2: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:24:00 ID:SiF
加蓮「…はぁ、まさかトマトジュースでむせちゃうなんてね…」

加蓮「この服、結構気に入ってたんだけどな…」

加蓮「ま、とりあえずやっちゃったことは仕方ないし…早いとこ脱いで、ジャージにでも着替えようかな」

加蓮「更衣室更衣室…っと」ガチャ

引用元: 智絵里「加蓮ちゃんの服が真っ赤です…」 



3: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:24:17 ID:SiF
智絵里「あ、加蓮ちゃん、おはようございま…」

智絵里「えっ…!」

加蓮「あ、智絵里。おはよー。」

智絵里「あ、あのっ、加蓮ちゃん…!その、お洋服のしみ…!」

加蓮「ん?…ああ、ちょっとうっかりしちゃって。気を付けないとダメだよね~」

智絵里「うっかりって…加蓮ちゃん、どこか悪いんですか?お薬とか、病院とか…!」

加蓮「…ん?」

4: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:24:38 ID:SiF
智絵里「えと、あの、私、何かできることがあるなら、なんでも…」

加蓮(…あぁ、そういう事か…智絵里は可愛いなぁ)

加蓮「うっ…何だか少し、目眩がしてきたかも~」

智絵里「ひゃああっ、加蓮ちゃん、しっかりしてくださいっ!えと、あの、えっと…」

智絵里「そうだ…!」

智絵里「…えいっ」ギュッ

加蓮「へ?ち、智絵里?」

5: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:24:55 ID:SiF
智絵里「い、いたいの、いたいの、とんでけっ!…とんでけっ!…とんでけっ!」

加蓮「」キュン

智絵里「ど、どうですか?少しは良くなったでしょうか…」

智絵里「加蓮ちゃん?」

加蓮「」

智絵里「あ、あのっ、加蓮ちゃん、しっかりしてくださいっ!あの、おーい…!」ユサユサ

加蓮「」チーン…

6: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:25:30 ID:SiF
~病院~

医者「軽い、天使疾患でしょう、智絵里P等によく見られる症状ですな」

P「天使疾患…確か、別名が…」

医者「エンジェルドリームですな。余りの可愛さにキュン死する患者もあとをたたないと言う厄介な症状でして」

医者「まあ、彼女の場合は元々の体の弱さもあり、人付き合いも非常に限られた機会でしか行えていませんからな、抗体がないのでしょう」

医者「非常に危険な状態です」

P「危険な…先生、加蓮を助けるにはどうすれば…!」

医者「いや、命には別状ないのですがね…希に後遺症が出る場合もありまして」

P「後遺症?それは一体…」

7: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:25:59 ID:SiF
~病室~

加蓮「智絵里…天使…マジ天使…」

加蓮「もっと可愛がりたい…大天使チエリエル…私だけの天使…!」

加蓮「膝枕して貰って…耳掃除してもらってふーってされたい…智絵里ちゃん可愛いよ智絵里ちゃん…!」

医者「と、まあこのような状態でしてな」

P「んなアホな」

智絵里「あの、お見舞いに来ました…加蓮ちゃん、大丈夫ですか?」

P「あ、いや、今は智絵里は入らない方が…」

8: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:26:24 ID:SiF
加蓮「智絵里…?そこに智絵里がいるの?Pさん、そこに天使が降りてきたの?」

智絵里「は、はい、その、加蓮ちゃんの大天使、です…」

加蓮「ちえりぃ~!」ダキッ

智絵里「きゃっ…えへへ…加蓮ちゃん、元気そうでよかったぁ…」

加蓮「智絵里が来てくれるなら私はいつだって元気だよ~」

智絵里「ふふっ、加蓮ちゃんったら。あ、りんご食べますか?うさぎさん、得意なんですよ、私」

加蓮「食べる~!」

9: ◆6RLd267PvQ 21/02/21(日)09:26:50 ID:SiF
P「何か智絵里は智絵里でまんざらでもなさそうな気が…」

医者「まあこれは風邪みたいなものですから、しばらくすればおさまるとは思いますがね」

P「風邪って、これがですか?」

医者「風邪色メロディです」

P「いい加減にしろ」


おわれ。