1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:06:18.74 ID:zqaE3fFp0
真美「うぇ~い」キャッキャ

亜美「うぇ~い」キャッキャ

P「ははは、おいおい、やめろよ~」

ガッ   ファサッ

亜美・真美「 え? 」

P「……ぁ」

真「えぇ!?ぷ、ぷ、プロデューサー、ヅラだったんですか!?」

亜美「に、兄ちゃんが……おっちゃんに……」

引用元: 真「えぇ!?プロデューサー、ヅラだったんですか!?」 




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:20:52.24 ID:zqaE3fFp0
真美「うわぁぁぁぁん!!」ダッ

P「…………」

真「……ぁ、えと……」

P「…………なんだよ。なんかあるなら言えよ……」

真「ぁ、いえ、なんでもないです!!」ダッ

P「……」パサッ

……

春香「え?そうだったの!?でも、今普通につけてるよ?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:30:33.45 ID:zqaE3fFp0
千早「きっと拾ってつけたのね……」

春香「今は普通に仕事してるけれど」

真「ねぇ……どうすればいい?」

春香「でも……あのプロデューサーさんが……カツラだったなんて」

千早「ところでさっきから美希が息をしていないのだけど……」

美希「」

春香「えぇ!?み、美希!?大丈夫!?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:37:15.97 ID:zqaE3fFp0
P「おい」

真「ひぃっ!は、はい!」ビクッ

P「さっきから何こそこそしてんだ?」

P「そんな所に隠れてないで出てこいよ」

春香(隠してるのは自分じゃん)

千早「……」ジィ

P「なんだよ。俺の顔になんかついてるのか?」

春香(カツラが頭についてます……)

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:41:02.38 ID:zqaE3fFp0
千早「あ、あのプロデューサー……真から聞いたんですが」

P「え?え?あー、えっとごめん。俺仕事あるからさ」

P「お前らもレッスンいけよー」

春香(プロデューサーさんはリーブ21行ってください)

千早「やはり変ね……。あの態度はおかしいわ……」

春香「っていうかよく考えたら社長は普通にはえてるよね……?」

真「若禿にも程が有るんじゃ……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:48:09.60 ID:zqaE3fFp0
美希「……」ユラァ

春香「美希!?」

美希「……ブツブツ」

千早「どうしたの?美希」

真「美希?」

美希「やっぱり美希は真くんにしておけばよかったの……」

美希「でもあのハニーはハニー。優しいハニー」

美希「でもヅラ……ヅラのハニー……」ブツブツ

春香「美希が……なんかヤヴァイ!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:53:39.08 ID:zqaE3fFp0
千早「美希もそうだけどそれを初めて知ってしまった亜美と真美も
   相当ショックを受けてるみたいよ」

真「そりゃそうだよ……びっくりするもん……」

美希「嘘つき……!」キッ

千早「美希?どこ行くの?」

美希「この……ハゲ野郎ーーーーッ!!」スパァーンッ

P「いでぇ!」

ブワァッ

春香「あぁ!プロデューサーのカツラが!」

美希「そんな偽りのハニー見たくない!本当のハニーをどうして見せてくれないの!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:56:58.43 ID:zqaE3fFp0
美希「そんなもの被っているうちは二度と美希に話しかけないで!」

P「……」

律子「……こら、美希。プロデューサーさんのこと叩くことないでしょ?」

律子「ちゃんと謝りなさい」

春香「全く動揺していない!?さすが律子さん!」

小鳥「…………」

千早「隣のは座ったまま気絶してるわ……」

律子(おいおい、マジかよヅラかよぉぉぉ!ぷぷぷ、いかんいかん
    クールに行こうぜ。クールに……)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 10:59:17.73 ID:zqaE3fFp0
P「…………」

P「……」パサッ

春香「またつけた!?」

P「今日……もう帰りますね……」ガタッ

律子「え!?ぁ、は、はい……」

真「あ、あの……プロデューサー!」

P「……」スタスタ

ガチャ バタンッ!

真「……プロデューサー……」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:02:31.66 ID:zqaE3fFp0
千早「見てて可哀想になってきたわ……」

真「ねぇ……なんとかプロデューサーのこと励ましてあげようよ」

春香「え?禿が増す?禿マス?」

千早「ぶふぉっ、ぷぷ……やめてよ春香!」クスクス

真「二人共……」

春香「……ごめん」

千早「ゴホンッ……ごめんなさい」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:08:32.14 ID:zqaE3fFp0
真「言葉で言っても……きっと伝わらないこともあるだろうし……」

真「手紙なんてどうかな!?」

春香「そうだね、あっ、待って!紙がないよ!!紙が!!」

千早「ぷっ、春香!やめてってば!!」

真「もういいよ二人共!!」ダッ

……

真「とか言って事務所飛び出してきちゃったけど……」

真「ん?あれ?あそこの公園のブランコにいる哀愁漂ってるのは……プロデューサー?」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:12:27.98 ID:zqaE3fFp0
真「直に行って励まさないと……!」

ガシッ

真「!?」

あずさ「だめよ。今は一人にしてあげましょう」

真「あずささん!?どうして?」

あずさ「実は私……以前からずっと知っていたのよ」

真「えぇ!?プロデューサーが……」

あずさ「プロデューサーが切れ痔なことをね」

真「え?……あ、はぁ……そうだったんですか……」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:16:18.15 ID:zqaE3fFp0
真「カツラのことじゃなかったんですか?」

あずさ「えぇ!?あぁ、そっち……」

あずさ「もちろん知ってたわ……。
     あれは私がうっかりプロデューサーさんの髪を引っ張りあげた時に」

真「どこからツッコミ入れればいいんですか」

あずさ「その時取れてしまって……バレたことで
     すごくショックを受けていたわ」

真「っていうかプロデューサーは何をしてそんなあずささんを怒らせたんだよ……」

※もちろんxタッチ    

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:20:23.94 ID:zqaE3fFp0
あずさ「なんかその時、すごく哀れな者を見た気がして怒る気もなくなってしまったの」

あずさ「逆に申し訳なくなったわ」

あずさ「だから次の日私は髪を切り落としたの。イメチェンなんてのは嘘よ」

あずさ「プロデューサーさんに、髪の毛の件、これでお相子ですね、って言ったら」

あずさ「プロデューサーさんこう言ったわ。
     『その理論はおかしいと思います』って」

真「何言ってんだこいつ……」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:25:13.28 ID:zqaE3fFp0
真「もう!ホント意味分かんないですから!あっ、プロデューサーは……」


子供A「ねぇ、ブランコ変わってよー……」

P「うん……あとでな……立つ時ちょっと痛いんだよ……」

子供B「うわ、お前、もしかしてヅラじゃね!?うぇーい!」バッ

P「あ、返してくれ!返してくれ!」

子供B「うわぁキメェwwwwwwwここまでおいでー!」


真「……プロデューサーが知らない子供になめられてる……」

あずさ「見てられないわ……」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:29:32.60 ID:zqaE3fFp0
響「こらー!おっさん困ってるだろ!!いじめんなーー!」

子供A・B「逃げろーーー!」

響「ったく……ほら、おっさん、おとしものだぞ……
   って、えぇぇ!?プロデューサー!?」

P「うぅ……響……」

響「そっかー……ヅラだったのか……」

響「ま、気にすんな!」

P「お、ぉぉ、響……」ウルウル


真(え?響に全部持っていかれた?)

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:34:56.47 ID:zqaE3fFp0
響「まぁ、ヅラでもプロデューサーはプロデューサーだろ?」

響「あはは!なんくるないさー!」

P「お、おお、響、お前はやっぱりいいやt」

真「ちょっと待ったーーーー!」

響「え?真!?」

P「う……真……」

真「プロデューサー、僕はプロデューサーがヅラでも全然気にしませんよ!」

真(よし、これでフィフティーフィフティーだ!
   響に美味しい所は持ってかせないぞ!)

あずさ(真ちゃん……なんか間違ってるわ!)

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:41:36.18 ID:zqaE3fFp0
P「え、あぁ……うん。あ、ありがと……うん」

真(思ってた反応と違うんだけど!?)

真「と、とにかく……もう必要ないでしょ!」

響「こら真!プロデューサー嫌がってるだろ!空気読めよ!」

あずさ(あなたもよ!)

真(あなたもです!いつまでその物陰から見物するつもりですか!帰ってくださいよ!)

響「でも、なんでそんなの着けようと思ったんだ?別にいいじゃん」

真(傷口をえぐるどころじゃないよ響!!)

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:48:06.98 ID:zqaE3fFp0
真「ひ、響!やめなよ!」

P「……いいんだ。じゃあ話すよ」

P「……これは……高校生の時、実家ぐらしだったんだがその時に
  家が火事になってね。両親はそれで亡くなって……俺を守った」

P「でも俺は頭に大火傷を追い、重症。髪は所々、燃え尽きて」

P「そこから……もうはえてこないんだ」


真・あずさ・響(うわぁ……重っ……)


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:52:26.14 ID:zqaE3fFp0
真「プロデューサー……。じゃあプロデューサーはそのままでいいんですね?」

P「…………」

真「プロデューサーが馬鹿にされないようにボクは丸坊主にでもしますよ!」

真「それでプロデューサーの横にいたらボクの方が目立つから!」

響「真!?何いってんだ!?」

P「…………」

真「プロデューサーがそれを手放さないなら!ボクは丸坊主にしますよ!?」

P「で、でも……それはアイドルができなく……」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:55:12.24 ID:zqaE3fFp0
真「……響!バリカン持ってきて!」

響「えぇ!?持ってないし……」

あずさ「はい、響ちゃん」スッ

響「あ、あずさ!?って、なんで持ってるんだよ!!」

P「あ、あずささん……」

真「プロデューサー……ボクは本気ですよ!」

真「早くうん、と言わないと……ボクは……」カチッ

ヴィ~~

響「真!そんなことしたらアイドルできなくなるぞ!?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 11:58:02.24 ID:zqaE3fFp0
真「うぅ……プロデューサーの馬鹿ーーー!!」

P「や、やめろーーー!丸坊主には俺がなる!!」バッ

ジョリジョリジョリジョリ……

ファサッ

響「あ、残りの毛が……」

P「……すまんな、真……。これでよかったんだよな……。こうすれば……」

P「なぁ、真……あとでスキンにするの手伝ってくれ……」

真「……はい!」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:04:22.17 ID:zqaE3fFp0
……次の日……

真美「ひっ、おっちゃんが……ヤクザみたいになっちゃった……」

千早「どうして眉毛も剃ったのかしら……」

春香「こわっ……」

律子(ぶひょぉぉ!怖っ!それで仕事行って交渉とかしたらただの脅しじゃん!)

真「プロデューサー!!超かっこいいですよ!!」

P「へへ、そ、そうかな……?」

真「えへへ、プロデューサー!一緒にお仕事行きましょう!

END

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 12:07:09.71 ID:zqaE3fFp0
おまけ

冬馬「なぁ、おっさん、最近765プロにヤクザみてえのいないか?」

冬馬「もうちょっかい出すのやめようぜ?怖いし」

翔太「うんうん、そうだよ」

北斗「ですね」

黒井「ばかもん、そんなもので引き下がれるか!」バシッ

冬馬「いで!」

ファサッ

黒井・翔太・北斗「  !?  」

冬馬「……」

おまけEND