3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:22:18.59 ID:l0dN/ZGI0
ラボ 朝


岡部「全員集まったな、では円卓会議を始める!」

まゆり「おー♪」

萌郁「・・・・・・」ピピピピッ
   『わーい(*´∀`*) どんな話なのかなー?(*゚▽゚*)』

るか「皆さんの飲み物、ここに置いときますね」

ダル「るか氏、僕用にゼロカロリーコーラとかマジさんくす!」

紅莉栖「橋田、ゼロコーラ飲んでも痩せないわよ。無駄な努力乙」

鈴羽「ねーねー。ケーキないのー? イチゴのやつー」

フェイリス「鈴ニャン、アポロで我慢するのニャ」

岡部「・・・・・・貴様ら好き勝手に喋るのではない! まゆりだけではないか!」

引用元: るか「どうして、ボクは・・・・・・男の子なんだろう・・・・・・」 




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:25:13.18 ID:l0dN/ZGI0
萌郁「・・・・・・ン」ピピピピッ
   『私は聞いてるよー(ToT) 気づいてほしいなぁ(/ _ ; )』

まゆり「ねぇねぇ、るか君? 新しい衣装作ったから着てほしいなー」

るか「え? まゆりちゃん、ボクは・・・・・・その・・・・・・」

ダル「既にまゆ氏も聞いてないわけだが」

岡部「む・・・・・・」

紅莉栖「どうせくだらない話なんでしょ? ならいいじゃない」

フェイリス「そうだニャ。お菓子でも摘みながらお喋りするのニャ」

ダル「そうだお! フェイリスたんの言うとおりだお!」

岡部「ふん! 貴様らの為を思って開いた円卓会議だというのに」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:28:27.74 ID:l0dN/ZGI0
萌郁「・・・・・・」ピピピッ
   『何かな何かなー(*゚∀゚*) 気になるよー(>_<)』

フェイリス「明日からの連休、皆なにするのかニャ?」

紅莉栖「そうねぇ。特に予定もないのよね」

岡部「・・・・・・」

ダル「この暑い中どっか行くとかリア充だけだお」

鈴羽「私もバイト休みなんだよねー」

萌郁「・・・・・・私も、ない」

岡部「フゥーッハハハハ! そうだろう? そこで俺は考えたのだ!
   ラボメンでこの連休何処かへ行こうと!」

全員「!!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:31:13.41 ID:l0dN/ZGI0
まゆり「まゆしぃは大賛成なのです♪」

紅莉栖「へー。岡部にしてはいい事言うじゃない」

るか「おか、凶真さん! 何処に行くんですか?」

岡部「そこで、だ。お前たちの意見を聞きたい。夏と言えば何処に行きたい?」

紅莉栖「夏と言えば・・・・・・海じゃない?」

フェイリス「そうだニャー海だニャー」

るか「・・・・・・」

萌郁「・・・・・・」ピピピッ
   『海! 絶対海だよ岡部君o(^▽^)o』

鈴羽「海かー。私も海行きたいなー」

ダル「このメンバーで海とか、想像しただけで・・・・・・ヤベッ」

紅莉栖「ちょ、橋田! 変な目でこっち見んな! このHE  !」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:34:08.25 ID:l0dN/ZGI0
岡部「ふむ。やはり海か。他に希望が無ければ海に――」

るか「あっ、あの!」

まゆり「ん? るか君どうしたの?」

岡部「なんだるか子? 他に何処か行きたいところでもあるのか?」

るか「えっと、その・・・・・・今の時期はクラゲとか、あの、いっぱいいると、
   えっと、思うんです・・・・・・」

フェイリス「にゃにゃ? るかニャンはクラゲが怖いのかニャ?」

るか「えっ!? あ、そうなんです。あと、ナマコとかも無理です・・・・・・」

紅莉栖「そっか。じゃあ、別の場所にした方がいいかもね。
     せっかく皆で行くんですもの、嫌いな物がいるなら可哀想だわ」

るか「えっと、キャンプとか・・・・・・どうですか? 料理するのは自信があるので」

岡部「おおっ。確かにそれはいいかもしれんな! 花火とかも出来るしな」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:37:15.85 ID:l0dN/ZGI0
まゆり「いいねぇー。まゆしぃキャンプは初めてなのです」

鈴羽「キャンプってことはやっぱ泊まったりするのー?」

岡部「あー、そうだな。泊まりは無理な奴はいるか?」

紅莉栖「私は大丈夫よ、テント二つ用意できるなら」

フェイリス「フェイリスも大丈夫だニャ」

萌郁「・・・・・・私も」

るか「ボクも、大丈夫です!」

鈴羽「久しぶりだなぁテントで寝るのー」

ダル「大きめのテントなら僕の家にあるお。6人くらいなら全然余裕なのが」

岡部「ふむ。俺の家にも3人くらいの小さめのがあるし、大丈夫だろう」

るか「じゃ、じゃあ」

岡部「うむ。キャンプで決定だ! るか子よ、ナイスな意見だったぞ!」

るか「は、はい! ありがとうございます!」
   (よかった・・・・・・水着着なくてすむんだ・・・・・・)

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:40:04.20 ID:l0dN/ZGI0
紅莉栖「そうね、キャンプだったら川で泳いだりも出来るし、
     海に行くよりは人も少なさそうだしね」

フェイリス「そうだニャ! るかニャンよく言ってくれたニャ!」

るか「・・・・・・え?」

まゆり「まゆしぃ、新しい水着買いに行こうかなぁ」

岡部「ふむ。俺とダルはキャンプ道具を家から持ってくるか。
   他の者は自分の必要な物を準備しておくのだぞ」

るか(あぁ・・・・・・どうしよう。キャンプって言ったのはボクだし、
   他の場所の案もないし・・・・・・うぅぅ・・・・・・)

紅莉栖「了解。二人共頼んだわよ」

ダル「んじゃ、僕達は行くかお」

岡部「ああ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:43:11.82 ID:l0dN/ZGI0
ガチャ



るか(うぅぅ・・・・・・岡部さん達も行っちゃった・・・・・・ボクはどうしたら・・・・・・・)

フェイリス「キャンプ楽しみだニャー」

紅莉栖「さて、私達はどうしましょうか?」

萌郁「・・・・・・」

鈴羽「んー。水着持ってないからなぁ。買わないとだね」

フェイリス「フェイリスは着ていく水着もう決めたのニャ」

るか「・・・・・・」

まゆり「ん? るか君どうしたの?」

るか「ぼ、ボクは・・・・・・どっちの水着を・・・・・・着るべきでしょうか・・・・・・」

紅莉栖「え? どっちって、普通の水着でいいんじゃ――」

るか「・・・・・・」ウルウル

紅莉栖(しまったぁぁぁ! 漆原さん男の子だったぁぁぁぁ!)

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:46:20.15 ID:l0dN/ZGI0
鈴羽「んー? どっちってどう言う事?」

フェイリス「そ、そうだったニャ・・・・・・るかニャンは男の子だったのニャ・・・・・・」

鈴羽「え!? 漆原るかって男だったの?」

るか「うぅ・・・・・・は、い・・・・・・」ポロポロ

鈴羽「う、うっそだぁ。もー、私を騙そうとしてるなー」サワサワ

るか「んっ・・・・・・」

萌郁「・・・・・・」カシャ!カシャ!

鈴羽「む、胸が・・・・・・ない・・・・・・」

紅莉栖「ちょ、阿万音さん! 冗談じゃないのよ!? 止めなさい!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:49:17.01 ID:l0dN/ZGI0
鈴羽「え、じゃあ・・・・・・付いてるの? アレ・・・・・・」

るか「・・・・・・」ポロポロ

フェイリス「鈴ニャン、逆セクハラだニャ」

まゆり「鈴さん、るか君を虐めないでほしいのです」

鈴羽「・・・・・・触ってみてもいい?」

るか「!!」ブンブン!

萌郁「・・・・・・!」ケイタイジュンビ

紅莉栖「阿万音さん! 酔ったオヤジみたいな事しないで!
     桐生さんも、写真撮るのはやめなさい!」

萌郁「・・・・・・ごめん、なさい・・・・・楽しそう、だったから」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:52:13.71 ID:l0dN/ZGI0
フェイリス「水着、どうするかニャ・・・・・・」

鈴羽「漆原るかはパンツじゃ駄目だよ!」

るか「」ビクッ

紅莉栖「そ、そうね。橋田が見たら絶対変な妄想するわ」

フェイリス「水泳の授業はどうしてるんだニャ?」

まゆり「まゆしぃ達の学校は水泳の授業がないのでわからないのです」

るか「・・・・・・あの、小学校の時以来、出てないんです・・・・・・」

紅莉栖「・・・・・・」

フェイリス「・・・・・・」

萌郁「・・・・・・」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:55:10.15 ID:l0dN/ZGI0
まゆり「これから皆で水着を選びに行くのがいいかなーって
    まゆしぃは思うのです」

鈴羽「うん! それがいいよ! 私も買いたいしー」

フェイリス「そうニャ! 皆でるかニャンにも合う水着を選ぶんだニャ!」

るか「あ・・・・・・ありがとう、ございます」

紅莉栖「うん、じゃあ行きましょう!」

萌郁「・・・・・・私も、行って、いいの?」

フェイリス「当たり前だニャ! 萌ニャンも一緒だニャ!」

萌郁「・・・・・ありがとう」

まゆり「皆でお出かけだー♪」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 21:58:05.99 ID:l0dN/ZGI0
水着売り場



鈴羽「おーっ。いっぱいあるなー」

紅莉栖「新しい水着買う人は? その人達はとりあえず自分の分選んできていいわよ」

鈴羽「んじゃ、ちょっくら行ってくるよ」

まゆり「まゆしぃも行くのです」

フェイリス「るかニャンはどんなのがいいのかニャ?」

るか「あの・・・・・・ボク、水着全然わからないので・・・・・・」

紅莉栖「うーん、私もそんなに詳しくないのよねぇ」

フェイリス「萌ニャンはどうかニャ?」

萌郁「・・・・・・ビキニ・・・・・・かな・・・・・・」

るか「ビキニ? ですか?」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:01:06.68 ID:l0dN/ZGI0
紅莉栖「えっとね、ああ、これこれ。こんな感じのやつの事よ」

るか「! これを・・・・・・ボクが・・・・・・ですか」

フェイリス「んー、るかニャンにも似合うと思うんだけどニャー」

るか「桐生さんはビキニなんですか・・・・・・・?」

萌郁「うん・・・・・・ホルターネックビキニが、私は好き・・・・・・」

フェイリス「あー、萌ニャン大きいからニャー。大きい人はホルターがいいニャ」

紅莉栖「・・・・・・そう、なんだ・・・・・・」サスサス

るか「ビキニは、その・・・・・・ボクが着ると、平らだから・・・・・・そ、それに」モジモジ

鈴羽「うん、目立つよね。下が」

紅莉栖・フェイリス「・・・・・・」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:04:10.77 ID:l0dN/ZGI0
るか「うぅ・・・・・・」ウルウル

まゆり「ただいまなのです♪」

鈴羽「漆原るかは、ショートデニムでいいんじゃない? 椎名まゆりと同じやつ」

まゆり「うん♪ るか君、これはどうかな?」

紅莉栖「あ、確かにそれなら大丈夫ね」

フェイリス「うんうん、どうかニャ? るかニャン」

るか「あっ! これなら、あんまり抵抗ないです」

紅莉栖「・・・・・・阿万音さんもビキニなんだ・・・・・・」

鈴羽「んー? 水着といったらこれじゃないかな」

紅莉栖「っ――」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:07:17.44 ID:l0dN/ZGI0
フェイリス「あとは上になにを合わせるかだニャ」

萌郁「・・・・・・お店の人に・・・・・・聞いてみたら、いい・・・・・・」

まゆり「おー、そうだねー」

紅莉栖「じゃあ、ちょっと聞いてみましょうか」



店員「いらっしゃいませー。 なにかお探しですか?」

紅莉栖「えっと、胸が目立たない水着ってどんなのがありますか?
     下はデニムなんですけど」

店員「・・・・・・・・」チラッチラッ

紅莉栖(桐生さん、まゆり、フェイリスさん、阿万音さん、私の順番で・・・・・・みられた・・・・・・)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:10:08.65 ID:l0dN/ZGI0
店員「えーっと、こちらなんかどうでしょうか? チューブトップビキニと言って、
    目立ちませんし、とても可愛く着れますよ」ニコッ

紅莉栖「へ、へー。こんなタイプもあるんだー。か、可愛いなー・・・・・・・」

鈴羽「お、漆原るかにも着れるんじゃない? ていうかこれ絶対似合うよ!」

萌郁「とっても・・・・・・似合う、と・・・・・・思う」

るか「あ、じゃあ・・・・・・これに、します」

紅莉栖「そうね! 『漆原さんに!』 ぴったりだとおもうわ!」

萌郁「・・・・・・」

フェイリス「じゃあ、お会計して、ラボに戻るのニャ」

鈴羽「おっけー、じゃちょっと行ってくるよー」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:13:08.29 ID:l0dN/ZGI0
ラボ



岡部「くっ・・・・・・道具一式持ってくるのは・・・・・・・堪えるな・・・・・・・」

ダル「うん・・・・・・荷物が多すぎるお・・・・・・」

岡部「しかし、言いだしたのは俺だしな。我慢するしかないな・・・・・・」

ダル「ムフフッ。僕は我慢するお! ラボメンの水着姿の為に!」

岡部「・・・・・・理由はどうあれ、頼むぞダルよ」

ダル「キャンプするのはいいけど、場所はどうするん?」

岡部「うむ。家で調べて来た・・・・・・カタカタ。ここだ」

ダル「へー。こんなところがあったんだ。温水シャワーがあるってのもいいね」

岡部「一応女がいるからな。男だけなら何も問題ないのだが」

ダル「さすがオカリンだお。気が利くな」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:16:06.48 ID:l0dN/ZGI0
ガチャ


まゆり「トゥットゥルー♪ ただいまー」

ダル「おっ、皆お帰りだお」

紅莉栖「ねぇ、岡部? キャンプする場所は決まってるの?」

岡部「ああ、今丁度ダルと話していた所だ」

ダル「そうそう。オカリンがいい場所見つけて来たんだお」

フェイリス「にゃ? そのパソコンの画面かニャ?」

紅莉栖「どれどれ? あ、シャワーあるんだ」

鈴羽「おー。それはありがたいね」

岡部「うむ。傍に川もあるしな。ピッタリの場所だろう?」

フェイリス「ばっちりニャ! 凶真よく見つけてくれたニャ」

萌郁「・・・・・・」ピピピッ
   『岡部君! ありがとう(((o(*゚▽゚*)o)))』

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:18:54.47 ID:l0dN/ZGI0
紅莉栖「ん? ていうか岡部、あんた道具多すぎじゃない?」

岡部「ああ。バーベキューセットなども用意したからな」

フェイリス「凶真、ここにバーベキュー道具貸出OKって書いてあるのニャ」

岡部「・・・・・・」

ダル「オカリン、無駄に道具持って来ちまったな。乙!」

岡部「いや! でも、お金かかるだろ!? 勿体無いだろ!?」

紅莉栖「何人いると思ってんだ。8人で割ったら大したことないだろ」

萌郁「・・・・・・気づかな、かったんだ・・・・・・」

岡部「くっ・・・・・・」

まゆり「オカリンはドジっ子さんなのです♪」

鈴羽「岡部倫太郎はドジだなー」

紅莉栖「ドジっ子乙」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:22:09.63 ID:l0dN/ZGI0
るか「で、でも・・・・・・行く前に気付けてよかったじゃないですか」

フェイリス「にゃふふ。そうだニャ!」

紅莉栖「どうせ食材もこれから買いに行く気だったんでしょ?」

岡部「くっぬ・・・・・・」

ダル「現地の近くに店くらいあるだろ常考」

フェイリス「凶真はもうちょっと考えた方がいいのニャ」

紅莉栖「張り切り過ぎだろ」ププッ

岡部「うるさああああい! 楽しみだからって張り切った訳じゃないぞ!」

鈴羽「かわいいなー岡部倫太郎は」クスクス

岡部「止めろ! 俺を可哀想な目でみるんじゃない!」

まゆり「明日の為に、要る物と要らない物を別けるといいと思うのです」

ダル「それがいいと思われ」

鈴羽「じゃあ、皆でやるかー」

フェイリス「やるニャー!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:25:11.09 ID:l0dN/ZGI0
ラボ 夕方



紅莉栖「ふぅー。こんなもんでいいんじゃない?」

フェイリス「そうだニャ。紙コップとか紙皿とかは向こうで買えるのニャ」

るか「ボク、一応まな板と包丁とか持って行きますね」

岡部「ああ。るか子頼むぞ」

るか「はい! 凶真さん!」

ダル「いやー、るか氏が居てくれると助かるお! 料理出来る人少ないから」

フェイリス「フェイリスも料理得意なんだニャ!」

紅莉栖「わ、私だって! 料理くらい出来るんだからな!」

岡部「うむ。では、料理担当はるか子とフェイリスに任せるとするか」

鈴羽「頼んだよー二人共」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:28:28.42 ID:l0dN/ZGI0
紅莉栖「な、なんでだ!? 私を無視するな!」

ダル「だって牧瀬氏は・・・・・・なぁオカリン」

岡部「ああ、言うまでもないだろう」

紅莉栖「むぅ・・・・・・」

フェイリス「大丈夫ニャ。フェイリスと、るかニャンがいればクリスティーにゃんに
      手伝ってもらっても美味しく作れるのニャ!」

ダル「フェイリスたん、フォローになってないお」

紅莉栖「・・・・・・わかったわよ! 私は手伝わないからな!」

岡部「ふむ。この際、二人に料理を教えてもらえばいいのではないか?」

るか「牧瀬さん? 一緒に頑張りましょう」

まゆり「まゆしぃもお手伝いしたいのです♪」

ダル「まあ、料理の話はその時でいいんじゃね? 向こうに着いたらやらないといけない事も
   いろいろあるだろうし、臨機応変でって事で」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:31:06.11 ID:l0dN/ZGI0
岡部「うむ、そうだな」

紅莉栖「わかったわ。そろそろ帰って準備しないとね」

フェイリス「そうだニャー。フェイリスも帰るニャ」

ダル「オカリン、僕はもう準備出来てるし帰るの面倒なんでラボに泊まってくお」

岡部「うむ、俺も今日は泊まる事にするか」

まゆり「まゆしぃも帰るのです」

鈴羽「あ、じゃあさ。私も泊まっていっていいー?」

紅莉栖「なっ!?」

るか「え?」

岡部「バイト戦士よ。なにが『じゃあ』なのだ?」

紅莉栖「そ、そうよ! 男二人いる所に泊まるなんて!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:34:14.11 ID:l0dN/ZGI0
鈴羽「だって準備するって言っても一泊だけなら着替えもいらないしさー
   それに、二人きりって訳じゃないんだし、大丈夫かなーって思ってさ」

鈴羽「寝床に戻ってもシャワーないから、ここは丁度いいんだよね。
    明日ここに集合だし帰るのもメンドくさいしさ」

紅莉栖「だ、だったら、私のホテルでいいじゃない? そんなに遠くないんだし」

鈴羽「えー。私一度ラボに泊まってみたかったんだよねー」

フェイリス「いいんじゃニャいかニャ? 凶真もだるニャンも襲う度胸はないはずだニャ」

萌郁「・・・・・・うん」

ダル「何故か馬鹿にされているように聞こえる件」

岡部「確かに、なにか釈然としないが。安心しろ」

鈴羽「わーい。ありがとう二人共!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:37:10.80 ID:l0dN/ZGI0
紅莉栖「まあ、阿万音さんが良いなら・・・・・・」

フェイリス「じゃ、皆帰るのニャー」


ガチャ
アシタタノシミニャ ソウネ ・・・・・・ウン ハイ! ウン♪



岡部「バイト戦士よ。飯はどうするつもりだ」

鈴羽「んー? 牛丼がいいなー 岡部倫太郎の奢りで」

ダル「異議なし!」

岡部「な!? 何故俺が奢らねばならん!」

ダル「いつかの牛丼、僕が立て替えたの忘れたのかオカリン」

岡部「くっ・・・・・・ならばダルには奢ってやろう! ただし! バイト戦士よ、
    貴様は自分で払え!」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:40:07.17 ID:l0dN/ZGI0
鈴羽「えー? 岡部倫太郎のケチー」

ダル「じゃあ、阿万音氏の分は僕が払うお!」

鈴羽「やったー! 橋田至ありがとー!」

岡部「それでは結果的にダルに借りを返したことにならんではないか!
    ふん、わかった・・・・・・俺がだそう・・・・・・」

ダル「オカリン、なんだかんだ言って優しいよな」

岡部「うるさい! さっさと行くぞ!」

鈴羽「おー!」

・・・・
・・・
・・


岡部「満足したか・・・・・・バイト戦士よ・・・・・・」

ダル「まさか、牛並3杯も食べるなんてな・・・・・・」

鈴羽「だってお昼食べてなかったからねー」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:43:15.54 ID:l0dN/ZGI0
岡部「普通奢られる側は遠慮するものだぞ、バイト戦士よ」

ダル「阿万音氏なら許せる! そうだろ! オカリン!」

岡部「ま、まあ。他の人には今日の様な事はするなよ」

鈴羽「うん! 覚えておくよ」

ダル「それにしても、るか氏は良い事言ってくれたよね。
   キャンプとか、まじ考えつかんかった」

岡部「ああ、そうだな」

鈴羽「そーだ! 漆原るかが男だってなんで黙ってたのー?」

ダル「あれ? 阿万音氏知らんかったん?」

鈴羽「知らないよー。今日初めてしったよ」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:46:18.92 ID:l0dN/ZGI0
岡部「ふむ。まあ、男だ女だの関係ないだろう。るか子はるか子なのだからな」

鈴羽「確かにそうだねー。女だと思ってたからちょっとビックリしたけど」

ダル「あんなに可愛い子が女の子なわけがない!」

岡部「自重しろ、ダル」

鈴羽「でもさ、漆原るかって岡部倫太郎の事好きだよね」

岡部「な、何を言っているのだ!」

ダル「オカリン! 爆発しろ!」

鈴羽「えー? だって見てたら分かるじゃん」

ダル「まあ、皆気付いてると思うお」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:49:10.12 ID:l0dN/ZGI0
岡部「馬鹿な! あいつは男だぞ!?」

鈴羽「あるぇー? 岡部倫太郎さっきは男とか女とか関係ないって言ってたじゃん」

ダル「両刀乙」

岡部「いや! そういう意味ではない!」

鈴羽「あははは。まあいいじゃん。好かれてるのは悪いことじゃないし」

ダル「どっちが受けなんだお」

岡部「ダル! 黙ってろ!」

鈴羽「んー。シャワー借りていい?」

岡部「ああ、たまにお湯から水に変わる時があるから気を付けてな」

鈴羽「りょうかーい。じゃあちょっと借りるねー」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:52:10.37 ID:l0dN/ZGI0
ガララ
シャー 
オー オユニナッター


ダル「・・・・・・あのカーテンの向こう側で阿万音氏がシャワーを・・・・・・ハァハァ」

岡部「妄想するな! それにバイト戦士に変な事を吹き込むのではない!」

ダル「まあ、阿万音氏のあの感じじゃ、意味は理解してないと思われ」

岡部「少しは自重しろよ、ダル」

ダル「ふあぁぁっ。 オカリン・・・・・・僕はもう寝るお・・・・・・研究室の椅子借りるよ」

岡部「ああ、おやすみ」


シャッ ガタ


岡部「ふむ・・・・・・ソファに座ってると眠気が襲ってくるな・・・・・・」ウトウト

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:55:16.03 ID:l0dN/ZGI0
・・・・
・・・
・・



鈴羽「ふーっ。さっぱりしたー」

岡部「・・・・・・ん。上がったか、バイト戦士よ」

鈴羽「うん、あれ? 寝てた?」ポフッ

岡部「ああ、いや。ちょっとウトウトしていただけだ」

鈴羽「あー。このソファ座り心地いいねー」

岡部「ああ」

鈴羽「あれ? 橋田至は?」

岡部「研究室の椅子で寝ている」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 22:58:32.92 ID:l0dN/ZGI0
鈴羽「そっかー。岡部倫太郎はどこで寝るの?」

岡部「そうだな、バイト戦士はソファで寝てもらう事だし、俺もそこの椅子で寝るかな」

鈴羽「んー。なんか悪いなー・・・・・・そうだ! 私が右の手すりに頭向けるから
   岡部倫太郎は左に頭向けたらいいよ」

岡部「む・・・・・・こうか?」

鈴羽「そうそう! これなら身体も当たらないしさ」

岡部「お前は寝にくくないのか? 俺の事なら気にしなくてもいいのだぞ」

鈴羽「私は基本何処でも寝れるからね。大丈夫」

岡部「そうか・・・・・・じゃあ、俺はこのまま寝るぞ」

鈴羽「うん、おやすみ。岡部倫太郎」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:01:16.74 ID:l0dN/ZGI0



岡部「・・・・・・んん・・・・・朝か」

鈴羽「おっはー。お目覚めかなー?」

岡部「おはよう、バイト戦士よ・・・・・・朝から元気がいいな・・・・・・」

鈴羽「うん、早起きして散歩してきたからね!」

ダル「うーん・・・・・・おはよう・・・・・・」

鈴羽「おっはー」

岡部「準備するか・・・・・・皆集まってくるまえに」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:04:22.45 ID:l0dN/ZGI0
30分後


紅莉栖「阿万音さん、大丈夫だった?」

鈴羽「ん? なにがー?」

紅莉栖「その・・・・・・HE  行為はされなかった?」

鈴羽「うん、そんなことされるわけないじゃーん」

まゆり「そうだよ紅莉栖ちゃん。オカリンとダル君はそんなことしないのです♪」

フェイリス「クリスティーにゃんは心配しすぎだニャ」

萌郁「・・・・・・」ピピピッ
   『私は信じてたよ! 岡部君(。・ ω<)ゞ』

岡部「ふん。そんなことより忘れ物はないだろうな?」

フェイリス「ないニャ!」

岡部「よし、では行くか!」

『おー!』

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:07:33.59 ID:l0dN/ZGI0
・・・・
・・・
・・


岡部「るか子よ、その荷物は調理道具か?」

るか「あ、はい・・・・・・ちょっと多く用意しすぎちゃいました」

岡部「まあ、なくて困ることはあっても、あって困ることはないからな。
   ほら、俺が持つぞ。荷物持ちは俺とダルの役目だからな」

るか「えっ? いえ! 大丈夫ですから」

岡部「気にするな、俺の荷物も多くはないしな、それくらいどうってことない」

るか「その・・・・・・ありがとうございます! 凶真さん」

『キョウマー! ルカニャーン! オイテクニャーヨー!』

岡部「ああ、すぐ行く! るか子急ぐぞ」

るか「はい!」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:10:29.89 ID:l0dN/ZGI0
キャンプ場



紅莉栖「へー。いい所じゃない」

フェイリス「自然の香りがするのニャー」

萌郁「・・・・・・イイ」カシャ!カシャ!

まゆり「ヤッホー☆」

るか「ま、まゆりちゃん・・・・・・それは山でするやつだよ」

岡部「ふーっ。ここを拠点にするか」

ダル「つ、疲れた・・・・・・」

鈴羽「二人共お疲れさまー」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:13:25.33 ID:l0dN/ZGI0
岡部「ふむ。食材を買いに行く者とテントを立てる者に分けるか」

ダル「だったら、フェイリスたんとるか氏は買い出し班だお」

鈴羽「私テント立てるの得意だよー」

紅莉栖「買い出し二人は少ないわよね。荷物持ちも必要だわ」

ダル「じゃあ、阿万音氏にテントは手伝って貰うとして、僕とオカリン以外の人が
    買い出しってことでいいんじゃね?」

フェイリス「了解ニャ! 皆行くニャー」

岡部「よし! ダル、バイト戦士。さっそく取り掛かるぞ」

ダル・鈴羽「おー!」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:16:35.12 ID:l0dN/ZGI0
・・・・
・・・
・・



岡部「バイト戦士のお陰で随分捗ったな」

鈴羽「へへー。サバイバルに関しては任せてよ」

ダル「つか、火の準備とかもしなきゃいけなくね?」

岡部「・・・・・・そうだったな」

鈴羽「任せてよー。あのカマド使っていいんだよね?」

岡部「ああ、あそこで料理するからな」

鈴羽「んじゃ、枯れ草と木を取ってこよう」

ダル「おっけーだお」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:19:53.61 ID:l0dN/ZGI0
・・・・
・・・
・・


紅莉栖「材料買ってきたわよー」

まゆり「おー。テントと、カマドの準備も出来てるー」

ダル「火の方はほとんど阿万音氏がやってくれたお」

フェイリス「鈴ニャンすごいニャー!」

鈴羽「えへへー」

るか「じゃあ、ボクはカレーの準備しますね」

まゆり「クーラーボックスに飲み物と、バーベキュー用のお肉を入れておくのです」

岡部「ダル、米を炊くぞ!」

ダル「オーキードーキー!」

紅莉栖「男共が張り切ってるわね」フフフッ

萌郁「男の人は・・・・・・キャンプとか、好き、だから」カシャ!カシャ!

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:23:09.37 ID:l0dN/ZGI0
13時


岡部「よし! 完成だ!」

フェイリス「カレーもできたニャー!」

鈴羽「お腹すいたぁー」

るか「今皆さんの分をよそってますので」

紅莉栖「飲み物置いとくわよー」

岡部「うむ! 準備出来たみたいだな!」

ダル「フェイリスたんの手作りカレーktkr!」

萌郁「・・・・・・」グー

岡部「では!」

『いただきます!』

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:26:22.73 ID:l0dN/ZGI0
まゆり「んー♪ おいしーねー」

フェイリス「ご飯がいつもと全然違うニャー」

ダル「美味すぎだろ! 毎日食えるお!」

岡部「うむ! しかし、人参の大きさがいびつだな、るか子よ」

るか「えっ・・・・・・あの・・・・・・」

紅莉栖「・・・・・・悪かったわね・・・・・・」

ダル「オカリン・・・・・・空気読めお」

岡部「あ、いや。るか子が切ったのなら、体調でも悪いのではないかと思ってな。
    すまない、悪気があったわけではないのだ助手よ」

るか「あ・・・・・・」

紅莉栖「そ、そう!? 別にいいけどね!」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:29:25.70 ID:l0dN/ZGI0
フェイリス「にゃふふ。美味しければそれでいいのニャー」

萌郁「うん・・・・・・」

鈴羽「おかわりあるの? もっと食べたいよ!」

まゆり「いっぱいあるよー」

るか(岡部・・・・・・さん・・・・・・)




ダル「つ・い・に! 来ました! この時間が!」

岡部「落ち着けダル!」

紅莉栖「橋田! こっちのテントには近づくなよ!」

フェイリス「じゃあ、着替えるのニャー」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:32:36.63 ID:l0dN/ZGI0
岡部「俺たちも着替えるか」

ダル「おっけー」

るか「・・・・・・」

岡部「るか子? どうした」

ダル「るか氏はどっちのテントに入るべきか、悩んでるんじゃね?」

るか「・・・・・・ハイ」

岡部「ふむ・・・・・・ではるか子よ。こっちのテントで着替えるといい。
   俺とダルはトイレで着替える事にするからな」

るか「すみません・・・・・・ご迷惑かけて」

岡部「気にするな、俺も少し配慮が足りなかった」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:35:36.00 ID:l0dN/ZGI0
ダル「るか氏、僕達は着替えたらそのまま川のほう行ってるお」

るか「はい、わかりました」

岡部『まゆり! 俺たちは先に川に行ってるからな! るか子と一緒に来てやってくれ!』

『ワカッタヨー』


テント内 

るか「はぁ・・・・・・水着か・・・・・・」

るか「・・・・・・デニムは、履けたけど・・・・・・」

るか「これ、どうやって着るんだろう・・・・・・」

『るか君? 準備できたー?』

るか「あ、まゆりちゃん・・・・・・水着の着方が、わからなくて・・・・・」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:38:50.84 ID:l0dN/ZGI0
『まゆしぃ入っても大丈夫?』

るか「うん・・・・・・」

まゆり「えっとねーここを首にかけて――うん♪ これで大丈夫だよ」

るか「ありがとう、まゆりちゃん」

まゆり「じゃあ、行こっか♪」



フェイリス「るかニャン・・・・・・似合い過ぎてるのニャ・・・・・・」

萌郁「・・・・・・かわいい・・・・・・」カシャ!カシャ!

鈴羽「いいね! 似合ってるよ漆原るか!」

紅莉栖(不公平だわ・・・・・・)

るか「・・・・・・」モジモジ

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:42:11.68 ID:l0dN/ZGI0
川辺



岡部「皆遅いな・・・・・・」

ダル「なんという焦らしxxx」

まゆり「オカリーン! ダルくーん! お待たせなのです♪」

岡部「おお、待ちくたびれ・・・・・・・たぞ・・・・・・」

ダル「まゆ氏・・・・・・マジ天使・・・・・・」

まゆり「ん?」

ダル「下はショートデニム、上はバンドゥで胸全体を少し隠しているタイプか!
   しかし! まゆ氏のデカさでは  が強調されて●●過ぎる!」

岡部「だ、ダル?」

萌郁「・・・・・・おまた、せ」

ダル「ぐわあああああ! キョヌーを一層際立たせてくれるというホルタービキニだと!?
   しかも黒白水玉! けしからん! これは破壊力がありすぎる! これが大人の魅力なのか!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:45:16.99 ID:l0dN/ZGI0
鈴羽「ごめんねーまたせたー」

ダル「引き締まった身体! そこに黄色の三角ビキニ! 美しい・・・・・・
   美しすぎる! 普段のジャージ姿からは想像できない程の 完 成 度 !」

フェイリス「にゃにゃー!」

ダル「・・・・・・す、スク水・・・・・・だと・・・・・・・」

ダル「小柄な身体に秘められしポテンシャル! そしてあの胸! 猫耳カチューシャ装備!
   なんだよこれ! なんなんだよこれ! いいのか!? こんな娘が存在して!
   しかも名前刺繍入りとか! 平仮名で『ふぇいりす』って!
   フェイリスたん! 君は最高だよ! わかってらっしゃる!」

紅莉栖「っ――待たせた・・・・・・わね」

ダル「純 白 ! 清潔感溢れる、 純 白 ! 周りのレベルの高さにも負けじとビキニ!
   控えめなそのボディ! 『ちょっと頑張ってみた・・・///』なんて言われた日には卒倒ものだ!」

紅莉栖「こいつ・・・・・・殴りたい・・・・・・」

るか「そ、その・・・・・・」モジモジ

ダル「はっ! 構成はまゆ氏とほぼ同じ・・・・・・しかしながら、若干黒ベースなのがまた似合っている!
   いつものドクロ髪留めは花柄で、さらに可愛さがアップしてる・・・・・・だと!?
   可愛い顔してるだろ? 男の子なんだぜ、こいつ・・・・・・・ 似合い過ぎだろちくしょう!」

岡部「・・・・・・ああ」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:48:11.53 ID:l0dN/ZGI0
るか「うぅ・・・・・・恥ずか、しいです・・・・・・」ウルウル

岡部「るか子よ・・・・・・似合っているぞ」

るか「あの・・・・・・・ありがとう、ございます・・・・・・」

まゆり「ね? 似合ってるって言ったでしょー?」

鈴羽「うん、完璧だよ漆原るか!」

フェイリス「うんうん!」

萌郁「・・・・・・」カシャ!カシャ!

るか「皆さんの、おかげです・・・・・・」

紅莉栖「ほらほら、入りましょうよ! せっかく水着になったんだから!」

『おー!』

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:51:16.14 ID:l0dN/ZGI0
キャー バシャバシャ! ツメタイー ヤッタナー! エヘヘ♪ オカエシダニャ! バシャバシャ! シアワセダオ・・・ ・・・カシャカシャ!

・・・
・・


るか「はぁ・・・・・・」

ざっざっざっ

岡部「るか子? 休憩か?」

るか「あ、凶真さん・・・・・・はい・・・・・・」

岡部「・・・・・・すまなかったな」

るか「え・・・・・・?」

岡部「最初に海と言った時に、気付くべきだったな・・・・・・
   お前は水着を着るのが嫌だったのだろう?」

るか「・・・・・・いえ、そんな事は・・・・・・」

岡部「先程からずっとTシャツを来ているではないか」

るか「・・・・・・」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:54:17.48 ID:l0dN/ZGI0
岡部「無理を・・・・・・させてしまったな」

るか「そ、そんな! ボクがいけないんです・・・・・・凶真さんは悪くないです」

『オカリーン! ルカクーン! モドッテオイデヨー!』

岡部「・・・・・・俺は行くが、るか子はどうする?」

るか「・・・・・・ボクは・・・・・・もう少し、ここに居ます」

岡部「そうか・・・・・・わかった」

ざっざっざっ

『ルカニャンハドウシタンダニャ?』 『アア、キュウケイシテイルヨウダ』 『ソッカー』

るか「・・・・・・」    
   

結局、ボクは
その後Tシャツを脱ぐことが出来ませんでした
凶真さんに謝られてしまった
ボクのせいで、凶真さんを困らせてしまった
どうして、ボクは・・・・・・
男の子なんだろう・・・・・・   

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/25(月) 23:57:28.59 ID:l0dN/ZGI0



ダル「肉ウメー!」ガツガツ

紅莉栖「橋田! カルビばっかり食べるな!」

フェイリス「玉ねぎ甘いニャー」

萌郁「・・・・・・美味しい」

まゆり「はぁー まゆしぃは幸せなのです♪」

岡部「おい! 俺の肉がないではないか! 誰だいっぱい取ってる奴は!」

鈴羽「モグモグ、ワタフィヒャナイォー」モグモグ

るか「まだいっぱいありますから」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:00:31.52 ID:xNfSLqva0
岡部「この肉は俺が予約した! 誰も取るんじゃないぞ!」

紅莉栖「予約って」クスクス

ダル「オカリン、必死だな」

フェイリス「子供みたいだニャ凶真」

萌郁「・・・・・・ふふ」カシャ!カシャ!

鈴羽「お、そろそろ食べごろだ!」ヒョイ パク

岡部「ヴァァイト戦士ィィィ! 貴様ああああああ!」

『あははは』

るか「・・・・・・フゥ」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:03:21.29 ID:xNfSLqva0
・・・
・・


パチパチパチパチ

鈴羽「わー! 花火だー!」

紅莉栖「阿万音さん、はしゃぎすぎよ」フフッ

萌郁「・・・・・・キレイ」カシャカシャ

鈴羽「だって花火したことないんだもん!」

フェイリス「にゃにゃ! ハートだにゃ!」パチパチ

ダル「はい! フェイリスたんのハート頂きました!」

まゆり「まゆしぃは星さんなのです☆」パチパチ

鈴羽「漆原るか! 一緒にやろうよ!」

るか「あ・・・・・・はい」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:06:13.77 ID:xNfSLqva0
パチパチパチ

鈴羽「あははは! 綺麗だねー」パチパチ

るか「はい・・・・・・」パチパチ

岡部「・・・・・・ふむ」




岡部「そろそろ寝るぞ、お前たち」

紅莉栖「そうね・・・・・・流石に疲れちゃったわね」

鈴羽「えぇー。まだ寝れないよー」

フェイリス「にゃふふ。これからテントでガールズトークなのニャ! 
      寝かさないニャーよ! 鈴ニャン!」

萌郁「・・・・・・うん」

鈴羽「おー。楽しみだなー」

るか「・・・・・・」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:09:27.69 ID:xNfSLqva0
まゆり「ん? るかくーん おいでよー」

紅莉栖「そうよ。漆原さん」

るか「でも、ボクは・・・・・・」

岡部「助手よ、るか子は疲れているのだ。お前達のガールズトーク(笑)に付き合わせると
   るか子は疲れがとれないだろう。俺達はすぐ寝るからな。るか子はこっちだ」

フェイリス「にゃー。それは残念ニャ」

るか「すみません、皆さん・・・・・・ボクはこっちのテントで寝ますね・・・・・・」

紅莉栖「そっか。おやすみなさい、漆原さん」

るか「おやすみなさい」ペコッ

『ニャフフ、ヨルハナガイノニャ ドンナハナシスルノ? モチロンコイバナダニャ エ!?』

ダル「あー・・・・・・もう眠くてたまらん・・・・・」

岡部「確かに。ちょっとはしゃぎ過ぎたな」

るか「凶真さん、ありがとうございます。気を使って頂いて」

岡部「気にするでない。ゆっくり休むのだ、るか子よ」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:11:48.72 ID:xNfSLqva0
2時間後 テント


るか(はぁ・・・・・・眠れない・・・・・・)ゴソゴソ

岡部「・・・・・・るか子よ、眠れないのか?」

るか「はい・・・・・・すみません、起こしちゃいましたね・・・・・・・」

岡部「いや。ちょっと外に出るか・・・・・・付き合え、るか子」

るか「え? あ、はい」



岡部「まあ、座れ」トントン

るか「失礼します・・・・・・」

岡部「今日は、楽しかったか?」

るか「・・・・・・はい」

岡部「俺の見た感じだと、カレーを食べて以降はお前が笑ったところをみていないのだがな」

るか「・・・・・・」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:14:16.51 ID:xNfSLqva0
岡部「俺が余計な事を言ったからじゃないかと思ってな。
   なにか考え込んでいるように見えたのでな」

るか「凶真さんの・・・・・・・せいじゃ、ないです・・・・・・」

岡部「俺はな、るか子。お前にはもっと自分に自信を持って欲しいと思っている」

るか「凶真・・・・・・さん?」

岡部「最初に言ったことを覚えているか、るか子よ」

るか「はい・・・・・・」

岡部「あの言葉は今も変わらないぞ。男でも女でも関係ない」

るか「・・・・・・」

岡部「るか子は、るか子だろう?」

るか「岡部・・・・・さん・・・・・・」

岡部「お前は無理に変わろうとしなくていいんだぞ、るか子よ」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:17:26.79 ID:xNfSLqva0
るか「そんなに・・・・・・優しくされると・・・・・・ボク・・・・・・」

岡部「今は泣いてもいいのだぞ、るか子。俺の胸でよければ、貸してやろう」
   
るか「岡部さん!」ポロポロ

岡部「辛かったのだろう・・・・・・今は泣いていい」ナデナデ

るか「うぅ・・・・・・うぅぅ」ポロポロ




岡部「落ち着いたか? るか子よ」

るか「はい・・・・・・」

岡部「ふむ。そういえば」

ざっざっざっ

『あった、あった。ルカ子よ、こっちに来い』

るか「? はい」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:20:19.93 ID:xNfSLqva0
岡部「まずは顔を拭くのだ。お絞りだ。」

るか「ありがとうございます」ゴシゴシ

岡部「次は、これを持て」

るか「線香・・・・・・花火ですか?」

岡部「ああ。俺一人だけしかいないが、夏と言えば楽しく花火をしないとな。
   バイト戦士としている時は楽しそうではなかったからな」カチッ

るか「あ・・・・・・」パチパチパチ

岡部「な、何故涙目なのだ!? 泣きながらでは楽しい思い出にならないではないか」パチパチパチ

るか「いえ・・・・・・嬉しくて・・・・・・」パチパチパチ

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:23:09.96 ID:xNfSLqva0
岡部「では笑え。お前の泣き顔は見たくないぞ」

るか「ありがとうございます。岡部さん」ニコ パチパチパチ

岡部「うむ」ニコ パチパチパチ

カシャ! 

岡部・るか「え・・・・・・?」 ポトッ

萌郁「・・・・・・」

岡部「なっ!? 指圧師!? なにをしている!」

萌郁「・・・・・・漆原さん・・・・・・今日、元気なかったから・・・・・・
   でも、今は・・・・・・・すごく、いい表情、してた・・・・・・・」

るか「あっ」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:26:11.51 ID:xNfSLqva0
岡部「・・・・・・指圧師よ・・・・・・見ていた、のか・・・・・・・」

萌郁「トイレに、行こうと、したら・・・・・・二人が、花火してた・・・・・・から」

岡部「そ、そうか。そこだけか」

萌郁「・・・・・・?」

岡部「まだガールズトークは続いてるのか?」

萌郁「ううん・・・・・・皆、すぐ寝ちゃった・・・・・・」

岡部「そうか」

萌郁「・・・・・・」ピピピッ

ピロリン   ピロリン

岡部・るか「・・・・・・」ピッ

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:29:13.80 ID:xNfSLqva0
萌郁「・・・・・・二人共・・・・・・いい笑顔・・・・・・」

るか「・・・・・・ほんとですね」

岡部「ああ、ちょっと恥ずかしいな・・・・・・」

萌郁「じゃあ・・・・・・私は、行くね・・・・・・」

岡部「うむ、気を付けて行けよ」

るか「桐生さん、ありがとうございます」

萌郁「・・・・・・」コク

岡部「・・・・・・俺たちも寝るか」

るか「はい」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:32:14.50 ID:xNfSLqva0
テント


岡部「おやすみ、るか子」

るか「おやすみなさい、岡部さん」

ダル「スゥースゥー」

岡部「・・・・・・・・・・・・・・・・・・スゥースゥ」

るか「ありがとうございます、岡部さん」ピッ


桐生さんに送ってもらった写真には
ボクと岡部さんが笑顔の横顔
二人で向き合って線香花火をしてる
そして、岡部さんと初めてのツーショット写真でした

るか「キャンプに来て・・・・・・よかったなぁ」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:35:23.82 ID:xNfSLqva0




岡部「・・・・・・朝、か」

ダル「グゥーグゥー」

岡部「るか子はもう起きてるのか」

シャッ

るか「あ、岡部さん! おはようございます」ペコ

岡部「おはよう、るか子。朝食を作ってくれていたのか・・・・・・」

るか「はい、昨日は皆さんに、ご迷惑をかけてしまいましたから」

岡部「サンドウィッチか。朝にピッタリだな」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:38:24.57 ID:xNfSLqva0
るか「たまごサンドとツナサンドしか作れなかったんですけど・・・・・・」

岡部「いや、十分だ。朝は皆そんなに食べれないだろうしな」

『オハヨ オッハー オハヨウナノデス♪ オハ、ヨウ オハヨウニャ! オハヨーダオ』

るか「皆さん、おはようございます!」

岡部「るか子に感謝するのだな! 朝食が既に出来上がっている!」

『るかニャン元気になったのニャ! 漆原さん、ありがと。 朝ごはんだー! 
 ・・・おいし、そう。 るか君、ありがとうなのです♪ るか氏、まじ感謝!』

岡部「よし、では」

『いただきます!』

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:41:32.73 ID:xNfSLqva0
数日後 ラボ


ガチャ

るか「おはようございます、岡部さん」ガサガサ

岡部「おお、るか子か。待っていたぞ」

るか「はい、すぐ準備しますね」

岡部「すまんな、お前のサンドウィッチが食べたくなってな」

るか「いいえ、気になさらないで下さい」トントントン

岡部「ふむ。やはり手際がいいな、るか子よ」

るか「あ、ありがとうございます」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:44:15.23 ID:xNfSLqva0
岡部「なにか手伝えることはあるか? るか子よ」

るか「いえ、家で挟む材料は準備してきましたので、すぐ出来ますから座って待ってて下さい」

岡部「そうか、では待っていよう」 

・・・
・・


るか「お待たせしました、岡部さん」コト

岡部「美味そうだな。いただきます」パクッ

るか「・・・・・・・・・・・・どう、ですか?」

岡部「モグモグ・・・・・・うむ、やはり美味い!」

るか「良かったです///」

岡部「わざわざすまんな」

るか「・・・・・・・いえ・・・・・・・好きな人に食べてもらえるのは・・・・・・・嬉しいですから」

岡部「・・・・・・・るか子?」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:47:09.05 ID:xNfSLqva0
るか「ボク・・・・・・岡部さんが・・・・・・好きです・・・・・・」

岡部「・・・・・・」

るか「・・・・・・ご迷惑だって事は・・・・・・・分かってます。でも、どうしても・・・・・・伝えたかったんです」

岡部「・・・・・・そうか」

るか「・・・・・・ごめんなさい・・・・・・困らせるような事を、言ってしまって」

岡部「るか子よ。俺の気持ちを勝手に決めるのではない」

るか「・・・・・・え?」

岡部「俺は言ったな? 無理に変わろうとしなくてもよいと」

るか「はい・・・・・・」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:50:07.20 ID:xNfSLqva0
岡部「るか子はるか子だ。俺は、お前といると安心するし笑顔になれる」

るか「・・・・・・はい」

岡部「俺は傍に居てもらいたいぞ。『漆原るか』にだ」

るか「はい・・・・・」

岡部「るか、俺も好きだぞ」

るか「・・・・・・うれしい、です」

チュッ


岡部さんはボクにキスしてくれました
幸せです
ボクはこんなに幸せでいいのでしょうか
岡部さん、大好きです

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/26(火) 00:53:13.20 ID:xNfSLqva0
るか宅


るか「おはようございます、岡部さん」


ボクは毎朝
キャンプした夜に撮ってもらった
写真に挨拶をします

神様
女の子にして下さい
ボクは毎日そう願っていました
どうしてボクは、男の子なんだろう、と
でも、ボクはもうそんなお願いはしません

神様
岡部さんと恋人にして下さって
ありがとうございます。
ボクは
岡部さんの傍にずっと居たいです
こんな幸せな日々が
ずっと続きますように

                          『では、行くか。るか』
                          『はい! 岡部さん!』          

                                             るかend