1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 17:57:27.43 ID:cRPizCdS0
6/17 日曜日
某遊園地にて
薫「いや~!今日は絶好の遊園地日和ってやつね~!」
田中「うんっ!ホント、晴れて良かったよ~」
薫「なーんて、お決まりの会話なんてしてたら時間がもったいないと思わない?」
田中「あ、あはは…」
薫「ほらほら、早く早く!」
薫「せっかくのデートなんだし今日は時間いっぱい楽しみましょうよ!」
田中「えへへ、そうだね!」
橘「…と、その前にちょっと待った!」
某遊園地にて
薫「いや~!今日は絶好の遊園地日和ってやつね~!」
田中「うんっ!ホント、晴れて良かったよ~」
薫「なーんて、お決まりの会話なんてしてたら時間がもったいないと思わない?」
田中「あ、あはは…」
薫「ほらほら、早く早く!」
薫「せっかくのデートなんだし今日は時間いっぱい楽しみましょうよ!」
田中「えへへ、そうだね!」
橘「…と、その前にちょっと待った!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:41:28.42 ID:cRPizCdS0
~~~~~~~~~~~~~~~
薫「(いやー…流石に取り乱し過ぎでしょ、あたし…)」
薫「(相手は恵子なのに…)」
薫「(いや…)」
薫「(なのに、じゃなくて…)」
田中「…薫?」
薫「えっ、あっ…」
薫「ど、どしたの?」
恵子「あっ、そろそろお昼だし…」
恵子「ご飯でも食べたいなって思ったんだけど…」
薫「あっ、もうそんな時間か~」
薫「恵子と一緒だと時間が経つの早いわね~」
恵子「ホント?嬉しいなぁ」ニコッ
薫「…!」ドキッ
薫「(こんな当たり前の言葉にも反応してる…)」
薫「(いやー…流石に取り乱し過ぎでしょ、あたし…)」
薫「(相手は恵子なのに…)」
薫「(いや…)」
薫「(なのに、じゃなくて…)」
田中「…薫?」
薫「えっ、あっ…」
薫「ど、どしたの?」
恵子「あっ、そろそろお昼だし…」
恵子「ご飯でも食べたいなって思ったんだけど…」
薫「あっ、もうそんな時間か~」
薫「恵子と一緒だと時間が経つの早いわね~」
恵子「ホント?嬉しいなぁ」ニコッ
薫「…!」ドキッ
薫「(こんな当たり前の言葉にも反応してる…)」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:45:41.69 ID:cRPizCdS0
薫「それじゃあ、売店にでも行く?」
田中「あっ、待って薫!」
田中「私、今日お弁当作ってきたんだ!」
薫「えっ、お弁当?あたしの分まで?」
田中「うんっ!」
田中「だからベンチに座って食べよ?」
薫「……」
田中「…薫?」
薫「アンタってば、どんだけ健気な良い子なのよ…」
田中「ふぇっ?」
橘「(まさか手作り弁当とは!)」
橘「(流石、田中さん!)」
橘「(これは次のハニカミプランも捗るぞ!)」
田中「あっ、待って薫!」
田中「私、今日お弁当作ってきたんだ!」
薫「えっ、お弁当?あたしの分まで?」
田中「うんっ!」
田中「だからベンチに座って食べよ?」
薫「……」
田中「…薫?」
薫「アンタってば、どんだけ健気な良い子なのよ…」
田中「ふぇっ?」
橘「(まさか手作り弁当とは!)」
橘「(流石、田中さん!)」
橘「(これは次のハニカミプランも捗るぞ!)」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:46:10.07 ID:cRPizCdS0
かーちゃんが飯と風呂済ませろっていうから、ちょっと抜ける
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:28:56.69 ID:cRPizCdS0
~~~~~~~~~~~~~~
田中「はいっ!これ、薫のぶんね!」ハイッ
薫「いやー手作りお菓子は貰ったことはあったけど…」
薫「まさか手作りお弁当まで貰うことになるなんて…」
田中「あはは」
田中「薫の為を想って早起きして作りましたっ」ニコッ
薫「…~///」ドキッ
田中「……」
田中「…!」
田中「(わ、私…なに普通に恥ずかしい台詞を言っちゃってるの~!?)」
薫「(健気…純粋…いや、違う…)」
薫「(最早、そんな言葉では表せない…)」
薫「(田中恵子は…田中恵子…!)」
薫「(しっかし、恵子の笑顔は…ホント反則ね…)」ドキドキ…
田中「はいっ!これ、薫のぶんね!」ハイッ
薫「いやー手作りお菓子は貰ったことはあったけど…」
薫「まさか手作りお弁当まで貰うことになるなんて…」
田中「あはは」
田中「薫の為を想って早起きして作りましたっ」ニコッ
薫「…~///」ドキッ
田中「……」
田中「…!」
田中「(わ、私…なに普通に恥ずかしい台詞を言っちゃってるの~!?)」
薫「(健気…純粋…いや、違う…)」
薫「(最早、そんな言葉では表せない…)」
薫「(田中恵子は…田中恵子…!)」
薫「(しっかし、恵子の笑顔は…ホント反則ね…)」ドキドキ…
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:34:11.47 ID:cRPizCdS0
薫「あ、開けてもいいかしら?」ドキマギ
田中「あ、ど、どうぞ!」ドキマギ
パカッ…
薫「…おー」
薫「(おにぎり、ハンバーグ、オムレツ、プチトマト…)」
薫「(シンプル…だけど王道…)」
薫「(とても美味しそうだわ)」
薫「これ全部恵子が作ったの?」
田中「あっ、ハンバーグとオムレツはちょっとお母さんに手伝ってもらって…)」
薫「ってことは実質全部手作りなのね」
薫「どれ、早速一口…」
田中「あっ、ま、待って薫!」
薫「ふぇっ?」
田中「あ、ど、どうぞ!」ドキマギ
パカッ…
薫「…おー」
薫「(おにぎり、ハンバーグ、オムレツ、プチトマト…)」
薫「(シンプル…だけど王道…)」
薫「(とても美味しそうだわ)」
薫「これ全部恵子が作ったの?」
田中「あっ、ハンバーグとオムレツはちょっとお母さんに手伝ってもらって…)」
薫「ってことは実質全部手作りなのね」
薫「どれ、早速一口…」
田中「あっ、ま、待って薫!」
薫「ふぇっ?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:38:30.70 ID:cRPizCdS0
田中「え、えーと…///」モジモジ
薫「……」
薫「(…これはまさか)」
田中「…薫はどれから食べたい?」
薫「…オムレツかしらね」
田中「そ、そっか」
田中「それじゃあ…」ヒョイ
田中「あ、あーん…」
指令③
田中さんは薫に食事を「あーん」して食べさせてあげる
薫「(これも王道過ぎでしょ、純一!!)」
橘「……」
橘「(…いいなぁ、女の子からの「あーん」…)」
薫「……」
薫「(…これはまさか)」
田中「…薫はどれから食べたい?」
薫「…オムレツかしらね」
田中「そ、そっか」
田中「それじゃあ…」ヒョイ
田中「あ、あーん…」
指令③
田中さんは薫に食事を「あーん」して食べさせてあげる
薫「(これも王道過ぎでしょ、純一!!)」
橘「……」
橘「(…いいなぁ、女の子からの「あーん」…)」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:42:15.85 ID:cRPizCdS0
薫「…えと」ドギマギ
田中「…薫?」ウルッ…
薫「うっ…」
薫「あ…」
薫「あーん…///」」
田中「…!」
田中「はい、召し上がれっ」スッ…
薫「んっ」パクッ
薫「んぐんぐ…」モグモグ…
田中「ど、どうかな…?」
薫「……」ゴクン
田中「……」ドキドキ…
田中「…薫?」ウルッ…
薫「うっ…」
薫「あ…」
薫「あーん…///」」
田中「…!」
田中「はい、召し上がれっ」スッ…
薫「んっ」パクッ
薫「んぐんぐ…」モグモグ…
田中「ど、どうかな…?」
薫「……」ゴクン
田中「……」ドキドキ…
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:47:17.95 ID:cRPizCdS0
薫「……」
田中「も、もしかして…」
田中「お、美味しくなかった…?」ショボ…
薫「すっごい美味しいじゃないっ!」
田中「わぁっ!?」ビクッ
薫「何よ、恵子ったら!」
薫「健気で純粋でいじらしいだけじゃなくて…」
薫「料理までこなしちゃうなんて…」
薫「もうどこに行っても良いお嫁さんになれるわよ、アンタ!」
田中「えっ…」
薫「ん…?」
田中「良い…お嫁さん…?///」
薫「あっ…///」
田中「も、もしかして…」
田中「お、美味しくなかった…?」ショボ…
薫「すっごい美味しいじゃないっ!」
田中「わぁっ!?」ビクッ
薫「何よ、恵子ったら!」
薫「健気で純粋でいじらしいだけじゃなくて…」
薫「料理までこなしちゃうなんて…」
薫「もうどこに行っても良いお嫁さんになれるわよ、アンタ!」
田中「えっ…」
薫「ん…?」
田中「良い…お嫁さん…?///」
薫「あっ…///」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:52:29.48 ID:cRPizCdS0
田中「…///」
薫「いや、今のは…!」
薫「いや、確かにそういう意味なんだけど…!」
田中「えへへ…///」
田中「薫にそう言ってもらえるなんて凄く嬉しいな///」ニコッ
薫「~!!///」ドキーン
薫「(だ、ダメだ…)」
薫「(最初はいつも通り友達のノリで出かけて…)」
薫「(純一のくだらないプランも軽いノリでこなしていくつもりだったのに…)」
薫「(なのに…あたし…)」
橘「(よし!やはり手料理を「あーん」は信頼と実績のイベントだな!)」
橘「(二人の雰囲気も良いし、これなら最後の指令も…)」
橘「(…っと写真、写真と)」
カシャ
薫「いや、今のは…!」
薫「いや、確かにそういう意味なんだけど…!」
田中「えへへ…///」
田中「薫にそう言ってもらえるなんて凄く嬉しいな///」ニコッ
薫「~!!///」ドキーン
薫「(だ、ダメだ…)」
薫「(最初はいつも通り友達のノリで出かけて…)」
薫「(純一のくだらないプランも軽いノリでこなしていくつもりだったのに…)」
薫「(なのに…あたし…)」
橘「(よし!やはり手料理を「あーん」は信頼と実績のイベントだな!)」
橘「(二人の雰囲気も良いし、これなら最後の指令も…)」
橘「(…っと写真、写真と)」
カシャ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:56:57.19 ID:cRPizCdS0
~~~~~~~~~~~~~~~~~
薫「はぁー!今日はたくさん遊んだわねー!」
田中「えへへ、そうだね」
薫「……」
田中「……」
薫「…ねぇ、恵子」
田中「…なぁに?」
薫「最後に観覧車に乗らない?」
薫「きっと今なら頂上から見える夕日が綺麗よ」
田中「…うんっ」
田中「私も薫と観覧車に乗りたい…」
橘「(さぁ、ついに最後のハニカミプランだ…)」
橘「(このプランは写真にきちんと収めることが出来ないのが残念だけど…)」
橘「(きっと今の二人なら…!)」
薫「はぁー!今日はたくさん遊んだわねー!」
田中「えへへ、そうだね」
薫「……」
田中「……」
薫「…ねぇ、恵子」
田中「…なぁに?」
薫「最後に観覧車に乗らない?」
薫「きっと今なら頂上から見える夕日が綺麗よ」
田中「…うんっ」
田中「私も薫と観覧車に乗りたい…」
橘「(さぁ、ついに最後のハニカミプランだ…)」
橘「(このプランは写真にきちんと収めることが出来ないのが残念だけど…)」
橘「(きっと今の二人なら…!)」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:02:16.38 ID:cRPizCdS0
~~~~~~観覧車前~~~~~~
薫「……」
薫「(最後の純一からの指令…)」
薫「(この指令…軽い気持ちなら出来るかもしれない…)」
薫「(けど、今の私には…)」
田中「…薫」
薫「…ん?」
薫「あ…ど、どしたの?」
恵子「私ね…」
恵子「今日一緒に遊園地に行ったのが薫で良かったよ」ニコッ
薫「…!」
薫「(…そうね、軽い重いはただの言い訳に過ぎない…)」
薫「(あたしがしなきゃいけないこと…)」
薫「(あたしが、恵子としたいこと…)」
薫「……」
薫「(最後の純一からの指令…)」
薫「(この指令…軽い気持ちなら出来るかもしれない…)」
薫「(けど、今の私には…)」
田中「…薫」
薫「…ん?」
薫「あ…ど、どしたの?」
恵子「私ね…」
恵子「今日一緒に遊園地に行ったのが薫で良かったよ」ニコッ
薫「…!」
薫「(…そうね、軽い重いはただの言い訳に過ぎない…)」
薫「(あたしがしなきゃいけないこと…)」
薫「(あたしが、恵子としたいこと…)」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:05:11.14 ID:cRPizCdS0
恵子「…私達の順番だね」
薫「そうね…」
係員「どうぞー」
恵子「ねぇ、薫?」
薫「ん?どしたの?」
恵子「隣に座っても…良い?」
薫「……」
薫「ええ、もちろんよ」ガタン…
恵子「えへへ、良かった」ガタン…
橘「(頑張れよ…薫、田中さん…)」
薫「そうね…」
係員「どうぞー」
恵子「ねぇ、薫?」
薫「ん?どしたの?」
恵子「隣に座っても…良い?」
薫「……」
薫「ええ、もちろんよ」ガタン…
恵子「えへへ、良かった」ガタン…
橘「(頑張れよ…薫、田中さん…)」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:18:31.73 ID:cRPizCdS0
カタンカタン…
薫「……」
田中「……」
薫「ねぇ、恵子?」
田中「なぁに、薫?」
薫「朝も言ったけど今日は絶好の遊園地日和だったわよね」
薫「だって、もう夕方なのにあんなに遠くの景色まで見えるんだもの」
田中「ふふっ、そうだね」
田中「そんな日に、こうして一緒に遊園地で凄く嬉しかったよ」
田中「招待券をくれた橘くんには感謝だね!」
薫「…そうね」
薫「(アイツがいなければ、今頃私達はこうして過ごしていることは無かった)」
薫「(親友として日々を過ごしていくだけ…)」
薫「(けど、今は…)」
薫「……」
田中「……」
薫「ねぇ、恵子?」
田中「なぁに、薫?」
薫「朝も言ったけど今日は絶好の遊園地日和だったわよね」
薫「だって、もう夕方なのにあんなに遠くの景色まで見えるんだもの」
田中「ふふっ、そうだね」
田中「そんな日に、こうして一緒に遊園地で凄く嬉しかったよ」
田中「招待券をくれた橘くんには感謝だね!」
薫「…そうね」
薫「(アイツがいなければ、今頃私達はこうして過ごしていることは無かった)」
薫「(親友として日々を過ごしていくだけ…)」
薫「(けど、今は…)」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:21:33.71 ID:cRPizCdS0
田中「もうすぐ頂上だね…」
薫「ええ、そうね…」
田中「……」
薫「……」
薫「…恵子」
田中「…うん?」
薫「目、瞑ってもらっても良い?」
田中「……」
田中「…うん」
薫「……」スッ…
チュッ…
田中「……」
田中「…?」
田中「…え?」
薫「ええ、そうね…」
田中「……」
薫「……」
薫「…恵子」
田中「…うん?」
薫「目、瞑ってもらっても良い?」
田中「……」
田中「…うん」
薫「……」スッ…
チュッ…
田中「……」
田中「…?」
田中「…え?」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:27:10.55 ID:cRPizCdS0
田中「薫、これ…?」
薫「…純一もよくこんな物、用意出来たわよねー」
指令④
観覧車の頂上で薫は田中さんにプレパラート越しにキスをする
田中「……」
田中「…えへへ」
田中「た、橘くんも凄いねー」
田中「夕日をバックにガラス越しのキスなんて確かにロマンティックそのものだよ!」
田中「ホント…ロマンティック…」
薫「……」
薫「…純一もよくこんな物、用意出来たわよねー」
指令④
観覧車の頂上で薫は田中さんにプレパラート越しにキスをする
田中「……」
田中「…えへへ」
田中「た、橘くんも凄いねー」
田中「夕日をバックにガラス越しのキスなんて確かにロマンティックそのものだよ!」
田中「ホント…ロマンティック…」
薫「……」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:31:08.83 ID:cRPizCdS0
薫「そうね…それはあたしも認めるわ」
田中「ね、ねー!」
田中「た、橘くんも少女漫画とかよく読んだりするのかなー?」
薫「ホント、少女漫画やラブロマンスの映画かってーのよ」
田中「えっ?」
薫「恵子」
田中「な、なに?」
薫「あたしさー」
薫「アンタのこと、好きよ」
田中「ね、ねー!」
田中「た、橘くんも少女漫画とかよく読んだりするのかなー?」
薫「ホント、少女漫画やラブロマンスの映画かってーのよ」
田中「えっ?」
薫「恵子」
田中「な、なに?」
薫「あたしさー」
薫「アンタのこと、好きよ」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:34:51.13 ID:cRPizCdS0
田中「えっ…?」ドキッ…
薫「……」
田中「え、えっと…」
田中「わ、私も薫のことは好…」
薫「それは親友として?」
田中「えっ?」
薫「それとも恋愛対象として?」
田中「か、薫…」
薫「あたしはいつからわからないけどさ…」
薫「アンタのこと恋愛対象として好き」
薫「ずっと前からだったかもしれないし、今日芽生えた感情かもしれない」
薫「けど同性、異性とか関係無くたまらなくアンタのことが好きなの」
田中「薫…」
薫「…恵子はどう?」
薫「……」
田中「え、えっと…」
田中「わ、私も薫のことは好…」
薫「それは親友として?」
田中「えっ?」
薫「それとも恋愛対象として?」
田中「か、薫…」
薫「あたしはいつからわからないけどさ…」
薫「アンタのこと恋愛対象として好き」
薫「ずっと前からだったかもしれないし、今日芽生えた感情かもしれない」
薫「けど同性、異性とか関係無くたまらなくアンタのことが好きなの」
田中「薫…」
薫「…恵子はどう?」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:39:41.96 ID:cRPizCdS0
薫「同性のことを好きになっちゃう…」
薫「こんなあたしを気持ち悪いとか思っちゃう?」
田中「そ、そんなことない!」
田中「わ、私も…!」
田中「薫のことが好きっ…!」
薫「…!」
田中「今日1日一緒にいて、ずっとドキドキしっぱなしだった…」
田中「それは普段、教室で一緒にいる感情とは違う…」
田中「もっと特別な…」
田中「…うん!そうだよ!」
田中「私、田中恵子は…!」
田中「棚町薫って女の子に恋をしてるの!!」
薫「恵子…」
薫「こんなあたしを気持ち悪いとか思っちゃう?」
田中「そ、そんなことない!」
田中「わ、私も…!」
田中「薫のことが好きっ…!」
薫「…!」
田中「今日1日一緒にいて、ずっとドキドキしっぱなしだった…」
田中「それは普段、教室で一緒にいる感情とは違う…」
田中「もっと特別な…」
田中「…うん!そうだよ!」
田中「私、田中恵子は…!」
田中「棚町薫って女の子に恋をしてるの!!」
薫「恵子…」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:44:46.39 ID:cRPizCdS0
薫「…恵子、良いの?」
薫「あたし、ガサツだけど一応女の子なのよん?」
田中「薫こそ…私なんかで良いの?」
田中「私、地味で何のとり得も無い普通の女の子だよ?」
薫「…バカね」
薫「そう思ってんのはアンタだけよ…」グッ…
田中「あっ…」
薫「…もう、プレパラートは必要ないわね」
田中「…!」
田中「…うんっ」
田中「私…薫とキス…したい…」
薫「あたしもよ…」スッ…
チュッ…
薫「あたし、ガサツだけど一応女の子なのよん?」
田中「薫こそ…私なんかで良いの?」
田中「私、地味で何のとり得も無い普通の女の子だよ?」
薫「…バカね」
薫「そう思ってんのはアンタだけよ…」グッ…
田中「あっ…」
薫「…もう、プレパラートは必要ないわね」
田中「…!」
田中「…うんっ」
田中「私…薫とキス…したい…」
薫「あたしもよ…」スッ…
チュッ…
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:49:47.68 ID:cRPizCdS0
~~~~~~~~~~~~~~
薫「…///」
田中「…///」
橘「お疲れ様、二人とも」
薫「純一…」
田中「橘くん…」
橘「薫、ちゃんと僕が用意したプレゼントは田中さんに届けてくれたか?」
薫「…まぁ、やれるだけのことはやったつもりよ…///」
橘「そうか」
橘「田中さんは僕からプレゼント、喜んでもらえた?」
田中「…うんっ///」
田中「私、あんなに素敵な誕生日プレゼント初めてだったよ!」
田中「ありがとう、橘くん!」
橘「そっか、気に入ってもらえて良かった」
薫「…///」
田中「…///」
橘「お疲れ様、二人とも」
薫「純一…」
田中「橘くん…」
橘「薫、ちゃんと僕が用意したプレゼントは田中さんに届けてくれたか?」
薫「…まぁ、やれるだけのことはやったつもりよ…///」
橘「そうか」
橘「田中さんは僕からプレゼント、喜んでもらえた?」
田中「…うんっ///」
田中「私、あんなに素敵な誕生日プレゼント初めてだったよ!」
田中「ありがとう、橘くん!」
橘「そっか、気に入ってもらえて良かった」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:53:41.33 ID:cRPizCdS0
橘「さてと…これにてハニカミプランは全て終了になったわけだけど…」
薫「……」ギュッ…
田中「……」ギュッ…
橘「今さら伝えるまでも無かったかな?」
田中「えへへ…///」
薫「そうね。むしろここから始まりみたいなもんだし」
橘「ははっ、それもそうだよな」
薫「ていうわけで、純一…」
薫「そのカメラ、よこしなさい」ニコッ
橘「…えっ?」
薫「……」ギュッ…
田中「……」ギュッ…
橘「今さら伝えるまでも無かったかな?」
田中「えへへ…///」
薫「そうね。むしろここから始まりみたいなもんだし」
橘「ははっ、それもそうだよな」
薫「ていうわけで、純一…」
薫「そのカメラ、よこしなさい」ニコッ
橘「…えっ?」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:59:09.31 ID:cRPizCdS0
橘「えっ…な、なんでだよ…?」
薫「なんでもなにも」
薫「なんであたし達カップルの写真をアンタに持ち歩かれなきゃいけないのよ?」
田中「そんな…カップルだなんて…///」
橘「で、でも!今日の企画をしたのは僕であり!」
橘「僕には二人の初々しい写真を一人で部屋眺めるぐらいの権利は…!」
ドコッ!
橘「ぐはっ!?」
薫「あたしの恵子を 的な目で見られたらたまんないわ」
薫「はい、カメラは没収」ヒョイ
純一「だ、だから…グー…は…」
純一「…ぐっ」バタリ…
田中「えと…良いのかなぁ…?」
薫「良いのよ、コイツにはこれぐらい方が」
薫「なんでもなにも」
薫「なんであたし達カップルの写真をアンタに持ち歩かれなきゃいけないのよ?」
田中「そんな…カップルだなんて…///」
橘「で、でも!今日の企画をしたのは僕であり!」
橘「僕には二人の初々しい写真を一人で部屋眺めるぐらいの権利は…!」
ドコッ!
橘「ぐはっ!?」
薫「あたしの恵子を 的な目で見られたらたまんないわ」
薫「はい、カメラは没収」ヒョイ
純一「だ、だから…グー…は…」
純一「…ぐっ」バタリ…
田中「えと…良いのかなぁ…?」
薫「良いのよ、コイツにはこれぐらい方が」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 22:02:02.71 ID:cRPizCdS0
薫「まぁ、でも感謝してるのはホントよ」
薫「てんきゅ、純一♪」
橘「……」
薫「って、聞こえてないか…」
田中「えーと…橘くん、どうするの…?」
薫「まぁ、そのうち起きて、ちゃんと一人で帰るでしょ」
薫「今は恵子との二人きりの時間を楽しみたいわ」
田中「薫…///」
薫「さぁ、帰りましょ!」
田中「うんっ!」
薫「てんきゅ、純一♪」
橘「……」
薫「って、聞こえてないか…」
田中「えーと…橘くん、どうするの…?」
薫「まぁ、そのうち起きて、ちゃんと一人で帰るでしょ」
薫「今は恵子との二人きりの時間を楽しみたいわ」
田中「薫…///」
薫「さぁ、帰りましょ!」
田中「うんっ!」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 22:04:21.24 ID:cRPizCdS0
後日
香苗「橘くん!私にもハニカミプランやって!」
香苗「相手は無論あの人ね!」
橘「えっ…香苗さん、なんでハニカミプラン知ってるの?」
香苗「まぁ、風の噂でね!」
香苗「とにかくお願い!この通り!」
橘「……」
橘「ぐーで殴らないしカメラも没収しない?」
香苗「へ?」
おわり
香苗「橘くん!私にもハニカミプランやって!」
香苗「相手は無論あの人ね!」
橘「えっ…香苗さん、なんでハニカミプラン知ってるの?」
香苗「まぁ、風の噂でね!」
香苗「とにかくお願い!この通り!」
橘「……」
橘「ぐーで殴らないしカメラも没収しない?」
香苗「へ?」
おわり
引用元: ・田中恵子「恋する」薫「ハニカミ!」
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