1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:37:54.46 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「ケンカ売ってんの?」

佐々木「あら、それは貴方の方じゃない?」

ハルヒ「……キョン、何とか言いなさいよ」

佐々木「……キョン、黙っているのは卑怯じゃないかな」

キョン「帰りたい」

引用元: ハルヒ「親友(笑)」佐々木「SOS団(笑)」 



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:41:16.56 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「あぁ、キョンは帰りたいのね」

佐々木「確かに、こんな人がいたら帰りたくなるのも納得だ」

ハルヒ「はぁ!? それ、誰のことよ!」

佐々木「それじゃあキョン、一緒に帰ろうか」

ハルヒ「待ちなさいよ。あたしがキョンと一緒に帰るわ」

キョン「二人で帰ったらどうだ」

ハルヒ・佐々木「はぁ?」

キョン「ドリンクバー取って来る」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:43:13.43 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「っていうか、なんでアンタがここに居るわけ?」

佐々木「それはこちらが聞きたいわ」

ハルヒ「あたしは……外からキョンを見たからよ」

佐々木「なる程。約束はしてなかったのね」

ハルヒ「それじゃ、アンタは約束してたっての?」

佐々木「誰もそんな事は言ってないわ。私も偶然キョンを見たから」

ハルヒ・佐々木「……」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:45:16.42 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……それにしても遅いわね」

佐々木「それじゃ、様子を見てくるわ」

ハルヒ「待ちなさいよ。どこにいくつもり?」

佐々木「勿論、キョンの所へ」

ハルヒ「いいわよ。あたしが行って来るから」

佐々木「涼宮さんは座ってて。私が行って来るから」

キョン「戻ったぞ」

ハルヒ・佐々木「……」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:46:51.91 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「メロンソーダは最高だな」

ハルヒ「ねえキョン。ちょっと聞きたいんだけど」

キョン「何だ」

ハルヒ「卒業してから、佐々木さんと連絡を取り合ったりしてたの?」

キョン「いいや、全く」

佐々木「……」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:48:47.92 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「へー! 全然、これっぽっちも?」

キョン「ああ」

佐々木「……」

ハルヒ「佐々木さん? アンタ、キョンとどういう関係?」

佐々木「……し……親ゅ……ぅ」

ハルヒ「えっ、何? 聞こえないんだけど?」

佐々木「……」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:51:20.29 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「うーん、言えないんじゃ仕方無いわよね!」

佐々木「……きょ、キョン」

キョン「何だ」

佐々木「ぼ……僕達の関係を一言で表すと……?」

ハルヒ「ふふん! 同窓生、ってところかしら?」

キョン「親友」

佐々木「!」

ハルヒ「!?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:53:32.64 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「そっ、卒業してから一回も連絡取ってなかったのよ!?」

キョン「ああ」

佐々木「僕達は……親友で良いんだね……!?」

キョン「ああ」

佐々木「……!」

ハルヒ「……」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:55:27.35 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「ミルクを入れるとクリームソーダだ」

佐々木「キョン、聞きたいことがあるんだけど良いかな?」

キョン「何だ」

佐々木「涼宮さんとは、団活以外で遊んだりはしてるのかい?」

キョン「いいや、全く」

ハルヒ「……」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:57:27.23 ID:v65KQ51e0
佐々木「へぇ。全然、これっぽっちもかい?」

キョン「ああ」

ハルヒ「……」

佐々木「涼宮さん? 貴方、キョンとどういった関係なの?」

ハルヒ「……だ、団長と……団員……よ」

佐々木「ふうん、随分と事務的な関係なのね」

ハルヒ「……」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 21:59:29.83 ID:v65KQ51e0
佐々木「他にはクラスメイト、とかかな?」

ハルヒ「……きょ、キョン」

キョン「何だ」

ハルヒ「あ……あたし達の関係を一言で表すと……?」

佐々木「くっくっ! キョン、言ってあげたまえよ」

キョン「一言じゃ言い表せん」

ハルヒ「!」

佐々木「!?」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:00:35.07 ID:v65KQ51e0
佐々木「一言じゃ……言い表せない!?」

キョン「ああ」

ハルヒ「そうよね! だって、あたし達だものね!」

キョン「ああ」

ハルヒ「……!」

佐々木「……」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:03:57.00 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「帰りたいんだが」

ハルヒ「あたしと一緒に帰るか――」

佐々木「――僕と一緒に帰るか、だよ」

キョン「ドリンクバー取って来る」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:06:16.83 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「単刀直入に言うわ」

佐々木「こっちもそうさせて貰うわね」

ハルヒ・佐々木「キョンにつきまとわないでくれる?」

ハルヒ・佐々木「!?」

ハルヒ「だっ、団長が団員を従えるのの何がおかしいのよ!」

佐々木「しっ、親友が一緒にいるのはおかしなことじゃないわ」

ハルヒ・佐々木「……」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:10:04.29 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「ふん! どうせキョンの事が好きなんじゃないの?」

佐々木「そういうそっちこそ、キョンの事が好きなんじゃ?」

ハルヒ・佐々木「恋愛なんて、精神病の一種でしかないのに」

ハルヒ・佐々木「……」

ハルヒ「真似しないでくれない!?」

佐々木「それはこっちの台詞よ!」

ガタンッ!

キョン「帰るのか?」

ハルヒ・佐々木「……」

カタンッ

キョン「帰らないのか」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:12:18.97 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「キャラメルマキアートは甘いな」

ハルヒ「キョン、週末は空けておきなさいよ?」

キョン「何でだ」

ハルヒ「不思議探索よ。決まってるじゃない」

キョン「わかった」

佐々木「……」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:14:26.54 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「それで、特別にあたしと組ませてあげるわ!」

キョン「そうか」

佐々木「……」

ハルヒ「二人っきりで、色々回るわよ!」

佐々木「……くぅ……!」

ハルヒ「あら、どうしたの佐々木さん? お腹でも痛いの?」

佐々木「……」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:16:45.13 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「さーて、どこを回ろうかしらね!」

佐々木「……きょ、キョン」

キョン「何だ」

佐々木「で……デートじゃないんだろう……?」

ハルヒ「そりゃそうだけど……で、デートみたいなものかしらねー?」

キョン「不思議探索、だな」

佐々木「!」

ハルヒ「!?」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:17:57.48 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「あ、あたしと二人っきりなのよ!?」

キョン「ああ」

佐々木「あ、あくまでもSOS団の活動……という事だね?」

キョン「ああ」

佐々木「……!」

ハルヒ「……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:20:12.35 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「冷房がきいてると、この時期でもホットはアリだな」

佐々木「キョン、明日の予定は空いてるかい?」

キョン「何でだ」

佐々木「久しぶりに、妹ちゃんの顔が見たくなってね」

ハルヒ「はぁ!? ちょっと、ソレは卑怯じゃない!?」

キョン「わかった」

ハルヒ「……」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:22:33.46 ID:v65KQ51e0
佐々木「お土産を持っていくよ」

キョン「そうか」

ハルヒ「……」

佐々木「あぁ、キョンの家は久々だな」

ハルヒ「……くぅ……!」

佐々木「あら、どうしたの涼宮さん? お腹でも痛いの?」

ハルヒ「……」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:26:00.14 ID:v65KQ51e0
佐々木「くっくっ、ちょっと緊張するな」

ハルヒ「……きょ、キョン」

キョン「何だ」

ハルヒ「へ……変な事する気じゃないでしょうね……?」

佐々木「キョン、僕は以前に比べて女らしさが増したと思わないかい?」

キョン「手なんか出すか」

ハルヒ「!」

佐々木「!?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:27:43.57 ID:v65KQ51e0
佐々木「ず、随分ハッキリと言い切るじゃないか……!?」

キョン「ああ」

ハルヒ「あ、あくまでも妹ちゃんに会わせる……って事よね?」

キョン「ああ」

ハルヒ「……!」

佐々木「……」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:29:04.96 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「帰りたいんだが」

ハルヒ「あたしか」

佐々木「僕か」

キョン「ドリンクバー取って来る」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:31:43.57 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「い、いい、家に行くだなんて!」

佐々木「ふ、ふふ、二人っきりで色々回る!?」

ハルヒ・佐々木「何を考えてたの!?」

ハルヒ・佐々木「!」

ハルヒ「どっ、どうせキョンの部屋でイチャつくつもりだったんでしょ!」

佐々木「おっ、大方デートしてあわよくばと思ってたんでしょう!」

ハルヒ・佐々木「……」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:34:52.29 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「あーあー! アンタっていやらしいわね!」

佐々木「本当、そういう事ばかり考えてる人は困るわ」

ハルヒ・佐々木「どうせ、体をもてあましてるからなんだろうけど」

ハルヒ・佐々木「……!」

ガタンッ!

キョン「帰るのか?」

ハルヒ・佐々木「……」

カタンッ

キョン「帰らないのか」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:38:35.35 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「やっぱり夏場はフロートだな」

ハルヒ「キョン、ちょっと端に寄りなさい」

キョン「何でだ」

ハルヒ「馬鹿、そっちに座るからよ」

キョン「わかった」

佐々木「……!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:40:41.27 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「団長と並んで座れるのよ、感謝しなさい!」

キョン「やれやれ」

佐々木「……」

ハルヒ「ふふん!」

佐々木「……くぅ……!」

ハルヒ「そ、それじゃ狭いでしょ。もっとこっち寄りなさい」

佐々木「……」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:43:05.28 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「くっつきたいからじゃないわ! かっ、勘違いしないでよね!」

佐々木「……きょ、キョン」

キョン「何だ」

佐々木「……」

キョン「? とりあえずハルヒ、暑いから離れてくれ」

佐々木「!」

ハルヒ「!?」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:45:00.89 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「そっ、そんなにくっついてたくないわけ……!?」

キョン「ああ」

佐々木「くっくっ! 暑いんだから離れるのは当然だと思うな」

キョン「ああ」

ハルヒ「……」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:46:59.35 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「同じ味のジュースを入れると、格別だ」

佐々木「キョン、少し顔を寄せてくれないか」

キョン「何でだ」

佐々木「ほら……あーん」

キョン「あーん」

ハルヒ「……!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:49:25.41 ID:v65KQ51e0
佐々木「ほら、もう一口……あーん」

キョン「やれやれ」

ハルヒ「……」

佐々木「くっくっ!」

ハルヒ「……くっ……!」

佐々木「お、美味しいかい? もう一口いるかい?」

ハルヒ「……」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:51:23.76 ID:v65KQ51e0
佐々木「まるで、恋び……な、なんでもない」

ハルヒ「……きょ、キョン」

キョン「何だ」

ハルヒ「……」

キョン「? とりあえず佐々木、もう味見は十分だ」

ハルヒ「!」

佐々木「!?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:52:37.44 ID:v65KQ51e0
佐々木「いっ、今のがただの味見……!?」

キョン「ああ」

ハルヒ「あはは! そりゃあ、当然ただの味見よね!」

キョン「ああ」

佐々木「……」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 22:52:55.85 ID:v65KQ51e0
おふろ

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:07:57.71 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「帰らせてくれ」

ハルヒ「あたし?」

佐々木「僕?」

キョン「ドリンクバー」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:11:33.48 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「はん! 恋人気分にでも浸ろうと思ったのにねぇ?」

佐々木「くくっ! 暑がられるなんて笑わせないでよ?」

ハルヒ・佐々木「何ですって!?」

ハルヒ・佐々木「……」

ハルヒ「……あたし、キョンと泊りがけの旅行に行った事があるわ」

佐々木「……以前は、ほぼ毎晩キョンと一緒に居たのよ」

ハルヒ・佐々木「!?」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:14:25.89 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「せちゅ……説明しなさいよ!」

佐々木「きゅわ……詳しく聞かせなさい!」

ハルヒ・佐々木「そっちが先よ!」

ガタンッ!

キョン「よし、帰ろう」

ハルヒ・佐々木「まだよ!」

カタンッ

キョン「まだか」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:16:44.87 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……!」

佐々木「……!」

キョン「コーラは最高だな」

ハルヒ「キョン、ちょっとそこに座りなさい」

キョン「座ってるぞ」

佐々木「……ぷっ」

ハルヒ「……うるさいわね! 口答えは許さないわ!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:19:33.65 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「前は毎晩……一緒に居たんですって?」

キョン「誰とだ」

佐々木「僕とだよ、キョン」

ハルヒ「とぼけたら死刑よ!」

キョン「ああ、佐々木とならほぼ毎晩一緒に居たな」

ハルヒ「!?」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:22:42.61 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「あの頃は楽しかったね」

キョン「ああ」

ハルヒ「……」

佐々木「僕にとって、あの記憶は宝物だよ」

キョン「まあ、俺にとってもそうだな」

佐々木「……キョン……!」

ハルヒ「……」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:24:49.31 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……!」

佐々木「……!」

キョン「コカでもペプシでもどっちでもいける」

佐々木「キョン、ちょっとこっちを向いてくれるかい」

キョン「向いてるぞ」

ハルヒ「……ぷっ」

佐々木「……キョン、君にはそういう所があるね」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:26:01.53 ID:v65KQ51e0
佐々木「泊りがけで……一緒に旅行したんだって?」

キョン「誰とだ」

ハルヒ「あたしとよ、バカキョン」

佐々木「本当なのかい?」

キョン「ああ、ハルヒとなら何回か旅行したな」

佐々木「!?」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:27:36.04 ID:v65KQ51e0
佐々木「……」

ハルヒ「あの時は楽しかったわよね!」

キョン「ああ」

佐々木「……」

ハルヒ「今度はどこに行こうかしら?」

キョン「まあ、危なくなけりゃどこにだって行くさ」

ハルヒ「……キョン……!」

佐々木「……」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:30:54.90 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「帰ろう」

ハルヒ「キョン、ちょっと大事な事を聞くわ」

佐々木「キョン、正直に答えて欲しいんだ」

キョン「ふむ」

ハルヒ・佐々木「もしも……付き合うならどっち?」

キョン「どっちも有り得ん」

ハルヒ・佐々木「……」

ハルヒ・佐々木「何で!?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:33:52.14 ID:v65KQ51e0
キョン「何でも何も」

ハルヒ「信じらんない! アンタ、もしかして枯れてるの!?」

佐々木「キョン! 君が落ち着いてるのはそういう事だったのかい!?」

キョン「そもそもだな」

ハルヒ・佐々木「……!」

キョン「恋愛ってのは、お前達にとっちゃ精神病の一種なんだろ?」

ハルヒ・佐々木「……」

キョン「精神病患者扱いはさすがに、な」

ハルヒ・佐々木「……」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:38:32.16 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「それは、ほら……こっ、言葉の綾よ!」

佐々木「そっ、そうさ! 恋の病とも言うだろう!?」

キョン「ああ」

ハルヒ「じゃっ、じゃあ!」

佐々木「どっちが好みのタイプなんだい!?」

キョン「あれ? あそこに居るのは朝比奈さん?」

ガタンッ!

キョン「スマン、なんだか困ってるみたいだから行って来る」

ハルヒ・佐々木「……あ」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:41:34.66 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

ハルヒ「キョンとみくるちゃん……楽しそうね」

佐々木「ここでは見せなかった……良い笑顔ね」

ハルヒ「やっぱり……みくるちゃんは可愛いわ」

佐々木「 が……凄く大きいわね」

ハルヒ・佐々木「……」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:43:39.77 ID:v65KQ51e0
ハルヒ「……」

佐々木「……」

キョン「――やれやれ、どうやら道に迷ってたらしい」

ハルヒ「そう」

キョン「単純な道だから説明したらすぐわかってくれた」

佐々木「そうかい」

キョン「良かった良かった」

ハルヒ・佐々木「……」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/06(金) 23:47:19.88 ID:v65KQ51e0
ハルヒ・佐々木「……さて」

ガタンッ!

キョン「帰るのか」

ハルヒ・佐々木「ええ」

ハルヒ「この勝負は――」

佐々木「――おあずけ、ね」

キョン「意味がわからん」

ハルヒ・佐々木「……」


ハルヒ「SOS団(笑)」佐々木「親友(笑)」


おわり