19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:36:01.14 ID:SVLW7gEt0
小鳥「あそこで止めとけばあんなに聞かれてないからね、悪口」
真美「そ……そうだよぉ!」
小鳥「うん」
真美「な、なにそれぇ……信じらんないよぉ……」
亜美「……」
小鳥「あーあ、真美ちゃんが可哀想だわ」
小鳥「真美ちゃんが可哀想!!」
亜美「…………」
亜美「いや、でもさぁ……よくよく考えたらさぁ」
小鳥「うん」
亜美「途中で止めたところでぇ、まぁ最初に聞かれてるわけだから」
小鳥「はいはい」
亜美「……一緒かな!って」
小鳥「いやいやいやいやいやいや」
小鳥「一緒じゃない!一緒じゃないから!」
真美「そ……そうだよぉ!」
小鳥「うん」
真美「な、なにそれぇ……信じらんないよぉ……」
亜美「……」
小鳥「あーあ、真美ちゃんが可哀想だわ」
小鳥「真美ちゃんが可哀想!!」
亜美「…………」
亜美「いや、でもさぁ……よくよく考えたらさぁ」
小鳥「うん」
亜美「途中で止めたところでぇ、まぁ最初に聞かれてるわけだから」
小鳥「はいはい」
亜美「……一緒かな!って」
小鳥「いやいやいやいやいやいや」
小鳥「一緒じゃない!一緒じゃないから!」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:42:30.27 ID:SVLW7gEt0
小鳥「ぜんっぜん一緒じゃないから!」
小鳥「あそこで止めとけば傷は浅く済んだわよ!?」
亜美「…………」
亜美「今、傷は深いの?
小鳥「深いわよぉおおおおお!?」
小鳥「ふっかいわよぉおおおおおおおお!?」
真美「深いのかぁ~~~~~~!!」ガックシ
真美「もう真美、言い逃れできないじゃんよぉお!!」
小鳥「深いわよぉおおおお真美ちゃん!?」
小鳥「『変 さん』は流石に傷つくわよぉおおおお!?」
真美「うわぁ~~~あ~~~~もーーーーーう!!」
小鳥「ハァ……行ってるしね、実際。ゲイバーも」
真美「……行ってんのかぁ~~~!ますます言い逃れできないじゃんよぉお!!」
亜美「…………ホントに にお金ツッコむの?」
小鳥「うん、ツッコむ」
小鳥「あそこで止めとけば傷は浅く済んだわよ!?」
亜美「…………」
亜美「今、傷は深いの?
小鳥「深いわよぉおおおおお!?」
小鳥「ふっかいわよぉおおおおおおおお!?」
真美「深いのかぁ~~~~~~!!」ガックシ
真美「もう真美、言い逃れできないじゃんよぉお!!」
小鳥「深いわよぉおおおお真美ちゃん!?」
小鳥「『変 さん』は流石に傷つくわよぉおおおお!?」
真美「うわぁ~~~あ~~~~もーーーーーう!!」
小鳥「ハァ……行ってるしね、実際。ゲイバーも」
真美「……行ってんのかぁ~~~!ますます言い逃れできないじゃんよぉお!!」
亜美「…………ホントに にお金ツッコむの?」
小鳥「うん、ツッコむ」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:47:33.62 ID:SVLW7gEt0
亜美「フフ……ホントだってよ」
真美「もーだめだよぉ……真美たち絶対クビだよぉ~~~!」
小鳥「いや、クビは言いすぎだから……」
真美「もー……!……なんで!?」
真美「ぴよちゃんなんでゲイバーなんか行くの!?」
小鳥「いやぁソコは趣味だからぁ」
真美「もぉぉぉお……」
小鳥「そこは言わないでぇー?」
亜美「…………」
真美「もー、ダメ……絶対にダメ。真美たち絶対クビになるじゃん、こんなのぉ……」
小鳥「いや、クビにはしないから……ね?真美ちゃん」
小鳥「クビにはしなから、ね?」
真美「そんなこと言って絶対クビになるじゃーん……もうオシマイだよぉ……」
小鳥「いやいや、だいじょーぶ、大丈夫だからぁ」
真美「絶対クビだよぉ、こんなの……」
真美「もーだめだよぉ……真美たち絶対クビだよぉ~~~!」
小鳥「いや、クビは言いすぎだから……」
真美「もー……!……なんで!?」
真美「ぴよちゃんなんでゲイバーなんか行くの!?」
小鳥「いやぁソコは趣味だからぁ」
真美「もぉぉぉお……」
小鳥「そこは言わないでぇー?」
亜美「…………」
真美「もー、ダメ……絶対にダメ。真美たち絶対クビになるじゃん、こんなのぉ……」
小鳥「いや、クビにはしないから……ね?真美ちゃん」
小鳥「クビにはしなから、ね?」
真美「そんなこと言って絶対クビになるじゃーん……もうオシマイだよぉ……」
小鳥「いやいや、だいじょーぶ、大丈夫だからぁ」
真美「絶対クビだよぉ、こんなの……」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:52:10.97 ID:SVLW7gEt0
小鳥「いやいや、もう元気出して?クビにはならないから!」
真美「もうダメだってぇ……」
亜美「……」
スタスタスタスタ
小鳥「真美ちゃん大丈夫だからぁ……ね、ほら」
小鳥「だいじょう
小鳥「!!!???」
小鳥「え、なんでなんでなんでなんで!?」
小鳥「」ガシッ
亜美「……」
小鳥「え、なんで!?何してるの!?え!?」
小鳥「なんで!?……なんで帰ろうとしたの今!?」
小鳥「いま私……自分の悪口言った相手を慰めてる最中なんですけどぉ!?」
亜美「…………」
小鳥「複雑な最中なんですけどぉ!?」
真美「もうダメだってぇ……」
亜美「……」
スタスタスタスタ
小鳥「真美ちゃん大丈夫だからぁ……ね、ほら」
小鳥「だいじょう
小鳥「!!!???」
小鳥「え、なんでなんでなんでなんで!?」
小鳥「」ガシッ
亜美「……」
小鳥「え、なんで!?何してるの!?え!?」
小鳥「なんで!?……なんで帰ろうとしたの今!?」
小鳥「いま私……自分の悪口言った相手を慰めてる最中なんですけどぉ!?」
亜美「…………」
小鳥「複雑な最中なんですけどぉ!?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:57:03.72 ID:SVLW7gEt0
小鳥「なんで!?どういうこと!?」
亜美「……ごめん」
小鳥「え、なんで!?どうして!?」
亜美「…………」
亜美「もういっかぁ!って
小鳥「また!?またそれなの!?……なんなの『もういっかぁ!』って」
小鳥「さっきからチョコチョコ挟んで来るけど……どういうこと!?」
亜美「…………」
小鳥「ていうか何でそんなに焦ってないの!?ねぇ」
小鳥「普通もうちょっと焦るでしょ!?」
亜美「いや、そりゃあ……ぴよちゃんと目ぇ合ったときはすっごい焦ったけどぉ」
小鳥「……いやいやいや……もうちょっと焦るでしょ!?」
小鳥「悪口、本人に聞かれてるのよ?目ぇ合ったのよ?」
小鳥「焦るでしょ『あーーーーー!』って……『あーーーーーーー!』ってさぁ!」
亜美「……ごめん」
小鳥「え、なんで!?どうして!?」
亜美「…………」
亜美「もういっかぁ!って
小鳥「また!?またそれなの!?……なんなの『もういっかぁ!』って」
小鳥「さっきからチョコチョコ挟んで来るけど……どういうこと!?」
亜美「…………」
小鳥「ていうか何でそんなに焦ってないの!?ねぇ」
小鳥「普通もうちょっと焦るでしょ!?」
亜美「いや、そりゃあ……ぴよちゃんと目ぇ合ったときはすっごい焦ったけどぉ」
小鳥「……いやいやいや……もうちょっと焦るでしょ!?」
小鳥「悪口、本人に聞かれてるのよ?目ぇ合ったのよ?」
小鳥「焦るでしょ『あーーーーー!』って……『あーーーーーーー!』ってさぁ!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:02:12.10 ID:SVLW7gEt0
小鳥「『あーーーー!ぴよちゃんあーーー!』って……」
小鳥「『真美、止めていますぐ!』……ってなるでしょ!?」
亜美「……ん~……はぁ、まぁ……」
小鳥「ピンと来てよぉ!もぉ!」
小鳥「……わかるでしょ!?目が合って『あーーー!』だから」
亜美「……」
亜美「いや、亜美にはわかんないです」
小鳥「わかるってば、目が合って『あーーー!』だもの」
亜美「…………亜美にはわかりません!」
小鳥「……」
小鳥「なんでそんなとこだけ誠実なのよ、亜美ちゃん」
小鳥「……わからない!?」
亜美「……わかりません!!」
小鳥「『真美、止めていますぐ!』……ってなるでしょ!?」
亜美「……ん~……はぁ、まぁ……」
小鳥「ピンと来てよぉ!もぉ!」
小鳥「……わかるでしょ!?目が合って『あーーー!』だから」
亜美「……」
亜美「いや、亜美にはわかんないです」
小鳥「わかるってば、目が合って『あーーー!』だもの」
亜美「…………亜美にはわかりません!」
小鳥「……」
小鳥「なんでそんなとこだけ誠実なのよ、亜美ちゃん」
小鳥「……わからない!?」
亜美「……わかりません!!」
38: 2012/06/20(水) 02:07:31.76 ID:SVLW7gEt0
小鳥「ハァ……じゃあ亜美ちゃん一回出て行って、私と真美ちゃんで見本みせるから!」
小鳥「亜美ちゃんの悪口言ってるから、そこに入ってきて!?」
小鳥「そこで『あーーー!』のタイミング教えるから!」
亜美「はぁ……」
小鳥「ほら、早く行って!早く!」
グイグイ
小鳥「フゥ……じゃあ真美ちゃん」
真美「」グデーン
小鳥「真美ちゃん!?真美ちゃん、大丈夫!?」
真美「……なんだよぉ……ぴよすけ……」
小鳥「お、落ち着いて……どうしたの、ね?」
真美「もうほっといてよぉ……どうせクビなんでしょお!?」
小鳥「いや、ならないならない!ならないから!」
真美「そんなの信用できないよぉ!……もうオシマイだよ……」
小鳥「と……とりあえずもうちょっと元気出そっか?」
小鳥「亜美ちゃんの悪口言ってるから、そこに入ってきて!?」
小鳥「そこで『あーーー!』のタイミング教えるから!」
亜美「はぁ……」
小鳥「ほら、早く行って!早く!」
グイグイ
小鳥「フゥ……じゃあ真美ちゃん」
真美「」グデーン
小鳥「真美ちゃん!?真美ちゃん、大丈夫!?」
真美「……なんだよぉ……ぴよすけ……」
小鳥「お、落ち着いて……どうしたの、ね?」
真美「もうほっといてよぉ……どうせクビなんでしょお!?」
小鳥「いや、ならないならない!ならないから!」
真美「そんなの信用できないよぉ!……もうオシマイだよ……」
小鳥「と……とりあえずもうちょっと元気出そっか?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:12:45.11 ID:SVLW7gEt0
真美「…………」
小鳥「と、とりあえず……私と真美ちゃんで亜美ちゃんの悪口言うことになったから」
真美「亜美の悪口……?」
小鳥「そうそうそう……」
真美「なにそれぇ……どうせ真美をハメようとしてるんでしょお!?」
小鳥「ハメないハメない!ハメるってなーに?そんなのないわよぉ?」
小鳥「ホラ、私も言うから……だから大丈夫だからね?」
真美「もぉ……しょうがないなぁ……」
小鳥「よーしよし、いいこいいこ……大丈夫だから……」
真美「ぴよちゃん大丈夫大丈夫うるっさいよぉさっきから!」
小鳥「あーー!ごめんごめん!……ごめんなさい」
小鳥「だ、大丈夫かしらこの先……う、うまくやっていけるかしらねぇ……ほほほ」
小鳥「じゃ、じゃあやりましょうか……亜美ちゃん行くわよー!?」
小鳥「と、とりあえず……私と真美ちゃんで亜美ちゃんの悪口言うことになったから」
真美「亜美の悪口……?」
小鳥「そうそうそう……」
真美「なにそれぇ……どうせ真美をハメようとしてるんでしょお!?」
小鳥「ハメないハメない!ハメるってなーに?そんなのないわよぉ?」
小鳥「ホラ、私も言うから……だから大丈夫だからね?」
真美「もぉ……しょうがないなぁ……」
小鳥「よーしよし、いいこいいこ……大丈夫だから……」
真美「ぴよちゃん大丈夫大丈夫うるっさいよぉさっきから!」
小鳥「あーー!ごめんごめん!……ごめんなさい」
小鳥「だ、大丈夫かしらこの先……う、うまくやっていけるかしらねぇ……ほほほ」
小鳥「じゃ、じゃあやりましょうか……亜美ちゃん行くわよー!?」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:15:48.59 ID:SVLW7gEt0
真美「……」
小鳥「いやぁ~しっかし……亜美ちゃんはダメねー」
真美「……そうだね」
小鳥「イタズラばっかし!みんなの迷惑になるのにねー!」
真美「真美が止めた後もやってるもんね」
小鳥「そうよねー!?マジメさが足りないわよねー!?」
真美「りっちゃんたちも大変そうだよね」
小鳥「そうそう!律子さんの苦労といったら」
小鳥「…………」
小鳥「ちょ、ちょっと待っててね!」
ダダダダダダッ
小鳥「え、なんで!?なんで帰ろうとしてるの!?」
亜美「……」
小鳥「いやぁ~しっかし……亜美ちゃんはダメねー」
真美「……そうだね」
小鳥「イタズラばっかし!みんなの迷惑になるのにねー!」
真美「真美が止めた後もやってるもんね」
小鳥「そうよねー!?マジメさが足りないわよねー!?」
真美「りっちゃんたちも大変そうだよね」
小鳥「そうそう!律子さんの苦労といったら」
小鳥「…………」
小鳥「ちょ、ちょっと待っててね!」
ダダダダダダッ
小鳥「え、なんで!?なんで帰ろうとしてるの!?」
亜美「……」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:22:17.14 ID:SVLW7gEt0
小鳥「言ったわよね、入ってきてって!」
小鳥「見える位置にいたから良かったけど……階段すごい速く降りたせいでコケたんだけど」
亜美「…………」
小鳥「ズゴーッて、ズゴーッてさぁ……。……なんで!?」
亜美「…………」
亜美「もう
小鳥「『もういっかぁ!』じゃないってば!」
小鳥「なに、なんなの!?本当にクビにしてもらうわよ!?」
真美「あああああああああ……」ガクガクガクガク
小鳥「!?ち、違う違う違う!真美ちゃんは違うわよ!?真美ちゃんはクビにならないわよぉ!?」
小鳥「見える位置にいたから良かったけど……階段すごい速く降りたせいでコケたんだけど」
亜美「…………」
小鳥「ズゴーッて、ズゴーッてさぁ……。……なんで!?」
亜美「…………」
亜美「もう
小鳥「『もういっかぁ!』じゃないってば!」
小鳥「なに、なんなの!?本当にクビにしてもらうわよ!?」
真美「あああああああああ……」ガクガクガクガク
小鳥「!?ち、違う違う違う!真美ちゃんは違うわよ!?真美ちゃんはクビにならないわよぉ!?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:23:41.80 ID:SVLW7gEt0
真美「もう真美はオシマイなんだ……もうこれまでなんだよぉ……」
小鳥「だ、大丈夫だから……真美ちゃん大丈夫だから……」
小鳥「な……なに、なんなのこの板ばさみ!どうすればいいの!?」
亜美「…………」
亜美「……ぴよちゃん…………」
亜美「大変そうだね」
小鳥「誰のせいだと思ってるの!」
終了
小鳥「だ、大丈夫だから……真美ちゃん大丈夫だから……」
小鳥「な……なに、なんなのこの板ばさみ!どうすればいいの!?」
亜美「…………」
亜美「……ぴよちゃん…………」
亜美「大変そうだね」
小鳥「誰のせいだと思ってるの!」
終了
49: さらに投下してみたり 2012/06/20(水) 02:35:52.31 ID:SVLW7gEt0
あずさ「……律子さん、今日はわざわざすいません」
律子「いえいえ。どうしたんです?」
あずさ「それがぁ……親友の友美が、今度結婚することになったんです」
律子「へぇ~、おめでたいじゃないですか」
あずさ「それで……結婚式のスピーチを頼まれてしまって……」
律子「はいはい」
あずさ「とりあえず作ってきたんですけど……不安なので」
律子「あぁ、私に確認してほしい、と」
あずさ「はい~」
律子「わかりました。……じゃあ流れで確認したほうがよさそうですね、スピーチなら」
律子「最初の方から実際に読み上げてもらって」
律子「おかしい点があったら、その都度確認していきましょう」
あずさ「わかりました。ありがとうございます~」
律子「……じゃあ、お願いします」
律子「いえいえ。どうしたんです?」
あずさ「それがぁ……親友の友美が、今度結婚することになったんです」
律子「へぇ~、おめでたいじゃないですか」
あずさ「それで……結婚式のスピーチを頼まれてしまって……」
律子「はいはい」
あずさ「とりあえず作ってきたんですけど……不安なので」
律子「あぁ、私に確認してほしい、と」
あずさ「はい~」
律子「わかりました。……じゃあ流れで確認したほうがよさそうですね、スピーチなら」
律子「最初の方から実際に読み上げてもらって」
律子「おかしい点があったら、その都度確認していきましょう」
あずさ「わかりました。ありがとうございます~」
律子「……じゃあ、お願いします」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:39:55.27 ID:SVLW7gEt0
あずさ「はい……」コホン
律子「……」
あずさ「え~……こんなおめでたい日に、 着姿で失礼します」
あずさ「本日は
律子「い、いやいやいや!ちょっとちょっと!」
あずさ「……どうかしましたか?」
律子「いや、そりゃするでしょう!……なんで 着姿なんですか!」
あずさ「え!?……それはもう、サプライズのつもりで」
律子「そんなサプライズありません!」
あずさ「え、無いんですか!?」
律子「あるわけないでしょう!」
あずさ「あらあら~……」
律子「あずささん……冠婚葬祭を何だと思ってるんですか」
律子「……」
あずさ「え~……こんなおめでたい日に、 着姿で失礼します」
あずさ「本日は
律子「い、いやいやいや!ちょっとちょっと!」
あずさ「……どうかしましたか?」
律子「いや、そりゃするでしょう!……なんで 着姿なんですか!」
あずさ「え!?……それはもう、サプライズのつもりで」
律子「そんなサプライズありません!」
あずさ「え、無いんですか!?」
律子「あるわけないでしょう!」
あずさ「あらあら~……」
律子「あずささん……冠婚葬祭を何だと思ってるんですか」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:45:36.19 ID:SVLW7gEt0
律子「とにかく、 着はやめてくださいよ!」
あずさ「わかりました~。上はちゃんと着ますね」
律子「 も穿いてくださいよ」
律子「 丸見えじゃないですか。余計に変ですよ」
あずさ「……じゃ、じゃあ続けますね」
律子「フゥー……はい、お願いします」
あずさ「友美さん、直人さん。ご結婚おめでとうございます」
律子「フムフム」
あずさ「慣れない呼び方だとスピーチが上手くいきそうにないので、いつもの呼び方にしてもいいですか?」
律子「あー、そういうの良いですね。その方が実際楽でしょうし」
あずさ「友美、そしてプレデター」
律子「どんな顔してるんですか、新郎は」
あずさ「え?」
律子「プレデターって……え、口が大きいとかそういうことですか!?」
あずさ「わかりました~。上はちゃんと着ますね」
律子「 も穿いてくださいよ」
律子「 丸見えじゃないですか。余計に変ですよ」
あずさ「……じゃ、じゃあ続けますね」
律子「フゥー……はい、お願いします」
あずさ「友美さん、直人さん。ご結婚おめでとうございます」
律子「フムフム」
あずさ「慣れない呼び方だとスピーチが上手くいきそうにないので、いつもの呼び方にしてもいいですか?」
律子「あー、そういうの良いですね。その方が実際楽でしょうし」
あずさ「友美、そしてプレデター」
律子「どんな顔してるんですか、新郎は」
あずさ「え?」
律子「プレデターって……え、口が大きいとかそういうことですか!?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:51:00.74 ID:SVLW7gEt0
あずさ「いえ~、エイリアンさんと仲がよろしくないみたいで」
律子「そっち!?ていうかエイリアンと仲悪いって、そっちから来てるんですか!?」
律子「と、とりあえず続けてください……」
あずさ「はい……え、えーと……本日は晴天に恵まれ、足元の悪い中」
律子「どっちですか」
あずさ「え、というと?」
律子「晴天なのに足元悪いんですか?……前の日に降ったんですか?」
律子「……そ、そこは……当日考えたほうがいいんじゃないですか?」
あずさ「当日……ですか?」
律子「そうですね。その方が……」
あずさ「ヘェー……わっかりましたぁ!」
律子「なんで急にテンション上がってるんですか。このタイミングで」
あずさ「……続けますね」
律子「どうぞ」
律子「そっち!?ていうかエイリアンと仲悪いって、そっちから来てるんですか!?」
律子「と、とりあえず続けてください……」
あずさ「はい……え、えーと……本日は晴天に恵まれ、足元の悪い中」
律子「どっちですか」
あずさ「え、というと?」
律子「晴天なのに足元悪いんですか?……前の日に降ったんですか?」
律子「……そ、そこは……当日考えたほうがいいんじゃないですか?」
あずさ「当日……ですか?」
律子「そうですね。その方が……」
あずさ「ヘェー……わっかりましたぁ!」
律子「なんで急にテンション上がってるんですか。このタイミングで」
あずさ「……続けますね」
律子「どうぞ」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:56:37.72 ID:SVLW7gEt0
あずさ「私が友美と出会ったのは、今日が初めてではありません」
律子「あたりまえでしょうが!」
律子「親友としてスピーチしてるんだから今日が初めてなわけないでしょう!」
あずさ「……今でも、いろいろなことを思い出します」
あずさ「小学生の頃、遠足のお弁当を忘れた私に、そっとエビフライをわけてくれたこと」
律子「へぇ~、エビフライねぇ」
あずさ「体育の時間、体操着を忘れた私に、そっとエビフライをわけてくれたこと」
律子「なにに使うんですかエビフライを」
律子「体育の時間どう使う気ですか。なに?穿いたの?衣を穿いたんですか?」
あずさ「…………」
律子「急にサラッと流さないで下さいよ」
あずさ「えー……そして中学に入り、私と友美は出会いました」
律子「出会ってなかった!?」
律子「あたりまえでしょうが!」
律子「親友としてスピーチしてるんだから今日が初めてなわけないでしょう!」
あずさ「……今でも、いろいろなことを思い出します」
あずさ「小学生の頃、遠足のお弁当を忘れた私に、そっとエビフライをわけてくれたこと」
律子「へぇ~、エビフライねぇ」
あずさ「体育の時間、体操着を忘れた私に、そっとエビフライをわけてくれたこと」
律子「なにに使うんですかエビフライを」
律子「体育の時間どう使う気ですか。なに?穿いたの?衣を穿いたんですか?」
あずさ「…………」
律子「急にサラッと流さないで下さいよ」
あずさ「えー……そして中学に入り、私と友美は出会いました」
律子「出会ってなかった!?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:01:30.92 ID:SVLW7gEt0
律子「出会ってなかったんですか!?友美さんと」
あずさ「え、えぇ」
律子「じゃあ今までの誰のエピソードなんですか!」
あずさ「それは加奈子ですよぉ」
律子「……加奈子さんだか何だか知らないけど、そこはカットしてください」
律子「友美さん1ミリも関係ないですから……カットで」
あずさ「わ、わかりました」
あずさ「えーと……これから二人は、人生のパートタイマーとして」
律子「『パートナー』でしょうが」
あずさ「あ、あれ?パートナーでしたっけ?」
律子「パートナー!……パートタイマーって」
律子「なんで二人一緒にいて時給が発生してるんですか」
あずさ「ぱ、パートナーとして」
律子「そうそう、パートナーとして」
あずさ「え、えぇ」
律子「じゃあ今までの誰のエピソードなんですか!」
あずさ「それは加奈子ですよぉ」
律子「……加奈子さんだか何だか知らないけど、そこはカットしてください」
律子「友美さん1ミリも関係ないですから……カットで」
あずさ「わ、わかりました」
あずさ「えーと……これから二人は、人生のパートタイマーとして」
律子「『パートナー』でしょうが」
あずさ「あ、あれ?パートナーでしたっけ?」
律子「パートナー!……パートタイマーって」
律子「なんで二人一緒にいて時給が発生してるんですか」
あずさ「ぱ、パートナーとして」
律子「そうそう、パートナーとして」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:06:33.16 ID:SVLW7gEt0
あずさ「……えぇと、『結婚生活とは、長い会話である』」
律子「ほぉ」
あずさ「これはニーチェの言葉です」
律子「ああ、そういう格言みたいなのいいですよ」
あずさ「また、『夫婦とは、結婚している一組の男女』」
あずさ「これは金田一京助の言葉であり
律子「それ辞書でしょ!?」
あずさ「はい?」
律子「金田一京介って辞書作ってる人でしょうが!『夫婦』って調べたら出てくる言葉でしょ!?」
律子「それはその人の言葉とは言いません!」
あずさ「そ、そうだったんですかぁ……」
律子「そうですよ、もう!」
あずさ「えー……結婚には、大事な袋が108つあると言われていて
律子「多すぎる!多すぎます!」
律子「ほぉ」
あずさ「これはニーチェの言葉です」
律子「ああ、そういう格言みたいなのいいですよ」
あずさ「また、『夫婦とは、結婚している一組の男女』」
あずさ「これは金田一京助の言葉であり
律子「それ辞書でしょ!?」
あずさ「はい?」
律子「金田一京介って辞書作ってる人でしょうが!『夫婦』って調べたら出てくる言葉でしょ!?」
律子「それはその人の言葉とは言いません!」
あずさ「そ、そうだったんですかぁ……」
律子「そうですよ、もう!」
あずさ「えー……結婚には、大事な袋が108つあると言われていて
律子「多すぎる!多すぎます!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:11:52.82 ID:SVLW7gEt0
律子「108つは煩悩の数ですから!……3つ、3つです」
あずさ「えぇと……大事な袋が3つあると言われていて」
律子「そう、そうです」
あずさ「まず給料袋、次に堪忍袋」
律子「はいはい」
あずさ「そしてコブクロ」
律子「違います」
あずさ「違いますか?」
律子「ぜんぜん違います。『お袋』です」
律子「コブクロは良い歌をうたう二人組です」
あずさ「えぇと……お袋、ですね」
あずさ「そうですねぇ……なんとなく、こう……二人で力を合わせて……結婚生活を乗り切って」
律子「急にザックリしすぎでしょ。いきなりボンヤリ応援されても」
あずさ「えぇと……大事な袋が3つあると言われていて」
律子「そう、そうです」
あずさ「まず給料袋、次に堪忍袋」
律子「はいはい」
あずさ「そしてコブクロ」
律子「違います」
あずさ「違いますか?」
律子「ぜんぜん違います。『お袋』です」
律子「コブクロは良い歌をうたう二人組です」
あずさ「えぇと……お袋、ですね」
あずさ「そうですねぇ……なんとなく、こう……二人で力を合わせて……結婚生活を乗り切って」
律子「急にザックリしすぎでしょ。いきなりボンヤリ応援されても」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:17:03.60 ID:SVLW7gEt0
あずさ「力を合わせて……30人31脚で
律子「2人3脚ですよ!?」
あずさ「あ、2人3脚でした」
律子「あとの28人はどこから連れてきたんですか!?ムカデじゃないんだから」
あずさ「2人3脚で……えぇ、支えあっていって下さい」
律子「そうそう、そんな感じで」
あずさ「あ……!遅くなりましたが、ただいまご紹介いただきました三浦と申し
律子「遅すぎるでしょうが!」
あずさ「遅すぎますか?」
律子「もうスピーチもいいとこ終盤ですよね!?遅すぎますよ!」
あずさ「じゃ、じゃあいつ言えば……」
律子「そういうのは最初に言ってくださいよ!」
あずさ「あ、そうだったんですか……最初に言ってくださいよぉ、律子さんってば」
律子「最初に言え、はこっちのセリフですよ」
律子「2人3脚ですよ!?」
あずさ「あ、2人3脚でした」
律子「あとの28人はどこから連れてきたんですか!?ムカデじゃないんだから」
あずさ「2人3脚で……えぇ、支えあっていって下さい」
律子「そうそう、そんな感じで」
あずさ「あ……!遅くなりましたが、ただいまご紹介いただきました三浦と申し
律子「遅すぎるでしょうが!」
あずさ「遅すぎますか?」
律子「もうスピーチもいいとこ終盤ですよね!?遅すぎますよ!」
あずさ「じゃ、じゃあいつ言えば……」
律子「そういうのは最初に言ってくださいよ!」
あずさ「あ、そうだったんですか……最初に言ってくださいよぉ、律子さんってば」
律子「最初に言え、はこっちのセリフですよ」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:21:14.43 ID:SVLW7gEt0
あずさ「えー……最後になりますが」
律子「やっぱり最後の方なんじゃないですか」
あずさ「人生の先輩として」
律子「同級生でしょ!?」
律子「いつから先輩になったんですか……ていうか友美さん結婚するんでしょ?」
あずさ「……まぁ」
律子「じゃあむしろちょっと、あっちの方が人生の先輩ですよ」
あずさ「えー……こんな言葉を贈ろうと思います」
律子「最後は綺麗に締めて下さいよ」
あずさ「結婚、それは君が見た光」
律子「はいはい、いいですよ」
あずさ「僕が見た希望」
律子「…………」
あずさ「幸せの、青い雲」
律子「やっぱり最後の方なんじゃないですか」
あずさ「人生の先輩として」
律子「同級生でしょ!?」
律子「いつから先輩になったんですか……ていうか友美さん結婚するんでしょ?」
あずさ「……まぁ」
律子「じゃあむしろちょっと、あっちの方が人生の先輩ですよ」
あずさ「えー……こんな言葉を贈ろうと思います」
律子「最後は綺麗に締めて下さいよ」
あずさ「結婚、それは君が見た光」
律子「はいはい、いいですよ」
あずさ「僕が見た希望」
律子「…………」
あずさ「幸せの、青い雲」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:27:17.38 ID:SVLW7gEt0
あずさ「……青雲」
律子「そうですね、青雲です」
律子「途中から、アレなんかおかしいなーとは思いましたけど……『青雲』です」
あずさ「ダメだったでしょうか……」
律子「人の結婚式でお線香の話してどうするんですか」
律子「却下ですよ却下!」
律子「もう……とりあえず最後までお願いします」
あずさ「はい……えー、友美、直人さん、プレデター」
律子「3人になっちゃっいましたけど」
律子「……最終的に3人になっちゃいましたけど」
あずさ「結婚おめでとうございます!……以上、三浦あずさ…… 着姿でお送りしました」
律子「何でもいいからせめて服は着て下さい」
終了
律子「そうですね、青雲です」
律子「途中から、アレなんかおかしいなーとは思いましたけど……『青雲』です」
あずさ「ダメだったでしょうか……」
律子「人の結婚式でお線香の話してどうするんですか」
律子「却下ですよ却下!」
律子「もう……とりあえず最後までお願いします」
あずさ「はい……えー、友美、直人さん、プレデター」
律子「3人になっちゃっいましたけど」
律子「……最終的に3人になっちゃいましたけど」
あずさ「結婚おめでとうございます!……以上、三浦あずさ…… 着姿でお送りしました」
律子「何でもいいからせめて服は着て下さい」
終了
コメントする