1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 00:53:34.63 ID:kYcqc/lG0
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 00:55:32.95 ID:kYcqc/lG0
亜利沙「ムフフー♪ これはすごいお宝映像です~っ!」
恵美「んー? 亜利沙何見てんの?」
亜利沙「あ、恵美ちゃん! ≡君彩≡の活動ビデオと写真です~!」
恵美「おー。いいじゃん! アタシにも見せてよ」
亜利沙「はいーっ! 恵美ちゃんと可奈ちゃんにも見てもらいたくて持ってきたんですよ!」
恵美「ありがとね。ってかこれどうやって撮ったの? 亜利沙も映ってんじゃん」
亜利沙「実はプロデューサーさんにお願いしておいたんです~っ!」
恵美「そっかー。プロデューサーも撮影上手だね~」
恵美「んー? 亜利沙何見てんの?」
亜利沙「あ、恵美ちゃん! ≡君彩≡の活動ビデオと写真です~!」
恵美「おー。いいじゃん! アタシにも見せてよ」
亜利沙「はいーっ! 恵美ちゃんと可奈ちゃんにも見てもらいたくて持ってきたんですよ!」
恵美「ありがとね。ってかこれどうやって撮ったの? 亜利沙も映ってんじゃん」
亜利沙「実はプロデューサーさんにお願いしておいたんです~っ!」
恵美「そっかー。プロデューサーも撮影上手だね~」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 00:57:12.91 ID:kYcqc/lG0
恵美「しかし可奈ってばホント楽しそうだな~。特にここのぴょんぴょん跳ねてるところカワイイよね~」
亜利沙「そうなんですよ! 弾き終わった恵美ちゃんが手をあげるところと同じくらいお気に入りのシーンなんです~っ!」
恵美「もー。アタシまで褒めてくれると照れるな~。そういや可奈はどしたの? まだ来てないの?」
亜利沙「さっき来てたんですけど志保ちゃんにも見てもらいたいって探しに行っちゃいました」
恵美「ふ~ん。お、噂をすれば。おーい可奈~ってあれ?」
可奈「志保ちゃーん。待ってよー」
恵美「お、噂をすれば。ってあれ?」
亜利沙「何か様子が変ですね」
亜利沙「そうなんですよ! 弾き終わった恵美ちゃんが手をあげるところと同じくらいお気に入りのシーンなんです~っ!」
恵美「もー。アタシまで褒めてくれると照れるな~。そういや可奈はどしたの? まだ来てないの?」
亜利沙「さっき来てたんですけど志保ちゃんにも見てもらいたいって探しに行っちゃいました」
恵美「ふ~ん。お、噂をすれば。おーい可奈~ってあれ?」
可奈「志保ちゃーん。待ってよー」
恵美「お、噂をすれば。ってあれ?」
亜利沙「何か様子が変ですね」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 00:59:06.27 ID:kYcqc/lG0
志保「ついてこないでって言ってるでしょ! 今は可奈と話す気分じゃないの」
可奈「そんなー」クスン
志保「じゃあ、私練習前に準備運動してくるから。可奈も自分の準備をしなさい」
可奈「うん……」
亜利沙「どうしたんでしょうか」
恵美「とりあえず話を聞いて見ようか。おーい可奈ー」
可奈「そんなー」クスン
志保「じゃあ、私練習前に準備運動してくるから。可奈も自分の準備をしなさい」
可奈「うん……」
亜利沙「どうしたんでしょうか」
恵美「とりあえず話を聞いて見ようか。おーい可奈ー」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:01:09.57 ID:kYcqc/lG0
恵美「可奈ー。志保と何か揉めてるみたいだったけどどしたの?」
可奈「志保ちゃんが私と話したくないって突然……」
亜利沙「え、可奈ちゃんのことを大好きな志保ちゃんがですか!? これは異常事態ですよ!」
可奈「え? いや。悲しいですけど。志保ちゃんそこまで私の事好きですか?」
亜利沙「可奈ちゃんと話すときの志保ちゃんはとっても楽しそうで杏奈ちゃんと百合子ちゃんたちにも匹敵する仲良しカップリングと有名なんですよ!」
可奈「かっぷ、りんぐ? よくわからないけど仲良しに見えてるならうれしいです。でもならなんで」クスン
亜利沙「特にこの一枚とか人気の写真で」
恵美「ストープ! 亜利沙! 今は。可奈と志保の問題を解決するときでしょ。可奈ー。何か心当たりはないのー?」
可奈「それが全く……。理由を聞くこともできませんし」
恵美「じゃあアタシが聞いてくるよ。亜利沙ー。可奈にさっきの映像でも見せてあげてて」
可奈「志保ちゃんが私と話したくないって突然……」
亜利沙「え、可奈ちゃんのことを大好きな志保ちゃんがですか!? これは異常事態ですよ!」
可奈「え? いや。悲しいですけど。志保ちゃんそこまで私の事好きですか?」
亜利沙「可奈ちゃんと話すときの志保ちゃんはとっても楽しそうで杏奈ちゃんと百合子ちゃんたちにも匹敵する仲良しカップリングと有名なんですよ!」
可奈「かっぷ、りんぐ? よくわからないけど仲良しに見えてるならうれしいです。でもならなんで」クスン
亜利沙「特にこの一枚とか人気の写真で」
恵美「ストープ! 亜利沙! 今は。可奈と志保の問題を解決するときでしょ。可奈ー。何か心当たりはないのー?」
可奈「それが全く……。理由を聞くこともできませんし」
恵美「じゃあアタシが聞いてくるよ。亜利沙ー。可奈にさっきの映像でも見せてあげてて」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:03:11.80 ID:kYcqc/lG0
恵美「ってわけなんだけどどうしたのさ。志保。準備運動どころかこんなところで座り込んでるし」
志保「それは」
静香「何で隠そうとするのよ。何かあったなら言わないと伝わらないわよ」
志保「うるさいわよ。静香には関係ないでしょ!」
静香「うるさいって何よ。心配してあげてるのに」
志保「余計なお世話よ」
ジュリア「まあ言いづらいよな」
志保「それは」
静香「何で隠そうとするのよ。何かあったなら言わないと伝わらないわよ」
志保「うるさいわよ。静香には関係ないでしょ!」
静香「うるさいって何よ。心配してあげてるのに」
志保「余計なお世話よ」
ジュリア「まあ言いづらいよな」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:05:07.47 ID:kYcqc/lG0
恵美「んー? ジュリアー。何か知ってるの?」
志保「ジュリアさん!」
ジュリア「いつまでも理由も教えず拗ねてるわけにはいかないだろ」
恵美「ん? 拗ねてるの?」
ジュリア「ああ。自分より先に可奈が他の奴らとバンドやってたのが羨ましいのさ」
恵美「へっ!? アタシたちのせい? ってか志保も可奈とバンドやろうとしてたの?」
ジュリア「恵美たちのせいって言うかさ。最初にバンドやろうとしてたのは私と可奈なんだよ。ギターを教えるようになったその流れさ」
志保「ジュリアさん!」
ジュリア「いつまでも理由も教えず拗ねてるわけにはいかないだろ」
恵美「ん? 拗ねてるの?」
ジュリア「ああ。自分より先に可奈が他の奴らとバンドやってたのが羨ましいのさ」
恵美「へっ!? アタシたちのせい? ってか志保も可奈とバンドやろうとしてたの?」
ジュリア「恵美たちのせいって言うかさ。最初にバンドやろうとしてたのは私と可奈なんだよ。ギターを教えるようになったその流れさ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:06:58.72 ID:kYcqc/lG0
志保「そして可奈の初センター公演の後に私も誘われていたんです」
ジュリア「どうして私がとか言ってたけどな。実はやる気満々でまた誘ってもらうのを期待していたけど可奈は断られたと思ってそれっきりだったのさ」
静香「めんどくさいわね」
志保「何よ」
静香「なんでもないわよ」
恵美「でもどうしよっか。志保も一緒にバンドやる?」
志保「いえ別に私が我慢すればいいだけです。可奈は知らなかったんですから。後で適当に謝っておきます」
ジュリア「そうやって溜め込むのもあんまりよくないんだけどな。でもこういった時の志保は結構頑固なんだよな」
恵美「だよね~。なんかいい方法はないかな?」
ジュリア「どうして私がとか言ってたけどな。実はやる気満々でまた誘ってもらうのを期待していたけど可奈は断られたと思ってそれっきりだったのさ」
静香「めんどくさいわね」
志保「何よ」
静香「なんでもないわよ」
恵美「でもどうしよっか。志保も一緒にバンドやる?」
志保「いえ別に私が我慢すればいいだけです。可奈は知らなかったんですから。後で適当に謝っておきます」
ジュリア「そうやって溜め込むのもあんまりよくないんだけどな。でもこういった時の志保は結構頑固なんだよな」
恵美「だよね~。なんかいい方法はないかな?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:09:07.78 ID:kYcqc/lG0
茜「呼ばれてないけど、茜ちゃん登場ー!」
瑞希「私も登場、だぞ」
志保「茜さんと瑞希さん?」
ジュリア「今真面目な話をしてるんだ。アカネは帰ってくれ」
茜「ちょっとひどくない! せっかく解決法を持ってきたのに!」
志保「解決法?」
瑞希「バンド勝負……だぞ」
茜「にゃああああ! 茜ちゃんが言うつもりだったのにぃ!」
瑞希「私も登場、だぞ」
志保「茜さんと瑞希さん?」
ジュリア「今真面目な話をしてるんだ。アカネは帰ってくれ」
茜「ちょっとひどくない! せっかく解決法を持ってきたのに!」
志保「解決法?」
瑞希「バンド勝負……だぞ」
茜「にゃああああ! 茜ちゃんが言うつもりだったのにぃ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:12:15.85 ID:kYcqc/lG0
志保「勝負?」
ジュリア「なるほど。アカネにしては悪くない案だ。実際やってみることで気持ちもすっきりするかもしれないしな」
恵美「勝負か~。Welcome!!のときにみんなで勝負したの思い出すね~。でも志保のバンドメンバーはどうすんの?」
志保「茜さん。助けてもらっていいですか?」
茜「フッ、仕方ないなあ。大船に乗った気で茜ちゃんにお任せ! で、何をやってほしいのかな?」
志保「---をやってください」
茜「へ? 待って今何て?」
志保「ヒューマンビートボックスをやってください」
ジュリア「なるほど。アカネにしては悪くない案だ。実際やってみることで気持ちもすっきりするかもしれないしな」
恵美「勝負か~。Welcome!!のときにみんなで勝負したの思い出すね~。でも志保のバンドメンバーはどうすんの?」
志保「茜さん。助けてもらっていいですか?」
茜「フッ、仕方ないなあ。大船に乗った気で茜ちゃんにお任せ! で、何をやってほしいのかな?」
志保「---をやってください」
茜「へ? 待って今何て?」
志保「ヒューマンビートボックスをやってください」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:13:51.89 ID:kYcqc/lG0
茜「いやいやいや普通に楽器とかDJでいいよね?」
志保「私たちは付け焼刃。しっかりと練習した相手には分が悪いです。それなら亜利沙さんが諦めたというヒューマンビートボックスをやることでリードしましょう」
茜「亜利沙ちゃんが諦めたものを付け焼刃でやるのは茜ちゃんでもちょーーと荷が重いかなあって。ちょーっとだけだけどさ!」
ジュリア「ま、そういうことなら志保はアタシがしばらく面倒見てやるよ。アカネなら一人でも大丈夫だろうしな。それでも後一人くらいは欲しいけどどうするか」
静香「じゃあ私がピアノをやるわ」
志保「いらないわ」
静香「何よ! 人がせっかく助けてあげようと思ったのに」
恵美「にゃはは。流石に私も師匠の静香と対決は緊張しちゃうかなって」
ジュリア「やめとけ。シズ。流石にそれは野暮な真似ってやつだ」
静香「そういうことなら。でも志保、誰かほかに当てはあるの?」
志保「それは……」
茜「あれ? 待って。さらっと茜ちゃんがヒューマンビートボックスやるの確定してない!?」
志保「私たちは付け焼刃。しっかりと練習した相手には分が悪いです。それなら亜利沙さんが諦めたというヒューマンビートボックスをやることでリードしましょう」
茜「亜利沙ちゃんが諦めたものを付け焼刃でやるのは茜ちゃんでもちょーーと荷が重いかなあって。ちょーっとだけだけどさ!」
ジュリア「ま、そういうことなら志保はアタシがしばらく面倒見てやるよ。アカネなら一人でも大丈夫だろうしな。それでも後一人くらいは欲しいけどどうするか」
静香「じゃあ私がピアノをやるわ」
志保「いらないわ」
静香「何よ! 人がせっかく助けてあげようと思ったのに」
恵美「にゃはは。流石に私も師匠の静香と対決は緊張しちゃうかなって」
ジュリア「やめとけ。シズ。流石にそれは野暮な真似ってやつだ」
静香「そういうことなら。でも志保、誰かほかに当てはあるの?」
志保「それは……」
茜「あれ? 待って。さらっと茜ちゃんがヒューマンビートボックスやるの確定してない!?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:15:32.53 ID:kYcqc/lG0
瑞希「では私でいかがでしょう?」
ジュリア「そういやミズキはピアノを弾けるんだっけか?」
瑞希「はい。6歳まで学んでいました。ブランクがあるのでいい塩梅ではないかと」
恵美「なーるほど。可奈と亜利沙は練習期間の分、志保と茜よりも有利。瑞希はアタシより上手だろうから……」
ジュリア「バランスは取れてるのかもしれない、のか?」
志保「そうですね。お願いします。瑞希さん」
瑞希「北沢さんと野々原さんと一緒にバンド勝負……。楽しみだぞ。わくわく」
茜「これやっぱり茜ちゃんのヒューマンビートボックス確定なの?」
ジュリア「そういやミズキはピアノを弾けるんだっけか?」
瑞希「はい。6歳まで学んでいました。ブランクがあるのでいい塩梅ではないかと」
恵美「なーるほど。可奈と亜利沙は練習期間の分、志保と茜よりも有利。瑞希はアタシより上手だろうから……」
ジュリア「バランスは取れてるのかもしれない、のか?」
志保「そうですね。お願いします。瑞希さん」
瑞希「北沢さんと野々原さんと一緒にバンド勝負……。楽しみだぞ。わくわく」
茜「これやっぱり茜ちゃんのヒューマンビートボックス確定なの?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:17:24.23 ID:kYcqc/lG0
恵美「そういうわけでバンド勝負することになったから」
亜利沙「おー! これも青春展開ですね! 燃えます~っ!」
可奈「……」
恵美「どうかした、可奈?」
可奈「ううん。何でもないです。恵美さん。ありがとうございます」
恵美「ま、じゃあそういうことで練習頑張ろう! 勝負するからには勝ちたいからね!」
亜利沙可奈「はい!」
亜利沙「おー! これも青春展開ですね! 燃えます~っ!」
可奈「……」
恵美「どうかした、可奈?」
可奈「ううん。何でもないです。恵美さん。ありがとうございます」
恵美「ま、じゃあそういうことで練習頑張ろう! 勝負するからには勝ちたいからね!」
亜利沙可奈「はい!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:19:11.80 ID:kYcqc/lG0
数日後
3人「お疲れ様でしたー」
亜利沙「あれ? まだ練習室の明かりついていますね。志保ちゃんでしょうか?」
恵美「志保、りっくんのお迎えないときは最近遅くまで練習してるね。ちょっと頑張りすぎかなー?」
可奈「志保ちゃん大丈夫かな? また無理してそう……」
亜利沙「もしかして、ですけど。志保ちゃん、可奈ちゃんとバンドやりたかったんじゃないんでしょうか?」
可奈「でも前に誘ったとき志保ちゃんやらないって」
亜利沙「誘ったことあったんですか? ならなおさらですよ! 大切な人からの誘いも大切なものなんですよ!」
3人「お疲れ様でしたー」
亜利沙「あれ? まだ練習室の明かりついていますね。志保ちゃんでしょうか?」
恵美「志保、りっくんのお迎えないときは最近遅くまで練習してるね。ちょっと頑張りすぎかなー?」
可奈「志保ちゃん大丈夫かな? また無理してそう……」
亜利沙「もしかして、ですけど。志保ちゃん、可奈ちゃんとバンドやりたかったんじゃないんでしょうか?」
可奈「でも前に誘ったとき志保ちゃんやらないって」
亜利沙「誘ったことあったんですか? ならなおさらですよ! 大切な人からの誘いも大切なものなんですよ!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:21:32.75 ID:kYcqc/lG0
恵美「ねえ、可奈は今でも志保とバンドやりたいって思ってる?」
可奈「はい……。でも志保ちゃんにあんまりわがまま言っても悪いですし」
恵美「そういうことなら言っちゃおっか」
可奈「何をですか?」
恵美「志保。可奈と一緒にバンドやりたかったんだって」
可奈「ええええええ!」
恵美「また誘ってくれると思ってたけどアタシたちが先にバンドしちゃったからそれでもやもやしてたんだってさ」
亜利沙「そういうことなら! 可奈ちゃん! 行ってください!」
可奈「亜利沙さん! 恵美さん! ありがとうございます! 私行ってきます!」
亜利沙「ふう。これも青春ですね! ってあれ? もしかしてこれありさ、お払い箱になるんじゃ……。大丈夫ですよね?」
恵美「もー。可奈と志保はなかよしだけどさ。アタシたちだっていっしょにバンドやった仲間でしょ。そんなことなるわけないじゃん。亜利沙はもっと自分に自信もちなって」
可奈「はい……。でも志保ちゃんにあんまりわがまま言っても悪いですし」
恵美「そういうことなら言っちゃおっか」
可奈「何をですか?」
恵美「志保。可奈と一緒にバンドやりたかったんだって」
可奈「ええええええ!」
恵美「また誘ってくれると思ってたけどアタシたちが先にバンドしちゃったからそれでもやもやしてたんだってさ」
亜利沙「そういうことなら! 可奈ちゃん! 行ってください!」
可奈「亜利沙さん! 恵美さん! ありがとうございます! 私行ってきます!」
亜利沙「ふう。これも青春ですね! ってあれ? もしかしてこれありさ、お払い箱になるんじゃ……。大丈夫ですよね?」
恵美「もー。可奈と志保はなかよしだけどさ。アタシたちだっていっしょにバンドやった仲間でしょ。そんなことなるわけないじゃん。亜利沙はもっと自分に自信もちなって」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:23:25.60 ID:kYcqc/lG0
ジュリア「ん? 可奈。そんなに急いでどうしたんだ?」
可奈「私! 志保ちゃんに! 言わなきゃいけないことがあるんです!」
ジュリア「もしかして恵美から聞いたのか?」
可奈「はい」
ジュリア「そっか。じゃあその前に一つだけ教えておくよ。志保、ギターといっしょにベースの練習もやってるんだぜ。下手すりゃそっちのが熱心なくらいに」
可奈「! わかりました!」
可奈「私! 志保ちゃんに! 言わなきゃいけないことがあるんです!」
ジュリア「もしかして恵美から聞いたのか?」
可奈「はい」
ジュリア「そっか。じゃあその前に一つだけ教えておくよ。志保、ギターといっしょにベースの練習もやってるんだぜ。下手すりゃそっちのが熱心なくらいに」
可奈「! わかりました!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:25:13.06 ID:kYcqc/lG0
可奈「志保ちゃん!」
志保「何よ」
可奈「私と一緒にバンドやりたかったって本当?」
志保「……。恵美さんから聞いたの?」
可奈「うん」
志保「はあ。そういうことなら隠しても無駄、か。そうよ」
可奈「どうして言ってくれなかったの」
志保「言えるわけないでしょ! 勝手にまた誘ってくれるって決めつけてそれで拗ねてたなんて」
可奈「言ってよ! 私が前によくわからないまま言ったベースまで練習してくれてたんでしょ? 私だって志保ちゃんといっしょにやれるならやりたかったよ!」
志保「じゃあ何で可奈だって言ってくれなかったのよ! 私抜きで恵美さんと亜利沙さんと対バンまでやっちゃって! 私だって可奈と一緒にバンドやりたかったけど邪魔しちゃいけないって!」
可奈「だって志保ちゃんいつも忙しそうだし一回断られたからダメだって思ったんだよ!」
志保「何よ」
可奈「私と一緒にバンドやりたかったって本当?」
志保「……。恵美さんから聞いたの?」
可奈「うん」
志保「はあ。そういうことなら隠しても無駄、か。そうよ」
可奈「どうして言ってくれなかったの」
志保「言えるわけないでしょ! 勝手にまた誘ってくれるって決めつけてそれで拗ねてたなんて」
可奈「言ってよ! 私が前によくわからないまま言ったベースまで練習してくれてたんでしょ? 私だって志保ちゃんといっしょにやれるならやりたかったよ!」
志保「じゃあ何で可奈だって言ってくれなかったのよ! 私抜きで恵美さんと亜利沙さんと対バンまでやっちゃって! 私だって可奈と一緒にバンドやりたかったけど邪魔しちゃいけないって!」
可奈「だって志保ちゃんいつも忙しそうだし一回断られたからダメだって思ったんだよ!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:29:06.34 ID:kYcqc/lG0
志保「ふふっ」
可奈「えへへ」
志保「どっちも一言言えなかっただけなんてバカみたい」
可奈「そうだね。それとごめん。私みんなと演奏するの楽しくて浮かれてた」
志保「ううん。私も可奈ならまた誘ってくれるんじゃないかって甘えてた。もしまたこんなことがあったときは私もちゃんと自分から言う。だから可奈も遠慮なく言ってくれる?」
可奈「うん。だから改めて言うよ? 前回はいっしょにできなかったけど勝負するより私は志保ちゃんといっしょににバンドしたい」
志保「私、不器用よ? 多分一緒に演奏できるようになるまでかなりかかると思う」
可奈「知ってる。いつまでだって待ってるよ」
可奈「えへへ」
志保「どっちも一言言えなかっただけなんてバカみたい」
可奈「そうだね。それとごめん。私みんなと演奏するの楽しくて浮かれてた」
志保「ううん。私も可奈ならまた誘ってくれるんじゃないかって甘えてた。もしまたこんなことがあったときは私もちゃんと自分から言う。だから可奈も遠慮なく言ってくれる?」
可奈「うん。だから改めて言うよ? 前回はいっしょにできなかったけど勝負するより私は志保ちゃんといっしょににバンドしたい」
志保「私、不器用よ? 多分一緒に演奏できるようになるまでかなりかかると思う」
可奈「知ってる。いつまでだって待ってるよ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:31:09.19 ID:kYcqc/lG0
ジュリア「お、解決したみたいだな」
可奈「ジュリアさん、みんな!」
恵美「ん-? 志保も一緒にバンドやるってことでいいの?」
志保「はい。よろしかったらいれてください。恵美さん、亜利沙さん」
亜利沙「え、ありさもいていいんですか?」
志保「? 当たり前じゃないですか。3人のユニット、君彩に入れてもらうんですから」
恵美「だから言ったじゃん。大丈夫だって」
亜利沙「ありがとうございます! ありさ・……ありさ、がんばりますぅ!」
ジュリア「そういうことならアタシも参加させてもらおうか。可奈との約束はアタシが最初だしいいよな?」
亜利沙「ジュリアさんや志保ちゃんとも一緒に5人で青春バンド……ふぉぉーっ! 楽しみすぎますっ!」
恵美「前回以上にもっともっと楽しいバンドにしようね。みんな」
志保「はい! がんばります!」
可奈「5人でバンドでペンタゴ~ン♪ やるぞ~どんど~ん♪ ハッピーライブでらんららら~ん♪」
おわり
可奈「ジュリアさん、みんな!」
恵美「ん-? 志保も一緒にバンドやるってことでいいの?」
志保「はい。よろしかったらいれてください。恵美さん、亜利沙さん」
亜利沙「え、ありさもいていいんですか?」
志保「? 当たり前じゃないですか。3人のユニット、君彩に入れてもらうんですから」
恵美「だから言ったじゃん。大丈夫だって」
亜利沙「ありがとうございます! ありさ・……ありさ、がんばりますぅ!」
ジュリア「そういうことならアタシも参加させてもらおうか。可奈との約束はアタシが最初だしいいよな?」
亜利沙「ジュリアさんや志保ちゃんとも一緒に5人で青春バンド……ふぉぉーっ! 楽しみすぎますっ!」
恵美「前回以上にもっともっと楽しいバンドにしようね。みんな」
志保「はい! がんばります!」
可奈「5人でバンドでペンタゴ~ン♪ やるぞ~どんど~ん♪ ハッピーライブでらんららら~ん♪」
おわり
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:33:30.90 ID:kYcqc/lG0
おまけ1
志保「そういうことで勝負は中止になりました。瑞希さん、茜さん付き合っていただけたのに申し訳ありません。静香も、一応ありがとう」
静香「一応って何よ。でも解決したならよかったわ」
瑞希「少し……でも二人が仲直りできてよかったです」
茜「いやあ。残念だなあ。茜ちゃんが華麗にヒューマンビートボックスを披露するつもりだったけどそういうことなら仕方ないなー」
志保「茜さんも申し訳ありません。お詫びと付き合っていただいたお礼にプリンを作りました。冷蔵庫に入っていますのでよかったら」
茜「プリン! ならOK!」
瑞希「せっかくだから……野々原さんのヒューマンビートボックス……見てみたいぞ」
志保「私も興味あります」
茜「ぎくっ! おっとしほりんのプリン誰かが間違って食べちゃうかもしれないし取ってくるね! それじゃ!」
志保「あっ」
瑞希「行ってしまいました。そういえば冷蔵庫の方で誰かを見かけたような」
志保「そういうことで勝負は中止になりました。瑞希さん、茜さん付き合っていただけたのに申し訳ありません。静香も、一応ありがとう」
静香「一応って何よ。でも解決したならよかったわ」
瑞希「少し……でも二人が仲直りできてよかったです」
茜「いやあ。残念だなあ。茜ちゃんが華麗にヒューマンビートボックスを披露するつもりだったけどそういうことなら仕方ないなー」
志保「茜さんも申し訳ありません。お詫びと付き合っていただいたお礼にプリンを作りました。冷蔵庫に入っていますのでよかったら」
茜「プリン! ならOK!」
瑞希「せっかくだから……野々原さんのヒューマンビートボックス……見てみたいぞ」
志保「私も興味あります」
茜「ぎくっ! おっとしほりんのプリン誰かが間違って食べちゃうかもしれないし取ってくるね! それじゃ!」
志保「あっ」
瑞希「行ってしまいました。そういえば冷蔵庫の方で誰かを見かけたような」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:36:05.90 ID:kYcqc/lG0
静香「ところで5人ってどういう構成になるの? ジュリアさんも可奈もギターでしょ? 志保も合わせて3人ギターなの?」
志保「私はベースを担当してツインギターの予定よ」
瑞希「なるほど……。ジュリアさんと矢吹さんでツインギター。なら私と最上さんでツインピアノをやってみませんか?」
静香「それはただの連弾じゃないですか? でもいいですね。今度機会があればやってみましょう」
茜「にゃあああああああ!」
志保「あれ? 茜さんの声?」
瑞希「どうしたのでしょうか?」
茜「麗花ちゃん! それ茜ちゃんのプリン!」
瑞希「ああ。そういえば見かけたのは北上さんでした」
静香「またですね」
志保「そうね」
麗花「おいしかったよ! ご馳走様!」
志保「私はベースを担当してツインギターの予定よ」
瑞希「なるほど……。ジュリアさんと矢吹さんでツインギター。なら私と最上さんでツインピアノをやってみませんか?」
静香「それはただの連弾じゃないですか? でもいいですね。今度機会があればやってみましょう」
茜「にゃあああああああ!」
志保「あれ? 茜さんの声?」
瑞希「どうしたのでしょうか?」
茜「麗花ちゃん! それ茜ちゃんのプリン!」
瑞希「ああ。そういえば見かけたのは北上さんでした」
静香「またですね」
志保「そうね」
麗花「おいしかったよ! ご馳走様!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/08(月) 01:38:29.63 ID:kYcqc/lG0
おまけ2
琴葉「恵美の裏切り者……」
エレナ「もー。そんなにいじけちゃだめだヨ、コトハ」
恵美「可奈とユニット組んだくらいでそこまで言われることかなー。別にお姉ちゃんとか呼ばれたわけでもないんだし」
琴葉「困った時の相談もしてくれなかったし」
恵美「いやだってピアノもバンドも琴葉より詳しい人たちがいたからさー」
琴葉「ふーん。どうせ私なんか頼りにならないんだ」
恵美「あーもう困ったなー。エレナ助けて!」
エレナ「わかったヨ! いつまでもいじけてるとワタシにも考えがあるヨ。コトハ」
琴葉「考え? なんだかわからないけどエレナも恵美の味方するんだ。勝手にすれば?!」
エレナ「なら今度ワタシが未来とユニットくもうカナー。エレナお姉ちゃんって呼んでもらうネ」
琴葉「ちょっとー! エレナ!」
エレナ「冗談だヨー。エヘヘッ♪ いじけたままだとわからないけどナー」
琴葉「ごめんなさい! 反省します!」
恵美「あははっ! エレナ! ありがとう!」
琴葉「恵美の裏切り者……」
エレナ「もー。そんなにいじけちゃだめだヨ、コトハ」
恵美「可奈とユニット組んだくらいでそこまで言われることかなー。別にお姉ちゃんとか呼ばれたわけでもないんだし」
琴葉「困った時の相談もしてくれなかったし」
恵美「いやだってピアノもバンドも琴葉より詳しい人たちがいたからさー」
琴葉「ふーん。どうせ私なんか頼りにならないんだ」
恵美「あーもう困ったなー。エレナ助けて!」
エレナ「わかったヨ! いつまでもいじけてるとワタシにも考えがあるヨ。コトハ」
琴葉「考え? なんだかわからないけどエレナも恵美の味方するんだ。勝手にすれば?!」
エレナ「なら今度ワタシが未来とユニットくもうカナー。エレナお姉ちゃんって呼んでもらうネ」
琴葉「ちょっとー! エレナ!」
エレナ「冗談だヨー。エヘヘッ♪ いじけたままだとわからないけどナー」
琴葉「ごめんなさい! 反省します!」
恵美「あははっ! エレナ! ありがとう!」
引用元: ・【ミリマスSS】ReTie
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。