1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:00:23.31 ID:qV42CTmU0
ガラガラ


まどか「マミさん!?」

マミ「あら、鹿目さん。奇遇ね」

まどか「どうもです」

まどか「誰かと待ち合わせですか?」

マミ「いいえ、一人で飲んでるの。話し相手には事欠かないわよ」

まどか「話し相手って、店主?」

マミ「隣の席のおっさんよ」

引用元: まどか(大学生)「飲み屋に入ったらマミさんが一人で飲んでた」 




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:05:25.07 ID:qV42CTmU0
まどか「隣の席のおっさんって」

マミ「色々な話が聞けて楽しいわよ」

マミ「たまに同年代のお姉さんが座ることもあるわ」

マミ「今日みたいに」

まどか「私のことですか」

マミ「鹿目さんは誰かと待ち合わせ?」

まどか「いいえ、ただの飲み歩きです。あわよくば流れの演歌歌手にでも会わないかなぁって」

マミ「残念ながら、見たことないわね」

まどか「そうですか」

マミ「せっかくだから、隣座らない?」

まどか「それじゃあ、お邪魔します」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:08:33.44 ID:qV42CTmU0
店主「お嬢ちゃん、注文は?」

まどか「お、お嬢ちゃん」

まどか「じゃあ、>>12をお願いします」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:09:36.98 ID:6AaFXSTz0
黒霧島

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:15:07.61 ID:qV42CTmU0
まどか「黒霧島お願いします」

店主「ごめんねぇ、未成年にお酒出すと捕まっちゃうからお茶か牛乳にしてね」

まどか「あの、一応成人してます。はい、これ身分証明です」

店主「この顔で20歳なのか。若いねぇ」

まどか「あ、あはは、よく言われます」

店主「中学生かと思ったよ」

まどか「・・・友達に、たまに言われます。うう」

マミ「大将、おっさん相手ならともかく女の子にその冗談はいただけないわ」

店主「すまねぇな。はい、黒霧島。お詫びにお湯もつけてあげよう」

まどか「ありがとう、ございます?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:20:44.34 ID:qV42CTmU0
まどか「マミさんマミさん、お湯って普通無料じゃないんですか?」

マミ「お湯割を頼めば無料だけど、ストレートを頼んだ場合別途料金がかかるわ」

マミ「ただし、2杯以上飲むつもりならストレート+お湯の方がお得なの」

マミ「ちゃんとサービスしてもらえてるわよ。で、なんで私が説明してるのかしら大将」

店主「すまねぇな」

マミ「私にもなにかお詫びいただけるのかしら」

店主「やらん」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:30:35.56 ID:qV42CTmU0
マミ「常連に冷たい店は繁盛しないわよ」

店主「ああ、してねぇなぁ。今も2人しか客いねぇし」

まどか「まだ18時半ですもん。後から来ますよ、きっと」

店主「お嬢ちゃんは優しいな。漬物盛り合わせサービスだぁ」

まどか「いいんですか」

マミ「・・・・・・・・・・・」

マミ「大将って  コン?」

店主「おう」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:35:43.11 ID:qV42CTmU0
店主「ひぃっ、包丁を人に向かって投げるなんて非常識だ」

マミ「鹿目さん、最近どう?」

まどか「ボチボチですね。それなりに悩み事や苦労がありますよ」

マミ「大将、半蔵(日本酒)の生」

店主「はいはいっと」トクトク、トン

マミ「鹿目さん、私で良ければ相談に乗るわよ」

まどか「マミさんは優しいな」

まどか「>>37


1,ほむらのこと

2、就職のこと

3、その他(内容付きで)

37: 忍法帖【Lv=27,xxxPT】 2012/05/19(土) 23:36:21.34 ID:Ah9hHRGj0
1

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:41:43.02 ID:qV42CTmU0
まどか「ほむらちゃんとの関係について、です」

マミ「暁美さんか。ずっと会っていないわね」

マミ「喧嘩でもしたの?」

まどか「逆なんです。私が何をしても怒らないし、出来るだけ私の傍にいようとします」

まどか「高校も大学も私と同じところ。友達付きあいも疎かにして私のことばかり」

まどか「言葉にしにくいんですけど、これでいいのかなって」

マミ「なんだか胸の辺りがモヤモヤする。そんなところかしら」

まどか「そんな感じかもしれないです」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:48:28.14 ID:qV42CTmU0
マミ(暁美さんが好きでやってることだし、鹿目さんが気に止むことないんだけど)

マミ(QB情報だと、高校も大学も隠れて勉強して優等生キャラ演じてたようだし)

マミ(友達付き合いも鹿目さんのことが大事というより、新しい関係を結ぶのが下手なだけ。やる意思もないだけ)

マミ(暁美さんは今の状況が一番幸せだと甘えているのよね)

まどか「マミさん?」

マミ「ごめんなさい。考え事してたの」

マミ「そうね、暁美さんは今の状況が気に入って好きでやっているようだし現状を鹿目さんが気に病む必要はないわ」

マミ「ただし、暁美さんはそろそろ自立しないといけないわね」

まどか「ほむらちゃんが?」

まどか「ほむらちゃんはわたしと違って何でもできると思いますけど」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 23:57:11.57 ID:qV42CTmU0
マミ「器用かもしれないけど、今は関係ないわ」

マミ「問題は暁美さんが鹿目さんに依存しすぎていること」

まどか「依存? 私がじゃなくて、ほむらちゃんが?」

マミ「ええ、暁美さんが。彼女、鹿目さんを中心にすべてのことを決めている」

マミ「自分の人生の大切な選択ですら、鹿目さんのために捻じ曲げてしまうほどに」

まどか「心当たりはあります」

マミ「大学まではともかく、就職先まで一緒の所に行くわけにはいかないでしょう」

まどか「ほむらちゃんは断固、同じ企業に就職するって言ってましたけど」

マミ「・・・・・・・・・・・」

店主「これがヤンデレか」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:05:06.94 ID:JagMtUnl0
マミ「とにかく、暁美さんと距離を置きなさい」

まどか「え、えーと、以前距離おこうとしたら、『絶望した。まどかに嫌われて絶望した』って首吊りの準備を始めたことがあって」

店主「ああ、それ止めてもらえる前提でやってるから」

マミ「実際に首吊らせて下に引っ張ってみなさい。多分ロープが切れて」

マミ「『死んだらどうする』って怒り出すから」

まどか「そんな過激なことしたくありません」

まどか「ロープが切れる保証もありませんし」

店主(絶対にロープに切れ目入れてある)

マミ(間違いなく、切れ目入れてるわね)

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:10:51.23 ID:JagMtUnl0
マミ「鹿目さん、男の人とお付き合いしたことは?」

店主「俺は●●だ!!」

まどか「ありません。ほら、私、地味で子供っぽいから」

店主「そこがいいんじゃないか!」

マミ「そんなことないわ。鹿目さんは魅力的な女の子よ」

マミ「守ってあげたくなる女の子女の子した子よ」

まどか「そうですね。私、いつも誰かに守られてばかり」

まどか「本当は誰かを守る格好いい大人の女性になりたいんですけどね」ゴクゴク

まどか「私なんかじゃそんな女性にはなれなくて」グビグビ

まどか「大将、おかわり!」

店主「イエッサー!」

マミ「お酒飲むと性格変わる方?」

まどか「私、酔ってません!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:15:13.62 ID:JagMtUnl0
マミ「えーと、結論から言うわね。彼氏作りなさい」

店主「恋人募集中っです!」

マミ「黙れ●●!」

マミ「大学に格好いい人の一人や二人いるでしょう」

まどか「あう、なんだか派手な人とオタクっぽい人しかいなくって」

まどか「私に合う人はいないです」

店主「よし、俺が人肌脱ごう!」

マミ「ティロフィナーレ!」椅子で殴打

店主「おうふっ」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:21:12.66 ID:JagMtUnl0
まどか「パパとママは私の年で私を産んだのに、私は未だに彼氏いない歴年齢。ううっ」

マミ「鹿目さんには鹿目さんのペースがあるわ。焦らないで。でも、油断はしないで」

マミ「鹿目さん、明日からでいい。いろんな場所に行きなさい」

マミ「そして、小さなこと、くだらないことにも目を向けなさい」

マミ「きっと、それが誰かを好きになるきっかけになるわ」

まどか「うぅ? よく分かりません」

マミ「いつか分かるわ。だから、私を信じて」

まどか「よく分かりませんが、分かりました」



まどか「マミさん、少しだけ寄りかかっていいですか?」

マミ「もう、今日だけよ」

まどか「ありがとう、ございます・・・・・・」

まどか「クーッ」

マミ「寝ちゃった。無茶な飲み方するから」

店主「違うな」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:25:21.18 ID:JagMtUnl0
店主「この子、見た目はロリだがアルコールには強い」

店主「大好きな先輩に会って相談のってもらって、真剣に考えてもらって」

店主「それが嬉しくて優しさが心地よくて気が抜けてしまったんだ」

店主「ロリのくせに、色々抱えてたんだなぁ」

マミ「おっさんのせいで色々台無しね。あのまま一時間くらい気絶してれば良かったのに」

店主「一国一城の主はそんな贅沢な時間の使い方出来ないのさ」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:31:20.76 ID:JagMtUnl0
店主「奥の部屋貸してやるよ。布団引いてくる」

マミ「・・・・・・・超心配なんだけど」

店主「安心しろ。俺は●●だ」

店主「例え邪な感情を抱いたとしても、xxxx前に果てる!」

マミ「あ、もしもし、鹿目さんの御宅ですか。はい、わたくし巴マミと申します。中学時代の先輩です。はい、はい」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:34:40.01 ID:JagMtUnl0
知久「ご迷惑をおかけしました」

マミ「いいえ、お気になさらず。私も楽しい時間を過ごさせていただきました」

知久「ご存知かもしれませんが、こちら私の住所です。いつでも遊びに来てくださいね」

マミ「ありがとうございます。今度お伺いしますね」




店主「ちっ、なんだよあいつ。サラッとマミちゃん誘惑しやがって」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:40:03.46 ID:JagMtUnl0
マミ「ふぅ、急に静かになったわね」

店主「21時頃までまったりタイムが続くのさ」

マミ「大将、飲み物。焼酎の末吉でいいわ」

店主「いつもどおり、ロックでいいね」

マミ「ん?」


1、誰か来た

2、誰か来た気がしたが気のせいだった

>>110

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:40:47.81 ID:grgrWejw0
末吉?

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:43:00.91 ID:JagMtUnl0
ほむら「こんばんわ」

マミ「暁美さん」

店主「チョッリーーーーッス!」

ほむら「うっざ。超ウッザァ。何この店」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:49:30.41 ID:JagMtUnl0
ほむら「巴マミ。こんなところで何してるの?」

マミ「一人酒を楽しんでるの」

ほむら「寂しい趣味ね。惨めだわ」

マミ「そうなんだ。鹿目さんも同じ趣味持ってるんだけど、惨めだったんだ」

マミ「鹿目さんに電話しよ」

ほむら「嘘よ。冗談よ。出任せよ。素晴らしい高尚な趣味だわ」

店主「ああ、これが噂の暁美ほむらさんか」




店主「うむ、顔はD。胸はA。合格!」

マミ「料理の腕が良くなければ通報してやるのに・・・・・・・」ギリリ

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:51:53.68 ID:JagMtUnl0
ほむら「噂? 目立たないようにしてても噂はひとりでに広がるものなのね」

店主「ストーカーとして有名だね」

ほむら「」ピキッ

マミ(こういう時はこの人の馬鹿さ加減が嬉しいわ)

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 00:56:14.22 ID:JagMtUnl0
ほむら「私はまどかの親友。友達を気遣うのは当然のこと」

ほむら「ストーカーとはかけ離れている。それは私を妬んだ無能が広めた噂ね」

マミ「鹿目さんなら家に帰ったわよ」

ほむら「なんで貴方が知ってるの?」

マミ「さっきまでここにいたのよ。寝ちゃったからお家に電話したの」

ほむら「そう。あの子、お酒強いのに無茶な飲み方したのね」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 01:00:45.16 ID:JagMtUnl0
マミ「暁美さんもここで飲んでいかない?」

ほむら「無駄な時間を過ごすのは本意ではないわ」

店主「そういうなって。居酒屋に入ったら何か注文するのが礼儀」

マミ「暴論だけど、そういうノリも時には必要よ。座りなさい」

ほむら「私に指図するな。ちっ、じゃあ>>140ちょうだい」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 01:02:50.03 ID:6LHNz9wK0
〆張鶴 大吟醸 金印(燗)ちゃん!

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 01:07:50.63 ID:JagMtUnl0
ほむら「〆張鶴大吟醸 燗で」

店主「あるよ。ちょっと待ってな」

ほむら「・・・あるんだ」

マミ「大将酒好きだから」

144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 01:12:53.50 ID:JagMtUnl0
ほむら「む、美味しい。開けたばかりの味」

店主「1合瓶で用意してるからな。いつでも新鮮な味」

マミ「鹿目さんに依存するのは止めなさい」

ほむら「突然何よ」

マミ「鹿目さんから近況を聞いたわ」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 01:15:43.01 ID:JagMtUnl0
ほむら「誰にも迷惑はかけていない」

マミ「そうかしら。それに、このままだと貴方たちは必ず後悔することになる」

ほむら「巴マミ、貴方にそんなこと言われる筋合い無い」

マミ「私は貴方たちの先輩よ? 心配くらいするわ」

ほむら「店主、お会計。ここじゃ美味しいお酒もまずくなる」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/20(日) 01:20:17.87 ID:JagMtUnl0


店主「聞く耳持たず? それとも、下手こいた?」

マミ「久しぶりで感覚狂ったのよ」

マミ「別にいいわ。時間はある」

マミ「少しづつ、歪みを矯正していくわ」

店主「そうかい」

マミ「大将、お会計」

店主「はいよ」

マミ「はツケでよろしく」

店主「またかよ」

マミ「お財布置いて来ちゃった」

店主「10回以上連続で同じこと言ってるな」

マミ「それじゃおやすみなさい」

店主「はいはい。年末には清算しろよ」


おわり