバ! マジで飛ん……」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ
ドォォォォオォォン!!!!!
カリン「……」
カリン「……え?」
~海上・マチスの船~
レッド「ぷっはぁ! お~~、一発で三割くらいか……」
マチス「むちゃくちゃデス! ベビーチャンプ!! 感電しますよ!!」
レッド「大丈夫、大丈夫、あいつ器用だから避けてくれる」
マチス「そんな問題デスか!?」
レッド「じゃ、リザードン頼む」ヒラリ
カリン「ちょっと待ちなさい!! 下はドククラゲの大群なのよ! コラ!!」
カリン「ヤッバ! マジで飛ん……」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ
ドォォォォオォォン!!!!!
カリン「……」
カリン「……え?」
~海上・マチスの船~
レッド「ぷっはぁ! お~~、一発で三割くらいか……」
マチス「むちゃくちゃデス! ベビーチャンプ!! 感電しますよ!!」
レッド「大丈夫、大丈夫、あいつ器用だから避けてくれる」
マチス「そんな問題デスか!?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:45:09.46 ID:PmHlqDW80
レッド「隊長、まだ行けるか?」
ピカ「チュゥチュゥ」
レッド「よっしゃ。んじゃ、行くか……」
レッド「十万ボルト」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ
~上空~
カリン「なんて無茶苦茶な人……あれがピカチュウ?」
カリン「他のポケモンで同じ育て方をすればもっと……」
カリン「……いえ、あぁ、そうか……」
カリン「そういうことじゃないのか……あいつにとっては……」
カリン「……あれが、チャンピオン……」
ドォォォォォォォ…・・・・
ピカ「チュゥチュゥ」
レッド「よっしゃ。んじゃ、行くか……」
レッド「十万ボルト」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ
~上空~
カリン「なんて無茶苦茶な人……あれがピカチュウ?」
カリン「他のポケモンで同じ育て方をすればもっと……」
カリン「……いえ、あぁ、そうか……」
カリン「そういうことじゃないのか……あいつにとっては……」
カリン「……あれが、チャンピオン……」
ドォォォォォォォ…・・・・
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:49:06.91 ID:PmHlqDW80
―同時刻・リーグ本部―
ワタル「お呼びでしょうか?」
役員「おお。楽にしてくれ」
ワタル「失礼します。それで、お話をいうのは?」
役員「うん、実はだな。どうだ? レッドは」
ワタル「型にはまらない上司とは思っていますが、実力的には誰よりも強いかと」
役員「うん。そうだな。その、レッドの話だ……」
役員「先日の委員会でも同意を得た話だが、君はどう思うかね? ワタル」
役員「レッドはチャンピオンにふさわしいと思うか?」
ワタル「お呼びでしょうか?」
役員「おお。楽にしてくれ」
ワタル「失礼します。それで、お話をいうのは?」
役員「うん、実はだな。どうだ? レッドは」
ワタル「型にはまらない上司とは思っていますが、実力的には誰よりも強いかと」
役員「うん。そうだな。その、レッドの話だ……」
役員「先日の委員会でも同意を得た話だが、君はどう思うかね? ワタル」
役員「レッドはチャンピオンにふさわしいと思うか?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:53:09.85 ID:PmHlqDW80
ワタル「……と、言いますと?」
役員「レッドがチャンピオンに就任して以来、一般トレーナーの持つポケモンの平均レベルが急激に上昇している」
役員「レッドの姿に世界中が感化され、ポケモン育成の勢いが強まっているのだな」
役員「レッド自信のポケモンもまた、レベルアップを続けている」
ワタル「良いことだと思いますが……」
役員「とんでもない。これは危惧すべき自体だよ」
役員「そもそもだねワタル。なぜチャンピオンと四天王が必要だと思う?」
ワタル「凶暴な野生ポケモンに対抗するため、また、ポケモンを使った犯罪を抑止するためです」
役員「そう、模範解答だ」
役員「レッドがチャンピオンに就任して以来、一般トレーナーの持つポケモンの平均レベルが急激に上昇している」
役員「レッドの姿に世界中が感化され、ポケモン育成の勢いが強まっているのだな」
役員「レッド自信のポケモンもまた、レベルアップを続けている」
ワタル「良いことだと思いますが……」
役員「とんでもない。これは危惧すべき自体だよ」
役員「そもそもだねワタル。なぜチャンピオンと四天王が必要だと思う?」
ワタル「凶暴な野生ポケモンに対抗するため、また、ポケモンを使った犯罪を抑止するためです」
役員「そう、模範解答だ」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 22:58:01.43 ID:PmHlqDW80
役員「だが、それと合わせて、四天王とチャンピオンにはもう一つの存在意義がある」
ワタル「と、申しますと?」
役員「上限の管理」
ワタル「?」
役員「ご存知のとおり、ポケモンの力は強大だ。鍛えれば鍛えるほど強くなっていく。無天井にな」
ワタル「はぁ…それは自分も感じていますが」
役員「だが、そのまま放置しておけばどうなる? レベルアップを続け、やがてはトレーナーの手に収まらなくなったポケモンは」
役員「世界中に放棄されて野放しにされる。考えても見たまえよ」
役員「ギャラドスやバンギラスと言った凶悪なポケモンまで人の手を離れて活動するのだぞ?」
役員「それも、野生では到底、培えないだろう力をもった個体がだ。生態系はむちゃくちゃだ」
ワタル「と、申しますと?」
役員「上限の管理」
ワタル「?」
役員「ご存知のとおり、ポケモンの力は強大だ。鍛えれば鍛えるほど強くなっていく。無天井にな」
ワタル「はぁ…それは自分も感じていますが」
役員「だが、そのまま放置しておけばどうなる? レベルアップを続け、やがてはトレーナーの手に収まらなくなったポケモンは」
役員「世界中に放棄されて野放しにされる。考えても見たまえよ」
役員「ギャラドスやバンギラスと言った凶悪なポケモンまで人の手を離れて活動するのだぞ?」
役員「それも、野生では到底、培えないだろう力をもった個体がだ。生態系はむちゃくちゃだ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:02:26.03 ID:PmHlqDW80
役員「そこで、我々は上限を設けた。チャンピオンという到達点を与えることで、ポケモン育成の終点を作ったんだ」
役員「どれだけポケモンが強くなろうと、チャンピオンには到達しない。した時点で終わり。それ以上はない」
役員「そうして、人に扱いきれないポケモンの誕生を阻止してきたのだ」
ワタル「なるほど……」
役員「だが、それにしてレッドはどうだ?」
役員「チャンピオンでありながら、なおかつ成長を続けている」
役員「このままでは、彼のポケモンは人に扱いきれない怪物と化すだろう」
役員「そして、世界中のトレーナーはこう思う、『自分たちも頑張れば、あんなポケモンに育てられる』と」
ワタル「……」
役員「そうなってみたまえ。この世は怪獣大戦争だ」
役員「どれだけポケモンが強くなろうと、チャンピオンには到達しない。した時点で終わり。それ以上はない」
役員「そうして、人に扱いきれないポケモンの誕生を阻止してきたのだ」
ワタル「なるほど……」
役員「だが、それにしてレッドはどうだ?」
役員「チャンピオンでありながら、なおかつ成長を続けている」
役員「このままでは、彼のポケモンは人に扱いきれない怪物と化すだろう」
役員「そして、世界中のトレーナーはこう思う、『自分たちも頑張れば、あんなポケモンに育てられる』と」
ワタル「……」
役員「そうなってみたまえ。この世は怪獣大戦争だ」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:07:16.46 ID:PmHlqDW80
ワタル「では、どうお考えですか?」
役員「レッドをチャンピオンから引きずり下ろす」
役員「野放しにするのも危険だが、このまま担ぎ上げていては我々が潰れる」
役員「そして、取り返しのつかないことになるだろう……」
ワタル「具体案は?」
役員「通常の流れでチャンピオンの交代ができれば万々歳だがな」
役員「アレに勝てるトレーナーはいない。希望があるとすればグリーンだが、奴もな……」
役員「やはり信頼できるのはお前だと思っている」
ワタル「……自分は四天王です」
役員「下克上を起こせ」
ワタル「しかし、レッドはチャンピオンとして働きが悪いワケじゃない」
役員「悪いさ。あれは組織にとっても、この世界にとっても悪玉だ」
役員「レッドをチャンピオンから引きずり下ろす」
役員「野放しにするのも危険だが、このまま担ぎ上げていては我々が潰れる」
役員「そして、取り返しのつかないことになるだろう……」
ワタル「具体案は?」
役員「通常の流れでチャンピオンの交代ができれば万々歳だがな」
役員「アレに勝てるトレーナーはいない。希望があるとすればグリーンだが、奴もな……」
役員「やはり信頼できるのはお前だと思っている」
ワタル「……自分は四天王です」
役員「下克上を起こせ」
ワタル「しかし、レッドはチャンピオンとして働きが悪いワケじゃない」
役員「悪いさ。あれは組織にとっても、この世界にとっても悪玉だ」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:11:25.80 ID:PmHlqDW80
ワタル「俺は……レッドがチャンピオンで良かったと思っています」
役員「……そうか。わかった」
役員「お前がレッドに勝ってくれれば、もっとも穏便だったのだがな」
役員「よかろう。裏の手段を使う」
ワタル「……納得できません」
役員「する必要はない。そして、お前は我々に逆らうことができない」
役員「ふるさとが大切だろう?」
ワタル「……ゲスが」
役員「だがゲスこそが世界を守っている。時間を取らせたな。もう下がっていいぞ」
役員「おめでとう。数日後にはお前がチャンピオンだ」
ワタル「……」クル
役員「……そうか。わかった」
役員「お前がレッドに勝ってくれれば、もっとも穏便だったのだがな」
役員「よかろう。裏の手段を使う」
ワタル「……納得できません」
役員「する必要はない。そして、お前は我々に逆らうことができない」
役員「ふるさとが大切だろう?」
ワタル「……ゲスが」
役員「だがゲスこそが世界を守っている。時間を取らせたな。もう下がっていいぞ」
役員「おめでとう。数日後にはお前がチャンピオンだ」
ワタル「……」クル
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:16:05.61 ID:PmHlqDW80
スタスタスタスタ……
役員「……意外な反応だったな」
役員「やつならばと踏んでいたが……認識が甘かったか」
役員「これならグリーンを戻した方がまだマシ……」
役員「グリーン……」
役員「そうだな……奴であれば……オーキドも本部の駒に……」
役員「一応、口説いてみるか……」
役員「……意外な反応だったな」
役員「やつならばと踏んでいたが……認識が甘かったか」
役員「これならグリーンを戻した方がまだマシ……」
役員「グリーン……」
役員「そうだな……奴であれば……オーキドも本部の駒に……」
役員「一応、口説いてみるか……」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:18:57.05 ID:PmHlqDW80
―数週間後・タマムシデパート―
TV『……により、レッド氏のチャンピオン権の剥奪が正式に決定しました』
TV『これに伴い、委員会は四天王のワタル氏を代理チャンピオンに昇格』
TV『また、四天王の欠員には以前にも四天王候補へ挙げられていたイツキ氏を新たに四天王へ迎え入れ……』
エリカ「あ、グリーンさんだ」
グリーン「……チ」
エリカ「やーい、グリーンさーん」スタスタ
グリーン「」スタスタ
エリカ「やーい、や~いってば、グリーンさーん」スタスタ
グリーン「」スタスタ
エリカ「や~いってば」グイッ
グリーン「ぐはっ!」ゴキッ
TV『……により、レッド氏のチャンピオン権の剥奪が正式に決定しました』
TV『これに伴い、委員会は四天王のワタル氏を代理チャンピオンに昇格』
TV『また、四天王の欠員には以前にも四天王候補へ挙げられていたイツキ氏を新たに四天王へ迎え入れ……』
エリカ「あ、グリーンさんだ」
グリーン「……チ」
エリカ「やーい、グリーンさーん」スタスタ
グリーン「」スタスタ
エリカ「やーい、や~いってば、グリーンさーん」スタスタ
グリーン「」スタスタ
エリカ「や~いってば」グイッ
グリーン「ぐはっ!」ゴキッ
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:21:08.42 ID:PmHlqDW80
エリカ「どうして無視するんですか? ぷんぷん」
グリーン「さっきの具合がそんなコミカルなレベルじゃないぞ……」
エリカ「何してるんですか? こんなところで」
グリーン「別に。関係ないだろう」
エリカ「まぁつれないの」グイ
グリーン「ぐはっ!」グキ
エリカ「便利な髪型ですね」クスクス
グリーン「さっきの具合がそんなコミカルなレベルじゃないぞ……」
エリカ「何してるんですか? こんなところで」
グリーン「別に。関係ないだろう」
エリカ「まぁつれないの」グイ
グリーン「ぐはっ!」グキ
エリカ「便利な髪型ですね」クスクス
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:22:39.16 ID:PmHlqDW80
エリカ「で、こんなところでなにを?」
グリーン「別に。ジム用品の買い出しだ。そっちこそなにしてる?」
エリカ「ナツメちゃんがイメチェンしたいというのでお手伝いに」
グリーン「イメチェンするのか?」
エリカ「えぇ。もうウキウキです私!」
グリーン「楽しそうで結構だ……」
グリーン「別に。ジム用品の買い出しだ。そっちこそなにしてる?」
エリカ「ナツメちゃんがイメチェンしたいというのでお手伝いに」
グリーン「イメチェンするのか?」
エリカ「えぇ。もうウキウキです私!」
グリーン「楽しそうで結構だ……」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:26:26.39 ID:PmHlqDW80
TV『突然、異例のチャンピオン権剥奪。委員会の決定については各所で……』
エリカ「……」
グリーン「……」
エリカ「また、大変なことになりましたね」
グリーン「どうせ、遅かれ早かれこうなったさ。アレは組織の頭ってガラじゃない」
エリカ「まぁそうですケド」
グリーン「待ち合わせしてるんだろう? もう行くぞ?」
エリカ「ご一緒にいかがですか? 男性の意見も聞きたいのですが」
グリーン「知らん。勝手にやってろ」
エリカ「照れなくてもいいのに。では今度、写真をお送りします」
グリーン「いらんわ」
エリカ「……」
グリーン「……」
エリカ「また、大変なことになりましたね」
グリーン「どうせ、遅かれ早かれこうなったさ。アレは組織の頭ってガラじゃない」
エリカ「まぁそうですケド」
グリーン「待ち合わせしてるんだろう? もう行くぞ?」
エリカ「ご一緒にいかがですか? 男性の意見も聞きたいのですが」
グリーン「知らん。勝手にやってろ」
エリカ「照れなくてもいいのに。では今度、写真をお送りします」
グリーン「いらんわ」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:29:29.38 ID:PmHlqDW80
エリカ「それじゃ、私はあちらですので……」クル
グリーン「あぁ。気をつけてな」
エリカ「……グリーンさん」クル
グリーン「なんだ?」
エリカ「どうしてチャンピオンに戻らなかったんですか?」
グリーン「……」
エリカ「お誘い、あったんでしょ?」
グリーン「おぞましい奴だなお前は」
エリカ「この乙女を捕まえておいて酷い方。それで、また教えてもらえないんですか?」
グリーン「あぁ。レッドのお下がりがイヤだっただけだ」
エリカ「あらそうですか」クスクス
グリーン「あぁ。気をつけてな」
エリカ「……グリーンさん」クル
グリーン「なんだ?」
エリカ「どうしてチャンピオンに戻らなかったんですか?」
グリーン「……」
エリカ「お誘い、あったんでしょ?」
グリーン「おぞましい奴だなお前は」
エリカ「この乙女を捕まえておいて酷い方。それで、また教えてもらえないんですか?」
グリーン「あぁ。レッドのお下がりがイヤだっただけだ」
エリカ「あらそうですか」クスクス
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:33:00.43 ID:PmHlqDW80
エリカ「それでは、お呼び止めして申し訳ありませんでした。これで」
グリーン「とっとと行け」
エリカ「はいはい。行きますよ」トタトタ
グリーン「……」
グリーン「はぁ……」クルリ
エリカ「あ、そうそう」ヒョコ
グリーン「ぶっ!!」
エリカ「この前、カンナさんにお会いしました。彼女、ぬいぐるみが好きなんですね、話し込んでしまいましたよ」
グリーン「……なんだ、聞いたんじゃないか」
エリカ「えぇ。ただ、本人の口からお聞きしたかったので」
グリーン「とっとと行け」
エリカ「はいはい。行きますよ」トタトタ
グリーン「……」
グリーン「はぁ……」クルリ
エリカ「あ、そうそう」ヒョコ
グリーン「ぶっ!!」
エリカ「この前、カンナさんにお会いしました。彼女、ぬいぐるみが好きなんですね、話し込んでしまいましたよ」
グリーン「……なんだ、聞いたんじゃないか」
エリカ「えぇ。ただ、本人の口からお聞きしたかったので」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:35:10.35 ID:PmHlqDW80
エリカ「どうか、お早めに聞かせてくださいね。あなたの目的。直接」
グリーン「知らん。お前に話さないかもな」スタスタ
エリカ「全くもう……」
エリカ「……」
エリカ「……ふぅ」
ナツメ「あ、エリカ~~、お待たせ~~」
エリカ「あら、ここが待ち合わせ場所でしたっけ?」
ナツメ「何言ってんのよ。そうでしょ? アレ? グリーン?」
グリーン「知らん。お前に話さないかもな」スタスタ
エリカ「全くもう……」
エリカ「……」
エリカ「……ふぅ」
ナツメ「あ、エリカ~~、お待たせ~~」
エリカ「あら、ここが待ち合わせ場所でしたっけ?」
ナツメ「何言ってんのよ。そうでしょ? アレ? グリーン?」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/02(金) 23:40:37.05 ID:PmHlqDW80
エリカ「えぇ。偶然お会いしたんですが、イメージチェンジのアドバイスを頂きました」
ナツメ「え? そうなの? あいつが?」
エリカ「なかなか、何を考えているのかわからないものですね。行きましょうか」
ナツメ「あ、うん。お願いね」
スタスタスタスタ……
ナツメ「で、アイツはなんだって?」
エリカ「そうですね……確か」
エリカ「変革には、『内側からじっくりと確実に』だ、そうです」
エリカ「外から壊しても意味がない。また、与えられた飾り物も意味がないんですって」
ナツメ「……らしいっちゃらしいわね」
エリカ「まったく、えぇ、そうですね。らしいです」
終わり
ナツメ「え? そうなの? あいつが?」
エリカ「なかなか、何を考えているのかわからないものですね。行きましょうか」
ナツメ「あ、うん。お願いね」
スタスタスタスタ……
ナツメ「で、アイツはなんだって?」
エリカ「そうですね……確か」
エリカ「変革には、『内側からじっくりと確実に』だ、そうです」
エリカ「外から壊しても意味がない。また、与えられた飾り物も意味がないんですって」
ナツメ「……らしいっちゃらしいわね」
エリカ「まったく、えぇ、そうですね。らしいです」
終わり
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。